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JPH10510153A - メントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドを含む呼気新鮮化可食性組成物及びそれを製造する方法 - Google Patents

メントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドを含む呼気新鮮化可食性組成物及びそれを製造する方法

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JPH10510153A
JPH10510153A JP8517595A JP51759596A JPH10510153A JP H10510153 A JPH10510153 A JP H10510153A JP 8517595 A JP8517595 A JP 8517595A JP 51759596 A JP51759596 A JP 51759596A JP H10510153 A JPH10510153 A JP H10510153A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有するチューインガム組成物であって、(a)ガムベース;(b)増量剤;及び(c)清涼化組成物を含み、該清涼化組成物がメントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドを含み、該カルボン酸アミドが式(1): (式中、R1及びR2は、水素及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基からなる群から独立に選択されることができる。但し、R1が水素であるときは、R2は6〜10の炭素原子を含有するアリール基であることができ、そしてR1とR2は、一緒になって、25までの炭素原子を含有する環式基又は複素環式基であることができる。)により表されることができ、該N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが該清涼化組成物中に約0.001〜約6%の量で存在し、メントールが該清涼化組成物中に約94〜約99.999%の量で存在するチューインガム組成物に向けられている。本発明は、この新規な清涼化組成物を含有する糖菓組成物及びこれら新規なチューインガム組成物及び糖菓組成物を製造する方法にも向けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 メントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸アミド を含む呼気新鮮化可食性組成物及びそれを製造する方法 発明の背景 1.発明の分野 この発明は、苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有する可食性組成物に 関する。この可食性組成物は、メントール及びN−置換−p−メンタンカルボン 酸アミドを含む清涼化組成物を含有する。この清涼化組成物は、チューインガム 組成物並びに硬質及び軟質キャンディ糖菓の如き多種多様な可食性製品に用いる ことができる。 2.背景の説明 チューインガム及びキャンディ糖菓製品の如き可食性組成物は、普通、消費者 の呼気の魅力を高めるため及び口の中に清浄で清涼で新鮮な感じを与えるために 用いられる。殆どのチューインガム及び他の糖菓製品は、フレーバーが最も強力 なときの最初の2,3分間は少なくとも非本質的な呼気新鮮化を提供するが、そ の清涼感を30分までというような長い時間維持する能力に欠けている。 特に、チューインガムは、長時間にわたって呼気新鮮化感覚を与えることはな い。幾つかのガムでは、通常の量を超えるミント系フレーバーをガムに添加して 呼気新鮮化効果を達成し得るが、それらガムは普通は不快で苦いトーンを有して いる。かかる苦いトーンは、メントールの存在のせいである。勿論、不快なトー ンは、消費者には受け入れられない。より大量の風味剤も受け入れられない。と いうのは、フレーバーオイルがガムベースを可塑化してチューインガムのテクス チャーとコンシステンシーを変化させる傾向があるからである。これら理由のた めに、高レベルのミント系風味剤の単なる添加は、高い呼気新鮮化能を有する満 足のゆくチューインガムを提供しないであろう。 多くの可食性組成物は、フレーバーオイルとフレーバー粉末との組み合わせを 用いて、フレーバーのインパクトを高めかつ味を長時間もたせている。風味剤又 は甘味剤のカプセル化の如き技術も、活性剤の持続放出を提供するために用いら れ、風味剤又は甘味剤の長時間又は持続的送達を達成している。 呼気新鮮化を提供するようにデザインされた可食性組成物は、しばしば、脱臭 性添加剤を組み込んでいる。例えば、米国特許第2,525,072号は、臭気吸 収剤として役立つ無機シリコーン及びマグネシウム粉末を含有するチューインガ ムを開示している。米国特許第2,922,747号は、錠剤及びチューインガム 中の脱臭剤として、クロロフィル、植物油(脂質)、及びレシチンの使用を開示 している。 カナダ特許第989,738号は、口の中において残留性呼気甘味を与えるた めの塩化セチルジメチルベンジルアンモニウム及びペパーミント油を含有するウ ェファースを開示している。米国特許第4,112,066号は、炭酸カルシウム 及び炭酸マグネシウムをグルコン酸銅と共にミント系風味付き錠剤中に含有する 呼気新鮮化組成物を開示している。フランス特許出願第2,127,005号は、 10〜2000ppmのα−ヨノン、α−メチルヨノン、シトラール、又はギ酸 ゲラニルを含有する臭気をマスクするための可食性組成物を開示している。 米国特許第4,724,151号は、1)スペアミント油及びペパーミント油か らなる群から選択される液体フレーバー油であって、約27〜36重量%のメン トール含量を有するフレーバー油;2)ペパーミント油及びスペアミント油から なる群から選択される噴霧乾燥フレーバー油;及び3)約0.2〜約0.75重量 %の量で存在する噴霧乾燥メントールを含む、向上した呼気新鮮化感覚を有する ミント風味付きチューインガム組成物を開示している。このチューインガムは、 新鮮なインパクトと持続性の清涼感をもたらすため、メントールと組み合わされ たミント系フレーバー油の清涼感を用いている。 米国特許第4,060,091号、4,136,163号、4,150,052号、 4,178,459号、4,190,643号、4,193,936号、及び4,22 6,988号は、神経系の冷受容体を刺激して冷感覚をもたらすN−置換−p− メンタンカルボン酸アミドを開示している。 米国特許第5,009,893号(Cherukuri ら)は、メントール及びN−置換 −p−メンタンカルボン酸アミドを含む清涼化組成物を含有する糖菓組成物を開 示している。Cherukuri らは、清涼化組成物中のN−置換−p−メンタンカルボ ン酸アミドの量が30%より低いと苦い製品ができるので、30%以上であるこ とが重要であると教示している。Cherukuri らは、可食性組成物に低レベルのメ ントール(ペパーミント油中に存在するメントールを含めるように調節して全組 成物の約0.77重量%)を使用することを開示しているに過ぎない。 米国特許第5,244,670号は、3−l−メントキシプロパン 1,2−ジオ ールと上部胃腸管窮迫を緩和するための物質を含む医薬組成物を開示している。 WO93/23005は、ケタールR23C(O2)R1である第一清涼化成分 とN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドであってもよい第二清涼化成分を含 む清涼化組成物を開示している。WO93/25177は、アクリル酸アミドで ある第一清涼化成分とN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドである第二清涼 化成分を含む清涼化組成物を開示している。 発明の要旨 本発明は、苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有する可食性組成物に向 けられている。 本発明は: (a)糖菓増量剤;及び (b)清涼化組成物; を含む、苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有する糖菓組成物であって、 該清涼化組成物がメントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドを含 み、該カルボン酸アミドが式: により表され得る糖菓組成物に向けられている。式中、R1及びR2は、水素及び 1〜25の炭素原子を含有するアルキル基からなる群から独立に選択されること ができる。但し、R1が水素であるときは、R2は6〜10の炭素原子を含有する アリール基であることができ、そしてR1とR2は、一緒になって、25までの炭 素原子を含有する環式基又は複素環式基であることができる。この際、N−置換 −p−メンタンカルボン酸アミドは該清涼化組成物中に約0.001〜約6%の 量で存在し、メントールは該清涼化組成物中に約94〜約99.999%の量で 存在する。 特に、本発明は: (a)ガムベース; (b)増量剤;及び (c)清涼化組成物; を含むチューインガム組成物であって、該清涼化組成物がメントール及びN−置 換−p−メンタンカルボン酸アミドを含み、該カルボン酸アミドが式: により表され得るチューインガム組成物に向けられている。式中、R1及びR2は 、水素及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基からなる群から独立に選択 されることができる。但し、R1が水素であるときは、R2は6〜10の炭素原子 を含有するアリール基であることができ、そしてR1とR2は、一緒になって、2 5までの炭素原子を含有する環式基又は複素環式基であることができる。この際 、N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドは該清涼化組成物中に約0.001 〜約6%の量で存在し、メントールは該清涼化組成物中に約94〜約99.99 9%の量で存在する。 