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JPH10326971A - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

Info

Publication number
JPH10326971A
JPH10326971A JP13552997A JP13552997A JPH10326971A JP H10326971 A JPH10326971 A JP H10326971A JP 13552997 A JP13552997 A JP 13552997A JP 13552997 A JP13552997 A JP 13552997A JP H10326971 A JPH10326971 A JP H10326971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
hole
wiring board
printed wiring
plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13552997A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Mori
聖二 森
Satoshi Hirano
訓 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP13552997A priority Critical patent/JPH10326971A/ja
Publication of JPH10326971A publication Critical patent/JPH10326971A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷熱試験を繰り返し行ったとしても内部にク
ラックが発生しないプリント配線板を提供する。 【解決手段】 プリント配線板10は、ベース絶縁層3
とビルドアップ絶縁層10の間に設けられたベース導体
回路9と、ベース絶縁層3とベース導体回路9とを厚さ
方向に貫通しビルドアップ絶縁層10に面して開口する
ように設けられたメッキホール7と、このメッキホール
7内に充填された充填樹脂層8とを備えている。メッキ
ホール7のうちビルドアップ絶縁層10に面して開口し
ている開口部7aの開口面積は、その略中央を層方向に
切断したときの断面積よりも大きい。このため、充填樹
脂層8とベース絶縁層3との間にせん断応力が発生した
としても、その応力は上記開口面積から上記断面積を引
いた面積部分で受けられるのでクラックが発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素子
を実装するのに用いられるプリント配線板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的なプリント配線板として
は、銅箔などの導体層を絶縁性フィルムに接着し、その
導体層をエッチングなどにより処理して所定パターンの
導体回路を形成したものが使用されており、特に近年で
は実装密度を高めるために多層プリント配線板が用いら
れている。
【0003】また、近年は半導体パッケージの縮小化、
実装形態の変化に伴い、回路の細線化、回路隙間の縮小
化、回路の多層化即ち高密度化など(これらを総称して
ファイン化という)が要求されている。このようなファ
イン化の要求に応える多層プリント配線板は、通常、図
11に示すように、ベース絶縁層103の両面にベース
導体回路109が形成され、その両ベース導体回路10
9がメッキスルーホール107(内壁面がメッキされた
スルーホール)を介して電気的に接続され、更にベース
絶縁層103の上下両面に複数のビルドアップ絶縁層1
10、116、118及び複数のビルドアップ導体回路
114、117が積層された構造を有している。
【0004】これらのビルドアップ導体回路114、1
17は、導体ラインであったり、他の導体回路との接続
のためのバイアホールを備えているものであったりす
る。多層プリント配線板のメッキスルーホール107の
上下位置には、このようなビルドアップ導体回路11
4、117が存在する場合もあるし(図11参照)、ビ
ルドアップ導体回路114、117が存在せずビルドア
ップ絶縁層110、116、118のみが存在する場合
もある。
【0005】なお、メッキスルーホール107内には充
填樹脂層108が設けられている。また、ビルドアップ
導体回路114はメッキバイアホール115(内壁面が
メッキされたバイアホール)を介してベース導体回路1
19に接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
した多層プリント配線板は、ハンダのリフロー等、高温
