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JPH10299341A - 組付構造体及びその製造方法 - Google Patents

組付構造体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10299341A
JPH10299341A JP9128059A JP12805997A JPH10299341A JP H10299341 A JPH10299341 A JP H10299341A JP 9128059 A JP9128059 A JP 9128059A JP 12805997 A JP12805997 A JP 12805997A JP H10299341 A JPH10299341 A JP H10299341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
gap
insulating member
hot melt
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9128059A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Nagai
克昭 永井
Yoshinori Goto
芳宣 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Co Ltd
Priority to JP9128059A priority Critical patent/JPH10299341A/ja
Priority to KR1019980005254A priority patent/KR19980079749A/ko
Publication of JPH10299341A publication Critical patent/JPH10299341A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/04Wing frames not characterised by the manner of movement
    • E06B3/263Frames with special provision for insulation
    • E06B3/26301Frames with special provision for insulation with prefabricated insulating strips between two metal section members
    • E06B3/26305Connection details
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/04Wing frames not characterised by the manner of movement
    • E06B3/263Frames with special provision for insulation
    • E06B3/26301Frames with special provision for insulation with prefabricated insulating strips between two metal section members
    • E06B3/26305Connection details
    • E06B2003/26309Connection details using glue

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1部材の結合部と第2部材の結合部との間
に寸法精度のバラツキ等に起因する間隙があっても,か
かる間隙をなくし両結合部を強く接着することができる
組付構造体及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 第1部材と第2部材とを結合してなる組
付構造体において,上記第1部材の結合部と上記第2部
材の結合部との間の間隙には,ホットメルト接着剤を加
熱発泡させてなる発泡接着層30が設けてある。例え
ば,上記第1部材としてはアルミ枠材1の本体11が,
第2部材としては合成樹脂製の断熱部材2がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,例えばアルミサッシにおいて金
属部材と断熱部材との組付けを行なう場合などにおけ
る,組付構造体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】図16に示すごとく,例えばアルミサッシ
においては,アルミ枠材91の空間部910に断熱のた
