JPH10279542A - 製薬化合物 - Google Patents
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- JPH10279542A JPH10279542A JP10075357A JP7535798A JPH10279542A JP H10279542 A JPH10279542 A JP H10279542A JP 10075357 A JP10075357 A JP 10075357A JP 7535798 A JP7535798 A JP 7535798A JP H10279542 A JPH10279542 A JP H10279542A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C229/00—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
- C07C229/02—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton
- C07C229/30—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and unsaturated
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/26—Psychostimulants, e.g. nicotine, cocaine
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
- C07C2601/06—Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring
- C07C2601/08—Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring the ring being saturated
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
- C07C2601/12—Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
- C07C2601/14—The ring being saturated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中枢神経系の疾患の治療に使用しうる化合物
を提供する。 【解決手段】 γ‐プロピリデン-L- グルタミン酸、γ
‐エチリデン-L- グルタミン酸及びγ‐メチリデン-L-
グルタミン酸以外の、下式を有する化合物又はその塩又
はエステル。 【化1】 (式中、nは1又は2であり、R1 は−CO2 Hであ
り、R2 は水素又はC1-4 のアルキルであり、かつR3
は水素、C1-10のアルキル、C2-10のアルケニル、任意
に置換したフェニル、任意に置換したフェニル‐C1-4
のアルキル、任意に置換したフェニル‐C2-10のアルケ
ニル、(任意に置換したフェニル)2‐C1-4 のアルキ
ル、任意に置換したC3-7 のシクロアルキル、任意に置
換したC3-7 のシクロアルキル‐C1-4 のアルキル又は
任意に置換したC3-7 のシクロアルキル‐C2-10のアル
ケニルであるか、又はR2 及びR3 は、それらに結合し
ている炭素原子とともに任意に置換したC4- 7 のシクロ
アルキル基を形成している。)
を提供する。 【解決手段】 γ‐プロピリデン-L- グルタミン酸、γ
‐エチリデン-L- グルタミン酸及びγ‐メチリデン-L-
グルタミン酸以外の、下式を有する化合物又はその塩又
はエステル。 【化1】 (式中、nは1又は2であり、R1 は−CO2 Hであ
り、R2 は水素又はC1-4 のアルキルであり、かつR3
は水素、C1-10のアルキル、C2-10のアルケニル、任意
に置換したフェニル、任意に置換したフェニル‐C1-4
のアルキル、任意に置換したフェニル‐C2-10のアルケ
ニル、(任意に置換したフェニル)2‐C1-4 のアルキ
ル、任意に置換したC3-7 のシクロアルキル、任意に置
換したC3-7 のシクロアルキル‐C1-4 のアルキル又は
任意に置換したC3-7 のシクロアルキル‐C2-10のアル
ケニルであるか、又はR2 及びR3 は、それらに結合し
ている炭素原子とともに任意に置換したC4- 7 のシクロ
アルキル基を形成している。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規化合物及びそ
の製薬としての用途に関する。哺乳動物の中枢神経系に
おける興奮性神経伝達は、主としてイオン刺激及び代謝
刺激受容体に作用するアミノ酸であるL-グルタメートに
より媒介されていることは公知であり、これらの受容体
との相互作用により神経伝達を変更する化合物が中枢神
経系の疾患の治療に使用しうる可能性があるため重要で
ある。JP 78043519 (三菱化成工業株式会社)には、非
タンパク質アミノ酸であるγ‐プロピリデン-L- グルタ
ミン酸、γ‐エチリデン-L- グルタミン酸及びγ‐メチ
リデン-L- グルタミン酸の真菌からの単離が開示されて
いる。後者の化合物及びその類似物のグルタメート受容
体に対する活性は、Synlett (June 1993) p 409 に記載
されている。本発明の化合物は、γ‐プロピリデン-L-
グルタミン酸、γ‐エチリデン-L-グルタミン酸及びγ
‐メチリデン-L- グルタミン酸以外の、以下の一般式を
有する化合物又はその塩又はエステルである。
の製薬としての用途に関する。哺乳動物の中枢神経系に
おける興奮性神経伝達は、主としてイオン刺激及び代謝
刺激受容体に作用するアミノ酸であるL-グルタメートに
より媒介されていることは公知であり、これらの受容体
との相互作用により神経伝達を変更する化合物が中枢神
経系の疾患の治療に使用しうる可能性があるため重要で
ある。JP 78043519 (三菱化成工業株式会社)には、非
タンパク質アミノ酸であるγ‐プロピリデン-L- グルタ
ミン酸、γ‐エチリデン-L- グルタミン酸及びγ‐メチ
リデン-L- グルタミン酸の真菌からの単離が開示されて
いる。後者の化合物及びその類似物のグルタメート受容
体に対する活性は、Synlett (June 1993) p 409 に記載
されている。本発明の化合物は、γ‐プロピリデン-L-
グルタミン酸、γ‐エチリデン-L-グルタミン酸及びγ
‐メチリデン-L- グルタミン酸以外の、以下の一般式を
有する化合物又はその塩又はエステルである。
【0002】
【化3】
【0003】(式中、nは1又は2であり、R1 は−C
O2 Hであり、R2 は水素又はC1-4 のアルキルであ
り、かつR3 は水素、C1-10のアルキル、C2-10のアル
ケニル、任意に置換したフェニル、任意に置換したフェ
ニル‐C1-4 のアルキル、任意に置換したフェニル‐C
2-10のアルケニル、(任意に置換したフェニル)2‐C
1-4 のアルキル、任意に置換したC3-7 のシクロアルキ
ル、任意に置換したC3-7 のシクロアルキル‐C1-4 の
アルキル又は任意に置換したC3-7 のシクロアルキル‐
C2-10のアルケニルであるか、又はR2 及びR3 は、そ
れらに結合している炭素原子とともに任意に置換したC
4- 7 のシクロアルキル基を形成している。) 本発明の化合物は、神経系疾患(例えば神経変性性疾
患)のような中枢神経系の疾患の治療、及び抗精神病
薬、抗痙攣薬、鎮痛薬及び鎮吐薬としての用途を示す試
験において活性であることが見いだされた。前述の一般
式において、C1-10のアルキル基は直鎖状でも分枝鎖状
でもよく、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル及びイソブチルである。C2-10のアルケニ
ル基には、例えばビニル、プロプ-2- エニル、ブト-3-
エニル、ペント-4- エニル及びイソプロペニルが含ま
れ、アルケニル基は1個以上の二重結合、更に1個以上
の三重結合を含みうる。好ましいアルケニル基は、R′
がC1-4 のアルキルであるR′−CH=CH−である。
O2 Hであり、R2 は水素又はC1-4 のアルキルであ
り、かつR3 は水素、C1-10のアルキル、C2-10のアル
ケニル、任意に置換したフェニル、任意に置換したフェ
ニル‐C1-4 のアルキル、任意に置換したフェニル‐C
2-10のアルケニル、(任意に置換したフェニル)2‐C
1-4 のアルキル、任意に置換したC3-7 のシクロアルキ
ル、任意に置換したC3-7 のシクロアルキル‐C1-4 の
アルキル又は任意に置換したC3-7 のシクロアルキル‐
C2-10のアルケニルであるか、又はR2 及びR3 は、そ
れらに結合している炭素原子とともに任意に置換したC
4- 7 のシクロアルキル基を形成している。) 本発明の化合物は、神経系疾患(例えば神経変性性疾
患)のような中枢神経系の疾患の治療、及び抗精神病
薬、抗痙攣薬、鎮痛薬及び鎮吐薬としての用途を示す試
験において活性であることが見いだされた。前述の一般
式において、C1-10のアルキル基は直鎖状でも分枝鎖状
でもよく、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル及びイソブチルである。C2-10のアルケニ
ル基には、例えばビニル、プロプ-2- エニル、ブト-3-
エニル、ペント-4- エニル及びイソプロペニルが含ま
れ、アルケニル基は1個以上の二重結合、更に1個以上
の三重結合を含みうる。好ましいアルケニル基は、R′
がC1-4 のアルキルであるR′−CH=CH−である。
【0004】C3-10のシクロアルキル基は、好ましくは
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシ
クロヘキシルであり、これらの基は任意に1個以上のC
1-4のアルキル(例えばメチル)置換基により置換され
ていてもよいし、例えばビシクロオクタン又はアダマン
チルのようなビシクロ系でもよい。前述の一般式におい
て、フェニル基は、例えばC1-4 のアルキル(特にメチ
ル)、C1-4 のアルコキシ(特にメトキシ及びエトキ
シ)、カルボキシ、ヒドロキシ、シアノ、ハロ(特にブ
ロモ、クロロ及びフルオロ)、トリフルオロメチル、ニ
トロ、アミノ(アルキル置換アミノを含む)、C1-4 の
アシルアミノ及びC1- 4 のアルキルチオから選択された
1個以上の置換基で任意に置換されている。置換されて
いる場合には、フェニルは好ましくは1乃至3個の置換
基で置換されている。nは1であるのが好ましい。式
(I)の化合物の好ましい群は、nが1で、R1 が−C
O2 Hで、R2 が水素でかつR3 がC3-4 のアルキルで
あるか、イソプロピルのような分枝鎖状アルキルである
か、又はR2 及びR3 が、それらに結合している炭素原
子とともに任意に置換されたC4 又はC5 のシクロアル
キルを形成している化合物の一である。好ましい下位群
は、R2 が水素でかつR3 がC1-4 のアルキルである群
の一である。
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシ
クロヘキシルであり、これらの基は任意に1個以上のC
1-4のアルキル(例えばメチル)置換基により置換され
ていてもよいし、例えばビシクロオクタン又はアダマン
チルのようなビシクロ系でもよい。前述の一般式におい
て、フェニル基は、例えばC1-4 のアルキル(特にメチ
ル)、C1-4 のアルコキシ(特にメトキシ及びエトキ
シ)、カルボキシ、ヒドロキシ、シアノ、ハロ(特にブ
ロモ、クロロ及びフルオロ)、トリフルオロメチル、ニ
トロ、アミノ(アルキル置換アミノを含む)、C1-4 の
アシルアミノ及びC1- 4 のアルキルチオから選択された
1個以上の置換基で任意に置換されている。置換されて
いる場合には、フェニルは好ましくは1乃至3個の置換
基で置換されている。nは1であるのが好ましい。式
(I)の化合物の好ましい群は、nが1で、R1 が−C
O2 Hで、R2 が水素でかつR3 がC3-4 のアルキルで
あるか、イソプロピルのような分枝鎖状アルキルである
か、又はR2 及びR3 が、それらに結合している炭素原
子とともに任意に置換されたC4 又はC5 のシクロアル
キルを形成している化合物の一である。好ましい下位群
は、R2 が水素でかつR3 がC1-4 のアルキルである群
の一である。
【0005】特に好ましい化合物は以下のものである。 (2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ニトロシンナミリデン) ペン
タン二酸、(2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ジメチルアミノシ
ンナミリデン) ペンタン二酸、(2S,E,E)-2- アミノ-4-
シンナミリデンペンタン二酸、(2S,E)-2- アミノ-4- ペ
ンチリデンペンタン二酸、(2S)-2- アミノ-4- イソプロ
ピリデンペンタン二酸、(2S)-2- アミノ-4- シクロブチ
リデンペンタン二酸、(2S,E)-2- アミノ-4-(p-クロロフ
ェニルメチリデン) ペンタン二酸、(2S)-2- アミノ-4-
シクロヘキシリデンペンタン二酸、(2S,E)-2- アミノ-4
- シクロペンチルメチリデンペンタン二酸、及び(2S)-2
- アミノ-4- シクロペンチリデン二酸。 本発明の化合物の塩は調製しうるし、そのような塩は本
発明に含まれることも理解されよう。それらは公知の塩
基又は酸添加塩のいずれでもよい。塩基塩の例は、水酸
化アンモニウム及びアルカリ及びアルカリ土類金属の水
酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩から誘導されたもの、並び
に脂肪族及び芳香族アミン、脂肪族ジアミン及びヒドロ
キシアルキルアミンから誘導された塩である。そのよう
な塩の調製に特に有用な塩基には、水酸化アンモニウ
ム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化カルシウム、メチルアミン、ジエチルアミ
ン、エチレンジアミン、シクロヘキシルアミン及びエタ
ノールアミンが含まれる。カリウム及びナトリウム塩の
形が特に好ましい。
タン二酸、(2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ジメチルアミノシ
ンナミリデン) ペンタン二酸、(2S,E,E)-2- アミノ-4-
シンナミリデンペンタン二酸、(2S,E)-2- アミノ-4- ペ
ンチリデンペンタン二酸、(2S)-2- アミノ-4- イソプロ
ピリデンペンタン二酸、(2S)-2- アミノ-4- シクロブチ
リデンペンタン二酸、(2S,E)-2- アミノ-4-(p-クロロフ
ェニルメチリデン) ペンタン二酸、(2S)-2- アミノ-4-
シクロヘキシリデンペンタン二酸、(2S,E)-2- アミノ-4
- シクロペンチルメチリデンペンタン二酸、及び(2S)-2
- アミノ-4- シクロペンチリデン二酸。 本発明の化合物の塩は調製しうるし、そのような塩は本
発明に含まれることも理解されよう。それらは公知の塩
基又は酸添加塩のいずれでもよい。塩基塩の例は、水酸
化アンモニウム及びアルカリ及びアルカリ土類金属の水
酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩から誘導されたもの、並び
に脂肪族及び芳香族アミン、脂肪族ジアミン及びヒドロ
キシアルキルアミンから誘導された塩である。そのよう
な塩の調製に特に有用な塩基には、水酸化アンモニウ
ム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化カルシウム、メチルアミン、ジエチルアミ
ン、エチレンジアミン、シクロヘキシルアミン及びエタ
ノールアミンが含まれる。カリウム及びナトリウム塩の
形が特に好ましい。
【0006】酸添加塩は、好ましくは適する酸を用いた
薬学的に許容しうる非毒性の添加塩であり、例えば塩
酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸又は燐酸のような無機酸を
用いた添加塩又は、例えばグリコール酸、マレイン酸、
フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸又
はo-アセトキシ安息香酸のような有機カルボン酸、又は
メタンスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ト
ルエン-p- スルホン酸又はナフタレン-2- スルホン酸の
ような有機スルホン酸のような有機酸を用いた添加塩の
ようなものである。薬学的に許容しうる塩に加えて、そ
の他の塩も本発明に含まれる。それらは、化合物の精製
又はその他の、例えば薬学的に許容しうる塩の調製にお
ける中間体として役立ちうるか、又は確認、特性決定又
は精製に有用である。化合物は又、エステルの形でも使
用しうる。そのようなエステルは脂肪族又は芳香族であ
り、例えばアルキル及びフェノールエステルのようなも
のである。最も好ましいエステルは、C1-4 のアルカノ
ールから誘導されたアルキルエステル、特にメチル及び
エチルエステルである。
薬学的に許容しうる非毒性の添加塩であり、例えば塩
酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸又は燐酸のような無機酸を
用いた添加塩又は、例えばグリコール酸、マレイン酸、
フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸又
はo-アセトキシ安息香酸のような有機カルボン酸、又は
メタンスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ト
ルエン-p- スルホン酸又はナフタレン-2- スルホン酸の
ような有機スルホン酸のような有機酸を用いた添加塩の
ようなものである。薬学的に許容しうる塩に加えて、そ
の他の塩も本発明に含まれる。それらは、化合物の精製
