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JPH10319461A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

Info

Publication number
JPH10319461A
JPH10319461A JP14112597A JP14112597A JPH10319461A JP H10319461 A JPH10319461 A JP H10319461A JP 14112597 A JP14112597 A JP 14112597A JP 14112597 A JP14112597 A JP 14112597A JP H10319461 A JPH10319461 A JP H10319461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
power
correction
unit
image recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14112597A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Washisu
晃一 鷲巣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP14112597A priority Critical patent/JPH10319461A/ja
Publication of JPH10319461A publication Critical patent/JPH10319461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた電源条件において、良好な画像を得
る。 【解決手段】 画像振れを補正する補正手段と、画像記
録を制御する為のシャッタ手段と、同一の画像記録時間
であっても、前記補正手段の使用時と非使用時とで、前
記シャッタ手段の駆動様式(太線11又は細線51)を
変更する電力制御手段とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像振れを補正す
る補正手段を有した光学機器の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは露出決定やピント合せ等
の撮影にとって重要な作業は全て自動化されているた
め、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起す可能性は
非常に少なくなっている。
【0003】また、最近では、カメラに加わる手振れを
防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影失敗を誘
発する要因は殆ど無くなってきている。
【0004】ここで、手振れを防ぐシステムについて簡
単に説明する。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起していても像
振れの無い写真を撮影可能とする為の基本的な考えとし
て、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出
値に応じて補正レンズを変位させてやらなければならな
い。従って、カメラの振れが生じても像振れを生じない
写真を撮影できることを達成するためには、第1にカメ
ラの振動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化
を補正することが必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、角加速度,角速度,角変位等を検出する振動
検出センサと、該センサの出力信号を電気的或は機械的
に積分して角変位を出力するカメラ振れ検出回路とをカ
メラに搭載することによって行うことができる。そし
て、この検出情報に基づいて撮影光軸を偏心させる振れ
補正装置を駆動させることにより、像振れ抑制が可能と
なる。
【0007】ここで、振動検出センサ等を有した防振シ
ステムについて、図11を用いてその概要を説明する。
【0008】図11の例は、図示矢印81方向のカメラ
縦振れ81p及び横振れ81yに由来する像振れを抑制
するシステムの図である。
【0009】同図中、82はレンズ鏡筒、83p,83
yは各々カメラ縦振れ振動、カメラ横振れ振動を検出す
る振動検出センサで、それぞれの振動検出方向を84
p,84yで示してある。85は振れ補正系(87p,
87yは各々振れ補正系85に推力を与えるコイル、8
6p,86yは振れ補正系85の位置を検出する位置検
出素子)であり、該振れ補正系85には後述する位置制
御ループを設けており、振動検出回路83p,83yの
出力を目標値として駆動され、像面88での安定を確保
する。
【0010】図12〜図14は以上説明した防振システ
ムに用いられる振れ補正装置を示す図である。更に詳し
くは、図12は振れ補正装置の正面側から見た平面図
(図11のレンズ鏡筒82の物体側から見た図)、図1
3(a)は図12の矢印A方向から見た側面図、図13
(b)は図13のD1−D1断面図、図13(c)は図
12のD2−D2断面図、図14は図10の裏面図であ
る。
【0011】これらの図において、71aは地板71に
3ケ所に等分に設けられた嵌合枠であり、図11のレン
ズ鏡筒82の内周に嵌合し、両者を孔71b(図13
(a),(b)参照)を利用して結合させている。この
地板71には図12に示す様にボビンに巻かれたシフト
コイル72p,72yが固定され、又ロックコイル73
が巻かれたステータ74が固定されている。ロータ75
はその軸まわりに回転可能に地板71に取り付けられ、
該ロータ75,ステータ74及びロックコイル73によ
り、公知のステップモータを構成している。
【0012】地板71には、その外周側面に3ケ所に等
分の長孔71c(図13(a)にのみ図示し、図12及
び図13(c)ではその位置を矢印で示している)が設
けられている。また、地板71の裏面にはロックリング
76(図14参照)が矢印76d回りに回転可能に取り
付けられており、ロータ75のピニオン75aと歯車7
6bが噛み合って、該ロックリング76はステップモー
タにより図14の矢印76d回りに振動(回転)させら
れる。
【0013】補正レンズ(図示しない)を保持する支持
枠77は、外周放射方向に3等分に延出する支持軸77
aを有しており、その先端部が地板71の長孔71cと
嵌合している。
【0014】3ケ所の嵌合部は図13(a)に示す長孔
71c,支持軸77aの関係とそれぞれ同一であり、図
から明らかな様に、各々の関係は光軸70(図13
(a)参照)の方向には固定され、光軸70と直角な方
向には互いに摺動可能になっている(孔71cが長孔の
為)。即ち、支持枠77は地板71に対し光軸方向には
移動規制されるが、その垂直な平面内においては自由に
動くことができる。この動く方向を分解すると、図12
に示すピッチ方向78p,ヨー方向78y,ロール方向
78rに分けられる。