にさらされることがある一方、半導体素子が実装された
あと実際に使用される環境温度が氷点下に達することも
ある。したがって、このような多層プリント配線板は、
温度の高低にかかわらず、電気的な接続が保たれている
必要がある。また、多層プリント配線板は回路が細線化
・多層化されているため、配線板内にはさまざまな残留
応力が加わった状態にある。特に、メッキスルーホール
107やメッキバイアホール115のうちエッジ部分E
(図11中、破線の円で囲んだ部分)には高い応力が加
わっており、このエッジ部分Eを起点としてビルドアッ
プ絶縁層110、116にクラックCが発生しやすい。
【0007】また、図11のようにメッキスルーホール
107の上下位置にビルドアップ導体回路114、11
7が存在する場合には、そのビルドアップ導体回路11
4、117のエッジ部分からクラックが発生することも
ある。このことから、多層プリント配線板の信頼性を評
価するために、冷熱試験を繰り返し行うことがある。例
えば、MPU(マイクロプロセッサユニット)用の多層
プリント配線板の冷熱試験としては、MIL−STD
(ミルスタンダード)のコンディションBの熱衝撃試験
に準じたもの、具体的には−55℃の液槽と125℃の
液槽に所定時間ずつ交互に浸漬する操作を1サイクルと
する試験、を採用することがある。そして、この冷熱試
験を所定サイクル行った後に、多層プリント配線板の内
部にクラックが発生したか否かによって、信頼性を評価
する。具体的には、クラックが発生した場合、そのクラ
ックが周りの雰囲気から水分を吸収して回路をショート
させることがあるため、電気的接続の信頼性が損なわれ
るおそれがあると評価する。
【0008】ここで、冷熱試験における多層プリント配
線板のメッキスルーホール107の近傍に発生する応力
を考えると、ベース絶縁層103と充填樹脂層108と
の上下方向の熱膨張率が異なる場合、例えば充填樹脂層
108の熱膨張率よりも、ベース絶縁層103の熱膨張
率が大きい場合、冷熱試験の低温側では、図12(a)
に示すようにベース絶縁層103が充填樹脂層108よ
りも大きく収縮するため、メッキスルーホール107の
外周に沿ってせん断応力が発生して充填樹脂層108が
ドーム型に変形する。また、高温時では、図12(b)
に示すように、低温時の逆方向に応力が加わる。
【0009】このようなせん断応力が繰り返し加わる
と、図11に示すように、メッキスルーホール107の
エッジ部分Eを起点としてクラックCが発生することが
ある。また、このような応力が加わる領域内にビルドア
ップ導体回路114、117(導体ラインやバイアホー
ル、バイアホールランドなど)が存在すればそのビルド
アップ導体回路114、117の近傍のビルドアップ絶
縁層116、118にクラックが発生したりする。この
点はメッキバイアホール115についても同様である。
【0010】なお、メッキスルーホール107のエッジ
部分Eを起点とするクラックCの方が、メッキバイアホ
ール115のエッジ部分Eを起点とするクラックCより
も発生しやすい。これは、ベース絶縁層103及び充填
樹脂層108の方が、ビルドアップ絶縁層110、11
8に比べて厚いため、大きなせん断応力が発生するから
である。また、クラックの発生要因は熱膨張率の差によ
るものだけではなく、他の要因も考えられる。
【0011】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、冷熱試験を繰り返し行ったとしても内
部にクラックが発生しないプリント配線板を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は、第1絶縁層と第2絶縁層の
間に設けられた導体回路と、前記第1絶縁層と前記導体
回路とを厚さ方向に貫通して前記第2絶縁層に面して開
口すると共に内壁面がメッキされて前記導体回路と電気
的に接続されたメッキホールと、前記メッキホール内に
充填された充填樹脂層とを備えたプリント配線板であっ
て、前記メッキホールのうち前記第2絶縁層に面して開
口している開口部の開口面積は、前記メッキホールの略
中央を層方向に切断したときの断面積よりも大きいこと
を特徴とする。
【0013】かかるプリント配線板では、低温に所定時
間晒した後高温に所定時間晒すという冷熱試験を繰り返
し行ったときに、メッキホールに充填された充填樹脂層
と第1絶縁層との間で応力が発生する。この応力は、従
来例(図11参照)のようにメッキホールのエッジ部分
によって受けられるのではなく、第2絶縁層に面して開
口している開口部の開口面積からメッキホールの略中央
を層方向に切断したときの断面積を差し引いた面積部分
によって受けられる。このように応力は分散されるた
め、クラックが発生するほど大きな応力が部分的に集中
することはない。
【0014】また、従来のプリント配線板と本発明のプ
