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JPH10303910A - マルチメディア情報配信方法及び配信システム - Google Patents

マルチメディア情報配信方法及び配信システム

Info

Publication number
JPH10303910A
JPH10303910A JP10707397A JP10707397A JPH10303910A JP H10303910 A JPH10303910 A JP H10303910A JP 10707397 A JP10707397 A JP 10707397A JP 10707397 A JP10707397 A JP 10707397A JP H10303910 A JPH10303910 A JP H10303910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packets
packet
discarded
control packet
relay device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10707397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Kawashima
正久 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP10707397A priority Critical patent/JPH10303910A/ja
Publication of JPH10303910A publication Critical patent/JPH10303910A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】イーサネット(登録商標)を用いたLAN等の
帯域保証が困難なネットワーク上を送信する場合でも、
MPEG TSの伝送を可能とする。 【解決手段】ネットワーク上でデータを廃棄した後に
(10)平滑化したレートで伝送するが、受信端末(1
4〜18)でPCRの時間間隔を復元することにより、
デコーダクロック(18)を送信側と同調できるように
する。また、LAM側インターフェースの実効速度の変
動に応じて、中継装置(10〜13)が自動的に廃棄対
象とする符号化モードを変更することにより、転送する
MPEG TSのレートをLAN側インターフェースの
実効速度の変動に追従させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イーサネットを用
いたLAN等の帯域保証が困難なネットワーク上におい
ても、MPEG TSと呼ばれる圧縮された映像、音声
情報のデータフォーマットで伝送することが可能なマル
チメディア情報配信方法及び配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG2は、ISO(Interna
tional Standardisation Or
ganisation)でIS 13818として勧告
されているもので、映像、音声を圧縮符号化するための
技術標準である。映像をピクチャと呼ばれる画像の連続
として扱い、各ピクチャをフレーム内予測(I:Int
raframe)、前方向フレーム間予測(P:Pre
dictive)、両方向フレーム間予測(B:Bid
irectional)のどれかの符号化モードで符号
化する。I,P,Bの符号化モードで符号化されたピク
チャをそれぞれIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャと
呼ぶ。Pピクチャを復号するためには、以前に復号され
たIピクチャ、Pピクチャを予測のための参照画像とし
て用い、Bピクチャを復号するためには、以前に復号さ
れたIピクチャ、Pピクチャを予測のための参照画像と
して用いる。このため、Bピクチャが失われても他モー
ドのピクチャの復号は影響を受けないが、Pピクチャが
失われるとBピクチャの復号が不可能となり、Iピクチ
ャが失われるとP,Bピクチャの復号が不可能となる。
Iピクチャ情報の始まりから次のIピクチャ情報の直前
までの区間をシーケンスと呼び、映像ストリームはシー
ケンスの連続として表現される。各シーケンスの始めに
はシーケンスヘッダが挿入され、シーケンスヘッダの開
始時点にはシーケンスヘッダ・コード(以下、SHC:
