JPH10282774A - 現像装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
現像装置及びプロセスカートリッジInfo
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- JPH10282774A JPH10282774A JP9084027A JP8402797A JPH10282774A JP H10282774 A JPH10282774 A JP H10282774A JP 9084027 A JP9084027 A JP 9084027A JP 8402797 A JP8402797 A JP 8402797A JP H10282774 A JPH10282774 A JP H10282774A
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Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で、回転時に攪拌搬送手段に生じ
る大きな負荷を低減すると共に収容部の内壁に対する摺
擦性を滑らかにする。 【解決手段】 アジテータ120には、各々弾性部材で
構成され、弾性変形の小さい基部128と弾性変形の大
きい先端部130とを備えた搬送部材126を、保持部
材124を介してアジテータシャフト122に取付けら
れている。このようなアジテータ120は、トナー量が
多い場合には、アジテータ120に加えられる負荷によ
って先端部130が大きく弾性変形して基部128に巻
き付くようになることで回転半径を小さくして、負荷を
低減しながらトナーを攪拌する。一方、トナー量が少な
い場合には、先端部130が元の状態に戻ってトナー槽
112の内壁114上を摺擦し、先端部130の有する
優れた摺擦性でトナーを搬送する。
る大きな負荷を低減すると共に収容部の内壁に対する摺
擦性を滑らかにする。 【解決手段】 アジテータ120には、各々弾性部材で
構成され、弾性変形の小さい基部128と弾性変形の大
きい先端部130とを備えた搬送部材126を、保持部
材124を介してアジテータシャフト122に取付けら
れている。このようなアジテータ120は、トナー量が
多い場合には、アジテータ120に加えられる負荷によ
って先端部130が大きく弾性変形して基部128に巻
き付くようになることで回転半径を小さくして、負荷を
低減しながらトナーを攪拌する。一方、トナー量が少な
い場合には、先端部130が元の状態に戻ってトナー槽
112の内壁114上を摺擦し、先端部130の有する
優れた摺擦性でトナーを搬送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置及びプロ
セスカートリッジに関し、特に画像情報に応じて感光体
ドラム上を帯電させることによって形成された静電潜像
をトナーによって顕像化させる電子写真方式の現像装置
及びプロセスカートリッジに関する。
セスカートリッジに関し、特に画像情報に応じて感光体
ドラム上を帯電させることによって形成された静電潜像
をトナーによって顕像化させる電子写真方式の現像装置
及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体ドラムと、内部にトナーを
収容する収容部を有し、前方に設けられた送出口からト
ナーを送出して感光体ドラムへ供給する現像装置と、帯
電装置と、クリーニング装置とを備えたプロセスカート
リッジでは、収容部にトナーを攪拌すると共に送出口へ
トナーを搬送しながら送り出すトナー攪拌手段及びトナ
ー搬送手段を一体化させた攪拌搬送手段としてのアジテ
ータが備えられている。
収容する収容部を有し、前方に設けられた送出口からト
ナーを送出して感光体ドラムへ供給する現像装置と、帯
電装置と、クリーニング装置とを備えたプロセスカート
リッジでは、収容部にトナーを攪拌すると共に送出口へ
トナーを搬送しながら送り出すトナー攪拌手段及びトナ
ー搬送手段を一体化させた攪拌搬送手段としてのアジテ
ータが備えられている。
【0003】図11(A)に示されるように、一般に、
アジテータ500は両端部を回転可能に軸支されると共
に、中央部分が半径方向に屈曲されて回転中心Cから離
れた位置に配置されている軸部502を有している。こ
の軸部502の中央部分には、保持部504が取り付け
られている。この保持部504に、回転方向(図11
(B)の矢印A)前側となる位置で搬送部506が連結
されている。アジテータ500が回転すると、保持部5
04に連結された搬送部506が、プロセスカートリッ
ジの収容部内のトナーを攪拌し、収容部の内壁に沿って
搬送して送出口へ送り出すようになっている。
アジテータ500は両端部を回転可能に軸支されると共
に、中央部分が半径方向に屈曲されて回転中心Cから離
れた位置に配置されている軸部502を有している。こ
の軸部502の中央部分には、保持部504が取り付け
られている。この保持部504に、回転方向(図11
(B)の矢印A)前側となる位置で搬送部506が連結
されている。アジテータ500が回転すると、保持部5
04に連結された搬送部506が、プロセスカートリッ
ジの収容部内のトナーを攪拌し、収容部の内壁に沿って
搬送して送出口へ送り出すようになっている。
【0004】このようなアジテータ500を備えたプロ
セスカートリッジを静置させると、内部に収容されたト
ナーの嵩が減り、これを掻き崩すために大きな抵抗が生
じる。このため、このようなトナーを攪拌し搬送する上
記のアジテータ500には、プロセスカートリッジの使
用を開始する際に大きな負荷が加えられる。この負荷の
最大値は、プロセスカートリッジの使用を開始する際に
生じるため、アジテータ500の構成や強度は、このと
きの負荷を考慮する必要がある。このような大きな負荷
に耐え得るアジテータ500とするために、機構が複雑
化し、コストが上昇したり、トナーの充填量を制限する
といった不都合が生じていた。
セスカートリッジを静置させると、内部に収容されたト
ナーの嵩が減り、これを掻き崩すために大きな抵抗が生
じる。このため、このようなトナーを攪拌し搬送する上
記のアジテータ500には、プロセスカートリッジの使
用を開始する際に大きな負荷が加えられる。この負荷の
最大値は、プロセスカートリッジの使用を開始する際に
生じるため、アジテータ500の構成や強度は、このと
きの負荷を考慮する必要がある。このような大きな負荷
に耐え得るアジテータ500とするために、機構が複雑
化し、コストが上昇したり、トナーの充填量を制限する
といった不都合が生じていた。
【0005】このような不都合を解消するために、軸部
の回転中心部分と搬送部との間(図11のアジテータ5
00において軸部504の両側の屈曲部に相当する部
分)に弾性部材を配置して、静置したトナーを掻き崩す
際の抵抗を減少させたアジテータがある(例えば、特開
平3−149576号公報参照)。このようなアジテー
タでは、トナーが多量の充填されているときに回転する
と、回転中心から離れた搬送部の両端部分に負荷がかか
り、弾性部材が変形して回転半径が減少する。この結
果、回転時の負荷を減じさせることができる。一方、ト
ナーが減少したときには、この弾性部材が元の状態とな
るため、トナーを十分に搬送できるようになっている。
の回転中心部分と搬送部との間(図11のアジテータ5
00において軸部504の両側の屈曲部に相当する部
分)に弾性部材を配置して、静置したトナーを掻き崩す
際の抵抗を減少させたアジテータがある(例えば、特開
平3−149576号公報参照)。このようなアジテー
タでは、トナーが多量の充填されているときに回転する
と、回転中心から離れた搬送部の両端部分に負荷がかか
り、弾性部材が変形して回転半径が減少する。この結
果、回転時の負荷を減じさせることができる。一方、ト
ナーが減少したときには、この弾性部材が元の状態とな
るため、トナーを十分に搬送できるようになっている。
【0006】また、軸部の形状をクランク状にして、ト
ナーを掻き崩す際の抵抗を減少させたアジテータがある
(例えば、特開平4−204466号公報参照)。この
ようなアジテータは、軸部をクランク状とすることによ
り、軸部に回転中心から離れると共に平行して取り付け
られる各搬送部の長さが短くなって、回転軸が回転を開
始してもトナーと同時に接触する領域が小さくなり、こ
の結果、攪拌時のトナーの抵抗を小さくして負荷を低減
させることができる。また、小さい負荷で回転を開始す
ると、トナーが端部からほぐされていくため、中央部の
搬送部に加えられる負荷も低減させることができ、これ
によって、小さい負荷で確実にトナーを搬送することが
できるようにしている。
ナーを掻き崩す際の抵抗を減少させたアジテータがある
(例えば、特開平4−204466号公報参照)。この
ようなアジテータは、軸部をクランク状とすることによ
り、軸部に回転中心から離れると共に平行して取り付け
られる各搬送部の長さが短くなって、回転軸が回転を開
始してもトナーと同時に接触する領域が小さくなり、こ
の結果、攪拌時のトナーの抵抗を小さくして負荷を低減
させることができる。また、小さい負荷で回転を開始す
ると、トナーが端部からほぐされていくため、中央部の
搬送部に加えられる負荷も低減させることができ、これ
によって、小さい負荷で確実にトナーを搬送することが
できるようにしている。
【0007】一方、アジテータを複数の部材で構成させ
ると、構造が複雑になって組み立てが困難となり、ま
た、部材の連結部分に攪拌搬送時の負荷がかかるため回
転中に部材が分解するといった問題が生じる。これを解
消するために、軸部に保持される保持部と搬送部とを弾
性変形自在な部材で一体成型させたものがある(例え
ば、特開平4−191768号公報参照)。このような
アジテータにはつなぎ目がなく、回転中に搬送部が分解
するという問題を解消することができる。
ると、構造が複雑になって組み立てが困難となり、ま
た、部材の連結部分に攪拌搬送時の負荷がかかるため回
転中に部材が分解するといった問題が生じる。これを解
消するために、軸部に保持される保持部と搬送部とを弾
性変形自在な部材で一体成型させたものがある(例え
ば、特開平4−191768号公報参照)。このような
アジテータにはつなぎ目がなく、回転中に搬送部が分解
するという問題を解消することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送部
の両端部分に弾性部材を設けたり、軸部をクランク状に
した場合であっても、搬送部自体が保持部によって回転
中心よりも離れた位置に配置されているため、回転を開
始すると、搬送部だけでなく保持部自体にも大きな負荷
が加えられ、アジテータを駆動するギアが歯飛びしたり
