JPH10301851A - データ処理システム内のキャッシュ・メモリ・データを投機的に供給する方法及びシステム - Google Patents
データ処理システム内のキャッシュ・メモリ・データを投機的に供給する方法及びシステムInfo
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- JPH10301851A JPH10301851A JP10096007A JP9600798A JPH10301851A JP H10301851 A JPH10301851 A JP H10301851A JP 10096007 A JP10096007 A JP 10096007A JP 9600798 A JP9600798 A JP 9600798A JP H10301851 A JPH10301851 A JP H10301851A
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- G06F12/08—Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/30—Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ処理システム内の処理装置から高機能
I/O装置へキャッシュ・メモリ・データを投機的に供
給する方法及びシステムを提供すること。 【解決手段】 データ処理システム10は、本発明の方
法及びシステムに従って少なくとも1つの処理装置を含
み、処理装置はそれぞれ少なくとも1つのキャッシュ・
メモリと少なくとも1つの高機能I/O装置を含む。デ
ータ処理システム10内の高機能I/O装置によるデー
タに対するリクエストに応答して、データ処理システム
内の要求されたデータを持つ処理装置から介入応答が発
行される。要求されたデータは次に、データ処理システ
ム10内の全ての処理装置から前記処理装置に複合応答
が戻る前に、前記処理装置のキャッシュ・メモリから読
取られる。
I/O装置へキャッシュ・メモリ・データを投機的に供
給する方法及びシステムを提供すること。 【解決手段】 データ処理システム10は、本発明の方
法及びシステムに従って少なくとも1つの処理装置を含
み、処理装置はそれぞれ少なくとも1つのキャッシュ・
メモリと少なくとも1つの高機能I/O装置を含む。デ
ータ処理システム10内の高機能I/O装置によるデー
タに対するリクエストに応答して、データ処理システム
内の要求されたデータを持つ処理装置から介入応答が発
行される。要求されたデータは次に、データ処理システ
ム10内の全ての処理装置から前記処理装置に複合応答
が戻る前に、前記処理装置のキャッシュ・メモリから読
取られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはキャッ
シュ・メモリ・データを共用する方法及びシステムに関
し、特にデータ処理システム内の処理装置とI/O装置
との間でキャッシュ・メモリ・データを共用する方法及
びシステム、なかでもデータ処理システム内の処理装置
から高機能(インテリジェント)I/O装置にキャッシ
ュ・メモリ・データを投機的に供給する方法及びシステ
ムに関する。
シュ・メモリ・データを共用する方法及びシステムに関
し、特にデータ処理システム内の処理装置とI/O装置
との間でキャッシュ・メモリ・データを共用する方法及
びシステム、なかでもデータ処理システム内の処理装置
から高機能(インテリジェント)I/O装置にキャッシ
ュ・メモリ・データを投機的に供給する方法及びシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理システムは少なくとも1つの
処理装置、システム・メモリ及び様々なI/O装置を含
む。処理装置はプログラム命令を実行するための複数の
レジスタ及び実行装置を含み得る。また処理装置は、一
般に、高速メモリを利用して実現される命令キャッシュ
やデータ・キャッシュ等、1次キャッシュ(レベル1キ
ャッシュまたはL1キャッシュともいう)を有する。更
に処理装置は、先に述べたような1次キャッシュをサポ
ートするため、2次キャッシュ(レベル2キャッシュま
たはL2キャッシュともいう)を含み得る。
処理装置、システム・メモリ及び様々なI/O装置を含
む。処理装置はプログラム命令を実行するための複数の
レジスタ及び実行装置を含み得る。また処理装置は、一
般に、高速メモリを利用して実現される命令キャッシュ
やデータ・キャッシュ等、1次キャッシュ(レベル1キ
ャッシュまたはL1キャッシュともいう)を有する。更
に処理装置は、先に述べたような1次キャッシュをサポ
ートするため、2次キャッシュ(レベル2キャッシュま
たはL2キャッシュともいう)を含み得る。
【0003】通常、ある処理装置からシステム・バス上
の他の処理装置またはI/O装置へ、システム・メモリ
を経由せずにデータを転送することは介入と呼ばれる。
介入プロトコルは、システム内の処理装置またはI/O
装置により読取りリクエストまたは変更予定読取り(R
WITM)リクエストを満足するためにシステム・メモ
リをアクセスしなければならない回数を減らすことによ
ってシステム性能を改良する。
の他の処理装置またはI/O装置へ、システム・メモリ
を経由せずにデータを転送することは介入と呼ばれる。
介入プロトコルは、システム内の処理装置またはI/O
装置により読取りリクエストまたは変更予定読取り(R
WITM)リクエストを満足するためにシステム・メモ
リをアクセスしなければならない回数を減らすことによ
ってシステム性能を改良する。
【0004】概して、I/O装置による未決の読取り/
RWITMリクエストがあるときは、システム・バスに
接続され、要求されたデータをそのキャッシュ内に保有
する他の処理装置はデータを要求側I/O装置に供給で
きる。従来の介入プロトコルでは、データがそのキャッ
シュにある処理装置は、そのキャッシュからデータを供
給するためデータ・バス・リクエストを発行する前に、
システム内の全ての処理装置からの"複合"応答を待つ。
RWITMリクエストがあるときは、システム・バスに
接続され、要求されたデータをそのキャッシュ内に保有
する他の処理装置はデータを要求側I/O装置に供給で
