JPH10304151A - 画像読み取り装置およびその制御方法 - Google Patents
画像読み取り装置およびその制御方法Info
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- JPH10304151A JPH10304151A JP9106429A JP10642997A JPH10304151A JP H10304151 A JPH10304151 A JP H10304151A JP 9106429 A JP9106429 A JP 9106429A JP 10642997 A JP10642997 A JP 10642997A JP H10304151 A JPH10304151 A JP H10304151A
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- 239000010410 layer Substances 0.000 description 72
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像読み取り装置において、高速で読み取
り走査を行ない、さらに三次元的な原稿の読み取りにも
対処できる画像読み取り装置の走査機構およびその制御
方法を提供する。 【解決手段】 原稿の読み取り面を照射する光源を点
光源として、可動鏡による反射をもって前記の点光源に
よる読み取り光の主走査および副走査を行なわせる。さ
らに読み取り光の焦点位置を段階的にずらすことにより
画像を構成する個々の読み取りポイントでの層別画像デ
ータを得て立体的な読み取り画像を形成する。
り走査を行ない、さらに三次元的な原稿の読み取りにも
対処できる画像読み取り装置の走査機構およびその制御
方法を提供する。 【解決手段】 原稿の読み取り面を照射する光源を点
光源として、可動鏡による反射をもって前記の点光源に
よる読み取り光の主走査および副走査を行なわせる。さ
らに読み取り光の焦点位置を段階的にずらすことにより
画像を構成する個々の読み取りポイントでの層別画像デ
ータを得て立体的な読み取り画像を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読み取り装
置により二次元的な広がりを持った画像あるいは三次元
的な奥行きを持った画像を読み取る機構に関する技術お
よびその制御方法に関するものである。
置により二次元的な広がりを持った画像あるいは三次元
的な奥行きを持った画像を読み取る機構に関する技術お
よびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ここで、この発明にかかる以下の用語の
定義を述べて、その内包する概念を明確にする。
定義を述べて、その内包する概念を明確にする。
【0003】主走査方向とは、主要方向の読み取り走査
方向を言う。したがって1回の主走査によって得られる
画像データは線状をなした一次元的な画像データであ
る。たとえば線状の光源ランプを用いた画像読み取り装
置の場合は、前記の線状の光源ランプによる1回の照射
によって1回の主走査が行われると言える。
方向を言う。したがって1回の主走査によって得られる
画像データは線状をなした一次元的な画像データであ
る。たとえば線状の光源ランプを用いた画像読み取り装
置の場合は、前記の線状の光源ランプによる1回の照射
によって1回の主走査が行われると言える。
【0004】副走査方向とは、主走査方向に対して直角
をなす走査方向であり、前記の主走査方向に走査して得
られた線状の一次元的な画像データは、副走査方向の走
査によって累積されて面状の二次元的な画像データを構
成する。
をなす走査方向であり、前記の主走査方向に走査して得
られた線状の一次元的な画像データは、副走査方向の走
査によって累積されて面状の二次元的な画像データを構
成する。
【0005】多角柱鏡とは、正多角形の断面を有した柱
状部材の各側面を鏡面にしたものであり、その正多角形
断面の中心を通る回転軸を持つ。当該多角柱鏡は適当な
駆動源によって回転させることにより側面の鏡面に入射
した光線の向きを連続的に一定の方向に変更する。
状部材の各側面を鏡面にしたものであり、その正多角形
断面の中心を通る回転軸を持つ。当該多角柱鏡は適当な
駆動源によって回転させることにより側面の鏡面に入射
した光線の向きを連続的に一定の方向に変更する。
【0006】扇動鏡とは、平面鏡をその鏡面上あるいは
その近傍の前記鏡面に平行な位置に設けた回転軸を中心
として特定の角度範囲での往復運動を行なう鏡である。
当該扇動鏡は適当な駆動源によって駆動することによ
り、鏡面に入射した光線の向きを連続的に往復運動を行
なわせる。
その近傍の前記鏡面に平行な位置に設けた回転軸を中心
として特定の角度範囲での往復運動を行なう鏡である。
当該扇動鏡は適当な駆動源によって駆動することによ
り、鏡面に入射した光線の向きを連続的に往復運動を行
なわせる。
【0007】図23によって従来の技術による画像読み
取り装置を説明する。線状光源51より発した読み取り
光58は読み取り面を線状に照射し、前記の読み取り面
にて反射した読み取り光58は固定ミラー52にて方向
を転じて集光レンズ53を経て線状受光素子54にいた
る。
取り装置を説明する。線状光源51より発した読み取り
光58は読み取り面を線状に照射し、前記の読み取り面
にて反射した読み取り光58は固定ミラー52にて方向
を転じて集光レンズ53を経て線状受光素子54にいた
る。
【0008】前記の線状光源51は1回の照射で主走査
を行なうので、当該画像読み取り装置においては主走査
方向での機構的な運動を要しない。
を行なうので、当該画像読み取り装置においては主走査
方向での機構的な運動を要しない。
【0009】前記の線状光源51と、固定ミラー52
と、集光レンズ53と、受光素子54等は読み取りユニ
ット55に格納され、前記の読み取りユニット55の移
動によって副走査方向の読み取り走査を行なう。なお読
み取りユニット55は直線ガイド59に沿って移動し、
駆動ベルト60によって駆動される。
と、集光レンズ53と、受光素子54等は読み取りユニ
ット55に格納され、前記の読み取りユニット55の移
動によって副走査方向の読み取り走査を行なう。なお読
み取りユニット55は直線ガイド59に沿って移動し、
駆動ベルト60によって駆動される。
【0010】前記の線状光源51は読み取り面57の読
み取り幅に見合った長さを有しており、さらに固定ミラ
ー52も同様に読み取り面57の読み取り幅に見合った
長さを必要とする。
み取り幅に見合った長さを有しており、さらに固定ミラ
ー52も同様に読み取り面57の読み取り幅に見合った
長さを必要とする。
【0011】また前記の線状光源51および固定ミラー
52を格納する読み取りユニット55は当該画像読み取
り装置を形成する筐体56の内部で主要な領域を専有
し、前記の読み取りユニット55の移動に要する直線ガ
イド59および移動のための余分な空間を必要とし、さ
らに前記の読み取りユニット55を移動する駆動ベルト
60の駆動プーリ61には専用の駆動源が必要である。
52を格納する読み取りユニット55は当該画像読み取
り装置を形成する筐体56の内部で主要な領域を専有
し、前記の読み取りユニット55の移動に要する直線ガ
イド59および移動のための余分な空間を必要とし、さ
らに前記の読み取りユニット55を移動する駆動ベルト
60の駆動プーリ61には専用の駆動源が必要である。
【0012】したがって当該画像読み取り装置の読み取
り速度は、前記の読み取りユニット55による副走査方
向の移動速度に依存する。
り速度は、前記の読み取りユニット55による副走査方
向の移動速度に依存する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術による線状光源を用いた画像読み取り装置では、次
に述べるような問題点がある。
技術による線状光源を用いた画像読み取り装置では、次
に述べるような問題点がある。
【0014】1)主走査方向での読み取りは1回の照射
で行なえるが、副走査方向での走査では読み取りユニッ
ト全体を移動させるため、当該読み取り装置としての画
像読み取り速度は前記の読み取りユニットの移動速度に
より制約されて、高速読み取りは困難である。
で行なえるが、副走査方向での走査では読み取りユニッ
ト全体を移動させるため、当該読み取り装置としての画
像読み取り速度は前記の読み取りユニットの移動速度に
より制約されて、高速読み取りは困難である。
【0015】2)読み取り面が浮き上がって結像位置が
ずれていても検出困難なため、ピントのずれた画像とし
て形成される。したがって三次元的な深みのある画像を
読み取ることができない。
ずれていても検出困難なため、ピントのずれた画像とし
て形成される。したがって三次元的な深みのある画像を
読み取ることができない。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0017】1)読み取り面を照射する光源を点光源と
し、前記の点光源より発する読み取り光は主走査用に設
定した反射鏡および副走査用に設定した反射鏡によるそ
れぞれの反射で向きを変える。
し、前記の点光源より発する読み取り光は主走査用に設
定した反射鏡および副走査用に設定した反射鏡によるそ
れぞれの反射で向きを変える。
【0018】この手段を取ることにより、前記の点光源
より発する読み取り光の主走査方向での移動および副走
査方向での移動はそれぞれの反射鏡の角度変化のみで行
なうという作用を得る。
より発する読み取り光の主走査方向での移動および副走
査方向での移動はそれぞれの反射鏡の角度変化のみで行
なうという作用を得る。
【0019】2)受光部を順次移動させて、読み取り面
より反射して受光部に達する読み取り光の結像位置をず
らして複数枚数よりなる層状の画像データを生成し、個
別の読み取りポイントにおける各層別の光量を比較す
る。
より反射して受光部に達する読み取り光の結像位置をず
らして複数枚数よりなる層状の画像データを生成し、個
別の読み取りポイントにおける各層別の光量を比較す
る。
【0020】この手段を取ることにより、当該画像読み
取り装置は前記の読み取りポイントにおける光量の最大
値を有する層に、三次元的な深みにおける当該読み取り
ポイントの存在することを認識するという作用を得る。
取り装置は前記の読み取りポイントにおける光量の最大
値を有する層に、三次元的な深みにおける当該読み取り
ポイントの存在することを認識するという作用を得る。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
を取る。
【0022】1)読み取り面を照射する光源を点光源と
し、前記の点光源より発する読み取り光を主走査方向に
移動させる可動型の主走査ミラーにより主走査を行なわ
せ、前記の主走査ミラーによって変更された前記の読み
取り光をさらに副走査方向に移動させる可動型の副走査
ミラーにより副走査を行なわせる。
