JPH10278953A - 容 器 - Google Patents
容 器Info
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- JPH10278953A JPH10278953A JP9099578A JP9957897A JPH10278953A JP H10278953 A JPH10278953 A JP H10278953A JP 9099578 A JP9099578 A JP 9099578A JP 9957897 A JP9957897 A JP 9957897A JP H10278953 A JPH10278953 A JP H10278953A
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- container
- lid
- flange
- locking
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Links
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- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 より密封度の高いシール容器を提供する。
【解決手段】 上端部外周にフランジ部を設けた容器本
体(11)と、当該容器本体に使用される蓋であって可
撓性を有する樹脂からなり前記容器本体の上端に接触す
る段部と当該段部外周に前記容器本体のフランジ部に係
合するフランジ部とを有する蓋(12)とを具え、前記
容器本体のフランジ部(13)に全周にわたって係止突
起(13a、13b)を設けると共に、蓋に設けたフラ
ンジ部(14)に、この係止突起に係合する係合部(1
4a)を全周にわたって設け、蓋のフランジ部に設けた
係合部を本体のフランジ部に設けた係止突起に係合させ
て、上下方向にかかる力によって本体と蓋とを密着させ
るようにした。
体(11)と、当該容器本体に使用される蓋であって可
撓性を有する樹脂からなり前記容器本体の上端に接触す
る段部と当該段部外周に前記容器本体のフランジ部に係
合するフランジ部とを有する蓋(12)とを具え、前記
容器本体のフランジ部(13)に全周にわたって係止突
起(13a、13b)を設けると共に、蓋に設けたフラ
ンジ部(14)に、この係止突起に係合する係合部(1
4a)を全周にわたって設け、蓋のフランジ部に設けた
係合部を本体のフランジ部に設けた係止突起に係合させ
て、上下方向にかかる力によって本体と蓋とを密着させ
るようにした。
Description
【0001】
【発明を適用する技術分野】本発明は容器に関するもの
であり、特に食品の保存等に利用されるシール容器に好
適に利用できる容器に関するものである。
であり、特に食品の保存等に利用されるシール容器に好
適に利用できる容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来のシール容器の一例の構
成を示す図であり、図17(a)はシール容器全体の構
成を示す図、図17(b)は容器本体と蓋との係合部の
構成を示す断面図である。シール容器は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂でできている。図17
(b)に示すように、容器本体31の上端部31aは肉
厚が厚く形成され、この部分が外側に突出している。一
方、蓋32側は、この上端部31aを覆うように設けら
れた係合部32aを具え、この係合部32aの先端は内
側に向けて突出している。容器本体31の上端部31a
と蓋32の係合部32aとの位置を合せて上下方向に力
を加えることによって、蓋32の上端部32aの突出部
分が容器本体31の上端部31aの突出部分に沿ってす
べりおりてゆき、本体31の上端部31aが蓋32の係
合部32aの中に入り込んで容器を密封するように構成
されている。このような従来の容器では、容器本体31
と蓋32とを係合させたときに、蓋32によって本体3
1の上端部31aが中心に向かって締め付けられる。す
なわち、蓋32がいわゆる「たが」として作用し、本体
31の先端部31aが中心に向かって引き寄せられ、蓋
32の係合部32aの内側面が本体31の上端部31a
に押しつけられて、容器が密封されることになる。ま
た、蓋32を取る場合は、まず蓋32と本体31との密
着部分の一部を強制的に離反させて、その部分から容器
