JPH1040945A - 燃料電池の冷却装置 - Google Patents
燃料電池の冷却装置Info
- Publication number
- JPH1040945A JPH1040945A JP8199047A JP19904796A JPH1040945A JP H1040945 A JPH1040945 A JP H1040945A JP 8199047 A JP8199047 A JP 8199047A JP 19904796 A JP19904796 A JP 19904796A JP H1040945 A JPH1040945 A JP H1040945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- flow rate
- rate adjusting
- fuel cell
- adjusting means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims abstract description 234
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims description 50
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims abstract description 74
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 57
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims abstract description 4
- NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N Phosphoric acid Chemical compound OP(O)(O)=O NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 36
- 229910000147 aluminium phosphate Inorganic materials 0.000 description 18
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 description 17
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 15
- 230000005514 two-phase flow Effects 0.000 description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 4
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 3
- 238000003487 electrochemical reaction Methods 0.000 description 3
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 3
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 3
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 1
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 1
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 1
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 1
- 229910019142 PO4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 1
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000003345 natural gas Substances 0.000 description 1
- 239000007800 oxidant agent Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-K phosphate Chemical compound [O-]P([O-])([O-])=O NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 1
- 239000010452 phosphate Substances 0.000 description 1
- 230000000191 radiation effect Effects 0.000 description 1
- 239000012495 reaction gas Substances 0.000 description 1
- 238000002407 reforming Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層された冷却板内の冷却管を流れる冷却水
流量をセルスタック構造の全体に亘って可能な限り均一
にし、冷却能力を最適な状態に維持する。 【解決手段】 複数の単セル1からなる多数のサブスタ
ック7と多数の冷却板6とが交互に積層されてセルスタ
ック構造10が形成される。セルスタック構造10の一
側面の近傍には、冷却水の給水マニホールド14と排水
マニホールド15が並べて立設される。複数の冷却板6
に設けられた各冷却管12の給水側および排水側の端部
は、ユニオン21によって各絶縁ホース22の一端に直
接接続される。給水/排水マニホールド14,15の元
管の各々には、複数の冷却管12の各々に対応する複数
の枝管23が溶接され、各枝管23の端部は、ユニオン
21によって各絶縁ホース22の他端に直接接続され
る。全てのユニオン21の内部に、冷却水流量を抑制す
る流量調整スリーブ24が挿入される。
流量をセルスタック構造の全体に亘って可能な限り均一
にし、冷却能力を最適な状態に維持する。 【解決手段】 複数の単セル1からなる多数のサブスタ
ック7と多数の冷却板6とが交互に積層されてセルスタ
ック構造10が形成される。セルスタック構造10の一
側面の近傍には、冷却水の給水マニホールド14と排水
マニホールド15が並べて立設される。複数の冷却板6
に設けられた各冷却管12の給水側および排水側の端部
は、ユニオン21によって各絶縁ホース22の一端に直
接接続される。給水/排水マニホールド14,15の元
管の各々には、複数の冷却管12の各々に対応する複数
の枝管23が溶接され、各枝管23の端部は、ユニオン
21によって各絶縁ホース22の他端に直接接続され
る。全てのユニオン21の内部に、冷却水流量を抑制す
る流量調整スリーブ24が挿入される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学反応によ
って電気エネルギーを発生させる燃料電池に係り、特
に、複数の単電池からなる複数のサブスタックと複数の
冷却板とが交互に積層されて形成された積層体構造を冷
却するための、燃料電池の冷却装置に関する。
って電気エネルギーを発生させる燃料電池に係り、特
に、複数の単電池からなる複数のサブスタックと複数の
冷却板とが交互に積層されて形成された積層体構造を冷
却するための、燃料電池の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池では、天然ガス等を改質して得
られた燃料である水素と、酸化剤である空気とが燃料電
池本体内に供給され、リン酸液等の電解質を介して電気
化学反応により電気エネルギーの発生が行われている。
また、燃料電池の発電時に発生する熱を回収して有効利
用することにより、効率的なエネルギー発生システムが
実現されている。このような燃料電池においては、最小
単位の発電機能を有する一つの単電池(以下、単セルと
呼ぶ)が多数積層され、積層体構造(以下、セルスタッ
ク構造と呼ぶ)が構成されている。図6は、このような
セルスタック構造と冷却装置の部分切欠きを含む斜視図
であり、図7は、単セルを示す分解斜視図である。
られた燃料である水素と、酸化剤である空気とが燃料電
池本体内に供給され、リン酸液等の電解質を介して電気
化学反応により電気エネルギーの発生が行われている。
また、燃料電池の発電時に発生する熱を回収して有効利
用することにより、効率的なエネルギー発生システムが
実現されている。このような燃料電池においては、最小
単位の発電機能を有する一つの単電池(以下、単セルと
呼ぶ)が多数積層され、積層体構造(以下、セルスタッ
ク構造と呼ぶ)が構成されている。図6は、このような
セルスタック構造と冷却装置の部分切欠きを含む斜視図
であり、図7は、単セルを示す分解斜視図である。
【0003】[1.単セルの構成]以下には、図7を参
照して単セル1の構成を説明する。図7に示すように、
単セル1は、電解質を保持したマトリックス2を有す
る。このマトリックス2の両側には、矢印A方向から燃
料である水素が供給される燃料極3aと、矢印B方向か
ら空気が供給される空気極3bとがそれぞれ配置されて
いる。この場合、燃料極3aの外側には、水素を流すた
めのリブ付電極基材4aが配置され、空気極3bの外側
には、空気を流すためのリブ付電極基材4bが配置され
ている。また、これらの一対のリブ付電極基材4a,4
bの外側両面には、ガス不透過性のセパレータ5がそれ
ぞれ配置されている。すなわち、以上のようなマトリッ
クス2、燃料極3a、空気極3b、一対のリブ付電極基
材4a,4bにより、一つの単セル1が構成され、セパ
レータ5を介して多数の単セル1が積層されている。
照して単セル1の構成を説明する。図7に示すように、
単セル1は、電解質を保持したマトリックス2を有す
る。このマトリックス2の両側には、矢印A方向から燃
料である水素が供給される燃料極3aと、矢印B方向か
ら空気が供給される空気極3bとがそれぞれ配置されて
いる。この場合、燃料極3aの外側には、水素を流すた
めのリブ付電極基材4aが配置され、空気極3bの外側
には、空気を流すためのリブ付電極基材4bが配置され
ている。また、これらの一対のリブ付電極基材4a,4
bの外側両面には、ガス不透過性のセパレータ5がそれ
ぞれ配置されている。すなわち、以上のようなマトリッ
クス2、燃料極3a、空気極3b、一対のリブ付電極基
材4a,4bにより、一つの単セル1が構成され、セパ
レータ5を介して多数の単セル1が積層されている。
【0004】[2.セルスタック構造の構成]以下に
は、図6を参照してセルスタック構造10の構成を説明
する。まず、上記のような単セル1が5〜10個積層さ
れる毎に、水冷却式の冷却板6が挿入され、図6に示す
ように、この冷却板6で区分された単セル1の積層部分
毎に、一つのサブスタック7が構成されている。そし
