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JPH10306684A - シールド機の支障物体撤去装置及び該装置を用いた支障物体撤去方法 - Google Patents

シールド機の支障物体撤去装置及び該装置を用いた支障物体撤去方法

Info

Publication number
JPH10306684A
JPH10306684A JP11730197A JP11730197A JPH10306684A JP H10306684 A JPH10306684 A JP H10306684A JP 11730197 A JP11730197 A JP 11730197A JP 11730197 A JP11730197 A JP 11730197A JP H10306684 A JPH10306684 A JP H10306684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
obstacle
face plate
conical drum
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11730197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotomo Kawachi
汎友 河内
Makoto Koda
信 甲田
Masao Yasukawa
昌夫 保川
Hisao Ogawa
久夫 小川
Yoshikazu Kido
義和 木戸
Yoshiyuki Kawamura
良之 河村
Shigeru Muramatsu
繁 村松
Satoshi Ogawa
聡 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP11730197A priority Critical patent/JPH10306684A/ja
Publication of JPH10306684A publication Critical patent/JPH10306684A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド掘進の妨げとなる支障物体の撤去に
関する作業の安全性の向上及び効率化を図る。 【解決手段】 シールド機11の面板12を円錐ドラム
22にて支持する。地中H鋼杭26を撤去する際は円錐
ドラム22の一側に配設されたベース28上に支障物体
切断回収装置27を設置する。また、円錐ドラム22の
後方の円筒ドラム23内に中継マニピュレータ51及び
コンベア52を設置する。中継マニピュレータ51のテ
レスコピックアーム54は伸縮動作だけでなく俯仰も行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシールド機に関す
るものであり、特に、その支障物体撤去装置及び撤去方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】地中H
鋼杭等の支障物体が切羽に出現した場合には、従来、シ
ールド機の面板裏面に支障物体切断回収手段を取り付
け、且つ、該支障物体切断回収手段に対向する面板一側
を開口して、該支障物体切断回収手段をシールド前方へ
差し出し、その支障物体を切断回収していた。面板の裏
面側はチャンバであるため、通常、このチャンバ内に足
場を組んだうえで前記支障物体切断回収手段を取り付け
る必要があった。従って、チャンバ内で行うべき作業が
全体の作業のかなりな部分を占め、危険性が高いだけで
なく足場の設置及び撤去を行わなければならないので、
作業量が増大して効率も悪かった。
【0003】そこで、斯かる支障物体の撤去に関する作
業の安全性を向上させ、且つ、効率化を図るために解決
すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課
題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、面板の裏面中心に後
方へ拡開する円錐ドラムを設け、且つ、該円錐ドラムの
後端開口部に円筒ドラムの前端開口部を継ぎ合わせて、
この円筒ドラムの外側面に配設した面板駆動装置により
前記円錐ドラム及び面板が回動するように構成するとと
もに、前記円錐ドラムの一側に開閉自在の支障物体回収
孔を設け、且つ、該支障物体回収孔を介して前記円錐ド
ラムの外側面に支障物体切断回収手段を設置するように
構成し、更に、前記面板の一側にこの支障物体切断回収
手段が出没することのできる開閉自在の開口部を設けた
シールド機の支障物体撤去装置を提供するものである。
【0005】また、シールド前方を遮る支障物体を撤去
する際は、前記円筒ドラム内に伸縮及び俯仰自在の中継
マニピュレータを設置することにより、前記支障物体の
切断片を前記支障物体切断回収手段から前記支障物体回
収孔を介して該中継マニピュレータへ受け渡し、更に、
