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JPH1035030A - 手動型印字装置 - Google Patents

手動型印字装置

Info

Publication number
JPH1035030A
JPH1035030A JP8215027A JP21502796A JPH1035030A JP H1035030 A JPH1035030 A JP H1035030A JP 8215027 A JP8215027 A JP 8215027A JP 21502796 A JP21502796 A JP 21502796A JP H1035030 A JPH1035030 A JP H1035030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
print
timing signal
density
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8215027A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoshi Kishi
素志 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8215027A priority Critical patent/JPH1035030A/ja
Publication of JPH1035030A publication Critical patent/JPH1035030A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動型印字装置において、キー操作等なしで
印字濃度が変更でき、印字中でも所望の印字濃度に変更
して印字ができるようにする。 【解決手段】 印字動作が開始されると、装置の移動量
に応じて出されるエンコーダ印字タイミング信号に従っ
て(S4でYES)、ドット列ポインタを+1とした印
字ドット列データの印字を行う(S5,S6)。また、
装置の移動量に関係なく一定時間毎に出される、タイマ
回路印字タイミング信号が出されたときにも(S7でY
ES)、S6で印字したものと同じ印字ドット列データ
について再度印字を行う(S8)。これにより、装置の
走行速度に応じて印字濃度が自動的に変更されるので、
キー操作等をしなくても所望の濃度で印字できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動型印字装置に
関し、特に、印字濃度を調節する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、様々な記録媒体に対して所望
の場所に印字を行うための装置として、手動型印字装置
が提案されている。この印字装置による印字は、記録媒
体上で、ユーザが印字装置を任意の速度で手動によって
走査し、記録ヘッド(印字ヘッド)が装置の移動量に応
じて記録媒体にインクの噴射を行うことによって行わ
れ、その印字濃度を変更する場合は、印字を実行する前
に、印字装置に設けられている操作キーをユーザが手動
で操作すること等によって印字濃度の設定を変更してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の手動型印字装置においては、印字濃度を変
更しようとする度に、手動のキー操作が要求され、ユー
ザに負担が掛かっていた。また、印字を開始した後は、
印字中の印字データについては、印字濃度を変更して印
字することができない。印字濃度を変更するためには、
一旦印字を終了しなければならず、一旦印字を終了して
印字濃度を変更した場合、その後に印字を続行しても、
印字結果にずれが生じることがあり、良好な印字結果が
得られないことがあった。本発明は、上述した問題点を
解決するためになされたものであり、印字濃度を変更す
るためにキー操作を必要とすることなく、かつ、印字中
であっても、ユーザの所望の印字濃度でもって印字する
ことができる手動型印字装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係る手動型印字装置は、記録
媒体上を手動走査されることにより記録媒体上に印字を
行う記録手段を備えた手動型印字装置であって、装置が
記録媒体上で走行されたときの移動量を検出する移動量
検出手段と、移動量検出手段により検出された移動量に
応じて記録手段による印字タイミング信号を生成すると
共に、所定時間間隔で記録手段による印字タイミング信
号を生成する印字タイミング信号生成手段と、移動量に
応じて生成される印字タイミング信号に基づき、印字デ
ータのドット列を切り替えると共に、印字タイミング信
号生成手段からの各印字タイミング信号に基づいて印字
手段による印字動作を制御する制御手段とを備えたもの
である。
【0005】上記構成においては、印字タイミング信号
生成手段が移動量検出手段により検出された移動量に応
じて印字タイミング信号を生成すると共に、所定時間間
隔毎に印字タイミング信号を生成し、制御手段は、移動
量に応じて生成される印字タイミング信号に基づいて印
字データのドット列を切り替えると共に、印字タイミン
グ信号生成手段からの各印字タイミング信号に基づいて
印字手段による印字動作を制御する。これにより、装置
の移動量に応じて印字を行い、かつ、所定時間間隔毎に
