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JPH10279130A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

Info

Publication number
JPH10279130A
JPH10279130A JP9393297A JP9393297A JPH10279130A JP H10279130 A JPH10279130 A JP H10279130A JP 9393297 A JP9393297 A JP 9393297A JP 9393297 A JP9393297 A JP 9393297A JP H10279130 A JPH10279130 A JP H10279130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed roller
printing
pair
transport
roller pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9393297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Togashi
茂美 富樫
Keiichiro Yamazaki
恵一郎 山崎
Takashi Kikuchi
隆 菊地
Yoshifumi Igari
善文 猪狩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Data Systems Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Oki Data Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp, Oki Data Systems Co Ltd filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP9393297A priority Critical patent/JPH10279130A/ja
Publication of JPH10279130A publication Critical patent/JPH10279130A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字媒体を装置に挿入するときの媒体の先端
の折れや曲りを無くし、段差のある印字媒体でも搬送を
確実に行う装置を提供する。 【解決手段】 印字ヘッドとプラテン1の前後にある搬
送ローラ対5、6の両側にオープンバー11、12を印
字媒体の搬送方向に移動可能に設ける。オープンバー1
1、12にはそれぞれ段差部13、15、14、16が
形成され、オープンバー11、12の移動により、フィ
ードローラ8、10が段差部15、16および13、1
4に乗り上げ、それぞれフィードローラ7、9から離隔
する。またオープンバー11、12にはストッパブラケ
ット30が回動可能に取り付けられ、オープンバー1
1、12の移動によりストッパブラケット30の突き当
て部35が印字媒体の搬送路に現出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を搬送さ
せて印字を行うプリンタに関し、とくに記録媒体の搬送
をスムーズにおこなうプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体を水平方向に搬送させて
印字を行ういわゆる水平プリンタが実用化されており、
こうした水平プリンタにおいては、記録媒体は2つのロ
ーラを対にした搬送ローラ対により搬送される。搬送ロ
ーラ対は、印字を行う印字ヘッドの前後に配設され、印
字時は記録媒体は両方の搬送ローラ対により搬送され
る。記録媒体に印字する場合、その記録媒体の所定位置
に印字しなければならないので、搬送時における媒体の
位置決めをしたり、媒体の傾きを矯正したりする必要が
ある。従来の装置においては、媒体の位置決めおよび傾
きの矯正を印字ヘッドの前側の搬送ローラ対に媒体の先
端を突き当てることにより行っていた。
【0003】また、従来の装置は媒体として単紙と連続
紙の両方に印字できるようになっており、連続紙を印字
部まで搬送する搬送路は単紙を印字部まで搬送する搬送
路に途中から合流し、合流点から下流は共通の搬送路を
形成している。連続紙を搬送する場合はトラクタ機構を
駆動させるが、従来このトラクタ機構は、共通搬送路の
搬送ローラ対を駆動するのと同じ駆動源により駆動され
るようになっている。このトラクタ機構は単紙を搬送す
る場合は使用しないので、この場合は駆動源の駆動力を
トラクタ機構に伝達しないようにする必要がある。その
ため従来の装置では、駆動源とトラクタ機構との機構的
接続を接断するレバーを設け、このレバーをオペレータ
が操作することにより、単紙の印字モードと連続紙の印
字モードとの切り替えをおこなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の装置においては、単紙を給紙するときに単紙の先端を
搬送ローラ対に突き当てるようにしていたので、搬送ロ
ーラ対の間に単紙の先端が挟まれて、傾いている単紙の
矯正ができにくいことがある。また単紙が厚い場合に
は、搬送ローラ対に単紙が噛み込まれず、搬送ミスが発
生することがある。また厚みが途中から変化する単紙の
場合には、厚さが変化する部分から搬送ローラ対に噛み
込まれず、搬送ミスが発生したり搬送ピッチが一定しな
い等の不具合があった。搬送ピッチが一定しないと、所
定位置に印字を行う必要のある単紙、例えば通帳の場合
