[go: up one dir, main page]

JPH10300869A - 時計の指針位置検出装置 - Google Patents

時計の指針位置検出装置

Info

Publication number
JPH10300869A
JPH10300869A JP10848897A JP10848897A JPH10300869A JP H10300869 A JPH10300869 A JP H10300869A JP 10848897 A JP10848897 A JP 10848897A JP 10848897 A JP10848897 A JP 10848897A JP H10300869 A JPH10300869 A JP H10300869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hour hand
detected
slit
pointer
hand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10848897A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ichihashi
利晃 市橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP10848897A priority Critical patent/JPH10300869A/ja
Publication of JPH10300869A publication Critical patent/JPH10300869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指針と被検出部を備えた円盤との組み付け作
業性がよく、かつ指針の位置を正確に検出することので
きる時計の指針位置検出装置を提供するものである。 【解決手段】 フォトインタラプタ8がスリット5を検
出した時を基準の時刻として例えば予め12時と決めて
おき、このスリット5の基準の時刻に対して時針2の示
す時刻とのずれを、スリット5と時針2との位置関係を
あらわす位置データとして記憶した記憶部であるEEP
ROM15を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指針と指針の位置
を検出するための被検出部を備えた回転体との組み付け
作業性がよく、また、指針の位置を正確に検出すること
ができる時計の指針位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の時刻を自動修正するために指針の
位置を検出するよう構成された時計は、図3,4で示す
ように、分針1と連動した時針2と、この時針2と連動
して回転する回転体である円盤3とを備えており、時針
2と円盤3とは時針軸4で連結されている。円盤3には
時針2の位置を検出するための被検出部としてスリット
5を備えている。6は分針軸であり、7はステッピング
モータなどの計器本体であり、分針軸6と時針軸4とを
連動させる減速機構を内部に備えている。8は円盤3の
スリット5を検出する検出部であるフォトインタラプタ
である。計器本体7とフォトインタラプタ8とはガラス
エポキシ樹脂などからなる硬質の回路基板9に固定され
ている。10は時計の図示しない目盛や文字などの指標
部を備えた文字板であり時針2と円盤3との間に設けら
れている。
【0003】フォトインタラプタ8は、図中上方の12
時の位置に配設されている。また、時針2の位置を検出
するために設けたスリット5は、時針2と同一方向に固
定されており、時針2との位置関係がずれないように組
み付けられている。
【0004】そして、前記従来例において、円盤3が時
針軸4を介して計器本体7によって回転駆動され、フォ
トインタラプタ8がスリット5を検出した時に、時針2
が12時を指示するように組み付けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例において、
時針2や円盤3の組み付け時のずれによる時針2と円盤
3(特にスリット5)との位置関係のずれによって、フ
ォトインタラプタ8がスリット5を検出したとしても、
実際の分針1,時針2の指示は12時を示さない場合が
あるなどの問題点があり、このため、時針2,円盤3な
どは位置精度の良い組み立て作業を行う必要があり、作
業を困難なものにするという問題点もあった。また、時
針2と円盤3とを正確に位置を決めて組み付けたとして
も、回路基板9上に実装されるフォトインタラプタ8や
計器本体7の組み付け時のずれによっても、時針2の位
置検出に影響を及ぼすなどの問題点もあった。そこで、
本発明は、指針と被検出部を備えた円盤との組み付け作
業性がよく、また、指針の位置を正確に検出することの
できる時計の指針位置検出装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、指針と、この指針の回転に連動して回転す
る回転体と、この回転体に設けた前記指針の位置を検出
するための被検出部と、前記被検出部を検出する検出部
と、前記検出部が前記被検出部を検出した時の前記指針
と前記被検出部との位置関係の位置データを記憶した記
憶部とを備えたものである。
【0007】また、指針と、この指針の回転に連動して
回転する回転体と、この回転体に設けた前記指針の位置
を検出するための被検出部と、前記被検出部を検出する
検出部と、前記検出部が前記被検出部を検出した時の前
記指針と前記被検出部との位置関係の位置データを記憶
した記憶部と、前記検出部で検出した被検出部の位置に
前記位置データ分を補正して前記指針の位置を求める制
御部とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の時計の指針位置検出装置
は、フォトインタラプタ8がスリット5を検出した時を
基準の時刻として例えば予め12時と決めておき、この
スリット5の基準の時刻に対して時針2の示す時刻との
ずれを、スリット5と時針2との位置関係をあらわす位
置データとして記憶した記憶部であるEEPROM15
を備えたものである。
【0009】また、フォトインタラプタ8で検出したス
リット5の位置に基づいて、位置データ分を補正して時
針2の位置を求める制御部12を備えたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,2を用いて
説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図、
図2は同実施例の説明図である。なお、前記従来例と同
一及び相当箇所には同一符号を付してその詳細な説明は
省略する。
【0011】円盤3のスリット5と時針2とは位置関係
を厳密に管理されずに組み付けられている。つまり、円
盤3と時針2とは従来例のように、例えば同一方向なる
ように位置を決めて固定されておらず、時針2とスリッ
ト5とは、ずれた状態で固定されている。ずれた状態は
製品毎に異なっており一定していない。図2で示すよう
に、フォトインタラプタ8がスリット5を検出した時
に、本実施例では分針1,時針2の位置は12時を示さ
ず、11時13分を示している。
【0012】11は駆動回路で、駆動パルスを出力し、
計器本体7を駆動して分針1および時針2を回転駆動す
る。12は制御部でCPUなどからなり、各種の動作を
制御する。13は現在時刻計時回路で、水晶発振器、分
周器などからなり、現在時刻を計時する。14は電波受
信部であり、現在時刻計時回路13の計時時刻を正しい
時刻に修正するために長波標準電波を受信する。15は
記憶部で、EEPROMなどからなり、時針2とスリッ
ト5との位置関係、すなわち、スリット5を検出した時
を基準の時刻とし、この基準の時刻に対して、時針2の
指示する時刻とのずれを位置データとして記憶してい
る。
【0013】次に本発明の時針2とスリット5との位置
関係の位置データを記憶させる方法を説明する。
【0014】第1に、文字板10,分針1,時針2,円
盤3などを組み付けた時計の時針2を円盤3とともにフ
ォトインタラプタ8がスリット5を検出するまで時計回
りに回転させる。
【0015】第2に、フォトインタラプタ8がスリット
5を検出したら、直ちに時針2の回転を停止させる。こ
のスリット5を検出した時を本実施例では、例えば12
時とし基準の時刻としておく。
【0016】第3に、時針2の位置を画像認識あるいは
目視で確認する。そして、画像認識の場合、その時針2
の位置データ、すなわち時針2とスリット5との位置関
係のずれを記憶部15に書き込み、目視の場合、その時
針2の位置データを手入力により記憶部15に書き込
