JPH1050367A - 端子装置 - Google Patents
端子装置Info
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- JPH1050367A JPH1050367A JP8204414A JP20441496A JPH1050367A JP H1050367 A JPH1050367 A JP H1050367A JP 8204414 A JP8204414 A JP 8204414A JP 20441496 A JP20441496 A JP 20441496A JP H1050367 A JPH1050367 A JP H1050367A
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- electric wire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鎖錠ばねの変位量を常に一定とし電線の接圧
減少を防止した信頼性の高い端子装置を提供する。 【解決手段】 鎖錠ばね1の弾力により電線4を端子板
3に密着させ、ワンタッチで電線4を着脱できる端子装
置において、リリースノブ8をケース底面に対して垂直
な軸線の回りに回転させることにより、その下面10で
鎖錠ばね1を押圧可能とした。なお、リリースノブ8に
検電用の透孔を設けたり、リリースノブ8の端面をケー
ス上面に出没させることにより、その作動状況を表示可
能とすることもできる。
減少を防止した信頼性の高い端子装置を提供する。 【解決手段】 鎖錠ばね1の弾力により電線4を端子板
3に密着させ、ワンタッチで電線4を着脱できる端子装
置において、リリースノブ8をケース底面に対して垂直
な軸線の回りに回転させることにより、その下面10で
鎖錠ばね1を押圧可能とした。なお、リリースノブ8に
検電用の透孔を設けたり、リリースノブ8の端面をケー
ス上面に出没させることにより、その作動状況を表示可
能とすることもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線用遮断器、漏
電遮断器等の遮断器類及び開閉器類に使用される鎖錠ば
ねにより電線を保持する形式の端子装置の改良に関する
ものである。
電遮断器等の遮断器類及び開閉器類に使用される鎖錠ば
ねにより電線を保持する形式の端子装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電線挿入用の鎖錠孔を備えた鎖錠ばねの
弾力により電線を端子板に密着させる形式の従来の端子
装置は、図23及び図24に示すように、鎖錠ばね21
の上面をドライバー等の工具により押圧して鎖錠ばね2
1の鎖錠孔22と端子板23との間を拡開させ、電線2
4を挿入したうえ工具による押圧を解除して鎖錠ばね2
1をその弾発下に復帰させ、電線24を鎖錠孔22と端
子板23との間に挟持するものであった。
弾力により電線を端子板に密着させる形式の従来の端子
装置は、図23及び図24に示すように、鎖錠ばね21
の上面をドライバー等の工具により押圧して鎖錠ばね2
1の鎖錠孔22と端子板23との間を拡開させ、電線2
4を挿入したうえ工具による押圧を解除して鎖錠ばね2
1をその弾発下に復帰させ、電線24を鎖錠孔22と端
子板23との間に挟持するものであった。
【0003】ところがこのような従来の端子装置は、鎖
錠ばね21をドライバー等の工具により押圧しながら電
線24の脱着を行うものであるため、作業者が過剰な押
圧を加えるとベース底部25に鎖錠ばね21の先端があ
たり、更に押圧し続けると鎖錠ばね21が変形して弾発
力が弱まるため、電線の端子板23への接圧減少となっ
て端子部が異常発熱するという問題があった。
錠ばね21をドライバー等の工具により押圧しながら電
線24の脱着を行うものであるため、作業者が過剰な押
圧を加えるとベース底部25に鎖錠ばね21の先端があ
たり、更に押圧し続けると鎖錠ばね21が変形して弾発
力が弱まるため、電線の端子板23への接圧減少となっ
て端子部が異常発熱するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決して、鎖錠ばねの変位量を常に一定とし電
線の接圧減少を防止した信頼性の高い端子装置を提供す
るためになされたものである。
問題点を解決して、鎖錠ばねの変位量を常に一定とし電
