JPH1033833A - 人形の内部構造および人形 - Google Patents
人形の内部構造および人形Info
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- JPH1033833A JPH1033833A JP20797296A JP20797296A JPH1033833A JP H1033833 A JPH1033833 A JP H1033833A JP 20797296 A JP20797296 A JP 20797296A JP 20797296 A JP20797296 A JP 20797296A JP H1033833 A JPH1033833 A JP H1033833A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人形の両手両足を折り曲げる際に、折り曲げ
部が滑らかに湾曲するようにして自然な手足の状態を表
現する。それと共に、その折り曲げ部を容易に元に復帰
できるように構成すること。 【解決手段】 上部構造体1に腕芯用長尺体2と脚芯用
長尺体3とを設け、その腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体
3に夫々屈曲制限被着体4を被着する。
部が滑らかに湾曲するようにして自然な手足の状態を表
現する。それと共に、その折り曲げ部を容易に元に復帰
できるように構成すること。 【解決手段】 上部構造体1に腕芯用長尺体2と脚芯用
長尺体3とを設け、その腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体
3に夫々屈曲制限被着体4を被着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手足を折り曲げて
各種姿勢を取ることができる人形の内部構造およびその
人形に関する。
各種姿勢を取ることができる人形の内部構造およびその
人形に関する。
【0002】
【従来の技術】身体の手足を屈曲自在にできる人形は、
関節部にヒンジまたは球面対偶等を設けたものであり、
その関節部を中心に手足が屈曲できるように構成されて
いた。また芯材として針金を用い、その外周に綿塊体を
介して人形の外周部を被覆することも比較的容易に考え
られる。
関節部にヒンジまたは球面対偶等を設けたものであり、
その関節部を中心に手足が屈曲できるように構成されて
いた。また芯材として針金を用い、その外周に綿塊体を
介して人形の外周部を被覆することも比較的容易に考え
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人形の手足の関節部を
球面対偶にしたりヒンジにしたりする場合には、一旦そ
の関節から折り曲げられた手足は、僅かの力で元に戻っ
てしまい、幼児にとって所望の姿勢をそのまま保持する
のが難しかった。また関節部の曲がりは、通常一定角度
に決められ、自由に中間的な折り曲げ状態を取ることは
難い欠点があった。しかもそのような人形は、硬質プラ
スチックで形成され、人体に近似したソフトな感触とす
ることはできなかった。また、内部に針金を挿入してそ
の外周に綿塊等を介して、人体の外周を被覆する人形を
考えると、手足の折り曲げ角度を自由に保ち得るが、そ
の曲げ角度が容易に鋭角になってしまう。すると、人形
はその手足が不自然に折り曲がった形になる。それと共
に、その折り曲げ部分を完全に復帰して直線状にするこ
とが難しくなる。そして内部の針金が波打ち、それを再
度円滑に折り曲げることが難しくなる。またその針金の
折り曲げ部が人形の外周から手の感触として感得され、
商品価値の低いものとならざるを得ない。そこで、本発
明は上記課題を解決するために次の構成を取る。
球面対偶にしたりヒンジにしたりする場合には、一旦そ
の関節から折り曲げられた手足は、僅かの力で元に戻っ
てしまい、幼児にとって所望の姿勢をそのまま保持する
のが難しかった。また関節部の曲がりは、通常一定角度
に決められ、自由に中間的な折り曲げ状態を取ることは
難い欠点があった。しかもそのような人形は、硬質プラ
スチックで形成され、人体に近似したソフトな感触とす
ることはできなかった。また、内部に針金を挿入してそ
の外周に綿塊等を介して、人体の外周を被覆する人形を
考えると、手足の折り曲げ角度を自由に保ち得るが、そ
の曲げ角度が容易に鋭角になってしまう。すると、人形
はその手足が不自然に折り曲がった形になる。それと共
に、その折り曲げ部分を完全に復帰して直線状にするこ
