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JPH10291618A - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

Info

Publication number
JPH10291618A
JPH10291618A JP9104210A JP10421097A JPH10291618A JP H10291618 A JPH10291618 A JP H10291618A JP 9104210 A JP9104210 A JP 9104210A JP 10421097 A JP10421097 A JP 10421097A JP H10291618 A JPH10291618 A JP H10291618A
Authority
JP
Japan
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twisting
twist
yarn
twisted
tensile strength
Prior art date
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Granted
Application number
JP9104210A
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English (en)
Other versions
JP3982870B2 (ja
Inventor
Shuji Takahashi
修二 高橋
Yoshiyuki Yamamoto
義之 山本
Kazuto Yanatori
和人 梁取
Yoichi Shudo
洋一 首藤
Takayuki Nagafuku
貴之 永福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd, Tokyo Seiko Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP10421097A priority Critical patent/JP3982870B2/ja
Publication of JPH10291618A publication Critical patent/JPH10291618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3982870B2 publication Critical patent/JP3982870B2/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で高張力を有し、かつ錆の発生や廃棄の
煩雑性もなく、耐久性に優れたコンベヤベルトを提供す
る。 【解決手段】 引張強度が15g/d以上の有機繊維原
糸xを撚り合わせてなる引張強度10g/d以上、総デ
ニール数Dが8万d≧D≧90万dのコンベヤベルト用
の補強コード3Aが、特定の撚り構造、特定の撚り数に
より撚り合わせた下撚り、中撚り、上撚りからなる3本
撚り構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベヤベルトに
係わり、さらに詳しくは軽量で、高張力を有し、且つ耐
久性に著しく優れたコンベヤベルトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンベヤベルトは、ゴムや熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂等からなるエンドレスの帯状の
ベルト本体に、その長手方向に沿って補強層を埋設した
構成になっている。従来、上記補強層として、ナイロン
繊維、ポリエステル繊維等に代表される有機繊維からな
る織布を用いた帆布ベルトや、スチールコードを用いた
スチールコンベヤベルトが知られている。一般に帆布ベ
ルトは、スチールコードベルトに比較し軽量であるとい
う利点があるが、スチールコードベルトに比較し 引張
強度が低いために、500Kgf/cm以上の高い引張
強度を要求されるようなコンベヤベルトの補強層には適
