JPH10331791A - 軸流圧縮機用翼およびその翼を適用する軸流圧縮機 - Google Patents
軸流圧縮機用翼およびその翼を適用する軸流圧縮機Info
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- JPH10331791A JPH10331791A JP14281297A JP14281297A JPH10331791A JP H10331791 A JPH10331791 A JP H10331791A JP 14281297 A JP14281297 A JP 14281297A JP 14281297 A JP14281297 A JP 14281297A JP H10331791 A JPH10331791 A JP H10331791A
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Abstract
信頼性の向上を図った軸流圧縮機用翼およびその翼を適
用する軸流圧縮機を提供する。 【解決手段】本発明に係る軸流圧縮機用翼は、ケーシン
グ側およびハブ側に、作動流体の上流側に向って突き出
した突き出し翼部22を連続一体に形成した主幹翼部2
1を備えたものである。また、本発明に係る軸流圧縮機
は、静翼29と動翼20を組み合せて段落を軸方向に配
置し、上記動翼を、ケーシング側およびハブ側に、作動
流体の上流側に向って突き出した突き出し翼部22を連
続一体に形成する主幹翼部21を構成したものである。
Description
よびその翼を適用する軸流圧縮機に係り、特に回転軸の
軸方向に沿って配列される翼列が作動流体通過の際、発
生する二次流れ損失を抑制し、その翼列効率の向上を図
った軸流圧縮機用翼およびその翼を適用する軸流圧縮機
に関する。
は、流体エネルギを機械エネルギに変換する原動機であ
る。この軸流圧縮機は、駆動機から与えられる動力で回
転し、その際、吸い込んだ大気を圧縮して高圧空気とい
う形で流体エネルギに変換する。このエネルギ変換には
当然のことながら損失を伴なう。機械エネルギと流体エ
ネルギ間の変換率を軸流流体機械の効率と称し、この効
率を向上させること、すなわち損失を低減することが重
要な課題となっている。
ある。軸流圧縮機の静翼1は、ケーシング2に取り付け
られると共に、動翼3は回転部であるディスク4に取り
付けられている。このディスク4は、回転軸5と共に回
転することにより、動翼3を介し、回転エネルギを高圧
流体というエネルギに変換する。動翼3と静翼1により
構成される通路部は、ケーシング2とディスク4で形成
される壁に囲まれており、この部分を端壁(エンドウォ
ール)と呼ぶ。
ように、静翼1の先端にフィン6と内輪7とを備え、作
動流体の漏洩を防止すると共に、静翼自身の剛性を高め
たものがある。
することにより、端壁損失が翼列損失の主要な部分を占
めている。
る二次流れによる渦とそれが引き起こす翼負圧面端壁の
剥離、および端壁境界層内の速度分布に起因する翼の入
口角と、実際の作動流体の流入角のミスマッチである。
翼列内における二次流れの発生機構を説明する。なお、
図中、端壁8は,具体的にはケーシングを指す。隣接す
る翼9a,9b間の翼間流路を作動流体が流れるとき
に、端壁8の近傍において流入する低エネルギ流体であ
る入口境界層10a,10bは、翼9a,9bの前縁1
1a,11bに衝突して背側馬蹄型渦12a,12bと
腹側馬蹄型渦13a,13bとに分かれる。背側馬蹄型
渦12a,12bは翼負圧面SSと端壁8の境界層の発
達により次第に成長しながら下流側へ流出していく。一
方、腹側馬蹄型渦13a,13bは翼正圧面PSと翼負
圧面SSとの圧力差により腹側から背側に向かう流路渦
14へと成長する。これらの背側馬蹄型渦12a,12
bと流路渦14は二次流れ渦と称されている。これらの
渦の形成のために作動流体の持つエネルギは散逸され、