又はその他の、例えば薬学的に許容しうる塩の調製にお
ける中間体として役立ちうるか、又は確認、特性決定又
は精製に有用である。化合物は又、エステルの形でも使
用しうる。そのようなエステルは脂肪族又は芳香族であ
り、例えばアルキル及びフェノールエステルのようなも
のである。最も好ましいエステルは、C1-4 のアルカノ
ールから誘導されたアルキルエステル、特にメチル及び
エチルエステルである。
【0007】本発明の化合物は、式(I)において星印
により示されている非対称炭素原子を含み、これがエナ
ンシオマーを生じさせることは認められよう。化合物の
好ましい立体化学は2Sエナンシオマーである。化合物
は、ラセミ化合物又はエナンシオマーとして調製でき、
個々のエナンシオマーは、所望であれば従来の技術によ
りラセミ化合物から単離しうる。そのようなラセミ化合
物及び個々のエナンシオマーは、本発明の一部を構成す
る。本発明の化合物は二重結合を含み、これが幾何学的
異性体(E,Z) を生じさせ、それらは共に本発明に含まれ
ることも認められよう。本発明は又、本発明の化合物を
製造する方法を含み、その方法は下式の化合物を加水分
解して式(I)の化合物を生成することを含む。
により示されている非対称炭素原子を含み、これがエナ
ンシオマーを生じさせることは認められよう。化合物の
好ましい立体化学は2Sエナンシオマーである。化合物
は、ラセミ化合物又はエナンシオマーとして調製でき、
個々のエナンシオマーは、所望であれば従来の技術によ
りラセミ化合物から単離しうる。そのようなラセミ化合
物及び個々のエナンシオマーは、本発明の一部を構成す
る。本発明の化合物は二重結合を含み、これが幾何学的
異性体(E,Z) を生じさせ、それらは共に本発明に含まれ
ることも認められよう。本発明は又、本発明の化合物を
製造する方法を含み、その方法は下式の化合物を加水分
解して式(I)の化合物を生成することを含む。
【0008】
【化4】
【0009】(式中、R4 及びR5 は各々カルボキシ保
護基である。) 方法に記載されている反応は、酸及び/又は塩基を用い
た従来の加水分解条件下における加水分解の一である。
加水分解の結果、環状構造が開いて、保護基を失う。好
ましくは、反応は、例えば水酸化リチウム溶液を用い、
例えばテトラヒドロフランのような有機溶媒中室温にお
いて実施される。保護基の除去は、例えば酢酸エチルに
飽和させた塩酸で実施しうる。式(II)の新規中間体
化合物は本発明の一部に含まれ、下式のメシレート誘導
体に塩基を作用させることにより調製しうる。
護基である。) 方法に記載されている反応は、酸及び/又は塩基を用い
た従来の加水分解条件下における加水分解の一である。
加水分解の結果、環状構造が開いて、保護基を失う。好
ましくは、反応は、例えば水酸化リチウム溶液を用い、
例えばテトラヒドロフランのような有機溶媒中室温にお
いて実施される。保護基の除去は、例えば酢酸エチルに
飽和させた塩酸で実施しうる。式(II)の新規中間体
化合物は本発明の一部に含まれ、下式のメシレート誘導
体に塩基を作用させることにより調製しうる。
【0010】
【化5】
【0011】(式中、Ms はメシレートであり、それは
不飽和側鎖を形成する(トシレート、ブロシレート及び
ハロゲンのようなその他の脱離基も適することは理解さ
れよう。)。)式(III)の化合物は、式R2 COR
3 の適するケトン又はアルデヒドを、下式のピログルタ
メート誘導体と、環上の炭素原子との反応を容易にする
リチウムヘキサメチルジシラジドのような強塩基の存在
下で反応させることにより形成された対応するヒドロキ
シ化合物のメシル化により調製される。
不飽和側鎖を形成する(トシレート、ブロシレート及び
ハロゲンのようなその他の脱離基も適することは理解さ
れよう。)。)式(III)の化合物は、式R2 COR
3 の適するケトン又はアルデヒドを、下式のピログルタ
メート誘導体と、環上の炭素原子との反応を容易にする
リチウムヘキサメチルジシラジドのような強塩基の存在
下で反応させることにより形成された対応するヒドロキ
シ化合物のメシル化により調製される。
【0012】
【化6】
【0013】本発明の更なる面によれば、前述の化合物
は薬学的に活性である。それらは、グルタメート受容体
に対する親和性を有することが示された。興奮性アミノ
酸すなわちグルタメート受容体は2種類、すなわちイオ
ン刺激及び代謝刺激に分けられる。イオン刺激グルタメ
ート受容体は、多量体の錯体を形成する複数のサブユニ
ットタンパク質からなる内在リガンドゲート付きイオン
チャンネルである。イオン刺激グルタメート受容体は、
作動薬N-メチル-D- アスパルテート、AMPA、及びkainat
e (Sommer B. And Seeburg P.H.,Trends Pharmacol.Sc
i. 13: 291-296,1993) により選択的に活性化される。
代謝刺激グルタメート受容体は、結合してホスホイノシ
チド加水分解を増大させcAMPの形成を減少させる新規分
子構造のG-タンパク質結合受容体の一族である。(Schoe
pp D. D. And Conn J. P.,Trends Pharmacol.Sci. 14:
13-20,1993) 。イオン刺激グルタメート受容体に対する
化合物の親和性は、遠心分離する前に細胞膜を放射リガ
ンド[3H]kainate 及び試験化合物の存在下でインキュベ
ートする結合分析試験により示された(米国特許第5,54
7,855 号を参照されたい)。本発明の化合物は、Ki値が
1000μM 未満のiGluR5 kainateサブ受容体の選択的
作動薬である。
は薬学的に活性である。それらは、グルタメート受容体
に対する親和性を有することが示された。興奮性アミノ
酸すなわちグルタメート受容体は2種類、すなわちイオ
ン刺激及び代謝刺激に分けられる。イオン刺激グルタメ
ート受容体は、多量体の錯体を形成する複数のサブユニ
ットタンパク質からなる内在リガンドゲート付きイオン
チャンネルである。イオン刺激グルタメート受容体は、
作動薬N-メチル-D- アスパルテート、AMPA、及びkainat
e (Sommer B. And Seeburg P.H.,Trends Pharmacol.Sc
i. 13: 291-296,1993) により選択的に活性化される。
代謝刺激グルタメート受容体は、結合してホスホイノシ
チド加水分解を増大させcAMPの形成を減少させる新規分
子構造のG-タンパク質結合受容体の一族である。(Schoe
pp D. D. And Conn J. P.,Trends Pharmacol.Sci. 14:
13-20,1993) 。イオン刺激グルタメート受容体に対する
化合物の親和性は、遠心分離する前に細胞膜を放射リガ
ンド[3H]kainate 及び試験化合物の存在下でインキュベ
ートする結合分析試験により示された(米国特許第5,54
7,855 号を参照されたい)。本発明の化合物は、Ki値が
1000μM 未満のiGluR5 kainateサブ受容体の選択的
作動薬である。
【0014】従って、本発明の化合物は、例えば卒中、
大脳虚血及び頭部及び脊髄損傷のような急性の神経変性
性疾患、及び例えばアルツハイマー病、パーキンソン
病、筋萎縮性側索硬化、エイズにより誘発された痴呆及
びハンチントン舞踏病のような慢性の神経変性性疾患の
ような神経系の疾患の治療に用いられることが示され
た。化合物は又、抗精神病薬、抗痙攣薬、鎮痛薬及び鎮
吐薬として用いられることが示された。それらは又、抗
不安薬及び抗うつ薬として用いられる可能性もある。本
発明は又、薬学的に許容しうる希釈剤又はキャリヤーを
式(I)の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩とと
もに含む製薬配合物も含む。化合物は、例えば経口的又
は直腸経路、局所的又は非経口的(例えば注射)により
種々の経路で投与されうるが、通常製薬配合物の形で使
用される。そのような配合物は本発明の一部を構成し、
薬学的に公知の方法で調製され、通常薬学的に許容しう
る希釈剤又はキャリヤーとともに1種以上の活性化合物
を含む。本発明の配合物の製造においては、通常活性成
分をキャリヤーと混合するか、キャリヤーで希釈し、及
び/又は、例えばカプセル、香料袋、紙又はその他の容
器の形のキャリヤー内に密閉する。キャリヤーが希釈剤
として作用する場合には、それは活性成分のビヒクル、
賦形剤又は媒体として作用する固体、半固体、又は液体
物質である。したがって、配合物は錠剤、ロゼンジ、香
料袋、カシェ剤、エリキシル、懸濁(固体として又は液
体媒体中)、例えば10重量%までの活性化合物を含む
軟膏、軟質及び硬質ゼラチンカプセル、座薬、注射溶液
及び懸濁液及び滅菌袋詰め粉末の形でもよい。
大脳虚血及び頭部及び脊髄損傷のような急性の神経変性
性疾患、及び例えばアルツハイマー病、パーキンソン
病、筋萎縮性側索硬化、エイズにより誘発された痴呆及
びハンチントン舞踏病のような慢性の神経変性性疾患の
ような神経系の疾患の治療に用いられることが示され
た。化合物は又、抗精神病薬、抗痙攣薬、鎮痛薬及び鎮
吐薬として用いられることが示された。それらは又、抗
不安薬及び抗うつ薬として用いられる可能性もある。本
発明は又、薬学的に許容しうる希釈剤又はキャリヤーを
式(I)の化合物、又は薬学的に許容しうるその塩とと
もに含む製薬配合物も含む。化合物は、例えば経口的又
は直腸経路、局所的又は非経口的(例えば注射)により
種々の経路で投与されうるが、通常製薬配合物の形で使
用される。そのような配合物は本発明の一部を構成し、
薬学的に公知の方法で調製され、通常薬学的に許容しう
る希釈剤又はキャリヤーとともに1種以上の活性化合物
を含む。本発明の配合物の製造においては、通常活性成
分をキャリヤーと混合するか、キャリヤーで希釈し、及
び/又は、例えばカプセル、香料袋、紙又はその他の容
器の形のキャリヤー内に密閉する。キャリヤーが希釈剤
として作用する場合には、それは活性成分のビヒクル、
賦形剤又は媒体として作用する固体、半固体、又は液体
物質である。したがって、配合物は錠剤、ロゼンジ、香
料袋、カシェ剤、エリキシル、懸濁(固体として又は液
体媒体中)、例えば10重量%までの活性化合物を含む
軟膏、軟質及び硬質ゼラチンカプセル、座薬、注射溶液
及び懸濁液及び滅菌袋詰め粉末の形でもよい。
【0015】適するキャリヤーの例には、ラクトース、
ブドウ糖、蔗糖、ソルビトール、マンニトール、デンプ
ン、アラビアゴム、燐酸カルシウム、アルギン酸塩、ト
ラガカント、ゼラチン、シロップ、メチルセルロース、
メチル- 及びプロピル- ヒドロキシベンゾエート、タル
ク、ステアリン酸マグネシウム及び鉱油がある。注射用
の配合物は、当業者に公知であるように、患者に投与し
た後、活性成分が迅速に、持続的に又は遅延して提供さ
れるように配合されうる。配合物が単位投与量の形で配
合される場合には、各単位投与量の形は5乃至500m
g、例えば15乃至200mgであるのが好ましい。“単
位投与量”という用語は、ヒト被験者及び動物の単位投
与量として適する物理的に孤立した単位を言及する。各
単位は、必要とされる薬学的キャリヤーとともに、所望
の治療効果を生ずるように計算された予め決めた量の活
性物質を含む。活性化合物は幅広い投与量範囲にわたっ
て有効であり、例えば一日当たりの投与量は通常0.5
乃至300mg/kg 、更に通常5乃至100mg/kg の範囲
内であろう。しかしながら、投与される量は、治療され
る状態、投与される化合物の選択及び選択された投与経
路を含む附帯状況を考慮して医者により決定されること
は理解されよう。したがって、前述の投与量範囲が本発
明の範囲を限定するつもりはない。
ブドウ糖、蔗糖、ソルビトール、マンニトール、デンプ
ン、アラビアゴム、燐酸カルシウム、アルギン酸塩、ト
ラガカント、ゼラチン、シロップ、メチルセルロース、
メチル- 及びプロピル- ヒドロキシベンゾエート、タル
ク、ステアリン酸マグネシウム及び鉱油がある。注射用
の配合物は、当業者に公知であるように、患者に投与し
た後、活性成分が迅速に、持続的に又は遅延して提供さ
れるように配合されうる。配合物が単位投与量の形で配
合される場合には、各単位投与量の形は5乃至500m
g、例えば15乃至200mgであるのが好ましい。“単
位投与量”という用語は、ヒト被験者及び動物の単位投
与量として適する物理的に孤立した単位を言及する。各
単位は、必要とされる薬学的キャリヤーとともに、所望
の治療効果を生ずるように計算された予め決めた量の活
性物質を含む。活性化合物は幅広い投与量範囲にわたっ
て有効であり、例えば一日当たりの投与量は通常0.5
乃至300mg/kg 、更に通常5乃至100mg/kg の範囲
内であろう。しかしながら、投与される量は、治療され
る状態、投与される化合物の選択及び選択された投与経
路を含む附帯状況を考慮して医者により決定されること
は理解されよう。したがって、前述の投与量範囲が本発
明の範囲を限定するつもりはない。
【0016】
【実施例】本発明を以下の実施例により説明する。実施例1 方法A エチルN-Boc ピログルタメートのアルドール反応及び得
られたアルドール混合物のメタンスルホニルクロライド
及びトリエチルアミンによる処理に関する一般的な方
法。4-アルキリデンピログルタメートの合成。 −78℃において攪拌したエチルN-Boc ピログルタメー
ト(15.6mmol)のTHF (50mL)溶液に、リチウム
ヘキサメチルジシラジドの1MTHF 溶液(18.7mL、
18.7mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を
−78℃において1時間攪拌した後、アルデヒド(1
7.2mmol)及びBF3 OEt2(17.2mmol)のTHF
(50mL)溶液を添加した。反応混合物を−78℃にお
いて1時間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム溶液(1
00mL)で反応を停止し、エチルエーテル(3×50m
L)で抽出した。一緒にした有機相をNa2SO4 上で乾
燥させ、濾過して蒸発させ乾燥させた。反応粗生成物を
CH2Cl2(30mL)に溶解させ、メタンスルホニルクロ
ライド(1.34mL、17.2mmol)及びトリエチルア
ミン(18mL、172mmol)で処理した。室温において
3日間この溶液を攪拌した後、水で反応を停止し、ジク
ロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機層をNa2S
O4 上で乾燥させ、減圧下で蒸発させると、E/Z 異性体
の混合物として標題化合物が得られた。溶離剤は、クロ
マトグラフィー分割が実施された場合に示した。
られたアルドール混合物のメタンスルホニルクロライド
及びトリエチルアミンによる処理に関する一般的な方
法。4-アルキリデンピログルタメートの合成。 −78℃において攪拌したエチルN-Boc ピログルタメー
ト(15.6mmol)のTHF (50mL)溶液に、リチウム
ヘキサメチルジシラジドの1MTHF 溶液(18.7mL、
18.7mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を
−78℃において1時間攪拌した後、アルデヒド(1
7.2mmol)及びBF3 OEt2(17.2mmol)のTHF
(50mL)溶液を添加した。反応混合物を−78℃にお
いて1時間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム溶液(1
00mL)で反応を停止し、エチルエーテル(3×50m
L)で抽出した。一緒にした有機相をNa2SO4 上で乾
燥させ、濾過して蒸発させ乾燥させた。反応粗生成物を
CH2Cl2(30mL)に溶解させ、メタンスルホニルクロ
ライド(1.34mL、17.2mmol)及びトリエチルア
ミン(18mL、172mmol)で処理した。室温において
3日間この溶液を攪拌した後、水で反応を停止し、ジク
ロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機層をNa2S
O4 上で乾燥させ、減圧下で蒸発させると、E/Z 異性体
の混合物として標題化合物が得られた。溶離剤は、クロ
マトグラフィー分割が実施された場合に示した。
【0017】エチル (2S,E)-1-(tert-ブトキシカルボニ
ル)-4-アントリルメチリデンピログルタメート:E 異性
体のみが得られた。黄色固体。m.p.:62〜3℃(ヘキ
サン/酢酸エチル3:1)。〔α〕D =+10.6°
(c0.6,CHCl3 )。IR(KBrペレット)297
5、1780、1740、1310、1145cm-1。 1
HNMR(CDCl3 )d8.47(s,1H)、8.4
4(t,J=3.1Hz, 1H)、8.07〜8.02
(m,2H)、7.94〜7.88(m,2H)、7.
54〜7.45(m,4H)、4.59(dd,J=
3.1及び10.0Hz,1H)、4.20〜4.07
(m,2H)、2.76(ddd,J=3.1,10.
0及び18.0Hz, 1H)、2.28(dt,J=3.
1及び18.0Hz,1H)、1.57(s,9H)、
1.20(t,J=7.0Hz, 3H)。13CNMR(C
DCl3 )d170.8、165.6、149.8、13
4.0、138.2、131.0、128.9(3
C)、128.4(2C)、127.8(2C)、12
6.2(2C)、125.3(2C)、124.9(2
C)、83.6、61.5、55.8、27.8(3
C)、27.1、13.9。C27H27NO5 に関して計
算したHRMS:445.1889、実測値445.188
7。(2S,E)-1-(tert- ブトキシカルボニル)-4-(4,4- ジフェ
ニルブチリデン) ピログルタメートエチルエステル :
(ヘキサン/酢酸エチル4:1)。無色のオイル。
〔α〕D =+3.4°(c1.0,CHCl3 )。 1HN
MR(CDCl3 )d7.40〜7.05(m,10
H)、6.73(tt,J=2.8及び7.4Hz, 1
H)、4.51(dd,J=3.6及び10.3Hz, 1
H)、4.19(q,J=7.1Hz, 2H)、3.85
(t,J=7.7Hz, 1H)、2.82〜2.58
(m,1H)、2.42〜2.00(m,5H)、1.
