JPH10334645A - 映像データ記録媒体および映像データ再生装置 - Google Patents
映像データ記録媒体および映像データ再生装置Info
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- JPH10334645A JPH10334645A JP9137302A JP13730297A JPH10334645A JP H10334645 A JPH10334645 A JP H10334645A JP 9137302 A JP9137302 A JP 9137302A JP 13730297 A JP13730297 A JP 13730297A JP H10334645 A JPH10334645 A JP H10334645A
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Abstract
像データを複数の言語毎に再生可能で、且つ本編映像デ
ータに付随して自動的に適した言語の付随画像データが
再生されるようにする。 【解決手段】 DVDにおけるビデオ・マネージャ・メ
ニュー・ドメイン(VMGM DOM)に、付随画像デ
ータであるトレイラのPGC(プログラム・チェイン)
とVOB(ビデオ・オブジェクト)を配置したデータ構
造とすると共に、トレイラのPGCと本編(メインプロ
グラム20)のPGCのナビゲーション・コマンドによ
って、再生の順序を規定して、メニュー画面における言
語の選択によって選択された言語と同一の言語のトレー
ラが再生されるようにする。
Description
・ビデオ・ディスクまたはディジタル・ヴァーサタイル
・ディスク(以下、DVDと記す。)等、映像データを
記録した記録媒体に関する。
声データを記録可能な光ディスクであるDVD、および
DVDからのデータの再生とDVDに対するデータの記
録のうちの少なくとも再生を行う装置であるDVDプレ
イヤ(以下、単にプレイヤとも言う。)が実用化されて
いる。
ー機能がある。このメニュー機能では、同一の内容に対
して、その内容を複数言語で表現した複数のメニュー画
面をディスク(DVD)に記録しておき、プレイヤの設
定によって好みの言語に固定してメニュー画面を再生し
利用することができるようになっている。
で記録しておき、再生時にそのいずれかを選ぶという機
能が標準で備えられている。
画等を記録する場合には、本編映像に付随させて、映画
の予告編や著作権に関する表示や複製禁止の警告等の付
随画像(以下、トレーラとも言う。)のデータをディス
クに記録し、本編映像の前や後でトレーラが再生される
ようにする場合がある。
質上、言語別に表示しなければ意味がないようなものが
ある。しかしながら、従来は、トレーラを複数言語分だ
け用意し、且つ自動的に適した言語のトレーラを再生で
きるようにしたものは存在しなかった。
ので、その目的は、本編映像データに付随して再生され
る付随画像データを複数の言語毎に再生可能で、且つ本
編映像データに付随して自動的に適した言語の付随画像
データが再生されるようにした映像データ記録媒体およ
び映像データ再生装置を提供することにある。
媒体は、本編映像の内容を表す本編映像データと、この
本編映像データの再生を制御するための本編再生制御用
データと、複数の言語毎に用意されたメニュー画面の内
容を表すメニュー画面データと、このメニュー画面デー
タの再生を制御するためのメニュー再生制御用データ
と、複数の言語毎に用意され、本編映像に付随して再生
される付随画像の内容を表す付随画像データと、この付
随画像データの再生を制御するための付随画像再生制御
用データとを記録したコンピュータ読み取り可能な映像
データ記録媒体であって、メニュー再生制御用データ
は、選択された言語に対応するメニュー画面データが再
生されるように、複数の言語毎に分類されたデータ構造
を有し、付随画像再生制御用データは、メニュー画面デ
ータにおける言語の選択によって選択された言語と同一
の言語に対応する付随画像データが再生されるように、
複数の言語毎に、メニュー再生制御用データに対応付け
られて分類されたデータ構造を有し、本編再生制御用デ
ータと付随画像再生制御用データの少なくとも一方は、
本編映像データと付随画像データの再生の順序を規定す
る情報を含むデータ構造を有するものである。
データ記録媒体より、本編映像データ、メニュー画面デ
ータおよび付随画像データの再生を行う映像データ再生
装置であって、メニュー画面データにおける言語の選択
を行う選択手段と、メニュー画面データおよび本編映像
データの再生を指示するための再生指示手段と、この再
生指示手段によってメニュー画面データの再生が指示さ
れたときに、メニュー再生制御用データを用いて、選択
手段によって選択された言語に対応するメニュー画面デ
ータを再生するメニュー画面データ再生手段と、再生指
示手段によって本編映像データの再生が指示されたとき
に、本編再生制御用データを用いて本編映像データを再
生すると共に、本編映像データの再生に付随させて、付
随画像再生制御用データを用いて、選択手段によって選
択された言語に対応する付随画像データを再生する本編
映像データ再生手段とを備えたものである。
生制御用データと付随画像再生制御用データの少なくと
も一方が有する本編映像データと付随画像データの再生
の順序を規定する情報に基づいて、本編映像データの再
生に付随して付随画像データが再生されると共に、その
際、付随画像再生制御用データのデータ構造に基づい
て、メニュー画面データにおける言語の選択によって選
択された言語と同一の言語に対応する付随画像データが
再生される。
示手段によってメニュー画面データの再生が指示される
と、メニュー画面データ再生手段によって、メニュー再
生制御用データを用いて、選択手段によって選択された
言語に対応するメニュー画面データが再生される。ま
た、再生指示手段によって本編映像データの再生が指示
されると、本編映像データ再生手段によって、本編再生
制御用データを用いて本編映像データが再生されると共
に、本編映像データの再生に付随して、付随画像再生制