リント配線板の冷熱試験を行ったときの変形につき、便
宜上メッキ部分を無視してその縦断面を考えると、以下
のようになる。すなわち、従来のプリント配線板では、
図13(a)に示すように、第1絶縁層L1と充填樹脂
層L2の境界Sは縦方向に延びる1直線であるため、こ
のプリント配線板を縦方向に仮想的に分割した場合、第
1絶縁層L1のみの部分と、充填樹脂層L2のみの部分
とに2分される。このため、境界Sを挟んだ両側で熱膨
張による厚さ変化が急激に起こり、この境界Sのエッジ
部分に加わる応力が大きくなる。
【0015】これに対して、本発明のプリント配線板で
は、図13(b)にその一例を示すように、第1絶縁層
L1と充填樹脂層L2との境界Sは1直線ではなく折れ
線(又は屈曲線)であるため、このプリント配線板を縦
方向に仮想的に分割した場合、第1絶縁層L1のみの部
分と、充填樹脂層L2のみの部分とに加えて、その中間
に第1絶縁層L1及び充填樹脂層L2の両者を備えた中
間部分Lmが存在する。この中間部分Lmは、第1絶縁
層L1と充填樹脂層L2との中間程度の熱膨張率を持つ
部分とみなすことができる。このため、熱膨張による中
間部分Lmの変形はなだらかになり、境界Sのエッジ部
分に加わる応力は小さくなる。
【0016】かかるプリント配線板によれば、クラック
の発生原因である上記応力が分散されるため、冷熱試験
を繰り返し行ったとしても内部にクラックが発生しない
という効果が得られる。本発明において、前記第2絶縁
層の上方には他の導体回路及び他の絶縁層が設けられ、
前記メッキホールのうち前記第2絶縁層に面して開口し
ている開口部の上方位置には前記他の導体回路が存在す
るように構成してもよい。かかるプリント配線板では、
仮に充填樹脂層と第1絶縁層との間で応力が発生してク
ラックが発生したとすると、メッキホールの開口部の上
方位置に存在する導体回路が切断されたりするおそれが
あるため、ダメージが大きい。このため、クラックの発
生を防止する必要性が高いものである。従って、本発明
の効果即ち内部にクラックが発生するのを防止するとい
う効果が顕著に得られる。
【0017】また、本発明において、前記第1絶縁層を
なす絶縁材と前記充填樹脂層をなす樹脂材とは熱膨張率
が異なるように構成してもよい。上述のクラックが発生
する要因は複数存在すると考えられるが、その一つとし
て、第1絶縁層をなす絶縁材と充填樹脂層をなす樹脂材
との熱膨張率が異なる点が挙げられる。この場合、第1
絶縁層と充填樹脂層との間に発生する応力が大きく、こ
のためクラックの発生を防止する必要性が高いものであ
る。従って、本発明の効果即ち内部にクラックが発生す
るのを防止するという効果が顕著に得られる。
【0018】また、本発明において、前記第1絶縁層を
ベース絶縁層とし、前記第2絶縁層をこのベース絶縁層
に積層されたビルドアップ絶縁層としてもよい。ここ
で、ベース絶縁層とは、プリント配線板(片面配線板、
両面配線板、多層配線板などを含む)の基層であり、例
えば両面配線板のコア基板が挙げられる。この場合、ベ
ース絶縁層は他の絶縁層に比べて厚いため、充填樹脂層
との膨張差が大きく、発生する応力も大きくなり、クラ
ックの発生を防止する必要性が高い。従って、本発明の
効果即ち内部にクラックが発生するのを防止するという
効果が顕著に得られる。
【0019】更に、本発明において、前記メッキホール
は、層方向に切断したときの断面積が前記開口部に向か
って徐々に大きくなるように形成されていることが好ま
しい。この場合、前記メッキホールの開口部周辺は略テ
ーパ状に形成されるので、せん断応力が集中しやすい箇
所(例えば断面における角度が略直角の部分)がメッキ
ホール内に存在せず、このためクラックの発生をより確
実に防止できるという効果が得られる。なお、メッキホ
ールの開口部周辺は開口部に向かって湾曲しながら広が
る形状に形成すれば、せん断応力の集中しやすい角張っ
た部分がメッキホール内に存在しないため、より好まし
い。
【0020】更にまた、本発明において、前記開口部の
開口面積は、前記メッキホールの略中央を層方向に切断
したときの断面積の1.1倍以上であることが好まし
い。この場合、実際に−55℃の液槽と125℃の液槽
に所定時間ずつ交互に浸漬する操作を1サイクルとする
試験を1000サイクル行った後も、プリント配線板の
内部にクラックが発生しなかった。このため、過酷な冷
熱試験を繰り返した後も内部にクラックが発生せず、信
頼性が非常に高いプリント配線板を提供できるという効
果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。 [実施例1]図1は本実施例の多層プリント配線板の縦
断面図である。
【0022】本実施例の多層プリント配線板1のうち、
ベース絶縁層3の上下両面には、ベース導体回路9が形
成されている。このベース導体回路9は、ベース絶縁層
