JPH1037215A - 立体駐車場の地下構造物およびその構築方法 - Google Patents
立体駐車場の地下構造物およびその構築方法Info
- Publication number
- JPH1037215A JPH1037215A JP8199208A JP19920896A JPH1037215A JP H1037215 A JPH1037215 A JP H1037215A JP 8199208 A JP8199208 A JP 8199208A JP 19920896 A JP19920896 A JP 19920896A JP H1037215 A JPH1037215 A JP H1037215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- segment
- underground
- underground structure
- slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 title abstract description 19
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims abstract description 18
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 12
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims 1
- 101150054854 POU1F1 gene Proteins 0.000 abstract description 10
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 abstract description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 16
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 16
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 4
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 4
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 3
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001294 Reinforcing steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的小規模な立体駐車場の地下ピットの構
築において、施工が容易となり、しかも安全な施工が可
能であり、工期の短縮およびコストの低減を図る。 【解決手段】角筒形の地下外壁2と底版を構成する基礎
スラブ3からなる立体駐車場の地下ピット1を構築する
に際し、掘削が可能な地盤上において、地下外壁2を構
成する周方向に分割された複数枚の下部基礎セグメント
4および上部壁部セグメント5を地上において組み立て
て一体化すると共にセグメントの各継ぎ目8,9に防水
・止水工を施し、形成された角筒形の地下外壁2の内側
を掘削しながら地下外壁2を地盤中に沈下させ、所定の
深さまで沈下すると、基礎スラブ3を現場打ちコンクリ
ートで構築して下部基礎セグメント4に一体化させる。
築において、施工が容易となり、しかも安全な施工が可
能であり、工期の短縮およびコストの低減を図る。 【解決手段】角筒形の地下外壁2と底版を構成する基礎
スラブ3からなる立体駐車場の地下ピット1を構築する
に際し、掘削が可能な地盤上において、地下外壁2を構
成する周方向に分割された複数枚の下部基礎セグメント
4および上部壁部セグメント5を地上において組み立て
て一体化すると共にセグメントの各継ぎ目8,9に防水
・止水工を施し、形成された角筒形の地下外壁2の内側
を掘削しながら地下外壁2を地盤中に沈下させ、所定の
深さまで沈下すると、基礎スラブ3を現場打ちコンクリ
ートで構築して下部基礎セグメント4に一体化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、個人住宅、住宅
団地、マンション、公園、公会堂などにおいて自動車を
上下方向に一段または三段などの多段に重ねて駐車させ
る比較的小規模な立体駐車場に適用され、自動車の昇降
機を地下に設置するための地下外壁と基礎スラブからな
る地下構造物およびその構築方法に関するものである。
団地、マンション、公園、公会堂などにおいて自動車を
上下方向に一段または三段などの多段に重ねて駐車させ
る比較的小規模な立体駐車場に適用され、自動車の昇降
機を地下に設置するための地下外壁と基礎スラブからな
る地下構造物およびその構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市部においては、自動車の保有数が増
加し、また土地の高騰により、駐車場が不足し、従来の
平面駐車では駐車需要に応じることができない状況にあ
る。このような問題を解決するために、自動車を上下に
駐車可能にする構造の駐車ビルが作られたり、地下駐車
場が作られたりしているが、このような駐車場は大規模
なものであり、近年では狭い土地を有効利用できる小規
模な立体駐車場が望まれている。
加し、また土地の高騰により、駐車場が不足し、従来の
平面駐車では駐車需要に応じることができない状況にあ
る。このような問題を解決するために、自動車を上下に
駐車可能にする構造の駐車ビルが作られたり、地下駐車
