JPH1047940A - 測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホイールアラインメント測定方法 - Google Patents
測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホイールアラインメント測定方法Info
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- JPH1047940A JPH1047940A JP8206140A JP20614096A JPH1047940A JP H1047940 A JPH1047940 A JP H1047940A JP 8206140 A JP8206140 A JP 8206140A JP 20614096 A JP20614096 A JP 20614096A JP H1047940 A JPH1047940 A JP H1047940A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B2210/00—Aspects not specifically covered by any group under G01B, e.g. of wheel alignment, caliper-like sensors
- G01B2210/10—Wheel alignment
- G01B2210/14—One or more cameras or other optical devices capable of acquiring a two-dimensional image
- G01B2210/146—Two or more cameras imaging the same area
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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- G01B2210/10—Wheel alignment
- G01B2210/30—Reference markings, reflector, scale or other passive device
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定プレートとホイールアラインメント測定
装置との間の相対的位置関係を確実、かつ、迅速に把握
し、測定精度、信頼性及び再現性を向上する。 【解決手段】 第1撮像手段は、測定プレート4の試験
面4Sにおいて、第1基準マークMC1 及び複数の第2
基準マークMC2 を含む第1領域を撮像し、第1撮像信
号を相対基準位置算出手段に出力し、第2撮像手段は、
第1領域に含まれる第2領域を撮像し、第2撮像信号を
選択手段及び位置算出手段に出力し、選択手段は、第2
領域内に含まれる選択第2基準マークを選択し、相対基
準位置算出手段は、選択第2基準マークを第1領域内で
特定し、その位置座標を相対基準位置座標として算出
し、位置算出手段は、第2撮像信号及び相対基準位置座
標に基づいて第2領域内の所定位置の原点位置を基準と
する位置座標である原点位置基準位置座標を算出するの
で、ホイールアラインメントを3次元空間で非接触で連
続的に大領域を高精度で計測できる。
装置との間の相対的位置関係を確実、かつ、迅速に把握
し、測定精度、信頼性及び再現性を向上する。 【解決手段】 第1撮像手段は、測定プレート4の試験
面4Sにおいて、第1基準マークMC1 及び複数の第2
基準マークMC2 を含む第1領域を撮像し、第1撮像信
号を相対基準位置算出手段に出力し、第2撮像手段は、
第1領域に含まれる第2領域を撮像し、第2撮像信号を
選択手段及び位置算出手段に出力し、選択手段は、第2
領域内に含まれる選択第2基準マークを選択し、相対基
準位置算出手段は、選択第2基準マークを第1領域内で
特定し、その位置座標を相対基準位置座標として算出
し、位置算出手段は、第2撮像信号及び相対基準位置座
標に基づいて第2領域内の所定位置の原点位置を基準と
する位置座標である原点位置基準位置座標を算出するの
で、ホイールアラインメントを3次元空間で非接触で連
続的に大領域を高精度で計測できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定プレート、ホ
イールアラインメント測定装置及びホイールアラインメ
ント測定方法に係り、特に車両基本特性計測装置におい
て車両駆動時のタイヤホイールの変位及び角度を3次元
的に計測するホイールアラインメント測定に用いられる
測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホ
イールアラインメント測定方法に関する。
イールアラインメント測定装置及びホイールアラインメ
ント測定方法に係り、特に車両基本特性計測装置におい
て車両駆動時のタイヤホイールの変位及び角度を3次元
的に計測するホイールアラインメント測定に用いられる
測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホ
イールアラインメント測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のサスペンション特性及びステアリ
ング特性等の車両基本特性を試験室内で測定するための
試験装置として車両基本特性測定装置が知られている。
車両基本特性測定装置においては、試験車両を所定位置
に固定し、タイヤ接地点に回転、左右、上下、前後等の
力を印加して、その際に発生する反力を考慮して得られ
たホイールセンタ点での計測データを処理することによ
り様々な車両基本特性を測定することが可能である。
ング特性等の車両基本特性を試験室内で測定するための
試験装置として車両基本特性測定装置が知られている。
車両基本特性測定装置においては、試験車両を所定位置
に固定し、タイヤ接地点に回転、左右、上下、前後等の
力を印加して、その際に発生する反力を考慮して得られ
たホイールセンタ点での計測データを処理することによ
り様々な車両基本特性を測定することが可能である。
【0003】この車両基本特性測定装置の一部を構成す
るものとして、基準位置からタイヤホイールセンタまで
の距離に基づいて、スピン角、キャンバ角、トー角等の
ホイールアラインメントを測定するホイールアラインメ
ント測定装置がある。従来のホイールアラインメント測
定装置は、タイヤホイールを支持するとともにアクチュ
エータにより駆動されるプラットホーム上に固定される
とともに、タイヤホイールに連結されてタイヤホイール
の動きを機械的に検出するものが一般的であった。この
種の機械的ホイールアラインメント測定装置は、可動部
分の摩擦による計測精度の低下及び構成部品の慣性質量
等に起因する制約により高信頼度計測を行うことはでき
ないという不具合があった。
るものとして、基準位置からタイヤホイールセンタまで
の距離に基づいて、スピン角、キャンバ角、トー角等の
ホイールアラインメントを測定するホイールアラインメ
ント測定装置がある。従来のホイールアラインメント測
定装置は、タイヤホイールを支持するとともにアクチュ
エータにより駆動されるプラットホーム上に固定される
とともに、タイヤホイールに連結されてタイヤホイール
の動きを機械的に検出するものが一般的であった。この
種の機械的ホイールアラインメント測定装置は、可動部
分の摩擦による計測精度の低下及び構成部品の慣性質量
等に起因する制約により高信頼度計測を行うことはでき
ないという不具合があった。
【0004】この不具合を解決すべく従来より、レーザ
ービームセンサ、超音波センサ等の非接触の距離センサ
を用いた非接触型ホイールアラインメント測定装置が提
案されている。より具体的には、従来の超音波式ホイー
ルアラインメント測定装置は、複数の超音波センサをタ
イヤホイールの側方の所定位置に配置し、所定の基準位
置からタイヤホイール側面に取り付けられた測定用プレ
ート4P(図21参照)までの距離を超音波により測定
し、得られた測定データに基づいてキャンバ角、トー角
を求めるように構成されていた(詳細については、実開
昭63−44107号公報参照)。
ービームセンサ、超音波センサ等の非接触の距離センサ
を用いた非接触型ホイールアラインメント測定装置が提
案されている。より具体的には、従来の超音波式ホイー
ルアラインメント測定装置は、複数の超音波センサをタ
イヤホイールの側方の所定位置に配置し、所定の基準位
置からタイヤホイール側面に取り付けられた測定用プレ
ート4P(図21参照)までの距離を超音波により測定
し、得られた測定データに基づいてキャンバ角、トー角
を求めるように構成されていた(詳細については、実開
昭63−44107号公報参照)。
【0005】また、従来の光学式ホイールアラインメン
ト測定装置は、複数の光センサ(例えば、レーザ変位
計)を備えた測定ユニットをタイヤホイールの側方のプ
ラットホーム上に設置し、測定ユニットを車両の前後方
向に移動させて所定の基準位置からタイヤホイール側面
に取り付けられた測定用プレート4P(図17参照)ま
での距離を光学的に測定し、得られた測定データに基づ
いてキャンバ角、トー角を求めるように構成されていた
(詳細については、特開昭63−94103号公報参
照)。
ト測定装置は、複数の光センサ(例えば、レーザ変位
計)を備えた測定ユニットをタイヤホイールの側方のプ
ラットホーム上に設置し、測定ユニットを車両の前後方
向に移動させて所定の基準位置からタイヤホイール側面
に取り付けられた測定用プレート4P(図17参照)ま
での距離を光学的に測定し、得られた測定データに基づ
いてキャンバ角、トー角を求めるように構成されていた
(詳細については、特開昭63−94103号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
超音波式ホイールアラインメント測定装置は、大変位量
の計測が可能であるが、測定プレートの試験面に対する
超音波センサのセンサ軸の傾きの許容範囲は、反射角の
制限から最大±7[゜]程度であり、測定プレートの試
験面に対する超音波センサのセンサ軸の傾きが±45
[゜]となるステアリング系を含むホイールアラインメ
ントの計測等のように傾き範囲が広い計測には使用する
ことができないという問題点があった。
超音波式ホイールアラインメント測定装置は、大変位量
の計測が可能であるが、測定プレートの試験面に対する
超音波センサのセンサ軸の傾きの許容範囲は、反射角の
制限から最大±7[゜]程度であり、測定プレートの試
験面に対する超音波センサのセンサ軸の傾きが±45
[゜]となるステアリング系を含むホイールアラインメ
ントの計測等のように傾き範囲が広い計測には使用する
ことができないという問題点があった。
【0007】また、上記従来のレーザ変位計を用いた光
学式ホイールアラインメント測定装置は、測定プレート
の試験面−レーザ変位計間の基準距離を中心とする測定
可能変位レンジ(測定可能距離範囲)を最大±100
[mm]以上とすることは、精度上並びにコスト上の観
点から困難である。このため、実際の装置ではプラット
ホーム上に光学式ホイールアラインメント測定装置を固
定することにより、測定可能変位レンジの小さなレーザ
変位計を用いても測定が行えるようにしていた。
学式ホイールアラインメント測定装置は、測定プレート
の試験面−レーザ変位計間の基準距離を中心とする測定
可能変位レンジ(測定可能距離範囲)を最大±100
[mm]以上とすることは、精度上並びにコスト上の観
点から困難である。このため、実際の装置ではプラット
ホーム上に光学式ホイールアラインメント測定装置を固
定することにより、測定可能変位レンジの小さなレーザ
変位計を用いても測定が行えるようにしていた。
【0008】この場合において、実際に測定したいの
は、車両ボディーを基準とするホイールのアラインメン
トである。ところで、車両ボディーは所定の基準位置に
固定されているので、アクチュエータの駆動に伴ってプ
ラットホームがこの基準位置に対して変位したとして
も、プラットホームとホイールアラインメント測定装置
との相対的な位置関係は変化せず、ホイールアラインメ
ントの測定データはプラットホームの変位量を含むもの
となる。
は、車両ボディーを基準とするホイールのアラインメン
トである。ところで、車両ボディーは所定の基準位置に
固定されているので、アクチュエータの駆動に伴ってプ
ラットホームがこの基準位置に対して変位したとして
も、プラットホームとホイールアラインメント測定装置
との相対的な位置関係は変化せず、ホイールアラインメ
ントの測定データはプラットホームの変位量を含むもの
となる。
【0009】しかしながら、このプラットホームの変位
量はプラットホームの剛性変形の誤差を含み、この誤差
は測定データから分離することができないので、測定デ
ータは測定誤差を含むこととなり正確なホイールアライ
ンメント測定を行えないという問題点があった。
量はプラットホームの剛性変形の誤差を含み、この誤差
は測定データから分離することができないので、測定デ
ータは測定誤差を含むこととなり正確なホイールアライ
ンメント測定を行えないという問題点があった。
【0010】この測定誤差を除去すべくデータ補正を行
うことが考えられるが、誤差混入の条件は多様であるた
め、確実に補正することはできず、測定精度、信頼性及
び再現性に欠けるという問題点があった。そこで本発明
の目的は、測定プレートとホイールアラインメント測定
装置との間の相対的位置関係を連続的、かつ、高速に把
握し、ホイールアラインメントの測定精度、信頼性及び
再現性を向上することができる測定プレート、ホイール
アラインメント測定装置及びホイールアラインメント測
定方法を提供することにある。
うことが考えられるが、誤差混入の条件は多様であるた
め、確実に補正することはできず、測定精度、信頼性及
び再現性に欠けるという問題点があった。そこで本発明
の目的は、測定プレートとホイールアラインメント測定
装置との間の相対的位置関係を連続的、かつ、高速に把
握し、ホイールアラインメントの測定精度、信頼性及び
再現性を向上することができる測定プレート、ホイール
アラインメント測定装置及びホイールアラインメント測
定方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、所定の原点位置を中心座標
とする第1基準マークと、互いに平行な複数の第1仮想
線及び前記第1仮想線と交差するとともに互いに平行な
第2仮想線を想定し、前記第1仮想線と前記第2仮想線
との交点位置を中心座標とする複数の第2基準マーク
と、前記第1仮想線あるいは前記第2仮想線のいずれか
一方に平行、かつ、その離間距離が一定な複数の補正用
線と、が試験面に描かれるとともに、被検査車両の車輪
の回転軸の中心に前記原点位置が一致するように取り付
けられるように構成する。
め、請求項1記載の発明は、所定の原点位置を中心座標
とする第1基準マークと、互いに平行な複数の第1仮想
線及び前記第1仮想線と交差するとともに互いに平行な
第2仮想線を想定し、前記第1仮想線と前記第2仮想線
との交点位置を中心座標とする複数の第2基準マーク
と、前記第1仮想線あるいは前記第2仮想線のいずれか
一方に平行、かつ、その離間距離が一定な複数の補正用
