JPH10513285A - 運搬手段盗難防止システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 回転軸(A)を有する運搬手段のホイール(12)のための運搬手段盗難防止システム(10)であって、この運搬手段盗難防止システムは、少なくとも１つの禁止手段(24,26)を備えており、この禁止手段は、運搬手段のホイール内に配設され、運搬手段のホイールに選択的に係合してその運搬手段のホイールがその回転軸を中心として回転するのを防げるものである。この運搬手段盗難防止システムはまた、回転可能手段(44,46)を備えており、この回転可能手段は、運搬手段のホイール内に配設され、前記禁止手段と協働して前記禁止手段を前記運搬手段のホイールとの係合位置と非係合位置との間で移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】 運搬手段盗難防止システム 発明の背景 １．発明の分野 本発明は一般に、運搬手段(vehicle)に関し、特に、所定の周囲空間外への運 搬手段のホイールの回転を禁止するのに使用される運搬手段盗難防止システムに 関する。２．関連技術の説明 運搬手段を所定の空間的な境界内または周辺内に収容することが望ましい場合 がある。特に、小売店は、買物用カート等の運搬手段の紛失の量を削減しようと している。かかるカートの紛失は、盗難により、または店舗の通常の境界を越え て持ち出されて戻ってこないことにより生じる。 従って、Zeldaによる米国特許第5,194,844号は、境界の外に移動された買物用 カートの使用を禁止する運搬手段盗難防止システムを開示している。かかる特許 されたシステムは、店舗の買物用カートの操作者により用いられる通常の動作空 間の周囲に延びてかかる空間の周囲を画定する電子的なワイヤを備えたものであ る。前記電子的なワイヤは、買物用カートの１つのホイールに隣接して配置され たセンサによって検出される電磁場を生成する。そのセンサは、買物用カートの ホイールに対してブレーキパッドを移動させるモータに信号を送る。モータがブ レーキパッドを移動させてそのブレーキパッドが買物用カートのホイールと係合 又は非係合状態になった際にモータを停止さ せるために、２つのリミッタスイッチが使用される。 かかるシステムの１つの欠点は、モータが大きなものでなければならず、及び ２つのリミッタスイッチが必要となるため、比較的高価なものになってしまうこ とにある。かかるシステムのもう１つの欠点は、非対称的な経時変化する波形が 電磁場に使用されることにあり、これは望ましくないものである。 発明の概要 従って、本発明の１つの目的は、一般的な運搬手段のための盗難防止システム を提供することにある。 本発明の別の目的は、買物用カート、おもちゃ、ホイール付きインベントリ、 及び工業用フォークリフト等の運搬手段のための盗難防止システムを提供するこ とにある。 本発明の更に別の目的は、操作者が所定の周囲空間の外側に運搬手段を移動さ せるのを防止するための、運搬手段のホイールのための運搬手段盗難防止システ ムを提供することにある。 本発明の更に別の目的は、安価であると共に、操作者が小売店の所定の動作領 域外に買物用カートを移動させるのを困難にするのに効果的な、買物用カートの ホイールのための運搬手段盗難防止システムを提供することにある。 上述の目的を達成するために、本発明の運搬手段盗難防止システムは、回転軸 を有する運搬手段のホイールに関するものとした。この運搬手段盗難防止システ ムは、少なくとも１つの禁止手段を備えており、この禁止手段は、運搬手段のホ イール内に配設され、運搬手段のホイールに選択的に係合してその運搬 手段のホイールがその回転軸を中心として回転するのを防げるものである。この 運搬手段盗難防止システムはまた、回転可能手段を備えており、この回転可能手 段は、運搬手段のホイール内に配設され、前記禁止手段と協働して、前記運搬手 段のホイールとの係合位置と非係合位置との間で前記禁止手段を移動させるもの である。 本発明の１つの利点は、買物用カート、おもちゃ、ホイール付きインベントリ 、及び工業用フォークリフト等の運搬手段のための運搬手段盗難防止システムが 提供されることにある。本発明のもう１つの利点は、この運搬手段盗難防止シス テムにより、操作者が所定の周囲空間の外側に運搬手段を移動させるのを防げる 運搬手段のホイールが提供されることにある。本発明の更に別の利点は、この運 搬手段盗難防止システムにより、運搬手段のホイールの回転を妨げることによっ て操作者が小売店の買物用カートの境界外に買物用カートを持ち出すのを防止す るための、コスト的に効率の良い運搬手段のホイールが提供されることにある。 