この清涼化組成物は、多種多様な可食性製品に用いることができる。本発明は 、清涼化組成物を製造及び使用する方法並びにそれらが用いられる可食性製品に も関する。 発明の詳細な説明 出願人は、N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドとメントールとの組み合 わせが、高い初期清涼感覚並びに長時間持続性呼気新鮮化を提供するための可食 性組成物に用いることができる清涼化組成物をもたらすことを発見した。N−置 換−p−メンタンカルボン酸アミドとメントールとの組み合わせは、この高めら れた清涼感覚を達成するのにシュガー及びシュガーレス製品のいずれにも用いる ことができる。これら清涼化成分が高められた呼気新鮮化効果を与える正確な理 由は全く分からないが、それぞれの成分が極めて重大な役割を果たすことが分か っている。これら清涼化成分のうちの一方だけを存在させても、望まれる結果を 与えないであろう。メントールは単独で用いても初期の高いフレーバーインパク トを有するが、そのフレーバーインパクトは使用後2,3分以内に急速に低下し 、そしてメントールはフレーバーの印象を歪めてその製品を苦くする傾向がある 。N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドは、いかなる初期清涼感覚も与えな い。N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドとメントールとの特定量での組み 合わせは、それぞれの清涼化成分の欠点を補い合う。更には、メントールとN− 置換−p−メンタンカルボン酸アミドとの間のこの共働作用は、メントールが可 食性組成物中に高いレベルで、例えば、約0.7重量%より多い量で存在すると きには全く違ったものとなる。チューインガム組成物については、メントールを より多い量で用いるのが好ましい。本発明においては、メントールをチューイン ガムベースの約0.7〜約2重量%の量で用いるのが好ましい。 長時間の呼気新鮮化と最高の全体的好ましさをもたらすのに必要なN−置換− p−メンタンカルボン酸アミドの量は、清涼化組成物の約0.001〜約6重量 %である。N−置換−p−メンタンカルボン酸アミド清涼化化合物の量がこのレ ベルを超えると、その組成物は全体的好ましさにおいて非常に望ましいものでは なくなる。 更に、糖アルコールがメントールとN−置換−p−メンタンカルボン酸アミド 清涼化化合物との混合物の清涼化効果を高めることが分かった。 本明細書で用いる“可食性”という用語は、身体により用いられるか又は身体 においてある機能を果たしそして非消化性としても言及され得る全ての物質及び 組成物を意味する。これら物質及び組成物には、吸収されるもの及び吸収されな いもの並びに消化性のもの及び非消化性のものが含まれる。 本発明によれば、清涼化組成物は、メントールとN−置換−p−メンタンカル ボン酸アミドを含む。 メントール (1α,2β,5α)−5−メチル−2−(1−メチルエチル)シ クロヘキサノール;3−p−メンタノール;l−メントール;ペパーミントカン ファー)は、式: により表わすことができる。l−メントールは、156.26の分子量、41〜 43℃の融点を有し、ペパーミントと共に白色結晶として存在し、清涼感のある 臭と味を有し、そして僅かに水に溶解性である。l−メントールは、リキュール 、糖菓、香料、紙巻タバコ、のど飴、及び鼻吸入器に用いられる。 本発明の清涼化組成物に用いられるl−メントールの総量は、苦味なしに長時 間持続性呼気新鮮化感覚を提供するのに有効な量である。本清涼化組成物に用い られるl−メントールの正確な量は、望まれる発散作用の度合いの如き要因に従 う好みの問題である。かくして、l−メントールの量は、最終製品に望まれる結 果を得るために変動させることができ、かかる変動は、過度な実験を要さずして 当業者の能力の範囲内である。一般に、清涼化組成物中に普通に存在するl−メ ントールの総量は、約94〜約99.999重量%、より好ましくは約94〜約 99.99重量%、最も好ましくは約96〜99重量%であろう。メントールの 総量は、可食性組成物中に存在するフリーのメントールの量とあらゆるフレーバ ー油中に存在するメントールの量の和である。 本清涼化組成物は、更に、式(1): により表わすことができるN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドを含む。 式(1)において、R1及びR2は、水素及び1〜25の炭素原子を含有するア ルキル基からなる群から独立に選択されることができる。R1が水素であるとき は、R2は6〜10の炭素原子を含有するアリール基であることができる。これ らアリール基は、置換フェニル、フェニルアルキル、ナフチル、置換ナフチル、 及びピリジルからなる群から選択され得る。R1とR2は、一緒になって、25ま での炭素原子を含有する環式基又は複素環式基であることもできる。本発明に用 いることができるタイプのN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドは、米国特 許第4,136,163号により十分に記載されており、その開示内容は参照によ り本明細書中に組み入れられるものとする。好ましい態様においては、N−置換 −p−メンタンカルボン酸アミドは、N−エチル−p−メンタン 3−カルボン 酸アミドである。 本発明の清涼化組成物に用いられるN−置換−p−メンタンカルボン酸アミド の量は、苦味なしに長時間持続性呼気新鮮化感覚を提供するのに有効な量である 。本清涼化組成物に用いられるN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドの正確 な量は、望まれる発散作用の度合いの如き要因に従う好みの問題である。かくし て、N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドの量は、最終製品に望まれる結果 を得るために変動させることができ、かかる変動は、過度な実験を要さずして当 業者の能力の範囲内である。一般に、清涼化組成物中に普通に存在するN−置換 −p−メンタンカルボン酸アミドの量は、約0.001〜約6重量%、より好ま しくは約0.01〜約6重量%、最も好ましくは約1〜約4重量%であろう。 本発明のN−置換−p−メンタンカルボン酸アミド化合物は、一般に水に不溶 性であるとはいえ、これらカルボン酸アミド類は、粒状固体として可食性配合物 に用いることができ、その配合物に直接に添加してもその組成物を作るのに用い られる他の固体成分とブレンドしてもよい。これらN−置換−p−メンタンカル ボン酸アミド化合物は、カプセル又は(極性溶媒中に溶解させた)フレーバー油 とのプレミックスの形態の如き幾つかの形態で添加してから、本発明の配合物に 用いることができる。カプセル化は、清涼感覚が遅れることが望まれるときに用 いることができ、非水溶性だけでなく水溶性の物質を用いて行うことができる。 カプセル化は、この発明の一部を構成しない慣用的操作を用いて行うことができ る。N−置換−p−メンタンカルボン酸アミド化合物を極性溶媒中でプレミック スするときは、それら溶媒を、エチルアルコール、酢酸エチル、ジエチルエーテ ル、イソプロピルアルコール、及びグリセリンからなる群から選択される溶媒の 如き多種多様な物質から選択することができる。プレミックスの使用は、糖菓マ トリックス中への化合物の均質混合物を得るために糖菓製品を製造するときに特 に好ましい。グリセリンを用いるチューインガムでは、N−置換−p−メンタン カルボン酸アミドを単にグリセリンに予めブレンドしてからその製品に添加すれ ばよい。同じ予備混合操作をフレーバー油を使用するときに用いることができる 。かかる予備混合物は、製品中の均一な分布及び使用中の効率的な放出を高める のに役立つ。 上で述べたように、メントールは、可食性組成物がチューインガムであるか又 は高いレベルのメントールが望ましいあらゆる可食性組成物の場合には、本発明 の可食性組成物中に高いレベルで存在する。例えば、l−メントールは、かかる 可食性組成物中に、好ましくは約0.7〜約2重量%、より好ましくは約1〜約 2重量%、最も好ましくは約1.25〜約2重量%の量で存在する。 好ましい態様においては、この清涼化組成物は、更に糖アルコールを含む。糖 アルコールは、メントールとN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドとの混合 物の清涼化効果を更に高める。適する糖アルコールには、ソルビトール、キシリ ルト,Suddeutsch Zucker-Aktiengesellschaft)、及びそれらの混合物が含まれ る。好ましい糖アルコールは、キシリトール、マンニトール、及びソルビトール である。 本発明のチューインガム組成物に用いられる糖アルコールの量は、苦味なしに 長時間持続性呼気新鮮化感覚を提供するのに有効な量である。チューインガム組 成物に用いられる糖アルコールの正確な量は、望まれる清涼化の度合いの如き要 因に従う好みの問題である。かくして、糖アルコールの量は、最終製品に望まれ る結果を得るために変動させることができ、かかる変動は、過度な実験を要さず して当業者の能力の範囲内である。一般に、チューインガム組成物中に普通に存 在する糖アルコールの量は、約1〜約80量%、より好ましくは約20〜約70 重量%、最も好ましくは約40〜約60重量%であろう。 本発明におけるメントールとN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドとの組 み合わせは、苦味なしに長時間持続性呼気新鮮化感覚を有する清涼化組成物を提 供する。この清涼化組成物は、チューインガム組成物、及び硬質及び軟質キャン ディ糖菓の如き多種多様な可食性製品に用いることができる。 本発明は、清涼化組成物を製造する方法に及ぶ。そのような方法では、清涼化 組成物は、メントールとN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドを混和して均 質混合物を形成することにより製造される。最終組成物は、糖菓分野における当 業者により広く知られた標準的方法及び装置を用いて、容易に製造することがで きる。本発明に有用な装置は、糖菓分野において周知の混合装置を含むので、具 体的な装置の選択は当業者に明らかであろう。 