【発明の詳細な説明】
複合シート及び複合シートを使用する異なる変換画像の印刷方法
発明の分野
本発明は印刷方法及び媒体に関し、更に詳しくは、2個又はそれ以上の異なっ
た部分を有する複合シート及び複合シートの異なった部分に異なる変換画像(dif
ferently−transformed image)を印刷する方法に関する。
発明の背景
多数の用途に於いて、2個又はそれ以上の異なった受容体上に、制御した方法
で調和させた画像又は互いに異なる画像を印刷することが望ましい。大量生産運
転のために、画像を独立に印刷することができ、そして異なった受容体への画像
間の全ての相違は試行錯誤を含む全ての手段によって調節することができる。経
済的コストは製造運転に亘って償却することができるので、前記調節の経済的コ
ストは相対的基準で最小である。少量生産運転は異なった経済的制約を受ける。
異なった画像の間の調節の償却費用は製品の価値を急速に圧倒する。
この問題を解決するための一つのアプローチは、同じ印刷機で同時に多重画像
を印刷し、次いでこの画像を別々に使用することである。このアプローチは、受
容体が全て同じものであるか又は非常に類似したものであれば極めて実際的であ
るが、受容体の分光特性が実質的に異なっている場合は崩壊する。
従って、実質的に異なった分光特性を有する2個又はそれ以上の受容体を、単
一の複合シートを使用して実質的に類似の着色剤画像
で印刷することができる方法を提供することが非常に望ましい。
一つの転写部分及び2個又はそれ以上の異なった非転写部分を有する複合シー
トを提供することも非常に望ましい。
発明の要約
本発明は、複合シート及び複合シートを使用する異なる変換画像の印刷方法を
提供する。この方法に於いて、第一の部分及び第二の部分を有する複合シートが
用意される。第一の部分は、第一の組の受容体分光特性を有する一次受容体を規
定する。二次受容体が選択される。二次受容体は第二の組の受容体分光特性を規
定する。一組の着色剤が選択される。着色剤は、第一受容体を印刷するための第
一の組の着色剤分光特性及び第二受容体を印刷するための第二の組の着色剤分光
特性を規定する。第一の組の受容体及び着色剤分光特性は、一緒になって、第二
の組の受容体及び着色剤分光特性との一つ又はそれ以上の相違を有する。デジタ
ル化した(Digitized)第一及び第二の画像を用意する。デジタル化第一画像は第
一の組の受容体及び着色剤分光特性に対して正規化されて、正規化−デジタル化
第一画像を与える。デジタル化第二画像は第二の組の受容体及び着色剤分光特性
に対して正規化されて、正規化−デジタル化第二画像を与える。正規化工程の後
で、着色剤は複合シートの部分の上に付着される。第一の部分への付着は正規化
−デジタル化第一画像によって調節されて、第一の着色剤画像を作る。第二の部
分への付着は正規化−デジタル化第二画像によって調節されて、第二着色剤画像
を作る。
2個又はそれ以上の異なった受容体を、単一の複合シート及び異なった画像の
個別正規化を使用して、実質的に類似の着色剤画像で印刷することができること
が、本発明の有利な効果である。
1個の転写部分及び2個又はそれ以上の非転写部分を有する複合シートを提供
することが、本発明の有利な効果である。
図面の簡単な説明
添付する図面と一緒にして本発明の態様の下記の記載を参照することによって
、本発明はよりよく理解されるであろう。
図1は、本発明の方法の一態様の概略図である。
図2は、本発明の方法の一般化した略図である。
図3は、本発明の方法で有用な複合転写シートの断面図である。
図4は、本発明の複合シートの一態様の断面図である。
図5は、本発明の装置の一態様の概略図である。
発明の詳細な説明
本発明の方法に於いて、2個又はそれ以上の着色剤画像が、異なった組成を有
する2個又はそれ以上の部分を有する複合シートを使用して、2個又はそれ以上
の異なった受容体の上に印刷される。着色剤画像は、個々に正規化されたデジタ
ル化画像から印刷されて、異なった受容体の分光特性に於ける相違及び異なった
受容体に印刷されたとき着色剤の分光特性に於ける相違を除去又は最小にする。
用語「着色剤」は、一般的に、他の物体に固着させてその分光特性を修正する
ことができる、微細に分割可能な物質を指すために本明細書で使用される。着色
剤の特別の例は、固体インキ、液体インキ及び電子写真トナーである。典型的に
、これらの物質には、1種又はそれ以上の染料又は顔料及びバインダー又は溶媒
が含有されている。本明細書に於いて、「着色剤」は着色された物質に限定され
ず、他の分光特性を変える物質、例えば光散乱剤も含む。用語「付着(deposit)
」、「付着すること」等は、一般的に、着色剤が源か
ら画像様基盤上の最初の受容表面に移動する工程、即ち着色剤が表面に移動して
、所望の着色剤画像を形成する工程を指すために本明細書に於いて使用される。
用語「転写」、「転写すること」等は、一般的に、予め形成された着色剤画像が