線と、が試験面に描かれるとともに、被検査車両の車輪
の回転軸の中心に前記原点位置が一致するように取り付
けられるように構成する。
【0012】請求項1記載の発明によれば、所定の原点
位置を中心座標とする第1基準マークと、第1仮想線と
第2仮想線との交点位置を中心座標とする複数の第2基
準マークと、複数の補正用線と、が試験面に描かれると
ともに、被検査車両の車輪の回転軸の中心に原点位置が
一致するように取り付けられるので、第1基準マーク、
第2基準マーク及び補正用線を撮像することにより、撮
像画面上の任意の位置を被検査車両の車輪の回転軸の中
心との相対的な位置関係として容易に把握することがで
きる。
位置を中心座標とする第1基準マークと、第1仮想線と
第2仮想線との交点位置を中心座標とする複数の第2基
準マークと、複数の補正用線と、が試験面に描かれると
ともに、被検査車両の車輪の回転軸の中心に原点位置が
一致するように取り付けられるので、第1基準マーク、
第2基準マーク及び補正用線を撮像することにより、撮
像画面上の任意の位置を被検査車両の車輪の回転軸の中
心との相対的な位置関係として容易に把握することがで
きる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1基準マーク、前記第2基準マー
ク、前記補正用線は、互いに異なる色で描かれているよ
うに構成する。請求項2記載の発明によれば、請求項1
記載の発明の作用に加えて、第1基準マーク、第2基準
マーク、補正用線は、互いに異なる色で描かれているの
で、撮像画面の画像処理において容易に互いを識別する
ことができる。
明において、前記第1基準マーク、前記第2基準マー
ク、前記補正用線は、互いに異なる色で描かれているよ
うに構成する。請求項2記載の発明によれば、請求項1
記載の発明の作用に加えて、第1基準マーク、第2基準
マーク、補正用線は、互いに異なる色で描かれているの
で、撮像画面の画像処理において容易に互いを識別する
ことができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記第1基準マーク及び前記第2基準マー
クは、それぞれ赤色、緑色あるいは青色のいずれか一色
で描かれているように構成する。請求項3記載の発明に
よれば、請求項2記載の発明の作用に加えて、第1基準
マーク及び第2基準マークは、それぞれ赤色、緑色ある
いは青色のいずれか一色で描かれているので、画像処理
において色分解処理を行うことにより容易に互いを識別
して、処理をおこなうことができる。
明において、前記第1基準マーク及び前記第2基準マー
クは、それぞれ赤色、緑色あるいは青色のいずれか一色
で描かれているように構成する。請求項3記載の発明に
よれば、請求項2記載の発明の作用に加えて、第1基準
マーク及び第2基準マークは、それぞれ赤色、緑色ある
いは青色のいずれか一色で描かれているので、画像処理
において色分解処理を行うことにより容易に互いを識別
して、処理をおこなうことができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の発明において、前記試験面の前記第1基準マ
ーク、前記第2基準マーク及び前記補正用線を除く領域
であるベース領域と、前記補正用線とは、一方が白色で
あり、他方が黒色であるように構成する。
項3記載の発明において、前記試験面の前記第1基準マ
ーク、前記第2基準マーク及び前記補正用線を除く領域
であるベース領域と、前記補正用線とは、一方が白色で
あり、他方が黒色であるように構成する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は請求項3記載の発明の作用に加えて、試験面の第1基
準マーク、第2基準マーク及び補正用線を除く領域であ
るベース領域と、補正用線とは、一方が白色であり、他
方が黒色であるように構成するので、2値化処理により
容易に補正用線を識別することが可能となる。
は請求項3記載の発明の作用に加えて、試験面の第1基
準マーク、第2基準マーク及び補正用線を除く領域であ
るベース領域と、補正用線とは、一方が白色であり、他
方が黒色であるように構成するので、2値化処理により
容易に補正用線を識別することが可能となる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求
項4のいずれかに記載の発明において、前記第1基準マ
ークは、測定車両の塗装色とは異なる色に設定されてい
る。請求項5記載の発明によれば、請求項2乃至請求項
4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、第1基準マ
ークは、測定車両の塗装色とは異なる色に設定されてい
るので、画像処理において、塗装色が第1基準マークと
誤認識されることがない。
項4のいずれかに記載の発明において、前記第1基準マ
ークは、測定車両の塗装色とは異なる色に設定されてい
る。請求項5記載の発明によれば、請求項2乃至請求項
4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、第1基準マ
ークは、測定車両の塗装色とは異なる色に設定されてい
るので、画像処理において、塗装色が第1基準マークと
誤認識されることがない。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の測定プレートを用いてホイール
アラインメントを測定するホイールアラインメント測定
装置であって、前記測定プレートの前記試験面におい
て、前記第1基準マーク及び複数の前記第2基準マーク
を含む第1領域を撮像し、第1撮像信号を出力する第1
撮像手段と、前記第1撮像手段の光軸との位置関係が予
め関係づけられた光軸を有し、前記第1領域より小さな
面積を有する前記第1領域に含まれる第2領域を撮像
し、第2撮像信号を出力する第2撮像手段と、前記第2
撮像信号に基づいて前記第2領域内に含まれるいずれか
一の前記第2基準マークを選択第2基準マークとして選
択する選択手段と、前記第1撮像信号に基づいて前記選
択第2基準マークを前記第1領域内で特定し、当該特定
した前記選択第2基準マークの位置座標を相対基準位置
座標として算出する相対基準位置算出手段と、前記第2
撮像信号及び前記相対基準位置座標に基づいて前記第2
領域内の所定位置の前記原点位置を基準とする位置座標
である原点位置基準位置座標を算出する位置算出手段
と、を備えて構成する。
項4のいずれかに記載の測定プレートを用いてホイール
アラインメントを測定するホイールアラインメント測定
装置であって、前記測定プレートの前記試験面におい
て、前記第1基準マーク及び複数の前記第2基準マーク
を含む第1領域を撮像し、第1撮像信号を出力する第1
撮像手段と、前記第1撮像手段の光軸との位置関係が予
め関係づけられた光軸を有し、前記第1領域より小さな
面積を有する前記第1領域に含まれる第2領域を撮像
し、第2撮像信号を出力する第2撮像手段と、前記第2
撮像信号に基づいて前記第2領域内に含まれるいずれか
一の前記第2基準マークを選択第2基準マークとして選
択する選択手段と、前記第1撮像信号に基づいて前記選
択第2基準マークを前記第1領域内で特定し、当該特定
した前記選択第2基準マークの位置座標を相対基準位置
座標として算出する相対基準位置算出手段と、前記第2
撮像信号及び前記相対基準位置座標に基づいて前記第2
領域内の所定位置の前記原点位置を基準とする位置座標
である原点位置基準位置座標を算出する位置算出手段
と、を備えて構成する。
【0019】請求項6記載の発明によれば、第1撮像手
段は、測定プレートの試験面において、第1基準マーク
及び複数の第2基準マークを含む第1領域を撮像し、第
1撮像信号を相対基準位置算出手段に出力する。第2撮
像手段は、第1領域より小さな面積を有する第1領域に
含まれる第2領域を撮像し、第2撮像信号を選択手段及
び位置算出手段に出力する。
段は、測定プレートの試験面において、第1基準マーク
及び複数の第2基準マークを含む第1領域を撮像し、第
1撮像信号を相対基準位置算出手段に出力する。第2撮
像手段は、第1領域より小さな面積を有する第1領域に
含まれる第2領域を撮像し、第2撮像信号を選択手段及
び位置算出手段に出力する。
【0020】選択手段は、第2撮像信号に基づいて第2
領域内に含まれるいずれか一の第2基準マークを選択第
2基準マークとして選択する。相対基準位置算出手段
は、第1撮像信号に基づいて選択第2基準マークを第1
領域内で特定し、当該特定した選択第2基準マークの位
置座標を相対基準位置座標として算出する。
領域内に含まれるいずれか一の第2基準マークを選択第
2基準マークとして選択する。相対基準位置算出手段
は、第1撮像信号に基づいて選択第2基準マークを第1
領域内で特定し、当該特定した選択第2基準マークの位
置座標を相対基準位置座標として算出する。
【0021】位置算出手段は、第2撮像信号及び相対基
準位置座標に基づいて第2領域内の所定位置の原点位置
を基準とする位置座標である原点位置基準位置座標を算
出する。請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明に
おいて、前記選択手段は、前記第2領域内に含まれる前
記第2基準マークのうち、前記所定位置の最も近傍にあ
る前記第2基準マークを前記選択第2基準マークとして
選択するように構成する。
準位置座標に基づいて第2領域内の所定位置の原点位置
を基準とする位置座標である原点位置基準位置座標を算
出する。請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明に
おいて、前記選択手段は、前記第2領域内に含まれる前
記第2基準マークのうち、前記所定位置の最も近傍にあ
る前記第2基準マークを前記選択第2基準マークとして
選択するように構成する。
【0022】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明の作用に加えて、選択手段は、第2領域内に含
まれる第2基準マークのうち、所定位置の最も近傍にあ
る第2基準マークを選択第2基準マークとして選択する
ので、より誤差の少ない原点位置基準位置座標を算出す
ることができる。
載の発明の作用に加えて、選択手段は、第2領域内に含
まれる第2基準マークのうち、所定位置の最も近傍にあ
る第2基準マークを選択第2基準マークとして選択する
ので、より誤差の少ない原点位置基準位置座標を算出す
ることができる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項6又は請求
項7記載の発明において、前記第1撮像信号及び第2撮
像信号が入力され、色分解を行って第1赤色撮像信号、
第1緑色撮像信号及び第1青色撮像信号からなる第1色
分解撮像信号並びに第2赤色撮像信号、第2緑色撮像信
号及び第2青色撮像信号からなる第2色分解撮像信号を
出力する色分解手段を有し、前記選択手段は、前記第2
色分解撮像信号に基づいて、前記特定第2基準マークを
特定し、前記相対基準位置算出手段は、前記第1色分解
撮像信号に基づいて前記相対基準位置座標を算出するよ
うに構成する。
項7記載の発明において、前記第1撮像信号及び第2撮
像信号が入力され、色分解を行って第1赤色撮像信号、
第1緑色撮像信号及び第1青色撮像信号からなる第1色
分解撮像信号並びに第2赤色撮像信号、第2緑色撮像信
号及び第2青色撮像信号からなる第2色分解撮像信号を
出力する色分解手段を有し、前記選択手段は、前記第2
色分解撮像信号に基づいて、前記特定第2基準マークを
特定し、前記相対基準位置算出手段は、前記第1色分解
撮像信号に基づいて前記相対基準位置座標を算出するよ
うに構成する。
【0024】請求項8記載の発明によれば、請求項6又
は請求項7記載の発明の作用に加えて、色分解手段は、
第1撮像信号及び第2撮像信号が入力され、色分解を行
って第1赤色撮像信号、第1緑色撮像信号及び第1青色
撮像信号からなる第1色分解撮像信号を相対基準位置算
出手段に出力し、第2赤色撮像信号、第2緑色撮像信号
及び第2青色撮像信号からなる第2色分解撮像信号を選
択手段に出力する。
は請求項7記載の発明の作用に加えて、色分解手段は、
第1撮像信号及び第2撮像信号が入力され、色分解を行
って第1赤色撮像信号、第1緑色撮像信号及び第1青色
撮像信号からなる第1色分解撮像信号を相対基準位置算
出手段に出力し、第2赤色撮像信号、第2緑色撮像信号
及び第2青色撮像信号からなる第2色分解撮像信号を選
択手段に出力する。
【0025】選択手段は、第2色分解撮像信号に基づい
て、特定第2基準マークを特定し、相対基準位置算出手
段は、第1色分解撮像信号に基づいて相対基準位置座標
を算出する。請求項9記載の発明は、請求項6乃至請求
項8のいずれかに記載の発明において、前記相対基準位
置算出手段は、前記第2色分解撮像信号に基づいて前記
選択第2基準マークの中心位置座標を前記相対基準位置
座標として算出する中心位置算出手段を有し、前記位置
算出手段は、前記相対基準位置座標に対する前記所定位
置の相対位置座標を算出する相対位置座標算出手段と、
前記選択第2基準マークの中心位置座標に前記相対位置
座標を加算することにより前記原点位置基準位置座標と
して算出する原点基準位置座標算出手段と、を有するよ
うに構成する。
て、特定第2基準マークを特定し、相対基準位置算出手
段は、第1色分解撮像信号に基づいて相対基準位置座標
を算出する。請求項9記載の発明は、請求項6乃至請求
項8のいずれかに記載の発明において、前記相対基準位
置算出手段は、前記第2色分解撮像信号に基づいて前記
選択第2基準マークの中心位置座標を前記相対基準位置
座標として算出する中心位置算出手段を有し、前記位置
算出手段は、前記相対基準位置座標に対する前記所定位
置の相対位置座標を算出する相対位置座標算出手段と、
前記選択第2基準マークの中心位置座標に前記相対位置
座標を加算することにより前記原点位置基準位置座標と
して算出する原点基準位置座標算出手段と、を有するよ
うに構成する。
【0026】請求項9記載の発明によれば、請求項6乃
至請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、相
対基準位置算出手段の中心位置算出手段は、第2色分解
撮像信号に基づいて選択第2基準マークの中心位置座標
を相対基準位置座標として算出する。
至請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、相
対基準位置算出手段の中心位置算出手段は、第2色分解
撮像信号に基づいて選択第2基準マークの中心位置座標
を相対基準位置座標として算出する。
【0027】位置算出手段の相対位置座標算出手段は、
相対基準位置座標に対する所定位置の相対位置座標を算
出し、原点基準位置座標算出手段は、選択第2基準マー
クの中心位置座標に相対位置座標を加算することにより
原点位置基準位置座標として算出する。
相対基準位置座標に対する所定位置の相対位置座標を算
出し、原点基準位置座標算出手段は、選択第2基準マー
クの中心位置座標に相対位置座標を加算することにより
原点位置基準位置座標として算出する。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項6乃至請