御用データを用いて、選択手段によって選択された言語
に対応する付随画像データが再生される。
いて図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本実施
の形態に係る映像データ記録媒体および映像データ再生
装置について、DVDおよびDVDプレイヤに適用した
場合の例を挙げて説明する。従って、DVDが、本実施
の形態に係る映像データ記録媒体に対応し、DVDプレ
イヤおよびその周辺機器が、本実施の形態に係る映像デ
ータ再生装置に対応する。
ットのデータ構造について簡単に説明する。DVDで
は、記録されている多重化オーディオ(音声)・ビデオ
(映像)データストリームを、いくつかの論理空間(ド
メイン)に分割して管理している。論理空間の種類は、
次のように4種類あり、これらの組み合わせでDVDフ
ォーマットは構成されている。
Play Domain ;以下、FP DOMと記す。)1 これは、ディスク(DVD)がローディングされたとき
に一番最初にアクセスされる空間であり、一つだけ存在
が許されている。
ン(Video Manager Menu Domain ;以下、VMGM D
OMと記す。)2 これは、主に、タイトル・メニューが記述される空間で
あり、複数存在可能である。後で、詳しく説明するが、
本実施の形態において、本編映像に付随して再生される
付随画像であるトレーラは、この空間に配置される。
ドメイン(Video Title Set Menu Domain ;以下、VT
SM DOMと記す。)3 これは、DVDフォーマットで規定されているDVDメ
ニューのうち、上記タイトル・メニューを除いた、ルー
ト・メニュー、オーディオ・メニュー、字幕(サブピク
チャ)・メニュー、チャプタ・メニュー、アングル・メ
ニューが置かれる空間であり、複数存在可能である。
下、TT DOMと記す。)4 これは、DVDの本編が置かれる空間であり、ビデオデ
ータ、オーディオデータ、字幕(サブピクチャ)データ
等が多重化されたもので、映画やビデオクリップそのも
のである。これは、複数存在可能である。
ンをグループ分けして、次のようなスペース(Space )
というまとまりが定義されている。ただし、このスペー
スというのは、フォーマット上で定められた概念であ
り、これがDVDプレイヤでの再生機能に関係するわけ
ではない。
のFP DOM1から構成される。
たは複数のTT DOM4から構成される。タイトルが
複数存在する場合には、TT DOM4が複数存在す
る。なお、VTSスペース6自体も複数存在することが
できるが、本発明には関係がないので説明を省略する。
たは複数のVTSMDOM3をまとめたものである。メ
ニュースペース7には、ランゲージ・ユニット(Langua
ge Unit ;以下、LUと記す。)8というグループが存
在しており、これは、同一言語で表現されたVMGM
DOM2とVTSM DOM3を結び付けている。図1
では、4種類のLU、すなわち、LU#1,LU#2,
LU#3,LU#4がある場合を示しており、これは、
4ケ国語で表現されたメニューがあることを意味してい
る。
7に存在する。なお、メニュースペース7を包括するス
ペースとして、システムスペース9があるが、本発明に
は関係がないので説明を省略する。
念であり、再生の単位」という性格を持っている。DV
Dフォーマットでは、再生の単位は、プログラム・チェ
イン(Program Chain ;以下、PGCと記す。)と呼ば
れる再生制御データによって表わされるが、そういった
意味では、図2に示したように、ドメイン10は、PG
C11の集まりであると考えることができる。なお、具
体的には、ディスクのある領域があるドメインであると
区切られているわけであるが、それに関するPGCが物
理的にそこに固まって存在しているわけではない。
化されたビデオやオーディオのデータは、ビデオ・オブ
ジェクト(Video Object;以下、VOBと記す。)と呼
ばれている。VOBは、意味のある一連の多重化された
ビデオやオーディオのデータで構成され、例えば、映画
のタイトル1本分であるとか、オーディオ・メニューと
か、チャプタ・メニューとか、一度そこにアクセスして
連続的に再生することに大きな意味を持っている多重化
データとして定義されている。
固まりは複数存在しているのが通常であり、図3に示し
たように、それぞれのVOB12には、VOB 識別番
号(以下、VOB ID番号、または単にVOB番号と
記す。)(図3では、ID#1)という通し番号が与え
られている。また、VOBの中は、さらに、セル(以
下、CELLと記す。)13という単位に分かれてお
り、各CELL13には、1から昇順に、CELL 識
別番号(以下、CELL ID番号、または単にCEL
L番号と記す。)(図3では、ID#1〜ID#6)が
与えられている。CELL13は、機械的に分けられて
いるのではなく、VOBの考えと同様に、意味のある固
まりとして定義される。例えば、映画タイトルであれば
各チャプタの区切りに相当し、あるメニューが複数ペー
ジで構成される場合であれば各表示ページに相当してい
る。
11は、図4に示したように、プリコマンド(以下、P
RE CMDと記す。)14、VOB識別部(以下、V
OBIDと記す。)15およびポストコマンド(以下、
POST CMDと記す。)16から構成されている。
このうち、VOB ID15は、上述のVOB ID番
号と該当するVOBが記録されているディスク上の先頭
番地の組みで構成されている。VOB ID15は、複
数個連ねることも可能である。
部(以下、CELL IDと記す。)17の連なりから
構成されている。CELL ID17は、VOB ID
15と同様に、VOBの中の各CELLのID番号(図
4では、#nとしている。)とそのCELLが記録され
ているディスク上の先頭番地の組みで構成されている。
とCELL ID17の情報を前から順番にたどってい
くことで、再生すべき多重化データの実体の記録されて
いるアドレスを知り、実際に再生していくのである。な
お、便宜上、この動作を、PGCの再生と呼ぶことにす
