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JPH10309006A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

Info

Publication number
JPH10309006A
JPH10309006A JP9112034A JP11203497A JPH10309006A JP H10309006 A JPH10309006 A JP H10309006A JP 9112034 A JP9112034 A JP 9112034A JP 11203497 A JP11203497 A JP 11203497A JP H10309006 A JPH10309006 A JP H10309006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
pole
connection
bar
feed line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9112034A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kagawa
雅彦 香川
Koichi Shoda
晃一 正田
Akinori Uchimura
昭紀 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9112034A priority Critical patent/JPH10309006A/ja
Publication of JPH10309006A publication Critical patent/JPH10309006A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペースを有効に利用できる分電盤の提供。 【解決手段】 単相三線式配線路に介在する主幹開閉器
1の電源側1bに、送り線6を介して非常用開閉器7,7,…
…を接続した分電盤において、非常用開閉器を分岐開閉
器5,5,……の隣で横並びに配設し、該非常用開閉器を同
一極毎に接続する2つの開閉器接続部 11,11及び開閉器
接続部に連設されて送り線を接続する送り線接続部12を
有した4つの接続バー 10,10を、上段の導電バー 4及び
下段の導電バー2(3)により形成される空間内で介在させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相三線式配線路
に介在する主幹開閉器の電源側に接続されて火災警報器
やスプリンクラー等の非常機器に電気を供給する非常用
開閉器を備えた分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルや工場等で使用される分電
盤にあっては、火災が発生したときに警報出力を行う火
災警報器や消化を行うスプリンクラー等の非常機器に主
幹開閉器の開閉動作に関係なく電気を供給できるよう、
主幹開閉器の電源側(一次側)で非常機器に接続される
非常用開閉器を送り線を介して接続している。また、主
幹開閉器の負荷側(二次側)には、通常の負荷に電気を
供給する複数の分岐開閉器が2本の電圧極及び1本の中
性極からなる3本の導電バーを介して接続されている。
【0003】非常用開閉器は、主幹開閉器の側面側のス
ペースに配設され、主幹開閉器の電源側(一次側)に送
り線を介して接続されている。
【0004】分岐開閉器は、主幹開閉器の負荷側で各負
荷に応じた数が導電バーの延出方向に対して横並びに配
設され、各々導電バーに電気的に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した分電盤にあっ
ては、非常用開閉器を主幹開閉器の側面側のスペースに
配設し、主幹開閉器の電源側(一次側)に送り線を介し
て接続されているので、主幹開閉器の側面側のスペース
に非常用開閉器以外、例えば端子台やタイマー等の部材
を後から配設することができないという問題があった。
【0006】本発明は、かかる事由に鑑みて成されたも
のであり、その目的とするところは、スペースを有効に
利用できる分電盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の分電盤は、2本の電圧極及び1
本の中性極からなる単相三線式配線路に介在する主幹開
閉器と、この主幹開閉器の負荷側に接続され、中性極を
中央として電圧極を中性極の両側に配設するとともに中
性極と電圧極とで上下二段に配設された3本の導電バー
と、これらの導電バーの延出方向に対して横並びに配設
され、各々2本の導電バーに電気的に接続される複数の
分岐開閉器と、主幹開閉器の電源側に送り線を介して各