て、このような多数のサブスタック7と多数の冷却板6
とが交互に積層されてセルスタック構造10が形成され
ている。なお、図6に示すように、複数の冷却板6に
は、セルスタック構造10の下側から上側に向かって、
ここでは例えば、No.1、No.2、…、No.4
0、No.41という連続番号が付けられている。
は、図6を参照してセルスタック構造10の構成を説明
する。まず、上記のような単セル1が5〜10個積層さ
れる毎に、水冷却式の冷却板6が挿入され、図6に示す
ように、この冷却板6で区分された単セル1の積層部分
毎に、一つのサブスタック7が構成されている。そし
て、このような多数のサブスタック7と多数の冷却板6
とが交互に積層されてセルスタック構造10が形成され
ている。なお、図6に示すように、複数の冷却板6に
は、セルスタック構造10の下側から上側に向かって、
ここでは例えば、No.1、No.2、…、No.4
0、No.41という連続番号が付けられている。
【0005】さらに、このセルスタック構造10の最上
部と最下部とには、締付板8が設けられ、これらの締付
板8は、タイロッド(図示せず)でセルスタック構造全
体を積層方向に所定の荷重で締め付けている。また、こ
の上下の締付板8には、停止時保温用の電気ヒータ9が
設けられている。
部と最下部とには、締付板8が設けられ、これらの締付
板8は、タイロッド(図示せず)でセルスタック構造全
体を積層方向に所定の荷重で締め付けている。また、こ
の上下の締付板8には、停止時保温用の電気ヒータ9が
設けられている。
【0006】[3.冷却装置の給水/排水システムの構
成]以下には、図6、図8〜図11を参照して、セルス
タック構造10の冷却を行う冷却装置のうち、特に、給
水マニホールドから冷却板6に冷却水を供給し、冷却板
6から排水マニホールドに冷却水を排水するための給水
/排水システムの構成を説明する。ここで、図8は、冷
却板を示す断面図、図9は、排水マニホールドを示す断
面図、図10は、冷却管と絶縁ホースとの嵌め込み部分
を示す断面図、図11は、給水/排水マニホールドと絶
縁ホースとの嵌め込み部分を示す断面図である。
成]以下には、図6、図8〜図11を参照して、セルス
タック構造10の冷却を行う冷却装置のうち、特に、給
水マニホールドから冷却板6に冷却水を供給し、冷却板
6から排水マニホールドに冷却水を排水するための給水
/排水システムの構成を説明する。ここで、図8は、冷
却板を示す断面図、図9は、排水マニホールドを示す断
面図、図10は、冷却管と絶縁ホースとの嵌め込み部分
を示す断面図、図11は、給水/排水マニホールドと絶
縁ホースとの嵌め込み部分を示す断面図である。
【0007】まず、冷却板6は、図8に示すように、一
対のホルダー11a,11bからなる冷却基板11を備
えている。この冷却基板11内には、金属製の冷却管1
2が熱伝導性の高い充填材13を介して埋設されてい
る。この冷却管12は、図6に示すように、蛇行ループ
状に構成されている。
対のホルダー11a,11bからなる冷却基板11を備
えている。この冷却基板11内には、金属製の冷却管1
2が熱伝導性の高い充填材13を介して埋設されてい
る。この冷却管12は、図6に示すように、蛇行ループ
状に構成されている。
【0008】一方、図6に示すように、セルスタック構
造10の一側面の近傍には、冷却水の給水マニホールド
14と排水マニホールド15が並べて立設されており、
これらの給水/排水マニホールド14,15に対し、複
数の冷却板6の冷却管12の両端がそれぞれ接続されて
いる。
造10の一側面の近傍には、冷却水の給水マニホールド
14と排水マニホールド15が並べて立設されており、
これらの給水/排水マニホールド14,15に対し、複
数の冷却板6の冷却管12の両端がそれぞれ接続されて
いる。
【0009】このような個別の冷却管12と共通の給水
/排水マニホールド14,15との接続は、冷却管12
の両端にそれぞれ設けられたニップル16,17と、給
水/排水マニホールド14,15の各々にそれぞれ複数
ずつ設けられたニップル18,19、およびニップル1
6,18間とニップル17,19間をそれぞれ接続する
複数の絶縁ホース20によって行われている。
/排水マニホールド14,15との接続は、冷却管12
の両端にそれぞれ設けられたニップル16,17と、給
水/排水マニホールド14,15の各々にそれぞれ複数
ずつ設けられたニップル18,19、およびニップル1
6,18間とニップル17,19間をそれぞれ接続する
複数の絶縁ホース20によって行われている。
【0010】すなわち、図6と図10に示すように、各
冷却管12の給水端側端部には、ニップル16が拡管に
よりそれぞれ接続されており、各冷却管12の排水側端
部には、ニップル17が拡管によりそれぞれ接続されて
いる。また、図6と図11に示すように、給水マニホー
ルド14の元管には、各冷却管12への給水のための複
数のニップル18がそれぞれ溶接されており、排水マニ
ホールド15の元管には、各冷却管12からの排水のた
めの複数のニップル19がそれぞれ溶接されている。こ
れらのニップル16〜19の各々においては、図9〜図
11に示すように、その先端部の外周面にタケノコ溝3
1が加工されている。そして、このタケノコ溝31の外
周に、絶縁ホース20の一端がそれぞれ嵌め込まれ、こ
の嵌め込み部分は、絶縁ホース20の外周からクランプ
32によって堅くかしめられている。
冷却管12の給水端側端部には、ニップル16が拡管に
よりそれぞれ接続されており、各冷却管12の排水側端
部には、ニップル17が拡管によりそれぞれ接続されて
いる。また、図6と図11に示すように、給水マニホー
ルド14の元管には、各冷却管12への給水のための複
数のニップル18がそれぞれ溶接されており、排水マニ
ホールド15の元管には、各冷却管12からの排水のた
めの複数のニップル19がそれぞれ溶接されている。こ
れらのニップル16〜19の各々においては、図9〜図
11に示すように、その先端部の外周面にタケノコ溝3
1が加工されている。そして、このタケノコ溝31の外
周に、絶縁ホース20の一端がそれぞれ嵌め込まれ、こ
の嵌め込み部分は、絶縁ホース20の外周からクランプ
32によって堅くかしめられている。
【0011】このような、ニップル16〜19と絶縁ホ
ース20とを使用した接続構造により、給水マニホール
ド14から供給された冷却水は、ニップル18、絶縁ホ
ース20、およびニップル16を順次介して冷却管12
に供給され、各冷却管12を流通した後、ニップル1
7、絶縁ホース20、およびニップル19を順次介して
排水マニホールド15に排出される。
ース20とを使用した接続構造により、給水マニホール
ド14から供給された冷却水は、ニップル18、絶縁ホ
ース20、およびニップル16を順次介して冷却管12
に供給され、各冷却管12を流通した後、ニップル1
7、絶縁ホース20、およびニップル19を順次介して
排水マニホールド15に排出される。
【0012】[4.リン酸液の回収機能を有する冷却装
置]ところで、以上のような燃料電池であって、特に、
電解質に例えばリン酸液を用いた燃料電池においては、
その運転の際に反応気体リン酸液が多少蒸発することが
ある。このようなリン酸液の蒸発は短期的には僅かでは
あるが、長期に亘る運転の後には、蒸発するリン酸液の
総量は相当な量に達し、場合によっては燃料電池の運転
が不可能になる可能性がある。
置]ところで、以上のような燃料電池であって、特に、
電解質に例えばリン酸液を用いた燃料電池においては、
その運転の際に反応気体リン酸液が多少蒸発することが
ある。このようなリン酸液の蒸発は短期的には僅かでは
あるが、長期に亘る運転の後には、蒸発するリン酸液の
総量は相当な量に達し、場合によっては燃料電池の運転
が不可能になる可能性がある。
【0013】従来、このようなリン酸液の蒸発を防止す
るため、蒸発したリン酸液を回収して電池に戻すことが
可能な冷却装置が提案されている。このようなリン酸液
の回収機能を有する冷却装置は、例えば、特開昭64−
14876号公報において開示されている。この冷却装
置では、冷却板6の冷却管12に、この管内の所定圧力
に対する飽和温度より十分低い温度(例えば、飽和温度
が180℃の場合には、160℃に設定される。)の単
相流である冷却水が、給水マニホールド14を介して供
給される。この単相流の冷却水は、冷却管12内を進む
うちに次第に加熱されてその温度が上昇し、飽和温度に
達して沸騰する。この沸騰した冷却水は、残りの冷却管
12内を進むうちに気液2相流となり、排水マニホール
ド15を介して排出される。
るため、蒸発したリン酸液を回収して電池に戻すことが
可能な冷却装置が提案されている。このようなリン酸液
の回収機能を有する冷却装置は、例えば、特開昭64−
14876号公報において開示されている。この冷却装
置では、冷却板6の冷却管12に、この管内の所定圧力
に対する飽和温度より十分低い温度(例えば、飽和温度
が180℃の場合には、160℃に設定される。)の単
相流である冷却水が、給水マニホールド14を介して供
給される。この単相流の冷却水は、冷却管12内を進む
うちに次第に加熱されてその温度が上昇し、飽和温度に
達して沸騰する。この沸騰した冷却水は、残りの冷却管
12内を進むうちに気液2相流となり、排水マニホール
ド15を介して排出される。
【0014】このようなリン酸液の回収機能を有する冷
却装置において、給水マニホールド14から供給される
単相流の冷却水は、図12に示すように、P1 点で冷却
管12内に流入した後、P2 点で沸騰して気液2相流と
なり、P3 点で冷却管12から流出する。この場合、単
相流の冷却水がP1 点で冷却管12内に流入してからP
2 点で沸騰するまでの単相流領域(リン酸液凝縮領域)
では、反応後の排気が単相流の冷却水によって冷却さ
れ、蒸発されたリン酸液が凝縮される。一方、P2 点で
冷却水が沸騰して気液2相流となり、P3 点で冷却管1
2から流出するまでの気液2相流領域(等温冷却領域)
では、電気化学反応が生起され、実質的に等温冷却され
る。このようにして蒸発したリン酸液を回収することに
より、リン酸液がセルの外部に流出することを制御でき
る。
却装置において、給水マニホールド14から供給される
単相流の冷却水は、図12に示すように、P1 点で冷却
管12内に流入した後、P2 点で沸騰して気液2相流と
なり、P3 点で冷却管12から流出する。この場合、単
相流の冷却水がP1 点で冷却管12内に流入してからP
2 点で沸騰するまでの単相流領域(リン酸液凝縮領域)
では、反応後の排気が単相流の冷却水によって冷却さ
れ、蒸発されたリン酸液が凝縮される。一方、P2 点で
冷却水が沸騰して気液2相流となり、P3 点で冷却管1
2から流出するまでの気液2相流領域(等温冷却領域)
では、電気化学反応が生起され、実質的に等温冷却され
る。このようにして蒸発したリン酸液を回収することに
より、リン酸液がセルの外部に流出することを制御でき
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の燃料電池の冷却装置では、図6と図9に
