JPH10279297A - 無人フォークリフト - Google Patents
無人フォークリフトInfo
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- JPH10279297A JPH10279297A JP9252797A JP9252797A JPH10279297A JP H10279297 A JPH10279297 A JP H10279297A JP 9252797 A JP9252797 A JP 9252797A JP 9252797 A JP9252797 A JP 9252797A JP H10279297 A JPH10279297 A JP H10279297A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷物を複数段積み重ねたまま積み込んで荷重
オーバーになることを未然に防ぐ。 【解決手段】 シャーシ1の先端に第一のセンサ1aを
設け、又、キャリッジ4の先端に第二のセンサ4aを設
け、フォーク6の先端には第三のセンサ6aを設け、更
にバックレスト8の上端縁に第四のセンサ8aを設け、
その第四のセンサ8aで積み込み対象となる荷物Mの上
の状況を確認する。
オーバーになることを未然に防ぐ。 【解決手段】 シャーシ1の先端に第一のセンサ1aを
設け、又、キャリッジ4の先端に第二のセンサ4aを設
け、フォーク6の先端には第三のセンサ6aを設け、更
にバックレスト8の上端縁に第四のセンサ8aを設け、
その第四のセンサ8aで積み込み対象となる荷物Mの上
の状況を確認する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予めプログラムし
たデータに従って荷役作業を行わせる無人フォークリフ
トに関する。
たデータに従って荷役作業を行わせる無人フォークリフ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】荷物保管場所が決められている工場や倉
庫では、荷役対象となる荷物の状態に基づいて荷役内容
を予めプログラムしておき、フォークリフトをそのプロ
グラム通りに動作させることにより作業の無人化を図る
ことが行われている。その場合フォークリフトには、積
み込みに際して荷物とフォークとの間にずれがないか、
積み卸しに際しては積み卸しスペースが確保されている
か等をチェックする機能や、走行中、前方に障害物があ
ったり人がいないかの確認機能が必要である。そこで従
来の無人フォークリフトにあっては、例えば特開昭54
ー31161号公報に記載のように、フォークの先端に
センサを設け、指定された位置に対して荷物の有無や位
置の確認を可能とすると共に、対人手段として緊急停止
機構を設けたものが知られている。
庫では、荷役対象となる荷物の状態に基づいて荷役内容
を予めプログラムしておき、フォークリフトをそのプロ
グラム通りに動作させることにより作業の無人化を図る
ことが行われている。その場合フォークリフトには、積
み込みに際して荷物とフォークとの間にずれがないか、
積み卸しに際しては積み卸しスペースが確保されている
か等をチェックする機能や、走行中、前方に障害物があ
ったり人がいないかの確認機能が必要である。そこで従
来の無人フォークリフトにあっては、例えば特開昭54
ー31161号公報に記載のように、フォークの先端に
センサを設け、指定された位置に対して荷物の有無や位
置の確認を可能とすると共に、対人手段として緊急停止
機構を設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上下左右に区画された
棚を複数列設け、荷物毎に格納場所が設定されている倉
庫の場合は、指定された格納場所が空いていればその上
の状況がどうであろうと自由に積み卸しできるが、奥か
ら順番に積み重ねて保管する集積場所では、指定された
一番手前の荷物を積み込みする場合、対象となる荷物の
上に積み重ねられている荷物が予定の段数を越えている