好ましい態様においては、本発明は、メントールとN−置換−p−メンタンカ ルボン酸アミドを混和することを含む、苦味なしに長時間持続性呼気新鮮化感覚 を有する清涼化組成物を製造する方法であって、該カルボン酸アミドが式: による表されることができる方法に向けられている。式中、R1及びR2は、水素 及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基からなる群から独立に選択される ことができる。但し、R1が水素であるときは、R2は6〜10の炭素原子を含有 するアリール基であることができ、そしてR1とR2は、一緒になって、25まで の炭素原子を含有する環式基又は複素環式基であることができる。この際、N− 置換−p−メンタンカルボン酸アミドは該清涼化組成物中に約0.001〜約6 %の量で存在し、メントールは該清涼化組成物中に約94〜約99.999%の 量で存在する。 製造したら、本発明の清涼化組成物は、将来の使用のために保存することも、 薬学的に許容できるキャリヤ又は糖菓成分の如き慣用的な添加剤と共に有効量で 配合して、食料品;飲料品;硬質及び軟質のキャンディ糖菓製品;経口投与医薬 組成物;及び歯磨き剤、歯科用ローション剤、口内洗浄剤の如き衛生製品;及び チューインガムの如き多種多様な可食性組成物を製造することもできる。 可食性組成物中に用いられる本発明の清涼化組成物の量は、苦味なしに長時間 持続性呼気新鮮化感覚を提供するのに有効な量である。用いられる本清涼化組成 物の正確な量は、可食性組成物に用いられる薬学的に許容できるキャリヤのタイ プ及び望まれる長時間持続性呼気新鮮化感覚の強さの如き要因に従う好みの問題 である。かくして、清涼化組成物の量は、最終製品に望まれる結果を得るために 変動させることができ、かかる変動は、過度な実験を要さずして当業者の能力の 範囲内である。一般に、可食性組成物中に存在する清涼化組成物の量は、可食性 組成物の約0.01〜約2重量%であろう。 本発明は、可食性組成物を製造する方法に及ぶ。そのような方法では、組成物 は、有効量の本発明の清涼化組成物を薬学的に許容できるキャリヤ又は糖菓原料 及び最終的に望まれる可食性組成物の他の成分を混和することにより製造される 。通常は、他の成分が、当業者に周知の望まれる組成物の性質に従って、組成物 に入れられるであろう。最終的な可食性組成物は、食品技術及び薬学分野におい て広く知られている方法を用いて容易に製造することができる。 もう一つの態様においては、本発明は、有効量の清涼化組成物を可食性組成物 と混和することを含む、可食性組成物において苦味なしに長時間持続性呼気新鮮 化感覚を提供する方法に向けられている。 本発明の重要な側面は、本発明の清涼化組成物が入っている、チューインガム 及び風船ガム配合物を包含する改良されたチューインガム組成物、及び該チュー インガム組成物を製造する方法を包含している。一般に、これら改良されたチュ ーインガム組成物は、ガムベース、増量剤、有効量の本発明の清涼化組成物、及 び風味剤の如き種々の添加剤を含有するであろう。 本チューインガム組成物は、高められた親水性を有する高いレベルのチューイ ンガムベースを用いる低カロリーチューインガムであってもよい。これら低カロ リーチューインガムは、チューインガム組成物の約50〜約85重量%、好まし くは約50〜約75重量%、より好ましくは約60〜約70重量%の量で存在す るガムベースを含むであろう。低カロリー製品が望まれないときには、本チュー インガム組成物は、より少ない量のチューインガムベースを含有することができ る。これらチューインガムは、チューインガム組成物の約55重量%まで、好ま しくは約15〜約40重量%、より好ましくは約20〜約35重量%の量で存在 するガムベースを含むであろう。 本明細書で用いる場合“低カロリー組成物”という用語は、慣用的な組成物の 3分の2又はそれより少ないカロリー値を有する組成物を意味する。“締まった ”又は“ゴム様の”チューインガムという用語は、大きな筋肉の咀嚼力を要する チューインガム組成物又は高い弾性及び跳ね返り性を有するガム塊を提供する組 成物及び変形させるのが難しい組成物のことをいう。 高められた親水性を有するガムベースには、低融点蝋を含有してもよいポリ酢 酸ビニルガムベースが含まれる。かかるガムベースは、そのガムベースを可塑化 しそして咀嚼中に軟化させるための高いレベルの増量剤を要しない。これらガム ベースをチューインガム組成物中で増量剤及び/又は増量甘味剤の代わりに普通 より高いレベルで用いて、ゴム様の又は締まった咀嚼性を有さない高ベース−低 増量剤−低カロリーガムを製造することができる。これらガムベースは、慣用的 なガムベースよりも高い親水性を有するので、ガムベース中に普通に加えられる 風味剤及び甘味剤を放出させながら咀嚼する間に大きさが大きくなるように感じ られると同時に軟らかな咀嚼テクスチャーが維持される。高いレベルのかかるガ ムベースで製造された低カロリーチューインガム組成物は、あまり吸湿性ではな い(より低い吸湿量を有する)ので慣用的な低カロリーガム組成物よりも品質が 悪くならない傾向がある一方で、匹敵する堅さとテクスチャーを有する。 本発明のガムベースに用いられるエラストマー(ゴム)は、望まれるガムベー スのタイプ、望まれるガム組成物のコンシステンシー、及び最終チューインガム 製品を作るために組成物中に用いられる他の成分の如き種々の要因に依存して大 きく変動するであろう。このエラストマーは、当該技術分野で知られている如何 なる非水溶性ポリマーであってもよく、チューインガム及び風船ガムに用いられ るガムポリマーが含まれる。ガムベースに適するポリマーの例には、天然及び合 成のエラストマーの両方が含まれる。例えば、ガムベース組成物に適するポリマ ーには、チクル、天然ゴム、クラウンガム、ニスペロ(nispero)、ロシジナ(ro sidinha)、ジェラトン、ペリロ(perillo)、ニガーグッタ(niger gutta)、チュニ ュ(tunu)、バラタ、グッタペルカ、レチカプシ(lechi capsi)、ソーバ(sorva)、 グッタケイ(gutta kay)等の如き(植物起源の)天然物、及びそれらの混合物 が含まれるが、これらに限定されない。合成エラストマーの例には、スチレン− ブタジエンコポリマー(SBR)、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレ ンコポリマー、ポリエチレン等、及びそれらの混合物が含まれるが、これらに限 定されない。 ガムベース中に用いられるエラストマーの量は、用いられるガムベースのタイ プ、望まれるガムベース組成物のコンシステンシー、及び最終チューインガム製 品を作るためにその組成物中に用いられる他の成分の如き種々の要因に依存して 大きく変動するであろう。一般に、エラストマーは、ガムベース中に、ガムベー スの約0.5〜約20重量%、好ましくは約2.5〜約15重量%の量で存在する であろう。 本発明のガムベースに用いられるポリ酢酸ビニルポリマーは、中分子量を有す るポリ酢酸ビニルポリマー、特定的には約35,000〜約55,000の範囲の 平均分子量を有するポリ酢酸ビニルポリマーである。この中分子量ポリ酢酸ビニ ルポリマーは、好ましくは約35〜約55秒の粘度(Ford cup 粘度計法を用い るASTM指定D1200−82)を有するであろう。この中分子量ポリ酢酸ビ ニルポリマーは、ガムベース中に、ガムベースの約10〜約25重量%、好まし くは約12〜約27重量%の量で存在するであろう。 この中分子量ポリ酢酸ビニルポリマーを低分子量ポリ酢酸ビニルポリマーとブ レンドすることもできる。低分子量ポリ酢酸ビニルポリマーは、約12,000 〜約16,000の範囲の平均分子量を有するであろう。この低分子量ポリ酢酸 ビニルポリマーは、好ましくは約14〜約16秒の粘度(Ford cup 粘度計法を 用いるASTM指定D1200−82)を有するであろう。この低分子量ポリ酢 酸ビニルポリマーは、ガムベース中に、ガムベースの約17重量%まで、好まし くは約12〜約17重量%の量で存在するであろう。 低分子量ポリ酢酸ビニルポリマーを中分子量ポリ酢酸ビニルポリマーとブレン ドするときは、これらポリマーは、それぞれ約1:0.5〜約1:1.5のモル比 で存在するであろう。 この中分子量ポリ酢酸ビニルポリマーを高分子量ポリ酢酸ビニルポリマーとブ レンドすることもできる。高分子量ポリ酢酸ビニルポリマーは、約65,000 〜約95,000の範囲の平均分子量を有するであろう。この高分子量ポリ酢酸 ビニルポリマーは、ガムベース中に、ガムベースの約5重量%までの量で存在す るであろう。 本発明におけるアセチル化モノグリセリドは、ポリ酢酸ビニルポリマーのよう に可塑剤として役立つ。アセチル化モノグリセリドのケン化価は臨界的ではない が、好ましいケン化価は278〜292、316〜331、370〜380、及 び430〜470である。特に好ましいアセチル化モノグリセリドは、約400 以上のケン化価を有する。かかるアセチル化モノグリセリドは、一般に、約90 以上のアセチル化価(アセチル価の%)と約10以下のヒドロキシル価(Food C hemical Codex(FCC)III/P508 及びAOCSの改訂版)を有する。 本ガムベース中にアセチル化モノグリセリドを用いることは、苦いポリ酢酸ビ ニル(PVA)可塑剤、特にトリアセチンを用いるよりも好ましい。アセチル化 モノグリセリドは、ガムベース中に、ガムベースの約4.5〜約10重量%、好 ましくは約5〜約9重量%の量で存在するであろう。 本発明のガムベース中の蝋は、このポリマー性エラストマー混合物を軟化して ガムベースの弾性を向上させる。用いられる蝋は、約60℃以下、好ましく約4 5〜約55℃の融点を有するであろう。好ましい蝋は、低融点パラフィン蝋であ る。蝋は、ガムベース中に、ガムベースの約6〜約10重量%、好ましくは約7 〜約9.5重量%の量で存在するであろう。 低融点蝋に加えて、高融点を有する蝋を、ガムベース中に、ガムベースの約5 重量%までの量で用いることができる。かかる高融点蝋には、蜜蝋、植物蝋、カ ンデリラ蝋、カルナバ蝋、殆どの石油蝋、及びそれらの混合物が含まれる。 上に述べた成分に加えて、本ガムベースは、エラストマー溶剤、乳化剤、可塑 剤、充填剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される成分の如き、種々の 伝統的成分を含む。