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JPH10294681A - 自動終端切替装置 - Google Patents

自動終端切替装置

Info

Publication number
JPH10294681A
JPH10294681A JP9115029A JP11502997A JPH10294681A JP H10294681 A JPH10294681 A JP H10294681A JP 9115029 A JP9115029 A JP 9115029A JP 11502997 A JP11502997 A JP 11502997A JP H10294681 A JPH10294681 A JP H10294681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
frequency
terminal
frequency transmission
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9115029A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Uchiyama
和弘 内山
Masataka Ieki
雅尊 家喜
Kuniharu Itakura
邦治 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9115029A priority Critical patent/JPH10294681A/ja
Publication of JPH10294681A publication Critical patent/JPH10294681A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Logic Circuits (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波伝送線における終端処理に際して、人
為的なメンテナンスが必要であり、しかも、高周波特性
及び小型・軽量化に劣っている。 【解決手段】 電圧発生部16により印可される直流電
位を電圧検出部17で検知して伝送路切替部15を制御
させることで、入力端子12からの高周波信号を終端抵
抗13で終端するか、高周波出力端子14へ伝送させる
かを自動に切り替えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高周波伝送
線の終端が開放された状態、つまり高周波出力端子に外
部高周波機器が接続されていない状態と、高周波伝送線
の終端が短絡された状態、つまり高周波出力端子に外部
高周波機器が接続された状態とを検出し、この検出結果
に基づいて高周波伝送線の終端を自動的に切替制御する
自動終端切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まずは、高周波伝送線の特徴について簡
単に説明する。
【0003】この高周波伝送線における進行波の電圧を
v1 、進行波の電流をi1 、その反射波の電圧をv2 、
反射波の電流をi2 とすると、次式にて高周波伝送線の
特性インピーダンスZ0 を得ることができる。
【0004】v1 /i1 =v2 /i2 =Z0 この高周波伝送線の終端にインピーダンスZL が接続さ
れているとき、ZL =Z0 なら、ZL の両端電圧vZ 及
び電流iZ も同じ関係にあるから、vZ =v1、iZ =
i1 が成立し、この高周波伝送線にて反射波が発生する
ことはない。
【0005】しかしながら、高周波伝送線の終端にイン
ピーダンスZL が接続されているときに、ZL ≠Z0 の
場合、vZ /iZ ≠v1 /i1 という式が成立するため
に、v1 +v2 =vZ , i1 −i2 =iZ を満たすよ
うな反射波が発生する。
【0006】この関係により、次のような式にて電圧反
射係数ρが得られる。
【0007】 v2 /v1 =(ZL −Z0 )/(ZL +Z0 )=ρ 尚、この電圧反射係数ρは、“0”に近ければ近いほど
反射波が少なくなり、信号の伝送効率は高くなるもので
ある。
【0008】例えば高周波伝送線の終端が短絡している
場合には、インピーダンスZL は“0”であり、電圧反
射係数ρは“−1”となって、同じ大きさで符号が反対
の電圧が発生することになる。