きる。従来の介入プロトコルでは、データがそのキャッ
シュにある処理装置は、そのキャッシュからデータを供
給するためデータ・バス・リクエストを発行する前に、
システム内の全ての処理装置からの"複合"応答を待つ。
【0005】同時に、従来の介入プロトコルは"再試行"
メカニズムに対応可能であり、介入により満たされるい
かなる読取り/RWITMリクエストも、システム・バ
ス上の任意の処理装置からの"再試行"によって割込むこ
とができる。ある処理装置が介入で応答し、他の処理装
置が"再試行"で応答した場合、再試行応答は介入応答を
自動的に無効にする。その結果、システム・バス上の処
理装置による再試行リクエストが未決の場合、データを
含む処理装置はデータ・バス・リクエストを発行しな
い。
メカニズムに対応可能であり、介入により満たされるい
かなる読取り/RWITMリクエストも、システム・バ
ス上の任意の処理装置からの"再試行"によって割込むこ
とができる。ある処理装置が介入で応答し、他の処理装
置が"再試行"で応答した場合、再試行応答は介入応答を
自動的に無効にする。その結果、システム・バス上の処
理装置による再試行リクエストが未決の場合、データを
含む処理装置はデータ・バス・リクエストを発行しな
い。
【0006】データ処理システム内の処理装置からの"
再試行"による影響が少ない形で、介入データが要求側
I/O装置に供給される、改良された供給機構を提供す
ることが望ましい。
再試行"による影響が少ない形で、介入データが要求側
I/O装置に供給される、改良された供給機構を提供す
ることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キャ
ッシュ・メモリ・データを共用する改良された方法及び
システムを提供することである。
ッシュ・メモリ・データを共用する改良された方法及び
システムを提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、データ処理システム
内の処理装置とI/O装置との間でキャッシュ・メモリ
・データを共用する改良された方法及びシステムを提供
することである。
内の処理装置とI/O装置との間でキャッシュ・メモリ
・データを共用する改良された方法及びシステムを提供
することである。
【0009】本発明の他の目的は、データ処理システム
内の処理装置から高機能I/O装置へキャッシュ・メモ
リ・データを投機的に供給する改良された方法及びシス
テムを提供することである。
内の処理装置から高機能I/O装置へキャッシュ・メモ
リ・データを投機的に供給する改良された方法及びシス
テムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の方法及びシステ
ムに従って、データ処理システムは少なくとも1つの処
理装置を含み、処理装置はそれぞれ少なくとも1つのキ
ャッシュ・メモリと少なくとも1つの高機能I/O装置
を持つ。データ処理システム内の高機能I/O装置によ
るデータのリクエストに応答して、データ処理システム
内の要求されたデータを持つ処理装置から介入応答が発
行される。次に、データ処理システム内の全ての処理装
置からの複合応答が処理装置に戻る前に、要求されたデ
ータが処理装置内のキャッシュ・メモリから読取られ
る。
ムに従って、データ処理システムは少なくとも1つの処
理装置を含み、処理装置はそれぞれ少なくとも1つのキ
ャッシュ・メモリと少なくとも1つの高機能I/O装置
を持つ。データ処理システム内の高機能I/O装置によ
るデータのリクエストに応答して、データ処理システム
内の要求されたデータを持つ処理装置から介入応答が発
行される。次に、データ処理システム内の全ての処理装
置からの複合応答が処理装置に戻る前に、要求されたデ
ータが処理装置内のキャッシュ・メモリから読取られ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は少なくとも1つのキャッ
シュ・メモリを持つデータ処理システムで実現すること
ができる。また本発明は、それぞれのプロセッサが1次
キャッシュ及び2次キャッシュを持つ様々なマルチプロ
セッサ・データ処理システムに適用できることは理解さ
れよう。
シュ・メモリを持つデータ処理システムで実現すること
ができる。また本発明は、それぞれのプロセッサが1次
キャッシュ及び2次キャッシュを持つ様々なマルチプロ
セッサ・データ処理システムに適用できることは理解さ
れよう。
【0012】各図、特に図1を参照する。本発明を適用
できるデータ処理システム10のブロック図が示してあ
る。データ処理システム10は複数の中央処理装置(C
PU)11a乃至11nを含み、CPU11a乃至11
nはそれぞれ1次(L1)キャッシュを含む。図に示す
通り、CPU11aは1次キャッシュ12aをCPU1
1nは1次キャッシュ12nを含む。1次キャッシュ1
2a乃至12nはそれぞれセクタ化されたキャッシュで
もよい。
できるデータ処理システム10のブロック図が示してあ
る。データ処理システム10は複数の中央処理装置(C
PU)11a乃至11nを含み、CPU11a乃至11
nはそれぞれ1次(L1)キャッシュを含む。図に示す
通り、CPU11aは1次キャッシュ12aをCPU1
1nは1次キャッシュ12nを含む。1次キャッシュ1
2a乃至12nはそれぞれセクタ化されたキャッシュで
もよい。
【0013】CPU11a乃至11nはそれぞれ2次
(L2)キャッシュ13a乃至13nに接続される。2
次キャッシュ13a乃至13nはそれぞれセクタ化され
たキャッシュでもよい。CPU11a乃至11n、1次
キャッシュ12a乃至12n及び2次キャッシュ13a
乃至13nは相互接続部15を介して互いに及びシステ
ム・メモリ14に接続される。相互接続部15はバスま
たはスイッチ等である。相互接続部15にはまた高機能
I/O装置16a乃至16nが接続される。これら高機
能I/O装置16a乃至16nには、システム・メモリ
14との間でデータ転送を開始する機能がある。高機能
I/O装置16a乃至16nには、イントラネットまた
はインターネット等のネットワークを介して他のデータ
処理システムとの通信に用いられる様々なアダプタを追
加できる。
(L2)キャッシュ13a乃至13nに接続される。2
次キャッシュ13a乃至13nはそれぞれセクタ化され