し、前記の点光源より発する読み取り光を主走査方向に
移動させる可動型の主走査ミラーにより主走査を行なわ
せ、前記の主走査ミラーによって変更された前記の読み
取り光をさらに副走査方向に移動させる可動型の副走査
ミラーにより副走査を行なわせる。
【0023】この形態を取ることにより、主走査および
副走査はそれぞれ主走査ミラーおよび副走査ミラーの動
作のみで行なうという作用を得る。
副走査はそれぞれ主走査ミラーおよび副走査ミラーの動
作のみで行なうという作用を得る。
【0024】2)前記の点光源として、レーザーを用い
る。
る。
【0025】この形態を取ることにより、点光源より発
する読み取り光は拡散することなく読み取り面における
読み取りポイントを限定して照射し、必要な画像データ
を受光素子にもたらすという作用を得る。
する読み取り光は拡散することなく読み取り面における
読み取りポイントを限定して照射し、必要な画像データ
を受光素子にもたらすという作用を得る。
【0026】3)前記の主走査ミラーおよび/または副
走査ミラーとして多角柱鏡を用い、適当な駆動源により
回転させる。
走査ミラーとして多角柱鏡を用い、適当な駆動源により
回転させる。
【0027】この形態を取ることにより、点光源より発
する読み取り光は前記の多角柱鏡の回転により主走査お
よび/または副走査を行なうという作用を得る。
する読み取り光は前記の多角柱鏡の回転により主走査お
よび/または副走査を行なうという作用を得る。
【0028】4)前記の主走査ミラーおよび/または副
走査ミラーとして扇動鏡を用い、適当な駆動源により振
動的に往復駆動させる。
走査ミラーとして扇動鏡を用い、適当な駆動源により振
動的に往復駆動させる。
【0029】この形態を取ることにより、点光源より発
する読み取り光は前記の扇動鏡の振動により主走査およ
び/または副走査を行なうという作用を得る。
する読み取り光は前記の扇動鏡の振動により主走査およ
び/または副走査を行なうという作用を得る。
【0030】5)前記の点光源は、読み取り面の色分解
を行なう赤色単色点光源と、緑色単色点光源と、青色単
色点光源とにより構成し、赤色単色点光源のみを点灯し
て主走査を行なった後に緑色単色点光源のみを点灯して
前記の赤色単色点光源のみを点灯して主走査を行なった
箇所を重複して主走査し、さらにその後に青色単色点光
源のみを点灯して同一箇所を主走査し、しかる後に副走
査ミラーにより主走査する位置を変更する。
を行なう赤色単色点光源と、緑色単色点光源と、青色単
色点光源とにより構成し、赤色単色点光源のみを点灯し
て主走査を行なった後に緑色単色点光源のみを点灯して
前記の赤色単色点光源のみを点灯して主走査を行なった
箇所を重複して主走査し、さらにその後に青色単色点光
源のみを点灯して同一箇所を主走査し、しかる後に副走
査ミラーにより主走査する位置を変更する。
【0031】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の色分解を行なった各読み取りポ
イントにおけるカラー画像データを生成するという作用
を得る。
取り装置は読み取り面の色分解を行なった各読み取りポ
イントにおけるカラー画像データを生成するという作用
を得る。
【0032】6)あるいはまた、前記の赤色単色点光源
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
読み取り面の互いに隣接するポイントを照射しながら主
走査および副走査を行ない、対応する位置に配した受光
素子にて受光させる。
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
読み取り面の互いに隣接するポイントを照射しながら主
走査および副走査を行ない、対応する位置に配した受光
素子にて受光させる。
【0033】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の色分解を行なった各読み取りポ
イントにおけるカラー画像データを生成するという作用
を得る。
取り装置は読み取り面の色分解を行なった各読み取りポ
イントにおけるカラー画像データを生成するという作用
を得る。
【0034】7)あるいはまた、前記の赤色単色点光源
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
おのおのの読み取り光を同一の光軸上で進行させ、読み
取り面より反射した読み取り光を分光プリズムによって
元の単色光に分解した後に対応する位置に配した受光素
子にて受光させる。
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
おのおのの読み取り光を同一の光軸上で進行させ、読み
取り面より反射した読み取り光を分光プリズムによって
元の単色光に分解した後に対応する位置に配した受光素
子にて受光させる。
【0035】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の色分解を行なった各読み取りポ
イントにおけるカラー画像データを生成するという作用
を得る。
取り装置は読み取り面の色分解を行なった各読み取りポ
イントにおけるカラー画像データを生成するという作用
を得る。
【0036】8)前記の画像読み取り装置において、点
光源、主走査ミラー、副走査ミラー、集光レンズ、受光
素子等を格納する読み取りユニットを移動させた状態
で、順次主走査および副走査を行なわせる。
光源、主走査ミラー、副走査ミラー、集光レンズ、受光
素子等を格納する読み取りユニットを移動させた状態
で、順次主走査および副走査を行なわせる。
【0037】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取るという作用を得る。
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取るという作用を得る。
【0038】9)前記の画像読み取り装置において、集
光レンズのみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
光レンズのみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
【0039】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取るという作用を得る。
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取るという作用を得る。
【0040】10)前記の画像読み取り装置において、
受光素子のみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
受光素子のみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
【0041】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取るという作用を得る。
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取るという作用を得る。
【0042】11)前記の読み取りユニットまたは集光
レンズのみまたは受光素子のみを移動させる駆動機構
は、平行する1対の板バネによって連結したブラケット
と偏心カムによる移動機構による。
レンズのみまたは受光素子のみを移動させる駆動機構
は、平行する1対の板バネによって連結したブラケット
と偏心カムによる移動機構による。
【0043】この形態を取ることにより、前記の読み取
りユニットまたは集光レンズまたは受光素子は、偏心カ
ムの回転角度に応じて微小量の移動を行なうという作用
を得る。
りユニットまたは集光レンズまたは受光素子は、偏心カ
ムの回転角度に応じて微小量の移動を行なうという作用
を得る。
【0044】12)前記の読み取り面の層別の画像デー
タを個別に読み取る受光素子は、複数の個別素子をマト
リックス状に配した受光素子体によることとし、さらに
前記の個別素子体のうち、中央部に配した個別素子1個
で読み取る画像データのみで当該画像読み取り装置の読
み取る画像データを構成させる。
タを個別に読み取る受光素子は、複数の個別素子をマト
リックス状に配した受光素子体によることとし、さらに
前記の個別素子体のうち、中央部に配した個別素子1個
で読み取る画像データのみで当該画像読み取り装置の読
み取る画像データを構成させる。
【0045】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は画像読み取り動作において、常に個別の画像
データの周縁部を読み取りながら必要な画像データを構
成するという作用を得る。
取り装置は画像読み取り動作において、常に個別の画像
データの周縁部を読み取りながら必要な画像データを構
成するという作用を得る。
【0046】13)前記の個別に読み取った読み取り面
の層別の画像データの個別の読み取りポイントにおい
て、受光素子の出力が最大値を示す層をもって当該読み
取り面の存在する地点とする。
の層別の画像データの個別の読み取りポイントにおい
て、受光素子の出力が最大値を示す層をもって当該読み
取り面の存在する地点とする。
【0047】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の三次元的な画像データを得ると
いう作用を得る。
取り装置は読み取り面の三次元的な画像データを得ると
いう作用を得る。
【0048】
【実施例】この発明による代表的な実施例を、図1ない
し図22によって説明する。
し図22によって説明する。
【0049】図1および図2に、この発明の主な原理を
示す。図1に示すごとく点光源1は読み取り光15とし
てレーザー光を発し、主走査ミラー2によってその光路
を転じて半透明鏡5に達するが、光路を変更することな
くそのまま透過して副走査ミラー3にいたる。
示す。図1に示すごとく点光源1は読み取り光15とし
てレーザー光を発し、主走査ミラー2によってその光路
を転じて半透明鏡5に達するが、光路を変更することな
くそのまま透過して副走査ミラー3にいたる。
【0050】前記の副走査ミラー3によってその光路を
転じた読み取り光15は、読み取り面4の指定した地点
Pにいたる。
転じた読み取り光15は、読み取り面4の指定した地点
Pにいたる。
【0051】前記の地点Pより反射した読み取り光15
は、往路と同じ経路をたどって副走査ミラー3で光路を
転じ、半透明鏡5にいたる。
は、往路と同じ経路をたどって副走査ミラー3で光路を
転じ、半透明鏡5にいたる。
【0052】前記の読み取り光は半透明鏡5で反射して
集光レンズ6にて収束され受光素子7上で結像し、前記
の受光素子7は到達した読み取り光15の光量に応じた
電気信号を発生する。
集光レンズ6にて収束され受光素子7上で結像し、前記
の受光素子7は到達した読み取り光15の光量に応じた
電気信号を発生する。
【0053】前記の点光源1より発する読み取り光15
