JPH10321296A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH10321296A JPH10321296A JP12656997A JP12656997A JPH10321296A JP H10321296 A JPH10321296 A JP H10321296A JP 12656997 A JP12656997 A JP 12656997A JP 12656997 A JP12656997 A JP 12656997A JP H10321296 A JPH10321296 A JP H10321296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- movable member
- connector housing
- urging
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract 2
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半嵌合検知用の付勢弾力を確保するに際して
大型化を防止する。 【解決手段】 付勢部材として雌側コネクタハウジング
20の外周に沿ったコイル部25Aを有するねじりコイ
ルばね25を用い、ねじりコイルばね25を弾性変形さ
せるための可動部材30を周方向に変位させるようにし
た。付勢力を増強する場合には、コイル部25Aの巻き
数を増やせばよいから、コイル部25Aのコイル径は拡
大せずに済む。即ち、半嵌合検知用の付勢力を確保しつ
つ大型化を防止することができる。
大型化を防止する。 【解決手段】 付勢部材として雌側コネクタハウジング
20の外周に沿ったコイル部25Aを有するねじりコイ
ルばね25を用い、ねじりコイルばね25を弾性変形さ
せるための可動部材30を周方向に変位させるようにし
た。付勢力を増強する場合には、コイル部25Aの巻き
数を増やせばよいから、コイル部25Aのコイル径は拡
大せずに済む。即ち、半嵌合検知用の付勢力を確保しつ
つ大型化を防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半嵌合検知機構を
備えたコネクタに関する。
備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】半嵌合検知機能を備えたコネクタとして
は、図8に示すものがある。これは、両コネクタハウジ
ング1,2の嵌合を開始してから正規嵌合に至るまので
の間は、一方(図の左側)のコネクタハウジング1のア
ーム3が他方のコネクタハウジング2のガイド部4によ
り押し上げられて可動部材5を押動することにより圧縮
コイルバネ6を弾縮させ、この圧縮コイルバネ6の弾性
復元力により両コネクタハウジング1,2の間に離脱方
向の付勢力が付与される。したがって、半嵌合状態で嵌
合操作を中断すると、圧縮コイルバネ6の付勢により両
コネクタハウジング1,2が離間させられ、これにより
半嵌合状態であることが検知される。
は、図8に示すものがある。これは、両コネクタハウジ
ング1,2の嵌合を開始してから正規嵌合に至るまので
の間は、一方(図の左側)のコネクタハウジング1のア
ーム3が他方のコネクタハウジング2のガイド部4によ
り押し上げられて可動部材5を押動することにより圧縮
コイルバネ6を弾縮させ、この圧縮コイルバネ6の弾性
復元力により両コネクタハウジング1,2の間に離脱方
向の付勢力が付与される。したがって、半嵌合状態で嵌
合操作を中断すると、圧縮コイルバネ6の付勢により両
コネクタハウジング1,2が離間させられ、これにより
半嵌合状態であることが検知される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタで
は、両コネクタハウジング1,2を離脱方向に付勢する
ため手段として圧縮コイルバネ6を用いているが、小型
化(低背化)を図ろうとすると圧縮コイルバネ6のコイ
ル径を小さくすることが行われる。しかし、コイル径を
小さくすると一般に素線径も小さくなり、結果的にバネ
弾力(付勢力)が弱くなる。そのため、小径の圧縮コイ
ルバネ6を複数本(例えば2本)並べた構造とし、バネ
弾力を確保している。ところが、上記構造では、圧縮コ
イルバネ6を収容するスペースだけでなく、圧縮コイル
バネ6の座屈防止用のガイド(図示せず)を設けるため
のスペースが横方向に必要となる。即ち、従来のコネク
タでは、低背化を図ろうとすると幅が大きくなってしま
うため、小型化は期待できない。本願発明は上記事情に
鑑みて創案されたものであって、小型化を図ることを目
的とするものである。
は、両コネクタハウジング1,2を離脱方向に付勢する
ため手段として圧縮コイルバネ6を用いているが、小型
化(低背化)を図ろうとすると圧縮コイルバネ6のコイ
ル径を小さくすることが行われる。しかし、コイル径を
小さくすると一般に素線径も小さくなり、結果的にバネ
弾力(付勢力)が弱くなる。そのため、小径の圧縮コイ
ルバネ6を複数本(例えば2本)並べた構造とし、バネ
弾力を確保している。ところが、上記構造では、圧縮コ
イルバネ6を収容するスペースだけでなく、圧縮コイル
バネ6の座屈防止用のガイド(図示せず)を設けるため
のスペースが横方向に必要となる。即ち、従来のコネク
タでは、低背化を図ろうとすると幅が大きくなってしま
うため、小型化は期待できない。本願発明は上記事情に
鑑みて創案されたものであって、小型化を図ることを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に嵌合可能な一対のコネクタハウジングと、一方のコネ
クタハウジングに変位可能に設けた可動部材と、前記両
コネクタハウジングの嵌合に伴って前記可動部材を付勢
部材の付勢に抗して変位させる変位手段とを備え、半嵌
合状態では前記付勢部材により両コネクタハウジングの