たキャッシュでもよい。CPU11a乃至11n、1次
キャッシュ12a乃至12n及び2次キャッシュ13a
乃至13nは相互接続部15を介して互いに及びシステ
ム・メモリ14に接続される。相互接続部15はバスま
たはスイッチ等である。相互接続部15にはまた高機能
I/O装置16a乃至16nが接続される。これら高機
能I/O装置16a乃至16nには、システム・メモリ
14との間でデータ転送を開始する機能がある。高機能
I/O装置16a乃至16nには、イントラネットまた
はインターネット等のネットワークを介して他のデータ
処理システムとの通信に用いられる様々なアダプタを追
加できる。
【0014】本発明の好適な実施例として、CPU、1
次キャッシュ及び2次キャッシュ、例えば図1に示した
CPU11a、1次キャッシュ12a、そして2次キャ
ッシュ13aは処理装置と総称することができる。デー
タ処理システムの好適な実施例は図1に示しているが、
本発明は様々なシステム構成の中で実施できることは理
解されよう。例えばCPU11a乃至11nには3レベ
ル以上のキャッシュ・メモリがあってもよい。
次キャッシュ及び2次キャッシュ、例えば図1に示した
CPU11a、1次キャッシュ12a、そして2次キャ
ッシュ13aは処理装置と総称することができる。デー
タ処理システムの好適な実施例は図1に示しているが、
本発明は様々なシステム構成の中で実施できることは理
解されよう。例えばCPU11a乃至11nには3レベ
ル以上のキャッシュ・メモリがあってもよい。
【0015】表1を参照する。従来技術の介入プロトコ
ルによる処理装置からの設定済みコヒーレンシ応答が示
してある。マルチプロセッサ・データ処理システム内の
I/O装置がシステム・バス上に読取りリクエストまた
は変更予定読取り(RWITM)リクエストを出した
後、システム内の処理装置はスヌープの後、表1に従っ
て応答の1つを発行することができる。
ルによる処理装置からの設定済みコヒーレンシ応答が示
してある。マルチプロセッサ・データ処理システム内の
I/O装置がシステム・バス上に読取りリクエストまた
は変更予定読取り(RWITM)リクエストを出した
後、システム内の処理装置はスヌープの後、表1に従っ
て応答の1つを発行することができる。
【表1】
【0016】表1に示す通り、コヒーレンシ応答は3ビ
ット・スヌープ応答信号の形を取り、各コヒーレンシ応
答はここで述べているように定義される。これらの信号
はエンコードされ、アドレス保持時間の後にスヌープ結
果が示される。また各応答に優先度値が関連付けられ、
これによりシステム・ロジックは、システム・バスの全
ての処理装置及び全てのI/O装置に返す1つのスヌー
プ応答信号を定式化するとき、どのコヒーレンシ応答を
優先するか決定できる。例えば、ある処理装置が共用介
入応答(優先度3)で応答し、他の処理装置が再試行応
答(優先度1)で応答した場合、システム・ロジックが
再試行コヒーレンシ応答を要求側処理装置及びシステム
・バスに接続された他の全ての処理装置に返すように、
再試行応答の処理装置に優先権が与えられる。このシス
テム・ロジックは、システム制御装置またはメモリ・コ
ントローラ等、システム内の様々なコンポーネントに置
くことができる。
ット・スヌープ応答信号の形を取り、各コヒーレンシ応
答はここで述べているように定義される。これらの信号
はエンコードされ、アドレス保持時間の後にスヌープ結
果が示される。また各応答に優先度値が関連付けられ、
これによりシステム・ロジックは、システム・バスの全
ての処理装置及び全てのI/O装置に返す1つのスヌー
プ応答信号を定式化するとき、どのコヒーレンシ応答を
優先するか決定できる。例えば、ある処理装置が共用介
入応答(優先度3)で応答し、他の処理装置が再試行応
答(優先度1)で応答した場合、システム・ロジックが
再試行コヒーレンシ応答を要求側処理装置及びシステム
・バスに接続された他の全ての処理装置に返すように、
再試行応答の処理装置に優先権が与えられる。このシス
テム・ロジックは、システム制御装置またはメモリ・コ
ントローラ等、システム内の様々なコンポーネントに置
くことができる。
【0017】要求されているデータの"所有者"はどの
(処理装置の)キャッシュか、従ってデータを供給する
資格があるかを確認するため周知のメカニズムをいくつ
か採用できる。従来のMESIプロトコルでは、要求さ
れたデータをキャッシュが"変更"または"排他"の状態で
保持している場合、これは、このキャッシュがシステム
内でデータの有効なコピーを含む唯一のキャッシュであ
り、、明らかに所有者であることを意味する。しかし要
求されたデータをキャッシュが"共用"状態で保持してい
る場合、これは、データがシステム内の他の少なくとも
1つのキャッシュにも保持されているはずであることを
意味する。従って潜在的には、それら2つ以上のキャッ
シュのいずれもがデータを供給できる。このような場合
には、どのキャッシュが供給源となるか決定するためい
くつかの選択肢が利用できる。
(処理装置の)キャッシュか、従ってデータを供給する
資格があるかを確認するため周知のメカニズムをいくつ
か採用できる。従来のMESIプロトコルでは、要求さ
れたデータをキャッシュが"変更"または"排他"の状態で
保持している場合、これは、このキャッシュがシステム
内でデータの有効なコピーを含む唯一のキャッシュであ
り、、明らかに所有者であることを意味する。しかし要
求されたデータをキャッシュが"共用"状態で保持してい
る場合、これは、データがシステム内の他の少なくとも
1つのキャッシュにも保持されているはずであることを
意味する。従って潜在的には、それら2つ以上のキャッ
シュのいずれもがデータを供給できる。このような場合
には、どのキャッシュが供給源となるか決定するためい
くつかの選択肢が利用できる。
【0018】図2を参照する。従来技術による供給機構
を説明するため代表的なデータ処理システムのブロック
図が示してある。例えば高機能I/O装置24がシステ
ム・バス23上に読取りリクエストまたはRWITMリ
クエストを出し、処理装置21のL2キャッシュに、I
/O装置24から要求されたデータがあるものとする。
更に処理装置20内のL2キャッシュは"無効"状態にあ
り、処理装置21内のL2キャッシュは"変更"状態にあ