破損したりするという問題がある。また、搬送部と保持
部とを樹脂により一体成形した場合には、先端部分の負
荷が生じるとアジテータ全体に負荷がかかるため、これ
に対抗できるように搬送部と保持部とを一定以上の厚み
で成形しなければならない。このため、この厚みに応じ
てトナーの収容部の壁面との間に摩擦が大きくなり、摺
擦状態が滑らかでなくなり、摺擦性に劣るという問題が
生じる。このような摺擦性の劣化によって、回転時のア
ジテータに大きな負荷が不規則に加わり、回転毎に回転
変動が生じることがある。
の両端部分に弾性部材を設けたり、軸部をクランク状に
した場合であっても、搬送部自体が保持部によって回転
中心よりも離れた位置に配置されているため、回転を開
始すると、搬送部だけでなく保持部自体にも大きな負荷
が加えられ、アジテータを駆動するギアが歯飛びしたり
破損したりするという問題がある。また、搬送部と保持
部とを樹脂により一体成形した場合には、先端部分の負
荷が生じるとアジテータ全体に負荷がかかるため、これ
に対抗できるように搬送部と保持部とを一定以上の厚み
で成形しなければならない。このため、この厚みに応じ
てトナーの収容部の壁面との間に摩擦が大きくなり、摺
擦状態が滑らかでなくなり、摺擦性に劣るという問題が
生じる。このような摺擦性の劣化によって、回転時のア
ジテータに大きな負荷が不規則に加わり、回転毎に回転
変動が生じることがある。
【0009】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、攪拌搬送手段に生じる大きな負荷を低減すると共に
収容部の内壁に対する優れた摺擦性を備えた簡単な構成
の現像装置及びこのような現像装置を備えたプロセスカ
ートリッジを提供することを目的とする。
で、攪拌搬送手段に生じる大きな負荷を低減すると共に
収容部の内壁に対する優れた摺擦性を備えた簡単な構成
の現像装置及びこのような現像装置を備えたプロセスカ
ートリッジを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、トナーを収容すると共に内部のトナーを送出するた
めの送出口が設けられた収容部と、前記収容部内に軸支
された回転軸に連結され、該回転軸が回転駆動すること
によって前記収容部内に収容されたトナーを攪拌しなが
ら、トナーを内壁に沿って搬送して前記送出口から送り
出す攪拌搬送手段とを備えた現像装置において、前記攪
拌搬送手段が、所定の弾性変形を有する前記回転軸側の
基部と、該基部の半径方向外側に配置されて前記収容部
の内壁を摺擦し、該基部よりも弾性変形が大きい先端部
とを有する搬送部材を備えたことを特徴としている。
は、トナーを収容すると共に内部のトナーを送出するた
めの送出口が設けられた収容部と、前記収容部内に軸支
された回転軸に連結され、該回転軸が回転駆動すること
によって前記収容部内に収容されたトナーを攪拌しなが
ら、トナーを内壁に沿って搬送して前記送出口から送り
出す攪拌搬送手段とを備えた現像装置において、前記攪
拌搬送手段が、所定の弾性変形を有する前記回転軸側の
基部と、該基部の半径方向外側に配置されて前記収容部
の内壁を摺擦し、該基部よりも弾性変形が大きい先端部
とを有する搬送部材を備えたことを特徴としている。
【0011】この発明によれば、攪拌搬送手段が、弾性
変形の大きさが異なる基部及び先端部を有する搬送部材
を備えているので、攪拌搬送手段が回転することによっ
て搬送部材に負荷が生じると、弾性変形の小さい基部が
わずかに弾性変形して負荷を分散させると共に、先端部
が大きく弾性変形して、回転半径を変更することができ
る。これによって、負荷が大きくなってもこれに応じて
回転半径を小さく変更して、回転時の負荷を大幅に低減
させることができる。また、トナー量が少なくなって負
荷が小さくなったときには、先端部が元の状態に戻って
摺擦性よくトナーを内壁に沿って搬送し送出口へ送り出
すことができる。
変形の大きさが異なる基部及び先端部を有する搬送部材
を備えているので、攪拌搬送手段が回転することによっ
て搬送部材に負荷が生じると、弾性変形の小さい基部が
わずかに弾性変形して負荷を分散させると共に、先端部
が大きく弾性変形して、回転半径を変更することができ
る。これによって、負荷が大きくなってもこれに応じて
回転半径を小さく変更して、回転時の負荷を大幅に低減
させることができる。また、トナー量が少なくなって負
荷が小さくなったときには、先端部が元の状態に戻って
摺擦性よくトナーを内壁に沿って搬送し送出口へ送り出
すことができる。
【0012】従って、簡単な構成で、回転時に攪拌搬送
手段に生じる大きな負荷を軽減することができると共に
収容部の内壁を滑らかに摺擦することができる。
手段に生じる大きな負荷を軽減することができると共に
収容部の内壁を滑らかに摺擦することができる。
【0013】請求項2に係る発明は、前記搬送部材が、
前記基部に対応する第1の部材と前記先端部に対応する
第2の部材とで構成されていることを特徴としている。
前記基部に対応する第1の部材と前記先端部に対応する
第2の部材とで構成されていることを特徴としている。
【0014】この発明によれば、搬送部材が弾性変形の
大きさの異なる2つの部材で構成されているので、収容
部の内壁を摺擦可能な第2の部材に生じた負荷が、第2
の部材の弾性変形によって分散され、第1の部材にその
まま加わることがない。これによって、搬送部材の強度
を高めるために第1の部材及び第2の部材の厚みを共に
大きくする必要がなく、収容部に対する摺擦性を損なう
ことがない。
大きさの異なる2つの部材で構成されているので、収容
部の内壁を摺擦可能な第2の部材に生じた負荷が、第2
の部材の弾性変形によって分散され、第1の部材にその
まま加わることがない。これによって、搬送部材の強度
を高めるために第1の部材及び第2の部材の厚みを共に
大きくする必要がなく、収容部に対する摺擦性を損なう
ことがない。
【0015】請求項3に係る発明は、前記搬送部材が、
前記攪拌搬送手段の回転中心に配置された保持部材を介
して前記回転軸に取り付けられていることを特徴として
いる。
前記攪拌搬送手段の回転中心に配置された保持部材を介
して前記回転軸に取り付けられていることを特徴として
いる。
【0016】この発明によれば、搬送部材を保持する保
持部材が攪拌搬送手段の回転中心に配置されているの
で、搬送部材を確実に回転軸に取り付けると共に保持部
に加えられる回転時の負荷を著しく低減させることがで
きる。また、保持部には搬送部材の基部が直接保持され
るので、攪拌搬送手段に加えられる回転時の負荷を一層
低減させることができる。
持部材が攪拌搬送手段の回転中心に配置されているの
で、搬送部材を確実に回転軸に取り付けると共に保持部
に加えられる回転時の負荷を著しく低減させることがで
きる。また、保持部には搬送部材の基部が直接保持され
るので、攪拌搬送手段に加えられる回転時の負荷を一層
低減させることができる。
【0017】なお、弾性変形の大きさを変えるために、
第1の部材と第2の部材とを同一の部材で各々形成させ
た場合には異なる厚みのものとすることができ、また、
異なる部材で各々形成させた場合には、異なる厚みのも
の又は同一の厚みのものとすることができる。
第1の部材と第2の部材とを同一の部材で各々形成させ
た場合には異なる厚みのものとすることができ、また、
異なる部材で各々形成させた場合には、異なる厚みのも
の又は同一の厚みのものとすることができる。
【0018】前記搬送部材の基部と先端部との厚みを異
なるようにする場合には、弾性変形の大きさが異なれば
如何なる厚みとしてもよいが、請求項6に係る発明のよ
うに、前記搬送部材の前記第1の部材及び前記第2の部
材が、前記第1の部材の厚みをaとし、前記第2の部材
の厚みをbとしたときに、a>2bとなる厚みを各々有
することが好ましい。
なるようにする場合には、弾性変形の大きさが異なれば
如何なる厚みとしてもよいが、請求項6に係る発明のよ
うに、前記搬送部材の前記第1の部材及び前記第2の部
材が、前記第1の部材の厚みをaとし、前記第2の部材
の厚みをbとしたときに、a>2bとなる厚みを各々有
することが好ましい。
【0019】搬送部材は弾性変形が可能であれば如何な
る物質で構成させてもよいが、請求項4に係る発明のよ
うに、ポリエステルなどで構成された二軸延伸フィルム
であることが好ましく、特に、請求項5に係る発明のよ
うに、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート及びポリフェニレンサルファイドから選択され
た少なくとも1つとすることが最も好ましい。第1の部
材及び第2の部材を異なる物質で構成させる場合には、
基部と先端部との弾性変形の大きさの関係を維持するこ
とができれば、如何なる組み合わせで用いることがで
き、適宜選択される。
る物質で構成させてもよいが、請求項4に係る発明のよ
うに、ポリエステルなどで構成された二軸延伸フィルム
であることが好ましく、特に、請求項5に係る発明のよ
うに、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート及びポリフェニレンサルファイドから選択され
た少なくとも1つとすることが最も好ましい。第1の部
材及び第2の部材を異なる物質で構成させる場合には、
基部と先端部との弾性変形の大きさの関係を維持するこ
とができれば、如何なる組み合わせで用いることがで
き、適宜選択される。
【0020】請求項7に係る発明は、前記基部が、前記
攪拌搬送手段の回転方向に沿って開口する通過口を有す
ることを特徴としている。
攪拌搬送手段の回転方向に沿って開口する通過口を有す
ることを特徴としている。
【0021】この発明によれば、基部に通過口が設けら
れているので、搬送部材が、大量のトナーが収容された
収容部で回転して攪拌を行う場合であっても、基部の通
過口でトナーを抵抗なく通過させて基部に加えられる負
荷を低減させることができる。また、トナー量が少ない
ときには通過口のない先端部によって確実にトナーを攪
拌搬送することができる。これにより、上記効果に加え
て、収容部内に大量のトナーが収容されている場合には
一層少ない負荷で収容部内のトナーを攪拌し、少量のト
ナーが収容されているときには確実に収容部内のトナー
を攪拌搬送することができる。
れているので、搬送部材が、大量のトナーが収容された
収容部で回転して攪拌を行う場合であっても、基部の通
過口でトナーを抵抗なく通過させて基部に加えられる負
荷を低減させることができる。また、トナー量が少ない
ときには通過口のない先端部によって確実にトナーを攪
拌搬送することができる。これにより、上記効果に加え
て、収容部内に大量のトナーが収容されている場合には