求項9のいずれかに記載の発明において、前記測定プレ
ートの前記試験面上の相異なる位置までの距離を測定し
て測定信号を出力する複数の距離センサと、前記複数の
距離センサの測定信号に基づいて、前記試験面までの距
離及びキャンバ角を演算する距離演算手段と、を備えて
構成する。
求項9のいずれかに記載の発明において、前記測定プレ
ートの前記試験面上の相異なる位置までの距離を測定し
て測定信号を出力する複数の距離センサと、前記複数の
距離センサの測定信号に基づいて、前記試験面までの距
離及びキャンバ角を演算する距離演算手段と、を備えて
構成する。
【0029】請求項10記載の発明によれば、請求項6
乃至請求項9のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
距離演算手段は、測定プレートの試験面上の相異なる位
置までの距離を測定して測定信号を出力する複数の距離
センサと、複数の距離センサの測定信号に基づいて、試
験面までの距離及びキャンバ角を演算する。
乃至請求項9のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
距離演算手段は、測定プレートの試験面上の相異なる位
置までの距離を測定して測定信号を出力する複数の距離
センサと、複数の距離センサの測定信号に基づいて、試
験面までの距離及びキャンバ角を演算する。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載の測定プレートを用いてホイー
ルアラインメントを測定するホイールアラインメント測
定方法であって、前記測定プレートの前記試験面におい
て、前記第1基準マーク及び複数の前記第2基準マーク
を含む第1領域を撮像する第1撮像工程と、前記第1領
域より小さな面積を有する前記第1領域に含まれる第2
領域を撮像する第2撮像工程と、前記第2領域内に含ま
れるいずれか一の前記第2基準マークを選択第2基準マ
ークとして選択する選択工程と、前記選択第2基準マー
クを前記第1領域内で特定し、当該特定した前記選択第
2基準マークの位置座標を相対基準位置座標として算出
する相対基準位置算出工程と、前記第2領域内の所定位
置の前記原点位置を基準とする位置座標である原点位置
基準位置座標を前記相対基準位置座標に基づいて算出す
る位置算出工程と、を備えて構成する。
求項4のいずれかに記載の測定プレートを用いてホイー
ルアラインメントを測定するホイールアラインメント測
定方法であって、前記測定プレートの前記試験面におい
て、前記第1基準マーク及び複数の前記第2基準マーク
を含む第1領域を撮像する第1撮像工程と、前記第1領
域より小さな面積を有する前記第1領域に含まれる第2
領域を撮像する第2撮像工程と、前記第2領域内に含ま
れるいずれか一の前記第2基準マークを選択第2基準マ
ークとして選択する選択工程と、前記選択第2基準マー
クを前記第1領域内で特定し、当該特定した前記選択第
2基準マークの位置座標を相対基準位置座標として算出
する相対基準位置算出工程と、前記第2領域内の所定位
置の前記原点位置を基準とする位置座標である原点位置
基準位置座標を前記相対基準位置座標に基づいて算出す
る位置算出工程と、を備えて構成する。
【0031】請求項11記載の発明によれば、第1撮像
工程は、測定プレートの試験面において、第1基準マー
ク及び複数の第2基準マークを含む第1領域を撮像す
し、第2撮像工程は、第1領域より小さな面積を有する
第1領域に含まれる第2領域を撮像する。
工程は、測定プレートの試験面において、第1基準マー
ク及び複数の第2基準マークを含む第1領域を撮像す
し、第2撮像工程は、第1領域より小さな面積を有する
第1領域に含まれる第2領域を撮像する。
【0032】選択工程は、第2領域内に含まれるいずれ
か一の第2基準マークを選択第2基準マークとして選択
する。相対基準位置算出工程は、選択第2基準マークを
第1領域内で特定し、当該特定した選択第2基準マーク
の位置座標を相対基準位置座標として算出する。
か一の第2基準マークを選択第2基準マークとして選択
する。相対基準位置算出工程は、選択第2基準マークを
第1領域内で特定し、当該特定した選択第2基準マーク
の位置座標を相対基準位置座標として算出する。
【0033】位置算出工程は、第2領域内の所定位置の
原点位置を基準とする位置座標である原点位置基準位置
座標を相対基準位置座標に基づいて算出する。請求項1
2記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記
選択工程は、前記第2領域内に含まれる前記第2基準マ
ークのうち、前記所定位置の最も近傍にある前記第2基
準マークを前記選択第2基準マークとして選択するよう
に構成する。
原点位置を基準とする位置座標である原点位置基準位置
座標を相対基準位置座標に基づいて算出する。請求項1
2記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記
選択工程は、前記第2領域内に含まれる前記第2基準マ
ークのうち、前記所定位置の最も近傍にある前記第2基
準マークを前記選択第2基準マークとして選択するよう
に構成する。
【0034】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の作用に加えて、選択工程は、第2領域内
に含まれる第2基準マークのうち、所定位置の最も近傍
にある第2基準マークを選択第2基準マークとして選択
するので、より誤差の少ない原点位置基準位置座標を算
出することができる。
1記載の発明の作用に加えて、選択工程は、第2領域内
に含まれる第2基準マークのうち、所定位置の最も近傍
にある第2基準マークを選択第2基準マークとして選択
するので、より誤差の少ない原点位置基準位置座標を算
出することができる。
【0035】請求項13記載の発明は、請求項11又は
請求項12記載の発明において、前記第1撮像工程及び
第2撮像工程における撮像画面をそれぞれ色分解して第
1色分解撮像画面及び第2色分解撮像画面を生成する色
分解工程を有し、前記選択工程は、前記第2色分解撮像
画面に基づいて、前記特定第2基準マークを特定し、前
記相対基準位置算出工程は、前記第1色分解撮像画面に
基づいて前記相対基準位置座標を算出するように構成す
る。
請求項12記載の発明において、前記第1撮像工程及び
第2撮像工程における撮像画面をそれぞれ色分解して第
1色分解撮像画面及び第2色分解撮像画面を生成する色
分解工程を有し、前記選択工程は、前記第2色分解撮像
画面に基づいて、前記特定第2基準マークを特定し、前
記相対基準位置算出工程は、前記第1色分解撮像画面に
基づいて前記相対基準位置座標を算出するように構成す
る。
【0036】請求項13記載の発明によれば、請求項1
1又は請求項12記載の発明の作用に加えて、色分解工
程は、第1撮像工程及び第2撮像工程における撮像画面
をそれぞれ色分解して第1色分解撮像画面及び第2色分
解撮像画面を生成する。これにより選択工程は、第2色
分解撮像画面に基づいて、特定第2基準マークを特定
し、相対基準位置算出工程は、第1色分解撮像画面に基
づいて相対基準位置座標を算出する。
1又は請求項12記載の発明の作用に加えて、色分解工
程は、第1撮像工程及び第2撮像工程における撮像画面
をそれぞれ色分解して第1色分解撮像画面及び第2色分
解撮像画面を生成する。これにより選択工程は、第2色
分解撮像画面に基づいて、特定第2基準マークを特定
し、相対基準位置算出工程は、第1色分解撮像画面に基
づいて相対基準位置座標を算出する。
【0037】請求項14記載の発明は、請求項11乃至
請求項13のいずれかに記載の発明において、前記相対
基準位置算出工程は、前記第2色分解撮像画面に基づい
て前記選択第2基準マークの中心位置座標を前記相対基
準位置座標として算出する中心位置算出工程を有し、前
記位置算出工程は、前記相対基準位置座標に対する前記
所定位置の相対位置座標を算出する相対位置座標算出工
程と、前記選択第2基準マークの中心位置座標に前記相
対位置座標を加算することにより前記原点位置基準位置
座標として算出する原点基準位置座標算出工程と、を有
するように構成する。
請求項13のいずれかに記載の発明において、前記相対
基準位置算出工程は、前記第2色分解撮像画面に基づい
て前記選択第2基準マークの中心位置座標を前記相対基
準位置座標として算出する中心位置算出工程を有し、前
記位置算出工程は、前記相対基準位置座標に対する前記
所定位置の相対位置座標を算出する相対位置座標算出工
程と、前記選択第2基準マークの中心位置座標に前記相
対位置座標を加算することにより前記原点位置基準位置
座標として算出する原点基準位置座標算出工程と、を有
するように構成する。
【0038】請求項14記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項13のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、相対基準位置算出工程の中心位置算出工程は、第2
色分解撮像画面に基づいて選択第2基準マークの中心位
置座標を相対基準位置座標として算出する。
1乃至請求項13のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、相対基準位置算出工程の中心位置算出工程は、第2
色分解撮像画面に基づいて選択第2基準マークの中心位
置座標を相対基準位置座標として算出する。
【0039】位置算出工程の相対位置座標算出工程は、
相対基準位置座標に対する所定位置の相対位置座標を算
出し、原点基準位置座標算出工程は、選択第2基準マー
クの中心位置座標に相対位置座標を加算することにより
原点位置基準位置座標として算出する。
相対基準位置座標に対する所定位置の相対位置座標を算
出し、原点基準位置座標算出工程は、選択第2基準マー
クの中心位置座標に相対位置座標を加算することにより
原点位置基準位置座標として算出する。
【0040】請求項15記載の発明は、請求項11乃至
請求項14のいずれかに記載の発明において、前記測定
プレートの前記試験面上の相異なる複数の位置までの距
離を測定する距離測定工程と、前記測定した距離に基づ
いて前記試験面までの距離及びキャンバ角を演算する距
離演算工程と、を備えて構成する。
請求項14のいずれかに記載の発明において、前記測定
プレートの前記試験面上の相異なる複数の位置までの距
離を測定する距離測定工程と、前記測定した距離に基づ
いて前記試験面までの距離及びキャンバ角を演算する距
離演算工程と、を備えて構成する。
【0041】請求項15記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項14のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、距離工程は、測定プレートの試験面上の相異なる複
数の位置までの距離を測定し、距離演算工程は、測定し
た距離に基づいて試験面までの距離及びキャンバ角を演
算する。
1乃至請求項14のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、距離工程は、測定プレートの試験面上の相異なる複
数の位置までの距離を測定し、距離演算工程は、測定し
た距離に基づいて試験面までの距離及びキャンバ角を演
算する。
【0042】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。アラインメント測定装置の概要構成 図1にホイールアラインメント測定装置の概要構成ブロ
ック図を示す。
な実施形態を説明する。アラインメント測定装置の概要構成 図1にホイールアラインメント測定装置の概要構成ブロ
ック図を示す。
【0043】ホイールアラインメント測定装置1は、大
別すると、測定車両2のタイヤホイール3に取り付けら
れる測定プレート4と、カラー撮像が可能な2台のCC
Dカメラを有する撮像ユニット5により測定プレート4
の試験面4Sの撮像を行うとともに、3個のレーザ変位
計6-1〜6-3により測定プレートの試験面4Sまでの距
離を測定する測定ユニット7と、測定ユニット7の出力
信号に基づいてアラインメント演算を行うとともに、測
定ユニット7の制御を行うデータ処理制御ユニット8
と、を備えて構成されている。測定プレートの構成 図2に測定プレートの正面図を示す。図2(a)は、測
定プレートの正面図、図2(b)は、測定プレートの側
面図である。
別すると、測定車両2のタイヤホイール3に取り付けら
れる測定プレート4と、カラー撮像が可能な2台のCC
Dカメラを有する撮像ユニット5により測定プレート4
の試験面4Sの撮像を行うとともに、3個のレーザ変位
計6-1〜6-3により測定プレートの試験面4Sまでの距
離を測定する測定ユニット7と、測定ユニット7の出力
信号に基づいてアラインメント演算を行うとともに、測
定ユニット7の制御を行うデータ処理制御ユニット8
と、を備えて構成されている。測定プレートの構成 図2に測定プレートの正面図を示す。図2(a)は、測
定プレートの正面図、図2(b)は、測定プレートの側
面図である。
【0044】測定プレート4の試験面4Sは、図2に示
すように、平面形状を有し、黒色に着色されたベース部
BBと、赤色に着色された試験面4Sの原点Oを中心と
する第1基準マークとしての第1円マークMC1 と、互
いに平行な複数の第1仮想線(図2(a)中、2本の第
1仮想線VL11、VL12のみ図示している。)及び第1
仮想線VL11、VL12と交差するとともに互いに平行な
第2仮想線(図2(a)中、2本の第2仮想線VL21、
V22のみ図示している。)を想定し、第1仮想線VL1
1、VL12と前記第2仮想線VL21、V22との交点位置
を中心座標とする青色に着色された第2基準マークとし
ての複数の第2円マークMC2 と、第1仮想線VL11、
VL12あるいは第2仮想線VL21、V22のいずれか一方
に平行(図2(a)中では、第2仮想線VL21、V22に
平行に図示している。)、かつ、その離間距離Δdが一
定な白色により描かれた複数の補正用線CLと、レーザ
変位計6-1〜6-3の測定光が照射される測距用領域ML
Aを備えて構成されている。
すように、平面形状を有し、黒色に着色されたベース部
BBと、赤色に着色された試験面4Sの原点Oを中心と
する第1基準マークとしての第1円マークMC1 と、互
いに平行な複数の第1仮想線(図2(a)中、2本の第
1仮想線VL11、VL12のみ図示している。)及び第1
仮想線VL11、VL12と交差するとともに互いに平行な
第2仮想線(図2(a)中、2本の第2仮想線VL21、
V22のみ図示している。)を想定し、第1仮想線VL1
1、VL12と前記第2仮想線VL21、V22との交点位置
を中心座標とする青色に着色された第2基準マークとし
ての複数の第2円マークMC2 と、第1仮想線VL11、
VL12あるいは第2仮想線VL21、V22のいずれか一方
に平行(図2(a)中では、第2仮想線VL21、V22に
平行に図示している。)、かつ、その離間距離Δdが一
定な白色により描かれた複数の補正用線CLと、レーザ
変位計6-1〜6-3の測定光が照射される測距用領域ML
Aを備えて構成されている。
【0045】上述した円マークMC1 、MC2 及び補正