線の接圧減少を防止した信頼性の高い端子装置を提供す
るためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の端子装置は、電線挿入用の鎖錠孔
を備えた鎖錠ばねの弾力により電線を端子板に密着させ
る端子装置において、ケース底面に対して垂直な軸線の
回りに回転させることにより、鎖錠ばねを電線挿入可能
な位置まで押圧できるリリースノブを設けたことを特徴
とするものである。なお、本発明の実施に際しては、リ
リースノブの底面に左右対称な傾斜面を形成し、その回
転方向を任意とすること、リリースノブの側面とケース
との間に、検電用の透孔を設けること、リリースノブの
端面をケース上面に出没させることにより、その作動状
況を表示可能とすること、リリースノブの端面を色分け
することにより、その作動状況を表示可能とすること等
の種々の変形を加えることができる。
めになされた本発明の端子装置は、電線挿入用の鎖錠孔
を備えた鎖錠ばねの弾力により電線を端子板に密着させ
る端子装置において、ケース底面に対して垂直な軸線の
回りに回転させることにより、鎖錠ばねを電線挿入可能
な位置まで押圧できるリリースノブを設けたことを特徴
とするものである。なお、本発明の実施に際しては、リ
リースノブの底面に左右対称な傾斜面を形成し、その回
転方向を任意とすること、リリースノブの側面とケース
との間に、検電用の透孔を設けること、リリースノブの
端面をケース上面に出没させることにより、その作動状
況を表示可能とすること、リリースノブの端面を色分け
することにより、その作動状況を表示可能とすること等
の種々の変形を加えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を詳細に説明する。どの実施の形態も配線用遮断器の
端子装置に関するものであるが、配線用遮断器以外にも
適用できることはいうまでもないことである。
態を詳細に説明する。どの実施の形態も配線用遮断器の
端子装置に関するものであるが、配線用遮断器以外にも
適用できることはいうまでもないことである。
【0007】〔第1の実施の形態〕図1〜図3におい
て、1は前板部2の下方に端子板3及び電線4を遊嵌で
きる電線挿入用の鎖錠孔5を設けた帯状ばね板材よりな
る鎖錠ばねである。この鎖錠ばね1は、前板部2の後部
に続く湾曲ばね部6の下端部を端子板3に溶接、ネジ止
め、または鎖錠ばね自身による押圧力等の手段で固定さ
れ、前板部2を常時上方に附勢させている。また、鎖錠
孔5にはケース20に設けた電線挿入口7に臨ませた端
子板3の先端側を挿通して、常時は鎖錠ばね1の弾発力
により鎖錠孔5の下端口縁を端子板3の下面に圧接させ
ている。
て、1は前板部2の下方に端子板3及び電線4を遊嵌で
きる電線挿入用の鎖錠孔5を設けた帯状ばね板材よりな
る鎖錠ばねである。この鎖錠ばね1は、前板部2の後部
に続く湾曲ばね部6の下端部を端子板3に溶接、ネジ止
め、または鎖錠ばね自身による押圧力等の手段で固定さ
れ、前板部2を常時上方に附勢させている。また、鎖錠
孔5にはケース20に設けた電線挿入口7に臨ませた端
子板3の先端側を挿通して、常時は鎖錠ばね1の弾発力
により鎖錠孔5の下端口縁を端子板3の下面に圧接させ
ている。
【0008】8は鎖錠ばね1のケース上面側に設けたリ
リースノブである。このリリースノブ8は、図4に示し
たように下部に大径軸部8aを持ち、その底面10を傾
斜面としたものである。リリースノブ8は、図1の通り
ケース20に設けた拡大段部付の軸孔9に回転自在に取
り付けられ、底面10が鎖錠ばね1の前板部2の上端部
と接している。なお、リリースノブ8の上端面にはドラ
イバ等の工具係合孔を形成しておくものとする。
リースノブである。このリリースノブ8は、図4に示し
たように下部に大径軸部8aを持ち、その底面10を傾
斜面としたものである。リリースノブ8は、図1の通り
ケース20に設けた拡大段部付の軸孔9に回転自在に取
り付けられ、底面10が鎖錠ばね1の前板部2の上端部
と接している。なお、リリースノブ8の上端面にはドラ
イバ等の工具係合孔を形成しておくものとする。
【0009】このリリースノブ8を図2のようにケース
底面に対して垂直な軸線の回りに回転させると、リリー
スノブ8の傾斜面とされた底面10が鎖錠ばね1と接す
る高さが変化するため、鎖錠ばね1はケース底面に向か
って押圧され、鎖錠孔5と端子板3の下面との間に空間
を形成する。そこでケース20に設けた電線挿入口7か