る。なお、PRE CMD14は、PGCの再生の前に
実行されるナビゲーション・コマンド(Navigation Com
mand)のことであり、POST CMD16は、PGC
の再生の後に実行されるナビゲーション・コマンドであ
る。ナビゲーション・コマンドについては、後で説明す
る。
うものは、あるPGC11と、それに対応する実際の多
重化データ(VOB12)と、それに付けられたVOB
ID番号との組みで構成されていると考えることがで
きる。実際には、ドメイン10にはもっと多くのデータ
が入っているが、本発明とは関係ないので説明を省略す
る。
説明する。DVDフォーマットにおいては、DVDプレ
イヤでの再生方法を制御するためにナビゲーション・コ
マンドと呼ばれる独特のプログラミング言語が用意され
ている。ナビゲーション・コマンドで記述されたプログ
ラムは、ビデオやオーディオデータと共に、ディスクに
記録され、DVDプレイヤは、そのプログラムに従って
ビデオやオーディオデータを再生する。
化することができるが、例えば、ナビゲーション・コマ
ンドによるプログラムは、複数ある音声のうち、どれを
選ぶかを指定したり、また、チャプタと呼ばれる特定の
頭出し点(映画であれば、見どころのシーンの始まり
や、ストーリの切れ目の点。CD(コンパクト・ディス
ク)で言うところのトラックのように曲の切れ目を表わ
すなどの点。)へ直接ジャンプして再生を開始する際に
使用される。この例は、ナビゲーション・コマンドによ
るプログラムの最も単純なものであるが、もっと複雑な
動作も考えられる。
視聴者に質問をするような静止画が現れ、その質問に対
する視聴者の回答に応じて、次にジャンプして再生をす
るチャプタを決定するようなインタラクティブな(対話
形式による)作品(ソフト)も、このナビゲーション・
コマンドによるプログラムにより可能となる。この例
は、マルチストーリ/マルチエンディングと呼ばれる作
品(シーンの切れ目毎に、A,B等の選択肢があり、そ
の選択の結果によって次のシーンが決まるような、ゲー
ム的要素の高い作品)で使われる手法である。
ず、LUのメニューにおける基本的なな場合について説
明する。図5は、VTSM DOM3におけるLUとP
GCの構造とVOBの関係を示したものである。この例
では、言語の種類は、日本語、英語、仏語、独語の全部
で4ケ国語であるとする。図5は、VTSM DOM3
に置かれるメニューとして、ルート・メニュー、オーデ
ィオ・メニュー、字幕メニュー、チャプタ・メニューの
4つのメニューがあり、且つ、それぞれのメニューが、
日、英、仏、独の4ケ国語で表現される場合について示
している。
実体であるVOBは、メニューの種類×言語の数、すな
わち、16だけ存在している。一方、メニューの数分だ
けPGCが存在するので、合計4種類あればよいが、こ
れを4ケ国語分用意しなければならないので、やはり1
6種類存在することになる。それぞれのPGCには、そ
れぞれどのVOBが対応するかが記述されている。
は、各言語毎に、PGC#1〜#4にグループ化され
て、LU番号LU#1〜#4が与えられており、LU#
1〜#4がまとまって、VTSM PGC インフォメ
ーションという名称で、エントリサーチデータ(Entry
Search Data )と呼ばれるエリアの一部としてディスク
に記録されている。ここで、各LUが、各言語毎のメニ
ューのVTSM DOMに対応している。
それぞれ、日本語VTSM DOM、英語VTSM D
OM、仏語VTSM DOM、独語VTSM DOMに
対応している。日本語VTSM DOM(LU#1)の
PGC#1〜#4は、それぞれ、VOB#1〜#4に対
応し、VOB#1〜#4は、それぞれ日本語のルート・
メニュー、オーディオ・メニュー、字幕メニュー、チャ
プタ・メニューの実体である。英語VTSM DOM
(LU#2)のPGC#1〜#4は、それぞれ、VOB
#5〜#8に対応し、VOB#5〜#8は、それぞれ英
語のルート・メニュー、オーディオ・メニュー、字幕メ
ニュー、チャプタ・メニューの実体である。仏語VTS
M DOM(LU#3)のPGC#1〜#4は、それぞ
れ、VOB#9〜#12に対応し、VOB#9〜#12
は、それぞれ仏語のルート・メニュー、オーディオ・メ
ニュー、字幕メニュー、チャプタ・メニューの実体であ
る。独語VTSM DOM(LU#4)のPGC#1〜
#4は、それぞれ、VOB#13〜#16に対応し、V
OB#13〜#16は、それぞれ独語のルート・メニュ
ー、オーディオ・メニュー、字幕メニュー、チャプタ・
メニューの実体である。
あるかを、上述のエントリサーチデータを見て知る。ユ
ーザは、リモートコントロール装置やDVDプレイヤの
スイッチ等を用いて、そのうち一つの言語をプリセット
状態として設定しておくことができる。この段階で、図
5に示した例では、16個のPGCのうち、ある言語に
対応する4個だけが特定される。後は、それぞれのメニ
ュー呼び出し命令がDVDプレイヤのリモートコントロ
ール装置によって出される(例えば、ルート・メニュー
は1番、オーディオ・メニューは2番、字幕メニューは
3番等と選択される)と、それに対応したPGC番号を
エントリサーチデータより読み出せば、自動的に、指定
の言語のメニューの再生アドレスをそのPGCの記述か
ら得ることができる。なお、メニューを呼び出す命令
は、言語の数とは無関係に、メニューの種類で固定され
ているので、例えLUが異なっても同一の番号が付けら
れる。
VTSM DOMだけではなく、VMGM DOMに
も、共通の言語に対応して存在している。ただし、通
常、DVDフォーマットで記述されている標準的な用途
では、VMGM DOMにはタイトル・メニューだけが
置かれるので、例えば図5に示したようにVTSM D
OMにLUを持つディスクの場合では、VMGM DO
MにおけるLUの様子は、図6に示したようになる。す
なわち、各LU#1〜#4に対して、それぞれ、一つの
PGC(PGC#1)のみが存在している。各LU#1
〜#4毎のPGC(PGC#1)は、それぞれ、VOB
#17〜#20に対応し、VOB#17〜#20は、そ
れぞれ、日本語、英語、仏語、独語のタイトル・メニュ