場が作られたりしているが、このような駐車場は大規模
なものであり、近年では狭い土地を有効利用できる小規
模な立体駐車場が望まれている。
【0003】この種の立体駐車場は、自動車を二段ある
いは三段に重ねて駐車できるようにしたものが主流とな
っており、一部を地下ピットに収納する構造になってい
る。
いは三段に重ねて駐車できるようにしたものが主流とな
っており、一部を地下ピットに収納する構造になってい
る。
【0004】即ち、昇降可能な自動車の載置台を備えた
二段式昇降機あるいは三段式昇降機を地下ピット内に設
置し、二段式の場合には地下に1台、地上に1台、三段
式の場合には地下に2台、地上に1台収納できるように
構成されている。
二段式昇降機あるいは三段式昇降機を地下ピット内に設
置し、二段式の場合には地下に1台、地上に1台、三段
式の場合には地下に2台、地上に1台収納できるように
構成されている。
【0005】このような地下ピットは、地下部分の壁部
を構成する角筒形の地下外壁と、地下部分の底版を構成
する基礎スラブからなり、従来においては、地盤を掘削
した後に、現場打ちコンクリートを打設し、あるいはプ
レキャストコンクリート版を使用して構築している。
を構成する角筒形の地下外壁と、地下部分の底版を構成
する基礎スラブからなり、従来においては、地盤を掘削
した後に、現場打ちコンクリートを打設し、あるいはプ
レキャストコンクリート版を使用して構築している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術では、地盤を掘削してコンクリートの打設、
プレキャストコンクリート版の建て込みを行うため、地
盤を掘削する際の土留め、支保工の安全工事に費用がか
かり、またコンクリート型枠の置き場などの設置場所を
広く必要とするなど、工期が長くなり、安全対策にもコ
ストがかかり、狭い場所での施工ができないなどの問題
点があった。しかも、品質管理・施工管理などに改善す
べき課題が多々あった。さらに、プレキャストコンクリ
ート版の場合、剛性や組立の容易性などの点で問題があ
つた。
た従来技術では、地盤を掘削してコンクリートの打設、
プレキャストコンクリート版の建て込みを行うため、地
盤を掘削する際の土留め、支保工の安全工事に費用がか
かり、またコンクリート型枠の置き場などの設置場所を
広く必要とするなど、工期が長くなり、安全対策にもコ
ストがかかり、狭い場所での施工ができないなどの問題
点があった。しかも、品質管理・施工管理などに改善す
べき課題が多々あった。さらに、プレキャストコンクリ
ート版の場合、剛性や組立の容易性などの点で問題があ
つた。
【0007】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、施工が容易となり、
しかも安全な施工が可能であり、工期の短縮およびコス
トの低減を図ることができ、さらに地下構造物の剛性を
高めることができると共に、組立を容易に行える立体駐
車場の地下構造物およびその構築方法を提供することに
ある。
べくなされたもので、その目的は、施工が容易となり、
しかも安全な施工が可能であり、工期の短縮およびコス
トの低減を図ることができ、さらに地下構造物の剛性を
高めることができると共に、組立を容易に行える立体駐
車場の地下構造物およびその構築方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る立体駐車
場の地下構造物は、駐車場地下部分の壁部を構成する角
筒形の地下外壁と、駐車場地下部分の底版を構成する基
礎スラブからなる立体駐車場の地下構造物において、前
記地下外壁を周方向に分割された複数枚の下部基礎セグ
メントおよび上部壁部セグメントから構成し、前記基礎
スラブを現場打ちコンクリートにより構成し、前記下部
基礎セグメントおよび上部壁部セグメントを、掘削した
地盤上あるいは地上において組み立てて一体化すると共
にセグメントの各継ぎ目に防水・止水工を施し、掘削し
た地盤上に形成された角筒形の地下外壁の底面に前記基
礎スラブを打設してなることを特徴とする(請求項
1)。
場の地下構造物は、駐車場地下部分の壁部を構成する角
筒形の地下外壁と、駐車場地下部分の底版を構成する基
礎スラブからなる立体駐車場の地下構造物において、前
記地下外壁を周方向に分割された複数枚の下部基礎セグ
メントおよび上部壁部セグメントから構成し、前記基礎
スラブを現場打ちコンクリートにより構成し、前記下部
基礎セグメントおよび上部壁部セグメントを、掘削した
地盤上あるいは地上において組み立てて一体化すると共
にセグメントの各継ぎ目に防水・止水工を施し、掘削し
た地盤上に形成された角筒形の地下外壁の底面に前記基
礎スラブを打設してなることを特徴とする(請求項
1)。
【0009】この発明に係る立体駐車場の地下構造物の
構築方法は、駐車場地下部分の壁部を構成する角筒形の
地下外壁と、駐車場地下部分の底版を構成する基礎スラ
ブからなる立体駐車場の地下構造物を構築するに際し、
掘削が可能な地盤上において、前記地下外壁を構成する
周方向に分割された複数枚の下部基礎セグメントおよび
上部壁部セグメントを地上において組み立てて一体化す
ると共にセグメントの各継ぎ目に防水・止水工を施し、
形成された角筒形の地下外壁の内側を掘削しながら該地
下外壁を地盤中に沈下させ、所定の深さまで沈下する
と、前記基礎スラブを現場打ちコンクリートで構築して
前記下部基礎セグメントに一体化させることを特徴とす
る(請求項5)。
構築方法は、駐車場地下部分の壁部を構成する角筒形の
地下外壁と、駐車場地下部分の底版を構成する基礎スラ
ブからなる立体駐車場の地下構造物を構築するに際し、
掘削が可能な地盤上において、前記地下外壁を構成する
周方向に分割された複数枚の下部基礎セグメントおよび