その切断片を前記円筒ドラム内に導入したコンベアに転
載することにより、該コンベアにてその切断片をシール
ド後方へ搬送する支障物体撤去方法を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図7に従って詳述する。図1はシールド機11を示
し、その前面には正面視円形の面板(カッタヘッド)1
2が設けられるとともに、該面板12のスポーク部13
の長手方向端縁には小間隔置きにビット14,14…が
配設され、且つ、該スポーク部13の長手方向端縁に沿
ってスリット15が開設されている。これにより面板1
2を回転させると、ビット14,14…にて切羽が掘削
され、その掘削土砂がスリット15を介して面板12に
裏面(紙面奥)側のチャンバ16へ取り込まれる。
【0007】面板12の一半径方向には中心近傍から外
周に至るまで一定幅の開口部17が設けられており、通
常、この開口部17は内側から長板状の鉄板18,18
…を敷き詰めて閉塞してある。また、面板12には略回
転対称状に複数個の山留面板19,19…が配置されて
いる。この山留面板19,19…は、後述する支障物体
撤去作業時に面板12の本体から前方へ押し出されるこ
とにより、前記チャンバ16の泥水圧に代って切羽を保
持するためのものである。また、面板12の外周縁近傍
に配設されているフライスカッタ20,20…及びロー
ラカッタ21,21…は、後述する支障物体切断回収装
置27による支障物体の切り残し部分を切削破砕するた
めのものである。
【0008】図2に示す如く、このシールド機11の面
板12の支持方式はセンターコーン方式を採用してい
る。即ち、該面板12の裏面中心には後方へ拡開する円
錐ドラム22が設けられ、該円錐ドラム22の後端開口
部に円筒ドラム23の前端開口部が継ぎ合わされてい
る。また、この円筒ドラム23の前端開口部に沿ってそ
の外周に隔壁24が設置されている。更に、円筒ドラム
23の外側面には面板駆動装置25,25…が配置され
ている。そして、該面板駆動装置25,25…を作動さ
せると円錐ドラム22が回転し、この円錐ドラム22と
一体になった面板12が回転する。
【0009】而して、シールド前方を支障物体(ここで
は地中H鋼杭26とする。)が遮っている場合には、予
めその周辺を地盤改良したうえで電磁波探査やボーリン
グ探査にて位置を確認しつつ、該地中H鋼杭26に近づ
けるところまで掘進して停止する。この地盤改良や探査
等のための機械設備(図示せず)は、前記円錐ドラム2
2及び円筒ドラム23の内腔に予め装備しておくと良
い。
【0010】次いで、前記山留面板19,19…を前方
へ押出して切羽を山留する。また、前記スリット15を
閉じ、チャンバ16内の泥水を抜き取る。そして、前記
開口部17から鉄板18,18…を取り外すとともに、
該開口部17の奥のチャンバ16内に支障物体切断回収
装置27を設置する。前記円錐ドラム22にはこの支障
物体切断回収装置27を設置するためのベース28が設
けられている。
【0011】該ベース28は、円錐ドラム22の一側を
該円錐ドラム22の中心軸に平行な平面で切り取って、
その平面上に配設されている。また、該ベース28の中
央には回収孔29が設けられている。図示は省略する
が、該回収孔29には蓋が蓋着されて開閉自在になって
おり、通常掘進時には閉塞されている。そして、前記支
障物体切断回収装置27を設置する際に開口し、該回収
孔29を介して作業員が円錐ドラム22内からチャンバ
16へ入室する。また、該回収孔29を介して支障物体
切断回収装置27の構成部品をベース28上に搬入し
て、設置作業を行う。従って、従来のように足場を組む
必要がなく、ベース28上や円錐ドラム22の外周面上
で設置作業を行うことができるので、作業効率及び安全
性の向上を図ることができる。
【0012】図3及び図4は前記支障物体切断回収装置
27を拡大したものである。ベース28の後端縁(図3
に於いて右端縁)近傍には左右に2本のコラム30,3
0を立設する。そして、これらのコラム30,30の天
端部間にはトップビーム31を架け渡すとともに、中間
にはクロスビーム32を該コラム30,30の長手方向
に沿って摺動自在に架け渡す。また、これらのコラム3
0,30の左右中央には該コラム30,30と平行にフ
ィードスクリュー33を配設する。該フィードスクリュ
ー33は前記クロスビーム32の左右中央を上下に貫通
し、且つ、その貫通孔34の内周に刻設された雌ネジに
噛合している。また、該フィードスクリュー33の両端
には軸受35,35を冠着し、基端の軸受35は前記ベ
ース28上に配置するとともに、天端の軸受35は前記
トップビーム31の下面左右中央に配置する。
【0013】更に、前記ベース28の後端縁左右中央上
方にはギアドモータ36を配設して、その出力を前記フ
ィードスクリュー33に接続する。これにより、該ギア
ドモータ36を駆動すればフィードスクリュー33が回
動して、これに噛合するクロスビーム32がコラム3
0,30の長手方向(即ち、シールド機11の半径方
