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JPH10504727A - イチイ属植物からのタキソールの大量生産方法 - Google Patents

イチイ属植物からのタキソールの大量生産方法

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JPH10504727A
JPH10504727A JP8533189A JP53318996A JPH10504727A JP H10504727 A JPH10504727 A JP H10504727A JP 8533189 A JP8533189 A JP 8533189A JP 53318996 A JP53318996 A JP 53318996A JP H10504727 A JPH10504727 A JP H10504727A
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taxol
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taxus
crude
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JP8533189A
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ソン・ボンキュ
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リム・チャンバエ
リー・ヒュンソー
キム・クワンウーク
カン・インセオン
パーク・フンボク
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サムヤン・ジェネックス・カンパニー・リミテッド
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    • C12P17/00Preparation of heterocyclic carbon compounds with only O, N, S, Se or Te as ring hetero atoms
    • C12P17/02Oxygen as only ring hetero atoms

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、イチイ属植物の細胞培養物からタキソールを高い純度と回収率で大量生産するための迅速で簡単な方法に関する。本発明によるイチイ属植物からのタキソールの大量生産方法は、(i)イチイ属植物からのバイオマスを有機溶媒で抽出して粗製抽出物を得て、(ii)この粗製抽出物を合成吸着剤で処理し、濾過して濾液を得て、(iii)ヘキサンをこの濾液に加えて粗製タキソールを沈殿させ、(iv)この粗製タキソールをアルコールと水の混合物中で分別沈殿し、この沈殿物を真空乾燥してタキソール粉末を得て、そして(v)このタキソール粉末を高速液体クロマトグラフィーにかける上記の各ステップを含む。本発明の方法によれば、99%を超える純度のタキソールがイチイ属植物から90%を超える高い回収率で簡単に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 イチイ属植物からのタキソールの大量生産方法 発明の背景 技術分野 本発明は、イチイ属植物からのタキソールの大量生産方法に関し、より具体的 には、イチイ属植物からのバイオマスのメタノール、ジクロロメタンおよびヘキ サンを用いる溶媒抽出、吸着剤処理、ヘキサンによる沈殿、分別沈殿および高速 液体クロマトグラフィーの各ステップを含む高い純度と回収率を有するタキソー ルの迅速で簡単な大量生産方法に関する。 先行技術の説明 タキサン類はタキサン骨格を有するジテルペン化合物である。例えば、タキソ ールは白血病および癌の治療に効果的であるタキサン環を有する最初に同定され た化合物として有名である。最近、タキソールは卵巣癌、乳癌および肺癌の患者 のそれぞれ約30%、50%および20%を治療できることが報告された。また 、タキサン化合物は、タキソールの半合成に用いられるバッカチンIII、10-デ アセチルバッカチンIII、10-デアセチルタキソール、セファロマニンおよびデ アセチルセファロマニンを包含する。 タキサン化合物は、以下の一般式(I)および(II): (R1=Acの場合、化合物はバッカチンIIIであり; そして R1=OHの場合、化合物は10-デアセチルバッカチンIIIである。) (R2=Ac、R3=C65の場合、化合物はタキソールであり; R2=OH、R3=C65の場合、化合物は10-デアセチルタキソールであり ; R2=Ac、R3=CH3CH=(CH3)の場合、化合物はセファロマニンであ り; そして R2=OH、R3=CH3CH=CH(CH3)の場合、化合物は10-デカアセ チルセファロマニンである。)