JPH10331833A - 連結環 - Google Patents
連結環Info
- Publication number
- JPH10331833A JPH10331833A JP14220697A JP14220697A JPH10331833A JP H10331833 A JPH10331833 A JP H10331833A JP 14220697 A JP14220697 A JP 14220697A JP 14220697 A JP14220697 A JP 14220697A JP H10331833 A JPH10331833 A JP H10331833A
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- opening
- closing body
- shaped rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡易構造にして連結作業が良好に
行えるなど極めて高品質な連結環を提供することを目的
とする。 【解決手段】 C状杆1の開口部1aの一端部に開閉体
2の基端を枢着し、この開閉体2をC状杆1の内側へ擺
動せしめることで当該開口部1aを開閉自在となるよう
に構成し、前記開閉体2として線材2aを折り返し形成
し且つこの線材2aの両端をC状杆1の開口部1aの一
端の表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対向位置
からずらして枢着支点をずらすことにより開放した際戻
り付勢力が生じる開閉体2を採用した連結環において、
前記C状杆1の開口部1aの一端部に、開放方向へ擺動
せしめた開閉体2の基端部が当接することで開閉体2の
開放方向への最大擺動角度を規制し得る擺動規制部3を
設け、この擺動規制部3を、開閉体2を開放方向へ最大
擺動角度まで擺動させた際、開閉体2の先端がC状杆1
の内壁1bに当接しない状態で規制されるように構成し
たものである。
行えるなど極めて高品質な連結環を提供することを目的
とする。 【解決手段】 C状杆1の開口部1aの一端部に開閉体
2の基端を枢着し、この開閉体2をC状杆1の内側へ擺
動せしめることで当該開口部1aを開閉自在となるよう
に構成し、前記開閉体2として線材2aを折り返し形成
し且つこの線材2aの両端をC状杆1の開口部1aの一
端の表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対向位置
からずらして枢着支点をずらすことにより開放した際戻
り付勢力が生じる開閉体2を採用した連結環において、
前記C状杆1の開口部1aの一端部に、開放方向へ擺動
せしめた開閉体2の基端部が当接することで開閉体2の
開放方向への最大擺動角度を規制し得る擺動規制部3を
設け、この擺動規制部3を、開閉体2を開放方向へ最大
擺動角度まで擺動させた際、開閉体2の先端がC状杆1
の内壁1bに当接しない状態で規制されるように構成し
たものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連結環に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、例えば登山や作業現場などで使用されるものであっ
て、例えばロープとロープとを連結したりするための連
結環(所謂カラビナ)が提案されている。
ら、例えば登山や作業現場などで使用されるものであっ
て、例えばロープとロープとを連結したりするための連
結環(所謂カラビナ)が提案されている。
【0003】この連結環は、C状杆21の開口部21a
の一端に開閉体22の基端を枢着し、この開閉体22を
擺動せしめることで当該開口部21aを開閉自在となる
ように構成されたものが一般的であり、図4に図示した
ように開閉体22には、単に線材22aを折り返し形成
しただけの簡易構造にしてその他提案されている開閉体
の構造に比してコスト安なものがある(以下、従来例と
いう。)。この従来例に係る開閉体22は、折り返し形
成して成る線材22aの両端をC状杆21の開口部21
aの一端の表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対
向位置からずらして枢着支点をずらすことにより開放し
