JPH1042617A - 園芸用自走車 - Google Patents
園芸用自走車Info
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- JPH1042617A JPH1042617A JP8220765A JP22076596A JPH1042617A JP H1042617 A JPH1042617 A JP H1042617A JP 8220765 A JP8220765 A JP 8220765A JP 22076596 A JP22076596 A JP 22076596A JP H1042617 A JPH1042617 A JP H1042617A
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- body frame
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Handcart (AREA)
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 栽培ハウス内の畝間通路を走行する自走車の
車体フレーム前後両端に、車体の畝上への乗り上げを防
止するための誘導車輪を設けた場合に、この誘導車輪が
畝間通路上の路面に適切なグリップ力をもって接地する
ことで、路上の凹凸面に対応して上下方向に回動し、常
に車体を畝間通路の中央部に誘導できると共に、車体の
誘導を必要としないときには、誘導車輪を車体の上方へ
回動退避させて車体の反転、移動操作が簡便に行えるよ
うにする。 【解決手段】 車体フレーム1の前後両端の左右両側
に、駆動車輪2の外側に突出した位置で、接地面を進行
方向に向かって外側に傾斜させた一対の誘導車輪4を、
支持アーム5を介して車体フレーム1の上下方向へ回動
可能なるように軸着すると共に、左右の支持アームの中
間部と車体フレームとの間に左右の誘導車輪4を車体フ
レーム方向へ引き込むためのスプリング8を連結する。
車体フレーム前後両端に、車体の畝上への乗り上げを防
止するための誘導車輪を設けた場合に、この誘導車輪が
畝間通路上の路面に適切なグリップ力をもって接地する
ことで、路上の凹凸面に対応して上下方向に回動し、常
に車体を畝間通路の中央部に誘導できると共に、車体の
誘導を必要としないときには、誘導車輪を車体の上方へ
回動退避させて車体の反転、移動操作が簡便に行えるよ
うにする。 【解決手段】 車体フレーム1の前後両端の左右両側
に、駆動車輪2の外側に突出した位置で、接地面を進行
方向に向かって外側に傾斜させた一対の誘導車輪4を、
支持アーム5を介して車体フレーム1の上下方向へ回動
可能なるように軸着すると共に、左右の支持アームの中
間部と車体フレームとの間に左右の誘導車輪4を車体フ
レーム方向へ引き込むためのスプリング8を連結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、園芸圃場あるいはハウ
ス内の畝間通路を自走して、収穫物や作業用具の運搬、
又は防除作業を行うための園芸用自走車、詳細には、自
走車が畝の間の通路を走行する間に通路の凹凸面によっ
て畝の方向へ乗り上げるようなことなく、適切に自走で
きるようにした園芸用自走車の改良に関するものであ
る。
ス内の畝間通路を自走して、収穫物や作業用具の運搬、
又は防除作業を行うための園芸用自走車、詳細には、自
走車が畝の間の通路を走行する間に通路の凹凸面によっ
て畝の方向へ乗り上げるようなことなく、適切に自走で
きるようにした園芸用自走車の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、園芸用自走車としては、モー
ター又はエンジンを動力源として、圃場あるいはハウス
内の畝間通路を自走しながら農作物に薬液を散布する自
走型噴霧車などが特開昭63−200861号等により
知られており、また、自走車が畝間通路を走行する間
に、通路の凹凸面等によって進路がずれて畝の方向へ乗
り上げるような異常走行を防止するための手段として、
車体の前面に駆動車輪とは別個に車体の誘導車輪を取り
付けた自走車が実開昭63−15267号等により知ら
れている。
ター又はエンジンを動力源として、圃場あるいはハウス
内の畝間通路を自走しながら農作物に薬液を散布する自
走型噴霧車などが特開昭63−200861号等により
知られており、また、自走車が畝間通路を走行する間
に、通路の凹凸面等によって進路がずれて畝の方向へ乗
り上げるような異常走行を防止するための手段として、
車体の前面に駆動車輪とは別個に車体の誘導車輪を取り
付けた自走車が実開昭63−15267号等により知ら
れている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】畝には、作物の種類、土質、
地域性、畝を作る機械の種類等によって低い畝、高い
畝、幅の広い畝、狭い畝等各種のものがあり、また畝の
間の通路も幅の広いもの、狭いものなど多種多様である
が、一般的に畝間の通路というのは畝の間の土壌を平ら
に均しただけのものであるから、平面が舗装道路のよう
な完全な平坦面であるとはいえず、多数の凹凸面が連続
しており、また、この通路の両側は畝の側壁面が立ち上
がっているために、自走車が比較的大きな凹凸面の上を
通過すると車体の進路が狂って、車体が畝の斜面に沿っ
て畝上に乗り上げ、車体が転倒するという事故が発生す
る。
地域性、畝を作る機械の種類等によって低い畝、高い
畝、幅の広い畝、狭い畝等各種のものがあり、また畝の
間の通路も幅の広いもの、狭いものなど多種多様である
が、一般的に畝間の通路というのは畝の間の土壌を平ら
に均しただけのものであるから、平面が舗装道路のよう
な完全な平坦面であるとはいえず、多数の凹凸面が連続
しており、また、この通路の両側は畝の側壁面が立ち上
がっているために、自走車が比較的大きな凹凸面の上を
通過すると車体の進路が狂って、車体が畝の斜面に沿っ
て畝上に乗り上げ、車体が転倒するという事故が発生す