により表される。 一方、全合成、半合成および抽出方法はタキソールを調製するために用いられ ている。 しかし、全合成方法は、タキソールの複雑な化学構造から予想できるように、 非常に高価な試薬を必要とし回収率もあまり高くないために、本分野においては 実用的に利用されてはいない。 10-デアセチルバッカチンIII等の前駆体を用いる半合成法は、基本的には、 イチイ属植物からタキソール前駆体を単離精製し、さらにタキソール前駆体をタ キソールへ変換する複雑で複数の工程を必要とするのでいくつかの欠点があり、 この方法の一般的な使用に対する障害となっていた。 したがって、タキソールをイチイ属植物から直接に単離することができる抽出 方法は経済的な利点を有しているために本分野において普及し、多様なアプロー チが以下の文献に記載されている。 WO 94/12268は半透析膜と逆浸透装置を用いることによりタキソー ルを単離する方法を開示する。しかし、該方法は、基本的には操作のために複雑 な技術を伴う高価な半透析膜と逆浸透装置を必要とする深刻な問題が明らかにな っている。 EP 553,780Aは、イチイ属植物のメタノール抽出物を真空乾燥し、 シクロヘキサンと塩化メチレンを用いる溶媒抽出を行って粗製タキソールを得た 後にシリカゲルカラムによるHPLCを行なう上記各ステップを含むタキソール とその前駆体の単離方法を教示する。 WO 92/18492は、イチイ属植物をメタノール抽出し、塩化メチレン または酢酸エチルを用いる分配分別で粗製タキソールを得た後に順相液体クロマ トグラフィーを行なう上記各ステップを含むタキソールの精製方法を記載する。 WO 92/07842は、エタノール、クロロホルムおよびメタノールを用 いる一連の溶媒抽出で粗製タキソールを得た後に逆相HPLCを行なう上記各ス テップを含むタキソールの単離方法を記載する。 WO 94/13827は、エタノール、メタノールおよびアセトンを用いる 有機溶媒抽出、活性炭素または木炭の吸着剤処理で粗製タキソールを得た後に順 相液体クロマトグラフィーを行なう上記各ステップを含むタキソールの精製方法 を示唆する。 JP 6−157329Aは、酢酸エチル、エーテル、アセトニトリルおよび アセトンを用いる一連の溶媒抽出を含む低純度の粗製タキソールを得る方法を提 供する。 しかし、溶媒抽出およびクロマトグラフィー作業を用いて低純度の粗製タキソ ールを得ることを主要な目的とする先行技術の精製方法のすべてが、基本的に、 目的のタキソールに伴うテルペノイド類、脂質類、クロロフィルおよびフェノー ル類等のタキソール関連化合物を与える。したがって、高純度のタキソールは非 常に多くのクロマトグラフィーカラムを用いる場合でも得られず、精製ステップ で用いられるカラムに不純物の過大な負荷をもたらしている。 さらに、こうして得られたタキソールの純度はあまり高くないので、有機溶媒 に対する溶解度は当然低いためにクロマトグラフィーの過程での回収と収率が調 整できず、高純度の結晶タキソールを得るために結晶化の余分なステップが基本 的に必要となる。したがって、先行技術の精製方法は本分野で実用的には用いら れてきておらず、本分野においてはさらに単純かつ経済的な方法で高純度のタキ ソールを単離する方法を開発する継続的な必要性が存在している。 発明の概要 本発明にしたがって、本発明者らは、一連の溶媒抽出、吸着剤処理、分別沈殿 および高速液体クロマトグラフィーを用いることによりイチイ属植物からタキソ ールを精製する方法を開発した。 したがって、本発明の主要な目的は、バイオマスの水含量とは無関係に、小量 の有機溶媒を用いることにより、イチイ属植物からタキソールを99%を超える 高純度と90%を超える高回収率で大量生産するための迅速かつ簡単な方法を提 供することである。 発明の詳細な説明 本発明によるイチイ属植物からのタキソールの大量生産方法は、 (i)イチイ属植物からのバイオマスを有機溶媒で抽出して粗製抽出物を得て ; (ii)この粗製抽出物を合成吸着剤で処理し、濾過して濾液を得て; (iii)ヘキサンをこの濾液に加えて粗製タキソールを沈殿させ; (iv)この粗製タキソールをアルコールと水の混合物中で分別沈殿し、この沈 殿物を乾燥してタキソール粉末を得て; そして (v)このタキソール粉末を高速液体クロマトグラフィーにかける上記各ステ ップを含む。 