JPH10503672A - ジッパースライダ用の一体型の端部ストッパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 熱可塑性バッグ（Ｂ）に特に適したジッパースライダ（１０）に対する一体化した端部ストッパ（２３）を有する漏れ無しプラスチックジッパー（１１）である。ジッパー（１１）の相互係止要素（１６、１７）の上方のフランジの高さが高いこと、及びフランジ（１８、１９）間を下方に伸長するスライダ（１０）の分離具（９）における作用深さが深いことにより、ジッパー（１１）の端部へのスライダ（１０）の動きを停止させる手段が提供される。スライダ（１０）から垂下する分離具構造体（９）は逆Ｔ字形に相当する縦断面形状を有し、Ｔ字形の水平部分（９ｂ）は相互係止要素（１６、１７）の上方で且つ一体化した端部ストッパ（２３）の一つに隣接するフランジ（１８、１９）に形成された開口部構造体（１８ａ、１９ａ）内に受け入れ得るようにした端部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ジッパースライダ用の一体型の端部ストッパ 本発明は、プラスチックフィルムバッグ等におけるジッパーを開閉するスライ ダを有するプラスチック製の再閉鎖可能な締結具、又はジッパーの改良に関する 。より具体的には、本発明は、ジッパーの端部を密封すべくプラスチック製ジッ パーの端部に設けられたジッパースライダの一体型の端部ストッパを有する漏れ 無しのプラスチック製ジッパーを提供し、また、スライダをジッパーの上に保持 するストッパを提供するものである。 スライダを有するプラスチック製の再閉鎖可能な締結具、又はジッパーは、当 該技術分野にて周知である。このプラスチック製ジッパーは、再閉鎖可能で且つ 相互に係止可能なリブ及び溝の外形要素の形態とされた一対の雄型及び雌型締結 具要素（リブ及び溝要素を開閉すべくスライダと協働する）を備えている。プラ スチックフィルムバッグを製造するとき、これらの雄型及び雌型の一対の外形要 素は、バッグの口部に沿って伸長し且つ任意の適当な方法にてプラスチックフィ ルムバッグの可撓性の壁に固着されている。これらのジッパー要素は、かかる壁 の一体の周縁部分とすることができ、または、これらの要素は、別個に押出し成 形し、その後に、バッグの口部に沿って壁に取り付けることができる。 漏れ無しのプラスチック製ジッパーを提供し、スライダがジッパーの端部から 滑り出るのを防止するため、従来から、各種の手段が利用されている。その一つ の手段は、米国特許第3,259,951号に開示されている。この特許において、対向 する相互係止、又は係合ストリップは、端部にて相互に、恒久的に結合し、又は 密封して、別個のストッパ部材がこれらの部材の間で密封されて、スライダが沿 って長手方向に動くのを防止する。これらのストリップは、一端にて切り欠いて おり、スライダの分離部材を受け取り得るようにしてある。 スライダを備える別の漏れ無しのジッパーは、米国特許第5,020,194号に開示 されている。この特許において、ジッパー構造体は、端部（ジッパーが閉じられ たとき、スライダが入る箇所）にて局部的にスリット、又は切り欠きが形成され ており、リブ及び溝要素が完全に相互に係合して、漏れ無しの囲い物を形成する 米国特許第5,088,971号及び米国特許第5,131,121号において、ジッパーの両端 にて、外形リブ及び溝要素の既存の材料で形成された端部ストッパが開示されて いる。該端部ストッパは、スライダの側部に係合するのに十分な距離、ジッパー から横断状に突出して、スライダがバッグのそれぞれの端部を経て、動くのを防 止する。 米国特許第5,161,286号において、端部クランプがジッパーの両端に配置され ている。一対の端部クランプ部材が、共に、可撓性のストラップ（ジッパーの頂 部の上方を伸長する）と、リベット（ジッパーの外形リブ及び溝要素の下方にて 対の端部クランプ部材、及びバッグの側壁を貫通して伸長する）とにより、共に 接続されて端部クランプ部材をバッグに固着する。 米国特許第5,067,208号において、プラスチック製の再閉鎖可能な締結具及び スライダは、端部クランプ部材と、スライダが該スライダの軌道に沿ってその移 動の閉じ端部に達したとき、スライダを閉位置に拘束し且つ締結具の雄型及び雌 型要素を相互に係止した関係に保つ手段とを備えている。 