上部壁部セグメントを地上において組み立てて一体化す
ると共にセグメントの各継ぎ目に防水・止水工を施し、
形成された角筒形の地下外壁の内側を掘削しながら該地
下外壁を地盤中に沈下させ、所定の深さまで沈下する
と、前記基礎スラブを現場打ちコンクリートで構築して
前記下部基礎セグメントに一体化させることを特徴とす
る(請求項5)。
【0010】下部基礎セグメントおよび上部壁部セグメ
ントの接合は、ボルト・プレート方式、PC鋼棒方式、
あるいはこれらの組合わせによる方式などで強固な連結
を行う。また、各セグメントの縦継ぎ目および横継ぎ目
にはブチルゴムやスポンジゴム等のシール材をセグメン
ト締付けで圧着する防水・止水機構を用いる。
ントの接合は、ボルト・プレート方式、PC鋼棒方式、
あるいはこれらの組合わせによる方式などで強固な連結
を行う。また、各セグメントの縦継ぎ目および横継ぎ目
にはブチルゴムやスポンジゴム等のシール材をセグメン
ト締付けで圧着する防水・止水機構を用いる。
【0011】基礎スラブと下部基礎セグメントの間に
は、止水板を介在させる(請求項2・請求項6)。下部
基礎セグメントおよび上部壁部セグメントは、角筒形の
隅部を一体的に構成するコーナー部セグメントと、この
コーナー部セグメント間に位置する直線部セグメントか
ら構成する(請求項3・請求項7)。地下外壁の内部に
は隔壁を設ける(請求項4・請求項8)。
は、止水板を介在させる(請求項2・請求項6)。下部
基礎セグメントおよび上部壁部セグメントは、角筒形の
隅部を一体的に構成するコーナー部セグメントと、この
コーナー部セグメント間に位置する直線部セグメントか
ら構成する(請求項3・請求項7)。地下外壁の内部に
は隔壁を設ける(請求項4・請求項8)。
【0012】以上のような構成において、地上において
各セグメントを組み立て、各継ぎ目に防水・止水工を施
した一体構造の地下外壁を潜函工法で沈下埋設する場合
には、施工が容易となり、山留めや支保工などを必要と
せず、また設置場所が最小限で済み、交通の障害も無く
すことができる。また、完全に構築された地下外壁を沈
下させることにより、不等沈下や変形を防止することが
でき、スムーズに沈下し、迅速な作業および安全な施工
が可能となる。さらに、地下外壁内に中間部外壁を設け
ることにより、地下構造物の剛性を高め、不等沈下の防
止、変形防止等の性能をより高めることができる。
各セグメントを組み立て、各継ぎ目に防水・止水工を施
した一体構造の地下外壁を潜函工法で沈下埋設する場合
には、施工が容易となり、山留めや支保工などを必要と
せず、また設置場所が最小限で済み、交通の障害も無く
すことができる。また、完全に構築された地下外壁を沈
下させることにより、不等沈下や変形を防止することが
でき、スムーズに沈下し、迅速な作業および安全な施工
が可能となる。さらに、地下外壁内に中間部外壁を設け
ることにより、地下構造物の剛性を高め、不等沈下の防
止、変形防止等の性能をより高めることができる。
【0013】各セグメントの縦継ぎ目および横継ぎ目に
シール材を設け、基礎スラブと下部基礎セグメントとの
間に止水板を介在させることにより、防水性を向上させ
ることができる。各セグメントを平面視でコーナー部セ
グメントと直線部セグメントから構成することにより、
各隅部が一体構造となって剛性が向上し、組立てが容易
となる。地下外壁内に隔壁を設けることにより、地下構
造物内が小さな部屋に分けられ、地下構造物の剛性を高
めることができ、また防火隔壁として使用することがで
きる。
シール材を設け、基礎スラブと下部基礎セグメントとの
間に止水板を介在させることにより、防水性を向上させ
ることができる。各セグメントを平面視でコーナー部セ
グメントと直線部セグメントから構成することにより、
各隅部が一体構造となって剛性が向上し、組立てが容易
となる。地下外壁内に隔壁を設けることにより、地下構
造物内が小さな部屋に分けられ、地下構造物の剛性を高
めることができ、また防火隔壁として使用することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示する実施例
に基づいて説明する。図1は二段式立体駐車場における
セグメント6分割型の地下ピットの例であり、図2は三
段式立体駐車場におけるセグメント10分割型の地下ピ
ットの例である。地下構造物すなわち地下ピット1は、
壁部を構成する角筒形の地下外壁2と、底版を構成する
基礎スラブ3からなる。地下外壁2は、工場で製作され
たプレキャストコンクリート製の複数枚の基礎セグメン
ト4と複数枚の壁部セグメント5からなる。三段式の場
合には、壁部セグメント5を二段の壁部セグメント5−
1,5−2から構成している。
に基づいて説明する。図1は二段式立体駐車場における
セグメント6分割型の地下ピットの例であり、図2は三
段式立体駐車場におけるセグメント10分割型の地下ピ
ットの例である。地下構造物すなわち地下ピット1は、
壁部を構成する角筒形の地下外壁2と、底版を構成する
基礎スラブ3からなる。地下外壁2は、工場で製作され
たプレキャストコンクリート製の複数枚の基礎セグメン
ト4と複数枚の壁部セグメント5からなる。三段式の場
合には、壁部セグメント5を二段の壁部セグメント5−
1,5−2から構成している。
【0015】基礎セグメント4および壁部セグメント5
は、平面視で、角筒形の隅部を一体的に構成するL字状
のコーナー部セグメント6と、これらセグメント間に配
設される直線状の直線部セグメント7の2種類のセグメ
ントから構成し、各隅部の一体構造により地下ピット1
の剛性を高め、また組立を容易に行えるようにする。
は、平面視で、角筒形の隅部を一体的に構成するL字状
のコーナー部セグメント6と、これらセグメント間に配
設される直線状の直線部セグメント7の2種類のセグメ