めに合成樹脂製の断熱部材92を介設し,両者の間をそ
れぞれ接着剤99により接着することがある。しかしな
がら,上記アルミ枠材91の空間部910の幅と合成樹
脂製の断熱部材92の幅との間に,寸法精度のバラツキ
があると,図17に示すごとく,アルミ枠材91と断熱
部材92との間に間隙911が発生する。そのため,両
者を接着剤によって充分に接着できない。そのため,目
的とするアルミサッシを得ることができない。
【0003】また,図18に示すごとく,アルミ枠材9
1に対して合成樹脂製の断熱部材92をカシメ固定する
こともある。このカシメ固定は,アルミ枠材91のカシ
メ部913を断熱部材92に若干喰い込ませることによ
り行なう。しかし,このカシメ固定を行なった場合,カ
シメ部913と断熱部材92との間に間隙914を生ず
る。
【0004】そのため,間隙914の開口部を閉止する
ため,上記開口部に軟質樹脂シール93を介在させてカ
シメ固定することもある。これは上記開口部から上記間
隙内へ水などが浸入することを防止するためである。
【0005】しかしながら,この場合には,上記のカシ
メ固定に先立って断熱部材92をアルミ枠材91に挿入
する際に,アルミ枠材91の端部が上記シール93を削
り取ってしまうこともあり,シール93配置の目的が達
成できない。また,上記開口部のシール性を高めようと
カシメ固定の力を大きくすると,アルミ枠材91のカシ
メ部913が傾いて変形してしまう。
【0006】また,図19,図20に示すごとく,上記
と同様の断熱部材92をアルミ枠材91のカシメ部91
3によりカシメ固定する場合,カシメ部913としてロ
ーレット加工された鋸状の爪部915を用いることがあ
る。この場合には,爪部915と断熱部材92との間に
間隙916が形成される。そして,かかる間隙916よ
りアルミサッシの内部へ水漏れを生ずることがある。
【0007】そこで,上記図18の場合のように,断熱
部材92において間隙916が生ずる部分にシール材を
被覆することが考えられる。しかし,この場合にも,図
18の場合と同様に断熱部材92をアルミ枠材91に挿
入する際に,シール材が削られてしまうという問題があ
る。
【0008】また,図21,図22に示すごとく,アル
ミ枠材91に断熱部材92を取付けるに当たって,予め
断熱部材92の端部穴924に接着剤94を充填してお
き,断熱部材92をアルミ枠材91にカシメ固定した
後,これら全体を加熱し,上記接着剤94を溶融流出さ
せ,断熱部材92とアルミ枠材91とを接着する方法も
ある。しかしながら,この場合もアルミ枠材91の空間
部の間隔と断熱部材92の長さとの間に寸法精度のバラ
ツキがあると,両者の間は接着剤によって充分に接着で
きない。
【0009】また,上記接着剤の溶融流出のためには,
図22に示すごとく,アルミ枠材91と断熱部材92と
を仮組付けした状態で,その全体を加熱する必要があ
る。そのため,アルミ枠材91が予め焼付塗装されてい
る場合には,このように全体を加熱して接着剤を溶融流
出させる方法を採用することはできない。
【0010】また,図23に示すごとく,2枚の金属部
材961,962をリベット95によりカシメ固定する
ことがある。この場合,金属部材961,962の固定
用穴963とリベット95の軸部951との間に間隙9
65があると,この間隙965に水が浸入し,金属部材
961,962の内部,リベット95の軸部951が腐
食する。
【0011】
【解決しようとする課題】このように,従来はアルミ枠
材と断熱部材,金属部材とリベットのように,第1部材
と第2部材とを両者の結合部において接着剤を用いて接
着する場合など,第1部材と第2部材の間に寸法のバラ
ツキなどにより間隙を生じている際に,この間隙に水が
浸入したり,更にはそれに伴って腐食を生ずるという問
題があった。
【0012】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,第1
部材の結合部と第2部材の結合部との間に寸法精度のバ
ラツキ等に起因する間隙があっても,かかる間隙をなく
し両結合部を強く接着することができる組付構造体及び
その製造方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,第1部材
と第2部材とを結合してなる組付構造体において,上記
第1部材の結合部と上記第2部材の結合部との間の間隙
には,ホットメルト接着剤を加熱発泡させてなる発泡接
着層が設けてあることを特徴とする組付構造体である。
【0014】上記ホットメルト接着剤とは,加熱によっ
て溶融し,接着する接着剤をいう。そして,本発明にお
ける上記発泡接着層は,加熱により発泡する発泡剤を上
記ホットメルト接着剤中に混合しておき,これを加熱発
泡させることにより得られる。そして,該発泡接着層
は,上記結合部を互いに強く接着する性能を有してい
