JPH10316138A - 運搬用容器 - Google Patents
運搬用容器Info
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- JPH10316138A JPH10316138A JP12886297A JP12886297A JPH10316138A JP H10316138 A JPH10316138 A JP H10316138A JP 12886297 A JP12886297 A JP 12886297A JP 12886297 A JP12886297 A JP 12886297A JP H10316138 A JPH10316138 A JP H10316138A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上段の容器本体のがたつき防止用突部が下段
の容器本体のポケット部の内方開口の開口縦縁部に当た
ってもスライドがスムーズに行える。 【解決手段】 ネスティング、スタッキングの両方がで
きる合成樹脂製の運搬用容器6において、容器本体1の
側壁部の支持脚4の突出基部の下方に2つの容器本体1
を同一向きで積み上げて下段の容器本体1のフランジ部
2上に支持脚4の下端部を載置した状態で下段の容器本
体1の開口部内にはめ込まれるがたつき防止用突部30
を設ける。長辺側に設けたポケット部5の内方開口の開
口縦縁部乃至長辺側に設けたがたつき防止用突部30の
長辺と平行な方向の側端面の少なくとも一方に、がたつ
き防止用突部30がポケット部5を越えて長辺と平行な
方向にスライドする際にガイドするための傾斜面部31
を設ける。
の容器本体のポケット部の内方開口の開口縦縁部に当た
ってもスライドがスムーズに行える。 【解決手段】 ネスティング、スタッキングの両方がで
きる合成樹脂製の運搬用容器6において、容器本体1の
側壁部の支持脚4の突出基部の下方に2つの容器本体1
を同一向きで積み上げて下段の容器本体1のフランジ部
2上に支持脚4の下端部を載置した状態で下段の容器本
体1の開口部内にはめ込まれるがたつき防止用突部30
を設ける。長辺側に設けたポケット部5の内方開口の開
口縦縁部乃至長辺側に設けたがたつき防止用突部30の
長辺と平行な方向の側端面の少なくとも一方に、がたつ
き防止用突部30がポケット部5を越えて長辺と平行な
方向にスライドする際にガイドするための傾斜面部31
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬用容器、詳し
くは、複数の容器本体を積み上げ又は重ねるに当たっ
て、内容物を収納した状態では背を高くして積み上げる
スタッキング及び内容物を収納していない状態では背を
低くして重ねるネスティングができる運搬用容器に関す
るものである。
くは、複数の容器本体を積み上げ又は重ねるに当たっ
て、内容物を収納した状態では背を高くして積み上げる
スタッキング及び内容物を収納していない状態では背を
低くして重ねるネスティングができる運搬用容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の容器本体を積み重ねるに
当たって、内容物を収納した状態では背を高くして積み
上げるスタッキング、内容物を収納していない状態では
背を低くして重ねるネスティングができる運搬用容器が
実開平6ー80636号公報により知られている。
当たって、内容物を収納した状態では背を高くして積み
上げるスタッキング、内容物を収納していない状態では
背を低くして重ねるネスティングができる運搬用容器が
実開平6ー80636号公報により知られている。
【0003】この運搬用容器は、図23に示すようなも
ので、運搬用容器6の主体を構成する容器本体1が上方
が開口した平面視長方形状をしており、この容器本体1
の上開口部の外周部にはフランジ部2が形成してある。
容器本体1の長辺側の両側壁部の外面部の各両端部付近
の下部にはそれぞれ側壁部の外面より突出した支持脚4
が設けてある。一方、長辺側のフランジ部2にはこれと
対向する側壁部に点対称に形成された支持脚4をはめ込
むことのできるポケット部5が形成してある。そして、
2つの容器本体1を同一向きで積み上げた状態では下段
の容器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載
置され、下段の容器本体1に対して平面視180°回転
して上段の容器本体1を重ねた状態では下段の容器本体
1のポケット部5に上段の容器本体1の支持脚4が没入
されるように構成されたものである。
ので、運搬用容器6の主体を構成する容器本体1が上方
が開口した平面視長方形状をしており、この容器本体1
の上開口部の外周部にはフランジ部2が形成してある。
容器本体1の長辺側の両側壁部の外面部の各両端部付近
の下部にはそれぞれ側壁部の外面より突出した支持脚4
が設けてある。一方、長辺側のフランジ部2にはこれと
対向する側壁部に点対称に形成された支持脚4をはめ込
むことのできるポケット部5が形成してある。そして、
2つの容器本体1を同一向きで積み上げた状態では下段
の容器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載
置され、下段の容器本体1に対して平面視180°回転
して上段の容器本体1を重ねた状態では下段の容器本体
1のポケット部5に上段の容器本体1の支持脚4が没入
されるように構成されたものである。
【0004】上記のような構成の運搬用容器6は内容物
を入れない空の状態で多段に積み重ねるには(つまりネ
スティング状態にするには)、上記のように下段の容器
本体1に対して上段の容器本体1を平面視で180°回
転して重ねることで下段の容器本体1のポケット部5に
上段の容器本体1の支持脚4を没入させて背を低くして
多段に重ねるものである。
を入れない空の状態で多段に積み重ねるには(つまりネ
スティング状態にするには)、上記のように下段の容器
本体1に対して上段の容器本体1を平面視で180°回
転して重ねることで下段の容器本体1のポケット部5に
上段の容器本体1の支持脚4を没入させて背を低くして
多段に重ねるものである。
【0005】一方容器本体1に内容物を入れて上下に多