示すように、給水/排水マニホールド14,15に多数
の冷却管12が取り付けられており、給水側と排出側と
が共に同じ構造となっているが、排水マニホールド15
側に流れる冷却水は気液2相流状態であるため、単相流
状態である給水側に比べて流体の比重が小さい。そのた
め、給水マニホールド14から各冷却管12に供給され
る冷却水流量は、重力の影響によってセルスタック構造
の下側ほど多くなる。
たような従来の燃料電池の冷却装置では、図6と図9に
示すように、給水/排水マニホールド14,15に多数
の冷却管12が取り付けられており、給水側と排出側と
が共に同じ構造となっているが、排水マニホールド15
側に流れる冷却水は気液2相流状態であるため、単相流
状態である給水側に比べて流体の比重が小さい。そのた
め、給水マニホールド14から各冷却管12に供給され
る冷却水流量は、重力の影響によってセルスタック構造
の下側ほど多くなる。
【0016】この一例として、図13に、No.1、N
o.2、…、No.40、No.41の各冷却板6の各
冷却管12の冷却水流量として、冷却管12から排水マ
ニホールド15に流れ込む冷却水流量を近似計算により
求めたグラフを示す。この図13のグラフにおいては、
No.1とNo.41として示す最上部および最下部の
冷却管を除いて、各冷却管を流れる冷却水流量は、セル
スタック構造10の下側ほど多くなっており、セルスタ
ック構造10の上側と下側とでは不均一になっている。
なお、No.41とNo.1として示す最上部および最
下部の冷却管の流量は、締付板8に隣接していることか
ら冷却板6に侵入する入熱が半分となり、冷却水が単相
流として流れ、通水抵抗が小さくなるため、局部的に流
量が過大となっている。
o.2、…、No.40、No.41の各冷却板6の各
冷却管12の冷却水流量として、冷却管12から排水マ
ニホールド15に流れ込む冷却水流量を近似計算により
求めたグラフを示す。この図13のグラフにおいては、
No.1とNo.41として示す最上部および最下部の
冷却管を除いて、各冷却管を流れる冷却水流量は、セル
スタック構造10の下側ほど多くなっており、セルスタ
ック構造10の上側と下側とでは不均一になっている。
なお、No.41とNo.1として示す最上部および最
下部の冷却管の流量は、締付板8に隣接していることか
ら冷却板6に侵入する入熱が半分となり、冷却水が単相
流として流れ、通水抵抗が小さくなるため、局部的に流
量が過大となっている。
【0017】上記のように、図6〜図11に示すような
従来の燃料電池の冷却装置において、冷却管12の冷却
水流量はセルスタック構造10の上側と下側とでは不均
一になっているため、以下のような問題がある。すなわ
ち、冷却水流量Qがセルスタック構造10の上側と下側
とで均一である場合には、気液2相流領域の開始点は図
12中のP2 に維持され、単相流領域と気液2相流領域
を最適な範囲に確保できる。これに対して、冷却水流量
Qが小である場合には、気液2相流領域の開始点は、図
12中のP2 からP4 へと変化する。この場合には、単
相流領域(リン酸凝縮領域)が狭くなり、リン酸回収効
果が大幅に低下し、燃料電池の寿命低下を招来する可能
性がある。また、冷却効果が低下して高温領域の温度が
高くなり、セル材料の腐食が加速される可能性もある。
一方、冷却水流量Qが大である場合には、気液2相流領
域の開始点は、P2 からP5 へと変化する。この場合に
は、気液2相流領域(等温冷却領域)が狭くなり、セル
が過冷却され、電池電圧特性の低下を生起する可能性が
ある。
従来の燃料電池の冷却装置において、冷却管12の冷却
水流量はセルスタック構造10の上側と下側とでは不均
一になっているため、以下のような問題がある。すなわ
ち、冷却水流量Qがセルスタック構造10の上側と下側
とで均一である場合には、気液2相流領域の開始点は図
12中のP2 に維持され、単相流領域と気液2相流領域
を最適な範囲に確保できる。これに対して、冷却水流量
Qが小である場合には、気液2相流領域の開始点は、図
12中のP2 からP4 へと変化する。この場合には、単
相流領域(リン酸凝縮領域)が狭くなり、リン酸回収効
果が大幅に低下し、燃料電池の寿命低下を招来する可能
性がある。また、冷却効果が低下して高温領域の温度が
高くなり、セル材料の腐食が加速される可能性もある。
一方、冷却水流量Qが大である場合には、気液2相流領
域の開始点は、P2 からP5 へと変化する。この場合に
は、気液2相流領域(等温冷却領域)が狭くなり、セル
が過冷却され、電池電圧特性の低下を生起する可能性が
ある。
【0018】このような、冷却管の冷却水流量の不均一
を防止するための対策として、従来、例えば、特開平1
−166472号公報においては、給水マニホールドに
比べて排水マニホールドの内径を小さくし、気液2相流
状態で通水抵抗が大きくなることを利用して、下部ほど
圧力損失が高くなるように構成することにより、全体の
流量の均一化を図っている。しかしながら、このような
対策では、各冷却板の冷却管を流れる冷却水流量を個別
かつ確実に調整することは困難である。
を防止するための対策として、従来、例えば、特開平1
−166472号公報においては、給水マニホールドに
比べて排水マニホールドの内径を小さくし、気液2相流
状態で通水抵抗が大きくなることを利用して、下部ほど
圧力損失が高くなるように構成することにより、全体の
流量の均一化を図っている。しかしながら、このような
対策では、各冷却板の冷却管を流れる冷却水流量を個別
かつ確実に調整することは困難である。
【0019】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、その目的は、積層された複数の冷却
板の冷却管を流れる冷却水流量を、セルスタック構造の
全体に亘って可能な限り均一にし、それによって、冷却
能力を最適な状態に維持し、燃料電池の長寿命化や電池
特性の向上等に貢献可能な燃料電池の冷却装置を提供す
ることである。
されたものであり、その目的は、積層された複数の冷却
板の冷却管を流れる冷却水流量を、セルスタック構造の
全体に亘って可能な限り均一にし、それによって、冷却
能力を最適な状態に維持し、燃料電池の長寿命化や電池
特性の向上等に貢献可能な燃料電池の冷却装置を提供す
ることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数の単電池からなる複数のサブスタッ
クと複数の冷却板とが交互に積層されて形成された積層
体構造を冷却するために、各冷却板の冷却管の両端が複
数の絶縁ホースの各々を介して給水側および排水側のマ
ニホールドにそれぞれ接続されている燃料電池の冷却装
置において、冷却管とマニホールドとの接続部分に特徴
を有するものである。
め、本発明は、複数の単電池からなる複数のサブスタッ
クと複数の冷却板とが交互に積層されて形成された積層
体構造を冷却するために、各冷却板の冷却管の両端が複
数の絶縁ホースの各々を介して給水側および排水側のマ
ニホールドにそれぞれ接続されている燃料電池の冷却装
置において、冷却管とマニホールドとの接続部分に特徴
を有するものである。
【0021】請求項1記載の発明は、冷却管とマニホー
ルドにニップルを設けず、これらを絶縁ホースに対して
ユニオンで直接接続し、このユニオン内部に流量調整手
段を挿入することを特徴としている。すなわち、請求項
1記載の発明においてはまず、給水側および排水側のマ
ニホールドの両方に、冷却管の各々に対応する複数の枝
管がそれぞれ設けられる。また、複数の絶縁ホースの各
々の両側に、この絶縁ホースと冷却管との間、およびこ
の絶縁ホースと前記マニホールドの前記枝管との間を接
続する複数のユニオンがそれぞれ設けられる。そして、
複数のユニオンの中から選択された一部のユニオン内部
に、冷却水に流抵抗を付与して冷却水流量を抑制する流
量調整手段が挿入される。
ルドにニップルを設けず、これらを絶縁ホースに対して
ユニオンで直接接続し、このユニオン内部に流量調整手
段を挿入することを特徴としている。すなわち、請求項
1記載の発明においてはまず、給水側および排水側のマ
ニホールドの両方に、冷却管の各々に対応する複数の枝
管がそれぞれ設けられる。また、複数の絶縁ホースの各
々の両側に、この絶縁ホースと冷却管との間、およびこ
の絶縁ホースと前記マニホールドの前記枝管との間を接
続する複数のユニオンがそれぞれ設けられる。そして、
複数のユニオンの中から選択された一部のユニオン内部
に、冷却水に流抵抗を付与して冷却水流量を抑制する流
量調整手段が挿入される。
【0022】以上のような構成を有する請求項1記載の
発明によれば、次のような作用が得られる。すなわち、
前述したように、従来の燃料電池の冷却装置において
は、重量の影響によりセルスタック構造(積層体構造)
の下側ほど冷却管の冷却水流量が多くなるという傾向が
あった。これに対して、本発明によれば、マニホールド
と冷却管との接続部分に、冷却水に流抵抗を付与して冷
却水流量を抑制する流量調整手段を挿入していることか
ら、冷却管を流れる冷却水流量を冷却管毎に個別に抑制
することができるため、重力の影響により下側ほど冷却
管の冷却水流量が多くなるという傾向を調整することが
できる。したがって、セルスタック構造の全体に亘って
冷却管を流れる冷却水流量を均一にすることができる。
なお、本発明によれば、定格負荷運転時だけでなく部分
負荷運転時であっても同じ作用が得られる。
発明によれば、次のような作用が得られる。すなわち、
前述したように、従来の燃料電池の冷却装置において
は、重量の影響によりセルスタック構造(積層体構造)
の下側ほど冷却管の冷却水流量が多くなるという傾向が
あった。これに対して、本発明によれば、マニホールド
と冷却管との接続部分に、冷却水に流抵抗を付与して冷
却水流量を抑制する流量調整手段を挿入していることか
ら、冷却管を流れる冷却水流量を冷却管毎に個別に抑制
することができるため、重力の影響により下側ほど冷却
管の冷却水流量が多くなるという傾向を調整することが
できる。したがって、セルスタック構造の全体に亘って
冷却管を流れる冷却水流量を均一にすることができる。
なお、本発明によれば、定格負荷運転時だけでなく部分
負荷運転時であっても同じ作用が得られる。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、流量調整手段が次のように構成されること
を特徴としている。すなわち、請求項2記載の発明にお
いて、流量調整手段の中で、前記絶縁ホースと前記冷却
管との間を接続する前記ユニオン内部に設けられた流量
調整手段は、絶縁ホースの端面と冷却管の端面との間に
保持される。また、絶縁ホースと前記マニホールドとの
間を接続するユニオン内部に設けられた流量調整手段
は、絶縁ホースの端面とマニホールドの前記枝管の端面
との間に保持される。請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明において、流量調整手段が、その端面に段部
を有する段付き形状であることを特徴としている。
