JPH10309254A - 内視鏡洗滌消毒装置 - Google Patents
内視鏡洗滌消毒装置Info
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- JPH10309254A JPH10309254A JP9122206A JP12220697A JPH10309254A JP H10309254 A JPH10309254 A JP H10309254A JP 9122206 A JP9122206 A JP 9122206A JP 12220697 A JP12220697 A JP 12220697A JP H10309254 A JPH10309254 A JP H10309254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は装置内汚染の進行を未然に防止し、使
い勝手のよい内視鏡洗滌消毒装置を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、通常の使用で内視鏡消毒工程と
同期して、装置内部の消毒を行うようにした内視鏡洗滌
消毒装置において、操作者が装置内部が満足に消毒され
ない使用モードを選択した場合、操作者に装置内部の消
毒が確実に行われる使用モードを選択するように告知す
る機能を有し、装置内汚染の進行を未然に防止するよう
にしたものである。
い勝手のよい内視鏡洗滌消毒装置を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、通常の使用で内視鏡消毒工程と
同期して、装置内部の消毒を行うようにした内視鏡洗滌
消毒装置において、操作者が装置内部が満足に消毒され
ない使用モードを選択した場合、操作者に装置内部の消
毒が確実に行われる使用モードを選択するように告知す
る機能を有し、装置内汚染の進行を未然に防止するよう
にしたものである。
Description
【0001】
【発明の技術的分野】本発明は、内視鏡を洗滌及び消毒
する内視鏡洗滌消毒装置に関する。
する内視鏡洗滌消毒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は体腔内の検査や治療を目的とし
て体腔内に挿入して使用されるために使用後は必ず洗滌
や消毒を行う必要がある。内視鏡を洗滌消毒する場合、
特開平9−28669号公報に示すような内視鏡洗滌消
毒装置が使用される。内視鏡洗滌消毒装置による作業フ
ローは洗滌工程と消毒工程に分かれる。そして、洗滌工
程では装置内に備えた給水タンクから給水管路を通じて
洗滌槽内に洗滌水を供給して内視鏡を洗滌する。また、
消毒工程では洗滌槽内に消毒液を注入して内視鏡を消毒
液中に浸漬させることにより消毒する。
て体腔内に挿入して使用されるために使用後は必ず洗滌
や消毒を行う必要がある。内視鏡を洗滌消毒する場合、
特開平9−28669号公報に示すような内視鏡洗滌消
毒装置が使用される。内視鏡洗滌消毒装置による作業フ
ローは洗滌工程と消毒工程に分かれる。そして、洗滌工
程では装置内に備えた給水タンクから給水管路を通じて
洗滌槽内に洗滌水を供給して内視鏡を洗滌する。また、
消毒工程では洗滌槽内に消毒液を注入して内視鏡を消毒
液中に浸漬させることにより消毒する。
【0003】一般に、内視鏡洗滌消毒装置では洗滌消毒
の全ての工程が終了した後、給水タンクや給水管路等の
洗滌系装置部内には水が残る。このまま長時間放置する
と、雑菌が繁殖する虞がある。そこで、上記特開平7−
8456号公報において提案されている内視鏡洗滌消毒
装置は給水タンク内や給水管路内の除水と消毒を行うよ
う、いわゆる装置内消毒機能を設けてある。この装置内
消毒機能は電源スイッチのオンオフ時間や汚れセンサー
で消毒すべきか否かを判別して、これを告知し、ユーザ
ーがマニュアル操作で、装置内消毒工程モードを選択し
た場合に装置内消毒工程を行うものである。
の全ての工程が終了した後、給水タンクや給水管路等の
洗滌系装置部内には水が残る。このまま長時間放置する
と、雑菌が繁殖する虞がある。そこで、上記特開平7−
8456号公報において提案されている内視鏡洗滌消毒
装置は給水タンク内や給水管路内の除水と消毒を行うよ
う、いわゆる装置内消毒機能を設けてある。この装置内
消毒機能は電源スイッチのオンオフ時間や汚れセンサー
で消毒すべきか否かを判別して、これを告知し、ユーザ
ーがマニュアル操作で、装置内消毒工程モードを選択し
た場合に装置内消毒工程を行うものである。
【0004】
(従来技術の問題点)しかし、上記従来の装置内消毒の
方式は、消毒工程と同期して装置内部の汚染する可能性
のある給水系の内部に消毒液を循環させて自動的に装置
内消毒を行わせる場合には適さない。つまり、ユーザー
は洗滌工程のみを選択して実行したり、短い消毒時間を
設定する場合があるが、このような場合には装置内消毒
が満足に行われていないことも起こり得る状況になり、
装置内汚染の進行を未然に防止できず、また汚染した場
合には消毒すべき旨の告知が消えず、使用上、混乱を来
す虞があった。
方式は、消毒工程と同期して装置内部の汚染する可能性
のある給水系の内部に消毒液を循環させて自動的に装置
内消毒を行わせる場合には適さない。つまり、ユーザー
は洗滌工程のみを選択して実行したり、短い消毒時間を
設定する場合があるが、このような場合には装置内消毒
が満足に行われていないことも起こり得る状況になり、
装置内汚染の進行を未然に防止できず、また汚染した場
合には消毒すべき旨の告知が消えず、使用上、混乱を来
す虞があった。
【0005】(発明の目的)本発明は上記問題点に着目
してなされたもので、その目的とするところは装置内汚
染の進行を未然に防止し、使い勝手のよい内視鏡洗滌消
毒装置を提供することにある。
してなされたもので、その目的とするところは装置内汚
染の進行を未然に防止し、使い勝手のよい内視鏡洗滌消
毒装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、通常
