JPH10329444A - スクリーン印刷用マスク - Google Patents
スクリーン印刷用マスクInfo
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- JPH10329444A JPH10329444A JP9155903A JP15590397A JPH10329444A JP H10329444 A JPH10329444 A JP H10329444A JP 9155903 A JP9155903 A JP 9155903A JP 15590397 A JP15590397 A JP 15590397A JP H10329444 A JPH10329444 A JP H10329444A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F15/00—Screen printers
- B41F15/14—Details
- B41F15/34—Screens, Frames; Holders therefor
-
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
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- B41P2200/40—Screen printing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Screen Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクの滲み出しが抑制されるため製品歩留
まりが向上し、またマスクの洗浄頻度が抑えられるため
作業時間が短縮され、さらにマスクの洗浄回数が減じた
ことによりマスクの開口部エッジの摩耗も少なくなり、
マスクの使用寿命も延長することができ、したがって印
刷コストを従来のものよりも削減することができるスク
リーン印刷用マスクを提供する。 【解決手段】 スクリーン印刷に用いる印刷マスクにお
いて、スクリーン印刷マスクの被印刷物に対峙する印刷
面側のインク吐出部である開口部近傍の周辺に、凹溝か
らなるインクダムが設けられていることを特徴とし、ま
た前記スクリーン印刷用マスクの開口部の端部からイン
クダムまでの距離が20μm以上で100μm以下であ
り、該インクダムの幅が30μm以上で100μm以下
であり、かつインクダムの深さが前記マスクの厚さの2
分の1以上で30μm以下であることを特徴とする。
まりが向上し、またマスクの洗浄頻度が抑えられるため
作業時間が短縮され、さらにマスクの洗浄回数が減じた
ことによりマスクの開口部エッジの摩耗も少なくなり、
マスクの使用寿命も延長することができ、したがって印
刷コストを従来のものよりも削減することができるスク
リーン印刷用マスクを提供する。 【解決手段】 スクリーン印刷に用いる印刷マスクにお
いて、スクリーン印刷マスクの被印刷物に対峙する印刷
面側のインク吐出部である開口部近傍の周辺に、凹溝か
らなるインクダムが設けられていることを特徴とし、ま
た前記スクリーン印刷用マスクの開口部の端部からイン
クダムまでの距離が20μm以上で100μm以下であ
り、該インクダムの幅が30μm以上で100μm以下
であり、かつインクダムの深さが前記マスクの厚さの2
分の1以上で30μm以下であることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン印刷に用
いるマスクに関し、特に電子部品などに高精細なパター
ンを印刷するスクリーン印刷用マスクに関するものであ
る。
いるマスクに関し、特に電子部品などに高精細なパター
ンを印刷するスクリーン印刷用マスクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷法では、図2のようにス
クリーン印刷マスク(以後、単に「マスク」と称する)
3を被印刷物4に対峙させ、インク吐出部としての開口
部6を有するマスク3の上面側(反印刷面3a側)にイ
ンク2を乗せ、スキージ1で開口部6から押し出すこと
により、被印刷物4にインク2を転写して印刷を行うも
のである。ところが、微細な開口部6から押し出すこと
のできるような粘性の低いインク2を用いた場合、印刷
中に開口6部から流出したインク2がマスク3と被印刷
物4との間に滲み出すことがあった。このような滲み出
しが起きると、マスク3の印刷面3b側に不要なインク
2が付着した状能となり、連続して印刷すると被印刷物
4の不適当な箇所にインク2が転写されるという問題が
あった。そのため、マスクの印刷面3b側を清浄に保持
するため、布などを用いて頻繁に拭き取る作業が必要と
なっている。
クリーン印刷マスク(以後、単に「マスク」と称する)
3を被印刷物4に対峙させ、インク吐出部としての開口
部6を有するマスク3の上面側(反印刷面3a側)にイ
ンク2を乗せ、スキージ1で開口部6から押し出すこと
により、被印刷物4にインク2を転写して印刷を行うも
のである。ところが、微細な開口部6から押し出すこと
のできるような粘性の低いインク2を用いた場合、印刷
中に開口6部から流出したインク2がマスク3と被印刷
