JPH10500425A - 薬学的なジケトピペラジン化合物 - Google Patents
薬学的なジケトピペラジン化合物Info
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Abstract
(57)【要約】
一般式(I)
で示されるジケトピペラジン[式中、R7およびR8はそれぞれ、同一または異なって良く、水素またはニトロ基であり;Yは、(a)
、−O−または−S−(ここで、R9およびR10はそれぞれ、同一または異なって良く、水素またはニトロ基である)であり;nは0、1または2であり;mは1〜6の整数であり;R6はそれぞれ、同一または異なって良く、C1−C6アルキル基であり;およびXは以下から選択される:(i)式(b)
で示されるフェニル基(ii)フラン、チオフェン、ピリジン、キノリンおよびインドールから選択される複素環;(iii)C1−C6アルキル基、2,3−メチレンジオキシフェニル基または3,4−メチレンジオキシフェニル基;および(iv)基−(CH2)p−Z(ここで、pは0または1〜4の整数であり、Zは、1個以上のC1−C6アルキルで置換されている)]およびその薬学的に許容される塩もしくはエステル;は、プラスミノーゲン・アクチベーター・インヒビターのインヒビターとしての活性を有する。
Description
【発明の詳細な説明】
薬学的なジケトピペラジン化合物
本発明は、プラスミノーゲンアクチベータインヒビター(PAI)のインヒビ
ター(inhibitors)として有用な化合物、及びそれらを含有する医薬及び獣医薬
組成物に関する。
プラスミノーゲンアクチベータ(PAs)は、チモーゲン、すなわちプラスミ
ノーゲンの、活性酵素であるプラスミンへの活性化を制御するセリンプロテアー
ゼである。プラスミンは、フィブリン溶解現象(fibrinolysis)、組織再構築(
tissue remodelling)、腫瘍成長(tumour growth)及び転移(metastasis)を
含む多数の生理的及び病理的過程において、重要である。糖蛋白質であるプラス
ミノーゲンアクチベータインヒビター(PAI)は、内因性で速効性(fast-act
ing)のPA活性のインヒビターである。PAIは、セリンプロテアーゼインヒ
ビター(serpin)類の一つであり、内皮細胞を含む種々の細胞によって合成され
る。PAsとPAIとの間の不均衡は、うっ血(haemostasis)、炎症(inflamm
ation)、腫瘍成長(tumour growth)及び転移(metastasis)を含む多数の病理
的状態に寄与する。
本発明は、式(I):
[式中、R7及びR8の各々は、同一又は異なって、水素又はニトロ基であり;
Yは、
、−O−又は−S−であり(式中、R9及びR10の各々は、同一又は異なって水
素又はニトロ基である。);
nは0、1又は2であり;
mは1から6の整数であり;
各R6は、同一又は相異なって、C1−C6アルキル基であり;及び
Xは、
(i)下記式のフェニル基
{式中、R1〜R5の各々は、同一または相異なって、独立に、水素、1つ若し
くは2つ以上のハロゲン原子で置換された又は置換されていないC1−C6アルキ
ル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルキチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ
、任意に置換されたフェニル、ニトロベンジルオキシ、ベンジルオキシ、シアノ
、−CH2OH、−CH2COOH、−CO2R11、−NHCOR14、−NHSO2
R13、−SO2R13、−CON(R11R12)、−(CH2)xN(R11R12)、−
SOR13、−SO2N(R11R12)、−N(R11R12)、−O(CH2)xN(R1 1
R12)、−O(CH2)xCO2R11、−OCOR11、−CH2OCOR11、−C
H2NHCOR11、−CH2NHCOOR13、−CH2SR11、−CH2SCOR11
、−CH2S(O)yR13、−CH2NHCO(CH2)xCO2R11、−N(R11)
COR12、−NHCOCF3、−NHCO(CH2)xCO2R11、−NHCO(C
H2)xOCOR11及び−NHCO(CH2)xOR11(式中、xは0又は1から6
までの整数であり、Yは1又は2であり、
R11及びR12の各々は、独立してH又はC1−C6アルキルであり、R13はC1−
C6アルキルであり、R14はH、C1−C6アルキル又はチオフェン基である。)
から選択され;及び/又はR1及びR2、R2及びR3、R3及びR4又はR4及びR5
のいずれかは、それらが結合している炭素原子と共に、フラン基、任意に置換さ
れているベンゼン環又は基
のシクロペンチル部分を形成する。};
(ii)フラン、チオフェン、ピリジン、キノリン及びインドールから選択さ
れるヘテロ環基(最後の基は、任意にC1−C6アルキルによってN−置換されて
いる。);
(iii)C1−C6アルキル基、2,3−メチレンジオキシフェニル基又は3
,4−メチレンジオキシフェニル基;及び
(iv)基−(CH2)p−Z(式中、pは0又は1から4の整数であり、Zは
任意に不飽和結合及び/又は1つまたは2つの炭素原子架橋を含み、及び任意に
1つ又は2つ以上のC1−C6アルキル基で置換されているシクロヘキシル基であ
る。);
から選択される。]
のジケトピペラジン或いはその薬学的に許容される塩又はエステルを提供する。
数字1から6は、上記(i)下に定義されたフェニル基上の環位置を表示する
。
C1−C6アルキル基は代表的にはC1−C4アルキル基であり、例えば、メチル
、エチル、プロピル、i−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル又はtert
−ブチル基である。ハロゲンは、例えば、フッ素、塩素、臭素又は沃素である。
ハロゲンによって置換されているC1−C6アルキル基は、1、2又は3個のハロ
ゲン原子で置換されていても良い。それは、トリフルオロメチルのようなパーハ
ロアルキル基でもよい。
C1-C6アルコキシ基は代表的にはC1-C4アルコキシ基、例えばメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ又はt
ert−ブトキシ基である。C1-C6アルキルチオ基は代表的にはC1-C4アルキ
ルチオ基、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、i−プロピルチオ、
n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ又はtert−ブチルチオ基である。
上記(i)で定義されたフェニル基が置換されていな
い場合は、R1〜R5の各々は水素である。該環がモノ−置換、ジ−置換又はトリ
−置換されている場合には、基R1〜R5のいずれか1、2又は3つは、水素以外
である。該フェニル環がモノ−置換されている場合には、R1〜R5の1つ、好ま
しくはR2又はR3、特にR3が、水素以外である。該環がモノ−置換されている
場合には、基R1〜R5の1つが、好ましくはフッ素のようなハロゲン;OMeの
ようなアルコキシ基;及びアセトアミド基−NHAc(Acはアセチルを示す。
)から選択される。
フェニル環は、また、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−または
3,5−でジ置換されていてもよく、又は2,3,4−、2,3,5−、2,3,6−
または3,4,5−でトリ置換されていてもよい。例えば、R1〜R5の3つが水
素で2つが水素以外である。例えば、R1及びR2、又はR1及びR3、又はR1及
びR4、又はR1及びR5、又はR2及びR3、又はR2及びR4が水素以外である一
方、各々の場合で他のR1〜R5の3つが水素である。
代表的にはR7及びR8の一つ、及びR9及びR10の一つは、水素又はニトロ基
である。
R1〜R5のいずれか2つの隣接した基が、それらが結合している炭素原子と共
にベンゼン環を形成する場合は、該環は、置換されていないか又はR1〜R5につ
いて上記
に記載したいずれかの選択肢によって置換されている。得られる融合した環構造
は、例えば、ナフタレン又はアントラセン基でもよい。R1〜R5のいずれか2つ
の隣接した基が、それらが結合している炭素原子と共にフラン基を形成する場合
は、得られる融合した環構造は、ベンゾフラン基である。
Xが上記(iv)で定義されている場合は、pは、代表的には0又は1であり
、Zはシクロヘキシル基である。該基Zが1つ又は2つの炭素原子架橋を含む場
合は、それは、例えば、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル又はビシクロ[2.2.