Sequence Header Code)が挿入さ
れる。また、各ピクチャの始めにはピクチャヘッダが挿
入され、ピクチャヘッダの開始時点にはピクチャスター
トコード(以下、PSC:Picture Start
Code)が挿入される。ピクチャヘッダ中には、ピ
クチャの符号化モードを示すピクチャコーディングタイ
プ(以下、PCT:Picture Coding T
ype)が含まれる。
【0003】ところで、MPEG2は、MPEG TS
と呼ばれる圧縮された映像、音声情報を伝送する際のデ
ータフォーマットを規定している。MPEG TSは、
映像、音声等、複数の圧縮情報をTSパケットと呼ばれ
る固定長のパケットを単位とし、PID(Packet
IDentifier)と呼ばれるヘッダ中の識別子
を用いて、音声、映像を多重・分離する。MPEG T
Sで採用されている技術の概略をまとめると、次のよう
になる。 (a)MPEG TSには、Program Cloc
k Reference(以下、PCR)と呼ばれる送
信側のクロック値を記入するフィールドが定義されてい
る。これを用いて送信側のクロック値を周期的に受信側
に伝達して、受信側デコーダでクロック値の増加速度
(つまり、クロックの周波数)を送信側のクロック値の
増加速度に同調させることにより、デコーダのクロック
を送信側のクロックに同期させる。 (b)TSパケットの一種として、NULL TSパケ
ットが定義されている。NULL TSパケットは、T
Sのレートを一定とするために挿入され、デコーダはN
ULL TSパケットを特に処理しない。このようにし
て、ATM、ディジタルCATV、衛星等、帯域保証が
可能なネットワーク上でのMPEG TSを用いた映像
情報の伝達方式が規定されて、既に実施されている。こ
のため、MPEG TSは、ネットワークで配信するた
めの映像情報のフォーマットの実質的な標準となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、AT
M、ディジタルCATV、衛星等の帯域保証が可能なネ
ットワーク上で情報伝達を行うことを前提としていた。
しかしながら、実際には、受信端末がイーサネットを用
いたLAN等の、帯域保証が困難なネットワーク上に存
在する場合もある。このような端末に映像配信を行うた
めには、適宜、レートを低減しながらMPEG TSを
転送する中継ノード(GW:中継装置)が必要となる。
すなわち、図9に示すように、送信端末51からATM
網52を介してLAN54に接続されている受信端末5
5にMPEGストリームを送信する場合、ATM網52
は帯域保証可能であるため問題はないが、LAN54で
は帯域保証が困難であるため、ゲートウェイ53でMP
EGストリームのレート削減し、LAN54を介して受
信端末55に伝達する。ここで、レートを削減する方法
としては、ある符号化モードのピクチャの情報を廃棄す
る方法が考えられる。しかし、中継装置を実現する際に
は、以下の課題を解決する必要がある。すなわち、 (課題1)レート削減後のTSの伝達方法 単純に情報を選択廃棄しただけでは、削減処理後のレー
トを見ると、平均レートは削減されているものの、廃棄
対象でない符号化モードのピクチャが転送されている間
は、レートは削減処理前の同じ値で高い状態となる。こ
のため、レートが高い状態の時間区間では伝送エラーの
発生確率が削減処理前と同じとなるため、レートの削減
効果が小さい、という問題点がある。すなわち、図10
(a)に示すように、入力した情報60を単純に間引い
た場合には(62)、平均レートは低減されるが、情報
が転送されている時間のレートは低減されない。これを
解決する方式として、レート削減後のTSを一度バッフ
ァに蓄積し、レートを平滑化して出力することが考えら
れる。しかし、レートを平滑化してしまうと、PCRの
時間間隔が保存されないために、デコーダクロックを送
信側に同調させることが不可能となる。すなわち、図1
0(b)に示すように、入力した情報60をレート削減
した後、レートを平滑化すると(63)、平滑化により
PCRの時間間隔が保存されない。
【0005】(課題2)廃棄対象とする符号化モードの
決定方法 LAN上の使用可能な伝送帯域の変動により、中継装置
のLAN側(受信端末側)インターフェースの実効速度
(スループット)も変動する。伝送帯域を有効に活用す
るには、中継装置は廃棄対象とする符号化モードを動的
に変更し、転送されるMPEG TSのレートをLAN