らこの空間に電線4を差し込み、その後図3に示すよう
にリリースノブ8を元の位置まで回転させれば、リリー
スノブ8の底面10による鎖錠ばね1の押圧は解除さ
れ、鎖錠ばね1はそれ自身の弾性により復帰して鎖錠孔
5の下端孔縁と端子板3の下面との間に電線4を確実に
挟持する。
底面に対して垂直な軸線の回りに回転させると、リリー
スノブ8の傾斜面とされた底面10が鎖錠ばね1と接す
る高さが変化するため、鎖錠ばね1はケース底面に向か
って押圧され、鎖錠孔5と端子板3の下面との間に空間
を形成する。そこでケース20に設けた電線挿入口7か
らこの空間に電線4を差し込み、その後図3に示すよう
にリリースノブ8を元の位置まで回転させれば、リリー
スノブ8の底面10による鎖錠ばね1の押圧は解除さ
れ、鎖錠ばね1はそれ自身の弾性により復帰して鎖錠孔
5の下端孔縁と端子板3の下面との間に電線4を確実に
挟持する。
【0010】上記のリリースノブ8は、図4に示すよう
に最低高さ位置10aと最高高さ位置10bとを180
°対向させて設け、ドライバ等の先端でリリースノブ8
を180°回転させることにより、鎖錠ばね1の押圧及
び押圧解除を行うようにされている。しかし、図5に示
すようにリリースノブ8の底面10に傾斜面を左右対称
に設け、リリースノブ8を左右いずれの方向に90°回
転させてもよいようにしてもよい。いずれの場合にも、
リリースノブ8による鎖錠ばね1の変位量押圧量は一定
であるから、従来のように鎖錠ばねを過度に変位させる
おそれはなく、電線の接圧を一定に保つことができるの
で、信頼性の高い端子装置を得ることができる。
に最低高さ位置10aと最高高さ位置10bとを180
°対向させて設け、ドライバ等の先端でリリースノブ8
を180°回転させることにより、鎖錠ばね1の押圧及
び押圧解除を行うようにされている。しかし、図5に示
すようにリリースノブ8の底面10に傾斜面を左右対称
に設け、リリースノブ8を左右いずれの方向に90°回
転させてもよいようにしてもよい。いずれの場合にも、
リリースノブ8による鎖錠ばね1の変位量押圧量は一定
であるから、従来のように鎖錠ばねを過度に変位させる
おそれはなく、電線の接圧を一定に保つことができるの
で、信頼性の高い端子装置を得ることができる。
【0011】〔第2の実施の形態〕次に、図6〜図10
に示す第2の実施の形態は、リリースノブ8の底面10
に螺旋状の傾斜面を形成したものである。即ち、リリー
スノブ8の底面10は図9のように螺旋状の傾斜面に形
成されており、リリースノブ8をケース底面に対して垂
直な軸線の回りに180°回転することにより、鎖錠ば
ね1の前板部2の上端を押圧する。なお、図10に示す
ように螺旋状の傾斜面を2つ設け、リリースノブ8を9
0°回転させることにより押圧及び押圧解除ができるよ
うにしてもよい。
に示す第2の実施の形態は、リリースノブ8の底面10
に螺旋状の傾斜面を形成したものである。即ち、リリー
スノブ8の底面10は図9のように螺旋状の傾斜面に形
成されており、リリースノブ8をケース底面に対して垂
直な軸線の回りに180°回転することにより、鎖錠ば
ね1の前板部2の上端を押圧する。なお、図10に示す
ように螺旋状の傾斜面を2つ設け、リリースノブ8を9
0°回転させることにより押圧及び押圧解除ができるよ
うにしてもよい。
【0012】〔第3の実施の形態〕図11〜図15に示
す第3の実施の形態は、リリースノブ8を回転させるこ
とにより、その端面をケース上面に出没させるようにし
たものである。即ち、リリースノブ8は図14に示すよ
うに大径軸部8aの底面10を回転軸に対して垂直な平
面とするとともに、大径軸部8aの上面11を傾斜した
カム面としたものである。そしてこのカム面を軸孔9の
拡大段部の一部に形成された案内突起12に接触させて
ある。
す第3の実施の形態は、リリースノブ8を回転させるこ
とにより、その端面をケース上面に出没させるようにし
たものである。即ち、リリースノブ8は図14に示すよ
うに大径軸部8aの底面10を回転軸に対して垂直な平
面とするとともに、大径軸部8aの上面11を傾斜した
カム面としたものである。そしてこのカム面を軸孔9の
拡大段部の一部に形成された案内突起12に接触させて
ある。
【0013】このため、図11に示すようにカム面11
の最下方面部11aが案内突起12と接触するときは、
リリースノブ8の平面状の底面10は鎖錠ばね1を押圧
しない。また、図12に示すようにリリースノブ8を回