一層少ない負荷で収容部内のトナーを攪拌し、少量のト
ナーが収容されているときには確実に収容部内のトナー
を攪拌搬送することができる。
【0022】請求項8に係る発明は、前記搬送部材の回
転中心から前記先端部の先端までの長さが、回転軸線に
沿って少なくとも一部異なることを特徴としている。
転中心から前記先端部の先端までの長さが、回転軸線に
沿って少なくとも一部異なることを特徴としている。
【0023】この発明によれば、先端部までの長さが回
転軸線に沿って少なくとも一部が異なるので、先端部の
半径外側となる先端の回転軸線に対する位置が少なくと
も一部で異なる。このため、収容部の内壁との摺接末端
が設けられて先端部の先端が内壁から離反する場合であ
っても、先端部の先端が回転軸線方向に沿って同時に離
反することがなく、離反するタイミングを軸線方向にず
らすことができる。この結果、先端部の収容部の内壁か
らの開放を軸線方向にずらして、先端部が軸線方向に沿
って一度に離反することによって生じる衝撃を小さく
し、この衝撃による回転変動を防止することができる。
従って、収容部の内壁に対する摺擦性を一層滑らかにす
ることができる。
転軸線に沿って少なくとも一部が異なるので、先端部の
半径外側となる先端の回転軸線に対する位置が少なくと
も一部で異なる。このため、収容部の内壁との摺接末端
が設けられて先端部の先端が内壁から離反する場合であ
っても、先端部の先端が回転軸線方向に沿って同時に離
反することがなく、離反するタイミングを軸線方向にず
らすことができる。この結果、先端部の収容部の内壁か
らの開放を軸線方向にずらして、先端部が軸線方向に沿
って一度に離反することによって生じる衝撃を小さく
し、この衝撃による回転変動を防止することができる。
従って、収容部の内壁に対する摺擦性を一層滑らかにす
ることができる。
【0024】なお、先端部の先端までの長さは回転軸線
に沿って少なくとも一部異なればよく、例えば、請求項
9に係る発明のように、回転軸線に沿って徐々に異なる
ことを特徴とすることができ、また、請求項10に記載
の発明のように、回転軸線に沿って段階的に異なること
を特徴とすることもできる。回転軸線に沿って徐々に異
なるようにすれば、収容部の内壁との離反のタイミング
を回転軸線に沿って徐々にずらすことができ、一層離反
する際に生じる衝撃の発生を抑えることができる。この
ような先端部には、例えば、両端部から中央部分に徐々
に長さを短くした先端部が該当する。また、回転軸線に
沿って階段状に異なるようにすれば、先端部の先端が収
容部の内壁から離反する際に生じる衝撃を階段状に小さ
くすることができる。このような先端部には、例えば、
先端部の先端の形状が凹凸状となった先端部が該当す
る。
に沿って少なくとも一部異なればよく、例えば、請求項
9に係る発明のように、回転軸線に沿って徐々に異なる
ことを特徴とすることができ、また、請求項10に記載
の発明のように、回転軸線に沿って段階的に異なること
を特徴とすることもできる。回転軸線に沿って徐々に異
なるようにすれば、収容部の内壁との離反のタイミング
を回転軸線に沿って徐々にずらすことができ、一層離反
する際に生じる衝撃の発生を抑えることができる。この
ような先端部には、例えば、両端部から中央部分に徐々
に長さを短くした先端部が該当する。また、回転軸線に
沿って階段状に異なるようにすれば、先端部の先端が収
容部の内壁から離反する際に生じる衝撃を階段状に小さ
くすることができる。このような先端部には、例えば、
先端部の先端の形状が凹凸状となった先端部が該当す
る。
【0025】請求項11に記載の発明は、トナーを収容
すると共に内部のトナーを送出するための送出口が設け
られた収容部と、前記収容部内に軸支された回転軸に連
結され、該回転軸が回転駆動することによって前記収容
部内に収容されたトナーを攪拌しながら、トナーを内壁
に沿って搬送して前記送出口から送り出す攪拌搬送手段
とを備えた現像装置を含むプロセスカートリッジにおい
て、前記攪拌搬送手段が、所定の弾性変形を有する前記
回転軸側の基部と、該基部の半径方向外側に配置され該
基部よりも弾性変形が大きい先端部とを有する搬送部材
を備えたことを特徴としている。
すると共に内部のトナーを送出するための送出口が設け
られた収容部と、前記収容部内に軸支された回転軸に連
結され、該回転軸が回転駆動することによって前記収容
部内に収容されたトナーを攪拌しながら、トナーを内壁
に沿って搬送して前記送出口から送り出す攪拌搬送手段
とを備えた現像装置を含むプロセスカートリッジにおい
て、前記攪拌搬送手段が、所定の弾性変形を有する前記
回転軸側の基部と、該基部の半径方向外側に配置され該
基部よりも弾性変形が大きい先端部とを有する搬送部材
を備えたことを特徴としている。
【0026】請求項11に記載されたプロセスカートリ
ッジは、請求項1に記載された現像装置を備えているの
で、請求項1に記載された発明と同様に、回転による負
荷が低減されると共に収容部の内壁に対する優れた摺擦
性を備え、これによって安定して仕上がり品質のよい画
像を形成することができる。
ッジは、請求項1に記載された現像装置を備えているの
で、請求項1に記載された発明と同様に、回転による負
荷が低減されると共に収容部の内壁に対する優れた摺擦
性を備え、これによって安定して仕上がり品質のよい画
像を形成することができる。
【0027】
[第1の実施の形態]以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0028】図1に示されるように、プロセスカートリ
ッジ100には現像装置110と、現像ロール102
と、感光体ドラム106と図示しないクリーニング装置
及び帯電装置が配置されている。
ッジ100には現像装置110と、現像ロール102
と、感光体ドラム106と図示しないクリーニング装置
及び帯電装置が配置されている。
【0029】現像装置110は、トナーを収容するトナ
ー槽112を備えている。トナー槽112にはケース1
16が取り付けられ、ケース116の側壁には、現像ロ
ール102が回転可能に軸支されており、現像ロール1
02の軸部には現像ロール102を回転させる図示しな
いギア機構が設けられている。現像ロール102の近傍
には感光体ドラム106が配置され、現像ロール102
と感光体ドラム106とは周面を接触させている。な
お、現像ロール102には現像ロール102を帯電させ
る帯電ブレード104が接触している。
ー槽112を備えている。トナー槽112にはケース1
16が取り付けられ、ケース116の側壁には、現像ロ
ール102が回転可能に軸支されており、現像ロール1
02の軸部には現像ロール102を回転させる図示しな
いギア機構が設けられている。現像ロール102の近傍
には感光体ドラム106が配置され、現像ロール102
と感光体ドラム106とは周面を接触させている。な
お、現像ロール102には現像ロール102を帯電させ
る帯電ブレード104が接触している。
【0030】また、トナー槽112には、現像ロール1
02と対面する図1左上方にトナー供給口118が形成
されており、このトナー供給口118から、トナー槽1
12に収容されたトナーがケース116へ送られるよう
になっている。
02と対面する図1左上方にトナー供給口118が形成
されており、このトナー供給口118から、トナー槽1
12に収容されたトナーがケース116へ送られるよう
になっている。
【0031】ケース116に送られたトナーは、現像ロ
ール102の磁力によって吸着され現像ロール102の
表面に薄層を形成し、感光体ドラム106に供給され
る。これによって、感光体ドラム106に静電潜像が顕
像化される。
ール102の磁力によって吸着され現像ロール102の
表面に薄層を形成し、感光体ドラム106に供給され
る。これによって、感光体ドラム106に静電潜像が顕
像化される。
【0032】一方、トナー槽112の中には、収容され
たトナーを攪拌及び搬送する攪拌搬送手段である2つの
アジテータ120が、所定の間隔で離反して配置されて
いる。なお、トナー槽112に配置された2つのアジテ
ータ120は同一の構成をしているため、以下において
は一方のみについて説明し、他方のアジテータ120の
説明を省略する。
たトナーを攪拌及び搬送する攪拌搬送手段である2つの
アジテータ120が、所定の間隔で離反して配置されて
いる。なお、トナー槽112に配置された2つのアジテ
ータ120は同一の構成をしているため、以下において
は一方のみについて説明し、他方のアジテータ120の
説明を省略する。
【0033】アジテータ120には、トナー槽112の
長手方向(図1紙面手前奥方向)に沿って回転可能に軸
支されたアジテータシャフト122が備えられている。
アジテータシャフト122には、アジテータシャフト1
22を所定の速度で回転駆動させる図示しない回転駆動
機構が連結されている。
長手方向(図1紙面手前奥方向)に沿って回転可能に軸
支されたアジテータシャフト122が備えられている。
アジテータシャフト122には、アジテータシャフト1
22を所定の速度で回転駆動させる図示しない回転駆動
機構が連結されている。
【0034】図2(A)に示されるように、アジテータ
シャフト122には、アジテータシャフト122の軸線
方向に沿って保持部材124が固定されている。保持部
材124は、アジテータシャフト122の軸線方向を長
手方向とする矩形状の部材であり、アジテータ120の
回転方向(図1において矢印R方向)の前方となるよう
に、保持部材124の1つの面に弾性体で構成された搬
送部材126が取り付けられている。
シャフト122には、アジテータシャフト122の軸線
方向に沿って保持部材124が固定されている。保持部
材124は、アジテータシャフト122の軸線方向を長
手方向とする矩形状の部材であり、アジテータ120の
回転方向(図1において矢印R方向)の前方となるよう
に、保持部材124の1つの面に弾性体で構成された搬
送部材126が取り付けられている。
【0035】搬送部材126は、保持部材124に取り
付けられると共にアジテータシャフト122の回転に対
して半径方向外側へ伸びる基部128と、基部128の
半径方向外側であり、回転方向(矢印R)前方となる位
置に取り付けられた先端部130とで構成されている。
この基部128及び先端部130は共に弾性体で構成さ
れており、搬送部材126は、先端部130でトナー槽
112の内壁114を摺擦する。
付けられると共にアジテータシャフト122の回転に対
して半径方向外側へ伸びる基部128と、基部128の
半径方向外側であり、回転方向(矢印R)前方となる位
置に取り付けられた先端部130とで構成されている。
この基部128及び先端部130は共に弾性体で構成さ
れており、搬送部材126は、先端部130でトナー槽