る。
【0015】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明においては,第1部材の結合部と第2部材の結合
部との間に寸法精度のバラツキによる間隙が生じていて
も,この間には加熱発泡させた発泡接着層が存在してい
る。そのため,両結合部はホットメルト接着剤により互
いに強固に接着されている。また,両結合部の間の間隙
は発泡接着層によって充満させているため,かかる間隙
に水等が浸入することもない。
【0016】また,上記発泡接着層は,ホットメルト接
着剤を加熱発泡したものであるから,上記間隙に狭い部
分があっても,隅々まで発泡接着層が充満されている。
そのため,間隙は完全に封止される。
【0017】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記第1部材は金属部材であり,一方上記第2部材は断熱
部材とすることができる。この場合には,金属部材と断
熱部材との間に熱膨張係数の差があるが,これに基づく
両者間の間隙の伸長,収縮は上記発泡接着層によって吸
収することができ,両結合部間の接着寿命が長い。かか
る金属部材と断熱部材との組合せとしては,金属部材と
してアルミ枠材を,一方断熱部材として合成樹脂製断熱
部材を用いるアルミサッシがある(実施形態例1〜4参
照)。
【0018】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記第1部材は金属部材であり,一方上記第2部材は上記
第1部材を固定するためのリベットとすることができ
る。この場合には,両者間の間隙を発泡接着層によって
完全充填できると共に両者の接着を確実にすることがで
きる。また,水の浸入を防止できるので,腐食の防止も
できる(実施形態例5参照)。
【0019】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記第1部材は上記第2部材にカシメ固定することができ
る。この場合には,カシメ固定部の間隙も完全に発泡接
着層により覆うことができる。
【0020】次に,請求項5に記載のように,上記第2
部材の結合部は,上記第1部材の結合部に対してスライ
ド挿入されている構造とすることもできる。この場合に
は,両結合部の位置決めが容易であると共に,両結合部
の間隙に発泡接着層を充満させることができる。
【0021】次に,請求項6に記載のように,上記第1
部材の結合部は凹形状であり,一方上記第2部材は凸形
状であり,両者は互いに嵌合されている構造とすること
もできる。次に,請求項7に記載のように,上記凹形状
は蟻溝状であり,一方上記凸形状は蟻ほぞ状であるとす
ることもできる。これらいずれの場合にも,両部材を強
く結合することができる。なお,上記蟻溝状とは,間口
が狭くて奥が広くなっている台形状の溝をいう。また,
蟻ほぞ状とは,付け根が狭くて先端が広い鳩尾状の突起
をいう。
【0022】次に,上記組付構造体の製造方法として
は,請求項6に記載の発明のように,第1部材と第2部
材とを結合して組付構造体を製造するに当り,上記第1
部材の結合部又は上記第2部材の結合部の少なくとも一
方に発泡剤を混入したホットメルト接着剤を塗布すると
共に両結合部を対面配置し,次いで,上記ホットメルト
接着剤を加熱発泡させて上記結合部の間の間隙に発泡接
着層を形成することを特徴とする組付構造体の製造方法
がある。
【0023】本方法によれば,第1部材の結合部と第2
部材の結合部との間に寸法精度のバラツキ等に起因する
間隙があっても,かかる間隙をなくし,両結合部を強く
接着することができる組付構造体を得ることができる。
【0024】次に,請求項9に記載の発明のように,上
記加熱発泡に先立って又は加熱発泡と併行して,上記第
1部材を上記第2部材にカシメ固定することが好まし
い。これにより,カシメ固定部分の間隙を確実に封止す
ることができる。
【0025】次に,請求項10に記載の発明のように,
上記第2部材の結合部は,上記第1部材の結合部に対し
てスライド挿入し,次いで上記加熱発泡を行なうことも
できる。この場合には,上記両結合部の位置決めが容易
であると共に両者の間に発泡接着層を充満させることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる組付構造体及びその製造方
法につき,図1〜図3を用いて説明する。本例は,組付
構造体がアルミサッシに関するもので,図3に示すごと
く,該アルミサッシ10は,第1部材としてのアルミ枠
材1と,第2部材としての断熱部材2とを結合してな
る。上記アルミ枠材1の結合部110と上記断熱部材2
の結合部22との間の間隙には,ホットメルト接着剤を
加熱発泡させてなる発泡接着層30が設けてある。な
お,図3は,アルミサッシにおける窓枠の枠体部分を示
