JPH10509366A - 手袋に使用する保護用具 - Google Patents
手袋に使用する保護用具Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、例えばスポーツ活動中の手および腕の負傷の危険性と負傷の程度を削減することを目的とした保護用具に関する。当該保護用具は、少なくとも数本の指が必要に応じて握り部材(2)を握ることができるか、あるいは指を開いて握り部材(2)の握りを放すことができるように手の掌側に配置された握り部材(2)を含み、該握り部材(2)は、例えば転倒するときに、使用者に手でそれを握り締めさせるような形状と手の中の配置になっており、また、該握り部材(2)は、所望の器具を握れるように手の動きの自由が利くように形成されている。
Description
【発明の詳細な説明】
手袋に使用する保護用具
はじめに
本発明は、例えばスポーツ活動中に手や腕を負傷する危険性および負傷による
影響を削減することを目的とした保護用具に関する。当該保護用具は使用者の行
動に影響を与えて転倒する際に手を握り締めさせることを意図したものであるが
、通常の使用時は手指は非常に自由に動かせて、スキーストック、スノーボード
、スケートボード、および同様の器具などを握ることを可能とするものである。
背景
例えば、スノーボード、スケートボード、スキー、サイクリング、モーターサ
イクリングなどの各種スポーツを行う際に、実施者が事故に遭い、前腕や手を骨
折するのは稀なことではない。この理由は、実施者が例えば転倒するときに反射
的に手を開き、おそらくは指も伸ばして掌で転倒を受け止めようとするためであ
ることが多い。したがって、手や指が比較的長いてこのアームを形成するので、
強い衝撃で折れ易くなる。転倒するときに、たとえ手を握り締めていて握り拳で
地面を打ったとしても、関節を負傷したり、手や指の骨そのものの損傷を起こし
かねない。この理由は、手を握り締めたときに手の中にできる空洞のために、指
の位置が外部の圧力で、握り締めた手の中心に対してさらに内側に移動するため
である。
従来の技術
今日では冬季スポーツ用の手袋は断熱効果を上げるために裏打ちしてあるのが
ふつうである。しかしながら、手袋によっては衝撃を緩和し負傷の危険性を最小
限に抑えるために、手や指の外側に詰め物をしてあるものもある。このような手
袋は、別の見方をすれば、堅く、かさばって扱いにくいことが多く、事故が起こ
りそうになると使用者の手を開かせたままにする原因ともなり、深刻な結果を招
きかねない。手首を固定するために堅い素材の帯を挿入した手袋の例もあるが、
不運な場合にはこの帯のために負傷が減るどころかかえって増える可能性もある
。
本発明の目的と最も重要な特徴
本発明の目的は、好ましくは手袋内または手袋と共に用いる保護用具を開示す
ることにあり、当該保護用具は、使用者の動きを変化させることによって、例え
ば転倒による負傷の危険性と負傷の程度を軽減する。当該保護用具は、使用時に
は手がよく動くように作られているので、行おうとするスポーツや活動は差し支
えなく実施できる。
本発明の別の目的は、保護用具と手袋の形によって、転倒するときに前腕筋を
都合よく収縮させて、アクチン筋原線維とミオシン筋原線維の最適の重ね合わせ
を得ることにより、骨格の強度を増強させること、また、手首を曲げていない正
常の位置に自動的に戻すことである(図14に示されているように)。前腕と手
の骨組織の強度はこのようにして最大10倍増加させることができる。前腕、手
首、手や指の小骨への負傷の危険性はこれによって大幅に減少する。
本発明のさらに別の目的は、保護用具と手袋の構造によって、後方に転倒する
際に前腕を伸張させて、背中下部の負傷を減らすことである。使用者に、手を握
り締めること、すなわち“握り締め反射”を起こすようにさせる、または教え込
むことによって、腕は、手を開いて甲側に曲げた場合と比較すると実際5−10
cm(最多約7cm)長くなる(図21参照)。そうすると腕や手は、手を開い