と積載許容荷重をオーバーしてしまうことが予想され
る。それを防ぐには、積み込みに先立ってフォークを上
下動させ、例えばフォークの先端に取り付けたセンサを
利用して積み上げ高さを確認し、荷物の状況がプログラ
ム通りかチェックすればよいが、それであると効率が悪
いばかりか、フォークを上げ下げすることにより電力を
消費するので、稼働時間の短縮を招く。又、フォークの
上死点より上の状況は確認する術がない。
棚を複数列設け、荷物毎に格納場所が設定されている倉
庫の場合は、指定された格納場所が空いていればその上
の状況がどうであろうと自由に積み卸しできるが、奥か
ら順番に積み重ねて保管する集積場所では、指定された
一番手前の荷物を積み込みする場合、対象となる荷物の
上に積み重ねられている荷物が予定の段数を越えている
と積載許容荷重をオーバーしてしまうことが予想され
る。それを防ぐには、積み込みに先立ってフォークを上
下動させ、例えばフォークの先端に取り付けたセンサを
利用して積み上げ高さを確認し、荷物の状況がプログラ
ム通りかチェックすればよいが、それであると効率が悪
いばかりか、フォークを上げ下げすることにより電力を
消費するので、稼働時間の短縮を招く。又、フォークの
上死点より上の状況は確認する術がない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷積み状態の
確認を可能とした無人フォークリフトであって、その構
成は、フォークの後部上方位置に、前方の物体確認用セ
ンサを取り付けたことにある。そして前記センサは、上
下に移動可能に設けたり、相互に間隔を保って上下方向
に複数個設けたり、フォークと一体に昇降動作するバッ
クレストの上端に取り付けたりする事ができる。又、前
記センサで前方の所定高さ位置に荷の存在を確認した場
合、作業プログラムを実行するか否かを判断する機能を
有した制御機器を搭載したり、フォークの先端と下部フ
レームの先端の少なくとも何れか一方に前方の物体確認
用センサを設けることもできる。
確認を可能とした無人フォークリフトであって、その構
成は、フォークの後部上方位置に、前方の物体確認用セ
ンサを取り付けたことにある。そして前記センサは、上
下に移動可能に設けたり、相互に間隔を保って上下方向
に複数個設けたり、フォークと一体に昇降動作するバッ
クレストの上端に取り付けたりする事ができる。又、前
記センサで前方の所定高さ位置に荷の存在を確認した場
合、作業プログラムを実行するか否かを判断する機能を
有した制御機器を搭載したり、フォークの先端と下部フ
レームの先端の少なくとも何れか一方に前方の物体確認
用センサを設けることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る無人フォークリフト
(以下単にフォークリフトという)を、図面に基づいて
説明する。図1はフォークリフトの側面を示したもの
で、シャーシ1には前後左右に車輪2,2’・・が設け
られており、そのうちの後側の車輪2’(2’)を駆動
輪としている。前記シャーシ1の後側半分には、機体フ
レーム3が組み付けられ、前側半分のレッグ部1’に、
キャリッジ4を前後方向へ移動自在に架設し、そのキャ
リッジ4の後端部には、左右二本一組のマスト5が垂設
されている。マスト5には、フォーク6がマスト5に沿
って昇降自在に組み付けられており、前記キャリッジ4
及びフォーク6を、それぞれ図示しない油圧シリンダに
より動作させることによって荷役作業が可能となってい
る。前記機台本体1内には、前記車輪2に連結された走
行用モータと、油圧シリンダに油圧を供給する油圧ユニ
ット、それら走行用モータと油圧ユニットを駆動するた
めのバッテリなどの駆動源(いずれも図示せず)、及び
その駆動源を制御する制御機器7とが搭載されている。
(以下単にフォークリフトという)を、図面に基づいて
説明する。図1はフォークリフトの側面を示したもの
で、シャーシ1には前後左右に車輪2,2’・・が設け