生成される印字タイミング信号があった時には、装置の
移動量に関係なく同ドット列の印字データの印字を行う
ので、装置の走行速度が速いときは、同ドットへの印字
回数が少なくなるために印字濃度が薄くなり、装置の走
行速度が遅いときは同ドットに何度も印字が行われるた
めに印字濃度が濃くなる。よって、装置の走行速度に応
じて印字濃度が自動的に変更されるので、印字濃度の設
定変更のためにユーザが手動でキー操作をする必要がな
くなる。また、複雑なキー操作をすることなく文字毎に
印字濃度を変更することができる。さらに、印字濃度を
変更するために別個の印字データを必要とせずに、所望
の印字濃度の印字結果が得られる。
【0006】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、移動量検出手段は、装置が記録媒体上で走行された
ときに該記録媒体に接触して回転する走行ローラの回転
量を検出するエンコーダにより構成されたものである。
【0007】上記構成においては、移動量検出手段は、
装置が記録媒体上で走行されたときに該記録媒体に接触
して回転する走行ローラの回転量を検出するエンコーダ
により構成されるので、印字装置の走行速度に関係な
く、的確に装置の移動量を検出することができる。従っ
て、装置を走査させる速度が一定でなくても常に一定の
安定した印字結果が得られ、装置の操作が容易になる。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
手動型印字装置であって、記録手段をインクジェット方
式の記録手段としたものである。
【0009】上記構成においては、記録手段がインクジ
ェット方式の記録手段であるため、印字リボン等を使用
したワイヤードットの方式の記録手段では、装置本体の
移動とリボンテープ送りが同期しているために不可能で
ある、同ドットで複数回の印字を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態に係
る手動型印字装置について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係る手動型印字装置の外形図である。図
中、手動型印字装置1のボディ1bは角型形状をなし、
ユーザが手で支持しやすいよう構成されている。そのボ
ディ1bの下端にはローラ2(走行ローラ)が回転可能
に設けられている。また、ボディ1bの上端には外部の
装置と印字データ等の各種データの送受信を行うための
赤外通信用のインターフェイス部3が設けられている。
さらに、ボディ1bには電源のオン・オフを行い、かつ
手動型印字装置1の印字モードを選択するためのスイッ
チ4が設けられている。
【0011】また、ボディ1bのローラ2の近傍には記
録手段としてのインクジェット式の記録ヘッド(記録手
段)5が設けられている。ローラ2はフレーム1cに支
持されるよう構成されており、フレーム1cには、突起
部1dが形成されている。突起部1dは摺動性の良い樹
脂等の材料で構成されている。
【0012】そして、ユーザが手でボディ1bを支持し
て記録媒体(記録用紙等)P上をローラ2と突起部1d
を接触させながら図1の矢印方向に走査することによっ
て、ホストコンピュータより入力された印字データ等が
記録媒体P上に印字される。印字の際は、ローラ2と突
起部1dがボディ1の姿勢を保ち、記録ヘッド5と記録
媒体Pとの位置を一定の位置に保つように構成され、こ
の走査でローラ2が回転する。このローラ2の回転に基
づいて、記録ヘッド5と記録媒体Pとの相対位置が検出
され、所定の印字が行われる。
【0013】図2は手動型印字装置1の内部構成を示す
断面図である。ボディ1bの下端にはローラ2が軸7を
中心として回転自在に構成されている。ローラ2の走査
方向後方には記録ヘッド5が配置されている。記録ヘッ
ド5の上方には記録ヘッド5にインクを供給するための
インクタンク8が配置されている。
【0014】ローラ2の軸7には、プーリ9がローラ2
の回転に伴い回転するように配置されている。プーリ9
にはベルト10が引き回されており、ローラ2の回転に
伴って回転するプーリ9の回転力をエンコーダ11(移
動量検出手段)の回転円盤12に伝達するよう構成され
ている。エンコーダ11はボディ1bのほぼ中心付近に
設けられている。回転円盤12には所定の間隔で円周上
にスリットが設けられており、回転円盤12の回転によ
ってオン・オフされるエンコーダ11のフォトインタラ
プタ13によってローラ2の回転数(記録ヘッド5と記
録媒体Pとの相対位置を求めるため)、及び回転速度
(手動型印字装置1の走行速度を求めるため)が電気パ
ルス信号の間隔に変換され、後述する制御装置に入力さ
れる。また、フォトインタラプタ13はローラ2の回転
方向をも検出するように構成され、これにより手動型印
字装置1の走行方向を検出する。
【0015】ボディ1b内の上方には、記録ヘッド5に
よる記録動作、フォトインタラプタ13による検出動
作、さらに、印字データを受信するために設けられたイ
ンターフェイス部3等を制御するための、CPU16
(後述)等を含む制御部14が配置されている。その側
近部には後述する各機能ブロックに電力を供給するため
の電源15が配置されている。電源15は、乾電池等の
小型の電力供給部及びこれらの電力を安定化する装置等
で構成されている。
【0016】図3は手動型印字装置1の底面図である。
以下、同図を参照して記録ヘッド5とローラ2との位置