の使用で内視鏡消毒工程と同期して、装置内部の消毒を
行うようにした内視鏡洗滌消毒装置において、操作者が
装置内部が満足に消毒されない使用モードを選択した場
合、操作者に装置内部の消毒が確実に行われる使用モー
ドを選択するように告知する機能を有し、装置内汚染の
進行を未然に防止するようにしたものである。
の使用で内視鏡消毒工程と同期して、装置内部の消毒を
行うようにした内視鏡洗滌消毒装置において、操作者が
装置内部が満足に消毒されない使用モードを選択した場
合、操作者に装置内部の消毒が確実に行われる使用モー
ドを選択するように告知する機能を有し、装置内汚染の
進行を未然に防止するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を参照して本発明の
一実施形態を説明する。図1は内視鏡洗滌消毒装置の構
成を示し、同図中、1は洗滌槽であり、この中に内視鏡
2が設置される。洗滌槽1の開口部には蓋3が設けられ
ている。洗滌槽1の底部には例えばランジュバン型の超
音波振動子4を備えた振動板5が設けられている。振動
板5は超音波振動子4を発振動作させることにより振動
し、洗滌槽1内の洗滌液中に浸漬した内視鏡2に超音波
振動を与えて内視鏡2を超音波洗滌するようになってい
る。洗滌槽1にはその中央部に位置して塔6が設けら
れ、この塔6により洗滌槽1内に入れる洗滌水や消毒液
の液量を削減するようになっている。塔6の内側には洗
滌槽1内の液体を加保温するためのヒータ7が設けられ
ている。塔6には天井面洗滌用ノズル8が上方へ向けて
設けられている。内視鏡2はその塔6の周りにとぐろ状
に設置されるが、特に操作部2aが内視鏡保持部(内視
鏡昇降手段)9により上昇または周期的に上下移動する
ように設置されている。
一実施形態を説明する。図1は内視鏡洗滌消毒装置の構
成を示し、同図中、1は洗滌槽であり、この中に内視鏡
2が設置される。洗滌槽1の開口部には蓋3が設けられ
ている。洗滌槽1の底部には例えばランジュバン型の超
音波振動子4を備えた振動板5が設けられている。振動
板5は超音波振動子4を発振動作させることにより振動
し、洗滌槽1内の洗滌液中に浸漬した内視鏡2に超音波
振動を与えて内視鏡2を超音波洗滌するようになってい
る。洗滌槽1にはその中央部に位置して塔6が設けら
れ、この塔6により洗滌槽1内に入れる洗滌水や消毒液
の液量を削減するようになっている。塔6の内側には洗
滌槽1内の液体を加保温するためのヒータ7が設けられ
ている。塔6には天井面洗滌用ノズル8が上方へ向けて
設けられている。内視鏡2はその塔6の周りにとぐろ状
に設置されるが、特に操作部2aが内視鏡保持部(内視
鏡昇降手段)9により上昇または周期的に上下移動する
ように設置されている。
【0008】洗滌槽1の内側壁面には比較的上部に位置
して注入口10、チャンネル接続口11及び漏水検知用
接続口12が設けられ、比較的下部に位置して流液噴出
口13が設けられている。洗滌槽1の底部には循環液吸
込み口14と排液口15が設けられている。
して注入口10、チャンネル接続口11及び漏水検知用
接続口12が設けられ、比較的下部に位置して流液噴出
口13が設けられている。洗滌槽1の底部には循環液吸
込み口14と排液口15が設けられている。
【0009】上記注入口10には洗滌液としての洗滌水
を洗滌槽1内に注入する給水系(給液系)16が接続さ
れている。この給水系16は上記注入口10に接続され
る給水管17を有し、この給水管17の途中には逆止弁
18、給水フィルタ19及び電磁式給水弁20が介挿さ
れており、給水管17の流入端は吸水源、例えば水道の
蛇口21に接続されている。そして蛇口21を開き、さ
らに電磁式給水弁20を開放することにより洗滌槽1内
に洗滌水として水道水を注入するようになっている。
を洗滌槽1内に注入する給水系(給液系)16が接続さ
れている。この給水系16は上記注入口10に接続され
る給水管17を有し、この給水管17の途中には逆止弁
18、給水フィルタ19及び電磁式給水弁20が介挿さ
れており、給水管17の流入端は吸水源、例えば水道の
蛇口21に接続されている。そして蛇口21を開き、さ
らに電磁式給水弁20を開放することにより洗滌槽1内
に洗滌水として水道水を注入するようになっている。
【0010】洗滌消毒装置本体にはスコープ管路内洗滌
用管路22及び流液洗滌用管路23を備えた洗滌系装置
部Aが設けられている。洗滌系装置部Aの管路22,2
3の吸込み側はいずれも洗滌槽1の底部にある上記循環
液吸込み口14に連通させられている。
用管路22及び流液洗滌用管路23を備えた洗滌系装置
部Aが設けられている。洗滌系装置部Aの管路22,2
3の吸込み側はいずれも洗滌槽1の底部にある上記循環
液吸込み口14に連通させられている。
【0011】流液洗滌用管路23には流液洗滌用ポンプ
24が設けられている。そして、上記流液噴出口13か
ら洗滌槽1内に高圧の洗滌液を噴出し、これにより洗滌
槽1内に洗滌液の回流を作り内視鏡2を液流で洗滌する
ようになっている。流液噴出口13からは高圧水が噴出
されるため、これの近傍に置かれた被洗滌物及びその部
分は非常に良く洗滌される。
24が設けられている。そして、上記流液噴出口13か
ら洗滌槽1内に高圧の洗滌液を噴出し、これにより洗滌
槽1内に洗滌液の回流を作り内視鏡2を液流で洗滌する
ようになっている。流液噴出口13からは高圧水が噴出
されるため、これの近傍に置かれた被洗滌物及びその部
分は非常に良く洗滌される。
【0012】スコープ管路内洗滌用管路22の途中には
スコープ管路内洗滌用ポンプ25と逆止弁26が設けら
れている。これより先の、スコープ管路内洗滌用管路2
2の他端側はそれぞれ電磁開閉弁27,28を介して管
路29と管路30に分岐し、一方の管路29は上記チャ
ンネル接続口11に接続され、他方の管路30は上記天
井面洗滌用ノズル8に接続されている。
スコープ管路内洗滌用ポンプ25と逆止弁26が設けら
れている。これより先の、スコープ管路内洗滌用管路2
2の他端側はそれぞれ電磁開閉弁27,28を介して管
路29と管路30に分岐し、一方の管路29は上記チャ