間に離脱方向の付勢力が付与されるようにしたコネクタ
において、前記可動部材が、嵌合方向を軸とする前記一
方のコネクタハウジングに対して周方向のみの変位を可
能とされ、前記付勢部材が前記一方のコネクタハウジン
グの周方向に沿って配されているとともに前記可動部材
に対して周方向の付勢力を付与可能とされ、前記変位手
段が、嵌合の進行に伴って互いに係合することにより前
記付勢部材の付勢に抗して前記可動部材と他方のコネク
タハウジングとを相対的に螺旋変位させるカム機能部を
備える構成とした。
に嵌合可能な一対のコネクタハウジングと、一方のコネ
クタハウジングに変位可能に設けた可動部材と、前記両
コネクタハウジングの嵌合に伴って前記可動部材を付勢
部材の付勢に抗して変位させる変位手段とを備え、半嵌
合状態では前記付勢部材により両コネクタハウジングの
間に離脱方向の付勢力が付与されるようにしたコネクタ
において、前記可動部材が、嵌合方向を軸とする前記一
方のコネクタハウジングに対して周方向のみの変位を可
能とされ、前記付勢部材が前記一方のコネクタハウジン
グの周方向に沿って配されているとともに前記可動部材
に対して周方向の付勢力を付与可能とされ、前記変位手
段が、嵌合の進行に伴って互いに係合することにより前
記付勢部材の付勢に抗して前記可動部材と他方のコネク
タハウジングとを相対的に螺旋変位させるカム機能部を
備える構成とした。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記付勢部材が、前記一方のコネクタハウジングの
周面に沿ったコイル部を有するねじりコイルばねによっ
て構成されている。請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2の発明において、前記可動部材と前記他方のコネ
クタハウジングの少なくともいずれか一方には、前記カ
ム機能部と逆捻れの螺旋状をなし、正規嵌合に至る直前
の一定領域において前記付勢部材の付勢により前記両コ
ネクタハウジングを正規嵌合方向へ誘導する誘導部が設
けられている構成とした。
て、前記付勢部材が、前記一方のコネクタハウジングの
周面に沿ったコイル部を有するねじりコイルばねによっ
て構成されている。請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2の発明において、前記可動部材と前記他方のコネ
クタハウジングの少なくともいずれか一方には、前記カ
ム機能部と逆捻れの螺旋状をなし、正規嵌合に至る直前
の一定領域において前記付勢部材の付勢により前記両コ
ネクタハウジングを正規嵌合方向へ誘導する誘導部が設
けられている構成とした。
【0006】
<請求項1の発明>付勢部材をコネクタハウジングの周
面に沿って配したので、付勢力を増強する場合には付勢
部材を軸方向に複数並べるようにすれば外径を拡大せず
に済む。即ち、半嵌合検知用の付勢力を確保しつつ大型
化が防止されている。 <請求項2の発明>コネクタハウジングの周面にコイル
部を沿わせているので、コネクタの外径の増大はコイル
の素線径分だけで済み、外径の拡大を最小とすることが
できる。
面に沿って配したので、付勢力を増強する場合には付勢
部材を軸方向に複数並べるようにすれば外径を拡大せず
に済む。即ち、半嵌合検知用の付勢力を確保しつつ大型
化が防止されている。 <請求項2の発明>コネクタハウジングの周面にコイル
部を沿わせているので、コネクタの外径の増大はコイル
の素線径分だけで済み、外径の拡大を最小とすることが
できる。
【0007】<請求項3の発明>両コネクタハウジング
が正規嵌合に近づくと、付勢手段の周方向の付勢力によ
り可動部材と他方のコネクタハウジングが誘導部の螺旋
経路に沿って相対変位しつつ両コネクタハウジングが引
き寄せられて正規嵌合状態となる。即ち、誘導部を設け
たことにより、両コネクタハウジングを確実に正規嵌合
状態に至らしめることができる。
が正規嵌合に近づくと、付勢手段の周方向の付勢力によ
り可動部材と他方のコネクタハウジングが誘導部の螺旋
経路に沿って相対変位しつつ両コネクタハウジングが引
き寄せられて正規嵌合状態となる。即ち、誘導部を設け
たことにより、両コネクタハウジングを確実に正規嵌合
状態に至らしめることができる。
【0008】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態のコネク
タは、雄側コネクタハウジング(本発明の構成要件であ
る他方のコネクタハウジング)10、雌側コネクタハウ
ジング20(本発明の構成要件である一方のコネクタハ
ウジング)、可動部材30及びねじりコイルばね(本発
明の構成要件である付勢部材)25を備えて構成され
る。
図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態のコネク
タは、雄側コネクタハウジング(本発明の構成要件であ
る他方のコネクタハウジング)10、雌側コネクタハウ
ジング20(本発明の構成要件である一方のコネクタハ
ウジング)、可動部材30及びねじりコイルばね(本発
明の構成要件である付勢部材)25を備えて構成され
る。
【0009】雄側コネクタハウジング10は、前方に突
出する概ね円筒形をなすフード部11を有し、このフー
ド部11内には、雄側コネクタハウジング10に取り付
けた雄端子金具の先端のタブ(図示せず)が突出される
ようになっている。フード部11の内周は、上面と下面
が円弧面11Aであるのに対して左右両側面が平坦面1
1Bとなった非円形をなしており、一方の側面には位置
決め溝12が形成されている。
出する概ね円筒形をなすフード部11を有し、このフー
ド部11内には、雄側コネクタハウジング10に取り付
けた雄端子金具の先端のタブ(図示せず)が突出される
ようになっている。フード部11の内周は、上面と下面
が円弧面11Aであるのに対して左右両側面が平坦面1
1Bとなった非円形をなしており、一方の側面には位置