【0009】また、高周波伝送線の終端が開放されてい
る場合には、インピーダンスZL は“∞”であり、電圧
反射係数ρは“+1”となって、進行波と同じ大きさの
反射波が発生することになる。
【0010】このように高周波伝送線によれば、高周波
伝送線の終端を特性インピーダンスZ0 で終端しなけれ
ば反射波が発生してしまう。
【0011】そこで、このような反射波発生を防止する
ために、複数の出力端子を有する高周波システムにおい
ては、その端子の使用条件でシステムの高周波特性が変
化してしまうのを防止するために、未使用となる端子に
高周波伝送線の特性インピーダンスZ0 と等しい終端抵
抗を取り付けることが多い。
【0012】図5は従来の高周波システムの一例を示す
ブロック図である。
【0013】図5において高周波システム50は、高周
波信号を発生する信号発生器51と、この信号発生器5
1にて発生した高周波信号を、高周波伝送線53を介し
て、各高周波出力端子53a,53bに分配する信号分
配器52と、一方の高周波出力端子53aと接続する高
周波ケーブル54と、未使用となる他方の高周波出力端
子53bと接続する終端抵抗55とを有している。
【0014】前記一方の高周波出力端子53aは、この
高周波システム50と外部高周波機器60とが接続した
場合、つまり高周波伝送線53の終端が短絡された場合
に使用される端子であり、前記他方の高周波出力端子5
3bは、この高周波システム50と外部高周波機器60
とが接続していない場合、つまり高周波伝送線53の終
端が開放された場合に使用される端子に相当するもので
ある。
【0015】では、ここで未使用となる他方の高周波出
力端子53bに終端抵抗55を接続する方法として3つ
の方法が考えられる。
【0016】その第1の方法としては、終端抵抗55を
内蔵したコネクタを人為的に他方の高周波出力端子53
bに取り付ける方法がある。
【0017】また、第2の方法としては、各高周波出力
端子53a,53bの位置にDIPスイッチ等の機械式
スイッチを設けておき、このスイッチング操作に応じ
て、高周波伝送線53の終端を終端抵抗55に切り替え
る方法がある。
【0018】また、第3の方法としては、外部コネクタ
が接続された場合、高周波伝送線53の終端への接続が
機械的に切り替わるスイッチを内蔵した端子を他方の高
周波出力端子53bに用いて、未接続時には高周波伝送
線53の終端を終端抵抗55に切り替える方法がある。
【0019】また、発明の属する技術分野は異なるが、
コンピュータ機器のバスラインの終端抵抗を一つのスイ
ッチにより、複数の終端抵抗を能動素子のスイッチ機能
により着脱する方法が特開平5−46291号公報に提
案されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の高周波伝送線53の終端に終端抵抗55を接続する
第1の方法によれば、未使用端子の数が変更される度に
人為的にコネクタの取り付け、取り外しのメンテナンス
が必要となると共に、メンテナンス用としてのコネクタ
を保管する場合にはコネクタを紛失してしまうといった
問題点があった。
【0021】また、上記第2の方法によれば、コネクタ
を保管する必要はないが、やはり人為的なスイッチング
操作が必要となって、切替を忘れたり、間違えたりして
しまうといった問題点があった。
【0022】また、上記第3の方法によれば、人為的な
スイッチング操作は必要ないが、高周波用スイッチは構
造が複雑で、優れた高周波特性及び小型・軽量化を図る
上で、非常に困難であるといった問題点があった。
【0023】本発明は、これら上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、高周波伝送
線における終端処理に際して、人為的なメンテナンスが
必要なく、しかも、高周波特性の向上及び小型・軽量化
に優れた自動終端切替装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために本発明の自動終端切替装置は、高周波伝送線
の終端を、終端抵抗又は高周波出力端子に切替接続する
切替接続手段と、前記高周波伝送線に印加する直流電圧
を発生する電圧発生手段と、この高周波伝送線の電位を
検出する電位検出手段と、この電位検出手段にて検出さ
れた電位に基づいて、前記切替接続手段を制御する制御
手段とを有するものである。
【0025】従って、本発明における自動終端切替装置