ンネル接続口11に接続され、他方の管路30は上記天
井面洗滌用ノズル8に接続されている。
【0013】洗滌槽1内において、上記チャンネル接続
口11には内視鏡管路洗滌用チューブ31が接続され、
このチューブ31の他端を内視鏡2の操作部2aに設け
られたチャンネル口部に接続するようになっている。こ
れを通じて内視鏡2のチャンネル内に洗滌水を供給する
ようになっている。また、スコープ管路内洗滌用管路2
2の途中には逆止弁32を介してエアー供給管路33が
接続されている。エアー供給管路33にはコンプレッサ
ー34が設けられている。そして、管路29を通じてチ
ャンネル接続口11から内視鏡管路洗滌用チューブ31
を通じて内視鏡のチャンネルに送られ、さらに管路30
を通じて天井面洗滌用ノズル8に送られ、それぞれの除
水を行うようになっている。
口11には内視鏡管路洗滌用チューブ31が接続され、
このチューブ31の他端を内視鏡2の操作部2aに設け
られたチャンネル口部に接続するようになっている。こ
れを通じて内視鏡2のチャンネル内に洗滌水を供給する
ようになっている。また、スコープ管路内洗滌用管路2
2の途中には逆止弁32を介してエアー供給管路33が
接続されている。エアー供給管路33にはコンプレッサ
ー34が設けられている。そして、管路29を通じてチ
ャンネル接続口11から内視鏡管路洗滌用チューブ31
を通じて内視鏡のチャンネルに送られ、さらに管路30
を通じて天井面洗滌用ノズル8に送られ、それぞれの除
水を行うようになっている。
【0014】流液洗滌用管路23には流液洗滌用ポンプ
24が設けられている。そして、上記流液噴出口13か
ら洗滌槽1内に高圧の洗滌液を噴出し、これにより洗滌
槽1内に洗滌液の回流を作り内視鏡2を洗滌する液流洗
滌系を構成している。流液噴出口13からは高圧水が噴
出されるため、これの近傍に置かれた被洗滌物及びその
部分は非常に良く洗滌される。
24が設けられている。そして、上記流液噴出口13か
ら洗滌槽1内に高圧の洗滌液を噴出し、これにより洗滌
槽1内に洗滌液の回流を作り内視鏡2を洗滌する液流洗
滌系を構成している。流液噴出口13からは高圧水が噴
出されるため、これの近傍に置かれた被洗滌物及びその
部分は非常に良く洗滌される。
【0015】一方、排液口15には電磁式の切換え弁3
6を介して消毒管路37と排出管路38が接続されてい
る。切換え弁36は消毒管路37に接続するポジション
と排出管路38に接続するポジションと排液を止めるポ
ジションとがあり、図示しない制御装置により切換え操
作がなされるようになっている。
6を介して消毒管路37と排出管路38が接続されてい
る。切換え弁36は消毒管路37に接続するポジション
と排出管路38に接続するポジションと排液を止めるポ
ジションとがあり、図示しない制御装置により切換え操
作がなされるようになっている。
【0016】消毒管路37の途中には消毒タンク41が
介挿され、さらに消毒タンク41よりも上流側に位置し
て注入用消毒ポンプ42が介挿されている。消毒管路3
7の流出端は逆止弁43を介して上記注入口10に接続
されている。そして、洗滌槽1内に消毒液を注入する消
毒系装置部Bを構成している。
介挿され、さらに消毒タンク41よりも上流側に位置し
て注入用消毒ポンプ42が介挿されている。消毒管路3
7の流出端は逆止弁43を介して上記注入口10に接続
されている。そして、洗滌槽1内に消毒液を注入する消
毒系装置部Bを構成している。
【0017】上記排出管路38の途中には排水ポンプ4
4が設けられている。排出管路38の先端は装置外まで
導かれている。また、上記漏水検知用接続口12には漏
水検知管路45を介してエアーポンプ46に接続されて
おり、さらに漏水検知用接続口12には漏水検知チュー
ブ47で内視鏡2の漏水検知口金48に接続され、貯水
中に浸漬した内視鏡2内にエアーを送り込み、気泡の有
無により漏水を検知するようになっている。
4が設けられている。排出管路38の先端は装置外まで
導かれている。また、上記漏水検知用接続口12には漏
水検知管路45を介してエアーポンプ46に接続されて
おり、さらに漏水検知用接続口12には漏水検知チュー
ブ47で内視鏡2の漏水検知口金48に接続され、貯水
中に浸漬した内視鏡2内にエアーを送り込み、気泡の有
無により漏水を検知するようになっている。
【0018】図2は上記内視鏡洗滌消毒装置の操作パネ
ル51を示す。操作パネル51には洗滌消毒工程表示5
2、始動スイッチ53、停止スイッチ54、残り時間表
示55、消毒液温度表示56、装置内消毒確認表示5
7、漏水検知スイッチ58、マニュアル送気スイッチ5
9、消毒液加温スイッチ60及び給水スイッチ61等が
付設されている。
ル51を示す。操作パネル51には洗滌消毒工程表示5
2、始動スイッチ53、停止スイッチ54、残り時間表
示55、消毒液温度表示56、装置内消毒確認表示5
7、漏水検知スイッチ58、マニュアル送気スイッチ5
9、消毒液加温スイッチ60及び給水スイッチ61等が
付設されている。
【0019】そして、洗滌消毒工程表示52は図示して
いない設定パネルで、ユーザーが設定した洗滌時間や消
毒時間を表示すると共に、現在行っている工程を点滅し
て表示する。始動スイッチ53は工程を開始させるスイ
ッチであり、停止スイッチ54は工程を途中で停止させ
るスイッチである。残り時間表示55は工程の残り時間
を表示するものである。消毒液温度表示56は洗滌槽1
中の現在の消毒液の温度を表示するものである。装置内
消毒確認表示57は装置内消毒が満足に行われないとき
に点灯する警告ランプである。漏水検知スイッチ58は
漏水検知工程をスタートさせる作動開始スイッチであ
る。マニュアル送気スイッチ59は内視鏡管路内を除水
するときや洗滌槽1内の洗滌水や薬液を排出させるとき
の操作スイッチである。消毒液加温スイッチ60は消毒
液を予め加温させるためのスイッチである。給水スイッ
チ61は洗滌槽1に給水を行うスイッチであり、ユーザ
ーが給水フィルター19のエレメントを交換したとき、