向)に沿って摺動することとなる。
【0014】クロスビーム32には左右2本のアーム3
7,37が前方(図3に於いて左方)へ突設されてい
る。このアーム37,37の先端にヘッド38を俯仰自
在に架け渡す。即ち、該ヘッド38の中央部38cの左
右両側にはシャフト39,39が突設されており、この
シャフト39,39を前記アーム37,37の先端に枢
支する。該アーム37,37の先端枢支部分内部は下方
へ開口する空洞になっており、この空洞を介して前記シ
ャフト39,39に横設されたクランクレバー40,4
0がアーム37,37の下方へ突出している。
【0015】また、アーム37,37の下端縁に沿って
シリンダ41,41を配設するとともに、該シリンダ4
1,41の基端部は前記クロスビーム32に枢着し、一
方、該シリンダ41,41のピストンロッド先端は前記
クランクレバー40,40の先端に枢着する。これによ
り、シリンダ41,41を伸縮すればヘッド38がシャ
フト39,39を回動支点として俯仰することとなる。
【0016】尚、詳細な図示は省略するが、ヘッド38
の中央部38c内は軸受になっており、この軸受にヘッ
ド38の後部に設置された直動モータ42の出力軸が貫
挿され、更に、この出力軸はヘッド38のフロント部3
8fに連結している。従って、直動モータ42を駆動す
れば、フロント部38fがその中心軸回りに回動するこ
ととなる。
【0017】該フロント部38fの前端部左右両側には
鼓を半割りにした形状のハンド43,43がヘッド38
の左右方向へ回動自在に枢着されている。また、フロン
ト部38fの左右両側にはヘッド38の前後方向にジャ
ッキ44,44が配設され、該ジャッキ44,44の先
端は前記ハンド43,43の背面に枢着されている。こ
れにより、ジャッキ44,44を伸長すればハンド4
3,43がヘッド前方へ閉じ、ジャッキ44,44を収
縮すれば図示したようにハンド43,43が左右外方へ
開くこととなる。
【0018】また、フロント部38fの上面(図4に於
いて紙面手前)及び下面(同図に於いて紙面奥)には夫
々左右外方へ合計4個のサドル45,45,45,45
が突設されており、該サドル45,45,45,45上
に左右方向へ伸縮するジャッキ46,46,46,46
が配設されている。該ジャッキ46,46,46,46
の先端可動部分(同図に於いて左右外側部分)には、ヘ
ッド38の前後方向に配設されたテレスコピックアーム
47,47,47,47の外筒先端部が固定されてい
る。従って、ジャッキ46,46,46,46を伸縮す
ればテレスコピックアーム47,47,47,47が左
右方向へ平行移動する。
【0019】そして、該テレスコピックアーム47,4
7,47,47の左右内側面には伸縮のためのシリンダ
47a,47a,47a,47aが配設されるととも
に、該テレスコピックアーム47,47,47,47の
内筒先端にウォータジェットノズル48,48,48,
48が取り付けられている。該ウォータジェットノズル
48,48,48,48は夫々左右内側を向いて対峙し
ており、且つ、噴射口の基部には夫々左右内側を向いた
地山保護板49,49,49,49が設けられ、該地山
保護板49,49,49,49の内側面中央から前記噴
射口が突出している。
【0020】該支障物体切断回収装置27の設置後、該
支障物体切断回収装置27の位置が地中H鋼杭26のと
ころへ来るように前記面板駆動装置25,25…を寸動
させる。尚、ここでは説明を簡単にするために地中H鋼
杭26がシールド機11の縦中心線の丁度前方に位置し
ているものとするが、実際には左右にずれていることが
通例で、その場合、支障物体切断回収装置27もシール
ド機11の前面中心の直上(又は直下)から左右にずれ
て傾くことになる。然るときは、その傾き分だけ前記直
動モータ42を逆方向へ寸動させる。これにより、ヘッ
ド38のフロント部38fについては地中H鋼杭26の
位置に拘らず水平を保つことができる。
【0021】地中H鋼杭26の切断に先立ち、図5に示
す如く、該地中H鋼杭26の左右両側に沿って溝50,
50を設けておく。この溝50,50は前記ウォータジ
ェットノズル48,48,48,48に替えて低圧のウ
ォータジェットノズル(図示せず)を前記テレスコピッ
クアーム47,47,47,47に取り付け、低圧のウ
ォータジェットを前方へ向けて噴射することにより形成
される。そして、ノズルを前記ウォータジェットノズル
48,48,48,48に交換して、地中H鋼杭26の
切断を行う。
【0022】切断は地中H鋼杭26の下方から順次上方
へ向けて行われる。切断位置に合わせて前記クロスビー
ム32をシールド半径方向へ移動させたり、面板12を
回転させることによりヘッド38の上下位置を調整す
る。また、前記シリンダ41,41を伸長させてヘッド
38を面板12の開口部17を介して前方の地山へ向け
る。更に、前記ジャッキ46,46,46,46を伸縮
させてテレスコピックアーム47,47,47,47を
左右方向へ位置決めした後、該テレスコピックアーム4