これら成分は、ガムベース中に、ガムベースの全量を100 %にする量で存在する。 本ガムベースは、エラストマー成分を軟化するのを助けるためにエラストマー 溶剤を含有することができる。かかるエラストマー溶剤は、当該技術分野で公知 のエラストマー溶剤を含むことができ、例えば、α−ピネン又はβ−ピネンのポ リマーの如きテルピネン樹脂;ロジン及び変性ロジン、及び水素化、ダイマー化 及びポリマー化ロジンの如きガムの、メチル、グリセロール及びペンタエリスリ トールエステル、及びそれらの混合物がある。ここで用いるのに適するエラスト マー溶剤の例には、部分的に水素化されたウッド及びガムロジンのペンタエリス リトールエステル、ウッド及びガムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウ ッドロジンのグリセロールエステル、部分的にダイマー化されたウッド及びガム ロジンのグリセロールエステル、ポリマー化されたウッド及びガムロジンのグリ セロールエステル、トール油ロジンのグリセロールエステル、ウッド及びガムロ ジン及び部分的に水素化されたウッド及びガムロジンのグリセロールエステル、 及びウッド及びガムロジンの部分的に水素化されたメチルエステル等、及びそれ らの混合物が含まれる。エラストマー溶剤は、ガムベース中で、ガムベースの約 2〜約15重量%、好ましくは約7〜約11重量%の量で用いることができる。 ガムベースは、非混和性成分を単一の安定な系に分散させるのに助けとなる乳 化剤も含むことができる。この発明に有用な乳化剤には、モノステアリン酸グリ セリル、レシチン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、モノステアリン酸プ ロピレングリコール等、及びそれらの混合物が含まれる。好ましい乳化剤は、モ ノステアリン酸グリセリルである。この乳化剤は、ガムベースの約2〜約15重 量%、好ましくは約7〜約11重量%の量で用いることができる。 ガムベースは、種々の望ましいテクスチャー及びコンシステンシー特性を提供 するための可塑剤又は軟化剤も含むことができる。これら成分が低分子量である が故に、可塑剤及び軟化剤は、ガムベースの基本構造内に浸透して、それを可塑 性及び低粘性にすることができる。有用な可塑剤及び軟化剤には、ラノリン、パ ルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン 酸カリウム、トリ酢酸グリセリル、レシチングリセリル、モノステアリン酸グリ セリル、モノステアリン酸プロピレングリコール、アセチル化モノグリセリド、 グリセリン等、及びそれらの混合物が含まれる。蝋、例えば、天然及び合成蝋; 水素化植物油;ポリウレタン蝋、ポリエチレン蝋、パラフィン蝋、微結晶質蝋の ような石油蝋;脂肪蝋(fatty waxes);ソルビタンモノステアレート;獣脂; プロピレングリコール、それらの混合物などをガム基剤中に加えることもできる 。これら可塑剤及び軟化剤は、一般に、ガムベース中に、ガムベースの約15重 量%までの量で、好ましくは約2〜約12重量%の量で用いられる。 好ましい可塑剤は水素化植物油であり、大豆油及び綿実油が含まれ、これらは 単独で用いても組み合わせて用いてもよい。これら可塑剤は、ガムベースに良好 なテクスチャーと柔らかい咀嚼特性を与える。これら可塑剤及び軟化剤は、一般 にガムベースの約5〜約14重量%の量で、好ましくは約5〜約13.5重量% の量で用いられる。 もう一つの好ましい態様においては、この軟化剤は、市販されている合衆国薬 局方(USP)グレードの如き、無水グリセリンである。グリセリンは、甘く穏 やかな味を持ちショ糖の約60%の甘味を有するシロップ状液体である。グリセ リンは吸湿性であるので、チューインガム組成物の全製造を通して、無水グリセ リンを無水条件下に維持することが重要である。 この発明のガムベースは、充填剤及びテクスチャー剤として役立つことができ る無機アジュバントの如き有効量の増量剤も含むことができる。有用な無機アジ ュバントには、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニ ウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウム、リン酸二カルシウム 等、及びそれらの混合物が含まれる。これら充填剤又はアジュバントは、ガムベ ース組成物中において種々の量で用いられる。好ましくは、充填剤を用いる場合 、その量は、ガムベースの約15〜約40重量%、好ましくは約20〜約30重 量%であろう。 着色剤、酸化防止剤、保存剤、風味剤等の如き種々の他の伝統的成分を任意に ガムベース中に有効な量で含めてもよい。例えば、F.D.& C.染料として知られ ている二酸化チタンや食品、医薬品及び化粧品用途に適する他の染料を用いても よい。ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール (BHA)、没食子酸プロピル、及びそれらの混合物の如き酸化防止剤を含めて もよい。チューインガム技術分野において通常の技術を有する者に知られている 他の慣用的なチューインガム添加剤もこのガムベースに用いることができる。 ガムベース成分を混和する方法は臨界的でものではなく、当業者に公知の標準 的な技術及び装置を用いて行われる。典型的な方法では、エラストマーをエラス トマー溶剤及び/又は可塑剤及び/又は乳化剤と混和して1〜30分間かき混ぜ る。ブレンドが完了した後、ポリ酢酸ビニル成分をこの混合物中に混和する。好 ましくは、中分子量ポリ酢酸ビニルを場合により添加する低分子量ポリ酢酸ビニ ルの添加の前に混和して、エラストマー混合物内にポリ酢酸ビニルのポケットが できるのを防止する。次いで、このガムベース混合物を再度1〜30分間ブレン ドしながら、低融点蝋の如き残りの成分を一度に又は漸増的に混和する。 1つの態様では、本発明は、低カロリーチューインガム組成物であって、その チューインガム組成物の約40〜約70重量%の量で存在するガムベースを含み 、そのガムベースが、(a)ガムベースの約0.5〜約20重量%の量で存在するエ ラストマー、(b)ガムベースの約10〜約25重量%の量で存在する約35,00 0〜約55,000の分子量を有する中分子量ポリ酢酸ビニルポリマー、(c)ガム ベースの約4.5〜約10重量%の量で存在するアセチル化モノグリセリド、(d) ガムベースの約6〜約10重量%の量で存在する約60℃以下の融点を有する蝋 、及び(e)ガムベースの全量を100%にする量で存在するエラストマー溶剤 、乳化剤、可塑剤、充填剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される物質 を含む、低カロリーチューインガム組成物に関する。 高められた親水性を有する高いレベルのチューインガムベースを用いるチュー インガム組成物は、米国特許第4,872,884号により十分に説明されている 。なお、その開示内容は参照により本明細書に組み入れられるものとする。 高められた親水性を有しかつ低カロリーチューインガム組成物に高いレベルで 用いるのに適する他のガムベースも本発明に用いることができる。一般に、これ らガムベースを、チューインガム組成物の約99重量%まで、好ましくは約40 〜約85重量%、より好ましくは約40〜約75重量%の量で用いることができ る。高められた親水性を有する適するガムベースには、例えば、米国特許第4, 698,223号に開示されたものが含まれる。なお、その開示内容は参照によ り本明細書に組み入れられるものとする。ガムベースを本発明の清涼化組成物及 び増量剤の如き慣用的な添加剤と共に配合して、多種多様な甘いチューインガム 組成物を製造する。 チューインガム組成物に用いられるガムベースの量は、用いられるガムベース のタイプ、望まれるコンシステンシー、及び最終チューインガム製品を作るため に用いられる他の成分の如き要因に依存して変動するであろう。一般に、高めら れた親水性を有するガムベースは、チューインガム組成物中に、チューインガム 組成物の約50〜約85重量%、好ましくは約50〜約75重量%、より好まし くは約60〜約70重量%の量で存在するであろう。 もう一つの態様においては、本発明は、少ない量のチューインガムベースを含 有するチューインガム組成物に関する。一般に、これらチューインガム組成物中 のガムベースは、チューインガム組成物の約55重量%まで、好ましくは約15 〜約40重量%、より好ましくは約20〜約35重量%の量で存在するであろう 。この態様では、ガムベースは、エラストマー;及びエラストマー溶剤、蝋、乳 化剤、可塑剤又は軟化剤、充填剤及びテクスチャー剤として役立つことができる 無機アジュバントの如き増量剤、着色剤、酸化防止剤、保存剤、風味剤等の如き 種々の他の伝統的成分、及びそれらの混合物を含むであろう。これらガムベース 成分の例は上で述べた。 製造したら、このガムベースを本発明の清涼化組成物及び慣用的な添加剤と共 に配合して、多種多様なチューインガム組成物を製造することができる。 本チューインガム組成物は、一般に増量剤を含む。これら増量剤(キャリヤ、 エキステンダー)は水溶性であってもよく、それらには、単糖類、二糖類、多糖 類、糖アルコール、及びそれらの混合物;イソマルト(Suddeutsche Zucker に より Palatinit という商品名で製造されているα−D−グルコピラノシル−1, 6−マンニトールとα−D−グルコピラノシル−1,6−ソルビトールとのラセ ミ混合物);マルトデキストリン;水素化デンプン水解物;水素化ヘキソース; 水素化二糖類;炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、リン酸二カルシウム、 セルロースなどのミネラル、及びそれらの混合物からなるがこれらに限定されな い群から選択される増量剤が含まれる。増量剤は、チューインガム組成物の約6 0重量%までの量で、好ましくは約25〜約60重量%の量で用いることができ る。 適する糖増量剤には、キシロース、リボース、グルコース(デキストロース) 、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、スクロース(砂糖 )、マルトース、転化糖、部分加水分解デンプン及びコーンシロップ固形物、及 びそれらの混合物の如き単糖類、二糖類、及び多糖類が含まれる。