していない。一方、スチールコードコンベヤベルトは、
多数本のスチールワイヤを撚り合わせて直径が2mm〜
15mm程度の太く引張強度の高いスチールコードと
し、織布のように横糸を用いる事なく、コンベヤベルト
の長手方向に略平行に複数本埋設された構造を持ってい
る。このように引張強度の高いスチールコードを用いて
いるので、また補強層としてコードを用いているので、
コンベヤベルトのエンドレス接合部で接合効率(接合強
度)の高いフィンガースプライスが可能であり、高張力
に耐えるコンベヤベルトが提供できるという利点があ
る。
【0003】しかしながら、スチールコードコンベヤベ
ルトは、スチールをその補強層に用いているために、重
量が重く、湿潤環境での使用時やゴムに亀裂が入った場
合に水が侵入する等によって錆が発生し、接着破壊やコ
ード破断が生じやすいという問題がある。また、使用済
のコンベヤベルトの廃棄も極めて煩雑であるという問題
がある。また、近年の環境問題や経済環境の悪化に伴
い、より軽量で高引張強度を有し、且つ長寿命なコンベ
ヤベルトに対する強い要求がある。
【0004】このような問題を解決する方法として、最
近では有機繊維の中でも引張強度の高いアラミド繊維を
織布状として補強層に用いたコンベヤベルトが開発され
ている。しかし、アラミド織物を補強層に用いたコンベ
ヤベルトは、エンドレス部(接合部)に最もエンドレス
効率の高いフィンガースプライス構造を適用したとして
も、補強層が織物構造であるために、その接合強度には
限界があり、引張強度が略2000Kgf/cmのもの
が実質的に使用できる限界である。また、例えエンドレ
ス効率の極めて高いエンドレス方法が開発されたとして
も、アラミド繊維を織物構造にしているため、アラミド
繊維が本来有している高強度を十分に利用できず、引張
強度が略2000Kgf/cmを超えて且つ耐久性の高
い織物を作製する事は実質的に不可能である。またさら
に、織物構造を用いた場合、コンベヤベルトの幅方向両
端部に亀裂等の切り欠きが入ると、応力集中によって破
断しやすいという問題がある。
【0005】従って、軽量で且つ2000Kgf/cm
を超えるような引張強度が要求されるような領域でも使
用可能な新規なコンベヤベルトの開発が望まれていた。
このような課題に対して、本発明者らは特開平7−14
4731号公報で、下撚り、中撚り、上撚りからなる3
段撚りの補強コードをコンベヤベルトの補強層に用いる
事を提案した。当該発明によって、従来有機繊維織物を
補強層に用いたコンベヤベルトで達成しえなかった高張
力で疲労耐久性の高いコンベヤベルトを用いる事が可能
となった。しかしながら、これらのコンベヤベルトのよ
り長寿命が望まれ、特に補強層の疲労耐久性の向上が課
題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、軽量
で高張力を有し、かつ錆の発生や廃棄の煩雑性もなく、
耐久性に優れたコンベヤベルトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、ベルト本体内にベルト長手方向に沿って引張強度
が15g/d以上の有機繊維原糸を撚り合わせてなる引
張強度10g/d以上、総デニール数Dが800000
d≧D≧90000dの範囲である補強コードを複数本
埋設してなるコンベヤベルトにおいて、前記補強コード
が前記有機繊維原糸をk本撚り合わせて下撚糸を形成
し、この下撚糸を芯部にm本、側部にn本を配置して撚
り合わせて中撚糸を形成し、さらにこの中撚糸を3本合
わせて上撚りを加えた3本撚り構成であって、そのコー
ド構造が下記(1)式の構造であり、前記芯部の下撚糸
と側部の下撚糸の下撚り係数をそれぞれKm 、Kn とし
た時、その撚り係数の比Km /Kn が下記(2)式を満
足する事を特徴とするものである。
【0008】 コード構造 3×(m+n)×(1×k) ・・・ (1) ここで、10≧k≧1、10≧m≧1、20≧n≧3、
n>m、である。 撚り係数比 2.4≧Km /Kn ≧1.2・・・(2) ここで、Km =Tm √Dm ,Kn =Tn √Dn ,700