物4との間に滲み出すことがあった。このような滲み出
しが起きると、マスク3の印刷面3b側に不要なインク
2が付着した状能となり、連続して印刷すると被印刷物
4の不適当な箇所にインク2が転写されるという問題が
あった。そのため、マスクの印刷面3b側を清浄に保持
するため、布などを用いて頻繁に拭き取る作業が必要と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしマスク3の開口
部6が摩耗し難いステンレスなどの金属からなる場合に
は、洗浄布がその開口部6のエッジにより引き裂かれ、
インク2に糸屑などが混入してしまうことがあった。糸
屑などの混入したインク2を使用すると、所望のインク
パターンが得られないばかりでなく、糸屑の性質によっ
ては絶縁性が阻害されたり、インクと糸屑との熱膨張係
数の違いから印刷されたインクパターンにクラックなど
が発生するという問題があった。
部6が摩耗し難いステンレスなどの金属からなる場合に
は、洗浄布がその開口部6のエッジにより引き裂かれ、
インク2に糸屑などが混入してしまうことがあった。糸
屑などの混入したインク2を使用すると、所望のインク
パターンが得られないばかりでなく、糸屑の性質によっ
ては絶縁性が阻害されたり、インクと糸屑との熱膨張係
数の違いから印刷されたインクパターンにクラックなど
が発生するという問題があった。
【0004】逆に、マスク3の開口部6が摩耗し易い樹
脂などからなる場合には、洗浄布により開口部6のエッ
ジが削られてしまうため、該開口部6のサイズが大きく
なり、得られるインクパターンが所望の形状より大きく
なるという問題があった。また場合によっては、部分的
にインクパターンが大きく崩れることもあった。
脂などからなる場合には、洗浄布により開口部6のエッ
ジが削られてしまうため、該開口部6のサイズが大きく
なり、得られるインクパターンが所望の形状より大きく
なるという問題があった。また場合によっては、部分的
にインクパターンが大きく崩れることもあった。
【0005】したがって本発明の目的は、頻繁にマスク
を洗浄することなく印刷部以外の箇所にインクが転写さ
れることを防止したスクリーン印刷用マスクを提供する
ことである。
を洗浄することなく印刷部以外の箇所にインクが転写さ
れることを防止したスクリーン印刷用マスクを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、スクリーン印刷に用いる印刷マスクにおい
て、スクリーン印刷マスクの被印刷物に対峙する印刷面
側のインク吐出部である開口部近傍の周辺に、凹溝から
なるインクダムが設けられているスクリーン印刷用マス
クを特徴とするものである。また前記スクリーン印刷用
マスクにおいて該マスクの開口部の端部からインクダム
までの距離が20μm以上で100μm以下とし、該イ
ンクダムの幅が30μm以上で100μm以下とし、か
つインクダムの深さが前記マスクの厚さの2分の1以上
で30μm以下とすることが好ましい。
に本発明は、スクリーン印刷に用いる印刷マスクにおい
て、スクリーン印刷マスクの被印刷物に対峙する印刷面
側のインク吐出部である開口部近傍の周辺に、凹溝から
なるインクダムが設けられているスクリーン印刷用マス
クを特徴とするものである。また前記スクリーン印刷用
マスクにおいて該マスクの開口部の端部からインクダム
までの距離が20μm以上で100μm以下とし、該イ
ンクダムの幅が30μm以上で100μm以下とし、か
つインクダムの深さが前記マスクの厚さの2分の1以上
で30μm以下とすることが好ましい。
【0007】なお「マスクの厚さ」とは、絹、ナイロ
ン、テトロン、ステンレスなどの繊維材のメッシュに光
硬化性の樹脂などにより開口部を形成したステンシルス
クリーンでは、前記メッシュ部分を除いたマスクの厚さ
を意味し、一方メッシュを有しない、例えばメタルマス
クのようなマスクの場合にはマスク全体の厚さを意味す
る。
ン、テトロン、ステンレスなどの繊維材のメッシュに光
硬化性の樹脂などにより開口部を形成したステンシルス
クリーンでは、前記メッシュ部分を除いたマスクの厚さ
を意味し、一方メッシュを有しない、例えばメタルマス
クのようなマスクの場合にはマスク全体の厚さを意味す
る。
【0008】そして前記したような凹溝からなるインク
ダムを設けることによりマスクの開口部から流出して、
マスクの印刷面側において該マスクと被印刷物の間に滲
み出したインクは前記インクダムに保持されるため、該
インクダムより外側にインクが伸延してインクパターン
が大きくなったり部分的にインクパターンが大きく崩れ
ることを防止することが可能となった。
ダムを設けることによりマスクの開口部から流出して、
マスクの印刷面側において該マスクと被印刷物の間に滲
み出したインクは前記インクダムに保持されるため、該
インクダムより外側にインクが伸延してインクパターン
が大きくなったり部分的にインクパターンが大きく崩れ
ることを防止することが可能となった。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに添付図面を用いて本発明を
説明する。本発明では、図1に示すようにマスク3の印
刷面3b側に該マスク3の開口部6の端部より20〜1