2]オクチル環のような、ビシクロヘプチル又はビシクロオクチル環を形成する
。Zは、また、少なくとも1つの2重結合を含んでいても良く、それは、例えば
、シクロヘキセニル、ビシクロ[3.1.1]ヘプテニル又はビシクロ[2.2.
2]オクテニル基であってもよい。Zが1つ又は2つ以上のC1−C6アルキル基
で置換されている場合には、シクロヘキシル環2〜6位のいずれかの位置で又は
架橋中又は架橋頭で、モノ−又はジ−置換されていてもよい。
Xがフェニル基である式(I)の化合物の好ましい態様としては、R1〜R5の
各々は水素である。
化合物の他の好ましい態様としては、R1〜R5の1つ
が、アルコキシ、−NHCOR11及びハロゲンから選択され、R1〜R5の他の4
つは、Hである。アルコキシは、例えば、OMe又はOBunであってもよい。
NHCOR11は代表的には−NHAcである。ハロゲンは代表的にはF又はCl
である。好ましくは、R3はアルコキシ、特にOMe又はOBun;NHCOR11
、特に−NHAc;又はハロゲン、特にF又はClであり;R1、R2、R4及び
R5の各々はHである。
Xがフェニル基である化合物の他の好ましい態様としては、R1〜R5の1つ又
は2つが水素以外である一方、他が水素である。例えば、R1、R2及びR3の1
つが水素以外である。或いは、R1及びR3、又はR2及びR3が水素以外である。
水素以外であるR1〜R5の1つ又は2つの好ましい値(value)は、OMe又はO
Bunのようなアルコキシ、Cl又はFのようなハロゲン、ヒドロキシ、−N(
R11R12)、−CO2R11、−CH2SCOR13、−CH2SR11、−NHCOR1 1
、−O(CH2)nN(R11R12)、−O(CH2)nCO2R11、−CH2NHC
O(CH2)nCO2R11、−NHCOCH2OR11、−NHCO(CH2)nOCO
R11、−CH2NHCOOR13及びCF3を含む。
特に好ましい化合物は、R1、R2、R4及びR5がそれ
ぞれHであり、R3が、H、OMe及び−NHAcから選択される化合物である
。又は、R1〜R5の各々が、独立して、H、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6ア
ルコキシ、ニトロ、−CH2SCOR11、−CH2SR11、−CO2R11、−OC
OR13、CF3、−O(CH2)nN(R11R12)、−O(CH2)nCO2R11、−
CH2NHCO(CH2)nCO2R11、−NHCO(CH2)nOR11、−N(R11
R12)、−NHCO(CH2)nOCOR11、−NHCO(CH2)nCO2R11及
び-CH2NHCO2R13から選択される。また、更に好ましくは、R1及びR2が
独立して、H、ニトロ又はハロゲンであり、R3が、H、ヒドロキシ、−O(C
H2)nN(R11R12)、−OCOR11、−O(CH2)nCO2R11、−CH2NH
CO(CH2)nCO2R11、C1−C6アルコキシ、−NHCO(CH2)nOR11
、−NHCO(CH2)nOCOR11、−N(R11R12)、−CH2NHCO2R13
、−CH2SR11又は−NHCOR11であり;R4が、H、ハロゲン、C1−C6ア
ルコキシ、−CH2SCOR11、−CH2SR11又は−CO2R11であり;及びR5
がH、ニトロ又はハロゲンである。
一つの態様において、R3はNHAcであり、R1、R2、R4及びR5はHであ
る。第2の態様においては、R1はH又はClやFの様なハロゲンであり;R2は
Hであり、R3はFやClの様なハロゲン、OMeのようなC1−C6アルコキシ
、NMe2のような−N(R11R12)又は−NHCOOButの様な−NHCOO
R13であり;R4はHであり、及びR5は、F、Cl、Brのようなハロゲン又は
CF3である。
第3の態様としては、R1はH、ニトロ又はClの様なハロゲンであり;R2は
Hであり、R3はH、ヒドロキシ、OAcのような−OCOR11、−NHCOC
H2OAcのような−NHCO(CH2)nOCOR11又は−NHCOCH2OHの
ような−NHCOCH2OR11であり;R4はHであり、及びR5はH又はF若し
くはClの様なハロゲンであるか;或いはR2及びR3がそれらが結合している炭
素原子と共にベンゼン環を形成する。
第4の態様としては、R1はHであり;R2はHであってR3が−CH2SMeの
ような−CH2SR11、−CH2SAcのような−CH2SCOR11、−NHCO
(CH2)3CO2Meのような−NHCO(CH2)nCO2R11、−O(CH2)4
CO2Hのような−O(CH2)nCO2R11、
−O(CH2)3−NMe2のような−O(CH2)N(R11R12)又は−NMe2
のような−N(R11R12)であるか、或いはR2が−CH2SAcのような−CH2
SCOR13又は−CH2SHのような−CH2SR11であってR3がHであり;R4
及びR5が共にHである。
Xがヘテロ環の場合には、好ましくは、2−インドール、3−インドール、2
−フラン、3−フラン、2−チオフェン,3−チオフェン、2−ピリジン、3−
ピリジン、4−ピリジン、2−キノリン、4−キノリン、2−インドール又は4
−インドール基である。該インドール基がC1−C6アルキルによってN−置換さ
れている場合は、好ましくはN−メチル置換されている。
mにおける好ましい値は2及び3である。R6基の少なくとも1つは、代表的
にはメチルである。好ましくはR6の2つの基がメチルである。
式(I)の化合物の1つのグループは以下の構造(A)を有する:
[式中、R1〜R6は上記に定義したとおりであり、nは0、1又は2であり、
及びmは2又は3である。]。代表的にはR1〜R5の各々は水素である。
式(I)の化合物の別のグループは以下の構造(B)を有する:
[式中、R1〜R8は上記に定義したとおりであり、nは0、1又は2であり、
及びmは2又は3である。]。代表的にはR1〜R5の各々は水素である。
式(I)の化合物の第3のグループは以下の構造(C)を有する:
[式中、R7及びR8は式(I)において上記に定義したとおりである。]。
式(I)の化合物の具体例は、次の通りである。括弧内に示される化合物番号
付けは、明細書の残りの部分に
おいて一致する。特に独立した番号を割り当てない限り、式(I)の化合物の塩
酸塩は、ここでは対応する遊離塩基の番号に続いて接尾辞”.HCl”を用いて
表す。
(3Z,6Z)−3−(3−クロロベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5292)
(3Z,6Z)−3−(4−ジメチルアミノベンジリデン)−6−(4−(2−
ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5
424)
(3Z,6Z)−3−(3−ブロモベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5425)
(3Z,6Z)−3−(4−クロロベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5437)
(3Z,6Z)−3−(4−シアノベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5462)
(3Z,6Z)−3−(3,4−ジクロロベンジリデン)−6−(4−(2−ジ
メチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (54
65)
(3Z,6Z)−3−(3−シアノベンジリデン)−6
−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジ
ンジオン (5476)
(3Z,6Z)−3−(4−ブロモベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5480)
(3Z,6Z)−3−(4−ベンジルオキシベンジリデン)−6−(4−(2−
ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5
481)
(3Z,6Z)−3−(3−ベンジルオキシベンジリデン)−6−(4−(2−
ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5
486)
(3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−6−(4−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン
(5294)
(3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−6−(4−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5461)
(3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−6−(4−メチルチオベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (542
6)
(3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチ
ルチオ)ベンジリデン)−6−(4−tert−ブチルベンジリデン)−2,5
−ピペラジンジオン (5440)
(3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−6−(4−メチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5463)
(3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−6−(4−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン
(5478)
(3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−6−(4−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5479