、最初の受容表面から最終受容表面に移動する工程を指すために本明細書に於い
て使用される。用語「印刷」、「印刷すること」等は、一般的に、着色剤画像が
形成され、受容表面に永久的に固着される1段又は多段操作を指すために本明細
書に於いて使用される。例えば、電子写真印刷に於いて、潜像又は帯電画像が光
伝導体上に形成され、潜像がトナーの付着によって現像され、そして得られたト
ナー画像が続いて受容体に融合されて永久画像又は印刷画像を与える。所望によ
り、トナー画像を最初に転写表面上に形成し、次いで後で二次受容表面に移動さ
せてこれに永久的に固着させることができる。
本発明の方法の態様を、要約した形で図1に示す。複合シート10は3個の部分
12,14,16を有している。第一の部分12は第一受容体を規定する。第一の着色剤
画像20は、第一の部分12の上に付着され、固定、即ち印刷される。図示する特別
の態様に於いて、第一の部分12は、前面照明の下で印刷画像を表示するために適
している、証明書のような1片の実質的に不透明の材料である。用語「前面照明
」は、主として着色剤画像から反射するか又は着色剤画像が裏側に付着され、実
質的に着色剤画像と接触している実質的に不透明の表面から反射する照明を指す
ために本明細書に於いて使用される。前面照明は、着色剤画像の前面で、着色剤
画像を見る人と同じ側に起源点を有すると考えることができる。用語「背面照明
」は、主として着色剤画像を透過する照明を指すために本明細書に於いて使用さ
れる。背面照明は、着色剤画像の後方、即ち着色剤画像を見る人とは反対側に起
源点を有していると考えることができる。
第二の受容体は飾り板(プラーク)18である。複合シート10の相当する第二の
部分14は転写物質である。第二の着色剤画像22は、最初にこの第二又は転写部分
14上に付着され、次いで後に飾り板18に固着される。多くの着色剤について、固
着には矢印19によって表す熱及び圧力の適用が必要である。図1に示す本発明の
態様に於いて、飾り板18は不透明である。例えば、飾り板18は反射性金属であっ
てよい。飾り板18及び固着された第二の着色剤画像22′は前面照明によって照明
される。
第三受容体は複合シート10の第三の部分16によって規定される。第三の着色剤
画像24は第三の部分16の上に付着され、固着、即ち印刷される。図示する特別の
態様に於いて、第三の部分16は、ライト付ホルダー26等に於いて、背面照明の下
で印刷画像を表示するために適している、1片の実質的に透明の材料である。(
第一の部分12及び第三の部分16はまた、本明細書に於いて一緒にして「非転写部
分」と言う。この同じ用語はまた、第一の部分及び第二の部分のみを有する複合
シート10の第一の部分12に対しても適用する。)
複合シート10の異なった部分12,14,16は、実質的に均一な画像を与えること
ができ又は美術的効果のために変化させることができる。例えば、証明書12、飾
り板18及びディスプレイ26は、それぞれ本文、線画及び追加のカラー絵画情報と
組み合わせた同じカラー絵画背景をそれぞれ有していてよい。
本発明の方法の一般的な特徴を図2に更に示す。(便宜上、本明細書に於ける
下記の説明の大部分は、2個の異なった受容体のみを有する本発明の態様につい
て行なう。しかしながら、特に図1を参照して、本発明の種々の態様が、本明細
書に詳細に説明した部分と同様の2個、3個又はそれ以上の異なった部分を有し
ていてよいことが理解されるであろう)。異なる変換画像は、2個又はそれ以上
の部分を有する複合シートを使用して、一次受容体及び二次受容体の上に印刷さ
れる。最初に、複合シートが用意され(30)、二次受容体が選択される(32)。
このシートの第一の部分は一次受容体であり、第一の組の受容体分光特性を規定
する。二次受容体は、複合シートの第二の部分又は外部の物体から選択される。
後者の場合に、複合シートの第二の部分は、着色剤画像が第二の部分上に付着さ
れ、次いで後に二次受容体に転写されるので、本明細書に於いて転写部分と言う
。
非常に広範囲の種々の物体を、この物体が着色剤画像を受容することができな
くてはならないとの制限を条件として、このような二次受容体のために使用する
ことができる。二次受容体の例には、衣類、磁器、ガラス製品及びコンパクトデ
ジタルディスクが含まれる。
二次受容体は第二の組の受容体分光特性を規定する。一組の着色剤が選択され
(34)、これは第一の組及び第二の組の着色剤分光特性を規定する。デジタル化
第一及び第二画像がそれぞれ用意される(36)、(37)。デジタル化第一画像は
、第一の組の分光特性に対して正規化される(38)。デジタル化第二画像は、第
二の組の分光特性に対して正規化される(39)。正規化、デジタル化画像は次い
で、複合シートのそれぞれの部分上への着色剤画像の形成(40)を調節する。次
いでこの部分を分離する(42)。
複合シートの異なった部分の組成は、特定の用途の必要条件に適合するように
変化させることができる。このシートの非転写部分のための適当な材料は、使用