00μmの距離をおいて外側に、幅が30〜100μm
で、深さがマスク3の厚さ7の2分の1以上で30μm
以下の凹溝からなるインクダム5を設けている。
説明する。本発明では、図1に示すようにマスク3の印
刷面3b側に該マスク3の開口部6の端部より20〜1
00μmの距離をおいて外側に、幅が30〜100μm
で、深さがマスク3の厚さ7の2分の1以上で30μm
以下の凹溝からなるインクダム5を設けている。
【0010】またマスク3の開口部6の端部からインク
ダム5までの距離(以後、「開口部エッジ幅」と称す
る)10は、短ければ短いほど印刷後のインクパターン
寸法が開口寸法に近くなり、得られるインクパターン寸
法精度が向上するため望ましいことである。しかしなが
ら開口部エッジ幅10が20μm未満となると、開口部
6のエッジ11(図3参照)が洗浄布により削られて、
丸みを帯びてしまうため、かえってインク2がインクダ
ム5に流れ易くなる。このような事態が発生すると、短
時間でインクダム5がインクにより満たされ、さらには
インクがインクダム5から溢れるため、インクの滲み出
しはインクダム5を設けないときよりも広がる可能性が
ある。したがって開口部エッジ幅10は20μm以上と
することが望ましい。特に開口部6が樹脂などの摩耗し
やすい材質からなるときは、開口部エッジ幅10は30
μm以上とする方が望ましい。
ダム5までの距離(以後、「開口部エッジ幅」と称す
る)10は、短ければ短いほど印刷後のインクパターン
寸法が開口寸法に近くなり、得られるインクパターン寸
法精度が向上するため望ましいことである。しかしなが
ら開口部エッジ幅10が20μm未満となると、開口部
6のエッジ11(図3参照)が洗浄布により削られて、
丸みを帯びてしまうため、かえってインク2がインクダ
ム5に流れ易くなる。このような事態が発生すると、短
時間でインクダム5がインクにより満たされ、さらには
インクがインクダム5から溢れるため、インクの滲み出
しはインクダム5を設けないときよりも広がる可能性が
ある。したがって開口部エッジ幅10は20μm以上と
することが望ましい。特に開口部6が樹脂などの摩耗し
やすい材質からなるときは、開口部エッジ幅10は30
μm以上とする方が望ましい。
【0011】またインクダム5の機能は、開口部6から
流れ出したインクを該インクダム5で保持し、それ以上
外側に伸延させないことにあるため、開口部6からイン
クダム5までの間のインクの伸延は防止できない。つま
り開口部エッジ幅10が広いということは、開口部6か
ら流れ出したインク2はインクダム5までは伸延してい
くことになるため、インクパターンの寸法精度の観点か
ら、開口部エッジ幅10は100μm以下とすることが
望ましい。
流れ出したインクを該インクダム5で保持し、それ以上
外側に伸延させないことにあるため、開口部6からイン
クダム5までの間のインクの伸延は防止できない。つま
り開口部エッジ幅10が広いということは、開口部6か
ら流れ出したインク2はインクダム5までは伸延してい
くことになるため、インクパターンの寸法精度の観点か
ら、開口部エッジ幅10は100μm以下とすることが
望ましい。
【0012】一方インクダム5の幅9は、広ければ広い
ほど保持できるインク量が増大するので、インクの保持
能力の観点からは30μm以上とすることが望ましい
が、インクダム5の幅9が100μmを超えるとインク
ダムのエッジ部12(図3参照)が洗浄布により削られ
て摩耗され易くなる。インクダム5のエッジ部12が摩
耗すると、インク保持能力が減少して保持されているイ
ンクがインクダム5より外側に伸延し易くなるため、イ
ンクダム5の幅9は100μm以下とすることが望まし
い。
ほど保持できるインク量が増大するので、インクの保持
能力の観点からは30μm以上とすることが望ましい
が、インクダム5の幅9が100μmを超えるとインク
ダムのエッジ部12(図3参照)が洗浄布により削られ
て摩耗され易くなる。インクダム5のエッジ部12が摩
耗すると、インク保持能力が減少して保持されているイ
ンクがインクダム5より外側に伸延し易くなるため、イ
ンクダム5の幅9は100μm以下とすることが望まし
い。
【0013】またインクダム5の深さ8は、深いものほ
どインク保持量が増大するが、深すぎるとマスク3自体
の機械的強度が下がるため、マスク3の厚さ7の2分の
1以上で30μm以下が望ましい。
どインク保持量が増大するが、深すぎるとマスク3自体
の機械的強度が下がるため、マスク3の厚さ7の2分の
1以上で30μm以下が望ましい。
【0014】使用するインクに特に制限はないが、例え
ば粘度が200〜1000P(ポアズ)のソルダーレジ
ストインクを使用して、開口部が樹脂からなるメッシュ
がステンレスのステンシルスクリーンを用いてTABテ
ープにスクリーン印刷する場合においては、開口部エッ
ジ幅10は30〜50μm、インクダムの幅9は50〜
100μm、インクダムの深さ8は10〜20μmとす
ることが望ましい。ただし、前記インクダムの深さ8は
マスク3の厚さが20〜40μmの場合の値である。
ば粘度が200〜1000P(ポアズ)のソルダーレジ
ストインクを使用して、開口部が樹脂からなるメッシュ