によれば、予め高周波伝送線の終端に直流電圧を印加し
て、この高周波伝送線の電位を検出し、この検出結果に
基づいて高周波伝送線の終端を終端抵抗又は高周波出力
端子に切替接続するようにしたので、高周波伝送線にお
ける終端処理に際して、人為的なメンテナンスが必要な
く、しかも、高周波特性の向上及び小型・軽量化を図る
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1記載の自
動終端切替装置は、高周波伝送線の終端を、終端抵抗又
は高周波出力端子に切替接続する切替接続手段と、前記
高周波伝送線に印加する直流電圧を発生する電圧発生手
段と、この高周波伝送線の電位を検出する電位検出手段
と、この電位検出手段にて検出された電位に基づいて、
前記切替接続手段を制御する制御手段とを有することを
特徴とする。
【0027】前記終端抵抗とは、高周波伝送線の高周波
特性に変化が発生するのを防止するものであり、この高
周波伝送線の特性インピーダンスと等しい抵抗値に相当
するものである。
【0028】前記電位検出手段及び制御手段は、例えば
高周波伝送線の電位に応じてスイッチング動作を行うp
npトランジスタ等の能動素子で構成し、このトランジ
スタのスイッチング動作に応じて切替接続手段を制御す
るものである。
【0029】前記切替接続手段は、前記制御手段にて切
替制御されるものであり、前記高周波伝送線の終端を高
周波出力端子に接続させたり、又は前記高周波伝送線の
終端を終端抵抗に接続させるものであり、例えばPin
ダイオードで構成するものである。
【0030】前記高周波伝送線の終端を高周波出力端子
に接続する場合とは、例えば高周波出力端子が短絡した
状態、つまり外部高周波機器が高周波出力端子に接続さ
れた状態に相当するものであり、前記電位検出手段にて
検出される高周波伝送線の電位は大である。
【0031】前記高周波伝送線の終端を終端抵抗に接続
する場合とは、例えば高周波出力端子が開放された状
態、つまり外部高周波機器が高周波出力端子に接続され
ていない状態に相当するものであり、前記電位検出手段
にて検出される高周波伝送線の電位は小である。
【0032】従って、本発明における請求項1記載の自
動終端切替装置によれば、予め高周波伝送線の終端に直
流電圧を印加して、この高周波伝送線の電位を検出し、
この検出結果に基づいて高周波伝送線の終端を終端抵抗
又は高周波出力端子に切替接続するようにしたので、高
周波伝送線における終端処理に際して、人為的なメンテ
ナンスが必要なく、しかも、高周波特性の向上及び小型
・軽量化を図ることができる。
【0033】また、本発明における請求項2記載の自動
終端切替装置は、上記請求項1記載の構成に加えて、複
数の入力端子を有して、これら入力端子から得られた各
入力信号を合成する信号合成装置を備え、この信号合成
装置の前記複数の入力端子毎に設けたことを特徴とす
る。
【0034】前記信号合成装置は、複数の入力端子を有
し、これら各入力端子から得られた入力信号を合成する
ものである。
【0035】従って、本発明における請求項2記載の自
動終端切替装置によれば、信号合成装置の各入力端子毎
に自動終端切替装置を設けることにより、その入力端子
が開放状態の場合には高周波伝送線の終端を自動的に終
端抵抗に接続させるようにしたので、信号合成装置には
開放端が存在しないことにより、未使用端子が存在した
としても反射波が発生することなく、安定した高周波特
性を維持する信号合成装置を得ることができる。
【0036】また、本発明における請求項3記載の自動
終端切替装置は、上記請求項1記載の構成に加えて、複
数の出力端子を有して、入力端子から得られた入力信号
を各出力端子に分配する信号分配装置を備え、この信号
分配装置の前記複数の出力端子毎に設けたことを特徴と
する。
【0037】前記信号分配装置は、複数の出力端子を有
し、一つの入力端子から得られる入力信号を各出力端子
に分配するものである。
【0038】従って、本発明における請求項3記載の自
動終端切替装置によれば、信号分配装置の各出力端子毎
に自動終端切替装置を設けることにより、その出力端子
が開放状態の場合には高周波伝送線の終端を自動的に終
端抵抗に短絡させるようにしたので、信号分配装置には
開放端が存在しないことにより、未使用端子が存在した
としても反射波が発生することなく、安定した高周波特
性を維持する信号分配装置を得ることができる。
【0039】以下、図面に基づいて本発明の自動終端切
