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JPH10505691A - 電子的車両料金徴収システムおよび方法 - Google Patents

電子的車両料金徴収システムおよび方法

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Publication number
JPH10505691A
JPH10505691A JP8508737A JP50873795A JPH10505691A JP H10505691 A JPH10505691 A JP H10505691A JP 8508737 A JP8508737 A JP 8508737A JP 50873795 A JP50873795 A JP 50873795A JP H10505691 A JPH10505691 A JP H10505691A
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vehicle
toll collection
signal
toll
ivc
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Pending
Application number
JP8508737A
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English (en)
Inventor
ジェイ. ハセット,ジョン
Original Assignee
エイティー/コム インコーポレイテッド
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Publication date
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    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
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    • GPHYSICS
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    • GPHYSICS
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    • G01S13/74Systems using reradiation of radio waves, e.g. secondary radar systems; Analogous systems
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    • G01S13/765Systems using reradiation of radio waves, e.g. secondary radar systems; Analogous systems wherein pulse-type signals are transmitted with exchange of information between interrogator and responder
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Abstract

(57)【要約】 本発明の自動料金徴収システムは、ユーザにより購入される利用可能料金額を格納するためのメモリを有する車両料金プロセッサ(IVC)と、近づいてくる料金徴収設備18のアイデンティティを指示する料金徴収設備識別子信号を送信する料金徴収設備識別部を備える。車両16が識別部に近づくと、車両内プロセッサ(IVC)は識別子信号を受信し、借方記入されるべき料金を計算する。車両16が料金徴収設備18を通過するとき、車両プロセッサは、そのアイデンティティ、その正味残高および料金を伝送し、その料金が口座残高から引き落とされる。車両内プロセッサは低い残高をインクリメントすることもできるが、この場合には車両内プロセッサは情報を伝送し、これが請求を発するため中央システム140に中継される。違反者の車両内要素を遮断しあるいは反則者の車両を識別するための種々の手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 電子的車両料金徴収システムおよび方法 [発明の利用分野] 本発明は、車両料金徴収システムに関し、特定すると、自動非接触車両料金高 速徴収装置および方法に関する。 [発明の背景] ますます増大する数の車両がハイウェイを走行し、ハイウェイはますます混雑 を極めつつある。従来手段による料金の徴収は、ハイウェイの処理量と安全性に よくない影響を及ぼしてきた。料金所での混雑と停滞はますます一般的となりつ つある。このような状態は、時間の損失を通じて相当の経済的原価を包含するも のであり、生産性を低減させた。さらに、運転者や機械的故障により引き起こさ れる料金所における由々しい事故も頻度を増した。 ある料金機関は、コイン作動の料金徴収装置を設置することによって、あるい は料金プレートシステムを設け、料金徴収者が入って来る車両を適切な料金プレ ートまたはスティッカーであるか否かついて可視的に検査することによって、こ れらの問題について対処することを試みた。しかしながら、コイン作動徴収シス テムは、処理量を増すことにほとんど貢献せず、偽造コインの使用により詐欺を 受け易い。料金プレートシステムは同じ欠陥に遭遇し、各車両が、可視検査領域 に入る間鋭く減速することを必要とする。それゆえ、このシステムは、料金徴収 者の注意力に大きく依存する。 さらに、料金徴収のための無線周波数識別(RFID)技術を利用するための多く のシステムが提案された。これらのシステムでは、運転者は、料金ブースを通る とき一連番号により車両を識別するために反射性の送信機または個別的送信機と して作用する「タグ」または「カード」を取得する。この技術は、自動車両識別 (AVI)とも称される。 このシステムにも多数の欠陥がある。特に、RFIDタグは勘定書を操作し記憶す るためのマシンインンテリジェントプロセッサを欠くから、料金機関は、システ ムの全ユーザに対して個々の料金勘定書を維持しなければならない。これは、有 料交通量の高い都市領域で特に煩雑となる。料金機関は、数十万もの個々の勘定 書を管理することを要することになり、これはAVI システムの操作により作り出 される負担である。 さらに、RFIDタグは、プロセッサまたはユーザインターフェースを欠くから、 車両の運転者は、勘定書の残金を容易に確認できないし、限定または消費された クレジット(残高)に関する警告を有しない。運転者は若干でも警告をもつ従来 の料金徴収レーンと交錯するから、これは混乱と潜在的な安全上の危険を招く。 さらに、単一国家の料金機関の不存在の場合、各関与する運転者は、別個の料 金機関の勘定書に各々対応する複数のカードを車両に付けることが必要になるだ ろう。 RFIDシステムはまた、詳細な車両特有の移動記録の生成と蓄積を要するから、 ユーザのプライバシの問題を起こすことになる。 従来の料金徴収手段が増加したハイウェイ交通量により招来する要求を処理で きないことに答えて、改良された料金徴収方法およびシステムを提供する自動化 料金設備が提案された。これらの自動化料金徴収設備は、車両が自動化料金徴収 ブース中を移動するとき必要な取引きを遂行する無線送信機と受信機の使用によ って、従来の料金徴収手段の手動的取引きを除去する。一つのこの種のシステム は、車両により運ばれる料金クレジットの電子キャッシュ(蓄積量)から料金を 電子的に徴収する。このように、車両運転者は、有料道路走行前にある量の料金 クレジットを購入し得る。車両がその後料金徴収ブースを通って移動するとき、 無線周波数の交換が行われ、適当量が車両の料金クレジットから自動的に引き出 される。 上述の自動化料金徴収システムは、単一レーン有料道路や単一レーンの橋やト ンネルに対してよく機能するが、システムが複式レーンの環境で実施されるとき 重大な問題が存在する。複式レーンの環境においては、各有料レーンは、そのレ ーンを通過する車両の移動無線トランシーバと相互作用する固定の無線トランシ ーバを備えている。複式通路の問題は、一つのレーンの1台の車両から伝送され る情報が、複式有料レーンの固定トランシーバによりピックアップされるときに 起こる。それゆえ、レーン1の車両から徴収される料金がレーン2の車両に貸し 方記入(貸付け)されるという可能性が存在する。他通路の影響は、料金回避者 が自動化料金システムを悪用したり、請求を偶発的に誤割当したりすることを可 能にする。 他通路の影響を最小化するための多数の従来システムが存在する。これらのシ ステムは、普通、一方のレーンの料金トランシーバを、隣接するレーンを走行す る移動体から伝送される信号から遮蔽することを試みる。この種のシステムは、 車両が予定された領域に入ったときを識別する近接ゾーンを設定し、ついで車両 が予定された時間限界内に料金を伝送することを要求する方法を含む。他のシス テムは、有料レーンに近接する領域の背後かつそれに隣接してブランキング(無 効化)フィールドが伝送される複式フィールド環境を設定する。ブランキングゾ ーンは、料金ステーションにより受信されるような複式通路信号を埋没させる働 きをする。従来のシステムは、接近する移動体の実際の位置を決定する手段を提 供しない。このため、従来のシステムは、料金徴収システムが該料金徴収システ ムに接近してくるトラフィックの物理的順序を決定することができない。さらに 、従来のシステムは、レーンのサイズおよびレーントランシーバ間に存在しなけ ればならない間隔に関して規制をおく。 したがって、本発明の目的は、道路の交通容量を相当に増すことができる改良 された料金徴収方法および装置を提供する。 本発明の他の目的は、ハイウェイの安全性を向上しながら料金徴収の速度を増 す料金徴収方法および装置を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、複数の料金徴収機関または複数の幅広に離間され た位置にある機関により料金徴収手段を利用し支持するに便利なこの種の装置お よび方法を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、運営管理負担を低減し、使用者および料金徴収機 関に対する取引きリポートの発行を容易にし、さらにユーザのプライバシを保護 する料金徴収システムを提供することである。 本発明のさらに他の目的は、信頼性があり、詐欺や料金回避の試みに抗し、し かも既存の料金管理システムに容易に組み込める料金徴収システムを提供するこ とである。 本発明のさらに他の目的は、自動化料金システムに接近してくる車両のレーン 位置を決定するためのシステムを提供することである。 本発明のさらに他の目的は、自動化料金システムに接近してくる移動体の順序 を決定するための機構を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、固定トランシーバに接近してくる移動目標の相対 位置を決定するためのシステムを提供することである。 本発明のさらに他の目的は、他の料金徴収トランシーバと接近下に働き得る料 金徴収トランシーバを使用する自動化料金徴収のためのシステムを提供すること である。 本発明の他の一般的目的および特定の目的は、一部は明らかであり、一部は以 下の記述から明らかとなろう。 [発明の概要] 上述の目的は、道路に沿って高速度で移動する車両から料金を自動的に徴収す る方法およびシステムにより達成される。 本発明のシステムは、その一側面として、料金徴収のために車両が通過し得る 少なくとも第1の料金徴収設備と、接近しつつある料金徴収設備での料金取引に おいて借方記入するのに利用可能な金銭量を表わす利用可能料金額信号と車両固 有の識別子を格納するためのメモリを有する車両内応答用料金プロセッサとを備 える。最初、料金プロセッサは、例えばある料金徴収設備にて、初利用可能料金 額の値を表わす電子的な総料金額信号でロードされる。 第1の料金徴収設備の徴収部に対応しかつ該徴収部から離間された第1の料金 徴収設備識別部が、(i)第1料金徴収設備の位置を一意的に、さらに(ii)道路に 対応する料金徴収スケジュールを任意的に表わす第1の料金徴収設備識別子信号 を伝送する。移動車両が第1料金徴収設備識別部に近づくと、車両内料金プロセ ッサは、第1料金徴収設備識別子信号を受信、格納し、第1料金徴収設備識別子 信号に応答して、第1料金徴収設備にて借方記入(請求)されるべき料金額を計 算する。 特に、車両内料金プロセッサは、計算された料金額を車両内プロセッサに格納 される利用可能料金額信号と比較して、利用可能料金額信号により表される金銭 量が計算された料金額に等しいかそれよりも多いかを試験する。車両内プロセッ サは、この比較の選択された結果に応答して、第1自動化料金徴収設備利用許可 を表わす、ビーッ音または閃光着色光を伴うビーッ音のような信号を車両運転者 に供給する。 ついで、車両が第1料金徴収設備の徴収部に近付きそれを通過するとき、第1 料金徴収設備の徴収部は、料金徴収信号を伝送し、車両内料金プロセッサに蓄積 額から料金額を請求することを命令する。車両内料金プロセッサは応答し、その 蓄積額から計算された料金額を請求し、請求された量に従って利用可能料金額信 号の値を減ずる。