その交換作業が確実に行われて水漏れがないかをチェッ
クするときや洗滌槽1内のすすぎなどに使用するスイッ
チである。
いない設定パネルで、ユーザーが設定した洗滌時間や消
毒時間を表示すると共に、現在行っている工程を点滅し
て表示する。始動スイッチ53は工程を開始させるスイ
ッチであり、停止スイッチ54は工程を途中で停止させ
るスイッチである。残り時間表示55は工程の残り時間
を表示するものである。消毒液温度表示56は洗滌槽1
中の現在の消毒液の温度を表示するものである。装置内
消毒確認表示57は装置内消毒が満足に行われないとき
に点灯する警告ランプである。漏水検知スイッチ58は
漏水検知工程をスタートさせる作動開始スイッチであ
る。マニュアル送気スイッチ59は内視鏡管路内を除水
するときや洗滌槽1内の洗滌水や薬液を排出させるとき
の操作スイッチである。消毒液加温スイッチ60は消毒
液を予め加温させるためのスイッチである。給水スイッ
チ61は洗滌槽1に給水を行うスイッチであり、ユーザ
ーが給水フィルター19のエレメントを交換したとき、
その交換作業が確実に行われて水漏れがないかをチェッ
クするときや洗滌槽1内のすすぎなどに使用するスイッ
チである。
【0020】次に、上記内視鏡洗滌消毒装置の機能と作
用について説明する。まず洗滌用消毒装置を使用する場
合、使用済みの内視鏡2を洗滌槽1内にセットし、漏水
検知チューブ47により漏水検知用接続口12と内視鏡
2側の漏水検知口金48とを連結する。その後、漏水検
知スイッチ58を押すことで給水系16の電磁式給水弁
20が開くと、蛇口21からの洗滌水が給水フィルター
19及び給水管17を通じて注入口10から洗滌槽1内
に供給される。そして、洗滌槽1内に一定量の水が供給
されると、エアーポンプ46が動き、漏水検知管路45
及び漏水検知チューブ47を通じてエアーが内視鏡2内
に送り込まれる。ここで、仮に、内視鏡2にピンホール
などの穴があった場合は内視鏡2から気泡が発生するの
で気泡を目視で判別し、漏水個所のあることを検知でき
る。
用について説明する。まず洗滌用消毒装置を使用する場
合、使用済みの内視鏡2を洗滌槽1内にセットし、漏水
検知チューブ47により漏水検知用接続口12と内視鏡
2側の漏水検知口金48とを連結する。その後、漏水検
知スイッチ58を押すことで給水系16の電磁式給水弁
20が開くと、蛇口21からの洗滌水が給水フィルター
19及び給水管17を通じて注入口10から洗滌槽1内
に供給される。そして、洗滌槽1内に一定量の水が供給
されると、エアーポンプ46が動き、漏水検知管路45
及び漏水検知チューブ47を通じてエアーが内視鏡2内
に送り込まれる。ここで、仮に、内視鏡2にピンホール
などの穴があった場合は内視鏡2から気泡が発生するの
で気泡を目視で判別し、漏水個所のあることを検知でき
る。
【0021】この漏水検知が終了したら洗滌槽1に溜め
られた水は排出されるので、漏水検知チューブ47を外
し、内視鏡管路洗滌用チューブ31を内視鏡2とチャン
ンネル接続口11に連結して両者を接続する。その後、
操作パネル51の各種操作スイッチの操作に伴い、始動
スイッチ53を押すと、それに応じた洗滌、消毒、すす
ぎ、送気の各工程が行われる。尚、洗滌、消毒の時間や
消毒液の温度などは図示していない設定パネルでユーザ
ーが設定する。
られた水は排出されるので、漏水検知チューブ47を外
し、内視鏡管路洗滌用チューブ31を内視鏡2とチャン
ンネル接続口11に連結して両者を接続する。その後、
操作パネル51の各種操作スイッチの操作に伴い、始動
スイッチ53を押すと、それに応じた洗滌、消毒、すす
ぎ、送気の各工程が行われる。尚、洗滌、消毒の時間や
消毒液の温度などは図示していない設定パネルでユーザ
ーが設定する。
【0022】始動後の動作の一例を示すと、まず洗滌工
程では初めに給水弁20が開き、水道水の蛇口21から
の洗滌水が給水フィルター19及び給水管17を通じて
注入口10から洗滌槽1内に供給される。また、予め、
設定された液量の洗剤をユーザーが工程開始前に洗滌槽
1内に注入しておく。一定量の水が洗滌槽1内に供給さ
れると、流液洗滌が開始される。指定水位に達したら給
水弁20が閉じる。この流液洗滌工程では内視鏡2に付
着した大きな汚れ、柔らかい汚れ、軽い汚れ等が洗滌さ
れる。すなわち洗滌槽1内で渦巻いている液流や流液噴
出口13から噴出された液の衝撃力によって内視鏡2の
汚れが落とされる。
程では初めに給水弁20が開き、水道水の蛇口21から
の洗滌水が給水フィルター19及び給水管17を通じて
注入口10から洗滌槽1内に供給される。また、予め、
設定された液量の洗剤をユーザーが工程開始前に洗滌槽
1内に注入しておく。一定量の水が洗滌槽1内に供給さ
れると、流液洗滌が開始される。指定水位に達したら給
水弁20が閉じる。この流液洗滌工程では内視鏡2に付
着した大きな汚れ、柔らかい汚れ、軽い汚れ等が洗滌さ
れる。すなわち洗滌槽1内で渦巻いている液流や流液噴
出口13から噴出された液の衝撃力によって内視鏡2の
汚れが落とされる。
【0023】後の消毒工程での消毒液量を最小にするた
め、内視鏡2は塔6の周囲に、いわばとぐろ状に高さが
低くなるように巻かれて設置してあるのだが、この流液
洗滌時には内視鏡2の操作部2aが内視鏡保持部9によ
り上昇または周期的に上下移動させられることで、とぐ
ろ状の内視鏡2の挿入部2bの重なりに隙間ができ、ま
た位置が変化して確実に強力な洗滌が行える。
め、内視鏡2は塔6の周囲に、いわばとぐろ状に高さが
低くなるように巻かれて設置してあるのだが、この流液
洗滌時には内視鏡2の操作部2aが内視鏡保持部9によ
り上昇または周期的に上下移動させられることで、とぐ
ろ状の内視鏡2の挿入部2bの重なりに隙間ができ、ま
た位置が変化して確実に強力な洗滌が行える。
【0024】予め設定された流液洗滌の工程時間が終了
すると、続いて超音波洗滌が行われる。この超音波洗滌
では内視鏡2に付着した堅い汚れや、複雑な形状をした
部分に付着した汚れ等が強力に落とされる。
すると、続いて超音波洗滌が行われる。この超音波洗滌