ている場合よりも地面に早く着く。その上、手を握り締めると、指が地面に押さ
えつけられて固い雪に突き刺さる危険性が減少する。これは今日ではよくある負
傷の原因である。
また別の目的は、手に局所的に当たる力を、手の別の部分に分散させることで
ある。
本発明によれば、上記目的は、握り部材2を含む保護用具によって達成される
。当該握り部材2は、手の掌側に配置されて、少なくとも数本の指が必要に応じ
て握り部材2を握ることができるか、あるいは開いて握り部材2の握りを放すこ
とができるようになっている。また、握り部材2は、例えば転倒するときに使用
者が手で自然にそれを握り締めるような形状と手の中の配置になっている。また
、握り部材2は、手中できつく握った場合、握り部材2と手の間の圧力が握り部
材2全体でほぼ等しくなるような形状をしている。さらに、握り部材2は手や指
を自由に動かせるような形状になっており、所望の器具を握ることができる。
図面の説明
本発明は添付の図面に従ってさらに説明される。
図1は、水滴型の握り部材が手袋の掌側に配置された本発明の保護用具を示す図
である。
図2は、側方支持部材によって手または手袋の甲側に配置された保護部材、いわ
ゆるナックル保護部材に接続されたチューブ型の握り部材を備えた手袋を示す図
である。
図3は、均質な握り部材とナックル保護部材を有する手袋の側面図(断面)であ
る。
図4は、チューブ型で楕円形の握り部材を有する手袋の図である。
図5は、手袋の掌側に配置され、指部にまで延びた平板型の握り部材を示す図で
ある。
図6は、曲げ易くするために例えば横溝を切った平板型握り部材を示す図である
。
図7は、柔軟材料を手袋に挿入した平板型握り部材の別の例を示す図である。
図8は、断面の幅が端にいくに従って減少している握り部材を示す図である。
図9は、図2に対応するが、側方支持部材が1つしか配置されていない手袋を示
す図である。
図10と11は、図9の握り部材とナックル保護部材の断面図である。
図12は、握り部材とナックル保護部材を一体化した保護用具を示す図である。
図13は、図12の保護用具の斜視図である。
図14は、ナックル保護部材と本発明の握り部材を有する保護用具を備えた手袋
の中で握り締めた手の断面図である。
図15と16は、握り部材の別の形態を示す図である。
図17、18と19は、開閉可能な握り部材を含む保護用具を示す図である。
図20は、保護用具の一部分の断面図である。
実施の形態の説明
本発明の形態は図1に示されており、皮革または公知の人工素材で作られる手
袋1からなる。手または手袋のいわゆる平坦部すなわち掌部分に本発明の保護用
具は配置されている。保護用具は、好ましくは握りに適した用具すなわちいわゆ
る握り部材2である。当該保護用具は使用者の手の平坦部(掌の側)に接するよ
うに、または手袋を使用したときに少なくとも手の平坦部付近に位置するように
配置することができる。これは、手袋の使用者に、手に用具を持っているという
感覚を与え、その結果使用者は転倒するときに反射的かつ自動的に手を握ること
を学ぶ。指は互いに関連して固定され、また安定化され、前述した手と指のてこ
効果は削減または除去される。その結果、手や手袋の一部にかかりうる衝撃や荷
重は指と手首の間で分散される。したがって負傷の危険性は大幅に削減される。
手が地面に当たる前に使用者が手を固く握り締めることによって、手の中心は屈
筋と伸筋の共同作用で自動的に下肢の延長上に来る。手の内部、すなわち握った
指の内部にある空間も握り部材2で満たされるので、指の骨折の危険性も減少す
る。
握り部材2の寸法を、前腕筋が握り部材2を握ることによって引っ張られる際
に、アクチン筋原線維とミオシン筋原線維間の最適の重ね合わせが得られるよう
に決定することによって、筋肉が骨に及ぼす張力は、手を握り部材2なしで握り
締める場合よりも大きくなる。正常の筋張力で、骨の強さは最大10倍増加する
。
握り部材2は、手袋の中に、例えば縫いつけられて(図示せず)配置されてい