としてレーザー光を使用し、読み取り面4における読み
取りスポットを明確にする。
としてレーザー光を使用し、読み取り面4における読み
取りスポットを明確にする。
【0054】図2(a)によって多角柱鏡11aによる
光路変更を説明する。
光路変更を説明する。
【0055】当該多角柱鏡11aはその断面を正多角形
をなし、断面の中心を通る軸によって回転自在に係止さ
れ、定速で回転駆動される。
をなし、断面の中心を通る軸によって回転自在に係止さ
れ、定速で回転駆動される。
【0056】入射光12は前記の多角柱鏡11aの側面
によって反射し、反射光13となる。多角柱鏡11aは
定速で回転しているので、反射光13の角速度は前記の
多角柱鏡11aの回転する角速度の2倍となる。
によって反射し、反射光13となる。多角柱鏡11aは
定速で回転しているので、反射光13の角速度は前記の
多角柱鏡11aの回転する角速度の2倍となる。
【0057】前記の反射光13は前記の多角柱鏡11a
の回転につれて地点Jから地点Kに達し、さらに前記の
多角柱鏡11aの回転によっていったん消滅して、再び
地点Jに復帰する。
の回転につれて地点Jから地点Kに達し、さらに前記の
多角柱鏡11aの回転によっていったん消滅して、再び
地点Jに復帰する。
【0058】したがって回転運動する多角柱鏡11aに
より、反射光は常に地点Jから地点Kへと1方向の移動
動作を繰り返す。
より、反射光は常に地点Jから地点Kへと1方向の移動
動作を繰り返す。
【0059】図2(b)によって扇動鏡11bによる光
路変更を説明する。
路変更を説明する。
【0060】扇動鏡11bは、適当な駆動系(図示せ
ず)により回転中心11dを軸にして限定された角度に
往復運動する。
ず)により回転中心11dを軸にして限定された角度に
往復運動する。
【0061】入射光12は前記の扇動鏡11bの鏡面に
よって反射し、反射光13となる。扇動鏡11bは限定
された角度に往復運動をしているので、反射光13の角
速度は前記の扇動鏡11bの角速度の2倍となる。
よって反射し、反射光13となる。扇動鏡11bは限定
された角度に往復運動をしているので、反射光13の角
速度は前記の扇動鏡11bの角速度の2倍となる。
【0062】前記の反射光13は前記の扇動鏡11bの
回転につれて地点Jから地点Kに達し、さらに前記の扇
動鏡11bの回転によって移動方向を転じて、再び地点
Jに向かって移動する。
回転につれて地点Jから地点Kに達し、さらに前記の扇
動鏡11bの回転によって移動方向を転じて、再び地点
Jに向かって移動する。
【0063】再び図1によって当該画像読み取り装置に
よる画像読み取り走査をさらに詳細に説明する。点光源
1より発した読み取り光15は、主走査ミラー2により
その光路を転じて半透明鏡5を透過して副走査ミラー3
上の地点R1に達し、前記の副走査ミラー3にてその光
路を転じて読み取り面上の地点Rに達する。
よる画像読み取り走査をさらに詳細に説明する。点光源
1より発した読み取り光15は、主走査ミラー2により
その光路を転じて半透明鏡5を透過して副走査ミラー3
上の地点R1に達し、前記の副走査ミラー3にてその光
路を転じて読み取り面上の地点Rに達する。
【0064】前記の主走査ミラー2の角変位により、読
み取り光15の副走査ミラー3上に達する地点はR1よ
り移動してQ1に達する。したがって前記の読み取り光
15は読み取り面4の上では地点Rから移動して地点Q
にいたる。すなわち前記の読み取り光15は主走査とし
て読み取り面4上の地点Rから地点Qに移動しながら照
射する。
み取り光15の副走査ミラー3上に達する地点はR1よ
り移動してQ1に達する。したがって前記の読み取り光
15は読み取り面4の上では地点Rから移動して地点Q
にいたる。すなわち前記の読み取り光15は主走査とし
て読み取り面4上の地点Rから地点Qに移動しながら照
射する。
【0065】また前記の読み取り面4において読み取り
光15の到達する地点Rは副走査ミラー3の角変位によ
り移動し、地点Bより開始して地点Dにいたり、同様に
地点QはAより開始して地点Cにいたる。すなわち読み
取り光15の照射しながら主走査する領域R−Qは、副
走査として領域B−Aより順次移動して領域D−Cにい
たる。
光15の到達する地点Rは副走査ミラー3の角変位によ
り移動し、地点Bより開始して地点Dにいたり、同様に
地点QはAより開始して地点Cにいたる。すなわち読み
取り光15の照射しながら主走査する領域R−Qは、副
走査として領域B−Aより順次移動して領域D−Cにい
たる。
【0066】図3に前記の主走査ミラーとして多角柱鏡
2aを適用し、また副走査ミラーとして扇動鏡3bを適
用した例を示す。
2aを適用し、また副走査ミラーとして扇動鏡3bを適
用した例を示す。
【0067】図4に前記の主走査ミラーとして多角柱鏡
2aを適用し、また副走査ミラーとして多角柱鏡3aを
適用した例を示す。
2aを適用し、また副走査ミラーとして多角柱鏡3aを
適用した例を示す。
【0068】図5に前記の主走査ミラーとして扇動鏡2
bを適用し、また副走査ミラーとして扇動鏡3bを適用
した例を示す。
bを適用し、また副走査ミラーとして扇動鏡3bを適用
した例を示す。
【0069】図6に前記の主走査ミラーとして扇動鏡2
bを適用し、また副走査ミラーとして多角柱鏡3aを適
用した例を示す。
bを適用し、また副走査ミラーとして多角柱鏡3aを適
用した例を示す。
【0070】図7および図8によって、読み取り面4を
色分解した画像情報を得る機構の実施例を説明する。
色分解した画像情報を得る機構の実施例を説明する。
【0071】図7に示すごとく点光源ユニット1aより
発した読み取り光15は主走査ミラー2により反射して
その光路を転じる。その際、主走査ミラー2が回転する
ことにより、主走査を行なう。
発した読み取り光15は主走査ミラー2により反射して
その光路を転じる。その際、主走査ミラー2が回転する
ことにより、主走査を行なう。
【0072】前記の読み取り光15は半透明鏡5を透過
して副走査ミラー3にいたり、前記の副走査ミラー3に
より反射してその光路を転じて読み取り面4を照射す
る。
して副走査ミラー3にいたり、前記の副走査ミラー3に
より反射してその光路を転じて読み取り面4を照射す
る。
【0073】読み取り面4より反射した読み取り光15
は再び副走査ミラー3により反射してその光路を転じて
半透明鏡5にいたる。
は再び副走査ミラー3により反射してその光路を転じて
半透明鏡5にいたる。
【0074】前記の読み取り光15は半透明鏡5で反射
してその光路を転じ、集光レンズ6により収束されて受
光素子7aにおいて結像する。
してその光路を転じ、集光レンズ6により収束されて受
光素子7aにおいて結像する。
【0075】また図8(a)に示すごとく前記の点光源
ユニット1aは赤色単色点光源1rと、緑色単色点光源
1gと、青色単色点光源1bとによって構成され、前記
の赤色単色点光源1rより発する赤色の単色光と、緑色
単色点光源1gより発する緑色の単色光と、青色単色点
光源1bより発する青色の単色光とは互いに平行な光路
を形成するべく配されている。
ユニット1aは赤色単色点光源1rと、緑色単色点光源
1gと、青色単色点光源1bとによって構成され、前記
の赤色単色点光源1rより発する赤色の単色光と、緑色
単色点光源1gより発する緑色の単色光と、青色単色点
光源1bより発する青色の単色光とは互いに平行な光路
を形成するべく配されている。
【0076】また図8(b)に示すごとく前記の受光素
子7aは赤色単色受光素子7rと、緑色単色受光素子7
gと、青色単色受光素子7bとにより構成されるが、こ
こでは特に同種の受光素子を併置した構造でもよい。
子7aは赤色単色受光素子7rと、緑色単色受光素子7
gと、青色単色受光素子7bとにより構成されるが、こ
こでは特に同種の受光素子を併置した構造でもよい。
【0077】なお図8(c)に示すごとく読み取り面4
において赤色の単色光による照射位置Pr1と緑色の単
色光による照射位置Pg1と青色の単色光による照射位
置Pb1とはともに等しい距離dをもって設定されてい
る。
において赤色の単色光による照射位置Pr1と緑色の単
色光による照射位置Pg1と青色の単色光による照射位
置Pb1とはともに等しい距離dをもって設定されてい
る。
【0078】主走査によって赤色の単色光による照射位
置Pr1がRr1よりQr1まで移動するにともなっ
て、緑色の単色光による照射位置Pg1がRg1よりQ
g1まで移動し、さらに青色の単色光による照射位置P
b1がRb1よりQb1まで移動する。
置Pr1がRr1よりQr1まで移動するにともなっ
て、緑色の単色光による照射位置Pg1がRg1よりQ
g1まで移動し、さらに青色の単色光による照射位置P
b1がRb1よりQb1まで移動する。
【0079】次いで副走査によって主走査位置を距離d
だけずらして赤色の単色光による照射位置Pr2がRg
1よりQg1まで移動するにともなって、緑色の単色光
による照射位置Pg2がRb1よりQb1まで移動し、
さらに青色の単色光による照射位置Pb2がRb2より
Qb2まで移動する。
だけずらして赤色の単色光による照射位置Pr2がRg
1よりQg1まで移動するにともなって、緑色の単色光
による照射位置Pg2がRb1よりQb1まで移動し、
さらに青色の単色光による照射位置Pb2がRb2より
Qb2まで移動する。
【0080】以下、順次副走査によって主走査して照射
する位置を距離dだけずらすことによって赤色の単色光
により読み取った読み取り位置を次の主走査において緑
色の単色光により読み取り、さらにその次の主走査にお
いて青色の単色光により読み取り、読み取り面4の全体
に読み取り走査を及ぼす。
する位置を距離dだけずらすことによって赤色の単色光
により読み取った読み取り位置を次の主走査において緑
色の単色光により読み取り、さらにその次の主走査にお
いて青色の単色光により読み取り、読み取り面4の全体
に読み取り走査を及ぼす。
【0081】なお図8(a)に示した点光源ユニット1
aを90度回転してその構成する単色の点光源を縦並び
とし、さらに図8(b)に示した前記の点光源ユニット
の向きに対応する受光素子7aをも90度回転してその
構成する受光素子を縦並びとし、1回の主走査でその読
み取り位置を順次ずらすことにより、既に述べた走査と
同様の効果を得ることは明らかである。
aを90度回転してその構成する単色の点光源を縦並び
とし、さらに図8(b)に示した前記の点光源ユニット
の向きに対応する受光素子7aをも90度回転してその
構成する受光素子を縦並びとし、1回の主走査でその読
み取り位置を順次ずらすことにより、既に述べた走査と
同様の効果を得ることは明らかである。
【0082】図9によって、読み取り面4を色分解した
画像情報を得る機構の別の実施例を説明する。
画像情報を得る機構の別の実施例を説明する。
【0083】図9に示すごとく読み取り光を発する点光
源として赤色単色点光源1rと、緑色単色点光源1g
と、青色単色点光源1bとを個別に配する。
源として赤色単色点光源1rと、緑色単色点光源1g