【0015】図12に示す様に支持枠77のピン77b
と地板のピン71bの間には対の引っ張りバネ79が掛
けられており、支持枠77を両側から引っ張っている。
また、支持枠77にはシフトマグネット710が吸着さ
れたシフトヨーク711が取り付けられており、地板7
1上のシフトコイル72p,72yと対向している(図
13(b)等参照)。
【0016】そして両者の関連により、シフトコイル7
2pに電流を流すと支持枠77は矢印78p方向に引っ
張りバネ79の弾性力に逆らって駆動され、又シフトコ
イル72yに電流を流すと同様に引っ張りバネ79の弾
性力に逆らって矢印78y方向に駆動される。ロール方
向78rには回転駆動力は発生しない事、及び、支持枠
77は引っ張りバネ79により両側から引っ張られてこ
の方向に弾性的に回転規制されている事から、支持枠7
7がこの方向に回転する事は無い。
【0017】今、カメラの振れを検出する振動検出手段
からの振れ情報に基づき支持枠77を矢印78p,78
y方向に駆動すると(シフトコイル72p,72yに通
電して)、前述した様に像面の安定化が図れる訳である
が、防振システムを使用していない時には支持枠77が
地板71に対し不動にしておく必要がある。何故なら
ば、携帯時等の外乱振動により支持枠77が揺れ、地板
71との間で衝撃音が発生する事、及び、それによる破
損を避ける為である。
【0018】図14がこの時(防振システムを使用しな
い時)の状態を示した図であり、支持枠77の4ケ所の
突起77eはロックリング76の内周壁76aと当接し
ている。従って、支持枠77は矢印78p,78y方向
の移動は規制されている。
【0019】防振システムを使用する時は、ステップモ
ータによりロックリング76を図14において時計回り
に所定量回転させる。すると、突起77eと対向する面
はカム部76cとなり、互いに当接が離れる。よって、
支持枠77はロックリング76に対しフリーになり、矢
印78p,78y方向に駆動可能となる。
【0020】図15及び図16は、光学機器としての一
例であるカメラのフィルムへの露光に好適に用いられる
シャッタ装置の構成を示すものであり、更に詳しくは、
図15はシャッタ羽根が開いている時(露光時)の、図
16はシャッタ羽根が閉じている時(露光しない時)
の、それぞれ分解斜視図である。
【0021】これらの図において、地板61の軸61
a,61bには各々その軸回りに回転可能にシャッタ羽
根62a,62bが軸支されている。前記シャッタ羽根
62aの長孔62a1 及びシャッタ羽根62bの孔62
1 に同時に貫通するピン63aを有する偏心軸63
は、地板61と固定されるカバー65上のモータ64
(外径にコイル64aが巻かれ、このコイル64aに電
流を流す事で内包された磁石が回転する可動磁石型モー
タ)に連結され、コイル64aに電流を流す事で偏心軸
63は回転する。
【0022】偏心軸63には同軸にねじりコイルバネ6
6が設けられ、該偏心軸63を矢印67方向に付勢して
いる。よって、偏心軸63にモータ64の回転トルクが
加わらない限りは(コイル64aに電流を流さない状態
では)、該偏心軸63は矢印67方向に回転している為
にピン63aがシャッタ羽根62a1 ,62b1 を押し
て図16の状態(シャッタ閉)にしている。
【0023】シャッタを開く(図15の状態)為には、
コイル64aに通電(モータ64が矢印67と逆方向に
トルクを発生する向きに通電)して偏心軸63をねじり
コイルバネ66のバネ力に逆らって矢印67と逆方向に
回転させれば良い。
【0024】又、シャッタ羽根62bに設けられた複数
のスリット62b2 とフォトインタラプタ68との関係
により、シャッタ羽根の開度を検出する事が可能であ
り、この出力を基にモータ64を駆動してシャッタの開
口量と開口時間を制御している。
【0025】ここで、前記モータ64のコイル64aへ
の通電とシャッタ羽根の開口の関係を図17を用いて説
明する。
【0026】図17において、太線の波形51はシャッ
タ羽根の動きによるシャッタ開度を示しており、紙面上
方程シャッタが大きく開いている事を示している。従っ
て、横軸に示す時点t1 からシャッタ羽根が開き始め、
時点t2 で最大開口、時点t3 でシャッタが閉じ始め、
時点t4 でシャッタが完全に閉じている事になる。
【0027】この時点t1 のタイミングは撮影者のレリ
ーズ操作(カメラのレリーズボタンの押し切り操作)に
より決定され、t1 からt4 迄の時間(フィルムへの露
光時間)は被写体の明るさとフィルムの感度等により決
定される。
【0028】太線の波形52はシャッタ羽根を駆動する
為にモータ64のコイル64aに流す電流の量と方向を
示しており、中心線53より離れる程電流量は多く、中
心線53の上方と下方では電流の流れる方向が逆になっ
ている。
【0029】以上において、時点t1 でシャッタ羽根を
開駆動させる為にコイル64aに大電流を通電する。こ
の様に大電流を通電するのは、シャッタ羽根の駆動速度
を速くする為である。尚、コイル64aへの通電は実際
には若干速く行なわれており、これによりシャッタ羽根
を加速させているが、図17では説明を簡略化する為に
詳細は省いている。
【0030】時点t2 でシャッタ羽根が開き終わると、
コイル64aへの通電量を弱める。これは、この状態で
はモータ64はシャッタ羽根がねじりコイルバネ66の
バネ力に逆らって開状態を保持しておくだけの力を発生
すれば良い為、コイル64への通電量を減らして消費電
力を抑えている為である。
【0031】時点t3 では、シャッタ羽根を閉じ駆動さ
せる為にコイル64aに逆通電を行う。この時もシャッ
タ羽根の駆動速度を速くする為に大電流を供給する。
【0032】時点t4 でシャッタ羽根が閉じ終わると、
コイル64aへの通電を断つ訳であるが、ここでも詳し
くはシャッタ羽根閉完了から暫くは(例えば100ms
ec)コイル64aへの通電を継続している(シャッタ
羽根のリバウンド防止の為である)。
【0033】シャッタ羽根は閉じた後は、電力を供給し
なくともねじりコイルバネ66の作用で閉状態を保つ。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】一般にシャッタ羽根の
速度は、高速な程好まれる。これは高速化する事で、よ
り露光時間を短く出来、高速で移動する被写体を止めて
(被写体移動による軌跡が写り込まないで)撮影可能で
あり、又、より明るい被写体でも絞りを絞らずに撮影が
可能である為である。
【0035】この様にシャッタ羽根を高速化する為に
は、駆動摩擦の低減,シャッタ羽根の軽量化,モータの
高性能化とともに駆動電力を大きくする事の効果が大き
い。よって、高性能なシャッタ駆動の為には電力消費が
大きくなる傾向にある。
【0036】反面、近年のカメラにおいては小型化が重
要視され、その実現の為に使用電池を小型化してゆく傾
向にある。この為、カメラの使用電力の制限は厳しくな
って来ている。
【0037】従って、図12等に示した振れ補正装置を
具備したカメラにおいては、シャッタ駆動と前述の振れ
補正装置を同時に駆動する事を極めて難しいものとして
いる。つまり、シャッタ開,閉時のコイル64aへの通
電と振れ補正の為のコイル72p,72yへの通電が重