ーの実体である。
M DOMには、1種類のPGCだけが定義されている
が、1種類でなければならないという制約は存在してい
ない。本実施の形態では、この点に着目し、VMGM
DOMに、トレイラのPGCとVOBを配置している。
GCとVOBを配置したときのLUとPGCの構造とV
OBの関係を示したものである。この例では、トレイラ
が3種類、言語が4ケ国語の場合を示している。トレイ
ラが3種類というのは、内容的に3種類という意味であ
り、例えば、宣伝が3本あるというようなものである。
それらが、それぞれ4ケ国語分存在している。トレイラ
の内容を区別するのが、各LU毎のPGC#2〜#4で
あり、それらの組みが、4個の各LU#1〜#4に書か
れている。図7に示したように、VMGM DOMに、
トレイラのPGCとVOBを配置したデータ構造が、本
実施の形態に係るDVDにおけるデータ構造の基本であ
る。
それぞれ、日本語VMGM DOM、英語VMGM D
OM、仏語VMGM DOM、独語VMGM DOMに
対応している。日本語VMGM DOM(LU#1)の
PGC#2〜#4は、それぞれ、VOB#21〜#23
に対応し、VOB#21〜#23は、それぞれ日本語の
3種類のトレイラの実体である。英語VMGM DOM
(LU#2)のPGC#2〜#4は、それぞれ、VOB
#24〜#26に対応し、VOB#24〜#26は、そ
れぞれ英語の3種類のトレイラの実体である。仏語VM
GM DOM(LU#3)のPGC#2〜#4は、それ
ぞれ、VOB#27〜#29に対応し、VOB#27〜
#29は、それぞれ仏語の3種類のトレイラの実体であ
る。独語VMGM DOM(LU#4)のPGC#2〜
#4は、それぞれ、VOB#30〜#32に対応し、V
OB#30〜#32は、それぞれ独語の3種類のトレイ
ラの実体である。
る簡単な再生制御の例を示す。この例では、まず、LU
の設定に関係なく、トレーラ#1(共通)を再生し、続
いて、LUの設定にしたがって、日本語表示の「コピー
禁止の警告」を示す案内トレーラ#2(J)、または英
語表示の「コピー禁止の警告」を示す案内トレーラ#2
(E)をを再生した後、本編のメインプログラム20を
再生するような場合を想定している。この例を使用し
て、本実施の形態におけるDVDに記録されるデータの
構造について説明する。
類あるので、VOBも4種類必要なのは自明である。こ
こでは、トレーラ#1のVOBをVOB#1、トレーラ
#2(J)のVOBをVOB#2、トレーラ#2(E)
のVOBをVOB#3、メインプログラム20のVOB
をVOB#4とする。
(J)およびトレーラ#2(E)は、VMGM DOM
に属し、メインプログラム20はTT DOMに属す
る。
のである。図9(a)に示したように、VMGM DO
Mには、言語数×内容の種類分、すなわち4つのPGC
が必要であり、更に、図9(b)に示したように、本編
用のTT DOMには一つのPGCが必要であり、合計
5つのPGCが必要である。この例では、言語の種類に
関係なく、共通して、トレーラ#1を再生しなければな
らないので、LU#1のPGC#1とLU#2のPGC
#1の双方に、同一のVOB#1を当てはめる。次に、
日本語表示の「コピー禁止の警告」のために、LU#1
のPGC#2には、VOB#2を当てはめ、英語表示の
「コピー禁止の警告」のために、LU#2のPGC#2
には、VOB#3を当てはめる。また、TT DOMの
PGC#1には、メインプログラム用のVOB#4を当
てはめる。
の内容を示したものである。PGCの種類は、以下のよ
うに4種類となる。図10(a)に示したように、トレ
ーラ#1のPGCは、PRE CMDと、VOB#1
と、POST CMDからなり、(b)に示したよう
に、トレーラ#2(J)のPGCは、PRE CMD
と、VOB#2と、POST CMDからなり、(b)
に示したように、トレーラ#2(E)のPGCは、PR
E CMDと、VOB#3と、POST CMDからな
り、メインプログラムのPGCは、PRE CMDと、
VOB#4と、POST CMDからなる。トレーラ#
1のPGCは、2つのLUに共通して使われる。
するためのデータ構造について説明する。図8に示した
ように再生動作を制御するためには、それを実現するた
めに、本編とトレーラの再生の順序を規定する情報とし
てのナビゲーション・コマンド(PRE CMDとPO
ST CMD)が必要である。以下に、この例の場合に
おけるPRE CMDとPOST CMDの内容を記
す。
は、実行すべき内容がない。従って、そのままVOB#
1を再生させる。トレーラ#1のPGCのPOST C
MDは、「VMGM DOMのPGC#2へ行く。」と
いう内容である。この場合、VMGM DOMのPGC
#2には、トレーラ#2(J)に対応するLU#1のP
GC#2と、トレーラ#2(E)に対応するLU#2の
PGC#2とがあるが、LUの設定に従っていずれかが
選択される。
MDは、実行すべき内容がない。従って、そのままVO
B#2を再生させる。トレーラ#2(J)のPGCのP
OST CMDは、「TT DOMのPGC#1へ行
く。」という内容である。
MDは、実行すべき内容がない。従って、そのままVO
B#3を再生させる。トレーラ#2(E)のPGCのP
OST CMDは、「TT DOMのPGC#1へ行
く。」という内容である。
Dの内容は、後で、図11の流れ図を参照して説明す
る。メインプログラムのPGCのPOST CMDは、
再生を停止する「ストップ状態とする。」という内容で
ある。
E CMDの内容を説明する前に、本実施の形態におい
て利用するDVDフォーマット上の性質について説明す
る。第1の性質は、レジスタに関してである。DVDプ
レイヤには、電源オンのとき、あるいはストップ状態に
なったときに必ずゼロクリアされるジェネラル・パラメ
ータ(GENERAL PARAMETER )と呼ばれるレジスタがいく
つか存在している。ナビゲーション・コマンドのプログ
ラミングでは、このレジスタを自由に使い、制御に応用
することができる。本実施の形態では、ジェネラル・パ
ラメータは「ストップ状態になったときに必ずゼロクリ