明において、流量調整手段が次のように構成されること
を特徴としている。すなわち、請求項2記載の発明にお
いて、流量調整手段の中で、前記絶縁ホースと前記冷却
管との間を接続する前記ユニオン内部に設けられた流量
調整手段は、絶縁ホースの端面と冷却管の端面との間に
保持される。また、絶縁ホースと前記マニホールドとの
間を接続するユニオン内部に設けられた流量調整手段
は、絶縁ホースの端面とマニホールドの前記枝管の端面
との間に保持される。請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明において、流量調整手段が、その端面に段部
を有する段付き形状であることを特徴としている。
【0024】以上のような構成を有する請求項2、3記
載の各発明によれば、次のような作用が得られる。すな
わち、請求項2記載の発明によれば、流量調整手段をユ
ニオン内に容易に挿入することができる。また、請求項
3記載の発明によれば、冷却管や給水マニホールドの枝
管の内径が流量調整手段の外径より大きい場合でも、段
部を利用して確実に流量調整手段を保持することができ
る。
載の各発明によれば、次のような作用が得られる。すな
わち、請求項2記載の発明によれば、流量調整手段をユ
ニオン内に容易に挿入することができる。また、請求項
3記載の発明によれば、冷却管や給水マニホールドの枝
管の内径が流量調整手段の外径より大きい場合でも、段
部を利用して確実に流量調整手段を保持することができ
る。
【0025】請求項4〜6記載の各発明は、請求項1記
載の発明において、流量調整手段が次のように構成され
ることを特徴としている。まず、請求項4記載の発明に
おいて、流量調整手段は、複数の絶縁ホースの中から選
択された一部の絶縁ホースの両側の前記ユニオン内部に
それぞれ挿入される。また、請求項5記載の発明におい
て、流量調整手段は、前記冷却管の給水側と排水側の両
方に設けられる。さらに、請求項6記載の発明におい
て、流量調整手段は、前記ユニオン内部において軸方向
に多段に組み合わされた複数の流量調整手段である。
載の発明において、流量調整手段が次のように構成され
ることを特徴としている。まず、請求項4記載の発明に
おいて、流量調整手段は、複数の絶縁ホースの中から選
択された一部の絶縁ホースの両側の前記ユニオン内部に
それぞれ挿入される。また、請求項5記載の発明におい
て、流量調整手段は、前記冷却管の給水側と排水側の両
方に設けられる。さらに、請求項6記載の発明におい
て、流量調整手段は、前記ユニオン内部において軸方向
に多段に組み合わされた複数の流量調整手段である。
【0026】以上のような構成を有する請求項4〜6記
載の各発明によれば、絶縁ホースの両側、あるいは冷却
管の両側に流量調整手段を設けるか、または、一つのユ
ニオン内に多段の流量調整手段を使用することにより、
流量調整手段の内径を極端に小さくすることなく、必要
な圧力損失を生じさせ、冷却水流量を十分に調整するこ
とができる。なお、それほど大きな調整量を要求されな
い場合には、絶縁ホースの片側のみ、あるいは、冷却管
の給水側または排水側のみに単体の流量調整手段を設け
るだけで十分な作用が得られる。
載の各発明によれば、絶縁ホースの両側、あるいは冷却
管の両側に流量調整手段を設けるか、または、一つのユ
ニオン内に多段の流量調整手段を使用することにより、
流量調整手段の内径を極端に小さくすることなく、必要
な圧力損失を生じさせ、冷却水流量を十分に調整するこ
とができる。なお、それほど大きな調整量を要求されな
い場合には、絶縁ホースの片側のみ、あるいは、冷却管
の給水側または排水側のみに単体の流量調整手段を設け
るだけで十分な作用が得られる。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、流量調整手段の配置が次のように限定され
ることを特徴としている。すなわち、請求項7記載の発
明において、流量調整手段は、前記複数のユニオンの中
で、前記積層体構造の最上部および最下部に位置する前
記冷却板の各冷却管にそれぞれ接続される各ユニオン内
部に挿入される。
明において、流量調整手段の配置が次のように限定され
ることを特徴としている。すなわち、請求項7記載の発
明において、流量調整手段は、前記複数のユニオンの中
で、前記積層体構造の最上部および最下部に位置する前
記冷却板の各冷却管にそれぞれ接続される各ユニオン内
部に挿入される。
【0028】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、流量調整手段の配置および構成が次のよう
に限定されることを特徴としている。すなわち、請求項
8記載の発明において、流量調整手段は、第1と第2の
種類の流量調整手段を有する。このうち、第1の種類の
流量調整手段は、最上部および最下部に位置する前記冷
却板の各冷却管にそれぞれ接続される各ユニオン内部に
挿入される。また、第2の種類の流量調整手段は、最上
部および最下部の冷却板に隣接する冷却板の各冷却管に
それぞれ接続される各ユニオン内部に挿入される。そし
て、この第2の種類の流量調整手段は、前記第1の種類
の流量調整手段よりも大きい内径を有する。
明において、流量調整手段の配置および構成が次のよう
に限定されることを特徴としている。すなわち、請求項
8記載の発明において、流量調整手段は、第1と第2の
種類の流量調整手段を有する。このうち、第1の種類の
流量調整手段は、最上部および最下部に位置する前記冷
却板の各冷却管にそれぞれ接続される各ユニオン内部に
挿入される。また、第2の種類の流量調整手段は、最上
部および最下部の冷却板に隣接する冷却板の各冷却管に
それぞれ接続される各ユニオン内部に挿入される。そし
て、この第2の種類の流量調整手段は、前記第1の種類
の流量調整手段よりも大きい内径を有する。
【0029】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、昇温時の流量調整のために、締付板に通常
設けられる停止時保温用の電気ヒータがさらに利用され
ることを特徴としている。すなわち、請求項9記載の発
明において、積層体構造は、その最上部および最下部に
締付板をそれぞれ備えており、各締付板には、電気ヒー
タがそれぞれ取り付けられる。そして、各電気ヒータ
は、燃料電池の起動時には負荷運転の状態になるまでO
Nとなり、運転状態時と停止時にはOFFとなるように
設定される。
明において、昇温時の流量調整のために、締付板に通常
設けられる停止時保温用の電気ヒータがさらに利用され
ることを特徴としている。すなわち、請求項9記載の発
明において、積層体構造は、その最上部および最下部に
締付板をそれぞれ備えており、各締付板には、電気ヒー
タがそれぞれ取り付けられる。そして、各電気ヒータ
は、燃料電池の起動時には負荷運転の状態になるまでO
Nとなり、運転状態時と停止時にはOFFとなるように
設定される。
【0030】以上のような構成を有する請求項7〜9記
載の各発明によれば、次のような作用が得られる。すな
わち、従来、セルスタック構造(積層体構造)の最上部
および最下部の冷却板は、それぞれ上下の締付板に隣接
しているため、これらの冷却板に侵入する入熱は、内部
層の冷却板の半分となっており、冷却水が単相流として
流れ、その結果、最上部および最下部の冷却板の冷却管
内の流量が過大となっている。しかし、請求項7記載の
発明によれば、特に、最上部および最下部に位置する冷
却板の冷却管に接続されるユニオン内に流量調整手段が
挿入されているため、最上部および最下部の冷却管内の
流量過剰を解消し、中央部の冷却管内の流量との差を解
消することができる。
載の各発明によれば、次のような作用が得られる。すな
わち、従来、セルスタック構造(積層体構造)の最上部
および最下部の冷却板は、それぞれ上下の締付板に隣接
しているため、これらの冷却板に侵入する入熱は、内部
層の冷却板の半分となっており、冷却水が単相流として
流れ、その結果、最上部および最下部の冷却板の冷却管
内の流量が過大となっている。しかし、請求項7記載の
発明によれば、特に、最上部および最下部に位置する冷
却板の冷却管に接続されるユニオン内に流量調整手段が
挿入されているため、最上部および最下部の冷却管内の
流量過剰を解消し、中央部の冷却管内の流量との差を解
消することができる。
【0031】また、請求項8記載の発明によれば、最上
部および最下部の冷却板だけでなく、これらの冷却板に
隣接する上下端部から2番目の冷却板の冷却管に接続さ
れるユニオン内に流量調整手段を挿入することにより、
この2番目の冷却板における冷却管内の流量過剰を防止
することができる。
部および最下部の冷却板だけでなく、これらの冷却板に
隣接する上下端部から2番目の冷却板の冷却管に接続さ
れるユニオン内に流量調整手段を挿入することにより、
この2番目の冷却板における冷却管内の流量過剰を防止
することができる。
【0032】さらに、最上部および最下部の冷却板の冷
却管に接続されるユニオン内に流量調整手段を挿入した
場合には、昇温時における冷却水量の低下によって最上
部および最下部のサブスタックの昇温スピードが低下す
る可能性があるが、請求項9記載の発明によれば、この
ような最上部および最下部のサブスタックの昇温スピー
ドの低下を防止することができる。
却管に接続されるユニオン内に流量調整手段を挿入した
場合には、昇温時における冷却水量の低下によって最上
部および最下部のサブスタックの昇温スピードが低下す
る可能性があるが、請求項9記載の発明によれば、この
ような最上部および最下部のサブスタックの昇温スピー
ドの低下を防止することができる。
【0033】
[1.基本的な実施の形態] [1−1.構成]以下には、本発明による基本的な実施
の形態として、請求項2、4、5、7記載の各発明を適
用した燃料電池の一つの実施の形態について、図1〜図
4を参照して具体的に説明する。なお、図6〜図11に
示した従来例と同じ部材に関しては、同じ符号を付して
いる。
の形態として、請求項2、4、5、7記載の各発明を適
用した燃料電池の一つの実施の形態について、図1〜図
4を参照して具体的に説明する。なお、図6〜図11に
示した従来例と同じ部材に関しては、同じ符号を付して
いる。
【0034】まず、図1は、本実施の形態に係る燃料電
池において、特に、セルスタック構造と冷却装置の部分
切欠きを含む斜視図であり、図2は、図1の冷却板と給
水/排水マニホールドとの接続部分を示す構成図であ
る。
池において、特に、セルスタック構造と冷却装置の部分
切欠きを含む斜視図であり、図2は、図1の冷却板と給
水/排水マニホールドとの接続部分を示す構成図であ
る。
【0035】[1−1−1.セルスタック構造の構成]
図1に示すように、セルスタック構造10は、図6に示
した従来例と同様である。すなわち、多数のサブスタッ
ク7と多数の冷却板6とが交互に積層されてセルスタッ
ク構造10が形成されている。そして、複数の冷却板6
には、セルスタック構造10の下側から上側に向かっ
て、ここでは例えば、No.1、No.2、…、No.