用線CLは計測スケールとして用いるため、所望の精度
を達成可能に所定の精度で描画されている必要がある。
図3に測定プレート4の試験面4Sの詳細説明図を示
す。第1円マークMC1 の中心と第1円マークMC1 に
最も近い第2円マークMC2 の中心とのX方向距離及び
第2円マークMC2 の中心と当該2円マークMC2に最
も近い第2円マークMC2 の中心とのX方向距離は、距
離Lxだけ離間して配置されている。
用線CLは計測スケールとして用いるため、所望の精度
を達成可能に所定の精度で描画されている必要がある。
図3に測定プレート4の試験面4Sの詳細説明図を示
す。第1円マークMC1 の中心と第1円マークMC1 に
最も近い第2円マークMC2 の中心とのX方向距離及び
第2円マークMC2 の中心と当該2円マークMC2に最
も近い第2円マークMC2 の中心とのX方向距離は、距
離Lxだけ離間して配置されている。
【0046】第1円マークMC1 の中心と第1円マーク
MC1 に最も近い第2円マークMC2 の中心とのZ方向
距離及び第2円マークMC2 の中心と当該2円マークM
C2に最も近い第2円マークMC2 の中心とのZ方向距
離は、距離Lzだけ離間して配置されている。
MC1 に最も近い第2円マークMC2 の中心とのZ方向
距離及び第2円マークMC2 の中心と当該2円マークM
C2に最も近い第2円マークMC2 の中心とのZ方向距
離は、距離Lzだけ離間して配置されている。
【0047】この場合において、距離Lxと距離Lzと
は、必ずしも等しい必要はないが、演算処理の簡略化の
ためには、 Lx=Lz に設定するのが好ましい。
は、必ずしも等しい必要はないが、演算処理の簡略化の
ためには、 Lx=Lz に設定するのが好ましい。
【0048】また、ある補正用線CLと当該補正用CL
に最も近接する補正用CLとは距離Δdだけ離間して配
置されている。この場合において、画像処理の簡略化を
図るためには、補正用線CLが第1円マークMC1 及び
第2円マークMC2 と重なり合わないように、 Δd=Lz に設定し、補正用線CLと第2円マークMC2 の中心と
の距離は、 Δd/2=Lz/2 に設定するのが好ましい。
に最も近接する補正用CLとは距離Δdだけ離間して配
置されている。この場合において、画像処理の簡略化を
図るためには、補正用線CLが第1円マークMC1 及び
第2円マークMC2 と重なり合わないように、 Δd=Lz に設定し、補正用線CLと第2円マークMC2 の中心と
の距離は、 Δd/2=Lz/2 に設定するのが好ましい。
【0049】さらに、第1円マークMC1 の直径RMC
1 と、第2円マークMC2 の直径RMC2 とは、第1円
マークMC1 が粗(ラフ)測定に用いられ、第2円マー
クMC2 が精密(ファイン)測定に用いられることか
ら、 RMC1 ≒2×RMC2 程度とするのが測定精度、画像処理の容易さ等の観点よ
り好ましく、第2円マークMC2 の寸法としては、1
[cm]程度が好ましい。
1 と、第2円マークMC2 の直径RMC2 とは、第1円
マークMC1 が粗(ラフ)測定に用いられ、第2円マー
クMC2 が精密(ファイン)測定に用いられることか
ら、 RMC1 ≒2×RMC2 程度とするのが測定精度、画像処理の容易さ等の観点よ
り好ましく、第2円マークMC2 の寸法としては、1
[cm]程度が好ましい。
【0050】これらの寸法公差としては、最終目的精度
が数100[μm]程度の場合、±数10[μm]以内
とするのが好ましい。以上の説明においては、第1円マ
ークMC1 は赤色、第2円マークMC2 は青色に着色し
ていたが、光の三原色である赤色、緑色、青色のうち互
いに異なるいずれか一色を用いていれば後述の処理が同
様に可能である。
が数100[μm]程度の場合、±数10[μm]以内
とするのが好ましい。以上の説明においては、第1円マ
ークMC1 は赤色、第2円マークMC2 は青色に着色し
ていたが、光の三原色である赤色、緑色、青色のうち互
いに異なるいずれか一色を用いていれば後述の処理が同
様に可能である。
【0051】なお、この場合において、データ処理エラ
ーの発生を防止するため、第1円マークMC1 の色とし
ては、測定車両2の撮像画面中に含まれる色以外の色に
設定するのが好ましい。より具体的には、例えば、測定
車両2が赤色に塗装されている場合には、第1円マーク
を緑色とする。
ーの発生を防止するため、第1円マークMC1 の色とし
ては、測定車両2の撮像画面中に含まれる色以外の色に
設定するのが好ましい。より具体的には、例えば、測定
車両2が赤色に塗装されている場合には、第1円マーク
を緑色とする。
【0052】同様に、ベース部BBは黒色、補正用線C
Lは白色としていたが、逆の場合にも後述の画像処理が
可能である。本実施形態においては、第1仮想線VL1
1、VL12と、第2仮想線VL21、VL22とは、互いに
直交するようにしていたが、これに限られるものではな
く、演算処理は複雑になるが、所定角度で交差するよう
に所定間隔で配置するように想定すれば同様の効果が得
られる。
Lは白色としていたが、逆の場合にも後述の画像処理が
可能である。本実施形態においては、第1仮想線VL1
1、VL12と、第2仮想線VL21、VL22とは、互いに
直交するようにしていたが、これに限られるものではな
く、演算処理は複雑になるが、所定角度で交差するよう
に所定間隔で配置するように想定すれば同様の効果が得
られる。
【0053】測定ユニットの構成 図4に測定ユニットの部分透視外観斜視図を、図5に測
定ユニットの正面図を、図6に測定ユニットの側面図を
示す。測定ユニット7は、3個のレーザ変位計6-1〜6
-3を保持する略L字形状の保持プレート10と、保持プ
レート10の後方から測定プレート4を撮像すべく、保
持プレート10の背面側に設けられた撮像ユニット5
と、Z軸方向ステップモータ11を駆動することにより
保持プレート10及び撮像ユニット5をZ軸方向に駆動
するZ軸方向駆動ユニット12と、X軸方向ステップモ
ータ13を駆動することにより保持プレート10及び撮
像ユニット5をX軸方向に駆動するX軸方向駆動ユニッ
ト14と、保持プレート10、撮像ユニット5、Z軸方
向駆動ユニット12及びX軸方向駆動ユニット14を背
面側で保持する保持アーム部15と、保持アーム部15
を大地に固定状態で保持するベースユニット16と、を
備えて構成されている。
定ユニットの正面図を、図6に測定ユニットの側面図を
示す。測定ユニット7は、3個のレーザ変位計6-1〜6
-3を保持する略L字形状の保持プレート10と、保持プ
レート10の後方から測定プレート4を撮像すべく、保
持プレート10の背面側に設けられた撮像ユニット5
と、Z軸方向ステップモータ11を駆動することにより
保持プレート10及び撮像ユニット5をZ軸方向に駆動
するZ軸方向駆動ユニット12と、X軸方向ステップモ
ータ13を駆動することにより保持プレート10及び撮
像ユニット5をX軸方向に駆動するX軸方向駆動ユニッ
ト14と、保持プレート10、撮像ユニット5、Z軸方
向駆動ユニット12及びX軸方向駆動ユニット14を背
面側で保持する保持アーム部15と、保持アーム部15
を大地に固定状態で保持するベースユニット16と、を
備えて構成されている。
【0054】Z軸方向駆動ユニット12は、送り用溝が
刻まれたスクリューシャフト17と、スクリューシャフ
ト17に摺動可能に係合しているともに、保持プレート
10を保持するスライダ部18と、手動で位置合わせを
行うためのZ軸方向駆動ノブを有する図示しないZ軸方
向手動駆動ユニットと、を備えて構成されている。
刻まれたスクリューシャフト17と、スクリューシャフ
ト17に摺動可能に係合しているともに、保持プレート
10を保持するスライダ部18と、手動で位置合わせを
行うためのZ軸方向駆動ノブを有する図示しないZ軸方
向手動駆動ユニットと、を備えて構成されている。
【0055】X軸方向駆動ユニット14は、送り用溝が
刻まれたスクリューシャフト19と、スクリューシャフ
ト19に摺動可能に係合しているともに、保持アーム部
15を保持するスライダ部20と、を備えて構成されて
いる。また、測定ユニット7は、Y軸方向に手動で位置
合わせを行うためのY軸方向駆動ノブを有する図示しな
いY軸方向手動ユニットを備えて構成されている。
刻まれたスクリューシャフト19と、スクリューシャフ
ト19に摺動可能に係合しているともに、保持アーム部
15を保持するスライダ部20と、を備えて構成されて
いる。また、測定ユニット7は、Y軸方向に手動で位置
合わせを行うためのY軸方向駆動ノブを有する図示しな
いY軸方向手動ユニットを備えて構成されている。
【0056】さらに測定ユニット7は、図示しない測定
車両2のボディの位置、傾きを検出するボディセンサを
有し、プラットホームPHが加力ヘッド9により上下方
向に駆動されることにより変化する検出点BP(図4参
照)の位置を機械的に検出することにより測定車両2の
ボディの位置、傾きを検出し、この検出データに基づい
てデータ処理制御ユニット8が測定データの補正等を行
っている。プロセッサ本体の構成 図7にデータ処理制御ユニット8の概要構成ブロック図
を示す。
車両2のボディの位置、傾きを検出するボディセンサを
有し、プラットホームPHが加力ヘッド9により上下方
向に駆動されることにより変化する検出点BP(図4参
照)の位置を機械的に検出することにより測定車両2の
ボディの位置、傾きを検出し、この検出データに基づい
てデータ処理制御ユニット8が測定データの補正等を行
っている。プロセッサ本体の構成 図7にデータ処理制御ユニット8の概要構成ブロック図
を示す。
【0057】データ処理制御ユニット8は、後述するカ
ラーCCDカメラ5Aの出力する第1撮像データDGG
1 あるいはカラーCCDカメラ5Bの出力する第2撮像
データDGG2 のいずれかに基づいて画像表示を行うデ
ィスプレイ25と、位置制御データDPCに基づいてZ軸
方向ステップモータ11及びX軸方向ステップモータ1
4の駆動制御を行うX,Zパルスモータ制御部26と、
撮像ユニット5から出力される第1撮像データDGG1
及び第2撮像データDGG2 に基づいて色分解処理を行
い、赤色に対応する赤色撮像データDR、緑色に対応す
る緑色撮像データDG及び青色に対応する青色撮像デー
タDBを出力する色分解処理回路27と、3個のレーザ
変位計6-1〜6-3 の出力信号DLD1 〜DLD3 並び
に赤色撮像データDR、緑色撮像データDG及び青色撮
像データDBに基づいて、撮像ユニット5の二つの撮像
画面のうち、高解像度の撮像画面中の所定位置(例え
ば、撮像画面の中心位置)の測定プレート4の試験面4
S上におけるX座標データX、試験面4SのY座標デー
タY及び高解像度の撮像画面中の所定位置の測定プレー
ト4の試験面4S上におけるZ座標データZ並びに試験
面4SのX軸に対する傾きθx、試験面4SのY軸に対
する傾きθy及び試験面4SのZ軸に対する傾きθz(こ
れらの傾きは、スピンアングルデータDSP及びキャン
バ角データDCBの演算の基準となる)を出力するとと
もに、位置制御データDPCを出力する演算処理部28
と、を備えて構成されている。
ラーCCDカメラ5Aの出力する第1撮像データDGG
1 あるいはカラーCCDカメラ5Bの出力する第2撮像
データDGG2 のいずれかに基づいて画像表示を行うデ
ィスプレイ25と、位置制御データDPCに基づいてZ軸
方向ステップモータ11及びX軸方向ステップモータ1
4の駆動制御を行うX,Zパルスモータ制御部26と、
撮像ユニット5から出力される第1撮像データDGG1
及び第2撮像データDGG2 に基づいて色分解処理を行
い、赤色に対応する赤色撮像データDR、緑色に対応す
る緑色撮像データDG及び青色に対応する青色撮像デー
タDBを出力する色分解処理回路27と、3個のレーザ
変位計6-1〜6-3 の出力信号DLD1 〜DLD3 並び
に赤色撮像データDR、緑色撮像データDG及び青色撮
像データDBに基づいて、撮像ユニット5の二つの撮像
画面のうち、高解像度の撮像画面中の所定位置(例え
ば、撮像画面の中心位置)の測定プレート4の試験面4
S上におけるX座標データX、試験面4SのY座標デー
タY及び高解像度の撮像画面中の所定位置の測定プレー
ト4の試験面4S上におけるZ座標データZ並びに試験
面4SのX軸に対する傾きθx、試験面4SのY軸に対
する傾きθy及び試験面4SのZ軸に対する傾きθz(こ
れらの傾きは、スピンアングルデータDSP及びキャン
バ角データDCBの演算の基準となる)を出力するとと
もに、位置制御データDPCを出力する演算処理部28
と、を備えて構成されている。
【0058】この場合において、赤色撮像データDRに
は、第1撮像データDGG1 に対応する第1赤色撮像デ
ータDR1 及び第2撮像データDGG2 に対応する第2
赤色撮像データDR2 が含まれ、緑色撮像データDGに
は、第1撮像データDGG1に対応する第1緑色撮像デ
ータDG1 及び第2撮像データDGG2 に対応する第2
緑色撮像データDG2 が含まれ、青色撮像データDBに
は、第1撮像データDGG1 に対応する第1青色撮像デ
ータDB1 及び第2撮像データDGG2 に対応する第2
青色撮像データDB2 が含まれているものとする。撮像ユニットの構成 図8に撮像ユニットの概要構成図を示す。
は、第1撮像データDGG1 に対応する第1赤色撮像デ
ータDR1 及び第2撮像データDGG2 に対応する第2
赤色撮像データDR2 が含まれ、緑色撮像データDGに
は、第1撮像データDGG1に対応する第1緑色撮像デ
ータDG1 及び第2撮像データDGG2 に対応する第2
緑色撮像データDG2 が含まれ、青色撮像データDBに
は、第1撮像データDGG1 に対応する第1青色撮像デ
ータDB1 及び第2撮像データDGG2 に対応する第2
青色撮像データDB2 が含まれているものとする。撮像ユニットの構成 図8に撮像ユニットの概要構成図を示す。
【0059】撮像ユニット5は、その光軸が後述のカラ
ーCCDカメラ5Bの光軸と所定角度θCCDをなすとと
もに、測定プレート4の試験面4S上で視野ARA(図
9参照)を有し、第1撮像データDGG1 を出力する低
解像度側のカラーCCDカメラ5Aと、初期状態におい
て測定プレート4の試験面4Sに垂直な光軸を有し、測
定プレート4の試験面4S上で視野ARB(図9参照)
を有し、第2撮像データDGG2 を出力する高解像度側
のカラーCCDカメラ5Bと、を備えて構成されてい
る。
ーCCDカメラ5Bの光軸と所定角度θCCDをなすとと
もに、測定プレート4の試験面4S上で視野ARA(図
9参照)を有し、第1撮像データDGG1 を出力する低
解像度側のカラーCCDカメラ5Aと、初期状態におい
て測定プレート4の試験面4Sに垂直な光軸を有し、測
定プレート4の試験面4S上で視野ARB(図9参照)
を有し、第2撮像データDGG2 を出力する高解像度側
のカラーCCDカメラ5Bと、を備えて構成されてい
る。
【0060】この場合において、所定角度θCCDは、試
験面4SのY軸方向の初期基準位置4SREFに対応する
試験面4SのY軸正方向最大変位位置4SFR−Y軸負方
向最大変位位置4SRR間において、試験面4S上のカラ
ーCCDカメラ5Aの光軸位置とカラーCCDカメラ5
Bの光軸位置とのZ軸方向の差ΔEが予め設定した最大
許容許容誤差範囲内に収まるように設定する。