アされる。」という性質を使って、制御プログラミング
をしている。
ストップ状態において、DVDプレイヤのプレイキーを
押して再生を開始する場合、必ず、TT DOMのPG
C#1が参照されることがルールとなっていることであ
る。
Dは、上記の2つの性質を利用している。図11に示し
たように、メインプログラムのPGCのPRE CMD
は、まず、ジェネラル・パラメータRegが0か否かを
判断する(ステップS101)。ジェネラル・パラメー
タRegが0の場合(Y)、すなわち、電源がオンにさ
れて、あるいはストップ状態から再生が始まるときは、
ジェネラル・パラメータRegを1にし(ステップS1
02)、VMGM PGC#1を再生して(ステップS
103)、制御を終了する。メインプログラムのPGC
のPRE CMDは、ジェネラル・パラメータRegが
0ではない場合(ステップS101;N)、ジェネラル
・パラメータRegを0にし(ステップS104)、メ
インプログラムを再生して(ステップS105)、制御
を終了する。
のPRE CMDは、電源がオンにされてから、あるい
はストップ状態から再生が始まるとき、すなわちジェネ
ラル・パラメータRegが0のときは、ジェネラル・パ
ラメータRegを1にしてから、VMGM DOMのP
GC#1を再生させる。これにより、トレーラ#1のP
GCのPRE CMDにより、VOB#1、すなわちト
レーラ#1が再生され、トレーラ#1のPOST CM
Dにより、次に、VMGM DOMのPGC#2が再生
される。その結果、トレーラ#2(J)またはトレーラ
#2(E)が再生され、次に、TT DOMのPGC#
1、すなわちメインプログラムのPGCが再生される。
このとき、ジェネラル・パラメータRegは1になって
いるので、図11に示したメインプログラムのPGCの
PRE CMDは、ステップS101からステップS1
04,S105と進み、自らのVOB、すなわちメイン
プログラムを再生する。このようにして、図8に示した
再生動作が制御可能となる。
LUを指定していないかというと、DVDフォーマット
では、ナビゲーション・コマンドでLUを指定すること
は許されていないからである。ナビゲーション・コマン
ドで許されるのは、飛び先のドメインとPGC番号だけ
である。LUは、DVDプレイヤでのみ設定が切り替え
られる。
記録されたDVDよりデータを再生するDVDプレイヤ
の構成について説明する。図12は、DVDプレイヤと
その周辺機器を示したものである。この図には、DVD
プレイヤ31と、このDVDプレイヤ31によって再生
される画像を表示するためのモニタ32と、DVDプレ
イヤ31を操作するためのリモートコントロール装置3
3とが示されている。リモートコントロール装置33
は、選択する操作ボタンを上下左右に移動させるための
上カーソルキー35、下カーソルキー36、左カーソル
キー37および右カーソルキー38と、選択した操作ボ
タンの動作を完了させるためのメニュー決定キー39と
を含んでいる。
レイヤの構成の一例を示すブロック図である。この図に
示したDVDプレイヤは、DVD40を回転させるため
のモータ41と、このモータ41によって回転されるD
VD40に対向するように配置され、DVD40に記録
された情報を検出するピックアップ42と、このピック
アップ42の出力信号を復調して出力する復調器43
と、2つの固定接点44a,44bと可動接点44cと
を有し、可動接点44cが復調器43の出力端に接続さ
れたスイッチ44とを備えている。なお、ピックアップ
42は、DVD40に対して光を照射すると共に戻り光
を検出して、DVD40に記録された情報を光学的に読
み出すものである。また、ピックアップ42は、DVD
40に対する光の照射位置をDVD40の半径方向に移
動させて、DVD40における情報の読み出し位置を制
御するための駆動装置を含んでいる。
チ44の固定接点44aに接続され、スイッチ44を介
して入力される復調器43の出力信号を、DVDプレイ
ヤでの再生方法を制御するためナビゲーションパック
(Navigation Pack ;図では、NAVIと記す。)61
と視聴者に提供する情報であるプレゼンテーションデー
タ(Presentation Data )62とに分離するデマルチプ
レクサ(1)45と、スイッチ44の固定接点44bか
らの信号およびデマルチプレクサ(1)45からのナビ
ゲーションパック61を入力すると共に、モータ41、
ピックアップ42およびスイッチ44を制御する本発明
におけるコンピュータとしてのCPU(中央処理装置)
46とを備えている。なお、CPU46は、プログラム
を格納したROM(リード・オンリ・メモリ)および作
業領域となるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)を
含み、RAMを作業領域として、ROMに格納されたプ
ログラムを実行することにより、後述する動作を行うよ
うになっている。
サ(1)45からのプレゼンテーションデータ62を、
符号化されたサブピクチャ信号(図では、SPと記
す。)63と符号化されたビデオ信号(図では、Vと記
す。)64と符号化されたオーディオ信号(図では、A
と記す。)65とに分離するデマルチプレクサ(2)4
7と、デマルチプレクサ(2)47からのサブピクチャ
信号63をデコード(復号化)するサブピクチャデコー
ダ48と、デマルチプレクサ(2)47からのビデオ信
号64をデコードするビデオデコーダ49と、デマルチ
プレクサ(2)47からのオーディオ信号65をデコー
ドして、オーディオ出力信号66として出力するオーデ
ィオデコーダ50と、サブピクチャデコーダ48からの
デコード後のサブピクチャ信号を一旦記憶してサブピク
チャを形成するディスプレイメモリ51と、ビデオデコ
ーダ49からのデコード後のビデオ信号を一旦記憶して
動画部分を形成するディスプレイメモリ52と、ディス
プレイメモリ51,52の各出力信号を加算して、ビデ
オ出力信号67として出力する加算器53とを備えてい
る。
ションデータ(Information Data)を記憶するためのイ
ンフォメーションデータ記憶領域71と、ナビゲーショ