112の内壁114を摺擦する。
【0036】図2(A)及び図2(B)に示されるよう
に、保持部材124と搬送部材126の基部128及び
先端部130とは、一部分を重複させて取り付けられて
いる。このため、アジテータ120が回転することによ
って負荷が生じると、先端部130は半径方向内側の端
部で基部128に支持され、基部128は半径方向内側
の端部で保持部材124に支持される。また、搬送部材
126の基部128及び先端部130は、それぞれの一
端のみで支持されているため、それぞれ回転半径方向外
側となる端部は、基部128の場合には矢印S方向に、
先端部130の場合には矢印T方向に撓むことができる
ようになっている。
に、保持部材124と搬送部材126の基部128及び
先端部130とは、一部分を重複させて取り付けられて
いる。このため、アジテータ120が回転することによ
って負荷が生じると、先端部130は半径方向内側の端
部で基部128に支持され、基部128は半径方向内側
の端部で保持部材124に支持される。また、搬送部材
126の基部128及び先端部130は、それぞれの一
端のみで支持されているため、それぞれ回転半径方向外
側となる端部は、基部128の場合には矢印S方向に、
先端部130の場合には矢印T方向に撓むことができる
ようになっている。
【0037】搬送部材126の基部128及び先端部1
30は、共に弾性のある部材で構成されており、好まし
くは、ポリエステルなどで構成された二軸延伸フィル
ム、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
サイルファイド、ポリエチレンナフタレートなどから選
択された部材のフィルムで構成されている。これによっ
て、基部128及び先端部130は共に負荷に応じて弾
性変形が可能となる。基部128及び先端部130は、
互いに同一の部材で構成されていてもよく、異なる部材
で構成されていてもよい。
30は、共に弾性のある部材で構成されており、好まし
くは、ポリエステルなどで構成された二軸延伸フィル
ム、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
サイルファイド、ポリエチレンナフタレートなどから選
択された部材のフィルムで構成されている。これによっ
て、基部128及び先端部130は共に負荷に応じて弾
性変形が可能となる。基部128及び先端部130は、
互いに同一の部材で構成されていてもよく、異なる部材
で構成されていてもよい。
【0038】基部128及び先端部130の厚みは、先
端部130よりも基部128の方が厚くなっている。こ
れによって、先端部130は基部128よりも大きく弾
性変形可能となっている。
端部130よりも基部128の方が厚くなっている。こ
れによって、先端部130は基部128よりも大きく弾
性変形可能となっている。
【0039】なお、基部128の厚みが先端部130の
2倍以上の厚みとなることが好ましい。このため、基部
128の厚みは、140〜240μm、好ましくは16
0〜200μmの範囲内であり、先端部130の厚み
は、30〜80μm、好ましくは40〜60μmの範囲
内である。基部128の厚みが140μm以下では、先
端部130を取り付けてトナー槽112の内壁114を
摺擦したときのへたり量が大きくなりすぎてトナー搬送
性に劣り、一方、240μmを越えると基部128の弾
性変形が期待できため先端部130を取り付けてトナー
槽112の内壁114を摺擦したときに生じる負荷を十
分に分散させることができず、好ましくない。また、先
端部130の厚みが30μm以下では、トナーの搬送性
が劣り、一方、80μmを越えるとトナー槽112の内
壁114との摺擦性に劣るため、好ましくない。
2倍以上の厚みとなることが好ましい。このため、基部
128の厚みは、140〜240μm、好ましくは16
0〜200μmの範囲内であり、先端部130の厚み
は、30〜80μm、好ましくは40〜60μmの範囲
内である。基部128の厚みが140μm以下では、先
端部130を取り付けてトナー槽112の内壁114を
摺擦したときのへたり量が大きくなりすぎてトナー搬送
性に劣り、一方、240μmを越えると基部128の弾
性変形が期待できため先端部130を取り付けてトナー
槽112の内壁114を摺擦したときに生じる負荷を十
分に分散させることができず、好ましくない。また、先
端部130の厚みが30μm以下では、トナーの搬送性
が劣り、一方、80μmを越えるとトナー槽112の内
壁114との摺擦性に劣るため、好ましくない。
【0040】また、基部128及び先端部130の長さ
は、用いられる弾性部材の弾性率及びトナー槽112の
サイズによっても異なるが、回転中心Cから先端部13
0の半径方向外側先端までの距離D(図2参照)が、ト
ナー量が少ないときのトナー槽112で回転したときに
内壁114と接触して弾性変形しながらトナーを搬送可
能な程度の長さであって、基部128及び先端部130
を約1:3の厚みを有する同一の部材で構成した場合に
は、3:1〜3:2程度の比となる長さとすることがで
きる。基部128の長さを長くしすぎると先端部130
が弾性変形してもアジテータ120に生じる負荷を十分
に低減することができず、一方、先端部130の長さを
長くしすぎると、トナーの搬送性に劣るため、好ましく
ない。
は、用いられる弾性部材の弾性率及びトナー槽112の
サイズによっても異なるが、回転中心Cから先端部13
0の半径方向外側先端までの距離D(図2参照)が、ト
ナー量が少ないときのトナー槽112で回転したときに
内壁114と接触して弾性変形しながらトナーを搬送可
能な程度の長さであって、基部128及び先端部130
を約1:3の厚みを有する同一の部材で構成した場合に
は、3:1〜3:2程度の比となる長さとすることがで
きる。基部128の長さを長くしすぎると先端部130
が弾性変形してもアジテータ120に生じる負荷を十分
に低減することができず、一方、先端部130の長さを
長くしすぎると、トナーの搬送性に劣るため、好ましく
ない。
【0041】このように、アジテータ120は、各々弾
性部材で構成され、先端部130の方が弾性変形が大き
い基部128と先端部130とを備えた搬送部材126
を、保持部材124を介してアジテータシャフト122
に取付けられており、トナー槽112に収容されたトナ
ーの攪拌及びトナー供給口118への搬送が可能な構成
となっている。
性部材で構成され、先端部130の方が弾性変形が大き
い基部128と先端部130とを備えた搬送部材126
を、保持部材124を介してアジテータシャフト122
に取付けられており、トナー槽112に収容されたトナ
ーの攪拌及びトナー供給口118への搬送が可能な構成
となっている。
【0042】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。現像装置110を備えたプロセスカートリッジ10
0を電子写真画像形成装置に装填し、電源が投入される
とアジテータ120が回転する。
る。現像装置110を備えたプロセスカートリッジ10
0を電子写真画像形成装置に装填し、電源が投入される
とアジテータ120が回転する。
【0043】通常、現像装置110は、電子写真画像形
成装置に装填されて電源が投入されるまで静置状態にあ
るので、トナー槽112に収容されたトナーは自重によ
って嵩を減じ、凝集している。
成装置に装填されて電源が投入されるまで静置状態にあ
るので、トナー槽112に収容されたトナーは自重によ
って嵩を減じ、凝集している。
【0044】このため、この凝集したトナーは、アジテ
ータ120によって掻き崩されながら、トナー供給口1
18へ搬送される。
ータ120によって掻き崩されながら、トナー供給口1
18へ搬送される。
【0045】このとき、トナー槽112に大量のトナー
が収容されている場合には、アジテータ120の動きの
向き(即ち、回転方向R)とは反対の方向にアジテータ
120の回転を妨げる大きな負荷がかかる。
が収容されている場合には、アジテータ120の動きの
向き(即ち、回転方向R)とは反対の方向にアジテータ
120の回転を妨げる大きな負荷がかかる。
【0046】アジテータ120は、搬送部材126の基
部128及び先端部130に負荷が加えられると、弾性
率の大きい先端部130が負荷に応じて大きく弾性変形
する。基部128は、先端部130よりも小さく弾性変
形する。このため、大きく弾性変形した先端部130が
わずかに弾性変形した基部128に巻かれるような状態
となってアジテータ120が回転するため、実質的に回
転半径は小さくなる。
部128及び先端部130に負荷が加えられると、弾性
率の大きい先端部130が負荷に応じて大きく弾性変形
する。基部128は、先端部130よりも小さく弾性変
形する。このため、大きく弾性変形した先端部130が
わずかに弾性変形した基部128に巻かれるような状態
となってアジテータ120が回転するため、実質的に回
転半径は小さくなる。
【0047】また、基部128は、先端部130よりは
小さいが、生じた負荷に応じて弾性変形し、基部128
に生じた負荷を分散させながら、確実にトナーを攪拌す
る。
小さいが、生じた負荷に応じて弾性変形し、基部128
に生じた負荷を分散させながら、確実にトナーを攪拌す
る。
【0048】保持部材124は、アジテータ120の回
転中心に配置されているため保持部材124に加えられ
る攪拌時の負荷は、非常に小さい。
転中心に配置されているため保持部材124に加えられ
る攪拌時の負荷は、非常に小さい。
【0049】この結果、トナー槽112に大量のトナー
が収容されているときに、回転半径が大きくなるに従っ
て大きくなる負荷を、アジテータ120の回転半径を小
さくすることによって、大幅に低減させることができ
る。
が収容されているときに、回転半径が大きくなるに従っ
て大きくなる負荷を、アジテータ120の回転半径を小
さくすることによって、大幅に低減させることができ
る。
【0050】このようにしてアジテータ120で攪拌搬
送されたトナーは、トナー供給口118を通じてケース
116へ供給され、次いで、帯電ブレード104によっ
て帯電された現像ロール102に供給される。一方、感
光体ドラム106は、図示しない帯電装置で帯電され、
画像情報に応じた露光が行われることによって、静電潜
像が形成される。感光体ドラム106上の静電潜像は、
現像ロール102にトナーが供給されることによって、
顕像化される。
送されたトナーは、トナー供給口118を通じてケース
116へ供給され、次いで、帯電ブレード104によっ
て帯電された現像ロール102に供給される。一方、感
光体ドラム106は、図示しない帯電装置で帯電され、
画像情報に応じた露光が行われることによって、静電潜