≧Kn ≧200 Tm :芯部を構成する下撚糸の撚り数(回/10cm) Dm :芯部を構成する下撚糸のデニール数(d) Tn :側部を構成する下撚糸の撚り数(回/10cm) Dn :側部を構成する下撚糸のデニール数(d) である。
【0009】このようにベルト本体の長手方向に埋設さ
れた補強層として、特定の引張強度を有する有機繊維原
糸を撚り合わせて特定の撚り構成と特定の太さ、引張強
度を有する補強コードを用いることによって形成する事
で、軽量で高張力を有し、且つコンベヤベルトの耐久性
を向上する事ができ、しかもスチールコードのような錆
の発生がなく、使用済のコンベヤベルトの廃棄処分が煩
雑になることがない。
【0010】本発明では、好ましくは、中撚りの撚り係
数KM と上撚りの撚り係数KU が下記式を満足する補強
コードを埋設するのがよい。 1400≦KM ≦2000, 0.80≦KU /KM
1.10 ここで、KM =TM √DM ,KU =TU √DUM :中撚りの撚り数(回/10cm) 、DM :中撚りの総
デニール数(d) TU :上撚りの撚り数(回/10cm) 、DU :上撚りの総
デニール数(d) である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
のコンベヤベルトの一部を切り欠いた要部断面斜視図を
示し、このコンベヤベルト1は、ゴムや熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂等からなるエンドレスの帯上のベルト本体
2に、その長手方向に沿って補強層3を埋設した構成に
なっている。
【0012】補強層3は、ベルト本体2の長手方向に沿
って配設された複数の補強コード3Aを有し、これらの
補強コードは3Aは、ベルト本体2の幅方向に所定の間
隔で略平行に配置された構成になっている。図2に示す
ように、補強層3を構成する補強コード3Aは、引張強
度が15g/d以上の有機繊維原糸xを複数本撚り合わ
せて下撚糸3aを形成し、この下撚糸3aを芯部に1本
以上、側部に複数本配置して撚り合わせて中撚糸3bを
形成し、さらにこの中撚糸3bを3本撚りあわせて構成
され、有機繊維原糸xを撚り合わせた下撚り、下撚糸3
aを撚り合わせた中撚り、中撚糸3bを撚り合わせた上
撚りの3段撚り合わせ構造であり、その補強コード3A
の引張強度が10g/d以上で、かつ補強コードの総デ
ニール数が9万から80万dとなるようにしてある。
【0013】図2(a)は、有機繊維原糸xを4本撚り
合わせて下撚糸3aを形成し、この下撚糸を芯部に1
本、側部に6本配置して撚り合わせた中撚糸3bを形成
し、さらにこの中撚糸3bを3本合わせて上撚りを加え
た、コード構造が3×(1+6)×(1×4)構造の例
である。図2(b)は、有機繊維原糸xを4本撚り合わ
せて下撚糸3aを形成し、この下撚糸を芯部に2本、側
部に8本配置して撚り合わせた中撚糸3bを形成し、さ
らにこの中撚糸3bを3本合わせて上撚りを加えた、コ
ード構造が3×(2+8)×(1×4)構造の例を示
す。これらのコード構造を一般式で表すと下記(1)式
となる。
【0014】 コード構造 3×(m+n)×(1×k) ・・・(1) ここで、3は上撚り合糸本数、m+nは中撚りで複層撚
り構成であり、m+nのmは中撚糸3bの芯部を形成す
る下撚糸3aの本数、nは側部を構成する下撚糸3aの
本数を示し、これらの値は、10≧k≧1、10≧m≧
1、20≧n≧3の範囲になっており、mとnの関係は
n>mになっている。
【0015】また、中撚糸3bの芯部は、図3に示すよ
うに二層構造であってもよい。ここでは、図3(b)に
示すように、有機繊維原糸xを5本撚り合わせて下撚糸
3aを形成し、この下撚糸3aを芯部内層に2本、芯部
外層に8本配置した二層構造にし、その側部に下撚糸3
aを17本配置して撚り合わせた中撚糸3bを形成し、
この中撚糸3bを3本合わせて上撚りを加えた3本撚り
構造を例示している(図3(a))。このように芯部を
二層構造にした場合、上記式(1)における芯部を構成
する下撚糸3aの本数mとは、芯部外層の下撚糸3aの
本数を言うものであり、この芯部を二層構造にしたコー
ドの構造は、芯部内層の下撚糸3aの本数をpとした
時、下記式のような一般式で表すことができる。