た際戻り付勢力が生じるように構成されている。
の一端に開閉体22の基端を枢着し、この開閉体22を
擺動せしめることで当該開口部21aを開閉自在となる
ように構成されたものが一般的であり、図4に図示した
ように開閉体22には、単に線材22aを折り返し形成
しただけの簡易構造にしてその他提案されている開閉体
の構造に比してコスト安なものがある(以下、従来例と
いう。)。この従来例に係る開閉体22は、折り返し形
成して成る線材22aの両端をC状杆21の開口部21
aの一端の表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対
向位置からずらして枢着支点をずらすことにより開放し
た際戻り付勢力が生じるように構成されている。
【0004】また、この従来例に係る開閉体22は付勢
力に抗して擺動せしめるとC状杆21の内壁21bに当
接する位置まで擺動し得るように設けられている。即
ち、この開閉体22はC状杆21の内壁21bに先端部
が当接することで開放方向への最大擺動角度が規制され
るように構成されており、これは、線材22aを折り返
し形成して成る開閉体22は、その構造上、所定の角度
(例えば30度程度)以上強引に擺動せしめると付勢限
界域を越えてしまいC状杆21から外れたりねじれ破損
してしまうからであり、よって、従来例に係る開閉体2
2はその最大擺動角度を開閉体22の先端部をC状杆2
1の内壁21bに当接させることでそれ以上開放方向に
擺動しないように規制している。
力に抗して擺動せしめるとC状杆21の内壁21bに当
接する位置まで擺動し得るように設けられている。即
ち、この開閉体22はC状杆21の内壁21bに先端部
が当接することで開放方向への最大擺動角度が規制され
るように構成されており、これは、線材22aを折り返
し形成して成る開閉体22は、その構造上、所定の角度
(例えば30度程度)以上強引に擺動せしめると付勢限
界域を越えてしまいC状杆21から外れたりねじれ破損
してしまうからであり、よって、従来例に係る開閉体2
2はその最大擺動角度を開閉体22の先端部をC状杆2
1の内壁21bに当接させることでそれ以上開放方向に
擺動しないように規制している。
【0005】ところで、従来例は開閉体22の最大擺動
角度を規制する構造として前記構造(開閉体22を開放
方向へ擺動させた際、C状杆21の内壁21bに開閉体
22の先端部が当接することで擺動規制を達成する構
造)が採用されている為、例えば被連結体をC状杆21
に係る連結部位Aに連結しようとする場合、開閉体22
を擺動させてC状杆21の内壁21bへ当接させた状態
で、一旦被連結体をC状杆21に係る連結部位Bへ配
し、続いて、開閉体22が完全に復帰したのを確認した
後に被連結体を連結部位Bから連結部位Aに移動させな
ければならない(図4参照)。即ち、C状杆21の内壁
21bに先端部が当接した状態の開閉体22でC状杆2
1の連結部位(連結部位Aと連結部位Bと)が分断され
ることになる為、連結作業が煩わしく連結が素早く行え
ないという不都合が生じている。
角度を規制する構造として前記構造(開閉体22を開放
方向へ擺動させた際、C状杆21の内壁21bに開閉体
22の先端部が当接することで擺動規制を達成する構
造)が採用されている為、例えば被連結体をC状杆21
に係る連結部位Aに連結しようとする場合、開閉体22
を擺動させてC状杆21の内壁21bへ当接させた状態
で、一旦被連結体をC状杆21に係る連結部位Bへ配
し、続いて、開閉体22が完全に復帰したのを確認した
後に被連結体を連結部位Bから連結部位Aに移動させな
ければならない(図4参照)。即ち、C状杆21の内壁
21bに先端部が当接した状態の開閉体22でC状杆2
1の連結部位(連結部位Aと連結部位Bと)が分断され
ることになる為、連結作業が煩わしく連結が素早く行え
ないという不都合が生じている。
【0006】また、更には、従来例は前記開閉体22の
構造故に、C状杆の形状は必然的に偏平形状に限定され
てしまい(C状杆21を縦巾Xよりも横巾Yを長く設定
しなければならない。)、しかも、開閉体22をC状杆
21の内壁にその先端部が当接可能な長さを確保する為
に長く形成しなければならない。
構造故に、C状杆の形状は必然的に偏平形状に限定され
てしまい(C状杆21を縦巾Xよりも横巾Yを長く設定