)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3−フリルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5129)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3−チエニルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5133)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(2−ナフチルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5284)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5422)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン
(5423)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5438
)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3−メチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5439)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3−メトキシ−4−(4−ニトロベンジルオキシ)ベンジリデン)−2
,5−ピペラジンジオン (5490)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)
−3−(3,4−メチレンジオキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン
(5491)
(3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチ
ルチオ)ベンジリデン)−3−(1−メチル−3−インドリル)メチレン−2,
5−ピペラジンジオン (5497)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチ
オ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5128)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルス
ルフィニル)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5141)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチ
オ)−3−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5400)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(3−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5
257)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(3,4−メチレンジオキシベンジリデン)−2,5−ピペラ
ジンジオン (5279)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(2−ナフチル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5
286)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジ
ンジオン (5293)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(2−フルオレニルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン
(5301)
(3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−3−(4−キノリルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5
307)
(3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−3−(2−キノリルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5
308)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(3−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン
(5314)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(3−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジ
ンジオン (5315)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(3−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (
5316)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (
5428)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−メチルチオベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン
(5429)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−tert−ブチルベンジリデン)−2,5−ピペラジン
ジオン (5430)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(2−メチルプロピリデン)−2,5−ピペラジンジオン (
5448)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(2−(3,
3−ジメチルシクロヘキシル)エチリデン)−2,5−ピペラジンジオン (5
455)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−メチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (
5460)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン
(5464)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,5−ピペラジ
ンジオン (5477)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(3−メトキシ−4−(4−ニトロベンジルオキシ)ベンジリ
デン)−2,5−ピペラジンジオン (5488)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(2−メトキシ−1−ナフチル)メチレン−2,5−ピペラジ
ンジオン (5499)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(3,3−ジメチル−1−ブチリデン)−2,5−ピペラジン
ジオン (5502)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(4−(2−チオフェンカルボキサミド)ベンジリデン)−2
,5−ピペラジンジオン (5507)
(3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−3−(3−ピリジルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5
470)
(3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−3−(2−ピリジルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5
471)
(3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−3−(4−ピリジルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (5
472)
(3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−3−(1−メチル−3−インドリル)メチレン)−2,5−ピペラ
ジンジオン (5473)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−
ジイソプロピルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラ
ジンジオン (5399)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチ
オ)−4−ニトロ−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5
403)
(3Z,6Z)−3−(2,3−ジヒドロ−5−ベンゾフラニル)メチレン−6
−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5
−ピペラジンジオン (5311)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチ
オ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5131)