転させ、カム面11の最上方面部11bを案内突起12
と接触させれば、平面状の底面10は鎖錠ばね1を下方
に押圧することとなる。そこで電線4を鎖錠孔5に挿入
後、図13に示すように再びリリースノブ8を回転させ
れば、電線4は鎖錠ばね1の弾性により端子板3の下面
との間に確実に挟持されることとなる。
の最下方面部11aが案内突起12と接触するときは、
リリースノブ8の平面状の底面10は鎖錠ばね1を押圧
しない。また、図12に示すようにリリースノブ8を回
転させ、カム面11の最上方面部11bを案内突起12
と接触させれば、平面状の底面10は鎖錠ばね1を下方
に押圧することとなる。そこで電線4を鎖錠孔5に挿入
後、図13に示すように再びリリースノブ8を回転させ
れば、電線4は鎖錠ばね1の弾性により端子板3の下面
との間に確実に挟持されることとなる。
【0014】しかも第3の実施の形態においては、リリ
ースノブ8を回転させることによりリリースノブ8自体
が軸線方向に移動してケース上面に出没することとなる
ため、リリースノブ8の高さによって電線4の結線状態
をケース上面側から容易に目視することができる利点が
ある。
ースノブ8を回転させることによりリリースノブ8自体
が軸線方向に移動してケース上面に出没することとなる
ため、リリースノブ8の高さによって電線4の結線状態
をケース上面側から容易に目視することができる利点が
ある。
【0015】〔第4の実施の形態〕また、図16に示す
ように端子板3とリリースノブ8との間にリリースばね
26を設けてもよい。このリリースばね26の基端部2
6aは、鎖錠ばね1または端子板3に溶接、ネジ止め等
の手段で固定され、先端部26bはリリースノブ8の大
径軸部8aの底面10に接しており常に適当な弾発力で
リリースノブ8を上方に押し上げるように接している。
これにより、リリースノブ8が鎖錠ばね1を押圧してい
ないときは、リリースばね26の弾発力でリリースノブ
8が軸孔9に沿って遊動することなく一定の位置で保持
しておくことができる。即ち、図17に示すように電線
4を挿入し、リリースノブ8の上端がケース上面から突
出しているときは、電線4が端子板3に確実に締め付け
られている。
ように端子板3とリリースノブ8との間にリリースばね
26を設けてもよい。このリリースばね26の基端部2
6aは、鎖錠ばね1または端子板3に溶接、ネジ止め等
の手段で固定され、先端部26bはリリースノブ8の大
径軸部8aの底面10に接しており常に適当な弾発力で
リリースノブ8を上方に押し上げるように接している。
これにより、リリースノブ8が鎖錠ばね1を押圧してい
ないときは、リリースばね26の弾発力でリリースノブ
8が軸孔9に沿って遊動することなく一定の位置で保持
しておくことができる。即ち、図17に示すように電線
4を挿入し、リリースノブ8の上端がケース上面から突
出しているときは、電線4が端子板3に確実に締め付け
られている。
【0016】また、図18に示すようにリリースノブ8
の上端の非突出時にはリリースノブ8の底面10が下死
点にあり電線4を挿入する状態であり、電線4の締め付
けが完了していないことを示している。つまり作業者は
リリースノブ8がケース上面に突出しているか否かで電
線4の締め付け状態を確認でき、電線4の締め付け忘れ
を防ぐことができる。さらに、通電中もリリースばね2
6によりリリースノブ8は常に鎖錠ばね1や端子板3か
ら離れた位置にあるため、鎖錠ばね1や端子板3の発熱
による影響が少なく、耐熱材料でない一般材料をリリー
スノブ8に用いても変形する恐れがない。また、このリ
リースノブ8のカム面11は図14に示すように左右対
称に設けても、図15に示すように設けてもよい。
の上端の非突出時にはリリースノブ8の底面10が下死
点にあり電線4を挿入する状態であり、電線4の締め付
けが完了していないことを示している。つまり作業者は
リリースノブ8がケース上面に突出しているか否かで電
線4の締め付け状態を確認でき、電線4の締め付け忘れ
を防ぐことができる。さらに、通電中もリリースばね2
6によりリリースノブ8は常に鎖錠ばね1や端子板3か
ら離れた位置にあるため、鎖錠ばね1や端子板3の発熱
による影響が少なく、耐熱材料でない一般材料をリリー
スノブ8に用いても変形する恐れがない。また、このリ
リースノブ8のカム面11は図14に示すように左右対
称に設けても、図15に示すように設けてもよい。