像が形成される。感光体ドラム106上の静電潜像は、
現像ロール102にトナーが供給されることによって、
顕像化される。
【0051】一方、トナー槽112内のトナーが消費さ
れてくると、トナーの量が少なくなるため、トナー槽1
12の内部のトナーはアジテータシャフト122から遠
い位置に配置される。
れてくると、トナーの量が少なくなるため、トナー槽1
12の内部のトナーはアジテータシャフト122から遠
い位置に配置される。
【0052】このとき、大量のトナーが収容されている
ときに比べてアジテータ120の攪拌搬送時に生じる負
荷が小さくなるため、トナーが大量にあるときには大き
く変形し基部128に巻かれるような状態であった先端
部130が、弾性によって負荷の大きさに応じて元の状
態に回復する。
ときに比べてアジテータ120の攪拌搬送時に生じる負
荷が小さくなるため、トナーが大量にあるときには大き
く変形し基部128に巻かれるような状態であった先端
部130が、弾性によって負荷の大きさに応じて元の状
態に回復する。
【0053】この結果、負荷の大きさに応じて、基部1
28への巻き付きを元の状態に戻した先端部130は、
十分な摺擦性を有する先端部130の先端をトナー槽1
12の内壁114と接触により弾性変形しながら滑らか
に且つ十分に摺擦し、トナーを確実にトナー供給口11
8へ搬送する。
28への巻き付きを元の状態に戻した先端部130は、
十分な摺擦性を有する先端部130の先端をトナー槽1
12の内壁114と接触により弾性変形しながら滑らか
に且つ十分に摺擦し、トナーを確実にトナー供給口11
8へ搬送する。
【0054】このようにアジテータ120は、トナー量
が多い場合には、アジテータ120に加えられる負荷を
回転半径を小さくすることによって低減しながら確実に
トナーを攪拌し、一方、トナー量が少ない場合には、先
端部130が元の状態に戻ってトナー槽112の内壁1
14上を確実に摺擦し、先端部130の有する摺擦性に
よって、トナーを確実に且つ摺擦性よく搬送することが
できる。
が多い場合には、アジテータ120に加えられる負荷を
回転半径を小さくすることによって低減しながら確実に
トナーを攪拌し、一方、トナー量が少ない場合には、先
端部130が元の状態に戻ってトナー槽112の内壁1
14上を確実に摺擦し、先端部130の有する摺擦性に
よって、トナーを確実に且つ摺擦性よく搬送することが
できる。
【0055】従って、簡単な構成で、アジテータ120
に生じる大きな負荷を軽減すると共にトナー槽112の
内壁114に対する滑らかに摺擦して、確実にトナーを
攪拌しトナー供給口118へ搬送し、安定して仕上がり
品質のよい画像を形成することができる。
に生じる大きな負荷を軽減すると共にトナー槽112の
内壁114に対する滑らかに摺擦して、確実にトナーを
攪拌しトナー供給口118へ搬送し、安定して仕上がり
品質のよい画像を形成することができる。
【0056】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
に実施の形態について説明する。
に実施の形態について説明する。
【0057】なお、第2の実施の形態は、本発明に係る
搬送部材のみが異なる以外は第1の実施の形態と同様で
あるため、搬送部材以外の部材であって第1の実施の形
態で説明したものと同一の作用効果を奏するものには同
一の符号を付して、説明を省略する。
搬送部材のみが異なる以外は第1の実施の形態と同様で
あるため、搬送部材以外の部材であって第1の実施の形
態で説明したものと同一の作用効果を奏するものには同
一の符号を付して、説明を省略する。
【0058】図3に示されるように、第2の実施の形態
に係るアジテータ140には、開口146が軸線方向に
沿って複数設けられた以外は第1の実施の形態に係る基
部128と同一の基部144と、先端部130とを有す
る搬送部材142が備えられている。
に係るアジテータ140には、開口146が軸線方向に
沿って複数設けられた以外は第1の実施の形態に係る基
部128と同一の基部144と、先端部130とを有す
る搬送部材142が備えられている。
【0059】図3(B)に示されるように、基部144
に設けられた開口146は、アジテータ140の回転方
向(矢印R)に沿って開口している。また、基部144
の開口146は、先端部130と重複しない箇所に設け
られているため、先端部130の変形に影響を与えな
い。
に設けられた開口146は、アジテータ140の回転方
向(矢印R)に沿って開口している。また、基部144
の開口146は、先端部130と重複しない箇所に設け
られているため、先端部130の変形に影響を与えな
い。
【0060】開口146を有する基部144は、先端部
130よりも2倍以上の厚みを有しており、先端部13
0よりも小さく弾性変形可能となっている。
130よりも2倍以上の厚みを有しており、先端部13
0よりも小さく弾性変形可能となっている。
【0061】第2の実施の形態の作用について説明す
る。アジテータ140は、アジテータシャフト122の
回転駆動によって矢印Rで示される方向に回転し、トナ
ー槽112の内部に配置されているトナーを攪拌搬送す
る。
る。アジテータ140は、アジテータシャフト122の
回転駆動によって矢印Rで示される方向に回転し、トナ
ー槽112の内部に配置されているトナーを攪拌搬送す
る。
【0062】このとき、トナー槽112に大量のトナー
が配置されている場合には、トナーの嵩は、トナー槽1
12の内壁114を摺擦する先端部130の位置から、
先端部130に連結された基部128の位置に到達して
いる。
が配置されている場合には、トナーの嵩は、トナー槽1
12の内壁114を摺擦する先端部130の位置から、
先端部130に連結された基部128の位置に到達して
いる。
【0063】このため、アジテータ140が攪拌を開始
すると、先端部130のみならず基部144にトナーの
抵抗が負荷される。
すると、先端部130のみならず基部144にトナーの
抵抗が負荷される。
【0064】先端部130にトナーの抵抗が負荷される
と、先端部130が弾性変形して基部144に巻き付く
ようになって、実際上の回転半径が小さくなる。これに
よって先端部130にかかる負荷を小さくすると共にア
ジテータ140全体に加えられる負荷を小さくすること
ができる。
と、先端部130が弾性変形して基部144に巻き付く
ようになって、実際上の回転半径が小さくなる。これに
よって先端部130にかかる負荷を小さくすると共にア
ジテータ140全体に加えられる負荷を小さくすること
ができる。
【0065】また、大量のトナーを収容するトナー槽1
12でアジテータ140を回転させると、トナーが基部
144の開口146を通過する。このように、開口14
6に対応した箇所のトナーは抵抗なく基部144を通過
するため、基部144に加えられるトナーの抵抗が小さ
くなり、この結果、アジテータ140に生じる負荷を小
さくすることができる。
12でアジテータ140を回転させると、トナーが基部
144の開口146を通過する。このように、開口14
6に対応した箇所のトナーは抵抗なく基部144を通過
するため、基部144に加えられるトナーの抵抗が小さ
くなり、この結果、アジテータ140に生じる負荷を小
さくすることができる。
【0066】一方、トナーが消費されてトナー槽112
のトナーの嵩が小さくなると、基部144の開口146
が設けられている部分にトナーが配置されることがない
ため、トナーが開口146を通過することがない。先端
部130は、トナーの量が少なくなることによって抵抗
が小さくなるため、元の状態に戻って確実にトナー槽1
12の内壁114を摺擦する。
のトナーの嵩が小さくなると、基部144の開口146
が設けられている部分にトナーが配置されることがない
ため、トナーが開口146を通過することがない。先端
部130は、トナーの量が少なくなることによって抵抗
が小さくなるため、元の状態に戻って確実にトナー槽1
12の内壁114を摺擦する。
【0067】これによって、トナー槽112に大量のト
ナーが収容されている場合には、一層小さい負荷でトナ
ーを攪拌することができ、トナー槽112のトナー量が
少なくなると、優れた摺擦性でトナー槽112の内壁を
摺擦してトナーを確実にトナー供給口118へ搬送する
ことができる。
ナーが収容されている場合には、一層小さい負荷でトナ
ーを攪拌することができ、トナー槽112のトナー量が
少なくなると、優れた摺擦性でトナー槽112の内壁を
摺擦してトナーを確実にトナー供給口118へ搬送する
ことができる。
【0068】また、基部144に軸線方向に沿って複数
の開口146を設けるので、攪拌時のトナーの流れを複
雑にすることができ、攪拌性を高めることができる。
の開口146を設けるので、攪拌時のトナーの流れを複
雑にすることができ、攪拌性を高めることができる。
【0069】本実施の形態では、開口146の形状を回
転方向に沿って設けられた円形としたが、開口146の
形状は円形に限定されない。例えば、矩形に穿設しても
よく、スリット状としてもよい。また、設けられる数も
特に限定されない。
転方向に沿って設けられた円形としたが、開口146の
形状は円形に限定されない。例えば、矩形に穿設しても
よく、スリット状としてもよい。また、設けられる数も
特に限定されない。
【0070】[第3の実施の形態]次に、図4を参照し
て本発明の第3の実施の形態について説明する。
て本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0071】なお、第3の実施の形態は、本発明に係る
搬送部材のみが異なる以外は第1の実施の形態と同様で
あるため、搬送部材以外の部材であって第1の実施の形
態で説明したものと同一の作用効果を奏するものには同
一の符号を付して、説明を省略する。
搬送部材のみが異なる以外は第1の実施の形態と同様で
あるため、搬送部材以外の部材であって第1の実施の形
態で説明したものと同一の作用効果を奏するものには同
一の符号を付して、説明を省略する。
【0072】図4に示されるように、第3の実施の形態
に係るアジテータ150は、基部128と、アジテータ
シャフト122の軸線方向に沿って回転中心Cから先端
までの距離Dが異なる先端部154とを備えた搬送部材
152を有している。
に係るアジテータ150は、基部128と、アジテータ
シャフト122の軸線方向に沿って回転中心Cから先端
までの距離Dが異なる先端部154とを備えた搬送部材
152を有している。
【0073】図4(A)に示されるように、先端部15
4は、軸線方向両端部分の距離Deよりも中央部分の距
離Dcが小さくなっており、このため、両端側から中央
部分に向かって徐々に傾斜している形状となっている。