【0016】 コード構造 3×(p+m+n)×(1×k) 但し、n>m>pの関係となり、3≧p≧0、k、m、
nは上記と同様である。また、補強コード3Aを構成す
る下撚糸3aの総本数が60本未満の場合には、中撚糸
3bはm+nの二層、60本以上の場合にはp+m+n
構成とするのが好ましい。
【0017】ここで下撚糸3aを構成する原糸xとは、
細いフィラメント多数本からなる実質的に撚りが加えら
れていない有機繊維フィラメント束の事であり、繊維メ
ーカーが供給する状態のものである。例えば、本発明に
好適なアラミド繊維は、多数本の細いフィラメントから
なる繊維束として1000d、1500d、3000d
等があり、これらを原糸という。
【0018】例えば、図2(a)に示した補強コード3
Aが1500dのアラミド原糸を用いた3×(1+6)
×(1×4)の構造である場合、1500dの原糸xを
4本合わせて下撚りを加え、1本の下撚糸3aの廻りに
6本の下撚糸3aを配置して撚りを加え中撚糸3bと
し、さらにこの中撚糸3bを3本合わせて上撚りを加え
て得ることができる。また、図2(b)で示す補強コー
ド3Aが1500dのアラミド原糸を用いた3×(2+
8)×(1×4)の構造である場合には、1500dの
原糸を4本合わせて下撚りを加え、この下撚糸3a2本
の廻りに8本の下撚糸3aを配置して撚りを加え中撚糸
3bとし、さらにこの中撚糸3bを3本合わせて上撚り
を加えて作ることができる。また、図3に示す補強コー
ド3Aが1500dのアラミド原糸を用いた3×(2+
8+17)×(1×5)の構造である場合には、150
0dの原糸xを5本合わせて下撚りを加え、この下撚糸
3a2本の廻りに8本の下撚糸3aを配置し、さらにこ
の廻りに17本の下撚糸3aを配置して撚り合わせて中
撚糸3bとし、さらにこの中撚糸3bを3本合わせて上
撚りを加えることにより得ることができる。中撚糸3b
において下撚糸3aをこのように配置する理由は、多数
本の下撚糸3aを単に束ねて撚りを加え中撚糸3bとす
ると、下撚糸3aが中撚糸3bの中でマイグレーション
を起こし引張強度利用率が悪化するためである。
【0019】さらに、図2に示す補強コード3Aの中撚
糸3bを構成する下撚糸3aは、撚り数の異なる少なく
とも2種類の下撚糸3anと下撚糸3amが用いられ、
中撚糸3bの最外層に配置される側部の下撚糸3anの
撚り係数Kn とその内側に配置される芯部の下撚糸3a
mの撚り係数Km の比Km /Kn が下記(2)式を満足
するようにしてある。また図3に示した構造において
も、補強コード3Aの中撚糸3bを構成する下撚糸3a
は、撚り数の異なる少なくとも2種類の下撚糸3anと
下撚糸3amが用いられ、中撚糸の最外層に配置される
側部の下撚糸3anの撚り係数Kn とその内側に配置さ
れる芯部の下撚糸3amの撚り係数Km の比Km /Kn
が下記(2)式を満足するようにしてある。尚、図3に
示した構造において、下撚糸3amのさらに内側に配置
される最芯部の下撚糸3apの撚り係数は特に規定する
ものではないが、Km とほぼ等しいかKm より大きい値
とするのがよい。
【0020】この理由は、中撚糸3bの内側に配置され
る下撚糸3amとその外側に配置される下撚糸3anは
補強コード3Aに張力が加えられた時に、もし撚り係数
が等しいと内側に配置された下撚糸3amにより張力が
加わり、この状態でコンベヤベルトとしてプーリー等に
より曲げが加えられると、より内側の下撚糸3amに負
荷が加わり先に疲労してしまうからである。従って、外
側に配置する下撚糸3anの撚り係数より内側に配置す
る下撚糸3amの撚り係数をより高くする事によって、
張力負担を均等にする事ができる。その撚り係数比Km
/Kn は、 2.4≧Km /Kn ≧1.2 ・・・ (2) が用いられるが、より好ましくは2.0≧Km /Kn
1.5である。また、外側に配置される下撚糸3anの
下記式で表される下撚係数Kn は700≧Kn≧200
の範囲にある事が必要であり、より好ましくは500≧
n ≧300の範囲が用いられる。
【0021】ここで、Km =Tm √Dm ,Kn =Tn
nm :芯部(芯部が複数層の場合は、芯部外層)を構成
する下撚糸の撚り数(回/10cm) Dm :芯部(芯部が複数層の場合は、芯部外層)を構成