々2本の極に電気的に接続される複数の非常用開閉器
と、を備えた分電盤において、前記非常用開閉器を分岐
開閉器の隣で横並びに配設し、該横並びに配設される複
数の非常用開閉器を同一極毎に接続する複数の開閉器接
続部及びこれらの開閉器接続部に連設されて送り線を接
続する送り線接続部を有した複数の接続バーを、上段及
び下段の導電バーにより形成される空間内で介在させた
構成としてある。
【0008】請求項2記載の分電盤は、請求項1のもの
の各接続バーは、送り線接続部と開閉器接続部とを連設
片を介して連設され、該連設片と開閉器接続部とで段差
を設けた構成としてある。
【0009】請求項3記載の分電盤は、請求項2のもの
の各接続バーは、連設片が各極に応じて上下二段に配設
され、該連設片が下段に位置する接続バーを、該接続バ
ーよりも下段に配設される導電バーに対して同一極とし
た構成としてある。
【0010】請求項4記載の分電盤は、請求項2のもの
の各接続バーの送り線接続部を1つの開閉器接続部に対
して同一線上に設けた構成としてある。
【0011】請求項5記載の分電盤は、請求項2のもの
の接続バーの送り線接続部を連設片に対して略同一高さ
位置に設けた構成としてある。
【0012】請求項6記載の分電盤は、請求項2のもの
の接続バーの送り線接続部を開閉器接続部に対して略同
一高さ位置に設けた構成としてある。
【0013】請求項7記載の分電盤は、請求項1乃至請
求項6のものの非常用開閉器を個々の電圧極に対して同
数個電気的に接続した構成としてある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施の形態の分電盤の内部正面図を図
1に、非常用開閉器と接続バーとの分解斜視図を図2
に、分電盤における非常用開閉器の側面側の断面図を図
3に、分電盤における非常用開閉器の電源側の断面図を
図4にそれぞれ示す。
【0015】この分電盤は、図1に示すように、2本の
電圧極及び1本の中性極からなる単相三線式配線路に介
在する主幹開閉器 1と、この主幹開閉器 1の負荷側1a
(二次側)に接続され、中性極を中央として電圧極を中
性極の両側に配設するとともに中性極と電圧極とで上下
二段に配設された3本の導電バー 2,3,4と、これらの導
電バー 2,3,4の延出方向に横並びに配設され、各々2本
の導電バー2(3),4に電気的に接続される複数の分岐開閉
器5,5,……と、主幹開閉器 1の電源側1b(一次側)に送
り線 6を介して各々2本の極に電気的に接続される複数
の非常用開閉器7,7,……と、を備えたものである。
【0016】主幹開閉器 1は、図1において箱体 8の上
下方向を電源側1b及び負荷側1a方向として配設され、電
源側1bの端子に送り線 6を接続するとともに負荷側1aの
端子に導電バー 2,3,4を接続している。この主幹開閉器
1の電源側1bには、2本の電圧極及び1本の中性極から
なる3本の電線導体(図示せず)が接続され、中央に配
設されるハンドル1cのオン操作により電源側1bと負荷側
1aとを導通させて各導電バー 2,3,4から各分岐開閉器5,
5,……に電気を供給している。また、主幹開閉器 1の電
源側1bに送り線 6を接続する関係上、主幹開閉器 1のハ
ンドル1cのオンオフ操作に関係なく各非常用開閉器7,7,
……に電気を供給することができるようになっている。
【0017】導電バー 2,3,4は、中性極の導電バー 4を
中央として電圧極の導電バー 2,3を中性極の導電バー 4
の両側に配設するとともに、中性極の導電バー 4を上段
(図1における紙面手前側)、電圧極の導電バー 2,3を
下段(図1における紙面奥側)として上下二段に配設さ
れている。また、これらの導電バー 2,3,4は、各々分岐
の導電バー2a,3a,4aを介して各分岐開閉器5,5,……が電
気的に接続される。なお、各分岐開閉器5,5,……は、こ
れらの分岐の導電バー2a,3a,4aによって中性極の導電バ
ー 4と1つの電圧極の導電バー2(3)とに接続されて10
0Vの電気が供給されているが、中性極の分岐の導電バ
ー4aを表裏逆とすると各分岐開閉器5,5,……とは反対側
の導電バー2(3)に接続することができ、200Vの電気
が供給されることとなる。
【0018】分岐開閉器5,5,……は、各導電バー 2,3,4
の両側、かつ導電バー 2,3,4の延出方向に対して横並び
に並設されており、上述したように、各分岐の導電バー
2a,3a,4aによって中性極の導電バー 4と1つの電圧極の
導電バー2(3)とに接続されて負荷に100Vの電気を供
給することができるようになっている。これらの分岐開
閉器5,5,……は、各導電バー 2,3,4を介して主幹開閉器
1の負荷側(二次側)に接続されているので、個々の分
岐開閉器5,5,……による負荷電流が分岐開閉器5,5,……