には問題である。
【0005】また単紙の印字モードと連続紙の印字モー
ドとの切り替えをオペレータがレバーを操作することに
より行う装置においては、オペレータの操作ミスが発生
すると、単紙あるいは連続紙の搬送が行われない等の不
具合が発生する。また印字中にレバーが誤操作された場
合には、印字停止になったり搬送ジャムが発生したりす
るという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明は、印字媒体を搬送して印字を行うプリン
タにおいて、印字を行う印字部に対して搬送方向の手前
に接離可能に配設された搬送ローラ対と、前記搬送ロー
ラ対より印字部側に配設され、搬送路から退避可能な用
紙突き当て部材と、前記搬送ローラ対の接離動作と前記
用紙突き当て部材の出退動作を連動させる連動機構とを
設け、連動機構により、印字媒体を給紙する際、前記搬
送ローラ対を離隔状態にするとともに前記用紙突き当て
部材を搬送路に現出させ、その後搬送ローラ対を接触状
態にするとともに用紙突き当て部材を搬送路から退避さ
せることを特徴とする。
【0007】また第2の発明は、上記第1の構成に加え
て、印字媒体のうち連続紙を搬送するトラクタ機構を有
し、前記連動機構は、連続紙の印字モードのとき、前記
第1の搬送ローラ対を離隔状態にするとともに該第1の
搬送ローラ対を駆動する駆動力をトラクタ機構に伝達
し、単紙の印字モードのときは前記第1の搬送ローラ対
の駆動源と前記トラクタ機構とを切り離すようにしたも
のである。
【0008】上記第1の発明によれば、印字媒体を挿入
する場合、連動機構により第1の搬送ローラ対を離隔状
態にするとともに突き当て板を搬送路に現出させる。し
たがって挿入された印字媒体の先端は、第1の搬送ロー
ラ対の間を通り、突き当て板に突き当たる。また第2の
発明によれば、連動機構は、連続紙の印字モードのと
き、第1の搬送ローラ対を離隔状態にするとともに第1
の搬送ローラ対を駆動する駆動力をトラクタ機構に伝達
し、単紙の印字モードのときは前記第1の搬送ローラ対
の駆動源と前記トラクタ機構とを切り離すようにする。
したがって、レバーの誤操作による搬送ミスが無くな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。なお各図面に共通する要素には
同一の符号を付す。図1は第1の実施の形態の搬送機構
を示す斜視図、図2は第1の実施の形態の搬送機構を示
す側面図である。
【0010】両図において、プラテン1は図示しない装
置フレームに回転可能に軸支されており、後述のライン
フィードモータにより回転駆動される。プラテン1の上
方には印字ヘッド2が配設され、印字ヘッド2はキャリ
ッジ3に搭載されている。キャリッジ3はメインシャフ
ト4に沿って移動するようになっている。プラテン1お
よび印字ヘッド2の前方(図2における右方)には、フ
ロントフィードローラ対5が配設され、プラテン1およ
び印字ヘッド2の後ろ(図2における左方)には、リア
フィードローラ対6が配設されている。フロントフィー
ドローラ対5は、フロントフィードローラロア7とフロ
ントフィードローラアッパ8とからなり、リアフィード
ローラ対6はリアフィードローラロア9とリアフィード
ローラアッパ10とからなる。フロントフィードローラ
アッパ8とリアフィードローラアッパ10は図示しない
付勢手段によりそれぞれフロントフィードローラロア7
とリアフィードローラロア9に圧接されている。フロン
トフィードローラロア7とリアフィードローラロア9
は、プラテン1と同様に、ラインフィードモータにより
回転駆動される。
【0011】プラテン1の左右両側にはオープンバー1
1、12が図2に示す矢印A−B方向に移動可能に設け
られている。オープンバー11、12の上部には台形形
状の段差部13、14および段差部15、16が形成さ
れている。フロントフィードローラアッパ8のシャフト
8aとリアフィードローラアッパ10のシャフト10a
はそれぞれオープンバー11、12の上に載置するよう
に配設され、オープンバー11、12の移動により段差
部13、14および段差部15、16に乗り上げるよう
になっている。シャフト8aとシャフト10aが段差部
13、14および段差部15、16に乗り上げることに
より、フロントフィードローラアッパ8およびリアフィ
ードローラアッパ10はそれぞれフロントフィードロー
ラロア7およびリアフィードローラロア9から離れ、そ
の離隔距離は装置で使用する最大の厚みをもった媒体の
厚みより大きくなる。段差部13、14の頂部13a、
14aからフロントフィードローラアッパ8のシャフト
8aまでの距離は、段差部15、16の頂部15a,1
6aからリアフィードローラアッパ10のシャフト10
aまでの距離より小さく設定されている。
【0012】オープンバー11、12には長孔17、1
8および19、20がそれぞれ対称の位置に形成されて
いる。フロントフィードローラロア7のシャフト7aと
リアフィードローラロア9のシャフト9aがそれぞれこ
れらの長孔17、18および19、20に挿入されてい
る。
【0013】オープンバー11、12の先端部下部には
それぞれラック21、22が形成されている。ラック2
1はオープンバーギア23と噛み合い、オープンバーギ
ア23はアイドルギア24を介してオープンバー駆動用
モータ25のギア25aに噛み合っている。またオープ
ンバー12のラック22はオープンバーギア26と噛み
合い、オープンバーギア26はD形シャフト27により
反対側のオープンバーギア23に連結されている。以上
の構成により、モータ25が回転すると、オープンバー
11とオープンバー12は同位相で矢印AまたはB方向
に移動する。