と、青色単色点光源1bとを個別に配する。
【0084】前記の赤色単色点光源1rを単独に点灯
し、その発する赤色の単色光は2枚の半透明鏡5aを透
過して主走査ミラー2にいたり、赤色の単色光のみによ
る主走査を行なう。
し、その発する赤色の単色光は2枚の半透明鏡5aを透
過して主走査ミラー2にいたり、赤色の単色光のみによ
る主走査を行なう。
【0085】次いで副走査を行なわずに緑色単色点光源
1gを単独に点灯し、その発する緑色の単色光は最初の
半透明鏡5aにより反射して光路を転じ、次にある半透
明鏡5aを透過して主走査ミラー2にいたり、前記の赤
色の単色光により主走査した箇所において緑色の単色光
のみによる主走査を行なう。
1gを単独に点灯し、その発する緑色の単色光は最初の
半透明鏡5aにより反射して光路を転じ、次にある半透
明鏡5aを透過して主走査ミラー2にいたり、前記の赤
色の単色光により主走査した箇所において緑色の単色光
のみによる主走査を行なう。
【0086】さらに再度副走査を行なわずに青色単色点
光源1bを単独に点灯し、その発する青色の単色光は半
透明鏡5aにより反射して光路を転じて主走査ミラー2
にいたり、前記の赤色の単色光により主走査した箇所に
おいて緑色の単色光のみによる主走査を行なう。
光源1bを単独に点灯し、その発する青色の単色光は半
透明鏡5aにより反射して光路を転じて主走査ミラー2
にいたり、前記の赤色の単色光により主走査した箇所に
おいて緑色の単色光のみによる主走査を行なう。
【0087】赤、緑、青の各単色光による主走査で読み
取り面4を照射した読み取り光15はそれぞれ副走査ミ
ラー3と半透明鏡5および集光レンズを経由して受光素
子7に順次結像する。
取り面4を照射した読み取り光15はそれぞれ副走査ミ
ラー3と半透明鏡5および集光レンズを経由して受光素
子7に順次結像する。
【0088】次いで副走査を行ない、主走査する箇所を
ずらして再び赤色単色点光源1rを単独に点灯し、前記
の主走査を繰り返すことにより読み取り面4の全体に読
み取り走査を及ぼす。
ずらして再び赤色単色点光源1rを単独に点灯し、前記
の主走査を繰り返すことにより読み取り面4の全体に読
み取り走査を及ぼす。
【0089】図10および図11によって、読み取り面
4を色分解した画像情報を得る機構の別の実施例を説明
する。
4を色分解した画像情報を得る機構の別の実施例を説明
する。
【0090】図10に示すごとく読み取り光を発する点
光源として赤色単色点光源と、緑色単色点光源と、青色
単色点光源とを一つにまとめ、同一の光路に重ね合せた
点光源1cを配し、主走査時には3個同時に点灯する。
光源として赤色単色点光源と、緑色単色点光源と、青色
単色点光源とを一つにまとめ、同一の光路に重ね合せた
点光源1cを配し、主走査時には3個同時に点灯する。
【0091】なお前記の点光源1cに代えて前記の図9
に示したごとく読み取り光を発する点光源として赤色単
色点光源1rと、緑色単色点光源1gと、青色単色点光
源1bとを個別に配して2個の半透明鏡5aによりそれ
ぞれの光路を一致させ、主走査時に3個同時に点灯して
もよい。
に示したごとく読み取り光を発する点光源として赤色単
色点光源1rと、緑色単色点光源1gと、青色単色点光
源1bとを個別に配して2個の半透明鏡5aによりそれ
ぞれの光路を一致させ、主走査時に3個同時に点灯して
もよい。
【0092】前記の点光源1cを点灯し、主走査を行な
う。なお点光源1cより発した読み取り光が読み取り面
4を照射し、再び集光レンズ6にいたるまでの説明は前
記の実施例と同様なので、ここでは省略する。
う。なお点光源1cより発した読み取り光が読み取り面
4を照射し、再び集光レンズ6にいたるまでの説明は前
記の実施例と同様なので、ここでは省略する。
【0093】集光レンズ6を通過した読み取り光15は
分光プリズムユニット8により分光され、それぞれの専
用の受光素子7に結像する。
分光プリズムユニット8により分光され、それぞれの専
用の受光素子7に結像する。
【0094】図11によって、分光プリズム8による分
光の詳細を説明する。
光の詳細を説明する。
【0095】前記の分光プリズム8は、図11(a)に
示すごとく形状を異にする3個のプリズム8a、8b、
8cよりなる。プリズム8aとプリズム8bとの境界面
では青色単色光15bのみが全反射を行ない、分離され
て取り出される。またプリズム8bとプリズム8cとの
境界面では赤色単色光15rのみが全反射を行ない、分
離されて取り出される。さらに緑色単色光15gはそれ
ぞれの境界面で屈折するが全反射を起こさずに透過す
る。
示すごとく形状を異にする3個のプリズム8a、8b、
8cよりなる。プリズム8aとプリズム8bとの境界面
では青色単色光15bのみが全反射を行ない、分離され
て取り出される。またプリズム8bとプリズム8cとの
境界面では赤色単色光15rのみが全反射を行ない、分
離されて取り出される。さらに緑色単色光15gはそれ
ぞれの境界面で屈折するが全反射を起こさずに透過す
る。
【0096】なお、図11(b)にさらに別の機構によ
る分光プリズム8の形状を示す。ここに示した分光プリ
ズム8によっても分光の結果は、図11(a)に示すも
のと同等の効果を得るものである。
る分光プリズム8の形状を示す。ここに示した分光プリ
ズム8によっても分光の結果は、図11(a)に示すも
のと同等の効果を得るものである。
【0097】図12ないし図16によって、読み取り面
4を層別に読み取る機構について説明する。
4を層別に読み取る機構について説明する。
【0098】図12に示すごとく、読み取り面4を照射
する点光源1と、前記の点光源より発した読み取り光1
5を主走査方向に移動させる主走査ミラー2と、前記の
主走査方向に移動した読み取り光15を副走査方向に移
動させる副走査ミラー3と、読み取り面より反射した読
み取り光15の光路を変更させる半透明鏡5と、前記の
読み取り光15を収束させる集光レンズ6と、前記の読
み取り光15の結像位置に配した受光素子7とを読み取
りユニット9に格納する。さらに前記の読み取りユニッ
ト9は駆動ユニット9aにより支持する。
する点光源1と、前記の点光源より発した読み取り光1
5を主走査方向に移動させる主走査ミラー2と、前記の
主走査方向に移動した読み取り光15を副走査方向に移
動させる副走査ミラー3と、読み取り面より反射した読
み取り光15の光路を変更させる半透明鏡5と、前記の
読み取り光15を収束させる集光レンズ6と、前記の読
み取り光15の結像位置に配した受光素子7とを読み取
りユニット9に格納する。さらに前記の読み取りユニッ
ト9は駆動ユニット9aにより支持する。
【0099】前記の駆動ユニット9aは前記の読み取り
ユニット9を上下方向に微小量移動させる。なお駆動ユ
ニット9aの詳細については後述する。
ユニット9を上下方向に微小量移動させる。なお駆動ユ
ニット9aの詳細については後述する。
【0100】前記の読み取りユニット9を駆動ユニット
9aにより上方に移動すると、当初は受光素子7におい
て読み取り面4に対応して結像していた画像データは、
その対応する読み取り箇所が読み取り面4aに移動す
る。
9aにより上方に移動すると、当初は受光素子7におい
て読み取り面4に対応して結像していた画像データは、
その対応する読み取り箇所が読み取り面4aに移動す
る。
【0101】以下に、前記の読み取りユニット9を駆動
ユニット9aにより順次上方に移動することにより、異
なる層を読み取り面として順次設定することができる。
ユニット9aにより順次上方に移動することにより、異
なる層を読み取り面として順次設定することができる。
【0102】図13に示すごとく、読み取り面4を照射
する点光源1と、前記の点光源より発した読み取り光1
5を主走査方向に移動させる主走査ミラー2と、前記の
主走査方向に移動した読み取り光15を副走査方向に移
動させる副走査ミラー3と、読み取り面より反射した読
み取り光15の光路を変更させる半透明鏡5と、前記の
読み取り光15を収束させる集光レンズ6と、前記の読
み取り光15の結像位置に配した受光素子7とのうち、
集光レンズ6のみを駆動ユニット6aにより支持する。
する点光源1と、前記の点光源より発した読み取り光1
5を主走査方向に移動させる主走査ミラー2と、前記の
主走査方向に移動した読み取り光15を副走査方向に移
動させる副走査ミラー3と、読み取り面より反射した読
み取り光15の光路を変更させる半透明鏡5と、前記の
読み取り光15を収束させる集光レンズ6と、前記の読
み取り光15の結像位置に配した受光素子7とのうち、
集光レンズ6のみを駆動ユニット6aにより支持する。
【0103】前記の駆動ユニット6aは前記の集光レン
ズ6を上下方向に微小量移動させる。なお駆動ユニット
6aの詳細については後述する。
ズ6を上下方向に微小量移動させる。なお駆動ユニット
6aの詳細については後述する。
【0104】前記の集光レンズ6を駆動ユニット6aに
より上方に移動すると、当初は受光素子7において読み
取り面4に対応して結像していた画像データは、その対
応する読み取り箇所が読み取り面4aに移動する。
より上方に移動すると、当初は受光素子7において読み
取り面4に対応して結像していた画像データは、その対
応する読み取り箇所が読み取り面4aに移動する。
【0105】以下に、前記の集光レンズ6を駆動ユニッ
ト6aにより順次上方に移動することにより、異なる層
に属する面を読み取り面として順次設定することができ
る。
ト6aにより順次上方に移動することにより、異なる層
に属する面を読み取り面として順次設定することができ
る。
【0106】図14に示すごとく、読み取り面4を照射
する点光源1と、前記の点光源より発した読み取り光1
5を主走査方向に移動させる主走査ミラー2と、前記の
主走査方向に移動した読み取り光15を副走査方向に移
動させる副走査ミラー3と、読み取り面より反射した読
み取り光15の光路を変更させる半透明鏡5と、前記の
読み取り光15を収束させる集光レンズ6と、前記の読
み取り光15の結像位置に配した受光素子7とのうち、
受光素子7のみを駆動ユニット7dにより支持する。
する点光源1と、前記の点光源より発した読み取り光1
5を主走査方向に移動させる主走査ミラー2と、前記の
主走査方向に移動した読み取り光15を副走査方向に移
動させる副走査ミラー3と、読み取り面より反射した読
み取り光15の光路を変更させる半透明鏡5と、前記の
読み取り光15を収束させる集光レンズ6と、前記の読
み取り光15の結像位置に配した受光素子7とのうち、
受光素子7のみを駆動ユニット7dにより支持する。
【0107】前記の駆動ユニット7dは前記の受光素子
7を上下方向に微小量移動させる。なお駆動ユニット7
dの詳細については後述する。
7を上下方向に微小量移動させる。なお駆動ユニット7
dの詳細については後述する。
【0108】前記の受光素子7を駆動ユニット7dによ
り上方に移動すると、当初は受光素子7において読み取
り面4に対応して結像していた画像データは、その対応
する読み取り箇所が読み取り面4aに移動する。