側インターフェースの実効速度の変動に追従させる必要
がある。そこで、本発明の目的は、これら従来の課題を
解決し、帯域保証が困難なネットワーク上を送信する場
合に、レート削減後にレートを平滑化してもプログラム
クロックレート(PCR)の時間間隔を保存して、デコ
ーダクロックを送信側と同調できるようにし、かつ伝送
帯域の変動があっても、転送するMPEG TSのレー
トをLAN側インターフェースの実効速度の変動に追従
させて、MPEGTSの伝送を可能にするようなマルチ
メディア情報配信方法及び配信システムを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチメディア
情報配信方法では、ネットワーク上でデータを平滑化し
たレートで伝送するが、受信端末でPCRの時間間隔を
復元することにより、デコーダクロックを送信側と同調
できるようにして、上記課題1を解決する。また、LA
M側インターフェースの実効速度の変動に応じて、中継
装置が自動的に廃棄対象とする符号化モードを変更する
ことにより、転送するMPEG TSのレートをLAN
側インターフェースの実効速度の変動に追従させて、上
記課題2を解決する。すなわち、課題1では、受信側で
先ずPCRを含むTSパケット間のパケット数を復元
し、次に復元後のTSをデコーダへ元のTSのレートに
一致したレートで転送することにより、デコーダ入力時
のTS中のPCRの時間間隔を復元する。この際に、P
CRを含むTSパケット間のパケット数の復元は、送信
端末が制御パケットを用いてPCRを含むTSパケット
の前に廃棄されたTSパケット数を受信端末に通知し、
受信端末が廃棄されたTSパケット数と同数のダミーパ
ケットを挿入することにより実現する。また、受信側の
バッファ2に入力されるTSパケットの数は元のTSと
同じであるため、バッファ2のバッファ占有量が初期値
付近で変動するように調整すれば、デコーダへの転送レ
ートは元のTSのレートに一致する。また、課題2で
は、LAN側インターフェースの実効速度に対して転送
対象のピクチャ数が多いときには、転送しきれないデー
タの分だけ中継装置のバッファ1のデータ占有量が増加
していくが、しきい値を超えた段階で選択レベルが増加
され、転送対象のピクチャが減少される。逆に、ネット
ワークのレートが高過ぎる場合、バッファ1のデータ占
有量が減少していき、しきい値を下回った段階で選択レ
ベルが減少され、転送対象のピクチャが増加する。この
仕組みにより、LAN側インターフェースの実効速度の
変動に応じて転送対象のピクチャ数が自動的に増減され
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
ATM網上の送信端末からLAN上の受信端末へのMP
EGストリームの配信の図である。また、図10(c)
は、本発明による伝送方法の概略図である。本発明にお
いては、図10(c)に示すように、ネットワーク上で
データを平滑化したレートで伝送するが、受信端末でP
CRの時間間隔を復元する。すなわち、ゲートウェイ6
1では、MPEGストリーム60を受信すると、レート
削減後のTSを一旦バッファに蓄積し、レートを平滑化
して出力するが(63)、受信端末66のレート復元部
において再びPCRの時間間隔(65)を復元し、デコ
ーダに入力する。図1において、10〜13は中継装置
(ゲートウェイ)側の構成であり、14〜18は受信端
末側の構成である。中継装置では、送信端末側ネットワ
ークインターフェースからTSパケットが入力すると、
選択レベル調整部13によりバッファ(1)12があふ
れないように選択レベルを調整することで、選択廃棄部
10がパケットを削減する。ここでは、廃棄パケット数
が4であるため、制御パケット挿入部11において、4
と記入された制御パケットを挿入し、バッファ(1)1
2に蓄積する。これにより、バッファ占有量がバッファ
(1)12から選択レベル調整部13に送られる。この
ようにして、送信端末から受信したTSパケットを選択
的に廃棄しながらバッファ(1)12に蓄積し、LAN
側ネットワークインターフェースの実効速度でバッファ
12に蓄積されたTSパケットを受信端末に送出する。
その際には、前述のように、PCRを含むTSパケット
か、SHCを含むTSパケットを受信したならば、それ
までの廃棄したTSパケット数とSHCを検出したか否
かをペイロードに記入した特殊なTSパケットを挿入す
る。この特殊TSパケットを制御パケットと呼ぶ。制御
パケットには、特殊なPID値を用いることにする。