験面4SのY軸方向の初期基準位置4SREFに対応する
試験面4SのY軸正方向最大変位位置4SFR−Y軸負方
向最大変位位置4SRR間において、試験面4S上のカラ
ーCCDカメラ5Aの光軸位置とカラーCCDカメラ5
Bの光軸位置とのZ軸方向の差ΔEが予め設定した最大
許容許容誤差範囲内に収まるように設定する。
【0061】また、カラーCCDカメラ5Bの視野AR
Bは、図9(a)の斜視図及び図9(b)の正面図に示
すように、カラーCCDカメラ5Aの視野ARAに含ま
れており、カラーCCDカメラ5Aの視野ARBは、測
定プレート4の試験面4Sのほぼ全域をカバーするよう
に設定されている。
Bは、図9(a)の斜視図及び図9(b)の正面図に示
すように、カラーCCDカメラ5Aの視野ARAに含ま
れており、カラーCCDカメラ5Aの視野ARBは、測
定プレート4の試験面4Sのほぼ全域をカバーするよう
に設定されている。
【0062】従って、例えば、カラーCCDカメラ5
A、5Bとして同一画素数のものを用いた場合には、カ
ラーCCDカメラ5Aは広い領域を撮像するので実質的
に低解像度となり、低精度でのみ位置検出を行え、カラ
ーCCDカメラ5Bは、微小領域を撮像するので実質的
に高解像度となり、高精度で位置検出を行えるのであ
る。
A、5Bとして同一画素数のものを用いた場合には、カ
ラーCCDカメラ5Aは広い領域を撮像するので実質的
に低解像度となり、低精度でのみ位置検出を行え、カラ
ーCCDカメラ5Bは、微小領域を撮像するので実質的
に高解像度となり、高精度で位置検出を行えるのであ
る。
【0063】この場合において、実際の測定プレートま
での距離は両カラーCCDカメラで異なるので、より精
密な測定を行う場合には、距離補正を行う必要がある。
なお、本実施形態においては、2台のカラーCCDカメ
ラ5A、5Bの光軸を一致させていない多光軸方式とし
ているが、図10に示すように、カラーCCDカメラ5
A、5Bの光軸を一致させた単光軸方式とすることも可
能である。より詳細には、カラーCCDカメラ5A及び
カラーCCDカメラ5Bの光軸を一致させるべくカラー
CCDカメラ5A及びカラーCCDカメラ5Bの光路中
に配置されたハーフミラー5Cと、を備えて構成する。
での距離は両カラーCCDカメラで異なるので、より精
密な測定を行う場合には、距離補正を行う必要がある。
なお、本実施形態においては、2台のカラーCCDカメ
ラ5A、5Bの光軸を一致させていない多光軸方式とし
ているが、図10に示すように、カラーCCDカメラ5
A、5Bの光軸を一致させた単光軸方式とすることも可
能である。より詳細には、カラーCCDカメラ5A及び
カラーCCDカメラ5Bの光軸を一致させるべくカラー
CCDカメラ5A及びカラーCCDカメラ5Bの光路中
に配置されたハーフミラー5Cと、を備えて構成する。
【0064】この場合においても、カラーCCDカメラ
5Bの視野ARBは、図11(a)の斜視図及び図11
(b)の正面図に示すように、カラーCCDカメラ5A
の視野ARAに含まれており、カラーCCDカメラ5A
の視野ARBは、測定プレート4の試験面4Sのほぼ全
域をカバーするように設定されている。
5Bの視野ARBは、図11(a)の斜視図及び図11
(b)の正面図に示すように、カラーCCDカメラ5A
の視野ARAに含まれており、カラーCCDカメラ5A
の視野ARBは、測定プレート4の試験面4Sのほぼ全
域をカバーするように設定されている。
【0065】これらの結果、精密測定を行う場合でも、
距離補正を行う必要が無くなる。多光軸方式あるいは単
光軸方式の何れの場合においても、2台のカラーCCD
カメラ5A、5B両者の絶対的な位置関係が把握されて
おり、かつ、測定中にはその位置関係が変化することな
く保持されるのであれば構わない。レーザ変位計の配置 図12にレーザ変位計の配置図を示す。図12(a)
は、レーザ変位計の配置斜視図、図12(b)はレーザ
変位計の初期状態における配置側面図、図12(c)
は、レーザ変位計の測定状態における配置側面図であ
る。
距離補正を行う必要が無くなる。多光軸方式あるいは単
光軸方式の何れの場合においても、2台のカラーCCD
カメラ5A、5B両者の絶対的な位置関係が把握されて
おり、かつ、測定中にはその位置関係が変化することな
く保持されるのであれば構わない。レーザ変位計の配置 図12にレーザ変位計の配置図を示す。図12(a)
は、レーザ変位計の配置斜視図、図12(b)はレーザ
変位計の初期状態における配置側面図、図12(c)
は、レーザ変位計の測定状態における配置側面図であ
る。
【0066】レーザ変位計6-1〜6-3 は、図12
(a)及び図12(b)に示すように、初期状態におい
て、測距用領域MLA内に測定用のレーザ光の照射点P
1〜P3が位置するように配置されており、図12(c)
に示すように試験面4Sが傾いたような測定状態におい
ても、カラーCCDカメラ5Bの光軸位置に拘わらず、
この状態を保持するように、第1円マークMC1 の変位
位置に基づいてサーボ制御を行っている。
(a)及び図12(b)に示すように、初期状態におい
て、測距用領域MLA内に測定用のレーザ光の照射点P
1〜P3が位置するように配置されており、図12(c)
に示すように試験面4Sが傾いたような測定状態におい
ても、カラーCCDカメラ5Bの光軸位置に拘わらず、
この状態を保持するように、第1円マークMC1 の変位
位置に基づいてサーボ制御を行っている。
【0067】なお、レーザ変位計の個数は3個に限られ
るものではなく、3個以上であればよい。測定動作 次に測定動作について、図13乃至図20を参照して説
明する。
るものではなく、3個以上であればよい。測定動作 次に測定動作について、図13乃至図20を参照して説
明する。
【0068】この場合において、撮像ユニット5を構成
するカラーCCDカメラ5Aの撮像画面には、常に第1
円マークMC1 が含まれるように設定されているものと
し、予め測定車両2のタイヤホール3には、試験面4S
の原点Oがタイヤホイール3の回転中心軸と一致するよ
うに測定プレート4が装着されているものとする。
するカラーCCDカメラ5Aの撮像画面には、常に第1
円マークMC1 が含まれるように設定されているものと
し、予め測定車両2のタイヤホール3には、試験面4S
の原点Oがタイヤホイール3の回転中心軸と一致するよ
うに測定プレート4が装着されているものとする。
【0069】図13に測定動作処理フローチャートを示
す。まず最初に操作者は、図示しないアクチュエータに
より測定車両2のタイヤホイール3を各タイヤホイール
毎に独立して上方向あるいは下方向に駆動する。そして
空車荷重値にアクチュエータを停止し、停止時の状態を
保持する(ステップS1)。
す。まず最初に操作者は、図示しないアクチュエータに
より測定車両2のタイヤホイール3を各タイヤホイール
毎に独立して上方向あるいは下方向に駆動する。そして
空車荷重値にアクチュエータを停止し、停止時の状態を
保持する(ステップS1)。
【0070】次にZ軸方向駆動ユニット12によりZ軸
方向ステップモータ11を駆動することにより保持プレ
ート10及び撮像ユニット5をZ軸方向に駆動し、ある
いは、手動操作により、保持プレート10及び撮像ユニ
ット5を測定プレート4の試験面4Sに対向させるとと
もに、撮像ユニット5を構成するカラーCCDカメラ5
A及びカラーCCDカメラ5Bの光軸を試験面4Sの原
点Oに一致させる(ステップS2)。
方向ステップモータ11を駆動することにより保持プレ
ート10及び撮像ユニット5をZ軸方向に駆動し、ある
いは、手動操作により、保持プレート10及び撮像ユニ
ット5を測定プレート4の試験面4Sに対向させるとと
もに、撮像ユニット5を構成するカラーCCDカメラ5
A及びカラーCCDカメラ5Bの光軸を試験面4Sの原
点Oに一致させる(ステップS2)。
【0071】この状態において、測定プレート4、カラ
ーCCDカメラ5Aの視野ARA及びカラーCCDカメ
ラ5Bの視野ARBの関係は、図12(a)の状態とな
っている。この状態において、撮像ユニット5は、測定
プレート4の試験面4Sの撮像を行い(ステップS
3)、第1撮像データDGG1 及び第2撮像データDG
G2 をプロセッサ本体8Aの色分解処理回路27に出力
する(ステップS4)。
ーCCDカメラ5Aの視野ARA及びカラーCCDカメ
ラ5Bの視野ARBの関係は、図12(a)の状態とな
っている。この状態において、撮像ユニット5は、測定
プレート4の試験面4Sの撮像を行い(ステップS
3)、第1撮像データDGG1 及び第2撮像データDG
G2 をプロセッサ本体8Aの色分解処理回路27に出力
する(ステップS4)。
【0072】これにより色分解処理回路27は、コント
ローラ25の制御下で撮像ユニット5から出力される第
1撮像データDGG1 及び第2撮像データDGG2 の色
分解処理をそれぞれ別個に行い、赤色に対応する赤色撮
像データDR、緑色に対応する緑色撮像データDG及び
青色に対応する青色撮像データDBを演算処理部28に
出力する(ステップS5)。
ローラ25の制御下で撮像ユニット5から出力される第
1撮像データDGG1 及び第2撮像データDGG2 の色
分解処理をそれぞれ別個に行い、赤色に対応する赤色撮
像データDR、緑色に対応する緑色撮像データDG及び
青色に対応する青色撮像データDBを演算処理部28に
出力する(ステップS5)。
【0073】ここで、具体的な演算処理を図14乃至図
20を参照して説明する。図14に示すように、カラー
CCDカメラ5Aのレンズの焦点距離をf=f5A[m
m]とし、カラーCCDカメラ5Aの画素数を例えば、
Nx×Nz[dots](Nx、Nzは、自然数。例え
ば、Nx=400、Nz=400)とし、視野ARAが
L5A×L5A[mm]の領域をカバーできるように、試験
面4Sに対して焦点距離f5Aに対応する距離Lf5Aだけ
離間してカラーCCDカメラ5Aを配置するものとし、 Nx=Nz=NN(NN;自然数) とすると、1画素はL5A/NN[mm]ピッチに相当す
ることとなる。
20を参照して説明する。図14に示すように、カラー
CCDカメラ5Aのレンズの焦点距離をf=f5A[m
m]とし、カラーCCDカメラ5Aの画素数を例えば、
Nx×Nz[dots](Nx、Nzは、自然数。例え
ば、Nx=400、Nz=400)とし、視野ARAが
L5A×L5A[mm]の領域をカバーできるように、試験
面4Sに対して焦点距離f5Aに対応する距離Lf5Aだけ
離間してカラーCCDカメラ5Aを配置するものとし、 Nx=Nz=NN(NN;自然数) とすると、1画素はL5A/NN[mm]ピッチに相当す
ることとなる。
【0074】次にZ軸の中心座標を求めるべく、図15
に示すように、第1赤色撮像データDR1 に基づいて、
X軸正方向にスキャンしつつ、カラーCCDカメラ5A
の中心座標CCAから第1所定方向(例えば、Z軸正方
向;図15中、上方向)に、例えば、DNドット間隔
(上述の例の場合、DN・L5A/NN[mm]間隔相
当)でラフサーチを行い、第1円マークMC1 の検出を
行う(ステップS6)。この場合において、DNの設定
は、第1円マークMC1 の直径RMC1 との関係で、 DN・L5A/NN≦RMC1 という条件を満たす必要がある。
に示すように、第1赤色撮像データDR1 に基づいて、
X軸正方向にスキャンしつつ、カラーCCDカメラ5A
の中心座標CCAから第1所定方向(例えば、Z軸正方
向;図15中、上方向)に、例えば、DNドット間隔
(上述の例の場合、DN・L5A/NN[mm]間隔相
当)でラフサーチを行い、第1円マークMC1 の検出を
行う(ステップS6)。この場合において、DNの設定
は、第1円マークMC1 の直径RMC1 との関係で、 DN・L5A/NN≦RMC1 という条件を満たす必要がある。
【0075】ステップS6のラフサーチにより第1円マ
ークMC1 を検出したならば、図16(a)に示すよう
に、1ドット間隔(上述の例の場合、L5A/NN[m
m]間隔相当)でX軸正方向にスキャンしつつ、ファイ
ンサーチを行い、第1円マークMC1 を検出できなくな
るまで検出を継続し、第1円マークMC1 が検出できな
くなったら、最後に第1円マークMC1 を検出したとき
のZ軸方向の画素番号(NNドット中、N1 ドット目
(N1 =1〜NN))を記憶する。
ークMC1 を検出したならば、図16(a)に示すよう
に、1ドット間隔(上述の例の場合、L5A/NN[m
m]間隔相当)でX軸正方向にスキャンしつつ、ファイ
ンサーチを行い、第1円マークMC1 を検出できなくな
るまで検出を継続し、第1円マークMC1 が検出できな
くなったら、最後に第1円マークMC1 を検出したとき
のZ軸方向の画素番号(NNドット中、N1 ドット目
(N1 =1〜NN))を記憶する。
【0076】そして、図16(b)に示すように、第1
所定方向とは逆方向(例えば、Z軸負方向;図15中、
下方向)にファインサーチを行う(ステップS7)。ス
テップS7の処理において、再び第1円マークMC1 が
検出できなくなったら、最後に第1円マークMC1 を検
出したときのZ軸方向の画素番号(NNドット中、N2
ドット目(N2 =1〜NN))い、次式によりZ軸中心
座標Z0を求める(ステップS8)。
所定方向とは逆方向(例えば、Z軸負方向;図15中、
下方向)にファインサーチを行う(ステップS7)。ス
テップS7の処理において、再び第1円マークMC1 が
検出できなくなったら、最後に第1円マークMC1 を検
出したときのZ軸方向の画素番号(NNドット中、N2
ドット目(N2 =1〜NN))い、次式によりZ軸中心
座標Z0を求める(ステップS8)。
【0077】Z0=(N1 +N2 )/2 ここで、Z軸中心座標Z0は、第1円マークMC1 の中
心座標のZ座標にほぼ等しく、求められたZ軸中心位置
Z0の精度は±L5A/NN[mm]となる。続いて、同
様にX軸の中心座標X0を求めるべく、第1赤色撮像デ
ータDR1に基づいて、Z軸正方向にスキャンしつつ、
カラーCCDカメラ5Aの中心座標CCAから第3所定
方向(例えば、X軸正方向;図15中、右方向)に、例
えば、DNドット間隔(DN・L5A/NN[mm]間隔
相当)でラフサーチを行い、第1円マークMC1 の検出
を行う(ステップS9)。
心座標のZ座標にほぼ等しく、求められたZ軸中心位置
Z0の精度は±L5A/NN[mm]となる。続いて、同
様にX軸の中心座標X0を求めるべく、第1赤色撮像デ
ータDR1に基づいて、Z軸正方向にスキャンしつつ、
カラーCCDカメラ5Aの中心座標CCAから第3所定
方向(例えば、X軸正方向;図15中、右方向)に、例
えば、DNドット間隔(DN・L5A/NN[mm]間隔
相当)でラフサーチを行い、第1円マークMC1 の検出
を行う(ステップS9)。
【0078】ステップS9のラフサーチにより第1円マ
ークMC1 を検出したならば、1ドット間隔(L5A/N
N[mm]間隔相当)単位でファインサーチを行い、第
1円マークMC1 を検出できなくなるまで検出を継続
し、第1円マークMC1 が検出できなくなったら、最後
に第1円マークMC1 を検出したときのX軸方向の画素
番号(NNドット中、M1 ドット目(M1 =1〜N
N))を記憶し、第3所定方向とは逆方向(例えば、X
軸負方向;図15中、左方向)にファインサーチを行う
(ステップS10)。
ークMC1 を検出したならば、1ドット間隔(L5A/N