する着色剤のための受容体として使用するために適している材料である。例えば
、電子写真印刷方法を使用する場合、着色剤は電子写真トナーであり、受容体は
ボンド紙及び電子写真トランスパレンシー材料のような電子写真受容体である。
同様に、インキジェット印刷方法を使用する場合、着色剤はインキジェットイン
キであり、受容体は不透明若しくは実質的に不透明なインキジェット紙又はプラ
スチック受容体又はインキジェットトランスパレンシーである。異なった部分は
種々の方法で一緒に結合させることができる。例えば、接触部分を重ね又はそぎ
継ぎで一緒に接着させることができる。本発明は特別の形状を有する複合シート
に限定されない。例えば、異なった部分は、接触した余白で一緒に結合された連
続領域であってよく又は図1に示されるように1個若しくはそれ以上の部分が他
の材料のマトリックスで取り囲まれていてよい。
本発明の方法の特別の態様に於いて、異なる変換画像を、本明細書で「部分転
写シート」と言う一種の複合シートの上に印刷する。本発明の方法で有用な特別
の部分転写シートは、本特許出願と同時に出願されたPCT特許出願第US96/10477
号、発明の名称「TRANSFER SUPPORT AND METHOD FOR FUSING A TRANSFERABLE IM
AGE TO A DIGITAL DISC」(参照して本明細書に含める)に開示されている。
図3を参照して、複合又は部分転写シート10は、実質的に平面状であり、前面
又は受容表面46及び裏面48を有する。部分転写シート10は、支持層50及び転写層
52を有する。支持層50は、実質的に平面状の電子写真受容体、即ち、コピー紙若
しくはトランスパレンシー材料のシート又は電子写真トナー画像を受容し、電子
写真トナー画像を永久的に融合させることができるその他のシート材料である。
支持層50は組成が均一であってよく又は多重層構造を有していてよい。
転写層52は支持層50の一部の上に重なっている。即ち、部分転写シート10は、
支持層50及び転写層52の両方を含む転写部分14並びに支持層50のみを含む非転写
部分12を有する。非転写部分12と転写部
分14との相対サイズは、それぞれの部分の最終用途によって決定される。転写層
52は、転写性着色剤画像22と相関的な、即ち、転写層52が、転写性着色剤画像22
を保持し、次いで本発明の方法によって必要なとき転写性着色剤画像22を放出す
ることができる選択された範囲内の接着強度を有する低表面エネルギー材料であ
る。この接着強度は、本明細書に於いて剥離力(本明細書に於いて、剥離力は90
°で測定する)として表わされる。転写層52は、550ニュートン/メートルより
大きい剥離力に付された転写性着色剤画像22を保持するためには不十分である表
面エネルギーを有する。本発明の好ましい態様に於いて、転写層52は、3〜15ニ
ュートン/メートルの剥離力に付された転写性着色剤画像22を保持するためには
不十分である表面エネルギーを有する。転写部分14には、好ましくは実質的に「
裸スポット(bare spots)」又はフェロタイプ化を起こす転写層52内の他の人工
物が存在しない。
本発明の特別の態様に於いて、転写層の低表面エネルギー材料はフルオロホス
ホン酸アルキル及び無定形ペルフロオロカーボンからなる群から選択される。あ
る態様に於いては、本発明は、このような転写支持体からデジタルディスク又は
他のデジタル媒体のような物品へトナー画像を転写することに指向している。
本発明の特別の態様に於いて、転写層の低表面エネルギー材料は、一般構造式
:
(式中、jは1又は2であり、mは約3〜約8であり、nは約1〜約6であり、
Rは、NH4及びOHからなる群から選択される)
を有するフルオロホスホン酸アルキルである。市販のフルオロホスホン酸アルキ
ルの一例は、一般構造式:
(式中、mは3〜8である)
によって同定される。この材料は、デラウエア州、ウィルミントンのデュポン社
(E.I.du Pont de Nemours and Co.)から、名称「ZonylTM FSE」で入手でき
る。ZonylTM FSEは16〜20ダイン/cmの表面エネルギーを有している。他の市販
されているフルオロホスホン酸アルキルは、一般構造式:
(式中、mは3〜8であり、jは1又は2である)
によって同定される。この材料は、デュポン社から、名称「ZonylTM UR」で入手
できる。ZonylTM URは16〜20ダイン/cmの表面エネルギーを有している。
本発明の他の特別の態様に於いて、転写層の低表面エネルギー層材料は、一般
構造式:
(式中、Rは合計で5個の炭素原子及びヘテロ原子を有するペルフルオロ環を完
結するために必要な原子及び電子を表わし、d及びeは合計が1のモル分率であ
る)
を有する無定形ペルフルオロカーボンである。市販されている無定形ペルフルオ
ロカーボンの幾つかの具体例は、一般構造式:
(式、a及びbは合計が1のモル分率である)