49(s,9H)、1.25(t,J=7.1Hz, 3
H)。13CNMR(CDCl3 )d170.6、165.
3、149.3、143.6、143.5、137.
8、128.0(2C)、127.2(2C)、12
7.1(2C)、125.8、82.7、61.0、5
5.2、53.1、49.8、33.2、27.3、2
7.0、24.7、13.6。IR(フィルム)178
4、1748、1717、1317、1155cm-1。
ル)-4-アントリルメチリデンピログルタメート:E 異性
体のみが得られた。黄色固体。m.p.:62〜3℃(ヘキ
サン/酢酸エチル3:1)。〔α〕D =+10.6°
(c0.6,CHCl3 )。IR(KBrペレット)297
5、1780、1740、1310、1145cm-1。 1
HNMR(CDCl3 )d8.47(s,1H)、8.4
4(t,J=3.1Hz, 1H)、8.07〜8.02
(m,2H)、7.94〜7.88(m,2H)、7.
54〜7.45(m,4H)、4.59(dd,J=
3.1及び10.0Hz,1H)、4.20〜4.07
(m,2H)、2.76(ddd,J=3.1,10.
0及び18.0Hz, 1H)、2.28(dt,J=3.
1及び18.0Hz,1H)、1.57(s,9H)、
1.20(t,J=7.0Hz, 3H)。13CNMR(C
DCl3 )d170.8、165.6、149.8、13
4.0、138.2、131.0、128.9(3
C)、128.4(2C)、127.8(2C)、12
6.2(2C)、125.3(2C)、124.9(2
C)、83.6、61.5、55.8、27.8(3
C)、27.1、13.9。C27H27NO5 に関して計
算したHRMS:445.1889、実測値445.188
7。(2S,E)-1-(tert- ブトキシカルボニル)-4-(4,4- ジフェ
ニルブチリデン) ピログルタメートエチルエステル :
(ヘキサン/酢酸エチル4:1)。無色のオイル。
〔α〕D =+3.4°(c1.0,CHCl3 )。 1HN
MR(CDCl3 )d7.40〜7.05(m,10
H)、6.73(tt,J=2.8及び7.4Hz, 1
H)、4.51(dd,J=3.6及び10.3Hz, 1
H)、4.19(q,J=7.1Hz, 2H)、3.85
(t,J=7.7Hz, 1H)、2.82〜2.58
(m,1H)、2.42〜2.00(m,5H)、1.
49(s,9H)、1.25(t,J=7.1Hz, 3
H)。13CNMR(CDCl3 )d170.6、165.
3、149.3、143.6、143.5、137.
8、128.0(2C)、127.2(2C)、12
7.1(2C)、125.8、82.7、61.0、5
5.2、53.1、49.8、33.2、27.3、2
7.0、24.7、13.6。IR(フィルム)178
4、1748、1717、1317、1155cm-1。
【0018】(2S,Z)-1-(tert- ブトキシカルボニル)-4-
(4,4- ジフェニルブチリデン) ピログルタメートエチル
エステル:(ヘキサン/酢酸エチル4:1)。無色のオ
イル。〔α〕D =−14.0°(c1.0,CHC
l3 )。 1HNMR(CDCl3 )d7.38〜7.05
(m,10H)、5.94(m,1H)、4.46(d
d,J=3.4及び10.0Hz, 1H)、4.16
(q,J=7.1Hz, 2H)、3.92(t,J=7.
7Hz, 1H)、2.95〜2.63(m,3H)、2.
45(m,1H)、2.14(q,J=7.7Hz, 2
H)、1.48(s,9H)、1.21(t,J=7.
1Hz, 3H)。13CNMR(CDCl3 )d170.8、
165.2、149.6、144.3、144.2、1
42.5、128.0、127.5(2C)、127.
4(2C)、126.2、125.7、82.8、6
1.1、55.4、50.8、34.7、28.6、2
7.5、25.6、13.7。IR(フィルム)178
4、1747、1717、1323、1155cm-1。エチル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(4- クロ
ロベンジリデン) ピログルタメート :白色固体。p.f.:
114〜118℃。〔a〕D 20=6.2。 1HNMR
(CDCl3 ):7.37(m,1H,C=CH)、7.
14(m,4H,Ar−H)、4.59(dd,1H,J
=9.7y3.2Hz,H−γ)、4.09(c,2H,
J=7.0Hz,CH2 −Et)、3.21(ddd,J=
17.7,10.2y2.7Hz, H−β)、2.81
(dm,1H,J=17.7Hz, H−β)、1.41
(s,9H,CH3 −Boc )、1.15(t,3H,J
=7.0Hz, CH3 −Et)。13CNMR(CDCl3 ):
171.0y166.6(CONyCO2Et )、14
9.8(NCO2 t Bu)、133.1、128.6y1
27.8(C)、133.8、131.2y129.2
(CH)、127.8(ArC−Cl)、83.8(C−Bo
c )、61.9(CH2 −Et)、56.1(C−γ)、
27.9(CH3 −Boc )、14.1(CH3 −Et)。
IR(cm-1)1775y1745(st,C=O)、1
660(st,C=C)、1385y1375(d,C
H3 −Boc )、835y775(d,ArC−H)。M
S:379(0.4,M+ )、297(30)、208
(44)、206(100)、178(10)、56
(47)。
(4,4- ジフェニルブチリデン) ピログルタメートエチル
エステル:(ヘキサン/酢酸エチル4:1)。無色のオ
イル。〔α〕D =−14.0°(c1.0,CHC
l3 )。 1HNMR(CDCl3 )d7.38〜7.05
(m,10H)、5.94(m,1H)、4.46(d
d,J=3.4及び10.0Hz, 1H)、4.16
(q,J=7.1Hz, 2H)、3.92(t,J=7.
7Hz, 1H)、2.95〜2.63(m,3H)、2.
45(m,1H)、2.14(q,J=7.7Hz, 2
H)、1.48(s,9H)、1.21(t,J=7.
1Hz, 3H)。13CNMR(CDCl3 )d170.8、
165.2、149.6、144.3、144.2、1
42.5、128.0、127.5(2C)、127.
4(2C)、126.2、125.7、82.8、6
1.1、55.4、50.8、34.7、28.6、2
7.5、25.6、13.7。IR(フィルム)178
4、1747、1717、1323、1155cm-1。エチル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(4- クロ
ロベンジリデン) ピログルタメート :白色固体。p.f.:
114〜118℃。〔a〕D 20=6.2。 1HNMR
(CDCl3 ):7.37(m,1H,C=CH)、7.
14(m,4H,Ar−H)、4.59(dd,1H,J
=9.7y3.2Hz,H−γ)、4.09(c,2H,
J=7.0Hz,CH2 −Et)、3.21(ddd,J=
17.7,10.2y2.7Hz, H−β)、2.81
(dm,1H,J=17.7Hz, H−β)、1.41
(s,9H,CH3 −Boc )、1.15(t,3H,J
=7.0Hz, CH3 −Et)。13CNMR(CDCl3 ):
171.0y166.6(CONyCO2Et )、14
9.8(NCO2 t Bu)、133.1、128.6y1
27.8(C)、133.8、131.2y129.2
(CH)、127.8(ArC−Cl)、83.8(C−Bo
c )、61.9(CH2 −Et)、56.1(C−γ)、
27.9(CH3 −Boc )、14.1(CH3 −Et)。
IR(cm-1)1775y1745(st,C=O)、1
660(st,C=C)、1385y1375(d,C
H3 −Boc )、835y775(d,ArC−H)。M
S:379(0.4,M+ )、297(30)、208
(44)、206(100)、178(10)、56
(47)。
【0019】エチル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニ
ル)-4-シクロペンチルメチリデンピログルタメート:無
色のオイル。 1HNMR(CDCl3 ):6.63(d
t,1H,J=10.0y2.0Hz,CH=C)、4.
56(dd,1H,J=10.0y3.2Hz,H−
γ)、4.19(c,2H,J=7.0Hz,CH2 −E
t)、2.96(ddd,1H,J=16.4,10.
0y3.2Hz, H−β)、2.50(m,2H,H−β
yCH−Cp)、1.90〜1.20(m,8H,C
H2 )、1.55(s,9H,CH3 −Boc )、1.2
5(t,3H,J=7.0Hz, CH3 −Et)。IR(cm
-1)1775y1730(st,C=O)、1670
(st,C=C)、1390y1370(d,CH3 −
Boc )。MS:237(34)、186(9)、164
(100)、96(11)、81(34)、57(3
9)。エチル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-シクロヘ
キシリデン) ピログルタメート :黄色のオイル。異性体
A: 1HNMR(CDCl3 ):4.48(dd,1H,
J=10.0y3.6Hz,H−γ)、4.16(c,2
H,J=7.0Hz,CH2 −Et)、2.95(m,1
H,H−β)、2.55(dd,1H,J=15.4y
3.6Hz, H−β)、2.10(m,4H,CH2 )、
2.00〜1.1(m,6H,CH2 )、1.50
(s,9H,CH3 −Boc )、1.23(t,3H,J
=7.0Hz, CH3 −Et)。異性体B: 1HNMR(C
DCl3 )5.57(m,1H,CH=C)、4.54
(dd,1H,J=8.9y2.3Hz,H−γ)、4.
19(c,2H,J=7.0Hz,CH2 −Et)、3.1
9(dd,1H,J=10.2y8.9Hz,H−β)、
2.95(m,1H,H−β)、2.10(m,5H,
H−ayCH2 )、2.00〜1.10(m,4H,C
H2 )、1.55(s,9H,CH3 −Boc )、1.2
5(t,3H,J=7.0Hz, CH3 −Et)。13CNM
R(CDCl3 )171.4y171.2(CON,CO
2Et )、157.2(NCO2 t Bu)、132.5(C
−a IsoA)、126.7(CH=C IsoB)、12
5.4(C−4 IsoB)、118.0(C−4 Iso
B)、83.0(C−Boc )、61.4y61.3(C
H2 −Et)、56.8(C−γ)、49.7(C−a I
soB)、27.7(CH3 −Boc )、33.7、28.
1、27.0、26.0、25.5、25.1、22.
4、21.9(CH2 )、14.0(CH3 −Et)。I
R(cm-1)1770y1720(st,C=O)、16
40(st,C=C)、1390y1370(d,CH
3 −Boc )。MS:237(100)、164(8
8)、136(38)、121(25)、107(2
7)。
ル)-4-シクロペンチルメチリデンピログルタメート:無
色のオイル。 1HNMR(CDCl3 ):6.63(d
t,1H,J=10.0y2.0Hz,CH=C)、4.
56(dd,1H,J=10.0y3.2Hz,H−
γ)、4.19(c,2H,J=7.0Hz,CH2 −E
t)、2.96(ddd,1H,J=16.4,10.
0y3.2Hz, H−β)、2.50(m,2H,H−β
yCH−Cp)、1.90〜1.20(m,8H,C
H2 )、1.55(s,9H,CH3 −Boc )、1.2
5(t,3H,J=7.0Hz, CH3 −Et)。IR(cm
-1)1775y1730(st,C=O)、1670
(st,C=C)、1390y1370(d,CH3 −
Boc )。MS:237(34)、186(9)、164
(100)、96(11)、81(34)、57(3
9)。エチル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-シクロヘ
キシリデン) ピログルタメート :黄色のオイル。異性体
A: 1HNMR(CDCl3 ):4.48(dd,1H,
J=10.0y3.6Hz,H−γ)、4.16(c,2
H,J=7.0Hz,CH2 −Et)、2.95(m,1
H,H−β)、2.55(dd,1H,J=15.4y
3.6Hz, H−β)、2.10(m,4H,CH2 )、
2.00〜1.1(m,6H,CH2 )、1.50
(s,9H,CH3 −Boc )、1.23(t,3H,J
=7.0Hz, CH3 −Et)。異性体B: 1HNMR(C
DCl3 )5.57(m,1H,CH=C)、4.54
(dd,1H,J=8.9y2.3Hz,H−γ)、4.
19(c,2H,J=7.0Hz,CH2 −Et)、3.1
9(dd,1H,J=10.2y8.9Hz,H−β)、
2.95(m,1H,H−β)、2.10(m,5H,
H−ayCH2 )、2.00〜1.10(m,4H,C
H2 )、1.55(s,9H,CH3 −Boc )、1.2
5(t,3H,J=7.0Hz, CH3 −Et)。13CNM
R(CDCl3 )171.4y171.2(CON,CO
2Et )、157.2(NCO2 t Bu)、132.5(C
−a IsoA)、126.7(CH=C IsoB)、12
5.4(C−4 IsoB)、118.0(C−4 Iso
B)、83.0(C−Boc )、61.4y61.3(C
H2 −Et)、56.8(C−γ)、49.7(C−a I
soB)、27.7(CH3 −Boc )、33.7、28.
1、27.0、26.0、25.5、25.1、22.
4、21.9(CH2 )、14.0(CH3 −Et)。I
R(cm-1)1770y1720(st,C=O)、16
40(st,C=C)、1390y1370(d,CH
3 −Boc )。MS:237(100)、164(8
8)、136(38)、121(25)、107(2
7)。
【0020】エチル (2S,E)-N-Boc-[(2,2-ジメチル)-4-
シクロペンチリデン] ピログルタメート:オイル。 1H
NMR(CDCl3 )0.93、1.01(2s,6H,
2×CH3 )、1.23(t,3H,J=7.0Hz, C
H 3 CH2 )、1.43(s,9H,(CH3)3 C)、
1.65、2.17(2m,6H,CH2 CH2 C
H2)、3.11(q,2H,J=9.6Hz,CHCH
2 )、4.18(t,2H,J=7.0Hz,CH 2 CH
3 )及び4.5ppm (dd,1H,J=2.3,9.6
Hz,CHCO2Et )。m/z 295(M+ −56,1
%)、25(M+ −100,12)、222(2)、1
78(11)、157(13)、95(19)、57
(100)及び41(19)。IR(cm-1):3037
(C=C)、1792、1747及び1717(C=
O)。エチル (2S,Z)-N-Boc-[(2,2-ジメチル)-4-シクロペンチ
リデン] ピログルタメート :オイル。 1HNMR(CD
Cl3 )1.05、1.09(2s,6H,2×C
H3 )、1.21(t,3H,J=7.2Hz, CH 3 C
H2 )、1.43(s,9H,(CH3)3 C)、1.3
9〜1.70(m,5H)、2.6〜3.2(m,3
H)、4.15(q,2H,J=7.2Hz,CH 2 CH
3 )及び4.49ppm (dd,1H,J=3.8,9.
9Hz,CHCO2Et )。13CNMR(CDCl 3 ):1
3.97(CH3 CH2 )、22.72、26.35、
33.67(CH2 CH2 CH2 )、24.85、2
5.13(2×CH3 )、27.76((CH3)
3 C)、43.06(CHCH2 )、44.60((C
H3 ) 2 C)、55.77(CHCO2Et )、61.2
7(CH 3 CH2 )、82.77((CH 3 ) 3 C
O)、117.35、150.16(C=C)、16
7.10、167.64(2×O=CN)及び171.
37ppm (C=O)。m/z 295(M+ −56,2
%)、25(M+ −100,30)、222(2)、1
78(43)、95(45)、82(11)、57(1
00)及び41(39)。IR(cm-1):1779、1
746及び1717(C=O)。
シクロペンチリデン] ピログルタメート:オイル。 1H
NMR(CDCl3 )0.93、1.01(2s,6H,
2×CH3 )、1.23(t,3H,J=7.0Hz, C
H 3 CH2 )、1.43(s,9H,(CH3)3 C)、
1.65、2.17(2m,6H,CH2 CH2 C
H2)、3.11(q,2H,J=9.6Hz,CHCH
2 )、4.18(t,2H,J=7.0Hz,CH 2 CH
3 )及び4.5ppm (dd,1H,J=2.3,9.6
Hz,CHCO2Et )。m/z 295(M+ −56,1
%)、25(M+ −100,12)、222(2)、1
78(11)、157(13)、95(19)、57
(100)及び41(19)。IR(cm-1):3037
(C=C)、1792、1747及び1717(C=
O)。エチル (2S,Z)-N-Boc-[(2,2-ジメチル)-4-シクロペンチ
リデン] ピログルタメート :オイル。 1HNMR(CD
Cl3 )1.05、1.09(2s,6H,2×C
H3 )、1.21(t,3H,J=7.2Hz, CH 3 C
H2 )、1.43(s,9H,(CH3)3 C)、1.3
9〜1.70(m,5H)、2.6〜3.2(m,3
H)、4.15(q,2H,J=7.2Hz,CH 2 CH
3 )及び4.49ppm (dd,1H,J=3.8,9.