する下撚糸のデニール数(d) Tn :側部を構成する下撚糸の撚り数(回/10cm) Dn :側部を構成する下撚糸のデニール数(d) である。
【0022】Km /Kn が1.2未満の場合には上記の
通り内側に配置した下撚糸3amの疲労性が悪化し、一
方、Km /Kn が2.4を越える場合には、下撚糸3a
nの強度が低下し結果として補強コード3Aの強度が低
下する事になる。また、Knが200未満の場合には、
下撚糸3aの収束性が低下し引張強度利用率が悪化する
だけでなく、疲労性やゴム等との接着性も低下すること
になる。一方、700を越えると収束性は高まるが引張
強度が大きく低下する。
【0023】一方、図4に示した3×7×(1×4)の
構造は従来例(特開平7−144731号公報)で開示
された構造を基本としたもので、図2(a)と同じ総デ
ニール数の補強コードであるが、ここで中撚糸3bは下
撚糸3aを単に7本を集めて撚り合わせた構造であり、
さらに中撚糸3bを形成する下撚糸3aの撚り数は全て
同一のものが用いられている。尚、下撚糸3aは原糸x
を4本合わせて撚り合わせてある。このような構造の場
合には上述のようなコードのマイグレーション等の問題
が発生する。
【0024】さらに、本発明においては、より好ましく
は中撚りの撚り係数KM と上撚りの撚り係数KU が下記
式を満足する補強コードを用いるのがよい。 1400≦KM ≦2000, 0.80≦KU /KM
1.10 ここで、KM =TM √DM ,KU =TU √DUM :中撚りの撚り数(回/10cm) 、DM :中撚糸の総
デニール数(d) TU :上撚りの撚り数(回/10cm) 、DU :上撚糸の総
デニール数(d) である。
【0025】一般に撚り係数が小さいと疲労性は低下す
るが初期の引張強度は高くなる。一方、撚り係数が大き
いと耐疲労性は向上するが、引張強度が低下する。本発
明者らは前記撚り構成に於いて、KM とKU の関係を種
々調査した結果、このような補強コードに於いて、引張
強度と耐疲労性の中撚糸の撚り係数依存性と上撚糸の撚
り係数の依存性が異なる事を見いだし、高張力コンベヤ
ベルトとして、所定の引張強度と耐疲労性の両者を満足
させるには上記範囲内にKM とKU を設定する事が重要
である事を見いだした。
【0026】尚、補強コード3Aの引張強度が10g/
d以上である事が必要である。10g/d未満では、高
張力なコンベヤベルトを得る事が実質的に不可能であ
る。即ち、引張強度が低いと高張力なコンベヤベルトを
得るには、コードの打ち込み本数を極めて多くする必要
があり、ベルト製造の生産性の悪化やエンドレス作業効
率が著しく阻害される。また、フィンガースプライスが
実質的に不可能となるからである。さらには、コード打
ち込み量が多いと軽量性の利点が享受できなくなり、軽
量で高張力なコンベヤベルトの提供が実質的に不可能と
なる。このため、上記コードに用いられる有機繊維原糸
は引張強度が15g/ d以上である事が必要である。
【0027】有機繊維原糸を撚り合わせると強度が低下
する事は一般に知られており、本発明構造を用いたとし
ても引張強度が15g/d未満の有機繊維原糸を用いた
場合、補強コードの引張強度を10g/d以上にする事
は実質的に不可能である。15g/d以上の引張強度を
有する原糸に用いられる有機繊維としては、アラミド繊
維、ビニロン繊維、ポリ−p−フェニレンベンズビスオ
キサゾール繊維、ポリ−p−フェニレンベンズビスチア
ゾール繊維、ポリアリレート繊維、超高分子量ポリエチ
レン繊維等が挙げられる。
【0028】補強コード3Aの引張強度をより高くする
には、用いる有機繊維原糸の引張強度を20g/d以上
にするのが好ましい。また、本発明の補強コードの総デ
ニール数が9万から80万dに限定されるのは、上記補
強コード3Aの太さが9万d未満では、引張強度が10
g/d以上の強度を持ったとしても、一本当たりの引張
強さが1000Kgf未満となり、充分な引張強度を得
る事ができず、2000Kgf/cm以上の引張強度を
有するコンベヤベルトを製造するには多数のコードを埋
設しなければならす、コンベヤベルトの接合部のエンド
レス加工が極めて煩雑になるために生産性を著しく悪化