【0017】なお、第3及び第4の実施の形態において
はリリースノブ8のケース上面からの出没状態によって
結線状態を表示するようにしたのであるが、リリースノ
ブ8のケース上面に露出する端面を2色に色分けするこ
とにより、その作動状況を表示できるようにしてもよ
い。
はリリースノブ8のケース上面からの出没状態によって
結線状態を表示するようにしたのであるが、リリースノ
ブ8のケース上面に露出する端面を2色に色分けするこ
とにより、その作動状況を表示できるようにしてもよ
い。
【0018】〔第5の実施の形態〕図19、図20及び
図22に示す第5の実施の形態は、リリースノブ8の側
面とケース20との間に、検電用の透孔13を設けたも
のである。この検電用の透孔13に検電棒を挿入してそ
の先端を鎖錠ばね1と接触させれば、結線後のテストを
容易に行うことができる。また、リリースノブ8を回転
させたときにはケース20側の孔と一致しなくなるの
で、この一致状態を確認することにより結線状態及び非
結線状態が外観から確認でき、結線忘れを防止できる効
果もある。また、検電用の透孔13は図21に示すよう
に、リリースノブ8の中心に設ければケース20に検電
用の透孔13のためのスペースが不要となり、その分上
端部の直径を大きくとることができる。従って、工具係
止孔を大きくとることができるため、トライバ等の噛み
合わせが良くなり、工具係止孔を破損する恐れがない。
図22に示す第5の実施の形態は、リリースノブ8の側
面とケース20との間に、検電用の透孔13を設けたも
のである。この検電用の透孔13に検電棒を挿入してそ
の先端を鎖錠ばね1と接触させれば、結線後のテストを
容易に行うことができる。また、リリースノブ8を回転
させたときにはケース20側の孔と一致しなくなるの
で、この一致状態を確認することにより結線状態及び非
結線状態が外観から確認でき、結線忘れを防止できる効
果もある。また、検電用の透孔13は図21に示すよう
に、リリースノブ8の中心に設ければケース20に検電
用の透孔13のためのスペースが不要となり、その分上
端部の直径を大きくとることができる。従って、工具係
止孔を大きくとることができるため、トライバ等の噛み
合わせが良くなり、工具係止孔を破損する恐れがない。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の端子装
置はリリースノブをケース底面に対して垂直な軸線の回
りに回転させることにより、鎖錠ばねを電線挿入可能な
位置まで押圧するようにしたものであるから、鎖錠ばね
の変位量は常に一定であり、電線と端子板の接圧減少も
ないため、端子部が異常発熱するいう不都合のおそれの
ない利点がある。
置はリリースノブをケース底面に対して垂直な軸線の回
りに回転させることにより、鎖錠ばねを電線挿入可能な
位置まで押圧するようにしたものであるから、鎖錠ばね
の変位量は常に一定であり、電線と端子板の接圧減少も
ないため、端子部が異常発熱するいう不都合のおそれの
ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す一部切欠正
面図である。
面図である。
【図2】 第1の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
切欠正面図である。
【図3】 第1の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
切欠正面図である。
【図4】 第1の実施の形態に使用するリリースノブを
示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
【図5】 第1の実施の形態に使用するリリースノブの
他の例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面
図である。
他の例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面
図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示す一部切欠正
面図である。
面図である。
【図7】 第2の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
切欠正面図である。
【図8】 第2の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