なっている最中は(露光中に防振する為)、それらの同
時駆動の為の電力が電池の能力を上まわってしまい、い
ずれの機能も正確に機能しなくなってしまう恐れがあっ
た。
【0038】(発明の目的)本発明の目的は、限られた
電源条件において、良好な画像を得ることのできる光学
機器を提供しようとするものである。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜4記載の本発明は、画像振れを補正する
補正手段と、画像記録を制御する為のシャッタ手段と、
同一の画像記録時間であっても、前記補正手段の使用時
と非使用時とで、前記シャッタ手段の駆動様式を変更す
る電力制御手段とを有した光学機器とするものである。
【0040】上記構成において、同一の画像記録時間で
あっても、シャッタ部材の移動速度を変化させること
で、シャッタ手段での電力消費が異なることに着目し、
補正手段の使用時には非使用時に比べて、シャッタ手段
を小電力で駆動する様式を選択するようにして、限られ
た電源条件内での補正手段とシャッタ手段の同時駆動に
対処するようにしている。
【0041】詳しくは、補正手段の使用時には、シャッ
タ手段を小電力で駆動して、シャッタ部材の移動速度を
遅くした第2の駆動様式にて前記シャッタ手段の駆動を
行い、補正手段の非使用時には、シャッタ手段を大電力
で駆動して、シャッタ部材の移動速度を速くした第1の
駆動様式にて前記シャッタ手段の駆動を行うようにして
いる。更に、前記第2の駆動様式にて前記シャッタ手段
を駆動する際、そのシャッタ部材を閉じる為の電力を少
なくするようにしている。
【0042】同じく上記目的を達成するために、請求項
5〜8記載の本発明は、画像振れを補正する補正手段
と、画像記録を制御する為の第1のシャッタ手段と、画
像記録を制御する為の、前記第1のシャッタ手段よりも
小電力にて駆動する第2のシャッタ手段と、前記補正手
段の使用時と非使用時とで、前記第1のシャッタ手段と
前記第2のシャッタ手段のいずれかを選択する電力制御
手段とを有した光学機器とするものである。
【0043】上記構成において、補正手段の使用時に
は、第1のシャッタ手段よりも小電力にて駆動する第2
のシャッタ手段(第1のシャッタ手段に比べて、そのシ
ャッタ羽根を閉じる為の電力を少なくする手段、或い
は、第1のシャッタ手段に比べて、そのシャッタ羽根を
閉じ付勢する為の付勢力の強い弾性部材を有した手段)
を選択するようにして、限られた電源条件内での補正手
段とシャッタ手段の同時駆動に対処するようにしてい
る。
【0044】同じく上記目的を達成するために、請求項
9〜12記載の本発明は、画像振れを補正する補正手段
と、画像記録を制御する為のシャッタ手段と、前記補正
手段と前記シャッタ手段のそれぞれにて同時に電力消費
が行われる場合は、前記補正手段への電力供給を優先す
る電力制御手段とを有した光学機器とするものである。
【0045】上記構成において、シャッタ精度の多少の
狂いは記録媒体の性能で吸収し得ることに着目し、補正
手段の消費電力とシャッタ手段での消費電力の合計が所
定の量を越えた場合には、前記シャッタ手段への電力供
給を減らすことで、限られた電源条件内での補正手段と
シャッタ手段の同時駆動に対処するようにしている。そ
して、前記シャッタ手段への供給電力が所定量以下にな
った場合には、画像の振れは多少生じても、画像記録そ
のものが損なわれてしまうことを防止する為に、前記補
正手段への供給電力をも減らすようにしている。
【0046】同じく上記目的を達成するために、請求項
13及び14記載の本発明は、画像振れを補正する補正
手段と、該光学機器に加わる振れの状態から、画像記録
中の電力条件内では画像記録中に前記補正手段が適正に
機能し得ない状態が起きると予想される場合は、画像記
録中は前記補正手段の制御変更を行う電力制御手段とを
有した光学機器とするものである。
【0047】上記構成において、画像記録中の電力条件
内では画像記録中に補正手段が適正に機能し得ない状態
が起きると予想される場合は、画像記録に悪影響を与え
てしまうことを防止する為に、画像記録中は前記補正手
段の作動を停止するようにしている。そして、前記補正
手段が適正に機能し得る状態になったことを判別した場
合は、適正な画像記録を可能とする為に、前記補正手段
の作動させるようにしている。
【0048】同じく上記目的を達成するために、請求項
15及び16記載の本発明は、画像振れを補正する補正
手段と、画像記録を制御する為の第1のシャッタ手段
と、画像記録を制御する為の、前記第1のシャッタ手段
よりも小電力にて駆動する第2のシャッタ手段と、前記
第1のシャッタ手段の使用が選択された時と前記第2の
シャッタ手段と使用が選択された時とで、前記補正手段
を制御する電力制御手段とを有した光学機器とするもの
である。
【0049】上記構成において、大電力にて駆動する第
1のシャッタ手段の使用が選択された場合には、限られ
た電源条件内での補正手段と該第1のシャッタ手段の同
時駆動は困難な事から、補正手段を非作動状態にし、前
記第1のシャッタ手段よりも小電力で駆動する第2のシ
ャッタ手段の使用が選択された場合には、補正手段と該
第2のシャッタ手段の同時駆動は許容できる事から、補
正手段を作動状態にし、振れの無い画像記録を行えるよ
うにしている。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0051】前述した様に幕速の速いシャッタ羽根(シ
ャッタ幕)の駆動は、シャッタスピードが速くなる時に
有効である。しかしながらシャッタスピードが速い時、
例えば1/125秒や1/250秒等の短い露光期間で
は、その間の手振れによる像劣化は殆ど問題にされな
い。従って、この様な時は防振システムは必要とされな
い。
【0052】又、防振システムが必要な状況、即ち1/
8秒や1/15秒等の長い露光期間では、シャッタの幕
速を速くしておく必要はない。
【0053】この点に注目して、防振システム使用時に
はシャッタ幕速を遅くして、シャッタの電力消費を抑
え、振れ補正駆動との共存を図ることができる。
【0054】尚、以下に説明する本発明の実施の形態で
は、シャッタ羽根の幕速をシャッタスピードが速い時と
遅い時で切り換えている(シャッタスピードによりシャ
ッタ羽根の駆動様式を切り換えている)のでは無く、シ
ャッタスピードが遅い時でも防振システムを使用しない
時はシャッタスピードが速い時と同じ幕速とし、防振シ
ステム使用時、且つ、シャッタスピードが遅い時にシャ
ッタの幕速を遅くしている(シャッタスピードが速い時
はシャッタ幕速は高速側に固定し、この際は防振システ
ムを強制的にオフにしても良い)。
【0055】これは、同一のシャッタスピード(有効露
光時間)においてもシャッタ羽根の幕速により被写界深
度が異なり、それにより得られる像に差が出る為であ
る。例えば、有効露光時間が1/15秒の場合、シャッ
タ幕速が遅い時(防振システム使用時)とシャッタ幕速
が速い時(防振システムを使用しない時)ではシャッタ
が最大開口となっている時間が異なる為、得られた背景
の写真のボケに差が出て来る。よって、シャッタスピー
ドが遅い時は一律にシャッタ幕速を遅くするのではな