ジッパーに対する融着したプラスチック製の端部クリップは、国際出願PCT／U S94／06417号に開示されている。プラスチック製ジッパーの管状のプラスチック 製端部ストッパは、米国特許第5,405,478号に開示されている。これらの出願は 、本発明の出願の優先日の後に公開されている。 ジッパースライダに対する一体型の端部ストッパを有する漏れ無しのプラスチ ック製ジッパーを提供することが望ましく、この場合、リブ及び溝の端部にて利 用可能である材料の容積は、端部クランプ部材を使用せずに、一体型の端部スト ッパを形成するのに十分であるのみならず、スライダ上に別個の指状体を受け入 れるのにも十分であるる。このため、相互に係止する要素がスライダの下方で完 全に閉じて、漏れ無しのシールを形成することを可能にする。また、閉位置にあ るとき、スライダを閉鎖位置に保つ「拘束」効果を発生させる開口部を形成する ことが望ましい。 本発明の一つの目的は、ジッパースライダに対する一体型の端部ストッパを備 えた改良に係る漏れ無しのプラスチック製ジッパーを提供することである。 本発明によれば、次のような構成とされた、熱可塑性樹脂バッグ等に特に適し たジッパースライダ用の、一体化した端部ストッパを有する漏れ無しのプラスチ ッ ク製ジッパーが提供される。即ち、その長さに沿って伸長する分離可能な締結具 手段を有する一対の可撓性のプラスチックストリップであって、そのそれぞれの ストリップに設けられて、相互に係止する再閉鎖可能なリブ及び溝の外形要素を 備え、そのストリップの各々が、前記リブ及び溝要素に対して平行にその長さに 沿って伸長する外形フランジ構造体を有する上記一対のストリップと、 上記再閉鎖可能なリブ及び溝要素を開閉させるように前記ストリップに設けら れた跨ぎスライダであって、フランジ構造体の頂縁部に沿って動く後部を有する 逆Ｕ字形のプラスチック部材を有し、上記フランジ構造体、上記リブ及び溝要素 をその間に維持するため、垂下する側壁が突出する前記跨ぎスライダとを備え、 該跨ぎスライダが、上記後部から垂下し且つ前記フランジ構造体の間に挿入さ れて、上記リブ及び溝要素を開放する分離具構造体を有し、 上記側壁が、スライダの開き端部から閉じ端部まで伸長し、 上記側壁が、開き端部にてより広く離間され、リブ及び溝要素が分離するのを 許容し且つ閉じ端部にて共に十分に狭く離間して、スライダをジッパーの閉じ方 向に動かしたとき、リブ及び溝要素を押し付けて、相互に係止する関係にし、 上記フランジ構造体、上記リブ及び溝要素が、上記対のストリップの両端にて 共に垂直に密封されて、ジッパーを上記端部にて閉じ状態に保ち、ジッパースラ イダに対する一体化した端部ストッパを提供し、 その頂部の下方で且つ上記リブ及び溝要素の上方で、しかも上記端部ストッパ の一つに隣接する位置にて、上記フランジ構造体に形成された開口部構造体を備 え、 上記開口部構造体の寸法が、上記スライダの開き端部にて上記分離具構造体を 受け入れ得るように設定され、これにより、上記スライダが、ジッパーを閉じる 方向に動かされたとき、上記相互に係止するリブ及び溝要素が、上記スライダの 上記開じ端部により上記ストリップの長さの全体に亙って閉じられ、 上記スライダの上記開き端部にある上記分離具構造体が、上記開口部構造体内 に受け入れられ、このため、上記フランジ構造体にて上記相互に係止するリブ及 び溝要素を開いた状態に保つ効果が無く、これにより、上記ジッパーからの漏れ を防止するようにしたことを特徴とする漏れ無しのプラスチックジッパーである 。 好ましくは、上記のスライダの上記の後部から垂下する上記の分離具構造体は 、逆Ｔ字形に略対応する縦断面の形状であり、上記Ｔ字形の水平部分は、上記の 開口部構造体内に受け入れられる端部を有するようにする。 望ましくは、このＴ字形の水平部分は、上記のスライダをジッパーを開く方向 に動かしたとき、上記スライダのＴ字形部分を上記の開口部構造体から解放させ る形状であるようにする。 好ましくは、このＴ字形の垂直部分は、ジッパーの上記の相互係止リブ及び溝 要素が閉じたとき、上記のフランジの間の通常のスペースよりも薄い厚さである ようにする。 以下に添付画面を参照ししつつ、説明する。