【0014】オープンバー11、12の内側にはそれぞ
れリンクガイド28(図1では見えない)、29が形成
されている。リンクガイド28、29は中間に傾斜部2
8a、29aを有し、リンクガイド28、29の下部に
はストッパブラケット30のスタッド31、32が当接
している。ストッパブラケット30はオープンバー11
とオープンバー12の間に配設され、軸33、34を中
心に回転可能になっている。ストッパブラケット30は
図示しない付勢手段により、スタッド31、32が常に
リンクガイド28、29の下部に当接するようになって
いる。したがってリンクガイド28、29の移動により
スタッド31、32は下降または上昇し、これによりス
トッパブラケット30は軸33、34を中心に回転す
る。またストッパブラケット30には突き当て部35が
形成され、後述するように、挿入される単紙はこの突き
当て部35に突き当てられる。
【0015】オープンバー11の下部には突起36が形
成され、オープンバー11の移動による突起36の移動
範囲内にマイクロスイッチ37が配設されている。ま
た、図2に示すように、印字媒体の搬送領域には、アッ
パガイド38およびロアガイド39が印字ヘッド2の前
後に配設されている。アッパガイド38およびロアガイ
ド39により印字媒体の搬送路40が形成される。
【0016】図3は第1の実施の形態のプリンタを示す
制御ブロック図である。図3において、プリンタを制御
する制御部41には、CPU42、PGROM43、C
GROM44、RAM45、EEPROM46およびI
/Oポート47が設けられている。CPU42は装置全
体を制御するマイクロプロセッサである。PGROM4
3はCPU42を動作させるためのプログラムを格納す
る。CGROM44にはキャラクタのドットパターンが
格納されている。RAM45はCPU42のフォント展
開に使用するとともに展開されたドットデータを格納す
る。またEEPROM46は印字のための設定値および
プリンタの調整値等を記憶する。
【0017】I/Oポート47にはインタフェース制御
部48、駆動回路49、各種センサ54および操作部5
0が接続されている。インタフェース制御部48には上
位装置51が接続され、上位装置51との送受信を制御
する。駆動回路49は、印字ヘッド2、スペースモータ
52、ラインフィードモータ53、オープンバー駆動用
モータ25が接続され、これらを駆動する。スペースモ
ータ52は前述のキャリッジ3をスペーシング方向に移
動するモータである。ラインフィードモータ53は、プ
ラテン1のシャフト1a、フロントフィードローラロア
7のシャフト7aとリアフィードローラロア9のシャフ
ト9aを回転駆動する。
【0018】各種センサ54には印字媒体の挿入を検出
する検出センサが含まれている。なお、マイクロスイッ
チ37はI/Oポート47に接続されている。また操作
部50はオペレータが操作を行うもので、印字開始、単
紙か連続紙かの選択の指示等を行う。
【0019】次に第1の実施の形態の動作を説明する。
図4乃至図8は第1の実施の形態の動作を示す概略側面
図である。まずプリンタの図示しない電源スイッチをオ
ンさせると、CPU42はオープンバー駆動用モータ2
5を駆動して、オープンバー11、12をホームポジシ
ョンに位置付ける。ホームポジションはオープンバー1
1、12が図4に示す位置にある場合で、オープンバー
駆動用モータ25を駆動してオープンバー11、12を
図4に示す矢印B方向に移動させ、オープンバー11の
突起36がマイクロスイッチ37をオンさせた時点でモ
ータ25を停止させる。これによりホームポジションに
位置付けられる。電源スイッチをオンさせたときに既に
マイクロスイッチ37が突起36によりオンになってい
る場合は、オープンバー駆動用モータ25は駆動しな
い。
【0020】オペレータが操作部50の印字開始スイッ
チを押下すると、CPU42は駆動回路49を介してオ
ープンバー駆動用モータ25を図4に示す反時計回り方
向に所定量だけ駆動する。モータ25の駆動により、ア
イドルギア24、オープンバーギア23、26が回転
し、オープンバー11、12は矢印A方向に移動する。
オープンバー11、12の移動により、リアフィードロ
ーラアッパ10のシャフト10aが段差部13、14を
乗り越え、フロントフィードローラアッパ8のシャフト
8aが段差部15、16に乗り上げる。またストッパブ
ラケット30のスタッド31、32はリンクガイド29
に案内されて下降する。
【0021】フロントフィードローラアッパ8のシャフ
ト8aが段差部15、16に乗り上げることにより、フ
ロントフィードローラアッパ8はフロントフィードロー
ラロア7から離隔する。またスタッド31、32が下降
することにより、ストッパブラケット30は軸33、3
4を中心に反時計回り方向に回転し、突き当て部35が
搬送路40に進入する。これにより印字媒体の挿入が阻
止される。この状態を図5に示し、この位置まで移動し
た時点でモータ25を停止する。この位置をポジション
(イ)とする。ホームポジションからポジション(イ)
までの移動は、制御部41のEEPROM46に予め記
憶してある駆動量(ステップ数)を読み出すことにより
行う。
【0022】ポジション(イ)で印字媒体、ここでは単
紙P1が図5の右側から給紙される。ここで単紙P1は
図示しない給紙手段により給紙されるものであっても、
オペレータにより手挿入されるものであってもよい。単
紙P1はフロントフィードローラ対5の間を通り、単紙
P1の先端がストッパブラケット30の突き当て部35
に当接する。フロントフィードローラ対5と突き当て部
35の間には図示しない検出センサが配置され、この検
出センサにより単紙P1の挿入が検出される。