によって同定される。この構造(但し、a=0.65及びb=0.35)を有する無定形
ペルフルオロカーボンは、デュポン社から、名称「TeflonTM AF1600」で入手で
きる。この構造(但し、a=0.80及びb=0.20)を有する他の無定形ペルフルオ
ロカーボンは、デュポン社から、名称「TeflonTM AF2400」で入手できる。Teflo
nTM AF1600及びTeflonTM AF2400は、テトラフルオロエテンと2,2−ビス(
トリフルオロメチル)−4,5−ジフルオロ−1,3−ジオキソランとの水性又
は非水性共重合生成物である。TeflonTM AF材料のガラス転移温度(Tg)はa及
びbの相対モル分率の関数である。TeflonTM AF1600は160℃のTgを有する。Tef
lonTM AF2400は240℃のTgを有する。転写表面14の材料についての適当なTgは
約35℃〜約300℃の範囲内である。
部分転写シートには、プリンタの紙供給でシートを適当に位置決めする際にオ
ペレーターを助けるために、目に見えるインジケータ(図示せず)が含まれてい
てよい。目に見えるインジケータはこのシートの裏側又は「廃棄(waste)」部分
に配置することができる。
ここに記載した部分転写シートは、一般的な電子写真プリンタ又はコピー機で
使用するために適している。本発明の方法で使用するために適している好ましい
電子写真プリンタは、ニューヨーク州、ロチェスターのイーストマン・コダック
社により上市されているKodak ColorEdgeTMプリンタModel 1550+である。電子
写真プリンタ又はコピー機に於いて、帯電潜像が形成され、次いでトナーの分離
した粒子で現像されて、トナー画像を形成し、次いで一般的に熱及び圧力の両方
を使用して融合される。
部分転写シート上のトナー画像が電子写真プリンタ又はコピー機の中で現像さ
れ、融合される場合、非転写部分のトナー画像は支持層と融合して、本明細書に
於いて「融合トナー画像」と言うものを与える。転写部分では、トナー画像は「
未融合」であり、本明細書に於いて「転写性トナー画像」又は「転写性画像」で
あると記載する。用語「未融合」は少し間違った呼び方である。部分転写シート
の転写部分に於いて、転写性画像を形成するトナー粒子は互いに融合するが、転
写性トナー画像は、それが二次受容体、例えば、電子写真プリンタの融合システ
ムに於けるものと実質的に同じ条件下で
転写性トナー画像と接触させて置かれている電子写真受容体に転写しないように
は転写部分に接着されていない。用語「二次受容体」は、転写性画像が永久的に
融合される品目を指すために本明細書で使用される。転写部分に対する転写性ト
ナー画像の十分な接着はなく、それで顕著なオフセット、即ち、プリンタの融合
システムへのトナー画像の一部の残留を防ぐ。
この部分転写シートは、非電子写真プリンタ、例えば、インキジェットプリン
タによって印刷することができる。使用するインキ及び転写層材料は二次受容体
への転写が可能になるように調節することができ、二次受容体への着色剤画像の
融合を許容するために融合性顔料をインキ中に使用することができる。
本発明の方法の他の態様に於いて、異なる変換画像が、本明細書に於いてまた
「紙−トランスパレンシーシート」と言う複合シートの一種に印刷される。この
複合シートは、紙の第一部分及びトランスパレンシー材料の第二部分を有してい
る。
図4に示す態様を参照して、本発明の複合シート100には、多重又は非転写部
分12,16及び少なくとも1個の転写部分14が含まれている。支持層50は、実質的
に不透明の電子写真受容体材料、例えばコピー紙からなる不透明な副部分64を有
している。支持層50はまた、実質的に透明の電子写真受容体材料、例えば電子写
真トランスパレンシー材料からなる透明な副部分66を有している。二つの副部分
64,66は一緒に結合され、例えば、二つの部分は重ね又はそぎ継ぎ68で一緒に接
着させることができる。転写層52は不透明な副部分64の一部の上に重なり、転写
部分14を規定する。複合シート10との関係で上に記載した材料は、本発明の複合
シート100のために適している。
複合シートの選択及び一組の着色剤の選択は、受容体の数、受容
体の種類及び印刷画像の所望の目に見える及び物理的特性のような特別の用途の
必要条件によって指定される。
着色剤及び受容体をここでそれぞれの受容体へ印刷するときのそれらの分光特
性に関連させて記載する。これは、受容体−着色剤相互作用及び印刷工程から得
られる分光特性に於ける変化を考慮に入れている。例えば、電子写真印刷の間の
フェロタイピングに起因する光沢における変化は、融合の間トナー画像と接触し
ている表面に依存している。複合シートの第一部分へのトナーの付着並びに熱及
び圧力融合により作られる第一印刷画像は、融合機ロール又は他の融合機構の表
面特性によって大きく決定される光沢を有するであろう。トナーをシートの第二
の転写部分に付着させ、トナーを転写性画像に転換し、次いで転写性画像を第二