しなければならない。)、しかも、開閉体22をC状杆
21の内壁にその先端部が当接可能な長さを確保する為
に長く形成しなければならない。
【0007】以上のように、従来例は、連結作業が煩わ
しい故に連結が素早く行えず、しかも、C状杆21が大
きくなる程開閉体22が必然的に長くなる構造の為、一
層取り扱い性が悪く且つその分コスト高となってしま
い、その上、C状杆21の形状が偏平形状に限られてし
まい使用目的も限定されてしまうなど、線材22aで開
閉体22を構成する簡易構造であるが故のメリットを活
かしきれてはおらず、現状ではこれらの問題点を解決し
得るものは何ら提案されていない。
しい故に連結が素早く行えず、しかも、C状杆21が大
きくなる程開閉体22が必然的に長くなる構造の為、一
層取り扱い性が悪く且つその分コスト高となってしま
い、その上、C状杆21の形状が偏平形状に限られてし
まい使用目的も限定されてしまうなど、線材22aで開
閉体22を構成する簡易構造であるが故のメリットを活
かしきれてはおらず、現状ではこれらの問題点を解決し
得るものは何ら提案されていない。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決する連結環
を提供するものである。
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0010】C状杆1の開口部1aの一端部に開閉体2
の基端を枢着し、この開閉体2をC状杆1の内側へ擺動
せしめることで当該開口部1aを開閉自在となるように
構成し、前記開閉体2として線材2aを折り返し形成し
且つこの線材2aの両端をC状杆1の開口部1aの一端
の表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対向位置か
らずらして枢着支点をずらすことにより開放した際戻り
付勢力が生じる開閉体2を採用した連結環において、前
記C状杆1の開口部1aの一端部に、開放方向へ擺動せ
しめた開閉体2の基端部が当接することで開閉体2の開
放方向への最大擺動角度を規制し得る擺動規制部3を設
け、この擺動規制部3を、開閉体2を開放方向へ最大擺
動角度まで擺動させた際、開閉体2の先端がC状杆1の
内壁1bに当接しない状態で規制されるように構成した
ことを特徴とする連結環に係るものである。
の基端を枢着し、この開閉体2をC状杆1の内側へ擺動
せしめることで当該開口部1aを開閉自在となるように
構成し、前記開閉体2として線材2aを折り返し形成し
且つこの線材2aの両端をC状杆1の開口部1aの一端
の表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対向位置か
らずらして枢着支点をずらすことにより開放した際戻り
付勢力が生じる開閉体2を採用した連結環において、前
記C状杆1の開口部1aの一端部に、開放方向へ擺動せ
しめた開閉体2の基端部が当接することで開閉体2の開
放方向への最大擺動角度を規制し得る擺動規制部3を設
け、この擺動規制部3を、開閉体2を開放方向へ最大擺
動角度まで擺動させた際、開閉体2の先端がC状杆1の
内壁1bに当接しない状態で規制されるように構成した
ことを特徴とする連結環に係るものである。
【0011】また、前記擺動規制部3を開閉体2の最大
擺動角度が90°よりも小さい角度に規制されるように
構成したことを特徴とする請求項1記載の連結環に係る
ものである。
擺動角度が90°よりも小さい角度に規制されるように
構成したことを特徴とする請求項1記載の連結環に係る
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】最良と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0013】本発明は、例えばC状杆1に被連結体を連
結する場合、開閉体2を開閉体2の付勢力に抗して擺動
せしめ、このC状杆1の開放された開口部1aから引っ
掛けるようにして連結する。この際、開閉体2は擺動規
制部3により開閉体2の先端がC状杆1の内壁に当接し
ない位置で開放方向への擺動が規制されている。
結する場合、開閉体2を開閉体2の付勢力に抗して擺動
せしめ、このC状杆1の開放された開口部1aから引っ