る。
【0004】また、自走車が通路上を正しく直進せずに
進路が狂って畝の上に乗り上げるということは、単に車
体の転倒事故を引き起こすだけでなく、農作物を損傷し
たり、畝の表面に設けた保護用ビニールシートを破いた
り、農作物の根を傷めることになるので、いかにして車
体による畝への乗り上げを防止できるようにするか、と
いうことがこの種の自走車を開発する際の課題となる。
進路が狂って畝の上に乗り上げるということは、単に車
体の転倒事故を引き起こすだけでなく、農作物を損傷し
たり、畝の表面に設けた保護用ビニールシートを破いた
り、農作物の根を傷めることになるので、いかにして車
体による畝への乗り上げを防止できるようにするか、と
いうことがこの種の自走車を開発する際の課題となる。
【0005】その意味で、前記の実開昭63−1526
7号等により知られる自走車のように、車体の前面に駆
動車輪とは別個の車体誘導車輪を取り付けることは、走
行路面の凹凸により駆動車輪による車体の進路がずれた
ときに、まず前方の誘導車輪が畝の側壁にぶつかるの
で、車体による畝への乗り上げを防止する一つの手段で
はあると考えられる。
7号等により知られる自走車のように、車体の前面に駆
動車輪とは別個の車体誘導車輪を取り付けることは、走
行路面の凹凸により駆動車輪による車体の進路がずれた
ときに、まず前方の誘導車輪が畝の側壁にぶつかるの
で、車体による畝への乗り上げを防止する一つの手段で
はあると考えられる。
【0006】ところでこの自走車では、車体前方の両側
における一方の誘導車輪が畝にぶつかったときにその衝
撃で後方の駆動車輪の向きを畝とは反対の方向へ変えら
れるようにすることを構成上の要旨としているために、
車体前方に設けられる誘導車輪は、車体に対して所定の
傾斜角度を保持したまま、あくまで地面とは接触するこ
となく地面と僅かな間隙をおいた状態で、車体にしっか
りと固定された構成となっている。
における一方の誘導車輪が畝にぶつかったときにその衝
撃で後方の駆動車輪の向きを畝とは反対の方向へ変えら
れるようにすることを構成上の要旨としているために、
車体前方に設けられる誘導車輪は、車体に対して所定の
傾斜角度を保持したまま、あくまで地面とは接触するこ
となく地面と僅かな間隙をおいた状態で、車体にしっか
りと固定された構成となっている。
【0007】しかしながら、このように誘導車輪が車体
に固定された自走車では、図7に示すように、前方の誘
導車輪Bが通路上の凸面Cにぶつかったときに、その衝
撃で車体Aの前輪としての駆動車輪Dが凸面Cとは反対
の方向に変えられとしても、そのとき車体Aの前輪とし
ての駆動車輪Dがたまたま通路上の凹面E上に位置して
いたような場合には、車体に固定された前方の誘導車輪
Bと車体Aの後輪としての駆動車輪Fとによって車体A
を支えしてしまうことになり、前輪としての駆動車輪D
が宙に浮いた状態で空回りして地面に対する回転力を伝
えることができず、車体Aが走行不能となってその場で
停止してしまうという問題点を有している。
に固定された自走車では、図7に示すように、前方の誘
導車輪Bが通路上の凸面Cにぶつかったときに、その衝
撃で車体Aの前輪としての駆動車輪Dが凸面Cとは反対
の方向に変えられとしても、そのとき車体Aの前輪とし
ての駆動車輪Dがたまたま通路上の凹面E上に位置して
いたような場合には、車体に固定された前方の誘導車輪
Bと車体Aの後輪としての駆動車輪Fとによって車体A
を支えしてしまうことになり、前輪としての駆動車輪D
が宙に浮いた状態で空回りして地面に対する回転力を伝
えることができず、車体Aが走行不能となってその場で
停止してしまうという問題点を有している。
【0008】また、この種の自走車は畝間通路を前進し
たのちは後進するように往復移動するものであるから、
前記誘導車輪は車体の前方と後方とに設けられることに
なる。しかし、前記のようにこれらの誘導車輪が車体に
対して固定されている構造では、作業の途中で車体の向
きを反転したり、別の場所へ移動するようなときの操作
として、車体の前後駆動車輪のいずれか一方を支点にし
て他方を持ち上げるような支点回動をしようとするとき
に、支点となる側の誘導車輪が障害となって、車体の反
転操作をスムーズに行えないという取扱上の不便さを有
している。
たのちは後進するように往復移動するものであるから、
前記誘導車輪は車体の前方と後方とに設けられることに
なる。しかし、前記のようにこれらの誘導車輪が車体に
対して固定されている構造では、作業の途中で車体の向
きを反転したり、別の場所へ移動するようなときの操作
として、車体の前後駆動車輪のいずれか一方を支点にし
て他方を持ち上げるような支点回動をしようとするとき
に、支点となる側の誘導車輪が障害となって、車体の反
転操作をスムーズに行えないという取扱上の不便さを有
している。
【0009】更に、前記のように畝間通路は幅が80乃
至100cmもあるようなの広いものとか、幅の狭いも
のなど多種多様であるため、幅の広い通路では当然のこ
とながら誘導車輪の出幅位置も70乃至80cm程度に
広げておかなければならないが、従来の自走車のように
誘導車輪が車体に固定されている構成では、誘導車輪が
通路の広狭幅に応じて適切に対応できないので、車体が
畝間通路の中心を通らずにいずれか片側に沿って走行す
ることになり、農作物の枝や根を傷めてしまうという問
題が生ずる。
至100cmもあるようなの広いものとか、幅の狭いも
のなど多種多様であるため、幅の広い通路では当然のこ
とながら誘導車輪の出幅位置も70乃至80cm程度に
広げておかなければならないが、従来の自走車のように
誘導車輪が車体に固定されている構成では、誘導車輪が
通路の広狭幅に応じて適切に対応できないので、車体が
畝間通路の中心を通らずにいずれか片側に沿って走行す
ることになり、農作物の枝や根を傷めてしまうという問
題が生ずる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来における誘導車輪が固定された自走車の問題点を解