添付図面において、 図１は、本発明に従って、熱可塑性バッグに取り付けられたジッパースライダ 用の一体型端部ストッパの部分斜視図、 図２は、図１の線２−２に沿った断面図、 図３は、一体型端部ストッパに隣接するジッパーの閉じ端部におけるスライダ を示す、図１と同様の部分斜視図、 図４は、図３の線４−４に沿った断面図、 図５は、ジッパーフランジの開口部内に挿入された分離具構造体を示す、図３ の線５−５に沿った断面図である。 図１を参照すると、プラスチック製スライダ１０と、本発明による外形のプラ スチック製の再閉鎖可能な締結具、又はジッパー１１とが図示されている。この スライダ１０及びジッパー１１は、熱可塑性樹脂バッグ等に特に適しており、図 １乃至図４において、スライダ１０は、熱可塑性樹脂製バッグＢの頂端部、又は 開口にてジッパー１１に組み付けた状態にて示してある。このバッグＢは、例え ば、ポリエチレン、又はポリプロピレン、又は同等の材料のような任意の適当な 熱可塑性材料で形成することができる。 このバッグＢは、底部にて接続された一対の可撓性のプラスチックシート１２ 、１３（図２）により形成されており、該バッグは、頂縁部を有し、一対の可撓 性のプラスチックストリップ１４、１５がその長さに沿って伸長する分離可能な プラスチック手段を有しており、該手段は、ジッパー１１を形成し得るように、 そ れぞれのストリップに設けられたリブ及び溝要素１６、１７の形態による、再閉 鎖可能で且つ相互に係止する雄型及び雌型の外形要素を備えている。これらのス トリップ１４、１５は、別個に押出し成形して、バッグの口部又はストリップ１ ４、１５のそれぞれの側部に取り付けるか、また、バッグの口部と一体に押出し 成形してもよい。 これらのストリップ１４、１５は、リブ及び溝要素１６、１７に対して平行に その長さに沿って伸長する外形のフランジ、又は軌道１８、１９を備えている。 これらの外形フランジ１８、１９は、顕著な深さを有している（その目的は、以 下に説明する）。これらのリブ及び溝の外形１６、１７は、米国特許第5,007,14 3号に記載された型式のものとすることができる。 図１乃至図４から理解されるように、スライダ１０は、バッグＢの頂部にてジ ッパー１１を跨ぎ且つジッパー１１の再閉鎖可能な締結具要素１６、１７を開閉 させ得るようにされている。該スライダ１０は、分離具構造体９と、ジッパー１ １に沿って動く、相互に係止し且つ相補的な構造体とを備えて、単一片の成形プ ラスチックで形成することができる。この分離具構造体９は、ジッパー１１と協 働し、以下により詳細に説明するように、スライダに対する自然係止機能部分と 、漏れ無しのバッグとを提供する。 該スライダ１０は、分離具構造体９の構造を除いて、米国特許第5,067,208号 に開示されたスライダと同様の構造とすることができる。該スライダ１０は、例 えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリスチレン、デルリン又はＡＢＳのような 任意の適当な材料で成形することができる。 該スライダ１０は、フランジ構造体１８、１９の頂縁部に沿って動く後部２０ を有する逆Ｕ字形のプラスチック部材を備えており、該プラスチック部材は、該 フランジ構造体１８、１９、及びリブ及び溝要素１６、１７をその間に保ち得る ように突出する垂下側壁２１、２２とを備えている。これらの側壁２１、２２は 、その上端が後部部材２０に枢着され、その下端にて、スライダ１０をジッパー の上に保つべく内方に伸長する肩部２１ａ、２２ａを備えている。これは、図２ に最も良く図示されている。図１に示すように、側壁２１、２２は、スライダの 開き端部１０ａから閉じ端部１０ｂまで伸長し、側壁２１、２２は、開き端部１ ０ ａにてより広く離間されて、リブ及び溝要素１６、１７が分離するのを許容し、 また、閉じ端部１０ｂにて共に十分に狭く離間されて、スライダ１０がジッパー を閉じる方向に動かされたとき、リブ及び溝要素１６、１７を押し付けて相互に 係止する関係にさせる。該スライダ１０は、後部２０から垂下する分離具構造体 ９（リブ及び溝要素を開くため、フランジ構造体１８、１９の間に挿入されてい る）を備えている。 分離具９は、垂直部分９ａ及び水平方向９ｂを有する、逆Ｔ字形に略対応した 縦断面の形状をしている。分離具の垂直部分９ａの垂直寸法は、十分に大きく、 水平部分９ｂをフランジ１８、１９の頂部の下方から相当な距離の位置に支持す ることができる。この目的は、以下に説明する。また、垂直部分９ａの厚さは、 その長さの全体に亙って十分に薄くし、このためフランジ１８、１９間の間隔を 拡げない（もしこの間隔が広ければ、相互係止リブ及び溝要素１６、１７が開い てしまう）。