40、No.41という連続番号が付けられている。
図1に示すように、セルスタック構造10は、図6に示
した従来例と同様である。すなわち、多数のサブスタッ
ク7と多数の冷却板6とが交互に積層されてセルスタッ
ク構造10が形成されている。そして、複数の冷却板6
には、セルスタック構造10の下側から上側に向かっ
て、ここでは例えば、No.1、No.2、…、No.
40、No.41という連続番号が付けられている。
【0036】さらに、このセルスタック構造10の最上
部と最下部とには、締付板8が設けられ、これらの締付
板8は、タイロッド(図示せず)でセルスタック構造全
体を積層方向に所定の荷重で締め付けている。また、こ
の上下の締付板8には、保温用の電気ヒータ9が設けら
れている。
部と最下部とには、締付板8が設けられ、これらの締付
板8は、タイロッド(図示せず)でセルスタック構造全
体を積層方向に所定の荷重で締め付けている。また、こ
の上下の締付板8には、保温用の電気ヒータ9が設けら
れている。
【0037】[1−1−2.冷却装置の構成]本実施の
形態において、以上のようなセルスタック構造10の冷
却を行う冷却装置のうち、特に、給水マニホールドから
冷却板6に冷却水を供給し、冷却板6から排水マニホー
ルドに冷却水を排水するための給水/排水システムは、
次のように構成されている。
形態において、以上のようなセルスタック構造10の冷
却を行う冷却装置のうち、特に、給水マニホールドから
冷却板6に冷却水を供給し、冷却板6から排水マニホー
ルドに冷却水を排水するための給水/排水システムは、
次のように構成されている。
【0038】まず、図1に示すように、冷却板6内に設
けられた冷却管12は、図6の従来例と同様、蛇行ルー
プ状に構成されている。そして、セルスタック構造10
の一側面の近傍には、冷却水の給水マニホールド14と
排水マニホールド15が並べて立設されており、これら
の給水/排水マニホールド14,15に対し、複数の冷
却板6の冷却管12の両端がそれぞれ接続されている。
けられた冷却管12は、図6の従来例と同様、蛇行ルー
プ状に構成されている。そして、セルスタック構造10
の一側面の近傍には、冷却水の給水マニホールド14と
排水マニホールド15が並べて立設されており、これら
の給水/排水マニホールド14,15に対し、複数の冷
却板6の冷却管12の両端がそれぞれ接続されている。
【0039】そして、図2に示すように、本実施の形態
において、このような個別の冷却管12と共通の給水/
排水マニホールド14,15との接続は、ユニオン2
1、絶縁ホース22、および枝管23によって行われて
いる。すなわち、複数の冷却板6の各冷却管12の給水
側および排水側の端部は、いずれも、ユニオン21によ
って各絶縁ホース22の一端に直接接続されている。ま
た、給水/排水マニホールド14,15の元管の各々に
は、複数の冷却管12の各々に対応する複数の枝管23
がそれぞれ溶接されている。これらの枝管23の端部
は、いずれも、ユニオン21によって各絶縁ホース22
の他端に直接接続されている。
において、このような個別の冷却管12と共通の給水/
排水マニホールド14,15との接続は、ユニオン2
1、絶縁ホース22、および枝管23によって行われて
いる。すなわち、複数の冷却板6の各冷却管12の給水
側および排水側の端部は、いずれも、ユニオン21によ
って各絶縁ホース22の一端に直接接続されている。ま
た、給水/排水マニホールド14,15の元管の各々に
は、複数の冷却管12の各々に対応する複数の枝管23
がそれぞれ溶接されている。これらの枝管23の端部
は、いずれも、ユニオン21によって各絶縁ホース22
の他端に直接接続されている。
【0040】さらに、図3の(a)は、図2のユニオン
21部分の基本的な構成を示す断面図である。この図3
の(a)に示すように、本実施の形態においては、全て
のユニオン21の内部に、流量調整スリーブ(流量調整
手段)24が挿入されている。この場合、給水/排水マ
ニホールド14,15側の流量調整スリーブ24は、給
水/排水マニホールド14,15の枝管23の端面と絶
縁ホース22の端部管22aの端面とによって軸方向に
保持されている。図示していないが、冷却管12側の流
量調整スリーブ24は、冷却管12の端面と絶縁ホース
22の端部管22aの端面とによって同様に軸方向に保
持されている。なお、この図3の(a)に使用されてい
る流量調整スリーブ24は、図4の(a)に示すような
基本的な円筒形状の流量調整スリーブであり、流量調整
スリーブ24の内径は、各々の必要通水抵抗に応じて決
定されている。
21部分の基本的な構成を示す断面図である。この図3
の(a)に示すように、本実施の形態においては、全て
のユニオン21の内部に、流量調整スリーブ(流量調整
手段)24が挿入されている。この場合、給水/排水マ
ニホールド14,15側の流量調整スリーブ24は、給
水/排水マニホールド14,15の枝管23の端面と絶
縁ホース22の端部管22aの端面とによって軸方向に
保持されている。図示していないが、冷却管12側の流
量調整スリーブ24は、冷却管12の端面と絶縁ホース
22の端部管22aの端面とによって同様に軸方向に保
持されている。なお、この図3の(a)に使用されてい
る流量調整スリーブ24は、図4の(a)に示すような
基本的な円筒形状の流量調整スリーブであり、流量調整
スリーブ24の内径は、各々の必要通水抵抗に応じて決
定されている。
【0041】[1−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、次のような作用が得られる。
すなわち、前述したように、図6〜図11に示したよう
な従来の燃料電池の冷却装置においては、重量の影響に
よりセルスタック構造10の下側ほど冷却管12を流れ
る冷却水流量が多くなるという傾向があった。これに対
して、本実施の形態によれば、給水/排水マニホールド
14,15と冷却管12との接続部分に、流量調整スリ
ーブ24を挿入していることから、冷却管12を流れる
冷却水流量を冷却管12毎に個別に抑制することができ
る。そのため、従来例において問題となっていたところ
の、重力の影響により下側ほど冷却管12の冷却水流量
が多くなるという傾向を解消することができ、セルスタ
ック構造10の上下方向の全体に亘って冷却管12を流
れる冷却水流量を均一にすることができる。
る本実施の形態によれば、次のような作用が得られる。
すなわち、前述したように、図6〜図11に示したよう
な従来の燃料電池の冷却装置においては、重量の影響に
よりセルスタック構造10の下側ほど冷却管12を流れ
る冷却水流量が多くなるという傾向があった。これに対
して、本実施の形態によれば、給水/排水マニホールド
14,15と冷却管12との接続部分に、流量調整スリ
ーブ24を挿入していることから、冷却管12を流れる
冷却水流量を冷却管12毎に個別に抑制することができ
る。そのため、従来例において問題となっていたところ
の、重力の影響により下側ほど冷却管12の冷却水流量
が多くなるという傾向を解消することができ、セルスタ
ック構造10の上下方向の全体に亘って冷却管12を流
れる冷却水流量を均一にすることができる。
【0042】ここで、図5は、本実施の形態に係る燃料
電池(図1)の定格負荷運転時において、No.1、N
o.2、…、No.40、No.41の各冷却板6の各
冷却管12の冷却水流量として、冷却管12から排水マ
ニホールド15に流れ込む冷却水流量を近似計算により
求めたグラフを示す。この図5のグラフに示すように、
冷却管12を流れる冷却水流量は、セルスタック構造1
0の全体に亘って均一化されている。
電池(図1)の定格負荷運転時において、No.1、N
o.2、…、No.40、No.41の各冷却板6の各
冷却管12の冷却水流量として、冷却管12から排水マ
ニホールド15に流れ込む冷却水流量を近似計算により
求めたグラフを示す。この図5のグラフに示すように、
冷却管12を流れる冷却水流量は、セルスタック構造1
0の全体に亘って均一化されている。
【0043】なお、この図5のグラフに示すように、N
o.1とNo.41として示す最上部および最下部の冷
却管の冷却水流量は、意図的に、他の冷却管の冷却水流
量よりも若干多くされている。このように、最上部およ
び最下部の冷却管の冷却水流量を若干多くすることによ
り、昇温時やクールダウン時における昇温・クールダウ
ンスピードの局部的な低下を防止することができる。
o.1とNo.41として示す最上部および最下部の冷
却管の冷却水流量は、意図的に、他の冷却管の冷却水流
量よりも若干多くされている。このように、最上部およ
び最下部の冷却管の冷却水流量を若干多くすることによ
り、昇温時やクールダウン時における昇温・クールダウ
ンスピードの局部的な低下を防止することができる。
【0044】すなわち、運転状態を良くするために、最
上部および最下部の冷却管の冷却水流量を絞り過ぎる
と、昇温時や冷却時におけるこの部分の冷却水流量が極
端に少なくなり過ぎて、最上部および最下部のサブスタ
ックの昇温スピードや冷却スピードが局部的に低下する
可能性がある。しかしながら、図5のグラフに示すよう
に、最上部および最下部の冷却管の冷却水流量を若干多
めに設定することにより、そのような不都合を防止する
ことができる。
上部および最下部の冷却管の冷却水流量を絞り過ぎる
と、昇温時や冷却時におけるこの部分の冷却水流量が極
端に少なくなり過ぎて、最上部および最下部のサブスタ
ックの昇温スピードや冷却スピードが局部的に低下する
可能性がある。しかしながら、図5のグラフに示すよう
に、最上部および最下部の冷却管の冷却水流量を若干多
めに設定することにより、そのような不都合を防止する
ことができる。
【0045】特に、本実施の形態においては、給水/排
水マニホールド14,15の枝管23の端面または冷却
管12の端面と絶縁ホース22の端部管22aの端面と
によって流量調整スリーブ24を軸方向に保持している
ため、流量調整スリーブ24をユニオン21内に容易に
挿入することができる。
水マニホールド14,15の枝管23の端面または冷却