り上方に移動すると、当初は受光素子7において読み取
り面4に対応して結像していた画像データは、その対応
する読み取り箇所が読み取り面4aに移動する。
【0109】以下に、前記の受光素子7を駆動ユニット
7dにより順次上方に移動することにより、異なる層に
属する面を読み取り面として順次設定することができ
る。
7dにより順次上方に移動することにより、異なる層に
属する面を読み取り面として順次設定することができ
る。
【0110】図12ないし図14に示した駆動ユニット
9a、6a、7dの機構を、図15によって説明する。
9a、6a、7dの機構を、図15によって説明する。
【0111】筐体に固定した固定ブラケット21は平行
して対向する位置に配した可動ブラケット22との間に
板バネ23a、23bによって連結する。なお板バネ2
3aおよび23bは互いに平行な位置にある。
して対向する位置に配した可動ブラケット22との間に
板バネ23a、23bによって連結する。なお板バネ2
3aおよび23bは互いに平行な位置にある。
【0112】ここで可動ブラケット22を上下に振らせ
ると、前記の可動ブラケット22は常に固定ブラケット
21との平行性を保ちながら移動する。なお詳細の検証
は省略する。さらにこの可動ブラケット22の移動量が
微少な値である場合は、近似的に前記の可動ブラケット
22は固定ブラケット21との距離を変えることなく移
動するとみなせる。
ると、前記の可動ブラケット22は常に固定ブラケット
21との平行性を保ちながら移動する。なお詳細の検証
は省略する。さらにこの可動ブラケット22の移動量が
微少な値である場合は、近似的に前記の可動ブラケット
22は固定ブラケット21との距離を変えることなく移
動するとみなせる。
【0113】さらに前記の可動ブラケット22の下に偏
心カム24を配し、前記の可動ブラケット22を下方よ
り押圧し、その回転角度によって必要な微小移動量を設
定する。
心カム24を配し、前記の可動ブラケット22を下方よ
り押圧し、その回転角度によって必要な微小移動量を設
定する。
【0114】前記の可動ブラケット22に固定した支持
体25は前記の可動ブラケット22の移動にしたがって
その位置を変更する。
体25は前記の可動ブラケット22の移動にしたがって
その位置を変更する。
【0115】図12ないし図14における受光素子7と
して複数の受光素子をマトリックス状に配した受光素子
体7cを用いた場合の実施例を、図16によって説明す
る。
して複数の受光素子をマトリックス状に配した受光素子
体7cを用いた場合の実施例を、図16によって説明す
る。
【0116】前記の受光素子体7cには、中央部に配し
た個別素子7mを中心として個別受光素子7nがマトリ
ックス状に配されている。読み取り光15の持つ領域に
は中央部に配した個別受光素子7mを中心として複数個
数の受光素子7nが含まれ、前記の読み取り光15を受
光する。
た個別素子7mを中心として個別受光素子7nがマトリ
ックス状に配されている。読み取り光15の持つ領域に
は中央部に配した個別受光素子7mを中心として複数個
数の受光素子7nが含まれ、前記の読み取り光15を受
光する。
【0117】前記の受光素子体7cが読み取り面を読み
取った画像情報の構成要素として適用するのは中央部に
配した個別受光素子7mが読み取ったデータであるが、
当該画像読み取り装置による画像読み取り時の主走査お
よび副走査における各ポイントにおいて個別受光素子7
mの読み取った画像データは直前の走査にて個別受光素
子7nが読み取った画像データと参照され、両者の一致
をもって読み取り走査の精度が確認される。
取った画像情報の構成要素として適用するのは中央部に
配した個別受光素子7mが読み取ったデータであるが、
当該画像読み取り装置による画像読み取り時の主走査お
よび副走査における各ポイントにおいて個別受光素子7
mの読み取った画像データは直前の走査にて個別受光素
子7nが読み取った画像データと参照され、両者の一致
をもって読み取り走査の精度が確認される。
【0118】図17および図18によって、この発明に
よるカラー画像読み取り走査時の色分解における制御方
法を説明する。
よるカラー画像読み取り走査時の色分解における制御方
法を説明する。
【0119】図17はこの発明による構成を示すブロッ
ク図である。画像読み取り装置B02に内蔵する制御部
B10は演算制御部B12を有し、点光源駆動部B25
への点灯指示、あるいは主走査駆動部B21への主走査
指示および副走査駆動部B23への副走査指示を発し、
また受光素子B27へ受光指示と受光した画像データの
受け入れを行ない、さらに前記の画像データをもとに行
なった演算結果を必要に応じてメモリ部B11に格納
し、形成した画像データは通信制御部B13を介してホ
スト装置B01に転送する。
ク図である。画像読み取り装置B02に内蔵する制御部
B10は演算制御部B12を有し、点光源駆動部B25
への点灯指示、あるいは主走査駆動部B21への主走査
指示および副走査駆動部B23への副走査指示を発し、
また受光素子B27へ受光指示と受光した画像データの
受け入れを行ない、さらに前記の画像データをもとに行
なった演算結果を必要に応じてメモリ部B11に格納
し、形成した画像データは通信制御部B13を介してホ
スト装置B01に転送する。
【0120】図18はこの発明によるフローチャートで
ある。ステップS01でホスト装置B01より通信制御
部B13を経由して色分解をともなう画像読み取りの指
示を受けた演算制御部B12は、ステップS02に進ん
で点光源駆動部B25に指示して赤色単色点光源B26
rを点灯させ、さらにステップS03に進んで主走査駆
動部B21に指示を出して主走査ミラーB22の回転を
行なわせて主走査を行なう。
ある。ステップS01でホスト装置B01より通信制御
部B13を経由して色分解をともなう画像読み取りの指
示を受けた演算制御部B12は、ステップS02に進ん
で点光源駆動部B25に指示して赤色単色点光源B26
rを点灯させ、さらにステップS03に進んで主走査駆
動部B21に指示を出して主走査ミラーB22の回転を
行なわせて主走査を行なう。
【0121】ステップS04で演算制御部B12は点光
源駆動部B25に指示して赤色単色点光源B26rの消
灯とともに緑色単色点光源B26gを点灯させ、さらに
ステップS05に進んで主走査駆動部B21に指示を出
して主走査ミラーB22の回転を行なわせて主走査を行
なう。
源駆動部B25に指示して赤色単色点光源B26rの消
灯とともに緑色単色点光源B26gを点灯させ、さらに
ステップS05に進んで主走査駆動部B21に指示を出
して主走査ミラーB22の回転を行なわせて主走査を行
なう。
【0122】ステップS06で演算制御部B12は点光
源駆動部B25に指示して緑色単色点光源B26gの消
灯とともに青色単色点光源B26bを点灯させ、さらに
ステップS07に進んで主走査駆動部B21に指示を出
して主走査ミラーB22の回転を行なわせて主走査を行
なう。
源駆動部B25に指示して緑色単色点光源B26gの消
灯とともに青色単色点光源B26bを点灯させ、さらに
ステップS07に進んで主走査駆動部B21に指示を出
して主走査ミラーB22の回転を行なわせて主走査を行
なう。
【0123】前記の3回の主走査によって得られた画像
データはステップS08で1組みの色分解データとして
まとめ、ステップS09でメモリ部B11に格納する。
データはステップS08で1組みの色分解データとして
まとめ、ステップS09でメモリ部B11に格納する。
【0124】ステップS10で走査の継続が確認されれ
ばステップS11に進んで副走査駆動部B23に指示を
与えて副走査ミラーB24の回転を行なわせて副走査を
行ない、ステップS02に戻る。
ばステップS11に進んで副走査駆動部B23に指示を
与えて副走査ミラーB24の回転を行なわせて副走査を
行ない、ステップS02に戻る。
【0125】ステップS10で走査の終了が確認されれ
ばメモリ部B11に蓄えた画像データを揃え、ステップ
S12に進んで通信制御部B13よりホスト装置B01
に画像データを転送して当該読み取りを終了する。
ばメモリ部B11に蓄えた画像データを揃え、ステップ
S12に進んで通信制御部B13よりホスト装置B01
に画像データを転送して当該読み取りを終了する。
【0126】図19ないし図22によって、この発明に
よる三次元画像読み取りにおける制御方法を説明する。
よる三次元画像読み取りにおける制御方法を説明する。
【0127】図19はこの発明による構成を示すブロッ
ク図である。画像読み取り装置B02に内蔵する制御部
B10は演算制御部B12を有し、点光源駆動部B25
への点灯指示、あるいは主走査駆動部B21への主走査
指示、副走査駆動部B23への副走査指示および焦点変
更駆動部B28への読み取り対象層の変更指示を発し、
また受光素子B27へ受光指示と受光した画像データの
受け入れを行ない、さらに前記の画像データをもとに行
なった演算結果を必要に応じてメモリ部B11に格納
し、形成した画像データは通信制御部B13を介してホ
スト装置B01に転送する。
ク図である。画像読み取り装置B02に内蔵する制御部
B10は演算制御部B12を有し、点光源駆動部B25
への点灯指示、あるいは主走査駆動部B21への主走査
指示、副走査駆動部B23への副走査指示および焦点変
更駆動部B28への読み取り対象層の変更指示を発し、
また受光素子B27へ受光指示と受光した画像データの
受け入れを行ない、さらに前記の画像データをもとに行
なった演算結果を必要に応じてメモリ部B11に格納
し、形成した画像データは通信制御部B13を介してホ
スト装置B01に転送する。
【0128】図20はこの発明によるフローチャートで
ある。ステップS21でホスト装置B01より通信制御
部B13を経由して三次元的画像読み取りの指示を受け
た演算制御部B12は、ステップS22に進んで点光源
駆動部B25に指示して点光源B26を点灯させ、さら
にステップS23に進んで主走査駆動部B21に指示を
出して主走査ミラーB22の回転を行なわせて主走査を
行ない、さらに副走査駆動部B23に指示を出して副走
査ミラーB24の回転を行なわせて主走査を行ない、ス
テップS24に進んで読み取り面全体の画像データを作
成する。
ある。ステップS21でホスト装置B01より通信制御
部B13を経由して三次元的画像読み取りの指示を受け
た演算制御部B12は、ステップS22に進んで点光源
駆動部B25に指示して点光源B26を点灯させ、さら
にステップS23に進んで主走査駆動部B21に指示を
出して主走査ミラーB22の回転を行なわせて主走査を
行ない、さらに副走査駆動部B23に指示を出して副走
査ミラーB24の回転を行なわせて主走査を行ない、ス
テップS24に進んで読み取り面全体の画像データを作
成する。
【0129】ステップS25に進んで前記の画像データ
と、前記の画像データを読み取った読み取りポイントを
示す座標値とを対応させてメモリ部B11に格納する。
と、前記の画像データを読み取った読み取りポイントを