さらに剥離を生じることになりこれが損失となる。
機の翼型は、その翼正圧面PSと翼負圧面SSとの間を
内接する円15とその中心線を連ねた反り線(キャンバ
線)16からなり、翼型の流入側端部を前縁LE、流出
側端部を後縁TΕと称している。ここで前縁LEにおけ
る反り線16の接線と軸方向のなす角を翼入口角b1、ま
た、後縁TEにおける反り線16の接線と軸方向のなす
角を翼出口角βb2と称している。これら翼入口角βb1お
よび翼出口角βb2は、翼の幾何学的形状から決まるパラ
メータであるが、実際の作動流体の流れから定義される
ものに翼の流入角βf1、翼の流出角βf2がある。それぞ
れ、作動流体の翼に入る角度および作動流体の翼から出
る角度を、軸方向を基準とし定義したものである。ま
た、翼の前縁LEと後縁TEとの距離を弦長l,翼の取
付角度を軸方向から定義したものをスタガ角ζと呼ぶ。
に限らず、図29に示すように、その損失の大きさは、
翼のインシデンスi、つまり翼の流入角βf1と翼の入口
角βb1の差(βf1−βb1)に大きく依存する。またイン
シデンスiを増大していくと、損失が増大すると共に、
翼負圧面SSでの流れが大きく剥離し失速する。この点
を正の失速点と呼ぶ。この剥離が成長し、他の段落にま
で伝播するとサージという大きな流体加振力を生ずる現
象を引き起こすことになり、それは翼の破損という重大
事態に至る。一般的に、翼は、設計作動点から失速点ま
での範囲を失速マージンと呼んでいる。つまり、この失
速マージンは翼の性能との関係で重要な要素である。
翼断面のスタガ角ζを調整し、端壁境界層内の速度分布
に翼の入口角を合わせることにより端壁損失の低減を図
る技術がある。今、この技術を従来技術aと呼ぶ。
用したもので、その軸流速度Cxの分布は、図30に示
すように、ケーシング側およびハブ側の翼の両端部でゼ
ロになっている。ケーシング側およびハブ側の翼の両端
部で軸流速度Cxがゼロになるのは、作動流体の粘性の
影響を受けていると考えられる。
うに、翼中間部で翼型aが流入角α、スタガ角ζ1 、流
出角α2 になっているのに対し、ケーシング側およびハ
ブ側の翼端部で翼型bが流入角α10、スタガ角ζ10、流
出角α20になっており、ケーシング側およびハブ側の翼
端部の翼型bの方をより大きく形成している。なお、図
32で示す翼型aは図31で示す静翼1の翼中間部分
に、また翼型bは、図31で示すハブ側の翼端部にそれ
ぞれ対応させたものである。
図32に示すように、軸流速度Cxが大きくなっている
のに対し、ケーシング側およびハブ側の翼端部の翼型b
の速度三角形は、図33に示すように軸流速度Cxが相
対的に小さくなっている。なお、Uは周速を、またC1
およびC10は作動流体の絶対速度をそれぞれ示す。
機の静翼では、作動流体の粘性に伴う境界層の流れに合
せてケーシング側およびハブ側の翼端部の翼型bの流入
角α10を設定し、これに伴ってスタガ角ζ10を調整し、
インシデンスiを適正範囲に設定することにより、翼列
損失を低減させ、また失速マージンの範囲を大きく確保
できるように図っている。
では、ケーシング側およびハブ側の翼端部で、翼入口角
を翼流入角に合せるよう、翼のスタガ角ζを変えるため
に、図34に示すように、前縁LEのみならず翼厚みの
薄い後縁TEでも逆方向にひねりが増大することにな
る。その結果として遠心力CFおよび流体力GFによる
後縁TEでの高応力部分HSが発生し後縁TEの変位が
増大する。特に、動翼においては、その後縁TEにおけ
る高応力部分HSが発生し、また変位の増大による静止
部との接触(ラビング)を生ずるという大きな問題点が
ある。
流れに合わせるために翼のスタガ角ζを変更しており、
翼入口角の増大に伴い翼出口角が増大し、従来の設計に
比べ翼端部での負荷が減少している。すなわち、実際の
流人角α10と流出角α20との差で表される転向角は、
従来技術aの場合、小さくなる。よって、ケーシング側
およびハブ側の翼端部での負荷が減少し、翼全体の負荷