管12の端面と絶縁ホース22の端部管22aの端面と
によって流量調整スリーブ24を軸方向に保持している
ため、流量調整スリーブ24をユニオン21内に容易に
挿入することができる。
【0046】また、本実施の形態においては、冷却管1
2の給水側と排水側の両方にそれぞれ流量調整スリーブ
24を設けている上、しかも、各絶縁ホース22の両側
にそれぞれ流量調整スリーブ24を設けており、その結
果、1つの冷却管12に対し、4つもの多数の流量調整
スリーブ24が設けられている。そのため、これらの流
量調整スリーブ24の内径を極端に小さくすることな
く、必要な圧力損失を生じさせ、冷却水流量を十分に調
整することができる。
2の給水側と排水側の両方にそれぞれ流量調整スリーブ
24を設けている上、しかも、各絶縁ホース22の両側
にそれぞれ流量調整スリーブ24を設けており、その結
果、1つの冷却管12に対し、4つもの多数の流量調整
スリーブ24が設けられている。そのため、これらの流
量調整スリーブ24の内径を極端に小さくすることな
く、必要な圧力損失を生じさせ、冷却水流量を十分に調
整することができる。
【0047】なお、以上の記載においては、定格負荷運
転時における冷却管12の冷却水流量の均一化について
説明したが、本実施の形態によれば、部分負荷運転時に
おいても、同様に冷却管12の冷却水流量を均一化する
ことができる。
転時における冷却管12の冷却水流量の均一化について
説明したが、本実施の形態によれば、部分負荷運転時に
おいても、同様に冷却管12の冷却水流量を均一化する
ことができる。
【0048】[1−3.効果]上記のように、本実施の
形態によれば、各冷却管12と給水/排水マニホールド
14,15との接続を、絶縁ホース22とその両側のユ
ニオン21によってそれぞれ行うと共に、全てのユニオ
ン21内に流量調整スリーブ24を設けたことにより、
複数の冷却板6の冷却管12を流れる冷却水流量を、セ
ルスタック構造10の全体に亘って可能な限り均一にす
ることができる。その結果、図12に示す単相流領域
(リン酸凝縮領域)および気液2相流領域(等温冷却領
域)を最適な範囲に確保できるため、冷却能力を最適な
状態に維持できる。
形態によれば、各冷却管12と給水/排水マニホールド
14,15との接続を、絶縁ホース22とその両側のユ
ニオン21によってそれぞれ行うと共に、全てのユニオ
ン21内に流量調整スリーブ24を設けたことにより、
複数の冷却板6の冷却管12を流れる冷却水流量を、セ
ルスタック構造10の全体に亘って可能な限り均一にす
ることができる。その結果、図12に示す単相流領域
(リン酸凝縮領域)および気液2相流領域(等温冷却領
域)を最適な範囲に確保できるため、冷却能力を最適な
状態に維持できる。
【0049】すなわち、高温領域の温度が高くなること
がないため、セル材料の腐食が促進されることがない。
また、セル面内の温度分布が均一に維持されるため、リ
ン酸のバランスが維持され、応答特性の規則性が確保さ
れる。さらに、リン酸回収機能が正常に作用するため、
燃料電池の寿命低下や電圧特性の低下が生起されること
がない。このような効果は、定格負荷運転時だけでな
く、部分負荷運転時であっても同様に得られるものであ
る。
がないため、セル材料の腐食が促進されることがない。
また、セル面内の温度分布が均一に維持されるため、リ
ン酸のバランスが維持され、応答特性の規則性が確保さ
れる。さらに、リン酸回収機能が正常に作用するため、
燃料電池の寿命低下や電圧特性の低下が生起されること
がない。このような効果は、定格負荷運転時だけでな
く、部分負荷運転時であっても同様に得られるものであ
る。
【0050】[1−4.変形例] [1−4−1.流量調整スリーブの構成の変形例]図4
の(b)は、図4の(a)に示すような基本的な円筒形
状の流量調整スリーブ24の一つの変形例として、請求
項3記載の発明を適用し、両端部に大径のフランジ(段
部)25aを設けて段付き形状とした流量調整スリーブ
25を示す断面図である。また、図3の(b)は、この
ような段付き形状の流量調整スリーブ25を使用したユ
ニオン21部分の構成を示す断面図である。この図3の
(b)に示すように、段付き形状の流量調整スリーブ2
5を使用することにより、冷却管12や給水/排水マニ
ホールド14,15の枝管23の内径が流量調整スリー
ブ25の外径より大きい場合であっても、フランジ25
aを利用して流量調整スリーブ25を確実に保持するこ
とができる。
の(b)は、図4の(a)に示すような基本的な円筒形
状の流量調整スリーブ24の一つの変形例として、請求
項3記載の発明を適用し、両端部に大径のフランジ(段
部)25aを設けて段付き形状とした流量調整スリーブ
25を示す断面図である。また、図3の(b)は、この
ような段付き形状の流量調整スリーブ25を使用したユ
ニオン21部分の構成を示す断面図である。この図3の
(b)に示すように、段付き形状の流量調整スリーブ2
5を使用することにより、冷却管12や給水/排水マニ
ホールド14,15の枝管23の内径が流量調整スリー
ブ25の外径より大きい場合であっても、フランジ25
aを利用して流量調整スリーブ25を確実に保持するこ
とができる。
【0051】図4の(c)は、図4の(a)に示すよう
な基本的な円筒形状の流量調整スリーブ24の別の変形
例として、請求項6記載の発明を適用し、軸方向に分割
した多数の分割片26aを組み合わせて多段状とした流
量調整スリーブ26を示す断面図である。この図4の
(c)に示すような多段の流量調整スリーブ26を使用
することにより、流量調整スリーブの内径を極端に小さ
くすることなく、必要な圧力損失を生じさせ、冷却水流
量を十分に調整することができる。
な基本的な円筒形状の流量調整スリーブ24の別の変形
例として、請求項6記載の発明を適用し、軸方向に分割
した多数の分割片26aを組み合わせて多段状とした流
量調整スリーブ26を示す断面図である。この図4の
(c)に示すような多段の流量調整スリーブ26を使用
することにより、流量調整スリーブの内径を極端に小さ
くすることなく、必要な圧力損失を生じさせ、冷却水流
量を十分に調整することができる。
【0052】この多段の流量調整スリーブ26は、特
に、下部の冷却管12に接続されるユニオン21に挿入
される流量調整スリーブとして好適である。すなわち、
排水マニホールド15内は気液2相流のため比重が小さ
く、給水側の冷却水流量の抑制によりセルスタック構造
10の下部の冷却水流量が多めになる。そのため、下部
の冷却管12に接続されるユニオン21に挿入される流
量調整スリーブとして、このような多段の流量調整スリ
ーブ26を使用することにより、複数の冷却板6の冷却
管12を流れる冷却水流量を、セルスタック構造10の
全体に亘ってより均一化することができる。なお、流量
調整スリーブ26の分割段数は適宜選択可能である。
に、下部の冷却管12に接続されるユニオン21に挿入
される流量調整スリーブとして好適である。すなわち、
排水マニホールド15内は気液2相流のため比重が小さ
く、給水側の冷却水流量の抑制によりセルスタック構造
10の下部の冷却水流量が多めになる。そのため、下部
の冷却管12に接続されるユニオン21に挿入される流
量調整スリーブとして、このような多段の流量調整スリ
ーブ26を使用することにより、複数の冷却板6の冷却
管12を流れる冷却水流量を、セルスタック構造10の
全体に亘ってより均一化することができる。なお、流量
調整スリーブ26の分割段数は適宜選択可能である。
【0053】[1−4−2.流量調整スリーブの配置の
変形例]燃料電池のセルスタック構造10が比較的低い
場合には、冷却管12を流れる冷却水流量の不均一性は
比較的少なくなるため、請求項7記載の発明を限定的に
適用して、最上部および最下部の冷却管12に接続され
るユニオン21のみに流量調整スリーブを挿入すること
も可能である。すなわち、セルスタック構造10が比較
的低い場合には、重量の影響が少なくなるため、中央部
の冷却管12の不均一性が比較的少なくなる一方で、最
上部および最下部の冷却管12の局部的な流量過剰は存
在している。したがって、最上部および最下部の冷却管
12に接続されるユニオン21のみに流量調整スリーブ
を挿入することにより、この部分の冷却管12の流量過
剰を解消し、冷却管12の冷却水流量を、セルスタック
構造10の全体に亘って均一化することができる。
変形例]燃料電池のセルスタック構造10が比較的低い
場合には、冷却管12を流れる冷却水流量の不均一性は
比較的少なくなるため、請求項7記載の発明を限定的に
適用して、最上部および最下部の冷却管12に接続され
るユニオン21のみに流量調整スリーブを挿入すること
も可能である。すなわち、セルスタック構造10が比較
的低い場合には、重量の影響が少なくなるため、中央部
の冷却管12の不均一性が比較的少なくなる一方で、最
上部および最下部の冷却管12の局部的な流量過剰は存
在している。したがって、最上部および最下部の冷却管
12に接続されるユニオン21のみに流量調整スリーブ
を挿入することにより、この部分の冷却管12の流量過
剰を解消し、冷却管12の冷却水流量を、セルスタック
構造10の全体に亘って均一化することができる。
【0054】また、上記のように、最上部および最下部
の冷却管12に接続されるユニオン21のみに流量調整
スリーブを挿入した場合には、上下端部から2番目の冷
却管12にその反動が出て、この部分が流量過剰となる
可能性がある。そのため、この場合には、請求項8記載
の発明を適用して、上下端部から2番目の冷却管12に
接続されるユニオン21に、最上部および最下部の冷却
管12に接続されるユニオン21内の流量調整スリーブ
(第1の種類の流量調整スリーブ)よりも若干大きめの
内径を有する流量調整スリーブ(第2の種類の流量調整
スリーブ)を挿入することも可能である。この場合に
は、上下端部から2番目までの冷却管12の流量過剰を
解消し、冷却管12の冷却水流量を、セルスタック構造
10の全体に亘ってより均一化することができる。
の冷却管12に接続されるユニオン21のみに流量調整