ついで、車両内プロセッサは、料金徴収設備の徴収部に、その 識別、計算された料金額および勘定残高を指示する取引き確認信号を伝送する。 本発明のシステムは、他の側面として、車両内プロセッサにより実行される比 較により、利用可能料金額が計算された料金額より少ないか、20ドルのような予 め定められプログラムされた最小残高より少ないことを指示されると、車両内プ ロセッサは、それに応答して、残高を内部的にインクリメントし、料金徴収設備 が銀行口座やクレジットカード会社のようなクレジットまたは請求機関に新しい 増分を請求することを保証するように請求メッセージを起動する。 本発明のシステムは、他の側面として、料金額が車両がどこで有料道路に入り どこから有料道路を出るかに依存して変わる漸増有料道路での動作を可能にする 。本発明システムは、この側面においては、第1料金徴収設備から離れた少なく とも第2の料金徴収設備を備える。この場合、第2料金徴収設備の徴収部に対応 しておりかつこれから離間した第2の料金徴収設備識別部が備えられる。第2料 金徴収識別部は、(1)第2料金徴収設備の位置を一意に表わしさらに好ましくは( ii)道路に対応する料金徴収スケジュールを表わす少なくとも第2の料金徴収設 備識別子信号を伝送する。以下に論述されるように、料金スケジュールは、全出 口に対する全種の車両に対するスケジュールとしてもよいし、特定の場所に出入 りする前者車両に対するスケジュールとしてもよい。 車両内料金プロセッサは、第2料金徴収設備識別子信号を受信し、そして車両 が第1料金徴収設備を予め通過していなければ、車両内料金プロセッサは、格納 されている第1料金徴収設備識別子信号上に第2料金徴収設備識別子信号を上書 きする。 本発明の1側面として、料金徴収設備識別子信号、車両識別子信号および料金 取引き信号または確認信号は、無線周波数信号にコード化され、そしてこのコー ド類は、詐欺の可能性を減ずるようにあるいは追加の選択された情報を搬送する ように動的に変更できる。 車両が料金徴収ステーションを通過するときの車両の位置の精確な識別は、本 発明の一側面で達成されるが、この一側面として、既知のフィールドパターンで 識別信号を伝送する複式レーン道路の1レーン上に位置付けされた少なくとも一 つ固定トランシーバユニットが含まれる。複式レーン道路に沿って走行する移動 送信機ユニットが、識別信号を受信し、固定トランシーバユニットのアイデンテ ィティをデコードし、信号の強さを評価する。移動トランシーバは、この情報か ら固定トランシーバユニットに関するその位置を決定する。 特に、少なくとも一つの固定トランシーバユニットが、複式レーン道路の1レ ーン上に位置付けられる。トランシーバは、無線周波数信号を伝送する高指向性 アンテナを具備する。信号は、道路に沿って接近してくる車両の方向に向けられ る。アンテナから放送される信号は、複式レーン道路の1レーン内にフィールド パターンを設定する。信号をアンテナが向けられるレーンを識別する情報デコー ド化することによって、道路の1レーンを一意的に識別する無線周波数フィール ドを設定できる。 本発明にしたがって作られたトランシーバを具備する車両が、アンテナフィー ルドパターンを受信し処理することによって、車両の移動レーンおよび固定トラ ンシーバからの車両の距離を決定する。自動車のような車両内に固定された移動 トランシーバは、固定トランシーバにより発生される信号を受信する。移動トラ ンシーバは、これらの信号をでコードし、どのレーンから信号が放送されたかを 決定する。ついで、移動トランシーバは、信号強度を各レーンのアイデンティテ ィと関連づけるが、この強度は固定トランシーバ指向アンテナの既知のフィール ドパターンに比較できる。移動トランシーバは、信号強度と信号アイデンティテ ィを処理して、固定トランシーバに関するその位置を決定する。 続いて、車両が固定トランシーバユニットを通過するとき、車両はその車両識 別番号とそのレーン位置を送信するから、固定トランシーバはどの車両がどのレ ーンで通過しつつあるか知る。 以下、本発明の性質および目的をさらに完全に理解して頂くため、図面を参照 しながら本発明の具体例について説明する。しかしながら、当技術に精通したも のであれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなく種々の変更、追加お よび削減をなし得ることは明らかであろう。 [図面の簡単な説明] 図1は固定料金道路上で使用するに適合した本発明に従う自動料金徴収システ ムを示す概略ブロック図である。 図2は漸増料金道路上で使用するに適合した本発明の他の具体例の概略ブロッ ク図である。 図2Aは他の具体例を示す線図である。 図3は図1および図2の具体例に利用される車両内要素(IVC)の詳細を示すブ ロック図である。 図4は本発明にしたが構成されたT0およびT1送信機の詳細を示すブロック 図である。 図5は本発明にしたが構成されたT2送信機の詳細を示すブロック図である。 図6は図1および図2の具体例に利用される増強システムを示す線図である。 図7は本発明にしたがって発生されるRF遮蔽フィールドを示す線図である。 図8は図1および図2に利用される料金取引管理(TTM)システムのブロック図 である。 図9Aおよび図9BはT2送信機により発生される徴収信号の簡単化された形 式および本発明にしたがってIVC により発生される確認信号の簡単化された形式 を示す線図である。 図10および図10Aは本発明のガントリ型料金徴収システムの具体例および ガントリ上の増強カメラを示す線図である。 図11は本発明に従う道路交通監視および管理システムの概略ブロック図であ る。 図12は極座標にプロットされたアンテナフィールドパターンのグラフ表示で ある。 図13はアンテナにより設定される無線フィールドエネルギパターンを例示す る本発明の1具体例のグラフ線図である。 図14は特に図11のシステムで動作するに適合した車両トランスポンダの概 略ブロック図である。 図15は道路トラフィックトランシーバからの直線距離を決定するための本発 明の1具体例に従う概略ブロック図である。 図16はレーン検出信号の有効性を決定するマイクロプロセッサコードの流れ 図である。 [例示具体例についての説明] 本発明のシステムは、情報の受信、記憶、計算および伝送のための各車両内に 設けられた双方向性のモジュールを包含し、そして該モジュールは好ましくは有 料レーンを識別するように構成された、料金徴収ステーションに設けられたRF トランシーバと通信する。全通信は車両がハイウェイスピードで走行しつつある 間に行なうことができるが、各車両の位置は精確に知られ、法律違反者や料金反 則者に有効な施行を可能にする。交通レーン局所化技術は、しばらく図11に飛 んで説明することにより理解されるであろう。 図11は、本発明に従う複式レーン車両位置決めシステム210(200代の 参照番号は図面上では図面を簡単にするために二桁の番号で記載してあるから2 00を追加して読まれたい)のブロック図である。例示の具体例210は、車両 212〜216が道路224に沿って走行中、車両位置情報がホスト車両212 〜216に位置する車両トランスポンダからレーン送信ユニット218〜222 に転送され、車両位置が決定されることを可能にする。 簡単にするため、図11は3レーン道路224を図示しており、所与のホスト 車両に対する走行方向は、ここでは「下流方向」と称せられ、矢印で示されてい る。当技術に精通したものであれば、本発明は、複数レーンに分割されたハイウ ェイ、橋およびトンネルを含む追加のレーンを有する道路と関連して実施できる ことを理解できよう。当技術に精通したものは、本発明が、線路や水路のような 数々の他の移送システムと関連して実施できることも理解できよう。 例示の具体例は、二つの主要素、すなわち、車両トランスポンダ228とレー ン固定トランシーバ218〜222を備える。以下にさらに詳細に論述されるよ うに、本発明の好ましい具体例である車両トランスポンダ228は、ホスト車両 により運ばれ、無線周波数送信機および受信機、中央処理ユニット早期警告信号 検出ユニット、信号強度検出ユニット、信号デコードユニットおよびユーザイン ターフェースを備える。道路固定トランシーバの好ましい具体例は、送信ユニッ トと、該送信ユニット下方のレーンに向けられた既知のアンテナパターンを有す る指向性アンテナを備える。 車両トランスポンダ228は、レーン送信ユニット218〜222から信号を 受信し、これらの信号を処理してどのレーンの固定送信機が特定の信号を送った かを決定する。トランスポンダ228はまたこれらの信号を処理して、種々のレ ーン送信ユニットから受信される信号の相対強度を決定する。受信された信号の 測定された強度を比較し、この情報を既知のアンテナフィールド強度パターンと 比較することによって、トランスポンダは、それらのレーンの位置、したがって レーン送信ユニットに関する車両位置を決定できる。 図11に例示される本発明の具体例において、レーン送信ユニット218〜2 22は、一つの送信ユニットが各レーン上に位置するように複式レーン道路を横 切って位置付けられる。図11にさらに指示されるように、各トランシーバユニ ット218〜222は、接近しつつある車両の方向にアンテナフィールドパター ン226を設定するレーン識別信号を放射する。レーン識別信号は、単一フィー ルドパターンが特定のレーンと関連づけられるようにレーン識別情報でコード化 される。例示の具体例において、トランシーバユニット212〜218により発 生される信号は、無線周波数(RF)信号である。 図12は、トランシーバ218〜222の送信ユニットから放射されるアンテ ナパターンを詳細に例示している。図12に例示の具体例において、フィールド パターンは、904.5Mhzにて送信する寄生導波器をもつフェーズドアレイレーダシ ステムにより設定されるが、斯界において周知の任意の同様な送信装置を使用で きることは明らかなはずである。さらに詳述すると、アンテナフィールドパター ンは、移動方向における長手方向偏波作用とビーム成形作用をもつスロット付き 導波管アレイにより発生された。フェーズドアレイアンテナは、その放射エネル ギの大部分を主ローブ240内に送信する。斯界に周知のように、サイドローブ 242は誤目標検出を防ぐように最小化される。図12に示されるように、サイ ドローブは、主ローブからおおむね18db減衰されており、おおむね225 度で角度 に広がっている。道路の各レーンに沿ってこのような既知のフィールドパターン を放射することによって、道路は別個の放射フィールド領域に有効に分割される 。 本発明の代替具体例においては、アンテナの後部から投射されるバックローブ は、より大きな領域の既知のフィールドパターンを創成するのに使用されること は、当技術に精通したものには明らかなはずである。 図13はアンテナパターンにより既知の領域に分割されている道路の例を示す 。図13において、アンテナ素子250は、道路258のレーン252、254 および256に沿って既知のフィールド活動パターンを放射する。例示の具体例 において、道路の各レーンは、料金障壁260により分割される。各レーン内ま たは障壁の数値、例えば-25 は、dbで表わされるRFフィードの各位置における 強度レベルの減少を表わす。図示される例において、中心レーン254に沿って 向けられる信号は、アンテナ素子250からの距離に関係するエネルギ勾配を設 定する。図示の例において、レーン254におけるアンテナフィールド強度は、 料金障壁260の一端から遠端間で測定される40フィートにわたり30db減ずる。 さらに図13図に示されるように、隣接するレーン252および256内の平行 位置は、中心レーン254内の平行点より最低14db低い(すなわち、中心レーン に対して-65db そして隣接レーンに対して-79db)。移動トランシーバがアンテナ 250に近づくとき、隣接するレーン内の平行位置間の強度差は増す(すなわち 、アンテナに最近点において45db)。図示の例において、各レーンの中心は、隣 接するレーンの中心から最小14フィート離間されている。このように、本発明 は、トランシーバユニット218〜222が従来の料金徴収ブースの代表的間隔 だけ離間されることを可能にする。 図13に示される例から分かるように、-40db の信号強度測定値は、限定され たレーン254の約途中である道路領域に対応している。当技術に精通したもの であれば、本発明は、送信ユニットに関する位置を指示する他のフィールド強度 パターンで実施できることが理解できよう。また、当技術に精通したものであれ ば、フィールドパターンは、間欠または定常送信により発生されてもよくあるい は各フィールドは独立の周波数特性を有してもよいことを理解できよう。 本発明の1実施例において、レーン識別情報は、送信ユニットから放送される 信号にディジタル的にコード化される。ディジタルコード化情報の場合、ヘッダ 情報およびデータ情報を設定するデータフィールドが創成される。 ----------------------------------------- フィールド サイズ スタートファイル 2 バイト レーン識別 4 バイト エンドフィールド 2 バイト 当技術に精通したものであれば、本発明は他のデータフィールドパラメータ、 または技術上周知の位相シフトキーイング、マンチェスタコード化またはその他 の技術のような代替形式のコード化技術との関連において実施できることを理解 できるであろう。 図14はトランスポンダ228の詳細を示している。