替装置における実施の形態について説明する。
【0040】(実施の形態1)図1は本実施の形態に示
す自動終端切替装置内部の概略構成を示すブロック図で
ある。図2は本実施の形態に示す自動終端切替装置内部
の具体的に示す回路ブロック図である。
【0041】図1において自動終端切替装置10は、こ
の高周波伝送線11に高周波信号を入力する信号入力端
子12と、この高周波伝送線11の終端を、終端抵抗1
3又は高周波出力端子14に切替接続する切替接続手段
である伝送路切替部15と、前記高周波伝送線11に印
加する直流電圧を発生する電圧発生手段である電圧発生
部16と、この高周波伝送線11の電位を検出すると共
に、この検出された電位に基づいて、伝送路切替部15
を制御する電位検出部17とを有するものである。な
お、請求項1記載の制御手段及び電位検出手段は、前記
電位検出部17に相当するものである。
【0042】前記終端抵抗13は、この高周波伝送線1
1の特性インピーダンスと等しい抵抗値に相当するもの
である。
【0043】図2において電圧発生部16は、前記高周
波伝送線11に印加する直流電圧を発生する直流電圧発
生回路(Vref)16aと、この直流電圧発生回路1
6aから過度の直流電圧が流れないようする直流プルア
ップ抵抗(Ra)16bとを有している。
【0044】前記電位検出部17は、主にpnpトラン
ジスタ17aで構成されており、エミッタ側にプルアッ
プ抵抗17bを介して設けた制御信号用の基準電圧発生
回路17cと、コレクタ側に設けた制御信号用のインピ
ーダンス17dと、ベース側に設けたインピーダンス
(Rc)17eとを有している。
【0045】尚、このpnpトランジスタ17aは、高
周波伝送線11に印加された直流電圧Vaの電位をベー
ス側で検知し、基準電圧発生回路17cの直流電圧Vb
が高周波伝送線11に印加された直流電圧Vaよりも低
い場合には、このトランジスタ17aをON動作するも
のであり、基準電圧発生回路17cの直流電圧Vbが高
周波伝送線11に印加された直流電圧Vaよりも高い、
若しくは同じの場合には、このトランジスタ17aをO
FF動作するものである。
【0046】前記伝送路切替部15は、Pinダイオー
ド15aを用いて構成されるものであり、前記pnpト
ランジスタ17aがON動作中にコレクタ側から直流電
圧Vbがかかると、高周波伝送線11の高周波信号を終
端抵抗13に流す、つまり高周波伝送線11の終端を終
端抵抗13に短絡させるものである。
【0047】また、前記高周波伝送線11には、その伝
送路切替部15との間で直流成分を除去するためのコン
デンサ18が設けてある。
【0048】また、前記高周波出力端子14に高周波ケ
ーブル48を介して接続する外部高周波機器30には、
前記高周波伝送線11からの直流成分を除去するコンデ
ンサ31と、前記高周波伝送線11からの直流電流を短
絡する直流短絡抵抗(Rb)32とを有している。
【0049】尚、直流プルアップ抵抗(Ra)16bと
直流短絡抵抗(Rb)32とは、高周波的には高インピ
ーダンスとなるようにし、直流短絡抵抗(Rb)32は
直流的に低抵抗となるように設定してある。
【0050】また、前記電位検出部17と高周波伝送線
11との接続を、高周波伝送線11の特性インピーダン
スZ0 <<Rcとなるように、インピーダンスRcを介し
て接続するようにしたので、前記電位検出部17は、理
論上、高周波伝送線11から開放されているものと見な
すことができ、前記高周波伝送線11から電位検出部1
7への高周波信号の流れ込みは無視することができるも
のである。
【0051】また、電位検出部17へ流れ込む直流電流
が無視できるほど小さいとすれば、外部高周波機器30
が未接続であるとき、高周波出力端子14の電位Va
は、Va=Vrefという式が成立する。
【0052】また、外部高周波機器30が接続されてい
るとき、高周波出力端子14の電位Vaは、Va=Rb
/(Ra+Rb)×Vrefという式が成立し、Va>
Rb/(Ra+Rb)×Vrefの場合には電位検出部
17のpnpトランジスタ17aはON状態となり、V
a≦Rb/(Ra+Rb)×Vrefの場合には電位検
出部17のpnpトランジスタ17aはOFF状態とな
るように設定してある。
【0053】つまり、外部高周波機器30が未接続状態
であるとき、電位検出部17のpnpトランジスタ17
aはON状態となり、pnpトランジスタ17aからの
直流電圧に応じて伝送路切替部15のPinダイオード