している。
【0027】次に,上記アルミサッシ10を製造するに
当たっては,まず図1に示すごとく,合成樹脂製の断熱
部材2を準備する。この断熱部材2は,連結板21とそ
の両側に設けた結合部22とよりなる。一方アルミ枠材
1は,本体11と,内方へ向かってコ字状に突設した内
部片111により形成した凹状の結合部110とよりな
る。
【0028】そして,両者を接着するに当たっては,図
2に示すごとく,断熱部材2の結合部22の表面に,発
泡剤を混入したホットメルト接着剤3を塗布し,該結合
部22をアルミ枠材1の結合部110に挿入し,対面配
置する。次いで,これらを加熱炉中に入れて,ホットメ
ルト接着剤3を溶融させると共に加熱発泡させ,次いで
放冷する。これにより,両結合部110と22との間に
発泡接着層30が形成され,両者は発泡接着層30によ
り強力に接着される。また,両者間の間隙は該発泡接着
層30によって完全に充填される。
【0029】なお,本例においては,上記断熱部材はガ
ラス繊維入り強化ナイロン樹脂を,またホットメルト接
着剤としてはアロンメルトPPET−1401SG(東
亜合成(株)製),発泡剤としてはベンゼンスルホニル
ヒドラジドを,また加熱発泡時の温度は約170℃とし
た。
【0030】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例においては,アルミ枠材1の結合部110と断熱部材
の結合部22との間に寸法精度のバラツキによる間隙が
生じていても,この間には加熱発泡させた発泡接着層が
存在している。そのため,両結合部はホットメルト接着
剤により互いに強固に接着されている。また,両結合部
の間の間隙は発泡接着層30によって充満させているた
め,かかる間隙に水等が浸入することもなく,また断熱
性にも優れている。
【0031】また,上記発泡接着層30は,ホットメル
ト接着剤を加熱発泡したものであるから,上記間隙に狭
い部分があっても,隅々まで発泡接着層が充満されてい
る。そのため,間隙は完全に封止される。また,本例の
場合には,金属部材であるアルミ枠材11と断熱部材2
との間に大きい熱膨張係数の差があるが,これに基づく
両者間の間隙の伸長,収縮は上記発泡接着層30によっ
て吸収することができ,両結合部間の接着寿命が長い。
【0032】実施形態例2 本例は図4に示すごとく,実施形態例1と同様のアルミ
サッシにおいて,合成樹脂製の断熱部材2をアルミ枠材
1によりカシメ固定すると共にカシメ部12と断熱部材
2との間に発泡接着層30(図4C)を形成するもので
ある。
【0033】即ち,本例においては,図4(A)に示す
ごとく,アルミ枠材1における凹状の結合部120の中
に断熱部材2の凸状の結合部23を挿入する。このとき
アルミ枠材1のカシメ部12は開口させてある。また,
カシメ部12の側面122に実施形態例1と同様のホッ
トメルト接着剤3を塗布した。次いで,図4(B)に示
すごとく,カシメロール4を用いて,上記カシメ部12
を押圧してその爪部121を断熱部材の結合部23にか
しめた。
【0034】その後,図4(C)に示すごとく,上記カ
シメ部12の上部に電熱ヒータを有する加熱治具41を
載置して,上記ホットメルト接着剤3を加熱してこれを
加熱発泡させた。これにより,同図に示すごとく,カシ
メ部12と断熱部材2の連結板21との間の間隙128
が発泡接着層30により充填され,かつ接着されたアル
ミサッシを得た。
【0035】上記図4(C)において,上記凹状の結合
部120は蟻溝状を呈し,一方凸状の結合部23は蟻ほ
ぞ状を呈し,両者は嵌合している。その他は,実施形態
例1と同様である。本例によれば,実施形態例1と同様
の効果を得ることができる。
【0036】実施形態例3 本例は図5,図6に示すごとく,カシメ部12が鋸状に
ローレット加工された爪部124を有する例である。本
例においては,図5(A,B)に示すごとく,上記爪部
124の全体にその間の空隙も含めてホットメルト接着
剤3を塗布しておく。
【0037】そして,実施形態例2と同様にカシメ部1
2の爪部124を断熱部材に喰い込ませて両者を結合す
る。その後上記ホットメルト接着剤3を加熱発泡させて
図6(A,B)に示すごとく,発泡接着層30を形成さ
せる。これにより,カシメ部12の爪部124の間の空
隙と断熱部材2との間の間隙125が,発泡接着層30
によって充填,接着される。
【0038】また,本例においても実施形態例2と同様
に,蟻溝状の結合部120と蟻ほぞ状の結合部23とが
嵌合している。その他は,実施形態例1と同様である。
本例においても実施形態例1と同様の効果を得ることが
できる。
【0039】実施形態例4 本例は,図7〜図9に示すごとく,実施形態例2と同様
にアルミ枠材の本体11の間に合成樹脂製の断熱部材2
をカシメ固定するに当たり,断熱部材2の側にホットメ