段に積み上げる場合には、上記のように下段の容器本体
1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載置されて背
を高くしてスタッキング状態に積み上げるのである。そ
して、上記のようにネスティングがスムーズに行えるよ
うにするには、容器本体1の上開口部の寸法と容器本体
1の底面部の寸法との差を大きくする必要がある。しか
しながら、このように容器本体1の上開口部の寸法と容
器本体1の底面部の寸法との差を大きくするとネスティ
ングは行い易いが、上段の容器本体1の支持脚4の下端
面部が下段の容器本体1のフランジ部2の上に載置さ
れ、上段の容器本体1の底面部が下段の容器本体1の上
開口内にはめ込まれたいわゆるスタッキング状態では、
容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1の底面部の寸
法との差が大きいため横方向にがたつくことになる。こ
のため、容器本体1の側壁部の支持脚4の突出基部の下
方に2つの容器本体1を同一向きで積み上げて下段の容
器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端部を載置し
た状態で下段の容器本体1の開口部内にはめ込まれるが
たつき防止用突部30を設けて、スタッキング状態にお
ける横方向のがたつきを防止することが考えられる。
段に積み上げる場合には、上記のように下段の容器本体
1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載置されて背
を高くしてスタッキング状態に積み上げるのである。そ
して、上記のようにネスティングがスムーズに行えるよ
うにするには、容器本体1の上開口部の寸法と容器本体
1の底面部の寸法との差を大きくする必要がある。しか
しながら、このように容器本体1の上開口部の寸法と容
器本体1の底面部の寸法との差を大きくするとネスティ
ングは行い易いが、上段の容器本体1の支持脚4の下端
面部が下段の容器本体1のフランジ部2の上に載置さ
れ、上段の容器本体1の底面部が下段の容器本体1の上
開口内にはめ込まれたいわゆるスタッキング状態では、
容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1の底面部の寸
法との差が大きいため横方向にがたつくことになる。こ
のため、容器本体1の側壁部の支持脚4の突出基部の下
方に2つの容器本体1を同一向きで積み上げて下段の容
器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端部を載置し
た状態で下段の容器本体1の開口部内にはめ込まれるが
たつき防止用突部30を設けて、スタッキング状態にお
ける横方向のがたつきを防止することが考えられる。
【0006】ところが、スタッキングするに当たって
は、上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器本体1の
フランジ部2上に乗せてスライドさせることで行うので
あるが、この時、容器本体1の内面の一部にポケット部
5の内側開口が開口しているため、図24に示すよう
に、上記スライド時にがたつき防止用突部30の内方開
口の開口縦縁部に当たってスライドができなくなって、
正確なスタッキング積みができず、このような場合には
スライド作業を一時中止して上段の容器本体1を手前に
引いて再度スライドし直すか、あるいは、上段の容器本
体1を短辺方向にずらしてスライドし直す必要があっ
て、スタッキング作業が面倒となるという問題がある。
は、上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器本体1の
フランジ部2上に乗せてスライドさせることで行うので
あるが、この時、容器本体1の内面の一部にポケット部
5の内側開口が開口しているため、図24に示すよう
に、上記スライド時にがたつき防止用突部30の内方開
口の開口縦縁部に当たってスライドができなくなって、
正確なスタッキング積みができず、このような場合には
スライド作業を一時中止して上段の容器本体1を手前に
引いて再度スライドし直すか、あるいは、上段の容器本
体1を短辺方向にずらしてスライドし直す必要があっ
て、スタッキング作業が面倒となるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、スタッキング
積み状態におけるがたつきを防止でき、しかも、上段の
容器本体の支持脚を下段の容器本体のフランジ部に乗せ
てスライドさせている時に上段の容器本体のがたつき防
止用突部が下段の容器本体のポケット部の内方開口の開
口縦縁部に当たってもスライドがスムーズに行える運搬
用容器を提供することを課題とするものである。
の問題点に鑑みて発明したものであって、スタッキング
積み状態におけるがたつきを防止でき、しかも、上段の
容器本体の支持脚を下段の容器本体のフランジ部に乗せ
てスライドさせている時に上段の容器本体のがたつき防
止用突部が下段の容器本体のポケット部の内方開口の開
口縦縁部に当たってもスライドがスムーズに行える運搬
用容器を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の運搬用容
器は、上方が開口した平面視長方形状をした容器本体1
の上開口部の外周部にフランジ部2を形成し、長辺側の
両側壁部3の外面部の各両端部付近の下部にそれぞれ側
壁部3の外面より突出した支持脚4を設け、長辺側のフ
ランジ部2にこれと対向する側壁部3に点対称に形成さ
れた支持脚4をはめ込むことのできるポケット部5を形
成し、2つの容器本体1を同一向きで積み上げた状態で
は下段の容器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端
部が載置され、下段の容器本体1に対して平面視180
°回転して上段の容器本体1を重ねた状態では下段の容
器本体1のポケット部5に上段の容器本体1の支持脚4
が没入されるように構成された運搬用容器6であって、
容器本体1の側壁部の支持脚4の突出基部の下方に2つ
の容器本体1を同一向きで積み上げて下段の容器本体1