3とビルドアップ絶縁層10との間に設けられている。
メッキスルーホール7は、ベース絶縁層3とベース導体
回路9とを厚さ方向に貫通してビルドアップ絶縁層10
に面して開口している。このメッキスルーホール7は、
両ベース導体回路9を電気的に接続している。また、メ
ッキスルーホール7の内部には、ベース絶縁層3とは熱
膨張率の異なる充填樹脂層8が設けられている。
【0023】メッキスルーホール7のうちビルドアップ
絶縁層10に面して開口している開口部7aの開口面積
は、このメッキスルーホール7の略中央を層方向に切断
したときの断面積よりも大きくなるように形成されてい
る。具体的には、メッキスルーホール7は、層方向に切
断したときの断面積が開口部7aに向かって徐々に大き
くなるように略テーパ状に形成されている。本実施例で
は、メッキスルーホール7の開口部7aの内径がφ37
0μm、略中央の内径がφ330μm、テーパ角度が約
45度である。
【0024】ビルドアップ絶縁層10は、ベース導体回
路9を含むベース絶縁層3に積層されている。このビル
ドアップ絶縁層10の上面にはビルドアップ導体回路1
4が設けられている。このビルドアップ導体回路14の
一部は、メッキスルーホール7の開口部7aの上方位置
に存在している。
【0025】メッキバイアホール15は、ビルドアップ
絶縁層10とビルドアップ導体回路14とを厚さ方向に
貫通してビルドアップ絶縁層16に面して開口してい
る。また、このメッキバイアホール15は、ベース導体
回路9とビルドアップ導体回路14とを電気的に接続し
ている。このメッキバイアホール15のうちビルドアッ
プ絶縁層16に面して開口している開口部15aの開口
面積は、このメッキバイアホール15の略中央を層方向
に切断したときの断面積よりも大きくなるように形成さ
れている。具体的には、メッキバイアホール15は、層
方向に切断したときの断面積が開口部15aに向かって
徐々に大きくなるように略テーパ状に形成されている。
【0026】ビルドアップ絶縁層16は、ビルドアップ
導体回路14を含むビルドアップ絶縁層10を覆うよう
に積層され、その一部がメッキバイアホール15内に充
填されている。また、ビルドアップ絶縁層16の上面に
はビルドアップ導体回路17が設けられている。このビ
ルドアップ導体回路17の一部は、メッキスルーホール
7の開口部7aの上方位置に存在している。更に、ビル
ドアップ絶縁層18は、このビルドアップ導体回路17
を含むビルドアップ絶縁層16を覆うように積層されて
いる。
【0027】尚、図1ではプリント配線板のうち概ね上
側半分のみを示したが、下側半分も上側半分と同様、各
層を備えている。以上の多層プリント配線板1におい
て、各ビルドアップ絶縁層10、16、18は厚さ50
〜60μm程度であり、ベース導体回路9、各ビルドア
ップ導体回路14、17は厚さ10〜30μm程度であ
る。
【0028】この多層プリント配線板1の製造工程につ
き、図2に基づいて以下に説明する。図2は本実施例の
多層プリント配線板の製造工程図である。尚、図2では
プリント配線板のうち上側半分のみを示したが、下側半
分も同様にして各層を形成した。
【0029】(A)ホール穿設工程(図2(a)参照) まず、コア基材として、ガラスエポキシ系の両面銅張り
積層板2(FR−4、板厚0.8mm)を用意した。こ
の積層板2は、ベース絶縁層3の上下両面に厚さ18μ
mの銅箔4が張り付けられたものである。この積層板2
にドリルマシーンを用いて、ベース絶縁層3を上下方向
に貫通するスルーホール5、及び、このスルーホール5
に連なり銅箔4を上下方向に貫通する銅箔ホール部4a
を設けた。
【0030】(B)テーパ形成工程(図2(b)参照) 次に、積層板2の表面に図示しないドライフィルムフォ
トレジストを貼り付け、露光、現像を行うことにより、
このドライフィルムフォトレジストにスルーホール5の
内径と略同じ大きさの穴を開けた。この状態で過硫酸
(硫酸+過酸化水素10wt%)により銅箔4をエッチ
ングすることにより、銅箔ホール部4aのエッジ部分を
徐々に侵食させ、このエッジ部分を略テーパ状に形成し
た。
【0031】(C)パネルメッキ工程(図2(c)参
照) 次に、積層板2の全面つまり銅箔4の表面、銅箔ホール
部4aの内壁及びスルーホール5の内壁に、いわゆるパ
ネルメッキ(つまり無電解銅メッキとそれに続く電解銅
メッキ)を施すことにより、メッキ層6を形成した。こ
のメッキ層6のうち、銅箔ホール部4aの内壁を覆って
いる部分をホール部6a、スルーホール5の内壁を覆っ
ている部分をメッキ部6b、と称した。また、このホー
ル部6aとメッキ部6bとを併せた部分がメッキスルー
ホール7である。
【0032】尚、本実施例では、銅箔ホール部4aのエ
ッジ部分を略テーパ状に形成したため、パネルメッキを
行う際にメッキ液が銅箔ホール部4a及びスルーホール
