JPH10312756A - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
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- JPH10312756A JPH10312756A JP9120926A JP12092697A JPH10312756A JP H10312756 A JPH10312756 A JP H10312756A JP 9120926 A JP9120926 A JP 9120926A JP 12092697 A JP12092697 A JP 12092697A JP H10312756 A JPH10312756 A JP H10312756A
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- inclined portion
- ray tube
- mask
- cathode ray
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims description 30
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 27
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
- H01J29/07—Shadow masks for colour television tubes
- H01J29/073—Mounting arrangements associated with shadow masks
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、シャドウマスクの衝撃による色ズ
レおよび熱膨張による色ズレを補正でき、良質な画像を
安定して表示できる陰極線管を提供する。 【解決手段】陰極線管は、略矩形の有効面2aおよびこ
の有効面の周辺に立設された略矩形のスカート部2bを
有するパネル2と、略矩形のマスク本体8およびマスク
本体8を支持するとともにスカート部2bに対向された
マスクフレーム9を有するシャドウマスク10と、パネ
ルのスカート部2bとシャドウマスクのマスクフレーム
9との間に配置され、マスクフレーム9を弾性的に支持
したホルダ12と、を有している。ホルダ12は、スカ
ート部2bに取付けられたスタッドピン14に係止され
る第1の部材と、マスクフレームに固設される第2の部
材と、を有している。第1の部材の板厚は第2の部材の
板厚より薄く、第1の部材の第1傾斜部の長さは第2の
部材の第2傾斜部の長さより短く形成されている。
レおよび熱膨張による色ズレを補正でき、良質な画像を
安定して表示できる陰極線管を提供する。 【解決手段】陰極線管は、略矩形の有効面2aおよびこ
の有効面の周辺に立設された略矩形のスカート部2bを
有するパネル2と、略矩形のマスク本体8およびマスク
本体8を支持するとともにスカート部2bに対向された
マスクフレーム9を有するシャドウマスク10と、パネ
ルのスカート部2bとシャドウマスクのマスクフレーム
9との間に配置され、マスクフレーム9を弾性的に支持
したホルダ12と、を有している。ホルダ12は、スカ
ート部2bに取付けられたスタッドピン14に係止され
る第1の部材と、マスクフレームに固設される第2の部
材と、を有している。第1の部材の板厚は第2の部材の
板厚より薄く、第1の部材の第1傾斜部の長さは第2の
部材の第2傾斜部の長さより短く形成されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陰極線管に係
り、特に、シャドウマスクをフェースパネルに対して弾
性的に支持する複数のホルダを備えた陰極線管に関す
る。
り、特に、シャドウマスクをフェースパネルに対して弾
性的に支持する複数のホルダを備えた陰極線管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に陰極線管は、略矩形の有効面の周
辺部にスカート部が立設された略矩形のパネルと、パネ
ルのスカート部に接合された漏斗状のファンネルと、パ
ネルの有効面の内側に形成された蛍光体スクリーンと、
多数の電子ビーム通過孔が形成された略矩形のマスク本
体およびマスク本体の周辺部に取り付けられた略矩形の
マスクフレームを有するシャドウマスクと、シャドウマ
スクをパネルに対して弾性的に支持する複数のホルダ
と、マスク本体の電子ビーム通過孔を通して蛍光体スク
リーンに電子ビームを照射する電子銃と、磁界を発生し
て電子銃から放出される電子ビームを偏向させる偏向装
置と、を備えている。
辺部にスカート部が立設された略矩形のパネルと、パネ
ルのスカート部に接合された漏斗状のファンネルと、パ
ネルの有効面の内側に形成された蛍光体スクリーンと、
多数の電子ビーム通過孔が形成された略矩形のマスク本
体およびマスク本体の周辺部に取り付けられた略矩形の
マスクフレームを有するシャドウマスクと、シャドウマ
スクをパネルに対して弾性的に支持する複数のホルダ
と、マスク本体の電子ビーム通過孔を通して蛍光体スク
リーンに電子ビームを照射する電子銃と、磁界を発生し
て電子銃から放出される電子ビームを偏向させる偏向装
置と、を備えている。
【0003】そして、電子銃から放出される電子ビーム
を偏向装置により偏向し、シャドウマスクを介して蛍光
体スクリーンを水平、垂直走査することによりカラー画
像が表示されるようになっている。
を偏向装置により偏向し、シャドウマスクを介して蛍光
体スクリーンを水平、垂直走査することによりカラー画
像が表示されるようになっている。
【0004】シャドウマスクを支持するホルダとして、
例えば図11に示すような略楔形のホルダ40が知られ
ている。このホルダ40は、その一側がシャドウマスク
のマスクフレーム42に固設され、他側がパネルのスカ
ート部44に突設されたスタッドピン43に脱着自在に
係止される。
例えば図11に示すような略楔形のホルダ40が知られ
ている。このホルダ40は、その一側がシャドウマスク