掛けるようにして連結する。この際、開閉体2は擺動規
制部3により開閉体2の先端がC状杆1の内壁に当接し
ない位置で開放方向への擺動が規制されている。
【0014】本発明は上述のように構成したから、従来
から提案されている連結環とは異なり、開閉体2の擺動
角度を規制する擺動規制部3として、C状杆1の開口部
1aの一端部に、開放方向へ擺動せしめた開閉体2の基
端部が当接することで開閉体2の先端がC状杆1の内壁
1bに当接することなしに開閉体2の開放方向への最大
擺動角度を規制し得る擺動規制部3を採用したことによ
り、仮に開閉体2を最大擺動角度で開放せしめたとして
もC状杆1の内壁1bと開閉体2の先端との間に間隙が
生ずることになるから、擺動せしめた開閉体2がC状杆
1に係る連結部位を阻害する事がなく、しかも、開閉体
2の付勢による復帰を待たずしてC状杆1に係る所望の
位置に連結することができる為、C状杆1への被連結体
の連結作業が極めて良好に行え、その上、開閉体2はC
状杆1の開口部1aの開口巾に見合った長さで済むこと
になり、即ち、開閉体2の長さは開口部1aの開口巾だ
けあれば良く、開閉体2が必要以上に長くなることはな
いからコスト安にして量産性に秀れることになり、そし
て、更に、開閉体2の長さ(構造)に左右されることな
く所望の形状のC状杆1を選択し得ることとなり使用目
的が飛躍的に増加することができ極めて商品価値の高い
ものとなるなど、線材2aで構成される開閉体2の簡易
構造であるが故のメリットの他にも種々の秀れた効果が
発揮される連結環となる。
から提案されている連結環とは異なり、開閉体2の擺動
角度を規制する擺動規制部3として、C状杆1の開口部
1aの一端部に、開放方向へ擺動せしめた開閉体2の基
端部が当接することで開閉体2の先端がC状杆1の内壁
1bに当接することなしに開閉体2の開放方向への最大
擺動角度を規制し得る擺動規制部3を採用したことによ
り、仮に開閉体2を最大擺動角度で開放せしめたとして
もC状杆1の内壁1bと開閉体2の先端との間に間隙が
生ずることになるから、擺動せしめた開閉体2がC状杆
1に係る連結部位を阻害する事がなく、しかも、開閉体
2の付勢による復帰を待たずしてC状杆1に係る所望の
位置に連結することができる為、C状杆1への被連結体
の連結作業が極めて良好に行え、その上、開閉体2はC
状杆1の開口部1aの開口巾に見合った長さで済むこと
になり、即ち、開閉体2の長さは開口部1aの開口巾だ
けあれば良く、開閉体2が必要以上に長くなることはな
いからコスト安にして量産性に秀れることになり、そし
て、更に、開閉体2の長さ(構造)に左右されることな
く所望の形状のC状杆1を選択し得ることとなり使用目
的が飛躍的に増加することができ極めて商品価値の高い
ものとなるなど、線材2aで構成される開閉体2の簡易
構造であるが故のメリットの他にも種々の秀れた効果が
発揮される連結環となる。
【0015】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0016】本実施例は、C状杆1の開口部1aの一端
に開閉体2の基端を枢着し、この開閉体2を擺動せしめ
ることで当該開口部1aを開閉自在となるように構成し
たものである。
に開閉体2の基端を枢着し、この開閉体2を擺動せしめ
ることで当該開口部1aを開閉自在となるように構成し
たものである。
【0017】以下、本実施例を構成する各部の説明をす
る。
る。
【0018】C状杆1は、図1に図示したように適宜な
金属製部材で形成したものであり、このC状杆1の開口
部1aの一端にして開閉体2が枢着される部位には突部
1a’が形成されている。この突部1a’は、開閉体2
を開放方向へ最大限に擺動せしめた際、開閉体2の基端
に当接することで、開閉体2を開閉体2の先端がC状杆
1の内壁1bに当接しない位置でその擺動角度を90°
よりも小さい角度に規制し得るものである。これが、請
求項でいう擺動規制部3である。
金属製部材で形成したものであり、このC状杆1の開口
部1aの一端にして開閉体2が枢着される部位には突部
1a’が形成されている。この突部1a’は、開閉体2
を開放方向へ最大限に擺動せしめた際、開閉体2の基端
に当接することで、開閉体2を開閉体2の先端がC状杆
1の内壁1bに当接しない位置でその擺動角度を90°
よりも小さい角度に規制し得るものである。これが、請