られており、そのうちの後側の車輪2’(2’)を駆動
輪としている。前記シャーシ1の後側半分には、機体フ
レーム3が組み付けられ、前側半分のレッグ部1’に、
キャリッジ4を前後方向へ移動自在に架設し、そのキャ
リッジ4の後端部には、左右二本一組のマスト5が垂設
されている。マスト5には、フォーク6がマスト5に沿
って昇降自在に組み付けられており、前記キャリッジ4
及びフォーク6を、それぞれ図示しない油圧シリンダに
より動作させることによって荷役作業が可能となってい
る。前記機台本体1内には、前記車輪2に連結された走
行用モータと、油圧シリンダに油圧を供給する油圧ユニ
ット、それら走行用モータと油圧ユニットを駆動するた
めのバッテリなどの駆動源(いずれも図示せず)、及び
その駆動源を制御する制御機器7とが搭載されている。
【0006】前記制御機器7は、プログラムに従って走
行及び荷役動作の自動制御機能を有していて、予めプロ
グラムを記憶させておくことで、制御機構の指令により
走行モードと荷役モードとを実行し、フォークリフトを
無人にて運転されるようになっている。
行及び荷役動作の自動制御機能を有していて、予めプロ
グラムを記憶させておくことで、制御機構の指令により
走行モードと荷役モードとを実行し、フォークリフトを
無人にて運転されるようになっている。
【0007】前記シャーシ1、キャリッジ4及びフォー
ク6の各先端には、それぞれ第一のセンサ1a,第二の
センサ4a,第三のセンサ6aが取り付けられている。
又、フォーク6の後端からは、フォーク4と一体になっ
て昇降するバックレスト8が上方に延設されており、そ
のバックレスト8の上端には第四のセンサ8aが取り付
けられている。
ク6の各先端には、それぞれ第一のセンサ1a,第二の
センサ4a,第三のセンサ6aが取り付けられている。
又、フォーク6の後端からは、フォーク4と一体になっ
て昇降するバックレスト8が上方に延設されており、そ
のバックレスト8の上端には第四のセンサ8aが取り付
けられている。
【0008】前記各センサ1a,4a,6a,8aのう
ち、シャーシ1の先端に取り付けられている第一のセン
サ1aは接触式であるが、他の第二乃至第四のセンサ4
a,6a,8aにはいずれも光や超音波を利用した非接
触式が採用されている。第一乃至第四の各センサ1a,
4a,6a,8aの信号はいずれも制御機器7に入力さ
れ、各センサからの信号を受けた制御機器は、走行モー
ドと荷役モードの各プログラムに従って所定の動作を実
行される。
ち、シャーシ1の先端に取り付けられている第一のセン
サ1aは接触式であるが、他の第二乃至第四のセンサ4
a,6a,8aにはいずれも光や超音波を利用した非接
触式が採用されている。第一乃至第四の各センサ1a,
4a,6a,8aの信号はいずれも制御機器7に入力さ
れ、各センサからの信号を受けた制御機器は、走行モー
ドと荷役モードの各プログラムに従って所定の動作を実
行される。
【0009】次に制御例を説明する。走行モードでは、
フロアに設けられている走行ラインをたどり、第二のセ
ンサ4aによって前方を確認しながら進む。第二のセン
サ4aは検知エリアが1メートル以上の遠距離タイプ
で、図2に例示するように、走行ルート上に例えば人間
のような障害物Xを確認した場合に検知信号を出力し、
その検知信号が制御機器に入力されると、制御機器は非
常停止の指令を出力する。そこで所定時間停止させ、一
時的に人が横切ったような場合であれば、前記所定時間
内に解消され、走行は再開される。しかし例えば5秒以
内に解消されない場合は人間でないと判断し、警報を発
する。それにより、走行ルート上に立ちはだかっている
トラックなどに移動を促したり、置き忘れの荷物であれ
ば撤去させる。所定の停止位置に近づいたら、荷役対象
となる荷物の確認により非常停止してしまわないように
第二のセンサ4aを無効にする。
フロアに設けられている走行ラインをたどり、第二のセ
ンサ4aによって前方を確認しながら進む。第二のセン
サ4aは検知エリアが1メートル以上の遠距離タイプ