では内視鏡2に付着した堅い汚れや、複雑な形状をした
部分に付着した汚れ等が強力に落とされる。
【0025】超音波洗滌工程が終了すると、再び流液洗
滌が行われる。この工程では超音波洗滌によって、ふや
けて内視鏡2から剥がれかかった汚れが落とされる。こ
れらの洗滌工程が終了すると、管路用切換え弁36が排
水側に切り替わって開き、同時に排水ポンプ44が駆動
され、洗滌槽1内の洗滌液が外部に排出される。その
後、給水弁20が再び開いて新しい水が洗滌槽1内に供
給されると共に、スコープ管路内洗滌用ポンプ25が駆
動されることによりすすぎが行われる。このすすぎ工程
の間に予め設定された時間及び回数で電磁開閉弁27,
28の開閉を逆にして、天井洗滌管路30にすすぎ水を
送り、天井面洗滌ノズル8を介して、天井面を洗滌する
工程を行う。
滌が行われる。この工程では超音波洗滌によって、ふや
けて内視鏡2から剥がれかかった汚れが落とされる。こ
れらの洗滌工程が終了すると、管路用切換え弁36が排
水側に切り替わって開き、同時に排水ポンプ44が駆動
され、洗滌槽1内の洗滌液が外部に排出される。その
後、給水弁20が再び開いて新しい水が洗滌槽1内に供
給されると共に、スコープ管路内洗滌用ポンプ25が駆
動されることによりすすぎが行われる。このすすぎ工程
の間に予め設定された時間及び回数で電磁開閉弁27,
28の開閉を逆にして、天井洗滌管路30にすすぎ水を
送り、天井面洗滌ノズル8を介して、天井面を洗滌する
工程を行う。
【0026】また、このすすぎ工程の後半ではスコープ
管路内洗滌用ポンプ25が停止されると共に、コンプレ
ッサー34がONされ、チャンネル接続口11を介して
内視鏡2の各種チャンネル内にエアーが送り込まれ、及
び電磁開閉弁27,28の開閉を切り替えることで天井
面洗滌ノズル8にもエアーが送り込まれて、内視鏡2と
天井洗滌管路30内の水切りが行われる。
管路内洗滌用ポンプ25が停止されると共に、コンプレ
ッサー34がONされ、チャンネル接続口11を介して
内視鏡2の各種チャンネル内にエアーが送り込まれ、及
び電磁開閉弁27,28の開閉を切り替えることで天井
面洗滌ノズル8にもエアーが送り込まれて、内視鏡2と
天井洗滌管路30内の水切りが行われる。
【0027】すすぎ工程が終了した後、続いて消毒工程
が行われる。この消毒工程では初めに消毒タンク41の
中の消毒液が、注入用消毒ポンプ42の作動により消毒
管路37を通じて注入口10から洗滌槽1内に供給され
る。ここで、逆止弁18,43は給水と消毒液が逆流し
ないように作用する。このようにして内視鏡2の全体が
洗滌槽1内に溜められた消毒液中に完全に浸漬されると
共に、スコープ管路内洗滌用ポンプ25のオン操作によ
り洗滌槽1内の消毒液がチャンネル接続口11に供給さ
れ、内視鏡2のチャンネル内の消毒も行われる。
が行われる。この消毒工程では初めに消毒タンク41の
中の消毒液が、注入用消毒ポンプ42の作動により消毒
管路37を通じて注入口10から洗滌槽1内に供給され
る。ここで、逆止弁18,43は給水と消毒液が逆流し
ないように作用する。このようにして内視鏡2の全体が
洗滌槽1内に溜められた消毒液中に完全に浸漬されると
共に、スコープ管路内洗滌用ポンプ25のオン操作によ
り洗滌槽1内の消毒液がチャンネル接続口11に供給さ
れ、内視鏡2のチャンネル内の消毒も行われる。
【0028】この消毒工程により洗滌系装置部Aのスコ
ープ管路内洗滌用管路22及び流液洗滌用管路23の管
路全てに消毒液が回るため、その装置部内が自動的に消
毒される。つまり装置内部の消毒を行うことができ、こ
の装置内消毒は内視鏡消毒工程に同期して行われる。
ープ管路内洗滌用管路22及び流液洗滌用管路23の管
路全てに消毒液が回るため、その装置部内が自動的に消
毒される。つまり装置内部の消毒を行うことができ、こ
の装置内消毒は内視鏡消毒工程に同期して行われる。
【0029】そして、所定時間が経過すると、切換え弁
36が回収側に開き、洗滌槽1内に溜められていた消毒
液を消毒タンク41に回収し、消毒工程を終了する。消
毒工程の終了後、続いて、再びすすぎ工程が行われる。
このすすぎ工程の後、コンプレッサー34の駆動により
内視鏡2のチャンネル内の水切りが完全に行われる。さ
らに一定時間経過後、排水ポンプ44が停止する。
36が回収側に開き、洗滌槽1内に溜められていた消毒
液を消毒タンク41に回収し、消毒工程を終了する。消
毒工程の終了後、続いて、再びすすぎ工程が行われる。
このすすぎ工程の後、コンプレッサー34の駆動により
内視鏡2のチャンネル内の水切りが完全に行われる。さ
らに一定時間経過後、排水ポンプ44が停止する。
【0030】以上の如く、内視鏡2を洗滌消毒するが、
ここで、例えばユーザーが図示していない設定パネル
で、洗滌のみの工程を選択した場合には前述したような
装置内消毒は行われない。ユーザーが設定パネルで洗滌
のみの工程を選択する場合、十分な装置内消毒が行われ
ない設定では設定できないように制限してもよいが、こ
こでは使用上の便宜のために以下のように機能させる。
ここで、例えばユーザーが図示していない設定パネル
で、洗滌のみの工程を選択した場合には前述したような
装置内消毒は行われない。ユーザーが設定パネルで洗滌
のみの工程を選択する場合、十分な装置内消毒が行われ
ない設定では設定できないように制限してもよいが、こ
こでは使用上の便宜のために以下のように機能させる。
【0031】ここでは、洗滌のみの工程を選択した場
合、図3で示す手順で、装置内消毒が満足に行われない
ことをユーザーに告知する。ユーザーが設定パネルで洗
滌のみの工程を選択し、始動スイッチ53を押すと、装
置内消毒確認表示57のランプが点灯し、同時に、工程
の進行が止まる。そして、装置内消毒確認表示57の点
灯表示によって、そのまま工程を進行させても装置内消
毒が行われていないことを告知し、設定し直すべき旨を
警告する。そのままもう一度、始動スイッチ53を押す
と、その選択した工程は進行する(図3のフローチャー
トではに進む。)が、装置内消毒確認表示57は点灯
したままとなる。ここで、ユーザーが設定パネルで洗浄