(3Z,6Z)−6−(4−ジメチルアミノベンジリデン)−3−(5−(2−
ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジ
オン (5280)
(3Z,6Z)−6−(4−アセトアミドベンジリデン)−3−(5−(2−ジ
メチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオ
ン (5300)
(3Z,6Z)−6−(3−クロロベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエ
ニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5291)
(3Z,6Z)−6−(2−ブロモベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (
5313)
(3Z,6Z)−6−(4−クロロベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (
5427)
(3Z,6Z)−6−(4−シアノベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (
5431)
(3Z,6Z)−6−(3,4−ジクロロベンジリデン)−3−(5−(2−ジ
メチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオ
ン (5432)
(3Z,6Z)−6−(3−ブロモベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (
5433)
(3Z,6Z)−6−(3−シアノベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (
5434)
(3Z,6Z)−6−シクロヘキシルメチレン)−3−(5−(2−ジメチルア
ミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5
454)
(3Z,6Z)−6−(4−ベンジルオキシベンジリデン)−3−(5−(2−
ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジ
オン (5482)
(3Z,6Z)−6−(3−ベンジルオキシベンジリデン)−3−(5−(2−
ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジ
オン (5487)
(3Z,6Z)−6−(4−ブロモベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (
5489)
(3Z,6Z)−6−(9−アントリルメチレン)−3−(5−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (
549
8)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(6−ジメチルアミノヘキシル
チオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5442)
(3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチ
オ)−2−フリル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5253)
(3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル
)メチレン−6−(6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−2−エニ
ル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (5508)
式(I)の化合物は、
(i)式(II):
〔式中、Y、R6、R7、R8、n及びmは上記のように定義される〕の化合物を
式(III):
〔式中、Xは上述のように定義され、X上のいかなる置換基も必要に応じて保護
される〕の化合物と有機溶媒中塩基の存在下に縮合するか;または
(ii)式(IV):
〔式中、Xは上記のように定義され、X上のいかなる置換基も必要に応じて保護
される〕の化合物を式(V):
〔式中、Y、R6、R7、R8、n及びmは上記のように定
義される〕の化合物と有機溶媒中塩基の存在下に縮合すること、
のいずれかを包含する方法により調製され得る;
(i)または(ii)のいずれかの場合において、必要であれば、必要に応じて
存在する保護基を除去し、および/または、必要であれば式(I)の1つの化合
物を式(I)の別の化合物に変換し、および/または、必要であれば、式(I)
の化合物を薬学的に許容されるその塩またはエステルに変換し、および/または
、必要であれば、塩またはエステルを遊離の化合物に変換し、および/または、
必要であれば、式(I)の化合物の異性体の混合物を単一の異性体に分離する。
(II)および(III)との間又は(IV)および(V)との間の縮合反応
により直接的に製造される式(I)の化合物は、必要であれば、X上の1又は2
以上の置換基を異なる置換基に変換することにより、修飾されうる。これらの必
要に応じた変換は、それ自身公知の方法により行われ得る。例えば、Xが1又は
2以上のエステル基である置換基を担持する式(III)または(IV)の化合
物は、適切な温度、例えば、室温〜100℃にて、酸またはアルカリ加水分解に
より、対応する置換基が遊離の−COOH基である式(I)の化合
物に変換されうる。
X上の1又は2以上の置換基が−CO2H基である式(I)の化合物は、例え
ば、不活性な溶媒中1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下に、該カ
ルボン酸を好適なC1−C6アルキルアルコールで処理することにより、対応する
置換基がエステル化によりエステル化された式(I)の化合物に変換され得る。
X上の1又は2以上の置換基が遊離の−CO2H基である式(I)の化合物は
、例えば、不活性な溶媒中1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下に
、アンモニアまたはアミンで処理することにより、対応する置換基が、−CON
(R11R12)基(式中、R11およびR12は上記のように定義される)である式(
I)の化合物に変換され得る。
X上の1又は2以上の置換基が遊離の−CO2H基である式(I)の化合物は
、例えば、テトラヒドロフランのような好適な溶媒中ボランを使用した還元によ
り、対応する置換基が−CH2OH基である式(I)の化合物に変換され得る。
式(III)または(IV)の化合物において、基X上のいずれかの置換基に
関する保護基は、R1〜R5のいずれかの基が縮合反応条件に感受性であるか、あ
るいは、
例えば−COOH、−CH2OHまたはアミノ基のように縮合反応と不適合な基
であるとき、工程(i)または工程(ii)に先だって、必要に応じて導入され
る。保護基は、次いで方法の最後に除去される。問題となる基に好適なあらゆる
慣用されている保護基が、使用され得、および、周知の標準的方法により導入さ
れ次いで除去され得る。
化合物(II)および(III)との間または化合物(IV)および(V)と
の間の縮合反応は、ジメチルホルムアミドのような溶媒中、カリウムt−ブトキ
シド、水素化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、酢酸
ナトリウム、アルミナ上のフッ化カリウム、またはトリエチルアミンである塩基
の存在下に、或いは、t−ブタノールまたはt−ブタノールとジメチルホルムア
ミドとの混合物中カリウムt−ブトキシドの存在下に、好適に行われる。反応は
、代表的に0℃〜溶媒の還流する温度で行われる。代表的には、塩基は炭酸セシ
ウム、溶媒はジメチルホルムアミドおよび温度は90℃である。
式(II)の化合物は、有機溶媒中塩基の存在下に、1,4−ジアセチル−2
,5−ピペラジンジオンを、上記のように定義される式(V)の化合物と反応さ
せるこ
とを包含する方法により調製され得る。同様に、式(IV)の化合物は、有機溶
媒中塩基の存在下に、1,4−ジアセチル−2,5−ピペラジンジオンを、上記
のように定義される式(III)の化合物と反応させることを包含する方法によ
り調製され得る。代表的には、塩基はカリウムt−ブトキシド/ブタノール、溶
媒はTHFおよび反応温度は0℃〜室温である。
必要ならば、得られた式(II)または(IV)の化合物は、クロマトグラフ
ィーにより他の反応産物から分離することができる。
1,4−ジアセチル−2,5−ピペラジンジオンと式(V)または(III)
の化合物との反応は、化合物(II)および(III)との間または(IV)お
よび(V)との間の縮合に関して先に述べられたのと同じ条件下で、好適に行わ
れる。
式(III)および(V)の置換ベンズアルデヒドは、公知の化合物であるか
或いは、例えば下記の参考例2、3および6〜10に記載される方法との類推に
より、慣用されている方法で、容易に入手可能な出発物質から調製され得る。例
えば、式(V)の化合物は、式(VI):
HS(O)n(CH2)mN(R6)2 (VI)
〔式中、nは0、並びにmおよびR6は上記のように定義
される〕の化合物またはその酸付加塩を式(VII):
〔式中、Yは上記のように定義され、Zは脱離基である〕の化合物と有機溶媒中
塩基の存在下に処理することにより調製され得る。Zは、例えば、臭素のような
ハロゲンまたはニトロ基である。塩基は、例えば、水素化ナトリウムであり得、
有機溶媒は、ジメチルスルホキシド(DMSO)であり得る。
nが1または2である式(I)、(II)または(V)の化合物は、酸化によ
って、nが0である式(I)、(II)または(V)の対応する化合物から調製
され得る。あらゆる慣用されている酸化条件が使用され得る。好適な酸化剤は、
例えば、過ヨウ素酸ナトリウムである。参考例5にそのような方法を示す。