消し、畝通路の幅に応じて誘導車輪の出幅間隔を自由に
選択できるとともに、左右の誘導車輪が弾性により常に
内側方向へ引かれて、通路の凹凸面に対し適切なグリッ
プ力により接地して車体を通路の中心部へ誘導でき、し
かも車体の誘導を必要としないときには、誘導車輪を車
体の上方へ回動退避させて車体の反転、移動操作が簡便
に行え、結果として誘導車輪により畝への乗り上げを適
切に防止できるようにした園芸用自走車の提供を目的と
するものである。
従来における誘導車輪が固定された自走車の問題点を解
消し、畝通路の幅に応じて誘導車輪の出幅間隔を自由に
選択できるとともに、左右の誘導車輪が弾性により常に
内側方向へ引かれて、通路の凹凸面に対し適切なグリッ
プ力により接地して車体を通路の中心部へ誘導でき、し
かも車体の誘導を必要としないときには、誘導車輪を車
体の上方へ回動退避させて車体の反転、移動操作が簡便
に行え、結果として誘導車輪により畝への乗り上げを適
切に防止できるようにした園芸用自走車の提供を目的と
するものである。
【0011】本発明の園芸用自走車は、そのための具体
的手段として、自動走行する車体フレームの少なくとも
前方の左右両側に、接地面が進行方向に向かって外側に
傾斜し、かつ駆動車輪の外側に突出した位置にあるよう
な左右一対の誘導車輪を有する園芸用自走車であって、
下端に夫々誘導車輪を軸着した左右の支持アームの上端
を、車体フレームに対して車体進行方向と平行な軸を中
心に上下方向へ回動可能なるように軸着すると共に、前
記左右の支持アームの中間部と車体フレームとの間に、
夫々の誘導車輪を車体フレーム内側方向への引き込むた
めのスプリングを連結したことを特徴とする。
的手段として、自動走行する車体フレームの少なくとも
前方の左右両側に、接地面が進行方向に向かって外側に
傾斜し、かつ駆動車輪の外側に突出した位置にあるよう
な左右一対の誘導車輪を有する園芸用自走車であって、
下端に夫々誘導車輪を軸着した左右の支持アームの上端
を、車体フレームに対して車体進行方向と平行な軸を中
心に上下方向へ回動可能なるように軸着すると共に、前
記左右の支持アームの中間部と車体フレームとの間に、
夫々の誘導車輪を車体フレーム内側方向への引き込むた
めのスプリングを連結したことを特徴とする。
【0012】誘導車輪の支持アームは車体フレームの前
端面と後端面とに配置することが好ましく、そのための
手段として、車体フレームの左右両側面にフレームの長
さ方向に沿った連結シャフトを配置して、これらの連結
シャフトの両端に前後の誘導車輪支持アームを同角度方
向で一体に軸着するような構成が望ましい。
端面と後端面とに配置することが好ましく、そのための
手段として、車体フレームの左右両側面にフレームの長
さ方向に沿った連結シャフトを配置して、これらの連結
シャフトの両端に前後の誘導車輪支持アームを同角度方
向で一体に軸着するような構成が望ましい。
【0013】誘導車輪を車体フレームの内側方向へ引き
込むための手段としては、左右の支持アームの中間部と
車体フレームの前端面中央部もしくは後端面中央部との
間に夫々左右一対のスプリングを連結する構成が好まし
い。
込むための手段としては、左右の支持アームの中間部と
車体フレームの前端面中央部もしくは後端面中央部との
間に夫々左右一対のスプリングを連結する構成が好まし
い。
【0014】また、誘導車輪を車体フレームの内側方向
へ引き込むための手段としては、左右の支持アームにお
ける中間部の間を互いに一本のスプリングにより連結す
るような構成としてもよい。
へ引き込むための手段としては、左右の支持アームにお
ける中間部の間を互いに一本のスプリングにより連結す
るような構成としてもよい。
【0015】誘導車輪が前記スプリングにより車体フレ
ームの内側方向への引き込み力を与えられることで、誘
導車輪が必要以上に車体フレームの内側方向へ引き込ま
れることを防止する手段として、左右の支持アーム軸着
部下方に誘導車輪支持アームの内側方向への回動力を所
定位置で規制するアーム角度調整ストッパーを設けるこ
とが好ましい。
ームの内側方向への引き込み力を与えられることで、誘
導車輪が必要以上に車体フレームの内側方向へ引き込ま
れることを防止する手段として、左右の支持アーム軸着
部下方に誘導車輪支持アームの内側方向への回動力を所
定位置で規制するアーム角度調整ストッパーを設けるこ
とが好ましい。
【0016】更に、車体フレームの前端面又は後端面に
支持アームの軸着部を設ける具体的手段として、車体フ
レーム端面に縦長孔を介して上下動可能で、両側上方隅
に支持アーム軸着部としての連結シャフトを上方から落
と込める傾斜長孔と、支持アーム軸着部下方に前記アー
ム角度調整ストッパーとを設けた取付けプレートを固定
し、この取付けプレートの表面に、下辺に前記傾斜長孔
内に嵌合した連結シャフトを固定する縦長孔を設けたカ
バープレートを重合して一体に固定するような構成が好
ましい。
支持アームの軸着部を設ける具体的手段として、車体フ
レーム端面に縦長孔を介して上下動可能で、両側上方隅
に支持アーム軸着部としての連結シャフトを上方から落
と込める傾斜長孔と、支持アーム軸着部下方に前記アー
ム角度調整ストッパーとを設けた取付けプレートを固定
し、この取付けプレートの表面に、下辺に前記傾斜長孔
内に嵌合した連結シャフトを固定する縦長孔を設けたカ
バープレートを重合して一体に固定するような構成が好
ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る園芸用自走車
の構成を、図面に示す実施例により説明すると、図1は
この発明の自走車の噴霧手段等を省略した車体フレーム
の構成を示す斜視図であり、箱形の車体フレーム1にお
ける左右両側の前方と後方に設けた四個の駆動車輪2
が、前記フレーム1内に設けられた図示外の電池、モー
タ、伝動機構を介して前後両方向へ自動的に直線走行で
きるようになっており、前記フレーム1の後方には操作
ハンドル3が設けられている。
の構成を、図面に示す実施例により説明すると、図1は