及び消毒工程を選択する設定を選び直して始動スイッチ
53を押すと、前述したような洗浄工程及び消毒工程を
実行するが、設定し直さない限り、始動スイッチ53を
押しても、その選択した工程が進行しないようにしても
よい(図3のフローチャートではに進む。)。
合、図3で示す手順で、装置内消毒が満足に行われない
ことをユーザーに告知する。ユーザーが設定パネルで洗
滌のみの工程を選択し、始動スイッチ53を押すと、装
置内消毒確認表示57のランプが点灯し、同時に、工程
の進行が止まる。そして、装置内消毒確認表示57の点
灯表示によって、そのまま工程を進行させても装置内消
毒が行われていないことを告知し、設定し直すべき旨を
警告する。そのままもう一度、始動スイッチ53を押す
と、その選択した工程は進行する(図3のフローチャー
トではに進む。)が、装置内消毒確認表示57は点灯
したままとなる。ここで、ユーザーが設定パネルで洗浄
及び消毒工程を選択する設定を選び直して始動スイッチ
53を押すと、前述したような洗浄工程及び消毒工程を
実行するが、設定し直さない限り、始動スイッチ53を
押しても、その選択した工程が進行しないようにしても
よい(図3のフローチャートではに進む。)。
【0032】尚、洗滌のみの工程を選択した場合に限ら
ず、消毒工程を選択した場合にも、その消毒時間が短い
等の装置内消毒が不十分になる可能性がある場合には装
置内消毒確認表示57の点灯表示を行わせる。
ず、消毒工程を選択した場合にも、その消毒時間が短い
等の装置内消毒が不十分になる可能性がある場合には装
置内消毒確認表示57の点灯表示を行わせる。
【0033】また、装置内消毒が不十分になる可能性が
ある場合、そのまま設定した工程を実行するが、次の使
用時の工程開始時に告知し(次の使用時の工程が装置内
消毒が不十分になる可能性がある設定の場合にも告知を
行う)、或いは工程の設定を、装置内消毒を行う工程ま
たは高度の装置内消毒を行う工程に制限して、次の使用
時の工程時に装置内消毒が確実に行われるようにしても
よい。
ある場合、そのまま設定した工程を実行するが、次の使
用時の工程開始時に告知し(次の使用時の工程が装置内
消毒が不十分になる可能性がある設定の場合にも告知を
行う)、或いは工程の設定を、装置内消毒を行う工程ま
たは高度の装置内消毒を行う工程に制限して、次の使用
時の工程時に装置内消毒が確実に行われるようにしても
よい。
【0034】さらに、装置内消毒が不十分になる可能性
がある工程を所定回数続いた場合に告知または工程設定
を制限するようにしてもよい。この告知手段としてはラ
ンプ点灯に限らず、例えば装置内消毒を満足する工程を
行うよう、文字や記号で表示することも考えられる。ま
た、ブザーによる告知を併用すると、その告知効果が高
まる。
がある工程を所定回数続いた場合に告知または工程設定
を制限するようにしてもよい。この告知手段としてはラ
ンプ点灯に限らず、例えば装置内消毒を満足する工程を
行うよう、文字や記号で表示することも考えられる。ま
た、ブザーによる告知を併用すると、その告知効果が高
まる。
【0035】ところで、上記操作パネル51における給
水スイッチ61は洗滌槽1に給水開始を行わせるスイッ
チであるが、ユーザーが給水フィルタ19のエレメント
を交換したときに作業が確実に行われて水漏れがないか
チェックするときや、洗滌槽1内のすすぎなどに使用す
る場合には次のように機能させる。給水スイッチ61を
押すと、給水が始まり、停止スイッチ54を押すと、排
水・除水送気を行う。この場合、表1で示す組み合わせ
の如く、給水の行われた時間に対して、排水時間(排水
ポンプ44、流液洗滌用ポンプ24やスコープ管路洗滌
用ポンプ25などの駆動時間)、除水時間(コンプレッ
サー34の駆動時間)などを変更して、必要最短時間で
終了させる。
水スイッチ61は洗滌槽1に給水開始を行わせるスイッ
チであるが、ユーザーが給水フィルタ19のエレメント
を交換したときに作業が確実に行われて水漏れがないか
チェックするときや、洗滌槽1内のすすぎなどに使用す
る場合には次のように機能させる。給水スイッチ61を
押すと、給水が始まり、停止スイッチ54を押すと、排
水・除水送気を行う。この場合、表1で示す組み合わせ
の如く、給水の行われた時間に対して、排水時間(排水
ポンプ44、流液洗滌用ポンプ24やスコープ管路洗滌
用ポンプ25などの駆動時間)、除水時間(コンプレッ
サー34の駆動時間)などを変更して、必要最短時間で
終了させる。
【0036】
【表1】
【0037】また、給水スイッチ61の機能は漏水検知
スイッチ58に含めることも可能である。即ち、漏水検
知スイッチ58を押して、給水途中で停止スイッチ54
を押せば、上記同様にて排水・除水送気を必要最短時間
で終了する。
スイッチ58に含めることも可能である。即ち、漏水検
知スイッチ58を押して、給水途中で停止スイッチ54
を押せば、上記同様にて排水・除水送気を必要最短時間
で終了する。
【0038】尚、上記実施形態では給水系の消毒は行わ
ない方式のものであったが、本発明はその給水系のタン
クや管路も装置内部に含み、それも消毒する場合も含
む。 (付記) 1.通常の使用で内視鏡消毒工程と同期して、装置内部
の消毒を行うようにした内視鏡洗滌消毒装置において、
操作者が装置内部が満足に消毒されない使用モードを選
択した場合、操作者に装置内部の消毒が確実に行われる
使用モードを選択するように告知する機能を有したこと
を特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。 2.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、洗滌消毒実行開始時に消毒時間等のパラメータ
が、装置内消毒を満足させる設定でない場合に操作者に
パラメータの再設定を促すものであることを特徴とする
内視鏡洗滌消毒装置。 3.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、操作者が消毒時間等のパラメータの設定をする際