のフランジ部2上に支持脚4の下端部を載置した状態で
下段の容器本体1の開口部内にはめ込まれるがたつき防
止用突部30を設け、長辺側に設けたポケット部5の内
方開口の開口縦縁部乃至長辺側に設けたがたつき防止用
突部30の長辺と平行な方向の側端面の少なくとも一方
に、がたつき防止用突部30がポケット部5を越えて長
辺と平行な方向にスライドする際にガイドするための傾
斜面部31を設けて成ることを特徴とするものである。
このように構成することで、容器本体1の上開口部の寸
法と容器本体1の底面部の寸法との差を大きくしてネス
ティングができるようにしたものにおいて、下段の容器
本体1のフランジ部2上に上段の容器本体1の支持脚4
の下端部を載置するスタッキング状態において、上段の
容器本体1のがたつき防止用突部30が下段の容器本体
1の開口部内にはめ込まれて上段の容器本体1の横方向
のがたつきを防止することができるものである。しか
も、このように、がたつき防止用突部30を設けたにも
かかわらず、上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器
本体1のフランジ部2上に乗せてスライドさせている作
業中に、がたつき防止用突部30の内方開口の開口縦縁
部に当たるようなことがあっても、傾斜面部31にガイ
ドされてスムーズにスライドを継続することができるも
のである。
決して本発明の目的を達成するため、本発明の運搬用容
器は、上方が開口した平面視長方形状をした容器本体1
の上開口部の外周部にフランジ部2を形成し、長辺側の
両側壁部3の外面部の各両端部付近の下部にそれぞれ側
壁部3の外面より突出した支持脚4を設け、長辺側のフ
ランジ部2にこれと対向する側壁部3に点対称に形成さ
れた支持脚4をはめ込むことのできるポケット部5を形
成し、2つの容器本体1を同一向きで積み上げた状態で
は下段の容器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端
部が載置され、下段の容器本体1に対して平面視180
°回転して上段の容器本体1を重ねた状態では下段の容
器本体1のポケット部5に上段の容器本体1の支持脚4
が没入されるように構成された運搬用容器6であって、
容器本体1の側壁部の支持脚4の突出基部の下方に2つ
の容器本体1を同一向きで積み上げて下段の容器本体1
のフランジ部2上に支持脚4の下端部を載置した状態で
下段の容器本体1の開口部内にはめ込まれるがたつき防
止用突部30を設け、長辺側に設けたポケット部5の内
方開口の開口縦縁部乃至長辺側に設けたがたつき防止用
突部30の長辺と平行な方向の側端面の少なくとも一方
に、がたつき防止用突部30がポケット部5を越えて長
辺と平行な方向にスライドする際にガイドするための傾
斜面部31を設けて成ることを特徴とするものである。
このように構成することで、容器本体1の上開口部の寸
法と容器本体1の底面部の寸法との差を大きくしてネス
ティングができるようにしたものにおいて、下段の容器
本体1のフランジ部2上に上段の容器本体1の支持脚4
の下端部を載置するスタッキング状態において、上段の
容器本体1のがたつき防止用突部30が下段の容器本体
1の開口部内にはめ込まれて上段の容器本体1の横方向
のがたつきを防止することができるものである。しか
も、このように、がたつき防止用突部30を設けたにも
かかわらず、上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器
本体1のフランジ部2上に乗せてスライドさせている作
業中に、がたつき防止用突部30の内方開口の開口縦縁
部に当たるようなことがあっても、傾斜面部31にガイ
ドされてスムーズにスライドを継続することができるも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて詳述する。図1、図2、図3、図4、図
5にそれぞれ本発明の全体を示す平面図、正面図、背面
図、右側面図、左側面図を示している。容器本体1は上
方が開口していて上開口の開口縁に外側方に向けてフラ
ンジ2が形成してある。容器本体1の長辺側の側壁部3
のうち一方の長辺側の側壁部3aの外面部の両側付近の
下部にはそれぞれ支持脚4が突出して形成されている。
ここで、両側の支持脚4のうち一方の支持脚4aは他方
の支持脚4bよりも幅が狭くなっている。
形態に基づいて詳述する。図1、図2、図3、図4、図
5にそれぞれ本発明の全体を示す平面図、正面図、背面
図、右側面図、左側面図を示している。容器本体1は上
方が開口していて上開口の開口縁に外側方に向けてフラ
ンジ2が形成してある。容器本体1の長辺側の側壁部3
のうち一方の長辺側の側壁部3aの外面部の両側付近の
下部にはそれぞれ支持脚4が突出して形成されている。
ここで、両側の支持脚4のうち一方の支持脚4aは他方
の支持脚4bよりも幅が狭くなっている。
【0010】また、長辺側の他方の側壁部3bの上部に
は平面視で容器本体1の中心点O(図1に示す)を中心
として支持脚4a、4bと点対象の位置にそれぞれ支持
脚4a、4bが嵌入することのできる上方及び内方に開
口したポケット部5(支持脚4a嵌入することができる
ポケット部5aと支持脚4bを嵌入することができるポ
ケット部5b)が各々形成してある。
は平面視で容器本体1の中心点O(図1に示す)を中心
として支持脚4a、4bと点対象の位置にそれぞれ支持
脚4a、4bが嵌入することのできる上方及び内方に開
口したポケット部5(支持脚4a嵌入することができる
ポケット部5aと支持脚4bを嵌入することができるポ
ケット部5b)が各々形成してある。
【0011】同様に、長辺側の他方の側壁部3bの両側
付近の下部にはそれぞれ支持脚4a、4bが形成してあ
り、また、長辺側の一方の側壁部3aの上部には該支持
脚4a、4bが嵌入することのできるポケット部5a、
5bが容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4a、
4bと点対象の位置に各々形成してある。また、短辺側
の側壁部3のうち一方の短辺側の側壁部3cの外面部の
両側付近の下部にはそれぞれ支持脚4c、4cが突出し
て形成されている。
付近の下部にはそれぞれ支持脚4a、4bが形成してあ