く、シャッタ幕速を選択できる(防振システムの使用と
非使用で選択)ようにする事で、撮影者は好みの画像を
得ることができる。
【0056】図1の太線11は、防振システム使用時に
おけるシャッタの開口量を表わし、太線12はその時に
シャッタに流す電流の量を表わしている。又、細線51
は防振システムを使用しない時のシャッタの開口量を表
わし、細線52はその時のコイル64aへの電流量を表
わしている。
【0057】図2は本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラの要部構成を示すブロック図であり、この図を用い
て上記の様にシャッタ羽根の駆動様式を切り換える場合
について説明する。、マイコン16には、図12に示し
た振れ補正装置を有する防振システム13から防振シス
テムを使用する事(使用している事)を示す信号13a
と測光システム15から測光情報15a(シャッタスピ
ード等)が入力されており、それらにより該マイコン1
6はシャッタ14のシャッタ羽根の駆動様式を変更する
信号14aをシャッタ14に出力する。
【0058】具体的には、マイコン16は測光システム
15からの測光情報15aに従ってシャッタスピードを
速くする場合(1/250秒等)は、シャッタ14にシ
ャッタ羽根幕速を速くする駆動様式に切り換える。又、
測光システム15からの測光情報15aに従ってシャッ
タスピードを遅くする場合(1/15秒等)は、防振シ
ステム13から防振システムを使用する事を示す信号1
3aが入力されていれば、シャッタ14にシャッタ羽根
の幕速を遅くする駆動様式に切り換え、同じくシャッタ
スピードが遅い時でも防振システムを使用しない事を示
す信号13aが入力されていれば、シャッタ14のシャ
ッタ羽根幕速を速くする駆動様式に切り換える。
【0059】図1の太線11と細線51の違う点は、時
点t3 から時点t4 迄のシャッタ閉駆動にあり、太線1
1は細線51に比べて緩やかにシャッタを閉じている。
閉じ駆動時のコイル電流は、太線12の方が細線52よ
り少なくて済む。よって、シャッタ閉駆動時の消費電流
が少なくなる事から、この時に振れ補正を行う十分な電
力余裕が生まれ、シャッタ駆動と振れ補正の両立が可能
である。
【0060】尚、カメラに用いられるレンズシャッタ
は、図15及び図16で説明した様な構成の為、シャッ
タ開,閉時の開口量は時間とともに変化する。この様な
開口変化を行う場合の露光時間は、一般に撮影時の最大
開口の約半分にシャッタ羽根が達した時から同じく約半
分迄シャッタ羽根が戻った時までの時間で決まる(有効
露光時間)。図1においては、t5 が有効時間になる。
【0061】図1の太線11と細線51は同一の有効露
光時間であるが、太線11はシャッタ閉の幕速が遅くで
きている。即ち、レンズシャッタにおいては、同一有効
露光時間(同一シャッタスピード)内でシャッタ幕速を
変更でき、故に本実施の形態の様にシャッタ駆動と振れ
補正の棲み分けが可能になっている。
【0062】又、図1において、シャッタ開(時点t1
〜t2 )の幕速は太線11と細線と51で変更していな
い。この事について説明する。
【0063】振れ補正中における電源状態の変動は振れ
補正の誤動作を生じるが、特に誤動作が大きいのは電源
状態の変動初期である。前述の図17においては、時点
1直後及び時点t3 直後に大きく振れ補正誤動作を生
ずる。
【0064】ところで、時点t1 直後に振れ補正誤動作
が生じても、この時はシャッタ羽根は十分に開いていな
い(露光が不十分)為に振れ補正誤動作が生じても、そ
の事はフィルム面に大きく影響しない。ところが時点t
3 直後の振れ補正誤動作はフィルム面に大きく影響す
る。何故ならば、この時点でシャッタ羽根は最大開口し
ている為である。よって、シャッタ開の時の電源変動よ
りもシャッタ閉の時の電源変動の方が振れ補正への影響
が大である。
【0065】図1において、シャッタ閉の幕速のみ遅く
して消費電流を少なくしているのは上記の理由による。
【0066】勿論、シャッタ開の幕速も遅くすれば、よ
り振れ補正精度は高くでき、図3の太線17の様なシャ
ッタ開口(従来例の開口51と同一の有効露光時間)に
すれば、コイル64aへの通電量18はシャッタ開の時
も少なくできる為、この時点の振れ補正誤動作による像
の劣化も防ぐこともできる。
【0067】以上説明した様に、防振システムを有する
カメラにおいて、フィルムへの露光を制御するシャッタ
の駆動制御様式が同一有効露光時間であっても、防振シ
ステム使用時と非使用時で異なり、防振システム使用時
には少なくともシャッタ閉駆動時には小電力(コイル6
4aへの通電電流を少なくする)でシャッタ羽根が駆動
されるようにしている。
【0068】よって、限られた電源条件内においてシャ
ッタの駆動と振れ補正が両立でき、良好な像が得られ
る。
【0069】以上は防振システムをオンにした時とそう
でない時でシャッタの駆動様式を変更する実施の形態で
あっあが、逆に撮影者がシャッタの駆動様式を選択でき
る様にし、それにより防振システムが自動的にオン、オ
フ選択される様にしても良い。
【0070】上述した様に、シャッタの幕速が遅い時は
速い時に比べ、同一有効露光時間でも被写界深度が深く
なる効果があり、被写体と背景の両者にピントが合う。
又、シャッタ幕速が速い時は同一有効露光時間でも被写
界深度が浅くなる為、背景がボケ、被写体を強調できる
写真になる。
【0071】撮影状況に応じて撮影者が上記二つの条件
を選択できれば便利であり、シャッタ幕速が遅い時は自
動的に振れ補正が働き、振れのない像を得られ、一方、
シャッタ幕速が速い時は振れ補正が働かない事を撮影者
に表示して、撮影者に注意して撮影する事を促せば良
い。
【0072】この様に防振システムを有するカメラであ
って、同一露光時間内であっても複数のシャッタ駆動様
式を選択でき、それにより防振システムが制御されるこ
とでシャッタ駆動と振れ補正が限られた電源条件内で両
立できる。
【0073】(実施の第2の形態)前述した様に、振れ
補正の為の電力とシャッタ駆動の為の電力の共存が最も
厳しいのはシャッタ羽根の閉駆動の時である。
【0074】上記実施の第1の形態においては、シャッ
タ羽根の閉駆動の電流を少なくし(その分シャッタの幕
速を遅くして)、振れ補正装置との電力上の両立を図っ
たが、他の方法としてシャッタ羽根の閉駆動はシャッタ
のモータコイルへの通電なしで行い、且つ、この時のシ
ャッタ幕速を遅くしない方法もある。これを本発明の実
施の第2の形態として以下に説明する。
【0075】図4は本発明の実施の第2の形態における
カメラの要部構成を示すブロック図であり、図2と異な
るのは、シャッタが二つ設けられている点である。
【0076】マイコン16は、上記の実施の第1の形態
と同様、防振システム13及び測光システム15から信
号13a,15aが入力されており、被写体が明るい時
(シャッタスピードが速くなる時)は防振システムは使
用せず、シャッタ14(シャッタ羽根の幕速の速い、図
17で示した駆動様式のシャッタ)を使用する。
【0077】又、被写体が暗い時(シャッタスピードが
遅くなる時)でも、防振システムを使用しない時には同