フランジ１８、１９を拡げて、リブ及び溝要素１６、１７を開ける 効果のある分離具構造体の唯一の部分は、水平部分９ｂである。 図１から理解されるように、スライダの開き端部１０ａにおける分離具の部分 ９ｂは、十分に幅が広く、このため、フランジ１８、１９を拡げて、リブ及び溝 要素１６、１７を開けることができる。図２に図示した図１の部分は、分離具の 水平方向９ｂの両端の中間の位置である。図２に示したこの部分において、部分 ９ｂの幅は十分に狭小で、フランジ１８、１９がより接近して、相互に係止する 要素１６、１７を閉じることができる。図１から理解されるように、スライダ１ ０の左側に対するジッパーの端部は、分離具の水平方向９ｂにより開いた状態に 保たれる。 上述のように、ストリップ１４、１５上におけるフランジ構造体１８、１９は 、図１に示すように相当な深さを有している。この目的は二つある。第一に、分 離具の水平部分９ｂを受け入れる開口部構造体１８ａ、１９ａを形成するのに十 分な面積を提供することである。第二に、十分なプラスチック材料を提供し、フ ランジ１８、１９、リブ及び溝要素１６、１７を対のストリップの端部にて共に 垂直方向に密封したとき、ジッパー１１がその端部で閉じた状態に保たれ、また 、ジッパースライドに対して一体化した端部ストッパ２３を提供することである 。 ストリップの両端におけるフランジ構造体、リブ及び溝要素も共に垂直方向に 密封されて、スライダに対するジッパーの他端にて一体化した端部ストッパを提 供する。開口部構造体１８ａ、１９ａは、フランジ構造体１８、１９内に形成さ れ、また、その頂部の下方で且つ端部ストッパ２３に隣接してリブ及び溝要素１ ６、１７の下方に配置されている。開口部構造体１８ａ、１９ａは、図３のスラ イダ１０の開き端部１０ａにて分離具部分９ｂを受け入れ得る寸法とされ、これ により、スライダ１０をジッパーの閉じ方向に動かしたとき、相互に係止するリ ブ及び溝要素１６、１７はストリップ１４、１５の長さの全体に亙って、スライ ダの閉じ端部１０ｂによって閉じられ、また、スライダの開き端部における分離 具部分９ｂが開口部構造体１８ａ、１９ａ内に受け入れられる。このことは、図 ３乃至図５に最も良く示してある。分離具部分９ｂは開口部１８ａ、１９ａ内に 伸長するため、この部分は、フランジ構造体１８、１９にて相互係止するリブ及 び溝要素１６、１７を開き状態に保つ効果がなく、これにより、ジッパーを通じ て漏れるのを防止する。 図５を参照すると、分離具部分９ｂは、フランジ１８、１９の開口部１８ａ、 １９ａ内でジッパーの端部に配置されているのが理解されよう。このように、ス ライダ１０はジッパー１１に対して完全に閉じた位置にある。分離具構造体９を 開口部構造体１８ａ、１９ａから解放させ易くするため、部分９ｂの前端は、ス ライダ１０をジッパーの上で開き方向に動かしたとき、フランジ１８、１９を分 離させ易いように、曲線状にし、又は面取りした、符号９ｃで示す形状としてあ る。このように、開口部構造体１８ａ、１９ａは、閉じた位置にあるとき、スラ イダに対して「拘束」効果を生じさせる。 米国特許第5,067,208号及び米国特許第5,161,286号において、バッグが漏れ無 しであるのを確実にするため、ジッパーの両端に追加の端部クランプ又はクリッ プが使用されている。こうした適用例において、フランジの各々は、高さが約1. 5ｍｍ（0.06インチ）であり、これらのフランジは相互係止要素の各々の上方に 配置されている。相互係止要素は、フランジの間を下方に約1.3ｍｍ（0.05イン チ）伸長するスライダ上の分離具の指状体により、開放される。 本発明において、各フランジ１８、１９の高さは12.7ｍｍ（0.5インチ）まで 増大し、スライダ分離具構造体９の深さは12.7ｍｍ（0.5インチ）まで増大し、 フランジの開口部構造体１８ａ、１９ａ内に受け入れられるように底部９ｂにて 拡げられている。フランジ１８、１９の高さを増すことにより、ジッパーの両端 にて一体化した端部ストッパシール２３を形成するためその内部に十分なプラス チック材料が得られる。こうした端部シール２３は、米国特許第5,067,208号及 び米国特許第5,161,286号に開示されたような追加的な端部クリップ又はクラン プを必要とせずに、ジッパーの両端にて漏れ無しの閉鎖状態を提供する。