の定格電流より小さくても、全ての分岐開閉器5,5,……
の全負荷電流が主幹開閉器の定格電流よりも大きくなる
と、主幹開閉器 1が強制遮断されて、電気が供給されな
くなる。
【0019】非常用開閉器7,7,……は、図1に示すよう
に、分岐開閉器5,5,……の上側で分岐開閉器5,5,……の
隣に横並びに配設され、主幹開閉器 1の電源側1b(一次
側)の端子に送り線 6を介して各々中性極及び1つの電
圧極に接続される。つまり、非常用開閉器7,7,……は分
岐開閉器5,5,……と同じ寸法のものが用いられ、通常は
分岐開閉器5,5,……を配設するスペースに取着されるこ
とで、主幹開閉器 1の側面側のスペースを空けて端子台
やタイマー等の部材を後から配設することができ、スペ
ースを有効に利用できるようになっている。これらの非
常用開閉器7,7,……に各送り線6a,6b,6cを接続するに
は、図2に示すように、導電性の部材で板状に折曲形成
された接続バー10を介して行われる。
【0020】接続バー10,10,……は、隣合う2つの非常
用開閉器 7,7を同一極毎に接続する2つの開閉器接続部
11,11と、これらの開閉器接続部 11,11に連設されて送
り線6を接続する送り線接続部12と、これら開閉器接続
部 11,11及び送り線接続部12を連設させる連設片13とを
有して構成されており、上段の導電バー 4及び下段の導
電バー2(3)により形成される空間内に位置させている。
送り線接続部12は、送り線 6を接続する取付螺子14の螺
子孔 12aが形成されており、送り線 6を取付螺子14によ
って接続することができるようになっている。この接続
バー10,10,……を用いることにより、非常用開閉器7,7,
……を主幹開閉器 1の電源側1bに電気的に接続できるの
で、送り線を個々に非常用開閉器7,7,……に接続する必
要がなくなり、送り線の接続作業性を容易にすることが
できる。
【0021】各接続バー10,10,……は、図2に示すよう
に、開閉器接続部 11,11と連設片13とで段差を設けて連
設されており、図3及び図4に示すように、連設片13と
開閉器接続部 11,11との段差を各々上下逆として各極に
接続するだけで各極の接続バー10.10 が接触する恐れが
なくなり、接続バー10の共通化が図れる。すなわち、各
極とも同じ接続バー10を用いて送り線 6を接続すること
ができるようになっているのである。
【0022】また、図3及び図4に示すように、連設片
13,13が各極に応じて上下二段に配設されており、図1
に示すように連設片13が下段(図1における紙面奥側)
の接続バー10を、該接続バー10よりも下段(図1におけ
る紙面奥側)に配設される電圧極の導電バー2(3)に対し
て同一極としている(図1に示すように、電圧極の送り
線 6c,6bを両側の電圧極の導電バー 2,3に接続してい
る)ので、連設片13が下段の接続バー10と中性極の導電
バー 4との間隔、すなわち絶縁間隔を十分にとることが
できるようになっている。
【0023】また、図2に示すように、送り線接続部12
を1つの開閉器接続部11に対して同一線上に設けている
ので、送り線接続部12に送り線 6を取付螺子14により接
続するときに、送り線接続部12に加わる力を同一線上の
開閉器接続部11で吸収することができ、接続バー10自体
の変形を防止することができるようになっている。
【0024】また、送り線接続部12を連設片13に対して
略同一高さ位置に設けているので、図3及び図4に示す
ように、各接続バー 10.10の連設片 13,13を各極に応じ
て上下二段として配設すると各接続バー 10,10の送り線
接続部 12,12も各極に応じて上下二段となり、各接続バ
ー 10,10間の絶縁距離を確保することができるようにな
っている。
【0025】また、図1に示すように、図1において左
側の2つの非常用開閉器 7,7は、左側の電圧極の導電バ
ー 2と同一極の送り線6cが接続されるとともに中央の中
性極の導電バー 4と同一極の送り線6aが接続され、右側
の2つの非常用開閉器 7,7は、右側の電圧極の導電バー
3と同一極の送り線6bが接続されるとともに中央の中性
極の導電バー 4と同一極の送り線6aが接続され、各電圧
極の導電バー 2,3に接続される非常用開閉器の個数が2
つづつの同数となるので、各電圧極の負荷バランスを図
ることができるようになっている。
【0026】なお、図1乃至図4において、15は分岐開
閉器5,5,……や各導電バー 2,3,4等を取着する絶縁固定
部材、16は絶縁固定部材15や主幹開閉器 1を取着する基
板、17は基板 16,16を固定して箱体 8内に取着するフレ
ームである。
【0027】本実施形態1では、主幹開閉器 1を基板16
の略中央に配設しているが、図1において基板の右側又