5の内部にスムーズに入り込み、またメッキ液内の気泡
が抜けやすかった。このため、メッキスルーホール7に
メッキ不良箇所が発生するのを防止できた。
【0033】(D)ベース導体回路及び充填樹脂層の形
成工程(図2(d)参照) 次に、積層板2の上下両面のメッキ層6に図示しないフ
ォトレジストを塗布し、その後そのフォトレジストを露
光・現像して所定パターンに形成し、エッチングしてベ
ース絶縁層3上の銅箔4及びメッキ層6が所定パターン
となるように処理することにより、ベース導体回路9を
形成した。ベース導体回路9はベース絶縁層3の上下両
面に形成されるが、これらはメッキスルーホール7によ
って電気的に接続されている。
【0034】次に、メッキスルーホール7に周知の黒化
処理を施した後、このメッキスルーホール7の内部に穴
埋め用の充填樹脂(熱膨張率α=28×10-6/℃(上
記ベース絶縁層3とは熱膨張率が異なる))を周知の印
刷方法にて穴埋めし、180℃×120分乾燥すること
により充填樹脂層8を形成した。なお、上記の黒化処理
は、メッキスルーホール7と穴埋め用の充填樹脂との密
着強度を上げるための周知の処理である。
【0035】尚、本実施例では、メッキスルーホール7
の開口部周辺が略テーパ状であるため、充填樹脂で穴埋
めを行う際に充填樹脂がメッキスルーホール7にスムー
ズに入り込み、また充填樹脂内の気泡が抜けやすかっ
た。このため、充填樹脂層8内にボイドが発生するのを
防止できた。
【0036】(E)積層工程(図2(e),(f)参
照) 次に、ベース絶縁層3の上面に、プリプレグ10’の上
に銅箔12がセットされた銅箔付きエポキシ系樹脂材を
真空熱プレス機を用いて積層した。ここでプリプレグと
は、成形材料の一種で、硬化材のほか着色材や充填材を
適当な割合で混合した熱硬化性樹脂を乾燥させて半硬化
したもの、あるいは、前記熱硬化性樹脂をガラスクロス
やガラスマット等の基材に含浸、乾燥させて半硬化した
ものをいう。銅箔付きエポキシ系樹脂材のうち、プリプ
レグ10’をベース導体回路9を含むベース絶縁層3上
に密着させ、この状態で周囲の雰囲気を真空にし、加熱
してプレスすることにより、プリプレグ10’がベース
導体回路9と隙間なく密着した状態でキュアされてビル
ドアップ絶縁層10が形成された(図2(e)参照)。
【0037】次に、銅箔12にバイアホール作成用のコ
ンフォーマルマスクをエッチングにより形成した後、C
2 ガスレーザーによるコンフォーマルイメージ法にて
ビルドアップ絶縁層10にバイアホール11(開口径1
25μm)を形成した。そして、上記テーパ形成工程と
同様にして、銅箔12を上下方向に貫通する銅箔ホール
部12aのエッジ部分を略テーパ状に形成した。その
後、バイアホール11の下部つまりベース導体回路9の
表面に残った樹脂を過マンガン酸カリウムにて除去した
後、公知のサブトラクティブ法によりメッキ層13を形
成し、その後エッチングして所定パターンのビルドアッ
プ導体回路14を形成した(図2(f)参照)。
【0038】なお、メッキ層13のうち、銅箔ホール部
12aの内壁を覆っている部分をホール部13a、バイ
アホール11の内壁を覆っている部分をメッキ部13
b、と称した。また、このホール部13aとメッキ部1
3bとを併せた部分が、メッキバイアホール15であ
る。このメッキバイアホール15はベース導体回路9と
ビルドアップ導体回路14とを電気的に接続している。
【0039】その後、図1に示すように、ビルドアップ
導体回路14を含むビルドアップ絶縁層10の上面にビ
ルドアップ絶縁層16を形成し、そのビルドアップ絶縁
層16の上面にビルドアップ導体回路17を形成した。
このビルドアップ絶縁層16、ビルドアップ導体回路1
7は、上記ビルドアップ絶縁層10、ビルドアップ導体
回路14と同様にして形成した。そして最後に、ビルド
アップ導体回路17を含むビルドアップ絶縁層16の上
面にソルダーレジストを所定の厚みに印刷して形成し、
ビルドアップ絶縁層18とした。これにより、図1に示
す多層プリント配線板1を得た。
【0040】[実施例2]図3は本実施例の多層プリン
ト配線板のメッキスルーホール開口部周辺の断面図であ
る。本実施例の多層プリント配線板20は、メッキスル
ーホール27の開口部27aの周辺を段差付きのテーパ
形状とし、この開口部27aの内径をφ400μm、メ
ッキスルーホール27の略中央の内径をφ330μm、
テーパ角度を約45度とした以外は、実施例1の多層プ
リント配線板1と同様の構成である。但し、実施例1の
メッキバイアホール15の開口部周辺についても、同様
の段差付きのテーパ形状とした。なお、実施例1と同様
の構成要素については同じ符号を付した。
【0041】本実施例の多層プリント配線板20の製造
方法は、実施例1のテーパ形成工程において、銅箔4を
エッチングする時間を長くすることにより、銅箔ホール