7,47,47,47を伸長させて前記開口部17から
突出させ、ウォータジェットノズル48,48,48,
48を溝50,50の奥に差し入れる。
【0023】そして、ウォータジェットを噴射しつつ、
左右のテレスコピックアーム47,47を同期させ乍ら
徐々に収縮させて、左右のウォータジェットノズル4
8,48を同時に手前へ引く。これにより地中H鋼杭2
6は地山奥側から手前へ向けて切断されていく。また、
一方のウォータジェットノズル48から噴射されたウォ
ータジェットが地中H鋼杭26やその周囲の土砂を貫通
して他方の溝50へ到達すると、該他方のウォータジェ
ットノズル48に設けられた地山保護板49に衝突し塞
き止められる。従って、ウォータジェットが他方の溝5
0の左右外側面まで及んで、その余剰圧により地山を乱
すおそれはない。
【0024】また、地中H鋼杭26の本体から切断片2
6aが分離する前に、ハンド43,43を閉じてその切
断片26aを左右から把持しておく。分離後、切断片2
6aはハンド43,43に把持されたままシリンダ4
1,41、直動モータ42及びギアドモータ36の操作
により前記開口部17からシールド機11内に取り込ま
れる。
【0025】一方、図2に示す如く、前記円筒ドラム2
3内には中継マニピュレータ51及びコンベア52を設
置しておく。(尚、円筒ドラム23内に前述した地盤改
良や探査等のための機械設備が装備されている場合は、
これらを一旦円筒ドラム23外へ退避させたうえで、該
中継マニピュレータ51及びコンベア52を搬入す
る。)図6及び図7に示す如く、中継マニピュレータ5
1の左右最上部にはトップフレーム53,53が配設さ
れており、このトップフレーム53,53が円筒ドラム
23の天井に垂設される。トップフレーム53,53の
前側面(図6に於いて左)にはテレスコピックアーム5
4,54の外筒基端部が枢着されている。また、前記ト
ップフレーム53,53の下端にはトラニオンシリンダ
55,55の長手方向中間部分が枢着されるとともに、
該トラニオンシリンダ55,55のピストンロッド先端
は前記テレスコピックアーム54,54の一側に枢着さ
れている。これによりトラニオンシリンダ55,55を
伸縮させるとテレスコピックアーム54,54が俯仰す
ることとなる。
【0026】また、該テレスコピックアーム54,54
の左右外側面には伸縮のためのシリンダ54a,54a
が配設されるとともに、左右のテレスコピックアーム5
4,54の内筒先端間にアーバ56が架け渡されてい
る。該アーバ56の長手方向中間にはアーム57が横設
されており、且つ、該アーム57はアーバ56の両端部
に設けたモータ58,58によってアーバ56の軸心回
りに回動自在に形成されている。更に、該アーム57の
先端にヘッド59が延設されるとともに、該ヘッド59
は前記アーム57の先端一側に設けたモータ60によっ
て上下方向へ回動自在に形成されている。
【0027】また、該ヘッド59は平面視略C字状に形
成されており、その左右先端には夫々上下2個のジャッ
キ61,61が左右内側へ向けて配設されて左右のもの
同士が対峙している。そして、これらのジャッキ61,
61,61,61の先端に鼓を半割りにした形状のハン
ド62,62が左右1個づつ対峙して設けられている。
従って、ジャッキ61,61,61,61の伸縮操作に
よってハンド62,62を平行に開閉することができ
る。
【0028】斯くして、テレスコピックアーム54,5
4の俯仰及び伸縮、アーム57の回動、並びにヘッド5
9の回動の各動作を組み合わせることによって、ハンド
62,62を円筒ドラム23内だけでなく円錐ドラム2
2内の左右中心鉛直平面上の任意の位置に移動させ、且
つ、俯仰角度も自在に調整することができる。そして、
該ハンド62,62を中継マニピュレータ51の前方上
方に位置する回収孔29の外側へ突出させることもでき
る。こうして、前記支障物体切断回収装置27のハンド
43,43に把持されてチャンバ16内に取り込まれた
切断片26aは、前記回収孔29を介して中継マニピュ
レータ51のハンド62,62へ受け渡される。そし
て、中継マニピュレータ51はその受け取った切断片2
6aを下方のコンベア52に転載する。斯くして、切断
片26aはシールド機11の後方へ搬出される。
【0029】ところで、このようなセンターコーン方式
以外のシールド機では、隔壁の後方に中継マニピュレー
タを設け、且つ、隔壁に開設した回収孔を介して該中継
マニピュレータをチャンバ内へ伸長させることにより、
支障物体切断回収装置から切断片を受け取っていた。従
って、中継マニピュレータにはある程度の前後長が必要
であり、結果的にシールド機長も長くなっていた。
【0030】これに対し、当該中継マニピュレータ51
は伸縮動作だけでなく、俯仰(回動)動作も組み合わせ
て切断片26aを取りに行くことができるので、前後方
向の据付スペースは短くて済む。従って、シールド機長
も短くすることができる。
【0031】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は円錐ドラ