のマスクフレーム42に固設され、他側がパネルのスカ
ート部44に突設されたスタッドピン43に脱着自在に
係止される。
【0005】ところで、蛍光体スクリーン上に色ズレの
ない画像を表示するためには、シャドウマスクの多数の
電子ビーム通過孔45を通過する電子ビームが蛍光体ス
クリーン46上の所定位置に正しくランディングしなけ
ればならない。そのため、パネルとシャドウマスクの位
置関係、特に蛍光体スクリーンの形成されるパネル内面
とマスク本体との間隔を高精度に保持することが重要と
されている。
ない画像を表示するためには、シャドウマスクの多数の
電子ビーム通過孔45を通過する電子ビームが蛍光体ス
クリーン46上の所定位置に正しくランディングしなけ
ればならない。そのため、パネルとシャドウマスクの位
置関係、特に蛍光体スクリーンの形成されるパネル内面
とマスク本体との間隔を高精度に保持することが重要と
されている。
【0006】しかしながら、マスク本体が薄い炭素鋼板
などにより形成されていると、長時間動作時にマスク本
体が電子ビームの衝突により熱膨張し、蛍光体スクリー
ンに向けて膨出するいわゆるドーミングを生じる。この
ように、マスク本体にドーミングを生じると、パネル内
面との間の距離が変化し、電子ビームのランディング位
置にズレを生じ、表示画像に色ズレを生じる。
などにより形成されていると、長時間動作時にマスク本
体が電子ビームの衝突により熱膨張し、蛍光体スクリー
ンに向けて膨出するいわゆるドーミングを生じる。この
ように、マスク本体にドーミングを生じると、パネル内
面との間の距離が変化し、電子ビームのランディング位
置にズレを生じ、表示画像に色ズレを生じる。
【0007】このため、上記のような略楔形のホルダ4
0を用いてマスク本体のドーミングによる色ズレを補償
するようにしている。つまり、マスク本体にドーミング
を生じると、ホルダ40が図中一点鎖線で示すように変
形され、マスク本体を蛍光体スクリーン方向に押し上げ
る。これにより、電子ビームのランディング位置がシャ
ドウマスクの熱膨張の前後で変化しないように補償され
る。
0を用いてマスク本体のドーミングによる色ズレを補償
するようにしている。つまり、マスク本体にドーミング
を生じると、ホルダ40が図中一点鎖線で示すように変
形され、マスク本体を蛍光体スクリーン方向に押し上げ
る。これにより、電子ビームのランディング位置がシャ
ドウマスクの熱膨張の前後で変化しないように補償され
る。
【0008】また、比較的大型の陰極線管においては、
マスク本体を熱膨張係数の小さいアンバー材で形成した
ものが知られている。このようにマスクフレームと熱膨
張係数の異なるマスク本体を有する場合、図12に示す
ようなホルダ50が用いられる。
マスク本体を熱膨張係数の小さいアンバー材で形成した
ものが知られている。このようにマスクフレームと熱膨
張係数の異なるマスク本体を有する場合、図12に示す
ようなホルダ50が用いられる。
【0009】ホルダ50は、シャドウマスクのマスクフ
レーム52に固設される第1部材、およびパネルのスカ
ート部54に突設されたスタッドピン53に係止される
第2部材を有している。このホルダ50は、左右対称な
略V字型に形成されている。
レーム52に固設される第1部材、およびパネルのスカ
ート部54に突設されたスタッドピン53に係止される
第2部材を有している。このホルダ50は、左右対称な
略V字型に形成されている。
【0010】このような陰極線管を長時間動作させる
と、マスク本体が殆ど熱膨張されずに、図中一点鎖線で
示すようにマスクフレーム52だけが熱膨張される。こ
のとき、ホルダ50が左右対称に形成されているため、
シャドウマスクが蛍光体スクリーン56に対して離接す
るように移動されることがなく、マスク本体の移動が防
止される。これにより、マスクフレームの熱膨張に対し
てもランディング位置を正しい位置に保持できる。
と、マスク本体が殆ど熱膨張されずに、図中一点鎖線で
示すようにマスクフレーム52だけが熱膨張される。こ
のとき、ホルダ50が左右対称に形成されているため、
シャドウマスクが蛍光体スクリーン56に対して離接す
るように移動されることがなく、マスク本体の移動が防
止される。これにより、マスクフレームの熱膨張に対し
てもランディング位置を正しい位置に保持できる。
【0011】しかしながら、上述したような対策を講じ
ても、最近の偏向角の大きい殆どの陰極線管において、
ランディング移動による色ズレがみられる。このような
ランディング移動(ミスランディング)を補償するため
には、マスクフレーム52を電子銃側へ移動させる必要
がある。つまり、マスク本体のスクリーン側への熱膨張
を相殺するためには、マスクフレームの熱膨張によるホ
ルダの変形が、マスクフレームを電子銃側へ移動させる
ものでなければならない。
ても、最近の偏向角の大きい殆どの陰極線管において、
ランディング移動による色ズレがみられる。このような
ランディング移動(ミスランディング)を補償するため
には、マスクフレーム52を電子銃側へ移動させる必要
がある。つまり、マスク本体のスクリーン側への熱膨張
を相殺するためには、マスクフレームの熱膨張によるホ
ルダの変形が、マスクフレームを電子銃側へ移動させる
ものでなければならない。
【0012】マスクフレームを電子銃側へ移動させる技
術として、例えば、特開平1−14851号公報におい
て、マスクフレームに固設した第2部材よりパネルのス
カート部に係止した第1部材の板厚を厚くしたホルダが
開示されている。このように、第1部材の板厚を厚くす
ると、第2部材と比較して第1部材の方が変形しにくく
なる。その結果、マスクフレームの熱膨張に対し、第2
部材の方が大きく変形され、マスクフレームが電子銃側
に移動されてミスランディングが補償される。
術として、例えば、特開平1−14851号公報におい
て、マスクフレームに固設した第2部材よりパネルのス
カート部に係止した第1部材の板厚を厚くしたホルダが
開示されている。このように、第1部材の板厚を厚くす
ると、第2部材と比較して第1部材の方が変形しにくく
なる。その結果、マスクフレームの熱膨張に対し、第2