示す座標値とを対応させてメモリ部B11に格納する。
【0130】ステップS26でさらに読み取り走査を継
続することを確認したらステップS27に進んで焦点変
更駆動部B28に指示を与え、焦点変更機構B29によ
り受光素子B27での結像位置を変更し、ステップS2
2に戻って読み取り走査を繰り返し、層別の読み取りデ
ータを作成して順次メモリ部B11に格納する。
続することを確認したらステップS27に進んで焦点変
更駆動部B28に指示を与え、焦点変更機構B29によ
り受光素子B27での結像位置を変更し、ステップS2
2に戻って読み取り走査を繰り返し、層別の読み取りデ
ータを作成して順次メモリ部B11に格納する。
【0131】図22(a)によって、受光素子B27で
の読み取り層の設定を説明する。当初は載置ガラス10
aの上に載置した原稿の読み取り層17aに焦点を合わ
せて読み取って基本値とし、次いであらかじめ定めた距
離だけずらした読み取り層17bに焦点を合わせて読み
取り、以降は同様に読み取り層17c、17dと層別に
読み取りを行なう。
の読み取り層の設定を説明する。当初は載置ガラス10
aの上に載置した原稿の読み取り層17aに焦点を合わ
せて読み取って基本値とし、次いであらかじめ定めた距
離だけずらした読み取り層17bに焦点を合わせて読み
取り、以降は同様に読み取り層17c、17dと層別に
読み取りを行なう。
【0132】ステップS26で所定の層別の読み取りデ
ータをメモリ部B11に格納した場合に読み取り走査を
終了し、ステップS28に進んで前記の層別の読み取り
データをもとに個々の読み取りポイントにおいて画像デ
ータを構成する読み取り層の決定を行なう。
ータをメモリ部B11に格納した場合に読み取り走査を
終了し、ステップS28に進んで前記の層別の読み取り
データをもとに個々の読み取りポイントにおいて画像デ
ータを構成する読み取り層の決定を行なう。
【0133】図21によってステップS28における読
み取り層決定のフローを説明する。なお当該ステップS
28における読み通り層決定は、受光素子B27におい
て焦点があって鮮明な像を結像して受光する光量が最大
になるときに前記の受光素子B27の出力が最大値を示
すという原理に基づくものである。
み取り層決定のフローを説明する。なお当該ステップS
28における読み通り層決定は、受光素子B27におい
て焦点があって鮮明な像を結像して受光する光量が最大
になるときに前記の受光素子B27の出力が最大値を示
すという原理に基づくものである。
【0134】なお読み取り層17aで得た受光素子B2
7の出力値を基本値とする。
7の出力値を基本値とする。
【0135】ステップS28aで、個々の読み取りポイ
ントにおいて受光素子B27の得た読み取り面17aで
得た出力値と、読み取り層17bで得た出力値を比較す
る。
ントにおいて受光素子B27の得た読み取り面17aで
得た出力値と、読み取り層17bで得た出力値を比較す
る。
【0136】ステップS28bで、前記の読み取り層1
7bで得た出力値が読み取り層17aで得た出力値より
大きくない読み取りポイントでは、読み取り層17aに
読み取り位置があるとしてステップS28fに進んで読
み取り層決定とする。
7bで得た出力値が読み取り層17aで得た出力値より
大きくない読み取りポイントでは、読み取り層17aに
読み取り位置があるとしてステップS28fに進んで読
み取り層決定とする。
【0137】またステップS28bで、前記の読み取り
層17bで得た出力値が読み取り層17aで得た出力値
より大きい読み取りポイントの場合は、当該読み取りポ
イントでは読み取り層17b以降に読み取り位置がある
としてステップS28cに進む。
層17bで得た出力値が読み取り層17aで得た出力値
より大きい読み取りポイントの場合は、当該読み取りポ
イントでは読み取り層17b以降に読み取り位置がある
としてステップS28cに進む。
【0138】ステップS28cで、読取層17aで得た
出力値を基準として読み取り層17cで得た同一読取ポ
イントでの出力値を比較し、ステップS28dで前記の
基準値とした読取層17aで得た出力値と同一値でなけ
ればステップS28cに戻って再度読み取り層17cで
得た同一読取ポイントでの出力値を前記の基準値と比較
し、ステップS28dで前記の基準値と同じ出力値を見
出すまで繰り返す。
出力値を基準として読み取り層17cで得た同一読取ポ
イントでの出力値を比較し、ステップS28dで前記の
基準値とした読取層17aで得た出力値と同一値でなけ
ればステップS28cに戻って再度読み取り層17cで
得た同一読取ポイントでの出力値を前記の基準値と比較
し、ステップS28dで前記の基準値と同じ出力値を見
出すまで繰り返す。
【0139】前記のステップS28dで基準値と同じ出
力値を示す読み取り層が見出されればステップS28e
に進んで、前記の読取層17aと、当該の基準値と同じ
出力値を示した読み取り層との中央に位置する読み取り
層に読み取り位置があるとしてステップS28fに進ん
で読み取り層の決定とする。
力値を示す読み取り層が見出されればステップS28e
に進んで、前記の読取層17aと、当該の基準値と同じ
出力値を示した読み取り層との中央に位置する読み取り
層に読み取り位置があるとしてステップS28fに進ん
で読み取り層の決定とする。
【0140】ここで図22によって前記のステップS2
8における読み取り層決定について説明する。
8における読み取り層決定について説明する。
【0141】図22(a)において、読み取り位置が読
み取り層17aであり載置ガラスに密着している場合
は、図22(b)においては当該読み取り層17aが読
み取り層位置P0となり、その出力値はピーク値である
V0を示す。したがって同一の読み取りポイントでは前
記のステップS28bで読み取り層17bあるいは以降
の読み取り層における出力値を調べてもその値は前記の
V0より大きくなることはない。
み取り層17aであり載置ガラスに密着している場合
は、図22(b)においては当該読み取り層17aが読
み取り層位置P0となり、その出力値はピーク値である
V0を示す。したがって同一の読み取りポイントでは前
記のステップS28bで読み取り層17bあるいは以降
の読み取り層における出力値を調べてもその値は前記の
V0より大きくなることはない。
【0142】またたとえば図22(a)において、実際
の原稿が存在する読み取り位置が読み取り層17cにあ
る場合は、図22(b)においては当該読み取り層17
aが読み取り層位置P1に相当し、前記のP1からP0
にいたるまではその出力値はV1からV0にいたる上昇
の傾向を示し、図22(a)における読み取り層17c
と図22(b)におけるP0とが一致する。
の原稿が存在する読み取り位置が読み取り層17cにあ
る場合は、図22(b)においては当該読み取り層17
aが読み取り層位置P1に相当し、前記のP1からP0
にいたるまではその出力値はV1からV0にいたる上昇
の傾向を示し、図22(a)における読み取り層17c
と図22(b)におけるP0とが一致する。
【0143】さらに読み取り層をずらせると、その出力
値は下降の傾向を示し、比較開始時の基準値であるV1
に対応する読み取り層位置P2にいたる。
値は下降の傾向を示し、比較開始時の基準値であるV1
に対応する読み取り層位置P2にいたる。
【0144】図22(b)に示す出力値の曲線は左右対
称であるので、読み取り層間距離P1−P0とP0−P
2は等しいことがわかる。したがって読み取り層P0
は、図22(a)における読み取り層17aで読み取っ
た出力値と同じ値を示す読み取り層を求め、前記の読み
取り層までの距離の半分の距離にある読み取り層が実際
に求める最大出力値を持つ読み取り層であることにな
る。
称であるので、読み取り層間距離P1−P0とP0−P
2は等しいことがわかる。したがって読み取り層P0
は、図22(a)における読み取り層17aで読み取っ
た出力値と同じ値を示す読み取り層を求め、前記の読み
取り層までの距離の半分の距離にある読み取り層が実際
に求める最大出力値を持つ読み取り層であることにな
る。
【0145】このことは、たとえば読み取り層17aで
出力値V1を得て、次に読み取り層17eで出力値V1
を得れば、最大値V0はその間の中央にある読み取り層
17cにあることを示し、実際の原稿は当該読み取りポ
イントでは読み取り層17cであることを意味してい
る。
出力値V1を得て、次に読み取り層17eで出力値V1
を得れば、最大値V0はその間の中央にある読み取り層
17cにあることを示し、実際の原稿は当該読み取りポ
イントでは読み取り層17cであることを意味してい
る。
【0146】再び図20によってフローを説明する。ス
テップS28で読み取り層を決定した後、ステップS2
9に進んで前記のステップ28で決定した個別の画像デ
ータをもって読み取りの対象とする全体の画像データを
構成し、ステップS30で固定する。
テップS28で読み取り層を決定した後、ステップS2
9に進んで前記のステップ28で決定した個別の画像デ
ータをもって読み取りの対象とする全体の画像データを
構成し、ステップS30で固定する。
【0147】ステップS31で前記の固定した全体の画
像データと、前記の全体の画像データの個別の読み取り
層を示したデータとを通信制御部B13を介してホスト
装置B01に転送する。
像データと、前記の全体の画像データの個別の読み取り
層を示したデータとを通信制御部B13を介してホスト
装置B01に転送する。
【0148】ステップS32でホスト装置B01は画像
データを受信し、ステップS33で立体表示を行なうか
否かを確認し、立体表示を行なうと指示のあった場合は
ステップS34で前記の画像データと当該画像データの
個別の読み取り層を示したデータをもって三次元画像と
する。
データを受信し、ステップS33で立体表示を行なうか
否かを確認し、立体表示を行なうと指示のあった場合は
ステップS34で前記の画像データと当該画像データの
個別の読み取り層を示したデータをもって三次元画像と
する。
【0149】またステップS33で立体表示を行なわな
いと指示のあった場合はステップS35で前記の画像デ
ータのみを表示して読み取り対象面を平面に展開した画
像として表示する。
いと指示のあった場合はステップS35で前記の画像デ
ータのみを表示して読み取り対象面を平面に展開した画
像として表示する。
【0150】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
が期待できる。
【0151】1)読み取り面を照射する光源を点光源と
し、前記の点光源より発する読み取り光を主走査方向に
移動させる可動型の主走査ミラーにより主走査を行なわ
せ、前記の主走査ミラーによって変更された前記の読み
取り光をさらに副走査方向に移動させる可動型の副走査
ミラーにより副走査を行なわせる。
し、前記の点光源より発する読み取り光を主走査方向に
移動させる可動型の主走査ミラーにより主走査を行なわ
せ、前記の主走査ミラーによって変更された前記の読み
取り光をさらに副走査方向に移動させる可動型の副走査