【0023】単紙P1の挿入が検出されると、CPU4
2は駆動回路49を介してモータ25を時計回り方向に
回転する。これによりオープンバー11、12は矢印B
方向に移動する。この移動により、リアフィードローラ
アッパ10のシャフト10aが段差部13、14に乗り
上げ、フロントフィードローラアッパ8のシャフト8a
は段差部15、16から降りる。またストッパブラケッ
ト30のスタッド31、32はリンクガイド28、29
に案内されて上昇する。
【0024】リアフィードローラアッパ10のシャフト
10aが段差部13、14に乗り上げることにより、リ
アフィードローラアッパ10はリアフィードローラロア
9から離隔する。フロントフィードローラアッパ8のシ
ャフト8aが段差部15、16から降りることにより、
フロントフィードローラアッパ8はフロントフィードロ
ーラロア7とともに単紙P1を挟む。またスタッド3
1、32が上昇することにより、ストッパブラケット3
0は軸33、34を中心に時計回り方向に回転し、突き
当て部35は搬送路40から下方に退避する。これによ
り単紙P1の搬送が可能になる。この状態を図6に示
し、この位置まで移動した時点でモータ25を停止す
る。この位置をポジション(ロ)とする。ポジション
(イ)からポジション(ロ)までの移動は、制御部41
のEEPROM46に予め記憶してある駆動量(ステッ
プ数)を読み出すことにより行う。
【0025】次にCPU42は駆動回路49を介してラ
インフィードモータ53を駆動し、フロントフィードロ
ーラロア7、リアフィードローラロア9およびプラテン
1を図6における反時計回り方向に回転させる。これに
より単紙P1は矢印A方向に移動し、印字ヘッド2とプ
ラテン1の間に入る。単紙P1が印字ヘッド2とプラテ
ン1の間に入ると、図示しないセンサにより検出され、
ここでラインフィードモータ53の駆動を停止する。次
に単紙P1の厚さが検出される。紙厚の検出は、印字ヘ
ッド2と印字媒体とのギャップを自動的に調整する公知
の自動紙厚検出機構により行われ、ここでの詳細な説明
は省略する。自動紙厚検出機構については例えば、特公
平5−76431号公報に開示されている。自動紙厚検
出機構により単紙P1と印字ヘッド2との最適なギャッ
プが設定された後、再びラインフィードモータ53を駆
動し、フロントフィードローラロア7、リアフィードロ
ーラロア9およびプラテン1を反時計回り方向に回転さ
せる。単紙P1は再び走行を開始し、印字ヘッド2は上
位装置51から送られた印字データを単紙P1に印字を
開始する。
【0026】単紙P1は、離隔しているリアフィードロ
ーラアッパ10とリアフィードローラロア9の間を通過
し、通過した単紙P1の先端を図示しないセンサにより
検出すると、CPU42は駆動回路49を介してオープ
ンバー駆動用モータ25を図6における反時計回り方向
に所定量だけ駆動する。モータ25の駆動により、アイ
ドルギア24、オープンバーギア23、26が回転し、
オープンバー11、12は矢印A方向に移動する。オー
プンバー11、12の移動により、リアフィードローラ
アッパ10のシャフト10aは段差部13、14から降
り、フロントフィードローラアッパ8のシャフト8aは
段差部15、16に乗り上げる。シャフト10aが段差
部13、14から降りることにより、単紙P1はリアフ
ィードローラアッパ10とリアフィードローラロア9に
より挟まれる。この状態を図7に示し、この位置まで移
動した時点でモータ25を停止する。この位置をポジシ
ョン(ハ)とする。ポジション(ロ)からポジション
(ハ)までの移動は、制御部41のEEPROM46に
予め記憶してある駆動量(ステップ数)を読み出すこと
により行う。
【0027】この後、単紙P1はリアフィードローラア
ッパ10とリアフィードローラロア9により搬送され、
印字ヘッド2は印字動作を続行する。単紙P1の後端部
が印字ヘッド2に近付くと印字を終了し、図7に示す状
態で単紙P1はさらに矢印A方向に搬送されて排出され
る。
【0028】ここで上記の各ポジションにおけるフロン
トフィードローラアッパ8、リアフィードローラアッパ
10およびストッパブラケット30の突き当て部35の
位置を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】単紙P1を挿入口(図7に示す右側)に排
出する場合は、印字が終了した時点でラインフィードモ
ータ53を一旦停止し、今度は逆方向に駆動して、単紙
P1を矢印B方向に搬送させる。搬送される単紙P1の
左端がリアフィードローラアッパ10とリアフィードロ
ーラロア9に接近するのが前述のセンサにより検出され
ると、CPU42はオープンバー駆動用モータ25を図
7における時計回り方向に所定量だけ駆動し、オープン
バー11、12を矢印B方向に移動し、図8に示す位置
で停止する。単紙P1の左端がリアフィードローラアッ
パ10とリアフィードローラロア9に接近するときには
すでに単紙P1の右端は、離隔しているフロントフィー
ドローラアッパ8とフロントフィードローラロア7の間
を通過している。図8はオープンバー11、12のホー
ムポジションを示し、この状態ではフロントフィードロ
ーラアッパ8は段差部15、16から降り、フロントフ
ィードローラロア7とともに単紙P1を挟んでいる。単
紙P1はなおも搬送され、右側の挿入口から排出され
る。
【0031】次に段差のある印刷媒体に印字を行う動作
を説明する。段差のある印字媒体としてここでは通帳に
印字する場合を説明する。図9乃至図14は第1の実施
の形態における通帳への印字動作を示す概略側面図であ
る。通帳の大きさは決まった大きさであり、印字を行う
場合は見開き状態でプリンタに挿入される。見開かれた