決め溝12が形成されている。
【0010】フード部11の外周には、その前端縁から
後方に向かって螺旋状をなすカム面(本発明の構成要件
であるカム機能部、変位手段)13が形成されている。
カム面13は、フード部11の外周を部分的に段差状に
突出させた拡径部14の側面の一部を構成している。こ
の拡径部14には、カム面13の後端に連なるロック部
15が形成されている。ロック部15はカム面13の後
端に対して周方向に凹んだ形態とされ、このロック部1
5の前側の面が、周方向に沿ったロック面15Aとされ
ている。また、拡径部14におけるカム面13及びロッ
ク部15と反対側の側面は、軸方向に延びたストッパ1
6とされている。
後方に向かって螺旋状をなすカム面(本発明の構成要件
であるカム機能部、変位手段)13が形成されている。
カム面13は、フード部11の外周を部分的に段差状に
突出させた拡径部14の側面の一部を構成している。こ
の拡径部14には、カム面13の後端に連なるロック部
15が形成されている。ロック部15はカム面13の後
端に対して周方向に凹んだ形態とされ、このロック部1
5の前側の面が、周方向に沿ったロック面15Aとされ
ている。また、拡径部14におけるカム面13及びロッ
ク部15と反対側の側面は、軸方向に延びたストッパ1
6とされている。
【0011】雌側コネクタハウジング20は、上記フー
ド部11に嵌合される前側の嵌合部21と、ねじりコイ
ルばね25を取り付けるための後側のバネ取付部22と
を有する。嵌合部21は、フード部11の内にほぼ緊密
に嵌合される形状、即ち上面21Aと下面21Aが円弧
面とされているとともに左右両側面21Bが平坦面とさ
れ、さらに一方の側面に位置決め突部23を有する形状
に成形されている。かかる嵌合部21はフード部11に
対して相対的な回転を規制された状態で軸方向に嵌合・
離脱される。また、位置決め突部23と位置決め溝12
とを設けたことにより、嵌合部21が反転して嵌合され
ることを防止している。
ド部11に嵌合される前側の嵌合部21と、ねじりコイ
ルばね25を取り付けるための後側のバネ取付部22と
を有する。嵌合部21は、フード部11の内にほぼ緊密
に嵌合される形状、即ち上面21Aと下面21Aが円弧
面とされているとともに左右両側面21Bが平坦面とさ
れ、さらに一方の側面に位置決め突部23を有する形状
に成形されている。かかる嵌合部21はフード部11に
対して相対的な回転を規制された状態で軸方向に嵌合・
離脱される。また、位置決め突部23と位置決め溝12
とを設けたことにより、嵌合部21が反転して嵌合され
ることを防止している。
【0012】バネ取付部22の外周は円形をなし、その
バネ取付部22には、ねじりコイルばね25のコイル部
25Aが遊嵌されている。ねじりコイルばね25の両端
のアーム部25Bは、軸方向に屈曲されて前方と後方へ
突出されている。バネ取付部22と嵌合部21との境界
部にはフランジ26が形成され、このフランジ26一部
を切欠して形成したバネ受け溝26Aには前側のアーム
部25Bが係止されている。一方、前側のアーム部25
Bは、後述する可動部材30のバネ受け孔33に係合さ
れている。
バネ取付部22には、ねじりコイルばね25のコイル部
25Aが遊嵌されている。ねじりコイルばね25の両端
のアーム部25Bは、軸方向に屈曲されて前方と後方へ
突出されている。バネ取付部22と嵌合部21との境界
部にはフランジ26が形成され、このフランジ26一部
を切欠して形成したバネ受け溝26Aには前側のアーム
部25Bが係止されている。一方、前側のアーム部25
Bは、後述する可動部材30のバネ受け孔33に係合さ
れている。
【0013】さて、雌側コネクタハウジング20には、
円筒形をなす可動部材30が全周に亘って包囲するよう
に取り付けられている。可動部材30には周方向のガイ
ド溝31が形成され、このガイド溝31には、フランジ
26に突成したガイド突起27が係合されており、この
ガイド溝31とガイド突起27との係合により、可動部
材30が雌側コネクタハウジング20に対して周方向へ
の相対変位を許容され、且つ軸方向の相対移動を規制さ
れている。
円筒形をなす可動部材30が全周に亘って包囲するよう
に取り付けられている。可動部材30には周方向のガイ
ド溝31が形成され、このガイド溝31には、フランジ
26に突成したガイド突起27が係合されており、この
ガイド溝31とガイド突起27との係合により、可動部
材30が雌側コネクタハウジング20に対して周方向へ
の相対変位を許容され、且つ軸方向の相対移動を規制さ
れている。
【0014】可動部材30は、雌側コネクタハウジング
20に対して前方から嵌め込まれるが、このときにガイ
ド突起27は、可動部材30の後端縁に開口する誘導溝
32を通してガイド溝31に誘導される。また、可動部
材30の後端には、その内周側への突出部を貫通するよ
うにバネ受け孔33が形成されており、このバネ受け孔
33にねじりコイルばね25の後側のアーム部25Bが
係合されている。なお、ねじりコイルばね25は可動部
材30より先にバネ取付部22に嵌合されており、可動
部材30を雌側コネクタハウジング20に組み付けた後
に、後側のアーム部25Bを少し前方へ変位させてバネ
受け孔33に差し込む。
20に対して前方から嵌め込まれるが、このときにガイ
ド突起27は、可動部材30の後端縁に開口する誘導溝
32を通してガイド溝31に誘導される。また、可動部
材30の後端には、その内周側への突出部を貫通するよ
うにバネ受け孔33が形成されており、このバネ受け孔
33にねじりコイルばね25の後側のアーム部25Bが
係合されている。なお、ねじりコイルばね25は可動部
材30より先にバネ取付部22に嵌合されており、可動
部材30を雌側コネクタハウジング20に組み付けた後
に、後側のアーム部25Bを少し前方へ変位させてバネ
受け孔33に差し込む。
【0015】雌側コネクタハウジング20に可動部材3
0とねじりコイルばね25を組み付けると、ねじりコイ