求項でいう擺動規制部3である。
【0019】開閉体2は、図3に図示したように断面丸
形状の金属製線材2aを折り曲げ形成して成るものであ
り、C状杆1への装着にあっては、折り返し形成した線
材2aの両端P1,P2をC状杆1の開口部1aの一端の
表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対向位置から
ずらして枢着支点をずらすことにより開放方向と逆方向
への戻り付勢力を保持し得るように構成されている(図
1,2参照)。
形状の金属製線材2aを折り曲げ形成して成るものであ
り、C状杆1への装着にあっては、折り返し形成した線
材2aの両端P1,P2をC状杆1の開口部1aの一端の
表裏に夫々枢着し、この表裏の各枢着部を対向位置から
ずらして枢着支点をずらすことにより開放方向と逆方向
への戻り付勢力を保持し得るように構成されている(図
1,2参照)。
【0020】本実施例は上述のように構成したから、C
状杆1に被連結体、例えばロープを連結する場合、開閉
体2を開閉体2の付勢力に抗して擺動せしめ、このC状
杆1の開放された開口部1aから引っ掛けるようにして
連結する。この際、開閉体2は擺動規制部3により開閉
体2の先端がC状杆1の内壁に当接しない位置で開放方
向への擺動が規制されている。
状杆1に被連結体、例えばロープを連結する場合、開閉
体2を開閉体2の付勢力に抗して擺動せしめ、このC状
杆1の開放された開口部1aから引っ掛けるようにして
連結する。この際、開閉体2は擺動規制部3により開閉
体2の先端がC状杆1の内壁に当接しない位置で開放方
向への擺動が規制されている。
【0021】よって、本実施例によれば、従来から提案
されている連結環とは異なり、開閉体2の擺動角度を規
制する擺動規制部3として、C状杆1の開口部1aの一
端部に、開放方向へ擺動せしめた開閉体2の基端部が当
接することで開閉体2の先端がC状杆1の内壁1bに当
接することなしに開閉体2の開放方向への最大擺動角度
を規制し得る擺動規制部3を採用したことにより、仮に
開閉体2を最大擺動角度で開放せしめたとしてもC状杆
1の内壁1bと開閉体2の先端との間に間隙が生ずるこ
とになるから、擺動せしめた開閉体2がC状杆1に係る
連結部位を阻害する事がなく、しかも、開閉体2の付勢
による復帰を待たずしてC状杆1に係る所望の位置に連
結することができる為、C状杆1への被連結体の連結作
業が極めて良好に行え、その上、開閉体2はC状杆1の
開口部の開口巾に見合った長さで済むことになり、即
ち、開閉体2の長さは開口部の開口巾だけあれば良く、
開閉体2が必要以上に長くなることはないからコスト安
にして量産性に秀れることになり、そして、更に、開閉
体2の長さ(構造)に左右されることなく所望の形状の
C状杆1を選択し得ることとなり使用目的が飛躍的に増
加することができ極めて商品価値の高いものとなるな
ど、線材2aで構成される開閉体2の簡易構造であるが
故の効果の他にも種々の秀れた効果が発揮されることに
なる。
されている連結環とは異なり、開閉体2の擺動角度を規
制する擺動規制部3として、C状杆1の開口部1aの一
端部に、開放方向へ擺動せしめた開閉体2の基端部が当
接することで開閉体2の先端がC状杆1の内壁1bに当
接することなしに開閉体2の開放方向への最大擺動角度
を規制し得る擺動規制部3を採用したことにより、仮に
開閉体2を最大擺動角度で開放せしめたとしてもC状杆
1の内壁1bと開閉体2の先端との間に間隙が生ずるこ
とになるから、擺動せしめた開閉体2がC状杆1に係る
連結部位を阻害する事がなく、しかも、開閉体2の付勢
による復帰を待たずしてC状杆1に係る所望の位置に連
結することができる為、C状杆1への被連結体の連結作
業が極めて良好に行え、その上、開閉体2はC状杆1の
開口部の開口巾に見合った長さで済むことになり、即
ち、開閉体2の長さは開口部の開口巾だけあれば良く、
開閉体2が必要以上に長くなることはないからコスト安
にして量産性に秀れることになり、そして、更に、開閉
体2の長さ(構造)に左右されることなく所望の形状の
C状杆1を選択し得ることとなり使用目的が飛躍的に増
加することができ極めて商品価値の高いものとなるな
ど、線材2aで構成される開閉体2の簡易構造であるが
故の効果の他にも種々の秀れた効果が発揮されることに