【0008】次に、受信端末では、制御パケットを受信
すると、制御パケット処理部14において、制御パケッ
トに4と記入されていることを検出し、4個のダミーパ
ケット(NULL TSパケット)を挿入して、バッフ
ァ(2)15に蓄積する。このように、受信端末では、
制御パケットを受信すると、ペイロードに記入された廃
棄パケット数と同じ数のNULL TSパケットを廃棄
パケットの代りにバッファ(2)15に蓄積する。この
廃棄パケットの代りに蓄積されるNULL TSパケッ
トをダミーパケットと呼ぶ。バッファ(2)15からは
周期的にバッファ占有量をクロック調整部17に送るこ
とにより、バッファ15の占有量が初期値付近となるよ
うにクロック18の周波数を調整する。受信端末では、
バッファ(2)15に蓄積されているTSパケットをク
ロックに従って、一定レートでデコーダ16に転送す
る。表1は、ピクチャ選択レベルを示すものである。表
1のように、転送対象ピクチャを定める選択レベルを定
義する。
【表1】 中継装置は、ある周期でバッファ1の占有量を調べ、バ
ッファ1の占有量があるしきい値を下回っていれば、選
択レベルを1だけ減少させる。また、ある周期でバッフ
ァ1の占有量があるしきい値を上回っていれば、選択レ
ベルを1だけ増加させる。図1の選択レベル調整部13
は、レベルを選択したならば、選択レベルの増減値を選
択廃棄部10に通知する。
【0009】図8は、ピクチャ選択レベルとビデオスト
リーム状態の関係図である。図8では、斜線が転送状態
であり、白枠が廃棄状態である。例えば、ピクチャ選択
レベルが表1の‘0’のときには、SHC,Iピクチ
ャ、Pピクチャ、Bピクチャの全てが転送される。ま
た、選択レベルが‘1’のときには、SHC,Iピクチ
ャ、Pピクチャのみが転送され、Bピクチャは廃棄され
る。選択レベルが‘2’のときには、SHCとIピクチ
ャのみが転送され、残りは廃棄される。
【0010】図2は、本発明の一実施例を示す中継装置
の構成図である。中継装置では、前述のように、選択レ
ベルの調整を行うとともに、受信端末におけるクロック
の調整の周期を1シーケンス分の時間とし、シーケンス
ヘッダが出現する毎に調整を行う。中継装置では、AT
M網等を通じて受信したMPEGTSパケットを先ずス
トリームタイプ、SHC、PSC検出部20に入力す
る。ストリームタイプ、SHC、PSC検出部20は、
入力されたTSパケットを伝達するストリームの種類
(音声、映像等)、PCRの有無と位置(ペイロードの
何バイト目か)、PSCの有無と位置、PSCが存在す
る場合のPCTを検出し、検出結果とTSパケットを転
送・廃棄部10に伝達する。転送・廃棄部10は、内部
にビデオストリームの状態と選択レベルをメモリに保持
する。ビデオストリームの状態は、表2の通りである。
【表2】
【0011】図2において、転送・廃棄部10は、パケ
ットが伝達するストリームが映像でなければ、パケット
を転送すべきとする。ストリームが映像である時、転送
・廃棄部10は、先ずストリームタイプ、SHC、PS
C検出部20からの情報に基づいて、表2に従ってペイ
ロード中のビデオストリームの状態を更新する。ビデオ
ストリームの状態が選択レベルにより示される転送対象
である場合には転送、転送対象でない場合には廃棄とし
て、パケットを処理する。また、この際に、ビデオスト
リームの状態がペイロード中に変化し、途中から情報が
転送対象から廃棄対象となる場合には、ペイロードを書
き換えて転送対象の情報だけをペイロードに残し、廃棄
対象のデータをstuffing byte(長さ合わ
せのために挿入される意味を持たないデータ)に置き換
える。以上の処理を行った後、転送・廃棄部10はTS
パケットを転送するか廃棄するかと、TSパケットがP
CR、SHCを含んでいるかを制御パケット挿入部11
に伝達し、TSパケットを転送する場合には、同時にT
Sパケットを伝達する。制御パケット挿入部11は、廃
棄TSパケット数をカウントするメモリを内部に保持
し、パケットを廃棄する旨が通知されたならば、廃棄T
Sパケット数を1増加させる。制御パケット挿入部11
は、転送されたTSパケットをバッファ(1)12に転
送する。ただし、PCRまたはSHCを含むTSパケッ
トが伝達されたならば、廃棄TSパケット数とSHCの
有無を記入した制御パケットを入力されたTSパケット
の前に挿入し、廃棄TSパケット数を0に戻す。
【0012】図2において、バッフア(1)12に蓄積