ントから構成し、各隅部の一体構造により地下ピット1
の剛性を高め、また組立を容易に行えるようにする。
【0016】また、各セグメント4および5においてセ
グメントを横方向に接合する縦継ぎ目8は、上下のセグ
メントで連続しないようにずらして配置し、強度の向上
を図る。
グメントを横方向に接合する縦継ぎ目8は、上下のセグ
メントで連続しないようにずらして配置し、強度の向上
を図る。
【0017】各セグメント4および5の接合にはボルト
・プレートあるいはPC鋼棒を使用し、強固な連結が得
られるようにする。図3に示すのは、ボルト・プレート
方式の例であり、各セグメントの縦継ぎ目8および横継
ぎ目9の部分にボルト接合箇所を間隔をおいて複数配設
する。このボルト接合箇所においては、各セグメントの
縦継ぎ目8および横継ぎ目9の部分におけるセグメント
の外表面に正面視で半長円状の凹部10を設け、ここに
コ字状の接合鉄板11をその接合面同士が当接するよう
に埋設し、隣接する一対の接合鉄板11を締付ボルト・
ナット12で締結する。接合鉄板11はアンカー筋13
により各セグメントのコンクリート中に強固に固定され
ている。なお、締結後、凹部10にはモルタル14を充
填しておく。
・プレートあるいはPC鋼棒を使用し、強固な連結が得
られるようにする。図3に示すのは、ボルト・プレート
方式の例であり、各セグメントの縦継ぎ目8および横継
ぎ目9の部分にボルト接合箇所を間隔をおいて複数配設
する。このボルト接合箇所においては、各セグメントの
縦継ぎ目8および横継ぎ目9の部分におけるセグメント
の外表面に正面視で半長円状の凹部10を設け、ここに
コ字状の接合鉄板11をその接合面同士が当接するよう
に埋設し、隣接する一対の接合鉄板11を締付ボルト・
ナット12で締結する。接合鉄板11はアンカー筋13
により各セグメントのコンクリート中に強固に固定され
ている。なお、締結後、凹部10にはモルタル14を充
填しておく。
【0018】図4に示すのは、PC鋼棒方式の例であ
り、PC鋼棒15を各セグメント4および5内に縦横に
貫通させて配設する。PC鋼棒15は挿通孔16に挿通
させ、凹部17内に位置した端部をプレート18とナッ
ト19により緊結する。なお、図5に示すように、縦継
ぎ目8をPC鋼棒方式で接合し、横継ぎ目9をボルト・
プレート方式で接合するようにしてもよい。また、これ
とは逆に、縦継ぎ目8をボルト・プレート方式、横継ぎ
目9をPC鋼棒方式としてもよい。
り、PC鋼棒15を各セグメント4および5内に縦横に
貫通させて配設する。PC鋼棒15は挿通孔16に挿通
させ、凹部17内に位置した端部をプレート18とナッ
ト19により緊結する。なお、図5に示すように、縦継
ぎ目8をPC鋼棒方式で接合し、横継ぎ目9をボルト・
プレート方式で接合するようにしてもよい。また、これ
とは逆に、縦継ぎ目8をボルト・プレート方式、横継ぎ
目9をPC鋼棒方式としてもよい。
【0019】縦継ぎ目8および横継ぎ目9には、図6に
示すような防水・止水構造を用いる。即ち、各セグメン
ト4および5は横断面中央の凹凸部20で係合させ、こ
の凹凸部20の両側に凹部21を形成し、この凹部21
にブチルゴム、スポンジゴム等のシール材22を配設
し、各セグメントの組立・締付によりシール材22が圧
着されるようにする。さらに、この凹部21の外側の角
部に凹部23を形成し、この凹部23にバックアップ材
24を介してウレタン等のコーキング材25を充填して
シールする。
示すような防水・止水構造を用いる。即ち、各セグメン
ト4および5は横断面中央の凹凸部20で係合させ、こ
の凹凸部20の両側に凹部21を形成し、この凹部21
にブチルゴム、スポンジゴム等のシール材22を配設
し、各セグメントの組立・締付によりシール材22が圧
着されるようにする。さらに、この凹部21の外側の角
部に凹部23を形成し、この凹部23にバックアップ材
24を介してウレタン等のコーキング材25を充填して
シールする。
【0020】角筒形の地下外壁2の内部中間部には、図
7に示すように、防火用隔壁26を設けるようにしても
よい。この隔壁26はL形鋼27を介して地下外壁2の
内面に取付ける。この隔壁26を設けることにより、地
下ピット1内が小さな部屋に分割されて地下ピット1の
剛性を高めることができる。また、この隔壁26に切梁
支保工を兼用させることもできる。
7に示すように、防火用隔壁26を設けるようにしても
よい。この隔壁26はL形鋼27を介して地下外壁2の
内面に取付ける。この隔壁26を設けることにより、地
下ピット1内が小さな部屋に分割されて地下ピット1の
剛性を高めることができる。また、この隔壁26に切梁
支保工を兼用させることもできる。
【0021】基礎セグメント4の外径は、上部4aより
下部4bの方を一回り大きく形成し(図1,図2,図8
参照)、後述する潜函に際して壁部セグメント5の周囲
地盤との摩擦を少なくして比較的スムーズに沈下させる
ことができるようにしている。下部4bの外径および下
端からの高さは周囲地盤の土質に応じて設定する。例え
ば、周囲地盤が粘土質の場合には外径を小さく高さを高
くする。
下部4bの方を一回り大きく形成し(図1,図2,図8
参照)、後述する潜函に際して壁部セグメント5の周囲
地盤との摩擦を少なくして比較的スムーズに沈下させる
ことができるようにしている。下部4bの外径および下
端からの高さは周囲地盤の土質に応じて設定する。例え
ば、周囲地盤が粘土質の場合には外径を小さく高さを高
くする。
【0022】基礎スラブ3は、図8に示すように、後述
するように所定の深さに掘削された根切り底に割り栗石
30を敷き詰め、この上に捨てコンクリート31を打設
し、この上に場所打ちコンクリート32を打設すること
により構築される。基礎セグメント4の内側には、所定