トランスポンダは、デー タプロセッサ270、アンテナ素子273に接続された受信機272、受信機2 72に接続されたデコード手段274、受信機272とプロセッサ270間に接 続された信号強度検出ユニット276、これも受信機272とプロセッサ270 間に接続された早期警告信号検出ユニット278、送信機280、プロセッサ2 70に接続されるメモリ要素228およびユーザインターフェースセクション2 83とを含む。従来形式の電源289がトランスポンダの必要電力を提供する。 プロセッサ270は、8086マイクロプロセッサまたは8051マイクロコントロー ラまたは車両位置を決定するために必要な計算を実行し得る他のプロセッサとし 得る。図14Aに示される具体例においては、受信機272とプロセッサ270 に接続されるデコード手段274が、受信機272で受信される信号にコード化 されているレーン識別情報をデコードする。代替具体例においては、プロセッサ 270も、追って詳細に記載される態様でコード化信号をデコードし、解釈する 。メモリ要素228は、好ましくは、信号強度検出情報およびレーン識別情報の 処理のための情報を含むプログラム情報を格納するに十分の非揮発性メモリを提 供するのがよい。 トランスポンダアンテナ273は、トランスポンダモジュールそれ自体に合体 されてもよいし、セルラー電話装置と関連して採用されるものに類似の従来形式 の窓取付けアンテナに取り付けるためレセプタクルを提供してもよい。 ユーザインターフェースセクション283は、好ましくはユーザ作動キー28 2、LCD またはLED ディスプレイユニット284および可聴警報モジュール28 6を備えるのがよい。ディスプレイおよび可聴警報要素は、必要なとき可視の、 可聴警報信号を提供し、キーおよびディスプレイ要素は、車両運転者が、レーン 位置および固定ベースユニットからの距離に関する情報を得、かつ必要となる任 意の情報を装入することを可能にする。ディスプレイおよびユーザインターフェ ースキーは、プロセッサを制御する従来の格納ソフトウェアルーチンとの組み合 わせで、ユーザが、レーン内または道路に沿っての車両位置に関する情報を監視 することを可能にする。1具体例においては、ユーザインターフェースは、各々 10の記号の2本のラインを有するアルファベット数字表示を含む。 電源装置は、リチウムパワー電池のようなコンパクトなユーザ交換可能な長寿 命電池289を含むのがよい。これらの要素はまた、電池チェック位置を組み込 んだオン/オフスイッチを具備してよい。 図14Aに示される諸要素は、設計および構造が従来形式であり、トランスポ ンダは、既知のトランスポンダおよびマイクロプロセッサ原理に従って構成でき る。例示のトランスポンダは、ダッシュボード表面あるいは車両内の他の便利な 位置に取外し可能に取り付けられるよう適合されたコンパクトな携帯可能包囲体 内に収納できる。 図14Aに示される諸要素の組合せは、トランスポンダが、信号情報を処理し て、そのレーン位置および固定送信ユニットからの直線距離を決定することを可 能にする。さらに、トランスポンダメモリ288は、道路上の他のレーンの位置 に関する移動車両の位置を決定するためのソフトウェアおよびアルゴリズムを格 納し得る。追ってより詳細に説明されるように、複式レーン道路に沿って走行す る車両の相対位置は、複式レーン道路に沿って走行する車両の順序を決定するた めに、自動化料金徴収システムまたは他の自動化交通管理システムに伝送できる 。本発明の1具体例においては、マイクロプロセッサは、低電力消費状態を有す るが、これは電力を節約するために使用される待機モードである。待機モードに おいては、マイクロプロセッサは、すべての活動を停止する。プロセッサは、マ イクロプロセッサ270上の入力を賦活することによってこのモードから引き出 される。トランスポンダが信号位置情報を処理していないとき電力を節約するこ とは、平均電力需要を減じ、電池寿命を相当に延ばす。 図14Bは、本発明の1具体例で実施されるような早期警報ユニットの要素を 示している。早期警告ユニットの機能は、パワースイッチ294を介してトラン スポンダ回路の残部を「目覚めさせる」ことである。フィルタ90は、アンテナ 273によりピックアップされる信号を監視する。フィルタ要素290は、技術 上周知なように構成された代表的バンドパスフィルタであり、電磁スペクトル内 の特定の周波数を検出するように機能する。フィルタ290を通過した信号は、 ダイオードおよびコンデンサアレイまたは技術上周知の他の構造から構成される 検出器292に送られる。検出器は、濾波された信号の信号強度を決定するよう に機能する。濾波された信号が十分のエネルギを有すれば、検出器は車両がアン テナフィールドパターンに接近しつつあることを決定する。検出器292は、信 号をパワースイッチ位置294に中継する。パワースイッチ294はマイクロプ ロセッサ270を賦活する。 信号強度検出ユニット276は、受信機272から信号を受信する。信号強度 検出ユニット276は、受信されたアナログ信号の強度を測定し、アナログ−デ ィジタル変換を遂行して、信号強度を指示するディジタル信号を発生する。ディ ジタル信号は、追ってより詳細に説明されるように車両の位置を決定するために プロセッサ270に転送される。 信号デコード手段274は、受信機270から送られる信号を処理し、この信 号とともに伝送されるレーン識別情報をデコードする。レーン識別情報はプロセ ッサ270に送られる。プロセッサ270は、測定された信号強度にレーン識別 信号を付する。ついで、プロセッサは、レーン識別情報および信号強度情報を使 用して、送信ユニットに関する車両の位置を決定する。 代替具体例においては、搬送波はレーン識別情報信号から除去され、データが 残される。レーンアイデンティティおよびエラー修正情報は、マンチェスタコー ド化フォーマットからデコードされ、エラーについてチェックされる。受信され た信号の完全性をチェックするために、技術上周知の他の形式のエラー修正も使 用できる。 図15は、信号強度検出ユニット276に対する回路設計の1例を示す。図1 5に示される例は、経済性を達成する信号強度検出ユニットの一つの可能な構造 を描くもので、それゆえ本発明の使用を促進するものである。 アンテナ273により受信される信号は、ユニット276に送られる。信号強 度検出ユニット276は既知の値の蓄積コンデンサ203を有するから、コンデ ンサ203は、受信機272からの信号が該コンデンサ203に転送されるとき 既知の割合で充電する。信号強度検出ユニット276は、反転入力が蓄積コンデ ンサ203に接続されたコンパレータ206を有する。コンパレータ206の非 反転入力は、バイアス要素214に接続される。図示のバイアス要素は、二つの 抵抗202および204から構成される簡単な電圧分圧器である。抵抗204に 掛かる電圧は定基準電圧である。 コンパレータ206の出力は、プロセッサ270上のレーン検出入力ピンに接 続される。レーン検出ピン上の高電位状態は、コンデンサ230に掛かる電圧が 抵抗204に掛かる基準電圧より大きいことを指示する。プロセッサ270は、 その出力ピンが放電トランジスタ207のベース入力に接続されている。放電ト ランジスタ207のコレクタは、コンパレータ206の反転入力と蓄積コンデン サ30の信号入力に接続される。プロセッサは、トランジスタ207をプロセッ サの出力制御ピンを通じて賦活することによって蓄積コンデンサをリセットする 。 図15の諸要素の構成は、特定の期間到来信号をサンプルしそして収集された 電圧を既知の基準電圧と比較し得る1ビットアナログ−ディジタルコンバータを 形成する。信号が読み取られると、コンデンサ23に掛かる蓄積電圧を除去する ことによってコンバータはリセットされ、プロセスは再度ランする。このように 、コンデンサ203とコンパレータ206とバイアス回路214は、受信された 信号の強度を指示し得るディジタル信号を発生する1ビットアナログ−ディジタ ルコンバータを形成する。抵抗202および204の比は、コンパレータ206 の非反転入力上に特定の検出信号強度例えば-40db に対応する基準電圧を発生す るように選ばれる。それにより、特定の時点にコンデンサ203上の電圧をチェ ックすることによって、プロセッサ270はアンテナフィールドの強度をサンプ ルする。 当技術に精通したものは、本発明が、他のフィールド強度評価方法、詳しくい うと別個のアナログ−ディジタルコンバータを使用する方法および受信信号の信 号強度の多ビット表示を生成する方法と関連して実施し得ることを理解できよう 。 本発明の1具体例においては、トランスポンダは、レーン位置および固定トラ ンシーバからの直線距離を決定するために下記の態様で作動される。 図11を再度参照すると、車両212のトランスポンダ228は、送信ユニッ ト218のアンテナフィールド226に接近するとき不活動である。車両がフィ ールド226に入ると、早期警告信号検出ユニット278はプロセッサ270を 活動モードに入れ、トランスポンダは受信信号の処理を開始する。 図16は、車両レーン位置を決定するためのプロセッサコードの流れ図である 。図16に示されるように、プロセッサ270は、活動モードにあると、受信機 272が復調信号情報をそれに送るのを待つ。プロセッサ270は、信号識別情 報をデコードし、受信信号を伝送したレーンのアイデンティティを決定する。次 いでプロセッサは信号強度決定ユニット276をリセットするから、この回路は 0にイニシャライズされる。プロセッサは、ついで、ある期間信号強度決定ユニ ットが信号の強度を決定するのを待つ。所与の例において、プロセッサ270は 50ミリ秒待ち、コンデンサ203を充電させる。50ミリ秒の終了時に、プロセッ サはこの回路からの信号強度を読み、格納する。 ついで、プロセッサ270は、測定された信号強度を送信ユニットの既知のフ ィールドパターンと比較する。信号強度で車両が識別されたレーン内にあること が指示されると、そのレーンアイデンティティと関連するレーン位置カウンタが インクリメントされる。ついで、プロセッサは、十分のレーン検出が記録されて レーン識別の公算を指示するかどうかをプリセットカウンタから決定する。1例 として、同じレーンからの信号の5回の連続検出があり、しかもその信号強度が 車両がそのレーン内にあることを指示していると、車両のレーン位置を識別する のに十分である。レーンアイデンティティが信号強度によりチェックされてしま うと、プロセッサは待ち状態に戻る。 本発明の他の具体例においては、決定されたレーン識別情報がプロセッサ27 0によりメモリ288のレジスタに格納される。レーン識別情報は、予め割り当 てられた車両アイデンティティ情報とともに、トランスポンダ228から固定ト ランシーバ218〜222に送信される全信号にコード化される。1例として、 送信ユニット218〜222は、自動化料金徴収所またはガントリのレーン上に 位置付けられる。トランシーバ218〜22は、料金徴収所に接近してくる車両 への信号を制御し、情報信号を車両のレーン上のトランシーバに戻すべきことを 車両に要求する。本発明に従って構成された装置においては、プロセッサ270 は、メモリ288からレーンアイデンティティを検索し、そのレーンアイデンテ ィティを他の情報とともにトランシーバ218〜222に送信する。このように して、トランシーバ218〜222は、各受信信号を正しい車両に相関づけるこ とによって多通路の問題を克服する。 本発明の他の側面として、複式レーン道路上を走行する車両位置を決定する方 法は、下記のステップにより決定される。第1のステップとして、トランシーバ ユニットが複式レーン道路の1レーン上に位置付けられ、高指向性アンテナを介 してレーン識別情報でコード化された信号を送信する。 第2のステップとして、移動トランスポンダユニットが送信された信号を受信 し、これらの信号を処理して、レーン識別情報および信号強度情報を決定する。 第3のステップとして、レーン識別情報および信号強度情報が処理され、車両レ ーン位置および固定トランシーバユニットからの距離を決定する。 他の方法は、レーン識別情報が移動トランスポンダからトランシーバユニット への全伝送においてコード化され得るようにレーン識別情報を記憶することを含 み、そのようにしてトランシーバユニットが送信車両のレーン位置を確定できる ようにする。 上述の構造や上述の動作順序は本発明の技術思想から逸脱することなく種々の 変更をなし得ることは理解されるであろう。本発明の他の具体例においては各レ ーンのアイデンティティ信号と関連付けられる相対信号強度から車両の位置を決 定するのに代替アルゴリズムが使用される。例えば、各レーンアイデンティティ 信号の相対信号強度が決定され、複式レーン道路の既知のフィールドパターンと 比較され、そして可能性のある隣接のレーンが決定される。このようにして、各 固定トランシーバユニットにより発生されるフィールド強度の測定から移動目標 の位置の相対的決定がなされる。 本発明の他の構成においては、例示の無線周波数送信機は他の領域の電磁スペ クトルで動作する赤外線送信機または放射器で置き換えることができる。さらに 本発明はレール路や水路の運搬機と関連して、あるいはパッケージ追跡用として 実施できる。 [固定料金道路での動作] 図1は固定有料道路、または橋またはトンネル上で使用するための、本発明に 従って構成された電子的料金徴収システム10の全構造および動作を図示する。 例示の具体例は、単位時間当りおおむね0ないし60マイルの速度で料金徴収設備 または料金徴収所中を走行しつつある車両から料金の自動的収集を可能にする。 