様にシャッタ14を使用する。
【0078】一方、被写体が暗く、且つ、防振システム
を使用する時は、マイコン16はシャッタ19を選択す
る。このシャッタ19は、図15及び図16で説明した
シャッタと全く同じである。しかし、ねじりコイルバネ
66のシャッタ羽根閉じ付勢力はシャッタ14よりも強
いバネに交換されている。
【0079】このシャッタ19の駆動方法について、図
5を用いて説明する。
【0080】図5において、太線21はシャッタ19の
シャッタ羽根の開口、細線51はシャッタ14の開口を
示し、太線22,細線52はその時のコイル64aへの
通電量を示している。
【0081】時点t1 から時点t2 のシャッタ開駆動
は、シャッタ14に比べてシャッタ19は遅くなってい
る(コイル64aへの通電時間も長くなっている)。こ
れはねじりコイルバネ66の閉じバネが強くなっている
為に、それに逆らってシャッタを開口する事が原因とな
っているが、前述した様に電力条件による振れ補正誤動
作は時点t1 ,t3 直後の様に電源条件が大きく変動し
た時に生じ、その後長時間に渡って誤動作が継続する訳
では無いので、シャッタ羽根開駆動時間(時点t1 から
時点t2 )がシャッタ14に比べ長くなっていても振れ
補正誤動作量が変化する事はない。
【0082】又、前述した様に時点t1 直後のシャッタ
羽根の開口量は少ない為に、この時の振れ補正誤動作に
よる像劣化は問題にはならない。
【0083】時点t3 からのシャッタ閉駆動において
は、シャッタ19はコイル64aへの通電を止めている
(シャッタ14はコイル64aに逆通電している)。
【0084】しかしながら、図5より解る様に、シャッ
タ14,シャッタ19ともシャッタ羽根閉駆動の幕速は
同一である。これはシャッタ19はねじりコイルバネの
シャッタ羽根閉じ方向付勢バネの力が強い事による。
【0085】よって、シャッタ19を用いた時にはシャ
ッタ14を用いた時より同一有効露光時間でも省電力と
なっており、振れ捕正による電力消費との両立が可能と
なっている。
【0086】防振システムを使用しない時にシャッタ1
4を使用する理由は、シャッタ羽根の幕速が速い為に
(シャッタ開駆動の幕速)より速いシャッタスピードに
対応できる事、そして同一有効露光時間においても、シ
ャッタが最大開口している時間がシャッタ19より長く
できる為に被写界深度を浅くでき、背景のボケた撮影が
可能となる為である。
【0087】この様に防振システムを有するカメラにお
いて、フィルムへの露光を制御するシャッタを複数有
し、防振システムの使用有無で使い分ける事、特に防振
システム使用時には、シャッタ羽根閉じ付勢力の強いシ
ャッタを選択し、これによりシャッタを閉じる時の消費
電流を少なくし(無くし)振れ補正による電力消費と限
られた電源条件内で両立することができた。
【0088】(実施の第3の形態)振れ補正とシャッタ
駆動の両立が電源制約上不能な場合、上記実施の第1及
び第2の形態では同一有効露光内(同一露出内)でシャ
ッタ駆動様式、或いはシャッタそのものを変更してシャ
ッタの電力消費を抑える事で、振れ補正との両立を図っ
て来た。
【0089】振れ補正の消費電力を抑えずにシャッタの
消費電力を抑えた理由は、シャッタの場合には消費電力
を抑えても駆動様式を工夫(駆動タイミングを変更)す
る事で露出の変動を無くすことができるのに対し、振れ
補正の為の駆動電力が不足した場合には適正な振れ補正
ができず、電力の不足分に応じて像劣化が生じる為であ
る。
【0090】又、シャッタの場合にはシャッタの開口時
間の変化による多少の露出変動はフィルムのラチチュー
ドでカバーできる(プリント時に補正可能である)事を
考えると、振れ補正との両立の為にシャッタの電力消費
を抑えるのは有効な方法である。
【0091】この実施の第3の形態では、上記実施の第
1及び第2の形態を更に簡素化したものであり、振れ補
正を行なう時はシャッタ駆動の電力消費は抑えるが、そ
の時駆動様式変更時の特別な措置を行っていない。この
為に、フィルムへの露出に多少の変動は生ずるが、その
分はフィルムのラチチュードでカバーしている。
【0092】この様にシャッタへの消費電力を抑える
時、シャッタの幕速は遅くなる為一定時間有効露光時間
が長くなるが、防振システムを使う様なスローシャッタ
スピードにおいて多少露光時間が上乗せされても露出へ
の影響はそれほど問題にならない。
【0093】速いシャッタスピードの時に同量の露光時
間が上乗せされると露出への影響は深刻であるが、この
様に速いシッタスピードの時は防振システムを必要とし
ない為にシャッタへの消費電力を抑える必要が無い。
【0094】図6は本発明の実施の第3の形態に係るカ
メラの要部構成を示すブロック図であり、図12で示し
た様な構造を持つ振れ補正装置31とシャッタ14の消
費電力は単に消費電力検出回路32が検出しており、そ
の情報をマイコン16に送り、マイコン16はその情報
を基に振れ補正装置31及びシャッタ14への電力供給
を制御している。
【0095】図7は、上記図6の構成におけるマイコン
16内の主要部分の動作を示すフローチャートであり、
このフローは露光時(振れ補正とシャッタ駆動が同時に
行われる時)にスタートし、露光終了でフローは止めら
れる。
【0096】ステップ#3001では、消費電力検出回
路32からシャッタの駆動電力Ps及び振れ補正装置3
1の駆動電力Pcを入力する。次のステップ#3002
では、両者の消費電力の和、即ち「Ps+Pc」と電源
の上限値Poの比較を行ない、両者の和が電源の上限値
Po内の時はステップ#3001へ戻り、電源の上限値
Poを越える時はステップ#3003へ進む。
【0097】この様に、両者の電力総和が電源の上限値
Poを越えた時には上述した様にシャッタへの電力供給
を抑えてゆく事で電力総和を電源の上限値Po内にする
訳であるが、あまりにもシャッタへの電力供給が少なく
なった場合、例えば「Ps+Pc」が大きすぎ(Pmax
)、これを電源の上限値Poにする為にシャッタの電
力供給が大幅に減らされた時はシャッタの幕速が極めて
遅くなり、露出の変化をフィルムのラチチュードで吸収
できなくなってしまう。よって、これを避ける為にシャ
ッタへの電力供給量の下限値Ps1 を設けている。
【0098】ステップ#3003では、両立の和を上述
のPmax と比較し、Pmax より大きい時はステップ#3
004へ、そうでない時はステップ#3005へ進む。
【0099】ステップ#3004に進む時は振れ補正と
シャッタ駆動の電力消費が大きすぎ、シャッタの電力供
給を減らすだけでは追いつかない為(シャッタをこれ以
上低電力で駆動するとフィルムへの露光が過度になり、
プリント時の補正も不能になる為)、以下のステップ#
3006にて、シャッタへの電力供給は下限値Ps1
とどめ、残りの電力は振れ補正駆動の電力供給を減らす
事で補完するようにしている。
【0100】その為、ステップ#3004では、シャッ
タへの電力供給を下限値Ps1 に固定し、次のステップ
#3006では、振れ補正の電力供給を Pc=Po−Ps1 として求め、両者の和が電源上限値Poを越えない様に
している。
【0101】この時、フィルムへの露出は多少不適正と