の高さ位置にインサートナット33を埋設しておき、こ
のインサートナットにアンカーボルト34を水平に突設
する。このアンカーボルト34は、場所打ちコンクリー
ト32内に配筋される補強鉄筋35に溶接し、基礎スラ
ブ3と基礎セグメント4とを一定的に固定する。
するように所定の深さに掘削された根切り底に割り栗石
30を敷き詰め、この上に捨てコンクリート31を打設
し、この上に場所打ちコンクリート32を打設すること
により構築される。基礎セグメント4の内側には、所定
の高さ位置にインサートナット33を埋設しておき、こ
のインサートナットにアンカーボルト34を水平に突設
する。このアンカーボルト34は、場所打ちコンクリー
ト32内に配筋される補強鉄筋35に溶接し、基礎スラ
ブ3と基礎セグメント4とを一定的に固定する。
【0023】また、基礎スラブ3の周囲と基礎セグメン
ト4の内面との間には、ゴムやプラスチックなどからな
る止水板36を水平に介在させ、基礎スラブ3と基礎セ
グメント4との間の止水処理を完全なものとする。この
止水板36は、場所打ちコンクリート32を打設する前
に、基礎セグメント4の内面に形成された凹溝部37に
一端を嵌着して水平に突出するようにする。なお、この
基礎スラブ3には、排水溝40と排水枡41を設ける
(図1,図2,図8参照)。
ト4の内面との間には、ゴムやプラスチックなどからな
る止水板36を水平に介在させ、基礎スラブ3と基礎セ
グメント4との間の止水処理を完全なものとする。この
止水板36は、場所打ちコンクリート32を打設する前
に、基礎セグメント4の内面に形成された凹溝部37に
一端を嵌着して水平に突出するようにする。なお、この
基礎スラブ3には、排水溝40と排水枡41を設ける
(図1,図2,図8参照)。
【0024】以上のような構成の地下ピットを潜函工法
により次に示す手順で構築する。なお、これは図2の三
段式の立体駐車場の場合である。
により次に示す手順で構築する。なお、これは図2の三
段式の立体駐車場の場合である。
【0025】(1) 整地作業および地上での下段セグメン
ト組立作業 掘削が可能な地盤を平らに整地する。この地盤上に、図
9に示すように、下段の基礎セグメント4をa、b、
c、d、e、fの順に所定の位置に配置する。地下ピッ
ト1の下段の各寸法が設計図通りになるように各基礎セ
グメント4を調整する。調整終了後に、各基礎セグメン
ト4の縦継ぎ目8を締付ボルト・ナット12あるいはP
C鋼棒15で接合し、各基礎セグメント4の横方向を連
結して、基礎セグメント4を角筒形に完全に固定する。
ト組立作業 掘削が可能な地盤を平らに整地する。この地盤上に、図
9に示すように、下段の基礎セグメント4をa、b、
c、d、e、fの順に所定の位置に配置する。地下ピッ
ト1の下段の各寸法が設計図通りになるように各基礎セ
グメント4を調整する。調整終了後に、各基礎セグメン
ト4の縦継ぎ目8を締付ボルト・ナット12あるいはP
C鋼棒15で接合し、各基礎セグメント4の横方向を連
結して、基礎セグメント4を角筒形に完全に固定する。
【0026】(2) 地上での中段セグメント組立作業 組立固定により一体化した基礎セグメント4の上に、中
段の壁部セグメント5−1をa1 、b1 、c1 、d1 、
e1 、f1 の順に所定の位置に配置する。地下ピット1
の中段の各寸法が設計図通りになるように各壁部セグメ
ント5−1を調整する。調整終了後に、各壁部セグメン
ト5−1の縦継ぎ目8を締付ボルト・ナット12あるい
はPC鋼棒15で接合し、各壁部セグメント5−1の横
方向を連結して、壁部セグメント5−1を角筒形に完全
に固定する。
段の壁部セグメント5−1をa1 、b1 、c1 、d1 、
e1 、f1 の順に所定の位置に配置する。地下ピット1
の中段の各寸法が設計図通りになるように各壁部セグメ
ント5−1を調整する。調整終了後に、各壁部セグメン
ト5−1の縦継ぎ目8を締付ボルト・ナット12あるい
はPC鋼棒15で接合し、各壁部セグメント5−1の横
方向を連結して、壁部セグメント5−1を角筒形に完全
に固定する。
【0027】(3) 地上での上段セグメント組立作業 組立固定により一体化した壁部セグメント5−1の上
に、上段の壁部セグメント5−2をa2 、b2 、c2 、
d2 、e2 、f2 の順に所定の位置に配置する。
に、上段の壁部セグメント5−2をa2 、b2 、c2 、
d2 、e2 、f2 の順に所定の位置に配置する。
【0028】地下ピット1の上段の各寸法が設計図通り
になるように各壁部セグメント5−2を調整する。調整
終了後に、各壁部セグメント5−2の縦継ぎ目8を締付
ボルト・ナット12あるいはPC鋼棒15で接合し、各
壁部セグメント5−2の横方向を連結して、壁部セグメ
ント5−2を角筒形に完全に固定する。
になるように各壁部セグメント5−2を調整する。調整
終了後に、各壁部セグメント5−2の縦継ぎ目8を締付
ボルト・ナット12あるいはPC鋼棒15で接合し、各
壁部セグメント5−2の横方向を連結して、壁部セグメ
ント5−2を角筒形に完全に固定する。
【0029】(4) 上段・中段・下段セグメントの一体化
作業およびシール作業 組立固定により一体化したセグメント4・5−1・5−
2の横継ぎ目9を締付ボルト・ナット12あるいはPC
鋼棒15で接合し、各セグメントの縦方向を連結して、
一体構造の角筒形の地下外壁2とする。各セグメントの
縦継ぎ目8および横継ぎ目9には予めシール材22が装
着されており、前述の組立・締結により圧着され、防水
・止水が施される。一体化後の地下外壁の縦継ぎ目8お
よび横継ぎ目9にバックアップ材24を介してウレタン
コーキング材25を充填することにより、シールが完成
する。また、必要に応じて地下外壁2の内部には防火用
隔壁26を設ける。