式(II)および(IV)の化合物の調製において出発物質として使用される
1,4−ジアセチル−2,5−ピペラジンジオンは、2,5−ピペラジンジオン
(グリシン無水物)をアセチル化剤と反応させることにより調製できる。アセチ
ル化は、例えば、還流下の無水酢酸、或いは、4−ジメチルアミノピリジンの存
在下に還流以
下の温度での無水酢酸のようなあらゆる慣用されているアセチル化剤を用いて行
うことができる。
式(I)の化合物はまた、(i)上記ように定義される式(II)の化合物、
式(III)の化合物およびアルミナ上のフッ化カリウムを含む混合物、或いは
(ii)式(IV)の化合物、式(V)の化合物およびアルミナ上のフッ化カリ
ウムを含む混合物、或いは(iii)1,4−ジアセチル−2,5−ピペラジン
ジオン、式(III)の化合物、式(V)の化合物およびアルミナ上のフッ化カ
リウムを含む混合物の、マイクロ波照射を包含する方法によっても調製され得る
。該照射は、溶媒の不存在下に行われる。
式(I)の化合物はまた、有機溶媒中塩基の存在下に、1,4−ジアセチル−
2,5−ピペラジンジオン、式(III)の化合物および式(V)の化合物を同
時に縮合することを含む方法によっても直接的に得ることができる。好適な塩基
、溶媒および反応条件は、例えば、化合物(II)および(III)との間の縮
合反応に関して先に述べた通りである。
式(I)の化合物の調製のための他の直接的な方法は、酢酸ナトリウムおよび
無水酢酸の存在下に、高温で、例えば、還流下に、2,5−ピペラジンジオン、
式(III)の
化合物および式(V)の化合物を同時に縮合することを包含する。
式(II)の化介物の他の調製法は、式(VIII):
〔式中、n、mおよびR6は上記のように定義され、Wはハロゲンであり、R’
はC1−C6アルキル基である〕の化合物をアンモニアと処理し、その後、無水酢
酸と処理することを包含する。
式(IV)の化合物は、式(IX):
〔式中、X、WおよびR’は上記のように定義される〕の化合物をアンモニアと
処理し、その後、無水酢酸と処理することを包含する類似の方法により調製され
得る。
式(VIII)または(IX)中のWは、代表的にはヨウ素である。R’は、
例えば、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、sec−ブチルま
たはtert−ブチル基のようなC1−C4アルキル基である。
不飽和3−モノ置換および3,6−ジ置換−2,5−
ピペラジンジオンへの合成的アプローチの概説は、ヘテロサイクルズ(Heterocy cles
)、1983、20、1407 シー.シン(C. Shin)に示されている。
式(I)の化合物は、あるゆる上記の調製方法の後、以下の1又は2以上:水
、エタノール、酢酸エチルおよびジエチルエーテルにより、必要に応じて洗浄さ
れ得る。
式(I)の好適な化合物は、メタノールのような好適な溶媒で、必要に応じて
再結晶され得る。
式(I)の化合物は、薬学的に許容される塩に変換され得、並びに塩は、慣用
されている方法により、遊離の化合物に変換され得る。好適な塩は、薬学的に許
容される無機酸または有機酸との塩を含む。無機酸の例は、塩酸、硫酸およびオ
ルトリン酸を含む。有機酸の例は、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸
、ムチン酸およびコハク酸を含む。
塩酸塩は、例えば、乾燥THFまたはDMF中の化合物の溶液に気体のHCl
を通してバブリングすることにより得ることができる。
式(I)のジケトピペラジンおよびそれらの薬学的に許容される塩およびエス
テル(これ以降、「本化合物」と称する)は、PAIのインヒビターとしての有
用性を有する。正味の内因性繊維素溶解能力を減少させること
による、PAI−1の上昇したレベルは、心筋梗塞、深部静脈血栓症(deep vei
n thrombosis)および汎発性血管内凝固を含む種々の血栓症疾患の病因に寄与し
得る。本化合物は従って、tPA/PAI−1相互作用のインヒビターとして作
用できる。本化合物は、うっ血性疾患の治療に使用し得る。従って、ヒトまたは
動物、例えば、哺乳動物は、治療的有効量の式(I)のジケトピペラジン或いは
薬学的または獣医学的に許容されるその塩の投与を包含する方法により治療でき
る。
組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)は、血栓性疾患の治療に繊維素溶
解剤として使用される。この役割におけるtPAの有効性は、それがPAIイン
ヒビターとともに投与される場合、増強され得る。従って、ヒトまたは動物、例
えば、哺乳動物は、治療的有効量のtPAと治療的有効量のあらゆる本化合物の
組合せ投与を包含する方法により処置することができる。本発明はまた、例えば
不適切なPAI活性が存在する場合に、血栓性疾患の治療において、同時に、別
々にまたは連続的に使用するための組合せ製剤として、式(I)のジケトピペラ
ジンまたはその薬学的に許容される塩若しくはエステルとtPAとを含む製品を
も提供する。そのような製品中では、本化合物は、経口または非経口(経静脈的
、
筋肉内または皮下)投与のために製剤化され、tPAは経静脈的投与のために製
剤化される。
一例として、急性の心筋梗塞(MI)の間、本化合物の1種は、tPAととも
に患者に投与されて、tPA治療の有効性を増強し得る。さらなる例として、患
者のtPAでの治療に続く早期の再閉塞は、本化合物の1種のMI後投与により
、予防され得る。
本化合物は、PAI機能アッセイで試験された。このアッセイでは、tPAア
ッセイ・システムに添加する前に、化合物をPAI−1とともにインキュベート
する。PAI−1の阻害は、プラスミノーゲンからプラスミンが産生する結果と
なる。引き続いて、プラスミンは、色素産生基質S2251(カビ・ヴィトラム
(Kabi Vitrum))を開裂しpNA(p−ニトロアニリン)を産生し、pNAは
分光光度法で405nmにて検出される(ケー・ニルソン(K.Nilsson)ら、フ
ィブリノリシス(Fibrinolysis)(1987)1、163-168)。アッセイの結果を以下
で報告する。
本化合物は、種々の投与形態、例えば、錠剤、カプセル剤、糖衣−またはフィ
ルム−コーティング錠、液体溶液または懸濁剤のような経口投与形態、或いは例
えば、筋肉内、経静脈または皮下のような非経口投与形態で、
投与され得る。本化合物は、従って、注射または注入により与えてもよい。
投与量は、患者の年齢、体重および状態並びに投与経路を含む種々の因子に依
存する。しかしながら、代表的には、本発明の化合物が単独で成人に投与される
とき、各投与経路に採用される投与量は、0.001〜10mg/体重kg、最
も通常には0.01〜5mg/体重kgの範囲である。そのような投与量は、例
えば、ボーラス注入により1日に1〜5回、数時間にわたる注入および/または
繰り返し投与で与えられ得る。
本化合物の1種がtPAと組み合わせてヒト成人に投与されるとき、各投与経
路に採用される投与量は、本発明の化合物に関しては体重kg当たり、代表的に
は0.001〜10mg、より代表的には、0.01〜5mg、およびtPAに
関しては経静脈的投与で5〜500mgである。tPAの好適な投薬レジュメは
、100mgを3時間かけて以下のように経静脈的に与える:全用量の10%を
静脈内ボーラスで1〜2分、全用量の50%を注入で1時間、全用量の40%を
注入でその後2時間。
式(1)のジケトピペラジン又はその薬学的に許容される塩若しくはエステル
は、更に薬学的又は獣医学的に許容される担体又は希釈剤(diluent)を含有す
る医薬又
は獣医学組成物として使用するように処方される。該組成物は、代表的には、常
法に従って製造され、薬学的又は獣医学的に適した形態で投与される。こうして
、本化合物のいずれかを含むPAIのインヒビターとして使用される薬剤が提供
される。
例えば、固形の経口形態は、活性化合物とともに、ラクトース、デキストロー
ス、サッカロース、セルロース、コーンスターチ又はポテトスターチなどの希釈
剤;シリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム若しくはカルシ
ウム及び/又はポリエチレングリコール等の滑沢剤;デンプン類、アラビアゴム
、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース又はポリビニルピ
ロリドン等の結合剤;デンプン、アルギン酸、アルギン酸塩(alginates)又は
デンプングリコール酸ナトリウム等の崩壊剤;発泡性混合物(effervescing mix
tures);色素、甘味剤;レシチン、ポリソルベート、ラウリル硫酸塩等の湿潤
剤を含有することができる。このような製剤は公知の方法、例えば、混合、造粒
、錠剤化、糖衣又はフィルム被覆方法によって製造することができる。
経口投与用の液状のディスパージョンは、シロップ剤、乳濁剤及び懸濁剤とす
ることができる。シロップ剤は、
担体として、例えば、サッカロース又はサッカロースとグリセリン及び/又はマ
ンニトール及び/又はソルビトールを含有することができる。特に、糖尿病患者
用のシロップ剤は、担体として、グルコースに代謝しないか又は非常に少量だけ
代謝する製品、例えば、ソルビトールだけを含有することができる。懸濁剤及び
乳濁剤は、担体として、例えば、天然ガム、寒天、アルギン酸ナトリウム、ペク
チン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース又はポリビニルアルコー
ルを含有することができる。
筋肉内注射用の懸濁液剤又は液剤は、活性化合物とともに、滅菌水、オリーブ
オイル、オイレン酸エチル、プロピレングリコール等のグリコール類のような薬
学的に許容される担体、及び、必要であれば、適量の塩酸リドカインを含有する
ことができる。本化合物のある種のものは水に不溶性である。そのような化合物
はリポソーム中にカプセル化することができる。
以下の実施例により本発明を説明する:参考例1:
1−アセチル−3−ベンジリデン−2,5−
ピペラジンジオンの製造
1,4−ジアセチル−2,5−ピペラジンジオン(25.0g、126mmol
)を、トリエチルアミン(17.