も減少することになり、所定の圧力比がとれない場合が
あるという問題点がある。さらに、負荷の低下により、
低いエネルギ流体領域が翼端部に形成され、境界層の成
長が促進され、効率向上の効果は少ない。
は、図35に示すように主幹翼部16のケーシング側お
よびハブ側に、作動流体流れ方向に向って突き出した突
き出し翼部17,18を一体形成した静翼1が提案され
ている。この技術を従来技術bと呼ぶ。この従来技術b
は、翼端部の2次流れを抑制する技術である。この従来
技術bによる静翼1は、その翼の前縁LEを作動流体が
流れ上流方向に延ばし、突き出し翼部17,18の翼弦
長leを主幹翼部16の翼弦長lmに対し大きくしたこ
とを特徴としたものである。図中の翼面静圧力分布に示
すように、突き出し翼部17,18は、その翼弦長le
を、主幹翼部16の翼弦長lmに対し大きくしたことに
より、ケーシング側およびハブ側の翼端部と主幹翼部1
6の翼負圧面静圧分布にずれが生じ、前縁LEでは主幹
翼部16と翼端部とに圧力差ΔΡが生じる。この圧力差
ΔPにより、主幹翼部16から翼端部へ向かう押圧力F
が生じ、作動流体の流れがケーシング側およびハブ側の
翼端部に引き込まれ、翼端部が活性化されることにな
り、翼端部の2次流れ渦の成長を抑える。この作用によ
り翼端部損失を低減させ、かつ失速マージンを大きくす
る効果を持つ。しかしながら、従来技術bによる静翼1
の翼入口角分布は、ケーシング側およびハブ側の翼端部
の翼型が従来のままであるために、前述したように、翼
端部においてインシデンスが大となり、それに起因する
損失は依然大きく、翼端部での失速マージン改善効果が
少ないという問題点があった。
るためになされたもので、翼端部損失を低減し、かつ翼
負荷を高め、さらに信頼性の向上を図った軸流圧縮機用
翼およびその翼を適用する軸流圧縮機を提供することを
目的とする。
用翼は、上記目的を達成するために、請求項1に記載し
たように、ケーシング側およびハブ側に、作動流体の上
流側に向って突き出した突き出し翼部を連続一体に形成
した主幹翼部を備え、上記突き出し翼部の弦長を上記主
幹翼部の弦長よりも長く延ばすとともに、上記ケーシン
グ側およびハブ側の少なくとも一方の突き出し翼部の翼
入口角を上記主幹翼部の翼入口角よりも大きく形成した
ものである。
を達成するために、請求項2に記載したように、ケーシ
ング側およびハブ側に、作動流体に向って突き出した突
き出し翼部を連続一体に形成した主幹翼部は、静翼およ
び動翼の少なくとも一方に適用したものである。
を達成するために、請求項3に記載したように、ケーシ
ング側およびハブ側の突き出し翼部の翼高さをEc,E
hとし、ケーシング側からハブ側までの全翼高さをL0
とするとき、上記ケーシング側およびハブ側の突き出し
翼部の翼高さに対する全翼高さの翼高比Ec/L0 ,E
h/L0 は、
を達成するために、請求項4に記載したように、ケーシ
ング側およびハブ側に、作動流体の上流側および下流側
に向って突き出した突き出し翼部を連続一体に形成した
主幹翼部を備え、上記突き出し翼部の弦長を上記主幹翼
部の弦長よりも長く延ばすとともに、上記ケーシング側
およびハブ側の少なくとも一方の突き出し翼部の翼入口
側を上記主幹翼部の翼入口角よりも大きく形成したもの
である。
を達成するために、請求項5に記載したように、ケーシ
ング側およびハブ側に、作動流体の上流側および下流側
に向って突き出した突き出し翼部を連続一体に形成した
主幹翼部は、静翼および動翼の少なくとも一方に適用し
たものである。
を達成するために、請求項6に記載したように、静翼と
動翼を組み合せた段落を軸方向に沿って配列した軸流圧
縮機において、上記動翼は、ケーシング側およびハブ側
に作動流体の上流側に向って突き出した突き出し翼部を
連続一体に形成した主幹翼部を備えたものである。
を達成するために、請求項7に記載したように、動翼
は、突き出し翼部の主幹翼部の前縁からの長さをleaと