ミラーにより副走査を行なわせる。
【0152】この形態を取ることにより、主走査および
副走査はそれぞれ軽量な主走査ミラーおよび副走査ミラ
ーの動作のみで行なうので駆動源を小さくでき、同時に
動作の高速化を実現できるという効果を得る。
副走査はそれぞれ軽量な主走査ミラーおよび副走査ミラ
ーの動作のみで行なうので駆動源を小さくでき、同時に
動作の高速化を実現できるという効果を得る。
【0153】2)前記の点光源として、レーザーを用い
る。
る。
【0154】この形態を取ることにより、点光源より発
する読み取り光は拡散することなく読み取り面における
読み取りポイントを限定して照射し、必要な画像データ
を受光素子にもたらすので分解能の高い画像読み取り光
を適用できるという効果を得る。
する読み取り光は拡散することなく読み取り面における
読み取りポイントを限定して照射し、必要な画像データ
を受光素子にもたらすので分解能の高い画像読み取り光
を適用できるという効果を得る。
【0155】3)前記の主走査ミラーおよび/または副
走査ミラーとして多角柱鏡を用い、適当な駆動源により
回転させる。
走査ミラーとして多角柱鏡を用い、適当な駆動源により
回転させる。
【0156】この形態を取ることにより、点光源より発
する読み取り光は前記の多角柱鏡の回転により主走査お
よび/または副走査を行なうので駆動源を小さくでき、
同時に動作の高速化を実現できるという効果を得る。
する読み取り光は前記の多角柱鏡の回転により主走査お
よび/または副走査を行なうので駆動源を小さくでき、
同時に動作の高速化を実現できるという効果を得る。
【0157】4)前記の主走査ミラーおよび/または副
走査ミラーとして扇動鏡を用い、適当な駆動源により振
動的に往復駆動させる。
走査ミラーとして扇動鏡を用い、適当な駆動源により振
動的に往復駆動させる。
【0158】この形態を取ることにより、点光源より発
する読み取り光は前記の扇動鏡の振動により主走査およ
び/または副走査を行なうので駆動源を小さくでき、同
時に動作の高速化を実現できるという効果を得る。
する読み取り光は前記の扇動鏡の振動により主走査およ
び/または副走査を行なうので駆動源を小さくでき、同
時に動作の高速化を実現できるという効果を得る。
【0159】5)前記の点光源は、読み取り面の色分解
を行なう赤色単色点光源と、緑色単色点光源と、青色単
色点光源とにより構成し、赤色単色点光源のみを点灯し
て主走査を行なった後に緑色単色点光源のみを点灯して
前記の赤色単色点光源のみを点灯して主走査を行なった
箇所を重複して主走査し、さらにその後に青色単色点光
源のみを点灯して同一箇所を主走査し、しかる後に副走
査ミラーにより主走査する位置を変更する。
を行なう赤色単色点光源と、緑色単色点光源と、青色単
色点光源とにより構成し、赤色単色点光源のみを点灯し
て主走査を行なった後に緑色単色点光源のみを点灯して
前記の赤色単色点光源のみを点灯して主走査を行なった
箇所を重複して主走査し、さらにその後に青色単色点光
源のみを点灯して同一箇所を主走査し、しかる後に副走
査ミラーにより主走査する位置を変更する。
【0160】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は高い色分解能をもって読み取り面の色分解を
行なった各読み取りポイントにおけるカラー画像データ
を生成するという効果を得る。
取り装置は高い色分解能をもって読み取り面の色分解を
行なった各読み取りポイントにおけるカラー画像データ
を生成するという効果を得る。
【0161】6)あるいはまた、前記の赤色単色点光源
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
読み取り面の互いに隣接するポイントを照射しながら主
走査および副走査を行ない、対応する位置に配した受光
素子にて受光させる。
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
読み取り面の互いに隣接するポイントを照射しながら主
走査および副走査を行ない、対応する位置に配した受光
素子にて受光させる。
【0162】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は高い色分解能をもって読み取り面の色分解を
行なった各読み取りポイントにおけるカラー画像データ
を生成するという効果を得る。
取り装置は高い色分解能をもって読み取り面の色分解を
行なった各読み取りポイントにおけるカラー画像データ
を生成するという効果を得る。
【0163】7)あるいはまた、前記の赤色単色点光源
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
おのおのの読み取り光を同一の光軸上で進行させ、読み
取り面より反射した読み取り光を分光プリズムによって
元の単色光に分解した後に対応する位置に配した受光素
子にて受光させる。
と緑色単色点光源と青色単色点光源とは同時に点灯して
おのおのの読み取り光を同一の光軸上で進行させ、読み
取り面より反射した読み取り光を分光プリズムによって
元の単色光に分解した後に対応する位置に配した受光素
子にて受光させる。
【0164】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は高い色分解能をもって読み取り面の色分解を
行なった各読み取りポイントにおけるカラー画像データ
を生成するという効果を得る。
取り装置は高い色分解能をもって読み取り面の色分解を
行なった各読み取りポイントにおけるカラー画像データ
を生成するという効果を得る。
【0165】8)前記の画像読み取り装置において、点
光源、主走査ミラー、副走査ミラー、集光レンズ、受光
素子等を格納する読み取りユニットを移動させた状態
で、順次主走査および副走査を行なわせる。
光源、主走査ミラー、副走査ミラー、集光レンズ、受光
素子等を格納する読み取りユニットを移動させた状態
で、順次主走査および副走査を行なわせる。
【0166】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取り、三次元画像の読み取りデータを提供するという効
果を得る。
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取り、三次元画像の読み取りデータを提供するという効
果を得る。
【0167】9)前記の画像読み取り装置において、集
光レンズのみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
光レンズのみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
【0168】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取り、三次元画像の読み取りデータを提供するという効
果を得る。
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取り、三次元画像の読み取りデータを提供するという効
果を得る。
【0169】10)前記の画像読み取り装置において、
受光素子のみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
受光素子のみを移動させた状態で、順次主走査および副
走査を行なわせる。
【0170】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取り、三次元画像の読み取りデータを提供するという効
果を得る。
取り装置は読み取り面の層別の画像データを個別に読み
取り、三次元画像の読み取りデータを提供するという効
果を得る。
【0171】11)前記の読み取りユニットまたは集光
レンズのみまたは受光素子のみを移動させる駆動機構
は、平行する1対の板バネによって連結したブラケット
と偏心カムによる移動機構による。
レンズのみまたは受光素子のみを移動させる駆動機構
は、平行する1対の板バネによって連結したブラケット
と偏心カムによる移動機構による。
【0172】この形態を取ることにより、前記の読み取
りユニットまたは集光レンズまたは受光素子は、偏心カ
ムの回転角度に応じて微小量の移動を行なうので、物体
を微小量移動させようとする際に発生するスティックス
リップ現象による不安定要素を排除して確実な移動を達
成するという効果を得る。
りユニットまたは集光レンズまたは受光素子は、偏心カ
ムの回転角度に応じて微小量の移動を行なうので、物体
を微小量移動させようとする際に発生するスティックス
リップ現象による不安定要素を排除して確実な移動を達
成するという効果を得る。
【0173】12)前記の読み取り面の層別の画像デー
タを個別に読み取る受光素子は、複数の個別素子をマト
リックス状に配した受光素子体によることとし、さらに
前記の個別素子体のうち、中央部に配した個別素子1個
で読み取る画像データのみで当該画像読み取り装置の読
み取る画像データを構成させる。
タを個別に読み取る受光素子は、複数の個別素子をマト
リックス状に配した受光素子体によることとし、さらに
前記の個別素子体のうち、中央部に配した個別素子1個
で読み取る画像データのみで当該画像読み取り装置の読
み取る画像データを構成させる。
【0174】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は画像読み取り動作において、常に個別の画像
データの周縁部を読み取りながら必要な画像データを構
成するので、復元性の高い画像データを提供するという
効果を得る。
取り装置は画像読み取り動作において、常に個別の画像
データの周縁部を読み取りながら必要な画像データを構
成するので、復元性の高い画像データを提供するという
効果を得る。
【0175】13)前記の個別に読み取った読み取り面
の層別の画像データの個別の読み取りポイントにおい
て、受光素子の出力が最大値を示す層をもって当該読み
取り面の存在する地点とする。
の層別の画像データの個別の読み取りポイントにおい
て、受光素子の出力が最大値を示す層をもって当該読み
取り面の存在する地点とする。
【0176】この形態を取ることにより、当該画像読み
取り装置は読み取り面の鮮明な画像データと前記の画像
データの存在する奥行き方向の距離データを持つので、
両者のデータを総合すれば三次元的な奥行きのある画像
を形成し、また画像データのみを用いることによって三
次元的な奥行きを有する読み取り対象面の二次元的な展
開画像を形成するという効果を得る。
取り装置は読み取り面の鮮明な画像データと前記の画像
データの存在する奥行き方向の距離データを持つので、
両者のデータを総合すれば三次元的な奥行きのある画像
を形成し、また画像データのみを用いることによって三
次元的な奥行きを有する読み取り対象面の二次元的な展
開画像を形成するという効果を得る。
【図1】この発明の原理図(1)
【図2】この発明の原理図(2)
【図3】この発明の実施例による説明図(1)