とが難しくなる。そして内部の針金が波打ち、それを再
度円滑に折り曲げることが難しくなる。またその針金の
折り曲げ部が人形の外周から手の感触として感得され、
商品価値の低いものとならざるを得ない。そこで、本発
明は上記課題を解決するために次の構成を取る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の人形の内部構造
は、身体の上部に内装されまたは、その上部自体を構成
する上部構造体1と、その上部構造体1の両側方向に延
在するように、該上部構造体1に取付けられる屈曲自在
で且つその屈曲状態を維持できる細長い腕芯用長尺体2
と、前記上部構造体1の下側方向に一対延在するよう
に、該上部構造体1に取付けられる屈曲自在で且つその
屈曲状態を維持できる細長い脚芯用長尺体3と、前記腕
芯用長尺体2および脚芯用長尺体3に夫々被着され、そ
れら長尺体2,3の屈曲の曲率半径が一定以上になるよ
うにその長尺体の外周から曲折角度を制限する可撓性の
屈曲制限被着体4と、を具備するものである。
は、身体の上部に内装されまたは、その上部自体を構成
する上部構造体1と、その上部構造体1の両側方向に延
在するように、該上部構造体1に取付けられる屈曲自在
で且つその屈曲状態を維持できる細長い腕芯用長尺体2
と、前記上部構造体1の下側方向に一対延在するよう
に、該上部構造体1に取付けられる屈曲自在で且つその
屈曲状態を維持できる細長い脚芯用長尺体3と、前記腕
芯用長尺体2および脚芯用長尺体3に夫々被着され、そ
れら長尺体2,3の屈曲の曲率半径が一定以上になるよ
うにその長尺体の外周から曲折角度を制限する可撓性の
屈曲制限被着体4と、を具備するものである。
【0005】また第2の本発明の内部構造は、上記第1
発明において、前記上部構造体1が首部に位置される頭
部保持体1aと、股部に位置される股部保持体1bとか
らなり、その頭部保持体1aに、人形の頭部5が取付け
られると共に、前記腕芯用長尺体2が貫通保持され、且
つU字状に折り曲げられた前記脚芯用長尺体3の上端部
が前記頭部保持体1aに取付けられ、前記脚芯用長尺体
3の中間部が前記股部保持体1bで固定され、前記屈曲
制限被着体4が厚肉の筒状弾性体よりなるものである。
さらに本発明の人形は、前記第1または第2の内部構造
を有し、その内部構造に、綿塊体6を介して屈曲自在な
人形の外周部が被覆されたものである。さらに第4の本
発明は、前記人形において、屈曲制限被着体4の外周直
径が腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3の外直径に比し著
しく大である。
発明において、前記上部構造体1が首部に位置される頭
部保持体1aと、股部に位置される股部保持体1bとか
らなり、その頭部保持体1aに、人形の頭部5が取付け
られると共に、前記腕芯用長尺体2が貫通保持され、且
つU字状に折り曲げられた前記脚芯用長尺体3の上端部
が前記頭部保持体1aに取付けられ、前記脚芯用長尺体
3の中間部が前記股部保持体1bで固定され、前記屈曲
制限被着体4が厚肉の筒状弾性体よりなるものである。
さらに本発明の人形は、前記第1または第2の内部構造
を有し、その内部構造に、綿塊体6を介して屈曲自在な
人形の外周部が被覆されたものである。さらに第4の本
発明は、前記人形において、屈曲制限被着体4の外周直
径が腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3の外直径に比し著
しく大である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の人
形の内部構造および人形につき説明する。図1は本発明
の人形の内部構造の立面図であり、図2はその分解斜視
図である。また、図2(A)は図2におけるA−A矢視
断面図である。さらに、図3は本発明の人形の内部構造
の座位における側面図であり、図4はその腕芯用長尺体
2の平面説明図である。さらに、図5は本発明の人形の
立位における断面図である。本発明の人形の内部構造
は、図1および図2に示す如く、上部構造体1と腕芯用
長尺体2と脚芯用長尺体3と屈曲制限被着体4とを具備
する。上部構造体1は、頭部保持体1aと股部保持体1
bとからなり、夫々2分割された部品を締結ビス10によ
り互いに締結固定して一体化するものである。頭部保持
体1aは、その上部外周に頭部の下端を嵌着すると共
に、上体部12の首を締結する環状溝部が形成され、その
頭部保持体1aの中間部には幅方向に腕芯用長尺体2を