本発明の更に別の利点は、この運搬手段盗難防止システムにより、運搬手段のホ イールのための１ピース式のブレーキ、バネ、及び部品取付領域が提供されるこ とにある。本発明の更なる利点は、この運搬手段盗難防止システムが両方向に自 己付勢することにある。本発明の更に別の利点は、この運搬手段盗難防止システ ムにより、運搬手段のホイールの位置ロックのための連結オーバーランが提供さ れることにある。本発明の更に別の利点は、この運搬手段盗難防止システムが、 ス ラストアームの角度を変更して、ブレーキの連結効率を最大限にすることにある 。 本発明の他の目的、特徴、及び利点については、添付図面に関して以下の説明 を参照することにより一層良好に且つ容易に理解されよう。 図面の簡単な説明 図１は、本発明による運搬手段盗難防止システムを運搬手段と所定の周囲空間 との関係について示す斜視図である。 図２は、図１の運搬手段盗難防止システムにおける運搬手段を示す図である。 図３は、図２の運搬手段の１つのホイール及び運搬手段盗難防止システムを示 す斜視図である。 図４は、図３の4-4断面図である。 図５は、図４のライン5-5に沿った部分断面図である。 図６は、図１ないし図３の運搬手段盗難防止システムの制御回路の概要を示す ブロック図である。 好適実施例の説明 図１は、本発明の一実施例としての運搬手段盗難防止システム10を示すもので あり、同図は、運搬手段が所定の周囲空間内にある場合の動作関係で示されてい る。一実施例では、システム10は、小売店11ｂの所定の空間的な境界又は周辺11 aからの買物用カート22等の運搬手段の盗難を防止するために使用される。シス テム10は、おもちゃ、ホイール付きインベントリ、及び工業用フォークリフト等 の他の運搬手段が所定の空間的な境 界から出るのを防止するために使用することも可能である、ということが理解さ れよう。 図２ないし図５に示すように、システム10は、運搬手段の実施態様としての買 物用カート22 １台につき少なくとも１つのホイール12を備えている。このホイ ール12は、内径14と、外径16と、このホイール12の回転の中心となる回転軸Aと を有している。ホイール12はまた、ハウジング又はハブ18及び表面係合部材20を 有している。この表面係合部材20は、プラスティック材料等の適当な材料からな る。好適には、そのプラスティック材料はウレタン材料である。ハブ18は、表面 係合部材20と同一の材料から作成することができる。好適には、ハブ18は、ＡＢ Ｓ等のプラスティック材料から作成され、表面係合部材20に固定される。 本システム10はまた、ホイール12内に配設された少なくとも１つの禁止手段24 を備えており、この禁止手段24が、ホイール12と選択的に係合して、ホイール12 がその回転軸Aを中心として回転するのを妨げる。禁止手段24は、部分的に円筒 形状を有するブレーキパッドであり、ホイール12の内径14又はハブ18に対して付 勢される。一実施例では、第２の禁止手段26が、ホイール12内に配設されて、ホ イール12のハブ18のもう１つの部分に選択的に係合する。第２の禁止手段26もま た、部分的に円筒形状を有するブレーキパッドであり、ホイール12の内径14に対 して付勢される。禁止手段24,26は、一体的であり１ピースで形成されている。 禁止手段24,26は、禁止手段24,26の形状を維 持するための記憶特性を有する、ガラス強化ナイロン材料等のプラスティック材 料から作成される。禁止手段24,26は、部品取付領域として働く延長部27bに接続 されたバネ27aを有している。バネ27aのためのプラスティック材料の記憶特性に よってバネ状の力が生成され、これによりホイール12との係合が解除されるよう に禁止手段24,26に事前付勢が与えられる。禁止手段24,26、バネ27a、及び延長 部27bは、同一材料から１ピースで作成可能である、ということが理解されよう 。 システム10は、ホイール12の回転軸Aとして働くアクスルピン又はシャフト28 を更に備えている。このシャフト28は、鋼鉄等の材料から作成される。システム 10は又、２つの防水ベアリング30及びシャフト28によって支持されたヨークロッ クプレート32を備えている。ヨークロックプレート32は、シャフト28に沿って載 置されたアクスル34と係合してそのアクスル34の回転を防げる内部ノッチ33を有 している。ヨークロックプレート32はまた、防水ベアリング30の回転を妨げるタ ブ36を備えている。 システム10はまた、アクスル34の周りに溶接等によって固定されたアクスルア ーム34を備えている。このアクスルアーム34は、鉄鋼等の材料からなるプレート である。延長部27bは、接着剤等の適当な手段によりアクスルアーム38に接続さ れている。