この発明の自走車の噴霧手段等を省略した車体フレーム
の構成を示す斜視図であり、箱形の車体フレーム1にお
ける左右両側の前方と後方に設けた四個の駆動車輪2
が、前記フレーム1内に設けられた図示外の電池、モー
タ、伝動機構を介して前後両方向へ自動的に直線走行で
きるようになっており、前記フレーム1の後方には操作
ハンドル3が設けられている。
【0018】車体フレーム1の前端面1aの下方部に
は、図2および図3に示すように、左右一対の支持アー
ム5が車体の正面方向からみてハの字形に傾斜するよう
に取付けられ、これらの支持アーム5の先端下面には、
該支持アーム5の長さ方向と直交する向きの軸6を介し
て誘導車輪4が夫々回転自在に軸着されている。また、
前記左右一対の支持アーム5は、夫々先端が駆動車輪2
の外側まで延出する長さを有しており、従って、前記支
持アーム5の先端に軸着される誘導車輪4は、いずれも
駆動車輪2の外側に突出した位置にあって、支持アーム
5の傾斜角に伴い接地面が車体の進行方向に向かって外
側に傾斜するように配置されている。
は、図2および図3に示すように、左右一対の支持アー
ム5が車体の正面方向からみてハの字形に傾斜するよう
に取付けられ、これらの支持アーム5の先端下面には、
該支持アーム5の長さ方向と直交する向きの軸6を介し
て誘導車輪4が夫々回転自在に軸着されている。また、
前記左右一対の支持アーム5は、夫々先端が駆動車輪2
の外側まで延出する長さを有しており、従って、前記支
持アーム5の先端に軸着される誘導車輪4は、いずれも
駆動車輪2の外側に突出した位置にあって、支持アーム
5の傾斜角に伴い接地面が車体の進行方向に向かって外
側に傾斜するように配置されている。
【0019】前記左右一対の支持アーム5は、上端が車
体フレーム1の前端面1a下方部に対して車体進行方向
と平行な向きの軸7により軸着されて、図2および図3
に鎖線で示すように、左右の支持アーム5がいずれも前
記軸7を中心にして上下方向へ回動するように設けられ
ている。
体フレーム1の前端面1a下方部に対して車体進行方向
と平行な向きの軸7により軸着されて、図2および図3
に鎖線で示すように、左右の支持アーム5がいずれも前
記軸7を中心にして上下方向へ回動するように設けられ
ている。
【0020】前記のように、左右の支持アーム5を車体
の正面方向からみてハの字形に傾斜させる手段として、
これら左右の支持アーム5の中間部と車体フレーム1の
前端面1aの下方中央部に突出させた突起9との間に左
右一対のスプリング8を連結して、前記左右の誘導車輪
4に車体フレーム内側方向へ引き込む力を与え、夫々の
誘導車輪4と接する畝間通路10に凹凸面があっても、
前記スプリング8による内側方向へ引き込む力により誘
導車輪4が常に地面を強力にグリップして、車体を畝間
通路10の中央部に誘導させるようになっいる。なお、
駆動車輪支持アーム5がスプリング8によって内側方向
へ引き込まれる力は、後述する車体フレーム1の端面下
方部に設けられたアーム角度調整ストッパー20により
所定の位置で規制される。
の正面方向からみてハの字形に傾斜させる手段として、
これら左右の支持アーム5の中間部と車体フレーム1の
前端面1aの下方中央部に突出させた突起9との間に左
右一対のスプリング8を連結して、前記左右の誘導車輪
4に車体フレーム内側方向へ引き込む力を与え、夫々の
誘導車輪4と接する畝間通路10に凹凸面があっても、
前記スプリング8による内側方向へ引き込む力により誘
導車輪4が常に地面を強力にグリップして、車体を畝間
通路10の中央部に誘導させるようになっいる。なお、
駆動車輪支持アーム5がスプリング8によって内側方向
へ引き込まれる力は、後述する車体フレーム1の端面下
方部に設けられたアーム角度調整ストッパー20により
所定の位置で規制される。
【0021】前記のように、左右の支持アーム5の中間
部と車体フレーム前端面1aとの間に左右一対のスプリ
ング8が連結されることにより、畝間から畝間への移動
時や、作業終了時のように誘導車輪4が不要のときに
は、図2および図3の鎖線で示すように、誘導車輪4を
スプリング8の張力に抗して上方へ回動させると、支持
アーム5は回動死点を過ぎた上方位置で安定よく立ち上
がった状態を維持し、駆動車輪2だけにより車体の移動
を円滑に行うことができる。
部と車体フレーム前端面1aとの間に左右一対のスプリ
ング8が連結されることにより、畝間から畝間への移動
時や、作業終了時のように誘導車輪4が不要のときに
は、図2および図3の鎖線で示すように、誘導車輪4を
スプリング8の張力に抗して上方へ回動させると、支持
アーム5は回動死点を過ぎた上方位置で安定よく立ち上
がった状態を維持し、駆動車輪2だけにより車体の移動
を円滑に行うことができる。
【0022】更に、前記左右一対の支持アーム5は、図
4で示すように、先端に複数のボルト接続孔12を開設
したアーム本体11と、誘導車輪4を軸着する車輪支持
プレート13とを接続する構成となっており、前記車輪
支持プレート13は、誘導車輪4を軸着する基板13a
の側面における取付け辺13bの先端部と後端部とに、
アーム本体11の前記ボルト接続孔12とボルト15を
介して接続される夫々複数のボルト接続孔14a,14
bを有している。
4で示すように、先端に複数のボルト接続孔12を開設
したアーム本体11と、誘導車輪4を軸着する車輪支持
プレート13とを接続する構成となっており、前記車輪
支持プレート13は、誘導車輪4を軸着する基板13a
の側面における取付け辺13bの先端部と後端部とに、
アーム本体11の前記ボルト接続孔12とボルト15を
介して接続される夫々複数のボルト接続孔14a,14
bを有している。
【0023】なお、前記取付け辺13bの先端部のボル
ト接続孔14aは、アーム本体11のボルト接続孔12
と平行な向きに開設されており、図4aのように、この
ボルト接続孔14aとアーム本体11のボルト接続孔1
2とがボルト15により接続されると、取付け辺13b
とアーム本体11とが直線状に接続されて、図2に示し
た傾斜角と長さの大きい幅広通路用または広畝用の支持