作業およびシール作業 組立固定により一体化したセグメント4・5−1・5−
2の横継ぎ目9を締付ボルト・ナット12あるいはPC
鋼棒15で接合し、各セグメントの縦方向を連結して、
一体構造の角筒形の地下外壁2とする。各セグメントの
縦継ぎ目8および横継ぎ目9には予めシール材22が装
着されており、前述の組立・締結により圧着され、防水
・止水が施される。一体化後の地下外壁の縦継ぎ目8お
よび横継ぎ目9にバックアップ材24を介してウレタン
コーキング材25を充填することにより、シールが完成
する。また、必要に応じて地下外壁2の内部には防火用
隔壁26を設ける。
【0030】(5) 潜函工法による地下外壁の沈設作業 一体化した角筒形の地下外壁2の内側の地盤をクレーン
等を使用して掘削しながら、角筒形の地下外壁2を徐々
に自重で沈下させる。この際、完全に組立てた地下外壁
2を沈下させるため、不等沈下や変形が防止され、また
基礎セグメント4の下部4bによりスムーズに沈下させ
ることができる。
等を使用して掘削しながら、角筒形の地下外壁2を徐々
に自重で沈下させる。この際、完全に組立てた地下外壁
2を沈下させるため、不等沈下や変形が防止され、また
基礎セグメント4の下部4bによりスムーズに沈下させ
ることができる。
【0031】(6) 基礎スラブの構築作業 地下外壁2が所定の位置まで沈下すると、根切り底面を
整地し、この上に割り栗石30を敷き、捨てコンクリー
ト31を打設する。次いで、補強鉄筋35を配筋すると
共に、アンカーボルト34に溶接し、場所打ちコンクリ
ート32を打設して基礎スラブ3を構築する。必要に応
じて、止水板36をコンクリート32の打設前に取付け
ておく。
整地し、この上に割り栗石30を敷き、捨てコンクリー
ト31を打設する。次いで、補強鉄筋35を配筋すると
共に、アンカーボルト34に溶接し、場所打ちコンクリ
ート32を打設して基礎スラブ3を構築する。必要に応
じて、止水板36をコンクリート32の打設前に取付け
ておく。
【0032】(7) 埋め戻し作業 地下外壁2と基礎スラブ3が一体化して地下ピット1が
完成すると、この地下ピット1の外周部に土砂を埋め戻
して、計画した地盤を造成する。これにより、立体駐車
場の地下構造物が完成する。
完成すると、この地下ピット1の外周部に土砂を埋め戻
して、計画した地盤を造成する。これにより、立体駐車
場の地下構造物が完成する。
【0033】なお、以上の実施例に限定されることな
く、基礎セグメントおよび壁部セグメントは2分割から
20分割程度までとすることができ、また高さ方向には
1段から10段程度まで積み上げることができる。
く、基礎セグメントおよび壁部セグメントは2分割から
20分割程度までとすることができ、また高さ方向には
1段から10段程度まで積み上げることができる。
【0034】なお、以上は、地上において各セグメント
を組立てた後、掘削して沈設する場合について説明した
が、地盤を掘削した後に各セグメントの組立を行うよう
にしてもよい。
を組立てた後、掘削して沈設する場合について説明した
が、地盤を掘削した後に各セグメントの組立を行うよう
にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成からなる
ので、次のような効果を奏する。
ので、次のような効果を奏する。
【0036】(1) 地上において各セグメントを組み立
て、各継ぎ目に防水・止水工を施した一体構造の地下外
壁を潜函工法で沈下埋設するので、施工が容易となり、
山留めや支保工などを必要とせず安全工事費等を少なく
することができ、工期の短縮とコストの低減を図ること
ができる。
て、各継ぎ目に防水・止水工を施した一体構造の地下外
壁を潜函工法で沈下埋設するので、施工が容易となり、
山留めや支保工などを必要とせず安全工事費等を少なく
することができ、工期の短縮とコストの低減を図ること
ができる。
【0037】(2) 設置場所が最小限で済み、狭い場所で
も地下構造物を構築することができ、また周辺への影響
が少なく交通への障害も無くすことができる。
も地下構造物を構築することができ、また周辺への影響
が少なく交通への障害も無くすことができる。
【0038】(3) 完全に構築された地下外壁を沈下させ
ることにより、不等沈下や変形を防止することができ、
スムーズに沈下し、迅速な作業および安全な施工が可能
となる。
ることにより、不等沈下や変形を防止することができ、
スムーズに沈下し、迅速な作業および安全な施工が可能
となる。
【0039】(4) 各セグメントを平面視でコーナー部セ
グメントと直線部セグメントから構成することにより、
各隅部が一体構造となって剛性が向上し、また組立てが
容易となる。
グメントと直線部セグメントから構成することにより、
各隅部が一体構造となって剛性が向上し、また組立てが
容易となる。
【0040】(5) 各セグメントは工場製作のため品質に
優れ、また地下外壁内に隔壁を設けることにより、地下
構造物内が小さな部屋に分けられ、地下構造物の剛性を
高めることができる。また、防火隔壁として使用するこ
とができ、火災や地震災害を最小限に抑えることができ
る。
優れ、また地下外壁内に隔壁を設けることにより、地下
構造物内が小さな部屋に分けられ、地下構造物の剛性を
高めることができる。また、防火隔壁として使用するこ
とができ、火災や地震災害を最小限に抑えることができ
る。
【図1】この発明に係る立体駐車場の地下構造物の一例
を示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は側面図で
ある。
を示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は側面図で
ある。
【図2】この発明に係る立体駐車場の地下構造物の他の