部材の方が大きく変形され、マスクフレームが電子銃側
に移動されてミスランディングが補償される。
【0013】しかしながら、このホルダでは、陰極線管
の外部から衝撃が与えられると、相対的に弱い第2部材
に応力が集中するため不利である。つまり、外部からの
衝撃をホルダが吸収できず、相対的に弱く変形しやすい
第2部材が塑性変形することにより、ランディングのず
れが生じる。
の外部から衝撃が与えられると、相対的に弱い第2部材
に応力が集中するため不利である。つまり、外部からの
衝撃をホルダが吸収できず、相対的に弱く変形しやすい
第2部材が塑性変形することにより、ランディングのず
れが生じる。
【0014】このため、外部衝撃によるミスランディン
グを防止する技術として、特公昭64−27144号公
報において、図11に示したような折り曲げ部40a、
40bをホルダに設けたものが提案されている。折り曲
げ部40a、40bは、紙面に垂直な方向からの外部衝
撃に対してマスクフレームの移動を軽減するよう機能す
るが、陰極線管の管軸方向からの外部衝撃に対しては効
果が期待できない。
グを防止する技術として、特公昭64−27144号公
報において、図11に示したような折り曲げ部40a、
40bをホルダに設けたものが提案されている。折り曲
げ部40a、40bは、紙面に垂直な方向からの外部衝
撃に対してマスクフレームの移動を軽減するよう機能す
るが、陰極線管の管軸方向からの外部衝撃に対しては効
果が期待できない。
【0015】この他に、ホルダの各部材の剛性を剛体に
近づけて、変形しにくくする方法が考えられるが、この
方法では、長時間動作時の色ズレ補正や製造工程でのホ
ルダの脱着性が悪化してしまう。
近づけて、変形しにくくする方法が考えられるが、この
方法では、長時間動作時の色ズレ補正や製造工程でのホ
ルダの脱着性が悪化してしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、陰極
線管の蛍光体スクリーンに色ズレのない画像を表示する
ためには、シャドウマスクを保持するホルダの形状が重
要となるが、外部衝撃によりシャドウマスクとパネルの
位置関係が変化して起こる色ズレ、および陰極線管を長
時間動作させたときに起こる色ズレを同時に解決するこ
とは困難である。
線管の蛍光体スクリーンに色ズレのない画像を表示する
ためには、シャドウマスクを保持するホルダの形状が重
要となるが、外部衝撃によりシャドウマスクとパネルの
位置関係が変化して起こる色ズレ、および陰極線管を長
時間動作させたときに起こる色ズレを同時に解決するこ
とは困難である。
【0017】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、シャドウマスクの衝撃による色ズレお
よび熱膨張による色ズレを補正でき、良質な画像を安定
して表示できる陰極線管を提供することにある。
で、その目的は、シャドウマスクの衝撃による色ズレお
よび熱膨張による色ズレを補正でき、良質な画像を安定
して表示できる陰極線管を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の陰極線管は、略矩形
の有効部と、この有効部の周縁部に沿って立設された略
矩形の側壁部と、上記側壁部の内面に突設された複数の
スタッドピンと、を有するフェースパネルと、上記フェ
ースパネルの有効部の内面に形成された蛍光体スクリー
ンと、上記フェースパネルの内側に配設され、上記蛍光
体スクリーンと対向した複数の孔を有する略矩形のマス
ク本体と、上記マスク本体の周縁部を支持しているとと
もに、上記側壁部に対向した略矩形のマスクフレーム
と、を有するシャドウマスクと、上記マスクフレームを
上記フェースパネルに対して弾性的に支持した複数のホ
ルダと、電子ビームを上記シャドウマスクの複数の孔を
介して上記蛍光体スクリーンに照射する電子銃と、上記
電子銃から放出される電子ビームを偏向する偏向装置
と、を備え、上記ホルダの各々は、弾性を有する細長い
板状体を折り曲げて形成した第1および第2の部材を有
し、上記第1の部材は、上記スタッドピンが係合した係
合部と、上記第2の部材に接続した第1接続部と、上記
第1接続部から上記係合部に向って上記第2の部材から
離れる方向に傾斜して延びた第1傾斜部と、を有し、上
記第2の部材は、上記マスクフレームに固定された固定
部と、上記第1の部材の第1接続部に接続した第2接続
部と、上記第2接続部から上記固定部に向って上記第1
の部材から離れる方向に傾斜して延びた第2傾斜部と、
を有し、上記第1の部材の板厚d1は、上記第2の部材
の板厚d2より薄く、上記第1傾斜部の長さL1は、上
記第2傾斜部の長さL2より短いことを特徴とする。
め、この発明のうち請求項1記載の陰極線管は、略矩形
の有効部と、この有効部の周縁部に沿って立設された略
矩形の側壁部と、上記側壁部の内面に突設された複数の
スタッドピンと、を有するフェースパネルと、上記フェ
ースパネルの有効部の内面に形成された蛍光体スクリー
ンと、上記フェースパネルの内側に配設され、上記蛍光
体スクリーンと対向した複数の孔を有する略矩形のマス
ク本体と、上記マスク本体の周縁部を支持しているとと
もに、上記側壁部に対向した略矩形のマスクフレーム
と、を有するシャドウマスクと、上記マスクフレームを
上記フェースパネルに対して弾性的に支持した複数のホ
ルダと、電子ビームを上記シャドウマスクの複数の孔を
介して上記蛍光体スクリーンに照射する電子銃と、上記
電子銃から放出される電子ビームを偏向する偏向装置
と、を備え、上記ホルダの各々は、弾性を有する細長い
板状体を折り曲げて形成した第1および第2の部材を有
し、上記第1の部材は、上記スタッドピンが係合した係
合部と、上記第2の部材に接続した第1接続部と、上記
第1接続部から上記係合部に向って上記第2の部材から
離れる方向に傾斜して延びた第1傾斜部と、を有し、上
記第2の部材は、上記マスクフレームに固定された固定
部と、上記第1の部材の第1接続部に接続した第2接続
部と、上記第2接続部から上記固定部に向って上記第1
の部材から離れる方向に傾斜して延びた第2傾斜部と、
を有し、上記第1の部材の板厚d1は、上記第2の部材