頁によって中央部に段差ができる。挿入側の先端からそ
の段差部までの距離は、予め制御部41のEEPROM
46に記憶されている。
【0032】まずプリンタの図示しない電源スイッチを
オンさせると、CPU42は、単紙P1の場合と同様
に、オープンバー駆動用モータ25を駆動して、オープ
ンバー11、12を図4に示すホームポジションに位置
付ける。
【0033】オペレータが操作部50の印字開始スイッ
チを押下すると、CPU42は駆動回路49を介してオ
ープンバー駆動用モータ25を図4に示す反時計回り方
向に所定量だけ駆動する。モータ25の駆動により、ア
イドルギア24、オープンバーギア23、26が回転
し、オープンバー11、12は矢印A方向に移動する。
オープンバー11、12の移動により、リアフィードロ
ーラアッパ10のシャフト10aが段差部13、14を
乗り越え、フロントフィードローラアッパ8のシャフト
8aが段差部15、16に乗り上げる。またストッパブ
ラケット30のスタッド31、32はリンクガイド2
8、29に案内されて下降する。これにより、フロント
フィードローラアッパ8はフロントフィードローラロア
7から離隔し、ストッパブラケット30は軸33、34
を中心に反時計回り方向に回転し、突き当て部35が搬
送路40に進入する。
【0034】ここで通帳P2を図9の右側から挿入す
る。図9はポジション(イ)を示し、通帳P2はフロン
トフィードローラ対5の間を通り、通帳P2の先端はス
トッパブラケット30の突き当て部35に当接する。フ
ロントフィードローラ対5と突き当て部35の間には図
示しない検出センサが配置され、この検出センサにより
通帳P2の挿入が検出される。
【0035】通帳P2の挿入が検出されると、CPU4
2は駆動回路49を介してモータ25を時計回り方向に
回転する。これによりオープンバー11、12は矢印B
方向に移動する。この移動により、リアフィードローラ
アッパ10のシャフト10aが段差部13、14に乗り
上げ、フロントフィードローラアッパ8のシャフト8a
は段差部15、16から降りる。またストッパブラケッ
ト30のスタッド31、32はリンクガイド28、29
に案内されて上昇する。これにより、リアフィードロー
ラアッパ10はリアフィードローラロア9から離隔し、
フロントフィードローラアッパ8はフロントフィードロ
ーラロア7とともに通帳P2を挟み、またストッパブラ
ケット30は軸33、34を中心に時計回り方向に回転
し、突き当て部35は搬送路40から下方に退避する
(ポジション(ロ))。
【0036】次にCPU42は駆動回路49を介してラ
インフィードモータ53を駆動し、フロントフィードロ
ーラロア7、リアフィードローラロア9およびプラテン
1を図10における反時計回り方向に回転させる。これ
により通帳P2は矢印A方向に移動し、印字ヘッド2と
プラテン1の間に入る。通帳P2が印字ヘッド2とプラ
テン1の間に入ると、図示しないセンサにより検出さ
れ、ここでラインフィードモータ53の駆動を停止す
る。次に通帳P2の厚さが検出される。通帳P2の厚さ
の検出も、公知の自動紙厚検出機構により行われる。通
帳P2と印字ヘッド2との最適なギャップが設定された
後、再びラインフィードモータ53を駆動し、フロント
フィードローラロア7、リアフィードローラロア9およ
びプラテン1を反時計回り方向に回転させる。通帳P2
は再び走行を開始し、印字ヘッド2は上位装置51から
送られた印字データを通帳P2に印字を開始する。
【0037】図10に示すように、フロントフィードロ
ーラ対5からリアフィードローラ対6までの距離t1
は、通帳P2の左端から中央の段差部aまでの距離t2
よりも小さく設定されており(t1<t2)、中央の段
差部aがフロントフィードローラ対5に到達する前に、
通帳P2の先端は、離隔しているリアフィードローラア
ッパ10とリアフィードローラロア9の間に入り込む。
リアフィードローラアッパ10とリアフィードローラロ
ア9の間を通過した通帳P2の先端を図示しないセンサ
により検出すると、CPU42はラインフィードモータ
53を停止し、印字ヘッド2による印字を一旦停止す
る。ラインフィードモータ53を停止するタイミング
は、EEPROM46に記憶してある通帳P2の大きさ
に関するデータに基づいて、中央の段差部aがフロント
フィードローラ対5に到達する前に設定される。
【0038】次にCPU42は駆動回路49を介してオ
ープンバー駆動用モータ25を図10における反時計回
り方向に所定量だけ駆動する。モータ25の駆動によ
り、アイドルギア24、オープンバーギア23、26が
回転し、オープンバー11、12は矢印A方向に移動す
る。オープンバー11、12の移動により、リアフィー
ドローラアッパ10のシャフト10aは段差部13、1
4から降り、フロントフィードローラアッパ8のシャフ
ト8aは段差部15、16に乗り上げる。これにより、
通帳P2はリアフィードローラアッパ10とリアフィー
ドローラロア9により挟まれ、フロントフィードローラ
アッパ8はフロントフィードローラ7から離隔する。フ
ロントフィードローラアッパ8の離隔距離は、通帳P2
の厚い部分bより大きくなっており、これにより通帳P
2は段差部aがフロントフィードローラアッパ8に突き
当たることなく搬送可能となる。この状態を図11に示
す(ポジション(ハ))。
【0039】この後、CPU42はラインフィードモー
タ53を駆動し、印字ヘッド2は印字動作を再開する。
通帳P2はリアフィードローラアッパ10とリアフィー
ドローラロア9により搬送される。中央の段差部aが印
字ヘッド2に近付くと、ラインフィードモータ53の駆
動を一旦停止し、図示しない自動紙厚検出機構によりキ
ャリッジ3を上昇させ、印字ヘッド2を通帳P2から離