ルばね25はそのコイル部25Aを弾性変形させない自
由状態となり、この状態では、図2に示すように、ガイ
ド突起27が誘導溝32に対して周方向に少しずれて位
置する。したがって、可動部材30が雌側コネクタハウ
ジング20に対して前方へ抜ける虞はない。可動部材3
0には、その内周を部分的に突出させることにより、概
ねL字形をなす縮径部34が形成されている。この縮径
部34の前面は、雄側コネクタハウジング10のカム面
13と対応するように概ね螺旋方向を向いた弧状をなす
カム面(本発明の構成要件であるカム機能部、変位手
段)35が形成されている。このカム面35が、両コネ
クタハウジング10,20の嵌合過程で雄側コネクタハ
ウジング10のカム面13と係合することにより、可動
部材30を周方向に変位させつつねじりコイルばね25
を弾性変形させるようになっている。
0とねじりコイルばね25を組み付けると、ねじりコイ
ルばね25はそのコイル部25Aを弾性変形させない自
由状態となり、この状態では、図2に示すように、ガイ
ド突起27が誘導溝32に対して周方向に少しずれて位
置する。したがって、可動部材30が雌側コネクタハウ
ジング20に対して前方へ抜ける虞はない。可動部材3
0には、その内周を部分的に突出させることにより、概
ねL字形をなす縮径部34が形成されている。この縮径
部34の前面は、雄側コネクタハウジング10のカム面
13と対応するように概ね螺旋方向を向いた弧状をなす
カム面(本発明の構成要件であるカム機能部、変位手
段)35が形成されている。このカム面35が、両コネ
クタハウジング10,20の嵌合過程で雄側コネクタハ
ウジング10のカム面13と係合することにより、可動
部材30を周方向に変位させつつねじりコイルばね25
を弾性変形させるようになっている。
【0016】また、縮径部34には、正規嵌合状態にお
いて雄側コネクタハウジング10のロック面15Aに対
して軸方向に当接することにより両コネクタハウジング
10,20の離脱を規制するロック面36が形成されて
いる。さらに、縮径部34には、正規嵌合状態において
雄側コネクタハウジング10のカム面13の後端に対し
て周方向に当接する受け面37が形成されている。ま
た、可動部材30の内周には、雄側コネクタハウジング
10のストッパ16と当接可能なストッパ38が形成さ
れている。
いて雄側コネクタハウジング10のロック面15Aに対
して軸方向に当接することにより両コネクタハウジング
10,20の離脱を規制するロック面36が形成されて
いる。さらに、縮径部34には、正規嵌合状態において
雄側コネクタハウジング10のカム面13の後端に対し
て周方向に当接する受け面37が形成されている。ま
た、可動部材30の内周には、雄側コネクタハウジング
10のストッパ16と当接可能なストッパ38が形成さ
れている。
【0017】次に、本実施形態の作用について説明す
る。両コネクタハウジング10,20の嵌合を開始する
と、可動部材30の前端がフード部11の外周に嵌合さ
れるとともに、嵌合部21がフード部11の内周に嵌合
され、双方のカム面13,35が当接するようになる。
この状態からさらに嵌合を進めると、双方のカム面1
3,35が係合し、可動部材30と雄側コネクタハウジ
ング10との間に斜め方向の反力が生じる。このとき、
非円形断面の嵌合部21とフード部11との嵌合によっ
て雄雌両コネクタハウジング10,20の相対回転が規
制されているとともに、可動部材30の雌側コネクタハ
ウジング20に対する軸方向の相対移動が規制されてい
るので、両コネクタハウジング10,20の嵌合が進む
のに伴い、両カム面13,35の係合によって可動部材
30が両コネクタハウジング10,20に対して相対的
に周方向へ回転する(図4を参照)。
る。両コネクタハウジング10,20の嵌合を開始する
と、可動部材30の前端がフード部11の外周に嵌合さ
れるとともに、嵌合部21がフード部11の内周に嵌合
され、双方のカム面13,35が当接するようになる。
この状態からさらに嵌合を進めると、双方のカム面1
3,35が係合し、可動部材30と雄側コネクタハウジ
ング10との間に斜め方向の反力が生じる。このとき、
非円形断面の嵌合部21とフード部11との嵌合によっ
て雄雌両コネクタハウジング10,20の相対回転が規
制されているとともに、可動部材30の雌側コネクタハ
ウジング20に対する軸方向の相対移動が規制されてい
るので、両コネクタハウジング10,20の嵌合が進む
のに伴い、両カム面13,35の係合によって可動部材
30が両コネクタハウジング10,20に対して相対的
に周方向へ回転する(図4を参照)。
【0018】この可動部材30の相対回転により、ねじ
りコイルばね25が弾性変形させられて弾性復元力が生
じ、その弾性復元力は両コネクタハウジング10,20
の嵌合が進むのに伴って増大していく。そして、このね
じりコイルばね25の弾性復元力により両コネクタハウ
ジング10,20の間には離脱方向の付勢力が付与され
る。したがって、嵌合途中の状態で両コネクタハウジン
グ10,20の嵌合動作を中断した場合には、ねじりコ
イルばね25の付勢により両コネクタハウジング10,
20が強制的に離脱させられることになり、この離脱動
作によって両コネクタハウジング10,20が半嵌合で
あったことが検知される。
りコイルばね25が弾性変形させられて弾性復元力が生
じ、その弾性復元力は両コネクタハウジング10,20
の嵌合が進むのに伴って増大していく。そして、このね
じりコイルばね25の弾性復元力により両コネクタハウ
ジング10,20の間には離脱方向の付勢力が付与され
る。したがって、嵌合途中の状態で両コネクタハウジン
グ10,20の嵌合動作を中断した場合には、ねじりコ
イルばね25の付勢により両コネクタハウジング10,
20が強制的に離脱させられることになり、この離脱動
作によって両コネクタハウジング10,20が半嵌合で
あったことが検知される。