させる。従って、9万d以上にする事が必要である。太
さが80万dを越えると、高い引張強度を得る事は可能
であるが、その強度に見合ったベルトエンドレス部での
接合強度を充分確保することが実質的に不可能となり、
ベルト耐久性が低下すると共に、コード径の増大により
コンベヤベルトの厚みが増加し、軽量性という利点も減
少する。さらにコード太さが80万dを越えると、ベル
ト走行時、走行駆動用のガイドプーリー上での変形が大
きくなるので耐疲労性も低下してくる。
【0029】また、補強コード3Aに於いて、各撚り工
程での撚り方向は、下記の4通りの組み合わせが好まし
い。即ち、下撚り、中撚り、上撚りの方向はS/S/
Z,S/Z/S,Z/Z/S,Z/S/Zの4通りであ
り、少なくとも中撚りと上撚りの撚り方向が異なる事が
補強コードの形態安定性や疲労耐久性の観点で好まし
い。
【0030】また、ベルト本体2に埋設された補強コー
ド3Aの上撚り方向が、隣接する補強コード3A相互で
それぞれ逆方向となるように構成するのがよく、それに
よって、撚りの解除トルクをバランスさせる事ができる
ため、コンベヤベルト1が蛇行したりカール現象を発生
するのを防止し、コンベヤベルトの直進性を良好にする
事ができる。
【0031】また、上記補強コード3Aは、ベルト本体
2の中央部よりも両側部の方が密となるように埋設する
のが好ましく、それにより、コンベヤベルト1の両側部
の引裂き抵抗を増加して、噛み込み等による耐外傷性を
高めることができる。さらに、本発明をより効果的にす
るには、前記補強コード3Aを形成する有機繊維原糸x
または、該有機繊維原糸xを多数本撚り合わて形成され
る下撚糸3aが、補強コード3Aに撚り合わされる前に
予めゴムラテックスを含む接着剤層で被覆されたものか
ら構成する事である。
【0032】即ち、補強コード3Aを形成する有機繊維
原糸xを下撚糸3Aに形成する前に被膜形成が可能なゴ
ムラテックスを含む接着剤で予め処理し接着剤で表面を
被覆する、或いは有機繊維原糸xを多数本撚り合わせた
下撚糸を中撚糸に形成する前に被膜形成が可能なゴムラ
テックスを含む接着剤で予め処理し接着剤で表面を被覆
する。このように補強コード3Aに撚り合わせる前に予
めゴムラテックスを含む接着剤で表面保護被膜が形成さ
れていると、補強コード中の下撚糸3aや中撚糸3bが
互いの接触部で摩擦を受けることにより発生する繊維フ
ィラメントのフィブリレーションの抑制が可能となりコ
ンベヤベルトの寿命を一層長くする事が可能となる。
【0033】ここで、ゴムラテックスは特に限定される
ものではないが、ビニルピリジン・スチレン・ブタジエ
ン共重合ゴムラテックス、スチレン・ブタジエン共重合
ゴムラテックス、ブタジエンゴムラテックス、クロロプ
レンゴムラテックス、アクリロニトリル・ブタジエン共
重合ゴムラテックス等が用いられる。また、ゴムラテッ
クスの他にレゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物、
エポキシ樹脂、イソシアネート等の接着剤を混合して用
いる事も可能である。
【0034】また、この接着剤にグラファイト微粒子ま
たは、二硫化モリブデン微粒子もしくは両者の混合物が
含まれてなる接着剤を用いて形成された接着剤層で被覆
する事がさらに効果的である。補強コード3Aは、前述
した通り複数本の中撚糸3bを撚り合わせて構成されて
おり、補強コードに張力が負荷されガイドロール等によ
り曲げが加えられると、中撚糸3b相互が微小に擦り変
位を生ずる。この時に繊維フィラメントが摩擦によって
フィブリル化を起こし強度低下を起こしやすい。グラフ
ァイト或いは二硫化モリブデンの固体微粒子を接着剤層
に含ませる事によって、摩擦抵抗が低減し、より繊維の
フィブリル化を防止可能とする。
【0035】用いられる上記の固体微粒子の粒径は、1
0μm以下が好ましく、1μm以下が潤滑性や接着性の
点でより好ましい。また、接着剤層へのこれらの固体微
粒子の添加量は接着剤100重量部に対して80重量部
以下が好ましい。80重量部を越えると接着剤とゴムと
の接着が低下しやすくなる。10重量部から40重量部
が摩擦抵抗と接着性の観点でより好ましい。
【0036】