車両は、料金徴収のために停止したり相当に減速することを要しない。 簡潔にするため、図1は単一レーン道路12のみを図示してあり、そして所与 の車両14に対する移動方向は、ここでは「下流方向」と称され、矢印で指示さ れている。当技術に精通したものは、本発明が複式レーンの分割された道路、あ るいはレール路線網やその他の移送システムで実施できることを理解できよう。 例示の具体例は二つの主要要素を含む。第1は、T1およびT2と称される2 つの送信機モジュールを有する通信システムである。これらの送信機は、普通、 料金徴収機関により所有され、料金徴収機関の施設上に置かれる。第2の要素は 、車両運転者により購入またはリースされる車両内料金プロセッサまたは車両内 要素8(IVC)16である。以下に記述されるように、IVC 16は、料金取引きに おいて借方記入するため車両により利用可能な金銭を表わすある量を格納し、操 作しそしてそれについて報告するための、トランスポンダ、マイクロプロセッサ およびメモリを含む。IVC は、T1およびT2と通信することによって請求料金 の引出しを含む料金関連の借方記入/貸方記入取引きを制御し、処理する。 図1に示されるように、T1送信機は、道路12に隣接して、料金徴収所(以 下料金所と記す)18からおおむね1/4 ないし1/2 マイルのところに置かれるか ら、単位時間あたり0ないし約60マイル間の速度で走行する車両は、料金所に遭 遇する十分前にT1信号に遭遇する。T1モジュールは、近づいてくる料金所を 識別する電磁気的「料金徴収設備識別子」信号を放射する。例示の具体例におい て、T1により発生される信号は無線周波(RF)信号である。 第2送信機モジュールT2は料金所に置かれる。T2モジュールは、以下に説 明されるようにコード化COLLECT(徴収)信号20を送信することによって料金 取引きを開始する送信機/センサ装置である。 図1に示される具体例において、料金取引きは以下の態様で行われる。料金所 への車両の到着のある時間前に、料金クレジット設備17にある料金徴収機関は 、IVC を車両運転者により購入された利用可能な初料金額を負荷する。IVC はま た、IVC が設置される車両の種類を表わすコードが負荷される。本発明のこの側 面についてはさらに後述する。車両運転者は、IVC を車両に設置し、道路に沿っ て進む。料金所から約1/4 マイルないし1/2 マイルのところで、車両およびIVC は、送信機T1により発生される無線フィールド19を通過する。T1無線信号 19は、近づいてくる料金徴収設備を識別する料金コードを含む。本発明の1具 体例において、料金コードは、種々の種類の車両に対する規定料金を特定する道 路に対する料金スケジュールも含む。固定有料道路上においてのみ使用されるIV C ユニットの場合、スケジュールはIVC に格納できる。 T1送信機によりIVC に供給される情報に基づき、IVC は、IVC が設置されて いる車両の種類に対する適切な規定料金を計算する。IVC はこの情報を読んで、 十分な利用可能な料金額残高がその道路に対する料金徴収機関に対応する口座に 存するか否かをそのメモリに質問する。適切な口座にある利用可能な料金額が近 づいてくる料金所の費用を越すと、IVC は、関連する可視ディスプレイ上に認知 可能な「進行」メッセージを発生し、車両運転者が自動化料金徴収設備中を進行 し得ることを指示する。 近づいてくる料金所の費用が関連する口座に対する利用可能料金額を越えると 、IVC は適当な警報メッセージを発生するが。このメッセージは、例えば可聴警 報および「INSUFFICIENT-MERGE LEFT(残額不十分)」のような可視ディスプレイ を含んでよい。それにより、車両運転者は標準料金ブースを進行するように通知 される。 適切な道路機関口座に利用可能料金額残高が十分であることを指示されると、 確認のユーザ認知信号が発生され、車両およびIVC は電子的料金徴収レーンに進 行する。 再度図1を参照して説明すると、車両が料金徴収設備を単位時間当りおおむね 0〜60マイルの速度で通過するとき、T2送信機はCOLLECT 信号20を送信し、 そのメモリに格納されている利用可能料金額から計算された料金額を借方記入す るようにIVC に指令する。IVC は、それに応答して、計算された額を借方記入し 、IVC において適切な借方記入が実行されたことを指示する確認信号22をT2 に送信する。以下に追って説明されるように、料金徴収設備にある読取り装置2 4が、確認信号を受信し、強制ランプアレイにある緑色ランプを付勢する。 料金取引きが完了すると、IVC 内に格納される利用可能な料金額は料金に対応 する額だけ低減され、口座に残っている利用可能料金額が表示される。 IVC は、追ってより詳しく記述される態様で、複数の料金徴収機関口座に対応 する異なる利用可能料金額を格納することができる。このように、単一のIVC が 複数の料金徴収機関による料金徴収に対して有効である。本発明のこの特徴は、 数種の料金徴収機関により支配される道路、橋およびトンネルを有する地理的領 域において特に有利である。 図1は単一のレーンを支配するT2モジュールのみを図示しているが、本発明 はまた、複数のT2送信機の対応するものにより各々支配される複数の自動化レ ーンと関連して実施できる。複式レーン間のRF漏話の可能性を減じ、単一レー ン間における個々の車両間の個々の判別を増すために、RF遮蔽モジュール28 が提供される。遮蔽フィールドモジュールの動作および構造は以下に論述する。 例示のシステムは、車両の接近が車両検出器38により検出されるときCOLLEC T 信号を放射することをT2送信機に指令する送信機制御要素30と、IVC 確認 信号を受信するための読取り装置24と、車両の種類を指示しかつ適切な確認信 号を発生することなく進行する車両があればこれを識別するための強制ランプ2 6と、料金徴収機関に対する料金取引きを記録するための料金取引管理(TTM)シ ステム32と、TTM に結合され、車両運転者が予め支払われた利用可能な料金額 を購入することを可能にするキャッシュ端末17とを備える。これらの要素の構 造および機能については追って詳細に説明する。 図1は、固定料金道路上で採用するように適合された本発明の具体例を示して いる。本発明はまた、図2に示される具体例では漸増有料道路上で実施できる。 [漸増有料道路での動作] 図2に例示するシステム10は、ターンパイクのような漸増有料道路上での使 用さ適合されており、この場合、料金値は既知の入口および出口を基準にして計 算される。この種の道路上では、車両は、選択された入口ランプを通って道路に 入り、所与の出口を選択し他の出口はパスして、選択された出口ランプから道路 を出る。普通、別個の料金徴収設備が各出口ランプに配置されている。 本発明の漸増料金の具体例は、固定料金システムと関連して上述したIVC、T 1およびT2送信機を利用する。さらに、図2に示されるように、T0送信機と して言及される他の送信機が、漸増有料道路への各入口ランプ11に隣接して配 置される。各T0送信機は、そのT0送信機が対応する入口ランプを一意的に識 別する入口点識別子信号42を放射する。この信号は、IVC に、漸増有料ハイウ ェイへの車両入口点について知らせるのに使用される。 車両が有料道路に入るとき、車両およびIVC はT0無線フィールドを通過する が、この無線フィールドは、IVC に対して入口ランプ位置または入口ランプ番号 を特定するコード化入口点識別子信号42を含む。IVC はこの情報をそのメモリ 要素に格納する。 各出口料金徴収所からおおよそ1/4 ないし1/2 のところで、車両およびIVC は T1送信機に接近し、近づいてくる出口ランプ料金徴収設備を識別するT1コー ド化料金徴収設備識別子信号を受信する。T1信号はまた、道路に対する料金ス ケジュールも特定する。この料金スケジュールは、距離/費用および車種/費用 データを含む。 IVC は、T1信号データに応答しかつIVC に格納されるT0入口点データに基 づいて、IVC が設置されている車両に対する適切な規定料金を計算する。 IVC は、この料金データを読み、そのメモリに質問して、道路の料金機関に対 応する口座に十分の利用可能料金額残金が存在するか否かを試験する。 近づいてくる料金所の費用が、関連する口座に対する利用可能料金額を越すと 、IVC はユーザが認知可能な警報メッセージを発生するが。このメッセージは、 例えば可聴警報および「INSUFFICIENT FUND--MERGE LEFT(残存資金不十分)」の ような可視ディスプレイを含んでよい。それにより、車両運転者は、近づいてく る出口ランプで有料道路を出ることを選択するならば標準料金ブースを利用すべ きことを通知される。 もしも適切な口座内の利用可能料金額が近づいてくる料金所の費用に等しいか それ以上であれば、IVC は、そのディスプレイ上に認知可能な「PROCEED(進行)」 メッセージを発生し、運転者が近づいてくる出口ランプにて有料道路を出るこ とを選ぶならば、自動化料金徴収設備を通過してよいことを運転者に指示する。 料金徴収設備における動作は、その後、本発明の固定有料道路と関連して上述 したものに類似の態様で進行する。 車両運転者が近づいてくる出口ランプで有料道路を出ないことを選び、代わり に現在の出口をパスして次の出口に進むと、車両およびIVC は、次の出口ランプ にて、後続の出口ランプ料金徴収設備に対応しかつ該設備から離間された後続の T1送信機に遭遇する。この新しいらしいT1信号に応答して、IVC はメモリに 新しいT1データを格納し、古いT1データに上書きする。しかしながら、T0 入口点情報は保持されており、IVC は、T0データおよび新T1情報に基づいて 新料金計算および利用可能料金試験を実施する。この動作サイクルは、車両運転 者がパスすることを選ぶ各自動化出口設備に対して反復される。T0入口点情報 は、料金徴収設備におけるT2 TOLL-collect の受領後または新T0データの受 領の際メモリから消去される。後者は、車両が漸増有料道路に再侵入するときに 起こる。 例示の具体例において、T1送信機は、反対方向から料金徴収設備に接近する IVC によるT1信号の不適切な検出を避けるためにT2送信機からおおむね1/ 4ないし1マイルのところに置かれる。さらにT1が、IVC が対応するT2を通 過する前に反対方向から近づいてくるIVC をT1が不適切にリセットしないこと を保証するために、T1送信機は近づいてくる車両に向かって傾斜され、反対方 向の車両から反らされるように傾斜されてよい。 [IVC] 図3はIVC 16の詳細を示す。IVC は、プロセッサ要素50、制御ソフトウェ ア53を格納するための関連するEPROM 52、利用可能料金額およびその他のデ ータを格納するためのCMOS RAM要素54、制御ファームウェア、RF送信機56 および関連するアンテナモジュール58、RF受信機60および関連するアンテ ナモジュール62、ユーザインターフェース要素66、68、70、双方向性通 信ポートおよび電源要素を備える。 プロセッサ要素50は、T1送信機から受信される料金スケジュールに基づい て料金額を決定するに必要な計算を実施できる8086またはその他のマイクロプロ セッサとし得る。マイクロプロセッサはまた、追って詳述される態様でコード化 信号のデコードおよび解釈を制御する。RAM要素54は、好ましくは、多数の 料金徴収機関口座に対する料金データを格納するに十分の非揮発性メモリを提供 するのがよい。 IVC アンテナ58、62は、IVC 組み込まれてもよいし、セルラー電話装置と 関連して採用されるものに類似の従来の窓取り付けアンテナに取りつけるためレ セプタクルを設けてもよい。 ユーザインターフェース要素は、好ましくはユーザ作動キー66、LCD または LED ディスプレイユニット68および可聴警報モジュール70を備えるのがよい 。ディスプレイおよび可聴警報要素は、必要なとき可視または可聴警報信を提供 し、キーおよびディスプレイ要素は、車両運転者が、IVC RAM に格納される各料 金徴収機関口座に対する利用可能料金額に関する情報を得ることを可能にする。 ディスプレイおよびユーザインターフェースキーは、マイクロプロセッサを制御 するための従来のEPROM 格納ソフトウェアルーチンとの組み合わせで、ユーザが IVC RAM に格納されている各口座の残額を見ることを可能にする。1具体例にお いて、ユーザインターフェースは、各々10の記号の2本のラインを有するアルフ ァベット数字ディスプレイを含む。 双方向性通信ポート64は、料金徴収機関データプロセッサを含む他のマイク ロプロセッサが、IVC RAM にデータを書込みそして該RAM からデータを読み取る ことを可能にする。総料金額の購入、診断操作およびリポート生成を含むこれら の読取り/書込み機能は、追って詳細に論述する。 電源要素は、好ましくはリチウムパワ一電池のようなコンパクトな、ユーザ交 換可能な長寿電池74を備えるのがよい。これらの諸要素はまた、電池チェック 位置を組み込んだオン/オフスイッチを具備してよい。 図3に示されるIVC 要素は、設計および構造が従来形式であり、そしてIVC は 、既知のトランスポンダおよびマイクロプロセッサ制御原理にしたがって構成し 得る。例示のIVC トランスポンダ/プロセッサは、車両内のダッシュボード面ま たは他の便利な位置に取外し可能に取り付けるように適合されたコンパクトな携 帯可能な包囲体に収容できる。 図3に示される諸要素の組合せは、IVC が固定料金および漸増料金取引きを処 理することを可能にする。