り、処理装置22内のL2キャッシュには要求されたデ
ータがないものとする。後に続く処理のシーケンスは従
来技術で述べられているように、ソース介入を実行する
ため各処理装置のL2キャッシュ・コントローラによっ
て担当される。
を説明するため代表的なデータ処理システムのブロック
図が示してある。例えば高機能I/O装置24がシステ
ム・バス23上に読取りリクエストまたはRWITMリ
クエストを出し、処理装置21のL2キャッシュに、I
/O装置24から要求されたデータがあるものとする。
更に処理装置20内のL2キャッシュは"無効"状態にあ
り、処理装置21内のL2キャッシュは"変更"状態にあ
り、処理装置22内のL2キャッシュには要求されたデ
ータがないものとする。後に続く処理のシーケンスは従
来技術で述べられているように、ソース介入を実行する
ため各処理装置のL2キャッシュ・コントローラによっ
て担当される。
【0019】I/O装置24が出した読取り/RWIT
Mリクエストはシステム・バス23から、処理装置2
1、処理装置22、及び処理装置23によって"スヌー
プ"される。処理装置21乃至23のそれぞれでL2キ
ャッシュ・ディレクトリのルックアップが実行され、要
求されたデータがそのL2キャッシュに存在するかどう
か確認される。処理装置21には要求されたデータがあ
るので、処理装置21によって介入応答が発行され、処
理装置21内の有限状態機械がディスパッチされて後に
続く処理が制御される。処理装置21のL2キャッシュ
内のデータが"変更"状態にある場合、処理装置21によ
って変更介入コヒーレンシ応答が発行される。処理装置
21のL2キャッシュ内のデータが"共用"または"排他"
の状態にある場合は、処理装置21によって共用介入コ
ヒーレンシ応答が発行される。処理装置20内のL2キ
ャッシュは"無効"状態で、処理装置22内のL2キャッ
シュには要求されたデータがないので、処理装置20及
び22はそれぞれヌル・コヒーレンシ応答を送る。
Mリクエストはシステム・バス23から、処理装置2
1、処理装置22、及び処理装置23によって"スヌー
プ"される。処理装置21乃至23のそれぞれでL2キ
ャッシュ・ディレクトリのルックアップが実行され、要
求されたデータがそのL2キャッシュに存在するかどう
か確認される。処理装置21には要求されたデータがあ
るので、処理装置21によって介入応答が発行され、処
理装置21内の有限状態機械がディスパッチされて後に
続く処理が制御される。処理装置21のL2キャッシュ
内のデータが"変更"状態にある場合、処理装置21によ
って変更介入コヒーレンシ応答が発行される。処理装置
21のL2キャッシュ内のデータが"共用"または"排他"
の状態にある場合は、処理装置21によって共用介入コ
ヒーレンシ応答が発行される。処理装置20内のL2キ
ャッシュは"無効"状態で、処理装置22内のL2キャッ
シュには要求されたデータがないので、処理装置20及
び22はそれぞれヌル・コヒーレンシ応答を送る。
【0020】介入応答の発行後、処理装置21は複合応
答に備える。複合応答は、基本的には、この例では自身
からのコヒーレンシ応答並びに処理装置20、22及び
I/O装置24からのコヒーレンシ応答を含む。戻った
複合応答が変更介入コヒーレンシ応答である場合、処理
装置21は要求されたデータの供給をそのL2キャッシ
ュから開始できる。処理装置20または処理装置22
が、どのような理由であれ再試行を要求した場合は、確
立された介入プロトコル下では、再試行リクエストが優
先される(つまり供給シーケンスは先に進まない)。例
えば処理装置22がスヌープ・キュー・ビジー状態にあ
って、再試行リクエストを出しているかも知れない。
答に備える。複合応答は、基本的には、この例では自身
からのコヒーレンシ応答並びに処理装置20、22及び
I/O装置24からのコヒーレンシ応答を含む。戻った
複合応答が変更介入コヒーレンシ応答である場合、処理
装置21は要求されたデータの供給をそのL2キャッシ
ュから開始できる。処理装置20または処理装置22
が、どのような理由であれ再試行を要求した場合は、確
立された介入プロトコル下では、再試行リクエストが優
先される(つまり供給シーケンスは先に進まない)。例
えば処理装置22がスヌープ・キュー・ビジー状態にあ
って、再試行リクエストを出しているかも知れない。
【0021】スヌープ操作が開始されてから、処理装置
21のL2キャッシュのデータが変更されていないか、
またはL1キャッシュに存在しない(つまりL1包含性
ではない)場合は、処理装置21はシステム・バス・ア
ービタに対するシステム・バス・リクエストを開始でき
る(通常、要求されたデータはシステム・バス・リクエ
ストが開始される前にL2キャッシュ・コントローラに
よってバッファに読込まれなければならない)。でなけ
れば処理装置21のL1キャッシュは、システム・バス
・リクエストが出される前にフラッシュされ無効化され
る(つまりL1キャッシュの変更されたデータをL2キ
ャッシュに書き戻し、L1キャッシュのコピーを無効化
する)。しかし処理装置21のL1キャッシュが"共用"
状態にある場合は、データ・バス・リクエストを出す前
に必要になるのはL1キャッシュの無効化だけである。
21のL2キャッシュのデータが変更されていないか、
またはL1キャッシュに存在しない(つまりL1包含性
ではない)場合は、処理装置21はシステム・バス・ア
ービタに対するシステム・バス・リクエストを開始でき
る(通常、要求されたデータはシステム・バス・リクエ
ストが開始される前にL2キャッシュ・コントローラに
よってバッファに読込まれなければならない)。でなけ
れば処理装置21のL1キャッシュは、システム・バス
・リクエストが出される前にフラッシュされ無効化され
る(つまりL1キャッシュの変更されたデータをL2キ
ャッシュに書き戻し、L1キャッシュのコピーを無効化
する)。しかし処理装置21のL1キャッシュが"共用"
状態にある場合は、データ・バス・リクエストを出す前
に必要になるのはL1キャッシュの無効化だけである。
【0022】次に処理装置21はシステム・バスの使用
権が戻るのを待つ。I/O装置24への実際のデータ供
給は、データ・バスの使用が許可された後に開始され
る。供給が完了すると、処理装置21のL2キャッシュ