【0019】両コネクタハウジング10,20の嵌合が
中断されずに最後まで行われると、両コネクタハウジン
グ10,20が正規嵌合状態となる。このとき、図5に
示すように可動部材30のカム面35が雄側コネクタハ
ウジング10のカム面13の後端を通過し、ねじりコイ
ルばね25の弾性復元力により、図3に示すように、可
動部材30の縮径部34の爪状部分が雄側コネクタハウ
ジング10のロック部15に進入して受け面37とカム
面13の後端とが周方向に突き当たる状態に保持され
る。この状態では、双方のロック面15A,36が軸方
向に引っ掛かるので、正規嵌合された両コネクタハウジ
ング10,20が離脱不能にロックされる。
中断されずに最後まで行われると、両コネクタハウジン
グ10,20が正規嵌合状態となる。このとき、図5に
示すように可動部材30のカム面35が雄側コネクタハ
ウジング10のカム面13の後端を通過し、ねじりコイ
ルばね25の弾性復元力により、図3に示すように、可
動部材30の縮径部34の爪状部分が雄側コネクタハウ
ジング10のロック部15に進入して受け面37とカム
面13の後端とが周方向に突き当たる状態に保持され
る。この状態では、双方のロック面15A,36が軸方
向に引っ掛かるので、正規嵌合された両コネクタハウジ
ング10,20が離脱不能にロックされる。
【0020】また、両コネクタハウジング10,20を
離脱する際には、ロック面15A,36同士が外れる方
向へ可動部材30を周方向に移動させ、そのままの状態
で両コネクタハウジング10,20を少し引き離してや
ればよい。この後、可動部材30から手を離すと、両カ
ム面13,35の螺旋方向の係合作用とねじりコイルば
ね25の弾性復元力とにより両コネクタハウジング1
0,20が強制的に引き離されるようになる。
離脱する際には、ロック面15A,36同士が外れる方
向へ可動部材30を周方向に移動させ、そのままの状態
で両コネクタハウジング10,20を少し引き離してや
ればよい。この後、可動部材30から手を離すと、両カ
ム面13,35の螺旋方向の係合作用とねじりコイルば
ね25の弾性復元力とにより両コネクタハウジング1
0,20が強制的に引き離されるようになる。
【0021】上述のように、本実施形態においては、半
嵌合状態で両コネクタハウジング10,20の間に離脱
方向の付勢力を付与するための付勢部材として、雌側コ
ネクタハウジング20の外周に沿ったコイル部25Aを
有するねじりコイルばね25を用いたので、付勢部材の
取り付けスペースがコイル部25Aの素線径分だけで済
み、小型化が可能となっている。また、ねじりコイルば
ね25の付勢力を増強する場合には、コイル部25Aの
巻き数を増やすだけで済むので、コイル径を拡大せずに
済み、付勢力の増強によって著しく大型化することが回
避されている。なお、ねじりコイルばね25が弾性変形
するときには、コイル径が拡径(本実施形態の場合)ま
たは縮径するのであるが、その径の増減量は僅かである
から、ねじりコイルばね25の弾性変形のためのスペー
スも小さくて済んでいる。また、本実施形態では、正規
嵌合された時に、ねじりコイルばね25の弾性復元力
が、可動部材30の受け面37とカム面13の後端との
周方向の突き当たり作用によって受け止められているの
で、可動部材30とフード部11との間、即ち両コネク
タハウジング10,20の間に軸方向の離脱力が作用す
ることが回避されている。
嵌合状態で両コネクタハウジング10,20の間に離脱
方向の付勢力を付与するための付勢部材として、雌側コ
ネクタハウジング20の外周に沿ったコイル部25Aを
有するねじりコイルばね25を用いたので、付勢部材の
取り付けスペースがコイル部25Aの素線径分だけで済
み、小型化が可能となっている。また、ねじりコイルば
ね25の付勢力を増強する場合には、コイル部25Aの
巻き数を増やすだけで済むので、コイル径を拡大せずに
済み、付勢力の増強によって著しく大型化することが回
避されている。なお、ねじりコイルばね25が弾性変形
するときには、コイル径が拡径(本実施形態の場合)ま
たは縮径するのであるが、その径の増減量は僅かである
から、ねじりコイルばね25の弾性変形のためのスペー
スも小さくて済んでいる。また、本実施形態では、正規
嵌合された時に、ねじりコイルばね25の弾性復元力
が、可動部材30の受け面37とカム面13の後端との
周方向の突き当たり作用によって受け止められているの
で、可動部材30とフード部11との間、即ち両コネク
タハウジング10,20の間に軸方向の離脱力が作用す
ることが回避されている。
【0022】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図6を参照して説明する。本実施形態は、
フード部11の拡径部を上記実施形態1とは異なる構成
としたものである。その他の構成については上記実施形
態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。上記実
施形態1では拡径部14のカム面13とロック部15と
が連なって設けられていたが、本実施形態2の拡径部1
7においては、カム面13とロック部15との間にカム
面13と逆捻れの螺旋状をなす誘導面(本発明の構成要
件である誘導部)18が設けられている。したがって、
両コネクタハウジング10,20が一定距離まで正規嵌
合に近づくと、可動部材30のカム面35がフード部1
1のカム面13から外れて誘導面18と係合するように
なり、ねじりコイルばね25の弾性復元力により誘導面
18の螺旋経路に沿って可動部材30が雄側コネクタハ
ウジング10に対して相対変位しつつ、両コネクタハウ
ジング10,20が引き寄せられて正規嵌合状態とな
る。このように、本実施形態2では誘導面18を設けた
ので、両コネクタハウジング10,20を確実に正規嵌
合状態に至らしめることができる。尚、本実施形態2で
は、実施形態1のロック面15Aに相当する面は設けら
れていないが、両コネクタハウジング10,20を離脱