さらに、IVC は、種々の料金徴収機関、料金徴収設備 または料金徴収ブースに対する異なる料金値を格納し、処理することができるか ら、単一のIVC で、複数の料金徴収機関および複数の車種に必要な拡張された漸 増料金テーブルに順応し得る。 特に、IVC は、T1送信機信号を受信し、デコードし、格納し、格納された信 号を解釈し、格納された信号に基づいて必要とされる料金額を計算し、計算され た料金額を格納し、送信機T2からのCOLLECT 信号に応答して料金徴収設備にて 計算された量を借方記入する。IVC は、適切な口座から計算された料金額を減じ 、車種メッセージおよび借方記入動作の確認を含む確認信号を送信する。 以下により詳細に論述されるように、確認信号は、T2信号からのCOLLECT 信 号に対するコード化論理応答の形式を採る。 確認の送信に続き、IVC は、それが次のT1フィールドを通過するまで不活性 に留まる。かくして、IVC は間欠的に、料金データ処理に必要とされるときのみ パワーを消費する。この特徴は、平均電力需要を減じ、電池寿命を相当に延ばす 。 [IVC データフィールド] 本発明の実施例において、IVC に格納される料金口座情報は、下記の情報をも つデータフィールドを有する個々の有料道路ファイルを含む。 フィールド サイズ 開始ファイル 2ビット 料金徴収設備名 10ビット 事前の残高 6ビット 借方記入額 6ビット 貸方記入額 6ビット 現在残高 6ビット 終了ファイル 2ビット 当技術に精通したものは、本発明が他のデータフィールドパラメータと関連し て実施できることを理解できよう。 各データファイルは、追って詳述されるようにIVC と料金徴収T2モジュール 間、あるいはIVC と料金徴収機関データ処理システム間での個々の取引きのため 、必要に応じて操作、編集できる。 [IVC動作状態] 本発明の1具体例においては、IVC ユニットは下記の動作状態を利用できる。 デフォルトロジック: メモリ内に「Travel Data」を有さないIVC がT2を受信すると、IVC はT2記 録からデフォルト料金を読み取り、適切な口座からデフォルト金額を抹消する。 「IVC料金計算ロジック」 固定料金:IVC は固定料金T1フィールド中を通過し、固定料金を指示するコ ード化T1記録を受信する。IVC はついで、料金スケジュールフィールドに見出 される固定レートに基づいて次のT2部における規定料金を計算する。もしもIV C がT2フィールドに遭遇する前に他のT1中を通過すると、IVC は古いT1記 録を抹消し、それを新T1記録で置き換える。 漸増料金:IVC はT0フィールドを通過し、コード化されたT0記録が将来の 処理のために格納される。この記録は下記を含む。 1.開始メッセージ 2ビット 2.料金徴収設備識別子 6ビット 3.方向識別子 2ビット 4.T0識別子 2ビット 5.終了メッセージ 2ビット T0メッセージを受け取ると、IVC はメモリ内の全「Travel Data」を抹消する 。 IVC がT1フィールド中を通過すると、IVC は下記のように漸増料金を指示す るコード化記録を受信する。 1.開始メッセージ 2ビット 2.料金徴収識別子 6ビット 3.方向識別子 2ビット 4.T1識別子 2ビット 5.料金形式(漸増または固定)2ビット 6.料金スケジュール 256ビット 7.終了メッセージ 2ビット T0およびT1記録を受信すると、IVC はそれが遭遇する次のT2で規定料金 を計算する。もしも、IVC がT2に遭遇する前に他のT1中を通ると、IVC は先 行のT1記録を抹消し、それを新T1記録で置き換え、規定料金を再計算する。 T2中を通過する際、IVC は特定されたIVC 料金徴収機関口座から適切な料金 を借方記録する。 全T2記録は下記を含む。 1.開始メッセージ 2ビット 2.T2識別子(送信機がT2 であることを簡単に記述) 2ビット 3.料金徴収機関/ブース識別子6ビット 4.方向識別子 2ビット 5.デフォルト料金額 8ビット 6.終了メッセージ 2ビット これらのT0およびT1記録は、漸増料金を計算するに必要な全データを含む 。方向識別子はエラー検出計算において使用され得る。 漸増料金T1記録内の256 ビットの料金スケジュールフィールドは、T0およ びT(1)記録にそれぞれ特定される入口点(この例におけるA〜C)および出口 点(A〜C)に基づく全値のマトリクスである。 A B C A 0 $ $ B $ 0 $ B $ $ 0 [T0,T1送信機] 図4は、本発明に従って構成された入口ランプ送信機70および料金徴収設備 識別子送信機T1の構造を示す。当技術に精通したものであれば、例示のT0お よびT1送信機は無線周波数信号発生要素を利用するが、本発明は赤外線IRま たはその他の電磁放射エネルギ波長を利用するトランスポンダと関連して実施で きることが理解できよう。 上に論述したように、T0送信機およびT1送信機は、IVC トランスポンダに 料金計算および徴収に必要なデータを供給するコード化信号を反復的に放出する 。 T0料金徴収設備識別子信号フィールドは、下記の記録でコード化される。 1.開始メッセージフラグ 2.料金識別子(料金徴収設備を識別する) 3.方向識別子 4.T0識別子(番号でなく、T0のような信号源を簡単に識別する) 5.終了メッセージフラグ T1メッセージは下記の記録でコード化される。 1.開始メッセージ 2.料金識別子(料金徴収設備を識別する) 3.方向(AまたはB) 4.料金スケジュール 5.T1識別子(番号でなく、T1のような信号源を簡単に識別する) 6.料金形式(漸増および固定) 7.終了メッセージ 料金スケジュールは、料金および車の形式によるそれらの分類を識別する。T 1信号は、IVC が受信メッセージ内の必要データについてチェックし、それが必 要とするメッセージのみを格納するという点でインクリメントに受信可能である 。 開始および終了メッセージは、個々のIVC ユニットが完全なメッセージのみを 読み、すでに進行中のメッセージを読むことを試みないということを保証する上 で重要である。 例示される各送信機ユニットT0、T1は、従来形式のRF送信機82および アンテナ素子84と、マイクロプロセッサおよび関連する消去可能なプログラマ ブルリードオンリーメモリ(EPROM)86と、電源要素88とを備える。EPROM は 、送信機の制御および動作のためのソフトウェアを格納する。これらの要素は設 計および材料が従来のものであり、送信機は周知の工学的慣例に従って構成でき る。完全なT0およびT1アセンブリは、道路環境に特有な範囲の温度、湿度、 紫外線放射に抗するために、好ましくは頑丈な耐天候型ハウジング90内に収納 されるのがよい。T1送信機は赤外線や光学的な車両検出器により賦活され得る から、T1送信機は車両が送信機に接近しているときのみ信号を放出する。 [T2送信機] 図5は、本発明に従う料金徴収送信機T2を示すもので、この送信機は、IVC に計算された料金額を借方記入することを命令するTOLL-COLLECT(料金徴収)信 号を送信するためのものである。本発明の1具体例において、TOLL-COLLECT信号 は4バイトのデータを含むディジタル信号である。 T2送信機は、好ましくは耐天候型ハウジング92内に収納されるのがよく、 従来形式のRF送信機モジュール94および関連するアンテナ素子96と、マイ クロプロセッサと、制御ソフトウェア98を格納するためのEPROM と、電源要素 100を備える。例示のT2送信機は無線周波数信号発生要素を具備するが、赤 外線(IR)またはその他の電磁放射エネルギ波長を利用するトランスポンダと 関連しても実施できる。 T2信号は下記の情報でコード化される。 1.開始メッセージフラグ 2.T2識別子(番号でなく、それがT2であることを簡単に記述する) 3.料金識別子(料金徴収機関および料金ブースを含む) 4.方向識別子 5.デフォルト料金額--もしもT0点識別子が失われるかその他の理由で存在 しないと貸方記入される額 6.終了メッセージフラグ [料金徴収設備ハードウェア] 図1および5に示される具体例において、T2送信機は、送信機制御ユニット (TCU)30および車両検出器38に電気的に接続される。車両検出器は、例えば 車両の存在を光学的に感知しVEHICLE PRESENT(車両存在)信号を発生するため 、T2送信機の10ないし15フィート内に配置された光電セルとし得る。VEHICLE PRESENT 信号がTCU に中継されるとき、TCU はT2送信機にCOLLECT(徴収)メ ッセージを送信すべきことを指令する。かくして、所与のレーンに対するT2送 信機は、VEHICLE PRESENT 信号により指示されるようにレーンに「目標」車両が 存在するときのみ「COLLECT」信号を放出する。 送信機制御ユニットはまた、確認信号読取り装置24と相互接続されている。 従来のRF受信機を利用する読取り装置24は、確認信号--したがってその中に 含まれる車種識別子--を各車両IVC から受信し、料金借方記入取引きが完了した ことを確認する。読取り装置は、近づいてくる車両に向けて下方に傾斜されて料 金徴収設備天蓋の前縁上に取り付けることができる。単一の料金徴収障壁にある 一方向の交通のカバーする複数の読取り装置を、読取り装置制御ユニット(RCU) に接続し、このRCU で診断を実行し、各レーンの活動を記録し、そして活動の記 録をさらに処理のためTTM に送ることができる。 各読取り装置が確認信号を受信する度に、読取り装置は車両識別子を図6に図 示される強制システムに送信する。 強制システム100は、料金回避の可能性を減するために設けられる。詳述す ると、磁気カードのような従来形式のイネーブル装置を利用する自動化料金徴収 システムにおいては、自動車のような低料金車種に指定されるイネーブル装置を トラックその他の高料金車両に利用することによって料金が回避されることがあ る。図6に示すシステムは、一つの自動化レーンを支配する。このシステムは、 耐天候型のほぼ円筒状の包囲体内に収容される垂直アレイの10の指示ランプ1 12と、スイッチユニット114と、プロセッサ116と、通信リンク118と 、電源120と警報122とを備える。ランプアレイ内の各指示ランプは、車両 の異なる種類--バス、車、トラックまたはその他を表わす。マイクロプロセッサ 116は、レーンに対する読取り装置24からの信号に応答して選択された指示 ランプを付勢するようにスイッチ114を制御する。読取り装置24により発生 される信号は、通信リンク118を介してプロセッサ116に中継される。 読取り装置24は、レーンのIVC から確認信号と車種識別子を受信する度に、 読取り装置は、車種識別子を通信リンク、プロセッサ、スイッチおよびランプ列 に伝送し、それにより単一の選択された指示ランプを付勢せしめる。選択された ランプは、料金徴収設備の対応するレーンを現在通過する車両内のIVC により特 定される車種を表わす。強制係員は、そのとき各自動化レーンに対するランプ列 を監視し、可視的に観察される車種と各IVC により指示される車種間の適正な対 応を確認することができる。適当な対応の欠如は、現在車両内のIVC が、IVC が 設置される車種に対して正しくなくイニシャライズされたことを指示する。 さらに、所与のレーンに対する車両検出器が車両を検出するが、読取り装置が 予め予定された時間間隔内に適正な確認信号を受信しないと、強制プロセッサは 警報モジュールを賦活する。警報モジュールは、ブザーやストローブランプのよ うな可聴および可視警報要素を備えることができる。 [RF隔絶] 本発明が複式レーンの具体例で実施される場合、一つのレーンで動作するIVC または読取り装置が、隣接レーンで動作する送信機により発生される信号を不注 意に検出する可能性が存在する。その結果としての混乱は、システムのユーザを 挫折させたり、回避者が自動化システムを悪用することを可能にする。例えば、 図7に示されるように、隣接する第1および第2のレーンにおいて複式レーン自 動化料金徴収設備に接近しつつある第1および第2の車両および対応するIVC を 考えよう。この例の目的のため、第2車両が第1車両の後ろにある。第1車両が 第1レーンの料金徴収帯域に入ると、第1レーンに対するT2送信機はTOLL COL LECT(料金徴収)信号を送信する。適当な隔絶の不存在の場合、第2レーンにあ る第2IVC は、第1車両に向けられるCOLLECT 信号を受信することがあり、第2 レーン料金徴収帯域に達する前に確認信号を送信する。第2車両のIVC は、続い てそれが第2レーン料金徴収帯域に達する前に確認信号を発生しないことになろ う。 逆に、適切な隔絶がないと、第1レーンの第1IVC により発生される確認信号 は、第2レーンの料金回避車が、適正な確認信号を発生せずかつ警報をトリガす ることなく第2レーン料金徴収帯域を通過することを可能にする。 かくして、複数レーン間の漏話の可能性を減じかつ単一のレーンの個々の車両 間の縦列方向の弁別を増すためにカーテン法を採用しなければならない。 読取り装置が、目標車両IVC からの確認信号と隣接する車両からの「誤」確認 信号またはその他の信号源とを弁別することを可能にするために、制御ユニット (図5)は、車両検出器がレーンにおける車両の物理的近接を指示するVEHICLE- PRESENT(車両存在)信号を発生するまで、読取り装置が確認信号を検出するの を防ぐ。 さらに、IVC は、T2送信機がCOLLECT 信号を送出後予定されたミリ秒のうち にその確認信号を発生するようにプログラムされ、対応する読取り装置は、この 時間窓の間のみ確認信号をチェックする。