本発明で出発材料として用いられるバイオマスとしては、イチイ属植物の細断 または粉末化した葉または樹皮およびイチイ属植物の組織培養で得られた細胞塊 のケークが挙げられ、ここでイチイ属植物は、バイオマス中の水含量とは無関係 に、タイヘイヨウイチイ(T.brevifolia)、カナダイチイ(T.canadensis)、 キャラボク(T.cuspidata)、セイヨウイチイ(T.baccata)、メキシコイチイ (T.globosa)、フロリダイチイ(T.floridana)、インドイチイ(T.wallich iana)、タクスス・メディア(T.media)および中国イチイ(T.chinensis)を 包含する。 本発明によるタキソールの大量生産方法を以下の精製ステップにしたがってさ らに詳細に説明する。ステップ1 : 有機溶媒抽出 本発明の好適な実施態様として、溶媒抽出は以下のようにメタノールとジクロ ロメタンを用いて行なわれる。 イチイ属植物のバイオマスをメタノールに加え、室温で20〜60分間、好ま しくは30〜40分間撹拌し、濾過してメタノール抽出物を得る。この工程でバ イオマスをメタノールに20〜200%(w/v)、好ましくは40〜140% (w/v)、最も好ましくは100%(w/v)の比率で加えることが好ましく 、抽出は少なくとも3回、好ましくは4回繰り返す。次に、各回ごとに得られた メタノール抽出物を集めて、20〜40℃の温度で1〜30mmHgの減圧下に て濃縮してメタノール抽出物の体積を元の20〜30%になるまで減少させる。 この時、タキソールとタキソール誘導体のエピマー化が40℃以上の温度で加速 されるので、その温度を20〜40℃の範囲で調節するように注意する。この濃 縮したメタノール抽出物にジクロロメタンを10〜50%、好ましくは20〜3 0%の体積比で加え、室温で10〜20分間撹拌し、放置して粗製抽出物を得る 。抽出は少なくとも2回、好ましくは3回繰り返し、こうして得られた粗製抽出 物をプールし、20〜40℃で1〜30mmHgの減圧下にて乾燥する。 もしくは、この溶媒抽出は、以下のようにジクロロメタン/メタノール、メタ ノールおよびヘキサンを用いることで実施することができる。 イチイ属植物のバイオマスをジクロロメタン/メタノールの混合物に加え、室 温で20〜60分間、好ましくは30〜40分間撹拌し、濾過してジクロロメタ ン/メタノール抽出物を得る。この時、ジクロロメタンとメタノールは好ましく は7:3〜9:1、さらに好ましくは8:2〜9:1、最も好ましくは9:1の 体積比で混合し、バイオマスをこの混合物に10〜100%(w/v)、好まし くは15〜50%(w/v)の比率で加える。次に、抽出と濃縮を上記の溶媒抽 出と同じように実施する。濃縮された抽出物はメタノールに50〜200%(w /v)、好ましくは70〜150%(w/v)、さらに好ましくは90〜110 %(w/v)の比率で溶解してメタノール抽出物を得る。このメタノール抽出物 をヘキサンに5〜30%、好ましくは7〜20%、さらに好ましくは8〜15% の体積比で加え、室温で10〜20分間撹拌し、放置した後にヘキサン層を除去 して粗製抽出物を得る。ステップ2 : 吸着剤処理 ステップ1で得られた乾燥粗製抽出物中のタールなどの不純物はその後の精製 ステップで障害となる役割を果たすために、合成吸着剤を加えてそれらの不純物 を除去する。この粗製抽出物をジクロロメタンに5〜100%(w/v)、好ま しくは10〜50%(w/v)、さらに好ましくは15〜25%(w/v)の比 率で溶解した後、合成吸着剤を10〜200%(w/w)、好ましくは30〜1 00%(w/w)、最も好ましくは50%(w/w)の比率で加え、30〜40 ℃で10〜40分間撹拌し、該合成吸着剤で濾過して濾液を得る。使用された合 成吸着剤は活性クレー、活性木炭および活性炭等であり、なかでも活性クレーが 最も好ましく用いられる。こうして得られた濾液を適当な量のジクロロメタンで 数回洗浄し、洗浄物を濾液と一緒にする。次に、こうして一緒にした濾液を30 〜40℃で1〜30mmHgの減圧下にて、吸着剤処理前の粗製抽出物の150 〜200%に等しいレベルになるまで濃縮する。ステップ3 : ヘキサン中での沈殿 ステップ2で得られた濾液を、500〜1,500%、好ましくは700〜1 ,200%、最も好ましくは1,000%体積のヘキサンに加えて沈殿物を得、 濾過して、タキソール含量が23%を超える粗製タキソールを得る。ステツプ4 : 分別沈殿 先のステップで得られた粗製タキソールをアルコールと蒸留水の混合物に1〜 10%(w/v)の比率で溶解し、−20〜10℃で1〜3日間放置してタキソ ール沈殿物を得る。次に、得られた沈殿物を濾過し、20〜40℃で1〜3時間 真空条件下で乾燥して、タキソール粉末を得る。この時、メタノールと蒸留水を 好ましくは2:1〜1:1の体積比で混合する。