がステンレスのステンシルスクリーンを用いてTABテ
ープにスクリーン印刷する場合においては、開口部エッ
ジ幅10は30〜50μm、インクダムの幅9は50〜
100μm、インクダムの深さ8は10〜20μmとす
ることが望ましい。ただし、前記インクダムの深さ8は
マスク3の厚さが20〜40μmの場合の値である。
【0015】
【実施例】TABテープへのソルダーレジストインクを
用いたスクリーン印刷を例にとって実施例を説明する。
マスクには、直径500μmの複数の遮蔽部を有するメ
ッシュがステンレスで本体が樹脂からなるステンシルス
クリーンマスクを用いた。つまり本実施例のマスクでは
前記遮蔽部以外はすべて開口部6となる。インクダムの
寸法は、開口部エッジ幅を45μm、インクダムの幅を
100μm、インクダムの深さを20μmとした。な
お、マスク全体の厚さ7からメッシュ部分を除いたマス
クの厚さ7は30μmである。
用いたスクリーン印刷を例にとって実施例を説明する。
マスクには、直径500μmの複数の遮蔽部を有するメ
ッシュがステンレスで本体が樹脂からなるステンシルス
クリーンマスクを用いた。つまり本実施例のマスクでは
前記遮蔽部以外はすべて開口部6となる。インクダムの
寸法は、開口部エッジ幅を45μm、インクダムの幅を
100μm、インクダムの深さを20μmとした。な
お、マスク全体の厚さ7からメッシュ部分を除いたマス
クの厚さ7は30μmである。
【0016】前記マスクとTABテープおよび印刷パタ
ーンの関係を図4に基づいて説明すると、35mm角の
ポリイミド基板13の上に接着剤14を介して導電体1
5が接着されてなるTABテープの上に、粘度が200
Pのソルダーレジストインク2を使用して直径500μ
mで寸法精度が±50μmの被印刷部を形成した。
ーンの関係を図4に基づいて説明すると、35mm角の
ポリイミド基板13の上に接着剤14を介して導電体1
5が接着されてなるTABテープの上に、粘度が200
Pのソルダーレジストインク2を使用して直径500μ
mで寸法精度が±50μmの被印刷部を形成した。
【0017】比較のために前記と同一形状ではあるがイ
ンクダムを有しない従来のマスクも準備し、それぞれ2
50回スクリーン印刷を行った。
ンクダムを有しない従来のマスクも準備し、それぞれ2
50回スクリーン印刷を行った。
【0018】その結果本発明のスクリーン印刷用マスク
では、インクが開口部から遮蔽部内に滲み出してもイン
クダムで保持されるため、従来のマスクでは20%であ
った製品歩留まりが90%に向上した。また本発明のマ
スクでは、インクダムのインク保持力に余裕がある内は
マスクの洗浄を行う必要がないため、マスクの印刷面側
の洗浄頻度は10分の1以下に抑えられたので、作業時
間も約70%削減できた。さらにマスクの洗浄回数が減
じたことにより、マスクの開口部エッジの摩耗も少なく
なり、マスクの使用寿命が従来のマスクに比して約50
%以上延長することができた。したがって印刷コストも
従来のマスクを使用した場合より15〜20%程度削減
できた。
では、インクが開口部から遮蔽部内に滲み出してもイン
クダムで保持されるため、従来のマスクでは20%であ
った製品歩留まりが90%に向上した。また本発明のマ
スクでは、インクダムのインク保持力に余裕がある内は
マスクの洗浄を行う必要がないため、マスクの印刷面側
の洗浄頻度は10分の1以下に抑えられたので、作業時
間も約70%削減できた。さらにマスクの洗浄回数が減
じたことにより、マスクの開口部エッジの摩耗も少なく
なり、マスクの使用寿命が従来のマスクに比して約50
%以上延長することができた。したがって印刷コストも
従来のマスクを使用した場合より15〜20%程度削減
できた。
【0019】
【発明の効果】以上述べた通り本発明のインクダムを設
けたスクリーン印刷用マスクを用いることにより、イン
クの滲み出しが抑制されるため製品歩留まりが向上し、
またマスクの洗浄頻度が抑えられるため作業時間が短縮
され、さらにマスクの洗浄回数が減じられたことにより
マスクの開口部エッジの摩耗も少なくなり、マスクの使
用寿命も延長することができ、したがって印刷コストを
従来のものよりも削減することができるなど工業的に極
めて有用なものである。
けたスクリーン印刷用マスクを用いることにより、イン
クの滲み出しが抑制されるため製品歩留まりが向上し、
またマスクの洗浄頻度が抑えられるため作業時間が短縮
され、さらにマスクの洗浄回数が減じられたことにより
マスクの開口部エッジの摩耗も少なくなり、マスクの使
用寿命も延長することができ、したがって印刷コストを
従来のものよりも削減することができるなど工業的に極
めて有用なものである。
【図1】本発明のスクリーン印刷用マスクの断面図であ
る。
る。
【図2】従来のスクリーン印刷法を説明する概略図であ
る。
る。
【図3】インクダム部分の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例によるマスクとTABテープお
よび印刷パターンの関係を示す断面図である。
よび印刷パターンの関係を示す断面図である。