なるが、この量はフィルムのラチチュードで吸収できる
量であり、又、振れ補正も電力供給が減らされた事で多
少不適正(振れ補正残りが出る)であるが、この様にシ
ャッタ駆動と振れ補正で大電力を必要とすると云う事は
相当大きな振れが生じている時であり、その時には多少
振れ補正が不足であっても十分防振の機能は達成してい
ると云える。
【0102】また、「Ps+Pc」がPmax と上限値P
oとの間にある時は、ステップ#3003からステップ
#3005では、シャッタの駆動電力を減らすだけでシ
ャッタ駆動と振れ補正の両立が可能な場合なので Ps=Po−Pc としてシャッタ駆動と振れ補正の電力総和が電源上限値
Poを越える分だけシャッタの駆動電力を減らし、ステ
ップ#3001へ戻る。
【0103】以上の様に、振れを補正する振れ補正装置
と、フィルムへの露光を制御するシャッタを有するカメ
ラにおいて、振れ補正装置の電力消費とシャッタの電力
消費が共存する時には、前記振れ補正装置への電力供給
を優先し、上記電力消費の合計が所定値を越えた時は、
シャッタの電力供給を減らす(振れは撮影後に修正でき
ないが、多少の露出変動は撮影後に補正できる為)。
又、このときシャッタへの電力供給量が所定値以上減ら
される場合にはシャッタへの有効露光時間がフィルムの
ラチチュード範囲を超える為に、それ以上シャッタへの
電力供給を減らさず、その分振れ補正装置への電力供給
を減らす事で補完するようにしている為、振れ補正とシ
ャッタ駆動の適正な共存が可能になっている。
【0104】(実施の第4の形態)振れ補正装置は振れ
補正駆動を行なう時、図12及び図13を用いて説明し
た構造の為に、引っ張りバネ79のバネ力に抗する駆動
力を必要とする。即ち、大きな振れを補正する時には大
きな電力が必要である。
【0105】逆に云うと、小さな振れ(通常カメラをし
っかり構えている時は大振れは発生しない)を補正する
時には振れ補正装置は小電力で駆動される為に、シャッ
タ駆動との電源制約上の両立は可能である。
【0106】本発明の実施の第4の形態はこの点に着目
し、カメラの使用状態における電源の状態とカメラに加
わる振れの状態から振れ補正装置が適正に機能しない
(小電力で駆動できない)と予想される時は、露光中は
振れ補正しない、或いは、適正に機能する状態に復起し
てから振れ補正を始めるようにしたものである。
【0107】図8は本発明の実施の第4の形態似係るカ
メラの要部構成を示すブロック図であり、カメラのマイ
コン16には、カメラ振れを検出するカメラ振れ検出装
置41,レリーズボタンであるところの露光操作部材4
2,シャッタ14,振れ補正装置31からの信号が入力
している。
【0108】図9は、上記図8の構成におけるマイコン
16内の主要部分の動作を示すフローチャートであり、
このフローはカメラのメインスイッチのオン、或いは、
露光操作部材42のレリーズ半押しでスタートする。
【0109】ステップ#4001では、露光の為の露光
操作部材42の押し切り操作(以下、sw2操作と記
す)まで待期する。露光操作手段42によるsw2操作
が行なわれると、ステップ#4002に進み、ここでは
カメラ振れ検出装置41からの振れ信号の大きさaを入
力する。
【0110】次のステップ#4003では、振れ信号の
大きさaと比較する基準a0 を入力する。尚、a0 は電
源状態で可変になっており、電源が十分ある時はa0
大きく、少ない時はa0 は小さくなる。
【0111】続くステップ#4004では、上述のaと
0 の比較を行ない、「a>a0 」、即ち電源状態によ
り定まる許容電力で振れ補正できる振れの大きさを示す
0より現在の振れの大きさaが大きいときは直ちにス
テップ#4006へ進む。つまり、この場合は振れの大
きさaがa0 より大きいので、振れ補正を行なわない事
になる(振れ補正とシャッタ駆動の両立ができない
為)。また、「a≦a0 」の時はステップステップ#4
005へ進み、振れ補正を始める。
【0112】ステップ#4006では、シャッタを開け
て露光を始め、次いでステップ#4007にて、露光時
間を計るタイマTをスタートさせる。そして、ステップ
#4008にて、上記のタイマTのカウントが適性露出
値T0 になる迄待期する。その後、上記のタイマTのカ
ウントが適性露出値T0 になるとステップ#4009へ
進んでシャッタを閉じる。そして、次のステップ#40
10では、振れ補正が行なわれているかどうか判断し、
振れ補正が行なわれていた時はステップ#4011で振
れ補正を止め、ステップ#4001に戻る。又ステップ
#4010で振れ補正が行なわれていなかった時は、そ
のままステップ#4001へ戻る。
【0113】以上の様な構成にすることで、電源が消耗
しており、且つ、振れが大きい時に振れ補正を行なって
しまう事で、シャッタ動作が不適正、或いは、シャッタ
が動作しなくなる事を防ぐことができる。
【0114】(実施の第5の形態)図10は本発明の実
施の第5の形態に係るカメラの主要部分の動作を示すフ
ローチャートである。
【0115】この実施の第5の形態では、露光中でも、
振れの大きさaがa0 より小さくなると、今迄行なって
いなかった(「a>a0 」の為)振れ補正を始める例を
示すものであり、図9と異なるのは、ステップ#400
7とステップ#4008(露光中のタイマカウントルー
プ)の間に、ステップ#4012〜#4014を追加し
ている点である。
【0116】ステップ#4012では、ステップ#40
10と同様に、現在振れ補正が行なわれているか(「a
>a0 」の時は振れ補正が行なわれておらず、「a≦a
0 」の時は振れ補正が行なわれている)を判断し、振れ
補正が行なわれている時はステップ#4008に進み、
振れ補正が行なわれていない時はステップ#4013に
進む。
【0117】ステップ#4013では、ステップ#40
03と同様に、振れの大きさa(この時点での振れの大
きさであり、ステップ#4002で入力された振れの大
きさaが更新されている)と基準a0 と比較する。ここ
で「a≦a0 」になっていた時(ステップ#4004で
判断したときより振れが小さくなっていた時)はステッ
プ#4014へ進み、振れ補正を始め、未だに「a>a
0 」の時はステップ#4008へ進む。タイマTのカウ
ントがT0 になる迄上記のループを繰り返し、振れが小
さくなった時点で振れ補正を始める。
【0118】この様な構成にすると、初めに振れが大き
く振れ補正を行えなかったのが振れ補正を始める事がで
き、良好な像が得られる。
【0119】以上の実施の第4及び第5の形態では、振
れを補正する振れ補正装置を有するカメラにおいて、該
カメラに加わる振れの状態から電力条件内では露光中に
振れ補正装置が適正に機能されない状態ができると予想
される時は、露光中は振れ補正装置の制御変更を行な
う。詳しくは、露光中は振れ補正を行なわない、又は、
振れ補正装置が適正に機能される状態迄待期してから振
れ補正を開始する事で、通常の撮影時には振れ補正とシ
ャッタ駆動の両立ができ、消費電力が突発的に大きくな
る時もシャッタ駆動への影響を無くすことができる。
【0120】以上の実施の各形態においては、防振シス
テムを使用する様な状況、例えば被写体が暗い時には高
速シャッタを使用することがない点等に着目し、限られ