ンパック61に含まれるナビゲーションコントロールデ
ータ(Navigation Control Data )を記憶するナビゲー
ションコントロールデータ記憶領域72と、選択された
LUの番号を保持するLUレジスタ73とを有してい
る。インフォメーションデータ記憶領域71は、ジェネ
ラルコントロールデータ(General Control Data)を記
憶するジェネラルコントロールデータ記憶領域71a
と、エントリサーチデータ(Entry Search Data )を記
憶するエントリサーチデータ記憶領域71bとを含んで
いる。インフォメーションデータは、スイッチ44を介
して入力されるようになっている。また、CPU46
は、サブピクチャにおけるハイライトを制御するための
ハイライトディスプレイコントロール信号68をディス
プレイメモリ51に送るようになっている。
ロール装置33からの信号を受信し、信号処理して、リ
モートコントロール装置33のキー操作に応じた信号に
変換してCPU46に与える受信装置75を有してい
る。LUの選択は、例えばリモートコントロール装置3
3によって行われ、選択されたLUの内容がLUレジス
タ73に保持される。
作について説明する。始めに、DVDプレイヤによるイ
ンフォメーションデータの読み込みの動作について説明
する。この場合、CPU46は、スイッチ44を固定接
点44b側に切り換えておき、サーボ制御によって、ピ
ックアップ42とモータ41とを動かして、DVD40
より、ジェネラルコントロールデータとエントリサーチ
データとを読み込み、それぞれ、ジェネラルコントロー
ルデータ記憶領域71aとエントリサーチデータ記憶領
域71bに記憶させる。ジェネラルコントロールデータ
には、ビデオのアスペクト比やオーディオのコーディン
グの種類や本数等、再生に必要な静的な情報が書かれて
いる。また、エントリサーチデータは、メニューの各ペ
ージの多重化データや各タイトルの多重化データがDV
D40上の何番地に書いてあるかのアドレス情報をテー
ブルにまとめたものである。DVDプレイヤは、このエ
ントリサーチデータを使って、任意のメニューやタイト
ルの指示されたアドレスまでピックアップ42を移動し
て再生を開始することができる。
生の動作について説明する。この場合、CPU46は、
スイッチ44を固定接点44a側に切り換えておき、エ
ントリサーチデータからメニューの先頭番地を知り、そ
のメニューの情報を読み込めるように、ピックアップ4
2とモータ41とを動かして、ピックアップ42より再
生信号を得る。再生信号は、復調器43により、通常の
ディジタル信号に戻り、再生ストリーム60となる。こ
の、再生ストリーム60を模式的に拡大すると、ナビゲ
ーションパック(NAVI)、ビデオ信号(V)、オー
ディオ信号(A)およびサブピクチャ信号(SP)が順
番に多重化されて並んでいるように見える。
リーム60は、デマルチプレクサ(1)45によって、
ナビゲーションパック61とプレゼンテーションデータ
62とに分離される。分離された一方のデータであるナ
ビゲーションパック61は、CPU46のナビゲーショ
ンコントロールデータ記憶領域72に記憶される。
された他方のデータであるプレゼンテーションデータ6
2は、デマルチプレクサ(2)47によって、更にサブ
ピクチャ信号63、ビデオ信号64およびオーディオ信
号65に分離され、それぞれに対応したデコーダ48〜
50によって、復号化されたサブピクチャ信号、ビデオ
信号およびオーディオ信号に戻される。なお、サブピク
チャデコーダ48より出力されるサブピクチャ信号とビ
デオデコーダ49より出力されるビデオ信号は、それぞ
れディスプレイメモリ51,52に一旦記憶され、その
後、加算器53で加算されて、ビデオ出力信号67とし
て出力される。ディスプレイメモリ51には、CPU4
6からのハイライトディスプレイコントロール信号68
が与えられている。例えば、メニュー画面において、リ
モートコントロール装置のカーソルキーの操作に応じて
ハイライトを移動させるとき等には、CPU46は、こ
のハイライトディスプレイコントロール信号68を使っ
て、直接、ディスプレイメモリ51におけるハイライト
に対応する場所のデータを書き換えることで、ハイライ
ト色の移動という視覚的効果を得る。
言語毎にグループ化されて、LU番号が与えられ、VT
SM PGC インフォメーションという名称で、エン
トリサーチデータと呼ばれるエリアの一部としてディス
クに記録されている。ディスク上のエントリサーチデー
タは、CPU46に取り込まれ、エントリサーチデータ
記憶領域71bに格納される。なお、より詳細に説明す
ると、ジェネラルコントロールデータ記憶領域71a
に、PGCとVOB番号とCELL番号の対応関係を示
すPGCテーブル群が格納され、エントリサーチデータ
記憶領域71bには、PGCテーブル群における各PG
C、VOB番号、CELL番号に対応するディスク上の
物理的なアドレスを示すVOBテーブル群が格納されて
いる。従って、CPU46は、VMGM DOMかVT
SM DOMを再生するときには、ジェネラルコントロ
ールデータ記憶領域71aより、LUレジスタ73によ
って保持されたLU番号のLUに対応するPGCテーブ
ル群を読み、その結果、PGCのVOB番号およびCE
LL番号を知り、エントリサーチデータ記憶領域71b
のVOBテーブル群の中から、VOB番号およびCEL
L番号に対応するディスク上の物理的なアドレスを知る
ことになる。
おけるDVDプレイヤでのPGC再生時の動作につい
て、図14および図15に示した流れ図を参照して説明
する。なお、以下の動作は、図13に示した例では、主
にCPU46の動作となる。この動作では、DVDプレ
イヤの電源がオンにされると、ジェネラル・パラメータ
Regをゼロクリアし(ステップS111)、プレイキ
ーが押されたか否かを判断する(ステップS112)。
プレイキーが押されなければ(N)、この判断を繰り返
す。プレイキーが押されたら(Y)、TT DOMのP
RE CMDを実行する(ステップS113)。ここ
で、ジェネラル・パラメータReg=0であるから、ジ