【実施例】 実施例1 補強コードを形成する有機繊維原糸として引張強度が2
8g/dのアラミド繊維(テクノーラ[帝人〔株〕
製])の1500d(1000フィラメントからなる)
原糸を用い、表1に示す構造の補強コードを作製し、ゴ
ムに平行に埋設し、各試験コンベヤベルトを製造した。
各試験コンベヤベルトは、周長8m,幅50cm,厚さ
16mmであり、本発明コンベヤベルト(実施例)と、
比較コンベヤベルト(比較例)、従来コンベヤ(従来
例)は、用いた補強コード以外はすべて同一条件で製造
している。また、本発明コンベヤベルトにおけるKm
n は1.86である。
【0037】尚、これら補強コードは下撚糸の段階で、
水溶性エポキシ樹脂とゴムラテックス及びブロックドイ
ソシアネート、さらにグラファイト微粒子を混合した処
理液に浸漬乾燥熱処理した後に、さらにレゾルシン・ホ
ルムアルデヒド初期縮合物とゴムラテックスとの混合液
に浸漬し乾燥熱処理を施し、ゴムとの接着性を付与した
後に、所定の撚り構造となるように撚りを加えた。
【0038】これら各試験コンベヤベルトを下記に示す
測定条件により、引張強度、耐久性の評価試験を行った
ところ、表1に示す結果を得た。 引張強度 新品の各試験コンベヤベルトからJIS K6369
(スチールコードコンベヤゴムベルト)に準拠してベル
トの両端部から50mm以上離れた位置から試料(補強
コード)を切りだして引張試験用の試料を作製し、引張
強さを測定した。 耐久性 各試験コンベヤベルトtを図5にその概略を示すような
ベルト走行試験機の径が600mmのプーリー20、2
1の間に装着し、ガイド22を介して補強コード1本当
たり250Kgfの張力を加え、150m/分の走行速
度で500万回走行させた。走行終了後に、上記と同様
にして、引張試験用試料を採取し、引張強さを測定し、
新品時の引張強さに対する走行後の引張強さの保持率
(%)を求め耐久性の尺度とした。この強度保持率が大
きい程、ベルト耐久性が優れている事を示す。
【0039】
【表1】
【0040】実施例は本発明に従って撚りあわせた補強
コードである。一方、比較例は本発明と撚り構成は同一
であるが、中撚糸を構成する下撚糸の内側に配置される
下撚糸の撚り係数と外側に配置される下撚糸の撚り係数
が同一の場合である。また従来例は中撚糸を構成する下
撚糸は全て同じ撚り係数で撚られ、さらにこれら下撚糸
を単にまとめて撚り合わせて中撚糸を形成したものであ
る(特開平7−144731号公報に開示された構
造)。
【0041】表1から明らかなように、本発明の実施例
は比較例と引張強度はほぼ同じであるが疲労後の強度保
持率は明らかに良好である。また従来例に比較した場合
には引張強度、疲労後の強度保持率両方ともに明らかに
優れる事がわかる。 実施例2 実施例1の3×(1+6)×(1×4)の構成に於いて
下撚糸の撚り係数KmとKn の比を変化させて同様の試
験を行ったところ、図6に示す結果を得た。尚、ここで
はKn =350としてKm を変化させた。また、中撚り
係数、上撚り係数は上記本発明コンベヤベルトと同一で
ある。
【0042】図6から、Km /Kn 比が1.2未満では
疲労強度保持率が悪化し、2.4を越えると引張強度が
低下してくる事がわかる。 実施例3 実施例1の3×(1+6)×(1×4)の構成に於いて
下撚糸のKm /Kn 比は本発明コンベアベルトと同じ
1.86として、中撚糸の撚り係数KM と上撚りの撚り
係数KU を変化させ、同様に評価を実施した。結果は図
7に示しているが、ここでは、初期の引張強度が200
0Kgf以上、疲労後の強度保持率が85%以上の結果
を得た撚り構成を○、いずれかを満足しない撚り構成を
●で示してある。尚、図中の×は、補強コード作成時撚
りが強すぎるためにコードがキンクしてしまい、実質的
に作成する事が困難であったものを示している。
【0043】図7から明らかなように、初期引張強度が
2000Kgf以上で、疲労後の強度保持率が85%以
上の結果を得るためには、中撚りの撚り係数KM 及び上
撚りの撚り係数KU を1400≦KM ≦2000、かつ
0.80≦KU /KM ≦1.10の範囲にするのがよい
ことがわかる。
【0044】
【発明の効果】上記のように本発明は、ベルト本体に埋