9Hz,CHCO2Et )。13CNMR(CDCl 3 ):1
3.97(CH3 CH2 )、22.72、26.35、
33.67(CH2 CH2 CH2 )、24.85、2
5.13(2×CH3 )、27.76((CH3)
3 C)、43.06(CHCH2 )、44.60((C
H3 ) 2 C)、55.77(CHCO2Et )、61.2
7(CH 3 CH2 )、82.77((CH 3 ) 3 C
O)、117.35、150.16(C=C)、16
7.10、167.64(2×O=CN)及び171.
37ppm (C=O)。m/z 295(M+ −56,2
%)、25(M+ −100,30)、222(2)、1
78(43)、95(45)、82(11)、57(1
00)及び41(39)。IR(cm-1):1779、1
746及び1717(C=O)。
【0021】エチル-(2S,E,E)-N-Boc-4-シンナミリデン
ピログルタメート:m.p.:80〜81℃。〔α〕D =+
57.3(c1.06,CHCl3 )。 1HNMR(CD
Cl3 ):7.49〜7.23(m,6H,Ph及びHC
=)、6.95(d,1H,J=15.5Hz, CH−P
h)、6.78(dd,1H,J=11.0y15.5H
z,HC=)、4.68(dd,1H,J=10.1及び
3.6Hz, H−2)、4.30〜4.17(m,2H,
CO2 CH2 )、3.18(ddd,1H,J=18.
1,10.1及び3.0Hz)、2.84(dt, 1H,
J=18.1及び3.0Hz)、1.52(s,9H,C
(CH3)3 )、1.29(t,3H, J=7.1Hz,C
H2 CH 3 )。13CNMR(CDCl3 ):170.5、
165.8、149.0、140.4、135.4、1
33.7、128.5、128.1(2C)、127.
3、126.6(2C)、122.5、82.5、6
0.9、55.3、27.2(3C)、25.4、1
3.5。IR(CHCl3 )2995、1780、173
5、1310、1150cm-1。C21H25NO5 に関して
計算したHRMS:371.1722、実測値371.17
32。エチル-(2S,E,E)-N-Boc-4-(o- メトキシシンナミリデ
ン) ピログルタメート :EtOAc/ヘキサン1:4。
〔α〕D =+7.2(c1.0,CHCl3 )。 1HNM
R(CDCl3 ):7.52(d, 1H,J=7.8H
z)、7.32〜7.22(m,3H)、6.95〜
6.72(m,3H)、4.59(dd, 1H,J=1
0.4及び4.1Hz,H−2)、4.25(q, 2H,
J=7.1Hz,CO2 CH2 )、3.87(s,3H,
OCH3 )、3.24〜3.10(m,1H)、2.7
2(dt, 1H,J=18.1及び2.9Hz)、1.5
2(s,9H,C(CH3)3 )、1.28(t,3H,
J=7.1Hz,CH2 CH 3 )。13CNMR(CDC
l3 ):171.2、166.5、157.3、14
9.8、136.5、135.6、130.6、12
7.3、126.7、124.8、123.5、12
0.5、110.9、83.3、61.6、55.9、
55.4、27.8(3C)、26.0、14.0。I
R(フィルム):1790、1770、1755、17
47、1371cm-1。
ピログルタメート:m.p.:80〜81℃。〔α〕D =+
57.3(c1.06,CHCl3 )。 1HNMR(CD
Cl3 ):7.49〜7.23(m,6H,Ph及びHC
=)、6.95(d,1H,J=15.5Hz, CH−P
h)、6.78(dd,1H,J=11.0y15.5H
z,HC=)、4.68(dd,1H,J=10.1及び
3.6Hz, H−2)、4.30〜4.17(m,2H,
CO2 CH2 )、3.18(ddd,1H,J=18.
1,10.1及び3.0Hz)、2.84(dt, 1H,
J=18.1及び3.0Hz)、1.52(s,9H,C
(CH3)3 )、1.29(t,3H, J=7.1Hz,C
H2 CH 3 )。13CNMR(CDCl3 ):170.5、
165.8、149.0、140.4、135.4、1
33.7、128.5、128.1(2C)、127.
3、126.6(2C)、122.5、82.5、6
0.9、55.3、27.2(3C)、25.4、1
3.5。IR(CHCl3 )2995、1780、173
5、1310、1150cm-1。C21H25NO5 に関して
計算したHRMS:371.1722、実測値371.17
32。エチル-(2S,E,E)-N-Boc-4-(o- メトキシシンナミリデ
ン) ピログルタメート :EtOAc/ヘキサン1:4。
〔α〕D =+7.2(c1.0,CHCl3 )。 1HNM
R(CDCl3 ):7.52(d, 1H,J=7.8H
z)、7.32〜7.22(m,3H)、6.95〜
6.72(m,3H)、4.59(dd, 1H,J=1
0.4及び4.1Hz,H−2)、4.25(q, 2H,
J=7.1Hz,CO2 CH2 )、3.87(s,3H,
OCH3 )、3.24〜3.10(m,1H)、2.7
2(dt, 1H,J=18.1及び2.9Hz)、1.5
2(s,9H,C(CH3)3 )、1.28(t,3H,
J=7.1Hz,CH2 CH 3 )。13CNMR(CDC
l3 ):171.2、166.5、157.3、14
9.8、136.5、135.6、130.6、12
7.3、126.7、124.8、123.5、12
0.5、110.9、83.3、61.6、55.9、
55.4、27.8(3C)、26.0、14.0。I
R(フィルム):1790、1770、1755、17
47、1371cm-1。
【0022】エチル-(2S,E,E)-N-Boc-4-(p- ニトロシン
ナミリデン) ピログルタメート:EtOAc/ヘキサン1:
3。m.p.:162〜163℃。〔α〕D =+48.3
(c0.6,CHCl3 )。 1HNMR(CDCl3 ):
8.22及び7.61(AA′BB′,4H)、7.3
2〜7.24(m,1H)、6.97〜6.93(m,
2H)、4.72(dd, 1H,J=10.0及び3.
0Hz,H−2)、4.30〜4.19(m, 2H,CO
2 CH2 )、3.22(ddd,1H,J=18.1,
10.0及び2.8Hz)、2.89(dt, 1H,J=
18.1及び2.8Hz)、1.53(s,9H,C(C
H3)3 )、1.30(t,3H, J=7.1Hz,CH2
CH 3 )。13CNMR(CDCl3 ):170.9、16
6.0、149.6、147.5、142.2、13
8.0、132.2、130.9、127.6(2
C)、127.1、124.1(2C)、83.8、6
1.9、55.9、27.8(3C)、26.2、1
4.1。IR(KBr):1784、1747、151
4、1336、1155cm-1。ベンジル (2S,E,E)-N-Boc-4-(p- ジメチルアミノシンナ
ミリデン) ピログルタメート :EtOAc/ヘキサン1:
3。m.p.:136〜138℃。〔α〕D =+175.1
(c0.7,CHCl3 )。 1HNMR(CDCl3 ):
7.38及び7.21(m,4H)、6.81(d, 1
H,J=15.3Hz,HC=)、6.65(d, 1H,
J=11.6Hz)、6.54(dd, 1H,J=15.
3及び11.6Hz)、5.19(AB,2H,CO2 C
H2 )、4.71(dd, 1H,J=10.2及び2.
5Hz,H−2)、3.22〜3.04(m,1H)、
3.01(s,6H,NMe2 )、2.79(dt, 1
H,J=17.7及び2.7Hz)、1.44(s,9
H,C(CH3)3 )。13CNMR(CDCl3 ):17
1.1、166.8、150.9、149.9、14
2.2、136.0、135.0、128.7(2
C)、128.6(2C)、128.5(2C)、12
8.4(2C)、123.9、116.4、111.
0、83.2、67.2、55.9、40.1(2
C)、27.7(3C)、26.1。IR(KBr):1
770、1601、1321、1280、1149c
m-1。
ナミリデン) ピログルタメート:EtOAc/ヘキサン1:
3。m.p.:162〜163℃。〔α〕D =+48.3
(c0.6,CHCl3 )。 1HNMR(CDCl3 ):
8.22及び7.61(AA′BB′,4H)、7.3
2〜7.24(m,1H)、6.97〜6.93(m,
2H)、4.72(dd, 1H,J=10.0及び3.
0Hz,H−2)、4.30〜4.19(m, 2H,CO
2 CH2 )、3.22(ddd,1H,J=18.1,
10.0及び2.8Hz)、2.89(dt, 1H,J=
18.1及び2.8Hz)、1.53(s,9H,C(C
H3)3 )、1.30(t,3H, J=7.1Hz,CH2
CH 3 )。13CNMR(CDCl3 ):170.9、16
6.0、149.6、147.5、142.2、13
8.0、132.2、130.9、127.6(2
C)、127.1、124.1(2C)、83.8、6
1.9、55.9、27.8(3C)、26.2、1
4.1。IR(KBr):1784、1747、151
4、1336、1155cm-1。ベンジル (2S,E,E)-N-Boc-4-(p- ジメチルアミノシンナ
ミリデン) ピログルタメート :EtOAc/ヘキサン1:
3。m.p.:136〜138℃。〔α〕D =+175.1
(c0.7,CHCl3 )。 1HNMR(CDCl3 ):
7.38及び7.21(m,4H)、6.81(d, 1
H,J=15.3Hz,HC=)、6.65(d, 1H,
J=11.6Hz)、6.54(dd, 1H,J=15.
3及び11.6Hz)、5.19(AB,2H,CO2 C
H2 )、4.71(dd, 1H,J=10.2及び2.
5Hz,H−2)、3.22〜3.04(m,1H)、
3.01(s,6H,NMe2 )、2.79(dt, 1
H,J=17.7及び2.7Hz)、1.44(s,9
H,C(CH3)3 )。13CNMR(CDCl3 ):17
1.1、166.8、150.9、149.9、14
2.2、136.0、135.0、128.7(2
C)、128.6(2C)、128.5(2C)、12
8.4(2C)、123.9、116.4、111.
0、83.2、67.2、55.9、40.1(2
C)、27.7(3C)、26.1。IR(KBr):1
770、1601、1321、1280、1149c
m-1。
【0023】ベンジル (2S,E)-N-Boc-4-ペンチリデンピ
ログルタメート:EtOAc/ヘキサン1:5。〔α〕D =
−13.3(c0.3,CHCl3 )。 1HNMR(CD
Cl3 ):7.32(s,5H)、6.69(tt, 1
H,J=7.7及び2.7Hz,HC=)、5.16(A
B,2H,CO2 CH2 )、4.63(dd, 1H,J
=10.2及び3.5Hz,H−2)、3.00〜2.8
2(m,1H)、2.61〜2.49(m,1H)、
2.12〜2.02(m,2H)、1.41(s,9
H,C(CH3)3 )、1.37〜1.22(m,4
H)、0.85(t, 3H,J=7.0Hz,CH2 CH
3 )。13CNMR(CDCl3 ):171.0、165.
9、149.8、139.6、135.0、128.6
(2C)、128.5(2C)、128.4、128.
1、83.5、67.2、55.8、30.2、29.
1、27.7(3C)、25.5、22.3、13.
7。IR(KBr):1786、1746、1717、1
317、1155cm-1。エチル (2S)-N-Boc-4-シクロブチリデンピログルタメー
ト :EtOAc/ヘキサン1:3。〔α〕D =−5.0(c
0.4,CHCl3 )。 1HNMR(CDCl3 ):4.5
5(dd, 1H,J=10.3及び3.7Hz,H−
2)、4.26〜4.10(m,2H,CO2 C
H2 )、3.21〜3.12(m,2H)、2.91〜
2.68(m,3H)、2.49〜2.35(m,1
H)、2.20〜1.83(m,2H)、1.48
(s,9H,C(CH3)3 )、1.24(t, 3H,J
=7.1Hz,CH2 CH 3 )。13CNMR(CDC
l3 ):171.5、165.6、158.9、15
0.4、118.6、83.2、61.5、55.8、
32.4、31.5、27.9(3C)、25.2、1
8.3、14.1。IR(KBr):1782、174
3、1715、1319、1153cm-1。
ログルタメート:EtOAc/ヘキサン1:5。〔α〕D =
−13.3(c0.3,CHCl3 )。 1HNMR(CD
Cl3 ):7.32(s,5H)、6.69(tt, 1
H,J=7.7及び2.7Hz,HC=)、5.16(A
B,2H,CO2 CH2 )、4.63(dd, 1H,J
=10.2及び3.5Hz,H−2)、3.00〜2.8
2(m,1H)、2.61〜2.49(m,1H)、
2.12〜2.02(m,2H)、1.41(s,9
H,C(CH3)3 )、1.37〜1.22(m,4
H)、0.85(t, 3H,J=7.0Hz,CH2 CH
3 )。13CNMR(CDCl3 ):171.0、165.
9、149.8、139.6、135.0、128.6
(2C)、128.5(2C)、128.4、128.
1、83.5、67.2、55.8、30.2、29.
1、27.7(3C)、25.5、22.3、13.
7。IR(KBr):1786、1746、1717、1
317、1155cm-1。エチル (2S)-N-Boc-4-シクロブチリデンピログルタメー
ト :EtOAc/ヘキサン1:3。〔α〕D =−5.0(c
0.4,CHCl3 )。 1HNMR(CDCl3 ):4.5
5(dd, 1H,J=10.3及び3.7Hz,H−
2)、4.26〜4.10(m,2H,CO2 C
H2 )、3.21〜3.12(m,2H)、2.91〜
2.68(m,3H)、2.49〜2.35(m,1
H)、2.20〜1.83(m,2H)、1.48
(s,9H,C(CH3)3 )、1.24(t, 3H,J
=7.1Hz,CH2 CH 3 )。13CNMR(CDC
l3 ):171.5、165.6、158.9、15
0.4、118.6、83.2、61.5、55.8、
32.4、31.5、27.9(3C)、25.2、1
8.3、14.1。IR(KBr):1782、174
3、1715、1319、1153cm-1。
【0024】ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニ
ル)-4-(2- メチルプロピリデン) ピログルタメート:E/
Z 異性体の85:15混合物が得られた。クロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル3:1)によりジアステ
レオマーを分割した。E 異性体に関して:オイル。 1H
NMR(CDCl3 )d7.30(s,5H)、6.50
(dt, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO
2 CH2 )、4.60(dd, 1H,H−2)、3.0
0〜2.80(m,1H)、2.60〜2.30(m,
2H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、1.0
0(d,3H)、0.95(d,3H)。13CNMR
(CDCl3 )d171.0、166.4、149.8、
145.8、134.9、126.6、126.4、1
25.9、83.6、67.2、55.9、29.0、
28.1、27.7、25.3、21.6、21.4。
Z 異性体に関して:オイル。 1HNMR(CDCl3 )d
7.30(s,5H)、5.30(dt, 1H,HC
=)、5.2(s,2H,CO2 CH2 )、3.17
(dd, 1H)、3.21(m,1H)、3.19
(m,1H)、3.75(m,1H)、1.40(s,
9H)、1.00(d,3H)、0.95(d,3
H)。
ル)-4-(2- メチルプロピリデン) ピログルタメート:E/
Z 異性体の85:15混合物が得られた。クロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル3:1)によりジアステ
レオマーを分割した。E 異性体に関して:オイル。 1H
NMR(CDCl3 )d7.30(s,5H)、6.50
(dt, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO
2 CH2 )、4.60(dd, 1H,H−2)、3.0
0〜2.80(m,1H)、2.60〜2.30(m,
2H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、1.0
0(d,3H)、0.95(d,3H)。13CNMR
(CDCl3 )d171.0、166.4、149.8、
145.8、134.9、126.6、126.4、1
25.9、83.6、67.2、55.9、29.0、
28.1、27.7、25.3、21.6、21.4。
Z 異性体に関して:オイル。 1HNMR(CDCl3 )d
7.30(s,5H)、5.30(dt, 1H,HC
=)、5.2(s,2H,CO2 CH2 )、3.17
(dd, 1H)、3.21(m,1H)、3.19
(m,1H)、3.75(m,1H)、1.40(s,
9H)、1.00(d,3H)、0.95(d,3
H)。
【0025】ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニ
ル)-4-(3- メチルブチリデン) ピログルタメート:E/Z
異性体の85:15混合物が得られた。クロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル3:1)によりジアステレ
オマーを分割した。E 異性体に関して:オイル。 1HN
MR(CDCl3 )d7.35(s,5H)、6.70
(m, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO2
CH2 )、4.60(dd, 1H,H−2)、3.00
〜2.50(m,2H)、2.00〜1.60(m,3
H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、0.90
(d,3H)、0.80(d,3H)。13CNMR(C
DCl3 )d170.9、165.8、149.8、13
8.4、134.9、128.8、128.5、12
8.4、128.3、83.3、67.1、55.7、
38.3、27.9、27.6、25.6、22.2。ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(3- フ
ェニルプロピリデン) ピログルタメート :E/Z 異性体の
85:15混合物が得られた。クロマトグラフィー(ヘ
キサン/酢酸エチル3:1)によりジアステレオマーを
分割した。E 異性体に関して:オイル。 1HNMR(C
DCl3 )d7.35〜7.10(m,10H)、6.7
0(m, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO
2 CH2 )、4.55(dd, 1H,H−2)、2.8
0〜2.30(m,4H)、1.40(s,9H,C
(CH3)3 )。13CNMR(CDCl3 )d170.4、
165.2、149.2、140.1、137.6、1
34.6、128.7、128.0、125.4、8
2.8、66.6、55.4、33.6、30.8、2
6.1。
ル)-4-(3- メチルブチリデン) ピログルタメート:E/Z
異性体の85:15混合物が得られた。クロマトグラフ
ィー(ヘキサン/酢酸エチル3:1)によりジアステレ
オマーを分割した。E 異性体に関して:オイル。 1HN
MR(CDCl3 )d7.35(s,5H)、6.70
(m, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO2
CH2 )、4.60(dd, 1H,H−2)、3.00
〜2.50(m,2H)、2.00〜1.60(m,3
H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、0.90
(d,3H)、0.80(d,3H)。13CNMR(C
DCl3 )d170.9、165.8、149.8、13
8.4、134.9、128.8、128.5、12
8.4、128.3、83.3、67.1、55.7、
38.3、27.9、27.6、25.6、22.2。ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(3- フ
ェニルプロピリデン) ピログルタメート :E/Z 異性体の
85:15混合物が得られた。クロマトグラフィー(ヘ
キサン/酢酸エチル3:1)によりジアステレオマーを
分割した。E 異性体に関して:オイル。 1HNMR(C
DCl3 )d7.35〜7.10(m,10H)、6.7
0(m, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO
2 CH2 )、4.55(dd, 1H,H−2)、2.8
0〜2.30(m,4H)、1.40(s,9H,C
(CH3)3 )。13CNMR(CDCl3 )d170.4、
165.2、149.2、140.1、137.6、1
34.6、128.7、128.0、125.4、8
2.8、66.6、55.4、33.6、30.8、2
6.1。
【0026】ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニ
ル)-4-ジエチルメチリデンピログルタメート:オイル。
1HNMR(CDCl3 )d7.3(s,5H)、5.2
0(s, 2H,CO2 CH2 )、4.55(dd, 1
H,H−2)、3.00〜2.50(m,4H)、2.