受容体に転写しそして融合することにより作られる第二印刷画像は、転写シート
の表面特性を有するであろう。同様に、異なった印刷画像を作るために使用され
る異なった手順は、それぞれの着色剤及び受容体を異なった方法で変えることが
できる。ここに記載した方法に於いて、第一印刷画像の着色剤を、単一融合工程
で、典型的に高い温度及び圧力である融合条件に付した。第二印刷画像の着色剤
を、2回、即ち1回目は転写性画像にトナーを転換するためであり、2回目は転
写性画像を二次受容体に融合するために融合条件に付した。融合条件から得られ
る着色剤の何れの変化又は劣化も、第一印刷画像と第二印刷画像との間で異なる
であろう。本発明の方法に於いて、単一の組の着色剤が存在するが、異なった受
容体の印刷された画像として着色剤の特性を表す多数の組の着色剤分光特性も存
在する。
本発明の方法は、外観に於いて実質的に均一であるか又は制御された方法で異
なっている画像を、異なった受容体上に作ることに関する。このようにするため
に、本発明の方法は、総合的にとられる
第一の組の分光特性と、必然的にこれも総合的にとられる第二の組の分光特性と
の間の差異を考慮に入れる。
分光特性に於けるこの差異は言い換えることができる。第一の受容体のために
必要な印刷工程によって修正したときの、着色剤のセットの分光特性と組み合わ
せた第一受容体の分光特性は、第二の受容体のために必要な印刷工程によって修
正したときの、着色剤のセットの分光特性と組み合わせた第二の受容体の分光特
性とは異なる。この2組の受容体の分光特性は異なることができ、そしてこの2
組の着色剤の分光特性は同一であることができる。或いは、この2組の受容体の
分光特性は同一であることができ、この2組の着色剤の分光特性は異なることが
できる。更に他の代替に於いて、この2組の受容体の分光特性は異なることがで
き、この2組の着色剤の分光特性は異なることができる。受容体及び着色剤差異
はオフセットしておらず、即ち、受容体及び着色剤差異は互いに補償しない。
本発明の方法は、総合的にとられる第一の組の分光特性が第二の組の分光特性
と同じものである応用で使用することができる。しかしながら、便宜上以外にそ
のようにする利点は存在しない。例えば、本発明の方法は、本発明の複合シート
の印刷の代わりに普通紙に多重画像を印刷するために使用することができた。
着色剤画像は、本発明の方法の目的のために、コンピュータ装置のデジタルメ
モリー内のデジタル化画像として生じる。使用されるデジタル画像は、例えば、
グラフィックス又はコンピュータ補助設計プログラムによって作ることができ又
は画像記録装置の生成物であってよい。デジタル画像は1個のコンピュータ装置
内で作り、電子的又はその他の手段によって他方に伝達することができる。
デジタル化画像のための特別のフォーマットは限定的ではなく、特別のコンピ
ュータ装置及びプリンタの必要条件に適合させるため
に変えることができる。デジタル化画像のための便利な形式は、画像の画素のビ
ットマップである。二元白黒プリンタについて、画素仕様は0又は1である。連
続階調三色プリンタについて、画素仕様な典型的に、シアン、マゼンタ及びイエ
ロー着色剤のそれぞれについて一組の3個の8ビット値(0〜255の十進法値を
表す)である。
本明細書に於いて、デジタル化画像は一般的にデジタル情報の分離した別個の
項目として説明されている。デジタル化情報はこのフォーマットに限定されない
。デジタル化第一及び第二の画像は交互に、第一の画像についてビットマップの
形及び第二の画像についてこのビットマップの操作の指示の形をとり得る。例え
ば、同じビットマップを第一の画像と第二の画像の両方のために使用することが
できるか又はビットマップを第一の画像について正常方法で使用することができ
、このビットマップのミラー反転を第二の画像のため又は両方の画像についての
異なったビットマップ操作のために使用することができた。
便宜上、デジタル化画像を本明細書に於いて幾何用語で説明する。数学的変換
は、本明細書で説明する幾何変換と同等であり、デジタル化画像の操作のために
適しており、当業者によく知られている。複合シートは着色剤画像の付着につい
て実質的に二次元表面を規定するので、デジタル画像は最終的に二次元幾何学の
項目で表現しなくてはならない。しかしなから、従来、デジタル画像は三次元画
像等として操作することができる。例えば、二次元画像は特別の二次受容体の形
状を表す三次元表面上にマッピングし、次いで表面の二次元投影の上にマッピン
グすることができるか又はこれらの工程を単一のマッピング操作に一緒にするこ
とができる。
全ての幾何学的操作に加えて、デジタル化画像はそれぞれの受容
体及び着色剤セットの分光特性に対してそれぞれ正規化される。用語「正規化す
る」及び「正規化」等は、印刷で使用される一組の対照パラメーターに対する特
別の受容体及び着色剤セットについての視覚の標準化仕様のそれぞれのセットの