システム10はまた、回転軸Aと内径14との間で禁止手段24,26の延長部 27bに取り付けられた電気モータ等のモータ40を備えている。このモータ40は、 ホイール12の運動にかかわらず、モータシャフト42によって画定される軸に沿っ た回転運動を提供す る。モータ40は、それ自体と以下で説明するホイールコントローラ72との両者に 電気的に接続されたバッテリー43等の電源から電力を受容する。バッテリー43は 、適当な手段によって禁止手段24,26の延長部27bに取り付けられる、ということ が理解されよう。 本システム10はまた、ギア駆動手段46を介してモータ40により回転されるスク リューまたはウォームギア44を備えている。前記ギア駆動手段46は、ウォームギ ア44の側方に沿ってモータ40を配置することを可能とし、ウォームギア44の回転 速度を減速させるものである。より詳細には、ギア駆動手段46は、第１のギア48 及び第２のギア50を備えており、その第２のギア50が第１のギア48よりも大きな 直径を有するようになっている。第１のギア48は、モーターシャフト42に固定さ れ、その第１のギア48により駆動される第２のギア50よりも高速で回転する。ギ ア駆動手段46は、大きさ及びモータ速度に関する要件に応じて任意数のギア及び 任意の大きさのギアを用いることが可能なものである、ということが理解されよ う。 システム10はまた、禁止手段24,26に接続された駆動アームまたはレバー52を 備えている。このレバー52は、回動端54及びギア係合端56を有している。ギア係 合端56は、ウォームギア44を受容し、ウォームギア44の回転時にそのウォームギ ア44に沿って移動する。ギア係合端56は、ウォームギア44を内部に受容するナッ ト58を備えており、そのナット58がウォームギア44のネジ山60を受容する際にそ のウォームギア44に沿って移動する。 レバー52は、禁止手段24,26の延長部27bに回動可能に固定された回動端54を中 心として回動する。レバー52が回動端54を中心として回動すると、禁止手段24,2 6とホイール12とが係合して、ホイール12の回転が妨げられる。しかしながら、 禁止手段24,26が既にホイール12と係合している場合には、モータ40が逆回転し 、レバー52がモータ40に向かって逆に回動されて、禁止手段24,26とホイール12 との係合が解除され、これにより、ホイール12がそれ以外の買物用カート22のホ イールと共に回転可能になる。 本システム10はまた、禁止手段24,26をレバー52に接続するための全体的に符 号62で示す連結部を備えている。この連結部62は、回動端54とギア係合端56との 間でレバー52に接続されている。連結部62は、第１のスラストアームまたはリン ク64と、第２のスラストアームまたはリンク66とを備えており、これらの第１及 び第２のリンク64,66は、互いに対して回動可能となっている。第１及び第２の リンク64,66は、第１及び第２の禁止手段24,26にそれぞれ回動可能に固定されて いる。 連結部62は、前記第１及び第２のリンク64,66及び前記レバー52に回動可能に 接続された伝達アームまたは一次(principle)リンク68を更に備えている。この 一次リンク68によって可能となる動作により、第１及び第２のリンク64,66が反 対方向に移動する。第１及び第２のリンク64,66が反対方向に移動すると、第１ 及び第２の禁止手段24,26が反対方向に移動してホイール12のハブ18と係合また は非係合状態となる。必ずしも必要 ではないが、第１及び第２のリンク64,66は、互いに同一の形状を有し、方向が 反対なだけでなく等しい振幅を有している。更に、第１及び第２のリンク64,66 及び一次リンク68を同一の形状及び大きさに製作することより、システム10のコ ストを一層低減させることが可能となる。これは、部品を削減することによりシ ステム10のコストを更に削減するものとなる。 ここで図６を参照する。運搬手段盗難防止システム10は、全体的に符号69で示 す制御回路を備えている。この制御回路69は、ホイール12のハブ18内に配設され た回路基板オーバーレイである。この制御回路69は、禁止手段24,26がホイール1 2と係合または非係合状態となるよう禁止手段24,26を移動させるようにモータ40 を駆動する信号を受信する受信器70を備えている。好適には、受信器70は、以下 で説明する信号生成器74によって生成されたＲＦ信号等の信号を受信するアンテ ナとなる。 制御回路69はまた、前記アンテナ70とモータ40との間に電気的に接続されて前 記アンテナ70から信号を受信するホイールコントローラ72を備えている。