なる。
【0022】また、開閉体2の最大擺動角度を規制する
擺動規制部3として、開閉体2の最大擺動角度が90°
よりも小さい角度に規制し得る擺動規制部3を採用した
から、開閉体2の擺動が確実に規制されC状杆1への連
結が良好に行えるのは勿論、開閉体2の付勢限界域を越
えることはなくC状杆1から外れたりねじれ破損してし
まうのを可及的に防止することができる。
擺動規制部3として、開閉体2の最大擺動角度が90°
よりも小さい角度に規制し得る擺動規制部3を採用した
から、開閉体2の擺動が確実に規制されC状杆1への連
結が良好に行えるのは勿論、開閉体2の付勢限界域を越
えることはなくC状杆1から外れたりねじれ破損してし
まうのを可及的に防止することができる。
【0023】また、開閉体2を構成する線材2aとし
て、断面丸形状の線材2aを採用したから、例えばC状
杆1に連結しようとする被連結体(ロープ)を痛めたり
することが可及的に防止することができる。
て、断面丸形状の線材2aを採用したから、例えばC状
杆1に連結しようとする被連結体(ロープ)を痛めたり
することが可及的に防止することができる。
【0024】尚、開閉体2に係る基端に折曲部を形成し
たり、或いは、突起を付設するなどして、この基端の突
状部位がC状杆1の開口部1aに当接することで開閉体
2の擺動角度を規制するようにしても良いのは勿論であ
る。
たり、或いは、突起を付設するなどして、この基端の突
状部位がC状杆1の開口部1aに当接することで開閉体
2の擺動角度を規制するようにしても良いのは勿論であ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、従
来から提案されている連結環とは異なり、開閉体2の擺
動角度を規制する擺動規制部3として、C状杆1の開口
部1aの一端部に、開放方向へ擺動せしめた開閉体2の
基端部が当接することで開閉体2の先端がC状杆1の内
壁1bに当接することなしに開閉体2の開放方向への最
大擺動角度を規制し得る擺動規制部3を採用したことに
より、仮に開閉体2を最大擺動角度で開放せしめたとし
てもC状杆1の内壁1bと開閉体2の先端との間に間隙
が生ずることになるから、擺動せしめた開閉体2がC状
杆1に係る連結部位を阻害する事がなく、しかも、開閉
体2の付勢による復帰を待たずしてC状杆1に係る所望
の位置に連結することができる為、C状杆1への被連結
体の連結作業が極めて良好に行え、その上、開閉体2は
C状杆1の開口部の開口巾に見合った長さで済むことに
なり、即ち、開閉体2の長さは開口部の開口巾だけあれ
ば良く、開閉体2が必要以上に長くなることはないから
コスト安にして量産性に秀れることになり、そして、更
に、開閉体2の長さ(構造)に左右されることなく所望
の形状のC状杆1を選択し得ることとなり使用目的が飛
躍的に増加することができ極めて商品価値の高いものと
なるなど、線材2aで構成される開閉体2の簡易構造で
あるが故の効果の他にも種々の秀れた効果が発揮される
連結環となる。
来から提案されている連結環とは異なり、開閉体2の擺
動角度を規制する擺動規制部3として、C状杆1の開口
部1aの一端部に、開放方向へ擺動せしめた開閉体2の
基端部が当接することで開閉体2の先端がC状杆1の内
壁1bに当接することなしに開閉体2の開放方向への最
大擺動角度を規制し得る擺動規制部3を採用したことに
より、仮に開閉体2を最大擺動角度で開放せしめたとし
てもC状杆1の内壁1bと開閉体2の先端との間に間隙
が生ずることになるから、擺動せしめた開閉体2がC状
杆1に係る連結部位を阻害する事がなく、しかも、開閉
体2の付勢による復帰を待たずしてC状杆1に係る所望
の位置に連結することができる為、C状杆1への被連結
体の連結作業が極めて良好に行え、その上、開閉体2は
C状杆1の開口部の開口巾に見合った長さで済むことに
なり、即ち、開閉体2の長さは開口部の開口巾だけあれ
ば良く、開閉体2が必要以上に長くなることはないから
コスト安にして量産性に秀れることになり、そして、更
に、開閉体2の長さ(構造)に左右されることなく所望
の形状のC状杆1を選択し得ることとなり使用目的が飛
躍的に増加することができ極めて商品価値の高いものと
なるなど、線材2aで構成される開閉体2の簡易構造で
あるが故の効果の他にも種々の秀れた効果が発揮される