部24aのエッジ部分を実施例1よりも多く侵食させ、
この銅箔ホール部24aをテーパ状に形成すると共にス
ルーホール25との間に段差を形成した。その他の製造
工程は実施例1と同様である。
【0042】[実施例3]図4は本実施例の多層プリン
ト配線板のメッキスルーホール開口部周辺の断面図であ
る。本実施例の多層プリント配線板30は、メッキスル
ーホール37の開口部37aの周辺を段差形状とし、こ
の開口部37aの内径をφ400μm、メッキスルーホ
ール37の略中央の内径をφ330μmとした以外は、
実施例1の多層プリント配線板1と同様の構成である。
但し、実施例1のメッキバイアホール15の開口部周辺
についても、同様の段差形状とした。なお、実施例1と
同様の構成要素については同じ符号を付した。
【0043】本実施例の多層プリント配線板30の製造
方法は、テーパ形成工程において、積層板2にドライフ
ィルムフォトレジストを貼り付け、露光、現像を行うこ
とにより、このドライフィルムフォトレジストにメッキ
スルーホール37の開口部37aと略同じ大きさ(φ4
50μm)の穴を設けた。この状態で塩化第二鉄により
銅箔4の銅箔ホール部34aをエッチングして、そのエ
ッジ部分を侵食させて銅箔ホール部34aとスルーホー
ル35との間に段差を形成した。その他の製造工程は実
施例1と同様である。
【0044】[実施例4]図5は本実施例の多層プリン
ト配線板のメッキスルーホールの口部周辺の断面図であ
る。本実施例の多層プリント配線板40は、メッキスル
ーホール47の開口部47aの内径がφ430μm、メ
ッキスルーホール47の略中央の内径がφ330μm、
テーパ角度が約45度である以外は、実施例1の多層プ
リント配線板1と同様の構成である。但し、実施例1の
メッキバイアホール15の開口部周辺についても、同様
のテーパ形状とした。なお、実施例1と同様の構成要素
については同じ符号を付した。
【0045】本実施例の多層プリント配線板40の製造
方法は、上記実施例1のテーパ形成工程において、エッ
チングを行う代わりに、ドリルマシーンを用いて銅箔4
及びベース絶縁層3を加工することにより、銅箔ホール
部44a及びスルーホール45をテーパ状に形成した。
その他の製造工程は実施例1と同様である。
【0046】[実施例5]図6は本実施例の多層プリン
ト配線板のメッキスルーホール開口部周辺の断面図であ
る。本実施例の多層プリント配線板50は、メッキスル
ーホール57の開口部57aの周辺を段差形状とし、こ
の開口部57aの内径をφ430μm、メッキスルーホ
ール57の略中央の内径をφ330μmとした以外は、
実施例1の多層プリント配線板1と同様の構成である。
但し、実施例1のメッキバイアホール15の開口部周辺
についても、同様の段差形状とした。なお、実施例1と
同様の構成要素については同じ符号を付した。
【0047】本実施例の多層プリント配線板50の製造
方法は、上記実施例1のテーパ形成工程において、エッ
チングを行う代わりに、エンドミルを用いて銅箔ホール
部54a及びスルーホール55を加工することにより、
スルーホール55の上端側に段差を形成した。その他の
製造工程は実施例1と同様である。
【0048】[実施例6]図7は本実施例の多層プリン
ト配線板のメッキスルーホール開口部周辺の断面図であ
る。本実施例の多層プリント配線板60は、メッキスル
ーホール67の開口部67aの周辺を段差形状とし、こ
の開口部67aの内径をφ430μm、メッキスルーホ
ール7の略中央の内径をφ330μmとした以外は、実
施例1の多層プリント配線板1と同様の構成である。但
し、実施例1のメッキバイアホール15の開口部周辺に
ついても、同様の段差形状とした。なお、実施例1と同
様の構成要素については同じ符号を付した。
【0049】本実施例の多層プリント配線板60の製造
方法は、上記実施例3におけるエッチング時間を短くし
て、銅箔ホール部64aのみを段差形状とした。その他
の製造工程は実施例3と同様である。 [比較例]従来の技術の欄で説明した図11の多層プリ
ント配線板を比較例として製造した。
【0050】この多層プリント配線板は、上記実施例1
の製造工程において、テーパ形成工程を省略し、積層工
程におけるバイアホール11内の銅箔12のエッジ部分
のテーパ形成を省略した以外は、上記実施例1の製造工
程と同様にして製造した。 [冷熱試験]上記実施例1〜6及び上記比較例の各多層
プリント配線板につき、冷熱試験を行った。
【0051】冷熱試験の条件は、MIL−STD(ミル
スタンダード)のコンディションBの熱衝撃試験に準じ
て設定した。具体的には−55℃の浴槽と125℃の浴
槽を準備し、各浴槽に5分ずつ浸漬し、各浴槽間の移動
は5秒で行うことを1サイクルとし、これを1000サ
イクル行った。
【0052】1000サイクル後、各多層プリント配線
板のスルーホール部分を基板表面に垂直に切断し、倍率