VEHICLE-PRESENCE信号が発生するとき のみ読取り装置をイネーブルし、確認、送信および検出のために限定された時間 窓を使用することは、確認信号の時間的な分配を可能にし、それによって第1レ ーンに対する読取り装置が隣接第2レーンにおけるIVC からの確認信号を検出す る可能性を減ずる。 隔絶はまた、TOLL-COLLECT信号の送信および続いての確認信号の検出が唯一の 車両レーンにおいて一度に直列的に起こるように、隣接するレーンから伝送され るTOLL-COLLECT信号の送信時間を制御することによって提供できる。 他の手法は、図7に示されるように、T2モジュールを二重RFフィールドを 発生するように構成することによってRF隔絶を向上させる。意図する到来目標 車両に向けられる一つのフィールド130は、有効なコード化TOLL-COLLECTメッ セージを搬送する。目標車両の背後および両側に向けられる第2のフィールド1 32は、COLLECT メッセージから近傍の車両を有効に隔絶するから、T2送信機 および読取り装置に近接する唯一の目標車両のみが、T2TOLL-COLLECTメッセー ジを受信し確認信号を発生することができる。連続的に反復する遮蔽フィールド 信号132はコード化されないが、本発明の1具体例においては、IVC ユニット が有効コード化COLLECT 信号を受信するよう用意することを命令する値を組み込 むことによって到来IVC ユニットをイニシャライズするのに使用できる。 送信機134、アンテナ136および遮蔽フィールド132を含む本発明に従 うRF遮蔽要素は、図7に図示されている。例示の具体例は、重畳無線フィール ドを発生するように選択された角度に配向されたアンテナ136を有する複式遮 蔽フィールド送信機134を利用する。この形態は、T2 TOLL-KOLLECT 信号ま たはその他の「VALID」伝送を受信することができる選択された「VALID(有効)」領 域を隔絶または遮蔽する。遮蔽送信機134は少なくとも二つのアンテナ136 を利用する。これらの送信機ないしエミッタは、コード化されない時間に関して 不変のRF信号を連続的に送信する。かくして、遮蔽信号は、IVC が借方記入動 作を実行する命令として確認しないNO-OP またはNOT-CLLECT信号である。 図7に示されるように、遮蔽フィールドRF送信機134および関連するアン テナ136は、一部重畳するローブを有するフィールド132を提供するように 配置される。遮蔽フィールド重畳領域内においては、遮蔽信号の平均振幅はT2 COLLECT 信号の振幅より高く、それによりCOLLECT 信号を無効化する。この構成 で、隣接するレーン間のRFの隔絶を行う。 遮蔽要素の動作は、十分の「VALID」信号が存在する領域--すなわち遮蔽フィー ルドローブが重畳しない「VALID」領域においてのみIVC がCOLLECT メッセージを 確認するという事実を利用する。 遮蔽フィールドアンテナ136は、料金徴収設備天蓋140上の選択された位 置に取り付けてよく、そして各アンテナは、車両およびレーン間のRF隔絶を最 適にするようにシステムの他のアンテナに関して選択された角度配向に回転して よい。好ましくは、多数の遮蔽フィールドアンテナ136は、近づいてくる車両 にほぼ向けてかつ水平面から下方におおむね45度傾斜させて、料金徴収設備の天 蓋140の前縁141上に位置付けるのがよい。単一の周波数または複数の周波 数の遮蔽信号を1または複数の遮蔽フィールド送信機134により発生し得る。 所与のレーンにおける複数の車両間の隔絶、およびT2信号の隣接レーンから の隔絶は、T2送信機に指向性アンテナを利用し、放出されるされるT2無線フ ィールドを近づいてくる車両に焦点を合わせることによって向上される。 動作において、IVC が適切な料金がすでに計算された料金所に近づくとき、IV C は遮蔽フィールドに遭遇し、それに応答して、コード化有効フィールドを受信 するように用意する。料金徴収設備天蓋140の前縁および後縁間のほぼ途中で 天蓋に取り付けることができるT2の有効送信機は、車両検出器によりトリガさ れるときそのTOLL-CLLECT 命令を送信する。IVC は料金額を借方記入し、予定さ れた時間間隔内に応答して、借方記入取引きを簡単に確認しかつ車両の型を識別 するメッセージを送信する。本発明の1具体例において、確認信号は4バイトの ディジタルデータを含むディジタル信号である。 RF遮蔽システムはまた、T0入口ランプ送信機から漸増有料道路上を走行す る車両を遮蔽する非コード化の第2のフィールドを送信するすることによってT 0入口ランプ送信機と関連して使用できる。 例示の遮蔽フィールドの形態はまた、位置検出のためにも採用できる。特に、 選択された周波数を有する信号が各アンテナから異なる振幅で送信されるとき、 アンテナに関する受信機の相対位置を、受信機が重畳遮蔽フィールドを通過する とき、受信信号の振幅変動に基づいて決定できる。異なる周波数の信号または単 一の周波数のコード化変動の信号が各アンテナから送信されるとき、アンテナに 関する受信機の相対位置を、受信機が重畳する遮蔽フィールドを通過するとき受 信信号間の差から決定できる。 [料金取引き管理] 自動化料金徴収システムが広く受け入れられるようにするため、各料金徴収ブ ースおよび料金徴収設備にて交通の活動状況や料金取引きを正確に説明するため の情報および記録を提供すべきである。システムはまた料金(料金権)購入プロ セスも処理すべきである。 これらの利点は、本発明の1実施例においては、図8に図示される料金取引き 管理(TTM)システムにより提供されるが、このシステムは料金徴収を監視し、料 金権購入およびIVC 負荷を可能にし、料金権購入、料金徴収および交通活動につ いてのリポートを生成する。 TTM システム32は、全キャッシュ取引き--すなわち料金権購入--および自動 化料金借方記入取引きの記録を維持する。これらの記録は、料金徴収機関中央コ ンピュータへの周期的負荷のため維持されフォーマット化される。TTM はまた、 追って詳細に説明されるように必要なとき各IVC についての診断試験を実行し、 各IVC における料金口座の状態を確認する。 TTM システムは、中央プロセッサ140、中央プロセッサと通信できるキャッ シュ端末17、料金徴収機関中央コンピュータ136との双方向データ通信のた めの通信リンク37とを備える。システムはまた、従来形式のRAM、磁気、光ま たはその他のディジタルデータメモリおよび格納要素を有するデータメモリおよ び格納モジュール143を備える。 TTM 中央プロセッサ140は、自動化料金徴収システムのサイズおよびデータ 取扱要求に依存して、従来形式のマイクロコンピュータまたはミニコンピュータ とし得る。中央プロセッサは、各自動化料金徴収レーンにある読取り装置24と 相互接続されており、車種識別子、取引き時間およびレーンごとの交通活動情報 を含む料金徴収データを集める。必要とされるとき、読取り装置とTTM 中央プロ セッサ間の遠隔通信がモデムまたは他のデータ通信装置により提供できる。 キャッシュ端末17は、従来形式のディスプレイ146、キーボード148お よびプリンタ150を備える。端末はまた、各IVC ユニット(図3)上の類似の ポートと接続するよう適合したRS-132または他の従来形式の通信ポート152を 備える。通信ポート152を使用すると、キャッシュ端末17は、車両運転者が 、選択された料金額を事前支払することによって、それらのIVC 口座に貸方記入 する--すなわち選択された利用可能料金徴収金額を負荷することを可能にする。 運転者は、料金を事前支払し、IVC を負荷することを希望すると、局所の料金 徴収設備に進み、料金徴収機関に対するIVC に、彼または彼女が事前支払するこ とを希望する料金額に等しいキャッシュまたはクレジットカードによる授権を与 える。料金徴収期間は、IVC 通信ポート64をキャッシュ端末通信ポート152 に接続し、特定された料金徴収機関口座に対するIVC メモリに格納されるように 金銭額をキャッシュ端末に装入する。 キャッシュ端末17は、IVC 内の選択された口座への特定された金銭額に対す るクレジット(貸方記入)を指示する信号をIVC 16に送信する。キャッシュ端 末はまた、その口座へのクレジットを確認するレシートを印刷する。このレシー トは、先攻の取引き以来のIVC を包含する全料金取引きを特定し得る。キャッシ ュ端末17は、ついでTTM 中央プロセッサ140と通信し、キャッシュ取引きを 確認する。この情報は、後続の処理、格納および料金徴収機関中央コンピュータ との通信のためTTM のメモリ143に保持される。 料金権の購入および他のキャッシュ取引きに加えて、キャッシュ端末17は、 プリントされた診断リポートまたは走行データリポートを生成するため、個々の IVC ユニット16に質問し得る。 図8に示されるように、TTM 中央プロセッサ140は、料金徴収設備内の各読 取り装置24に接続される。読取り装置24は、IVC から確認信号および車種識 別子を受信すると、車種識別子をTTM 中央プロセッサ140に中継し、さらに処 理および格納のためにフォーマット化する。各借方記入取引きに対してTTM によ り生成されるフォーマット化された記録は、料金取引き記録と称される。 料金取引き記録に加えて、図8に図示されるTTM システムの形態は、各料金徴 収機関により使用するための種々の記録を生成できる。この種の記録の数および 形式は、料金徴収機関の要求に依存して変わるが、このTTM システムは、キャッ シュ取引き記録、交通記録およびキャッシュ集計記録を生成し得る。キャッシュ 取引き記録は、運転者が選択された両金額の事前支払によりそのIVC 口座に貸方 記入する度に、上述のようにTTM により発生される。 TTM は、各到来する料金取引き記録から関連するデータを集計することによっ て交通記録を生成する。交通記録は、ついで料金徴収機関の中央コンピュータに 中継される。キャッシュ集計記録は、到来する全キャッシュ取引き記録を処理す ることによってTTM により生成される。キャッシュ集計記録はまた、料金徴収機 関の中央コンピュータに伝送される。これらの各記録に対するデータフィールド の例は以下に記載する。 これらの各記録は、異なる料金徴収機関コンピュータにより最終的に利用され ることが意図されるから、標準データフォーマットは、外部の料金徴収機関プロ セッサとの通信に利用されるべきである。現在の研究では、たいていの料金徴収 機関のコンピュータはASCII フラットファイルを読み取りかつ書き込むことが示 されている。かくして、本発明の1実施形態においては、TTM はASCII 形式を有 するファイルを生成し、料金徴収機関コンピュータに対する標準化出力を可能に する。 各レーンにおけるキャッシュ取引き、借方記入取引きおよび交通活動に基づく 記録を生成し格納するTTM の機能は、OracleまたはDbase IIのような商業的に利 用可能なデータベースプログラムを利用することによって提供できる。交通およ び財政的取引き記録は、キャッシュ端末ディスプレイ146上で格納し、追跡し そして表示できる。 さらに、複数のTTM システムを漸増有料道路にそって分配し、TTM システムと 料金徴収機関本部にあるメインフレームコンピュータとの間に従来の通信網で結 んでよい。 [TTMデータフィールド] 上述の各TTM 記録は、料金徴収取引きに関する選択された情報を含む。本発明 の1実質的に形態で使用されるデータフィールドを例として下に掲げる。当技術 に精通したものであれば、本発明は下記のもの以外のデータフィールドで実施で きることを認められよう。各場合、データは、固定フォーマットASCII 記録とし て実時間式にTTM に転送できる。各記録はキャリジリターン/ラインフィードシ ーケンスで終了し、「record type(クロック形式)」インジケータで始まる。デ ータが必要とされるとき、フィールドは年−月−日−時間−分−秒形式で、日時 がスタンプされる。 料金徴収データフィールド 交通記録データフィールド キャッシュ集計データフィールド [信号コード化] 図9Aおよび9Bは、本発明の1実施形態にしたがってコード化されるCollec t および確認信号を図示している。本明細書においてディジタル時間セグメント 変調(DTSM)と称されるコード化プロセスに従うと、送信機オン状態中ほとんど常 時搬送波信号が存在し、ディジタル時間セグメント164〜167間に短い間隔 またはギャップ160〜163が挿入される。各ギャップの時間位置は、各ディ ジタル時間セグメントの長さを定めるもので、ディジタルデータを表わす量であ る。特に、図9Aに図示されるように、各ギャップの位置はコード化情報を指示 するビットセルを定める。 例示の具体例において、T2送信機は915MHzにて搬送波信号を放射し、確認信 号は46MHz で送信される。しかしながら、当技術に精通したものには明らかなよ うに、DTSM法は、情報を任意の波長または周波数の電磁信号にコード化するのに 利用できる。 図9Aに図示されるように、代表的送信信号は、受信機を被送信信号振幅に調 節する期間であるRECEIVER-ADJUST(受信機調節)部分170と、受信機と送信 信号間の同期を可能にするSYNCすなわち同期部分172と、MESSAGE(メッセー ジ)部分174とを含む。