の板厚d2より薄く、上記第1傾斜部の長さL1は、上
記第2傾斜部の長さL2より短いことを特徴とする。
【0019】上記のように、ホルダの第1の部材の板厚
d1を第2の部材の板厚d2より薄くし、第1傾斜部の
長さL1を第2傾斜部の長さL2より短くすることによ
り、マスクフレームの熱膨張によるミスランディングと
外部衝撃によるミスランディングを同時且つ効果的に補
償でき、良質な画像を安定して表示することができる。
d1を第2の部材の板厚d2より薄くし、第1傾斜部の
長さL1を第2傾斜部の長さL2より短くすることによ
り、マスクフレームの熱膨張によるミスランディングと
外部衝撃によるミスランディングを同時且つ効果的に補
償でき、良質な画像を安定して表示することができる。
【0020】また、この発明のうち請求項2記載の陰極
線管によると、上記第1の部材の第1傾斜部と係合部の
なす角度Θ1は、上記第2の部材の第2傾斜部と固定部
のなす角度Θ2より小さいことを特徴とする。
線管によると、上記第1の部材の第1傾斜部と係合部の
なす角度Θ1は、上記第2の部材の第2傾斜部と固定部
のなす角度Θ2より小さいことを特徴とする。
【0021】また、この発明のうち請求項3記載の陰極
線管によると、上記ホルダが上記マスクフレームを上記
フェースパネルに対して支持した状態で、上記陰極線管
の管軸に対して上記第1傾斜部のなす角度Φ1は、上記
管軸に対して上記第2傾斜部のなす角度Φ2より大きい
ことを特徴とする。
線管によると、上記ホルダが上記マスクフレームを上記
フェースパネルに対して支持した状態で、上記陰極線管
の管軸に対して上記第1傾斜部のなす角度Φ1は、上記
管軸に対して上記第2傾斜部のなす角度Φ2より大きい
ことを特徴とする。
【0022】また、この発明のうち請求項4記載の陰極
線管によると、上記第1傾斜部の長さL1、角度Φ1、
および上記第2傾斜部の長さL2、角度Φ2は、L1×
cosΦ1<L2×cosΦ2の関係にあることを特徴
とする。更に、この発明のうち請求項5記載の陰極線管
によると、上記第1の部材の第1接続部は、上記第1傾
斜部を延長した方向に延びていることを特徴とする。
線管によると、上記第1傾斜部の長さL1、角度Φ1、
および上記第2傾斜部の長さL2、角度Φ2は、L1×
cosΦ1<L2×cosΦ2の関係にあることを特徴
とする。更に、この発明のうち請求項5記載の陰極線管
によると、上記第1の部材の第1接続部は、上記第1傾
斜部を延長した方向に延びていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、この発明の陰極線管1は、曲面からなる有効面2
aの周辺部にスカート部2b(側壁部)が設けられた略
矩形のフェースパネル2(以下、単にパネル2と称す
る)と、パネル2のスカート部2bに接合された漏斗状
のファンネル4と、を有する外囲器を備えている。パネ
ル2の有効面2aの内側には、青、緑、赤に発光する3
色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン6が形成されてい
る。また、パネル2の内側には、蛍光体スクリーン6に
対向して、シャドウマスク10が配設されている。
明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、この発明の陰極線管1は、曲面からなる有効面2
aの周辺部にスカート部2b(側壁部)が設けられた略
矩形のフェースパネル2(以下、単にパネル2と称す
る)と、パネル2のスカート部2bに接合された漏斗状
のファンネル4と、を有する外囲器を備えている。パネ
ル2の有効面2aの内側には、青、緑、赤に発光する3
色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン6が形成されてい
る。また、パネル2の内側には、蛍光体スクリーン6に
対向して、シャドウマスク10が配設されている。
【0024】図2に示すように、シャドウマスク10
は、多数の電子ビーム通過孔8aの形成された曲面から
なる略矩形のマスク本体8、およびマスク本体8の周辺
部に取り付けられた断面L字形の略矩形のマスクフレー
ム9を有している。マスク本体8は比較的熱膨張係数が
小さく板厚が薄いアンバー材により形成され、マスクフ
レーム9は炭素鋼板により形成されている。
は、多数の電子ビーム通過孔8aの形成された曲面から
なる略矩形のマスク本体8、およびマスク本体8の周辺
部に取り付けられた断面L字形の略矩形のマスクフレー
ム9を有している。マスク本体8は比較的熱膨張係数が
小さく板厚が薄いアンバー材により形成され、マスクフ
レーム9は炭素鋼板により形成されている。
【0025】シャドウマスク10は、マスクフレーム9
の各コーナー部外側に固定された後述する弾性支持体1
2(以下、単にホルダ12と称する)を介して、パネル
2のスカート部2bの各コーナー部内側に設けられたス
タッドピン14に対して脱着可能に係止されている。
の各コーナー部外側に固定された後述する弾性支持体1
2(以下、単にホルダ12と称する)を介して、パネル
2のスカート部2bの各コーナー部内側に設けられたス
タッドピン14に対して脱着可能に係止されている。
【0026】一方、ファンネル4のネック4a内には、
3電子ビーム15を放出する電子銃16が配設されてい
る。また、ファンネル4の外側には、電子銃16から放
出される3電子ビーム15を偏向させるための磁界を発
生する偏向装置18が配設されている。
3電子ビーム15を放出する電子銃16が配設されてい
る。また、ファンネル4の外側には、電子銃16から放
出される3電子ビーム15を偏向させるための磁界を発
生する偏向装置18が配設されている。
【0027】しかして、電子銃16から放出される3電
子ビーム15が偏向装置18の発生する磁界により偏向
され、シャドウマスク10を介して蛍光体スクリーン6
上に照射される。これにより、蛍光体スクリーン6が電
子ビーム15により水平、垂直走査され、カラー画像が
表示される。
子ビーム15が偏向装置18の発生する磁界により偏向
され、シャドウマスク10を介して蛍光体スクリーン6