し、主幹翼部の弦長をlmとするとき、突き出し翼部の
長さに対する主幹翼部の弦長に対する長さ比lea/lm
を
翼およびその翼を適用する軸流圧縮機の実施形態を図面
を参照して説明する。
翼に適用した第1実施形態の概略図である。
22とを備えた構成になっている。この突き出し翼部2
2は、主幹翼部21の前縁TEのケーシング側およびハ
ブ側の両端部に連続一体的に形成される。
に対し、作動流体の流れ方向に向って長く延びており、
動翼20の後縁TEを基準にして主幹翼部21の前縁L
Eまでの弦長をlmとし、突き出し翼部22の前縁LE
までの弦長をleとするとき、le>lmになってい
る。なお、le>lmの関係は、翼高さ方向に向って表
わすと、図3に示す分布形状になる。
1に示すように、軸方向を基準にして翼入口角βb1eで
捩られているのに対し、ケーシング側の突き出し翼部2
2は、軸方向を基準にして翼入口角βb1eで捩られてお
り、突き出し翼部22の翼入口角βb1eと主幹翼部21
の翼入口角度βb1mとの関係では、βb1e>βb1mにな
るように形成される。
さ方向に向って表わすと、図2に示す分布形状になる。
し翼部22は、ともに軸方向を基準に翼入口角βb1mと
して同一に捩られている。なお、後縁TEの主幹翼部2
1は軸方向を基準に翼出口角βb2とするとき、ケーシン
グ側およびハブ側ともに同一に形成される。
グ側およびハブ側に連続一体に形成された突き出し翼部
22は、図1に示すように、動翼20の高さをL0 と
し、ケーシング側の突き出し翼部22の高さをEcと
し、ハブ側の突き出し翼部20の高さをEhとすると
き、各突き出し翼部22,22の高さ比Ec/L0 ,E
h/L0 は、
L0 ,Eh/L0 を上式(1),(2)の範囲に設定し
たのは、図4に示す風胴試験のデータに基づく。
した場合の損失比を、また横軸に各突き出し翼部22,
22の高さEh,Ecに対する動翼20の高さL0 の翼
高比を示している。
22,22の翼高比Ec/L0 ,Eh/L0 が1/6以
上になると、各損失が従来の翼の損失1.0に較べて少
なくなっていることが認められる。
翼部22の翼高比Ec/L0 ,Eh/L0 を上式
(1),(2)の範囲に設定したものである。
シング側の突き出し翼部22に流入する速度成分の分布
を示す図である。
2に流入する周方向θの速度成分は、ケーシング側で動
翼20の周速Uと同一である。また、作動流体の軸方向
xの速度成分は、ケーシング側でゼロとなり、捩り境界
層になっている。このため、作動流体の翼流入角はβf
1mからβf1eに変化することになり、主幹翼部21の翼
入口角βb1mに対し、ケーシング側の突き出し翼部22
の翼入口角βb1eを大きく設定する必要がある。
にするためには、突き出し翼部22の入口角βb1eを9
0°に設定すると、突き出し翼部22の捩れが大きくな
り過ぎるため、実際の設計では、流入角βf1eを境界層
排除厚さ等の値に設定すればよい。
と主幹翼部21の翼入口角βb1mとは異なっているの
で、これらを滑かに連続一体に形成する必要があるが、
この場合の連続一体の滑面は、乱流境界層内での速度分
布の法則である1/7乗則等に基づいて変化させればよ
い。
6に示すように、作動流体の周方向θの速度成分、およ
び半径方向rの速度成分ともにゼロであるから、突き出
し翼部22に流入する作動流体の速度成分がゼロに近付
くものの、その流入角βf1eの変化は少ない。このた
め、ハブ側の突き出し翼部22の翼入口角βb1mは、主
幹翼部21のそれと同じにすることができる。
沿って流れる背側馬蹄型渦24の抑制度合を、本実施形
態に係る動翼20と従来技術aに係る動翼25とを対比
させた図である。
馬蹄型渦24の流れを、また図8は従来技術aに係る動
翼25の背側馬蹄型渦24を、それぞれ示している。
1に対し、例えばケーシング等の壁面26に向って突き
出し翼部22を備えているので、主幹翼部21から突き