切欠正面図である。
【図9】 第2の実施の形態に使用するリリースノブを
示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図であ
る。
【図10】 第2の実施の形態に使用するリリースノブ
の他の例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側
面図である。
の他の例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側
面図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態を示す一部切欠
正面図である。
正面図である。
【図12】 第3の実施の形態を態様を異にして示す一
部切欠正面図である。
部切欠正面図である。
【図13】 第3の実施の形態を態様を異にして示す一
部切欠正面図である。
部切欠正面図である。
【図14】 第3の実施の形態に使用するリリースノブ
を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図である。
を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図である。
【図15】 第3の実施の形態に使用するリリースノブ
の他の例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正
面図、(C)は側面図である。
の他の例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正
面図、(C)は側面図である。
【図16】 第4の実施の形態を示す一部切欠正面図で
ある。
ある。
【図17】 第4の実施の形態を態様を異にして示す一
部切欠正面図である。
部切欠正面図である。
【図18】 第4の実施の形態を態様を異にして示す一
部切欠正面図である。
部切欠正面図である。
【図19】 本発明の第5の実施の形態を示す平面図で
ある。
ある。
【図20】 第5の実施の形態を示す一部切欠正面図で
ある。
ある。
【図21】 第5の実施の形態を示す図であり、(A)
は上面図、(B)は断面図である。
は上面図、(B)は断面図である。
【図22】 第5の実施の形態を態様を異にして示す図
であり、(A)は上面図、(B)は断面図である。
であり、(A)は上面図、(B)は断面図である。
【図23】 従来例を示す一部切欠正面図である。
【図24】 他の従来例を示す一部切欠正面図である。
1 鎖錠ばね 2 前板部 3 端子板 4 電線 5 鎖錠孔 6 湾曲ばね部 7 電線挿入口 8 リリースノブ 8a 大径軸部 9 軸孔 10 底面 10a 最低高さ位置 10b 最高高さ位置 11 カム面 12 案内突起 13 検電用の透孔 20 ケース 21 鎖錠ばね 22 鎖錠孔 23 端子板 24 電線 25 ベース底部 26 リリースばね
Claims (5)
- 【請求項1】 電線挿入用の鎖錠孔(5) を備えた鎖錠ば
ね(1) の弾力により電線(4) を端子板(3) に密着させる
端子装置において、ケース底面に対して垂直な軸線の回
りに回転させることにより、鎖錠ばね(1) を電線挿入可
能な位置まで押圧できるリリースノブ(8) を設けたこと
を特徴とする端子装置。 - 【請求項2】 リリースノブ(8) の底面(10)に傾斜面を
形成した請求項1記載の端子装置。 - 【請求項3】 リリースノブ(8) の側面とケース(20)と
の間に、検電用の透孔(13)を設けた請求項1記載の端子
装置。 - 【請求項4】 リリースノブ(8) の端面をケース上面に
出没させることにより、その作動状況を表示可能とした
請求項1記載の端子装置。 - 【請求項5】 リリースノブ(8) の端面を色分けするこ
とにより、その作動状況を表示可能とした請求項1記載
の端子装置。
Priority Applications (1)
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1996
- 1996-08-02 JP JP20441496A patent/JP2965512B2/ja not_active Expired - Fee Related
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