む。本実施例の場合、記憶部15にはフォトインタラプ
タ8がスリット5を検出した時に、時針2が11時13
分であり、時針2の示す時刻とスリット5の示す基準の
時刻とは、47分の角度だけ位置関係がずれている。と
いう位置データが書き込まれる。これは、本実施例では
スリット5を検出した時を、仮に12時と決めているだ
けであり、例えば、スリット5を検出した時を6時と決
めた場合には、時針2の示す時刻とスリット5の示す基
準の時刻とは、5時間13分の角度だけ位置関係がずれ
ているということになる。なお、位置データは分の単位
まででなく、秒の単位まで入力してもよい。
【0017】次に本発明の時計の電源投入後あるいは組
み付け後の作動を説明する。電源投入時には、時計は正
しい時刻を計時していない。さらに指針1,2の指示す
る位置も検出していない。そこで、例えば現在時刻が1
2時0分の場合、まず、長波標準電波を電波受信部14
で受信し、現在時刻計時回路13の時刻を12時0分に
修正する。そして、指針1,2の位置を検出するため
に、以下の動作を行う。
【0018】第1に、フォトインタラプタ8がスリット
5を検出するまで時針2を回転させる。
【0019】第2に、フォトインタラプタ8がスリット
5を検出したら、直ちに時針2を円盤5とともに回転を
停止させる。
【0020】第3に、制御部12が記憶部15の時針2
とスリット5との位置関係の位置データを照会する。加
えて、現在時刻計時回路13の時刻データを照会し、正
しい時刻を指針1,2で指示するために必要なパルス数
を演算して求める。
【0021】そして、第4に、求めた数のパルス数を駆
動回路11に出力し計器本体7を介して分針1,時針2
を駆動する。すなわち、例えば現在時刻が12時の場
合、スリット5を検出した時の基準の時刻と同時刻であ
るため、位置データ分の補正のみでよく、分針1,時針
2を12時の位置まで進めるには、制御部12がスリッ
ト5と時針2との位置関係の位置データ分、すなわち4
7分の角度分針1,時針2を進めるパルス数を求めて、
分針1,時針2を駆動して分針1,時針2が12時を指
示する。また、例えば現在時刻が1時0分の場合、スリ
ット5を検出した時の基準の時刻とは1時間異なるの
で、分針1,時針2を1時の位置まで進めるには、制御
部12がスリット5と時針2との位置関係の位置データ
分、すなわち47分の角度分針1,時針2を進めるパル
ス数と、1時間の指針位置修正分のパルス数とを合計し
て求め、分針1,時針2を駆動して分針1,時針2が1
時を指示する。
【0022】このように、時針2と被検出部5との位置
関係の位置データを記憶した記憶部15を設けたことに
より、本実施例は時針2と円盤3の被検出部5とを正確
にあわせて組み付ける必要がなく、加えて、フォトイン
タラプタ8や計器本体7の組み付け時のずれなどにも影
響を受けることがないので、組み付け作業性がよく生産
性が向上する。
【0023】また、フォトインタラプタ8で検出したス
リット5の位置に位置データ分を補正して時針2の位置
を求める制御部12を設けたことにより、時針2の位置
を正確に検出することができる。
【0024】さらに、前記実施例では円盤3に時針軸4
に固定する時に用いる位置決め用のピンなどの位置決め
部を設けてはいないが、円盤3に位置決め部を設けた場
合でも、本発明により、フォトインタラプタ8や計器本
体7の組み付け時のずれなどにも影響を受けることな
く、正確な指針位置の検出を行うことができる。
【0025】なお、本実施例の時計を車両などに用いた
場合、記憶部15であるEEPROMを車両用の電子式
積算計に用いるEEPROMなどの記憶部と兼用するこ
とができ、記憶部を新たに設ける必要がないので、コス
トの上昇を伴うことなく時針2と被検出部5との位置関
係を記憶することができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、指針
と、この指針の回転に連動して回転する回転体と、この
回転体に設けた前記指針の位置を検出するための被検出
部と、前記被検出部を検出する検出部と、前記検出部が
前記被検出部を検出した時の前記指針と前記被検出部と
の位置関係の位置データを記憶した記憶部とを備えたこ
とにより、前記時針と前記被検出部を備えた回転体との
組み付け作業性がよく、生産性を向上させることができ
る。
【0027】また、本発明は、指針と、この指針の回転
に連動して回転する回転体と、この回転体に設けた前記
指針の位置を検出するための被検出部と、前記被検出部
を検出する検出部と、前記検出部が前記被検出部を検出
した時の前記指針と前記被検出部との位置関係の位置デ
ータを記憶した記憶部と、前記検出部で検出した被検出
部の位置に前記位置データ分を補正して前記指針の位置
を求める制御部とを備えたことにより、前記時針と前記
被検出部を備えた回転体との組み付け作業性がよく、か
つ前記時針の位置を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は同実施例の説明図である。
【図3】図3は従来例の分針,時針,スリットの位置関
係を示す説明図である。
【図4】図4は同従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 分針 2 時針 3 円盤(回転体) 4 時針軸 5 スリット(被検出部) 6 分針軸 7 計器本体 8 フォトインタラプタ(検出部) 9 回路基板 10 文字板 11 駆動回路 12 制御部 13 現在時刻計時回路 14 電波受信部 15 EEPROM(記憶部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指針と、この指針の回転に連動して回転
    する回転体と、この回転体に設けた前記指針の位置を検
    出するための被検出部と、前記被検出部を検出する検出
    部と、前記検出部が前記被検出部を検出した時の前記指
    針と前記被検出部との位置関係の位置データを記憶した
    記憶部とを備えたことを特徴とする時計の指針位置検出
    装置。
  2. 【請求項2】 指針と、この指針の回転に連動して回転
    する回転体と、この回転体に設けた前記指針の位置を検
    出するための被検出部と、前記被検出部を検出する検出
    部と、前記検出部が前記被検出部を検出した時の前記指
    針と前記被検出部との位置関係の位置データを記憶した
    記憶部と、前記検出部で検出した被検出部の位置に前記
    位置データ分を補正して前記指針の位置を求める制御部
    とを備えたことを特徴とする時計の指針位置検出装置。
JP10848897A 1997-04-25 1997-04-25 時計の指針位置検出装置 Pending JPH10300869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10848897A JPH10300869A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 時計の指針位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10848897A JPH10300869A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 時計の指針位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10300869A true JPH10300869A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14486043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10848897A Pending JPH10300869A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 時計の指針位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10300869A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127907A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Casio Computer Co Ltd アナログ電子時計
US10088808B2 (en) 2015-04-24 2018-10-02 Seiko Epson Corporation Electronic timepiece