ェネラル・パラメータRegに1を代入して、VMGM
DOMのPGC#1へ行く(ステップS114)。こ
のとき、LUレジスタ73によって保持されたLU番号
を確認し(ステップS115)、日本語に対応するLU
番号か英語に対応するLU番号かで、以降の動作が異な
る。
合は、LU#1のPGC#1を実行し、VOB#1すな
わちトレーラ#1を再生し(ステップS116)、LU
#1のPGC#1のPOST CMDを実行し(ステッ
プS117)、LU#1のPGC#2を実行し、VOB
#2すなわちトレーラ#2(J)を再生し(ステップS
118)、LU#1のPGC#2のPOST CMDを
実行して(ステップS119)、ステップS124に進
む。
LU#2のPGC#1を実行し、VOB#1すなわちト
レーラ#1を再生し(ステップS120)、LU#2の
PGC#1のPOST CMDを実行し(ステップS1
21)、LU#2のPGC#2を実行し、VOB#3す
なわちトレーラ#2(E)を再生し(ステップS12
3)、LU#2のPGC#2のPOST CMDを実行
して(ステップS123)、ステップS124に進む。
RE CMDを実行し(ステップS124)、このと
き、ジェネラル・パラメータReg=1であるから、ジ
ェネラル・パラメータRegに0を代入して、VOB#
4を再生する(ステップS125)。これにより、メイ
ンプログラムが再生される(ステップS125)。メイ
ンプログラムの再生が終了したら、ストップ状態に移行
し(ステップS127)、ステップS111に戻る。
T CMDを「ストップ状態とする。」という内容とせ
ずに、別のVMGM DOMのPGC番号へ行くような
内容とすれば、本編の後ろにも、多言語表示のトレイラ
を置くことができる。このような場合のPRE CMD
とPOST CMDの内容の例を、以下に示す。
は、実行すべき内容がない。従って、そのままVOB#
1を再生させる。トレーラ#1のPGCのPOST C
MDは、「TT DOMのPGC#1へ行く。」という
内容である。
MDは、実行すべき内容がない。従って、そのままVO
B#2を再生させる。トレーラ#2(J)のPGCのP
OST CMDは、「ストップ状態とする。」という内
容である。
MDは、実行すべき内容がない。従って、そのままVO
B#3を再生させる。トレーラ#2(E)のPGCのP
OST CMDは、「ストップ状態とする。」という内
容である。
Dは、図11に示した内容である。メインプログラムの
PGCのPOST CMDは、「VMGM DOMのP
GC#2へ行く。」という内容である。
ように、トレーラ#1(共通)の再生の後に、本編であ
るメインプログラム20を再生し、最後に日本語のトレ
ーラ#2(J)または英語トレーラ#2(E)を再生す
ることができる。
GC#2をそっくり入れ替え、且つ、上述のナビゲーシ
ョン・コマンドを使えば、図17に示したように、最初
に日本語のトレーラ#2(J)または英語トレーラ#2
(E)で、例えば「警告」を再生してから、本編である
メインプログラム20を再生し、最後に、トレーラ#1
(共通)を再生することもできる。
映像データ記録媒体(DVD)および映像データ再生装
置(DVDプレイヤおよびその周辺機器)によれば、本
編映像データに付随して再生される付随画像データ(ト
レーラ)を複数の言語毎に再生可能で、本編映像データ
に付随して自動的に適した言語(メニュー画面における
言語の選択によって選択された言語と同一の言語)の付
随画像データ(トレーラ)を再生させることが可能とな
る。従って、特に「コピー禁止の警告」のように、言語
別に表示しなければ意味がないようなトレーラを再生さ
せる場合に大きな効果がある。
MGM DOMに、言語によらない共通のトレーラを置
くことで、言語で分けたくない内容のトレイラも実現す
ることができる。
を、TT DOMではなく、VMGMDOMに置くこと
で、再生の順序に関係なく、本編に対してタイトル番号
1を与えることができ(トレイラにタイトル番号1が付
かないので)、ディスク(DVD)の品が良くなる。
ず、例えば、本発明に係る映像データ記録媒体は、上記
実施の形態で挙げたようなDVDに限らず、他の種類の
記録媒体でもよい。同様に、本発明に係る映像データ再
生装置も、DVDプレイヤに限らず、他の種類の記録媒
体に記録された映像データを再生する装置であってもよ
い。
タ記録媒体または映像データ再生装置によれば、付随画
像再生制御用データのデータ構造に基づいて、メニュー
画面データにおける言語の選択によって選択された言語
と同一の言語に対応する付随画像データを再生させるこ
とができるようにしたので、本編映像データに付随して
再生される付随画像データを複数の言語毎に再生可能
で、且つ本編映像データに付随して自動的に適した言語
の付随画像データを再生させることができるという効果
を奏する。
である。
明図である。
図である。
図である。
の構造とVOBの関係を示す説明図である。
の構造とVOBの標準的な関係を示す説明図である。
OMにトレイラのPGCとVOBを配置したときのLU
とPGCの構造とVOBの関係を示す説明図である。
な再生動作の例を示す説明図である。
ンの構造を示す説明図である。
Cの内容を示す説明図である。
PRE CMDの内容を示す説明図である。
である。
ヤの構成の一例を示すブロック図である。
VDプレイヤでのPGC再生時の動作を示す流れ図であ
る。
VDプレイヤでのPGC再生時の動作を示す流れ図であ
る。
動作の例を示す説明図である。
再生動作の例を示す説明図である。
M DOM)、3…ビデオ・タイトル・セット・メニュ
ー・ドメイン(VTSM DOM)、4…タイトル・ド
メイン(TT DOM)、8…ランゲージ・ユニット
(LU)、31…DVDプレイヤ、32…モニタ、33
…リモートコントロール装置、46…CPU
Claims (2)
- 【請求項1】 本編映像の内容を表す本編映像データ
と、 この本編映像データの再生を制御するための本編再生制
御用データと、 複数の言語毎に用意されたメニュー画面の内容を表すメ
ニュー画面データと、 このメニュー画面データの再生を制御するためのメニュ