例を示し、(a) は平面図、(b)は正面図、(c) は側面図
である。
例を示し、(a) は平面図、(b)は正面図、(c) は側面図
である。
【図3】この発明に係る立体駐車場の地下外壁のボルト
接合構造を示し、(a) は地下外壁の正面図、(b) 地下外
壁の側面図、(c) は接合部分の正面図、(d) はd−d線
断面図である。
接合構造を示し、(a) は地下外壁の正面図、(b) 地下外
壁の側面図、(c) は接合部分の正面図、(d) はd−d線
断面図である。
【図4】この発明に係る立体駐車場の地下外壁のPC鋼
棒接合構造を示し、(a) は地下外壁の平面図、(b) 地下
外壁の正面図、(c) は地下外壁の側面図、(d) は部分詳
細正面図である。
棒接合構造を示し、(a) は地下外壁の平面図、(b) 地下
外壁の正面図、(c) は地下外壁の側面図、(d) は部分詳
細正面図である。
【図5】この発明に係る立体駐車場の地下外壁のボルト
・PC鋼棒接合構造を示し、(a) は地下外壁の正面図、
(b) 地下外壁の側面図である。
・PC鋼棒接合構造を示し、(a) は地下外壁の正面図、
(b) 地下外壁の側面図である。
【図6】この発明に係る地下外壁のセグメント継ぎ目部
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図7】この発明に係る立体駐車場の地下外壁に隔壁を
設けた例を示し、(a) は平面図、(b) は正面図である。
設けた例を示し、(a) は平面図、(b) は正面図である。
【図8】この発明に係る立体駐車場の底版である基礎ス
ラブを示し、(a) は全体断面図、(b) は部分拡大断面図
である。
ラブを示し、(a) は全体断面図、(b) は部分拡大断面図
である。
【図9】この発明に係る地下構造物の構築方法を示し、
(a) 〜(c) は平面図、(d) は正面図、(e) は側面図であ
る。
(a) 〜(c) は平面図、(d) は正面図、(e) は側面図であ
る。
1…地下ピット(地下構造物) 2…地下外壁 3…基礎スラブ 4…基礎セグメント 5…壁部セグメント 6…コーナー部セグメント 7…直線部セグメント 8…縦継ぎ目 9…横継ぎ目 10…凹部 11…接合鉄板 12…締付ボルト・ナット 13…アンカー筋 14…モルタル 15…PC鋼棒 16…挿通孔 17…凹部 18…プレート 19…ナット 20…凹凸部 21…凹部 22…シール材 23…凹部 24…バックアップ材 25…コーキング材 26…防火用隔壁 27…L形鋼 30…割栗石 31…捨てコンクリート 32…場所打ちコンクリート 33…インサートネット 34…アンカーボルト 35…補強鉄筋 36…止水板 37…凹溝部 40…排水溝 41…排水枡
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 哲夫 東京都中央区日本橋2丁目16番11号 羽田 コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 内田 和彦 東京都中央区築地1丁目8番2号 旭コン クリート工業株式会社内 (72)発明者 森川 高宏 東京都府中市南町5丁目38番地3 興建産 業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 駐車場地下部分の壁部を構成する角筒形
の地下外壁と、駐車場地下部分の底版を構成する基礎ス
ラブからなる立体駐車場の地下構造物において、前記地
下外壁を周方向に分割された複数枚の下部基礎セグメン
トおよび上部壁部セグメントから構成し、前記基礎スラ
ブを現場打ちコンクリートにより構成し、前記下部基礎
セグメントおよび上部壁部セグメントを、掘削した地盤
上あるいは地上において組み立てて一体化すると共にセ
グメントの各継ぎ目に防水・止水工を施し、掘削した地
盤上に形成された角筒形の地下外壁の底面に前記基礎ス
ラブを打設してなることを特徴とする立体駐車場の地下
構造物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の地下構造物において、
基礎スラブと下部基礎セグメントの間に、止水板が介在
していることを特徴とする立体駐車場の地下構造物。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の地下構
造物において、下部基礎セグメントおよび上部壁部セグ
メントは、角筒形の隅部を一体的に構成するコーナー部
セグメントと、このコーナー部セグメント間に位置する
直線部セグメントから構成されていることを特徴とする
立体駐車場の地下構造物。 - 【請求項4】 請求項1,請求項2,または請求項3に
記載の地下構造物において、地下外壁の内部に隔壁が設
けられていることを特徴とする立体駐車場の地下構造
物。 - 【請求項5】 駐車場地下部分の壁部を構成する角筒形
の地下外壁と、駐車場地下部分の底版を構成する基礎ス
ラブからなる立体駐車場の地下構造物を構築するに際
し、掘削が可能な地盤上において、前記地下外壁を構成
する周方向に分割された複数枚の下部基礎セグメントお
よび上部壁部セグメントを地上において組み立てて一体
化すると共にセグメントの各継ぎ目に防水・止水工を施
し、形成された角筒形の地下外壁の内側を掘削しながら
該地下外壁を地盤中に沈下させ、所定の深さまで沈下す
ると、前記基礎スラブを現場打ちコンクリートで構築し
て前記下部基礎セグメントに一体化させることを特徴と
する立体駐車場の地下構造物の構築方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の地下構造物の構築方法
において、基礎スラブと下部基礎セグメントの間に、止
水板が介在していることを特徴とする立体駐車場の地下