6ml、126mmol)及びベンズアルデヒド(13.0ml、126mmo
l)とともにDMF(200ml)中において120〜130℃に加熱した。4
時間後、混合物を室温まで冷却し、EtOAc(1000ml)中に注ぎ、塩水
で3回洗浄した。この段階で生成した固体は全て濾別した。濾液を乾燥(MgS
O4)し、溶媒を真空中で除去した。残渣をEtOAc:ヘキサンで再結晶し、標
記化合物を黄色固体として11.78g(38%)得た。1
H NMR(CDCl3 400MHz)δ=2.69(3H、s) 4.54(
2H、s) 7.20(1H、s) 7.40(3H、m),7.48(2H、
m),7.93(1H、br.s)
MS(DCI,NH3):262(MNH4 +,20%),245(MH+,53%
),220(52%),204(100%),203(100%)
参考例2: 4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベ
ンズアルデヒド(5127)の製造
2−ジメチルアミノエタンチオール塩酸塩(1.00g、7.06mmol)
を乾燥DMSO(20ml)に懸濁させ、水素化ナトリウム(鉱物油中60%、
593mg、2.1当量)を添加した。反応混合物を40分間撹拌を続け、Me2
NCH2CH2SNaを生成させた後、4−ブロモベンズアルデヒド(1.19
3g、1当量)を添加し、次いで反応混合物を窒素下で90℃に暖めた。90〜
100℃で1時間後、薄層クロマトグラフィー(tlc)による分析は、出発物
質のほとんど完全な消失を示した。それゆえ反応混合物を冷却し、酢酸エチルを
加え、混合物を炭酸ナトリウム溶液及び塩水で洗浄した。その後、混合物をHC
l(2N)で抽出し、塩基性とし、ジクロロメタンで再抽出し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去し、黄色オイルとして標記化合物を得た
(73%)。参考例3:
5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−
2−チオフェンカルボキシアルデヒドの
製造
2−ジメチルアミノエタンチオール塩酸塩(1.85g、13.09mmol
)を乾燥DMSOに懸濁させ、水素化ナトリウム(鉱物油中に分散され60%、
1.1
0g、2.1当量)を注意深く添加した。反応混合物を1時間撹拌を続けた後、
5−ブロモ−2−チオフェンカルボキシアルデヒド(2.5g、1.56ml,
13.09mmol)を添加した。その後、反応混合物を窒素下で90℃に加熱
した。
3時間後、反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、炭酸ナトリウム(飽和
溶液、(3x))で洗浄した後、HCl(2N)で抽出し、炭酸ナトリウムで塩
基性とし、ジクロロメタンで再抽出した。有機フラクションを硫酸マグネシウム
上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去し、茶色オイルとして製品を得た(収率6
3%)。参考例4:
1−アセチル−3−(4−(2−ジメチル
アミノエチルチオ)ベンジリデン−2,5
−ピペラジンジオンの製造
1,4−ジアセチル−2,5−ピペラジンジオン(2.27g,11.48m
mol)及び参考例2で製造した4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンズ
アルデヒド(4.01g)の乾燥THF(70ml)溶液を0℃に冷却した。t
−ブタノール(25ml)中のカリウムt−ブトキシドを15分かけて滴下した
。添加が終了すると、混合物を室温までゆっくり暖め、次いで室温で2.5時間
撹拌した。Tlc(EtOAc:ヘキサン、1:
1)は、出発物質が残存していないことを示した。それゆえ混合物を酢酸エチル
(150ml)で希釈し、炭酸ナトリウムで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウ
ム上で乾燥し、溶媒を真空下で除去した。得られた固体をその後酢酸エチル及び
ヘキサンから再結晶させて、得られた結晶を濾過して乾燥させた。参考例5:
4−(2−ジメチルアミノエチルスルフ
ニル)ベンズアルデヒドの製造
過ヨウ素酸ナトリウム(512mg、2.39mmol)を水(10ml)に
溶解させ、0℃に冷却した。次いで、参考例2に記載のように製造した4−(2
−ジメチルアミノエチルチオ)ベンズアルデヒド(0.5g、2.39mmol
)をメタノール(2ml)中で添加し、反応混合物を室温で撹拌し、その後35
℃に加温した。7時間後、反応混合物を、炭酸ナトリウムを使用して塩基性とし
、ジクロロメタンで完全に抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を真空中
で除去し、標記化合物を油状物として53%の収率で得た。参考例6:
5−(6−ジメチルアミノヘキシルチオ)
−2−チオフェンカルボキシアルデヒドの
製造
6−ジメチルアミノヘキサノールをCH2Cl2中に懸
濁させ、トリエチルアミンの存在下においてp−トルエンスルホン酸無水物によ
り1時間、0℃で処理した。反応混合物をその後DMF中のカリウムチオアセテ
ートにより50℃で更に1時間処理した。得られた化合物(AcS(CH2)6N
Me2)をメタノール中の炭酸ナトリウムにより室温で20時間処理し、6−(
ジメチルアミノ)ヘキサンチオールを得た。これを、乾燥DMSO中に室温で懸
濁させ、水素化ナトリウムを添加した。反応混合物を30分間撹拌し続けた。次
いで、DMSO中の5−ブロモ−2−チオフェンカルボキシアルデヒドを添加し
、反応混合物を30分間80℃まで加温して標記化合物を得た。これは、化合物
5442の製造に使用する出発アルデヒドである。参考例7:
5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−
2−フランカルボキシアルデヒドの製造
2−ジメチルアミノエタンチオール塩酸塩を乾燥DMSO中に懸濁させ、水素
化ナトリウムを添加した。反応混合物を40分間撹拌し続けた後、5−ニトロ−
2−フランカルボキシアルデヒドを添加した。反応混合物を30分間室温で撹拌
し、標記化合物を得た。これは、化合物5253の合成に使用される出発アルデ
ヒドである。参考例8:
5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−
4−ニトロ−2−チオフェンカルボキシア
ルデヒドの製造
5−ブロモ−2−チオフェンカルボキシアルデヒド(8.1)をHNO3及び
H2SO4により−5℃で90分間処理して化合物8.2を58%の収率で得た。
化合物
8.2をその後エチレングリコール、p−トルエンスルホン酸及びトルエンによ
り還流下に2時間処理した。反応混合物のカラムクロマトグラフィーにより化合
物8.3を51%の収率で得た。その後、これを参考例2に記載のように製造し
たMe2NCH2CH2SNaにより処理した後、HCl(2M)により処理して
標記化合物を74%の収率で得た。これは、化合物5403の製造に使用する出
発アルデヒドである。参考例9:
4−(2−チオフェンカルボキサミド)
ベンズアルデヒドの製造
4−ニトロベンズアルデヒド(化合物9.1)をエチレングリコール及びp−
トルエンスルホン酸によりトルエン中還流下でディーンアンドスターク装置(De
an and Stark apparatus)中で処理した。化合物9.2を70%の収率で得た。
生成物をエタノール中PtO2触媒上で接触水素化により還元して、化合物9.
3を得た。これを、その後、CH2Cl2中の2−チオフェンカルボニルクロライ
ドでトリエチルアミンの存在下において0℃で処理し、室温に加熱した。生成物
をEtOAc/ヘキサンから再結晶させた後、HCl(1M)及びTHFにより
処理して標記化合物を60%の収率で得た。これは、化合物5507の製造に使
用する出発アルデヒドである。参考例10:
5−(2−ジイソプロピルアミンエチル)
−2−チオフェンカルボキシアルデヒド
の製造
2−(ジイソプロピルアミノ)エタンチオール塩酸塩をDMSO中の水素化ナ
トリウムにより室温で1時間処理した。DMSO中の5−ブロモ−2−チオフェ
ンカルボキシアルデヒドをその後添加し、反応混合物を室温で3時間保持した。
標記化合物を36%の収率で得た。これは、化合物5399の製造に使用する出
発アルデヒドである。参考例11:
式(IV)の化合物の製造
1,4−ジアセチル−2,5−ピペラジンジオン(化合物11.1)をカリウ
ムt−ブトキシド/t−ブタノールの存在下にTHF中のアルデヒド11.2に
より0℃で処理した。反応混合物を16時間にわたり室温に加温して化合物11
.3を得た。これは化合物5455の製造に使用する。
11.2を適当に置換したアルデヒドで置き換えることにより、先に定義した
Xがシクロヘキシル又はイソプロピル基である式(IV)の化合物を製造するこ
とができる。これらは、それぞれ、化合物5454及び5448の製造の出発化
合物である。実施例1:
5128の製造
参考例1に記載のように製造した1−アセチル−3−ベンジリデン−2,5−
ピペラジンジオン(1.141g、4.68mmol)及び炭酸セシウム(1.