貫通する貫通部9が形成されている。
形の内部構造および人形につき説明する。図1は本発明
の人形の内部構造の立面図であり、図2はその分解斜視
図である。また、図2(A)は図2におけるA−A矢視
断面図である。さらに、図3は本発明の人形の内部構造
の座位における側面図であり、図4はその腕芯用長尺体
2の平面説明図である。さらに、図5は本発明の人形の
立位における断面図である。本発明の人形の内部構造
は、図1および図2に示す如く、上部構造体1と腕芯用
長尺体2と脚芯用長尺体3と屈曲制限被着体4とを具備
する。上部構造体1は、頭部保持体1aと股部保持体1
bとからなり、夫々2分割された部品を締結ビス10によ
り互いに締結固定して一体化するものである。頭部保持
体1aは、その上部外周に頭部の下端を嵌着すると共
に、上体部12の首を締結する環状溝部が形成され、その
頭部保持体1aの中間部には幅方向に腕芯用長尺体2を
貫通する貫通部9が形成されている。
【0007】また、その頭部保持体1aの内部は空洞で
かつ、その二分割部品の内面には夫々互いに嵌着する一
対の連結部15が突設され、その一方側にネジ孔が螺刻さ
れる。それと共に、頭部保持体1aの下端は開口されて
いる。そして、下側の連結部15に脚芯用長尺体3上端の
U字状部が係止される。股部保持体1bは脚芯用長尺体
3の外直径よりわずかに大なる一対の溝部16が夫々形成
され、その一方には内部に螺旋が形成されたビス孔14が
設けられ、他方には締結ビス10の貫通孔が形成されてい
る。次に、腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3は夫々図2
(A)の如く断面が円形の3本のアルミニューム張金2
a(又は軟鋼針金)が束ねられ、それがインサート成形
により軟質樹脂被覆2bの中心部に配置されたものであ
る。アルミニューム張金2aの束の外直径は一例として
2.5mm〜4.0mm 程度であり、軟質樹脂被覆2bの外直径
は 3.5mm〜5.5mm 程度である。
かつ、その二分割部品の内面には夫々互いに嵌着する一
対の連結部15が突設され、その一方側にネジ孔が螺刻さ
れる。それと共に、頭部保持体1aの下端は開口されて
いる。そして、下側の連結部15に脚芯用長尺体3上端の
U字状部が係止される。股部保持体1bは脚芯用長尺体
3の外直径よりわずかに大なる一対の溝部16が夫々形成
され、その一方には内部に螺旋が形成されたビス孔14が
設けられ、他方には締結ビス10の貫通孔が形成されてい
る。次に、腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3は夫々図2
(A)の如く断面が円形の3本のアルミニューム張金2
a(又は軟鋼針金)が束ねられ、それがインサート成形
により軟質樹脂被覆2bの中心部に配置されたものであ
る。アルミニューム張金2aの束の外直径は一例として
2.5mm〜4.0mm 程度であり、軟質樹脂被覆2bの外直径
は 3.5mm〜5.5mm 程度である。
【0008】次に、腕芯用長尺体2および脚芯用長尺体
3の外周に装着される屈曲制限被着体4は、一例として
ポリウレタンフォームからなり、弾性を有すると共に屈
曲自在である。この屈曲制限被着体4は筒状体からな
り、その内直径が腕芯用長尺体2の外直径よりもわずか
に大であり、その屈曲制限被着体4の外直径は一例とし
て15.0mm〜20.0mm程度である。従って、屈曲制限被着体
4の外直径は夫々の芯用長尺体2、3の直径よりも著し
く大きい。次に、腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3の端
部に圧入される抜け止め材11は、軟質樹脂材からなり、
一端が閉塞した筒状体であって、その内直径が各芯用長
尺体2,3の外直径よりも小に形成されている。また、
抜け止め材11の外直径は 7.0mm〜10.0mm程度であり、屈
曲制限被着体4の内直径に比べて十分大きな外直径を有
する。なお、頭部保持体1aおよび股部保持体1bの貫
通部9,溝部16には夫々爪13が突設され、それが軟質樹
脂被覆外表面に咬着する。その咬着により、各芯用長尺
体2,3と頭部保持体1a,股部保持体1bとの相対的
なずれを防止している。
3の外周に装着される屈曲制限被着体4は、一例として
ポリウレタンフォームからなり、弾性を有すると共に屈
曲自在である。この屈曲制限被着体4は筒状体からな
り、その内直径が腕芯用長尺体2の外直径よりもわずか
に大であり、その屈曲制限被着体4の外直径は一例とし
て15.0mm〜20.0mm程度である。従って、屈曲制限被着体