で、図2に例示するように、走行ルート上に例えば人間
のような障害物Xを確認した場合に検知信号を出力し、
その検知信号が制御機器に入力されると、制御機器は非
常停止の指令を出力する。そこで所定時間停止させ、一
時的に人が横切ったような場合であれば、前記所定時間
内に解消され、走行は再開される。しかし例えば5秒以
内に解消されない場合は人間でないと判断し、警報を発
する。それにより、走行ルート上に立ちはだかっている
トラックなどに移動を促したり、置き忘れの荷物であれ
ば撤去させる。所定の停止位置に近づいたら、荷役対象
となる荷物の確認により非常停止してしまわないように
第二のセンサ4aを無効にする。
【0010】第二のセンサを無効にしたら、第一、第三
及び第四の各センサ1a,6a,8aを有効にし、微速
前進させて荷物の位置確認を続行する。尚、前記第二の
センサ4aを除く他のセンサ1a,6a,8aは、走行
モード中、有効にしておくこともできる。微速前進中、
所定位置の手前に取り忘れなど予定外の荷物Mがあれ
ば、その荷物Mは第三のセンサ6aで検知され、フォー
クリフトは取り忘れの荷物の前で停止する。この場合、
荷役対象が既存の荷物の上に積み重ねられていたり、既
にある荷物M’の上段に積み重ねる場合、図3に例示す
るように、フォーク6を上昇させたまま接近させると、
手前の荷物Mを第三のセンサ6aで検知できないが、そ
の場合には第一のセンサ1aによって検知される。所定
位置の手前に何もなければ、所定位置まで前進する。
及び第四の各センサ1a,6a,8aを有効にし、微速
前進させて荷物の位置確認を続行する。尚、前記第二の
センサ4aを除く他のセンサ1a,6a,8aは、走行
モード中、有効にしておくこともできる。微速前進中、
所定位置の手前に取り忘れなど予定外の荷物Mがあれ
ば、その荷物Mは第三のセンサ6aで検知され、フォー
クリフトは取り忘れの荷物の前で停止する。この場合、
荷役対象が既存の荷物の上に積み重ねられていたり、既
にある荷物M’の上段に積み重ねる場合、図3に例示す
るように、フォーク6を上昇させたまま接近させると、
手前の荷物Mを第三のセンサ6aで検知できないが、そ
の場合には第一のセンサ1aによって検知される。所定
位置の手前に何もなければ、所定位置まで前進する。
【0011】所定位置に到達したら荷役モードに移る
が、荷卸しする場合、荷卸し場所が空いていれば、荷卸
しを済ませて次の指定場所に向かう。図4に例示するよ
うに、荷卸し予定場所に別の荷物Mが置かれている場合
は、第三のセンサ6aによりその荷物Mが検知され、作
業は一時中断される。尚、このように荷卸し予定場所に
別の荷物が置かれている場合、既に置かれている荷物の
上に荷卸するようプログラムしたり、別の荷卸し場所を
指定しておけば、中止させることなく作業を実行でき
る。
が、荷卸しする場合、荷卸し場所が空いていれば、荷卸
しを済ませて次の指定場所に向かう。図4に例示するよ
うに、荷卸し予定場所に別の荷物Mが置かれている場合
は、第三のセンサ6aによりその荷物Mが検知され、作
業は一時中断される。尚、このように荷卸し予定場所に
別の荷物が置かれている場合、既に置かれている荷物の
上に荷卸するようプログラムしたり、別の荷卸し場所を
指定しておけば、中止させることなく作業を実行でき
る。
【0012】積み込みする場合は、所定の場所に荷物が
あるかを先ず第三のセンサ6aによって確認すると同時
に、その荷物の上に別の荷物が積まれていないかを第四
のセンサ8aによりチェックする。積み重ねの荷物がな
ければ、そのまま微速前進し、第一のセンサ1aが荷物
に当接したら停止させ、第三のセンサ6aを利用しなが
ら、フォーク6を荷積み対象となる荷物Mのパレットに
おけるフォーク差し込み孔の位置に合致させ、フォーク
6を前進させてから持ち上げて荷物Mを受け(図5の
a)、そのまま後退させることにより荷積みを完了させ
て(図5のb)その場を離れ、予定の場所へと向かう。
図6に示すように、第四のセンサ8aにより積み重ねの
荷物が確認された場合、先ずプログラムでそれが予定さ