このホ イールコントローラ72は、アンテナ70から受信した周囲パラメータに基づいてモ ータ40を選択的に駆動する。その周囲パラメータは、信号生成器74と以下で説明 し図１に図示する埋設ワイヤケーブル76とによって生成される。 ホイールコントローラ72は、アンテナ70から信号を受信する同調受信器78とト ーンデコーダ80とを備えている。同調受信器78は、周囲パラメータ信号をデコー ドするために、前記信号を 増幅してトーンデコーダ80に送る。ホイールコントローラ72はまた、フリップフ ロップ回復無効(retrieval deactivation)回路82と、信号のデコード完了時にそ の信号を受信するモータ制御タイマ84とを備えている。フリップフロップ回復無 効回路82は、モータ40がモータシャフト42を回転させる方向を決定する。一層詳 細には、フリップフロップ回復無効回路82は、モータ制御タイマ84に信号を送っ て、フリップフロップ回復無効回路82及びトーンデコーダ80により受信した入力 に応じてモータ40が動作するようにする。ホイールコントローラ72は、制御回路 69の磁石等の回転センサ88からの入力を受信するマスタタイマ86を備えている。 例えば、フリップフロップ回復無効回路82は、埋設ワイヤケーブル76を越えて 買物用カート22の場所が変化したことを示す同調受信器78からの入力（これは、 埋設ワイヤケーブル76によって決定される周囲パラメータの内部または外部へと 買物用カート22が通過したことを意味する）を受信する。次いで、フリップフロ ップ回復無効回路82は、ホイール12が回転していたか否かを判定することにより 、買物用カート22が埋設ワイヤケーブル76の内側または外側の何れに位置してい たかを判定する。回転センサ88を使用し、ホイール12の回転に関する判定により 、買物用カート22が埋設ワイヤケーブル76の内側または外側の何れに位置してい たかが判定される。回転センサ88が信号を受信していない場合には、ホイール12 は回転しておらず、既にロックされている。従って、同調受信器78からの信号の 受信は、買 物用カート22の動作可能領域の周辺内へと買物用カート22が戻されたことを意味 する。ホイール12の回転状態は、非回転状態から回転状態へと進行する。しかし ながら、ホイール12が回転していることを示す信号を回転センサ88が送出してい る際にフリップフロップ回復無効回路82が同調受信器78から信号を受信した場合 には、埋設ワイヤケーブル76によって画定される周囲外の場所に買物用カート22 が移動されたものと判定され、禁止手段34,26がホイールのハブ18と当接してホ イール12の回転を妨げるようにモータ40が回転されることになる。従って、ホイ ールの回転状態は、回転状態から非回転状態へと進行することになる。 図１に示す信号生成器74は、60Hz〜1kHzの低周波数サイクルを有する矩形波出 力を生成する。この出力信号が、埋設ワイヤケーブル76に沿って送出されて、買 物用カート22の動作可能な領域を画定する。この信号生成器74は、埋設ワイヤケ ーブル76全長にわたって通過する信号を生成するのに適する任意の種類の信号生 成器とすることができる。 例示的な態様で本発明の説明を行ってきたが、本書で使用してきた用語は、本 発明の説明を目的としたものであり、本発明を制限するものではない、というこ とが理解されよう。 上述の教示に基づいて本発明の多数の修正及び変形が可能である。従って、添 付請求の範囲に記載の範囲内で、上記以外の態様で本発明を実施することが可能 である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．回転軸を有する運搬手段のホイールのための運搬手段盗難防止システムであ って、 前記運搬手段のホイール内に配設され、前記運搬手段のホイールと選択的に 係合して前記回転軸を中心として前記運搬手段のホイールが回転するのを妨げる 、少なくとも１つの禁止手段と、 前記運搬手段のホイール内に配設され、前記少なくとも１つの禁止手段と協 働して前記運搬手段のホイールに対する係合位置と非係合位置との間で前記少な くとも１つの禁止手段を移動させる、回転可能手段とを備えていることを特徴と する、運搬手段盗難防止システム。 ２．前記回転軸と前記運搬手段のホイールの内径との間に取り付けられたモータ を備えている、請求項１に記載の運搬手段盗難防止システム。 ３．前記モータにより回転可能なウォームギアを備えている、請求項２に記載の 運搬手段盗難防止システム。 ４．