15aがON状態となって、この高周波伝送線11にお
ける高周波信号は終端抵抗13に流れる、つまり高周波
伝送線11の終端と終端抵抗13とは短絡状態となる。
【0054】逆に、外部高周波機器30が接続状態であ
るとき、電位検出部17のpnpトランジスタ17aは
OFF状態となり、伝送路切替部15のPinダイオー
ド15aがOFF状態となって、この高周波伝送線11
における高周波信号は高周波出力端子14に流れる、つ
まり高周波伝送線11の終端と高周波出力端子14とは
短絡状態となる。
【0055】上記第1の実施の形態によれば、予め高周
波伝送線11の終端に直流電圧を印加して、この高周波
伝送線11の電位を検出し、この検出結果に基づいて高
周波伝送線11の終端を終端抵抗13又は高周波出力端
子14に切替接続するようにしたので、高周波伝送線1
1における終端処理に際して、人為的なメンテナンスが
必要なく、しかも、高周波特性の向上及び小型・軽量化
を図ることができる。
【0056】尚、図2において電位検出部17をpnp
トランジスタ17aで構成するようにしたが、所望の出
力が得られるような他の能動素子で構成するようにして
も良い。
【0057】また、上記実施の形態においては、伝送路
切替部15をPinダイオード15aで構成するように
したが、トランジスタや汎用の半導体スイッチ等で構成
するようにしても良い。
【0058】また、上記実施の形態においては、外部高
周波機器30未接続のとき、高周波伝送線11の終端を
終端抵抗13としているが、他の高周波伝送線に接続す
るようにしても良い。
【0059】また、上記実施の形態においては、外部高
周波機器30の直流短絡抵抗(Rb)32としたが、直
流的に短絡しているコイルやダイオード等を使用するよ
うにしても良い。
【0060】(実施の形態2)第1の実施の形態に示す
自動終端切替装置を信号合成装置に適用した場合の実施
の形態について説明する。図3は第2の実施の形態に示
す信号合成装置内部の概略構成を示すブロック図であ
る。尚、自動終端切替装置10内部の詳細については第
1の実施の形態で説明したので、ここでは省略する。
【0061】図3において信号合成装置40には、外部
高周波機器30からの高周波信号を入力する複数の入力
端子41a,41bと、各入力端子41a,41b毎に
設けた自動終端切替装置10と、これら自動終端切替装
置10を介して入力端子41a,41bにて得られた各
高周波信号を合成する合成回路42と、この合成回路4
2にて合成された高周波信号を出力する出力端子43と
を有している。尚、自動終端切替装置10内部の終端抵
抗13の抵抗値は、高周波伝送線11の特性インピーダ
ンスZ0 に等しいものとする。
【0062】外部高周波機器30は、高周波伝送線11
の特性インピーダンスZ0 に等しい直流短絡抵抗32が
設けてあり、高周波ケーブル48を介して信号合成装置
40の入力端子41a,41bに接続してある。
【0063】第2の実施の形態によれば、信号合成装置
40の各入力端子41a,41bに自動終端切替装置1
0が備えられているので、例えば外部高周波機器30が
一方の入力端子41aのみにしか接続されていないとし
ても、他方の入力端子41bに設けた自動終端切替装置
10が他方の入力端子41bを開放状態であると検知し
て、この他方の入力端子41bを終端抵抗13と短絡さ
せるようにしたので、信号合成装置40には開放端が存
在しないことにより、未使用端子が存在したとしても反
射波が発生することなく、安定した高周波特性を維持す
る信号合成装置40を得ることができる。
【0064】尚、上記実施の形態においては、信号合成
装置40の信号入力を2系統としたが、2以上の複数系
統にしても良く、この場合には入力端子及び自動終端切
替装置10の数も増設するだけで、同様の効果が得られ
る。
【0065】(実施の形態3)第1の実施の形態に示す
自動終端切替装置を信号分配装置に適用した場合の実施
の形態について説明する。図4は第3の実施の形態に示
す信号分配装置内部の概略構成を示すブロック図であ
る。尚、自動終端切替装置10内部の詳細については第
1の実施の形態で説明したので、ここでは省略する。
【0066】図4において信号分配装置44は、高周波
信号を入力する入力端子45と、この入力端子45にて
得られた高周波信号を分配する分配回路46と、この分
配回路46にて分配された高周波信号を出力する出力端
子47a,47bと、各出力端子47a,47b毎に設