し、通帳P2の厚い部分bが通過できるようにする。そ
の後ラインフィードモータ53を駆動し、通帳P2の段
差部aを通過させ、通過した時点でラインフィードモー
タ53を停止し、自動紙厚検出機構により印字ヘッド2
と通帳P2とのギャップを適正の値に設定する。その後
ラインフィードモータ53を駆動し、印字を再開する。
【0040】通帳P2の段差部aがリアフィードローラ
対6に近付くと、ラインフィードモータ53を停止す
る。この停止位置も通帳P2の大きさのデータに基づい
て設定される。ここでCPU42はオープンバー駆動用
モータ25を図11における時計回り方向に所定量だけ
駆動し、オープンバー11、12を矢印B方向に移動
し、図12に示す位置で停止する(ポジション
(ロ))。これにより、リアフィードローラアッパ10
はリアフィードローラロア9から離隔し、フロントフィ
ードローラアッパ8はフロントフィードローラロア7と
ともに通帳P2を挟む。この後再度ラインフィードモー
タ53を駆動し、印字を再開する。
【0041】通帳P2の後端部がフロントフィードロー
ラ対5に近付くと、ラインフィードモータ53を停止
し、印字ヘッド2による印字を一旦停止する。この停止
位置も通帳P2の大きさのデータに基づいて設定され
る。ここでCPU42はオープンバー駆動用モータ25
を図12における反時計回り方向に所定量だけ駆動し、
オープンバー11、12を矢印A方向に移動し、図13
に示す位置で停止する(ポジション(ハ))。これによ
り、リアフィードローラアッパ10はリアフィードロー
ラロア9とともに通帳P2を挟み、フロントフィードロ
ーラアッパ8は通帳P2から離隔する。この後再度ライ
ンフィードモータ53を駆動し、印字を再開する。
【0042】通帳P2の後端部が印字ヘッド2に近付く
と印字を終了し、図13に示す状態で通帳P2はさらに
矢印A方向に搬送されて排出される。通帳P2を挿入口
(図13に示す右側)に排出する場合は、印字が終了し
た時点でラインフィードモータ53を一旦停止し、今度
は逆方向に駆動して、通帳P2を矢印B方向に搬送させ
る。搬送される通帳P2の右端(後端)が離隔している
フロントフィードローラアッパ8とフロントフィードロ
ーラロア7の間を通過すると、ここで通帳P2の搬送を
一旦停止して、CPU42はオープンバー駆動用モータ
25を図13における時計回り方向に所定量だけ駆動
し、オープンバー11、12を矢印B方向に移動し、図
12に示す位置で停止する。通帳P2はフロントフィー
ドローラアッパ8とフロントフィードローラロア7に挟
まれ、通帳P2は中央の段差部aがリアフィードローラ
アッパ10とリアフィードローラロア9の間を通過する
まで搬送される。
【0043】段差部aがリアフィードローラアッパ10
とリアフィードローラロア9の間を通過すると、CPU
42はオープンバー駆動用モータ25を図12における
時計回り方向に所定量だけ駆動し、オープンバー11、
12を矢印B方向に移動し、図14に示す位置で停止す
る。これにより通帳P2は、フロントフィードローラ対
5およびリアフィードローラ対6により搬送可能にな
り、通帳P2はなおも搬送されて、右側の挿入口から排
出される。なお図14はオープンバー11、12のホー
ムポジションを示す。
【0044】以上説明したように第1の実施の形態によ
れば、印字媒体をプリンタに給紙する際、搬送ローラ対
5を離隔し、その奥にある突き当て部35に印字媒体の
先端を突き当てるようにするので、スキューした印字媒
体を確実に矯正できる。また段差部のある印字媒体を搬
送する場合には、段差部が搬送ローラ対に近付くと、搬
送ローラ対を互いに離隔するようにしたので、段差部に
おける印字媒体の搬送ミスあるいは搬送量の不良の発生
を防止できる。
【0045】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図15は第2の実施の形態の搬送機構を示す斜視
図、図16は第2の実施の形態の搬送機構を示す側面図
である。第2の実施の形態は、印字媒体として単紙のみ
でなく、連続紙も扱うプリンタに係わるものである。
【0046】図15、図16において、第2の実施の形
態のプリンタ60には、印字媒体の搬送路40の両側に
オープンバー61、62が矢印A、B方向に移動可能に
設けられている。オープンバー61には長孔63が形成
され、ここにフロントフィードローラロア7のシャフト
7aが回転可能に挿入されている。オープンバー61の
外側のシャフト7aにはフィードローラギア64が固定
され、このフィードローラギア64にはトラクタアイド
ルギア65が噛み合っている。トラクタアイドルギア6
5の軸65aは長孔63を通り、オープンバー61の内
側に設けられたアイドルギアブラケット66に固定され
ている。
【0047】アイドルギアブラケット66はフロントフ
ィードローラロア7のシャフト7aに回動自在に取り付
けられている。シャフト7aが回転してもアイドルギア
ブラケット66はそれに伴って回転しない。オープンバ
ー61には長孔63に接続する斜めに形成されたガイド
溝67が設けられている。オープンバー61が矢印A方
向に移動すると、トラクタアイドルギア65の軸65a
がこのガイド溝67に入り込み、ガイド溝67に形状に
従って下降する。
【0048】トラクタアイドルギア65の斜め下方に
は、トラクタギア68が配設され、トラクタギア68は
トラクタシャフト69に嵌装されている。トラクタシャ
フト69にはピントラクタ70、71が嵌装され、ピン
トラクタ70、71はトラクタシャフト69の回転によ
り駆動され、連続紙を搬送する。
【0049】オープンバー61の下方には、マイクロス
イッチ37のほかにもう一つのマイクロスイッチ72が