523g、1当量)を乾燥ジメチルホルムアミド(DMF)中
に懸濁させた。参考例2に記載のように製造した4−(2−ジメチルアミノエチ
ルチオ)−ベンズアルデヒド(1.125g、1.1当量)をその後添加した。
反応混合物を90℃まで加熱した。1時間後、水を添加し、混合物を一晩中撹拌
した。混合物をその後濾過し、固体を集めメタノール/ジクロロメタンから再結
晶させ淡黄色固体として生成物を得た(62%)。実施例2:
5129の製造
1−アセチル−3−(3−フリルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン(1
.0g、4.27mmol)を乾燥DMF(10ml)に溶解させ、炭酸セシウ
ム(1.39g、1当量)及び参考例2に記載のように製造した5127(89
3mg、1当量)を添加した。反応混合物をその後撹拌しながら90℃まで加熱
した。2時間後、反応混合物を冷却し、水を添加し、得られた固体を濾過により
集めてメタノール/ジクロロメタンから再結晶させた。生成物を黄色固体として
得た(17%)。実施例3:
5131の製造
参考例1に記載のように製造した1−アセチル−3−ベンジリデン 2,5−
ピペラジンジオン(500mg、2.05mmol)を乾燥DMF(4ml)に
溶解させ、参考例3に記載のように製造した5−(2−ジメチルア
ミノエチルチオ)−2−チオフェンカルボキシアルデヒド(485mg、1.1
当量)を炭酸セシウム(668mg、1当量)とともに添加した。反応混合物を
90℃まで加熱した。1時間後、tlcによる分析は、出発物質が存在しないこ
とを示した。それゆえ反応混合物を冷却し、水を添加し、沈殿を濾過により集め
た。これをその後メタノール/ジクロロメタンから再結晶させて標記化合物を黄
色固体として得た(53%)。実施例4:
5133の製造
参考例4(1g、3.1mmol)の生成物を炭酸セシウム(1.01g、1
当量)及びチオフェン−3−カルボキシアルデヒド(0.35g、1当量)とと
もに90℃に加熱した。3時間後、混合物を室温まで冷却し、水を添加した。形
成された固体を濾過し、水、メタノール及びジエチルエーテルで洗浄した。固体
をメタノール/ジクロロメタンから再結晶させ、得られた結晶を濾過し、乾燥さ
せて標記化合物0.458gを得た(収率37.09%)。実施例5:
5141の製造
1−アセチル−3−ベンジリデン−2,5−ピペラジンジオン(260mg、
1.07mmol)を乾燥DMF(2ml)中に溶解させ、炭酸セシウム(34
.8m
g、1当量)を、参考例5で製造した4−(2−ジメチルアミノエチルスルフィ
ニル)ベンズアルデヒド(240mg、1当量)とともに添加した。反応混合物
を80℃で2時間加熱し、反応混合物をその後冷却し、水を添加した。生成した
沈殿を濾過により集めてメタノール/ジクロロメタンから再結晶させた。標記化
合物を30%の収率で得た。実施例6:
塩の製造
5128.HCl(5128の塩酸塩)を以下のように製造した。5128(
300mg、0.76mmol)を乾燥THF(200ml)中に溶解させ、無
水塩化水素ガスを溶液に吹き込んだ。溶媒を真空中で除去し、得られた固体をメ
タノールから再結晶させた。塩が78%の収率で得られた。
同じ手順で、5129.HClを5129から73%の収率で得、5131.
HClを5131から76%の収率で得、5133.HClを5133から62
%の収率で得、5141.HClを5141から得た。実施例7:
PAIインヒビターとしての本化合物
の試験
本化合物をPAI色素原性基質アッセイで試験した。該アッセイ(ケイ.ニル
ソン(K.Nilsson),フィブリノ
リシス(Fibrinolysis)(1987)1,163−168)において、各々の化
合物を、tPAアッセイシステムに添加する前に、PAI−1とともにインキュ
ベートした。式(I)の化合物によるPAI−1の阻害は、プラスミノーゲンか
らプラスミンの生成を引き起こした。次に、該プラスミンは、色素原性基質S2
251(カビ−ヴィトラム(Kabi-Vitrum)を開裂し、405nmで分光光度分
析で検出されるpNA(p−ニトロアニリン)を生成した。
各化合物について、様々な濃度での色素原性基質アッセイにおいて測定された
阻害の程度又はIC50値を表1に示す。
実施例8: 医薬組成物
本発明の化合物を25mg含有し、各々重量が0.15gの錠剤を以下のよう
にして製造した:10,000錠の錠剤用の組成物
本発明の化合物(250g)
ラクトース(800g)
コーンスターチ(415g)
タルク粉末(30g)
ステアリン酸マグネシウム(5g)
本発明の化合物、ラクトース及び半量のコーンスターチを混合する。その後、
該混合物を、0.5mmのメッシュサイズの篩を通す。コーンスターチ(10g
)を温水(90ml)中に懸濁させる。得られるペーストを用い、粉末を顆粒化
する。顆粒を乾燥し、1.4mmのメッシュサイズの篩上で小さな砕片に粉砕す
る。残量のスターチ、タルク及びステアリン酸マグネシウムを加え、注意深く混
合し錠剤に加工する。実施例9:
本化合物の特徴付け
上記の実施例において調製した化合物及び塩を、質量分析、微量分析及びプロ
トン核磁気共鳴技術により特徴付けした。結果を表2に記載する:
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07D 409/06 241 9053−4C C07D 409/06 241
409/14 213 9053−4C 409/14 213
215 9053−4C 215
241 9053−4C 241
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR,
KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M
N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU
,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,
UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 レイサム クリストファー ジョン
イギリス国 エスエル1 4イーエフ バ
ークシャー スラウ バス ロード 240
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.一般式(I): [式中、R7およびR8はそれぞれ、同一または異なって良く、水素またはニトロ 基であり; R9およびR10はそれぞれ、同一または異なって良く、水素またはニトロ基であ る)であり; nは0、1または2であり; mは1〜6の整数であり; R6はそれぞれ、同一または異なって良く、C1−C6アルキル基であり;および Xは以下から選択される: (i)以下の一般式のフェニル基 [式中、R1〜R5はそれぞれ、同一または異なって良く、独立に、水素、非置換 または1個以上のハロゲン原子で置換されたC1−C6アルキル、C1−C6アルコ キシ、C1−C6アルキチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、必要に応じて置換 されたフェニル、ニトロベンジル、ベンジルオキシ、シアノ、−CH2OH、− CH2COOH、−CO2R11、−NHCOR14、−NHSO2R13、−SO2R13 、−CON(R11R12)、−(CH2)xN(R11R12)、−SOR13、−SO2 N(R11R12)、−N(R11R12)、−O(CH2)xN(R11R12)、−O(C H2)xCO2R11、−OCOR11、−CH2OCOR11、−CH2NHCOR11、 −CH2NHCOOR13、−CH2SR11、−CH2SCOR11、−CH2S(O)y R13、−CH2NHCO(CH2)xCO2R11、−N(R11)COR12、−NH COCF3、−NHCO(CH2)xCO2R11、−NHCO(CH2)xOCOR11 および−NHCO(CH2)xOR11(ここで、xは0または1〜6の整数であり 、Yは1または2であり、R11およびR12はそれぞれ独立にHまたはC1−C6ア ルキルであり、R13はC1−C6アルキルであり、R14はH、C1−C6ア ルキルまたはチオフェン基である;および/またはR1およびR2、R2およびR3 、R3およびR4またはR4およびR5のいずれかがフラン基に結合している炭素原 子とともに、必要に応じて置換されているベンゼン環または基 から選択される; (ii)フラン、チオフェン、ピリジン、キノリンおよびインドールから選択さ れる複素環、その最後のものは必要に応じてC1−C6アルキルでN−置換される ; (iii)C1−C6アルキル基、2,3−メチレンジオキシフェニル基または3 ,4−メチレンジオキシフェニル基;および (iv)基−(CH2)p−Z(ここで、pは0または1〜4の整数であり、Zは 、必要に応じて不飽和結合および/または1または2個の炭素原子架橋を含むシ クロヘキシル基であり、必要に応じて1個以上のC1−C6アルキル基で置換され ている)] のジケトピペラジン;またはその薬学的に許容される塩もしくはエステル。 2.Xが2−インドール、3−インドール、2−フラン、3−フラン、2− チオフェン、2−ピリジン、3−ピリジン、4−ピリジン、3−チオフェン、2 −キノ リン、4−キノリン、2−インドールおよび4−インドールから選択される複素 環である請求項1に記載の化合物。 3.ジケトピペラジンが下記一般式(A): [式中、R1〜R6は請求項1で定義されたものであり、nは0、1または2であ り、mは2または3である]を有する請求項1に記載の化合物。 4.ジケトピペラジンが下記一般式(B) [式中、R1〜R8は請求項1で定義されたものであり、nは0、1または2であ り、mは2または3である]を有する請求項1に記載の化合物。 5.下記から選択される化合物: (3Z,6Z)−3−(3−クロロベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−ジメチルアミノベンジリデン)−6−(4−(2− ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(3−ブロモベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−クロロベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−シアノベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(3,4−ジクロロベンジリデン)−6−(4−(2−ジ メチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(3−シアノベンジリデン)−6−(4−(2−ジメチル アミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−ブロモベンジリデン)−6 −(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジ ンジオン (3Z,6Z)−3−(4−ベンジルオキシベンジリデン)−6−(4−(2− ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(3−ベンジルオキシベンジリデン)−6−(4−(2− ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −6−(4−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −6−(4−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −6−(4−メチルチオベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −6−(4−tert−ブチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −6−(4−メチルベンジリデ ン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −6−(4−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −6−(4−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3−フリルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3−チエニルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(2−ナフチルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3−メチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3−メトキシ−4(4−ニトロベンジルオキシ)ベンジリデン)−2, 5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(3,4−メチレンジオキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−(2−ジメチルアミノエチルチオ)ベンジリデン) −3−(1−メチル−3−インドリル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチ オ)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルス ルフィニル)ベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(4−(2−ジメチルアミノエチルチ オ)−3−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(3−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(3,4−メチレンジオキシベンジリデン)−2,5−ピペラ ジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(2−ナフチル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジ ンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(2−フルオレニルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−3−(4−キノリ ルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−3−(2−キノリルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(3−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(3−トリフルオロメチルベンジリデン)−2,5−ピペラジ ンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(3−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−ニトロベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−メチルチオベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−ter t−ブチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(2−メチルプロピリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(2−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エチリデン)−2 ,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−メチルベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−メトキシベンジリデン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,5−ピペラジ ンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(3−メトキシ−4−(4−ニトロベンジルオキシ)ベンジリ デン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(2−メトキシ−1−ナフチル)メチレン−2,5−ピペラジ ンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(3,3−ジメチル−1−ブチリデン)−2,5−ピペラジン ジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(4−(2−チオフェンカルボキサミド)ベンジリデン)−2 ,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−3−(3−ピリジルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−3−(2−ピリジルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−3−(4−ピリジルメチレン)−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−3−(1−メチル −3−インドリル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−ジイソプロピルアミノエ チルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチ オ)−4−ニトロ−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(2,3−ジヒドロ−5−ベンゾフラニル)メチレン−6 −(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5 −ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチ オ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−アセトアミドベンジリデン)−3−(5−(2−ジ メチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオ ン (3Z,6Z)−6−(3−クロロベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(2−ブロモベンジリデン)−3 −(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5 −ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−クロロベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−シアノベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(3,4−ジクロロベンジリデン)−3−(5−(2−ジ メチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオ ン (3Z,6Z)−6−(3−ブロモベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(3−シアノベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−シクロヘキシルメチレン−3−(5−(2−ジメチルアミ ノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(4−ベンジルオキシベンジリデン)−3−(5−(2− ジメチルアミノエチルチオ)− 2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(3−ベンジルオキシベンジリデン)−3−(5−(2− ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジ オン (3Z,6Z)−6−(4−ブロモベンジリデン)−3−(5−(2−ジメチル アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−(9−アントリルメチレン)−3−(5−(2−ジメチル アミノエチルチオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(6−ジメチルアミノヘキシル チオ)−2−チエニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−6−ベンジリデン−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチ オ)−2−フリル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン (3Z,6Z)−3−(5−(2−ジメチルアミノエチルチオ)−2−チエニル )メチレン−6−(6,6−ジメチル−ビシクロ[3.1.1]ヘプト−2−エ ニル)メチレン−2,5−ピペラジンジオン。 6.薬学的に許容される担体または希釈剤および、有効成分として請求項1 〜5のいずれか1つに記載の化 合物を含む医薬組成物。 7.治療によりヒトまたは動物の身体を処置する方法に使用するための請求 項1〜6のいずれか1つに記載の化合物。 8.プラスミノーゲン・アクチベーター・インヒビターのインヒビターとし て使用するための請求項7に記載の化合物。 9.プラスミノーゲン・アクチベーター・インヒビターのインヒビターとし て使用するための医薬の製造における請求項1〜5のいずれか1つに記載の化合 物の使用。 10.請求項1に記載の一般式(I)の化合物を調製する方法であって、該 方法は、 (i)一般式(II) [式中、Y、R6、R7、R8、nおよびmは上記のように定義される]の化合物 を、一般式(III): [式中、Xは、上記のように定義され、X上の置換基のいずれかは必要に応じて 保護されている]の化合物とを有機溶媒中塩基の存在下に縮合させるか;あるい は (ii)一般式(IV) [式中、Xは上記のように定義され、X上の置換基のいずれかは必要に応じて保 護されている]の化合物を、一般式(V) [式中、Y、R6、R7、R8、nおよびmは前記のように定義される]の化合物 と有機溶媒中塩基の存在下に縮合させ;(i)または(ii)のいずれの場合に も、所望されるならば、必要に応じて存在する保護基を除去し、および/または 、所望されるならば、一般式(I)の化合物を一般式(I)の他の化合物に転換 し、および/ま たは、所望されるならば、一般式(I)の化合物をその薬学的に許容される塩ま たはエステルに転換し、および/または、所望されるならば、塩またはエステル を遊離化合物に転換し、および/または、所望されるならば、一般式(I)の化 合物の異性体の混合物を単一の異性体に分離する、 ことを包含する方法。
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