は"変更"状態から、読取りリクエストでは"共用"状態
に、RWITMリクエストでは"無効"状態に代わる。処
理装置20及び22のL2キャッシュの状態は変わらな
い。
権が戻るのを待つ。I/O装置24への実際のデータ供
給は、データ・バスの使用が許可された後に開始され
る。供給が完了すると、処理装置21のL2キャッシュ
は"変更"状態から、読取りリクエストでは"共用"状態
に、RWITMリクエストでは"無効"状態に代わる。処
理装置20及び22のL2キャッシュの状態は変わらな
い。
【0023】図3を参照する。本発明の好適な実施例に
従って、データ処理システム内の処理装置からI/O装
置へキャッシュ・メモリ・データを投機的に供給するハ
イレベル・ロジックのフローチャートが示してある。ブ
ロック30から始まり、システム内の全ての処理装置に
より、システム・バスから読取り/RWITMリクエス
トがスヌープされる(ブロック31)。L2キャッシュ
・ディレクトリのルックアップが実行され、要求された
データがL2キャッシュに存在するかどうか各処理装置
によって確認がなされる(ブロック32)。ヌル・コヒ
ーレンシ応答が、要求されたデータを保持していない全
ての処理装置(図2の処理装置20及び22等)によっ
て発行され(ブロック33)、プロセスはブロック99
で終了する。他方、要求されたデータを保持している処
理装置(図2の処理装置21等)からは介入コヒーレン
シ応答が発行される(ブロック34)。
従って、データ処理システム内の処理装置からI/O装
置へキャッシュ・メモリ・データを投機的に供給するハ
イレベル・ロジックのフローチャートが示してある。ブ
ロック30から始まり、システム内の全ての処理装置に
より、システム・バスから読取り/RWITMリクエス
トがスヌープされる(ブロック31)。L2キャッシュ
・ディレクトリのルックアップが実行され、要求された
データがL2キャッシュに存在するかどうか各処理装置
によって確認がなされる(ブロック32)。ヌル・コヒ
ーレンシ応答が、要求されたデータを保持していない全
ての処理装置(図2の処理装置20及び22等)によっ
て発行され(ブロック33)、プロセスはブロック99
で終了する。他方、要求されたデータを保持している処
理装置(図2の処理装置21等)からは介入コヒーレン
シ応答が発行される(ブロック34)。
【0024】介入コヒーレンシ応答の発行後、介入側処
理装置は、特定のキャッシュ管理タスクを実行しなけれ
ばならない(ブロック35)。これらのタスクは、L1
キャッシュのデータ・コピーが変更されている場合は介
入側処理装置のL1キャッシュのデータ・コピーをフラ
ッシュし無効化する操作、またはL1キャッシュのデー
タ・コピーが変更されていない場合は単に介入側処理装
置のL1キャッシュのデータ・コピーを無効化する操作
を含む。
理装置は、特定のキャッシュ管理タスクを実行しなけれ
ばならない(ブロック35)。これらのタスクは、L1
キャッシュのデータ・コピーが変更されている場合は介
入側処理装置のL1キャッシュのデータ・コピーをフラ
ッシュし無効化する操作、またはL1キャッシュのデー
タ・コピーが変更されていない場合は単に介入側処理装
置のL1キャッシュのデータ・コピーを無効化する操作
を含む。
【0025】その後、要求されたデータが介入側処理装
置のL2キャッシュから、好適にはバッファに読込ま
れ、システム・バス・アービタにシステム・データ・バ
スのリクエストが出される(ブロック36)。システム
・データ・バスの使用が許可されているかどうか確認が
なされる(ブロック37)。許可されていない場合は、
複合コヒーレンシ応答が戻っているかどうか確認がなさ
れる(ブロック38)。組み合わせコヒーレンシ応答が
戻っていない場合はプロセスはブロック37に戻る。
置のL2キャッシュから、好適にはバッファに読込ま
れ、システム・バス・アービタにシステム・データ・バ
スのリクエストが出される(ブロック36)。システム
・データ・バスの使用が許可されているかどうか確認が
なされる(ブロック37)。許可されていない場合は、
複合コヒーレンシ応答が戻っているかどうか確認がなさ
れる(ブロック38)。組み合わせコヒーレンシ応答が
戻っていない場合はプロセスはブロック37に戻る。
【0026】しかしシステム・データ・バスの使用が許
可されている場合は、要求されたデータをシステム・デ
ータ・バスに駆動することによって、要求されたデータ
の供給を介入側処理装置から開始できる(ブロック3
9)。また、この時点ですでに複合コヒーレンシ応答が
戻っているかどうか確認がなされる(ブロック40)。
複合コヒーレンシ応答がまだ戻っていない場合は、プロ
セスは複合コヒーレンシ応答が戻るのを待ち続け、その
間、要求されたデータのシステム・バスへの供給が続け
られる。
可されている場合は、要求されたデータをシステム・デ
ータ・バスに駆動することによって、要求されたデータ
の供給を介入側処理装置から開始できる(ブロック3
9)。また、この時点ですでに複合コヒーレンシ応答が
戻っているかどうか確認がなされる(ブロック40)。
複合コヒーレンシ応答がまだ戻っていない場合は、プロ
セスは複合コヒーレンシ応答が戻るのを待ち続け、その
間、要求されたデータのシステム・バスへの供給が続け
られる。
【0027】複合コヒーレンシ応答が戻った後、それ
が"再試行"かどうかの確認がなされる(ブロック4
1)。複合コヒーレンシ応答が再試行なら、システム・
データ・バスの使用がまだ許可されていない場合はシス
テム・データ・バス・リクエストが取り消されるか、ま
たは要求されたデータ供給がすぐに打ち切られる(ブロ
ック42)。供給がこの時点ですでに完了している場合
も、再試行コヒーレンシ応答のために結果は廃棄され
る。複合コヒーレンシ応答が再試行でない場合は、もし
要求されたデータの供給が完了していなければ、それが
完了するまで続く。最後に介入側処理装置のL2キャッ
シュのステータスが更新され(ブロック43)、プロセ
スはブロック99で終了する。
が"再試行"かどうかの確認がなされる(ブロック4
1)。複合コヒーレンシ応答が再試行なら、システム・
データ・バスの使用がまだ許可されていない場合はシス
テム・データ・バス・リクエストが取り消されるか、ま
たは要求されたデータ供給がすぐに打ち切られる(ブロ
ック42)。供給がこの時点ですでに完了している場合
も、再試行コヒーレンシ応答のために結果は廃棄され
る。複合コヒーレンシ応答が再試行でない場合は、もし
要求されたデータの供給が完了していなければ、それが
完了するまで続く。最後に介入側処理装置のL2キャッ
シュのステータスが更新され(ブロック43)、プロセ
スはブロック99で終了する。
【0028】先に述べたように、本発明は、データ処理
システム内の処理装置から高機能I/O装置へキャッシ
ュ・メモリ・データを投機的に供給する方法を提供す
る。具体的には、本発明の開示では、複合コヒーレンシ
応答が戻る前に要求されたデータが介入側処理装置のL
2キャッシュから読取られる新規な介入例に述べてい
る。
システム内の処理装置から高機能I/O装置へキャッシ
ュ・メモリ・データを投機的に供給する方法を提供す
る。具体的には、本発明の開示では、複合コヒーレンシ
応答が戻る前に要求されたデータが介入側処理装置のL
2キャッシュから読取られる新規な介入例に述べてい
る。
【0029】本発明には、性能面で従来技術にはない明
らかな利点がある。システム・バス上の読取り/RWI
TMリクエストと複合応答のサンプリングとの間の遅延
がシステム・バスの数クロック・サイクルになるからで
ある。よって、要求されたデータを複合コヒーレンシ応
答が受信される前に介入側処理装置のL2キャッシュか
ら読取られるようにすることで、介入待ち時間が大幅に
短縮され、システム全体の性能も大きく改良される。
らかな利点がある。システム・バス上の読取り/RWI
TMリクエストと複合応答のサンプリングとの間の遅延
がシステム・バスの数クロック・サイクルになるからで
ある。よって、要求されたデータを複合コヒーレンシ応
答が受信される前に介入側処理装置のL2キャッシュか
ら読取られるようにすることで、介入待ち時間が大幅に
短縮され、システム全体の性能も大きく改良される。
【0030】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
の事項を開示する。
【0031】(1)データ処理システム内の、少なくと
も1つのキャッシュ・メモリを含む処理装置からI/O
装置へキャッシュ・メモリ・データを投機的に供給する
方法であって、前記I/O装置によるデータに対するリ
クエストに応答して、要求されたデータを持つ処理装置
によって介入応答を発行するステップと、前記データ処
理システム内の全ての処理装置からの複合応答が前記処
理装置に戻る前に、前記要求されたデータを前記処理装
置内のキャッシュ・メモリから読取るステップと、を含
む、方法。 (2)前記読取るステップは、前記要求されたデータを
前記処理装置内のキャッシュ・メモリからバッファへ読
込むステップを含む、前記(1)記載の方法。 (3)前記リクエストは、読取りリクエストまたは変更
予定読取りリクエストを含む、前記(1)記載の方法。 (4)戻った複合応答が再試行である場合に前記読取る
ステップを止めるステップを含む、前記(1)記載の方
法。 (5)前記要求されたデータを前記複合応答が戻る前に
前記処理装置によって供給することをシステム・バスに
要求するステップを含む、前記(1)記載の方法。 (6)前記要求されたデータを前記複合応答が戻る前に
前記処理装置によって供給するステップを含む、前記
(5)記載の方法。 (7)データ処理システム内のI/O装置へデータを投
機的に供給できるキャッシュ・メモリを持つ処理装置で
あって、前記I/O装置によるデータに対するリクエス
トに応答して、前記データ処理システム内の要求された
データを持つ処理装置から介入応答を発行する手段と、
全ての処理装置から複合応答が前記処理装置に戻る前
に、前記要求されたデータを前記処理装置内のキャッシ
ュ・メモリから読取る手段と、を含む、処理装置。 (8)前記読取る手段は、前記処理装置内のキャッシュ
・メモリからバッファに前記要求されたデータを読込む
手段を含む、前記(7)記載の処理装置。 (9)前記リクエストは読取りリクエストまたは変更予
定読取りリクエストを含む、前記(7)記載の処理装
置。 (10)前記処理装置は、戻った複合応答が再試行であ
る場合に前記読取る手段による読取りを止める手段を含
む、前記(7)記載の処理装置。 (11)前記処理装置は、前記複合応答が戻る前に前記
要求されたデータを前記処理装置によって供給すること
をシステム・バスに要求する手段を含む、前記(7)記
載の処理装置。 (12)前記処理装置は、前記複合応答が戻る前に前記
要求されたデータを前記処理装置によって供給する手段
を含む、前記(11)記載の処理装置。
も1つのキャッシュ・メモリを含む処理装置からI/O
装置へキャッシュ・メモリ・データを投機的に供給する
方法であって、前記I/O装置によるデータに対するリ
クエストに応答して、要求されたデータを持つ処理装置
によって介入応答を発行するステップと、前記データ処
理システム内の全ての処理装置からの複合応答が前記処
理装置に戻る前に、前記要求されたデータを前記処理装
置内のキャッシュ・メモリから読取るステップと、を含
む、方法。 (2)前記読取るステップは、前記要求されたデータを
前記処理装置内のキャッシュ・メモリからバッファへ読
込むステップを含む、前記(1)記載の方法。 (3)前記リクエストは、読取りリクエストまたは変更
予定読取りリクエストを含む、前記(1)記載の方法。 (4)戻った複合応答が再試行である場合に前記読取る
ステップを止めるステップを含む、前記(1)記載の方
法。 (5)前記要求されたデータを前記複合応答が戻る前に
前記処理装置によって供給することをシステム・バスに
要求するステップを含む、前記(1)記載の方法。 (6)前記要求されたデータを前記複合応答が戻る前に
前記処理装置によって供給するステップを含む、前記
(5)記載の方法。 (7)データ処理システム内のI/O装置へデータを投
機的に供給できるキャッシュ・メモリを持つ処理装置で
あって、前記I/O装置によるデータに対するリクエス
トに応答して、前記データ処理システム内の要求された
データを持つ処理装置から介入応答を発行する手段と、
全ての処理装置から複合応答が前記処理装置に戻る前
に、前記要求されたデータを前記処理装置内のキャッシ
ュ・メモリから読取る手段と、を含む、処理装置。 (8)前記読取る手段は、前記処理装置内のキャッシュ
・メモリからバッファに前記要求されたデータを読込む
手段を含む、前記(7)記載の処理装置。 (9)前記リクエストは読取りリクエストまたは変更予
定読取りリクエストを含む、前記(7)記載の処理装
置。 (10)前記処理装置は、戻った複合応答が再試行であ
る場合に前記読取る手段による読取りを止める手段を含
む、前記(7)記載の処理装置。 (11)前記処理装置は、前記複合応答が戻る前に前記
要求されたデータを前記処理装置によって供給すること
をシステム・バスに要求する手段を含む、前記(7)記
載の処理装置。 (12)前記処理装置は、前記複合応答が戻る前に前記
要求されたデータを前記処理装置によって供給する手段
を含む、前記(11)記載の処理装置。
【図1】本発明を適用できるデータ処理システムのブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】従来技術による供給機構を示す代表的なデータ
処理システムのブロック図である。
処理システムのブロック図である。
【図3】本発明の好適な実施例に従って、データ処理シ
ステム内の処理装置からI/O装置にキャッシュ・メモ
リ・データを投機的に供給する方法を示したハイレベル
・ロジックのフローチャートを示す図である。
ステム内の処理装置からI/O装置にキャッシュ・メモ
リ・データを投機的に供給する方法を示したハイレベル
・ロジックのフローチャートを示す図である。
10 データ処理システム 11a、11b、11c、11d、11e、11f、1
1g、11h、11i、11j、11k、11l、11
m、11n 中央処理装置(CPU) 12a、12b、12c、12d、12e、12f、1
2g、12h、12i、12j、12k、12l、12
m、12n 1次キャッシュ 13a、13b、13c、13d、13e、13f、1
3g、13h、13i、13j、13k、13l、13
m、13n 2次キャッシュ 14 システム・メモリ 15 相互接続部 16a、16b、16c、16d、16e、16f、1
6g、16h、16i、16j、16k、16l、16
m、16n、24 高機能I/O装置 20、21、22 処理装置 23 システム・バス
1g、11h、11i、11j、11k、11l、11
m、11n 中央処理装置(CPU) 12a、12b、12c、12d、12e、12f、1
2g、12h、12i、12j、12k、12l、12
m、12n 1次キャッシュ 13a、13b、13c、13d、13e、13f、1
3g、13h、13i、13j、13k、13l、13
m、13n 2次キャッシュ 14 システム・メモリ 15 相互接続部 16a、16b、16c、16d、16e、16f、1
6g、16h、16i、16j、16k、16l、16
m、16n、24 高機能I/O装置 20、21、22 処理装置 23 システム・バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・スティーブン・ドッドソン アメリカ合衆国78660、テキサス州フェラ ガービル、ベル・ロック・サークル 1205 (72)発明者 ジェリー・ドン・リュイス アメリカ合衆国78681、テキサス州ラウン ド・ロック、アローヘッド・サークル 3409
Claims (12)
- 【請求項1】データ処理システム内の、少なくとも1つ
のキャッシュ・メモリを含む処理装置からI/O装置へ
キャッシュ・メモリ・データを投機的に供給する方法で
あって、 前記I/O装置によるデータに対するリクエストに応答
して、要求されたデータを持つ処理装置によって介入応
答を発行するステップと、 前記データ処理システム内の全ての処理装置からの複合
応答が前記処理装置に戻る前に、前記要求されたデータ
を前記処理装置内のキャッシュ・メモリから読取るステ
ップと、 を含む、方法。 - 【請求項2】前記読取るステップは、前記要求されたデ
ータを前記処理装置内のキャッシュ・メモリからバッフ
ァへ読込むステップを含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】前記リクエストは、読取りリクエストまた
は変更予定読取りリクエストを含む、請求項1記載の方
法。 - 【請求項4】戻った複合応答が再試行である場合に前記
読取るステップを止めるステップを含む、請求項1記載
の方法。 - 【請求項5】前記要求されたデータを前記複合応答が戻
る前に前記処理装置によって供給することをシステム・
バスに要求するステップを含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項6】前記要求されたデータを前記複合応答が戻
る前に前記処理装置によって供給するステップを含む、
請求項5記載の方法。 - 【請求項7】データ処理システム内のI/O装置へデー
タを投機的に供給できるキャッシュ・メモリを持つ処理
装置であって、 前記I/O装置によるデータに対するリクエストに応答
して、前記データ処理システム内の要求されたデータを
持つ処理装置から介入応答を発行する手段と、 全ての処理装置から複合応答が前記処理装置に戻る前
に、前記要求されたデータを前記処理装置内のキャッシ
ュ・メモリから読取る手段と、 を含む、処理装置。 - 【請求項8】前記読取る手段は、前記処理装置内のキャ
ッシュ・メモリからバッファに前記要求されたデータを
読込む手段を含む、請求項7記載の処理装置。 - 【請求項9】前記リクエストは読取りリクエストまたは
変更予定読取りリクエストを含む、請求項7記載の処理
装置。 - 【請求項10】前記処理装置は、戻った複合応答が再試
行である場合に前記読取る手段による読取りを止める手
段を含む、請求項7記載の処理装置。 - 【請求項11】前記処理装置は、前記複合応答が戻る前
に前記要求されたデータを前記処理装置によって供給す
ることをシステム・バスに要求する手段を含む、請求項
7記載の処理装置。 - 【請求項12】前記処理装置は、前記複合応答が戻る前
に前記要求されたデータを前記処理装置によって供給す
る手段を含む、請求項11記載の処理装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US83411797A | 1997-04-14 | 1997-04-14 | |