配設され、このマイクロスイッチ72はオープンバー6
1の突起36が突き当たることによりオープンバー61
の位置を検出する。
【0050】またオープンバー61、62の内側にはそ
れぞれリンクガイド73、74が形成されている。リン
クガイド73、74は中間に低部73a、74aを有
し、リンクガイド73、74の下部にはストッパブラケ
ット30のスタッド31、32が当接している。ストッ
パブラケット30は第1の実施の形態と同様に、オープ
ンバー61とオープンバー62の間に配設され、軸3
3、34を中心に回転可能になっている。その他の構成
は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0051】次に第2の実施の形態の動作をさらに図1
7にしたがって説明する。図17は第2の実施の形態の
動作を示す概略側面図である。なお説明において、第2
の実施の形態の制御系は図3のブロック図を使用する。
動作の説明としてここでは、連続紙に印字を行う場合の
動作を説明する。
【0052】プリンタの図示しない電源スイッチをオン
させると、CPU42はオープンバー駆動用モータ25
を駆動して、オープンバー61、62をホームポジショ
ンに位置付ける。ホームポジションは、オープンバー6
1、62が図16に示す位置にある場合である。即ち、
オープンバー61の突起36がマイクロスイッチ37を
オンさせる位置である。
【0053】印字を行う連続紙P3は、すでにピントラ
クタ70、71にセットされている。ここでオペレータ
が操作部50をキー操作して連続紙の印字モードに設定
すると、CPU42はオープンバー駆動用モータ25を
図16に示す反時計回り方向に回転させる。これにより
オープンバー61、62は矢印A方向に移動する。オー
プンバー61、62の移動により、フロントフィードロ
ーラアッパ8は段差部15に乗り上げ、フロントフィー
ドローラロア7から離隔する。これにより連続紙P3の
吸入ルートが確保される。またストッパブラケット30
のスタッド31、32はリンクガイド73、74にガイ
ドされて一旦下降して再び上昇する。さらにオープンバ
ー61の移動により、トラクタアイドルギア65の軸6
5aは長孔63からガイド溝67に入り込み、ガイド溝
67に沿って下降する。
【0054】オープンバー61、62の移動は、突起3
6がマイクロスイッチ72をオンさせるまで行われる。
突起36がマイクロスイッチ72をオンさせると、モー
タ25を停止し、停止した状態を図17に示す。このと
きトラクタアイドルギア65はフィードローラギア64
との噛み合いを保ちながらトラクタギア68と噛み合
う。オープンバー61の移動中、トラクタアイドルギア
65はアイドルギアブラケット66によりシャフト7a
を中心に公転するようになり、フィードローラギア64
との噛み合いは外れることはない。オープンバー61、
62の移動が停止したとき、図17に示すように、リア
フィードローラ対6は接触している。
【0055】この状態で連続紙P3の給紙を開始する。
CPU42がラインフィードモータ53を駆動すること
により給紙が開始される。ラインフィードモータ53を
駆動すると、プラテン1、フロントフィードローラロア
7のシャフト7aおよびリアフィードローラロア9のシ
ャフト9aがそれぞれ反時計回り方向に回転する。シャ
フト7aが回転すると、フィードローラギア64が回転
し、さらにトラクタアイドルギア65を介してトラクタ
ギア68が反時計回り方向に回転する。
【0056】トラクタギア68の回転により連続紙P3
は繰り出され、離隔しているフロントフィードローラア
ッパ8とフロントフィードローラロア7の間を通過して
搬送路40に入る。連続紙P3は印字ヘッド2とプラテ
ン1の間に入り、所定の位置から印字ヘッド2により印
字が開始される。印字ヘッド2による印字動作に伴って
連続紙P3は徐々に搬送され、先端部が、接触している
リアフィードローラアッパ8とリアフィードローラロア
7の間に入り込み、これ以降はピントラクタ70、71
とリアフィードローラ対6により搬送される。印字が終
了した連続紙P3は、図17における左側から排出され
る。なおピントラクタ70、71による連続紙P3の送
り量とリアフィードローラ対6による連続紙P3の送り
量とは同じに設定されており、両者で連続紙P3を搬送
する場合の連続紙P3の弛みあるいは突っ張り等は発生
しない。
【0057】第2の実施の形態において、連続紙の印字
モードから単紙の印字モードに設定を変えるには図4に
示す操作部50をオペレータがキー操作をすることによ
り行う。単紙の印字モードに設定されると、図17に示
す状態から、CPU42はオープンバー駆動用モータ2
5を時計回り方向に回転させ、オープンバー61、62
を矢印B方向に、突起36がマイクロスイッチ37をオ
ンさせるまで移動させる。オープンバー61のB方向へ
の移動により、トラクタアイドルギア65はガイド溝6
7に沿って上昇し、トラクタギア68から離れる。これ
以降の単紙への印字動作は前述の第1の実施の形態と同
様である。
【0058】以上のように第2の実施の形態では、連続
紙の印字モードと単紙の印字モードとをオペレータのキ
ー操作だけで切り替えることができる。即ち、切り替え
用のレバーの手動操作等を行う必要がなくなり、操作が
簡単で操作の誤りの発生が少なくなる。また単紙の印字
モードに設定した場合には、ピントラクタと駆動源との
ギアの噛み合わせを解除するので、印字モードの切り替
えが確実に行われる。なお、発明の変形例として、印字
モードの切り替えを操作部のキー操作により行うだけで
なく、ホスト装置からのコマンドによって印字モードの