4は、軸線方向両端部分の距離Deよりも中央部分の距
離Dcが小さくなっており、このため、両端側から中央
部分に向かって徐々に傾斜している形状となっている。
【0074】この距離Dが最も短い中央部分は、トナー
槽112の内壁114と十分な摺擦性を確保可能な長さ
となっている。
槽112の内壁114と十分な摺擦性を確保可能な長さ
となっている。
【0075】このため、アジテータ150が回転する
と、先端部154はトナー槽112の内壁114と接触
して弾性変形しながら摺擦し、内壁114から離反する
ときには先端部154の端部側で端部の形状に沿って徐
々に離反する。
と、先端部154はトナー槽112の内壁114と接触
して弾性変形しながら摺擦し、内壁114から離反する
ときには先端部154の端部側で端部の形状に沿って徐
々に離反する。
【0076】次に、第3の実施の形態の作用について説
明する。アジテータ150が回転すると、トナー槽11
2にトナーが大量に収容されている場合には、先端部1
30が回転時の負荷によって大きく弾性変形し、実際の
回転半径を小さくする。これによって、小さい負荷でト
ナーを攪拌することができる。
明する。アジテータ150が回転すると、トナー槽11
2にトナーが大量に収容されている場合には、先端部1
30が回転時の負荷によって大きく弾性変形し、実際の
回転半径を小さくする。これによって、小さい負荷でト
ナーを攪拌することができる。
【0077】また、トナー槽112に収容されているト
ナー量が少なくなると、基部128に巻き付いていた先
端部154が元の状態に戻され、先端部154の半径方
向外側となる端部が、トナー槽112の内壁114上
を、接触して弾性変形しながら摺擦する。
ナー量が少なくなると、基部128に巻き付いていた先
端部154が元の状態に戻され、先端部154の半径方
向外側となる端部が、トナー槽112の内壁114上
を、接触して弾性変形しながら摺擦する。
【0078】図5に示されるように、搬送部材152を
有するプロセスカートリッジ156のトナー槽112の
内壁114には、トナー供給口118によって摺擦面の
段差が生じており、内壁114を摺擦してきた先端部1
54は、トナー供給口118に到達すると内壁114か
ら離反する。先端部154は、摺擦時では、内壁114
と接触することによって弾性変形しているため、離反時
では、内壁114との接触から開放されて弾性によって
変形を戻す。
有するプロセスカートリッジ156のトナー槽112の
内壁114には、トナー供給口118によって摺擦面の
段差が生じており、内壁114を摺擦してきた先端部1
54は、トナー供給口118に到達すると内壁114か
ら離反する。先端部154は、摺擦時では、内壁114
と接触することによって弾性変形しているため、離反時
では、内壁114との接触から開放されて弾性によって
変形を戻す。
【0079】このとき、先端部154の半径外側端部の
形状は、両端部分から中央部分に向かって徐々に傾斜し
た形状となっているため、内壁114との離反は距離D
が最も短い(距離Dc)中央部分から生じ、離反する箇
所は半径外側端部の形状に従って徐々に両端部分へと移
動する。
形状は、両端部分から中央部分に向かって徐々に傾斜し
た形状となっているため、内壁114との離反は距離D
が最も短い(距離Dc)中央部分から生じ、離反する箇
所は半径外側端部の形状に従って徐々に両端部分へと移
動する。
【0080】離反が中央部分から端部の形状に従って徐
々に行われると、先端部154の弾性変形がこれに応じ
て少しずつ戻され、最も距離Dが長い(距離De)両端
部が最も遅く離反することによって、完全に変形が戻さ
れる。
々に行われると、先端部154の弾性変形がこれに応じ
て少しずつ戻され、最も距離Dが長い(距離De)両端
部が最も遅く離反することによって、完全に変形が戻さ
れる。
【0081】この結果、先端部154の離反時のタイミ
ングを両端側から中央部分に向かってずらすことがで
き、先端部154が一度に内壁114から離反すること
がない。これによって、先端部154が内壁114から
一度に離反して変形を与えていた応力が一気に開放され
るときの衝撃の発生を防止することができ、このような
衝撃に起因したアジテータ150の回転変動を防止して
一層滑らかな摺擦性を確保することができる。従って、
搬送部材152の先端が内壁114から一気に離反する
ことによって回転変動が生じ、画像上にアジテータ15
0の回転ピッチに従った画質障害が発生することを効果
的に防止することができる。
ングを両端側から中央部分に向かってずらすことがで
き、先端部154が一度に内壁114から離反すること
がない。これによって、先端部154が内壁114から
一度に離反して変形を与えていた応力が一気に開放され
るときの衝撃の発生を防止することができ、このような
衝撃に起因したアジテータ150の回転変動を防止して
一層滑らかな摺擦性を確保することができる。従って、
搬送部材152の先端が内壁114から一気に離反する
ことによって回転変動が生じ、画像上にアジテータ15
0の回転ピッチに従った画質障害が発生することを効果
的に防止することができる。
【0082】なお、本実施の形態では、先端部154の
形状を両端部分から中央部分に徐々に傾斜した形状とし
たが、先端部154が内壁114から離反するタイミン
グをずらすことができれば、距離Dを中央部分以外を短
くしてもよく、また最も距離Dが短い箇所を複数設けて
もよい。
形状を両端部分から中央部分に徐々に傾斜した形状とし
たが、先端部154が内壁114から離反するタイミン
グをずらすことができれば、距離Dを中央部分以外を短
くしてもよく、また最も距離Dが短い箇所を複数設けて
もよい。
【0083】また、図6(A)には、他の搬送部材16
2を備えたアジテータ160が示されている。このアジ
テータ160の先端部164は、アジテータシャフト1
22の一端側から他端側に徐々に長さが変化している。
このため、先端部164は、一端側から他端側へ少しず
つ内壁114から離反し、この結果、軸線方向に沿って
離反するタイミングをずらすことができる。これによっ
ても、前記同様に、アジテータ160の回転変動を防止
することができる。
2を備えたアジテータ160が示されている。このアジ
テータ160の先端部164は、アジテータシャフト1
22の一端側から他端側に徐々に長さが変化している。
このため、先端部164は、一端側から他端側へ少しず
つ内壁114から離反し、この結果、軸線方向に沿って
離反するタイミングをずらすことができる。これによっ
ても、前記同様に、アジテータ160の回転変動を防止
することができる。
【0084】さらに、図6(B)には、他の搬送部材1
72を備えたアジテータ170が示されている。このア
ジテータ170には、距離Dが軸線方向に沿って階段状
に変化した先端部164が備えられている。このアジテ
ータ170では、距離Dが軸線方向に沿って3段階に変
化するため、先端部164がトナー槽112の内壁11
4を摺擦して離反する場合には3段階に分かれて離反す
る。このため、先端部174が一度に内壁114から離
反する際に生じる衝撃を3段階に分散させることがで
き、これによっても、アジテータ120の回転変動が生
じることを防止することができる。
72を備えたアジテータ170が示されている。このア
ジテータ170には、距離Dが軸線方向に沿って階段状
に変化した先端部164が備えられている。このアジテ
ータ170では、距離Dが軸線方向に沿って3段階に変
化するため、先端部164がトナー槽112の内壁11
4を摺擦して離反する場合には3段階に分かれて離反す
る。このため、先端部174が一度に内壁114から離
反する際に生じる衝撃を3段階に分散させることがで
き、これによっても、アジテータ120の回転変動が生
じることを防止することができる。
【0085】本実施の形態では、距離Dは軸線方向に少
なくとも一部異なればよいので、例えば、先端部154
を距離Dが異なる2つの部分に分けたものであってもよ
い。
なくとも一部異なればよいので、例えば、先端部154
を距離Dが異なる2つの部分に分けたものであってもよ
い。
【0086】本発明の実施の形態では、保持部材124
の中心にアジテータシャフト122を配置することによ
って回転中心Cに保持部材124を配置させたが、保持
部材124に連結される基部128が回転中心Cの近傍
に端部を配置させることができれば、これに限定されな
い。例えば、基部128の端部を回転中心Cの近傍に配
置されれば、保持部材124はアジテータシャフト12
2から回転半径方向に延出させて配置させてもよい。
の中心にアジテータシャフト122を配置することによ
って回転中心Cに保持部材124を配置させたが、保持
部材124に連結される基部128が回転中心Cの近傍
に端部を配置させることができれば、これに限定されな
い。例えば、基部128の端部を回転中心Cの近傍に配
置されれば、保持部材124はアジテータシャフト12
2から回転半径方向に延出させて配置させてもよい。
【0087】また、搬送部材126をアジテータシャフ
ト122に直接取り付けることができれば、保持部材1
24はなくてもよい。
ト122に直接取り付けることができれば、保持部材1
24はなくてもよい。
【0088】本発明の実施の形態では、搬送部材126
を弾性部材で構成される基部128及び先端部130の
2つの部材で構成させたが、これに限定されない。
を弾性部材で構成される基部128及び先端部130の
2つの部材で構成させたが、これに限定されない。
【0089】図7には、保持部材124に取り付けら
れ、弾性体で構成された一体型の搬送部材182を有す
るアジテータ180が示されている。図7(B)に示さ
れるように、搬送部材182の回転半径外側端部には、
回転方向R後方を切りかかれて回転半径内側端部よりも
厚みが薄い先端部184が設けられている。
れ、弾性体で構成された一体型の搬送部材182を有す
るアジテータ180が示されている。図7(B)に示さ
れるように、搬送部材182の回転半径外側端部には、
回転方向R後方を切りかかれて回転半径内側端部よりも
厚みが薄い先端部184が設けられている。
【0090】搬送部材182は弾性体で構成されている
ため、厚みに応じた大きさで弾性変形する。このため、
搬送部材182の保持部材124に保持された保持側端
部186は、先端部184よりも厚みが厚くなっている
ため、先端部184よりも小さく弾性変形する。
ため、厚みに応じた大きさで弾性変形する。このため、
搬送部材182の保持部材124に保持された保持側端
部186は、先端部184よりも厚みが厚くなっている
ため、先端部184よりも小さく弾性変形する。
【0091】このようなアジテータ180では、トナー
量が多いときに回転することによってトナーの抵抗が先