N[mm]間隔相当)単位でファインサーチを行い、第
1円マークMC1 を検出できなくなるまで検出を継続
し、第1円マークMC1 が検出できなくなったら、最後
に第1円マークMC1 を検出したときのX軸方向の画素
番号(NNドット中、M1 ドット目(M1 =1〜N
N))を記憶し、第3所定方向とは逆方向(例えば、X
軸負方向;図15中、左方向)にファインサーチを行う
(ステップS10)。
【0079】ステップS10の処理において、再び第1
円マークMC1 が検出できなくなったら、最後に第1円
マークMC1 を検出したときのX軸方向の画素番号(N
Nドット中、M2 ドット目(M2 =1〜NN))に基づ
いて、次式によりX軸中心座標X0を求める(ステップ
S11)。
円マークMC1 が検出できなくなったら、最後に第1円
マークMC1 を検出したときのX軸方向の画素番号(N
Nドット中、M2 ドット目(M2 =1〜NN))に基づ
いて、次式によりX軸中心座標X0を求める(ステップ
S11)。
【0080】X0=(M1 +M2 )/2 この結果、求められたX軸中心座標X0の精度は±L5A
/NN[mm]となる。一方、図17に示すように、カ
ラーCCDカメラ5Bのレンズの焦点距離をf=f5B
[mm]とし、カラーCCDカメラ5Bの画素数を第1
カラーCCDカメラと同じくNx×Nz[dots]と
し、視野ARBをL5B×L5B[mm]の領域をカバー
できるように試験面4Sに対して焦点距離f5Bに対応す
る距離Lf5Bだけ離間してカラーCCDカメラ5Bを配
置するものとし、 Nx=Nz=NN(NN;自然数) とすると、1画素はL5B/NN[mm]ピッチに相当す
ることとなる。
/NN[mm]となる。一方、図17に示すように、カ
ラーCCDカメラ5Bのレンズの焦点距離をf=f5B
[mm]とし、カラーCCDカメラ5Bの画素数を第1
カラーCCDカメラと同じくNx×Nz[dots]と
し、視野ARBをL5B×L5B[mm]の領域をカバー
できるように試験面4Sに対して焦点距離f5Bに対応す
る距離Lf5Bだけ離間してカラーCCDカメラ5Bを配
置するものとし、 Nx=Nz=NN(NN;自然数) とすると、1画素はL5B/NN[mm]ピッチに相当す
ることとなる。
【0081】次に、図18に示すように、カラーCCD
カメラ5Bの出力した第2赤色撮像データDR2 、第2
緑色撮像データDG2 及び第2青色撮像データDB2 を
加算することにより得られる白色画像に基づいて補正用
線CLをサンプリングし、複数の位置データから最小自
乗法(L.S.M:Least Squares Method)により補
正ラインCLの傾きθを求める(ステップS12)。
カメラ5Bの出力した第2赤色撮像データDR2 、第2
緑色撮像データDG2 及び第2青色撮像データDB2 を
加算することにより得られる白色画像に基づいて補正用
線CLをサンプリングし、複数の位置データから最小自
乗法(L.S.M:Least Squares Method)により補
正ラインCLの傾きθを求める(ステップS12)。
【0082】続いて、カラーCCDカメラ5Aの撮像画
像に基づいて、ステップS8、S11の処理で求めた第
1円マークMC1 の中心座標(X0、Z0)とカラーCC
Dカメラ5Bの視野ARBの中心座標CCBとの間の距離
LLを求める(ステップS13)。
像に基づいて、ステップS8、S11の処理で求めた第
1円マークMC1 の中心座標(X0、Z0)とカラーCC
Dカメラ5Bの視野ARBの中心座標CCBとの間の距離
LLを求める(ステップS13)。
【0083】これにより視野ARBの中心座標を囲む補
正用線CLを特定することができ、視野ARBの概略位
置を把握することができる。次に視野ARBの中心座標
の算出について図19及び図20を参照して説明する。
正用線CLを特定することができ、視野ARBの概略位
置を把握することができる。次に視野ARBの中心座標
の算出について図19及び図20を参照して説明する。
【0084】まず、カラーCCDカメラ5Aの撮像画面
中で、視野ARAの中心座標CCAと第1円マークMC1
の中心座標(X0、Z0)との距離daを算出する(ステ
ップS14)。 da=√(xa2+ya2) 次に視野ARAの中心座標を通る補正用線CLと平行な
線を仮定し、この線と視野ARAの中心座標と第1円マ
ークMC1 の中心座標とを結ぶ線のなす角度θaを算出
する(ステップS15)。
中で、視野ARAの中心座標CCAと第1円マークMC1
の中心座標(X0、Z0)との距離daを算出する(ステ
ップS14)。 da=√(xa2+ya2) 次に視野ARAの中心座標を通る補正用線CLと平行な
線を仮定し、この線と視野ARAの中心座標と第1円マ
ークMC1 の中心座標とを結ぶ線のなす角度θaを算出
する(ステップS15)。
【0085】θa=tan-1(ya/xa)−θ0 これらにより、ステップS14、15で求めた距離da
及び角度θaに基づいて、距離Xa及び距離Yaを算出す
る(ステップS16)。 Xa=da×cos(θa) Ya=da×sin(θa) 次に距離Xa及び距離Yaに基づいて、視野ARAの中心
座標に最も近い位置にある第2円マークMC2nは、第1
円マークMC1 から見てX方向に第nx番目(nxは自然
数)の第2円マークであり、Z方向に第ny番目(nyは
自然数)の第2円マークであるかを求める(ステップS
17)。なお、図17において、第2円マークMC2nに
ついては、nx=4、ny=3となる。
及び角度θaに基づいて、距離Xa及び距離Yaを算出す
る(ステップS16)。 Xa=da×cos(θa) Ya=da×sin(θa) 次に距離Xa及び距離Yaに基づいて、視野ARAの中心
座標に最も近い位置にある第2円マークMC2nは、第1
円マークMC1 から見てX方向に第nx番目(nxは自然
数)の第2円マークであり、Z方向に第ny番目(nyは
自然数)の第2円マークであるかを求める(ステップS
17)。なお、図17において、第2円マークMC2nに
ついては、nx=4、ny=3となる。
【0086】nx=int(Xa/Lx) ny=int(Ya/Lz) ここで、int(R)は、Rを越えない最大の整数を表
すものとし、Lxは、X軸方向の第2円マークMC2 の
離間距離(図3参照)、LzはZ軸方向の第2円マーク
MC2 の離間距離(図3参照)である。
すものとし、Lxは、X軸方向の第2円マークMC2 の
離間距離(図3参照)、LzはZ軸方向の第2円マーク
MC2 の離間距離(図3参照)である。
【0087】これにより視野ARAの中心座標に最も近
い位置にある第2円マークMC2nの中心座標(X0、Z
0)から第1円マークMC1 の中心座標までの距離Xb、
Ybを算出する(ステップS18)。この距離Xb、Yb
は、第1円マークMC1 及び第2円マークMC2 の描画
精度に相当する高精度の値を有している。
い位置にある第2円マークMC2nの中心座標(X0、Z
0)から第1円マークMC1 の中心座標までの距離Xb、
Ybを算出する(ステップS18)。この距離Xb、Yb
は、第1円マークMC1 及び第2円マークMC2 の描画
精度に相当する高精度の値を有している。
【0088】Xb=nx×Lx Yb=ny×Lz 続いて、視野ARAの中心座標に最も近い位置にある第
2円マークMC2nの中心座標から視野ARAの中心座標
までの距離dd(低精度)及び視野ARAのX軸とのなす
角度θi(低精度)を算出する(ステップS19)。こ
こで、低精度とは、カラーCCDカメラ5Aの撮像デー
タに基づく測定可能精度(上述の例の場合±1[mm]
精度)でという意味である。
2円マークMC2nの中心座標から視野ARAの中心座標
までの距離dd(低精度)及び視野ARAのX軸とのなす
角度θi(低精度)を算出する(ステップS19)。こ
こで、低精度とは、カラーCCDカメラ5Aの撮像デー
タに基づく測定可能精度(上述の例の場合±1[mm]
精度)でという意味である。
【0089】 dd=√{(Xa−Xb)2 +(Ya−Yb)2 } θi=tan-1{(Ya−Yb)/(Xa−Xb)}+θ0 次に求めた距離dd及び角度θiに基づいて、視野ARA
の中心座標と視野ARAの中心座標に最も近い位置にあ
る第2円マークMC2nの中心座標との低精度距離Xi及
びYiを算出する(ステップS20)。
の中心座標と視野ARAの中心座標に最も近い位置にあ
る第2円マークMC2nの中心座標との低精度距離Xi及
びYiを算出する(ステップS20)。
【0090】Xi=dd×cos(θi) Yi=dd×sin(θi) さらに、低精度距離Xi、Yiに基づいて、カラーCC
Dカメラ5Bの視野ARbの中心座標に対する第2円マ
ークMC2nの中心座標をドットアドレスIX、IY(ド
ット数によるアドレス表示)に変換する(ステップS2
1)。
Dカメラ5Bの視野ARbの中心座標に対する第2円マ
ークMC2nの中心座標をドットアドレスIX、IY(ド
ット数によるアドレス表示)に変換する(ステップS2
1)。
【0091】この場合において、視野ARBは上述した
ようにNN×NN(ドット)で構成しているので、視野
ARBのX方向中心座標のドットアドレス=NN/2、
Y方向中心座標のドットアドレス=NN/2となる。 IX=NN/2+Xi×Sn/Lx IY=NN/2−Yi×Sn/Lz ここで、Snは、1[mm]当たりのドット数である。
ようにNN×NN(ドット)で構成しているので、視野
ARBのX方向中心座標のドットアドレス=NN/2、
Y方向中心座標のドットアドレス=NN/2となる。 IX=NN/2+Xi×Sn/Lx IY=NN/2−Yi×Sn/Lz ここで、Snは、1[mm]当たりのドット数である。
【0092】次に距離Xb、Ybに基づいて、カラーCC
Dカメラ5Bの視野ARB上で、視野ARBの中心座標と
第2円マークMC2nの中心座標との距離Db(高精度)
及び視野ARAのX軸とのなす角度θb(高精度)を算出
する(ステップS22)。ここで、高精度とは、カラー
CCDカメラ5Bの撮像データに基づく測定可能精度
(上述の例の場合、±L5B/NN[mm]精度)でとい
う意味である。
Dカメラ5Bの視野ARB上で、視野ARBの中心座標と
第2円マークMC2nの中心座標との距離Db(高精度)
及び視野ARAのX軸とのなす角度θb(高精度)を算出
する(ステップS22)。ここで、高精度とは、カラー
CCDカメラ5Bの撮像データに基づく測定可能精度
(上述の例の場合、±L5B/NN[mm]精度)でとい
う意味である。
【0093】Db=√(Xb2 +Yb2 ) θb=tan-1(nYb/Xb)+θ0 次に算出した距離Db及び角度θbに基づいて、視野AR
Bの中心座標と視野ARBの中心座標に最も近い位置にあ
る第2円マークMC2nの中心座標との高精度距離Xc及
びYcを算出する(ステップS23)。
Bの中心座標と視野ARBの中心座標に最も近い位置にあ
る第2円マークMC2nの中心座標との高精度距離Xc及
びYcを算出する(ステップS23)。
【0094】Xc=Db×cos(θb) Yc=Db×sin(θb) 続いて、高精度距離Xc、Yc及びドットアドレスIX、
IYに基づいて、カラーCCDカメラ5Bの視野ARb
の中心座標に対する第2円マークMC2nの中心座標をド
ットアドレスX、Y(ドット数によるアドレス表示)に
変換する(ステップS24)。
IYに基づいて、カラーCCDカメラ5Bの視野ARb
の中心座標に対する第2円マークMC2nの中心座標をド
ットアドレスX、Y(ドット数によるアドレス表示)に
変換する(ステップS24)。
【0095】この場合において、視野ARBは上述した
ようにNN×NN(ドット)で構成しているので、視野
ARBのX方向中心座標のドットアドレス=NN/2、
Y方向中心座標のドットアドレス=NN/2となる。 X=Xc+(NN/2+IX)×Lx/Sn Y=Yc+(NN/2−IY)×Lz/Sn さらに求めたドットアドレスX、Yを測定プレート4の
試験面4SのX軸及びZ軸を基準とする座標系に座標変
換し、試験面4SのX軸及びZ軸を基準とする座標系に
おけるドットアドレスx、yを算出する(ステップS2
5)。この場合において、次式が成立するので、 X=x/cos(θx) Y=y/cos(θy) これらの式からドットアドレスx、yは、 x=X×cos(θx) y=Y×cos(θy) となる。
ようにNN×NN(ドット)で構成しているので、視野
ARBのX方向中心座標のドットアドレス=NN/2、
Y方向中心座標のドットアドレス=NN/2となる。 X=Xc+(NN/2+IX)×Lx/Sn Y=Yc+(NN/2−IY)×Lz/Sn さらに求めたドットアドレスX、Yを測定プレート4の
試験面4SのX軸及びZ軸を基準とする座標系に座標変
換し、試験面4SのX軸及びZ軸を基準とする座標系に
おけるドットアドレスx、yを算出する(ステップS2
5)。この場合において、次式が成立するので、 X=x/cos(θx) Y=y/cos(θy) これらの式からドットアドレスx、yは、 x=X×cos(θx) y=Y×cos(θy) となる。
【0096】次に演算処理部28は、撮像画面の水平方
向(あるいは垂直方向)と目盛線との傾きを算出するこ
とによりキャスタ角を求め(ステップS26)、レーザ
変位計6-1〜6-3 の出力信号DLD1 〜DLD3 に基
づいて、測定プレート4の試験面4Sまでの幾何学的な
距離の違いに基づいてキャンバ角を算出する(ステップ
S27)。
向(あるいは垂直方向)と目盛線との傾きを算出するこ
とによりキャスタ角を求め(ステップS26)、レーザ
変位計6-1〜6-3 の出力信号DLD1 〜DLD3 に基
づいて、測定プレート4の試験面4Sまでの幾何学的な
距離の違いに基づいてキャンバ角を算出する(ステップ
S27)。
【0097】これらの結果、演算処理部28は、求めた
ドットアドレスxをX座標データDXとして出力し、求
めたドットアドレスyをZ座標データDZとして出力
し、求めたスピンアングルを傾きデータDSPとして出
力し、求めたキャンバ角をキャンバ角データDCBとし
て出力することとなる。
ドットアドレスxをX座標データDXとして出力し、求
めたドットアドレスyをZ座標データDZとして出力
し、求めたスピンアングルを傾きデータDSPとして出
力し、求めたキャンバ角をキャンバ角データDCBとし
て出力することとなる。
【0098】以上の説明のように本実施形態によれば、
2台のカラーCCDカメラ5A、5Bの撮像画面に基づ
いて、カラーCCDカメラ5Bの撮像画面内の所定位置
(上記説明では、中心位置)の測定プレート4の試験面
4S上の第1円マークMC1の中心座標に対応する位置
及びスピンアングルを迅速、かつ、正確に算出すること
ができ、測定の再現性が向上する。
2台のカラーCCDカメラ5A、5Bの撮像画面に基づ
いて、カラーCCDカメラ5Bの撮像画面内の所定位置
(上記説明では、中心位置)の測定プレート4の試験面
4S上の第1円マークMC1の中心座標に対応する位置
及びスピンアングルを迅速、かつ、正確に算出すること
ができ、測定の再現性が向上する。
【0099】さらにレーザ変位計6-1〜6-3 の出力信
号DLD1 〜DLD3 に基づいてキャンバ角を迅速、か
つ、正確に算出することができる。従って、ホイールア
ラインメント測定を迅速、かつ、正確に行うことができ
るともに、その再現性、信頼性を向上させることができ