れているかどうかをチェックし、荷物が複数積み重ねら
れたままで積み込むよう指定されていれば、積み重ねら
れたままで前記と同様な作業を続行し、予定外であれば
直ちに中断する。
あるかを先ず第三のセンサ6aによって確認すると同時
に、その荷物の上に別の荷物が積まれていないかを第四
のセンサ8aによりチェックする。積み重ねの荷物がな
ければ、そのまま微速前進し、第一のセンサ1aが荷物
に当接したら停止させ、第三のセンサ6aを利用しなが
ら、フォーク6を荷積み対象となる荷物Mのパレットに
おけるフォーク差し込み孔の位置に合致させ、フォーク
6を前進させてから持ち上げて荷物Mを受け(図5の
a)、そのまま後退させることにより荷積みを完了させ
て(図5のb)その場を離れ、予定の場所へと向かう。
図6に示すように、第四のセンサ8aにより積み重ねの
荷物が確認された場合、先ずプログラムでそれが予定さ
れているかどうかをチェックし、荷物が複数積み重ねら
れたままで積み込むよう指定されていれば、積み重ねら
れたままで前記と同様な作業を続行し、予定外であれば
直ちに中断する。
【0013】積み込み及び積み卸しのいずれもプログラ
ム次第であるが、多段積みの有無を確認し、多段積みさ
れていた場合、それが予定外であっても中止せず、例え
ば上から順に一つづつ積み込むとか、その列はキャンセ
ルして隣りの列に移動するなど、豊富な選択枝を設定し
ておけば、そこで作業が中断されたままとはならない
し、作業を実行しても予定外の荷重オーバーを回避でき
る。
ム次第であるが、多段積みの有無を確認し、多段積みさ
れていた場合、それが予定外であっても中止せず、例え
ば上から順に一つづつ積み込むとか、その列はキャンセ
ルして隣りの列に移動するなど、豊富な選択枝を設定し
ておけば、そこで作業が中断されたままとはならない
し、作業を実行しても予定外の荷重オーバーを回避でき
る。
【0014】実施例のフォークリフトは、第四のセンサ
8aが背の高いバックレスト8の上端に取り付けられて
いるので、個々の荷物が総てバックレストの高さより少
し低い理想の高さに統一されていれば、第四のセンサ8
aの位置が段積みピッチとが同調し、上に積まれている
荷物を確実に検知するが、荷役対象の荷物の総てが同じ
高さである保証はないから、多段積みされていても第四
のセンサ位置より低かったり、逆に予想以上の高さに多
段積みされていると、フォークを昇降動作させても検知
できないことが予想されるので、荷物の積み重ね高さが
変わっても確実に検知させるべく、図7に例示するよう
に、第四のセンサ8a,8a・・を上下に間隔を保って
複数設け、状況に応じて選択使用するようにしたり、図
8に例示するように、マスト5に設けた伸縮式のポール
9の先端に第四のセンサ8aを取り付け、マスト5より
高い位置の荷物確認を可能とするなど、取付位置や数な
どは適宜変更できる。
8aが背の高いバックレスト8の上端に取り付けられて
いるので、個々の荷物が総てバックレストの高さより少
し低い理想の高さに統一されていれば、第四のセンサ8
aの位置が段積みピッチとが同調し、上に積まれている
荷物を確実に検知するが、荷役対象の荷物の総てが同じ
高さである保証はないから、多段積みされていても第四
のセンサ位置より低かったり、逆に予想以上の高さに多
段積みされていると、フォークを昇降動作させても検知
できないことが予想されるので、荷物の積み重ね高さが
変わっても確実に検知させるべく、図7に例示するよう
に、第四のセンサ8a,8a・・を上下に間隔を保って
複数設け、状況に応じて選択使用するようにしたり、図
8に例示するように、マスト5に設けた伸縮式のポール
9の先端に第四のセンサ8aを取り付け、マスト5より
高い位置の荷物確認を可能とするなど、取付位置や数な
どは適宜変更できる。
【0015】更に、センサの検出エリアは真正面ばかり
でなく、図9に例示するように、第四のセンサ8aを斜
め上方や下方に対しても有効とし、荷物Mが何段積まれ
ているかをカウントできるようにしたり、検知距離を可