米国特 許第5,067,208号及び米国特許第5,020,194号に開示されたような切欠き、又はス リットと異なり、フランジに開口部１８ａ、１９ａを使用することは、端部シー ルに隣接する位置でフランジ構造体の完全性を保ち、ジッパーの漏れ無しの閉鎖 状態を確実にするのに役立つ。側部シール２３及び伸長した分離具構造体９は、 バッグの両端にてスライダ１０に対する端部ストッパを提供する。 本発明は、従来技術に優る多数の利点がある。例えば、製造時、余分なプラス チックの最終スクラップのコストが解消され、熱密封工程が不要となり、また、 プラスチック端部ストラップを施すためのステーションが解消される。バッグ製 造機械を通じてバッグウェブを動かす間、表裏合せはそれほど厳密でなくなり、 また、仕上げバッグの外観も改善される。 本発明の好適な実施の形態を説明し且つ図示したが、請求の範囲の記載の範囲 内で、更なる変形例が具体化可能であることを理解すべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．熱可塑性樹脂バッグ等に特に適したジッパースライダ用の、一体化した端 部ストッパを有する漏れ無しのプラスチック製ジッパーにして、 その長さに沿って伸長する分離可能な締結具手段を有する一対の可撓性のプラ スチックストリップであって、そのそれぞれのストリップに設けられて、相互に 係止する再閉鎖可能なリブ及び溝の外形要素を備え、そのストリップの各々が、 前記リブ及び溝要素に対して平行にその長さに沿って伸長する外形フランジ構造 体を有する前記一対のストリップと、 前記再閉鎖可能なリブ及び溝要素を開閉させるように前記ストリップに設けら れた跨ぎスライダであって、フランジ構造体の頂縁部に沿って動く後部を有する 逆Ｕ字形のプラスチック部材を有し、前記フランジ構造体、前記リブ及び溝要素 をその間に維持するため、垂下する側壁が突出する前記跨ぎスライダとを備え、 該跨ぎスライダが、前記後部から垂下し且つ前記フランジ構造体の間に挿入さ れて、前記リブ及び溝要素を開放する分離具構造体を有し、 前記側壁が、スライダの開き端部から閉じ端部まで伸長し、 前記側壁が、開き端部にてより広く離間され、リブ及び溝要素が分離するのを 許容し且つ閉じ端部にて共に十分に狭く離間して、スライダをジッパーの閉じ方 向に動かしたとき、リブ及び溝要素を押し付けて、相互に係止する関係にし、 前記フランジ構造体、前記リブ及び溝要素が、前記対のストリップの両端にて 共に垂直に密封されて、ジッパーを前記端部にて閉じ状態に保ち、ジッパースラ イダに対する一体化した端部ストッパを提供し、 その頂部の下方で且つ前記リブ及び溝要素の上方で、しかも前記端部ストッパ の一つに隣接する位置にて、前記フランジ構造体に形成された開口部構造体を備 え、 前記開口部構造体の寸法が、前記スライダの開き端部にて前記分離具構造体を 受け入れ得るように設定され、これにより、前記スライダが、ジッパーを閉じる 方向に動かされたとき、前記相互に係止するリブ及び溝要素が、前記スライダの 前記開じ端部により前記ストリップの長さの全体に亙って閉じられ、 前記スライダの前記開き端部にある前記分離具構造体が、前記開口部構造体内 に受け入れられ、このため、前記フランジ構造体にて前記相互に係止するリブ及 び溝要素を開いた状態に保つ効果がなく、これにより、前記ジッパーからの漏れ を防止するようにしたことを特徴とする漏れ無しのプラスチックジッパー。 ２．請求項１に記載の漏れ無しプラスチック製ジッパーにして、前記スライダ の前記後部から垂下する前記分離具構造体が、逆Ｔ字形に略対応する縦断面の形 状を有し、該Ｔ字形の水平部分が前記開口部構造体内に受け入れ得るようにされ たその端部を有することを特徴とする漏れ無しプラスチック製ジッパー。 ３．請求項２に記載の漏れ無しプラスチック製ジッパーにして、前記Ｔ字形の 前記水平部分が、前記スライダがジッパーの開け方向に動かされたとき、前記ス ライダの前記Ｔ字形部分を前記開口部構造体から解放させ易くする形状とされた ことを特徴とする漏れ無しプラスチック製ジッパー。 ４．請求項２又は請求項３に記載の漏れ無しプラスチック製ジッパーにして、 前記Ｔ字形の垂直部分が、前記ジッパーの前記相互係止リブ及び溝要素が閉じら れたとき、前記フランジ間の通常の間隔よりも薄い厚さを有することを特徴とす る漏れ無しプラスチック製ジッパー。