ムを足場代わりにして支障物体切断回収装置の設置作業
を行うことができるので、特別に足場を組む必要がな
い。従って、チャンバ内で行う作業の割合が減って安全
性を高めることができる。また、請求項2記載の発明の
如く、円筒ドラム内に中継マニピュレータやコンベアを
導入することにより、支障物体を極めて効率的に撤去す
ることができる。そして、この中継マニピュレータは伸
縮動作だけでなく、俯仰動作も組み合わせて切断片を取
りに行くように構成することができるので、前後方向の
据付スペースを短くして、それだけシールド機長を短く
することができる。更に、支障物体撤去の補助工法(地
盤改良や探査等)のための機械設備を予め円筒ドラム内
に装備しておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、シールド機の正面
図。
【図2】支障物体切断回収装置、中継マニピュレータ及
びコンベアを設置した状態に於けるシールド機の縦断面
図。
【図3】支障物体切断回収装置の側面図。
【図4】支障物体切断回収装置の正面図。
【図5】地中H鋼杭を切断する状態を示す支障物体切断
回収装置及び地山の平面断面図。
【図6】中継マニピュレータ及びコンベアの側面図。
【図7】中継マニピュレータの平面図。
【符号の説明】
11 シールド機 12 面板 17 開口部 22 円錐ドラム 23 円筒ドラム 26 地中H鋼杭 26a 切断片 27 支障物体切断回収装置 28 ベース 29 回収孔 51 中継マニピュレータ 52 コンベア
フロントページの続き (72)発明者 小川 久夫 東京都新宿区津久戸町1番8号 株式会社 熊谷組東京支店内 (72)発明者 木戸 義和 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 河村 良之 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 村松 繁 東京都新宿区津久戸町1番8号 株式会社 熊谷組東京支店内 (72)発明者 小川 聡 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面板の裏面中心に後方へ拡開する円錐ド
    ラムを設け、且つ、該円錐ドラムの後端開口部に円筒ド
    ラムの前端開口部を継ぎ合わせて、この円筒ドラムの外
    側面に配設した面板駆動装置により前記円錐ドラム及び
    面板が回動するように構成したシールド機であって、前
    記円錐ドラムの一側に開閉自在の支障物体回収孔を設
    け、且つ、該支障物体回収孔を介して前記円錐ドラムの
    外側面に支障物体切断回収手段を設置するように構成
    し、更に、前記面板の一側にこの支障物体切断回収手段
    が出没することのできる開閉自在の開口部を設けたこと
    を特徴とするシールド機の支障物体撤去装置。
  2. 【請求項2】 シールド前方を遮る支障物体を撤去する
    際は、前記円筒ドラム内に伸縮及び俯仰自在の中継マニ
    ピュレータを設置することにより、前記支障物体の切断
    片を前記支障物体切断回収手段から前記支障物体回収孔
    を介して該中継マニピュレータへ受け渡し、更に、その
    切断片を前記円筒ドラム内に導入したコンベアに転載す
    ることにより、該コンベアにてその切断片をシールド後
    方へ搬送することを特徴とする請求項1記載の支障物体
    撤去装置を用いた支障物体撤去方法。
JP11730197A 1997-05-07 1997-05-07 シールド機の支障物体撤去装置及び該装置を用いた支障物体撤去方法 Pending JPH10306684A (ja)

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JP11730197A JPH10306684A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 シールド機の支障物体撤去装置及び該装置を用いた支障物体撤去方法

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JP11730197A JPH10306684A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 シールド機の支障物体撤去装置及び該装置を用いた支障物体撤去方法

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JPH10306684A true JPH10306684A (ja) 1998-11-17

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ID=14708373

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