上に照射される。これにより、蛍光体スクリーン6が電
子ビーム15により水平、垂直走査され、カラー画像が
表示される。
【0028】このとき、陰極線管1の蛍光体スクリーン
6に色ズレのない良質な画像を表示するためには、マス
ク本体8の各電子ビーム通過孔8aを通過する3電子ビ
ーム15が蛍光体スクリーン6の3色蛍光体層にそれぞ
れ正しくランディングしなければならない。そのために
は、パネル2とシャドウマスク10との位置関係を正し
く保つことが必要である。特に、蛍光体スクリーン6の
ピッチを細かくして解像度を上げることを考えると、両
者の間の位置関係をより高精度に保持する必要がある。
6に色ズレのない良質な画像を表示するためには、マス
ク本体8の各電子ビーム通過孔8aを通過する3電子ビ
ーム15が蛍光体スクリーン6の3色蛍光体層にそれぞ
れ正しくランディングしなければならない。そのために
は、パネル2とシャドウマスク10との位置関係を正し
く保つことが必要である。特に、蛍光体スクリーン6の
ピッチを細かくして解像度を上げることを考えると、両
者の間の位置関係をより高精度に保持する必要がある。
【0029】電子ビーム15のランディング位置にズレ
(ミスランディング)を生じる要因として、主にマスク
フレーム9の熱膨張によるミスランディング、および陰
極線管1に対する外部衝撃によるミスランディングがあ
る。
(ミスランディング)を生じる要因として、主にマスク
フレーム9の熱膨張によるミスランディング、および陰
極線管1に対する外部衝撃によるミスランディングがあ
る。
【0030】マスクフレーム9の熱膨張は、電子ビーム
15がマスク本体8に衝突されてマスク本体8が加熱さ
れ、マスク本体8の熱がマスクフレーム9に伝達される
ことにより生じる。つまり、電子銃16から放出される
電子ビーム15のうちマスク本体8の電子ビーム通過孔
8aを通って蛍光体スクリーン6に達する電子ビームは
1/3以下であり、それ以外の電子ビームはマスク本体
8に衝突される。従って、陰極線管1が長時間動作され
ると、マスク本体8が加熱されるとともにマスクフレー
ム9が加熱され、マスクフレーム9が熱膨張される。
15がマスク本体8に衝突されてマスク本体8が加熱さ
れ、マスク本体8の熱がマスクフレーム9に伝達される
ことにより生じる。つまり、電子銃16から放出される
電子ビーム15のうちマスク本体8の電子ビーム通過孔
8aを通って蛍光体スクリーン6に達する電子ビームは
1/3以下であり、それ以外の電子ビームはマスク本体
8に衝突される。従って、陰極線管1が長時間動作され
ると、マスク本体8が加熱されるとともにマスクフレー
ム9が加熱され、マスクフレーム9が熱膨張される。
【0031】本実施の形態のように、比較的熱膨張係数
の小さいアンバー材からなるマスク本体8を有するシャ
ドウマスク10を用いた場合、マスクフレーム9が熱膨
張されてもマスク本体8は殆ど変形されない。この場
合、現在の広偏向角の陰極線管においては、長時間動作
時には図12のような形状のホルダを用いても、シャド
ウマスクのスクリーン側への移動に伴うランディングの
移動がみられるため、シャドウマスクのスクリーン側へ
の移動を抑制することができる。
の小さいアンバー材からなるマスク本体8を有するシャ
ドウマスク10を用いた場合、マスクフレーム9が熱膨
張されてもマスク本体8は殆ど変形されない。この場
合、現在の広偏向角の陰極線管においては、長時間動作
時には図12のような形状のホルダを用いても、シャド
ウマスクのスクリーン側への移動に伴うランディングの
移動がみられるため、シャドウマスクのスクリーン側へ
の移動を抑制することができる。
【0032】また、陰極線管1の外部から衝撃が与えら
れると、スタッドピン14に対するホルダ12の係止状
態が変化されてシャドウマスク10が移動され、ミスラ
ンディングを生じる。
れると、スタッドピン14に対するホルダ12の係止状
態が変化されてシャドウマスク10が移動され、ミスラ
ンディングを生じる。
【0033】上記理由から、解像度の高い良質な画像を
表示するためには、マスクフレーム9の熱膨張によるミ
スランディングおよび陰極線管1に対する外部衝撃によ
るミスランディングを軽減することが必要不可欠であ
る。
表示するためには、マスクフレーム9の熱膨張によるミ
スランディングおよび陰極線管1に対する外部衝撃によ
るミスランディングを軽減することが必要不可欠であ
る。
【0034】このため、本発明者等は、シャドウマスク
10をパネル2に対して弾性的に支持するホルダとし
て、マスクフレーム9の熱膨張によるミスランディング
および陰極線管1に対する外部衝撃によるミスランディ
ングを同時に補償することのできるホルダを発明した。
10をパネル2に対して弾性的に支持するホルダとし
て、マスクフレーム9の熱膨張によるミスランディング
および陰極線管1に対する外部衝撃によるミスランディ
ングを同時に補償することのできるホルダを発明した。
【0035】図3には、この発明の実施の形態に係るホ
ルダ12を示してある。図3(a)はホルダ12を電子
銃16側から見た底面図を示し、図3(b)はホルダ1
2をパネル2のスカート部2b側から見た側面図を示
し、図3(c)はホルダ12の正面図を示している。
ルダ12を示してある。図3(a)はホルダ12を電子
銃16側から見た底面図を示し、図3(b)はホルダ1
2をパネル2のスカート部2b側から見た側面図を示
し、図3(c)はホルダ12の正面図を示している。
【0036】ホルダ12は、それぞれ所定の板厚d1、
d2を有する略矩形板状の第1および第2の部材21、
22によって形成されている。第1の部材21は、パネ
ル2のスカート部2bに取付けられたスタッドピン14
に係止される係止孔21aを形成した係止部を有してい
る。第2の部材22は、シャドウマスク10のマスクフ
レーム9に固設される固定部を有している。第1および
第2の部材21、22は、それぞれの一端21a、22
aが所定長さの接合部で接合され、この接合部から互い
に離間する方向に折り曲げられて略V字型のホルダ12
を形成している。
d2を有する略矩形板状の第1および第2の部材21、