り、また、長辺側の一方の側壁部3aの上部には該支持
脚4a、4bが嵌入することのできるポケット部5a、
5bが容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4a、
4bと点対象の位置に各々形成してある。また、短辺側
の側壁部3のうち一方の短辺側の側壁部3cの外面部の
両側付近の下部にはそれぞれ支持脚4c、4cが突出し
て形成されている。
【0012】また、短辺側の他方の側壁部3dの上部に
は平面視で容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4
c、4cと点対象の位置にそれぞれ支持脚4c、4cが
嵌入することのできるポケット部5c、5cが各々形成
してある。同様に、短辺側の他方の側壁部3dの両側付
近の下部にはそれぞれ支持脚4d、4dが形成してあ
り、また、短辺側の一方の側壁3aの上部には該支持脚
4d、4dが嵌入することのできるポケット部5d、5
dが平面視で容器本体1の中心点Oを中心として点対象
の位置に各々形成してある。
は平面視で容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4
c、4cと点対象の位置にそれぞれ支持脚4c、4cが
嵌入することのできるポケット部5c、5cが各々形成
してある。同様に、短辺側の他方の側壁部3dの両側付
近の下部にはそれぞれ支持脚4d、4dが形成してあ
り、また、短辺側の一方の側壁3aの上部には該支持脚
4d、4dが嵌入することのできるポケット部5d、5
dが平面視で容器本体1の中心点Oを中心として点対象
の位置に各々形成してある。
【0013】ここで、支持脚4c、4c間の距離は支持
脚4d、4d間の距離と異なる距離に設定してある。上
記のような構成の運搬用容器6は例えば下段の運搬用容
器6の上に上段の運搬用容器6の底部をスライドさせて
図9のように背を高くして積み上げる(いわゆるスタッ
キングという)ことができるものであり、また、上段の
運搬用容器6を平面視で180°回転した状態で下段の
運搬用容器6の上をスライドさせると、上段の運搬用容
器6の支持脚4a、4b、4a、4b及び支持脚4c、
4c、4d、4dをそれぞれ下段の運搬用容器6のポケ
ット部5a、5b、5a、5b及びポケット部5c、5
c、5d、5dに嵌め込んで図10に示すように背を低
くして積み重ね(いわゆるネスティングという)て嵩張
らないようにするのである。
脚4d、4d間の距離と異なる距離に設定してある。上
記のような構成の運搬用容器6は例えば下段の運搬用容
器6の上に上段の運搬用容器6の底部をスライドさせて
図9のように背を高くして積み上げる(いわゆるスタッ
キングという)ことができるものであり、また、上段の
運搬用容器6を平面視で180°回転した状態で下段の
運搬用容器6の上をスライドさせると、上段の運搬用容
器6の支持脚4a、4b、4a、4b及び支持脚4c、
4c、4d、4dをそれぞれ下段の運搬用容器6のポケ
ット部5a、5b、5a、5b及びポケット部5c、5
c、5d、5dに嵌め込んで図10に示すように背を低
くして積み重ね(いわゆるネスティングという)て嵩張
らないようにするのである。
【0014】ここで、本発明にあっては、ネスティング
がスムーズにできるように、容器本体1の側壁の傾斜を
大きく取って容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1
の底面部の寸法との差を大きくしてある。そして、上記
のように容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1の底
面部の寸法との差を大きくすると、上段の容器本体1の
支持脚4の下端面部が下段の容器本体1のフランジ部2
の上に載置され、上段の容器本体1の底面部が下段の容
器本体1の上開口内にはめ込まれたいわゆるスタッキン
グ状態では、上段の容器本体1が横方向にがたつくの
で、これを防止するために容器本体1の側壁部の支持脚
4の突出基部の下方にがたつき防止用突部30を設けて
あり、上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器本体1
のフランジ部2を乗せると共に上段の容器本体1の底部
を下段の容器本体1の上開口内にはめ込んだ状態で、上
段の容器本体1のがたつき防止用突部30が下段の容器
本体1の上開口内にはめ込まれて上段の容器本体1の横
方向のがたつきを防止するようになっている。図7、図
19、図20、図21にはがたつき防止用突部30の各
例が示してあって、図7、図19はそれぞれ容器本体1
の側壁部の支持脚4の突出基部の下面部の両側部に一体
に連続する2つのがたつき防止用突部30が設けてあ
り、図20には容器本体1の側壁部の支持脚4の突出基
部の下面部に沿って支持脚4と一体に連続する横長のが
たつき防止用突部30が設けてあり、図21には容器本
体1の側壁部の支持脚4の突出基部の下面部に沿って横
長の支持脚4の下面から離してがたつき防止用突部30
が設けてある。ここで、図7、図19のように支持脚4
と一体に連続して形成してあると、支持脚4の補強をが
たつき防止用突部30により行うことができる。
がスムーズにできるように、容器本体1の側壁の傾斜を
大きく取って容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1
の底面部の寸法との差を大きくしてある。そして、上記
のように容器本体1の上開口部の寸法と容器本体1の底
面部の寸法との差を大きくすると、上段の容器本体1の
支持脚4の下端面部が下段の容器本体1のフランジ部2
の上に載置され、上段の容器本体1の底面部が下段の容
器本体1の上開口内にはめ込まれたいわゆるスタッキン
グ状態では、上段の容器本体1が横方向にがたつくの
で、これを防止するために容器本体1の側壁部の支持脚
4の突出基部の下方にがたつき防止用突部30を設けて
あり、上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器本体1
のフランジ部2を乗せると共に上段の容器本体1の底部
を下段の容器本体1の上開口内にはめ込んだ状態で、上
段の容器本体1のがたつき防止用突部30が下段の容器
本体1の上開口内にはめ込まれて上段の容器本体1の横
方向のがたつきを防止するようになっている。図7、図
19、図20、図21にはがたつき防止用突部30の各
例が示してあって、図7、図19はそれぞれ容器本体1
の側壁部の支持脚4の突出基部の下面部の両側部に一体
に連続する2つのがたつき防止用突部30が設けてあ
り、図20には容器本体1の側壁部の支持脚4の突出基
部の下面部に沿って支持脚4と一体に連続する横長のが
たつき防止用突部30が設けてあり、図21には容器本
体1の側壁部の支持脚4の突出基部の下面部に沿って横
長の支持脚4の下面から離してがたつき防止用突部30
が設けてある。ここで、図7、図19のように支持脚4
と一体に連続して形成してあると、支持脚4の補強をが
たつき防止用突部30により行うことができる。
【0015】がたつき防止用突部30の容器本体1の長
辺と平行な方向の側端面部及び容器本体1の長辺側に設
けたポケット部5の内方開口の開口縦縁部にはそれぞれ
傾斜面部31が設けてある。傾斜面部31としては直線
状に傾斜したものやあるいは弧状に傾斜したものがあ
る。なお、添付図面に示す実施形態においては、がたつ
き防止用突部30の側端面及びポケット部5の内方開口
の開口縦縁部の両方に傾斜面部31を設けた例を示した
が、がたつき防止用突部30の側端面及びポケット部5
の内方開口の開口縦縁部のいずれか一方に傾斜面部31
を設けてもよいものである。
辺と平行な方向の側端面部及び容器本体1の長辺側に設
けたポケット部5の内方開口の開口縦縁部にはそれぞれ
傾斜面部31が設けてある。傾斜面部31としては直線
状に傾斜したものやあるいは弧状に傾斜したものがあ
る。なお、添付図面に示す実施形態においては、がたつ
き防止用突部30の側端面及びポケット部5の内方開口
の開口縦縁部の両方に傾斜面部31を設けた例を示した
が、がたつき防止用突部30の側端面及びポケット部5
の内方開口の開口縦縁部のいずれか一方に傾斜面部31
を設けてもよいものである。
【0016】また、長辺側のフランジ部2のポケット部
5形成部分の近傍に係合凹所7を形成してある。ここで
係合凹所7はちょうど支持脚4の真上に相当する長辺側
のフランジ部2位置に設けてあり、該係合凹所7は長辺
側のフランジ部2の長手方向の一端部が隣りのポケット
部5a又は5bの上端開口部に連通し、係合凹所7の他
端部が案内用の傾斜面20となっている。
5形成部分の近傍に係合凹所7を形成してある。ここで
係合凹所7はちょうど支持脚4の真上に相当する長辺側
のフランジ部2位置に設けてあり、該係合凹所7は長辺
側のフランジ部2の長手方向の一端部が隣りのポケット
部5a又は5bの上端開口部に連通し、係合凹所7の他
端部が案内用の傾斜面20となっている。
【0017】一方、長辺側の側壁部3a、3bに設けた
支持脚4a、4bの下端面部の先端部には2つの容器本
体1を同一向きで積み上げた状態で該係合凹所7に係合
する係合突部8が設けてある。この係合突部8は図4、
図5に示すように支持脚4a、4bの下端面部に下向凹
部21を設けることで該下向凹部21の外側壁部に相当
する部分を係合突部8とするものである。
支持脚4a、4bの下端面部の先端部には2つの容器本
体1を同一向きで積み上げた状態で該係合凹所7に係合
する係合突部8が設けてある。この係合突部8は図4、
図5に示すように支持脚4a、4bの下端面部に下向凹
部21を設けることで該下向凹部21の外側壁部に相当
する部分を係合突部8とするものである。
【0018】しかして、容器本体1をネスティング又は
スタッキング状態にするために、上段の容器本体1の長
辺側の支持脚4a、4bを下段の容器本体1の長辺側の
フランジ部2上に載置してスライドさせるのである。こ
の上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器本体1のフ
ランジ部2上に乗せてスライドさせている最中に、がた
つき防止用突部30がポケット部5の内側開口を越えて
長辺と平行な方向に移動する際に、図7(b)(c)の
ようにがたつき防止用突部30の内方開口の開口縦縁部
に当たることがあるが、この場合、本発明においては、
長辺側に設けたポケット部5の内方開口の開口縦縁部乃
至長辺側に設けたがたつき防止用突部30の長辺と平行
な方向の側端面の少なくとも一方に傾斜面部31を設け
てあるので、傾斜面部31にガイドされてスムーズにス
ライドを継続することができるようになっている。
スタッキング状態にするために、上段の容器本体1の長
辺側の支持脚4a、4bを下段の容器本体1の長辺側の
フランジ部2上に載置してスライドさせるのである。こ
の上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器本体1のフ
ランジ部2上に乗せてスライドさせている最中に、がた
つき防止用突部30がポケット部5の内側開口を越えて
長辺と平行な方向に移動する際に、図7(b)(c)の
ようにがたつき防止用突部30の内方開口の開口縦縁部
に当たることがあるが、この場合、本発明においては、
長辺側に設けたポケット部5の内方開口の開口縦縁部乃
至長辺側に設けたがたつき防止用突部30の長辺と平行
な方向の側端面の少なくとも一方に傾斜面部31を設け
てあるので、傾斜面部31にガイドされてスムーズにス
ライドを継続することができるようになっている。
【0019】上記のようにしてネスティング又はスタッ
キング状態とするのであるが、スタッキング状態では係
合突部8が係合凹所7に係合することで、上の容器本体
1からの荷重により下段の容器本体1の上開口が広がろ
うとするのを防止できるものである。ここで、フランジ
部2の平坦面から係合凹所7に嵌まり込む場合には傾斜
面20を係合突部8が滑って嵌まり込み、また係合凹所
7から係合突部8を抜け出させてフランジ部2の平坦面
に乗り上げさせて取り出す場合には上段の容器本体1を
長手方向に引くことで、傾斜面20を係合突部8が滑っ
てフランジ部2の平坦面に乗り上げさせて引き出すこと
ができるものであり、係合突部8の係合凹所7への係合
操作及び係合を解除して引き出す操作がスムーズに行え
るものである。
キング状態とするのであるが、スタッキング状態では係