アーム5とすることができる。
ト接続孔14aは、アーム本体11のボルト接続孔12
と平行な向きに開設されており、図4aのように、この
ボルト接続孔14aとアーム本体11のボルト接続孔1
2とがボルト15により接続されると、取付け辺13b
とアーム本体11とが直線状に接続されて、図2に示し
た傾斜角と長さの大きい幅広通路用または広畝用の支持
アーム5とすることができる。
【0024】一方、取付け辺13bの後端部のボルト接
続孔14bは、アーム本体11のボルト接続孔12とは
傾斜状に開設されていて、図4bのように、このボルト
接続孔14bがアーム本体11のボルト接続孔12にボ
ルト15により接続されると、取付け辺13bとアーム
本体11とが傾斜状に接続されて、図3に示した傾斜角
が小さく長さの短い幅の狭い通路用または垂直畝用の支
持アーム5とすることができる。
続孔14bは、アーム本体11のボルト接続孔12とは
傾斜状に開設されていて、図4bのように、このボルト
接続孔14bがアーム本体11のボルト接続孔12にボ
ルト15により接続されると、取付け辺13bとアーム
本体11とが傾斜状に接続されて、図3に示した傾斜角
が小さく長さの短い幅の狭い通路用または垂直畝用の支
持アーム5とすることができる。
【0025】また、誘導車輪4を軸着する基板13aに
おける誘導車輪軸6の接続孔6aも、アーム本体11の
長さ方向に沿って複数個開設しておくことにより、誘導
車輪4の取付け位置を調整するのに適している。
おける誘導車輪軸6の接続孔6aも、アーム本体11の
長さ方向に沿って複数個開設しておくことにより、誘導
車輪4の取付け位置を調整するのに適している。
【0026】前記支持アーム5と誘導車輪4は、図1に
示すように、車体フレーム1の前端面1aだけでなく、
車体フレーム1の後端面1bにも同様な形状で設けられ
る。この場合、前記のように、畝間から畝間への移動時
や、作業終了時における誘導車輪4の上方への回動ある
いは作業開始時における誘導車輪4の下方への回動操作
を考慮して、前後いずれか一方の誘導車輪4を上方もし
くは下方へ回動することで、同時に他方の誘導車輪4も
上方もしくは下方へ回動するようにしておくことが好ま
しい。
示すように、車体フレーム1の前端面1aだけでなく、
車体フレーム1の後端面1bにも同様な形状で設けられ
る。この場合、前記のように、畝間から畝間への移動時
や、作業終了時における誘導車輪4の上方への回動ある
いは作業開始時における誘導車輪4の下方への回動操作
を考慮して、前後いずれか一方の誘導車輪4を上方もし
くは下方へ回動することで、同時に他方の誘導車輪4も
上方もしくは下方へ回動するようにしておくことが好ま
しい。
【0027】そのための手段として、車体フレーム1の
両側面下方部に、該フレーム1の長さ方向に沿った両端
が車体フレーム1の前端面1aから後端面1bにおよぶ
長さの連結シャフト16を配置し、これらの連結シャフ
ト16の両端に前後の誘導車輪支持アーム5が同角度方
向で一体に軸着されている。
両側面下方部に、該フレーム1の長さ方向に沿った両端
が車体フレーム1の前端面1aから後端面1bにおよぶ
長さの連結シャフト16を配置し、これらの連結シャフ
ト16の両端に前後の誘導車輪支持アーム5が同角度方
向で一体に軸着されている。
【0028】図5は、車体フレーム1の両端面下方部に
前記連結シャフト16を装着するのに適した機構を示し
ている。この連結シャフト装着機構は、車体フレームの
前端面1aおよび後端面1bに固定される取付けプレー
ト17と、この取付けプレート17の表面に重合される
カバープレート24とからなっており、取付けプレート
17は中央部上方に開設した一対の平行する縦長孔18
にボルト19を介して車体フレームの前端面1aおよび
後端面1bへ上下動可能に取り付けられる。
前記連結シャフト16を装着するのに適した機構を示し
ている。この連結シャフト装着機構は、車体フレームの
前端面1aおよび後端面1bに固定される取付けプレー
ト17と、この取付けプレート17の表面に重合される
カバープレート24とからなっており、取付けプレート
17は中央部上方に開設した一対の平行する縦長孔18
にボルト19を介して車体フレームの前端面1aおよび
後端面1bへ上下動可能に取り付けられる。
【0029】また、前記取付けプレート17は、車体フ
レーム1の両側面より外側へ突出する両端辺の上方隅部
に、前記連結シャフト16の両端部を上方から落と込ん
で支持することのできる傾斜状長孔21を有していると
共に、この傾斜状長孔21の下方部分には、前記支持ア
ーム5の前記スプリング8による内側方向への引き込み
力を所定の位置でロックするためのアーム角度調整スト
ッパー20を有しており、このストッパー20は傾斜状
に折曲げた突片22と突出長さを調整できるボルト23
とからなっている。
レーム1の両側面より外側へ突出する両端辺の上方隅部
に、前記連結シャフト16の両端部を上方から落と込ん
で支持することのできる傾斜状長孔21を有していると
共に、この傾斜状長孔21の下方部分には、前記支持ア
ーム5の前記スプリング8による内側方向への引き込み
力を所定の位置でロックするためのアーム角度調整スト
ッパー20を有しており、このストッパー20は傾斜状
に折曲げた突片22と突出長さを調整できるボルト23
とからなっている。
【0030】また、この取付けプレート17の前面に取
付けられるカバープレート24は、長さが取付けプレー
ト17と同じで、幅が取付けプレート17よりも短い鉄
板からなっていて、下辺に取付けプレート17の縦長孔
18と連通する縦長孔25と、同じく取付けプレート1
7の前記傾斜状長孔21内に嵌合した連結シャフト16
の両端部を上方から固定するための縦長孔26とが設け
られている。
付けられるカバープレート24は、長さが取付けプレー
ト17と同じで、幅が取付けプレート17よりも短い鉄
板からなっていて、下辺に取付けプレート17の縦長孔
18と連通する縦長孔25と、同じく取付けプレート1
7の前記傾斜状長孔21内に嵌合した連結シャフト16