構造物の構築方法。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の地下構
造物の構築方法において、下部基礎セグメントおよび上
部壁部セグメントは、角筒形の隅部を一体的に構成する
コーナー部セグメントと、このコーナー部セグメント間
に位置する直線部セグメントから構成されていることを
特徴とする立体駐車場の地下構造物の構築方法。 - 【請求項8】 請求項5,請求項6,または請求項7に
記載の地下構造物の構築方法において、地下外壁の内部
に隔壁が設けられていることを特徴とする立体駐車場の
地下構造物の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199208A JPH1037215A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 立体駐車場の地下構造物およびその構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199208A JPH1037215A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 立体駐車場の地下構造物およびその構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037215A true JPH1037215A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16403940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8199208A Pending JPH1037215A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 立体駐車場の地下構造物およびその構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1037215A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108316347A (zh) * | 2018-03-09 | 2018-07-24 | 中冶京诚工程技术有限公司 | 分区防水的装配式地下综合管廊及其防水方法 |
JP2019218778A (ja) * | 2018-06-21 | 2019-12-26 | 光洋自動機株式会社 | 地中構造物の構築方法 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP8199208A patent/JPH1037215A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108316347A (zh) * | 2018-03-09 | 2018-07-24 | 中冶京诚工程技术有限公司 | 分区防水的装配式地下综合管廊及其防水方法 |
JP2019218778A (ja) * | 2018-06-21 | 2019-12-26 | 光洋自動機株式会社 | 地中構造物の構築方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3327191B2 (ja) | 地下構造物およびその構築工法 | |
KR101118263B1 (ko) | 프리캐스트 콘크리트 블록을 이용한 우수 저류조 및 이 시공 공법 | |
JP2000265484A (ja) | PCa杭地中壁による地下構造物の構築方法 | |
JP4083334B2 (ja) | アーチ屋根を有する地下構造物およびその構築方法 | |
JP3107716B2 (ja) | 土留擁壁 | |
CA2405638A1 (en) | Engineered wall system | |
JP3390081B2 (ja) | 地下駐車場の構築方法 | |
JP2971810B2 (ja) | 立体駐車場の地下構造物の構築方法 | |
JPH1037215A (ja) | 立体駐車場の地下構造物およびその構築方法 | |
JPH11152762A (ja) | 構造物およびその構築方法 | |
CN214302989U (zh) | 加建地上装配式停车库 | |
WO2022166001A1 (zh) | 一种组合拱形截面沉井式地下车库、施工方法及建筑物 | |
JP2860490B2 (ja) | 建築物の鉄骨基礎 | |
JP2515227B2 (ja) | 現場打ちコンクリ―ト布基礎とプレキャストコンクリ―ト壁版との取付け方法 | |
JPS601458B2 (ja) | プレキヤストコンクリ−ト地下室の構築工法 | |
KR100722198B1 (ko) | 지하 합벽의 연속시공을 위한 흙막이벽의 역타 지지구조 및이를 적용한 건축물 지하 합벽의 연속 시공방법 | |
JPH0324541B2 (ja) | ||
JPS5811754Y2 (ja) | 耐震性鋼製地下タンク | |
JP2763506B2 (ja) | 地下貯水槽 | |
JPH084033A (ja) | 建物地下外周耐圧壁の構築方法 | |
JP2571427B2 (ja) | 既存地下構造体を利用した大荷重作業床工法 | |
JP2905449B2 (ja) | 地下貯水そう及びその構築工法 | |
JPS6335923A (ja) | 地下室およびその構築方法 | |
JP2782263B2 (ja) | 地下構造物およびその施工方法 | |
JPS6024249B2 (ja) | 地下室の築造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990330 |