変とすれば、より複雑なプログラムの実行も可能とな
る。尚、荷卸しに際しては、下から順位積み上げ、予定
の高さに達したらそれを第四のセンサで8a検知し、次
から手前の列に積み重ねすることも可能で、その場合、
図10に例示するように、積み重ね位置の直前ににあた
る部位に、床面から上方に突出するストッパ10、10
・・を設ければ、それらのストッパ10、10・・を利
用して第一のセンサ1aにより停止位置を確認し、制御
機器の支援なくして正確に位置決めをすることができ
る。そして、荷役対象の位置に予定外の荷物があった
り、荷役対象荷物の上に別の荷物が積まれていた場合、
それらを確認し、制御機器にて以後の作業を実行するか
否かの判断機能を加えれば、夜間など完全に無人化して
も、停止したまま朝を迎えることはない。尚本発明のフ
ォークリフトは、積み込み対象となる荷物の状況を確認
し、積載量が許容加重をオーバーしないようにするもの
であって、第一乃至第三のセンサは必ずしも総てを必要
とするわけでなく、例えば第一のセンサを近距離用と遠
距離用とに切り替えて第二のセンサを省略したり、走行
中はフォークを下げて第三のセンサのみで前方の検知を
するなど、センサの数や取り付け位置、接触式か非接触
式の選択、それらセンサからの検知信号に基づいた走行
モードや荷役モードのプログラム内容は、適宜変更実施
して差し支えない。
でなく、図9に例示するように、第四のセンサ8aを斜
め上方や下方に対しても有効とし、荷物Mが何段積まれ
ているかをカウントできるようにしたり、検知距離を可
変とすれば、より複雑なプログラムの実行も可能とな
る。尚、荷卸しに際しては、下から順位積み上げ、予定
の高さに達したらそれを第四のセンサで8a検知し、次
から手前の列に積み重ねすることも可能で、その場合、
図10に例示するように、積み重ね位置の直前ににあた
る部位に、床面から上方に突出するストッパ10、10
・・を設ければ、それらのストッパ10、10・・を利
用して第一のセンサ1aにより停止位置を確認し、制御
機器の支援なくして正確に位置決めをすることができ
る。そして、荷役対象の位置に予定外の荷物があった
り、荷役対象荷物の上に別の荷物が積まれていた場合、
それらを確認し、制御機器にて以後の作業を実行するか
否かの判断機能を加えれば、夜間など完全に無人化して
も、停止したまま朝を迎えることはない。尚本発明のフ
ォークリフトは、積み込み対象となる荷物の状況を確認
し、積載量が許容加重をオーバーしないようにするもの
であって、第一乃至第三のセンサは必ずしも総てを必要
とするわけでなく、例えば第一のセンサを近距離用と遠
距離用とに切り替えて第二のセンサを省略したり、走行
中はフォークを下げて第三のセンサのみで前方の検知を
するなど、センサの数や取り付け位置、接触式か非接触
式の選択、それらセンサからの検知信号に基づいた走行
モードや荷役モードのプログラム内容は、適宜変更実施
して差し支えない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、積み込み対象となる荷
物の上に予定外の荷物が積まれていないかをチェックす
るので、積載重量が許容量をオーバーしてしまうことが
なく、信頼性が高い。又、センサを上下移動可能とした
り、複数個設けることにより荷物の大きさによって積み
重ね高さが変わったり、高すぎて検知できない場合を無
くすこともできる。そしてセンサをバックレストの上端
に設ければ、フォークと共に上下に移動し、効率よく動
作する。更に、予定外の荷物を確認した後、作業の続行
を判断する機能を持たせたり、他のセンサを付加するこ
とで、あらゆる状況に対応することができる。
物の上に予定外の荷物が積まれていないかをチェックす
るので、積載重量が許容量をオーバーしてしまうことが
なく、信頼性が高い。又、センサを上下移動可能とした
り、複数個設けることにより荷物の大きさによって積み
重ね高さが変わったり、高すぎて検知できない場合を無
くすこともできる。そしてセンサをバックレストの上端