る例えばポケットの中に設置される。握り部材2は、ゴム、ネオプレン、または
多孔性プラスチックなどの、少なくともある程度の柔軟性と弾力性または緩衝作
用のある材料で作られる。握り部材2は、当然ながら、プラスチック、木材など
の硬材料でも作ることができるが、そのような場合には、柔らかい表面層を備え
るのが都合がよい。握り部材2は図示してある例では水滴型の断面を有している
が、他の様式で形成されてもよく、以下にそれを示す。
別の形態の保護用具が図2に示されている。ここでは握り部材2は、硬いもし
くは幾らか曲げられる材料で作られた中空体からなる。中空の握り部材2の利点
は、重量を軽くしつつも十分な材料と“握り抵抗”が得られることである。本形
態の別の利点は、異なる強さの圧縮が可能なことである。これによって使用者の
使用感が向上する。図2の手袋は、手の甲側に配置された保護部材3、いわゆる
ナックル保護部材も備えている。これは、硬化プラスチック、複合材料(例えば
ガラス繊維補強ポリマー)、または金属などの実質的に曲げられない材料で作ら
れた側方支持部材4に接続されている。握り部材2、ナックル保護部材3、側方
支持部材4はこのように一体化しており、その機能はとりわけ、例えば指または
手の小指側(尺骨側)からの局所的な衝撃の圧力を緩和し、(特に手首に)分散
することである。こうして骨折の危険性はさらに削減される。
図3は図2と同様の実施の形態を示しているが、違いは握り部材2の断面が均
質で楕円であることである。握り部材2は、好ましくは手(および腕)の長手方
向の長さがこの部材の厚みよりも大きくなるような形状に作られる。
図4は断面が楕円のチューブ型中空握り部材2を示す。
図5は、好ましくはネオプレンなどの緩衝性または可撓性を有する材料で作ら
れた平板型握り部材2を示す。たとえばサーモソフト(Termosoft)の
ような異種の材料を積層した材料も当然使用してよい。当該握り部材2は手袋の
掌側に配置され、少なくとも一部分は指の内側に沿って延びている。手を握り締
めると多少なりとも均一なチューブを形成する。
図6は、図5の平板型握り部材の別の形態を示す。当該握り部材2は、より硬
くしたがって圧縮しにくい材料で作ることができるが、ここでは曲げ易くすると
同時に十分に曲げたときに剛性を得るために横溝をつけてある。
図7は、図5や6の場合よりも手または手袋における長さが短い平板型握り部
材2を示す。これによって、使用者の動きはさらに自由になり使用感もよくなる
。握り部材の厚みは当然ながら所望の効果に合わせて調整することができる。
図8は、実質的にスプーン型でその径は端に向かって減少している握り部材2
の側面図である。この形態によって、手の異なる骨に都合のよい荷重をかけるこ
とができる。
図9は、図2に示されているのと同様の手袋であるが、違いは側方支持部材4
が1つだけ配置されているという点である。当該側方支持部材4は、握り部材2
とナックル保護部材3を結合している。側方支持部材4はナックル保護部材3の
一部からなる。ナックル保護部材3は手の尺骨側で曲がり、それに握り部材2が
例えば膠接着などにより接合している。こうして、とりわけ、手の尺骨側とその
中の小骨が衝撃などによる負傷から保護されるという利点が得られる。衝撃の力
が一部は詰め物によって緩和され、一部は握り部材2の他の指の方へ分散される
からである。
図10は、図9の握り部材2とナックル保護部材3の断面図であり、これらの
部分をどの様に形成することができるかが示されている。握り部材2は、例えば
ここに示されているように、硬いコア6とコア周囲に配置されたネオプレンなど
の柔らかい詰め物材でできた薄い層からなる。ナックル保護部材3は、使用中手
によく適合するようにアーチ状にすることができ、外側の硬い殻7は、例えば硬
化プラスチック、ガラス繊維補強ポリマー、金属などで形成され、下部の柔らか
い層8は使用者の使用感を向上させるために例えばネオプレンを詰めて形成する