る。
号DLD1 〜DLD3 に基づいてキャンバ角を迅速、か
つ、正確に算出することができる。従って、ホイールア
ラインメント測定を迅速、かつ、正確に行うことができ
るともに、その再現性、信頼性を向上させることができ
る。
【0100】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、所定の原
点位置を中心座標とする第1基準マークと、第1仮想線
と第2仮想線との交点位置を中心座標とする複数の第2
基準マークと、複数の補正用線と、が試験面に描かれる
とともに、被検査車両の車輪の回転軸の中心に原点位置
が一致するように取り付けられるので、第1基準マー
ク、第2基準マーク及び補正用線を撮像することによ
り、撮像画面上の任意の位置を被検査車両の車輪の回転
軸の中心との相対的な位置関係として容易に把握するこ
とができ、ひいては、車輪の回転軸の変位(サスペンシ
ョン特性若しくはホイールアラインメント特性)を3次
元空間で非接触で連続的に大領域を高速計測することが
できる。さらに、測定プレートの何れの位置においても
第2撮像信号に基づく精度で位置座標を算出することが
可能となる。
点位置を中心座標とする第1基準マークと、第1仮想線
と第2仮想線との交点位置を中心座標とする複数の第2
基準マークと、複数の補正用線と、が試験面に描かれる
とともに、被検査車両の車輪の回転軸の中心に原点位置
が一致するように取り付けられるので、第1基準マー
ク、第2基準マーク及び補正用線を撮像することによ
り、撮像画面上の任意の位置を被検査車両の車輪の回転
軸の中心との相対的な位置関係として容易に把握するこ
とができ、ひいては、車輪の回転軸の変位(サスペンシ
ョン特性若しくはホイールアラインメント特性)を3次
元空間で非接触で連続的に大領域を高速計測することが
できる。さらに、測定プレートの何れの位置においても
第2撮像信号に基づく精度で位置座標を算出することが
可能となる。
【0101】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、第1基準マーク、第2基準マ
ーク、補正用線は、互いに異なる色で描かれているの
で、撮像画面の画像処理において容易に互いを識別する
ことができ、画像処理を用いて確実、かつ、迅速に計測
を行える。
載の発明の効果に加えて、第1基準マーク、第2基準マ
ーク、補正用線は、互いに異なる色で描かれているの
で、撮像画面の画像処理において容易に互いを識別する
ことができ、画像処理を用いて確実、かつ、迅速に計測
を行える。
【0102】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、第1基準マーク及び第2基準
マークは、それぞれ赤色、緑色あるいは青色のいずれか
一色で描かれているので、画像処理において色分解処理
を行うことにより、画像処理の手法を用いて、データ処
理を複雑化させることなく容易に互いを識別して、高速
処理をおこなうことができる。
載の発明の効果に加えて、第1基準マーク及び第2基準
マークは、それぞれ赤色、緑色あるいは青色のいずれか
一色で描かれているので、画像処理において色分解処理
を行うことにより、画像処理の手法を用いて、データ処
理を複雑化させることなく容易に互いを識別して、高速
処理をおこなうことができる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は請求項3記載の発明の効果に加えて、試験面の第1基
準マーク、第2基準マーク及び補正用線を除く領域であ
るベース領域と、補正用線とは、一方が白色であり、他
方が黒色であるように構成するので、2値化処理により
容易に補正用線を識別することができ、画像処理を高速
で行うことができ、ひいては、ホイールアラインメント
測定を正確に行える。
は請求項3記載の発明の効果に加えて、試験面の第1基
準マーク、第2基準マーク及び補正用線を除く領域であ
るベース領域と、補正用線とは、一方が白色であり、他
方が黒色であるように構成するので、2値化処理により
容易に補正用線を識別することができ、画像処理を高速
で行うことができ、ひいては、ホイールアラインメント
測定を正確に行える。
【0104】請求項5記載の発明によれば、請求項2乃
至請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第
1基準マークは、測定車両の塗装色とは異なる色に設定
されているので、画像処理において、塗装色が第1基準
マークと誤認識されることがなく、正確な測定を行うこ
とができる。
至請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第
1基準マークは、測定車両の塗装色とは異なる色に設定
されているので、画像処理において、塗装色が第1基準
マークと誤認識されることがなく、正確な測定を行うこ
とができる。
【0105】請求項6記載の発明によれば、 請求項7
記載の発明によれば、請求項6記載の発明の効果に加え
て、選択手段は、第2領域内に含まれる第2基準マーク
のうち、所定位置の最も近傍にある第2基準マークを選
択第2基準マークとして選択するので、より誤差の少な
い原点位置基準位置座標を算出することができ、正確な
ホイールアラインメント測定が行える。
記載の発明によれば、請求項6記載の発明の効果に加え
て、選択手段は、第2領域内に含まれる第2基準マーク
のうち、所定位置の最も近傍にある第2基準マークを選
択第2基準マークとして選択するので、より誤差の少な
い原点位置基準位置座標を算出することができ、正確な
ホイールアラインメント測定が行える。
【0106】請求項8記載の発明によれば、請求項6又
は請求項7記載の発明の効果に加えて、色分解手段は、
第1撮像信号及び第2撮像信号が入力され、色分解を行
って第1赤色撮像信号、第1緑色撮像信号及び第1青色
撮像信号からなる第1色分解撮像信号を相対基準位置算
出手段に出力し、第2赤色撮像信号、第2緑色撮像信号
及び第2青色撮像信号からなる第2色分解撮像信号を選
択手段に出力し、選択手段は、第2色分解撮像信号に基
づいて、特定第2基準マークを特定し、相対基準位置算
出手段は、第1色分解撮像信号に基づいて相対基準位置
座標を算出するので、画像処理を簡略化でき、高速でホ
イールアラインメント測定を行うことができる。
は請求項7記載の発明の効果に加えて、色分解手段は、
第1撮像信号及び第2撮像信号が入力され、色分解を行
って第1赤色撮像信号、第1緑色撮像信号及び第1青色
撮像信号からなる第1色分解撮像信号を相対基準位置算
出手段に出力し、第2赤色撮像信号、第2緑色撮像信号
及び第2青色撮像信号からなる第2色分解撮像信号を選
択手段に出力し、選択手段は、第2色分解撮像信号に基
づいて、特定第2基準マークを特定し、相対基準位置算
出手段は、第1色分解撮像信号に基づいて相対基準位置
座標を算出するので、画像処理を簡略化でき、高速でホ
イールアラインメント測定を行うことができる。
【0107】請求項9記載の発明によれば、請求項6乃
至請求項8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、相
対基準位置算出手段の中心位置算出手段は、第2色分解
撮像信号に基づいて選択第2基準マークの中心位置座標
を相対基準位置座標として算出し、位置算出手段の相対
位置座標算出手段は、相対基準位置座標に対する所定位
置の相対位置座標を算出し、原点基準位置座標算出手段
は、選択第2基準マークの中心位置座標に相対位置座標
を加算することにより原点位置基準位置座標として算出
するので、第2撮像信号に基づく精度で高精度に選択第
2基準マークの中心位置、ひいては、被測定車両のホイ
ールアラインメントを高精度、かつ、迅速に測定するこ
とができる。
至請求項8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、相
対基準位置算出手段の中心位置算出手段は、第2色分解
撮像信号に基づいて選択第2基準マークの中心位置座標
を相対基準位置座標として算出し、位置算出手段の相対
位置座標算出手段は、相対基準位置座標に対する所定位
置の相対位置座標を算出し、原点基準位置座標算出手段
は、選択第2基準マークの中心位置座標に相対位置座標
を加算することにより原点位置基準位置座標として算出
するので、第2撮像信号に基づく精度で高精度に選択第
2基準マークの中心位置、ひいては、被測定車両のホイ
ールアラインメントを高精度、かつ、迅速に測定するこ
とができる。
【0108】請求項10記載の発明によれば、請求項6
乃至請求項9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
距離演算手段は、測定プレートの試験面上の相異なる位
置までの距離を測定して測定信号を出力する複数の距離
センサと、複数の距離センサの測定信号に基づいて、試
験面までの距離及びキャンバ角を演算するので、迅速、
かつ、正確に試験面までの距離及びキャンバ角を演算す
ることができる。
乃至請求項9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
距離演算手段は、測定プレートの試験面上の相異なる位
置までの距離を測定して測定信号を出力する複数の距離
センサと、複数の距離センサの測定信号に基づいて、試
験面までの距離及びキャンバ角を演算するので、迅速、
かつ、正確に試験面までの距離及びキャンバ角を演算す
ることができる。
【0109】請求項11記載の発明によれば、第1撮像
工程は、測定プレートの試験面において、第1基準マー
ク及び複数の第2基準マークを含む第1領域を撮像す
し、第2撮像工程は、第1領域より小さな面積を有する
第1領域に含まれる第2領域を撮像し、選択工程は、第
2領域内に含まれるいずれか一の第2基準マークを選択
第2基準マークとして選択する。これにより、相対基準
位置算出工程は、選択第2基準マークを第1領域内で特
定し、当該特定した選択第2基準マークの位置座標を相
対基準位置座標として算出し、位置算出工程は、第2領
域内の所定位置の原点位置を基準とする位置座標である
原点位置基準位置座標を相対基準位置座標に基づいて算
出するので、撮像画面上の任意の位置を被検査車両の車
輪の回転軸の中心との相対的な位置関係として容易に把
握することができ、ひいては、車輪の回転軸の変位(サ
スペンション特性若しくはホイールアラインメント特
性)を3次元空間で非接触で大領域を連続的に高速計測
することができる。さらに、測定プレートの何れの位置
においても第2撮像信号に基づく精度で位置座標を算出
することが可能となる。
工程は、測定プレートの試験面において、第1基準マー
ク及び複数の第2基準マークを含む第1領域を撮像す
し、第2撮像工程は、第1領域より小さな面積を有する
第1領域に含まれる第2領域を撮像し、選択工程は、第
2領域内に含まれるいずれか一の第2基準マークを選択
第2基準マークとして選択する。これにより、相対基準
位置算出工程は、選択第2基準マークを第1領域内で特
定し、当該特定した選択第2基準マークの位置座標を相
対基準位置座標として算出し、位置算出工程は、第2領
域内の所定位置の原点位置を基準とする位置座標である
原点位置基準位置座標を相対基準位置座標に基づいて算
出するので、撮像画面上の任意の位置を被検査車両の車
輪の回転軸の中心との相対的な位置関係として容易に把
握することができ、ひいては、車輪の回転軸の変位(サ
スペンション特性若しくはホイールアラインメント特
性)を3次元空間で非接触で大領域を連続的に高速計測
することができる。さらに、測定プレートの何れの位置
においても第2撮像信号に基づく精度で位置座標を算出
することが可能となる。
【0110】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の効果に加えて、選択工程は、第2領域内
に含まれる第2基準マークのうち、所定位置の最も近傍
にある第2基準マークを選択第2基準マークとして選択
するので、より誤差の少ない原点位置基準位置座標を算
出することができる。
1記載の発明の効果に加えて、選択工程は、第2領域内
に含まれる第2基準マークのうち、所定位置の最も近傍
にある第2基準マークを選択第2基準マークとして選択
するので、より誤差の少ない原点位置基準位置座標を算
出することができる。
【0111】請求項13記載の発明によれば、請求項1
1又は請求項12記載の発明の効果に加えて、色分解工
程は、第1撮像工程及び第2撮像工程における撮像画面
をそれぞれ色分解して第1色分解撮像画面及び第2色分
解撮像画面を生成する。これにより選択工程は、第2色
分解撮像画面に基づいて、特定第2基準マークを特定
し、相対基準位置算出工程は、第1色分解撮像画面に基
づいて相対基準位置座標を算出するので、画像処理を簡
略化でき、容易、かつ、迅速にホイールアラインメント
測定を行うことができる。
1又は請求項12記載の発明の効果に加えて、色分解工
程は、第1撮像工程及び第2撮像工程における撮像画面
をそれぞれ色分解して第1色分解撮像画面及び第2色分
解撮像画面を生成する。これにより選択工程は、第2色
分解撮像画面に基づいて、特定第2基準マークを特定
し、相対基準位置算出工程は、第1色分解撮像画面に基
づいて相対基準位置座標を算出するので、画像処理を簡
略化でき、容易、かつ、迅速にホイールアラインメント
測定を行うことができる。
【0112】請求項14記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項13のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、相対基準位置算出工程の中心位置算出工程は、第2
色分解撮像画面に基づいて選択第2基準マークの中心位
置座標を相対基準位置座標として算出し、位置算出工程
の相対位置座標算出工程は、相対基準位置座標に対する
所定位置の相対位置座標を算出し、原点基準位置座標算
出工程は、選択第2基準マークの中心位置座標に相対位
置座標を加算することにより原点位置基準位置座標とし
て算出するので、第2撮像信号に基づく精度で高精度に
選択第2基準マークの中心位置、ひいては、被測定車両
のホイールアラインメントを高精度、かつ、迅速に測定
することができる。
1乃至請求項13のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、相対基準位置算出工程の中心位置算出工程は、第2
色分解撮像画面に基づいて選択第2基準マークの中心位
置座標を相対基準位置座標として算出し、位置算出工程
の相対位置座標算出工程は、相対基準位置座標に対する
所定位置の相対位置座標を算出し、原点基準位置座標算
出工程は、選択第2基準マークの中心位置座標に相対位
置座標を加算することにより原点位置基準位置座標とし
て算出するので、第2撮像信号に基づく精度で高精度に
選択第2基準マークの中心位置、ひいては、被測定車両
のホイールアラインメントを高精度、かつ、迅速に測定
することができる。
【0113】請求項15記載の発明によれば、請求項1
1乃至請求項14のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、距離工程は、測定プレートの試験面上の相異なる複