に設ければ、フォークと共に上下に移動し、効率よく動
作する。更に、予定外の荷物を確認した後、作業の続行
を判断する機能を持たせたり、他のセンサを付加するこ
とで、あらゆる状況に対応することができる。
【図1】 本発明に係る無人フォークリフトの実施例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図2】 走行ルート上に障害物がある場合の説明図で
ある。
ある。
【図3】 所定位置の前に取り忘れの荷物がある場合の
説明図である。
説明図である。
【図4】 荷卸し予定場所に別の荷物が置かれていた場
合の説明図である。
合の説明図である。
【図5】 (a),(b)は積み込み動作の説明図であ
る。
る。
【図6】 積み重ねの荷物が確認された場合の説明図で
ある。
ある。
【図7】 変更例の説明図である。
【図8】 変更例の説明図である。
【図9】 変更例の説明図である。
【図10】 積み卸し位置にストッパを設けた例の説明
図である。
図である。
1・・シャーシ、1’・・レッグ部、1a・・第一のセ
ンサ、2,2’・・車輪、3・・機体フレーム、4・・
キャリッジ、4a・・第二のセンサ、5・・マスト、6
・・フォーク、6a・・第三のセンサ、7・・制御機
器、8・・バックレスト、8a・・第四のセンサ、9・
・ポール、10・・ストッパ、X・・障害物、M,M’
・・荷物。
ンサ、2,2’・・車輪、3・・機体フレーム、4・・
キャリッジ、4a・・第二のセンサ、5・・マスト、6
・・フォーク、6a・・第三のセンサ、7・・制御機
器、8・・バックレスト、8a・・第四のセンサ、9・
・ポール、10・・ストッパ、X・・障害物、M,M’
・・荷物。
Claims (6)
- 【請求項1】 フォークの後部上方位置に、前方の物体
確認用センサを取り付けた無人フォークリフト。 - 【請求項2】 前記センサが上下に移動可能に設けられ
ている請求項1に記載の無人フォークリフト。 - 【請求項3】 前記センサが相互に間隔を保って上下方
向に複数個設けられている請求項1又は2に記載の無人
フォークリフト。 - 【請求項4】 前記センサが、フォークと一体に昇降動
作するバックレストの上端に取り付けされた請求項1又
は2に記載の無人フォークリフト。 - 【請求項5】 前記センサが前方の所定高さ位置に荷の
存在を確認した場合、作業プログラムを実行するか否か
を判断する機能を有した制御機器が搭載されている請求
項1〜4の何れかに記載の無人フォークリフト。 - 【請求項6】 フォークの先端と下部フレームの先端の
少なくとも何れか一方に前方の物体確認用センサを設け
た請求項1乃至5のいずれかに記載の無人フォークリフ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252797A JPH10279297A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 無人フォークリフト |
Applications Claiming Priority (1)
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JP9252797A JPH10279297A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 無人フォークリフト |
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JPH10279297A true JPH10279297A (ja) | 1998-10-20 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-04-10 JP JP9252797A patent/JPH10279297A/ja active Pending
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