【図4】この発明の実施例による説明図(2)
【図5】この発明の実施例による説明図(3)
【図6】この発明の実施例による説明図(4)
【図7】この発明の実施例による説明図(5)
【図8】この発明の実施例による説明図(6)
【図9】この発明の実施例による説明図(7)
【図10】この発明の実施例による説明図(8)
【図11】この発明の実施例による説明図(9)
【図12】この発明の実施例による説明図(10)
【図13】この発明の実施例による説明図(11)
【図14】この発明の実施例による説明図(12)
【図15】この発明の実施例による説明図(13)
【図16】この発明の実施例による説明図(14)
【図17】この発明によるブロック図(1)
【図18】この発明によるフローチャート(1)
【図19】この発明によるブロック図(2)
【図20】この発明によるフローチャート(2)
【図21】この発明によるフローチャート(3)
【図22】読み取り層決定の説明図
【図23】従来の技術による画像読み取り装置の説明図
1:点光源 1b:青色単色点光源 1g:緑色単色点光源 1r:赤色単色点光源 2:主走査ミラー 2a:多角柱鏡 2b:扇動鏡 3:副走査ミラー 3a:多角柱鏡 3b:扇動鏡 4:読み取り面 5:半透明鏡 6:集光レンズ 6a:駆動ユニット 7:受光素子 7b:青色単色受光素子 7c:受光素子体 7d:駆動ユニット 7g:緑色単色受光素子 7m、7n:個別受光素子 7r:赤色単色受光素子 8:分光プリズムユニット 9:読み取りユニット 9a:駆動ユニット 15:読み取り光 21:固定ブラケット 22:可動ブラケット 23a、23b:板バネ 24:偏心カム
Claims (20)
- 【請求項1】画像読み取り装置において、読み取り面
(4)を照射する点光源(1)を有し、前記の点光源
(1)より発する読み取り光(15)を主走査方向に移
動させる可動型の主走査ミラー(2)と、前記主走査ミ
ラー(2)によって変更された読み取り光(15)をさ
らに副走査方向に移動させる可動型の副走査ミラー
(3)とを備えることを特徴とした、画像読み取り装
置。 - 【請求項2】前記の画像読み取り装置の点光源(1)と
して、レーザーを用いることを特徴とした、請求項1に
記載の画像読み取り装置。 - 【請求項3】前記の画像読み取り装置の主走査ミラー
(2)として、軸心を中心に回転を継続する多角形の断
面形状を持つ多角柱鏡(2a)を用いることを特徴とし
た、請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項4】前記の画像読み取り装置の主走査ミラー
(2)として、軸心を中心に反復角度変化を継続する扇
動鏡(2b)を用いることを特徴とした、請求項1に記
載の画像読み取り装置。 - 【請求項5】前記の画像読み取り装置の副走査ミラー
(3)として、軸心を中心に回転を継続する多角形の断
面形状を持つ多角柱鏡(3a)を用いることを特徴とし
た、請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項6】前記の画像読み取り装置の副走査ミラー
(3)として、軸心を中心に反復角度変化を継続する扇
動鏡(3b)を用いることを特徴とした、請求項1に記
載の画像読み取り装置。 - 【請求項7】前記の画像読み取り装置の点光源(1)と
して、読み取り面(4)の色分解を行なう赤色単色点光
源(1r)と、緑色単色点光源(1g)と、青色単色点
光源(1b)とを用いることを特徴とした、請求項1に
記載の画像読み取り装置。 - 【請求項8】前記の読み取り面(4)の色分解を行なう
赤色単色点光源(1r)、緑色単色点光源(1g)およ
び青色単色点光源(1b)はそれぞれ1回の主走査で単
独に発光し、1個の受光素子(7)で受光することを特
徴とした、請求項7に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項9】前記の読み取り面(4)の色分解を行なう
赤色単色点光源(1r)、緑色単色点光源(1g)およ
び青色単色点光源(1b)は同時に発光して読み取り面
(4)の異なる点を照射し、さらに前記の赤色単色点光
源(1r)の発した赤色単色光を受ける赤色単色受光素
子(7r)と、緑色単色点光源(1g)の発した緑色単
色光を受ける緑色単色受光素子(7g)と、青色単色点
光源(1b)の発した青色単色光を受ける青色単色受光
素子(7b)とを備えることを特徴とした、請求項7に
記載の画像読み取り装置。 - 【請求項10】前記の画像読み取り装置は、点光源
(1)が読み取り面(4)を照射した読み取り光(1
5)を色分解する分光プリズムユニット(8)と、前記
の分光プリズムユニット(8)が色分解した単色光を個
別に受光する3個の受光素子(7)を備えることを特徴
とした、請求項7に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項11】前記の画像読み取り装置の受光素子
(7)における結像位置を変更して読み取り面(4)の
位置を変更する手段を備えることを特徴とした、請求項
1に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項12】前記の画像読み取り装置の受光素子
(7)における結像位置を変更して読み取り面(4)の
位置を変更する手段として、点光源(1)、主走査ミラ
ー(2)、副走査ミラー(3)、半透明鏡(5)、集光
レンズ(6)および受光素子(7)を格納する読み取り
ユニット(9)を移動する駆動ユニット(9a)を備え
ることを特徴とした、請求項11に記載の画像読み取り
装置。 - 【請求項13】前記の画像読み取り装置の受光素子
(7)における結像位置を変更して読み取り面(4)の
位置を変更する手段として、集光レンズ(6)を移動す
る駆動ユニット(6a)を備えることを特徴とした、請
求項11に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項14】前記の画像読み取り装置の受光素子
(7)における結像位置を変更して走査面(4)の位置
を変更する手段として、受光素子(7)を移動する駆動
ユニット(7d)を備えることを特徴とした、請求項1
1に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項15】前記の駆動ユニット(9a、6a、7
d)は、固定ブラケット(21)と、前記の固定ブラケ
ット(21)に平行して対向する位置に配した可動ブラ
ケット(22)と、前記の固定ブラケット(21)と可
動ブラケット(22)とを結合する板バネ(23a、2
3b)を備え、かつ前記の可動ブラケット(22)を押
圧して上下に移動せしめる偏心カム(24)を回転させ
る機構を持つことを特徴とした、請求項11、12、1
3または14に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項16】前記の画像読み取り装置の受光素子とし
て、個別受光素子(7m、7n)を複数個配置した受光
素子体(7c)を用いることを特徴とした、請求項11
に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項17】画像読み取り装置の制御方法において、
単独に点灯した赤色単色点光源(1r)の発する単色光
を主走査ミラー(2)によって移動させて読み取り面
(4)を主走査し、次いで単独に点灯した緑色単色点光
源(1g)の発する単色光を主走査ミラー(2)によっ
て移動させて読み取り面(4)における前記の赤色単色
点光源(1r)の発する単色光で主走査した同一の箇所
を再度主走査し、さらに単独に点灯した青色単色点光源
(1b)の発する単色光を主走査ミラー(2)によって
移動させて読み取り面(4)における前記の赤色単色点
光源(1r)の発する単色光および緑色単色点光源(1
g)の発する単色光で主走査した同一の箇所を再度主走
査して、対象とする読み取り面を色分解した画像情報を
得ることを特徴とした、画像読み取り装置の制御方法。 - 【請求項18】画像読み取り装置の制御方法において、
点光源(1)の発する光を主走査ミラー(2)および副
走査ミラー(3)によって移動させて読み取り面(4)
の画像を読み取り、次いで受光素子(7)における結像
位置を変更して当初読み取った読み取り面(4)からあ
らかじめ定めた距離だけ離れた位置の画像を読み、さら
に受光素子(7)における結像位置を順次変更して前記
の読み取り面(4)の同一箇所における異なる層の画像
により構成する複数枚数の画像情報を得ることを特徴と
した、画像読み取り装置の制御方法。 - 【請求項19】前記の画像読み取り装置の制御方法にお
いて、前記の読み取り面(4)の同一箇所における異な
る層の画像により構成する複数枚数の画像情報を得るこ
とにより、前記の読み取り面(4)における三次元画像
情報を得ることを特徴とした、請求項18に記載の画像
読み取り装置の制御方法。 - 【請求項20】前記の画像読み取り装置の制御方法にお
いて、前記の読み取り面(4)の同一箇所における異な
る層の画像により構成する複数枚数の画像情報を得るこ
とにより、前記の読み取り面(4)における三次元画像
情報を展開して二次元画像を得ることを特徴とした、請
求項18に記載の画像読み取り装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106429A JPH10304151A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 画像読み取り装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106429A JPH10304151A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 画像読み取り装置およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10304151A true JPH10304151A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14433424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9106429A Pending JPH10304151A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 画像読み取り装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10304151A (ja) |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP9106429A patent/JPH10304151A/ja active Pending
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