マッピングを記載するために本明細書に於いて使用される。
正規化には、一組のプリンタ対照値に対するカラー仕様のそれぞれの組のマッ
ピングが含まれる。カラー仕様のセットは、特別の視界環境下で受容体及び着色
剤分光特性のそれぞれの組合せからの視刺激について、NTSC,RGB,CIELAB又はC
IE三刺激値のような標準化された表示である。受容体及び着色剤分光特性の各組
合せ、即ち各着色剤画像について、別になったマップが使用される。カラー仕様
のマップは予め決定することができるか又はあまり望ましくはないが、本発明の
方法の一部として必要なとき決定することができる。
各マップについて使用される視界環境は、それぞれの着色剤画像について期待
視界条件と関連させるべきである。勿論、異なった着色剤画像をそれぞれ、異な
った視界環境に相当する着色剤仕様のセットを使用して正規化することができる
。
一つの視界環境で決定された着色剤仕様のセットは、概略近似として、全ての
視界環境について正規化するために使用することができる。しかしながら、名目
的視界環境をそれぞれのデジタル化画像の正規化の前に各着色剤画像について指
定すること及び正規化に名目的視界環境に相当する着色剤仕様のセットを利用す
ることが非常に好ましい。名目的視界環境は、本明細書に於いて「一次視界環境
」と言われるものに限定することができる。この用語は照明源又は照明源群及び
照明の分光特性並びに視界形状を指定する。これらのパラメーターは標準化する
ことができ、名目的視界環境の選択を、
プロ写真に於けるフィルム種類の選択と同じ方法で僅かな選択に減少させること
ができる。例えば、一次視界環境は、45°視界/0°照明のような標準的な視界
形状で、昼光、白熱光照明又はオフィス蛍光照明のような標準的な照明から選択
される光源として指定することができる。
所望により、名目的視界環境の仕様は、本明細書に於いて「二次視界環境」と
言うものにまで拡大され得る。この用語は、一次視界環境を包含し、また薄暗い
又は暗い周囲のような環境条件下の差異を含む視界パラメーターを記載するため
に使用される。この場合、これらの異なった環境条件のために生じる視覚適応を
調整するために、一次視界環境について規定されるマップを追加の変換と組み合
わせることによってマップが作られる。図1を参照して、第一受容体及び第二受
容体は、0°での正常周囲、冷白蛍光前面光照明及び45°の視界角度で6〜10フ
ィートの変位の二次条件についてマップすることができた。第三受容体は、0°
の視覚角度で、0°での白熱光照明拡散白色パネルによる薄暗い周囲、背面光照
明の二次条件についてマップすることができた。
名目的視覚環境に基づく正規化は、着色剤分光特性が広くない場合又は光源を
測定することと光源を見ることとが実質的に異なっている場合、測定結果は、実
際の視界条件下で着色剤画像の知覚を正確に予言することはできないと言う欠点
を有している。視界差を補償することができるアプローチは、着色剤画像につい
て実際の視界環境を表す光源で受容体及び着色剤セットを測定するか又は所定の
光源下で受容体及び着色剤の三刺激値ではなくて、受容体、着色剤セット及び光
源の分光ラジオメトリー値を測定することによって生じるカラー仕様のマップを
使用することである。
カラー仕様のマップは、分析的(理論的)又は経験的アプローチ
を基準にすることができる。このマップは種々の形、即ち、数学関数、アレーの
一組の数学値、ニューラルネットワークなどをとり得る。理論的アプローチに於
いて、カラー仕様のマップは、そのパラメータが、含まれるプロセスの特性の測
定値により形成される印刷プロセスの物理的モデルから作られる。次いで複合シ
ートの部分のそれぞれについて印刷デバイス性質を正確に記述する数学的モデル
が誘導される。合理的に正確な理論モデルは、このモデルを記述する数学関数で
あるので非常に複雑である。1頁を印刷するために典型的に処理される多数の画
素(600画素/インチの解像度で印刷される8.5インチ×11インチの頁について約
3,500万画素)が与えられると、複合体モデルのコンピュータ処理単純表示を形
成することが、しばしば一層便利である。特定プリンタ対照値に対する個々のカ
ラー仕様に関する三次元検索テーブルは、かなり複雑な関数形を記述することが
できるこのようなコンピュータ処理単純表示の一例である。適当な三次元検索テ
ーブルは例えばSchreiberの米国特許第4,500,919号に開示されている。
経験的アプローチに於いて、特別の視界環境下での、特別の受容体及び着色剤
についてのカラー仕様のマップは、カラーパッチを繰り返し印刷し、これらのパ
ッチについての測定値を、この視界環境下で所定のカラー様を作るために必要な
特定対照値に関連づけることによって生じる。このマップは、所望により他の一
次視界環境又は二次視界環境のために拡張することができる。更に詳しくは、複
合シートの部分のそれぞれについて、下記のような手順を行うことができる。