関係について説明する。記録ヘッド5の先端には複数の
ノズル5aが設けられている。その幅は、印字領域の印
字方向(走査方向)Xの直角方向に最大Lの幅(最大記
録幅)で形成されている。ローラ2は、記録ヘッド5の
印字方向Xの前方に配置されている。このローラ2は、
上述のように、その側部が軸7によって回転可能に支持
されている。ローラ2が記録媒体Pと接触する部分Mは
上述の幅Lの領域内になるように設定され、突起部1d
もこれと同様の関係を保つように設定されている。
【0017】図4は手動型印字装置1の制御系のブロッ
ク図である。手動型印字装置1全体の制御を司るCPU
(印字タイミング信号生成手段、制御手段)16には、
インターフェイス部3を介してホストコンピュータ21
が接続され、また、各機能ブロックを決められたプログ
ラムに沿って制御するための制御プログラムを記憶した
ROM22、インターフェイス部3を介して入力された
ホストコンピュータ21からの印字データを記憶するた
めのRAM23、及び上記スイッチ4等で構成される操
作パネル24が接続されている。また、ローラ2の回転
数,回転速度,回転方向を計測するエンコーダ11から
のパルスは、速度検出回路25,位置検出回路(移動量
検出手段)26に入力され、これらの回路により手動型
印字装置1の速度及び記録媒体Pとの相対的な位置が検
出され、この検出信号はCPU16に入力される。さら
に、CPU16には、記録ヘッド5を駆動するためのヘ
ッドドライバ33、所定時間の経過を計測するためのタ
イマ回路34、及び、印字に関する情報を表示するLC
D(リキッド・クリスタル・ディスプレイ)35が接続
されている。
【0018】以上の構成からなる手動型印字装置1の印
字動作について説明する。手動型印字装置1は、ROM
22に記憶された予め決められたプログラムに沿って動
作される。印字データの入力は、スイッチ4で印字を行
うモードが選択された場合にCPU16によって行われ
る。印字データはホストコンピュータ21から赤外線信
号によりインタフェース部3を介して入力され、入力さ
れた印字データは一旦RAM23に記憶される。CPU
16は、スイッチ4の操作によって印字開始信号を受け
取ると、印字データがRAM23に記憶されていること
を確認した後、手動型印字装置1を印字スタンバイ状態
にする。
【0019】次に、ユーザにより手動型印字装置1が手
動走査させられ、エンコーダ11の回転円盤12が回転
したことがCPU16によって判断された場合、位置検
出回路26からの信号に基づいて印字タイミング信号が
生成され、また、タイマ回路34によって所定の時間の
経過が計測された場合にもその度に印字タイミング信号
が生成される。これにより印字データの出力制御が行な
われ、記録ヘッド5を駆動することによって記録媒体P
上に印字が行われる。従って、ボディ1bの記録媒体P
上での走行速度が不均一でも、記録媒体Pに対しては常
に均一な印字を行うことができ、その印字濃度は手動型
印字装置1の走行速度に応じて変更される。
【0020】次に、手動型印字装置1の走行速度に応じ
た印字濃度の制御について図5及び図6を参照して説明
する。図5は印字しようとする印字データを示す図、図
6は手動型印字装置1の走行速度と、生成される印字タ
イミングとの関係を示す図である。CPU16は位置検
出回路26からの検出信号に基づいて、装置が所定移動
量(1/360inch)だけ移動する毎に印字タイミ
ング信号(以下、エンコーダ印字タイミング信号とい
う)を生成する。さらに、CPU16は、タイマ回路3
4により所定時間の経過が計測される毎に印字タイミン
グ信号(以下、タイマ回路印字タイミング信号という)
を生成する。記録ヘッド5からは、これら2つの印字タ
イミング信号のどちらか1つでも出された場合に記録媒
体Pに対してインクが噴射される。
【0021】装置が通常の走行速度(標準の走行速度)
で走査されるときは、同じ印字位置に対して2回タイマ
回路印字タイミング信号が出されるように設定されてい
る(図6(b)参照)。即ち、1回エンコーダ印字タイ
ミング信号が出される間に2回タイマ回路印字タイミン
グ信号が出されるように設定され、同じ印字位置に対し
てインクが2回噴射されることで標準の印字濃度となる
ように設定されている。このように設定された装置を通
常の走行速度よりも速く走行させた場合には、時間あた
りの装置の移動距離が大きくなるので、例えば、エンコ
ーダ印字タイミング信号が出される間隔が時間的に短く
なり、タイマ回路印字タイミング信号が出される間隔と
等しくなる場合が生じる(図6(a)参照)。この場合
は、両印字タイミング信号は同期し、同じ印字位置に対
してインク噴射が1回しか行われないので、印字濃度は
上記通常速度で走行する場合よりも薄くなる。
【0022】また、上記通常の速度よりも遅い速度で走
行させると、1回のエンコーダ印字タイミング信号に対
して、3回以上のタイマ回路印字タイミング信号が出さ
れる場合が生じる(図6(c)参照)。この場合は、同
じ印字位置に対して多くの回数でインク噴射されるの
で、印字濃度は上記通常の速度での走行による場合より
も濃くなる。さらに、装置を停止させた場合には、装置
が移動しないのでエンコーダ印字タイミング信号は出さ
れないが、タイマ回路印字タイミング信号は一定時間が
経過すれば出されるので(図6(d)参照)、同じ印字
位置でインクが噴射され続け、印字濃度は時間の経過に
応じて濃くなる。
【0023】上記印字濃度制御によって得られる印字結