させようとすると、カム面35の先端が誘導面18に沿
って摺接するのにともなってねじりコイルばね25が弾
性変形されるので、このねじりコイルばね25の付勢に
よって両コネクタハウジング10,20の間に引き寄せ
力が作用する。よって、両コネクタハウジング10,2
0が容易に離脱する虞はない。
実施形態2を図6を参照して説明する。本実施形態は、
フード部11の拡径部を上記実施形態1とは異なる構成
としたものである。その他の構成については上記実施形
態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。上記実
施形態1では拡径部14のカム面13とロック部15と
が連なって設けられていたが、本実施形態2の拡径部1
7においては、カム面13とロック部15との間にカム
面13と逆捻れの螺旋状をなす誘導面(本発明の構成要
件である誘導部)18が設けられている。したがって、
両コネクタハウジング10,20が一定距離まで正規嵌
合に近づくと、可動部材30のカム面35がフード部1
1のカム面13から外れて誘導面18と係合するように
なり、ねじりコイルばね25の弾性復元力により誘導面
18の螺旋経路に沿って可動部材30が雄側コネクタハ
ウジング10に対して相対変位しつつ、両コネクタハウ
ジング10,20が引き寄せられて正規嵌合状態とな
る。このように、本実施形態2では誘導面18を設けた
ので、両コネクタハウジング10,20を確実に正規嵌
合状態に至らしめることができる。尚、本実施形態2で
は、実施形態1のロック面15Aに相当する面は設けら
れていないが、両コネクタハウジング10,20を離脱
させようとすると、カム面35の先端が誘導面18に沿
って摺接するのにともなってねじりコイルばね25が弾
性変形されるので、このねじりコイルばね25の付勢に
よって両コネクタハウジング10,20の間に引き寄せ
力が作用する。よって、両コネクタハウジング10,2
0が容易に離脱する虞はない。
【0023】<実施形態3>次に、本発明を具体化した
実施形態3を図7を参照して説明する。本実施形態3
は、上記実施形態2において、誘導面18とロック部1
5との間にロック面18Aを形成したものである。ロッ
ク面18Aは、両コネクタハウジング10,20の嵌合
・離脱方向に対して直交する面とされ、正規嵌合状態で
は、上記実施形態1と同様に、ロック面18Aに可動部
材30のロック面36が軸方向に引っ掛かることにより
両コネクタハウジング10,20が離脱不能にロックさ
れる。また、この正規嵌合状態では、実施形態1と同様
に、可動部材30のロック面36の爪状先端部がロック
部15の奥端面に対してねじりコイルばね25の弾性復
元力により周方向に突き当たっている。これにより、ロ
ック面18A,36同士の係合が外れる虞がなく、確実
なロック機能が発揮される。さらに、このロック部15
の奥端面は軸方向と平行をなしているため、ねじりコイ
ルばね25の弾性復元力によって利用コネクタハウジン
グ10,20の間に軸方向の力が作用することもない。
尚、その他の構成については上記実施形態2と同じであ
るため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、
作用及び効果の説明は省略する。
実施形態3を図7を参照して説明する。本実施形態3
は、上記実施形態2において、誘導面18とロック部1
5との間にロック面18Aを形成したものである。ロッ
ク面18Aは、両コネクタハウジング10,20の嵌合
・離脱方向に対して直交する面とされ、正規嵌合状態で
は、上記実施形態1と同様に、ロック面18Aに可動部
材30のロック面36が軸方向に引っ掛かることにより
両コネクタハウジング10,20が離脱不能にロックさ
れる。また、この正規嵌合状態では、実施形態1と同様
に、可動部材30のロック面36の爪状先端部がロック
部15の奥端面に対してねじりコイルばね25の弾性復
元力により周方向に突き当たっている。これにより、ロ
ック面18A,36同士の係合が外れる虞がなく、確実
なロック機能が発揮される。さらに、このロック部15
の奥端面は軸方向と平行をなしているため、ねじりコイ
ルばね25の弾性復元力によって利用コネクタハウジン
グ10,20の間に軸方向の力が作用することもない。
尚、その他の構成については上記実施形態2と同じであ
るため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、
作用及び効果の説明は省略する。
【0024】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では雄側コネクタハウジング10の
カム面13を外周側に設けるとともに雌側コネクタハウ
ジング20のカム面35を内周側に設けたが、本発明に
よれば、雄側コネクタハウジングのカム面を内周側に設
けるとともに雌側コネクタハウジングのカム面を外周側
に設けてもよい。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では雄側コネクタハウジング10の
カム面13を外周側に設けるとともに雌側コネクタハウ
ジング20のカム面35を内周側に設けたが、本発明に
よれば、雄側コネクタハウジングのカム面を内周側に設
けるとともに雌側コネクタハウジングのカム面を外周側
に設けてもよい。
【0025】(2)上記実施形態ではカム機能部である
カム面13,35をフード部11の外周と可動部材30
の内周から共に突出させて設けたが、本発明によれば、
一方のカム機能部を溝状としてもよい。 (3)上記実施形態では雄側コネクタハウジング10と
可動部材30の双方のカム機能が螺旋状のカム面13,
35によって構成されているが、本発明によれば、いず
れか一方のカム機能部を螺旋状のカム面とするとともに
他方のカム機能部は非螺旋状の単なる係合面としてもよ
い。
カム面13,35をフード部11の外周と可動部材30