に装置内消毒を満足させる最低時間以下には設定できな
いように設定を制限するものであることを特徴とする内
視鏡洗滌消毒装置。 4.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、前回の装置使用が、装置内消毒を満足させる方法
で行われていなかったとき、その旨を操作者に告知し、
または上記第3項と同様の対応を行うものであることを
特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。 5.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、装置内消毒を満足させない使用モードでの使用が
所定の日数または回数続いた場合、上記第4項と同等の
対応を行うものであることを特徴とする内視鏡洗滌消毒
装置。
ない方式のものであったが、本発明はその給水系のタン
クや管路も装置内部に含み、それも消毒する場合も含
む。 (付記) 1.通常の使用で内視鏡消毒工程と同期して、装置内部
の消毒を行うようにした内視鏡洗滌消毒装置において、
操作者が装置内部が満足に消毒されない使用モードを選
択した場合、操作者に装置内部の消毒が確実に行われる
使用モードを選択するように告知する機能を有したこと
を特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。 2.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、洗滌消毒実行開始時に消毒時間等のパラメータ
が、装置内消毒を満足させる設定でない場合に操作者に
パラメータの再設定を促すものであることを特徴とする
内視鏡洗滌消毒装置。 3.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、操作者が消毒時間等のパラメータの設定をする際
に装置内消毒を満足させる最低時間以下には設定できな
いように設定を制限するものであることを特徴とする内
視鏡洗滌消毒装置。 4.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、前回の装置使用が、装置内消毒を満足させる方法
で行われていなかったとき、その旨を操作者に告知し、
または上記第3項と同様の対応を行うものであることを
特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。 5.第1項の内視鏡洗滌消毒装置においての告知する機
能は、装置内消毒を満足させない使用モードでの使用が
所定の日数または回数続いた場合、上記第4項と同等の
対応を行うものであることを特徴とする内視鏡洗滌消毒
装置。
【0039】6.洗滌槽に洗滌水を自動的に注入及び排
出する機能を持った内視鏡洗滌消毒装置において、洗滌
水注入ボタンが押されたことにより洗滌槽への注入を開
始し、再度ボタンが押されたら注入をやめて、洗滌水排
出及びチャンネル内の除水を始める。このとき、再度ボ
タンが押されるまでの時間を計測し、その時間に応じて
排水及びチャンネル内除水工程で動作する排水ポンプ、
循環ポンプ及びコンプレッサー等の運転時間、動作タイ
ミングを変化させたことを特徴とする内視鏡洗滌消毒装
置。 7.上記第6項の内視鏡洗滌消毒装置において、洗滌水
注入工程中に再度ボタンが押されなかった場合、内視鏡
管の漏水検知工程に入ることを特徴とする内視鏡洗滌消
毒装置。
出する機能を持った内視鏡洗滌消毒装置において、洗滌
水注入ボタンが押されたことにより洗滌槽への注入を開
始し、再度ボタンが押されたら注入をやめて、洗滌水排
出及びチャンネル内の除水を始める。このとき、再度ボ
タンが押されるまでの時間を計測し、その時間に応じて
排水及びチャンネル内除水工程で動作する排水ポンプ、
循環ポンプ及びコンプレッサー等の運転時間、動作タイ
ミングを変化させたことを特徴とする内視鏡洗滌消毒装
置。 7.上記第6項の内視鏡洗滌消毒装置において、洗滌水
注入工程中に再度ボタンが押されなかった場合、内視鏡
管の漏水検知工程に入ることを特徴とする内視鏡洗滌消
毒装置。
【0040】第6〜7項のものの従来技術は、フィルタ
ー交換後の水漏れチェックや洗滌槽の汚れのすすぎなど
を行うとき、給水のみの工程がなかったため、通常の洗
滌工程や漏水検知工程を実施して途中で停止して、その
後にマニュアル送気工程を実施しなければならなかっ
た。このため、装置のチェックや準備などで、給水工程
を行いたい時に、非常に面倒な作業であった。第6〜7
項の内視鏡洗滌消毒装置によれば、煩わしい作業なしに
一時給水ができ、ユーザーの作業効率が上がり、簡単に
給水工程が行える操作性のよい内視鏡洗滌消毒装置を提
供することができる。
ー交換後の水漏れチェックや洗滌槽の汚れのすすぎなど
を行うとき、給水のみの工程がなかったため、通常の洗
滌工程や漏水検知工程を実施して途中で停止して、その
後にマニュアル送気工程を実施しなければならなかっ
た。このため、装置のチェックや準備などで、給水工程
を行いたい時に、非常に面倒な作業であった。第6〜7
項の内視鏡洗滌消毒装置によれば、煩わしい作業なしに
一時給水ができ、ユーザーの作業効率が上がり、簡単に
給水工程が行える操作性のよい内視鏡洗滌消毒装置を提
供することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置内消毒が満足に行われていないことをユ−ザ−に知ら
しめるため、知らないうちに装置内汚染が進行すること
を防止できる。
置内消毒が満足に行われていないことをユ−ザ−に知ら
しめるため、知らないうちに装置内汚染が進行すること
を防止できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置
の構成を概要的に示す説明図。
の構成を概要的に示す説明図。
【図2】上記内視鏡洗滌消毒装置の操作パネルの説明
図。
図。
【図3】上記内視鏡洗滌消毒装置における告知機能のフ
ローチャート。
ローチャート。