20〜2.00(m,3H)、1.50(s,9H,C
(CH3)3 )、1.10〜0.90(m,6H)。ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(2,2-
ジメチルプロピリデンピログルタメート :オイル。 1H
NMR(CDCl3 )d7.35(s,5H)、6.60
(m,1H)、5.20(s, 2H,CO2 CH2 )、
4.55(dd,1H,H−2)、3.20〜2.65
(m,2H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、
1.10(s,9H)。エチル (2S,E)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-プロピ
リデンピログルタメート :E/Z 異性体の92:8混合物
が得られた。少量のほうの異性体の単離は不可能だっ
た。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
4:1)により純粋なE 異性体を単離した。オイル。収
率70%。〔a〕D =−11.3°(c0.76,CH
Cl3 )。IR(CHCl3 ):3010、1780、17
35、1315、1155cm-1。 1HNMR(CDC
l3 )d6.71(tt, J=2.9及び7.5Hz,1
H)、4.61(dd, J=3.7及び10.1Hz,1
H)、4.22(q, J=7.2Hz,2H)、3.04
〜2.88(m,1H)、2.66〜2.53(m,1
H)、2.23〜2.07(m,2H)、1.51
(s,9H)、1.28(t,J=7.2Hz,3H)、
1.06(t,J=7.5Hz,3H)。13CNMR(C
DCl3 )d171.2、165.9、149.9、14
0.6、127.8、83.3、61.5、55.8、
27.8(3C)、25.4、22.7、14.0、1
2.5。C10H15NO3 〔M+ −CO2 C(CH3) 3 +
1〕に関して計算したHRMS:197.1052、実測値
197.1046。
ル)-4-ジエチルメチリデンピログルタメート:オイル。
1HNMR(CDCl3 )d7.3(s,5H)、5.2
0(s, 2H,CO2 CH2 )、4.55(dd, 1
H,H−2)、3.00〜2.50(m,4H)、2.
20〜2.00(m,3H)、1.50(s,9H,C
(CH3)3 )、1.10〜0.90(m,6H)。ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(2,2-
ジメチルプロピリデンピログルタメート :オイル。 1H
NMR(CDCl3 )d7.35(s,5H)、6.60
(m,1H)、5.20(s, 2H,CO2 CH2 )、
4.55(dd,1H,H−2)、3.20〜2.65
(m,2H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、
1.10(s,9H)。エチル (2S,E)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-プロピ
リデンピログルタメート :E/Z 異性体の92:8混合物
が得られた。少量のほうの異性体の単離は不可能だっ
た。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
4:1)により純粋なE 異性体を単離した。オイル。収
率70%。〔a〕D =−11.3°(c0.76,CH
Cl3 )。IR(CHCl3 ):3010、1780、17
35、1315、1155cm-1。 1HNMR(CDC
l3 )d6.71(tt, J=2.9及び7.5Hz,1
H)、4.61(dd, J=3.7及び10.1Hz,1
H)、4.22(q, J=7.2Hz,2H)、3.04
〜2.88(m,1H)、2.66〜2.53(m,1
H)、2.23〜2.07(m,2H)、1.51
(s,9H)、1.28(t,J=7.2Hz,3H)、
1.06(t,J=7.5Hz,3H)。13CNMR(C
DCl3 )d171.2、165.9、149.9、14
0.6、127.8、83.3、61.5、55.8、
27.8(3C)、25.4、22.7、14.0、1
2.5。C10H15NO3 〔M+ −CO2 C(CH3) 3 +
1〕に関して計算したHRMS:197.1052、実測値
197.1046。
【0027】ベンジル (2S,E)-N-Boc-4-ペンチリデンピ
ログルタメート:収率36%。EtOAc/ヘキサン1:
5。〔α〕D =−13.3(c0.3,CHCl3 )。 1
HNMR(CDCl3 ):d7.32(s,5H)、6.
69(tt, 1H,J=7.7及び2.7Hz,HC
=)、5.16(AB,2H,CO2 CH2 )、4.6
3(dd, 1H,J=10.2及び3.5Hz,H−
2)、3.00〜2.82(m,1H)、2.61〜
2.49(m,1H)、2.12〜2.02(m,2
H)、1.41(s,9H,C(CH3)3 )、1.37
〜1.22(m,4H)、0.85(t, 3H,J=
7.0Hz,CH2 CH 3 )。13CNMR(CDCl3 ):
d171.0、165.9、149.8、139.6、
135.0、128.6(2C)、128.5(2
C)、128.4、128.1、83.5、67.2、
55.8、30.2、29.1、27.7(3C)、2
5.5、22.3、13.7。IR(KBr):178
6、1746、1717、1317、1155cm-1。 ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(2- メ
チルプロピリデン) ピログルタメート :E/Z 異性体の8
5:15混合物が得られた。クロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル3:1)によりジアステレオマーを分
割した。収率70%。E 異性体に関して:オイル。 1H
NMR(CDCl3 )d7.30(s,5H)、6.50
(dt, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO
2 CH2 )、4.60(dd, 1H,H−2)、3.0
0〜2.80(m,1H)、2.60〜2.30(m,
2H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、1.0
0(d,3H)、0.95(d,3H)。13CNMR
(CDCl3 )d171.0、166.4、149.8、
145.8、134.9、126.6、126.4、1
25.9、83.6、67.2、55.9、29.0、
28.1、27.7、25.3、21.6、21.4。
Z 異性体に関して:オイル。 1HNMR(CDCl3 )d
7.30(s,5H)、5.30(dt, 1H,HC
=)、5.2(s,2H,CO2 CH2 )、3.17
(dd, 1H)、3.21(m,1H)、3.19
(m,1H)、3.75(m,1H)、1.40(s,
9H)、1.00(d,3H)、0.95(d,3
H)。
ログルタメート:収率36%。EtOAc/ヘキサン1:
5。〔α〕D =−13.3(c0.3,CHCl3 )。 1
HNMR(CDCl3 ):d7.32(s,5H)、6.
69(tt, 1H,J=7.7及び2.7Hz,HC
=)、5.16(AB,2H,CO2 CH2 )、4.6
3(dd, 1H,J=10.2及び3.5Hz,H−
2)、3.00〜2.82(m,1H)、2.61〜
2.49(m,1H)、2.12〜2.02(m,2
H)、1.41(s,9H,C(CH3)3 )、1.37
〜1.22(m,4H)、0.85(t, 3H,J=
7.0Hz,CH2 CH 3 )。13CNMR(CDCl3 ):
d171.0、165.9、149.8、139.6、
135.0、128.6(2C)、128.5(2
C)、128.4、128.1、83.5、67.2、
55.8、30.2、29.1、27.7(3C)、2
5.5、22.3、13.7。IR(KBr):178
6、1746、1717、1317、1155cm-1。 ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(2- メ
チルプロピリデン) ピログルタメート :E/Z 異性体の8
5:15混合物が得られた。クロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル3:1)によりジアステレオマーを分
割した。収率70%。E 異性体に関して:オイル。 1H
NMR(CDCl3 )d7.30(s,5H)、6.50
(dt, 1H,HC=)、5.15(AB,2H,CO
2 CH2 )、4.60(dd, 1H,H−2)、3.0
0〜2.80(m,1H)、2.60〜2.30(m,
2H)、1.50(s,9H,C(CH3)3 )、1.0
0(d,3H)、0.95(d,3H)。13CNMR
(CDCl3 )d171.0、166.4、149.8、
145.8、134.9、126.6、126.4、1
25.9、83.6、67.2、55.9、29.0、
28.1、27.7、25.3、21.6、21.4。
Z 異性体に関して:オイル。 1HNMR(CDCl3 )d
7.30(s,5H)、5.30(dt, 1H,HC
=)、5.2(s,2H,CO2 CH2 )、3.17
(dd, 1H)、3.21(m,1H)、3.19
(m,1H)、3.75(m,1H)、1.40(s,
9H)、1.00(d,3H)、0.95(d,3
H)。
【0028】ベンジル (2S)-1-(tert-ブトキシカルボニ
ル)-4-(2,2- ジメチルプロピリデンピログルタメート:
オイル。 1HNMR(CDCl3 )d7.35(s,5
H)、6.60(m,1H)、5.20(s, 2H,C
O2 CH2 )、4.55(dd,1H,H−2)、3.
20〜2.65(m,2H)、1.50(s,9H,C
(CH3)3 )、1.10(s,9H)。ベンジル (2S,4E,6E)-N-Boc-(2- ブタジエニレン) ピロ
グルタメート :オイル。〔α〕D =+9.7(c2,C
HCl3 )。 1HNMR(CDCl3 )7.24(s,5
H)、6.80(d, J=8.0Hz,1H,)、6.0
0(m,2H)、5.05(m,2H)、4.58(d
d, J=3.5及び10.3Hz,1H)、2.95
(m,1H)、2.60(m,1H)、1.77(d,
J=6.0Hz,3H,)、1.33(s,9H)。13C
NMR(CDCl3 ):170.7、166.4、14
9.4、140.2、134.7、134.5、12
8.2、128.1、127.9、126.8、12
6.5、83.0、66.9、55.6、27.4、2
5.5、18.7。IR(フィルム)3050、178
0、1750、1650、1300、1155cm-1。
ル)-4-(2,2- ジメチルプロピリデンピログルタメート:
オイル。 1HNMR(CDCl3 )d7.35(s,5
H)、6.60(m,1H)、5.20(s, 2H,C
O2 CH2 )、4.55(dd,1H,H−2)、3.
20〜2.65(m,2H)、1.50(s,9H,C
(CH3)3 )、1.10(s,9H)。ベンジル (2S,4E,6E)-N-Boc-(2- ブタジエニレン) ピロ
グルタメート :オイル。〔α〕D =+9.7(c2,C
HCl3 )。 1HNMR(CDCl3 )7.24(s,5
H)、6.80(d, J=8.0Hz,1H,)、6.0
0(m,2H)、5.05(m,2H)、4.58(d
d, J=3.5及び10.3Hz,1H)、2.95
(m,1H)、2.60(m,1H)、1.77(d,
J=6.0Hz,3H,)、1.33(s,9H)。13C
NMR(CDCl3 ):170.7、166.4、14
9.4、140.2、134.7、134.5、12
8.2、128.1、127.9、126.8、12
6.5、83.0、66.9、55.6、27.4、2
5.5、18.7。IR(フィルム)3050、178
0、1750、1650、1300、1155cm-1。
【0029】方法B 4-置換N-Boc ピログルタメートエチルエステルの加水分
解に関する一般的な方法。γ‐アルキルグルタミン酸塩
酸塩の合成。 標題化合物(2mmol)のTHF (15mL)溶液に、LiOH
(14.4mL、36mmol)の2.5N水溶液を添加し
た。反応混合物を室温において4時間攪拌した後、1N
のHCl溶液で酸性にしてpHを2とし、エチルエーテル
(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機相をNa2S
O4 上で乾燥させ、真空中で濃縮するとオイル状の残留
物が得られ、このものを室温において1時間HClの飽和
酢酸エチル溶液と反応させた。得られた白色固体をエチ
ルエーテル(3×50mL)で粉砕した。最終アミノ酸
は、塩化水素のメタノール溶液及びプロピレンオキシド
の処理により塩酸塩として又は両性イオンとして単離し
た。(2S,E)-4- プロピリデングルタミン酸 :〔α〕D =+1
1°(c0.5,3NHCl)。 1HNMR(D2 O)d
6.88(t,J=7.6Hz,1H)、3.67(d
d,J=6.1及び7.7Hz,1H)、2.80〜2.
57(m,2H)、2.09(5重線,J=7.6Hz,
2H)、0.87(t,J=7.6Hz,3H)。13CN
MR(D2 O)d182.8、177.4、141.
0、133.3、57.4、35.3、22.8、1
4.3。
解に関する一般的な方法。γ‐アルキルグルタミン酸塩
酸塩の合成。 標題化合物(2mmol)のTHF (15mL)溶液に、LiOH
(14.4mL、36mmol)の2.5N水溶液を添加し
た。反応混合物を室温において4時間攪拌した後、1N
のHCl溶液で酸性にしてpHを2とし、エチルエーテル
(3×50mL)で抽出した。一緒にした有機相をNa2S
O4 上で乾燥させ、真空中で濃縮するとオイル状の残留
物が得られ、このものを室温において1時間HClの飽和
酢酸エチル溶液と反応させた。得られた白色固体をエチ
ルエーテル(3×50mL)で粉砕した。最終アミノ酸
は、塩化水素のメタノール溶液及びプロピレンオキシド
の処理により塩酸塩として又は両性イオンとして単離し
た。(2S,E)-4- プロピリデングルタミン酸 :〔α〕D =+1
1°(c0.5,3NHCl)。 1HNMR(D2 O)d
6.88(t,J=7.6Hz,1H)、3.67(d
d,J=6.1及び7.7Hz,1H)、2.80〜2.
57(m,2H)、2.09(5重線,J=7.6Hz,
2H)、0.87(t,J=7.6Hz,3H)。13CN
MR(D2 O)d182.8、177.4、141.
0、133.3、57.4、35.3、22.8、1
4.3。
【0030】(2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ニトロシンナミ
リデン) ペンタン二酸:m.p.:>200℃。〔α〕D =
+10.0(c0.1,6N HCl)。 1HNMR(Me
OH-d 4 /KOD):8.20及び7.79(AA′B
B′, 4H)、7.52(dd,1H, J=15.3及
び11.4Hz,HC=)、7.22(d,1H, J=1
1.4Hz,HC=)、6.87(d,1H, J=15.