4の外直径は夫々の芯用長尺体2、3の直径よりも著し
く大きい。次に、腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3の端
部に圧入される抜け止め材11は、軟質樹脂材からなり、
一端が閉塞した筒状体であって、その内直径が各芯用長
尺体2,3の外直径よりも小に形成されている。また、
抜け止め材11の外直径は 7.0mm〜10.0mm程度であり、屈
曲制限被着体4の内直径に比べて十分大きな外直径を有
する。なお、頭部保持体1aおよび股部保持体1bの貫
通部9,溝部16には夫々爪13が突設され、それが軟質樹
脂被覆外表面に咬着する。その咬着により、各芯用長尺
体2,3と頭部保持体1a,股部保持体1bとの相対的
なずれを防止している。
【0009】このような各内部構造部品は、次のように
して組み立てられる。一方の頭部保持体1aの貫通部9
に腕芯用長尺体2の中央部を嵌着すると共に、脚芯用長
尺体3の上端のU字状部を下側の連結部15の外周に被嵌
する。そして、分割された頭部保持体1aの一対の部品
を組み合わせ、締結ビス10により両者間を締結する。次
いで、腕芯用長尺体2の両側から屈曲制限被着体4を装
着し、腕芯用長尺体2の両端に一対の抜け止め材11を圧
入する。また、脚芯用長尺体3の中間部には一対の分割
片からなる股部保持体1bが被嵌され、締結ビス10によ
り両者間が締結固定される。そして、脚芯用長尺体3の
両端部先端から一対の屈曲制限被着体4が挿入され、そ
の先端に抜け止め材11が圧入されて人形の内部構造を構
成する。次いで、内部に綿塊体6が挿入された頭部5の
下端を頭部保持体1aの環状溝に嵌着する。この頭部5
は軟質合成樹脂材からなり、その下端開口が弾性的に変
形する。そこで、その開口を頭部保持体1aの環状溝に
装着すればよい。
して組み立てられる。一方の頭部保持体1aの貫通部9
に腕芯用長尺体2の中央部を嵌着すると共に、脚芯用長
尺体3の上端のU字状部を下側の連結部15の外周に被嵌
する。そして、分割された頭部保持体1aの一対の部品
を組み合わせ、締結ビス10により両者間を締結する。次
いで、腕芯用長尺体2の両側から屈曲制限被着体4を装
着し、腕芯用長尺体2の両端に一対の抜け止め材11を圧
入する。また、脚芯用長尺体3の中間部には一対の分割
片からなる股部保持体1bが被嵌され、締結ビス10によ
り両者間が締結固定される。そして、脚芯用長尺体3の
両端部先端から一対の屈曲制限被着体4が挿入され、そ
の先端に抜け止め材11が圧入されて人形の内部構造を構
成する。次いで、内部に綿塊体6が挿入された頭部5の
下端を頭部保持体1aの環状溝に嵌着する。この頭部5
は軟質合成樹脂材からなり、その下端開口が弾性的に変
形する。そこで、その開口を頭部保持体1aの環状溝に
装着すればよい。
【0010】次に、上体部12の一対の股部には夫々脚部
8が逢着されている。なお、この上体部12は一例として
布材からなる。また、上体部12の両腕の付け根に一対の
腕部7の先端が縫着されている。そして、その上体部12
の首部開口から本人形の内部構造を挿入する。次いで、
上体部12および脚部8ならびに腕部7内に綿塊体6を充
填する。このようにして組み立てられた人形は、さらに
各種の衣服や帽子等が着脱自在に被着される。そして、
その上着の袖口やズボンの下端から軟質合成樹脂材から
なる脚部8および腕部7の先端が露出される。そこで、
腕部7および脚部8を折り曲げることにより、人形は立
位姿勢から座位姿勢あるいは四つん這い姿勢等の各種姿
勢を取り得る。この折り曲げられた腕等の内部では、図
4の如く腕芯用長尺体2と共に屈曲制限被着体4が折り
曲げられる。この屈曲制限被着体4は腕芯用長尺体2に
被覆され、その腕芯用長尺体2の端部に抜け止め材11が
止着されている。そして屈曲制限被着体4は弾性があり
その直径が比較的大きいため、腕芯用長尺体2の折り曲
げ部は比較的大きな曲率半径として湾曲される。
8が逢着されている。なお、この上体部12は一例として
布材からなる。また、上体部12の両腕の付け根に一対の
腕部7の先端が縫着されている。そして、その上体部12
の首部開口から本人形の内部構造を挿入する。次いで、
上体部12および脚部8ならびに腕部7内に綿塊体6を充
填する。このようにして組み立てられた人形は、さらに
各種の衣服や帽子等が着脱自在に被着される。そして、
その上着の袖口やズボンの下端から軟質合成樹脂材から
なる脚部8および腕部7の先端が露出される。そこで、
腕部7および脚部8を折り曲げることにより、人形は立