メッセージ部分は、少なくとも一つのパリティビット またはチェックサムビットを含むメッセージ保証部分176を含むことができ、 そしてこの部分は、従来のエラーチェックの慣例に従ってメッセージの正確性を チェックするためのものである。 通信事象は、普通下記の動作を含む。 1.料金徴収設備に対するコントローラモジュール(図1、2および6)が、車 両検出器から、対応するレーンにおける車両の存在を指示するVEHICLE-PRESENT 信号を受信する。 2.料金徴収設備に対するコントローラモジュールがT2送信機を起動する。 3.T2送信機が、図9Aに図示され上述の態様でコード化されるRF TOLL-COLL ECT 信号を放射する。 4.IVC が、TOLL-COLLECT信号を受信し、適切な口座に借方記入し、類似の態様 で高度化されかつディジタル時間セグメント182,183間に挿入されたギャ ップ180,182をもつ確認信号(図9)を送信する。確認信号は、周波数変 調または振幅変調できる。 5.料金徴収設備が確認信号を受信し、強制ランプ列(図6)の適切なランプを 付勢する。 DTSMはコード化システムは、従来形式の位相、振幅、または周波数変調コード 化法に優る相当の利点を提供する。搬送波信号は、送信機のオン状態中ほとんど 常時存在し、高い平均信号電力をもたらし、ピーク到来信号を収集するのにIVC に簡単で、中程度の感度で、低コストの受信機の使用を可能にする。さらに、コ ード化は、データが固定の既知の位置を有する信号を提供する。このコード化は また、受信機がデータ部分の伝送前に信号を収集するように収集の機会を拡大す る。さらに、コード化信号は、従来のディジタル技術を使用して容易にデコード される。 本発明の1具体例において、確認メッセージの開始位置は、TOLL-COLLECT信号 が送信される時間ならびにCOLLECT 信号の内容に基づいて変わる。さらに、確認 信号の授権されない記録や複製の潜在性を減ずるためにTOLL-COLLECTメッセージ は固定メッセージではない。TOLL-COLLECTメッセージは、各々IVC によりTOLL-C OLLECTメッセージとして確認される一組のTOLL-COLLECTメッセージから選択され る。COLLECT メッセージは時間に関して変わり、確認信号はCOLLECT メッセージ の時間と内容に依存するから、必要とされる確認信号も時間に関して変わり、し たがって先に記録された確認は、後の時点では有効であり得ない。 コード化装置はまた、運転者に対する話された道路状態リポートまたは搭載マ ップ表示装置に対するコード化データを含む補助機械読取り可能情報およユーザ 読取り可能情報を挿入し得る。 自動化料金徴収システムの上述の特定の具体例に加えて、本発明は、IVC およ びT2/中央システム間の処理および会計データの分配に、情報を動的に変化さ せることが含まれるが、短時間にかつシステムの酷使またはデータエラーの可能 性を最小として取引きが有効に完了せしめられるようなシステムを企画する。 図2Aに示されるこの種のシステムにおいて、上述の車両料金スケジュールは 、出口識別送信機T1により送信ないが、各入口送信機T0により送信される。 料金スケジュール情報がこのようにIVC に提供されるとき、各送信機T0は全入 口(エントリ)および出口に対して料金額の全マトリクスを送信することを要し ないが、T0が位置付けられる特定の固定の入口に入る車両に対するスケジュー ルのみを送信することを要する。かくして、例えば漸増有料道路スケジュールは 、入口点、出口点および車種に依存する場合、T0は、三次元料金スケジュール マトリクスではなく、入口識別子および車種および出口番号により配列される二 次元料金マトリクスを伝送する。そのときIVC は、ほぼそれに関連する程度のテ ーブルを受信し格納する。各IVC は固定の車種に対して発行されることが企画さ れる(例えば10トン重量以下の2軸普通車両、3軸商業車両)ので、車両が入口 送信機T0を通過するとき、車両は、送信されたスケジュールを受信し、出口番 号により配列されたところの、それ自身の車種の車両に対する各出口での料金に 対応する単一ラインの料金表を格納する。装置は、もし望むならば、受信するす べての情報を格納するように構成される。 かくして、車両が道路に入るとき、車両は後での料金支払のために必要なすべ ての情報を収集する。特に、その口座が適切な残金を維持することをチェックす るステップは、T1環境における意図される出口点においてでなく、この入口点 の後の任意の時点でもなし得る。意図される出口点においては、交通およびRF 信号の環境は各々より錯綜し、エラーや遅延を引き起こすことがあり得る。 追ってより詳細に説明されるように、本発明の好ましい具体例では、車両要素 により大きな「インテリジェンス」を分配付与し、それらを受け身的な支払者で なく、請求および会計情報のより活動的な宝庫とする。入口または出口で日時間 に基づいて追徴料金が賦課されるような料金徴収システムでは、IVC プロセッサ はこの種の追徴料金をインクリメントする処理プログラムを含むことができる。 この場合、入口送信機T0または出口送信機T1は現在時間を放送することもで きる。 本発明の他の側面に従うと、IVC は、その口座残額がプログラムされた最低残 額借方記入カードとして維持されるように構成される。簡単に説明すると、ソフ トウェア53(図3)は、口座残額を、ある出口にて現在義務づけられた料金で なく、好ましくは20または30ドルのような金額であるプログラムされた最低残高 レベル、または入口で放送されるスケジュールにしたがって義務づけられること がある最大の道路料金に対してチェックするようなアルゴリズム実施する。もし も残高がプログラムされた最低レベル以下に落ちてしまうと、プロセッサ50は 、メモリに維持される残高を授権された固定増分(10または20ドル)だけインク リメントすることによって残高を補填し、ACCOUNT INCREMENT(口座インクリメ ント)フラグをセットする。これは追って説明されるように、中央データシステ ムが、クレジットカードや電話請求システムのような外部の独立の請求システム を介して補填代価をユーザに請求できるように後続の通信中アクセスされる。必 要とされる最低残高を達成するに必要な特定の不足額だけ残高をインクリメント するようにIVC を構成することもできるが、料金が支払われる度にカードを再充 填する別個の請求操作をもたらすから、これは好ましくない。 本発明のこの側面の例示の具体例においては、以下のように実施される。IVC がユーザに最初に提供されるとき、ユーザは、例えば50ドルのような初残高を得 るために支払いを行ない、数種の利用可能な「最低残高」レベル(例えば20また は30ドル)の一つを選択し、そしてまた、最低レベルを維持するために企てられ る口座取引きについて特定のクレジットカード番号、電話口座、銀行口座または 同等物に対して請求のための授権を実行する。授権は、残高が最低または最低以 下に落ちたとき、例えば20ドルのような固定増分だけ口座を補填するようにIVC に命令する。この授権された請求情報は、中央データシステムにおけるユーザフ ァイルの一部となるが、適当なプログラム命令でより低いスレッショルド残高お よび増分がIVC の非揮発性メモリ52に装入される。そのとき、ソフトウェア5 3は、指示されたスレッショルドに対して上述のような残高チェックを実施する 。もしも料金支払い後に残る残高がスレッショルドより落ちると、最初の具体例 に関して上述したように支払いステーション17における財政取引を開始するこ とをユーザに報知するのでなく、IVC は、最初単に残高をインクリメントし、取 引の記録を創成する、例えばBALANCE INCREMENTED フラグをセットする。この取 引き情報は、ついでプロセッサ50でアクセスされ、追って論述されるように、 IVC トランスポンダによる次の出口通信に包含される。 本発明のこの側面の最も好ましい具体例においては、これは下記のように遂行 される。IVC プロセッサ50は、車両が出口または料金所に近づくときT1から 出口または料金所識別子を受信後、その格納された料金スケジュールから料金額 を検索し、残額に借方記入を行なう。ついで、プロセッサは、残っている残高を 指示された最低額についてチェックし、そしてその残額をチェックしてそれがス レッショルド以下にあることを決定すると、残高を20ドルインクリメントし、BA LANCE INCREMENTED フラグをセットする。プロセッサは、料金所受信機にメッセ ージを送り、それが料金所を通過するとき確認信号を受信し、借方記入された残 額を非揮発性メモリに格納する。各料金徴収部にてIVC により伝送されるデータ は、三つの情報を含む。すなわち、 1.IVC 識別番号 2.その料金徴収部にて払う料金 3.口座残高 任意的に、最終入り口点指示、入り口時間、あるいは料金所に、メッセージの 形式的な正しさを確認せしめたり、TTM に勘定を確認させたりする情報のような 他の情報も、料金所受信機に通される基本メッセージの一部としてよい。IVC 識 別子は、好ましくは車種および個々の識別番号を指示するコードビットを含のが よく、そして上述の口座残高リポートは、もしそうならば残高が最終使用の後イ ンクリメントされたことを報知するコードビットまたは情報を含む。この伝送さ れた情報は、出口における料金徴収端末が、以下のように、二重の入口帳簿記載 を遂行し適当な電子的または印刷の請求取引き記録を生成するに十分である。 料金徴収部にあるRF受信機/読取り装置24は、IVC から車両料金取引きリ ポートを受信すると、IVC に確認信号を送り、そしてIVC はその取引き処理を完 了し、冬眠状態に戻る。IVC が識別、料金および残高を伝送したら、車両は有効 であることが仮定され、通過を許される。しかしながら、料金所受信機は、IVC リポートで受信される情報を料金取引きモジュール32に供給し、そして該モジ ュールは、識別されたIVC に対する財務記録を検索し、受信された残高と払われ た料金を、システム中央情報記録に現われるその識別番号に対する最後に記録さ れた残高と比較する。IVC で報告の残高と中央記録残高との間に違いがあり、BA LANCE INCREMENTED ビットが伝送されてしまっていると、TTM はそのインクリメ ントに対する財務取引き記録を生成する。この記録は、そのときまたは後刻、中 央口座記録を更新し貸主口座(銀行、クレジットカードまたは電話請求口座)に 請求される増分量の記録を生成する。しかして、その増分は、ユーザにより先に 指示され授権されたものである。そうではなくて、残高の違いはあるが、BALANC E INCREMENTED ビットが受信メッセージに現われていないと、これは、いじりの ようなユーザの違法行為か、IVC または中央記録の誤機能またはエラーのいずれ かを表わすものと解釈される。これは記録の検査や帳簿の修正を必要とすること になる。このような場合には、ERROR/INVALID 記録が生成され、これが、そのIV C に対する他の受信された車両出口料金記録と一緒に中央システム記録に装入さ れる。 ERROR/INVALID メッセージがIVC の異常残高の検出に基づいて中央記録に送ら れると、IVC 識別番号が無効IVC の中央リストに加えられる。このINVALID IVC は、クレジットカード会社により小売業者に配布される紛失、盗難、無効化また は中止クレジットカードのような一般的に使用されているリストにほぼ対応する 。この種のリストの場合のように、INVALID IVC リストは、現在無効であると決 定されている各IVC のアイデンティティを含むが、この決定は、叙上のように検 査や修正を必要とする異常残高数字のため、あるいはIVC 最低残高増分が請求さ れるべきであった金額をユーザが払わなかったり支払いを中止したため、あるい はそうではなくてIVC それ自体が紛失し、盗難を受け、あるいは詐欺的料金取引 きまたは非授権取引き(高い料金スケジュールでの支払いを避けるために重いク ラスの車両で他のIVC を使用するような)のためなされる。 INVALID LISTは、好ましくは識別されたIVC が料金を回避するのに反復的に使 用されないことを保証するために、下記のように強制されるのがよい。上述のよ うに、各料金所または出口で、送信機T1はその料金所のアイデンティティを放 送する。叙上のINVALID LISTを有するシステムにおいては、送信機T1は、この リストのコピーを受信し、それも放送する。すなわち、T1は、無効IVC の完全 なリストを好ましくはIVC 識別番号の連続列として放送するのがよい。送信機T 1は料金所の先方に置いてあり、おおむね1マイルの範囲を有することが思い起 こされよう。その結果、この伝送は、ほぼ1/2 ないし2分の時間間隔の間にハイ ウェイ車両によって受信される。IVC は数乃至数百のIVC 識別番号を含むことが 企画されるから、その伝送は代表的な9600ホーの伝送速度で秒の何分の一しかか からないであろう。 伝送されたIVC 番号は、接近してくる車両のIVC の受信機のセクション60に より受信、復調され、そして無効IVC 識別番号はシステムとレジスタを通過し、 このレジスタは、逐次のIVC 番号を出力ワードとして送出する。このレジスタの 各出力ワードのビットは、マルチゲートコンパレータアレイの各ゲートの一方の 入力に結合される。他方、他の各入力は、IVC それ自体の識別番号の対応するビ ットを固定的に受信している。無効IVC リスト上の番号がIVC 識別番号に一致す るとき、コンパレータアレイの出力は高電位に移行する。そのとき、この信号は スイッチを作動し、そしてこのスイッチがIVC 送信機56をターンオフする。