の両端部を上方から固定するための縦長孔26とが設け
られている。
【0031】前記取付けプレート17が、まず中央部の
縦長孔18にボルト19を介して車体フレームの前端面
1aおよび後端面1bの所定の高さ位置に固定されてか
ら、両端に前記駆動車輪支持アーム5を固定した前記連
結シャフト16の両端部を、上方隅部の傾斜状長孔21
内に上方から落とし込んで支持し、次いで、カバープレ
ート24を取付けプレート17の表面上方から両側の縦
長孔26が連結シャフト16の上に嵌合するように落と
し込んで重合し、カバープレート24の両端を取付けプ
レート17の両端にボルト27を介して一体的に固定す
る。
縦長孔18にボルト19を介して車体フレームの前端面
1aおよび後端面1bの所定の高さ位置に固定されてか
ら、両端に前記駆動車輪支持アーム5を固定した前記連
結シャフト16の両端部を、上方隅部の傾斜状長孔21
内に上方から落とし込んで支持し、次いで、カバープレ
ート24を取付けプレート17の表面上方から両側の縦
長孔26が連結シャフト16の上に嵌合するように落と
し込んで重合し、カバープレート24の両端を取付けプ
レート17の両端にボルト27を介して一体的に固定す
る。
【0032】上記の実施例では、駆動車輪支持アーム5
に内側方向への引上込み力を与える手段として、車体フ
レーム1の前端面に突出した突起9と夫々の支持アーム
5の中間部との間に夫々左右一対のスプリング8を連結
したが、図6のように、左右の支持アーム5の中間部を
互いに一本のスプリング38の両端により連結するよう
な構成としてもよい。
に内側方向への引上込み力を与える手段として、車体フ
レーム1の前端面に突出した突起9と夫々の支持アーム
5の中間部との間に夫々左右一対のスプリング8を連結
したが、図6のように、左右の支持アーム5の中間部を
互いに一本のスプリング38の両端により連結するよう
な構成としてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の園芸用
自走車では、車体フレーム1の両側に接地面を進行方向
に向かって外側に傾斜するように配置する誘導車輪4の
左右支持アーム5を、車体フレーム1に対して上下方向
に回動可能なるように軸着すると共に、前記左右の支持
アーム5の中間部と車体フレーム1との間に誘導車輪4
を車体フレーム内側方向へ引き込むようなスプリング8
を連結したので、駆動車輪2の外側に位置する左右の誘
導車輪4が、常に畝間通路10の両側部分にスプリング
8によるグリップ力をもって接地することになり、車体
フレーム1の進路がずれて片側の誘導車輪4が畝の傾斜
面に接触すると、誘導車輪4が外側方向へ開こうとする
力に対してスプリング8の張力が抵抗して内側へ引き込
むので、車体フレーム1の進路を畝間通路の中央部へ修
正誘導することができる。
自走車では、車体フレーム1の両側に接地面を進行方向
に向かって外側に傾斜するように配置する誘導車輪4の
左右支持アーム5を、車体フレーム1に対して上下方向
に回動可能なるように軸着すると共に、前記左右の支持
アーム5の中間部と車体フレーム1との間に誘導車輪4
を車体フレーム内側方向へ引き込むようなスプリング8
を連結したので、駆動車輪2の外側に位置する左右の誘
導車輪4が、常に畝間通路10の両側部分にスプリング
8によるグリップ力をもって接地することになり、車体
フレーム1の進路がずれて片側の誘導車輪4が畝の傾斜
面に接触すると、誘導車輪4が外側方向へ開こうとする
力に対してスプリング8の張力が抵抗して内側へ引き込
むので、車体フレーム1の進路を畝間通路の中央部へ修
正誘導することができる。
【0034】また、左右の誘導車輪4は走行路面の凹凸
状態に独自に対応して内外方向へ可動するので、例え
ば、図7に示した従来型自走車の例のように、誘導車輪
4が通路上の凸面にぶつかったときに、たまたま車体フ
レーム1の前輪としての駆動車輪が畝間通路の凹面上に
位置したような場合には、誘導車輪4がスプリング8の
張力に抵抗して外側へ開くので、車体フレーム1の前輪
としての駆動車輪は宙に浮くことなく接地した状態を維
持して、車体が走行不能となる現象を防止することがで
きる。
状態に独自に対応して内外方向へ可動するので、例え
ば、図7に示した従来型自走車の例のように、誘導車輪
4が通路上の凸面にぶつかったときに、たまたま車体フ
レーム1の前輪としての駆動車輪が畝間通路の凹面上に
位置したような場合には、誘導車輪4がスプリング8の
張力に抵抗して外側へ開くので、車体フレーム1の前輪
としての駆動車輪は宙に浮くことなく接地した状態を維
持して、車体が走行不能となる現象を防止することがで
きる。
【0035】このようにして、この自走車では、誘導車
輪4にスプリング8による内側への引き込み張力を与え
るので、常に車体フレーム1の進路を畝間通路の中央部
へ修正誘導することができ、車体が畝に乗り上げること
による転倒を防止できること、農作物やその根を傷める
ことを防止できること、畝の保護用ビニールシートの破
損を防止できることなどの効果を発揮することができ
る。
輪4にスプリング8による内側への引き込み張力を与え
るので、常に車体フレーム1の進路を畝間通路の中央部
へ修正誘導することができ、車体が畝に乗り上げること
による転倒を防止できること、農作物やその根を傷める
ことを防止できること、畝の保護用ビニールシートの破
損を防止できることなどの効果を発揮することができ
る。
【0036】更に、実施例で示したように、車体フレー
ム1の前後に設ける誘導車輪支持アーム5を、車体フレ
ーム1の左右両側面に平行に配置した連結シャフト16
の両端に夫々一体的に接続するようにした場合には、畝
間から畝間への移動時や、作業終了時のように誘導車輪
4が不要のときに、後方の誘導車輪4をスプリング8の
張力に抗して上方へ回動させれば、前方の誘導車輪4も
連結シャフト16を介して同時に上方へ回動されるの
で、車体の反転操作に際して車体の前端または後端を持
ち上げるための取扱い操作を簡便に行えること、また、