数の位置までの距離を測定し、距離演算工程は、測定し
た距離に基づいて試験面までの距離及びキャンバ角を演
算するので、迅速、かつ、正確に試験面までの距離及び
キャンバ角を演算することができる。
1乃至請求項14のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、距離工程は、測定プレートの試験面上の相異なる複
数の位置までの距離を測定し、距離演算工程は、測定し
た距離に基づいて試験面までの距離及びキャンバ角を演
算するので、迅速、かつ、正確に試験面までの距離及び
キャンバ角を演算することができる。
【図1】ホイールアラインメント測定装置の概要構成ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】測定プレートの正面図である。
【図3】測定プレートの詳細構成説明図である。
【図4】測定ユニットの外観斜視図である。
【図5】測定ユニットの側面図である。
【図6】測定ユニットの正面図である。
【図7】データ処理制御ユニットの概要構成ブロック図
である。
である。
【図8】撮像ユニットの概要構成ブロック図である。
【図9】図8の撮像ユニットにおけるカラーCCDカメ
ラの視野の説明図である。
ラの視野の説明図である。
【図10】他の撮像ユニットの概要構成ブロック図であ
る。
る。
【図11】図10の撮像ユニットにおけるカラーCCD
カメラの視野の説明図である。
カメラの視野の説明図である。
【図12】レーザ変位計の配置説明図である。
【図13】測定動作処理フローチャートである。
【図14】カラーCCDカメラ5Aの撮像領域の説明図
である。
である。
【図15】第1円マークのスキャン説明図(その1)で
ある。
ある。
【図16】第1円マークのスキャン説明図(その2)で
ある。
ある。
【図17】カラーCCDカメラ5Bの撮像領域の説明図
である。
である。
【図18】ホイールアラインメント測定の説明図(その
1)である。
1)である。
【図19】ホイールアラインメント測定の説明図(その
2)である。
2)である。
【図20】ホイールアラインメント測定の説明図(その
3)である。
3)である。
【図21】ホイールアラインメント測定の概要説明図で
ある。
ある。
1 ホイールアラインメント測定装置 2 測定車両 3 タイヤホイール 4 測定プレート 4S 試験面 5 撮像ユニット 5A、5B カラーCCDカメラ 5C ハーフミラー 6、6-1〜6-3 レーザ変位計 7 測定ユニット 8 データ処理制御ユニット 9 加力ヘッド 10 保持プレート 11 Z軸方向ステップモータ 12 Z軸方向駆動ユニット 13 X軸方向ステップモータ 14 X軸方向駆動ユニット 15 保持アーム部 16 ベースユニット 17 スクリューシャフト 18 スライダ部 19 スクリューシャフト 20 スライダ部 25 ディスプレイ 26 X,Zパルスモータ制御部 27 色分解処理回路 28 演算処理部 ARA、ARB 視野 BB ベース部 CL 補正用線 DR 赤色撮像データ DR1 第1赤色撮像データ DR2 第2赤色撮像データ DG 緑色撮像データ DG1 第1緑色撮像データ DG2 第2緑色撮像データ DGG1 第1撮像データ DGG2 第2撮像データ DB 青色撮像データ DB1 第1青色撮像データ DB2 第2青色撮像データ DLD1 〜DLD4 出力信号 MC1 第1円マーク MC2 第2円マーク O 原点 VL11 、VL12 第1仮想線 VL21、VL22 第2仮想線
Claims (15)
- 【請求項1】 所定の原点位置を中心座標とする第1基
準マークと、 互いに平行な複数の第1仮想線及び前記第1仮想線と交
差するとともに互いに平行な第2仮想線を想定し、前記
第1仮想線と前記第2仮想線との交点位置を中心座標と
する複数の第2基準マークと、 前記第1仮想線あるいは前記第2仮想線のいずれか一方
に平行、かつ、その離間距離が一定な複数の補正用線
と、が試験面に描かれるとともに、 被検査車両の車輪の回転軸の中心に前記原点位置が一致
するように取り付けられることを特徴とする測定プレー
ト。 - 【請求項2】 請求項1記載の測定プレートにおいて、 前記第1基準マーク、前記第2基準マーク、前記補正用
線は、互いに異なる色で描かれていることを特徴とする
測定プレート。 - 【請求項3】 請求項2記載の測定プレートにおいて、 前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは、それぞ
れ赤色、緑色あるいは青色のいずれか一色で描かれてい
ることを特徴とする測定プレート。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の測定プレー
トにおいて、 前記試験面の前記第1基準マーク、前記第2基準マーク
及び前記補正用線を除く領域であるベース領域と、前記
補正用線とは、一方が白色であり、他方が黒色であるこ
とを特徴とする測定プレート。 - 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
の測定プレートにおいて、 前記第1基準マークは、測定車両の塗装色とは異なる色
に設定されていることを特徴とする測定プレート。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の測定プレートを用いてホイールアラインメントを測定
するホイールアラインメント測定装置であって、 前記測定プレートの前記試験面において、前記第1基準
マーク及び複数の前記第2基準マークを含む第1領域を
撮像し、第1撮像信号を出力する第1撮像手段と、 前記第1撮像手段の光軸との位置関係が予め関係づけら
れた光軸を有し、前記第1領域より小さな面積を有する
前記第1領域に含まれる第2領域を撮像し、第2撮像信
号を出力する第2撮像手段と、 前記第2撮像信号に基づいて前記第2領域内に含まれる
いずれか一の前記第2基準マークを選択第2基準マーク
として選択する選択手段と、 前記第1撮像信号に基づいて前記選択第2基準マークを
前記第1領域内で特定し、当該特定した前記選択第2基
準マークの位置座標を相対基準位置座標として算出する
相対基準位置算出手段と、 前記第2撮像信号及び前記相対基準位置座標に基づいて
前記第2領域内の所定位置の前記原点位置を基準とする
位置座標である原点位置基準位置座標を算出する位置算
出手段と、 を備えたことを特徴とするホイールアラインメント測定
装置。 - 【請求項7】 請求項6記載のホイールアラインメント
測定装置において、 前記選択手段は、前記第2領域内に含まれる前記第2基
準マークのうち、前記所定位置の最も近傍にある前記第
2基準マークを前記選択第2基準マークとして選択する
ことを特徴とするホイールアラインメント測定装置。 - 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載のホイールア
ラインメント測定装置において、 前記第1撮像信号及び第2撮像信号が入力され、色分解
を行って第1赤色撮像信号、第1緑色撮像信号及び第1
青色撮像信号からなる第1色分解撮像信号並びに第2赤
色撮像信号、第2緑色撮像信号及び第2青色撮像信号か
らなる第2色分解撮像信号を出力する色分解手段を有
し、 前記選択手段は、前記第2色分解撮像信号に基づいて、
前記特定第2基準マークを特定し、 前記相対基準位置算出手段は、前記第1色分解撮像信号
に基づいて前記相対基準位置座標を算出する、 ことを特徴とするホイールアラインメント測定装置。 - 【請求項9】 請求項6乃至請求項8のいずれかに記載
のホイールアラインメント測定装置において、 前記相対基準位置算出手段は、前記第2色分解撮像信号
に基づいて前記選択第2基準マークの中心位置座標を前
記相対基準位置座標として算出する中心位置算出手段を
有し、 前記位置算出手段は、前記相対基準位置座標に対する前
記所定位置の相対位置座標を算出する相対位置座標算出
手段と、 前記選択第2基準マークの中心位置座標に前記相対位置
座標を加算することにより前記原点位置基準位置座標と
して算出する原点基準位置座標算出手段と、を有する、 ことを特徴とするホイールアラインメント測定装置。 - 【請求項10】 請求項6乃至請求項9のいずれかに記
載のホイールアラインメント測定装置において、 前記測定プレートの前記試験面上の相異なる位置までの
距離を測定して測定信号を出力する複数の距離センサ
と、 前記複数の距離センサの測定信号に基づいて、前記試験
面までの距離及びキャンバ角を演算する距離演算手段
と、 を備えたことを特徴とするホイールアラインメント測定
装置。 - 【請求項11】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の測定プレートを用いてホイールアラインメントを測
定するホイールアラインメント測定方法であって、 前記測定プレートの前記試験面において、前記第1基準
マーク及び複数の前記第2基準マークを含む第1領域を
撮像する第1撮像工程と、 前記第1領域より小さな面積を有する前記第1領域に含
まれる第2領域を撮像する第2撮像工程と、 前記第2領域内に含まれるいずれか一の前記第2基準マ
ークを選択第2基準マークとして選択する選択工程と、 前記選択第2基準マークを前記第1領域内で特定し、当
該特定した前記選択第2基準マークの位置座標を相対基
準位置座標として算出する相対基準位置算出工程と、 前記第2領域内の所定位置の前記原点位置を基準とする
位置座標である原点位置基準位置座標を前記相対基準位
置座標に基づいて算出する位置算出工程と、 を備えたことを特徴とするホイールアラインメント測定
方法。 - 【請求項12】 請求項11記載のホイールアラインメ
ント測定方法において、 前記選択工程は、前記第2領域内に含まれる前記第2基
準マークのうち、前記所定位置の最も近傍にある前記第
2基準マークを前記選択第2基準マークとして選択する
ようにしたことを特徴とするホイールアラインメント測
定方法。 - 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載のホイ
ールアラインメント測定方法において、 前記第1撮像工程及び第2撮像工程における撮像画面を
それぞれ色分解して第1色分解撮像画面及び第2色分解
撮像画面を生成する色分解工程を有し、 前記選択工程は、前記第2色分解撮像画面に基づいて、
前記特定第2基準マークを特定し、 前記相対基準位置算出工程は、前記第1色分解撮像画面
に基づいて前記相対基準位置座標を算出する、 ことを特徴とするホイールアラインメント測定方法。 - 【請求項14】 請求項11乃至請求項13のいずれか
に記載のホイールアラインメント測定方法において、 前記相対基準位置算出工程は、前記第2色分解撮像画面
に基づいて前記選択第2基準マークの中心位置座標を前
記相対基準位置座標として算出する中心位置算出工程を
有し、 前記位置算出工程は、前記相対基準位置座標に対する前
記所定位置の相対位置座標を算出する相対位置座標算出
工程と、 前記選択第2基準マークの中心位置座標に前記相対位置
座標を加算することにより前記原点位置基準位置座標と
して算出する原点基準位置座標算出工程と、を有する、 ことを特徴とするホイールアラインメント測定方法。 - 【請求項15】 請求項11乃至請求項14のいずれか
に記載のホイールアラインメント測定方法において、 前記測定プレートの前記試験面上の相異なる複数の位置
までの距離を測定する距離測定工程と、 前記測定した距離に基づいて前記試験面までの距離及び
キャンバ角を演算する距離演算工程と、 を備えたことを特徴とするホイールアラインメント測定
方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8206140A JPH1047940A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホイールアラインメント測定方法 |
PCT/JP1997/002043 WO1997047943A1 (fr) | 1996-06-14 | 1997-06-13 | Dispositif pour controler l'alignement des roues et controle de l'alignement des roues |
US09/194,761 US6412183B1 (en) | 1996-06-14 | 1997-06-13 | Wheel alignment measuring instrument and wheel alignment measuring |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8206140A JPH1047940A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホイールアラインメント測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1047940A true JPH1047940A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16518458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8206140A Withdrawn JPH1047940A (ja) | 1996-06-14 | 1996-08-05 | 測定プレート、ホイールアラインメント測定装置及びホイールアラインメント測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1047940A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003505681A (ja) * | 1999-07-24 | 2003-02-12 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 自動車のホイールジオメトリ及び/又は軸線ジオメトリを規定する装置 |
KR100426143B1 (ko) * | 2001-08-10 | 2004-04-08 | 금호타이어 주식회사 | 휴대용 타이어 트레드의 형상 및 깊이 측정장치 |
KR100863435B1 (ko) | 2007-08-13 | 2008-10-16 | 현대자동차주식회사 | 타이어 공기압 관리장치용 센서의 리딩장치 |
JP2011027509A (ja) * | 2009-07-23 | 2011-02-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ解析システムおよびタイヤ解析方法 |
KR101186420B1 (ko) | 2004-09-09 | 2012-09-27 | 신토 에스 프레시젼 가부시키가이샤 | 측정장치의 제어방법 |
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-
1996
- 1996-08-05 JP JP8206140A patent/JPH1047940A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |