JPH10315322A - 熱可塑性樹脂フィルムの製造システム - Google Patents
熱可塑性樹脂フィルムの製造システムInfo
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- JPH10315322A JPH10315322A JP14320797A JP14320797A JPH10315322A JP H10315322 A JPH10315322 A JP H10315322A JP 14320797 A JP14320797 A JP 14320797A JP 14320797 A JP14320797 A JP 14320797A JP H10315322 A JPH10315322 A JP H10315322A
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Abstract
性樹脂フィルムの製造システムを提供する。 【解決手段】 筒状熱可塑性樹脂フィルム内に気体を封
入して形成したバブルF2を、一端同士間から他端同士
間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板7
1、71の間に傾斜角θが設けられたガイドを経由し、
ピンチロール81、81により挟圧し、引き取る熱可塑
性樹脂フィルムの製造システムにおいて、2枚の案内板
71、71及びピンチロール81、81をバブルF2の
フロストラインFLに接近させてバブルF2のフロスト
ラインFLから案内板に到る距離を縮小することにより
バブルのフロストラインから案内板71、71に到る部
分の口径及び平均厚さを一定にする。
Description
方向及び縦方向の2軸に延伸された熱可塑性樹脂フィル
ムの製造に使用して好適な熱可塑性樹脂フィルムの製造
システムに関するものである。
4号公報等に記載されているように、サーキュラーダイ
を使用して熱可塑性樹脂のチューブラーフィルムを成形
し、先ず縦軸に延伸し、次いで、チューブラーフィルム
内に空気を封入してバブルとして横軸に延伸する所謂チ
ューブラー方法が知られている。
性樹脂フィルムの製造においては、所謂テンター方法、
即ち、Tダイを使用してフラットフィルムを成形し、こ
のフラットフィルムを一旦ロールによって縦方向に延伸
し、次いでテンターにより横方向に延伸する方法、即ち
縦方向及び横方向の2軸に延伸するテンター方法と比較
して、テンター方法のように、高価なテンターを使用し
たり、フィルムの両側の耳部をトリミングする際にスク
ラップが大量に発生するためコスト高となるといった欠
点はなく、比較的安価に熱可塑性樹脂フィルムを製造で
きる利点がある。
チューブラー方法による熱可塑性樹脂フィルムの製造に
おいては、テンター方法に比較して、製造されるフィル
ムの厚み精度が低い欠点があった。このようなチューブ
ラー方法による熱可塑性樹脂フィルムの製造における欠
点は、バブル内の空気容積を一定に保持できないことが
主な原因の一つと考えられている。
力が外気圧より高く保持され、これによりバブルは外方
に向かって膨張される。バブル内に一定量(重量)の空
気を取り込んで所定の径に到る迄バブルを膨張させて成
形を開始した後、バブル内に封入された空気はその周囲
を外気より高い温度に保たれたバブルによって取り囲ま
れている為、時間の経過と共に昇温する傾向が見られ
る。バブル内に封入された空気は、その上部と下部では
加熱の度合いが異なるので、バブル内で対流を起こして
その上部は下部より高温となる。
よりバブル内の空気は膨張し、バブル内の空気の容積は
増大し、バブルは拡大される傾向が見られる。その後、
バブル内の空気の温度が均衡状態に達して、その容積が
ほぼ一定になると、バブルの径は一応安定化する。尚、
バブル外の外気温度が例えば昼と夜で極端に異なる場合
には、この影響によってバブル内に閉じ込められた空気
の容積が異なって来る要因となる。
かであっても透気性を有するので透気によってバブル内
の空気は経時と共にバブル外に漏洩し、バブル内の空気
量(重量)は次第に減少するのが不可避である。バブル
内の空気量(重量)が減少すれば、バブル内の空気の容
積も減少すると共にバブルの口径も減少し、フィルムの
平均厚さや延伸倍率が変動し、結果として製造されるフ
ィルムの平均厚さや延伸倍率の諸物性等が経時的に変化
し、品質安定化の見地から好ましくない。
による熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおける問
題点に着目してなされたものであり、その目的とすると
ころは、従来の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムに
おける問題点を解決し、厚み精度が高く、且つ品質の安
定したフィルムを製造できる熱可塑性樹脂フィルムの製
造システムを提供することにある。
に、請求項1記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製
造システムは、筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封
入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成し
たバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイ
ドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るま
でその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角
が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き
取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガ
イド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近
もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロスト
ラインからガイドに到る距離を増減することによりバブ
ルのフロストラインからガイドに到る部分の口径及び平
均厚さを一定にすることを特徴とするものである。
フィルムの製造システムは、筒状熱可塑性樹脂フィルム
内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延
伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに
導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同
士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板
の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより
挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システム
において、ガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減
し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増
減することによりバブルのフロストラインから案内板に
到る部分の口径及び平均厚さを一定にすることを特徴と
するものである。
フィルムの製造システムは、請求項1記載の熱可塑性樹
脂フィルムの製造システムにおいて、バブルのフロスト
ラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブ
ル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれ
か一方の検出値をフィードバック制御することによりガ
イド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近
もしくは隔離させる方向に移動させることを特徴とする
ものである。
フィルムの製造システムは、請求項2記載の熱可塑性樹
脂フィルムの製造システムにおいて、バブルのフロスト
ラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブ
ル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれ
か一方の検出値をフィードバック制御することによりガ
イドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減させることを特
徴とするものである。
フィルムの製造システムは、請求項1記載の熱可塑性樹
脂フィルムの製造システムにおいて、バブルをピンチロ
ールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両
側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値
をフィードバック制御することによりガイド及びピンチ
ロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離さ
せる方向に移動させることを特徴とするものである。
フィルムの製造システムは、請求項2記載の熱可塑性樹
脂フィルムの製造システムにおいて、バブルをピンチロ
ールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両
側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値
をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案
内板の間の傾斜角を増減させることを特徴とするもので
ある。
フィルムの製造システムは、請求項1記載の熱可塑性樹
脂フィルムの製造システムにおいて、2枚の案内板から
なるガイド及びピンチロールが昇降可能な昇降台に設け
られていることを特徴とするものである。
フィルムの製造システムは、請求項2記載の熱可塑性樹
脂フィルムの製造システムにおいて、ガイドの2枚の案
内板にネジ孔が設けられ、このネジ孔に駆動軸の両端に
設けられた雄ネジ部が螺合され、駆動軸の両端に設けら
れた雄ネジ部は螺旋の方向が相互に逆向きであり、駆動
軸を正逆方向に回転することにより2枚の案内板の間の
傾斜角が増減するようになっていることを特徴とするも
のである。
特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン、ポリブチレン、等のオレフィン
単独重合体、エチレン−ブロピレン共重合体、エチレン
−ブテン共重合体等のオレフィンとこれと共重合可能な
単量体との共重合体、或いはこれら重合体及び共重合体
の混合物からなるポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹
脂、ナイロン等、又表面層と芯層では融点の異なる多層
化された熱可塑性樹脂、或いは芯層としてガスバリヤ性
を有する熱可塑性樹脂を使用し、ポリオレフィン等表面
層との間に接着力を有する層を介在する多層化された熱
可塑性樹脂等が使用できる。
充填剤、更に必要に応じて安定剤等の他の添加剤が混合
されていてもよい。無機充填剤としては、炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム等が使用でき、無機充填剤の熱可塑性樹脂に対する
添加量は1〜85重量%程度であり、添加量が少ないと
きは、機械的強度に優れ、且つ厚さの均一な薄膜が得ら
れ、添加量が多いときは、厚さが均一で且つ多孔性薄膜
が得られる。
の製造システムにおいては、2枚の案内板からなるガイ
ド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近も
しくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラ
インからガイドに到る距離を増減するものである。
が増大してもガイド及びピンチロールをバブルのフロス
トラインから隔離させる方向に移動させることによりバ
ブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加させ
る。又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガ
イド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近
させる方向に移動させることによりバブルのフロストラ
インからガイドに到る距離を減少させる。
からガイドに到る区間におけるバブルの口径を不変とす
ることが可能であり、バブルのフロストラインからガイ
ドに到る部分の口径及び平均厚さを一定にすることがで
きる。
フィルムの製造システムにおいては、ガイドの2枚の案
内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインか
らガイドに到る距離を増減するものである。