の内周から共に突出させて設けたが、本発明によれば、
一方のカム機能部を溝状としてもよい。 (3)上記実施形態では雄側コネクタハウジング10と
可動部材30の双方のカム機能が螺旋状のカム面13,
35によって構成されているが、本発明によれば、いず
れか一方のカム機能部を螺旋状のカム面とするとともに
他方のカム機能部は非螺旋状の単なる係合面としてもよ
い。
【0026】(4)上記実施形態では付勢部材として雌
コネクタハウジング20の外周に沿ったコイル部25A
を有するねじりコイルばね25を用いたが、本発明によ
れば、付勢部材として軸線をコネクタハウジングの周方
向に沿わせたガータースプリングなどの他のバネ部材を
用いてもよい。 (5)上記実施形態では正規嵌合されると両コネクタハ
ウジング10,20がねじりコイルばね25による離脱
方向の付勢から解放されるようにしたが、本発明によれ
ば、正規嵌合状態においても離脱方向の付勢力が作用し
続けるようにすることもできる。
コネクタハウジング20の外周に沿ったコイル部25A
を有するねじりコイルばね25を用いたが、本発明によ
れば、付勢部材として軸線をコネクタハウジングの周方
向に沿わせたガータースプリングなどの他のバネ部材を
用いてもよい。 (5)上記実施形態では正規嵌合されると両コネクタハ
ウジング10,20がねじりコイルばね25による離脱
方向の付勢から解放されるようにしたが、本発明によれ
ば、正規嵌合状態においても離脱方向の付勢力が作用し
続けるようにすることもできる。
【0027】(6)上記実施形態では可動部材30と付
勢部材(ねじりコイルばね25)を雌側コネクタハウジ
ング20に設けたが、本発明によれば、可動部材と付勢
部材を雄側コネクタハウジングに設けるようにしてもよ
い。
勢部材(ねじりコイルばね25)を雌側コネクタハウジ
ング20に設けたが、本発明によれば、可動部材と付勢
部材を雄側コネクタハウジングに設けるようにしてもよ
い。
【図1】実施形態1の分解状態の斜視図
【図2】実施形態1の雌側コネクタハウジングの断面図
【図3】実施形態1における両コネクタハウジングの正
規嵌合状態をあらわす断面図
規嵌合状態をあらわす断面図
【図4】実施形態1における両コネクタハウジングの半
嵌合状態をあらわす断面図
嵌合状態をあらわす断面図
【図5】実施形態1における両コネクタハウジングの正
規嵌合に至る直前の状態をあらわす断面図
規嵌合に至る直前の状態をあらわす断面図
【図6】実施形態2の雄側コネクタハウジングの斜視図
【図7】実施形態3の雄側コネクタハウジングの斜視図
【図8】従来例の半嵌合状態をあらわす断面図
10…雄側コネクタハウジング(他方のコネクタハウジ
ング) 13…カム面(カム機能部、変位手段) 20…雌側コネクタハウジング(一方のコネクタハウジ
ング) 25…ねじりコイルばね(付勢部材) 30…可動部材 35…カム面(カム機能部、変位手段) 18…誘導面(誘導部)
ング) 13…カム面(カム機能部、変位手段) 20…雌側コネクタハウジング(一方のコネクタハウジ
ング) 25…ねじりコイルばね(付勢部材) 30…可動部材 35…カム面(カム機能部、変位手段) 18…誘導面(誘導部)
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
ングと、一方のコネクタハウジングに変位可能に設けた
可動部材と、前記両コネクタハウジングの嵌合に伴って
前記可動部材を付勢部材の付勢に抗して変位させる変位
手段とを備え、半嵌合状態では前記付勢部材により両コ
ネクタハウジングの間に離脱方向の付勢力が付与される
ようにしたコネクタにおいて、 前記可動部材が、嵌合方向を軸とする前記一方のコネク
タハウジングに対して周方向のみの変位を可能とされ、
前記付勢部材が前記一方のコネクタハウジングの周方向
に沿って配されているとともに前記可動部材に対して周
方向の付勢力を付与可能とされ、前記変位手段が、嵌合
の進行に伴って互いに係合することにより前記付勢部材
の付勢に抗して前記可動部材と他方のコネクタハウジン
グとを相対的に螺旋変位させるカム機能部を備えて構成
されていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 前記付勢部材が、前記一方のコネクタハ
ウジングの周面に沿ったコイル部を有するねじりコイル
ばねによって構成されていることを特徴とする請求項1
記載のコネクタ。 - 【請求項3】 前記可動部材と前記他方のコネクタハウ
ジングの少なくともいずれか一方には、前記カム機能部
と逆捻れの螺旋状をなし、正規嵌合に至る直前の一定領
域において前記付勢部材の付勢により前記両コネクタハ
ウジングを正規嵌合方向へ誘導する誘導部が設けられて
いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネ
クタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12656997A JPH10321296A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12656997A JPH10321296A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321296A true JPH10321296A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14938416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12656997A Pending JPH10321296A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10321296A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6386897B1 (en) | 1999-04-09 | 2002-05-14 | Framatome Connectors International | Electrical plug connection with a plug housing, contact housing and bayonet ring for locking the plug housing in the contact housing |