22によって形成されている。第1の部材21は、パネ
ル2のスカート部2bに取付けられたスタッドピン14
に係止される係止孔21aを形成した係止部を有してい
る。第2の部材22は、シャドウマスク10のマスクフ
レーム9に固設される固定部を有している。第1および
第2の部材21、22は、それぞれの一端21a、22
aが所定長さの接合部で接合され、この接合部から互い
に離間する方向に折り曲げられて略V字型のホルダ12
を形成している。
【0037】第1の部材21は、第2の部材22に接合
された接合部から長さL1だけ離れた位置で第2の部材
22に向かって折り曲げられ、その他端も第2の部材2
2に向けて僅かに折り曲げられている。第2の部材22
は、その接合部から長さL2だけ離れた位置で第1の部
材21に向かって折り曲げられている。つまり、第1お
よび第2の部材21、22は、それぞれ長さL1、L2
の傾斜部21b、22bを有し、傾斜部の終わりで互い
に近づく方向に角度Θ1、Θ2で折り曲げられている。
された接合部から長さL1だけ離れた位置で第2の部材
22に向かって折り曲げられ、その他端も第2の部材2
2に向けて僅かに折り曲げられている。第2の部材22
は、その接合部から長さL2だけ離れた位置で第1の部
材21に向かって折り曲げられている。つまり、第1お
よび第2の部材21、22は、それぞれ長さL1、L2
の傾斜部21b、22bを有し、傾斜部の終わりで互い
に近づく方向に角度Θ1、Θ2で折り曲げられている。
【0038】また、ホルダ12がシャドウマスク10と
パネル2との間に装着された状態(図2に示す状態)
で、第1の部材21の傾斜部21bは陰極線管1の管軸
方向(図中矢印z方向)に対して角度Φ1で傾斜され、
第2の部材22の傾斜部22bは管軸に対して角度Φ2
で傾斜される。
パネル2との間に装着された状態(図2に示す状態)
で、第1の部材21の傾斜部21bは陰極線管1の管軸
方向(図中矢印z方向)に対して角度Φ1で傾斜され、
第2の部材22の傾斜部22bは管軸に対して角度Φ2
で傾斜される。
【0039】ところで、マスクフレーム9の熱膨張によ
るミスランディングおよび外部衝撃によるミスランディ
ング、即ちシャドウマスク10の不所望なズレによる電
子ビーム15のランディング位置のズレは、上記ホルダ
12の作用によって補償されるが、ホルダ12による補
償量および補償方向は、各部材21、22の板厚d1、
d2、傾斜部21b、22bの長さL1、L2、角度Θ
1、Θ2、角度Φ1、Φ2等のパラメータによって左右
される。尚、ここではホルダ12によるランディング位
置の補償方向は電子銃16に向うマイナス方向である。
るミスランディングおよび外部衝撃によるミスランディ
ング、即ちシャドウマスク10の不所望なズレによる電
子ビーム15のランディング位置のズレは、上記ホルダ
12の作用によって補償されるが、ホルダ12による補
償量および補償方向は、各部材21、22の板厚d1、
d2、傾斜部21b、22bの長さL1、L2、角度Θ
1、Θ2、角度Φ1、Φ2等のパラメータによって左右
される。尚、ここではホルダ12によるランディング位
置の補償方向は電子銃16に向うマイナス方向である。
【0040】つまり、上記パラメータには、ミスランデ
ィングを最小にすることができる適正値があり、各パラ
メータを適正値に設定することによりミスランディング
を最小にすることができる。この適正値を調べるため、
まず各パラメータを予め設定した基準値に設定し、特定
のパラメータのみを基準値から変化させたときのランデ
ィング位置の移動量を特性パラメータとして測定した。
ィングを最小にすることができる適正値があり、各パラ
メータを適正値に設定することによりミスランディング
を最小にすることができる。この適正値を調べるため、
まず各パラメータを予め設定した基準値に設定し、特定
のパラメータのみを基準値から変化させたときのランデ
ィング位置の移動量を特性パラメータとして測定した。
【0041】尚、ここでは、陰極線管1を長時間動作さ
せたときの熱平衡状態におけるランディング位置の移動
量、陰極線管1の管軸方向に衝撃を与えた場合の移動
量、および管軸方向と直行する短辺方向に衝撃を与えた
場合の移動量を測定した。また、各パラメータの基準値
を、d1=0.6mm、d2=0.8mm、L1=15
mm、L2=15mm、Θ1=169°、Θ2=163
°、Φ1=15°、Φ2=15°に設定した。更に、各
グラフにおけるランディング位置の移動量はシャドウマ
スク10の各部における平均とした。この結果を図4乃
至図9のグラフに示した。
せたときの熱平衡状態におけるランディング位置の移動
量、陰極線管1の管軸方向に衝撃を与えた場合の移動
量、および管軸方向と直行する短辺方向に衝撃を与えた
場合の移動量を測定した。また、各パラメータの基準値
を、d1=0.6mm、d2=0.8mm、L1=15
mm、L2=15mm、Θ1=169°、Θ2=163
°、Φ1=15°、Φ2=15°に設定した。更に、各
グラフにおけるランディング位置の移動量はシャドウマ
スク10の各部における平均とした。この結果を図4乃
至図9のグラフに示した。
【0042】図4にはL1のみを変化させたときのラン
ディング位置の移動量の変化を示し、図5にはL2のみ
を変化させたときのランディング位置の移動量の変化を
示し、図6にはΦ1のみを変化させたときのランディン
グ位置の移動量の変化を示し、図7にはΦ2のみを変化
させたときのランディング位置の移動量の変化を示し、
図8にはd1のみを変化させたときのランディング位置
の移動量の変化を示し、図9にはd2のみを変化させた
ときのランディング位置の移動量の変化を示してある。
尚、各グラフに示した直線は、各移動量の平均値を示し
てある。また、各グラフにおいて、ランディング位置の
移動量が少ない程、ミスランディングを小さくできるこ
とを示している。
ディング位置の移動量の変化を示し、図5にはL2のみ
を変化させたときのランディング位置の移動量の変化を
示し、図6にはΦ1のみを変化させたときのランディン
グ位置の移動量の変化を示し、図7にはΦ2のみを変化
させたときのランディング位置の移動量の変化を示し、