た電力をシャッタと振れ補正装置で使い分けている。
【0121】具体的には、フィルムへの露光を制御する
シャッタ駆動制御様式、特に駆動電力がシャッタによる
有効露光時間が同一であっても、防振システム使用時と
非使用時で異ならせる(防振システム使用時は小電力で
シャッタを駆動、特にシャッタを閉じる時の電力使用量
を減らす)ようにしている為、限られた電源条件下にお
いて、良好な像を得ることが可能となる。
【0122】また、フィルムへの露光を制御するシャッ
タを複数有し、防振システム使用時と非使用時で異なる
シャッタを選択する様にし、特に防振システム使用時に
は低消費電力でシャッタ羽根を閉じるシャッタ(シャッ
タ羽根を閉じ付勢しているバネの付勢力が強いシャッ
タ)を選択するようにしている為、限られた電源条件下
において、良好な像を得ることが可能となる。
【0123】また、シャッタ精度の多少の狂いはフィル
ムのラチチュード範囲で吸収できるが、振れ補正が十分
に行なわれなかった時、或いは、電力条件変動による振
れ補正装置の誤動作により、像劣化が生じた場合はプリ
ント時等で修正ができない事を考慮に入れ、露光時には
シャッタの多少の誤動作は許容して振れ補正を優先した
ものであり、振れ補正装置の電力消費とシャッタの電力
消費が共存する時には振れ補正装置への電力供給を優先
しており、詳しくは、振れ補正装置の電力消費とシャッ
タの電力消費の合計が所定値(カメラを正常に駆動を継
続してゆく為に必要な電力)を越えた時はシャッタへの
電力供給を減らすようにしている。
【0124】しかし、その減少量が所定値以上の場合は
シャッタの誤動作が許容できなくなり、フィルムのラチ
チュード範囲を超える為それ以上電力を減らす事はせ
ず、振れ補正装置への供給電力を減らすようにしてい
る。
【0125】また、振れの状態から露光時の振れ補正装
置の消費電力が予想できる事に着目し、振れの状態から
露光中には定められた電力条件内では振れ補正装置が適
正に機能されない状態ができると予想される時は、露光
中は振れ補正装置の制御変更を行なう。詳しくは、振れ
の状態により振れ補正装置の電力消費が露光中の電力消
費を越える時は、露光中は振れ補正装置を動かさない、
或いは、露光中で振れ補正装置の消費電力が少なくなっ
た時(振れが少なくなった時)から振れ補正を開始する
構成にしている。
【0126】また、同一有効露光時間であっても複数の
シャッタ駆動様式を選択でき、このシャッタ駆動様式の
選択により防振システムが制御される様にしている。詳
しくは、電力消費の少ない(シャッタ幕速の遅い)シャ
ッタ駆動様式を選択した時には、振れ補正を行ない、電
力消費の多い(シャッタ幕速の速い)シャッタ駆動様式
を選択した時には、振れ補正を行わない様にして、電力
消費の多いシャッタと振れ補正が共存する事による両者
の誤動作を防いでいる。
【0127】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、防振システム13内の振れ補正装置や、
振れ補正装置31が本発明の補正手段に、シャッタ14
がシャッタ手段や第1のシャッタ手段に相当し、シャッ
タ19が本発明の第2のシャッタ手段に、マイコン16
が本発明の電力制御手段に、それぞれ相当する。
【0128】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0129】(変形例)本発明は、銀塩カメラのみなら
ず、電子スチルカメラやビデオカメラにも適用可能であ
る。更には、防振機能とシャッタとを備えた光学機器や
他の装置、更には構成ユニットとしても適用することが
できるものである。
【0130】また、各請求項記載の発明または実施の各
形態の構成が、全体として一つの装置を形成する様なも
のであっても、又は、分離もしくは他の装置と結合する
様名も野であっても、又は、装置を構成する要素のよう
なものであっても良い。
【0131】また、記録媒体としてフィルムを使用して
いるが、これ以外の画像記録媒体であっても適用できる
ものである。
【0132】また、本発明は、振れ補正手段として、光
軸に垂直な面内で光学部材を動かすシスト光学系や可変
頂角プリズム等の光束変更手段や、光軸に垂直な画面内
で撮影面を動かすもの、更には画像処理により振れを補
正するもの等、振れが防止できるものであればどのよう
なものであっても良い。
【0133】更に、本発明は、以上の実施の各形態、又
はそれらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよ
い。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一の画像記録時間であっても、シャッタ部材の移動速
度を変化させることで、シャッタ手段での電力消費が異
なることに着目し、補正手段の使用時には非使用時に比
べて、シャッタ手段を小電力で駆動する様式を選択する
ようにしている為、限られた電源条件において、良好な
画像を得ることができる光学機器を提供可能となる。
【0135】また、本発明によれば、補正手段の使用時
には、第1のシャッタ手段よりも小電力にて駆動する第
2のシャッタ手段を選択するようにしている為、限られ
た電源条件において、良好な画像を得ることができる光
学機器を提供可能となる。
【0136】また、本発明によれば、シャッタ精度の多
少の狂いは記録媒体の性能で吸収し得ることに着目し、
補正手段の消費電力とシャッタ手段での消費電力の合計
が所定の量を越えた場合には、シャッタ手段への電力供
給を減らすようにしている為、限られた電源条件におい
て、良好な画像を得ることができる光学機器を提供可能
となる。
【0137】また、本発明によれば、画像記録中の電力
条件内では画像記録中に補正手段が適正に機能し得ない
状態が起きると予想される場合は、画像記録に悪影響を
与えてしまうことを防止し、画像記録中は前記補正手段
の作動を停止するようにしている為、限られた電源条件
において、良好な画像を得ることができる光学機器を提
供可能となる。
【0138】また、本発明によれば、大電力にて駆動す
る第1のシャッタ手段の使用が選択された場合には、限
られた電源条件内での補正手段と該第1のシャッタ手段
の同時駆動は困難な事から、補正手段を非作動状態に
し、前記第1のシャッタ手段よりも小電力で駆動する第
2のシャッタ手段の使用が選択された場合には、補正手
段と該第2のシャッタ手段の同時駆動は許容できる事か
ら、補正手段を作動状態にし、振れの無い画像記録を行
えるようにしている為、限られた電源条件において、良
好な画像を得ることができる光学機器を提供可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのシャ
ッタの開閉とシャッタ駆動用のコイル電流との関係を示
す図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのシャ
ッタの開閉とシャッタ駆動用のコイル電流との関係の他
の例を示す図である。
【図4】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の第2の形態に係るカメラのシャ