出し翼部22に向って押圧力Fが働く。このため、本実
施形態に係る動翼20では、入口境界層27が動翼20
の前縁LEに衝突し、ここから発生した背側馬蹄型渦2
4が作動流体28とともに背側23に沿って流れても、
押圧力Fにより背側馬蹄型渦24に伴って発生する境界
層厚さδb を低く抑えることができる。これに対し、従
来技術aに係る動翼20では、図8に示すように、押圧
力が発生していないので、背側馬蹄型渦24が背側23
に沿って後流側に流れる間に大きく成長し、境界層厚さ
δb が大きくなる。
は、押圧力Fにより背側馬蹄型渦24の境界層厚δb を
低く抑えているので、従来技術aに較べて翼性能を向上
させることができる。
線図で、本発明dに係る動翼と、従来技術a,b,cに
係る動翼とを対比させたQ−ηカーブである。
のケーシング側およびハブ側に突き出し翼部22,22
を連続一体に形成し、この突き出し翼部22,22を主
幹翼部21の前縁LEから作動流体の流れ方向に向って
長く延ばし、かつケーシング側の突き出し翼部22の翼
入口角βb1eを主幹翼部21の翼入口角βb1mよりも大
きく設定したので、従来技術a,b,cに係る動翼に較
べ翼効率(η)を高くすることができる。
線図で、本発明dに係る動翼と、従来技術a,b,cに
係る動翼とを対比させた、Q−Pカーブである。
2,22の弦長を主幹翼部21のそれよりも長く延ばす
とともに、突き出し翼部22,22の翼入口角を主幹翼
部21のそれよりも大きく形成しているので、作動流体
の圧力上昇を高くすることができる。このため、本発明
dに係る動翼では、従来技術a,b,cに係る動翼より
も失速点の範囲を大きくすることができ、軸流圧縮機の
安全運転を行わせることができる。
ば、ケーシング側およびハブ側の両翼端の損失を従来に
較べ低減できるから、翼列性能が向上し、しかも失速マ
ージンが拡大でき、さらに段落あたりの圧力上昇も増大
する。この結果、より少ない段落で軸流圧縮機を構成で
きるので、コスト低減と相俟って軸受スパンを短かくし
て危険速度域が少なくなるという信頼性が向上する。ま
た、後縁での翼捩れがケーシング側からハブ側まで連続
一体になるので、後縁の応力集中が緩和され、ラビング
を回避することができる。
動翼に適用した第2実施形態の概略図である。なお、第
1実施形態の構成部品と同一または対応する部分には同
一符号を付す。
態と同様に、主幹翼部21のケーシング側およびハブ側
に突き出し翼部22,22を備え、突き出し翼部22,
22の弦長leを主幹翼部21の弦長lmよりも作動流
体の流れ方向に向って長く延ばすとともに、突き出し翼
部22,22の翼入口角βb1eのケーシング側およびハ
ブ側とともに主幹翼部21の翼入口角βb1mよりも大き
く設定したものである。この場合、突き出し翼部22,
22の弦長leおよび主幹翼部21の弦長lmは、翼高
さ方向に対し、図13に示すようになっている。また、
突き出し翼部22,22の翼入口角βb1eを主幹翼部2
1の翼入口角βb1mより大きく設定した場合の作動流体
の各速度成分は、図14に示すようになり、またハブ側
の突き出し翼部22の翼入口角βb1eを主幹翼部21の
翼入口角βb1mより大きく形成し場合の作動流体の各速
度成分は、図15に示すようになっている。
側およびハブ側の突き出し翼部22,22の弦長leを
主幹翼部21の弦長lmよりも作動流体の流れ方向に向
って長く延ばすとともに、ケーシング側およびハブ側の
突き出し翼部22,22の翼入口角βb1eを主幹翼部2
1の翼入口角βb1mよりも大きく設定したので、主幹翼
部21からケーシング側の突き出し翼部22およびハブ
側の突き出し翼部22に押圧力を発生させることがで
き、また作動流体の境界層厚みを従来よりも、より一層
少なくし、圧力上昇等従来よりもより一層向上させるこ
とができる。
較べ翼性能の向上、段落あたりの圧力上昇の向上等を図
ることができる。
静翼に適用した第3実施形態の概略図である。なお、第