誘導車輪4の上下方向への回動は左側と右側とで別々に
行えるので、作業の内容によって片側の誘導車輪4を下
向きとして別の片側の誘導車輪4は上向きとして作業を
行えるなどの効果を有する。
ム1の前後に設ける誘導車輪支持アーム5を、車体フレ
ーム1の左右両側面に平行に配置した連結シャフト16
の両端に夫々一体的に接続するようにした場合には、畝
間から畝間への移動時や、作業終了時のように誘導車輪
4が不要のときに、後方の誘導車輪4をスプリング8の
張力に抗して上方へ回動させれば、前方の誘導車輪4も
連結シャフト16を介して同時に上方へ回動されるの
で、車体の反転操作に際して車体の前端または後端を持
ち上げるための取扱い操作を簡便に行えること、また、
誘導車輪4の上下方向への回動は左側と右側とで別々に
行えるので、作業の内容によって片側の誘導車輪4を下
向きとして別の片側の誘導車輪4は上向きとして作業を
行えるなどの効果を有する。
【図1】本発明に係る園芸用自走車の全体構成を示す斜
視図。
視図。
【図2】誘導車輪支持アームを長くした場合の正面図。
【図3】誘導車輪支持アームを短くした場合の正面図。
【図4】誘導車輪支持アームの構成を示す斜視図。
【図5】車体フレームの両端面下方部に取付ける連結シ
ャフト装着機構の構成を示す斜視図。
ャフト装着機構の構成を示す斜視図。
【図6】別の実施例としての構成を示す正面図。
【図7】従来の自走車の構成と使用状態を示す側面図。
1:車体フレーム 1a:車体フレーム前端面 1b:車体フレーム後端面 2:駆動車輪 3:操作ハンドル 4:誘導車輪 5:支持アーム 6:誘導車輪軸 7:支持アーム回動軸 8,38:スプリング 9:突起 10:畝間通路 11:支持アーム本体 12:ボルト接続孔 13:車輪支持プレート 13a:基板 13b:取付け辺 14a,14b:ボルト接続孔 15,19,23,27:ボルト 16:連結シャフト 17:取付けプレート 18,25,26:縦長孔 20:アーム角度調整ストッパー 21:傾斜状長孔 22:突片 24:カバープレート
Claims (6)
- 【請求項1】 自動走行する車体フレームの少なくとも
前方の左右両側に、接地面が進行方向に向かって外側に
傾斜し、かつ駆動車輪の外側に突出した位置にあるよう
な左右一対の誘導車輪を有する園芸用自走車であって、 下端に夫々誘導車輪を軸着した左右の支持アームの上端
を、車体フレームに対して車体進行方向と平行な軸を中
心に上下方向へ回動可能なるように軸着すると共に、前
記左右の支持アームの中間部と車体フレームとの間に、
夫々の誘導車輪を車体フレーム内側方向へ引き込むため
のスプリングを連結したことを特徴とする園芸用自走
車。 - 【請求項2】 誘導車輪の支持アームが車体フレームの
前端面と後端面とに配置され、前後の誘導車輪支持アー
ムが車体フレーム両側面の長さ方向に沿って配置された
連結シャフトの両端に同角度方向で一体に軸着されてい
る請求項1の園芸用自走車。 - 【請求項3】 左右の支持アームの中間部と車体フレー
ムの前端面中央部もしくは後端面中央部との間が夫々左
右一対のスプリングにより連結されている請求項1又は
2の園芸用自走車。 - 【請求項4】 左右の支持アームにおける中間部間が互
いに一本のスプリングにより連結されている請求項1又
は2の園芸用自走車。 - 【請求項5】 左右の支持アーム軸着部下方に前記スプ
リングによる誘導車輪支持アームの内側方向への回動力
を所定位置で規制するアーム角度調整ストッパーを有す
る請求項1〜4いずれかの園芸用自走車。 - 【請求項6】 車体フレームの端面に支持アームの軸着
部を設ける手段として、車体フレーム前後両端面に縦長
孔を介して上下動可能で、両側上方隅に支持アーム軸着
部としての前記連結シャフトを上方から落とし込める傾
斜長孔と、該傾斜長孔の下方に前記アーム角度調整スト
ッパーとを有する取付けプレートと、下辺に前記傾斜長
孔内に嵌合した連結シャフトを固定する縦長孔を設けた
前記取付けプレートの表面に重合されるカバープレート
とを備えた請求項2の園芸用自走車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220765A JPH1042617A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 園芸用自走車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220765A JPH1042617A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 園芸用自走車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1042617A true JPH1042617A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16756209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8220765A Ceased JPH1042617A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 園芸用自走車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1042617A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002112607A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Iseki & Co Ltd | 畝作業機の畝案内装置 |
JP2006347316A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Anzen Motor Car Co Ltd | ブレーキドラム交換用機器 |