ッタの開閉とシャッタ駆動用のコイル電流との関係を示
す図である。
【図6】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図7】図6のマイコンの主要部分の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の実施の第4の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図9】図8のマイコンの主要部分の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明の実施の第5の形態に係るカメラの主
要部分の動作を示すフローチャートである。
【図11】従来の防振システムの構成を示す斜視図であ
る。
【図12】図11の防振システムに具備される振れ補正
装置の正面図である。
【図13】図12の矢印A方向から見た側面及びD1−
D1,D2−D2断面を示す図である。
【図14】図13の振れ補正装置の裏面図である。
【図15】従来のシャッタの分解斜視図である。
【図16】図15の状態からシャッタ羽根が閉じた状態
を示す分解斜視図である。
【図17】図15に示すシャッタの開閉とシャッタ駆動
用のコイル電流との関係を示す図である。
【符号の説明】
13 防振システム 14,19 シャッタ 15 測光システム 16 マイコン 31 振れ補正装置 32 消費電力検出回路 41 カメラ振れ検出装置 42 露光操作部材

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像振れを補正する補正手段と、画像記
    録を制御する為のシャッタ手段と、同一の画像記録時間
    であっても、前記補正手段の使用時と非使用時とで、前
    記シャッタ手段の駆動様式を変更する電力制御手段とを
    有したことを特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 前記電力制御手段は、前記補正手段の使
    用時には非使用時に比べて、前記シャッタ手段を小電力
    で駆動する様式を選択することを特徴とする請求項1記
    載の光学機器。
  3. 【請求項3】 前記駆動様式とは、前記シャッタ手段を
    大電力で駆動して、シャッタ部材の移動速度を速くした
    第1の駆動様式と、前記シャッタ手段を小電力で駆動し
    て、シャッタ部材の移動速度を遅くした第2の駆動様式
    であり、前記電力制御手段は、前記補正手段の使用時に
    は、前記第2の駆動様式にて前記シャッタ手段の駆動を
    行い、前記補正手段の非使用時には、前記第1の駆動様
    式にて前記シャッタ手段の駆動を行うことを特徴とする
    請求項2記載の光学機器。
  4. 【請求項4】 前記電力制御手段は、前記第2の駆動様
    式にて前記シャッタ手段を駆動する際、そのシャッタ羽
    根を閉じる為の電力を少なくすることを特徴とする請求
    項3記載の光学機器。
  5. 【請求項5】 画像振れを補正する補正手段と、画像記
    録を制御する為の第1のシャッタ手段と、画像記録を制
    御する為の、前記第1のシャッタ手段よりも小電力にて
    駆動する第2のシャッタ手段と、前記補正手段の使用時
    と非使用時とで、前記第1のシャッタ手段と前記第2の
    シャッタ手段のいずれかを選択する電力制御手段とを有
    したことを特徴とする光学機器。
  6. 【請求項6】 前記電力制御手段は、前記補正手段の使
    用時には、前記第2のシャッタ手段を選択することを特
    徴とする請求項5記載の光学機器。
  7. 【請求項7】 前記第2のシャッタ手段は、前記第1の
    シャッタ手段に比べて、そのシャッタ部材を閉じる為の
    電力を少なくすることを特徴とする請求項3記載の光学
    機器。
  8. 【請求項8】 前記第2のシャッタ手段は、前記第1の
    シャッタ手段に比べて、そのシャッタ羽根を閉じ付勢す
    る為の付勢力の強い弾性部材を有していることを特徴と
    する請求項6記載の光学機器。
  9. 【請求項9】 画像振れを補正する補正手段と、画像記
    録を制御する為のシャッタ手段と、前記補正手段と前記
    シャッタ手段のそれぞれにて同時に電力消費が行われる
    場合は、前記補正手段への電力供給を優先する電力制御
    手段とを有したことを特徴とする光学機器。
  10. 【請求項10】 前記電力制御手段は、前記補正手段の
    消費電力と前記シャッタ手段での消費電力の合計が所定
    の量を越えた場合には、前記シャッタ手段への電力供給
    を減らすことを特徴とする請求項9記載の光学機器。
  11. 【請求項11】 前記電力制御手段は、前記シャッタ手
    段への供給電力が所定量以下になった場合には、前記補
    正手段への供給電力を減らすことを特徴とする請求項1
    0記載の光学機器。
  12. 【請求項12】 前記電力制御手段は、前記シャッタ手
    段への供給電力が所定量以下になり、有効画像記録時間
    が画像記録媒体でのラチチュード範囲を超える場合に、
    前記補正手段への供給電力を減らすことを特徴とする請
    求項11記載の光学機器。
  13. 【請求項13】 画像振れを補正する補正手段と、該光
    学機器に加わる振れの状態から、画像記録中の電力条件
    内では画像記録中に前記補正手段が適正に機能し得ない
    状態が起きると予想される場合は、画像記録中は前記補
    正手段の制御変更を行う電力制御手段とを有したことを
    特徴とする光学機器。
  14. 【請求項14】 前記電力制御手段は、画像記録中の電
    力条件内では画像記録中に前記補正手段が適正に機能し
    得ない状態が起きると予想される場合は、画像記録中は
    前記補正手段の作動を停止することを特徴とする請求項
    13記載の光学機器。
  15. 【請求項15】 前記電力制御手段は、前記補正手段が
    適正に機能し得る状態になったことを判別することによ
    り、前記補正手段の作動させることを特徴とする請求項
    14記載の光学機器。
  16. 【請求項16】 画像振れを補正する補正手段と、画像
    記録を制御する為の第1のシャッタ手段と、画像記録を
    制御する為の、前記第1のシャッタ手段よりも小電力に
    て駆動する第2のシャッタ手段と、前記第1のシャッタ
    手段の使用が選択された時と前記第2のシャッタ手段と
    使用が選択された時とで、前記補正手段を制御する電力
    制御手段とを有したことを特徴とする光学機器。
  17. 【請求項17】 前記電力制御手段は、前記第1のシャ
    ッタ手段の使用が選択された場合には、前記補正手段を
    非作動状態にし、前記第2のシャッタ手段の使用が選択
    された場合には、前記補正手段を作動状態にすることを
    特徴とする請求項16記載の光学機器。
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