スリーブを挿入した場合には、上下端部から2番目の冷
却管12にその反動が出て、この部分が流量過剰となる
可能性がある。そのため、この場合には、請求項8記載
の発明を適用して、上下端部から2番目の冷却管12に
接続されるユニオン21に、最上部および最下部の冷却
管12に接続されるユニオン21内の流量調整スリーブ
(第1の種類の流量調整スリーブ)よりも若干大きめの
内径を有する流量調整スリーブ(第2の種類の流量調整
スリーブ)を挿入することも可能である。この場合に
は、上下端部から2番目までの冷却管12の流量過剰を
解消し、冷却管12の冷却水流量を、セルスタック構造
10の全体に亘ってより均一化することができる。
【0055】なお、前記実施の形態においては、1つの
冷却管12に対して、給水側と排水側にそれぞれ2つ、
合計4つもの多数の流量調整スリーブを設けた場合につ
いて説明したが、1つの冷却管12に対して、給水側と
排水側にそれぞれ適当数の流量調整スリーブを選択的に
配置することが可能である。例えば、給水側と排水側と
で異なる数の流量調整スリーブを設ける構成等も可能で
あり、また、そのような流量調整スリーブの一部あるい
は全部の流量調整スリーブとして、前述したような多段
の流量調整スリーブ26を設ける構成等も可能である。
さらに、単体の流量調整スリーブと多段の流量調整スリ
ーブ26との組み合わせだけでなく、分割段数の異なる
複数種類の多段の流量調整スリーブ26を組み合わせる
構成等も考えられる。
冷却管12に対して、給水側と排水側にそれぞれ2つ、
合計4つもの多数の流量調整スリーブを設けた場合につ
いて説明したが、1つの冷却管12に対して、給水側と
排水側にそれぞれ適当数の流量調整スリーブを選択的に
配置することが可能である。例えば、給水側と排水側と
で異なる数の流量調整スリーブを設ける構成等も可能で
あり、また、そのような流量調整スリーブの一部あるい
は全部の流量調整スリーブとして、前述したような多段
の流量調整スリーブ26を設ける構成等も可能である。
さらに、単体の流量調整スリーブと多段の流量調整スリ
ーブ26との組み合わせだけでなく、分割段数の異なる
複数種類の多段の流量調整スリーブ26を組み合わせる
構成等も考えられる。
【0056】[1−4−3.保温用の電気ヒータを利用
した変形例]本発明は、以上のように、特に、最上部お
よび最下部の冷却管12に接続されるユニオン21に流
量調整スリーブを挿入して、この部分の通水抵抗を大き
くするように調整を行うものである。しかしながら、昇
温時には全ての冷却管12内の流れが単相流になるた
め、流量調整の効果が効き過ぎて、最上部および最下部
のサブスタック7において局部的に冷却水流量が少なく
なり、昇温スピードが低下する傾向がある。その対策と
して、請求項9記載の発明を適用して、締付板8に取り
付けられた停止時保温用の電気ヒータ9を、昇温時に自
動的にONになるようにシーケンス上に組み入れる構成
が考えられる。この構成により、最上部および最下部の
サブスタック7の昇温スピードの低下を防止することが
できる。なお、クールダウン時には、セパレータ温度が
急激に低下することはなく、締付板8による放熱効果も
あるため、多少冷却水が少なくとも問題はない。
した変形例]本発明は、以上のように、特に、最上部お
よび最下部の冷却管12に接続されるユニオン21に流
量調整スリーブを挿入して、この部分の通水抵抗を大き
くするように調整を行うものである。しかしながら、昇
温時には全ての冷却管12内の流れが単相流になるた
め、流量調整の効果が効き過ぎて、最上部および最下部
のサブスタック7において局部的に冷却水流量が少なく
なり、昇温スピードが低下する傾向がある。その対策と
して、請求項9記載の発明を適用して、締付板8に取り
付けられた停止時保温用の電気ヒータ9を、昇温時に自
動的にONになるようにシーケンス上に組み入れる構成
が考えられる。この構成により、最上部および最下部の
サブスタック7の昇温スピードの低下を防止することが
できる。なお、クールダウン時には、セパレータ温度が
急激に低下することはなく、締付板8による放熱効果も
あるため、多少冷却水が少なくとも問題はない。
【0057】[2.他の実施の形態]なお、本発明は、
前記実施の形態やその変形例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で、他にも多種多様の形態を実施可
能である。特に、前述した各種の流量調整スリーブは、
流量調整手段の単なる例示であり、具体的には流量を抑
制可能な各種の手段を流量調整手段として使用すること
ができる。そして、どのような流量調整手段を使用した
場合であっても、各種の流量調整手段の内径、一つの冷
却管に対する取り付け数、分割段数等を、各冷却管の必
要通水抵抗に応じて適宜決定することにより、冷却管を
流れる冷却水流量をセルスタック構造の全体に亘って容
易に均一にすることができる。
前記実施の形態やその変形例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で、他にも多種多様の形態を実施可
能である。特に、前述した各種の流量調整スリーブは、
流量調整手段の単なる例示であり、具体的には流量を抑
制可能な各種の手段を流量調整手段として使用すること
ができる。そして、どのような流量調整手段を使用した
場合であっても、各種の流量調整手段の内径、一つの冷
却管に対する取り付け数、分割段数等を、各冷却管の必
要通水抵抗に応じて適宜決定することにより、冷却管を
流れる冷却水流量をセルスタック構造の全体に亘って容
易に均一にすることができる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、冷
却管とマニホールドとの間に設けた流量調整手段によっ
て、各冷却管の必要通水抵抗に応じて流量を調整できる
ため、重量の影響等による下側ほど冷却水流量が多くな
る傾向を調整して、冷却管を流れる冷却水流量をセルス
タック構造全体に亘って均一にすることができる。
却管とマニホールドとの間に設けた流量調整手段によっ
て、各冷却管の必要通水抵抗に応じて流量を調整できる
ため、重量の影響等による下側ほど冷却水流量が多くな
る傾向を調整して、冷却管を流れる冷却水流量をセルス
タック構造全体に亘って均一にすることができる。
【0059】したがって、積層された複数の冷却板の冷
却管を流れる冷却水流量を、セルスタック構造の全体に
亘って可能な限り均一にし、それによって、冷却能力を
最適な状態に維持し、燃料電池の長寿命化や電池特性の
向上等に貢献可能な燃料電池の冷却装置を提供すること
ができる。
却管を流れる冷却水流量を、セルスタック構造の全体に
亘って可能な限り均一にし、それによって、冷却能力を
最適な状態に維持し、燃料電池の長寿命化や電池特性の
向上等に貢献可能な燃料電池の冷却装置を提供すること
ができる。
【0060】また、以上のように、冷却水流量の均一化
を達成できることから、燃料電池全体に使用する冷却水
量を低減でき、排水マニホールドの乾き度を向上できる
ため、廃熱利用の観点からも、蒸気の取出量が増え、結
果として燃料電池プラント効率の向上に寄与することが
できる。
を達成できることから、燃料電池全体に使用する冷却水
量を低減でき、排水マニホールドの乾き度を向上できる
ため、廃熱利用の観点からも、蒸気の取出量が増え、結
果として燃料電池プラント効率の向上に寄与することが
できる。
【図1】本発明を適用した燃料電池の基本的な実施の形
態を示す図であり、特に、セルスタック構造と冷却装置
の部分切欠きを含む斜視図。
態を示す図であり、特に、セルスタック構造と冷却装置
の部分切欠きを含む斜視図。
【図2】図1の冷却板と給水マニホールドとの接続部分
を示す構成図。
を示す構成図。
【図3】本発明によるユニオン部分を示す図であり、
(a)は円筒形状の流量調整スリーブを使用した基本的
な一例を示す断面図、(b)は段付き形状の流量調整ス
リーブを使用した変形例を示す断面図。
(a)は円筒形状の流量調整スリーブを使用した基本的
な一例を示す断面図、(b)は段付き形状の流量調整ス
リーブを使用した変形例を示す断面図。
【図4】本発明による流量調整スリーブを示す図であ
り、(a)は基本的な円筒形状の流量調整スリーブを示
す断面図、(b)は段付き形状の流量調整スリーブを示
す断面図、(c)は多段の流量調整スリーブを示す断面
図。
り、(a)は基本的な円筒形状の流量調整スリーブを示
す断面図、(b)は段付き形状の流量調整スリーブを示
す断面図、(c)は多段の流量調整スリーブを示す断面
図。
【図5】図1の燃料電池の定格負荷運転時における各冷
却管の流量分布を示すグラフ。
却管の流量分布を示すグラフ。
【図6】従来の燃料電池の一例を示す図であり、特に、
セルスタック構造と冷却装置の部分切欠きを含む斜視
図。
セルスタック構造と冷却装置の部分切欠きを含む斜視
図。
【図7】図6の燃料電池の単セルを示す分解斜視図。
【図8】図6の冷却板を示す断面図。
【図9】図6の排水マニホールドを示す断面図。
【図10】図6の冷却管と絶縁ホースとの嵌め込み部分
を示す断面図。
を示す断面図。
【図11】図6の給水/排水マニホールドと絶縁ホース
との嵌め込み部分を示す断面図。
との嵌め込み部分を示す断面図。
【図12】冷却管の単相流領域および気液2相流領域を
示す説明図。
示す説明図。
【図13】図6の燃料電池の定格負荷運転時における各
冷却管の流量分布を示すグラフ。
冷却管の流量分布を示すグラフ。
1:単セル 2:マトリックス 3a:燃料極 3b:空気極 4a,4b:リブ付電極基材 5:セパレータ 6:冷却板 7:サブスタック 8:締付板 9:電気ヒータ 10:セルスタック構造 11:冷却基板 11a,11b:ホルダー 12:冷却管 13:充填材 14:給水マニホールド 15:排水マニホールド 16〜19:ニップル 20:絶縁ホース 21:ユニオン 22:絶縁ホース 22a:端部管 23:枝管 24:流量調整スリーブ 25:段付き形状の流量調整スリーブ 25a:段部 26:多段の流量調整スリーブ 26a:分割片