増大してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加さ
せることによりバブルのフロストラインからガイドに到
る距離を増加させる。又、経時によりバブル内の空気容
積が減少してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を減
少させることにより、ガイドの2枚の案内板の間の傾斜
角を減少させることによりバブルのフロストラインから
ガイドに到る距離を減少させる。このようにして、バブ
ルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブ
ルの口径を不変とすることが可能であり、バブルのフロ
ストラインからガイドに到る部分の口径及び平均厚さを
一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロスト
ラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブ
ル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれ
か一方の検出値をフィードバック制御することによりガ
イド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近
もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロスト
ラインからガイドに到る距離を増減するものである。
増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロスト
ラインから隔離させる方向に移動させることにより、バ
ブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加する
ものである。又、経時によりバブル内の空気容積が減少
してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストライ
ンから接近させる方向に移動させることによりバブルの
フロストラインからガイドに到る距離を減少するもので
ある。このようにしてバブルのフロストラインからガイ
ドに到る区間におけるバブルの口径を不変とすることが
可能であり、バブルのフロストラインからガイドに到る
部分の口径及び平均厚さを一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロスト
ラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブ
ル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれ
か一方の検出値をフィードバック制御することによりガ
イドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフ
ロストラインからガイドに到る距離を増減するものであ
る。
増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加さ
せることにより、バブルのフロストラインからガイドに
到る距離を増加させるものである。又、経時によりバブ
ル内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間
の傾斜角を減少させることによりバブルのフロストライ
ンからガイドに到る距離を減少させるものである。この
ようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る
区間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であ
り、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の口
径及び平均厚さを一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロ
ールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両
側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値
をフィードバック制御することによりガイド及びピンチ
ロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離さ
せる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイ
ドに到る距離を増減するものである。
増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロスト
ラインから隔離させる方向に移動させることにより、バ
ブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加する
ものである。又、経時によりバブル内の空気容積が減少
してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストライ
ンに接近させる方向に移動させることによりバブルのフ
ロストラインからガイドに到る距離を減少するものであ
る。このようにして、バブルのフロストラインからガイ
ドに到る区間におけるバブルの口径を不変とすることが
可能であり、バブルのフロストラインからガイドに到る
部分の口径及び平均厚さを一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロ
ールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両
側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値
をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案
内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインか
らガイドに到る距離を増減するものである。
増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加さ
せることにより、バブルのフロストラインからガイドに
到る距離を増加するものである。又、経時によりバブル
内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間の
傾斜角を減少させることにより、バブルのフロストライ
ンからガイドに到る距離を減少するものである。このよ
うにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区
間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であ
り、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の口
径及び平均厚さを一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、請求項1記載の熱
可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、2枚の案
内板からなるガイド及びピンチロールが昇降可能な昇降
台に設けられているので、経時によりバブル内の空気容
積が増減しても2枚の案内板からなるガイド及びピンチ
ロールを昇降台と共に上昇もしくは下降させる。
増加しても2枚の案内板からなるガイド及びピンチロー
ルを昇降台と共に下降させる。又、経時によりバブル内
の空気容積が減少しても2枚の案内板からなるガイド及
びピンチロールを昇降台と共に上昇させる。このように
して、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の
口径及び平均厚さを一定にすることができる。
少して最少限度に達したときは、熱可塑性樹脂フィルム
の製造を一旦中止し、2枚の案内板からなるガイド及び
ピンチロールを昇降台と共に下降させ、バブル内の空気
量(正確に表現すれば、標準状態における重量ベースも
しくはモル数で表す空気量。以下「空気量」という)を
充分なものに補給した後、熱可塑性樹脂フィルムの製造
を開始すればよい。
フィルムの製造システムにおいては、ガイドの2枚の案
内板にネジ孔が設けられ、このネジ孔に駆動軸の両端に
設けられた雄ネジ部が螺合され、駆動軸の両端に設けら
れた雄ネジ部は螺旋の方向が相互に逆向きであり、駆動
軸を正逆方向に回転することによりガイドの2枚の案内
板の間の傾斜角が増減するようになっているので、経時
によりバブル内の空気容積が増減しても駆動軸を回転す
ることによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減
させ、バブルのフロストラインからガイドに到る区間に
おけるバブルの口径及び平均厚さを一定にすることがで
きる。
増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加さ
せることによりバブルのフロストラインからガイドに到
る区間におけるバブルの口径及び平均厚さを一定にする
ことができる。又、経時によりバブル内の空気容積が減
少してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を減少させ
ることによりバブルのフロストラインからガイドに到る
部分の口径及び平均厚さを一定にすることができる。
少して最少限度に達したときは、熱可塑性樹脂フィルム
の製造を一旦中止し、駆動軸を回転することにより2枚
の案内板の間の傾斜角を増大させ、バブル内の空気量を
充分なものに補給した後、熱可塑性樹脂フィルムの製造
を開始すればよい。
より説明する。図1は本発明の熱可塑性樹脂薄膜の製造
システムの一態様を示す説明図である。図1において、
1はターンロールであり、図示しない押出機から押し出
された筒状フィルムFが偏平に折り畳まれた状態(レイ
フラット)でターンロールに至り、その方向を下方に変
更されるようになっている。2はターンロール1の下方
に設けられた上部ピンチロール、3は上部ピンチロール
2の下方に設けられたガイドロール、4はガイドロール
3の下方に設けられた延伸前加熱装置であり、延伸前加
熱装置4には延伸前加熱室カバー41が設けられ、延伸
前加熱室カバー41内の予備加熱室42には遠赤外線加
熱ヒーター43及びガイドロール44が設けられてい
る。
が設けられ、熱風発生器45にはサーモスタット451
及びブロアー452が設けられ、熱風発生器45と予備
加熱室42とは循環管路453により連結されている。
加熱された空気がブロアー452により循環管路453
を経由して矢印で示すように予備加熱室42と熱風発生
器45とを循環し、予備加熱室42内の温度が調節され
るようになっている。
延伸部加熱装置であり、延伸部加熱装置5には延伸部加
熱室カバー51が設けられ、延伸部加熱室カバー51内
の延伸部加熱室52内には熱風エアリング53が設けら
れ、熱風エアリング53内には図示しない熱風発生器か
ら熱風が送られ、熱風エアリング53の先端から熱風が
噴出されるようになっている。54は延伸部加熱室52
内に設けられた遠赤外線加熱ヒーターである。
冷風エアリングであり、冷風エアリング6内には図示し
ない冷風発生器から冷風が送られ、冷風エアリング6の
先端から冷風が噴出されるようになっている。
案内板装置であり、案内板装置7にはバブルF2を下部
ピンチロール81、81に導くガイドとなる2枚の案内
板71、71が設けられ、2枚の案内板71、71には
複数個の押えロール72が回転可能に設けられている。
2枚の案内板71、71には雌ねじブロック73が設け
られ、雌ねじブロック73には駆動軸74の雄ねじ74
1、741が螺合されている。
に逆方向の螺旋とされている。駆動軸74の一端にはユ
ニバーサルジョイント75の一端とジョイント締結用ナ
ット751により連結され、ユニバーサルジョイント7
5の他端は減速モーター76の駆動軸761と接続され
ている。
ル77が取付けられ、スプロケットホイール77に掛け
られたチェインにより図示しない後方に設けられた他の
駆動軸を駆動回転できるようになっている。
起742が設けられ、中心位置保持用突起742の両側
にスライド支持板743の一端が軸受けされ、スライド
支持板743の他端は支持板案内ガイド744内を昇降
できるように支持されている。減速モーター76の駆動
回転により2枚の案内板71、71間の傾斜角度θが増
減できるようになっている。
クアップユニットであり、テークアップユニット8には
一対の下部ピンチロール81、81が支持され、ハンド
ル82を回転することにより下部ピンチロール81、8
1間の間隔を調整できるようになっている。
83上に載置されている。ベースフレーム83には雌ね
じブロック831が設けられ、雌ねじブロック831に
はねじ棒85の下端部付近の雄ねじがねじ込まれ、ねじ
棒85の上端部は支持板86に取付けられ、支持板86
はピンチロール支持用フレーム87に取付けられてい
る。
ール851及び傘歯車852が設けられ、傘歯車852
は昇降用減速モーター853の駆動軸に設けられた傘歯
車854と噛み合っている。スプロケットホイール85