チューインガ ム組成物がシュガーガムであるときは、スクロースとコーンシロップ固形物の混 合物が好ましい糖増量剤である。 適する糖アルコール増量剤には、ソルビトール、キシリトール、マンニトール 、ガラクチトール、マルチトール、及びそれらの混合物が含まれる。ソルビトー ルとマンニトールの混合物が好ましい糖アルコール増量剤である。 マルチトールは、ノンカロリー飲料品及び食料品の製造における増量剤として 有用な甘くてノンカロリーの水溶性糖アルコールであり、米国特許第3,708, 396号により十分に説明されている。なお、その開示内容は参照により本明細 書に組み入れられるものとする。マルチトールは、最も一般的な還元二糖類であ って、デンプン及び他の天然物中に見出されるマルトースの水素化により作られ る。 本チューインガム組成物は、強度甘味剤も含むことができる。強度甘味剤は、 スクロースの甘味よりも実質的に強い甘味強度を有する。適する強度甘味剤の例 には、ジヒドロカルコン類、モネリン、Stevia Rebaudiana(ステビオサイド類 )、グリチルリチンの如き水溶性天然甘味剤、及びそれらの混合物が含まれる。 適する水溶性人工甘味剤には、サッカリン及びその可溶性塩、即ちナトリウム又 はカルシウムサッカリン塩、シクラメート及びその塩、3,4−ジヒドロ−6− メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシド(Acesulfam e)及びそのナトリウム、アンモニウム、及びカルシウム塩、特に3,4−ジヒド ロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドの カリウム塩(Acesulfame-K)が含まれる。 適するジペプチド基剤甘味剤には、L−アスパルチル−L−フェニルアラニン メチルエステル(Aspartame)、米国特許第3,492,131号に記載された化 合物、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタ ニル)−D−アラニンアミド水和物(Alitame)、L−アスパルチル−L−フェ ニルグリシン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニルグリシンの メチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン 、及びL−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)アラニンの如きL−アス パラギン酸誘導甘味剤が含まれる。 他の適する水溶性甘味剤には、スクロースの塩素化誘導体の如き天然に存在す る水溶性甘味剤から誘導されるもの、例えば、クロロデオキシスクロース及びク ロロデオキシガラクトスクロースの誘導体の如きクロロデオキシ糖誘導体が含ま れる。クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロースの誘導 体の例には、1−クロロ−1'−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキ シ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、又は4−クロ ロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガ ラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、 又は4,1'−ジクロロ−4,1'−ジデオキシガラクトスクロース;1',6'−ジ クロロ−1',6'−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D −ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルク トフラノシド、又は4,1',6'−トリクロロ−4,1',6'−トリデオキシガラク トスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノ シル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6 '−トリクロロ−4,6,6'−トリデオキシガラクトスクロース;6,1',6'−ト リクロロ−6,1',6'−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジ デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ −β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1',6'−テトラクロロ−4,6,1' ,6'−テトラデオキシガラクトスクロース;及び4,6,1',6'−テトラクロロ −4,6,1',6'−テトラデオキシスクロースが含まれるが、これらに限定され ない。好ましい態様では、クロロデオキシ糖誘導体は、4,1',6'−トリクロロ −4,1',6'−トリデオキシガラクトスクロース、又は Sucralose という商品 名でニュージャジー州 Skillman の McNeil Specialty Products Campany から 市販されている4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1, 6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシドである。 他の適する強度甘味剤には、タリン(talin;thaumaoccous danielli,タウマ チンI及びII)の如きタンパク質基剤甘味剤が含まれる。 チューインガム組成物中に用いられる強度甘味剤の量は、チューインガムを甘 くするのに有効な量である。一般に、チューインガム組成物中に普通に存在する 強度甘味剤の量は、チューインガム組成物の約0.001〜約1重量%、好まし くは約0.01〜約1重量%、より好ましくは約0.05〜約0.5重量%であろ う。 このガム組成物は、可塑剤、軟化剤、乳化剤、蝋、充填剤、無機アジュバント 、風味剤(フレーバー、フレーバー剤)、着色剤、酸化防止剤、酸味剤、増粘剤 等、及びそれらの混合物からなる群から選択される有効量の慣用的な添加剤を含 むことができる。これら成分は、チューインガム組成物中に、チューインガム組 成物の全量を100%にする量で存在する。これら添加剤の幾つかは、1を超え る目的に役立たせることができる。例えば、シュガーレスガム組成物では、ソル ビトール又は他の糖アルコールの如き甘味剤は、増量剤としても機能することが できる。 ガムベースに用いるのに適すると上で述べた可塑剤、軟化剤、無機アジュバン ト、蝋、及び酸化防止剤も、チューインガム組成物中に用いることができる。用 いることができる他の慣用的な添加剤の例には、レシチン及びモノステアリン酸 グリセリルの如き乳化剤;メチルセルロース、アルギネート、カラゲナン、キサ ンタンガム、ゼラチン、イナゴマメ、トラガカント、ローカストビーンの如き、 単独又は他の軟化剤と組み合わせて用いられる増粘剤;リンゴ酸、アジピン酸、 クエン酸、酒石酸、フマル酸、及びそれらの混合物の如き酸味剤;及び無機アジ ュバントの範疇で上に述べたものの如き充填剤が含まれる。 用いることができる風味剤には、天然及び人工の風味剤のような当業者に公知 の風味剤が含まれる。これら風味剤は、合成フレーバー油及び風味付与性の芳香 剤及び/又は芳香油、含油樹脂、及び植物、葉、花、果実等から誘導されるエキ ス、及びそれらの組み合わせから選ぶことができる。非限定的は代表的フレーバ ー油には、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリーン油(サリチル酸メ チル)、ペパーミント油、丁字油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、 ヒマラヤスギの葉の油、ニクズク油、ピメント油、セージの油、メース、ビター アーモンドの油、及びカッシア油が含まれる。また、有用な風味剤は、バニラの ような人工、天然及び合成のフルーツフレーバー、及びレモン、オレンジ、ライ ム、グレープフルーツを含む柑橘油、及びリンゴ、セイヨウナシ、モモ、ブドウ 、イチゴ、キイチゴ、サクランボ、プラム、パイナップル、アンズ等を含むフル ーツエッセンスである。これら風味剤は、液体でも固体でも用いることができ、 個別に用いても混合して用いてもよい。広く用いられるフレーバーには、個別に 用いられるか混合して用いられるかに拘らず、ペパーミント、メントール、人工 バニラ、シナモン誘導体、及び種々のフルーツフレーバーのようなミントが含ま れる。 他の有用な風味剤には、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジ エチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソ ール等の如きアルデヒド類及びエステル類が含まれ、それらを用いてもよい。概 して、National Academy of Sciences による Chemicals Used in Food Proceed ing,publication 1274,p.63-258 に記載されている如きあらゆる風味剤又は食 品添加剤を用いることができる。 