こ のようにして、IVC のレスポンダ部分は、車両が料金所の1マイル内に接近する ときその動作を不能化される。これは、IVC が料金所に如何なる自動化支払いを も送信できないことを保証する。IVC 送信機の遮断と同時に、ビーッ音や点滅赤 色警報のような車両内警報が作動し、IVC が不作動であり車両が手動支払いステ ーションで停止されるべきことを運転者に直接警告する。 本発明のこの側面の他の代替具体例においては、IVC 送信機を単にターンオフ することなく、料金違反者従って究極的に強制を受けるものを識別するためのユ ーザ追従の追加のシステムに依存して、送信機は付勢状態のままとされ、ファー ムウェアおよび包含されるソフトウェアにより制御されて、普通の料金/残高メ ッセージではなく、特別のOFFENDER(反則者)メッセージをそのIVC 識別ととも に即座に放送し始める。この代替具体例においては、料金所の受信機は、IVC 送 信を受信し続け、狭フィールド送信機をもつ到来車両のレーン位置を識別し、IV C OFFENDER車両が走行してくる精確なレーンを識別し続けることができる。送信 機/受信機により受信されるOFFENDERメッセージから車両を識別すると、単一の ロジカルスイッチまたはTTM 32が警報ランプをターンオンし、強制係員に反則 者車両が走行している交通レーンを指示する。もしも車両が、その無効口座残高 に拘らず自動化料金所中を進行しようと試みると、INVALID IVC リストの放送は IVC を反則者識別ビーコンとして動作するように変換する。 本発明のこの側面の関連する具体例においては、この種のOFFENDERメッセージ は、料金所への通信が影響されるRFメッセージ送信機を使用する以外の手段によ り送信できる。例えば、車両登録タグまたはライセンスプレートに隣接して取り 付けられた赤外線(RF)または可視光エミッタの形式のビーコンを賦活(また は賦活解除)し、INVALID IVC またはOFFENDER状態を指示できる。この形式のビ ーコンは、例えば赤外線観察装置またはビデオカメラ式の強制システムを使用す ることによって、認識、記録し、あるいは他の方法で可視的に取り締まることが できる。この形式の好ましいイメージ式の強制システムでは、照明されたIRビ ーコンの存在により有効料金支払い者を認識することが企画される。この場合、 有料道路交通のビデオカメラ像上に作用する目標追跡ソフトウェアで、IRビー コン欠いたり、確認プロトコル中IRビーコンを閃光させなかった全車両を反則 者として識別することになろう。このシステムは、反則者が検出されたならば道 路上の車両を撮影するように強制カメラを作動させることになろう。このシステ ムでは、ビンーコンの欠如を検出することによって、IVC を全然欠いている車両 や、T1にて遮断またはOFFENDER識別メッセージを受信した無効IVC を有する車 両を識別し撮影することになろう。 以上の説明で、料金徴収ステーションの配置を米国北東諸州のハイウェイシス テムに共通の形態で記述した。他の共通の配置は、各5ないし25マイルの間隔 で現われる多少とも連続する料金所を包含する。この後者の形式の有料道路にお いては、1対の逐次の料金所間に数本の入口道路が設けられるが、請求される料 金は、車両入口点に関して変えることを要しない。代わりに、車両は、料金所を 通過するとき、最初にいつ道路に入ったかに拘りなく固定料金を払う。この料金 所は出口におかれることを要しないが、おそらく、そして一般に出口間または出 口直前に置かれる。 IVC ソフトウェア52は、この種の一つの料金徴収設備を有するシステムで使 用されるとき、車両入口点を追跡することを要せず、各T1で放送される料金ス ケジュールは、単一金額でよく、料金所は番号または他の識別子を有することを 必要としない。送信機T0の役割は余計であり、T1により伝送されるデータは 相応に減ぜられる。しかしながら、IVC により送られる取引きリポートは、この 種の料金徴収システムに向けられるとき、なお上述のように識別および残高情報 を含む。 さらに、上述の自動化料金所は、阻止ゲートや回転バーを有する一組の料金ブ ースどころか、道路自体の上に構造体を全然必要とせず、機械的には道路の全レ ーンにわたって延びる単一のガントリで実施できる。この場合、料金支払い通信 を受信するために、ガントリ頂部上に、狭ビーム料金所送信機および受信機が取 り付けられる。好ましくは、これらの受信機/送信機はまた、交通の流れの下流 に対面するレーン指示ランプを作動し、下を通る各車両の料金支払いに対して有 効性と、そして任意的に料金クラスを可視的に指示するのがよい。 図10は、この種のガントリ装置40を例示しており、識別送信機T1の下流 に配置された支持フレームが、下を通る車との料金取引を各々取り扱う複数の狭 ビームレーン識別送信機を支持している。任意的に、強制用のビデオカメラをガ ントリ上に支持してもよい。その場合、一つのカメラ43(図10A)は通過す る各車の瞬間的位置を分析するために本質的に下に向けられてよく、他のカメラ 45は複数レーンの反則者のライセンス番号を記録するために下流に向けてよい 。 本発明は、先行の記述から明らかにされたものの中で、取分け上述の目的を有 効に達成するものであることが分かろう。特に、本発明は、高速度で走行する車 両から料金を遠隔的に、かつ高速度で徴収するための方法および装置を提供する 。それにより、本発明は、従来の料金徴収システムにより達成できなかった高い 処理量を可能にする。システムは、料金徴収機関との相互作用を容易にし、車両 運転者および料金徴収施設に対して有効で、低価額の記録保存や取引報告を可能 にする。本発明は、料金所近傍での速度差を減ずることによってハイウェイの安 全性を高め、かつ既存の料金管理システムに容易に組み込まれる。 開示された上述の構造および動作手順は、本発明の技術思想から逸脱すること なく変更し得ることは、当技術に精通したものであれば容易に理解されよう。例 えば、例示の無線周波数送信機は、電磁スペクトルの他の領域で動作する送信機 やエンッタで置き換えることができる。 さらに、本発明は、線路の車両やその他の料金または関税徴収の応用と関連し て実施できる。 したがって、上に説明され図面に示される全内容は、限定的意味を有するもの でなく例示として解釈されることが意図される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.道路上を走行する車両から自動的に料金を徴収する方法であって、 料金徴収のため車両が通過し得る少なくとも第1の料金徴収設備を提供し、 近づいてくる料金徴収設備における料金取引における借方記入に利用できる金 銭額を表わす利用可能料金情報を格納するためのメモリを有する車両トランスポ ンダを車両に搭載し、 トランスポンダに、初利用可能料金値を表わす電子的総料金額情報を負荷し、 第1料金徴収設備に対応する第1料金徴収設備識別部から第1の料金徴収設備 識別子信号を送信し、 車両が前記第1料金徴収設備に到着する前に前記車両搭載トランスポンダに料 金スケジュールを格納し、 車両が前記第1料金徴収設備を通過するとき、車両搭載トランスポンダから、 車両内料金プロセッサを識別するデータおよび料金残高情報をメモリから伝送す る 諸段階を含み、 前記車両搭載トランスポンダが、前記第1料金徴収設備識別子信号を受信する ように動作し得、かつ、前記第1料金徴収設備識別子信号に応答して、前記第1 料金徴収設備において利用可能料金額値に対して借方記入されるべき料金額を決 定するように構成されていることを特徴とする自動的料金徴収方法。 2.借方記入される料金額に従って利用可能料金額信号の値を減ずることを含む 請求項1記載の自動的料金徴収方法。 3.車両内料金プロセッサに確認信号を送信することを含む請求項1記載の自動 的料金徴収方法。 4.車両搭載トランスポンダを利用して、利用可能料金額情報により表わされる 金銭額を予定された最低値と比較し、利用可能料金額情報により表わされる金銭 額が予定された最低値よりも落ちたとき該金銭額をインクリメントすることを含 む請求項1記載の自動的料金徴収方法。 5.前記インクリメントを表わす車両搭載トランスポンダから更新信号を送信す ることを含む請求項4記載の自動的料金徴収方法。 6.前記更新信号を遠隔的に受信し、前記インクリメント額に対して別個にかつ 独立的に請求を発することを含む請求項4記載の自動的料金徴収方法。 7.前記車両搭載トランスポンダに前記第1料金徴収設備識別信号を格納するこ とを含む請求項1記載の自動的料金徴収方法。 8.前記第料金徴収設備から遠隔の第2の料金徴収設備を道路に提供し、 前記第2料金徴収設備に対応する第2の料金徴収設備識別部を提供し、 前記第2料金徴収設備識別部から第2の料金徴収設備識別子信号を送信し、 車両搭載トランスポンダを利用して前記第2料金徴収設備識別子信号を受信し 、そして 前記の格納された第1料金徴収設備識別子信号を第2料金徴収設備識別子信号 で上書きする ことを含む請求項7記載の自動的料金徴収方法。 9.前記車両搭載トランスボンダ内のメモリ内の利用可能料金額を自動的にイン クリメントすること、およびこのインクに対に対して別個かつ独立的に請求を発 することを可能にするため信号を送信することを含む請求項1記載の自動的料金 徴収方法。 10.無効車両トランスポンダを識別するリストを送信することを含み、該リス ト内に識別される車両トランスポンダが、このリストの受信に応答して遮断によ り応答し、それが前記料金徴収設備にて非応答性として検出され得るようになさ れた請求項1記載の自動的料金徴収方法。 11.前記の第1料金徴収設備識別部から送信する段階が、料金請求スケジュー ルを指示するコード化無線周波数信号を送信することを含む請求項1記載の自動 的料金徴収方法。 12.前記車両搭載トランスポンダが、特定された料金クラスを有する車両での 使用について授権されており、前記トランスポンダが該クラスに適用可能なスク ジュールの一部を格納している請求項11記載の自動的料金徴収方法。 13.無効車両トランスポンダを識別するリストを伝送することを含み、該リス トに識別される車両トランスポンダが、該リストの受信に応答して反則者メッセ ージを送信し、それが前記料金徴収設備にて検出され得る請求項1記載の自動的 料金徴収方法。 14.走行車両と複数の取引ステーションの任意の一つとの間で取引きを実行す る方法にであって、 前記走行車両に、受信機、メモリ手段、プロセッサおよび送信機を含む車両内 要素を搭載し、 前記各取引きステーションに送信機ユニットを提供し、この送信機ユニットに 、その取引きステーションを識別する信号を反復式に送信させ、 前記メモリ手段に、各取引きステーションと関連する量情報および前記車両内 要素の情報に関する量情報を提供し、 前記車両内要素に、前記取引きステーションの特定の一つからの識別信号の受 信に応答して、前記メモリからその特定のステーションと関連する量情報を収集 して、それを前記プロセッサユニットに供給し、かつ前記メモリ手段からその車 両内要素の現在状態に関する量情報を収集して、それを前記プロセッサユニット に供給し、 前記プロセッサユニットに、取引き規則に従って前記二組の量情報を処理させ 、前記車両内送信機に、取引きの結果を指示する車両信号を、前記車両内要素の 識別とともに伝送させ、 前記取引きステーションに前記取引きの結果を指示する前記車両信号を受信し 、かつ無効ユーザを識別するために個々の車両内要素に関連する財務記録を維持 するように構成された受信機ユニットを提供する 諸段階を含むことを特徴とする走行車両と取引きステーション間の取引き実行方 法。 15.自動料金徴収システムのための車両内装置であって、 情報メモリとオペレーションプログラムを含み、該メモリ内に利用可能料金額 残高を格納し増大するように構成されたプロセッサと、 該プロセッサにインターフェース接続され、車両内装置を担持する車両が料金 徴収ステーションを通過するとき、料金徴収ステーション通信を受信し、それに 残高情報をもって応答するトランスポンダと を備え、前記残高情報を前記装置の外部の料金徴収ステーションに供給し、それ によりユーザが、利用可能料金額残高を増したプロセッサに対して請求され得る ことを特徴とする車両内装置。 16.少なくとも一つの固定トランシーバに関して移動する可動目標を位置決め する装置であって、 前記固定トランシーバ内に包含され、局部的に分配される信号強度を有する無 線周波数信号を送信し、その位置を識別する送信機と、 前記固定トランシーバ内に包含され、無線周波数信号を受信するための受信機 と、 前記目標に固定された予め割当てられたァイデンティティを有する可動トラン シーバであって、送信機と、受信機と、メモリと、マイクロプロセッサと、無線 周波数信号を評価して、前記固定トランシーバに関する前記目標の位置を決定す るための信号評価回路とを備える可動トランシーバと を備え、前記可動トランスシーバが、前記目標の予め割り当てられたアイデンテ ィティと、前記固定トランシーバに関するその位置に関する指示を前記固定トラ ンシーバに伝送し、そしてさらに可動トランシーバが口座状態の変動に関する情 報を伝送することを特徴とする可動目標位置決め装置。 17.前記可動トランシーバが、可動トランスシーバを滞納者として識別する情 報を伝送し、装置が目標を識別するため信号を発信する請求項16記載の可動目 標位置決め装置。
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