果について図7及び図8を参照して説明する。図7及び
図8の(a)は印字しようとする印字データを示す図、
(b)は時間経過に対する移動距離と、それに対応する
印字結果を示す図である。図7に示すように、装置の走
行速度を段階的に遅くする場合、図7のa地点までは、
比較的走行速度が速いので、同じ印字位置に対してのイ
ンク噴射回数が少なく、a地点からb地点までの間は走
行速度が遅くなるので、同じ印字位置に対してのインク
噴射回数が多くなり、b地点以降は、さらに走行速度が
遅くなるので、同じ印字位置に対してのインク噴射回数
がより多くなる。従って、印字濃度は走行速度が遅くな
るのに応じて濃くなる。また、上述したように、印字開
始後に装置を停止させた場合は、停止時間の経過に応じ
て、同位置へのインク噴射回数が増えて印字濃度が濃く
なる。図8のc地点では、装置の走行が停止しているの
で前後の地点よりも印字濃度が濃くなっている。d地点
では、さらに停止時間が長いのでより印字濃度が濃くな
る。
【0024】次に、手動型印字装置1による印字動作に
ついて図9を参照して説明する。図9は該印字動作時の
処理の流れを示すフローチャートである。電源スイッチ
4がONとされ、印字動作が開始されると、装置の動作
モードが確認される(S1)。動作モードがデータ設定
モードとなっているときは(S1でデータ設定モー
ド)、ホストコンピュータ21から印字データが受信さ
れる(S9)。動作モードが印字モードであり(S1で
印字モード)、ユーザが装置を走行させて印字操作を開
始すると(S2でYES)、印字すべき印字データがR
AM23に残っているか否かが確認される(S3)。印
字すべき印字データが残っている場合は(S3でN
O)、エンコーダ印字タイミング信号に従って(S4で
YES)、ドット列ポインタを+1とした印字ドット列
データの印字を行う(S5,S6)。ここで、タイマ回
路印字タイミング信号が出されたかどうかを確認し(S
7)、タイマ回路印字タイミング信号が出されたときは
(S7でYES)、S6で印字したものと同じ印字ドッ
ト列データについて再度印字を行う(S8)。尚、エン
コーダ印字タイミング信号とタイマ回路印字タイミング
信号とが同期して出された場合は、S6及びS7の印字
処理は同時に行われるので、1回の印字(インク噴射)
しか行われないことになる。
【0025】このように、本実施形態の手動型印字装置
1によれば、装置の移動量に応じてエンコーダ印字タイ
ミング信号に基づいて印字を行うと共に、所定時間経過
毎にタイマ回路印字タイミング信号に基づいて印字を行
うので、装置の走行速度が速いときは、同じ印字位置へ
の印字回数が少なくなるために印字濃度が薄くなり、装
置の走行速度が遅いときや停止させた場合は同じ印字位
置に何度も印字が行われるために印字濃度が濃くなる。
よって、装置の走行速度に応じて印字濃度が自動的に変
更されるので、ユーザが手動型印字装置1の走行速度を
変えて走査することにより、所望の印字濃度で印字を行
うことができ、ユーザが手動でキー操作をしなくても印
字濃度の設定を変更することができる。また、別個の印
字データを必要とせずに印字濃度を変更することができ
る。
【0026】さらに、記録ヘッド5はインクジェット方
式であるため、インクリボン等を使用したワイヤードッ
ト方式の記録ヘッドでは、装置本体の移動とインクリボ
ンテープ送りが同期しているために不可能であった、同
ドットで2回の印字を行うことができる。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態に限られず
種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態で
は、装置が通常の走行速度で走行する場合、同ドットに
2回タイマ回路印字タイミング信号を出して同ドットに
2回印字を行った場合に標準の印字濃度となるように設
定されているが、必ずしもこの設定に限定されるもので
はなく、同ドットにさらに多くの印字を行うことによっ
て標準の印字濃度となるようにしてもよい。そのように
設定した場合、装置の走行速度が速いときの印字濃度を
より変化させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
る手動型印字装置によれば、移動量に応じて生成される
印字タイミング信号に基づいて印字データのドット列を
切り替えると共に、印字タイミング信号生成手段からの
各印字タイミング信号に基づいて印字手段による印字動
作を制御するので、装置の移動量に応じて印字が行わ
れ、かつ、所定時間間隔毎に生成される印字タイミング
信号があった時には、装置の移動量に関係なく同ドット
列の印字データの印字を行うので、装置の走行速度が速
いときは、同ドットへの印字回数が少なくなるために印
字濃度が薄くなり、装置の走行速度が遅いときは同ドッ
トへの印字回数が多くなるために印字濃度が濃くなる。
よって、ユーザが手動型印字装置1の走行速度を変えて
走査することにより印字濃度が自動的に変更され、所望
の印字濃度で印字を行うことができる。そのため、ユー
ザが手動でキー操作をしなくても印字濃度の設定を変更
することができる。また、複雑なキー操作をすることな
く文字毎に印字濃度を変更することができる。さらに、
印字濃度を変更するための別個の印字データを必要とせ
ずに、所望の印字濃度での印字を行うことができる。