合突部8が係合凹所7に係合することで、上の容器本体
1からの荷重により下段の容器本体1の上開口が広がろ
うとするのを防止できるものである。ここで、フランジ
部2の平坦面から係合凹所7に嵌まり込む場合には傾斜
面20を係合突部8が滑って嵌まり込み、また係合凹所
7から係合突部8を抜け出させてフランジ部2の平坦面
に乗り上げさせて取り出す場合には上段の容器本体1を
長手方向に引くことで、傾斜面20を係合突部8が滑っ
てフランジ部2の平坦面に乗り上げさせて引き出すこと
ができるものであり、係合突部8の係合凹所7への係合
操作及び係合を解除して引き出す操作がスムーズに行え
るものである。
【0020】図8は下段の容器本体1の上に上段の容器
本体1をスタッキング状態で積み上げた場合において係
合突部8と係合凹所7とを係合した部分の断面図が示し
てある。図8に示すように、支持脚4a、4bの下端面
部に設けた下向凹部21内に係合凹所7の内側壁部7a
が嵌まり込んでおり、該内側壁部7aの上面が下向凹部
21の上底面に当接しており、このため、スタッキング
状態において上段の容器本体1からの荷重を内側壁部7
aの上面で受けるようにしている。ここで、係合突部8
の下面は係合凹所7の底面に当接していてもよく、ある
いは係合突部8の下面が係合凹所7の底面から若干浮い
ていてもよい。なお、添付図面に示す実施形態において
は、係合突部8の下面が係合凹所7の底面に当接してこ
の部分でも上段の容器本体1からの荷重を受けるように
している例が示してある。
本体1をスタッキング状態で積み上げた場合において係
合突部8と係合凹所7とを係合した部分の断面図が示し
てある。図8に示すように、支持脚4a、4bの下端面
部に設けた下向凹部21内に係合凹所7の内側壁部7a
が嵌まり込んでおり、該内側壁部7aの上面が下向凹部
21の上底面に当接しており、このため、スタッキング
状態において上段の容器本体1からの荷重を内側壁部7
aの上面で受けるようにしている。ここで、係合突部8
の下面は係合凹所7の底面に当接していてもよく、ある
いは係合突部8の下面が係合凹所7の底面から若干浮い
ていてもよい。なお、添付図面に示す実施形態において
は、係合突部8の下面が係合凹所7の底面に当接してこ
の部分でも上段の容器本体1からの荷重を受けるように
している例が示してある。
【0021】ところで、容器本体1の短辺側のフランジ
部2のポケット部5c、5dの近傍には容器本体1を同
一向きで積み上げた状態で(つまりスタッキング状態
で)上段の容器本体1の短辺側の支持脚4c、4dの下
端がはめ込まれる凹溝9が設けてある。この凹溝9は図
17、図18に示すように上方及び内側側方が開口して
おり、図17、図18に示す実施形態では該凹溝9の内
側端部に上方に向けて小突起25を突設してある。
部2のポケット部5c、5dの近傍には容器本体1を同
一向きで積み上げた状態で(つまりスタッキング状態
で)上段の容器本体1の短辺側の支持脚4c、4dの下
端がはめ込まれる凹溝9が設けてある。この凹溝9は図
17、図18に示すように上方及び内側側方が開口して
おり、図17、図18に示す実施形態では該凹溝9の内
側端部に上方に向けて小突起25を突設してある。
【0022】短辺側の支持脚4c、4dの下端部の外側
部と底面部とのなすコーナ部分を傾斜面10となってい
る。この傾斜面10としては直線状に傾斜していてもよ
く、あるいは弧状に傾斜していてもよいものである。ま
た、上記小突起25は断面略三角形状をしていて傾斜面
26を有している。また、小突起25を設けた容器本体
1においては短辺側の支持脚4c、4dの下面部に図1
7、図18に示すように上記小突起25がはまり込む窪
み部27が設けてある。
部と底面部とのなすコーナ部分を傾斜面10となってい
る。この傾斜面10としては直線状に傾斜していてもよ
く、あるいは弧状に傾斜していてもよいものである。ま
た、上記小突起25は断面略三角形状をしていて傾斜面
26を有している。また、小突起25を設けた容器本体
1においては短辺側の支持脚4c、4dの下面部に図1
7、図18に示すように上記小突起25がはまり込む窪
み部27が設けてある。
【0023】ここで、容器本体1をネスティング又はス
タッキング状態にするために、上段の容器本体1の長辺
側の支持脚4a、4bを下段の容器本体1の長辺側のフ
ランジ部2上に載置してスライドさせるのであるが、こ
の場合、上段の容器本体1の一方の短辺側を少し上に持
ち上げた状態でスライドさせると、他方の短辺側の支持
脚4c又は4dの傾斜面10が下段の容器本体1の短辺
側の側壁部3c又は3dの上端部に当たるけれども、こ
の傾斜面10にガイドされて支持脚4c又は4dの下端
部がスムーズに凹溝9に嵌まり込むものである。支持脚
4c又は4dの下面は凹溝9の底面に当接して上段の容
器本体1からの荷重を支持するものである。小突起25
を設けた場合には小突起25が上段の容器本体1の窪み
部27にはまり込み下段の容器本体1の上開口が長手方
向に広がって支持脚4c又は4dが落ち込むのを防止す
ることができる。ここで、小突起25を設けたものにお
いては傾斜面10及び傾斜面26がガイドとなってスム
ーズに小突起25を乗り越えることができるようにして
いる。
タッキング状態にするために、上段の容器本体1の長辺
側の支持脚4a、4bを下段の容器本体1の長辺側のフ
ランジ部2上に載置してスライドさせるのであるが、こ
の場合、上段の容器本体1の一方の短辺側を少し上に持
ち上げた状態でスライドさせると、他方の短辺側の支持
脚4c又は4dの傾斜面10が下段の容器本体1の短辺
側の側壁部3c又は3dの上端部に当たるけれども、こ
の傾斜面10にガイドされて支持脚4c又は4dの下端
部がスムーズに凹溝9に嵌まり込むものである。支持脚
4c又は4dの下面は凹溝9の底面に当接して上段の容
器本体1からの荷重を支持するものである。小突起25
を設けた場合には小突起25が上段の容器本体1の窪み
部27にはまり込み下段の容器本体1の上開口が長手方
向に広がって支持脚4c又は4dが落ち込むのを防止す
ることができる。ここで、小突起25を設けたものにお
いては傾斜面10及び傾斜面26がガイドとなってスム
ーズに小突起25を乗り越えることができるようにして
いる。