は基板の左側に配設すると後付け可能な部材のスペース
をより広くすることができる。 (実施形態2)本実施の形態の分電盤の要部正面図を図
5に、非常用開閉器と接続バーとの分解斜視図を図6
に、分電盤における非常用開閉器の側面側の断面図を図
7に、分電盤における非常用開閉器の電源側の断面図を
図8にそれぞれ示す。なお、実施形態1と基本的機能が
同一の部材には同じ符号を付して説明する。また、実施
形態1と異なる点は接続バーであるので、以下これを中
心に説明する。
【0028】すなわち、接続バー10,10,……は、実施形
態1同様、隣合う2つの非常用開閉器7,7,……を同一極
毎に接続する2つの開閉器接続部 11,11と、これらの開
閉器接続部 11,11に連設されて送り線 6を接続する送り
線接続部12と、これら開閉器接続部 11,11及び送り線接
続部12を連設させる連設片13とを有して構成されてお
り、上段の導電バー 4及び下段の導電バー2(3)により形
成される空間内に位置されている。
【0029】この接続バー10,10,……と実施形態1の接
続バー10,10,……との異なる点は、実施形態1の接続バ
ー10,10,……では、送り線接続部12が1つの開閉器接続
部11に対して同一線上に設けられていたのに対し、本実
施形態2の接続バー10,10,……では、送り線接続部12が
一番端の非常用開閉器 7,7よりも外側に形成されている
ことである。これにより、各送り線6a,6b,6cを広い空間
で接続でき、もって送り線 6を接続する作業を容易にす
ることができるようになっている。
【0030】なお、本実施形態2でも、連設片13が下段
に位置する方の接続バー 10,10は、該接続バー 10,10の
下段に配設される導電バー 2,3と同一極であるので、連
設片13が下段の接続バー10と中性極の導電バー 4との間
隔、すなわち絶縁間隔を十分にとることができるように
なっている。
【0031】また、送り線接続部12を連設片13に対して
略同一高さ位置に設けているので、図7及び図8に示す
ように、各接続バー 10.10の連設片 13,13を各極に応じ
て上下二段として配設すると各接続バー 10,10の送り線
接続部 12,12も各極に応じて上下二段となり、各接続バ
ー 10,10間の絶縁距離を確保することができるようにな
っている。
【0032】また、図5に示すように、導電バー 2,3,4
に対して左側の2つの非常用開閉器7,7は、左側の電圧
極の導電バー 2と同一極の送り線6cが接続されるととも
に中央の中性極の導電バー 4と同一極の送り線6aが接続
され、導電バー 2,3,4に対して右側の2つの非常用開閉
器 7,7は、右側の電圧極の導電バー 3と同一極の送り線
6bが接続されるとともに中央の中性極の導電バー 4と同
一極の送り線6aが接続され、各電圧極の導電バー 2,3に
接続される非常用開閉器の個数が2つづつの同数となる
ので、各電圧極の負荷バランスを図ることができるよう
になっている。(実施形態3)本実施の形態の分電盤の
要部正面図を図9に、非常用開閉器と接続バーとの分解
斜視図を図10に、分電盤における非常用開閉器の側面
側の断面図を図11に、分電盤における非常用開閉器の
電源側の断面図を図12にそれぞれ示す。なお、実施形
態1と基本的機能が同一の部材には同じ符号を付して説
明する。また、実施形態1と異なる点は接続バーである
ので、以下これを中心に説明する。
【0033】すなわち、接続バー10,10,……は、実施形
態1同様、隣合う2つの非常用開閉器7,7,……を同一極
毎に接続する2つの開閉器接続部 11,11と、これらの開
閉器接続部 11,11に連設されて送り線 6を接続する送り
線接続部12と、これら開閉器接続部 11,11及び送り線接
続部12を連設させる連設片13とを有して構成されてお
り、上段の導電バー 4及び下段の導電バー2(3)により形
成される空間内に位置されている。
【0034】この接続バー10,10,……と実施形態1の接
続バー10,10,……との異なる点は、実施形態1の接続バ
ー10,10,……では、送り線接続部12を連設片13に対して
略同一高さ位置に設けているのに対し、本実施形態3の
接続バー10,10,……では、送り線接続部12を開閉器接続
部 11,11に対して略同一高さ位置に設けていることであ
る。これにより、実施形態1のように送り線接続部12が
開閉器接続部 11,11の高さ位置よりも下段になることが
なくなって、指先が入り易くなり、送り線接続部12に送
り線 6を接続する作業が容易になる。
【0035】また、各接続バー10,10,……は、図10に
示すように、開閉器接続部 11,11と連設片13とで段差を
設けて連設されており、図11及び図12に示すよう
に、連設片13と開閉器接続部 11,11との段差を各々上下