1実施形態の構成部品と同一または対応する部分には同
一符号を付す。
態と同様に、主幹翼部21のケーシング側およびハブ側
に突き出し翼部22,22を備え、突き出し翼部22,
22の弦長leを主幹翼部21の弦長lmよりも作動流
体の流れ方向に向って長く延ばすとともに、突き出し翼
部22,22の翼入口角βb1eのケーシング側およびハ
ブ側とともに主幹翼部21の翼入口角βb1mよりも大き
く形成したものである。
翼入口角βb1eを主幹翼部21の翼入口角度βb1mより
大きく形成した場合の作動流体の各速度成分は、図17
に示すように、またハブ側の突き出し翼部22の翼入口
角βb1eを主幹翼部21の翼入口角βb1mより大きく形
成した場合の作動流体の各成分は、図18に示すように
なっている。
グ側およびハブ側の突き出し翼部22,22の弦長le
を主幹翼部21の弦長lmよりも作動流体の流れ方向に
向って長く延ばすとともに、ケーシング側およびハブ側
の突き出し翼部22,22の翼入口角βb1eを主幹翼部
21の翼入口角βb1mよりも大きく設定したので、主幹
翼部21からケーシング側の突き出し翼部22およびハ
ブ側の突き出し翼部22に押圧力を発生させることがで
き、また作動流体の境界層厚みを従来よりも、より一層
少なくし、圧力上昇等従来よりもより一層向上させるこ
とができる。
較べ翼性能の向上、段落あたりの圧力上昇の向上等を図
ることができる。
動翼に適用した第4実施形態の概略図である。なお、第
1実施形態の構成部品と同一または対応する部分には同
一符号を付す。
1の弦長lmに対し、ケーシング側およびハブ側の突き
出し翼部22,22とともに、主幹翼部21の前縁LE
から作動流体の流れ方向に向って延ばし、かつ主幹翼部
21の後縁TEから後流側に向って延ばし、その弦長l
eを、主幹翼部21の弦長lmより長くしたもので、l
e>lmの関係になっている。このため、本実施形態に
係る動翼20では、図示の翼面静圧力分布で示すよう
に、前縁LEおよび後縁TEにおける主幹翼部21と突
き出し翼部22との間に、ケーシング側およびハブ側の
それぞれに向って圧力差ΔPが発生する。この圧力差Δ
Pは、ケーシング側およびハブ側に向う押圧力Fとして
働く。
出し翼部22,22の翼入口角βb1eのケーシング側
を、主幹翼部21の翼入口角βb1mよりも多く設定した
ものである。なお、ハブ側の突き出し翼部22の翼入口
角βb1eと主幹翼部21の翼入口角とは同一である。
は、前縁LEおよび後縁TEにおけるケーシング側およ
びハブ側に向って押圧力Fが発生するので、この押圧力
によりケーシング側およびハブ側に発生する二次流れに
伴う二次流れ渦を低く抑えることができる。
を従来よりも一層向上させることができる。
動翼に適用した第5実施形態の概略図である。なお、第
1実施形態の構成部品と同一または対応する部分には同
一符号を付す。
1の弦長lmに対し、ケーシング側およびハブ側の突き
出し翼部22,22とともに、主幹翼部21の前縁LE
から作動流体の流れ方向に向って延ばし、かつ主幹翼部
21の後縁TEから後流側に向って延ばし、その弦長l
eを、主幹翼部21の弦長lmより長くする一方、突き
出し翼部22,22の翼入口角βb1eのケーシング側お
よびハブ側を、主幹翼部21の翼入口角βb1mよりも大
きく形成したものである。
側およびハブ側ともに、突き出し翼部22の翼入口角β
b1eを主幹翼部21の翼入口角βb1mよりも大きく設定
したので、ケーシング側およびハブ側の翼端部の損失を
低くすることができ、失速マージンの範囲を大きくする
ことができる。
静翼に適用した第6実施形態の概略図である。なお、第
1実施形態の構成部品と同一または対応する部分には同
一符号を付す。
態と同様に、主幹翼部21の弦長lmに対し、ケーシン
グ側およびハブ側の突き出し翼部22,22とともに、
主幹翼部21の後縁TEから後流側に向って延ばし、そ
の弦長leを、主幹翼部21の弦長lmより長くする一