1 スキージ 2 インク 3 スクリーン印刷用マスク 4 被印刷物 5 インクダム 6 開口部 7 マスク厚さ 8 インクダム深さ 9 インクダム幅 10 開口部エッジ幅 11 開口部エッジ 12 インクダムエッジ部 13 ポリイミド基板 14 接着剤 15 導電体
Claims (3)
- 【請求項1】 スクリーン印刷に用いる印刷マスクにお
いて、スクリーン印刷マスクの被印刷物に対峙する印刷
面側のインク吐出部である開口部近傍の周辺に、凹溝か
らなるインクダムが設けられていることを特徴とするス
クリーン印刷用マスク。 - 【請求項2】 前記スクリーン印刷用マスクの開口部の
端部からインクダムまでの距離が20μm以上で100
μm以下であり、該インクダムの幅が30μm以上で1
00μm以下であり、かつインクダムの深さが前記マス
クの厚さの2分の1以上で30μm以下であることを特
徴とする請求項1記載のスクリーン印刷用マスク。 - 【請求項3】 前記被印刷物がTABテープであること
を特徴とする請求項1または2記載のスクリーン印刷用
マスク。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155903A JPH10329444A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | スクリーン印刷用マスク |
TW087108295A TW414758B (en) | 1997-05-29 | 1998-05-28 | Mask for use in screen printing |
KR1019980019680A KR19980087489A (ko) | 1997-05-29 | 1998-05-29 | 스크린 인쇄용 마스크 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155903A JPH10329444A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | スクリーン印刷用マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10329444A true JPH10329444A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15616042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9155903A Pending JPH10329444A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | スクリーン印刷用マスク |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10329444A (ja) |
KR (1) | KR19980087489A (ja) |
TW (1) | TW414758B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8141484B2 (en) | 2005-06-17 | 2012-03-27 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Screen printing plate and screen printing apparatus |
JP2016049703A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 日立マクセル株式会社 | 印刷用マスク及びその製造方法 |
JP2018111322A (ja) * | 2018-04-04 | 2018-07-19 | マクセルホールディングス株式会社 | 印刷用マスク |
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1997
- 1997-05-29 JP JP9155903A patent/JPH10329444A/ja active Pending
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1998
- 1998-05-28 TW TW087108295A patent/TW414758B/zh not_active IP Right Cessation
- 1998-05-29 KR KR1019980019680A patent/KR19980087489A/ko not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8141484B2 (en) | 2005-06-17 | 2012-03-27 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | Screen printing plate and screen printing apparatus |
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TW414758B (en) | 2000-12-11 |
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