3Hz,HC=)、3.40(dd,1H, J=8.1及
び4.6Hz,H−2)、3.02(dd,1H,J=1
2.8及び4.6Hz)、2.75(dd,1H, J=1
2.8及び8.1Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KO
D):溶液中で分解。183.3、177.3、14
7.6、145.0、138.6、137.1、13
6.0、130.0、128.6(2C)、125.2
(2C)、57.3、35.2。IR(KBr):164
9、1608、1531、1344cm-1。(2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ジメチルアミノシンナミリデ
ン) ペンタン二酸 :m.p.:195〜196℃。〔α〕D
=+44.7(c0.4,1N HCl)。 1HNMR
(MeOH-d4 /KOD):7.40及び6.74(A
A′BB′, 4H)、7.25(d,1H, J=11.
2Hz,HC=)、7.00(dd,1H, J=15.1
及び11.2Hz,HC=)、6.73(d,1H, J=
15.1Hz,HC=)、3.36(dd,1H, J=
9.3及び4.6Hz,H−2)、2.92(s,6H,
NMe2 )、2.96〜2.88(m,1H)、2.63
(dd,1H, J=12.7及び9.3Hz)。13CNM
R(MeOH-d4 /KOD):183.1、177.4、
152.1、139.1、138.8、134.0、1
29.2、127.1、127.7、114.1、5
7.7、41.0。IR(KBr):1668、159
7、1358、1159cm-1。
リデン) ペンタン二酸:m.p.:>200℃。〔α〕D =
+10.0(c0.1,6N HCl)。 1HNMR(Me
OH-d 4 /KOD):8.20及び7.79(AA′B
B′, 4H)、7.52(dd,1H, J=15.3及
び11.4Hz,HC=)、7.22(d,1H, J=1
1.4Hz,HC=)、6.87(d,1H, J=15.
3Hz,HC=)、3.40(dd,1H, J=8.1及
び4.6Hz,H−2)、3.02(dd,1H,J=1
2.8及び4.6Hz)、2.75(dd,1H, J=1
2.8及び8.1Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KO
D):溶液中で分解。183.3、177.3、14
7.6、145.0、138.6、137.1、13
6.0、130.0、128.6(2C)、125.2
(2C)、57.3、35.2。IR(KBr):164
9、1608、1531、1344cm-1。(2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ジメチルアミノシンナミリデ
ン) ペンタン二酸 :m.p.:195〜196℃。〔α〕D
=+44.7(c0.4,1N HCl)。 1HNMR
(MeOH-d4 /KOD):7.40及び6.74(A
A′BB′, 4H)、7.25(d,1H, J=11.
2Hz,HC=)、7.00(dd,1H, J=15.1
及び11.2Hz,HC=)、6.73(d,1H, J=
15.1Hz,HC=)、3.36(dd,1H, J=
9.3及び4.6Hz,H−2)、2.92(s,6H,
NMe2 )、2.96〜2.88(m,1H)、2.63
(dd,1H, J=12.7及び9.3Hz)。13CNM
R(MeOH-d4 /KOD):183.1、177.4、
152.1、139.1、138.8、134.0、1
29.2、127.1、127.7、114.1、5
7.7、41.0。IR(KBr):1668、159
7、1358、1159cm-1。
【0031】(2S,E,E)-2アミノ-4- シンナミリデンペン
タン二酸:m.p.:198℃(分解)。 1HNMR(D2
O/KOD):7.01〜6.86(m,2H)、6.
80〜6.71(m,2H)、6.52(m,2H)、
2.90(dd,1H, J=9.2及び3.9Hz,H−
2)、2.44(dd,1H, J=12.8及び3.9
Hz)、2.22(dd,1H, J=12.8及び9.2
Hz)。13CNMR(D2O/MeOH-d4 /KOD):1
83.5、177.8、138.6、138.1、13
7.9、135.8、130.1(2C)、129.
6、128.0(2C)、125.8、57.3、3
4.9。IR(KBr):1678、1624、143
9、1167cm-1。(2S,E)-2- アミノ-4- ペンチリデンペンタン二酸 :m.
p.:173〜175℃。〔α〕D =+37.0(c0.
2,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4 /KO
D):6.52(t,1H, J=7.4Hz,HC=)、
3.30(m,1H,H−2)、2.74(dd,1
H,, J=13.2及び4.7Hz)、2.44(dd,
1H,, J=13.2及び9.1Hz)、2.18(m,
2H)、1.36(m,4H)、0.88(m,3
H)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD):182.
8、177.4、139.5、136.9、57.4、
35.4、32.7、29.3、23.5、14.5。
IR(KBr):2957、1713、1688、163
6cm-1。
タン二酸:m.p.:198℃(分解)。 1HNMR(D2
O/KOD):7.01〜6.86(m,2H)、6.
80〜6.71(m,2H)、6.52(m,2H)、
2.90(dd,1H, J=9.2及び3.9Hz,H−
2)、2.44(dd,1H, J=12.8及び3.9
Hz)、2.22(dd,1H, J=12.8及び9.2
Hz)。13CNMR(D2O/MeOH-d4 /KOD):1
83.5、177.8、138.6、138.1、13
7.9、135.8、130.1(2C)、129.
6、128.0(2C)、125.8、57.3、3
4.9。IR(KBr):1678、1624、143
9、1167cm-1。(2S,E)-2- アミノ-4- ペンチリデンペンタン二酸 :m.
p.:173〜175℃。〔α〕D =+37.0(c0.
2,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4 /KO
D):6.52(t,1H, J=7.4Hz,HC=)、
3.30(m,1H,H−2)、2.74(dd,1
H,, J=13.2及び4.7Hz)、2.44(dd,
1H,, J=13.2及び9.1Hz)、2.18(m,
2H)、1.36(m,4H)、0.88(m,3
H)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD):182.
8、177.4、139.5、136.9、57.4、
35.4、32.7、29.3、23.5、14.5。
IR(KBr):2957、1713、1688、163
6cm-1。
【0032】(2S)-2- アミノ-4- シクロブチリデンペン
タン二酸:m.p.:212〜214℃。〔α〕D =+5.
0(c0.2,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4
/KOD):3.27(dd,1H,, J=8.9及び
4.2Hz,H−2)、3.00(q,2H, J=7.2
Hz)、2.77(t,2H, J=7.6Hz)、2.59
(dd,1H,, J=13.2及び4.2Hz)、2.2
0(dd,1H,, J=13.2及び8.9Hz)、1.
93(5重線,2H, J=7.6Hz)。13CNMR(Me
OH-d4 /KOD):183.0、176.9、15
2.2、128.8、57.2、36.8、34.0、
31.7、17.7。IR(KBr):2915、166
3、1632、1595、1308cm-1。(2S,E)-2- アミノ-4-(p-クロロフェニルメチリデン) ペ
ンタン二酸 :m.p.:215℃(分解)。〔α〕D =+3
2.9(c0.1,1N HCl)。 1HNMR(MeOH
-d4 /KOD):7.36(AA′BB′, 4H)、
3.43(dd,1H, J=8.6及び5.6Hz,H−
2)、2.93(dd,1H, J=13.4及び5.6
Hz)、2.68(dd,1H, J=13.4及び8.6
Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD):183.
5、177.2、140.6、137.2、134.
4、134.0、131.9(2C)、129.5(2
C)、57.3、36.0。IR(KBr):1697、
1651、1493、1093cm-1。
タン二酸:m.p.:212〜214℃。〔α〕D =+5.
0(c0.2,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4
/KOD):3.27(dd,1H,, J=8.9及び
4.2Hz,H−2)、3.00(q,2H, J=7.2
Hz)、2.77(t,2H, J=7.6Hz)、2.59
(dd,1H,, J=13.2及び4.2Hz)、2.2
0(dd,1H,, J=13.2及び8.9Hz)、1.
93(5重線,2H, J=7.6Hz)。13CNMR(Me
OH-d4 /KOD):183.0、176.9、15
2.2、128.8、57.2、36.8、34.0、
31.7、17.7。IR(KBr):2915、166
3、1632、1595、1308cm-1。(2S,E)-2- アミノ-4-(p-クロロフェニルメチリデン) ペ
ンタン二酸 :m.p.:215℃(分解)。〔α〕D =+3
2.9(c0.1,1N HCl)。 1HNMR(MeOH
-d4 /KOD):7.36(AA′BB′, 4H)、
3.43(dd,1H, J=8.6及び5.6Hz,H−
2)、2.93(dd,1H, J=13.4及び5.6
Hz)、2.68(dd,1H, J=13.4及び8.6
Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD):183.
5、177.2、140.6、137.2、134.
4、134.0、131.9(2C)、129.5(2
C)、57.3、36.0。IR(KBr):1697、
1651、1493、1093cm-1。
【0033】(2S)-2- アミノ-4- シクロヘキシリデンペ
ンタン二酸:構造異性体の混合物(2:1)。 1HNM
R(MeOH-d4 /KOD):5.58(bs,1H, H
C=)、3.24(dd,1H, J=10.2及び3.
5Hz,H−2)、3.15(dd,1H, J=9.0及
び4.3Hz)、2.92(dd,1H, J=9.7及び
4.5Hz)、2.72(dd,1H, J=13.8及び
3.5Hz)、2.42(dd,1H, J=13.8及び
10.2Hz)、2.20(m,5H)、2.02(m,
2H)、1.55(m,10H)。13CNMR(MeOH
-d4 /KOD):185.5、182.7、182.
4、180.8、139.3、137.6、131.
3、122.9、57.2、56.8、55.5、3
9.0、37.2、34.2、30.8、29.3、2
9.1、27.9、26.4、24.2、23.6。I
R(KBr):2955、1686、1339cm-1。(2S,E)-2- アミノ-4- シクロペンチルメチリデンペンタ
ン二酸 :m.p.:173〜175℃。〔α〕D =+23.
0(c0.1,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4
/KOD):6.45(d,1H, J=10.0Hz,H
C=)、3.28(m,1H,H−2)、2.83
(m,1H)、2.78(dd,1H, J=13.4及
び4.8Hz)、2.45(dd,1H, J=13.4及
び9.3Hz)、1.87〜1.58(m,6H)、1.
37〜1.22(m,2H)。13CNMR(MeOH-d4
/KOD):182.7、177.5、144.6、1
35.2、57.5、40.4、35.6、34.6
(2C)、26.6(2C)。IR(KBr):292
8、1705、1658、1604、1400cm-1。
ンタン二酸:構造異性体の混合物(2:1)。 1HNM
R(MeOH-d4 /KOD):5.58(bs,1H, H
C=)、3.24(dd,1H, J=10.2及び3.
5Hz,H−2)、3.15(dd,1H, J=9.0及
び4.3Hz)、2.92(dd,1H, J=9.7及び
4.5Hz)、2.72(dd,1H, J=13.8及び
3.5Hz)、2.42(dd,1H, J=13.8及び
10.2Hz)、2.20(m,5H)、2.02(m,
2H)、1.55(m,10H)。13CNMR(MeOH
-d4 /KOD):185.5、182.7、182.
4、180.8、139.3、137.6、131.
3、122.9、57.2、56.8、55.5、3
9.0、37.2、34.2、30.8、29.3、2
9.1、27.9、26.4、24.2、23.6。I
R(KBr):2955、1686、1339cm-1。(2S,E)-2- アミノ-4- シクロペンチルメチリデンペンタ
ン二酸 :m.p.:173〜175℃。〔α〕D =+23.
0(c0.1,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4
/KOD):6.45(d,1H, J=10.0Hz,H
C=)、3.28(m,1H,H−2)、2.83
(m,1H)、2.78(dd,1H, J=13.4及
び4.8Hz)、2.45(dd,1H, J=13.4及
び9.3Hz)、1.87〜1.58(m,6H)、1.
37〜1.22(m,2H)。13CNMR(MeOH-d4
/KOD):182.7、177.5、144.6、1
35.2、57.5、40.4、35.6、34.6
(2C)、26.6(2C)。IR(KBr):292
8、1705、1658、1604、1400cm-1。
【0034】(2S)-2- アミノ-4- イソプロピリデンペン
タン二酸:m.p.:198〜199℃。〔α〕D =+2
4.5(c0.2,1N HCl)。 1HNMR(MeOH
-d4 /KOD)3.26(dd,1H, J=9.6及び
3.8Hz,H−2)、2.54(dd,1H, J=1
3.7及び3.8Hz)、2.43(dd,1H, J=1
3.7及び9.6Hzm)、1.80(s,3H, C
H3 )、1.70(s,3H, CH3 )。13CNMR
(MeOH-d4 /KOD)182.7、180.7、13
4.3、130.4、57.2、38.1、23.1、
20.2。IR(KBr):1717、1657、160
5、1408、1202cm-1。(2S)-2- アミノ-4- カルボキシ-5- エチルヘプト-4- エ
ン酸 : 1HNMR(MeOH−KOD)3.00(m,1
H)、2.45(m,1H)、2.20〜1.70
(m,5H)、0.70(m,6H)。13CNMR(Me
OH−KOD)182.7、180.6、140.5、
134.1、57.0、37.8、27.4、23.
9、14.0、13.7。(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-7- フェニルヘプト-4
- エン酸 :〔α〕D =+3.1(c0.35,Py)。 1
HNMR(D2 O-Pyr-d5 )6.9〜6.55(m,5
H)、6.20(m,1H)、3.00(m,1H)、
2.40〜1.85(m,6H)。13CNMR(D2 O
-Pyr-d5 )175.7、173.7、141.3、14
1.2、132.4、128.2、128.1、12
5.6、54.4、33.9、29.6、28.7。分
析。(C14H17NO4 ・H2 O)C,H,N。
タン二酸:m.p.:198〜199℃。〔α〕D =+2
4.5(c0.2,1N HCl)。 1HNMR(MeOH
-d4 /KOD)3.26(dd,1H, J=9.6及び
3.8Hz,H−2)、2.54(dd,1H, J=1
3.7及び3.8Hz)、2.43(dd,1H, J=1
3.7及び9.6Hzm)、1.80(s,3H, C
H3 )、1.70(s,3H, CH3 )。13CNMR
(MeOH-d4 /KOD)182.7、180.7、13
4.3、130.4、57.2、38.1、23.1、
20.2。IR(KBr):1717、1657、160
5、1408、1202cm-1。(2S)-2- アミノ-4- カルボキシ-5- エチルヘプト-4- エ
ン酸 : 1HNMR(MeOH−KOD)3.00(m,1
H)、2.45(m,1H)、2.20〜1.70
(m,5H)、0.70(m,6H)。13CNMR(Me
OH−KOD)182.7、180.6、140.5、
134.1、57.0、37.8、27.4、23.
9、14.0、13.7。(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-7- フェニルヘプト-4
- エン酸 :〔α〕D =+3.1(c0.35,Py)。 1
HNMR(D2 O-Pyr-d5 )6.9〜6.55(m,5
H)、6.20(m,1H)、3.00(m,1H)、
2.40〜1.85(m,6H)。13CNMR(D2 O
-Pyr-d5 )175.7、173.7、141.3、14
1.2、132.4、128.2、128.1、12
5.6、54.4、33.9、29.6、28.7。分
析。(C14H17NO4 ・H2 O)C,H,N。
【0035】(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-5-(2-メ
チルチオ) エチルペント-4- エン酸:〔α〕D =+2
8.0(c1,1N HCl)。 1HNMR(D2 O-Pyr
-d5 )7.04(t,J=5.7Hz,1H)、4.21
(dd,J=3.7及び8.5Hz,1H)、3.28及
び3.11(ABX系のAB部分,JAB=14.7Hz,
J AX=3.7Hz及びJBX=8.5Hz)、2.84(m,
4H)、2.37(s,3H)。13CNMR(D2 O-P
yr-d5 )178.1、176.3、142.7、13
5.7、57.0、34.7、31.5、29.8、1
6.5。IR(KBr):3447、1671、159
3、1533、1402、1262cm-1。分析。(C9
H15NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-5- プロピルペント-4
- エン酸 :〔α〕D =+36.3(c1,1N HC
l)。 1HNMR(D2 O-Pyr-d5 )7.07(t,J
=6.5Hz,1H)、4.17(dd,J=3.6及び
8.9Hz,1H)、3.26及び3.06(ABX系の
AB部分,JAB=14.7Hz,JAX=3.6Hz及びJBX
=8.9Hz)、2.48(c,J=7.3Hz,2H)、
1.69(m,2H)、1.18(t,J=7.2Hz,
3H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )178.6、1
76.6、145.8、134.1、57.2、32.