されたTSパケットは、TCP/IP(Transmi
ssion Control Protocol/In
ternet Protocol)等のLANに適した
転送プロトコルにより転送される。また、転送・廃棄部
10は、SHCを含むTSパケットが入力されたなら
ば、選択レベル調整指示要求を選択レベル調整部13に
伝達する。これに応じて選択レベル調整部13は、バッ
ファ12のバッファ占有量があるしきい値よりも下回っ
ていたならば、選択レベルを減少させ、あるしきい値よ
りも上回っていたならば選択レベルを増加させるように
指示する。しきい値の例としては、減少指示のための値
がバッファサイズの1/8、増加指示のための値がバッ
ファサイズの1/2である。
【0013】図3は、本発明に用いられる制御パケット
フォーマット図である。31は、TSパケットヘッダで
あって、PID値は0×000fとする。以下はペイロ
ードである。32は最初の1バイト目であって、SHC
インディケータが格納されている。33は最初の2バイ
ト目から5バイト目であって、Discarded T
P Numが格納される。SHC Indicator
は次のTSパケットがSHCを含むとき、値を0×01
とし、含まない時には0×00とする。また、Disc
arded TP Numは直前までに廃棄されたTS
パケットの個数を4バイトの整数で表す。
【0014】図5は、図2の中継装置の動作フローチャ
ートである。先ず、TSパケット受信待ち状態(ステッ
プ101)において、TSパケットがPCRを含むか否
かを判別し(ステップ102)、含むときには制御パケ
ット挿入処理を行う(ステップ103)。含まないとき
には、次に映像を伝達するTSパケットか否かを判別し
(ステップ104)、NOであればそのTSパケットを
バッファ12に転送する(ステップ112)。YESで
あれば、TSパケットがSHCを含むか否かを判別して
(ステップ105)、SHCを含むときには制御パケッ
ト挿入処理を行い(ステップ106)、ピクチャ選択レ
ベルを更新する(ステップ107)。ピクチャ選択レベ
ルの更新の後、ならびにTSパケットがSHCを含まな
いときには、ビデオストリームの状態を更新する(ステ
ップ108)。次に、転送すべきTSパケットであるか
否かを判別し(ステップ109)、そうであれば、TS
パケットをバッファ12に転送する(ステップ11
2)。また、転送すべきでないTSパケットであれば、
廃棄TSパケット数を1増加して(ステップ110)、
そのTSパケットを廃棄する(ステップ111)。そし
て、最初の状態(ステップ101)に戻る。
【0015】図6は、図2の中継装置の制御パケット挿
入処理のフローチャートである。制御パケット挿入部1
1では、先ず制御パケットをバッファ12に転送する
(ステップ201)。次に、廃棄TSパケット数を0に
戻す(ステップ202)。
【0016】図4は、本発明の一実施例を示す受信側の
装置構成図である。TCP/IP等のLANに適した転
送プロトコルにより転送されたTSパケットは、制御パ
ケット処理部14に蓄積される。制御パケット処理部1
4は、TSパケットをバッファ(2)15に蓄積する。
この際に、TSパケットが制御パケットであれば、ペイ
ロードに記入されている廃棄パケット数と同数のダミー
パケットをバッファ15に蓄積する。クロック部18
は、クロック値が1進む毎にバッファ出力部19に対し
て出力指示を伝達し、これに応じてバッファ出力部19
はバッファ15中のTSパケットをデコーダ16に転送
する。また、制御パケット処理部14は、SHCの検出
を示す制御パケットを受信したならば、クロック調整部
17に対して調整指示要求を伝達する。これに応じてク
ロック調整部17は、以下の式(1)によりクロック周
波数の増分を求め、クロックに伝達する。 df=(k1(b−b0)+k2(b−b’))/tseq・・・・・(1) なお、dfは、クロックの増分、 bは、現在バッファ(2)に蓄積されているTSパケッ
トの数 b’は、前回クロック調整時のbの値 b0は、バッファ(2)中のTSパケットの数の初期値 tseqは、1シーケンスの長さ(単位(秒)) k1,k2は、適当な定数 k1,k2の具体的な値の例としては、k1が0.1、
k2が0.05である。また、バッファ(2)の占有量
の初期値(b0)はバッファサイズの1/2とし、この
数だけのNULL TSパケットをバッファ(2)に蓄
積しておく。
【0017】図7は、図4の受信装置の動作フローチャ
ートである。先ず、TSパケット受信待ち状態のとき
(ステップ301)、TSパケットが制御パケットか否
かを判別する(ステップ302)。制御パケットでなけ
れば、出力バッファ15に蓄積する(ステップ30
6)。制御パケットであれば、次にTSパケットがSH
C検出を示すか否かを判別し(ステップ303)、SH
Cの検出を示した場合には、クロック調整を行い(ステ
ップ304)、SHCの検出を示さない場合には、ダミ
ーTSパケットを挿入する(ステップ305)。そし
て、出力バッファ15に挿入されたパケットを蓄積する
(ステップ306)。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レート削減後にレートを平滑化してもプログラムクロッ
クレート(PCR)の時間間隔を保存して、デコーダク
ロックを送信側と同調することができ、また伝送帯域の
変動があっても、転送するMPEG TSのレートをL
AN側インターフェースの実効速度の変動に追従させる
ことができるので、イーサネットを用いたLAN等の帯
域保証が困難なネットワーク上を送信する場合でも、M
PEG TSの伝送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すマルチメディア情報配
信方法の概略図である。
【図2】図1における中継装置の詳細構成図である。
【図3】本発明で用いる制御パケットのフォーマット図
である。
【図4】図1における受信側装置構成を示す図である。
【図5】図2に示す中継装置の動作フローチャートであ
る。
【図6】図2に示す中継装置の制御パケット挿入処理の
フローチャートである。
【図7】図4に示す受信側装置の動作フローチャートで
ある。
【図8】本発明におけるピクチャ選択レベルとビデオス
トリーム状態の関係を示す図である。
【図9】従来における送信端末から受信端末へのMPE
Gストリームの配信を示す図である。
【図10】従来におけるLAN上のデータ転送方法と本
発明における転送方法との比較図である。
【符号の説明】 10…転送・廃棄部、11…制御パケット挿入部、12
…バッファ(1)、13…選択レベル調整部、20…ス
トリームタイプ、SHC、PSC検出部、14…制御パ
ケット処理部、15…バッファ(2)、16…デコー
ダ、17…クロック調整部、18…クロック、19…バ
ッファ出力部、31…TSパケットヘッダ、32…最初
の1バイト目、33…最初の2バイト目から5バイト
目、34…ペイロード、60…MPEGストリーム、6
1…ゲートウェイ、63…平滑化したレート、65…ク
ロックレート、66…受信端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/24 H04N 7/13 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送帯域が保証される帯域保証網に収容
    される送信端末から固定長のパケット化されたマルチメ
    ディア情報を、中継装置を介して伝送帯域が保証されな
    い帯域非保証網に収容される受信端末へ配信する方法で
    あって、 前記中継装置は、前記送信端末から受信したパケットの
    うち廃棄可能なパケットのみを選択的に廃棄し、廃棄し
    たパケット数を計数して、一定周期毎に計数された廃棄
    パケット数を記述した制御パケットを生成するととも
    に、その時点までに計数された廃棄パケット数をリセッ
    トし、前記制御パケットを廃棄されなかったパケットと
    ともに前記帯域非保証網の送信レートで出力し、 前記受信端末は、前記中継装置から受信したパケットか
    ら制御パケットを検出すると、該制御パケットに記述さ
    れた廃棄パケット数分のダミーパケットを該制御パケッ
    トに置き換えた後に出力することを特徴とするマルチメ
    ディア情報配信方法。
  2. 【請求項2】 前記中継装置は、前記送信端末から受信
    したパケットのうち廃棄可能なパケットのみを選択的に
    廃棄し、廃棄したパケット数を計数して、前記受信した
    パケットから送信端末の時間情報を示すクロックリファ
    レンス情報を含むパケットを検出すると、計数された廃
    棄パケット数を記述した制御パケットを生成するととも
    に、その時点までに計数された廃棄パケット数をリセッ
    トし、前記制御パケットを廃棄されなかったパケットと
    ともに前記帯域非保証網の送信レートで出力し、 前記受信端末は、前記中継装置から受信したパケットか