25倍、100倍の顕微鏡観察を行い、図11に示した
ような箇所にクラックが発生しているか否か、及び、メ
ッキスルーホール上方位置に存在するビルドアップ導体
回路114、117のエッジ部分を起点としてクラック
が発生しているか否かを判断した。その結果を表1に示
す。
【0053】
【表1】
【0054】上記の結果から、実施例1〜6のように、
メッキスルーホール7、27、37、47、57、67
につき、その開口部7a、27a、37a、47a、5
7a、67aの開口面積がその略中央の断面積よりも大
きい場合には、上記のような過酷な冷熱試験を1000
サイクル行った後でも内部にクラックは発生しなかっ
た。同様に、メッキバイアホール15の周辺にもクラッ
クは発生しなかった。
【0055】このような結果が得られた理由については
以下のように考えられる。即ち、充填樹脂層8とベース
絶縁層3との熱膨張率が異なるため、冷熱試験を行うと
両者の間で応力が発生する。この応力は、上記比較例
(図11参照)のようにメッキスルーホール107のエ
ッジ部分Eが略直角になっている場合には、このエッジ
部分Eに集中して作用するため、このエッジ部分Eを起
点として絶縁層110にクラックが発生する。しかし、
上記実施例1〜6のようにエッジ部分をテーパ形状にし
たり段差形状にすれば、その応力は開口部7a、27
a、37a、47a、57a、67aの開口面積から略
中央の断面積を差し引いた面積部分によって受けられる
ため、その応力は分散され、クラックが発生するほど大
きな応力が部分的に集中することはない。この結果、ク
ラックが発生しなかったと考えられる。
【0056】また、充填樹脂層8とベース絶縁層3との
境界は折れ線であるため、このプリント配線板を縦方向
に仮想的に分割した場合、ベース絶縁層3のみの部分
と、充填樹脂層8のみの部分とに加えて、その中間にベ
ース絶縁層3及び充填樹脂層8の両者を備えた中間部分
(図13の中間部分Lmを参照)が存在する。この中間
部分は、ベース絶縁層3と充填樹脂層8との中間程度の
熱膨張率を持つ部分とみなすことができる。このため、
熱膨張による中間部分の変形はなだらかになり、エッジ
部分に加わる応力は小さくなり、この点からもクラック
が発生しなかったと考えられる。
【0057】以上の点はバイアスルーホールに関しても
同様である。なお、上記実施例1〜6において、実施例
1、4のメッキスルーホール7、47は略直角の段差を
有さないため、応力をより確実に分散できる点で好まし
い。また、実施例1と実施例4、あるいは、実施例3と
実施例5を比較すると、実施例4、実施例5の方が応力
を受ける面積が大きいため、応力をより確実に分散でき
る点で好ましい。
【0058】また、実施例5と実施例6とを比較する
と、実施例5の方が好ましい。応力の発生は、主にベー
ス絶縁層3と充填樹脂層8の膨張差により発生するが、
実施例5の方がベース絶縁層3の厚み方向が減少する
分、発生する応力が低くなるからである。
【0059】また、上記実施例1〜6では、いずれも銅
箔ホール部4a、24a、34a、44a、54a、6
4aの開口面積が広く形成されているため、そのホール
内壁にメッキを形成する際、メッキ液がホール内に入り
込み易く、メッキ液内の気泡が抜け易かった。このた
め、ホール内壁にメッキ不良が発生するのを防止するこ
とができた。また、メッキスルーホール7、27、3
7、47、57、67の開口面積が広く形成されている
ため、樹脂で穴埋めする際、充填樹脂がホール内に入り
込み易く、充填樹脂内の気泡が抜け易かった。このた
め、充填樹脂層8内のボイドの発生を防止することがで
きた。これらの効果は、(メッキ)バイアホールについ
ても同様であった。また、これらの効果はメッキスルー
ホールの開口が段差状の場合よりもテーパ状の場合の方
がより有効に得られた。
【0060】尚、本発明の実施の形態は、上記実施例に
何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属
する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、メッキスルーホールの形成する手順について
は、上記実施例に限定されず、どのような手順で形成し
てもよい。例えば、図8に示すように、BT系積層板な
どのように両面が銅張りされていない積層板72を用意
し、厚み方向に貫通するスルーホール75を設け(図8
(a)参照)、その後パネルメッキを行って積層板72
の両面及びスルーホール75の内壁にメッキ層を形成
し、続いてメッキ層のエッジ部分を略テーパ状に加工す
ることにより、開口部77aが略テーパ状に広がるメッ
キスルーホール77を形成してもよい(図8(b)参
照)。
【0061】あるいは、図9に示すように、両面が銅張
りされていない積層板82を用意し、厚み方向に貫通す
るスルーホール85を設け、このスルーホール85のエ