4、31.5、24.1、15.6。IR(KBr):3
400、1699、1589、1526、1350、1
219cm-1。分析。(C9 H15NO4 ・H2 O)C,
H,N。
チルチオ) エチルペント-4- エン酸:〔α〕D =+2
8.0(c1,1N HCl)。 1HNMR(D2 O-Pyr
-d5 )7.04(t,J=5.7Hz,1H)、4.21
(dd,J=3.7及び8.5Hz,1H)、3.28及
び3.11(ABX系のAB部分,JAB=14.7Hz,
J AX=3.7Hz及びJBX=8.5Hz)、2.84(m,
4H)、2.37(s,3H)。13CNMR(D2 O-P
yr-d5 )178.1、176.3、142.7、13
5.7、57.0、34.7、31.5、29.8、1
6.5。IR(KBr):3447、1671、159
3、1533、1402、1262cm-1。分析。(C9
H15NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-5- プロピルペント-4
- エン酸 :〔α〕D =+36.3(c1,1N HC
l)。 1HNMR(D2 O-Pyr-d5 )7.07(t,J
=6.5Hz,1H)、4.17(dd,J=3.6及び
8.9Hz,1H)、3.26及び3.06(ABX系の
AB部分,JAB=14.7Hz,JAX=3.6Hz及びJBX
=8.9Hz)、2.48(c,J=7.3Hz,2H)、
1.69(m,2H)、1.18(t,J=7.2Hz,
3H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )178.6、1
76.6、145.8、134.1、57.2、32.
4、31.5、24.1、15.6。IR(KBr):3
400、1699、1589、1526、1350、1
219cm-1。分析。(C9 H15NO4 ・H2 O)C,
H,N。
【0036】(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-6- メチ
ルヘプト-4- エン酸:m.p.>200℃。〔α〕D =−2
2.0(c0.2,Py)。 1HNMR(D2 O-Pyr-
d5 )6.50(d,J=10.3Hz,1H)、3.7
5(dd,J=3.7及び8.5Hz,1H)、3.85
(ABX系のA部分,JAB=14.7Hz,JAX=3.7
Hz,1H)、2.72〜2.50(m,2H)、0.9
0(m,6H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )17
6.5、173.9、149.5、129.5、54.
9、29.0、27.2、21.5。IR(KBr)34
50、1686、1636、1263cm-1。分析。(C
9 H15NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,4Z)-2-アミノ-4- カルボキシ-6- メチルヘプト-4-
エン酸 :〔α〕D =+52.0(c0.5,Py)。 1H
NMR(MeOH−KOD)5.15(d,J=19.1
Hz,1H)、3.40〜3.25(m,1H)、3.0
0〜2.70(m,2H)、3.00〜2.75(m,
2H)、2.16((m,1H)、1.00(m,6
H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )177.3、17
3.6、141.5、131.0、54.5、35.
6、28.3、22.0、21.8。分析。(C9 H15
NO4 ・1/2H2 O)C,H,N。(2S)-2- アミノ-4- カルボキシ-5- エチルヘプト-4- エ
ン酸 :〔α〕D =−30.0(c0.2,Py)。 1HN
MR(MeOH-d4 −KOD)6.45(s,1H)、
3.25(m,1H)、2.85(dd,J=5.7及
び13.7Hz,1H)、2.48(dd,J=9及び1
3.7Hz,1H)、1.12(s,9H)。 13CNMR
(MeOH-d4 −KOD)182.7、178.7、14
7.0、136.8、57.4、35.9、33.7、
31.8。分析。(C10H17NO4 ・H2 O)C,H,
N。
ルヘプト-4- エン酸:m.p.>200℃。〔α〕D =−2
2.0(c0.2,Py)。 1HNMR(D2 O-Pyr-
d5 )6.50(d,J=10.3Hz,1H)、3.7
5(dd,J=3.7及び8.5Hz,1H)、3.85
(ABX系のA部分,JAB=14.7Hz,JAX=3.7
Hz,1H)、2.72〜2.50(m,2H)、0.9
0(m,6H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )17
6.5、173.9、149.5、129.5、54.
9、29.0、27.2、21.5。IR(KBr)34
50、1686、1636、1263cm-1。分析。(C
9 H15NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,4Z)-2-アミノ-4- カルボキシ-6- メチルヘプト-4-
エン酸 :〔α〕D =+52.0(c0.5,Py)。 1H
NMR(MeOH−KOD)5.15(d,J=19.1
Hz,1H)、3.40〜3.25(m,1H)、3.0
0〜2.70(m,2H)、3.00〜2.75(m,
2H)、2.16((m,1H)、1.00(m,6
H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )177.3、17
3.6、141.5、131.0、54.5、35.
6、28.3、22.0、21.8。分析。(C9 H15
NO4 ・1/2H2 O)C,H,N。(2S)-2- アミノ-4- カルボキシ-5- エチルヘプト-4- エ
ン酸 :〔α〕D =−30.0(c0.2,Py)。 1HN
MR(MeOH-d4 −KOD)6.45(s,1H)、
3.25(m,1H)、2.85(dd,J=5.7及
び13.7Hz,1H)、2.48(dd,J=9及び1
3.7Hz,1H)、1.12(s,9H)。 13CNMR
(MeOH-d4 −KOD)182.7、178.7、14
7.0、136.8、57.4、35.9、33.7、
31.8。分析。(C10H17NO4 ・H2 O)C,H,
N。
【0037】(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-7- メチ
ルオクト-4- エン酸:m.p.190〜199℃。〔α〕D
=+14.0(c0.5,Py)。 1HNMR(D2 O-P
yr-d5)6.53(m,1H)、3.57(m,1
H)、2.72(m,1H)、2.48(m,1H)、
1.85(m,2H)、1.40(m,1H)、0.6
0(m,6H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )17
6.0、173.9、142.1、132.0、54.
6、36.6、28.9、27.6、21.5、21.
4。分析。(C10H17NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,E)-2- アミノ-4-(4,4-ジフェニルブチリデン) ペン
タン二酸塩酸塩 :収率75%。白色固体。m.p.155〜
7℃(分解)。〔α〕D =+17.0(c0.5,DMS
O)。 1HNMR(MeOH-d4 )7.40〜7.00
(m,10H)、3.94(m,1H)、3.85(d
d,J=6.3及び7.6Hz,1H)、2.77及び
2.61(ABX系のAB部分,JAB=14.3Hz,J
AX=6.3Hz及びJBX=7.6Hz,2H)、2.40〜
2.10(m,4H)。13CNMR(MeOH-d4 )17
1.4、170.5、148.5、145.8、12
9.6、128.9、127.8、127.3、53.
7、52.1、35.3、29.1、28.4。IR
(KBrペレット)3428、3300〜2200(CO
2 H)、1690、1219cm-1。
ルオクト-4- エン酸:m.p.190〜199℃。〔α〕D
=+14.0(c0.5,Py)。 1HNMR(D2 O-P
yr-d5)6.53(m,1H)、3.57(m,1
H)、2.72(m,1H)、2.48(m,1H)、
1.85(m,2H)、1.40(m,1H)、0.6
0(m,6H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )17
6.0、173.9、142.1、132.0、54.
6、36.6、28.9、27.6、21.5、21.
4。分析。(C10H17NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,E)-2- アミノ-4-(4,4-ジフェニルブチリデン) ペン
タン二酸塩酸塩 :収率75%。白色固体。m.p.155〜
7℃(分解)。〔α〕D =+17.0(c0.5,DMS
O)。 1HNMR(MeOH-d4 )7.40〜7.00
(m,10H)、3.94(m,1H)、3.85(d
d,J=6.3及び7.6Hz,1H)、2.77及び
2.61(ABX系のAB部分,JAB=14.3Hz,J
AX=6.3Hz及びJBX=7.6Hz,2H)、2.40〜
2.10(m,4H)。13CNMR(MeOH-d4 )17
1.4、170.5、148.5、145.8、12
9.6、128.9、127.8、127.3、53.
7、52.1、35.3、29.1、28.4。IR
(KBrペレット)3428、3300〜2200(CO
2 H)、1690、1219cm-1。
【0038】(2S,Z)-2- アミノ-4-(4,4-ジフェニルブチ
リデン) ペンタン二酸塩酸塩:収率70%。白色固体。
m.p.196〜8℃(分解)。〔α〕D =+46.0(c
0.5,DMSO)。 1HNMR(D2 O/KOD/MeOH
-d4 )7.45〜7.15(m,10H)、5.39
(m,1H)、3.99(m,1H)、3.23(d
d,J=3.5及び10.0Hz,1H)、2.76(d
d,J=3.5及び13.9Hz,1H)、2.32〜
2.00(m,5H)。13CNMR(D2 O/KOD/
MeOH-d4 )183.1、179.2、146.5、1
46.4、137.9、131.6、129.7、12
8.9、128.8、127.3、56.0、51.
4、42.6、35.8、28.8。IR(KBrペレッ
ト)3430、3300〜2200(CO2 H)、16
99、1630、1252cm-1。(2S)-2- アミノ-4- シクロブチリデンペンタン二酸 :m.
p.212〜214℃。〔α〕D =+5.0(c0.2,
1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4 /KOD)3.
27(dd,J=8.9及び4.2Hz,H−2)、3.
00(q,2H,J=7.2Hz)、2.77(t,2
H,J=7.6Hz)、2.59(dd,1H,J=1
3.2及び4.2Hz)、2.20(dd,1H,J=1
3.2及び8.9Hz)、1.93(5重線,2H,J=
7.6Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD)18
3.0、176.9、152.2、128.8、57.
2、36.8、34.0、31.7、17.7。IR
(KBr)2915、1663、1632、1595、1
308cm-1。分析。(C9 H13NO4 ・1/2H2 O)
C,H,N。
リデン) ペンタン二酸塩酸塩:収率70%。白色固体。
m.p.196〜8℃(分解)。〔α〕D =+46.0(c
0.5,DMSO)。 1HNMR(D2 O/KOD/MeOH
-d4 )7.45〜7.15(m,10H)、5.39
(m,1H)、3.99(m,1H)、3.23(d
d,J=3.5及び10.0Hz,1H)、2.76(d
d,J=3.5及び13.9Hz,1H)、2.32〜
2.00(m,5H)。13CNMR(D2 O/KOD/
MeOH-d4 )183.1、179.2、146.5、1
46.4、137.9、131.6、129.7、12
8.9、128.8、127.3、56.0、51.
4、42.6、35.8、28.8。IR(KBrペレッ
ト)3430、3300〜2200(CO2 H)、16
99、1630、1252cm-1。(2S)-2- アミノ-4- シクロブチリデンペンタン二酸 :m.
p.212〜214℃。〔α〕D =+5.0(c0.2,
1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4 /KOD)3.
27(dd,J=8.9及び4.2Hz,H−2)、3.
00(q,2H,J=7.2Hz)、2.77(t,2
H,J=7.6Hz)、2.59(dd,1H,J=1
3.2及び4.2Hz)、2.20(dd,1H,J=1
3.2及び8.9Hz)、1.93(5重線,2H,J=
7.6Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD)18
3.0、176.9、152.2、128.8、57.
2、36.8、34.0、31.7、17.7。IR
(KBr)2915、1663、1632、1595、1
308cm-1。分析。(C9 H13NO4 ・1/2H2 O)
C,H,N。
【0039】(2S)-2- アミノ-4- シクロペンチリデンペ
ンタン二酸:m.p.205℃。〔α〕D=−22.0(c
0.5,DMSO)。 1HNMR(D2 O-Pyr-d5 )4.2
2(dd,J=3.5及び10.6Hz,1H)、3.3
2(dd,J=3.6及び14.0Hz,1H)、3.1
0〜2.60(m,5H)、2.0〜1.65(m,4
H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )179.40、1
76.6、157.4、126.0、56.7、35.
5、35.4、33.8、28.6、27.6。IR
(KBr)3410、3090、1713、1660、1
624、1410、1178cm-1。分析。(C10H15N
O4 ・2H2 O)C,H,N。(2S,E)-2- アミノ-4-[(2,2- ジメチル) シクロペンチリ
デン] ペンタン二酸塩酸塩 : 1HNMR(MeOH-d4 −
KOD)4.04(m,1H)、3.44(m,1
H)、2.56(m,1H)、2.40〜2.10
(m,4H)、1.81(m,2H)、1.12(s,
6H)。13CNMR(MeOH-d4 −KOD)179.
1、173.2、148.9、128.8、52.9、
47.6、41.5、41.2、34.2、30.1、
27.4、27.1。IR(KBr)3400、176
0、1750、1625、1230cm-1。(2S,Z)-2- アミノ-4-[(2,2- ジメチル) シクロペンチリ
デン] ペンタン二酸塩酸塩 : 1HNMR(MeOH-d4 −
KOD)4.13(m,1H)、3.22(m,1
H)、3.05(m,1H)、2.81(m,2H)、
1.69(m,4H)、1.30(s,3H)、1.2
7(s,3H)。13CNMR(MeOH-d4 −KOD)1
71.15(2C)、119.6、111.9、54.
1、45.9、45.2、37.9、31.4、27.
9(2C)、23.8。IR 1733、1717c
m-1。
ンタン二酸:m.p.205℃。〔α〕D=−22.0(c
0.5,DMSO)。 1HNMR(D2 O-Pyr-d5 )4.2
2(dd,J=3.5及び10.6Hz,1H)、3.3
2(dd,J=3.6及び14.0Hz,1H)、3.1
0〜2.60(m,5H)、2.0〜1.65(m,4
H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )179.40、1
76.6、157.4、126.0、56.7、35.
5、35.4、33.8、28.6、27.6。IR
(KBr)3410、3090、1713、1660、1
624、1410、1178cm-1。分析。(C10H15N
O4 ・2H2 O)C,H,N。(2S,E)-2- アミノ-4-[(2,2- ジメチル) シクロペンチリ
デン] ペンタン二酸塩酸塩 : 1HNMR(MeOH-d4 −
KOD)4.04(m,1H)、3.44(m,1
H)、2.56(m,1H)、2.40〜2.10
(m,4H)、1.81(m,2H)、1.12(s,
6H)。13CNMR(MeOH-d4 −KOD)179.
1、173.2、148.9、128.8、52.9、
47.6、41.5、41.2、34.2、30.1、
27.4、27.1。IR(KBr)3400、176
0、1750、1625、1230cm-1。(2S,Z)-2- アミノ-4-[(2,2- ジメチル) シクロペンチリ
デン] ペンタン二酸塩酸塩 : 1HNMR(MeOH-d4 −
KOD)4.13(m,1H)、3.22(m,1
H)、3.05(m,1H)、2.81(m,2H)、
1.69(m,4H)、1.30(s,3H)、1.2
7(s,3H)。13CNMR(MeOH-d4 −KOD)1
71.15(2C)、119.6、111.9、54.
1、45.9、45.2、37.9、31.4、27.
9(2C)、23.8。IR 1733、1717c
m-1。
【0040】(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-5- シク
ロプロピルペント-4- エン酸:m.p.204℃。〔α〕D
=+32.9(c1,1N HCl)。 1HNMR(D2
O-Pyr-d5 )6.50(d,J=10.0Hz,1H)、
4.30(dd,J=4.0及び9.1Hz,1H)、
3.46及び3.18(ABX系のAB部,JAB=1
4.8Hz,JAX=4.0Hz及びJBX=9.1Hz)、2.
05(m,1H)、1.24(m,2H)、0.9
(m,2H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )178.
0、176.5、151.1、131.2、57.4、
31.7、13.4、10.5。IR(KBr)342
0、1721、1657、1632、1412、112
3cm-1。分析。(C9 H13NO4 ・H2 O)C,H,
N。(2S,4E)-2-アミノ-4- シクロペンチルメチリデンペンタ
ン二酸 :m.p.173〜175℃。〔α〕D =+23.0
(c0.1,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4 /
KOD)6.45(d,1H,J=10.0Hz,HC
=)、3.28(m,1H,H−2)、2.83(m,
1H)、2.78(dd,1H,J=13.4及び4.
8Hz)、2.45(dd,1H,J=13.4及び9.
3Hz)、1.87〜1.58(m,6H)、1.37〜
1.22(m,2H)。13CNMR(MeOH-d4 /KO
D)182.7、177.5、144.6、135.
2、57.5、40.4、35.6、34.6(2
C)、26.6(2C)。IR(KBr)2928、17
05、1658、1604、1400cm-1。分析。(C
11H17NO4 ・H2 O)C,H,N。
ロプロピルペント-4- エン酸:m.p.204℃。〔α〕D
=+32.9(c1,1N HCl)。 1HNMR(D2
O-Pyr-d5 )6.50(d,J=10.0Hz,1H)、
4.30(dd,J=4.0及び9.1Hz,1H)、
3.46及び3.18(ABX系のAB部,JAB=1
4.8Hz,JAX=4.0Hz及びJBX=9.1Hz)、2.
05(m,1H)、1.24(m,2H)、0.9
(m,2H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )178.