外周に沿って蓋32を徐々に離反させて取り外すように
構成されている。
成を示す図であり、図17(a)はシール容器全体の構
成を示す図、図17(b)は容器本体と蓋との係合部の
構成を示す断面図である。シール容器は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の樹脂でできている。図17
(b)に示すように、容器本体31の上端部31aは肉
厚が厚く形成され、この部分が外側に突出している。一
方、蓋32側は、この上端部31aを覆うように設けら
れた係合部32aを具え、この係合部32aの先端は内
側に向けて突出している。容器本体31の上端部31a
と蓋32の係合部32aとの位置を合せて上下方向に力
を加えることによって、蓋32の上端部32aの突出部
分が容器本体31の上端部31aの突出部分に沿ってす
べりおりてゆき、本体31の上端部31aが蓋32の係
合部32aの中に入り込んで容器を密封するように構成
されている。このような従来の容器では、容器本体31
と蓋32とを係合させたときに、蓋32によって本体3
1の上端部31aが中心に向かって締め付けられる。す
なわち、蓋32がいわゆる「たが」として作用し、本体
31の先端部31aが中心に向かって引き寄せられ、蓋
32の係合部32aの内側面が本体31の上端部31a
に押しつけられて、容器が密封されることになる。ま
た、蓋32を取る場合は、まず蓋32と本体31との密
着部分の一部を強制的に離反させて、その部分から容器
外周に沿って蓋32を徐々に離反させて取り外すように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のシー
ル容器では、蓋の32の係合部32aと本体31の上端
部31aとは、中心に向かって働く力によって、側面同
士(31a、32a)が密着して密封される。従って、
その係止力は横方向あるいは斜め方向に働くため、容器
の密封度が低く、液体を保存する場合に液漏れが生じた
り、食品等の保存可能な期間が短くなるといった問題が
ある。
ル容器では、蓋の32の係合部32aと本体31の上端
部31aとは、中心に向かって働く力によって、側面同
士(31a、32a)が密着して密封される。従って、
その係止力は横方向あるいは斜め方向に働くため、容器
の密封度が低く、液体を保存する場合に液漏れが生じた
り、食品等の保存可能な期間が短くなるといった問題が
ある。
【0004】本発明は、このような問題を解決して、容
器の密封度を高め、保存可能な期間が長いシール容器を
提供することを目的とする。
器の密封度を高め、保存可能な期間が長いシール容器を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の容器は、上端部外周にフランジ部を設けた
容器本体と、当該容器本体に使用される蓋であって可撓
性を有する樹脂からなり前記容器本体の上端に接触する
外縁部と当該外縁部近傍に前記容器本体のフランジ部に
係合する係合部とを有する蓋とを具え、前記容器本体の
フランジ部あるいは前記蓋に設けたフランジ部のいずれ
か一方に、全周にわたって所定の間隔をおいて形成され
た複数の係止突起あるいは全周に渡って形成された一の
係止突起を設け、当該係止突起を本体側に設けた場合は
前記蓋側のフランジ部に、係止突起を蓋側に設けた場合
は前記本体側のフランジに、当該係止突起に上下方向に
おいて係合する係合部を設けたことを特徴とする。
に、本発明の容器は、上端部外周にフランジ部を設けた
容器本体と、当該容器本体に使用される蓋であって可撓
性を有する樹脂からなり前記容器本体の上端に接触する
外縁部と当該外縁部近傍に前記容器本体のフランジ部に
係合する係合部とを有する蓋とを具え、前記容器本体の
フランジ部あるいは前記蓋に設けたフランジ部のいずれ
か一方に、全周にわたって所定の間隔をおいて形成され
た複数の係止突起あるいは全周に渡って形成された一の
係止突起を設け、当該係止突起を本体側に設けた場合は
前記蓋側のフランジ部に、係止突起を蓋側に設けた場合
は前記本体側のフランジに、当該係止突起に上下方向に
おいて係合する係合部を設けたことを特徴とする。
【0006】このように構成することによって、容器本
体の外周に設けたフランジ部と蓋の外周に設けたフラン
ジ部とを上下方向において係止することができる。すな
わち、容器を密封した時に、容器本体の上端面とこの上
端面に接触する蓋の段部の下端面とが上下方向に係る力
によって直接的に密着するため、蓋が外れにくくなり、