逆として各極に接続するだけで各極の接続バー10.10 が
接触する恐れがなくなり、接続バー10の共通化が図れ
る。すなわち、各極とも同じ接続バー10を用いて送り線
6を接続することができるようになっているのである。
【0036】また、図11及び図12に示すように、連
設片13が下段に位置する方の接続バー 10,10は、該接続
バー 10,10の下段に配設される導電バー 2,3と同一極で
あるので、連設片13が下段の接続バー10と中性極の導電
バー 4との間隔、すなわち絶縁間隔を十分にとることが
できるようになっている。
【0037】また、図10に示すように、送り線接続部
12を1つの開閉器接続部11に対して同一線上に設けてい
るので、送り線接続部12に送り線 6を取付螺子14により
接続するときに、送り線接続部12に加わる力を同一線上
の開閉器接続部11で吸収することができ、接続バー10自
体の変形を防止することができるようになっている。
【0038】また、図9に示すように、導電バー 2,3,4
に対して左側の2つの非常用開閉器7,7は、左側の電圧
極の導電バー 2と同一極の送り線6cが接続されるととも
に中央の中性極の導電バー 4と同一極の送り線6aが接続
され、導電バー 2,3,4に対して右側の2つの非常用開閉
器 7,7は、右側の電圧極の導電バー 3と同一極の送り線
6bが接続されるとともに中央の中性極の導電バー 4と同
一極の送り線6aが接続され、各電圧極の導電バー 2,3に
接続される非常用開閉器の個数が2つづつの同数となる
ので、各電圧極の負荷バランスを図ることができるよう
になっている。
【0039】これら3つの実施形態によれば、いづれも
非常用開閉器を分岐開閉器の隣で横並びに配設し、該非
常用開閉器に送り線を接続する接続バーを、上段及び下
段の導電バーにより形成される空間内で介在させている
ので、主幹開閉器の側面側のスペースに端子台やタイマ
ー等の部材を後から配設することができるとともに、各
接続バーに送り線を接続することによって非常用開閉器
を主幹開閉器の電源側に電気的に接続でき、スペースを
有効に利用することができるのである。
【0040】なお、上述した3つの実施形態によれば、
非常用開閉器の数を導電バーの両側で2つづつ配設して
いるが、各電圧極の導電バーに対する接続個数が同一で
あれば、3つづつ以上配設しても良い。この場合、2つ
の接続バーにより横並びに並設される非常用開閉器に送
り線を同時に接続することができる。
【0041】また、各非常用開閉器は、1本の電圧極と
中性極とに接続されるようになっているが、各電圧極の
導電バーに接続される個数を同一にすれば、2本の電圧
極に接続されるようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の分電盤は、2本の電圧極
及び1本の中性極からなる単相三線式配線路に介在する
主幹開閉器と、この主幹開閉器の負荷側に接続され、中
性極を中央として電圧極を中性極の両側に配設するとと
もに中性極と電圧極とで上下二段に配設された3本の導
電バーと、これらの導電バーの延出方向に対して横並び
に配設され、各々2本の導電バーに電気的に接続される
複数の分岐開閉器と、主幹開閉器の電源側に送り線を介
して各々2本の極に電気的に接続される複数の非常用開
閉器と、を備えた分電盤において、前記非常用開閉器を
分岐開閉器の隣で横並びに配設し、該横並びに配設され
る複数の非常用開閉器を同一極毎に接続する複数の開閉
器接続部及びこれらの開閉器接続部に連設されて送り線
を接続する送り線接続部を有した複数の接続バーを、上
段及び下段の導電バーにより形成される空間内で介在さ
せているので、主幹開閉器の側面側のスペースに端子台
やタイマー等の部材を後から配設することができるとと
もに、各接続バーに送り線を接続することによって非常
用開閉器を主幹開閉器の電源側に電気的に接続でき、ス
ペースを有効に利用することができる。
【0043】請求項2記載の分電盤は、各接続バーは、
送り線接続部と開閉器接続部とを連設片を介して連設さ
れ、該連設片と開閉器接続部とで段差を設けているの
で、連設片と開閉器接続部との段差を各々上下逆として
各極に接続するだけで各極の接続バーが接触する恐れが
なくなり、請求項1記載の効果に加え、接続バーの共通
化が図れる。
【0044】請求項3記載の分電盤は、各接続バーは、
連設片が各極に応じて上下二段に配設され、該連設片が
下段に位置する接続バーを、該接続バーよりも下段に配
設される導電バーに対して同一極としているので、請求
項2記載の効果に加え、異極間の絶縁距離を確保するこ
とができる。
【0045】請求項4記載の分電盤は、各接続バーの送
り線接続部を1つの開閉器接続部に対して同一線上に設
けているので、送り線接続部に送り線を接続するときに