位姿勢から座位姿勢あるいは四つん這い姿勢等の各種姿
勢を取り得る。この折り曲げられた腕等の内部では、図
4の如く腕芯用長尺体2と共に屈曲制限被着体4が折り
曲げられる。この屈曲制限被着体4は腕芯用長尺体2に
被覆され、その腕芯用長尺体2の端部に抜け止め材11が
止着されている。そして屈曲制限被着体4は弾性があり
その直径が比較的大きいため、腕芯用長尺体2の折り曲
げ部は比較的大きな曲率半径として湾曲される。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明の人形の内部構造は、上部
構造体1の両側に腕芯用長尺体2が設けられると共に、
その上部構造体1の下方に脚芯用長尺体3が取り付けら
れ、それら腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3に屈曲制限
被着体4が止着されているから、人形の手足を折り曲げ
て自然の立ち姿勢や座り姿勢等の各種姿勢を取り得る。
これは、曲り折げの角度を制限する屈曲制限被着体4の
存在により、腕や脚等の無理な曲折が制限され、自然な
人形の姿勢を取り得るからである。すなわち、腕芯用長
尺体2または脚芯用長尺体3が急角度の鋭角に折り曲げ
られる不自然な人形の姿勢を制限する。そして、腕芯用
長尺体2,脚芯用長尺体3の折り曲げ角度を制限するこ
とにより、折り曲げ部に無理がかからないので、その曲
げ部を復帰して真っ直ぐに伸ばすことも容易となり、そ
の真っ直ぐな状態において不自然な腕の変形等が起こら
ない。
構造体1の両側に腕芯用長尺体2が設けられると共に、
その上部構造体1の下方に脚芯用長尺体3が取り付けら
れ、それら腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3に屈曲制限
被着体4が止着されているから、人形の手足を折り曲げ
て自然の立ち姿勢や座り姿勢等の各種姿勢を取り得る。
これは、曲り折げの角度を制限する屈曲制限被着体4の
存在により、腕や脚等の無理な曲折が制限され、自然な
人形の姿勢を取り得るからである。すなわち、腕芯用長
尺体2または脚芯用長尺体3が急角度の鋭角に折り曲げ
られる不自然な人形の姿勢を制限する。そして、腕芯用
長尺体2,脚芯用長尺体3の折り曲げ角度を制限するこ
とにより、折り曲げ部に無理がかからないので、その曲
げ部を復帰して真っ直ぐに伸ばすことも容易となり、そ
の真っ直ぐな状態において不自然な腕の変形等が起こら
ない。
【0012】次に第2の本発明は、上部構造体1が頭部
保持体1aと股部保持体1bとからなり、頭部保持体1
aに腕芯用長尺体2が貫通保持され且つ、U字状に折り
曲げられた脚芯用長尺体3の上端部が取り付けられる。
そして、脚芯用長尺体3の中間部が股部保持体1bで固
定されるように構成したから、上部構造体1の構造を簡
素化し且つ、腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3が自然な
形で変形され易くなる。即ち、腕芯用長尺体2は頭部保
持体1aの周りに変形し易く、脚芯用長尺体3は股部保
持体1bの周りに変形し易くなる。それにより、幼児に
取扱い易い人形を提供できる。また、本発明の人形は前
記第1の発明および第2の発明の内部構造を有し、その
内部構造に綿塊体6を介して屈曲自在な人形の外形部が
被着されたものであるから、腕芯用長尺体2,脚芯用長
尺体3等の細長い内部構造が綿塊体6内に埋設され、感
触の良い人形の触り心地を提供できる。
保持体1aと股部保持体1bとからなり、頭部保持体1
aに腕芯用長尺体2が貫通保持され且つ、U字状に折り
曲げられた脚芯用長尺体3の上端部が取り付けられる。
そして、脚芯用長尺体3の中間部が股部保持体1bで固
定されるように構成したから、上部構造体1の構造を簡
素化し且つ、腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体3が自然な
形で変形され易くなる。即ち、腕芯用長尺体2は頭部保
持体1aの周りに変形し易く、脚芯用長尺体3は股部保
持体1bの周りに変形し易くなる。それにより、幼児に
取扱い易い人形を提供できる。また、本発明の人形は前
記第1の発明および第2の発明の内部構造を有し、その
内部構造に綿塊体6を介して屈曲自在な人形の外形部が
被着されたものであるから、腕芯用長尺体2,脚芯用長
尺体3等の細長い内部構造が綿塊体6内に埋設され、感
触の良い人形の触り心地を提供できる。
【図1】本発明の人形の内部構造の立面図。
【図2】同内部構造の分解斜視図。