アルデヒド風味剤の更なる例には、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアル デヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(甘草、アニス)、シン ナムアルデヒド(シナモン)、シトラール、即ちα−シトラール(レモン、ライ ム)、ネラール、即ちβ−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレン ジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトープ、即ちピペ ロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシ ンナムアルデヒド(スパイシーでフルーティーなフレーバー)、ブチルアルデヒ ド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール (改質剤、多くのタイプ)、デカナール(柑橘系果実)、アルデヒドC−8(柑 橘系果実)、アルデヒドC−9(柑橘系果実)、アルデヒドC−12(柑橘系果 実)、2−エチルブチルアルデヒド(ベリー系果実)、ヘキセナール、即ちトラ ンス−2(ベリー系果実)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベ ラトルムアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、即ちメ ロナール(メロン)、2,6−ジメチルオタナール(グリーン果実)、及び2− ドデセナール(柑橘類、マンダリン、サクランボ、ブドウ、イチゴショートケー キ)、それらの混合物等が含まれるが、これらに限定されない。 風味剤は、液体で用いても乾燥した形態で用いてもよい。後者の形態で用いる 場合、その油を噴霧乾燥する如き適する乾燥手段を用いることができる。また、 風味剤を、セルロース、デンプン、砂糖、マルトデキストリン、アラビアガム等 の如き水溶性物質の上に吸着させても、カプセル化してもよい。かかる乾燥形態 を製造するための現実の技術は周知であり、この発明の一部を構成するものでは ない。 本発明の風味剤は、フレーバーの初期噴出及び/又はフレーバーの持続的感覚 を提供するために、当該技術分野で周知の多くの異なる物理的形態で用いること ができる。それらに限定されることなく、かかる物理的形態には、噴霧乾燥形態 、粉末化形態、及びビーズ形態の如きフリー形態、及びカプセル化形態、及びそ れらの混合物が含まれる。 風味剤又は甘味剤のカプセル化送達系は、脂肪のマトリックス又は甘味剤若し くは風味剤コアを囲む蝋を含む。脂肪は、脂肪酸、グリセリド又はポリグリセロ ールエステル、ソルビトールエステル、及びそれらの混合物の如き数種の慣用的 な物質から選択することができる。脂肪酸の例には、パーム油、パーム核油、ピ ーナッツ油、菜種油、米糠油、大豆油、綿実油、ヒマワリ油、サフラワー油、及 びそれらの混合物の如き水素化及び部分水素化植物油が含まれる。有用なグリセ リドには、モノグリセリド、ジグリセリド、及びトリグリセリドが含まれる。 有用な蝋は、天然及び合成蝋、及びそれらの混合物からなる群から選ぶことが できる。非限定的な例には、パラフィン蝋、ペトロラタム、カーボワックス、微 結晶質蝋、蜜蝋、カルナバ蝋、カンデリラ蝋、ラノリン、月桂樹蝋(bayberry w ax)、サトウキビ蝋、鯨蝋、米糠蝋、及びそれらの混合物が含まれる。 脂肪及び蝋は、そのカプセル化された系の約10〜約70重量%で変動する量 で、好ましくは約40〜約58重量%の量で、個別に用いても組み合わせて用い てもよい。組み合わせて用いるときは、脂肪と蝋は、好ましくはそれぞれ約70 :10〜85:15の比率で存在する。 典型的なカプセル化された風味剤又は甘味剤送達系は、米国特許第4,597, 970号及び4,722,845号に開示されている。なお、その開示内容は参照 により本明細書に組み入れられるものとする。 ここで用いられる風味剤の量は、普通は、最終チューインガム組成物のタイプ 、個々のフレーバー、用いられるガムベース、及び望まれるフレーバーの強さの 如き要因に従う好みの問題である。かくして、風味剤の量は、最終製品に望まれ る結果を得るために変動させることができ、かかる変動は、過度な実験を要さず して当業者の能力の範囲内である。ガム組成物中、風味剤は、一般に、チューイ ンガム組成物の約0.02〜約5重量%、好ましくは約0.1〜約2重量%、より 好ましくは約0.8〜約1.8重量%の量で存在する。 本発明に有用な着色剤は、所望の色を生じさせるのに有効な量で用いられる。 これら着色剤には、ガム組成物の約6重量%までの量で加えることができる顔料 が含まれる。好ましい顔料である二酸化チタンは、ガム組成物の約2重量%まで 、好ましくは約1重量%未満の量で組み入れられ得る。着色剤には、食物、薬物 及び化粧品用途に適した天然の食品着色剤及び染料も含まれ得る。これら着色剤 は、F.D.& C.染料及びレーキとして知られている。前述の用途に許容できる物質 は、好ましくは水溶性である。好例となる非制限例には、F.D.& C.ブルー2号と して知られているインジゴイド染料が含まれ、それは5,5−インジゴスズジス ルホン酸の二ナトリウム塩である。同様に、F.D.& C.グリーン1号として知られ る染料は、トリフェニルメタン染料を含み、それは4−〔4−(N−エチル−p −スルホニウムベンジルアミノ)ジフェニルメチレン〕−〔1−(N−エチル− N−p−スルホニウムベンジル)−δ−2,5−シクロヘキサジエンイミン〕の 一ナトリウム塩である。全ての F.D.& C.着色剤の完全な詳述及びそれらの対応 する化学構造は、Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,第3版 ,5巻,857-884 頁に見出すことができ、その内容は参照により本明細書中に組 み入れられるものとする。 ガム組成物中に用いることができる適する油脂には、ココナッツ油、パーム核 油、牛脂、ラード等の如き部分水素化植物脂肪又は動物脂肪が含まれる。これら 成分を用いるとき、一般に、ガム組成物の約7重量%まで、好ましくは約3.5 重量%までの量で存在する。 この発明によれば、有効量の本発明の清涼化組成物が、チューインガム組成物 中に混和される。上で述べたように、本発明の清涼化組成物は、メントールとN −置換−p−メンタンカルボン酸アミドを含む。用いられる清涼化組成物の正確 な量は、普通は、製造されるガム組成物の個々のタイプ、用いられる増量剤のタ イプ、用いられるフレーバーのタイプ、及び望まれる呼気新鮮化感覚の強さの如 き要因に従う好みの問題である。かくして、清涼化組成物の量は、最終製品に望 まれる結果を得るために変動させることができ、かかる変動は、過度な実験を要 さずして当業者の能力の範囲内である。一般に、チューインガム組成物中に普通 に存在する清涼化組成物の量は、チューインガム組成物の約0.07〜約2重量 %、好ましくは約1〜約2重量%、より好ましくは約1.25〜約2重量%の量 で存在する。 本発明は、チューインガム及び風船ガム配合物の両方を包含する改良されたチ ューインガム組成物を製造する方法も包含する。本チューインガム組成物は、当 業者により知られた標準的技術及び装置を用いて製造することができる。本発明 に有用な装置は、チューインガム製造分野で周知の混合及び加熱装置を含むので 、具体的な装置の選択は当業者に明らかであろう。 そのような方法では、チューインガム組成物は、ガムベースを清涼化組成物及 び最終の望まれるチューインガム組成物の他の成分と混和することにより作られ る。他の成分は、通常は、当業者には周知のように、望まれる組成物の性質に従 って組成物中に入れられるであろう。最終的なチューインガム組成物は、食品技 術及びチューインガム分野で広く知られている方法を用いて容易に製造される。 例えば、ガムベースをそのベースの物理的及び化学的組成に悪影響することな しに軟化させるのに充分高い温度に加熱する。用いられる最適温度は、用いられ るガムベースの組成に依存して変動し得るが、かかる温度は、過度な実験を要さ ずして当業者により容易に決定される。 ガムベースは、従来通りに、約60〜約120℃の温度でそのベースを溶融さ せるのに充分な時間溶融される。例えば、ガムベースを、本発明の清涼化組成物 、可塑剤、軟化剤、増量剤、及び/又は充填剤、着色剤、及び風味剤の如きガム 組 成物の残りの成分と漸増的に混和するちょうど前の約30分間これら条件下で加 熱して、そのブレンド物を可塑化すると共にそのベースの堅さ、粘弾性及び二次 成形適性を調整する。ガム組成物の均一な混合物が得られるまで混合を続ける。 その後、そのガム組成物の混合物を所望のチューインガム形状に成形することが できる。 好ましい態様においては、本発明は、苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚 を有するチューインガム組成物を製造する方法であって: (1)次の成分: (a)ガムベース; (b)増量剤;及び (c)清涼化組成物; を提供する工程、この際、該清涼化組成物はメントール及びN−置換−p−メン タンカルボン酸アミドを含み、該カルボン酸アミドは式: (式中、R1及びR2は、水素及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基から なる群から独立に選択されることができる。但し、R1が水素であるときは、R2 は6〜10の炭素原子を含有するアリール基であることができ、そしてR1とR2 は、一緒になって、25までの炭素原子を含有する環式基又は複素環式基である ことができる。) により表されることができ、該N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドは該清 涼化組成物中に約0.001〜約6%の量で存在し、メントールは該清涼化組成 物中に約94〜約99.999%の量で存在する; (2)該ガムベースを溶融させる工程; (3)該増量剤と該清涼化組成物を該溶融ガムベースと混和する工程;及び (4)工程(3)からの混合物を適当な形状に成形する工程; を含む方法に向けられている。 この清涼化組成物は、本発明の方法に従って製造される。 本発明のもう一つの重要な側面は、本発明の清涼化組成物が入っているキャン ディ糖菓組成物及び該糖菓組成物を製造する方法を包含する。糖菓配合物の製造 は歴史的に周知でありここ数年変化していない。キャンディ糖菓品は“硬質”糖 菓又は“軟質”糖菓のいずれかとして分類されて来た。本発明の清涼化組成物は 、本発明組成物を慣用的な硬質及び軟質の糖菓中に混和することによって、その 糖菓中に組み入れることができる。 硬質キャンディ糖菓は、慣用的な手段によって加工及び配合することができる 。一般に、硬質糖菓は、非晶質状態又はガラス状態に保たれた砂糖と他の炭水化 物増量剤との混合物から構成されるベースを有する。この形態は、一般に約0. 5%〜約1.5%の水分を有する砂糖の固体シロップと考えられる。