連結環となる。
【図1】本実施例を説明する正面図である。
【図2】本実施例を示す平面図である。
【図3】本実施例に係る開閉体2の説明図である。
【図4】従来例を説明する正面図である。
1 C状杆 1a開口部 1b内壁 2 開閉体 2a線材 3 擺動規制部
Claims (2)
- 【請求項1】 C状杆の開口部の一端部に開閉体の基端
を枢着し、この開閉体をC状杆の内側へ擺動せしめるこ
とで当該開口部を開閉自在となるように構成し、前記開
閉体として線材を折り返し形成し且つこの線材の両端を
C状杆の開口部の一端の表裏に夫々枢着し、この表裏の
各枢着部を対向位置からずらして枢着支点をずらすこと
により開放した際戻り付勢力が生じる開閉体を採用した
連結環において、前記C状杆の開口部の一端部に、開放
方向へ擺動せしめた開閉体の基端部が当接することで開
閉体の開放方向への最大擺動角度を規制し得る擺動規制
部を設け、この擺動規制部を、開閉体を開放方向へ最大
擺動角度まで擺動させた際、開閉体の先端がC状杆の内
壁に当接しない状態で規制されるように構成したことを
特徴とする連結環。 - 【請求項2】 前記擺動規制部を開閉体の最大擺動角度
が90°よりも小さい角度に規制されるように構成した
ことを特徴とする請求項1記載の連結環。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14220697A JP3149385B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 連結環 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14220697A JP3149385B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 連結環 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331833A true JPH10331833A (ja) | 1998-12-15 |
JP3149385B2 JP3149385B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=15309869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14220697A Expired - Fee Related JP3149385B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 連結環 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149385B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010006482A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの釣合重り装置 |
CN103982525A (zh) * | 2014-04-18 | 2014-08-13 | 陆霞芸 | 核电站用连接件 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14220697A patent/JP3149385B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010006482A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの釣合重り装置 |
CN103982525A (zh) * | 2014-04-18 | 2014-08-13 | 陆霞芸 | 核电站用连接件 |
CN103982525B (zh) * | 2014-04-18 | 2016-02-03 | 丽水市飞天人机械设计有限公司 | 核电站用连接件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3149385B2 (ja) | 2001-03-26 |
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