ー再生制御用データと、 複数の言語毎に用意され、本編映像に付随して再生され
る付随画像の内容を表す付随画像データと、 この付随画像データの再生を制御するための付随画像再
生制御用データとを記録したコンピュータ読み取り可能
な映像データ記録媒体であって、 前記メニュー再生制御用データは、選択された言語に対
応するメニュー画面データが再生されるように、複数の
言語毎に分類されたデータ構造を有し、 前記付随画像再生制御用データは、メニュー画面データ
における言語の選択によって選択された言語と同一の言
語に対応する付随画像データが再生されるように、複数
の言語毎に、前記メニュー再生制御用データに対応付け
られて分類されたデータ構造を有し、 前記本編再生制御用データと前記付随画像再生制御用デ
ータの少なくとも一方は、本編映像データと付随画像デ
ータの再生の順序を規定する情報を含むデータ構造を有
することを特徴とする映像データ記録媒体。 - 【請求項2】 本編映像の内容を表す本編映像データ
と、この本編映像データの再生を制御するための本編再
生制御用データと、複数の言語毎に用意されたメニュー
画面の内容を表すメニュー画面データと、このメニュー
画面データの再生を制御するためのメニュー再生制御用
データと、複数の言語毎に用意され、本編映像に付随し
て再生される付随画像の内容を表す付随画像データと、
この付随画像データの再生を制御するための付随画像再
生制御用データとが記録され、且つ前記メニュー再生制
御用データは、選択された言語に対応するメニュー画面
データが再生されるように、複数の言語毎に分類された
データ構造を有し、前記付随画像再生制御用データは、
メニュー画面データにおける言語の選択によって選択さ
れた言語と同一の言語に対応する付随画像データが再生
されるように、複数の言語毎に、前記メニュー再生制御
用データに対応付けられて分類されたデータ構造を有
し、前記本編再生制御用データと前記付随画像再生制御
用データの少なくとも一方は、本編映像データと付随画
像データの再生の順序を規定する情報を含むデータ構造
を有するコンピュータ読み取り可能な映像データ記録媒
体より、本編映像データ、メニュー画面データおよび付
随画像データの再生を行う映像データ再生装置であっ
て、 メニュー画面データにおける言語の選択を行う選択手段
と、 メニュー画面データおよび本編映像データの再生を指示
するための再生指示手段と、 この再生指示手段によってメニュー画面データの再生が
指示されたときに、メニュー再生制御用データを用い
て、前記選択手段によって選択された言語に対応するメ
ニュー画面データを再生するメニュー画面データ再生手
段と、 前記再生指示手段によって本編映像データの再生が指示
されたときに、本編再生制御用データを用いて本編映像
データを再生すると共に、本編映像データの再生に付随
させて、付随画像再生制御用データを用いて、前記選択
手段によって選択された言語に対応する付随画像データ
を再生する本編映像データ再生手段とを備えたことを特
徴とする映像データ記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13730297A JP4048574B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 記録媒体および再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13730297A JP4048574B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 記録媒体および再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10334645A true JPH10334645A (ja) | 1998-12-18 |
JP4048574B2 JP4048574B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
ID=15195518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13730297A Expired - Fee Related JP4048574B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 記録媒体および再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4048574B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100457511B1 (ko) * | 2001-11-29 | 2004-11-17 | 삼성전자주식회사 | 광 기록 매체, 광 기록 매체 재생 장치 및 방법 |
KR100457512B1 (ko) * | 2001-11-29 | 2004-11-17 | 삼성전자주식회사 | 광 기록 매체, 광 기록 매체 재생 장치 및 방법 |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP13730297A patent/JP4048574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100457511B1 (ko) * | 2001-11-29 | 2004-11-17 | 삼성전자주식회사 | 광 기록 매체, 광 기록 매체 재생 장치 및 방법 |
KR100457512B1 (ko) * | 2001-11-29 | 2004-11-17 | 삼성전자주식회사 | 광 기록 매체, 광 기록 매체 재생 장치 및 방법 |
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JP4048574B2 (ja) | 2008-02-20 |
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