ルト接着剤3を塗布しておき,カシメ固定後に熱風加熱
する例である。即ち,上記断熱部材2は,図7に示すご
とく,アルミ枠材への結合部25を有すると共に中央部
に台形状の凸部26を有する。
【0040】上記カシメ固定に当たっては,まず断熱部
材2の上記凸部26における両側の斜面261に実施形
態例1と同様のホットメルト接着剤3を塗布しておく。
次いで,図8に示すごとく,断熱部材2の凸状の結合部
25をアルミ枠材の本体11の凹状の結合部140内に
入れ,カシメ部12をカシメ固定する。次いで,同図に
示すごとく,上記ホットメルト接着剤の塗布部分に,熱
風を吹き付け,ホットメルト接着剤3を加熱発泡させ
る。
【0041】これにより,図9に示すごとく,カシメ部
12と断熱部材2の斜面261との間が発泡接着層30
により充填される。また,本例においても,蟻溝状の結
合部140と蟻ほぞ状の結合部25とが嵌合している。
その他は実施形態例2と同様である。本例においても,
実施形態例1と同様の効果を得ることができる。
【0042】実施形態例5 本例は,図10〜図13に示すごとく,2枚の金属部材
17,18をリベット27によりカシメ固定するに当た
り,金属部材17,18のリベット穴170とリベット
27との間の間隙173を発泡接着層30により充填,
接着する例である。
【0043】本例においては,図10に示すごとく,ま
ずリベット27の軸部271に実施形態例1と同様のホ
ットメルト接着剤3を塗布する。次いで,図11,図1
2に示すごとく,金属部材17,18の結合部としての
リベット穴170に,上記リベット27の結合部として
の軸部271を挿入し,リベットの下部をカシメ固定す
る。このとき,リベットの軸部271とリベット穴17
0の壁面との間には,間隙173が存在している。
【0044】次に,上記ホットメルト接着剤3に対し
て,熱風加工器を用いて熱風を吹き付けホットメルト接
着剤3を加熱発泡させて,発泡接着層30を形成する。
その他は実施形態例1と同様である。本例によれば,上
記リベット穴170の内部が発泡接着層30により充填
されるので,リベット穴170内へ水が浸入することが
なく,リベット27やリベット穴壁が腐食することがな
い。また,リベットと金属部材とを強固に接着すること
ができる。
【0045】実施形態例6 本例は,図14,図15に示すごとく,第1部材の結合
部と第2部材の結合部とをその長手方向にスライド挿入
し,両者の間に発泡接着層を設けた例である。即ち,本
例の組付構造体は,実施形態例1と同様のアルミサッシ
であるが,図14,図15に示すごとく,第1部材とし
てのアルミ枠材1の凹状の結合部116の中に,第2部
材としての断熱部材2における左右一対の凸状の結合部
28がスライド挿入されている。このスライド挿入は,
上記アルミ枠材11の結合部116の軸方向に沿って,
上記断熱部材2の結合部28をスライドさせながら挿入
することにより行なう。上記凹状の結合部116は蟻溝
状を呈し,一方凸状の結合部28は蟻ほぞ状を呈してお
り,両者は嵌合している。
【0046】上記アルミ枠材1の結合部116は,本体
11より内方に突出させた,上下一対の内部片115の
間に,台形状凹部として形成されている。また,上記断
熱部材2における左右一対の結合部28の先端には,ホ
ットメルト接着剤3を充填する先端凹部281が,結合
部28の長手方向に沿って設けてある。
【0047】そして,上記結合部116と28とを結合
するに当たっては,上記結合部28の先端凹部281内
にホットメルト接着剤3を充填し,次いで該結合部28
をアルミ枠材1の結合部116内にスライド挿入する。
次いで,上記ホットメルト接着剤3を加熱発泡させ,両
者間に発泡接着層30を充満させる。これにより,上記
図15に示した組付構造体としてのアルミサッシが作製
される。その他は実施形態例1と同様である。
【0048】本例によれば,アルミ枠材1の結合部11
6に対して断熱部材の結合部28がスライド挿入されて
いる。そのため,両者の組付時の位置合わせが容易であ
る。また,両結合部116,28の間に発泡接着層30
を充満させることができる。その他実施形態例1と同様
の効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば,第1部材の結合部と第
2部材の結合部との間に寸法精度のバラツキ等に起因す
る間隙があっても,かかる間隙をなくし両結合部を強く
接着することができる組付構造体及びその製造方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,組付構造体における断
熱部材の斜視図。
【図2】実施形態例1にかかる,加熱発泡前のアルミサ
ッシの斜視図。
【図3】実施形態例1にかかる,加熱発泡後のアルミサ
ッシの斜視図。
【図4】実施形態例2にかかる,(A)アルミ枠材本体
への断熱部材の挿入,(B)カシメ固定時,(C)加熱
発泡時の説明図。
【図5】実施形態例3にかかる,(A)アルミ枠材本体
への断熱部材の挿入状態を示す斜視図,(B)(A)の
A−A断面図。
【図6】実施形態例3にかかる,(A)アルミ枠材と断
熱部材とのカシメ固定状態を示す斜視図,(B)(A)
のB−B断面図。
【図7】実施形態例4にかかる,ホットメルト接着剤を
塗布した断熱部材の斜視図。
【図8】実施形態例4にかかる,加熱発泡時の説明図。
【図9】実施形態例4にかかる,加熱発泡後の説明図。
【図10】実施形態例5にかかる,リベットの説明図。
【図11】実施形態例5にかかる,リベット挿入した金
属部材の斜視図。
【図12】実施形態例5にかかる,リベットをカシメ固
定した金属部材の断面図。
【図13】実施形態例5にかかる,ホットメルト接着剤
を加熱発泡させた状態の断面図。
【図14】実施形態例6にかかる,アルミ枠材への断熱
部材のスライド挿入の説明図。
【図15】実施形態例6にかかる,加熱発泡後のアルミ
サッシの説明図。
【図16】従来例における,アルミサッシの説明図。
【図17】上記従来例における,問題点の説明図。
【図18】他の従来例における,アルミ枠材と断熱部材
とのカシメ固定の説明図。
【図19】他の従来例における,鋸状の爪部によるカシ
メ固定状態の斜視図。
【図20】上記鋸状の爪部によるカシメ固定部分の説明
図。
【図21】他の従来例における,断熱部材の斜視図。
【図22】他の従来例における,アルミ枠材と断熱部材
の組付け斜視図。
【図23】他の従来例における,金属部材とリベットの
組付け斜視図。
【符号の説明】
1...アルミサッシ, 11...本体, 110,116,120,140...結合部, 2...断熱部材, 22,23,25,28...結合部, 27...リベット, 3...発泡剤入りホットメルト接着剤, 30...発泡接着層,

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材と第2部材とを結合してなる組
    付構造体において,上記第1部材の結合部と上記第2部
    材の結合部との間の間隙には,ホットメルト接着剤を加
    熱発泡させてなる発泡接着層が設けてあることを特徴と
    する組付構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記第1部材は金属
    部材であり,一方上記第2部材は断熱部材であることを
    特徴とする組付構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記第1部材は金属
    部材であり,一方上記第2部材は上記第1部材を固定す
    るためのリベットであることを特徴とする組付構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1において,上記第1部材は上記
    第2部材にカシメ固定されていることを特徴とする組付
    構造体。
  5. 【請求項5】 請求項1において,上記第2部材の結合
    部は,上記第1部材の結合部に対してスライド挿入され
    ていることを特徴とする組付構造体。
  6. 【請求項6】 請求項1において,上記第1部材の結合
    部は凹形状であり,一方上記第2部材は凸形状であり,
    両者は互いに嵌合されていることを特徴とする組付構造
    体。
  7. 【請求項7】 請求項6において,上記凹形状は蟻溝状
    であり,一方上記凸形状は蟻ほぞ状であることを特徴と
    する組付け構造体。
  8. 【請求項8】 第1部材と第2部材とを結合して組付構
    造体を製造するに当り,上記第1部材の結合部又は上記
    第2部材の結合部の少なくとも一方に発泡剤を混入した
    ホットメルト接着剤を塗布すると共に両結合部を対面配
    置し,次いで,上記ホットメルト接着剤を加熱発泡させ
    て上記結合部の間の間隙に発泡接着層を形成することを
    特徴とする組付構造体の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において,上記加熱発泡に先立
    って又は加熱発泡と併行して,上記第1部材を上記第2
    部材にカシメ固定することを特徴とする組付構造体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8において,上記第2部材の結
    合部は,上記第1部材の結合部に対してスライド挿入
    し,次いで上記加熱発泡を行なうことを特徴とする組付
    構造体の製造方法。
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