図8にはd1のみを変化させたときのランディング位置
の移動量の変化を示し、図9にはd2のみを変化させた
ときのランディング位置の移動量の変化を示してある。
尚、各グラフに示した直線は、各移動量の平均値を示し
てある。また、各グラフにおいて、ランディング位置の
移動量が少ない程、ミスランディングを小さくできるこ
とを示している。
【0043】図4、図5、図8、および図9からわかる
ように、長時間動作時のランディング移動量および外部
衝撃(管軸衝撃および短辺衝撃)によるランディング移
動量は、ホルダ12の傾斜部21b、22bの長さL
1、L2を変化させたときと、各部材21、22の板厚
d1、d2を変化させたときとで、互いに相反する傾向
を示している。従って、外部衝撃によるランディング移
動量を抑制しつつ長時間動作時のランディング移動量を
軽減するためには、傾斜部の長さL1、L2、および板
厚d1、d2を図中の交点付近の値に設定することが望
ましい。各グラフにおける交点付近の値を見ると、L1
<L2、およびdl<d2となっている。従って、L1
<L2、dl<d2が成り立つように各パラメータを設
定することにより、ランディング移動量を小さくでき
る。
ように、長時間動作時のランディング移動量および外部
衝撃(管軸衝撃および短辺衝撃)によるランディング移
動量は、ホルダ12の傾斜部21b、22bの長さL
1、L2を変化させたときと、各部材21、22の板厚
d1、d2を変化させたときとで、互いに相反する傾向
を示している。従って、外部衝撃によるランディング移
動量を抑制しつつ長時間動作時のランディング移動量を
軽減するためには、傾斜部の長さL1、L2、および板
厚d1、d2を図中の交点付近の値に設定することが望
ましい。各グラフにおける交点付近の値を見ると、L1
<L2、およびdl<d2となっている。従って、L1
<L2、dl<d2が成り立つように各パラメータを設
定することにより、ランディング移動量を小さくでき
る。
【0044】一方、図6および図7からわかるように、
傾斜部21b、22bが陰極線管1の管軸と成す角度Φ
1、Φ2は、両方とも大きくしたほうが長時間動作時の
ミスランディングおよび外部衝撃によるミスランディン
グをともに小さくできる。しかしながら、この角度が大
きすぎるとホルダ12の脱着に支障をきたすようにな
る。また、ホルダ12のサイズにも制約があり、Φ1+
Φ2はスタッドピン14とマスクフレーム9との間の距
離に応じて限られてくる。
傾斜部21b、22bが陰極線管1の管軸と成す角度Φ
1、Φ2は、両方とも大きくしたほうが長時間動作時の
ミスランディングおよび外部衝撃によるミスランディン
グをともに小さくできる。しかしながら、この角度が大
きすぎるとホルダ12の脱着に支障をきたすようにな
る。また、ホルダ12のサイズにも制約があり、Φ1+
Φ2はスタッドピン14とマスクフレーム9との間の距
離に応じて限られてくる。
【0045】ところで、図6および図7を比較すると、
Φ2を変化させたときよりΦ1を変化させたときの方
が、ランディング移動量の変化の割合、即ち直線の傾き
が大きいことがわかる。従って、Φ1を大きくした方が
ランディング移動量を小さくできる。このことから、Φ
1>Φ2となるように傾斜部21b、22bの角度を設
定することが望ましい。
Φ2を変化させたときよりΦ1を変化させたときの方
が、ランディング移動量の変化の割合、即ち直線の傾き
が大きいことがわかる。従って、Φ1を大きくした方が
ランディング移動量を小さくできる。このことから、Φ
1>Φ2となるように傾斜部21b、22bの角度を設
定することが望ましい。
【0046】また、第2の部材22がマスクフレーム9
に固設される溶接部は、陰極線管1の管軸と平行となる
ため、シャドウマスク10を係止するためのバネ圧を得
るためには、第1の部材21のスタッドピン14との係
止部は管軸に対して角度をもつ必要がある。このため、
Θ1>Θ2となるように角度を設定することが望まし
い。
に固設される溶接部は、陰極線管1の管軸と平行となる
ため、シャドウマスク10を係止するためのバネ圧を得
るためには、第1の部材21のスタッドピン14との係
止部は管軸に対して角度をもつ必要がある。このため、
Θ1>Θ2となるように角度を設定することが望まし
い。
【0047】以上のように、L1<L2、dl<d2、
Φ1>Φ2、およびΘ1>Θ2が成り立つようにホルダ
12の各パラメータを設定することにより、マスクフレ
ーム9の熱膨張によるミスランディング、および外部衝
撃によるミスランディングを同時に補償でき、色ズレの
ない良質な画像を安定して表示できる。
Φ1>Φ2、およびΘ1>Θ2が成り立つようにホルダ
12の各パラメータを設定することにより、マスクフレ
ーム9の熱膨張によるミスランディング、および外部衝
撃によるミスランディングを同時に補償でき、色ズレの
ない良質な画像を安定して表示できる。
【0048】例えば、ホルダ12の第1および第2の部
材21、22の各部のサイズを、L1=15.6mm、
Φ1=19.52°、Θ1=169.0°、d1=0.
6mm、L2=16.11mm、Φ2=17.35°、
Θ2=162.6°、d2=0.8mmに設定した場
合、従来のホルダ(比較のため、d1=0.5mm、d
2=0.8mm、L1>l2としたもの)と比べて、電
子ビームのランディング位置の移動量が以下のように改
善された。つまり、長時間動作時におけるランディング
移動量がシャドウマスク10の全面平均で+44μmか
ら+24μmとなり約45%改善され、外部衝撃による
ランディング移動量がシャドウマスク10の周辺部の平
均で17μmから14μmとなり約18%改善され、最
大値で50μmから37μmとなり26%改善された。
尚、このときのホルダ12の傾斜部21b、22bの長
さL1、L2と、各傾斜部21b、22bが管軸と成す
角度Φ1、Φ2と、の関係は、L1×cosΦ1<L2
×cosΦ2が成り立っており、この関係が成り立つと
きには、ランディング移動量をより小さくできることが
わかった。
材21、22の各部のサイズを、L1=15.6mm、
Φ1=19.52°、Θ1=169.0°、d1=0.