この分別沈殿を数回、好ましく は少なくとも2回繰り返して、その後のHPLCステップに用いられるカラムに 与える負荷を最小としながら高回収率と高純度も保証する85%を超える純度の タキソールを得る。ステップ5 : 高速液体クロマトグラフィー(HPLC) HPLCステップは、疎水樹脂カラム、例えばODS(オクタデシルシリル化 、C18)を用いて非極性不純物を除去するHPLCとシリカカラムを用いて極性 不純物を除去するHPLCから構成される。 疎水樹脂カラムを用いるHPLCにおいて、有機溶媒に溶解したタキソール粉 末を疎水樹脂カラム、例えばODSにかけ、溶出をメタノールと水の混合物で行 なう。次に、それら溶出物をUV検出器で227nmの吸光度を測定することに より分析し、タキソールを含有する活性フラクションをプールし、後のシリカH PLCに用いるために真空条件下に乾燥する。この時、タキソール粉末はジメチ ルスルホキシド(DMSO)またはメタノールに0.5〜10%(w/v)、好 ましくは1〜2%(w/v)の比率で溶解し、メタノールと水を1:0.3〜1 :0.8、好ましくは1:0.4〜1:0.7、さらに好ましくは1:0.5〜 1:0.6の体積比で混合する。試料を3〜5cm/分の速度で50〜150m g/ml(メタノール中)の濃度にてHPLCにインジェクトする。 シリカカラムを用いるHPLCにおいて、先のHPLC作業で得られたタキソ ールを含有するフラクションをシリカカラムにインジェクトし、ジクロロメタン とメタノールの混合物で溶出する。次に、それら溶出物をUV検出器で227n mの吸光度を測定することにより分析し、活性フラクションをプールし、真空条 件下に乾燥して結晶タキソールを得る。この時、試料は50〜150mg/ml (CH2Cl2中)の濃度でHPLCにインジェクトし、95:5〜99:1、好 ましくは98:2〜99:1、最も好ましくは99:1の体積比で混合したジク ロロメタンとメタノールの混合物で溶出する。このHPLCステップで最終的に 99%を超える純度のタキソール結晶が90%を超える回収率で生産される。タキソールの定量分析 本発明の方法によりイチイ属植物から精製されるタキソールを、下の表1に示 された具体的な条件下で高速液体クロマトグラフィーを用いて定量する。 本発明を以下の実施例でさらに説明するが、これらの実施例は本発明のの範囲 の限定を意図するものではない。実施例1 : イチイ属植物の組織培養物からのタキソールの精製(I) イチイ属植物の組織培養から得られた8kgのバイオマスに8Lの95%(v /v)メタノールを加え、室温で30分間撹拌し、濾過してメタノール抽出物を 得た。抽出は3回繰り返し、各回で得られたメタノール抽出物をプールし、35 ℃で30mmHgの減圧下に濃縮して4Lのメタノール抽出濃縮物を得た。この メタノール抽出物中のタキソールの純度は0.24%であり、回収率は100% であった。この濃縮メタノール抽出物に1.5Lのジクロロメタンを加え、室温 で15分間撹拌し、放置してジクロロメタン抽出物を得て、この抽出を3回繰り 返した。この粗製抽出物中のタキソールの純度は2.4%であり、回収率は10 0%であった。 この粗製抽出物を35℃で30mmHgの圧力下に乾燥し、この抽出物15g を56mlのジクロロメタンに溶解した。次に、この得られた溶液に35gの活 性クレーの合成吸着剤を加え、40℃で20分間撹拌し、濾過して濾液を得た。 こうして得られた濾液を285mlのジクロロメタンで3回洗浄し、これら洗浄 物を濾液と一緒にした。次に、こうして一緒にした濾液を35℃で20mmHg の減圧下に濃縮し、100mlの最終濃縮物を得た。抽出物の純度は3.1%で あり、回収率は97%であった。100mlのジクロロメタン抽出物を1Lのヘ キサンに加えて沈殿物を得、濾過して純度23%の粗製タキソールを得た(回収 率95%)。 こうして得られた1gの粗製タキソールを28.75mlのメタノールに溶解 し、この溶液に17.25mlの蒸留水を加え、4℃で2日間放置して結晶タキ ソールを得た。次に、この得られた溶液を0.4μmのフィルターで濾過し、3 5℃、真空条件下で2時間乾燥して純度70%のタキソール粉末299mgを得 た(回収率91%)。 299mgのタキソール粉末を3mlのメタノールに溶解し、これをODSC18 カラム(φ50×500mm)にインジェクトし、下の表2にまとめた検定条 件下でメタノールと水の混合物(65:35(v/v))を用いて溶出した。次 に、これら溶出物をUV検出器で227nmの吸光度を測定することにより分析 し、40〜70分の保持時間(Rt)を有する活性フラクションを集めた。タキ ソールの純度は90%であり、回収率は90%であった。