方、突き出し翼部22,22の翼入口角βb1eのケーシ
ング側およびハブ側を、主幹翼部21の翼入口角βb1m
よりも大きく設定したものである。
側およびハブ側ともに、突き出し翼部22の翼入口角β
b1eを主幹翼部21の翼入口角βb1mよりも大きく設定
したので、ケーシング側およびハブ側の翼端部の損失を
低くすることができ、段落あたりの圧力上昇を大きくす
ることができる。
従来から使用されている静翼29に、主幹翼部21のケ
ーシング30側およびディスク31のハブ側に、突き出
し翼部22,22を連続一体に形成した動翼20を組み
合せた本発明に係る軸流圧縮機の第1実施形態を示す概
略図である。
ン33を備えた静翼29と動翼20とを組み合せた段落
を構成し、この段落を軸方向に多段に配置していた。こ
の場合の静翼29と動翼20との隙間は、ケーシング側
からハブ側までほぼ一定値になっていたが、主幹翼部2
1の弦長lmよりも長い突き出し翼部22,22の弦長
leの動翼20を適用すると、中間部分の隙間dmに較
べてケーシング側およびハブ側の隙間dtは短くなる。
このため、ケーシング側およびハブ側の隙間dtは、適
正値に設定しておかないと、境界層、ウェーク等の混合
により翼列損失が大きくなる。
出し翼部22の長さをleaとし、主幹翼部21の弦長l
mとするとき、その長さ比の範囲を
に設定したのは、図24に示す損失のデータに基づく。
図24は、縦軸に従来の翼の損失を1.0としたときの
損失比を、また横軸に突き出し翼部22の長さleaに対
する主幹翼部21の弦長lmの長さ比lea/lmをそれ
ぞれ示している。図24において、長さ比lea/lmは
上式(3)の範囲で、軸方向隙間損失ζaxが従来に較べ
高くなっているものの、二次流れ損失ζcおよび翼列損
失ζsともに従来に較べ低くなっていることが認められ
る。したがって、長さ比lea/lmは上式(3)の範囲
に設定するのが適当である。
/lmを上式(3)の範囲に設定したから、軸流圧縮機
に段落効率の高い運転を行わせることができる。
機用翼は、主幹翼部のケーシング側およびハブ側に主幹
翼部の弦長よりも長い突き出し翼部を形成するととも
に、突き出し翼部の翼入口角を主幹翼部の翼入口角より
も大きく設定したので、動翼の翼性能を従来より向上さ
せることができ、失速マージンの範囲を大きくすること
ができる。
形状の静翼と動翼とを組み合せることにより、段落あた
りの圧力比を従来よりも上昇させることができ、従来の
段落よりも少ない段落の軸流圧縮機を実現することがで
きる。
第1実施形態の概略図。
おいて、翼高さ方向の翼入口角の分布を説明する図。
おいて、翼高さ方向の弦長の分布を説明する図。
おいて、損失比を示す線図。
おいて、ケーシング側の作動流体の速度成分を示す図。
おいて、ハブ側の作動流体の速度成分を示す図。
おいて、背側馬蹄型渦の流れを説明する図。
の流れを説明する図。
効率(η)−流量(Q)線図。
(P)−流量(Q)線図。
た第2実施形態の概略図。
において、翼高さ方向の翼入口角の分布を説明する図。
において、翼高さ方向の弦長の分布を説明する図。
において、ケーシング側の作動流体の速度成分を示す
図。
において、ハブ側の作動流体の速度成分を示す図。
た第3実施形態の概略図。
において、ケーシング側の作動流体の速度成分を示す
図。
において、ハブ側の作動流体の速度成分を示す図。
る第4実施形態の概略図。
る第5実施形態の概略図。
る第6実施形態の概略図。
の概略図。
において、主幹翼部の弦長と突き出し翼部の長さを説明
する図。
において、損失比を示す線図。
断面図。
概略断面図。
明する図。
フ。
流速度成分の分布を示す図。
型と翼端部の翼型とを重ね合せた図。
通る作動流体の速度三角形を示す図。
る作動流体の速度三角形を示す図。
し、後縁の応力を説明する図。
図。
Claims (7)
- 【請求項1】 ケーシング側およびハブ側に、作動流体
の上流側に向って突き出した突き出し翼部を連続一体に