6mm、L2=16.11mm、Φ2=17.35°、
Θ2=162.6°、d2=0.8mmに設定した場
合、従来のホルダ(比較のため、d1=0.5mm、d
2=0.8mm、L1>l2としたもの)と比べて、電
子ビームのランディング位置の移動量が以下のように改
善された。つまり、長時間動作時におけるランディング
移動量がシャドウマスク10の全面平均で+44μmか
ら+24μmとなり約45%改善され、外部衝撃による
ランディング移動量がシャドウマスク10の周辺部の平
均で17μmから14μmとなり約18%改善され、最
大値で50μmから37μmとなり26%改善された。
尚、このときのホルダ12の傾斜部21b、22bの長
さL1、L2と、各傾斜部21b、22bが管軸と成す
角度Φ1、Φ2と、の関係は、L1×cosΦ1<L2
×cosΦ2が成り立っており、この関係が成り立つと
きには、ランディング移動量をより小さくできることが
わかった。
【0049】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、図10に、この発明の他の実施の形
態に係るホルダ30を示した。このホルダ30は、第2
の部材22との接合部が第1傾斜部31を延長した方向
に延びた第1の部材21‘を有している。このように、
第1の部材の接合部(第1接合部)を第1傾斜部31を
延長した形状とすることにより、ホルダ30の脱着を更
に容易にできる。
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、図10に、この発明の他の実施の形
態に係るホルダ30を示した。このホルダ30は、第2
の部材22との接合部が第1傾斜部31を延長した方向
に延びた第1の部材21‘を有している。このように、
第1の部材の接合部(第1接合部)を第1傾斜部31を
延長した形状とすることにより、ホルダ30の脱着を更
に容易にできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の陰極線
管は、上記のような構成および作用を有しているので、
シャドウマスクの衝撃による色ズレおよび熱膨張による
色ズレを補正でき、良質な画像を安定して表示できる。
管は、上記のような構成および作用を有しているので、
シャドウマスクの衝撃による色ズレおよび熱膨張による
色ズレを補正でき、良質な画像を安定して表示できる。
【図1】この発明の実施の形態に係る陰極線管を示す断
面図。
面図。
【図2】図1の陰極線管に組込まれたシャドウマスクの
支持構造を示す部分断面図。
支持構造を示す部分断面図。
【図3】この発明の実施の形態に係るホルダを示す図。
【図4】ホルダの第1傾斜部の長さL1を変化させたと
きのランディング移動量を示すグラフ。
きのランディング移動量を示すグラフ。
【図5】ホルダの第2傾斜部の長さL2を変化させたと
きのランディング移動量を示すグラフ。
きのランディング移動量を示すグラフ。
【図6】ホルダの第1傾斜部の角度Φ1を変化させたと
きのランディング移動量を示すグラフ。
きのランディング移動量を示すグラフ。
【図7】ホルダの第2傾斜部の角度Φ2を変化させたと
きのランディング移動量を示すグラフ。
きのランディング移動量を示すグラフ。
【図8】ホルダの第1の部材の板厚d1を変化させたと
きのランディング移動量を示すグラフ。
きのランディング移動量を示すグラフ。
【図9】ホルダの第2の部材の板厚d2を変化させたと
きのランディング移動量を示すグラフ。
きのランディング移動量を示すグラフ。
【図10】この発明の他の実施の形態に係るホルダを示
す図。
す図。
【図11】従来のホルダを示す断面図。
【図12】従来のホルダを示す断面図。
1…陰極線管、 2…パネル、 2a…有効面、 2b…スカート部、 4…ファンネル、 6…蛍光体スクリーン、 8…マスク本体、 8a…電子ビーム通過孔、 9…マスクフレーム、 10…シャドウマスク、 12…ホルダ、 14…スタッドピン、 15…3電子ビーム、 16…電子銃、 18…偏向装置、 21…第1の部材、 21a…係止孔、 21b、22b…傾斜部、 22…第2の部材、 d1、d2…板厚、 L1、L2…傾斜部の長さ、 Φ1、Φ2…傾斜部の角度、 Θ1…傾斜部と係止部のなす角度、 Θ2…傾斜部と固定部のなす角度。
Claims (5)
- 【請求項1】 略矩形の有効部と、この有効部の周縁部
に沿って立設された略矩形の側壁部と、上記側壁部の内
面に突設された複数のスタッドピンと、を有するフェー
スパネルと、 上記フェースパネルの有効部の内面に形成された蛍光体
スクリーンと、 上記フェースパネルの内側に配設され、上記蛍光体スク
リーンと対向した複数の孔を有する略矩形のマスク本体
と、上記マスク本体の周縁部を支持しているとともに、
上記側壁部に対向した略矩形のマスクフレームと、を有
するシャドウマスクと、 上記マスクフレームを上記フェースパネルに対して弾性
的に支持した複数のホルダと、 電子ビームを上記シャドウマスクの複数の孔を介して上
記蛍光体スクリーンに照射する電子銃と、 上記電子銃から放出される電子ビームを偏向する偏向装
置と、を備え、 上記ホルダの各々は、 弾性を有する細長い板状体を折り曲げて形成した第1お
よび第2の部材を有し、 上記第1の部材は、上記スタッドピンが係合した係合部
と、上記第2の部材に接続した第1接続部と、上記第1
接続部から上記係合部に向って上記第2の部材から離れ
る方向に傾斜して延びた第1傾斜部と、を有し、 上記第2の部材は、上記マスクフレームに固定された固
定部と、上記第1の部材の第1接続部に接続した第2接
続部と、上記第2接続部から上記固定部に向って上記第
1の部材から離れる方向に傾斜して延びた第2傾斜部
と、を有し、 上記第1の部材の板厚d1は、上記第2の部材の板厚d
2より薄く、上記第1傾斜部の長さL1は、上記第2傾
斜部の長さL2より短いことを特徴とする陰極線管。 - 【請求項2】 上記第1の部材の第1傾斜部と係合部の
なす角度Θ1は、上記第2の部材の第2傾斜部と固定部
のなす角度Θ2より小さいことを特徴とする請求項1記
載の陰極線管。 - 【請求項3】 上記ホルダが上記マスクフレームを上記
フェースパネルに対して支持した状態で、上記陰極線管
の管軸に対して上記第1傾斜部のなす角度Φ1は、上記
管軸に対して上記第2傾斜部のなす角度Φ2より大きい
ことを特徴とする請求項1記載の陰極線管。 - 【請求項4】 上記第1傾斜部の長さL1、角度Φ1、
および上記第2傾斜部の長さL2、角度Φ2は、L1×
cosΦ1<L2×cosΦ2の関係にあることを特徴
とする請求項3記載の陰極線管。 - 【請求項5】 上記第1の部材の第1接続部は、上記第
1傾斜部を延長した方向に延びていることを特徴とする
請求項1記載の陰極線管。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120926A JPH10312756A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 陰極線管 |
TW087106267A TW423009B (en) | 1997-05-12 | 1998-04-23 | Cathode ray tube |
DE69821051T DE69821051T2 (de) | 1997-05-12 | 1998-05-06 | Kathodenstrahlröhre mit Befestigungselementen für den Schattenmaskenrahmen |
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