タキソールを含有する フラクションは35℃で10mmHgの減圧下に乾燥した。209.3mgの試 料を2mlのジクロロメタンに溶解し、シリカカラムにインジェクトし、下の表 3にまとめた検定条件下でジクロロメタンとメタノールの混合物(100:1. 2(v/v))を用いて溶出した。次に、これら溶出物をUV検出器で分析し、 タキソールを含有する活性フラクションを集め、ロータリーエバポレータで乾燥 し、真空乾燥して170.5mgの結晶タキソールを得た(純度99.5%)。 実施例2: イチイ属植物の組織培養物からのタキソールの精製(II) ジクロメタン/メタノール、メタノールおよびヘキサンを用いる溶媒抽出を以 下のように行なった以外は実施例1と同じ方法でタキソールをイチイ属植物の組 織培養物から精製した。イチイ属植物の10kgのバイオマスに45Lのジクロ ロメタン/メタノール混合物(9:1、v/v)を加え、室温で20〜60分間 、好ましくは30〜40分間撹拌し、濾過してジクロロメタン/メタノール抽出 物を得た。次に、抽出と濃縮を実施例1の溶媒抽出と同じように実施した。10 0gの濃縮抽出物を100mlのメタノールに溶解してメタノール抽出物を得た 。メタノール抽出物中のタキソールの純度は0.59%であり、回収率は95% であった。このメタノール抽出物100mlを1Lのヘキサンに加え、室温で1 5分間撹拌し、放置した後、ヘキサン層を3回除去して粗製抽出物を得た。この 粗製抽出物中のタキソールの純度は2.8%であり、回収率は100%であった 。 最終的に得られたタキソールのHPLC分析で99.5%の純度と90%の回 収率が明らかとなった。実施例3 : イチイ属植物の葉または樹皮からのタキソールの精製(I) 出発材料としてイチイ属植物の細断または粉末化した葉または樹皮を用いた以 外は実施例1と同じようにタキソール結晶を精製した。最終的に得られたタキソ ールのHPLC分析で99.6%の純度と96%の回収率が明らかとなった。実施例4 : イチイ属植物の葉または樹皮からのタキソールの精製(II) 出発材料としてイチイ属植物の細断または粉末化した葉または樹皮を用いた以 外は実施例2と同じようにタキソール結晶を精製した。最終的に得られたタキソ ールのHPLC分析で99.6%の純度と90.5%の回収率が明らかとなった 。実施例5〜6 : 32Lのメタノールを用い且つメタノール抽出ステップで撹拌時間を40分ま で延長した以外は実施例1と3と同じようにタキソール結晶を精製した。HPL C分析で99.6%の純度が明らかとなった。実施例7〜8 : 4Lのジクロロメタンを用い且つメタノール/ジクロロメタン抽出ステップで 撹拌時間を20分まで延長した以外は実施例1と3と同じようにタキソール結晶 を精製した。HPLC分析で99.5%と96%のそれぞれの純度が明らかとな つた。実施例9〜10 : HPLCステップで試料の溶解用溶媒としてジメチルスルホキシドのかわりに メタノールを用いた以外は実施例1と3と同じようにタキソール結晶を精製した 。HPLC分析でそれぞれ99%と97%の純度および91%、92%の回収率 が明らかとなった。比較例 : 活性クレー処理ステップと分別沈殿ステップを省いた以外は実施例1と同じよ うにしてタキソール粉末を得た。HPLC分析で約40%の純度が明らかとなっ た。 これまで明らかに説明され示されたように、本発明は、一連の溶媒抽出、吸着 剤処理、分別沈殿および高速液体クロマトグラフィーを用いることによりイチイ 属植物からタキソールを99%を超える高い純度と90%を超える高い回収率で 大量生産する方法を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 1996/2622 (32)優先日 1996年2月3日 (33)優先権主張国 韓国(KR) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB,BG ,BR,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU, IS,JP,KG,LK,LR,LT,LV,MD,M G,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG ,SI,SK,TR,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 キム・ジンヒュン 大韓民国 302−222 タエジョン セオ ク、 サムチュンドン、ソージュン・アパ ート 3−303 (72)発明者 リム・チャンバエ 大韓民国 305−348 タエジョン、ユソン ク、 ホワムドン 63−2 (72)発明者 リー・ヒュンソー 大韓民国 158−070 ソウル、ヤンチュン ク、 シンジュンドン 328、モクドンシ ンシガジ・アパート 1331−603 (72)発明者 キム・クワンウーク 大韓民国 305−390 タエジョン ユソン ク、 ジェオンミンドン 462−4、チェ オングナラエ・アパート 102−1704 (72)発明者 カン・インセオン 大韓民国 137−069 ソウル、セオチョ ク、 バンバエボンドン、ジュンガン・ア パート カ−405 (72)発明者 パーク・フンボク 大韓民国 487−920 キョンギド、ポチュ ンクン、 チャンスミュン、カヤンリ 75