設された補強層の長手方向に沿って延びる引張強度が1
5g/d以上の有機繊維原糸を撚り合わせてなる引張強
度10g/d以上、総デニールが9万から80万dであ
る補強コードを、特定の撚り構造で特定の撚り数にて撚
り合わせることにより形成される下撚り、中撚り、上撚
りからなる3本撚りの補強コードとして用いる事によっ
て、軽量で高張力を有し、かつ錆の発生や廃棄の煩雑性
もなく、耐久性に優れたコンベヤベルトの提供が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベやベルトの一部を切り欠いた要
部断面斜視図である。
【図2】(a),(b)は、それぞれ本発明のコンベア
ベルトに使用される補強コードの一例を示す拡大断面図
である。
【図3】(a)は本発明のコンベアベルトに使用される
補強コードの他の例を下撚糸をを構成する原糸を略した
状態で示す拡大断面図、(b)は(a)に使用される下
撚糸の拡大断面図である。
【図4】従来のコンベアベルトに使用される補強コード
の一例を示す拡大断面図である。
【図5】耐久性試験において使用されるベルト走行試験
機の概略説明図である。
【図6】芯部の下撚糸と側部の下撚糸の下撚り係数の比
m /Kn と、引張強度及び強度保持率との関係を示す
グラフ図である。
【図7】中撚り係数KM 及び上撚り係数KU と、引張強
度及び強度保持率との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 コンベヤベルト 2 ベルト本体 3 補強層 3A 補強コード 3a 下撚糸 3am 芯部の下
撚糸 3an 側部の下撚糸 3ap 最芯部の
下撚糸 3b 上撚糸 x 有機繊維原糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梁取 和人 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 首藤 洋一 愛知県蒲郡市中村1−1 東京製綱繊維ロ ープ株式会社内 (72)発明者 永福 貴之 愛知県蒲郡市中村1−1 東京製綱繊維ロ ープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト本体内にベルト長手方向に沿って
    引張強度が15g/d以上の有機繊維原糸を撚り合わせ
    てなる引張強度10g/d以上、総デニール数Dが80
    0000d≧D≧90000dの範囲である補強コード
    を複数本埋設してなるコンベヤベルトにおいて、 前記補強コードが前記有機繊維原糸をk本撚り合わせて
    下撚糸を形成し、この下撚糸を芯部にm本、側部にn本
    配置して撚り合わせて中撚糸を形成し、さらにこの中撚
    糸を3本合わせて上撚りを加えた3本撚り構成であっ
    て、そのコード構造が下記(1)式の構造であり、 前記芯部の下撚糸と側部の下撚糸の下撚り係数をそれぞ
    れKm 、Kn とした時、その撚り係数の比Km /Kn
    下記(2)式を満足する事を特徴とするコンベヤベル
    ト。 3×(m+n)×(1×k) ・・・ (1) 但し、10≧k≧1、10≧m≧1、20≧n≧3、n
    >m 2.4≧Km /Kn ≧1.2 ・・・ (2) 但し、Km =Tm √Dm ,Kn =Tn √Dn ,700≧
    n ≧200 Tm :芯部を構成する下撚糸の撚り数(回/10cm) Dm :芯部を構成する下撚糸のデニール数(d) Tn :側部を構成する下撚糸の撚り数(回/10cm) Dn :側部を構成する下撚糸のデニール数(d)
  2. 【請求項2】 中撚りの撚り係数KM と上撚りの撚り係
    数KU が下記式を満足する事を特徴とする請求項1に記
    載のコンベヤベルト。 1400≦KM ≦2000, 0.80≦KU /KM
    1.10 但し、KM =TM √DM ,KU =TU √DUM :中撚りの撚り数(回/10cm) 、DM :中撚りの総
    デニール数(d) TU :上撚りの撚り数(回/10cm) 、DU :上撚りの総
    デニール数(d)
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