フロントページの続き (72)発明者 金野 敏郎 神奈川県横浜市鶴見区末広町2−4 東芝 アイテック株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の単電池からなる複数のサブスタッ
クと複数の冷却板とが交互に積層されて形成された積層
体構造を冷却するために、各冷却板の冷却管の両端が複
数の絶縁ホースの各々を介して給水側および排水側のマ
ニホールドにそれぞれ接続されている燃料電池の冷却装
置において、 前記給水側および排水側のマニホールドの両方に、前記
冷却管の各々に対応する複数の枝管がそれぞれ設けら
れ、 前記複数の絶縁ホースの各々の両側に、この絶縁ホース
と冷却管との間、およびこの絶縁ホースと前記マニホー
ルドの前記枝管との間を接続する複数のユニオンがそれ
ぞれ設けられ、 前記複数のユニオンの中から選択された一部のユニオン
内部に、冷却水に流抵抗を付与して冷却水流量を抑制す
る流量調整手段が挿入されていることを特徴とする燃料
電池の冷却装置。 - 【請求項2】 前記流量調整手段の中で、前記絶縁ホー
スと前記冷却管との間を接続する前記ユニオン内部に設
けられた流量調整手段は、絶縁ホースの端面と冷却管の
端面との間に保持され、絶縁ホースと前記マニホールド
との間を接続するユニオン内部に設けられた流量調整手
段は、絶縁ホースの端面とマニホールドの前記枝管の端
面との間に保持されていることを特徴とする請求項1記
載の燃料電池の冷却装置。 - 【請求項3】 前記流量調整手段は、その端面に段部を
有する段付き形状であることを特徴とする請求項2記載
の燃料電池の冷却装置。 - 【請求項4】 前記流量調整手段は、前記複数の絶縁ホ
ースの中から選択された一部の絶縁ホースの両側の前記
ユニオン内部にそれぞれ挿入されていることを特徴とす
る請求項1記載の燃料電池の冷却装置。 - 【請求項5】 前記流量調整手段は、前記冷却管の給水
側と排水側の両方に設けられていることを特徴とするこ
とを特徴とする請求項1記載の燃料電池の冷却装置。 - 【請求項6】 前記流量調整手段は、前記ユニオン内部
において軸方向に多段に組み合わされた複数の流量調整
手段であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池の
冷却装置。 - 【請求項7】 前記流量調整手段は、前記複数のユニオ
ンの中で、前記積層体構造の最上部および最下部に位置
する前記冷却板の各冷却管にそれぞれ接続される各ユニ
オン内部に挿入されていることを特徴とする請求項1記
載の燃料電池の冷却装置。 - 【請求項8】 前記流量調整手段は、 前記最上部および最下部に位置する前記冷却板の各冷却
管にそれぞれ接続される各ユニオン内部に挿入されてい
る第1の種類の流量調整手段と、 前記最上部および最下部の冷却板に隣接する冷却板の各
冷却管にそれぞれ接続される各ユニオン内部に挿入され
ている第2の種類の流量調整手段とを有し、 前記第2の種類の流量調整手段は、前記第1の種類の流
量調整手段よりも大きい内径を有することを特徴とする
請求項7記載の燃料電池の冷却装置。 - 【請求項9】 前記積層体構造は、その最上部および最
下部に締付板をそれぞれ備えており、各締付板には、電
気ヒータがそれぞれ取り付けられ、各電気ヒータは、燃
料電池の起動時には負荷運転の状態になるまでONとな
り、運転状態時と停止時にはOFFとなるように設定さ
れていることを特徴とする請求項7記載の燃料電池の冷
却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199047A JPH1040945A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 燃料電池の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199047A JPH1040945A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 燃料電池の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1040945A true JPH1040945A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16401236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8199047A Pending JPH1040945A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 燃料電池の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1040945A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT408389B (de) * | 1999-03-17 | 2001-11-26 | Vaillant Gmbh | Mit einer kühleinrichtung versehene brennstoffzellen-anordnung |
JP2002362164A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Toyota Motor Corp | 燃料電池の配管構造 |
JP2006156411A (ja) * | 2003-06-24 | 2006-06-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高分子電解質型燃料電池 |
CN1328816C (zh) * | 2002-07-15 | 2007-07-25 | 上海神力科技有限公司 | 一种集成式燃料电池 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP8199047A patent/JPH1040945A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT408389B (de) * | 1999-03-17 | 2001-11-26 | Vaillant Gmbh | Mit einer kühleinrichtung versehene brennstoffzellen-anordnung |
JP2002362164A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Toyota Motor Corp | 燃料電池の配管構造 |
CN1328816C (zh) * | 2002-07-15 | 2007-07-25 | 上海神力科技有限公司 | 一种集成式燃料电池 |
JP2006156411A (ja) * | 2003-06-24 | 2006-06-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高分子電解質型燃料電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4099171B2 (ja) | 燃料電池スタック用冷却システム | |
US5965288A (en) | Gas humidifying device for use with a fuel cell | |
US7976991B2 (en) | Relative humidity control for a fuel cell | |
JP6870621B2 (ja) | 燃料電池システム | |
US10707505B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2006513528A (ja) | 燃料電池駆動の電気車両又はその他の負荷の氷点下での起動運転 | |
WO2007128202A1 (fr) | Pile à combustible sans plaques à bornes destinée à fonctionner à basse température | |
KR20120042224A (ko) | 연료전지 스택의 엔드플레이트 가열 장치 | |
US5041344A (en) | Fuel cell cooling device | |
JP5763480B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP5763481B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP6773790B2 (ja) | 温度制御システムを備える燃料電池及びセルの熱制御のための方法 | |
US7402353B2 (en) | Transient controls to improve fuel cell performance and stack durability | |
JPH1040945A (ja) | 燃料電池の冷却装置 | |
JP3426701B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP3575932B2 (ja) | 燃料電池スタックの冷却装置 | |
KR100887830B1 (ko) | 센터 홀 타입 스택체결기구를 갖는 연료전지 스택 | |
JP2004111397A (ja) | 燃料電池における反応体流の加湿 | |
JPH08111231A (ja) | 固体高分子電解質型燃料電池 | |
JPH06338334A (ja) | 燃料電池の冷却板及び冷却システム | |
US20060068235A1 (en) | Cathode-to-cathode fuel cell stacks | |
JP3981476B2 (ja) | 燃料電池スタック | |
JPH0527954B2 (ja) | ||
JP2004288539A (ja) | 燃料電池スタック | |
JP3325293B2 (ja) | 燃料電池 |