容器の密封度を上げることができる。
体の外周に設けたフランジ部と蓋の外周に設けたフラン
ジ部とを上下方向において係止することができる。すな
わち、容器を密封した時に、容器本体の上端面とこの上
端面に接触する蓋の段部の下端面とが上下方向に係る力
によって直接的に密着するため、蓋が外れにくくなり、
容器の密封度を上げることができる。
【0007】また、本発明のシール容器は、容器の外周
近傍の少なくとも一部分に、前記容器本体側あるいは蓋
側に設けた係止突起の係止の度合いが他の部分のそれよ
りも弱くなる部分を設けたことを特徴とする。このよう
に構成することによって、容器本体からこの係止の度合
いが弱い部分をまず離反させ、ついで、他の部分を離反
させるようにして、蓋を容器本体から容易に取り外すこ
とができる。
近傍の少なくとも一部分に、前記容器本体側あるいは蓋
側に設けた係止突起の係止の度合いが他の部分のそれよ
りも弱くなる部分を設けたことを特徴とする。このよう
に構成することによって、容器本体からこの係止の度合
いが弱い部分をまず離反させ、ついで、他の部分を離反
させるようにして、蓋を容器本体から容易に取り外すこ
とができる。
【0008】更に、前記容器本体側あるいは蓋側に設け
た係止突起の係止の度合いがある部分において最も小さ
く、この係止の度合いの最も小さい係止突起から離れる
に従って係止の度合いが徐々に強くなるように構成する
ことが好ましい。
た係止突起の係止の度合いがある部分において最も小さ
く、この係止の度合いの最も小さい係止突起から離れる
に従って係止の度合いが徐々に強くなるように構成する
ことが好ましい。
【0009】なお、この係止の度合いが弱い部分を容器
の角部に形成するようにすれば、蓋の取り外しがより容
易になる。
の角部に形成するようにすれば、蓋の取り外しがより容
易になる。
【0010】本発明のシール容器は、様々な形態が考え
られる。例えば、前記容器本体の上端外周に設けたフラ
ンジ部が断面U字形状を有し、このフランジの内側部下
端に外側に向けて突出する第1の係止突起を設けると共
に、当該フランジ部の外側壁上端の前記第1の係止突起
に対応する位置に内側に向けて突出する第2の係止突起
を設け、前記蓋の段部外周に設けたフランジ部下端の係
合部を前記第1及び第2の係止突起間に位置させて容器
を密閉するようにすることができる。
られる。例えば、前記容器本体の上端外周に設けたフラ
ンジ部が断面U字形状を有し、このフランジの内側部下
端に外側に向けて突出する第1の係止突起を設けると共
に、当該フランジ部の外側壁上端の前記第1の係止突起
に対応する位置に内側に向けて突出する第2の係止突起
を設け、前記蓋の段部外周に設けたフランジ部下端の係
合部を前記第1及び第2の係止突起間に位置させて容器
を密閉するようにすることができる。
【0011】このような構成においては、蓋と容器本体
とを合せて、外周部に上下方向に力を加えることによっ
て、蓋の外周に設けられたフランジ部の係合部下端が断
面U字形状のフランジ部の内側下端に設けた第1の係止
突起と外側上端に内側に向けて設けた第2の係止突起と
の間に入り込み、蓋側のフランジ下端に外側に向けて設
けた突起の上面と、本体側フランジ部の外側上端に内側
に向けて設けた係止突起の下面とが噛み合って、蓋を容
器本体に係止させることができる。この噛み合いによっ
て、蓋と本体は上下方向に反発しあい、この反発力によ
って本体上端縁と蓋の段部内側面とが強制的に密着した
状態で容器が密封される。なお、係止突起は容器外周に
所定の間隔を置いて設けられているため、蓋を容器の全
周にわたってほぼ均一に係止させることができる。な
お、第1及び第2の係止突起のいずれか一方または両方
を間隔を置くことなく連続的に形成するようにしても良
い。
とを合せて、外周部に上下方向に力を加えることによっ
て、蓋の外周に設けられたフランジ部の係合部下端が断
面U字形状のフランジ部の内側下端に設けた第1の係止
突起と外側上端に内側に向けて設けた第2の係止突起と
の間に入り込み、蓋側のフランジ下端に外側に向けて設
けた突起の上面と、本体側フランジ部の外側上端に内側
に向けて設けた係止突起の下面とが噛み合って、蓋を容
器本体に係止させることができる。この噛み合いによっ
て、蓋と本体は上下方向に反発しあい、この反発力によ
って本体上端縁と蓋の段部内側面とが強制的に密着した
状態で容器が密封される。なお、係止突起は容器外周に
所定の間隔を置いて設けられているため、蓋を容器の全