1同士はチェーン855により連結されている。昇降用
減速モーター853の回転駆動によりねじ棒85が回転
し、ベースフレーム83が昇降できるようになってい
る。9はテークアップユニット8の側方に設けられたタ
ーンロールである。
例を示す説明図である。図2に示すバブル径検出装置1
0は一対の支持棒101、101の先端に二股状にバブ
ル押えロール103が回転自由に且つバブルF2に軽く
接触するように設けられ、支持棒101に対するバブル
の放射方向の位置をバブル押えロール103の回転角度
に換算して測定するようになされたものである。各バブ
ル押えロール103がバブルF2の表面に軽く接触し、
バブルF2内の空気容積の変化によりバブルF2の外径
が変化すると支持棒101に対するバブル押えロール1
03の角度β並びに二股状のバブル押えロール103、
103間の角度αが変化し、これらの角度α、βの変化
を角度検出器102が検出することによりバブルF2の
外径を検出するものである。
説明図である。図3に示すバブル径検出装置11は4本
の支持棒111、111・・の先端に角度検出器112
が設けられ、角度検出器112からバブル押えロール1
13が設けられたものである。各バブル押えロール11
3、113・・がバブルF2の表面に軽く接触し、バブ
ルF2内の空気容積によりバブルF2の外径が変化する
と各バブル押えロール113、113・・の角度検出器
112に対する角度が変化し、この角度の変化を角度検
出器112が検出することによりバブルF2の外径を検
出するものである。
ロールで軽くバブル表面を押える接触式のものについて
述べたが、バブルの外側に4個以上の超音波距離測定器
を設けて、測定器からバブル表面までの距離を測定し、
ひいてはバブル径を算出する等の方法を採用してもよ
い。
定するバブル径検出装置の更に異なる他の一例を示す説
明図である。図4、5に示すバブル径検出装置12は軸
方向移動装置121に軸力測定用ロードセル122が連
結され、軸力測定用ロードセル122に軸方向移動量測
定装置123が連結され、軸方向移動量測定装置123
に回転ローラー124が連結されている。回転ローラー
124がバブルF2に圧接され、バブルF2内の空気容
積によりバブルF2の外径が変化すると回転ローラー1
24が軸方向移動するので、その軸方向移動量を軸方向
移動量測定装置123により測定することによりバブル
F2の外径を検出するものである。
し、回転ローラー124の移動量を△X1とし、回転ロ
ーラー124の直径をD1とし、軸力測定用ロードセル
122による軸力をWとするとバブルF2内の空気圧P
は次式により求めることができる。 P=W/H1×2×{△X1×(D1−△X1)}1/2
り延伸フィルムを製造する態様について説明する。図示
しない押出機から押し出され、筒状になされたフィルム
F1をそのまま、もしくは、図示しない延伸ロールによ
り縦延伸された筒状フィルムFが偏平に折り畳まれた状
態(レイフラット)でターンロール1に至り、その方向
を下方に変更され、上部ピンチロール2により挟圧さ
れ、筒状フィルムF1は降下し、延伸前加熱装置4によ
り加熱されると共に空気圧により若干膨張される。
通過することにより更に加熱され、膨張されて横延伸さ
れてバブルF2となる。バブルF2はフロストラインF
L、即ち、膨張変形終了ラインから案内板71、71に
より偏平に折り畳まれる工程の開始ラインSLまではほ
ぼ一定の外径を保持している。
する空気流により空冷固化され、案内板71、71によ
り偏平に折り畳まれ下部ピンチロール81、81により
挟圧されて偏平フィルム(レイフラットフィルム)F3
となり、ターンロール9を経由して製品となる。
ブル径検出装置により検出し、バブルF2内の空気容積
が減少もしくは増加するにつれて昇降用減速モーター8
53を作動することによりベースフレーム83を上昇も
しくは下降させ、フロストラインFLと開始ラインSL
との間の高さHを減少もしくは増加し、バブルF2の外
径を一定にし、バブルF2の平均厚み及び延伸倍率を一
定化する。
枚の案内板71、71間の傾斜角度θを減少もしくは増
加させることによりフロストラインFLと開始ラインS
Lとの間の高さHを減少もしくは増加し、バブルF2の
外径を一定にし、バブルF2の平均厚み及び延伸倍率を
一定化してもよい。
SLとの間の高さHを減少もしくは増加させるために、
昇降用減速モーター853を作動することによりベース
フレーム83を上昇もしくは下降させると共に減速モー
ター76の駆動回転により2枚の案内板71、71間の
傾斜角度θを減少もしくは増加させてもよい。
り幅センサー13により測定できる。即ち、折り幅セン
サー13を偏平フィルムF3の両側に配置し、折り幅セ
ンサー13の先端部を偏平フィルムF3の両側縁に接触
させることにより偏平フィルムF3の折り幅Lを検出で
きる。
したが、本発明の具体的な形態は図示の実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない変形
は本発明に含まれる。
伸を施したしたレイフラットフィルムFを本発明システ
ムに導入して縦延伸及び横延伸の2軸延伸を施したフィ
ルムを製造する代わりに、縦延伸を施していないレイフ
ラットフィルムを導入して本発明システムにより横延伸
のみを施した横1軸延伸フィルムを製造するようにして
もよい。
設けられた上部ピンチロール2の駆動スピードと横延伸
後折り畳まれた偏平フィルムF3引取用の下部ピンチロ
ール81の駆動スピードが同じであれば、この区間での
フィルムの縦延伸は行われない。これに対して上部ピン
チロール2に対して下部ピンチロール81駆動スピード
を大きくした場合には、上記区間でのフィルムの縦延伸
が行われるので、このようにして縦横同時延伸フィルム
を製造するようにしてもよい。
フィルムを下降させてバブルとし、案内板に導入する代
わりに、フィルムを上昇させてバブルとし、案内板に導
入するようにしてもよい。しかしながら、押出機からフ
ィルムを下方に押出し、それを上昇させ、次いで図示の
実施の形態のように、フィルムを下降させてバブルと
し、案内板に導入するようにした方がフィルムを冷却す
る位置が加熱する位置よりも下になるので、対流の影響
を受け難くすることができ、配置の上で好ましい。
ィルムの製造システムにおいては、2枚の案内板からな
るガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに
接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロ
ストラインからガイドに到る距離を増減するものであ
る。
が増大してもガイド及びピンチロールをバブルのフロス
トラインから隔離させる方向に移動させることによりバ
ブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加させ
る。
してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストライ
ンに接近させる方向に移動させることによりバブルのフ
ロストラインからガイドに到る距離を増加させる。
からガイドに到る区間におけるバブルの口径を不変とす
ることが可能であり、バブルのフロストラインからガイ
ドに到る部分の口径及び平均厚さを一定にすることがで
きる。
フィルムの製造システムにおいては、ガイドの2枚の案
内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインか
らガイドに到る距離を増減するものである。
が増大してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加
し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増
加するものである。
してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を縮小し、バ
ブルのフロストラインからガイドに到る距離を縮小する
ものである。
増減してもバブルのフロストラインからガイドに到る区
間におけるバブルの口径を不変とすることが可能であ
り、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の口
径及び平均厚さを一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロスト
ラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブ
ル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれ
か一方の検出値をフィードバック制御することによりガ
イド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近
もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロスト
ラインからガイドに到る距離を増減するものである。
増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロスト
ラインから隔離させる方向に移動させることにより、バ
ブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加する
ものである。又、経時によりバブル内の空気容積が減少
してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストライ
ンから接近させる方向に移動させることによりバブルの
フロストラインからガイドに到る距離を減少するもので
ある。
らガイドに到る区間におけるバブルの口径を不変とする
ことが可能であり、バブルのフロストラインからガイド
に到る部分の口径及び平均厚さを一定にすることができ
る。
フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロスト
ラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブ
ル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれ
か一方の検出値をフィードバック制御することによりガ
イドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフ
ロストラインからガイドに到る距離を増減するものであ
る。
増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加さ
せることにより、バブルのフロストラインからガイドに
到る距離を増加させるものである。又、経時によりバブ
ル内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間
の傾斜角を減少させることによりバブルのフロストライ
ンからガイドに到る距離を減少させるものである。この
ようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る
区間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であ
り、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の口
径及び平均厚さを一定にすることができる。
少して最少限度に達したときは、熱可塑性樹脂フィルム
の製造を一旦中止し、2枚の案内板及びピンチロールを
昇降台と共に下降させ、バブル内の空気量を充分なもの
に補給した後、熱可塑性樹脂フィルムの製造を開始すれ
ばよい。
フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロ
ールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両
側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値
をフィードバック制御することによりガイド及びピンチ
ロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離さ
せる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイ
ドに到る距離を増減するものである。
増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロスト
ラインから隔離させる方向に移動させることにより、バ
ブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加する
ものである。又、経時によりバブル内の空気容積が減少
してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストライ
ンに接近させる方向に移動させることによりバブルのフ
ロストラインからガイドに到る距離を減少するものであ
る。このようにして、バブルのフロストラインからガイ
ドに到る区間におけるバブルの口径を不変とすることが
可能であり、バブルのフロストラインからガイドに到る
部分の口径及び平均厚さを一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロ
ールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両
側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値
をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案
内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインか
らガイドに到る距離を増減するものである。
増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加さ
せることにより、バブルのフロストラインからガイドに
到る距離を増加するものである。又、経時によりバブル
内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間の
傾斜角を減少させることにより、バブルのフロストライ
ンからガイドに到る距離を減少するものである。このよ
うにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区
間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であ
り、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の口
径及び平均厚さを一定にすることができる。
フィルムの製造システムにおいては、請求項1記載の熱
可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、2枚の案
内板からなるガイド及びピンチロールが昇降可能な昇降
台に設けられているので、経時によりバブル内の空気容
積が増減しても2枚の案内板からなるガイド及びピンチ
ロールを昇降台と共に上昇もしくは下降させる。
増加しても2枚の案内板からなるガイド及びピンチロー
ルを昇降台と共に下降させる。又、経時によりバブル内
の空気容積が減少しても2枚の案内板からなるガイド及
びピンチロールを昇降台と共に上昇させる。このように
して、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の
口径及び平均厚さを一定にすることができる。
少して最少限度に達したときは、熱可塑性樹脂フィルム
の製造を一旦中止し、2枚の案内板からなるガイド及び
ピンチロールを昇降台と共に下降させ、バブル内の空気
量を充分なものに補給した後、熱可塑性樹脂フィルムの
製造を開始すればよい。
フィルムの製造システムにおいては、ガイドの2枚の案
内板にネジ孔が設けられ、このネジ孔に駆動軸の両端に
設けられた雄ネジ部が螺合され、駆動軸の両端に設けら
れた雄ネジ部は螺旋の方向が相互に逆向きであり、駆動
軸を正逆方向に回転することによりガイドの2枚の案内
板の間の傾斜角が増減するようになっているので、経時
によりバブル内の空気容積が増減しても駆動軸を回転す
ることによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減
させ、バブルのフロストラインからガイドに到る区間に
おけるバブルの口径及び平均厚さを一定にすることがで
きる。
増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加さ
せることによりバブルのフロストラインからガイドに到
る区間におけるバブルの口径及び平均厚さを一定にする
ことができる。又、経時によりバブル内の空気容積が減
少してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を減少させ
ることによりバブルのフロストラインからガイドに到る
部分の口径及び平均厚さを一定にすることができる。
少して最少限度に達したときは、熱可塑性樹脂フィルム
の製造を一旦中止し、駆動軸を回転することにより2枚
の案内板の間の傾斜角を増大させ、バブル内の空気量を
充分なものに補給した後、熱可塑性樹脂フィルムの製造
を開始すればよい。
態様を示す説明図。
平面説明図。
Claims (8)
- 【請求項1】 筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封
入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成し
たバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイ
ドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るま
でその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角
が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き
取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガ
イド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近
もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロスト
ラインからガイドに到る距離を増減することによりバブ
ルのフロストラインからガイドに到る部分の口径及び平
均厚さを一定にすることを特徴とする熱可塑性樹脂フィ
ルムの製造システム。 - 【請求項2】 筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封
入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成し
たバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイ
ドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るま
でその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角
が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き
取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガ
イドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフ
ロストラインからガイドに到る距離を縮小することによ
りバブルのフロストラインから案内板に到る部分の口径