形成した主幹翼部を備え、上記突き出し翼部の弦長を上
記主幹翼部の弦長よりも長く延ばすとともに、上記ケー
シング側およびハブ側の少なくとも一方の突き出し翼部
の翼入口角を上記主幹翼部の翼入口角よりも大きく形成
したことを特徴とする軸流圧縮機用翼。 - 【請求項2】 ケーシング側およびハブ側に、作動流体
に向って突き出した突き出し翼部を連続一体に形成した
主幹翼部は、静翼および動翼の少なくとも一方に適用し
たことを特徴とする請求項1記載の軸流圧縮機用翼。 - 【請求項3】 ケーシング側およびハブ側の突き出し翼
部の翼高さをEc,Ehとし、ケーシング側からハブ側
までの全翼高さをL0 とするとき、上記ケーシング側お
よびハブ側の突き出し翼部の翼高さに対する全翼高さの
翼高比Ec/L0 ,Eh/L0 は、 【数1】Ec/L0 >1/6 Eh/L0 >1/6 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の軸流
圧縮機用翼。 - 【請求項4】 ケーシング側およびハブ側に、作動流体
の上流側および下流側に向って突き出した突き出し翼部
を連続一体に形成した主幹翼部を備え、上記突き出し翼
部の弦長を上記主幹翼部の弦長よりも長く延ばすととも
に、上記ケーシング側およびハブ側の少なくとも一方の
突き出し翼部の翼入口側を上記主幹翼部の翼入口角より
も大きく形成したことを特徴とする軸流圧縮機用翼。 - 【請求項5】 ケーシング側およびハブ側に、作動流体
の上流側および下流側に向って突き出した突き出し翼部
を連続一体に形成した主幹翼部は、静翼および動翼の少
なくとも一方に適用したことを特徴とする請求項4記載
の軸流圧縮機用翼。 - 【請求項6】 静翼と動翼を組み合せた段落を軸方向に
沿って配列した軸流圧縮機において、上記動翼は、ケー
シング側およびハブ側に作動流体の上流側に向って突き
出した突き出し翼部を連続一体に形成した主幹翼部を備
えたことを特徴とする軸流圧縮機。 - 【請求項7】 動翼は、突き出し翼部の主幹翼部の前縁
からの長さをleaとし、主幹翼部の弦長をlmとすると
き、突き出し翼部の長さに対する主幹翼部の弦長に対す
る長さ比lea/lmを 【数2】0.1<lea/lm<0.4 の範囲に設定したことを特徴とする請求項6記載の軸流
圧縮機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14281297A JP3604533B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 軸流圧縮機用翼 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331791A true JPH10331791A (ja) | 1998-12-15 |
JP3604533B2 JP3604533B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=15324211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14281297A Expired - Lifetime JP3604533B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 軸流圧縮機用翼 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3604533B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-05-30 JP JP14281297A patent/JP3604533B2/ja not_active Expired - Lifetime
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