けた自動終端切替装置10とを有している。尚、自動終
端切替装置10内部の終端抵抗13の抵抗値は、高周波
伝送線11の特性インピーダンスZ0 に等しいものとす
る。
【0067】外部高周波機器30は、高周波伝送線の特
性インピーダンスZ0 に等しい直流短絡抵抗32が設け
てあり、高周波ケーブル48を介して信号分配装置44
の出力端子47a,47bに接続してある。
【0068】第3の実施の形態によれば、信号分配装置
44の各出力端子47a,47bに自動終端切替装置1
0が備えられているので、例えば外部高周波機器30が
一方の出力端子47aのみにしか接続されていないとし
ても、他方の出力端子47bに設けた自動終端切替装置
10が他方の出力端子47bを開放状態であると検知し
て、この他方の出力端子47bを終端抵抗13と短絡さ
せるようにしたので、信号分配装置44には開放端が存
在しないことにより、未使用端子が存在したとしても反
射波が発生することなく、安定した高周波特性を維持す
る信号分配装置44を得ることができる。
【0069】尚、上記実施の形態においては、信号分配
装置44の信号出力を2系統としたが、2以上の複数系
統にしても良く、この場合には出力端子及び自動終端切
替装置10の数も増設するだけで同様の効果を得ること
ができる。
【0070】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の自動終
端切替装置によれば、高周波伝送線における終端処理に
際して、人為的なメンテナンスが必要なく、しかも、高
周波特性の向上及び小型・軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に示す自動終端切替
装置内部の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態に示す自動終端切替
装置内部の詳細を示す回路ブロック図
【図3】本発明の第2の実施の形態に示す自動終端切替
装置を内蔵した信号合成装置内部の概略構成を示すブロ
ック図
【図4】本発明の第3の実施の形態に示す自動終端切替
装置を内蔵した信号分配装置内部の概略構成を示すブロ
ック図
【図5】従来の高周波システムの概略構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
10 自動終端切替装置 11 高周波伝送線 13 終端抵抗 14 高周波出力端子 15 伝送路切替部(切替接続手段) 16 電圧発生部(電圧発生手段) 17 電位検出部(電位検出手段、制御手段) 40 信号合成装置 44 信号分配装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波伝送線の終端を、終端抵抗又は高
    周波出力端子に切替接続する切替接続手段と、 前記高周波伝送線に印加する直流電圧を発生する電圧発
    生手段と、 この高周波伝送線の電位を検出する電位検出手段と、 この電位検出手段にて検出された電位に基づいて、前記
    切替接続手段を制御する制御手段とを有することを特徴
    とする自動終端切替装置。
  2. 【請求項2】 複数の入力端子を有して、これら入力端
    子から得られた各入力信号を合成する信号合成装置を備
    え、この信号合成装置の前記複数の入力端子毎に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の自動終端切替装置。
  3. 【請求項3】 複数の出力端子を有して、入力端子から
    得られた入力信号を各出力端子に分配する信号分配装置
    を備え、この信号分配装置の前記複数の出力端子毎に設
    けたことを特徴とする請求項1記載の自動終端切替装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324996A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 異常検出装置

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JP2006324996A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 異常検出装置

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