端部184に加えられると、厚みの厚い保持側端部18
6近傍ではわずかに弾性変形するが、厚みの薄い先端部
184では大きく変形して、回転方向R後方へ折り曲げ
られる。この結果、実際の回転半径が小さくなって、ア
ジテータ180に加えられる負荷が小さくなる。
量が多いときに回転することによってトナーの抵抗が先
端部184に加えられると、厚みの厚い保持側端部18
6近傍ではわずかに弾性変形するが、厚みの薄い先端部
184では大きく変形して、回転方向R後方へ折り曲げ
られる。この結果、実際の回転半径が小さくなって、ア
ジテータ180に加えられる負荷が小さくなる。
【0092】一方、トナーの量が少なくなってトナーに
よる抵抗が小さくなると、先端部184の弾性変形が負
荷に応じて戻り、元の状態となって、トナー槽112の
内壁114を摺接する。このとき、先端部184は、そ
の厚みに応じた弾性変形によって摺擦性よく内壁を摺擦
し、確実にトナーを搬送する。
よる抵抗が小さくなると、先端部184の弾性変形が負
荷に応じて戻り、元の状態となって、トナー槽112の
内壁114を摺接する。このとき、先端部184は、そ
の厚みに応じた弾性変形によって摺擦性よく内壁を摺擦
し、確実にトナーを搬送する。
【0093】従って、簡単な構成で回転時の負荷が大き
いときには回転半径を変更して負荷を低減させることが
でき、トナー量が少なくなって負荷が小さくなると摺擦
性よくトナー槽112の内壁114を摺擦して確実にト
ナーを搬送することができる。
いときには回転半径を変更して負荷を低減させることが
でき、トナー量が少なくなって負荷が小さくなると摺擦
性よくトナー槽112の内壁114を摺擦して確実にト
ナーを搬送することができる。
【0094】なお、本発明の実施の形態では、プロセス
カートリッジ100にはアジテータ120を一対設けた
が、トナー槽112の大きさによってアジテータ120
は1つであってもよく3つ以上あってもよい。
カートリッジ100にはアジテータ120を一対設けた
が、トナー槽112の大きさによってアジテータ120
は1つであってもよく3つ以上あってもよい。
【0095】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。
【0096】厚さ188μmのポリエチレンテレフタレ
ートと50μmのポリフェニレンサルファイドフィルム
を各々基部12及び先端部14として用いて実施例1の
アジテータ10を得た(図8(C)参照)。基部12が
取り付けられた保持部材16と回転中心Cとの距離Lは
0mmである。
ートと50μmのポリフェニレンサルファイドフィルム
を各々基部12及び先端部14として用いて実施例1の
アジテータ10を得た(図8(C)参照)。基部12が
取り付けられた保持部材16と回転中心Cとの距離Lは
0mmである。
【0097】厚さ50μmであって実施例1の基部12
と同一のフィルム(ポリエチレンテレフタレート)で構
成された搬送部材22を、回転中心Cから離れた位置に
配置された保持部材24に取り付けて比較例1に係るア
ジテータ20を得た(図8(A)参照)。すなわち、比
較例1のアジテータ20は、1枚の搬送部材22で構成
され、保持部材24と回転中心Cとの距離Lは、14m
mである。
と同一のフィルム(ポリエチレンテレフタレート)で構
成された搬送部材22を、回転中心Cから離れた位置に
配置された保持部材24に取り付けて比較例1に係るア
ジテータ20を得た(図8(A)参照)。すなわち、比
較例1のアジテータ20は、1枚の搬送部材22で構成
され、保持部材24と回転中心Cとの距離Lは、14m
mである。
【0098】厚さ100μm(比較例2)、厚さ125
μm(比較例3)、厚さ188μm(比較例4)の各厚
さを有する実施例1の基部12と同一のフィルム(ポリ
エチレンテレフタレート)を、それぞれ保持部材14に
取付け、一体型の搬送部材32を有する比較例2、比較
例3及び比較例4に係るアジテータ30を得た(図8で
はそのうちの1つのみを図示)。搬送部材32が取り付
けられた保持部材16と回転中心Cとの距離Lは0mm
である。
μm(比較例3)、厚さ188μm(比較例4)の各厚
さを有する実施例1の基部12と同一のフィルム(ポリ
エチレンテレフタレート)を、それぞれ保持部材14に
取付け、一体型の搬送部材32を有する比較例2、比較
例3及び比較例4に係るアジテータ30を得た(図8で
はそのうちの1つのみを図示)。搬送部材32が取り付
けられた保持部材16と回転中心Cとの距離Lは0mm
である。
【0099】上述のようにして得られた実施例1、比較
例1〜4の各アジテータをプロセスカートリッジに備え
させ、攪拌搬送させ、カートリッジ使用開始時の回転ト
ルクを測定した。また、高温保管時の搬送部材のへたり
量を測定した。このへたり量は、図9に示すように(図
9では、比較例2の場合を図示)、それぞれの搬送部材
14、22、32がトナー槽内部で回転したときにトナ
ーの負荷によって回転方向R後方へ弾性変形したときの
変化量(矢印B)を示し、トナー槽の内壁に対した摺擦
する際の変形の目安として評価した。さらに、トナー槽
のトナーの対するトナー搬送性及びトナー槽の内壁との
摺擦性を目視で評価した。結果を表1に示す。
例1〜4の各アジテータをプロセスカートリッジに備え
させ、攪拌搬送させ、カートリッジ使用開始時の回転ト
ルクを測定した。また、高温保管時の搬送部材のへたり
量を測定した。このへたり量は、図9に示すように(図
9では、比較例2の場合を図示)、それぞれの搬送部材
14、22、32がトナー槽内部で回転したときにトナ
ーの負荷によって回転方向R後方へ弾性変形したときの
変化量(矢印B)を示し、トナー槽の内壁に対した摺擦
する際の変形の目安として評価した。さらに、トナー槽
のトナーの対するトナー搬送性及びトナー槽の内壁との
摺擦性を目視で評価した。結果を表1に示す。
【0100】
【表1】
【0101】表1に示されるように、実施例1では、カ
ートリッジ使用開始時の回転トルクが比較的小さく、高
温保管時の搬送部材のへたり量は中程度であった。ま
た、トナー搬送性及び内壁との摺擦性にも優れており、
十分に回転トルクを低下させることができると共に、へ
たり量も適切な範囲内にすることができ、トナー搬送性
及び摺擦性と、回転時の負荷とをバランスよく保つこと
ができた。
ートリッジ使用開始時の回転トルクが比較的小さく、高
温保管時の搬送部材のへたり量は中程度であった。ま
た、トナー搬送性及び内壁との摺擦性にも優れており、
十分に回転トルクを低下させることができると共に、へ
たり量も適切な範囲内にすることができ、トナー搬送性
及び摺擦性と、回転時の負荷とをバランスよく保つこと
ができた。
【0102】これに対して、比較例1では、トナー搬送
性及びトナー槽の内壁との摺擦性は実施例1と同様であ
ったが、搬送部材の厚みを薄くしても回転トルクが大き
く、へたり量は小さいため、カートリッジ使用時に生じ
る負荷がアジテータ全体に加わっていることがわかっ
た。
性及びトナー槽の内壁との摺擦性は実施例1と同様であ
ったが、搬送部材の厚みを薄くしても回転トルクが大き
く、へたり量は小さいため、カートリッジ使用時に生じ
る負荷がアジテータ全体に加わっていることがわかっ
た。
【0103】また、比較例2〜4では、実施例1と略同
様に回転トルクを低減させることができたが、実施例1
と比較してへたり量の大きい比較例2及び3では、トナ
ー搬送性では大幅に劣り、摺擦性ではわずかに劣ってい
た。また、比較例2及び3よりもへたり量が小さい比較
例4であっても、実施例1と比較して、内壁との摺擦性
に劣ることがわかった。
様に回転トルクを低減させることができたが、実施例1
と比較してへたり量の大きい比較例2及び3では、トナ
ー搬送性では大幅に劣り、摺擦性ではわずかに劣ってい
た。また、比較例2及び3よりもへたり量が小さい比較
例4であっても、実施例1と比較して、内壁との摺擦性
に劣ることがわかった。
【0104】特に一体型の搬送部材では100μmを越
える厚みにすると、内壁での摺擦性が悪化すると共に摺
擦状態も滑らかでなく、回転毎に攪拌による回転変動が
生じ易いことが明らかとなった。このような現象は、同
様に100mmを越える弾性体で構成された実施例1で
は認められなかった。
える厚みにすると、内壁での摺擦性が悪化すると共に摺
擦状態も滑らかでなく、回転毎に攪拌による回転変動が
生じ易いことが明らかとなった。このような現象は、同
様に100mmを越える弾性体で構成された実施例1で
は認められなかった。
【0105】図10には、へたり量とアジテータ回転ト
ルクとの関係を示したグラフである。このグラフでは、
へたり量が10mm以下となるように搬送部材を構成す
ることによって、回転トルクを8kgf/cm以下にす
ることができることが示されている。このように、へた
り量を10mm以下にすることによって、効果的にアジ
テータに加えられる負荷を低減させたアジテータを得る
ことができる。
ルクとの関係を示したグラフである。このグラフでは、
へたり量が10mm以下となるように搬送部材を構成す
ることによって、回転トルクを8kgf/cm以下にす
ることができることが示されている。このように、へた
り量を10mm以下にすることによって、効果的にアジ
テータに加えられる負荷を低減させたアジテータを得る
ことができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、攪
拌搬送手段が、弾性変形の大きさが異なる基部及び先端
部を有する搬送部材を備えているので、回転時に攪拌搬
送手段に生じる大きな負荷を軽減すると共に収容部の内
壁に対する摺擦性を滑らかにするという両特性を、簡単
な構成で兼ね備えることができる。これによって、構成
が簡易であり新規な部品を使用する必要もないため、コ
スト上昇及びトナー充填量の制限などの制約を受けるこ
とがない。
拌搬送手段が、弾性変形の大きさが異なる基部及び先端
部を有する搬送部材を備えているので、回転時に攪拌搬
送手段に生じる大きな負荷を軽減すると共に収容部の内
壁に対する摺擦性を滑らかにするという両特性を、簡単
な構成で兼ね備えることができる。これによって、構成
が簡易であり新規な部品を使用する必要もないため、コ
スト上昇及びトナー充填量の制限などの制約を受けるこ
とがない。
【0107】また、搬送部材が弾性変形の大きさの異な
る2つの部材で構成した場合には、搬送部材の強度を高
めるために第1の部材及び第2の部材の厚みを共に大き
くする必要がなく、これと同時に収容部に対する摺擦性
を損なうことがない。これによって、収容部内での摺擦
ごとにトナーへ与える負荷も少なく、トナーの外添剤の
はがれ等によるトナー劣化の発生も効果的に抑制するこ
とができる。