ッジ部分をテーパ形状に加工し(図9(a)参照)、続
いてパネルメッキによりメッキ層を形成して開口部87
aが略テーパ状に広がるメッキスルーホール37を形成
してもよい(図9(b)参照)。
【0062】また、メッキスルーホールの断面形状は、
図10に示すように、メッキスルーホール97の開口部
周辺が開口部97aに向かって湾曲しながら広がる形状
に形成してもよい。この場合、せん断応力の集中しやす
い角張った部分が存在しないため、より好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の多層プリント配線板の縦断面図
である。
【図2】 第1実施例の多層プリント配線板の製造工程
図である。
【図3】 第2実施例の多層プリント配線板のうちメッ
キスルーホールの開口部周辺の断面図である。
【図4】 第3実施例の多層プリント配線板のうちメッ
キスルーホールの開口部周辺の断面図である。
【図5】 第4実施例の多層プリント配線板のうちメッ
キスルーホールの開口部周辺の断面図である。
【図6】 第5実施例の多層プリント配線板のうちメッ
キスルーホールの開口部周辺の断面図である。
【図7】 第6実施例の多層プリント配線板のうちメッ
キスルーホールの開口部周辺の断面図である。
【図8】 その他の実施例の多層プリント配線板の製造
工程図である。
【図9】 その他の実施例の多層プリント配線板の製造
工程図である。
【図10】 その他の実施例のメッキスルーホールの開
口部周辺の断面図である。
【図11】 従来例の縦断面図である。
【図12】 従来の多層プリント配線板の温度変化によ
る変形を表す説明図である。
【図13】 プリント配線板の概略縦断面図であり、
(a)は従来例、(b)は本発明の一例である。
【符号の説明】
1・・・多層プリント配線板、2・・・両面銅張り積層
板、3・・・ベース絶縁層、4・・・銅箔、4a・・・
銅箔ホール部、5・・・スルーホール、6・・・メッキ
層、6a・・・ホール部、6b・・・メッキ部、7・・
・メッキスルーホール、7a・・・開口部、8・・・充
填樹脂層、9・・・ベース導体回路、10、16、18
・・・ビルドアップ絶縁層、11・・・バイアホール、
12・・・銅箔、12a・・・銅箔ホール部、13・・
・メッキ層、13a・・・ホール部、13b・・・メッ
キ部、14、17・・・ビルドアップ導体回路、15・
・・メッキバイアホール、15a・・・開口部、16・
・・ビルドアップ絶縁層、18・・・ビルドアップ絶縁
層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1絶縁層と第2絶縁層の間に設けられ
    た導体回路と、 前記第1絶縁層と前記導体回路とを厚さ方向に貫通して
    前記第2絶縁層に面して開口すると共に内壁面がメッキ
    されて前記導体回路と電気的に接続されたメッキホール
    と、 前記メッキホール内に充填された充填樹脂層とを備えた
    プリント配線板であって、 前記メッキホールのうち前記第2絶縁層に面して開口し
    ている開口部の開口面積は、前記メッキホールの略中央
    を層方向に切断したときの断面積よりも大きいことを特
    徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリント配線板であっ
    て、 前記第2絶縁層の上方には他の導体回路及び他の絶縁層
    が設けられ、 前記メッキホールのうち前記第2絶縁層に面して開口し
    ている開口部の上方位置には前記他の導体回路が存在す
    ることを特徴とするプリント配線板。
  3. 【請求項3】 前記第1絶縁層をなす絶縁材と前記充填
    樹脂層をなす樹脂材とは熱膨張率が異なることを特徴と
    する請求項1又は2記載のプリント配線板。
  4. 【請求項4】 前記第1絶縁層はベース絶縁層であり、
    前記第2絶縁層は前記ベース絶縁層に積層されたビルド
    アップ絶縁層であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のプリント配線板。
  5. 【請求項5】 前記メッキホールは、層方向に切断した
    ときの断面積が前記開口部に向かって徐々に大きくなる
    ように形成されていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のプリント配線板。
  6. 【請求項6】 前記開口部の開口面積は、前記メッキホ
    ールの略中央を層方向に切断したときの断面積の1.1
    倍以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載のプリント配線板。
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