US08/834117 | 1997-04-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10301851A true JPH10301851A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=25266163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10096007A Pending JPH10301851A (ja) | 1997-04-14 | 1998-04-08 | データ処理システム内のキャッシュ・メモリ・データを投機的に供給する方法及びシステム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10301851A (ja) |
KR (1) | KR100277446B1 (ja) |
CN (1) | CN1110755C (ja) |
CA (1) | CA2231361A1 (ja) |
SG (1) | SG68034A1 (ja) |
TW (1) | TW386192B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008197716A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Nec Corp | データ一貫性制御システム及びデータ一貫性制御方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW480404B (en) * | 1999-08-31 | 2002-03-21 | Ibm | Memory card with signal processing element |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0349123B1 (en) * | 1988-06-27 | 1995-09-20 | Digital Equipment Corporation | Multi-processor computer systems having shared memory and private cache memories |
US5191649A (en) * | 1990-12-21 | 1993-03-02 | Intel Corporation | Multiprocessor computer system with data bus and ordered and out-of-order split data transactions |
US5572702A (en) * | 1994-02-28 | 1996-11-05 | Intel Corporation | Method and apparatus for supporting read, write, and invalidation operations to memory which maintain cache consistency |
US5613153A (en) * | 1994-10-03 | 1997-03-18 | International Business Machines Corporation | Coherency and synchronization mechanisms for I/O channel controllers in a data processing system |
US5581729A (en) * | 1995-03-31 | 1996-12-03 | Sun Microsystems, Inc. | Parallelized coherent read and writeback transaction processing system for use in a packet switched cache coherent multiprocessor system |
-
1997
- 1997-11-04 TW TW086116363A patent/TW386192B/zh not_active IP Right Cessation
-
1998
- 1998-01-19 KR KR1019980001384A patent/KR100277446B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-03-09 CA CA002231361A patent/CA2231361A1/en not_active Abandoned
- 1998-03-23 CN CN98105763A patent/CN1110755C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-03-25 SG SG1998000619A patent/SG68034A1/en unknown
- 1998-04-08 JP JP10096007A patent/JPH10301851A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008197716A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Nec Corp | データ一貫性制御システム及びデータ一貫性制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1110755C (zh) | 2003-06-04 |
KR100277446B1 (ko) | 2001-01-15 |
CA2231361A1 (en) | 1998-10-14 |
CN1197956A (zh) | 1998-11-04 |
TW386192B (en) | 2000-04-01 |
SG68034A1 (en) | 1999-10-19 |
KR19980079625A (ko) | 1998-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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