    ら制御パケットを検出すると、該制御パケットを該制御
    パケットに記述された廃棄パケット数分のダミーパケッ
    トと置き換えた後、前記送信端末の時間情報を示すクロ
    ックリファレンスに同期したレートで出力することを特
    徴とする請求項1に記載のマルチメディア情報配信方
    法。
  3. 【請求項3】 前記中継装置が廃棄可能なパケットのみ
    を選択的に廃棄する方法は、一定周期でパケットの送信
    バッファの占有量を検査し、該占有量を予め設定された
    閾値と比較した結果により、廃棄するパケットの種別を
    決定する処理を含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載のマルチメディア情報配信方法。
  4. 【請求項4】 伝送帯域が保証される帯域保証網と、伝
    送帯域が保証されない帯域非保証網と、前記帯域保証網
    と帯域非保証網の接続点に設けられた中継装置と、前記
    帯域保証網に収容される送信端末と、前記帯域非保証網
    に収容される受信端末とから構成され、 前記帯域保証網に収容される送信端末から固定長のパケ
    ット化されたマルチメディア情報を、前記中継装置を介
    して前記帯域非保証網に収容される受信端末へ配信する
    システムであって、 前記中継装置は、前記送信端末から受信したパケットの
    うち廃棄可能なパケットのみを選択的に廃棄する手段
    と、廃棄されなかったパケットを蓄積するバッファ手段
    と、前記廃棄したパケット数を計数する手段と、一定周
    期で計数された廃棄パケット数を記述した制御パケット
    を生成して前記バッファ手段に挿入し、計数された廃棄
    パケット数をリセットする手段と、前記バッファ手段に
    蓄積されたパケットを前記帯域非保証網の送信レートで
    出力する手段とを有し、 前記受信端末は、前記中継装置から受信したパケットを
    蓄積するバッファ手段と、前記受信したパケットから制
    御パケットを検出すると、該制御パケットに記述された
    廃棄パケット数分のダミーパケットを該制御パケットに
    置き換えて、前記バッファ手段に挿入する手段と、該バ
    ッファ手段に蓄積されたパケットを出力する手段とを有
    することを特徴とするマルチメディア情報配信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記中継装置は、前記送信端末から受信
    したパケットのうち廃棄可能なパケットのみを選択的に
    廃棄する手段と、廃棄されなかったパケットを蓄積する
    バッファ手段と、前記廃棄したパケット数を計数する手
    段と、前記受信したパケットから送信端末の時間情報を
    示すクロックリファレンス情報を含むパケットを検出す
    る手段と、該パケットを検出すると、それまでに計数さ
    れた廃棄パケット数を記述した制御パケットを生成し、
    計数された廃棄パケット数をリセットする手段と、前記
    制御パケットを前記バッファ手段の前記検出したクロッ
    クリファレンス情報を含むパケットの直前に挿入する手
    段と、前記バッファ手段に蓄積されたパケットを前記帯
    域非保証網の送信レートで出力する手段とを有し、 前記受信端末は、前記中継装置から受信したパケットを
    蓄積するバッファ手段と、前記受信したパケットから制
    御パケットを検出すると、該制御パケットを該制御パケ
    ットに記述された廃棄パケット数分のダミーパケットと
    置き換えて、前記バッファ手段に挿入する手段と、該バ
    ッファ手段に蓄積されたパケットを前記送信端末の時間
    情報を示すクロックリファレンスに同期したレートで出
    力する手段とを有することを特徴とする請求項4に記載
    のマルチメディア情報配信システム。
  6. 【請求項6】 前記中継装置が廃棄可能なパケットのみ
    を選択的に廃棄する手段は、一定周期で前記バッファ手
    段の占有量を検査し、該占有量を予め設定された閾値と
    比較した結果により、廃棄するパケットの種別を決定す
    る手段を含むことを特徴とする請求項4または5に記載
    のマルチメディア情報配信システム。
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