【0024】ところで上述のような合成樹脂製の容器本
体1は図1においては図示を省略しているが、実施形態
においては底面部は多数のリブを交差させた図22に示
すようなダイヤ目あるいは格子状をしている。そして、
上記ダイヤ目あるいは格子状をした底面部をほぼ複数に
分割した場合における各分割部分の略中心に位置するリ
ブの交差部分にゲート跡Gが位置するように容器本体1
を成型するようになっている。上記ゲート跡Gを通るリ
ブ40は他のリブ41よりも断面積が大きいリブである
(例えば、リブ41の幅を2mmとした場合、リブ40
の幅を3〜5mmとする)。したがって、上記ゲート跡
Gに対応する位置にそれぞれ射出成形のゲートが位置
し、また、キャビティのリブ40を形成する部分の断面
積がリブ41を形成する部分の断面積よりも大きいこと
になり、したがって、ゲートからキャビティ内に樹脂が
供給されると、面積の大きいキャビティのリブ40を形
成する部分を素早く合成樹脂が流れ、この面積の大きい
キャビティのリブ40を形成する部分から枝別れした面
積の小さいキャビティのリブ41を形成する部分に流れ
ると共に面積の大きいキャビティのリブ40を形成する
部分からキャビティの側壁を形成する部分に早く合成樹
脂が流れることになる。したがって、合成樹脂をキャビ
ティ内の隅々まで注入するのに要する時間を短くでき、
結果的に成型時間を短くできることになる。
体1は図1においては図示を省略しているが、実施形態
においては底面部は多数のリブを交差させた図22に示
すようなダイヤ目あるいは格子状をしている。そして、
上記ダイヤ目あるいは格子状をした底面部をほぼ複数に
分割した場合における各分割部分の略中心に位置するリ
ブの交差部分にゲート跡Gが位置するように容器本体1
を成型するようになっている。上記ゲート跡Gを通るリ
ブ40は他のリブ41よりも断面積が大きいリブである
(例えば、リブ41の幅を2mmとした場合、リブ40
の幅を3〜5mmとする)。したがって、上記ゲート跡
Gに対応する位置にそれぞれ射出成形のゲートが位置
し、また、キャビティのリブ40を形成する部分の断面
積がリブ41を形成する部分の断面積よりも大きいこと
になり、したがって、ゲートからキャビティ内に樹脂が
供給されると、面積の大きいキャビティのリブ40を形
成する部分を素早く合成樹脂が流れ、この面積の大きい
キャビティのリブ40を形成する部分から枝別れした面
積の小さいキャビティのリブ41を形成する部分に流れ
ると共に面積の大きいキャビティのリブ40を形成する
部分からキャビティの側壁を形成する部分に早く合成樹
脂が流れることになる。したがって、合成樹脂をキャビ
ティ内の隅々まで注入するのに要する時間を短くでき、
結果的に成型時間を短くできることになる。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、ネスティング積み、スタッキング積
みが選択してできるようにした容器本体において、容器
本体の側壁部の支持脚の突出基部の下方に2つの容器本
体を同一向きで積み上げて下段の容器本体のフランジ部
上に支持脚の下端部を載置した状態で下段の容器本体の
開口部内にはめ込まれるがたつき防止用突部を設け、長
辺側に設けたポケット部の内方開口の開口縦縁部乃至長
辺側に設けたがたつき防止用突部の長辺と平行な方向の
側端面の少なくとも一方に、がたつき防止用突部がポケ
ット部を越えて長辺と平行な方向にスライドする際にガ
イドするための傾斜面部を設けてあるので、下段の容器
本体のフランジ部上に上段の容器本体の支持脚の下端部
を載置するスタッキング状態において、上段の容器本体
のがたつき防止用突部が下段の容器本体の開口部内には
め込まれて上段の容器本体の横方向のがたつきを防止す
ることができるものであり、またこのようにがたつき防
止のためにがたつき防止用突部を設けたにもかかわら
ず、上段の容器本体の支持脚を下段の容器本体のフラン
ジ部上に乗せてスライドさせている作業中に、がたつき
防止用突部の内方開口の開口縦縁部に当たるようなこと
があっても、傾斜面部にガイドされてスムーズにスライ
ドを継続することができるものである。
は、上記のように、ネスティング積み、スタッキング積
みが選択してできるようにした容器本体において、容器
本体の側壁部の支持脚の突出基部の下方に2つの容器本
体を同一向きで積み上げて下段の容器本体のフランジ部
上に支持脚の下端部を載置した状態で下段の容器本体の
開口部内にはめ込まれるがたつき防止用突部を設け、長
辺側に設けたポケット部の内方開口の開口縦縁部乃至長
辺側に設けたがたつき防止用突部の長辺と平行な方向の
側端面の少なくとも一方に、がたつき防止用突部がポケ
ット部を越えて長辺と平行な方向にスライドする際にガ
イドするための傾斜面部を設けてあるので、下段の容器
本体のフランジ部上に上段の容器本体の支持脚の下端部
を載置するスタッキング状態において、上段の容器本体
のがたつき防止用突部が下段の容器本体の開口部内には
め込まれて上段の容器本体の横方向のがたつきを防止す
ることができるものであり、またこのようにがたつき防
止のためにがたつき防止用突部を設けたにもかかわら
ず、上段の容器本体の支持脚を下段の容器本体のフラン
ジ部上に乗せてスライドさせている作業中に、がたつき
防止用突部の内方開口の開口縦縁部に当たるようなこと
があっても、傾斜面部にガイドされてスムーズにスライ
ドを継続することができるものである。
【図1】本発明の平面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の背面図である。
【図4】同上の右側面図である。
【図5】同上の左側面図である。
【図6】同上の容器本体の長辺側のポケット部の断面図
である。
である。
【図7】(a)は同上のポケット部とがたつき防止用突
部とを示す分解斜視図であり、(b)はがたつき防止用
突部がポケット部の内向開口の縦縁部に当たった状態を
示す説明のための斜視図であり、(c)はがたつき防止
用突部がポケット部の内方開口の縦縁部に当たった状態
を示す説明のための平面図である。
部とを示す分解斜視図であり、(b)はがたつき防止用
突部がポケット部の内向開口の縦縁部に当たった状態を
示す説明のための斜視図であり、(c)はがたつき防止