そのような 材料は、通常は、最終組成物の約92重量%までの砂糖、約55重量%までのコ ーンシロップ、及び約0.1〜約5重量%の水を含有する。シロップ成分は、一 般にスクロース及びコーンシロップから製造されるが、他の物質を含んでもよい 。風味剤、甘味剤、酸味剤、着色剤などの更なる成分を加えることもできる。 かかる糖菓は、火炎調理器(fire cooker)、真空調理器、及び高速常圧調理 器とも呼ばれている掻き取り表面調理器(scraped-surface cookers)が関与す る方法の如き慣用的な方法によって定型的に製造することができる。 火炎調理器は、キャンディベースをつくる伝統的な方法を含む。この方法では 、所望量の炭水化物増量剤をその増量剤が溶解するまで釜の中で加熱することに よって水中に溶かす。次いで、追加の増量剤を加えて最終温度が145℃〜15 6℃に達するまで調理を継続してもよい。次いで、バッチを冷却してプラスチッ ク様塊に仕上げて、風味剤、着色剤などの添加剤を入れる。 高速常圧調理器は、熱交換器表面を用いて、熱交換器表面上でキャンディの薄 膜を広げることを含む。キャンディは165℃〜170℃に2,3分間加熱され る。次いで、そのキャンディを100℃〜120℃まで急速に冷却し、風味剤、 着色剤などの添加剤を入れることができるプラスチック様塊に仕上げる。 真空調理器では、炭水化物増量剤を125℃〜132℃に煮沸し、減圧にして 特別な加熱をせずに余分の水を沸騰させて除去する。調理が完了すると、塊は半 固体となってプラスチック様コンシステンシーを有するようになる。この時点で 、風味剤、着色剤、及び他の添加剤を定型的な機械混合操作でその塊の中に混和 する。 硬質糖菓の慣用的な製造中に風味剤、着色剤及び他の添加剤を均一に混合する ために必要とされる最適な混合は、材料の均質な分散を得るのに要する時間によ って決定される。普通は、4〜10分の混合時間が許容可能であることを見出し た。 キャンディ塊を適当に焼いたら、それを加工できる小片へと切断するか又は所 望の形状に成形してもよい。所望の最終製品の形状及び大きさに依存して、様々 な成形技術を用いることができる。硬質糖菓の組成及び製造に関する一般的な考 察は、H.A.Lieberman,Pharmaceutical Dosage Forms: Tablets,VolumeI(198 0),Marcel Dekker,Inc.,New York,N.Y.p.339-469 において見出すことが できる。なお、その開示内容は参照により本明細書に組み入れられるものとする 。 本発明による有用な装置は、糖菓製造分野において周知の調理装置及び混合装 置を含むので、具体的な装置の選択は当業者には明らかであろう。 対照的に、圧縮錠剤糖菓剤は粒状材料を含み、加圧下で構造体へと成形される 。これら糖菓剤は、一般に、その組成物の約95重量%までの量の砂糖、及び結 合剤及び滑沢剤のような典型的な錠剤賦形剤並びに風味剤、着色剤などを含む。 硬質キャンディ糖菓と同様に、この発明には軟質キャンディ糖菓を用いてもよ い。ヌガーの如き軟質糖菓の製造は、2つの主成分、即ち(1)コーンシロップ のような高沸点シロップと(2)卵アルブミン、ゼラチン、大豆誘導化合物のよ うな植物性タンパク質、牛乳タンパク質のようなシュガーレス牛乳誘導化合物、 及びそれらの混合物から一般に製造される比較的軽いテクスチャーのフラッペを 組み合わせるような慣用的な方法を含む。このフラッペは一般的に比較的軽くて 、例えば、約0.5〜約0.7g/ccの範囲の密度で有り得る。 軟質糖菓の高沸点シロップ又は“ボブシロップ(bob syrup)”は、比較的粘 稠でフラッペ成分より高い密度を有し、しばしば、かなりの量の炭水化物増量剤 を含む。慣用的には、最終ヌガー組成物は、撹拌下でフラッペに“ボブシロップ ”を添加して基礎ヌガー混合物を作ることによって製造される。その後、風味剤 、追加の炭水化物増量剤、着色剤、保存剤、医薬品、それらの混合物などの更な る 成分をやはり撹拌下で添加することができる。ヌガー糖菓の組成及び製造に関す る一般的な考察は、B.W.Minifie,Chocolate,Cocoa and Confectionery :Scie nce and Technology,2nd edition,AVI Publishing Co.,Inc.,Westport,Con n.(1980),p.424-425 において見出される。なお、その開示内容は参照により 本明細書に組み入れられるものとする。 軟質糖菓を製造するための手順は公知の手順を含む。一般に、フラッペ成分を 最初に製造し、その後にシロップ成分を少なくとも約65℃、好ましくは少なく とも約100℃の温度で撹拌下にゆっくりと添加する。これら成分の混合物を混 合し続けて均一混合物を形成し、その後、その混合物を80℃未満の温度まで冷 却する。その時点で風味剤を加えても良い。その混合物をそれが取り出し易くな りかつ適当な糖菓形状へと成形し易くなるまで更に追加の時間混合する。 この発明によれば、有効量の本発明の清涼化組成物を硬質及び軟質糖菓に混和 することができる。上で述べたように、本発明の清涼化組成物は、メントール及 びN−置換−p−メンタンカルボン酸アミドを含む。用いられる清涼化組成物の の正確な量は、普通は、製造される糖菓の個々のタイプ、用いられる増量剤又は キャリヤのタイプ、用いられる風味剤のタイプ、及び望まれる呼気新鮮化感覚の 強さの如き要因に従う好みの問題である。かくして、清涼化組成物の量は、最終 製品に望まれる結果を得るために変動させることができ、かかる変動は、過度な 実験を要さずして当業者の能力の範囲内である。一般に、硬質又は軟質キャンデ ィ糖菓中に普通に存在する清涼化組成物の量は、該糖菓の約0.01〜約2重量 %、好ましくは約0.1〜約2重量%、より好ましくは約0.25〜約2重量%で あろう。 本発明は、改良されたキャンディ糖菓を製造する方法に及ぶ。清涼化組成物は 、当業者により知られた標準的方法及び装置を用いて、他の慣用的な硬質又は軟 質糖菓組成物中に入れることができる。本発明に有用な装置は、糖菓製造分野に おいて周知の混合及び加熱装置を含むので、具体的な装置の選択は当業者に明ら かであろう。 そのような方法では、組成物は、本発明の清涼化組成物を最終的に望まれる組 成物の他の成分と一緒に糖菓組成物中に混和することにより製造される。他の成 分は、通常は、当業者に周知の望まれる組成物の性質に従って、その組成物に入 れられるであろう。最終的な糖菓組成物は、食品技術及び薬学分野において広く 知られている方法を用いて容易に製造することができる。その後、その糖菓混合 物を望ましい糖菓形状に成形することができる。 清涼化組成物を個々の用途に適する種々のテクスチャーを与える慣用的な成分 と配合することができる。かかる成分は、シュガー及びシュガーレスの硬質及び 軟質キャンディ糖菓、錠剤、タフィー、ヌガー、咀嚼キャンディ、チューインガ ムなどの形態であっても良い。許容できる成分は、多種多様な材料から選択する ことができる。かかる材料には、希釈剤、結合剤及び接着剤、滑沢剤、崩壊剤、 増量剤、保湿剤、緩衝剤、及び吸着剤が含まれるが、これらに限定されない。か かるキャンディ糖菓及びチューインガム製品の製造は周知である。 この出願の全体を通して、種々の刊行物に言及した。これら刊行物の開示内容 は、技術の現状をより充分に説明するために、参照により本明細書中に組み入れ られるものとする。 本発明は、有効な請求の範囲を限定することを意図しない以下の実施例により 更に説明される。これら実施例並びに明細書及び請求の範囲における全ての部及 びパーセントは、特に断らない限り、最終組成物の重量を基準とするものである 。 実施例1〜19 これら実施例は、本発明に従って製造された清涼化組成物と慣用的な清涼化組 成物との比較を示すものである。 実施例1〜8の清涼化組成物は、以下の表1に記載した配合を有した。これら 配合は、ペパーミント油からの50%メントール寄与率を包含するように計算さ れた。 実施例1〜8の清涼化組成物を糖菓増量剤中に入れて、慣用的な製造方法に従 う組成物を作った。具体的には、清涼化組成物を慣用的なコーンシロップ/砂糖 混合物中に入れてから、慣用的な非SBRチューインガムベースに加えた。専門 の味覚パネルが、1分及び5分におけるこれらガム組成物の相対的呼気新鮮化感 覚(清涼化)、苦味、及び全体的好ましさをランダムな順番で評価し、それら結 果をプールして平均化した(0〜100の等級;0は呼気が新鮮ではない;10 0は呼気が非常に新鮮である)。味覚パネルからの結果を表1に示す。 実施例1(対照)では、メントールは、組成物中に1.3重量%の総合レベル で存在した。残りの実施例では、メントールは、表1に示した比率に従う量で存 在した。表1は、実施例3〜6の清涼化組成物が、向上した呼気新鮮化感覚を有 したことを示している。メントールが組成物中に1.3重量%のような高いレベ ルで存在するとき、メントールとN−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸ア ミドの相乗的作用は、メントールが低いレベルで存在するときとは全く相違する 。 メントールが組成物中に1.3重量%のレベルで存在すると、最も長い呼気新鮮 化と最も高い全体的好ましさが、N−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸ア ミドが清涼化組成物中に約0.001〜約6重量%、より好ましくは約0.01〜 約6重量%、最も好ましくは約1〜約4重量%の量で存在するときに起こること が分かった。N−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸アミドの量が6%を超 えると、その糖菓製品は全体的好ましさが非常に望ましくなくなる。 米国特許第5,009,893号(Cherukuri ら)の表1及び2に開示された清 涼化組成物は、以下の表2における実施例9〜19に記載した配合を有する。こ れら配合は、ペパーミント油からの50%メントール寄与率を包含するように修 正されている。これら清涼化組成物も、Cherukuri らによりチューインガム配合 物中に加えられた。 