JP2006147458A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
DE10131167B4 (de) * | 2000-06-29 | 2006-07-27 | Yazaki Corp. | Steckverbinder |
JP2010173515A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Toyota Boshoku Corp | 操作ケーブルを筒ケースに組み付ける構造 |
WO2014142143A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ装置 |
WO2014142142A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ装置 |
JP2014235872A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 行田電線株式会社 | コネクタ装置 |
JP2016505201A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-02-18 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 照明システムのためのコネクタアセンブリ |
JP2016143628A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP2020530189A (ja) * | 2017-08-08 | 2020-10-15 | フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー | 係止要素を備えた電気コネクタ部品 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12656997A patent/JPH10321296A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6386897B1 (en) | 1999-04-09 | 2002-05-14 | Framatome Connectors International | Electrical plug connection with a plug housing, contact housing and bayonet ring for locking the plug housing in the contact housing |
DE10131167B4 (de) * | 2000-06-29 | 2006-07-27 | Yazaki Corp. | Steckverbinder |
JP2006147458A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
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WO2014142143A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ装置 |
CN105075029A (zh) * | 2013-03-13 | 2015-11-18 | 矢崎总业株式会社 | 连接器装置 |
WO2014142142A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ装置 |
US9397434B2 (en) | 2013-03-13 | 2016-07-19 | Yazaki Corporation | Connector device |
JP5956059B2 (ja) * | 2013-03-13 | 2016-07-20 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ装置 |
JP5956058B2 (ja) * | 2013-03-13 | 2016-07-20 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ装置 |
US9502833B2 (en) | 2013-03-13 | 2016-11-22 | Yazaki Corporation | Connector device with rotation blocking and guiding portions |
CN105075029B (zh) * | 2013-03-13 | 2017-02-15 | 矢崎总业株式会社 | 连接器装置 |
JP2014235872A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 行田電線株式会社 | コネクタ装置 |
JP2016143628A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP2020530189A (ja) * | 2017-08-08 | 2020-10-15 | フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー | 係止要素を備えた電気コネクタ部品 |
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