JP2006347317A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Anzen Motor Car Co Ltd | ブレーキドラムパレット |
JP2008118878A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Kanto Noki Kk | 農作業車の畝間誘導装置 |
KR200450362Y1 (ko) * | 2010-07-29 | 2010-09-27 | 정현욱 | 잎담배용 전동식 운반기 |
CN106347432A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-25 | 国网山东省电力公司招远市供电公司 | 一种电杆搬运装卸装置 |
CN106739887A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-31 | 于光成 | 可平地行走的单轨轨道车 |
WO2018052196A1 (ko) * | 2016-09-19 | 2018-03-22 | 이국환 | 평형보조장치를 구비한 운반 대차 |
RU190903U1 (ru) * | 2019-03-15 | 2019-07-16 | Федеральное государственное бюджетное научное учреждение "Всероссийский научно-исследовательский институт табака, махорки и табачных изделий" (ФГБНУ ВНИИТТИ) | Энергетическое мостовое шасси |
CN112519689A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-03-19 | 苏州极目机器人科技有限公司 | 寻边装置及无人农业车辆 |
WO2022088288A1 (zh) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 苏州极目机器人科技有限公司 | 导航结构和无人车 |
WO2022088287A1 (zh) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 苏州极目机器人科技有限公司 | 跟垄组件及无人车 |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP8220765A patent/JPH1042617A/ja not_active Ceased
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002112607A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Iseki & Co Ltd | 畝作業機の畝案内装置 |
JP2006347316A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Anzen Motor Car Co Ltd | ブレーキドラム交換用機器 |
JP2006347317A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Anzen Motor Car Co Ltd | ブレーキドラムパレット |
JP2008118878A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Kanto Noki Kk | 農作業車の畝間誘導装置 |
KR200450362Y1 (ko) * | 2010-07-29 | 2010-09-27 | 정현욱 | 잎담배용 전동식 운반기 |
CN106347432A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-25 | 国网山东省电力公司招远市供电公司 | 一种电杆搬运装卸装置 |
WO2018052196A1 (ko) * | 2016-09-19 | 2018-03-22 | 이국환 | 평형보조장치를 구비한 운반 대차 |
CN106739887A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-31 | 于光成 | 可平地行走的单轨轨道车 |
RU190903U1 (ru) * | 2019-03-15 | 2019-07-16 | Федеральное государственное бюджетное научное учреждение "Всероссийский научно-исследовательский институт табака, махорки и табачных изделий" (ФГБНУ ВНИИТТИ) | Энергетическое мостовое шасси |
CN112519689A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-03-19 | 苏州极目机器人科技有限公司 | 寻边装置及无人农业车辆 |
WO2022088289A1 (zh) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 苏州极目机器人科技有限公司 | 寻边装置及无人农业车辆 |
WO2022088288A1 (zh) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 苏州极目机器人科技有限公司 | 导航结构和无人车 |
WO2022088287A1 (zh) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 苏州极目机器人科技有限公司 | 跟垄组件及无人车 |
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