1)既知の着色剤レベルで十分な数のパッチを印刷して、着色剤及び受容体分
光特性の妥当な推定を許容する。
2)パッチの視覚性を測定する。
3)要求されるカラーレベルに対する印刷したパッチ視覚性に関するデバイス
着色剤性質の、三次元検索テーブルのような正確なモデルを作る。
4)1個又はそれ以上の名目的視界環境下での着色剤画像の視界条件と印刷さ
れたパッチサンプルを測定するために使用される視界環境との間に生じる視覚適
応機構の、三次元検索テーブルのような正確なモデルを作る。
5)工程(4)及び(5)のモデルを組み合わせて、意図する名目的視界条件
下で見たとき、印刷され、転写された領域から所定の視覚刺激を与えるために必
要な要求着色剤レベルを正確に記述する、複合三次元検察テーブルのような単一
複合モデルにする。この較正方法の結果は、プリンタを駆動し、受容体上に適当
な視覚刺激を作るために必要なビットマップ画像を直接計算するために又はプリ
ンタを駆動し、受容体上に適当な視覚刺激を作るために必要なビットマップ画像
を誘導するために高速で使用することができるコンピュータ処理単純計算手順を
形成するために使用することができる正確なマップである。
正規化は、標準化分光特性を有する受容体及び着色剤セットを使用することに
よって単純化することができる。次いで分光特性の名目値を正規化のために使用
することができる。所望により、正規化プロセスには、着色剤セット、受容体及
び標準化視界条件の特別の組合せを代表する一連の予め決定した標準化マップか
ら選択する工程を含ませることができる。
正規化プロセスで使用するマップは、印刷プロセスの物理的限定を考慮に入れ
ることができる。例えば、明るい色の透明着色剤を暗い色の受容体と共に使用す
るとき、カラー再生は劣っている。このマップはこのような領域での全ての着色
剤の使用を削除することが
できる。本発明の方法は本明細書に於いて一般的に、三色画像の項目で説明して
いる。着色剤セットは3種の着色剤に限定されない。前記の例に於いて、マップ
は明るい色の着色剤が暗い色の受容体の上に重なっている白色アンダー着色剤を
与えることができた。
正規化デジタル化画像は、それぞれの受容体に着色剤画像を印刷するために使
用される。更に詳しくは、正規化デジタル化画像は、複合シートのそれぞれの部
分への着色剤の付着を調節する。得られた画像を、最終着色剤画像を作るために
、融合又は転写及び融合のような追加の工程に付すことができる。正規化はそれ
ぞれの着色剤画像の印刷の前に完結してもしなくてもよい。
印刷の一部として、特別のプリンタにより必要とされるデジタル画像の全ての
追加の転換又は操作が含まれる。例えば、画像の解像度(画素の数)をプリンタ
の解像度レベルまで減少させることができ又は画像の見掛け解像度を増加させる
ことができる。この目的及び同様の目的のための適当なアルゴリズムは、当業者
によく知られている。
全ての必要な転換又は操作の後で、複合シートへの着色剤の付着を調節するた
めに、デジタル化画像が使用される。着色剤量は典型的に画素色仕様によって制
御される。白黒二元プリンタについて、画素仕様は0又は1である(0は着色剤
の付着がないことを表し、1は画素領域の全着色剤被覆を表す)。連続階調、三
色プリンタについて、それぞれの色について画素仕様が用意される。典型的に画
素仕様は、シアン、マゼンタ及びイエロー着色剤について8ビット値(0〜255
)であり、画素の直線配列からなる3個のビットマップ化平面を規定する。(こ
のような配列は、600画素/インチの解像度で8.5インチ×11インチを表示するた
めに5100要素幅及び6600画素高さである)。3個のビットマップ化平面はプリン
タによる着
色剤の付着を調節する。
典型的な印刷プロセス(ここで更に正確には、「着色剤付着プロセス」)には
、複合シートの上の付着ヘッドの位置と同期して付着ヘッド(即ち、インキジェ
ットヘッド、LEDアレー、ラスタ走査レーザ等)に配布される画素順番でデータ
を必要とする。本発明の方法は、複合シートの異なった部分について異なった正
規化、即ち異なった画素処理手順を必要とする。付着するための付着ヘッドのた
めの処理画素のビットマップは、プリンタが必要とするくらい速くプリンタに供
給することができる画素データの予備キャッシュされた若しくは緩衝された記憶
として又はプリンタによって必要なとき処理される処理画素の連続した流れとし
て前に形成され、記憶され得る。画素データの予備キャッシュした記憶を使用す
る場合、デジタル化画像の正規化及び全ての追加の転換又は操作(本明細書では
一緒にして「画素処理」と言い、処理したデジタル化画像を「処理画素」と言う
)は、着色剤付着の前に完結する。他のやり方では、画素処理及び着色剤付着は
段階的に一時に1画素で起こる。中間の場合には、画素処理及び着色剤付着は、
個々の画素についてではなく、一時に複合シートの領域又は帯域について段階的
である。
適当に処理された画素は、複合シートの異なった部分のそれぞれについて付着