のが都合がよい。外側の硬い殻7によって、手は鋭利な物などの衝撃から保護さ
れる。
図11は、ナックル保護部材3と握り部材2の垂直方向の断面図である。この
図から、外側の硬い殻7と握り部材2の硬いコア6は安定な用具を作るために一
体化されていることがわかる。この用具の機能は手に対する打撃を受け止めてそ
れを分散することである。尺骨側は、手を握り締めて前方に転倒するときなどに
特に打撃を受け易いが、握り部材2と外殻7の間の内側の一体化部分にも詰め物
がされている事によっても保護されている。
図12は、図9と同様の一体化されたナックル保護部材3と握り部材2を示し
ているが、違いは、握り部材2とナックル保護部材3が、例えば成型や押し出し
成形によって均質な材料から1つのピースに製造されることである。これによっ
て、保護用具を手の構造から独立してさらに自由に作ることができる。
図13は、図12の一体化保護用具を示す。1つのピースに形を作り、例えば
ネオプレン盤などから切り取って、想像した手の形に合うように曲げてある。
図14は、本発明の手袋と手袋に入れた手の断面図で、骨が見えるようにして
ある。ナックル保護部材3は、ここでは手の甲側の指関節の回りに沿うように配
置されている。手の中では指が握り部材2を握って曲がり、握り部材2の断面は
ここでは円に近い形となっている。
図15と16は、握り部材2の別の形態を示している。その概形は片側にくぼ
み9のある楕円と表現することができる。このように2つの膨らみを作ってくぼ
み9を形成することにより、指の外側部分が曲げ込み易くなり、使用感が向上す
る。この形状は使用者にとってスキーストック、スノーボードなどの他の用具も
握り易い。
図17は、好ましくは硬い材料で作られた握り部材2の図である。その形状は
切断されたシリンダ10で、1つの切断線に沿って蝶番11が備えてある。蝶番
11は、10aとbの部分を、手袋の中で互いに近接して配置された専用のポケ
ット(図示せず)内に設置すれば省略してもよい。この形態の握り部材2は、手
を握っていない場合は小空間しか占有しないので、他の用具がさらに自由に握れ
る。
図18と19は、図17の握り部材2を、手を開いて、および握って使用して
いる場合の図である。
図20には、手袋の使用感をさらに向上させるためには、握り部材2やナック
ル保護部材3をいかにして形成すればよいかが示してある。柔軟性を向上させる
ために、該保護用具は数層の詰め物層12を用いて製造する。この詰め物層12
は曲がる際に層が互いに対して滑ることができる。こうするには、各詰め物層1
2の間に、例えば、布、ホイル、織物などの層13を1つ以上挟んだ層12を手
袋のポケットに入れればよい。あるいは、各層自体が隣接する素材に対して滑る
ことができる表面を有するというのでもよい。
握り部材2は、上述のように、手袋1の例えば内手袋に配置されたポケットに
縫いつけることができるが、手袋の中に固定せずに配置することもできる。また
、全く固定されていない握り部材2を手袋の外側に有し、必要なときに手袋1の
外部(掌側)に、例えばホックやループ留め具、ゴムバンドなどからなる留め具
設備(図示せず)によって配置することも考えられる。さらに可能性として、握
り部材2を、使用者が必要なときに然るべき位置に設置できるように、手袋上に
ピボット式、折り畳み式、取り外し式に配置することもできる。保護用具は、図
13の例に示されているように締め具として機能することもでき、手や手袋の外
側に直接配置することもできる。保護用具は、手/手袋を囲むように作ることも
できる。
本発明は説明した実施の形態に制限されるものではなく、請求の範囲内で多様
な変形が可能であることは言うまでもない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年11月15日
【補正内容】
請求の範囲
1. 転倒による、手および腕の負傷の危険性と負傷の程度の削減をするための
保護手袋において、
手袋に装着または一体化して手の掌側に配置された握り部材(2)を含み、該