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127907A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Casio Computer Co Ltd アナログ電子時計
US10088808B2 (en) 2015-04-24 2018-10-02 Seiko Epson Corporation Electronic timepiece

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7167417B2 (en) Time correction system, time correction instruction device, pointer type timepiece, and time correction method
CN103718117B (zh) 模拟石英计时器及其时间校正方法
JP2004093557A (ja) 時刻修正システム、時刻修正指示装置、指針式時計、および時刻修正方法
JP3514644B2 (ja) 自動修正時計
US6304518B1 (en) Clockworks, timepiece and method for operating the same
EP0347251B1 (en) A multi-functional analog electronic watch
EP1634128B1 (en) Method for compensating disturbances due to a plurality of step motors in an electronic compass
JP2648079B2 (ja) 電波修正時計
JPH10300869A (ja) 時計の指針位置検出装置
US8213268B2 (en) Chronograph timepiece
JP2003194971A (ja) 自動修正時計
CN113219812B (zh) 电子钟表和电子钟表的控制方法
JP2526533B2 (ja) 針位置検出装置
JP3673432B2 (ja) 自動修正時計
JP3673416B2 (ja) 自動修正時計
JP3157219B2 (ja) 指針式多機能時計
JP2001159688A (ja) 電波修正時計の指針位置検出方法及び指針位置修正装置
JP2005315809A (ja) 電波修正時計
JP2000162334A (ja) 自動修正時計
JP3673415B2 (ja) 自動修正時計
EP0347250B1 (en) Electronic alarm watch
JP3820141B2 (ja) 自動修正時計
JPS60162983A (ja) 指針式電子時計
JP3310261B2 (ja) 指針式多機能時計
JP2001013274A (ja) 自動修正時計