1…洗滌槽、2…内視鏡、13…流液噴出口、14…循
環液吸込み口、22…スコープ管路内洗滌用管路、23
…流液洗滌用管路、24…流液洗滌用ポンプ、37…消
毒管路、41…消毒タンク、53…始動スイッチ、57
…装置内消毒確認表示。
環液吸込み口、22…スコープ管路内洗滌用管路、23
…流液洗滌用管路、24…流液洗滌用ポンプ、37…消
毒管路、41…消毒タンク、53…始動スイッチ、57
…装置内消毒確認表示。
Claims (1)
- 【請求項1】通常の使用で内視鏡消毒工程と同期して、
装置内部の消毒を行うようにした内視鏡洗滌消毒装置に
おいて、操作者が装置内部が満足に消毒されない使用モ
ードを選択した場合、操作者に装置内部の消毒が確実に
行われる使用モードを選択するように告知する機能を有
したことを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122206A JPH10309254A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 内視鏡洗滌消毒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122206A JPH10309254A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 内視鏡洗滌消毒装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309254A true JPH10309254A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14830185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9122206A Withdrawn JPH10309254A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 内視鏡洗滌消毒装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10309254A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8317687B2 (en) | 2004-03-04 | 2012-11-27 | Future Medical System S.A. | Endoscopy system and a pressure transmitting connector for said system |
JP2014057753A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Ihi Shibaura Machinery Corp | 内視鏡用予備洗浄装置 |
WO2016009678A1 (ja) * | 2014-07-16 | 2016-01-21 | オリンパス株式会社 | 液体供給装置及び内視鏡リプロセス装置 |
WO2019230082A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | オリンパス株式会社 | 洗浄管理装置 |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP9122206A patent/JPH10309254A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8317687B2 (en) | 2004-03-04 | 2012-11-27 | Future Medical System S.A. | Endoscopy system and a pressure transmitting connector for said system |
US9237838B2 (en) | 2004-03-04 | 2016-01-19 | Future Medical System S.A. | Endoscopy system and a pressure transmitting connector for said system |
JP2014057753A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Ihi Shibaura Machinery Corp | 内視鏡用予備洗浄装置 |
WO2016009678A1 (ja) * | 2014-07-16 | 2016-01-21 | オリンパス株式会社 | 液体供給装置及び内視鏡リプロセス装置 |
JP5897226B1 (ja) * | 2014-07-16 | 2016-03-30 | オリンパス株式会社 | 液体供給装置及び内視鏡リプロセス装置 |
US9603514B2 (en) | 2014-07-16 | 2017-03-28 | Olympus Corporation | Liquid supplying apparatus and endoscope reprocessing apparatus |
WO2019230082A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | オリンパス株式会社 | 洗浄管理装置 |
JPWO2019230082A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2021-03-11 | オリンパス株式会社 | 洗浄管理装置および洗浄管理方法 |
US11455509B2 (en) | 2018-05-31 | 2022-09-27 | Olympus Corporation | Cleaning management apparatus and cleaning management method |
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