送り線接続部に加わる力を同一線上の開閉器接続部で吸
収することができ、請求項2記載の効果に加え、接続バ
ーの変形を防止することができる。
【0046】請求項5記載の分電盤は、接続バーの送り
線接続部を連設片に対して略同一高さ位置に設けている
ので、各接続バーの連設片を各極に応じて上下二段とし
て配設すると各接続バーの送り線接続部も各極に応じて
上下二段となって、請求項2記載の効果に加え、各接続
バー間の絶縁距離を確保することができる。
【0047】請求項6記載の分電盤は、接続バーの送り
線接続部を開閉器接続部に対して略同一高さ位置に設け
ているので、送り線接続部が開閉器接続部の高さ位置よ
りも下段になることがなくなって、指先が入り易くな
り、請求項2記載の効果に加え、送り線接続部に送り線
を接続する作業が容易になる。
【0048】請求項7記載の分電盤は、非常用開閉器を
個々の電圧極に対して同数個電気的に接続しているの
で、請求項1乃至請求項6記載の効果に加え、各電圧極
の負荷バランスが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す分電盤の内部正面図
である。
【図2】同上の非常用開閉器と接続バーとの分解斜視図
である。
【図3】同上の非常用開閉器の側面側の断面図である。
【図4】同上の非常用開閉器の電源側の断面図である。
【図5】本発明の実施形態2を示す正面図である。
【図6】同上の非常用開閉器と接続バーとの分解斜視図
である。
【図7】同上の非常用開閉器の側面側の断面図である。
【図8】同上の非常用開閉器の電源側の断面図である。
【図9】本発明の実施形態3を示す正面図である。
【図10】同上の非常用開閉器と接続バーとの分解斜視
図である。
【図11】同上のものの非常用開閉器の側面側の断面図
である。
【図12】同上の非常用開閉器の電源側の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 主幹開閉器 2,3,4 導電バー 5 分岐開閉器 6 送り線 7 非常用開閉器 10 接続バー 11 開閉器接続部 12 送り線接続部 13 連設片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の電圧極及び1本の中性極からなる
    単相三線式配線路に介在する主幹開閉器と、この主幹開
    閉器の負荷側に接続され、中性極を中央として電圧極を
    中性極の両側に配設するとともに中性極と電圧極とで上
    下二段に配設された3本の導電バーと、これらの導電バ
    ーの延出方向に対して横並びに配設され、各々2本の導
    電バーに電気的に接続される複数の分岐開閉器と、主幹
    開閉器の電源側に送り線を介して各々2本の極に電気的
    に接続される複数の非常用開閉器と、を備えた分電盤に
    おいて、 前記非常用開閉器を分岐開閉器の隣で横並びに配設し、
    該横並びに配設される複数の非常用開閉器を同一極毎に
    接続する複数の開閉器接続部及びこれらの開閉器接続部
    に連設されて送り線を接続する送り線接続部を有した複
    数の接続バーを、上段及び下段の導電バーにより形成さ
    れる空間内で介在させたことを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】 前記各接続バーは、送り線接続部と開閉
    器接続部とを連設片を介して連設され、該連設片と開閉
    器接続部とで段差を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の分電盤。
  3. 【請求項3】 前記各接続バーは、連設片が各極に応じ
    て上下二段に配設され、該連設片が下段に位置する接続
    バーを、該接続バーよりも下段に配設される導電バーに
    対して同一極としたことを特徴とする請求項2記載の分
    電盤。
  4. 【請求項4】 前記各接続バーの送り線接続部を1つの
    開閉器接続部に対して同一線上に設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の分電盤。
  5. 【請求項5】 前記接続バーの送り線接続部を連設片に
    対して略同一高さ位置に設けたことを特徴とする請求項
    2記載の分電盤。
  6. 【請求項6】 前記接続バーの送り線接続部を開閉器接
    続部に対して略同一高さ位置に設けたことを特徴とする
    請求項2記載の分電盤。
  7. 【請求項7】 前記非常用開閉器を個々の電圧極に対し
    て同数個電気的に接続したことを特徴とする請求項1乃
    至請求項6記載の分電盤。
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