切り替えを行うようにすることも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、単紙を装置に給紙する場合、搬送ローラ対を離隔状
態にするとともに、この搬送ローラ対の奥側にある突き
当て部に単紙の先端を突き当てるようにするので、単紙
のスキューを確実に矯正できる。また厚みが途中で変化
する単紙を搬送する場合は、厚みが変化する部分が搬送
ローラ対に接近すると、搬送ローラ対が互いに離隔する
ので、厚みの変化による搬送ミスあるいは搬送ピッチの
不良を防止することができる。
【0060】また単紙の印字モードと連続紙の印字モー
ドとを切り替えるためのレバー等が不要となり、レバー
の誤操作による給紙のジャムや印字停止等を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の搬送機構を示す斜視図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の搬送機構を示す側面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態のプリンタを示す制御ブロッ
ク図である。
【図4】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図であ
る。
【図5】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図であ
る。
【図6】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図であ
る。
【図7】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図であ
る。
【図8】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図であ
る。
【図9】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図であ
る。
【図10】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図で
ある。
【図11】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図で
ある。
【図12】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図で
ある。
【図13】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図で
ある。
【図14】第1の実施の形態の動作を示す概略側面図で
ある。
【図15】第2の実施の形態の搬送機構を示す斜視図で
ある。
【図16】第2の実施の形態の搬送機構を示す側面図で
ある。
【図17】第2の実施の形態の動作を示す概略側面図で
ある。
【符号の説明】
2 印字ヘッド 5 搬送ローラ対 6 搬送ローラ対 11、12 オープンバー 13、14、15、16 段差部 25 オープンバー駆動用モータ 30 ストッパブラケット P1 単紙 P2 通帳 P3 連続紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 隆 福島県福島市庄野字立田1番地1 株式会 社沖データシステムズ内 (72)発明者 猪狩 善文 福島県福島市庄野字立田1番地1 株式会 社沖データシステムズ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体を搬送して印字を行うプリンタ
    において、 印字を行う印字部に対して搬送方向の手前に接離可能に
    配設された搬送ローラ対と、 前記搬送ローラ対より印字部側に配設され、搬送路から
    退避可能な用紙突き当て部材と、 前記搬送ローラ対の接離動作と前記用紙突き当て部材の
    出退動作を連動させる連動機構とを設け、 連動機構により、印字媒体を給紙する際、前記搬送ロー
    ラ対を離隔状態にするとともに前記用紙突き当て部材を
    搬送路に現出させ、その後搬送ローラ対を接触状態にす
    るとともに用紙突き当て部材を搬送路から退避させるこ
    とを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラ対を第1の搬送ローラ対
    とし、 印字部に対して前記第1の搬送ローラ対の反対側に接離
    可能に配設された第2の搬送ローラ対を設け、 前記連動機構は第1の搬送ローラ対の接離動作と第2の
    搬送ローラ対の接離動作を連動させ、印字媒体の先頭が
    前記第2の搬送ローラ対に接近すると該第2の搬送ロー
    ラ対を離隔状態にする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 印字媒体は段差部を有し、 前記連動部材は、印字媒体の段差部が前記第1と第2の
    搬送ローラ対に接近すると該第1と第2の搬送ローラ対
    をそれぞれ離隔状態にする請求項2記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 印字媒体のうち連続紙を搬送するトラク
    タ機構を有し、 前記連動機構は、連続紙の印字モードのとき、前記第1
    の搬送ローラ対を離隔状態にするとともに該第1の搬送
    ローラ対を駆動する駆動力をトラクタ機構に伝達し、単
    紙の印字モードのときは前記第1の搬送ローラ対の駆動
    源と前記トラクタ機構とを切り離す請求項1または2記
    載のプリンタ。
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