検算すると、N−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸アミド清涼化化合物 についての最適レベルが8〜12%であるという米国特許第5,009,893号 (Cherukuri ら)に記載された範囲(実施例11及び12を参照のこと)は、0 .001〜6%という本発明のN−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸アミド 清涼化化合物についての最適範囲から外れていることが分かる。 実施例20〜35 これら実施例は、本発明に従って製造された糖アルコールを糖菓組成物中に含 有する清涼化組成物と慣用的な清涼化組成物との比較を示すものである。 表1の実施例1〜8における通りに製造されそして表3に記載した配合を有す る実施例20〜35の清涼化組成物を糖菓増量剤中に入れて、慣用的な糖菓製造 技術に従って組成物を作った。 専門の味覚パネルが、1分及び5分におけるこれら組成物の相対的呼気新鮮化 感覚(清涼化)、苦味、及び全体的好ましさをランダムな順番で評価し、それら 結果をプールして平均化した(0〜100の等級;0は呼気が新鮮ではない;1 00は呼気が非常に新鮮である)。味覚パネルからの結果を表3に示す。 実施例35(対照)は、組成物中に1.0重量%のレベルで存在するメントー ルのみを含有した。実施例34(対照)はキシリトールを含有せず、実施例32 (対照)はN−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸アミドを含有せず、そし て実施例30(対照)はメントールを含有しなかった。残りの実施例では、メン トールとN−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸アミドが、組成物中に、表 3に記載した比率に従う量で存在した。比較例20と21、22と23、24と 25は、清涼化組成物中のキシリトールの量が4%から16%に増加すると、呼 気新鮮化組成物についての全体的好ましさが高まることを示している。実施例3 3及び34は、清涼化組成物中のキシリトールの量が0%から20%に増加する と、呼気新鮮化組成物についての全体的好ましさが高まることを示している。 このように本発明を説明してきたが、同じ方法を多くのやり方に変化させ得る ことは自明であろう。かかる変法は、本発明の精神及び範囲を逸脱するものとみ なすべきではなく、かかる全ての変更が次の請求の範囲に包含されることを意図 するものである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有するチューインガム組成物 であって: (a)ガムベース; (b)増量剤;及び (c)清涼化組成物; を含み、該清涼化組成物がメントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸ア ミドを含み、該カルボン酸アミドが式: (式中、R1及びR2は、水素及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基から なる群から独立に選択されることができる。但し、R1が水素であるときは、R2 は6〜10の炭素原子を含有するアリール基であることができ、そしてR1とR2 は、一緒になって、25までの炭素原子を含有する環式基又は複素環式基である ことができる。) により表されることができ、該N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが該清 涼化組成物中に約0.001〜約6%の量で存在し、メントールが該清涼化組成 物中に約94〜約99.999%の量で存在するチューインガム組成物。 2. N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドがN−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸アミドである、請求項1のチューインガム組成物。 3. 清涼化組成物がチューインガム組成物中にチューインガム組成物の約0 .7〜約2重量%の量で存在する、請求項1のチューインガム組成物。 4. N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが清涼化組成物の約0.01 〜約6%重量の量で存在する、請求項1のチューインガム組成物。 5. N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが清涼化組成物の約1〜約4 %重量の量で存在する、請求項4のチューインガム組成物。 6. メントールが清涼化組成物の94〜99.999重量%の量で存在する 、請求項1のチューインガム組成物。 7. メントールが清涼化組成物の96〜99重量%の量で存在する、請求項 6のチューインガム組成物。 8. メントールがチューインガム組成物の約0.7〜約2重量%の量で存在 する、請求項1のチューインガム組成物。 9. メントールがチューインガム組成物の約1〜約2重量%の量で存在する 、請求項8のチューインガム組成物。 10.メントールがチューインガム組成物の約1.25〜約2重量%の量で存 在する、請求項9のチューインガム組成物。 11.清涼化組成物がチューインガム組成物の約1〜約2重量%の量で存在す る、請求項3のチューインガム組成物。 12.清涼化組成物がチューインガム組成物の約1.25〜約2重量%の量で 存在する、請求項11のチューインガム組成物。 13.甘味剤を更に含む、請求項1のチューインガム組成物。 14.糖アルコールを更に含む、請求項13のチューインガム組成物。 15.苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有する糖菓組成物であって: (a)糖菓増量剤;及び (b)清涼化組成物; を含み、該清涼化組成物がメントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸ア ミドを含み、該カルボン酸アミドが式: (式中、R1及びR2は、水素及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基から なる群から独立に選択されることができる。但し、R1が水素であるときは、R2 は6〜10の炭素原子を含有するアリール基であることができ、そしてR1とR2 は、一緒になって、25までの炭素原子を含有する環式基又は複素環式基である ことができる。) により表されることができ、該N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが該清 涼化組成物中に約0.001〜約6%の量で存在し、メントールが該清涼化組成 物中に約94〜約99.999%の量で存在する糖菓組成物。 16.N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドがN−エチル−p−メンタン 3−カルボン酸アミドである、請求項15の糖菓組成物。 17.清涼化組成物が糖菓組成物中に糖菓組成物の約0.01〜約2重量%の 量で存在する、請求項15の糖菓組成物。 18.清涼化組成物が糖菓組成物中に糖菓組成物の約0.1〜約2重量%の量 で存在する、請求項15の糖菓組成物。 19.清涼化組成物が糖菓組成物中に糖菓組成物の約0.25〜約2重量%の 量で存在する、請求項18の糖菓組成物。 20.メントールが清涼化組成物の約94〜約99.999重量%の量で存在 する、請求項16の糖菓組成物。 21.メントールが清涼化組成物の約96〜約99重量%の量で存在する、請 求項20の糖菓組成物。 22.N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが清涼化組成物の約0.01 〜約6%重量の量で存在する、請求項15の糖菓組成物。 23.N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが清涼化組成物の約1〜約4 %重量の量で存在する、請求項22の糖菓組成物。 24.甘味剤を更に含む、請求項15の糖菓組成物。 25.糖アルコールを更に含む、請求項24の糖菓組成物。 26.苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有するチューインガム組成物 を製造する方法であって: (1)次の成分: (a)ガムベース; (b)増量剤;及び (c)清涼化組成物; を提供する工程、この際、該清涼化組成物はメントール及びN−置換−p−メン タンカルボン酸アミドを含み、該カルボン酸アミドは式: (式中、R1及びR2は、水素及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基から なる群から独立に選択されることができる。但し、R1が水素であるときは、R2 は6〜10の炭素原子を含有するアリール基であることができ、そしてR1とR2 は、一緒になって、25までの炭素原子を含有する環式基又は複素環式基である ことができる。) により表されることができ、該N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが該清 涼化組成物中に約0.001〜約6%の量で存在し、メントールが該清涼化組成 物中に約94〜約99.999%の量で存在する; (2)該ガムベースを溶融させる工程; (3)該増量剤と該清涼化組成物を該溶融ガムベースと混和する工程;及び (4)工程(3)からの混合物を適当な形状に成形する工程; を含む方法。 27.苦味のない長時間持続性呼気新鮮化感覚を有する糖菓組成物を製造する 方法であって、清涼化組成物を糖菓増量剤と混和することを含み、該清涼化組成 物が: (a)メントール及びN−置換−p−メンタンカルボン酸アミド; を含み、該カルボン酸アミドが式: (式中、R1及びR2は、水素及び1〜25の炭素原子を含有するアルキル基から なる群から独立に選択されることができる。但し、R1が水素であるときは、R2 は6〜10の炭素原子を含有するアリール基であることができ、そしてR1とR2 は、一緒になって、25までの炭素原子を含有する環式基又は複素環式基である ことができる。) により表されることができ、該N−置換−p−メンタンカルボン酸アミドが該清 涼化組成物中に約0.001〜約6%の量で存在し、メントールが該清涼化組成 物中に約94〜約99.999%の量で存在する方法。
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