【0029】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、装置が記録媒体上で走行されたとき
に該記録媒体に接触して回転する走行ローラの回転量を
検出するエンコーダにより移動量が検出されるので、印
字装置の走行速度に関係なく、的確に装置の移動量を検
出することができる。従って、装置を走査させる速度が
一定でなくても常に一定の安定した印字結果が得られ、
装置の操作が容易になる。
【0030】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、記録手段がインクジェット方式の記
録手段であるため、印字リボン等を使用したワイヤード
ットの方式の記録手段では、装置本体の移動とリボンテ
ープ送りが同期しているために不可能である、同ドット
で複数回の印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る手動型印字装置の
外形図である。
【図2】手動型印字装置の内部構成を示す断面図であ
る。
【図3】手動型印字装置の底面図である。
【図4】手動型印字装置の制御系のブロック図である。
【図5】印字しようとする印字データを示す図である。
【図6】手動型印字装置の走行速度と、生成される印字
タイミングとの関係を示す図である。
【図7】(a)は印字しようとする印字データを示す
図、(b)は時間経過に対する移動距離と、それに対応
する印字結果を示す図である。
【図8】(a)は印字しようとする印字データを示す
図、(b)は時間経過に対する移動距離と、それに対応
する印字結果を示す図である。
【図9】手動型印字装置による印字動作時の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 手動型印字装置 2 ローラ(走行ローラ) 5 記録ヘッド(記録手段) 11 エンコーダ(移動両検出手段) 16 CPU(印字タイミング信号生成手段、制御手
段) 26 位置検出回路(移動量検出手段) P 記録媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上を手動走査されることにより
    記録媒体上に印字を行う記録手段を備えた手動型印字装
    置において、 装置が記録媒体上で走行されたときの移動量を検出する
    移動量検出手段と、 前記移動量検出手段により検出された移動量に応じて前
    記記録手段による印字タイミング信号を生成すると共
    に、所定時間間隔で前記記録手段による印字タイミング
    信号を生成する印字タイミング信号生成手段と、 前記移動量に応じて生成される印字タイミング信号に基
    づき、印字データのドット列を切り替えると共に、前記
    印字タイミング信号生成手段からの各印字タイミング信
    号に基づいて前記印字手段による印字動作を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする手動型印字装置。
  2. 【請求項2】 前記移動量検出手段は、装置が記録媒体
    上で走行されたときに該記録媒体に接触して回転する走
    行ローラの回転量を検出するエンコーダにより構成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の手動型印字装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段はインクジェット方式の記
    録手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の手動型印字装置。
JP8215027A 1996-07-25 1996-07-25 手動型印字装置 Pending JPH1035030A (ja)

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JP8215027A JPH1035030A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 手動型印字装置

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JP8215027A JPH1035030A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 手動型印字装置

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Publication Number Publication Date
JPH1035030A true JPH1035030A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16665537

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JP8215027A Pending JPH1035030A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 手動型印字装置

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JP (1) JPH1035030A (ja)

Cited By (5)

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