ヘッドに供給しなくてはならない。即ち、複合シートの異なった部分は、異なっ
た画素処理手順を必要とする。例えば、付着ヘッドが2個部分複合シートについ
てラスタ方式で始動される場合、部分境界が付着ヘッドによって交差されるとき
必要な画素処理を後に及び前に切り替える。
異なった画素処理手順の間の必要な切り替えは、部分境界が交差されたとき、
画素処理が実際に、一つの検索テーブルから他の検索テーブルに切り替わるアー
キテクチャーによって与えることができ
る。予備キャッシュされたビットマップから印刷が行われる場合、画素処理の切
り替えは、この部分について適当な値を有する単一LUTプロセッサをロードし、
次いで順に各部分についてのデータを処理することによって達成することができ
る。印刷が連続的に処理する個々の画素を必要とする場合、全てのLUTプロセッ
サを同時にロードすることができる。切り替えはLUTプロセッサを選択すること
によって与えることができる。画素も全てのLUTプロセッサにより処理すること
ができ、どちらの値が特別の複合シート部分のために適しているかを選択するた
めに切り替えを減少させることができる。
全ての着色剤を1個の画素に適用する場合(カラーフレーム連続印刷に於ける
ように順に各着色剤について全ての画素ではない)、各着色剤についてのプロセ
ッサは並行していなくてはならない。
予備キャッシュされたビットマップは、カラー処理が平均でプリンタ処理量で
落ちないならば、全頁より小さくてもよい。この場合、画素の帯域は続いて上記
のアーキテクチャーの一つで処理される。これはビットマップキャッシュのため
に必要なメモリーを節約するために使用することができる。
印刷した後、異なった部分を分離し、ホルダーに装着するか又は特別の用途の
ために他の方法で処理する。転写部分を適当な受容体と接触させ、次いで融合す
る。融合を図1に示す。転写部分を、転写性着色剤画像及び近接した二次受容体
の表面と共にプレス内に配置する。プレスによって転写性画像及び表面を一緒に
押し付け、転写性画像及び表面を、使用する着色剤の材料のために適した融合温
度に加熱する。使用した転写部分を廃棄するか又は適当ならば再利用する(図示
せず)。
追加の手順は転写の一部として与えることができる。例えば、融
合した着色剤画像を、光沢を修正するために艷だしするか又は保護層によって覆
うことができる。光沢はまたフェロタイピングにより、即ち融合した画像に所望
の表面仕上げを「成形」することができる転写部分を選択することによって修正
することもできる。
本発明の装置70の態様を図5に概略で示す。コントローラ72は、処理した画素
を複合シートの供給源76を有するプリンタ74に供給する。(複合シート10が示さ
れているが、同じ装置70は複合シート100を使用して示すことができる)。着色
剤画像20,22は、着色剤源82(インキカートリッジ、一連の現像剤ステーション
など)によって供給される一組の着色剤を使用して、プリンタ74の付着ヘッド80
(インキジェットヘッド又は潜像形成及びトナー転写システムなど)により付着
される。望ましいとは思わないが、シートの異なった部分のために異なった着色
剤源を使用することができる。各着色剤源には同じ着色剤セットが含まれている
であろう。
次いで複合シート10の部分12,14を、セパレータ84(ナイフエッジとして示す
)によって分離する。次いで第一の非転写部分12を完成させ、装置70から取り出
す。第二の転写部分14を融合機86内で二次受容体18と揃える。融合機は、二次受
容体18に対して形状が相補的である融合部材88を有している。融合した後、使用
済み転写部分を廃棄し(図示せず)、融合した第二着色剤画像22′を有する二次
受容体18を、装置70から取り出す。装置70の異なった部分の間の複合シート10、
部分12,14などの移動は、手動により又は当業者によく知られた自動化手段によ
り行うことができる。
符号リスト
10…複合シート(又は転写シート)
12…第一の部分(又は非転写部分)
14…第二の部分(又は転写部分)
16…第三の部分
18…二次受容体
20…着色剤画像
22…第二着色剤画像
24…第三着色剤画像
26…ホルダー
30…複合シート
32…二次受容体
34…着色剤
36…デジタル化第一画像
37…デジタル化第二画像
38…正規化デジタル化第一画像
39…正規化デジタル化第二画像
40…調節画像
42…分離した部分
46…受容表面
48…背面
50…支持層
52…転写層
64…不透明な副部分
66…透明な副部分
68…そぎ継ぎ
70…装置
72…コントローラ
74…プリンタ
80…付着ヘッド
82…着色剤源
84…セパレータ
86…融合機
100…複合シート
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
H04N 1/46 H04N 1/40 D
1/60 1/46 Z
【要約の続き】
像によって調節されて、第二着色剤画像を作る。