る2つの部材で構成した場合には、搬送部材の強度を高
めるために第1の部材及び第2の部材の厚みを共に大き
くする必要がなく、これと同時に収容部に対する摺擦性
を損なうことがない。これによって、収容部内での摺擦
ごとにトナーへ与える負荷も少なく、トナーの外添剤の
はがれ等によるトナー劣化の発生も効果的に抑制するこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの断面図である。
ジの断面図である。
【図2】(A)は、本発明の第1の実施の形態に係るア
ジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
ジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
【図3】(A)は、本発明の第2の実施の形態に係るア
ジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
ジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
【図4】(A)は、本発明の第3の実施の形態に係るア
ジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
ジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
【図5】本実施の形態に係るプロセスカートリッジの断
面図である。
面図である。
【図6】(A)は本実施の形態の変形例に係る他のアジ
テータの平面図、(B)は本実施の形態の変形例に係る
他のアジテータの平面図である。
テータの平面図、(B)は本実施の形態の変形例に係る
他のアジテータの平面図である。
【図7】(A)は本実施の形態の他の変形例に係る他の
アジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
アジテータの平面図、(B)は(A)の側面図である。
【図8】(A)は比較例1のアジテータの側面図、
(B)は比較例2乃至比較例4に係るアジテータの側面
図、(C)は実施例1のアジテータの側面図である。
(B)は比較例2乃至比較例4に係るアジテータの側面
図、(C)は実施例1のアジテータの側面図である。
【図9】本実施例において高温保管時の搬送部材のへた
り量を説明するアジテータの側面図である。
り量を説明するアジテータの側面図である。
【図10】本実施例での高温保管時の搬送部材のへたり
量とアジテータ回転トルクの関係を示すグラフである。
量とアジテータ回転トルクの関係を示すグラフである。
【図11】(A)は従来のアジテータの平面図、(B)
は(A)の側面図である。
は(A)の側面図である。
100 プロセスカートリッジ 110 現像装置 112 トナー槽(収容部) 114 内壁 118 トナー供給口(送出口) 120 アジテータ(攪拌搬送手段) 122 アジテータシャフト(回転軸) 124 保持部材(保持部) 126 搬送部材 128 基部(基部、第1の部材) 130 先端部(先端部、第2の部材) 146 開口(通過口)
Claims (11)
- 【請求項1】 トナーを収容すると共に内部のトナーを
送出するための送出口が設けられた収容部と、前記収容
部内に軸支された回転軸に連結され、該回転軸が回転駆
動することによって前記収容部内に収容されたトナーを
攪拌しながら、トナーを内壁に沿って搬送して前記送出
口から送り出す攪拌搬送手段とを備えた現像装置におい
て、 前記攪拌搬送手段が、所定の弾性変形を有する前記回転
軸側の基部と、該基部の半径方向外側に配置されて前記
収容部の内壁を摺擦し、該基部よりも弾性変形が大きい
先端部とを有する搬送部材を備えたことを特徴とする現
像装置。 - 【請求項2】 前記搬送部材が、前記基部に対応する第
1の部材と前記先端部に対応する第2の部材とで構成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 【請求項3】 前記搬送部材が、前記攪拌搬送手段の回
転中心に配置された保持部材を介して前記回転軸に取り
付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の現像装置。 - 【請求項4】 前記搬送部材が、二軸延伸フィルムで構
成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
いずれか1項に記載の現像装置。 - 【請求項5】 前記二軸延伸フィルムが、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート及びポリフ
ェニレンサルファイドから選択された少なくとも1つで
あることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。 - 【請求項6】 前記搬送部材の前記基部及び前記先端部
が、前記基部の厚みをaとし、前記先端部の厚みをbと
したときに、 a>2b となる厚みを各々有することを特徴とする請求項1乃至
請求項5のいずれか1項に記載の現像装置。 - 【請求項7】 前記基部が、前記攪拌搬送手段の回転方
向に沿って開口する通過口を有することを特徴とする請
求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の現像装置。 - 【請求項8】 前記搬送部材の回転中心から前記先端部
の先端までの長さが、回転軸線に沿って少なくとも一部
異なることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の
現像装置。 - 【請求項9】 前記搬送部材の回転中心から前記先端部
の先端までの長さが、回転軸線に沿って徐々に異なるこ
とを特徴とする請求項8に記載の現像装置。 - 【請求項10】 前記搬送部材の回転中心から前記先端
部の先端までの長さが、回転軸線に沿って段階的に異な
ることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。 - 【請求項11】 トナーを収容すると共に内部のトナー
を送出するための送出口が設けられた収容部と、前記収
容部内に軸支された回転軸に連結され、該回転軸が回転
駆動することによって前記収容部内に収容されたトナー
を攪拌しながら、トナーを内壁に沿って搬送して前記送
出口から送り出す攪拌搬送手段とを備えた現像装置を含
むプロセスカートリッジにおいて、 前記攪拌搬送手段が、所定の弾性変形を有する前記回転
軸側の基部と、該基部の半径方向外側に配置され該基部
よりも弾性変形が大きい先端部とを有する搬送部材を備
えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084027A JPH10282774A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 現像装置及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084027A JPH10282774A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 現像装置及びプロセスカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282774A true JPH10282774A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=13819077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9084027A Pending JPH10282774A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 現像装置及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10282774A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101075115B (zh) | 2006-05-18 | 2010-06-02 | 株式会社东芝 | 色调剂卡盒 |
JP2012032617A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Ricoh Co Ltd | 混合攪拌構造、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
US8219008B2 (en) * | 2006-06-02 | 2012-07-10 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Powder supply unit, manufacturing method of the powder supply unit, and recycling method of the powder supply unit |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP9084027A patent/JPH10282774A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101075115B (zh) | 2006-05-18 | 2010-06-02 | 株式会社东芝 | 色调剂卡盒 |
US7957680B2 (en) | 2006-05-18 | 2011-06-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Toner cartridge |
US8219008B2 (en) * | 2006-06-02 | 2012-07-10 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Powder supply unit, manufacturing method of the powder supply unit, and recycling method of the powder supply unit |
JP2012032617A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Ricoh Co Ltd | 混合攪拌構造、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
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