0、176.5、151.1、131.2、57.4、
31.7、13.4、10.5。IR(KBr)342
0、1721、1657、1632、1412、112
3cm-1。分析。(C9 H13NO4 ・H2 O)C,H,
N。(2S,4E)-2-アミノ-4- シクロペンチルメチリデンペンタ
ン二酸 :m.p.173〜175℃。〔α〕D =+23.0
(c0.1,1N HCl)。 1HNMR(MeOH-d4 /
KOD)6.45(d,1H,J=10.0Hz,HC
=)、3.28(m,1H,H−2)、2.83(m,
1H)、2.78(dd,1H,J=13.4及び4.
8Hz)、2.45(dd,1H,J=13.4及び9.
3Hz)、1.87〜1.58(m,6H)、1.37〜
1.22(m,2H)。13CNMR(MeOH-d4 /KO
D)182.7、177.5、144.6、135.
2、57.5、40.4、35.6、34.6(2
C)、26.6(2C)。IR(KBr)2928、17
05、1658、1604、1400cm-1。分析。(C
11H17NO4 ・H2 O)C,H,N。
【0041】(2S,4E)-2-アミノ-4- カルボキシ-5- シク
ロヘキシルペント-4- エン酸:m.p.205℃。〔α〕D
=+32.0(c1,1N HCl)。 1HNMR(D2
O-Pyr-d5 )6.92(d,J=10.3Hz,1H)、
4.25(m,1H)、3.40(m,1H)、3.1
2(m,1H)、2.73(m,1H)、2.0〜1.
15(m,10H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )1
78.4、176.2、150.4、132.0、5
7.5、39.1、34.1、34.0、31.6、2
7.6、27.2、27.0。IR(KBr)3500、
1688、1584、1496、1300cm-1。分析。
(C12H19NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,4E,6E)-2- アミノ-4- カルボキシオクタ-4,6- ジエ
ン酸 :m.p.190℃。〔α〕D =+37.0(c0.
5,DMSO)。 1HNMR(D2 O-Pyr-d5 )7.46
(d,J=11.2Hz,1H)、6.78(m,1
H)、6.42(dq,J=6.8及び14.4Hz,1
H)、4.15(dd,J=3.6及び9.0Hz,1
H)、3.33及び3.11(ABX系のAB部,JAB
=14.4Hz,JAX=3.6Hz及びJBX=9.0Hz,2
H)、2.14(d,J=6.8Hz,3H)。 13CNM
R(D2 O-Pyr-d5 )178.8、176.4、14
1.7、141.2、130.8、128.8、57.
1、31.5、20.4。IR(KBr)3426、30
34、1684、1641、1242cm-1。
ロヘキシルペント-4- エン酸:m.p.205℃。〔α〕D
=+32.0(c1,1N HCl)。 1HNMR(D2
O-Pyr-d5 )6.92(d,J=10.3Hz,1H)、
4.25(m,1H)、3.40(m,1H)、3.1
2(m,1H)、2.73(m,1H)、2.0〜1.
15(m,10H)。13CNMR(D2 O-Pyr-d5 )1
78.4、176.2、150.4、132.0、5
7.5、39.1、34.1、34.0、31.6、2
7.6、27.2、27.0。IR(KBr)3500、
1688、1584、1496、1300cm-1。分析。
(C12H19NO4 ・H2 O)C,H,N。(2S,4E,6E)-2- アミノ-4- カルボキシオクタ-4,6- ジエ
ン酸 :m.p.190℃。〔α〕D =+37.0(c0.
5,DMSO)。 1HNMR(D2 O-Pyr-d5 )7.46
(d,J=11.2Hz,1H)、6.78(m,1
H)、6.42(dq,J=6.8及び14.4Hz,1
H)、4.15(dd,J=3.6及び9.0Hz,1
H)、3.33及び3.11(ABX系のAB部,JAB
=14.4Hz,JAX=3.6Hz及びJBX=9.0Hz,2
H)、2.14(d,J=6.8Hz,3H)。 13CNM
R(D2 O-Pyr-d5 )178.8、176.4、14
1.7、141.2、130.8、128.8、57.
1、31.5、20.4。IR(KBr)3426、30
34、1684、1641、1242cm-1。
【0042】(2S,E)-2- アミノ-4- アントリリデンペン
タン二酸:m.p.167〜269℃。〔α〕D =+55.
7(c0.35,DMSO)。 1HNMR(MeOH-d4 /K
OD)8.35〜8.29(m,1H)、8.11〜
7.98(m,4H)、7.52〜7.41(m,4
H)、3.34(dd,1H,J=10.6及び2.3
Hz,H−2)、2.84(dd,1H,J=13.2及
び2.3Hz)、1.96(dd,1H,J=13.2及
び10.6Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD)1
87.8、176.2、144.1、133.0、13
2.8、132.6、131.1、130.1、12
9.9、129.8、127.3、127.0、12
6.9、126.8、126.4、126.3、56.
5、38.3。IR(KBr)3435、1678、16
22、1238cm-1。分析。(C20H16NO 4 ・2H2
O)C,H,N。(2S,E,E)-2- アミノ-4-(2-メトキシシンナミリデン) ペ
ンタン二酸 :m.p.187〜189℃。〔α〕D =+3
7.0(c0.1,3N HCl)。 1HNMR(MeOH
-d4 /KOD)7.17(d,1H,J=7.6Hz)、
6.84(t,1H,J=7.8Hz)、6.71〜6.
68(m,3H)、6.58〜6.50(m,2H)、
3.78(s,3H,OCH3 )、2.84(dd,1
H,J=9.5及び4.8Hz,H−2)、2.38(d
d,1H,J=13.3及び4.8Hz)、2.15(d
d,1H,J=13.3及び9.5Hz)。13CNMR
(MeOH-d4 /KOD)183.5、177.7、15
7.7、138.8、135.5、133.0、13
1.1、128.1、126.7、126.6、12
2.4、113.1、57.4、56.9、35.1。
IR(KBr)1674、1595、1489、1246
cm-1。分析。(C15H17NO5 ・H2 O)C,H,N。
タン二酸:m.p.167〜269℃。〔α〕D =+55.
7(c0.35,DMSO)。 1HNMR(MeOH-d4 /K
OD)8.35〜8.29(m,1H)、8.11〜
7.98(m,4H)、7.52〜7.41(m,4
H)、3.34(dd,1H,J=10.6及び2.3
Hz,H−2)、2.84(dd,1H,J=13.2及
び2.3Hz)、1.96(dd,1H,J=13.2及
び10.6Hz)。13CNMR(MeOH-d4 /KOD)1
87.8、176.2、144.1、133.0、13
2.8、132.6、131.1、130.1、12
9.9、129.8、127.3、127.0、12
6.9、126.8、126.4、126.3、56.
5、38.3。IR(KBr)3435、1678、16
22、1238cm-1。分析。(C20H16NO 4 ・2H2
O)C,H,N。(2S,E,E)-2- アミノ-4-(2-メトキシシンナミリデン) ペ
ンタン二酸 :m.p.187〜189℃。〔α〕D =+3
7.0(c0.1,3N HCl)。 1HNMR(MeOH
-d4 /KOD)7.17(d,1H,J=7.6Hz)、
6.84(t,1H,J=7.8Hz)、6.71〜6.
68(m,3H)、6.58〜6.50(m,2H)、
3.78(s,3H,OCH3 )、2.84(dd,1
H,J=9.5及び4.8Hz,H−2)、2.38(d
d,1H,J=13.3及び4.8Hz)、2.15(d
d,1H,J=13.3及び9.5Hz)。13CNMR
(MeOH-d4 /KOD)183.5、177.7、15
7.7、138.8、135.5、133.0、13
1.1、128.1、126.7、126.6、12
2.4、113.1、57.4、56.9、35.1。
IR(KBr)1674、1595、1489、1246
cm-1。分析。(C15H17NO5 ・H2 O)C,H,N。
【0043】実施例2 以下の成分を用いて錠剤を調製した。 量 (mg/錠剤) 活性成分 250 微結晶質セルロース 400 熱分解法二酸化珪素 10 ステアリン酸 5 合計 665 mg 成分をブレンドして圧縮し、各々の重量が665mgの錠
剤を形成した。実施例3 各々が60mgの活性成分を含む錠剤を以下のようにして
製造した。 活性成分 60mg デンプン 45mg 微結晶質セルロース 35mg ポリビニルピロリドン 4mg カルボキシメチルデンプンナトリウム 4.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg タルク 1mg 合計 150mg
剤を形成した。実施例3 各々が60mgの活性成分を含む錠剤を以下のようにして
製造した。 活性成分 60mg デンプン 45mg 微結晶質セルロース 35mg ポリビニルピロリドン 4mg カルボキシメチルデンプンナトリウム 4.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg タルク 1mg 合計 150mg
【0044】活性成分、デンプン、及びセルロースを4
5番メッシュU.S.篩に通し、十分混合した。ポリビ
ニルピロリドンの溶液を得られた粉末と混合し、次いで
14番メッシュU.S.篩に通した。このようにして製
造した顆粒を50℃で乾燥させ、18番メッシュU.
S.篩に通した。次いで、予め60番メッシュU.S.
篩に通したカルボキシメチルデンプンナトリウム、ステ
アリン酸マグネシウム、及びタルクを顆粒に添加し、混
合した後、錠剤製造機で圧縮し、各々の重量が150mg
の錠剤を得た。実施例4 各々が80mgの薬剤を含むカプセルを以下のようにして
製造した。 活性成分 80mg デンプン 59mg 微結晶質セルロース 59mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 合計 200mg 活性成分、セルロース、デンプン、及びステアリン酸マ
グネシウムをブレンドし、45番篩に通して、200mg
を硬質ゼラチンカプセルに充填した。
5番メッシュU.S.篩に通し、十分混合した。ポリビ
ニルピロリドンの溶液を得られた粉末と混合し、次いで
14番メッシュU.S.篩に通した。このようにして製
造した顆粒を50℃で乾燥させ、18番メッシュU.
S.篩に通した。次いで、予め60番メッシュU.S.
篩に通したカルボキシメチルデンプンナトリウム、ステ
アリン酸マグネシウム、及びタルクを顆粒に添加し、混
合した後、錠剤製造機で圧縮し、各々の重量が150mg
の錠剤を得た。実施例4 各々が80mgの薬剤を含むカプセルを以下のようにして
製造した。 活性成分 80mg デンプン 59mg 微結晶質セルロース 59mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 合計 200mg 活性成分、セルロース、デンプン、及びステアリン酸マ
グネシウムをブレンドし、45番篩に通して、200mg
を硬質ゼラチンカプセルに充填した。
【0045】実施例5 各々が5mlの投与量当たり50mgの薬剤を含む懸濁液を
以下のようにして製造した。 活性成分 50mg カルボキシメチルセルロースナトリウム 50mg シロップ 1.25ml 安息香酸溶液 0.10ml 香料 適量 着色料 適量 精製水 合計して 5ml 薬剤を45番メッシュU.S.篩に通し、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム及びシロップと混合して、十
分混練されたペーストを形成した。安息香酸溶液、香料
及び着色料を少量の水で希釈し、攪拌しながら添加し
た。次いで、十分な水を添加して必要とされる量にし
た。
以下のようにして製造した。 活性成分 50mg カルボキシメチルセルロースナトリウム 50mg シロップ 1.25ml 安息香酸溶液 0.10ml 香料 適量 着色料 適量 精製水 合計して 5ml 薬剤を45番メッシュU.S.篩に通し、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム及びシロップと混合して、十
分混練されたペーストを形成した。安息香酸溶液、香料
及び着色料を少量の水で希釈し、攪拌しながら添加し
た。次いで、十分な水を添加して必要とされる量にし
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 229/36 C07C 229/36 323/58 323/58
Claims (12)
- 【請求項1】 γ‐プロピリデン-L- グルタミン酸、γ
‐エチリデン-L- グルタミン酸及びγ‐メチリデン-L-
グルタミン酸以外の、下式を有する化合物又はその塩又
はエステル。 【化1】 (式中、nは1又は2であり、R1 は−CO2 Hであ
り、 R2 は水素又はC1-4 のアルキルであり、かつR3 は水
素、C1-10のアルキル、C2-10のアルケニル、任意に置
換したフェニル、任意に置換したフェニル‐C1-4 のア
ルキル、任意に置換したフェニル‐C2-10のアルケニ
ル、(任意に置換したフェニル)2‐C1-4 のアルキル、
任意に置換したC3-7 のシクロアルキル、任意に置換し
たC3-7 のシクロアルキル‐C1-4 のアルキル又は任意
に置換したC3-7 のシクロアルキル‐C2-10のアルケニ
ルであるか、又はR2 及びR3 は、それらに結合してい
る炭素原子とともに任意に置換したC4- 7 のシクロアル
キル基を形成している。) - 【請求項2】 前記nが1である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項3】 2S立体化学を有する請求項1記載の化合
物。 - 【請求項4】 前記nが1であり、R1 が−CO2 Hで
あり、R2 が水素であり、かつR3 がC1-4 のアルキル
である請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】 前記R3 がC3 又はC4 のアルキルであ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項6】 前記nが1であり、R1 が−CO2 Hで
あり、R2 が水素であり、かつR3 がC3-4 のアルキル
又はイソプロピルのような分枝鎖状アルキル又はR2 及
びR3 がそれらに結合している炭素原子とともに任意に
置換したC4又はC5 のシクロアルキルである請求項1
記載の化合物。 - 【請求項7】 前記R2 が水素であり、かつR3 がC
1-4 のアルキルである請求項1記載の化合物。 - 【請求項8】 (2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ニトロシンナ
ミリデン) ペンタン二酸、(2S,E,E)-2- アミノ-4-(p-ジ
メチルアミノシンナミリデン) ペンタン二酸、(2S,E,E)
-2- アミノ-4- シンナミリデンペンタン二酸、(2S,E)-2
- アミノ-4- ペンチリデンペンタン二酸、(2S)-2- アミ
ノ-4- イソプロピリデンペンタン二酸、(2S)-2- アミノ
-4- シクロブチリデンペンタン二酸、(2S,E)-2- アミノ
-4-(p-クロロフェニルメチリデン) ペンタン二酸、(2S)
-2- アミノ-4- シクロヘキシリデンペンタン二酸、(2S,
E)-2- アミノ-4- シクロペンチルメチリデンペンタン二
酸、及び(2S)-2- アミノ-4- シクロペンチリデン二酸、 から選択される化合物。 - 【請求項9】 請求項1記載の化合物又は薬学的に許容
しうるその塩又はエステルを、薬学的に許容しうる希釈
剤又はキャリヤーとともに含むことを特徴とする製薬配
合物。 - 【請求項10】 下式の化合物を加水分解して式(I)
の化合物を得ることを含むことを特徴とする式(I)の
化合物の製造方法。 【化2】 (式中、R4 及びR5 は各々カルボキシ保護基であ
る。) - 【請求項11】 製薬として使用するための請求項1記
載の化合物又は薬学的に許容しうるその塩又はエステ
ル。 - 【請求項12】 中枢神経系の疾患を治療するための薬
剤の製造における、請求項1記載の化合物又は薬学的に
許容しうるその塩の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ES009700642A ES2133095B1 (es) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | Acidos alquilidenglutaminicos con propiedades farmaceuticas. |
ES9700642 | 1997-03-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10279542A true JPH10279542A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=8298736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10075357A Pending JPH10279542A (ja) | 1997-03-25 | 1998-03-24 | 製薬化合物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5990165A (ja) |
EP (1) | EP0867430A3 (ja) |
JP (1) | JPH10279542A (ja) |
CA (1) | CA2233077A1 (ja) |
ES (1) | ES2133095B1 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5343519B2 (ja) * | 1974-05-22 | 1978-11-20 | ||
GB9324872D0 (en) * | 1993-12-03 | 1994-01-19 | Univ Pasteur | Pharmaceutical compounds |
-
1997
- 1997-03-25 ES ES009700642A patent/ES2133095B1/es not_active Withdrawn - After Issue
-
1998
- 1998-03-24 EP EP98302168A patent/EP0867430A3/en not_active Withdrawn
- 1998-03-24 JP JP10075357A patent/JPH10279542A/ja active Pending
- 1998-03-24 CA CA002233077A patent/CA2233077A1/en not_active Abandoned
- 1998-03-24 US US09/046,445 patent/US5990165A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0867430A2 (en) | 1998-09-30 |
EP0867430A3 (en) | 1998-12-09 |
ES2133095B1 (es) | 2000-04-01 |
US5990165A (en) | 1999-11-23 |
CA2233077A1 (en) | 1998-09-25 |
ES2133095A1 (es) | 1999-08-16 |
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