握り部材(2)は、実質的に手袋の幅一杯に延びており、また、手の幅全体にわ
たって実質的に同じ厚みまたは円筒状の形状で、指方向の断面は円形、丸みのあ
る形、楕円形、または刻み目のつけられる平板形であることを特徴とする、転倒
による手および腕の負傷の危険性と影響を削減することを目的とした保護手袋。
2. 握り部材(2)は少なくともある程度非剛性または柔軟性材料からなるこ
とを特徴とする請求の範囲1に記載の保護手袋(1)。
3. 握り部材(2)は実質的に剛性材料からなることを特徴とする請求の範囲
1に記載の保護手袋(1)。
4. 握り部材(2)は、手の甲側を覆うナックル保護部材(3、4)と結合し
ているか、組み合わせてあるか、または一体化された一部であることを特徴とす
る請求の範囲1から3のいずれかに記載の保護手袋(1)。
5. 握り部材(2)またはナックル保護部材(3)は、数層の緩衝材料からな
り、当該層は曲げられる際に互いに対して滑るように配置されていることを特徴
とする請求の範囲1から4のいずれかに記載の保護手袋(1)。
6. 側方支持部材(4)が握り部材(2)とナックル保護部材(3)の間で手
の尺骨側に配置されていることを特徴とする請求の範囲1から5のいずれかに記
載の保護手袋(1)。
7. ナックル保護部材(3)は少なくとも外側の硬い殻(7)からなることを
特徴とする請求の範囲1から6のいずれかに記載の保護手袋(1)。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
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NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S
I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US
,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. スポーツ活動中などに手および腕の負傷の危険性や負傷の程度の軽減する ための保護用具において、 少なくとも数本の指が必要に応じて握り部材(2)を握ることができるか、あ るいは指を開いて握り部材(2)の握りを放すことができるように手の掌側に配 置された握り部材(2)を含み、該握り部材(2)は、たとえば転倒するときに 、使用者に手でそれを握り締めさせるような形状と手の中の配置になっており、 また、該握り部材(2)は、所望の器具を握れるように手の動きの自由が利く形 状をしていることを特徴とする保護用具。 2. 保護用具は手袋の一体化された部分からなることを特徴とする請求の範囲 1に記載の保護用具(1)。 3. 握り部材(2)は少なくともある程度非剛性または柔軟性材料からなるこ とを特徴とする請求の範囲1または2に記載の保護用具(1)。 4. 握り部材(2)は実質的に剛性材料からなることを特徴とする請求の範囲 1または2に記載の保護用具(1)。 5. 握り部材(2)は、手の甲側を覆うナックル保護部材(3、4)と結合し ているか、組み合わせてあるか、または一体化された一部であることを特徴とす る請求の範囲1から4のいずれかに記載の保護用具(1)。 6. 握り部材(2)またはナックル保護部材(3)は、数層の緩衝材料からな り、当該層は曲げられる際に互いに対して滑るように配置されていることを特徴 とする請求の範囲1から5のいずれかに記載の保護用具(1)。 7. 側方支持部材(4)が握り部材(2)とナックル保護部材(3)の間で手 の尺骨側に配置されていることを特徴とする請求の範囲1から6のいずれかに記 載の保護用具(1)。 8. ナックル保護部材(3)は少なくとも外側の硬い殻(7)からなることを 特徴とする請求の範囲1から7のいずれかに記載の保護用具(1)。
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