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(i)イチイ属植物からのバイオマスを有機溶媒で抽出して粗製抽出物を得 て; (ii)この粗製抽出物を合成吸着剤で処理し、濾過して濾液を得て; (iii)ヘキサンをこの濾液に加えて粗製タキソールを沈殿させ; (iv)この粗製タキソールをアルコールと水の混合物中で分別沈殿し、この沈 殿物を乾燥してタキソール粉末を得て; そして (v)このタキソール粉末を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にかけ ることからなる上記の各ステップを含む、イチイ属植物からの高純度タキソール の大量生産方法。 2.イチイ属植物からのバイオマスが細断または粉末化された葉または樹皮であ るか、またはイチイ属植物の組織培養で得られた細胞塊のケークである請求項1 記載の方法。 3.イチイ属植物が、タイヘイヨウイチイ(T.brevifolia)、カナダイチイ(T .canadensis)、キャラボク(T.cuspidata)、セイヨウイチイ(T.baccata) 、メキシコイチイ(T globosa)、フロリダイチイ(T.floridana)、インドイ チイ(T.wallichiana)、タクスス・メディア(T.media)および中国イチイ( T.chinensis)からなる群から選択される請求項1記載の方法。 4.溶媒抽出が、イチイ属植物のバイオマスをメタノールに20〜200%(w /v)の比率で加え、室温で撹拌し、濾過してメタノール抽出物を得て; そし てジクロロメタンをこのメタノール抽出物に10〜50%の体積比で加え、撹拌 し、そして放置して粗製抽出物を得ることにより実施される請求項1記載の方法 。 5.溶媒抽出が、イチイ属植物のバイオマスをジクロロメタン/メタノールの混 合物に10〜100%(w/v)の比率で加え、室温で撹拌し、そして濾過して ジクロロメタン/メタノール抽出物を得て; そして該抽出物をメタノールに5 0〜200%(w/v)の比率で溶解してメタノール抽出物を得て; そして該 抽出物をヘキサンに5〜30%の体積比で加え、撹拌し、そして放置し、ヘキサ ン層を除去することにより粗製抽出物を得ることにより実施される請求 項1記載の方法。 6.ジクロロメタンおよびメタノールが7:3〜9:1の体積比で混合される請 求項5記載の方法。 7.合成吸着剤処理が、合成吸着剤を粗製抽出物に10〜200%(w/w)の 比率で添加し、撹拌し、そして濾過して濾液を得ることにより実施される請求項 1記載の方法。 8.合成吸着剤が、活性クレー、活性木炭および活性炭からなる群から選択され る請求項1記載の方法。 9.粗製タキソール沈殿が、ジクロロメタン中の濾液を500〜1,500%体 積のヘキサンに加えることにより実施される請求項1記載の方法。 10.分別沈殿が、粗製タキソールをメタノールと水の混合物に1〜10%(w /v)の比率で溶解し、そして−20〜10℃で1〜3日間放置することにより 実施される請求項1記載の方法。 11.メタノールと水が2:1〜1:1の体積比で混合される請求項10記載の 方法。 12.HPLCが、疎水樹脂カラムを用いるHPLCおよびシリカカラムを用い るHPLCからなる請求項1記載の方法。 13.疎水樹脂カラムを用いるHPLCが、有機溶媒に0.5〜10%(w/v )の比率で溶解したタキソール粉末をODS(オクタデシルシリル化、C18)カ ラムにインジェクトすることにより実施される請求項12記載の方法。 14.有機溶媒がジメチルスルホキシドまたはメタノールである請求項13記載 の方法。 15.溶出が、1:0.3〜1:0.8の体積比で混合したメタノールと水の混 合物を用いて行なわれる請求項13記載の方法。 16.シリカカラムを用いるHPLCでの溶出が、95:5〜99:1の体積比 で混合したジクロロメタンとメタノールの混合物を用いて行なわれる請求項12 記載の方法。
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