及び平均厚さを一定にすることを特徴とする熱可塑性樹
脂フィルムの製造システム。 - 【請求項3】 バブルのフロストラインからガイドに到
る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なく
ともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィ
ードバック制御することによりガイド及びピンチロール
をバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方
向に移動させることを特徴とする請求項1記載の熱可塑
性樹脂フィルムの製造システム。 - 【請求項4】 バブルのフロストラインからガイドに到
る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なく
ともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブ
ル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィ
ードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の
間の傾斜角を増減させることを特徴とする請求項2記載
の熱可塑性樹脂フィルムの製造システム。 - 【請求項5】 バブルをピンチロールにより挟圧し、引
き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を
設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御
することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロ
ストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させる
ことを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂フィルム
の製造システム。 - 【請求項6】 バブルをピンチロールにより挟圧し、引
き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を
設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御
することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増
減させることを特徴とする請求項2記載の熱可塑性樹脂
フィルムの製造システム。 - 【請求項7】 2枚の案内板からなるガイド及びピンチ
ロールが昇降可能な昇降台に設けられていることを特徴
とする請求項1記載の熱可塑性樹脂フィルムの製造シス
テム。 - 【請求項8】 ガイドの2枚の案内板にネジ孔が設けら
れ、このネジ孔に駆動軸の両端に設けられた雄ネジ部が
螺合され、駆動軸の両端に設けられた雄ネジ部は螺旋の
方向が相互に逆向きであり、駆動軸を正逆方向に回転す
ることにより2枚の案内板の間の傾斜角が増減するよう
になっていることを特徴とする請求項2記載の熱可塑性
樹脂フィルムの製造システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14320797A JP3788658B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 熱可塑性樹脂フィルムの製造システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14320797A JP3788658B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 熱可塑性樹脂フィルムの製造システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315322A true JPH10315322A (ja) | 1998-12-02 |
JP3788658B2 JP3788658B2 (ja) | 2006-06-21 |
Family
ID=15333381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14320797A Expired - Lifetime JP3788658B2 (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 熱可塑性樹脂フィルムの製造システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3788658B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006519715A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-08-31 | アルファカン | 二軸延伸プラスチックチューブの連続製造方法と、この方法を実施する製造ライン |
CN113954342A (zh) * | 2021-10-19 | 2022-01-21 | 江阴中达软塑新材料股份有限公司 | 一种高效率双向拉伸丙烯薄膜制造工艺及制造装置 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP14320797A patent/JP3788658B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006519715A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-08-31 | アルファカン | 二軸延伸プラスチックチューブの連続製造方法と、この方法を実施する製造ライン |
CN113954342A (zh) * | 2021-10-19 | 2022-01-21 | 江阴中达软塑新材料股份有限公司 | 一种高效率双向拉伸丙烯薄膜制造工艺及制造装置 |
CN113954342B (zh) * | 2021-10-19 | 2022-08-19 | 江阴中达软塑新材料股份有限公司 | 一种高效率双向拉伸丙烯薄膜制造工艺及制造装置 |
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JP3788658B2 (ja) | 2006-06-21 |
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