前記少なくとも１つの禁止手段に接続されると共に回動端とギア係合端とを 有するレバーを備えており、前記ギア係合端が、前記ウォームギアを受容し、前 記ウォームギアが前記モータからの回転動作を受けた際にそのウォームギアに沿 って移動して、前記レバーが前記回動端を中心として回動され、前記少なくとも １つの禁止手段が前記ホイー ルと係合してその回転が妨げられる、請求項３に記載の運搬手段盗難防止システ ム。 ５．前記少なくとも１つの禁止手段を前記レバーに接続する連結部を備えている 、請求項４に記載の運搬手段盗難防止システム。 ６．前記連結部が前記回動端と前記ギア係合端との間で前記レバーに接続されて いる、請求項５に記載の運搬手段盗難防止システム。 ７．互いに対して回動可能な第１及び第２のリンクを前記連結部が備えている、 請求項４に記載の運搬手段盗難防止システム。 ８．前記第１及び第２のリンクを前記レバーに回動可能に固定する一次リンクを 前記連結部が更に備えており、この一次リンクの運動により前記第１及び第２の リンクが互いに反対方向に移動するようになっている、請求項７に記載の運搬手 段盗難防止システム。 ９．前記少なくとも１つの禁止手段が前記ホイールと係合するように前記少なく とも１つの禁止手段を移動させるよう前記モータを駆動する信号を受信するため の受信器を備えている、請求項２に記載の運搬手段盗難防止システム。 10．前記ウォームギアを内部に受容すると共にそのウォームギアの回転時にその ウォームギアに沿って移動するナットを前記ギア係合端が備えている、請求項４ に記載の運搬手段盗難防止システム。 11．運搬手段盗難防止システムであって、 内径、外径、及び回転軸を画定し、ハブ及び接地係合面を備えている、ホイ ールと、 前記ホイールが前記回転軸を中心として回転するのを妨げるよう前記ホイー ルと選択的に係合可能な少なくとも１つの禁止手段と、 前記回転軸と前記内径との間に取り付けられて回転運動を提供するモータと 、 前記モータにより回転させることが可能なウォームギアと、 前記禁止手段に接続されると共に回動端とギア係合端とを画定するレバーで あって、前記ギア係合端が、前記ウォームギアを受容し、前記ウォームギアが前 記モータからの回転動作を受けた際にそのウォームギアに沿って移動して、該レ バーが前記回動端を中心として回動され、前記少なくとも１つの禁止手段が前記 ホイールと係合してその回転が妨げられるようになっている、レバーと、 周囲を画定する周囲パラメータを生成するための制御システムと、 前記制御システムに電気的に接続されると共に前記周囲パラメータの送信を 行う送信手段と、 前記ホイールに固定されると共に前記周囲パラメータの受信を行うアンテナ とを備えていることを特徴とする、運搬手段盗難防止システム。 12．前記アンテナと前記モータとの間に電気的に接続されると共に前記アンテナ から受信した前記周囲パラメータに基づいて前記モータを選択的に駆動するホイ ールコントローラを備えている、請求項11に記載の運搬手段盗難防止システム。 13．前記ホイールの回転を検出する回転センサを備えている、請求項11に記載の 運搬手段盗難防止システム。 14．前記回転センサが前記ホイールに取り付けられた磁石を備えている、請求項 13に記載の運搬手段盗難防止システム。 15．前記周囲パラメータのデコードを行うトーンデコードアレイを備えている、 請求項11に記載の運搬手段盗難防止システム。 16．前記運搬手段が前記周囲を出入りする場合を判定する回復無効回路を備えて いる、請求項11に記載の運搬手段盗難防止システム。 17．前記アンテナから信号を受信すると共にその信号の増幅を行う受信器を備え ている、請求項11に記載の運搬手段盗難防止システム。 18．前記少なくとも１つの禁止手段を前記レバーに接続する連結部を備えている 、請求項11に記載の運搬手段盗難防止システム。 19．前記連結部が前記回動端及び前記ギア係合端の間で前記レバーに回転可能に 固定されている、請求項18に記載の運搬手段盗難防止システム。 20．互いに対して回動可能な第１および第２のリンクを前記連結部が備えている 、請求項19に記載の運搬手段盗難防止システム。 21．前記第１および第２のリンクを前記レバーに回動可能に固定する一次リンク を前記連結部が更に備えており、この一次リンクの運動によって前記第１および 第２のリンクが反対方向に移動されるようになっている、請求項20に記載の運搬 手段盗難防止システム。 22．運搬手段のホイールに関連する禁止手段の位置決め方法であって、この方法 が、 前記運搬手段の場所を判定する信号を受信し、 前記ホイールが回転しているか判定し、 前記運搬手段の場所及び前記ホイールの回転に基づいて前記禁止手段を所定 位置に移動させ、これにより前記ホイールの回転をその回転状態と非回転状態と の間で変更させる、 という各ステップからなることを特徴とする、運搬手段のホイールに関連する 禁止手段の位置決め方法。