用突部がポケット部の内方開口の縦縁部に当たった状態
を示す説明のための平面図である。
【図8】同上のスタッキング状態において係合凹所に係
合突部を係合している部分の断面図である。
合突部を係合している部分の断面図である。
【図9】同上のスタッキング状態の正面図である。
【図10】同上のネスティング状態の正面図である。
【図11】同上の容器本体の短辺側の凹溝部分の断面図
である。
である。
【図12】同上の容器本体の短辺側のポケット部の断面
図である。
図である。
【図13】同上の凹溝部部分の拡大断面図である。
【図14】同上の容器本体の短辺側の支持脚部分の拡大
断面図である。
断面図である。
【図15】同上のスタッキング状態の短辺側の断面図で
ある。
ある。
【図16】同上のネスティング状態の短辺側の断面図で
ある。
ある。
【図17】同上の短辺側の支持脚を短辺側の凹溝にはめ
込む直前の状態の断面図である。
込む直前の状態の断面図である。
【図18】同上の短辺側の支持脚を短辺側の凹溝にはめ
込んだ状態の断面図である。
込んだ状態の断面図である。
【図19】(a)は同上のがたつき防止用突部の他の実
施形態の斜視図であり、(b)は同上の下面図である。
施形態の斜視図であり、(b)は同上の下面図である。
【図20】(a)は同上のがたつき防止用突部の更に他
の実施形態の斜視図であり、(b)は同上の下面図であ
る。
の実施形態の斜視図であり、(b)は同上の下面図であ
る。
【図21】同上のがたつき防止用突部の更に他の実施形
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図22】同上の容器本体の底面図である。
【図23】従来例を示す斜視図である。
【図24】従来例の問題点を示す平面図である。
1 容器本体 2 フランジ部 3 側壁部 4 支持脚 5 ポケット部 6 運搬用容器 30 がたつき防止用突部 31 傾斜面部
Claims (1)
- 【請求項1】 上方が開口した平面視長方形状をした容
器本体の上開口部の外周部にフランジ部を形成し、長辺
側の両側壁部の外面部の各両端部付近の下部にそれぞれ
側壁部の外面より突出した支持脚を設け、長辺側のフラ
ンジ部にこれと対向する側壁部に点対称に形成された支
持脚をはめ込むことのできる上方及び内方に開口したポ
ケット部を形成し、2つの容器本体を同一向きで積み上
げた状態では下段の容器本体のフランジ部上に支持脚の
下端部が載置され、下段の容器本体に対して平面視18
0°回転して上段の容器本体を重ねた状態では下段の容
器本体のポケット部に上段の容器本体の支持脚が没入さ
れるように構成された運搬用容器であって、容器本体の
側壁部の支持脚の突出基部の下方に2つの容器本体を同
一向きで積み上げて下段の容器本体のフランジ部上に支
持脚の下端部を載置した状態で下段の容器本体の開口部
内にはめ込まれるがたつき防止用突部を設け、長辺側に
設けたポケット部の内方開口の開口縦縁部乃至長辺側に
設けたがたつき防止用突部の長辺と平行な方向の側端面
の少なくとも一方に、がたつき防止用突部がポケット部
を越えて長辺と平行な方向にスライドする際にガイドす
るための傾斜面部を設けて成ることを特徴とする運搬用
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12886297A JPH10316138A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 運搬用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12886297A JPH10316138A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 運搬用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10316138A true JPH10316138A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14995213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12886297A Pending JPH10316138A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 運搬用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10316138A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104309896A (zh) * | 2014-08-21 | 2015-01-28 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种包装箱 |
JP2016124607A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | 三甲株式会社 | 折畳み容器 |
JP2017039500A (ja) * | 2015-08-17 | 2017-02-23 | 三甲株式会社 | コンテナ |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP12886297A patent/JPH10316138A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104309896A (zh) * | 2014-08-21 | 2015-01-28 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种包装箱 |
JP2016124607A (ja) * | 2015-01-07 | 2016-07-11 | 三甲株式会社 | 折畳み容器 |
JP2017039500A (ja) * | 2015-08-17 | 2017-02-23 | 三甲株式会社 | コンテナ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010206 |