【図3】同内部構造の座位における側面図。
【図4】腕芯用長尺体2の折り曲げ状態を示す説明図。
【図5】本発明の内部構造を有する人形の断面図。
【符号の説明】 1 上部構造体 1a 頭部保持体 1b 股部保持体 2 腕芯用長尺体 2a アルミニューム張金 2b 軟質樹脂被覆 3 脚芯用長尺体 4 屈曲制限被着体 5 頭部 6 綿塊体 7 腕部 8 脚部 9 貫通部 10 締結ビス 11 抜け止め材 12 上体部 13 爪 14 ビス孔 15 連結部 16 溝部
Claims (4)
- 【請求項1】 身体の上部に内装されまたは、その上部
自体を構成する上部構造体1と、 その上部構造体1の両側方向に延在するように、該上部
構造体1に取付けられる屈曲自在で且つその屈曲状態を
維持できる細長い腕芯用長尺体2と、 前記上部構造体1の下側方向に一対延在するように、該
上部構造体1に取付けられる屈曲自在で且つその屈曲状
態を維持できる細長い脚芯用長尺体3と、 前記腕芯用長尺体2および脚芯用長尺体3に夫々被着さ
れ、それら長尺体2,3の屈曲の曲率半径が一定以上に
なるようにその長尺体の外周から曲折角度を制限する可
撓性の屈曲制限被着体4と、 を具備する人形の内部構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記上部構造体1が首部に位置される頭部保持体1a
と、股部に位置される股部保持体1bとからなり、 その頭部保持体1aに、人形の頭部5が取付けられると
共に、前記腕芯用長尺体2が貫通保持され、且つU字状
に折り曲げられた前記脚芯用長尺体3の上端部が前記頭
部保持体1aに取付けられ、 前記脚芯用長尺体3の中間部が前記股部保持体1bで固
定され、 前記屈曲制限被着体4が厚肉の筒状弾性体よりなる人形
の内部構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2の内部構造を有
し、その内部構造に綿塊体6を介して屈曲自在な人形の
外周部が被着された人形。 - 【請求項4】 請求項3において、前記屈曲制限被着体
4の外直径が夫々の前記腕芯用長尺体2,脚芯用長尺体
3の外直径に比し著しく大である人形。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20797296A JPH1033833A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 人形の内部構造および人形 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20797296A JPH1033833A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 人形の内部構造および人形 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033833A true JPH1033833A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16548564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20797296A Pending JPH1033833A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 人形の内部構造および人形 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1033833A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020083422A (ko) * | 2001-04-27 | 2002-11-02 | 주식회사 블루핸즈 | 인형의 내부 구조 및 그 내부 구조를 갖춘 인형 |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP20797296A patent/JPH1033833A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020083422A (ko) * | 2001-04-27 | 2002-11-02 | 주식회사 블루핸즈 | 인형의 내부 구조 및 그 내부 구조를 갖춘 인형 |
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