周にわたってほぼ均一に係止させることができる。な
お、第1及び第2の係止突起のいずれか一方または両方
を間隔を置くことなく連続的に形成するようにしても良
い。
【0012】更に、前記蓋の外縁部近傍に設けたフラン
ジ部の外壁下端に内側に向けて突出する係止突起を設
け、前記容器本体の上端外周に設けたフランジ部の先端
部が下側に向けて突出しており、この先端部を前記蓋側
の係止突起に係止させて容器を密閉するようにしてもよ
い。
ジ部の外壁下端に内側に向けて突出する係止突起を設
け、前記容器本体の上端外周に設けたフランジ部の先端
部が下側に向けて突出しており、この先端部を前記蓋側
の係止突起に係止させて容器を密閉するようにしてもよ
い。
【0013】この場合も、容器本体と蓋の位置を合せ
て、外周部に上下方向に力を加えることによって、蓋側
に設けたフランジ部の先端と、先端部が斜め下側に向け
て突出した本体側フランジ部の下端とが噛み合って、蓋
と本体を全周にわたってほぼ均一に係止させることがで
きる。やはり、蓋側のフランジ部下端に内側に向けて設
けた突起の上面と、容器本体に設けたフランジ部の外側
端部下面とが噛み合った状態で上下方向に反発し合い、
この反発力によって、本体上端縁と蓋の段部内側面とが
強制的に密着された状態で容器を密封することができ
る。
て、外周部に上下方向に力を加えることによって、蓋側
に設けたフランジ部の先端と、先端部が斜め下側に向け
て突出した本体側フランジ部の下端とが噛み合って、蓋
と本体を全周にわたってほぼ均一に係止させることがで
きる。やはり、蓋側のフランジ部下端に内側に向けて設
けた突起の上面と、容器本体に設けたフランジ部の外側
端部下面とが噛み合った状態で上下方向に反発し合い、
この反発力によって、本体上端縁と蓋の段部内側面とが
強制的に密着された状態で容器を密封することができ
る。
【0014】更に、本発明の他の形態では、前記容器本
体の上端外周に水平に設けたフランジ部に、本体の外周
に沿って延在し、一方の長辺を凹状に形成した長孔を所
定の間隔をおいて複数個設けると共に、前記蓋の外縁部
近傍に水平に設けたフランジ部の下側面の前記長孔に対
応する位置に、当該長孔に係合可能な断面L字形状の係
止突起を設け、この係止突起を前記本体側に設けた長孔
に係合させたときに、長孔との係止部分の前記容器の外
周に直交する方向における長さが前記長孔の凹みの中心
から離れるに従って徐々に短くなるように構成するよう
にしている。
体の上端外周に水平に設けたフランジ部に、本体の外周
に沿って延在し、一方の長辺を凹状に形成した長孔を所
定の間隔をおいて複数個設けると共に、前記蓋の外縁部
近傍に水平に設けたフランジ部の下側面の前記長孔に対
応する位置に、当該長孔に係合可能な断面L字形状の係
止突起を設け、この係止突起を前記本体側に設けた長孔
に係合させたときに、長孔との係止部分の前記容器の外
周に直交する方向における長さが前記長孔の凹みの中心
から離れるに従って徐々に短くなるように構成するよう
にしている。
【0015】この構成においては、容器本体と蓋の位置
を合せて、外周部に上下方向に力を加えることによっ
て、蓋側の係止突起が容器側の長孔に嵌まって、容器側
の蓋受け部の長孔の凹みを設けた側の長辺の下側面と、
蓋側の係止突起の先端突出部の上面とが噛み合い、これ
らの係止部分に生じる反発力によって、容器本体の上端
部と蓋の段部内側とが強制的に密着させて、容器を密封
することができる。この例では、更に、蓋側の係止突起
を長孔に係合させた時に、長孔との係止部分の前記容器
の外周に直交する方向における長さが前記長孔の凹みの
中心から離れるに連れて徐々に短くなる、すなわち長孔
と係止突起との係止部分が長孔の中心から外側にゆくに
つれて徐々に少なくなるように構成されているため、蓋
を容器本体から取り外す際に容易に蓋と本体の係止を解
くことができる。また、いずれか一箇所の係止が解けれ
ば、他の係止部は容易に解除できる。
を合せて、外周部に上下方向に力を加えることによっ
て、蓋側の係止突起が容器側の長孔に嵌まって、容器側
の蓋受け部の長孔の凹みを設けた側の長辺の下側面と、
蓋側の係止突起の先端突出部の上面とが噛み合い、これ
らの係止部分に生じる反発力によって、容器本体の上端
部と蓋の段部内側とが強制的に密着させて、容器を密封
することができる。この例では、更に、蓋側の係止突起
を長孔に係合させた時に、長孔との係止部分の前記容器
の外周に直交する方向における長さが前記長孔の凹みの
中心から離れるに連れて徐々に短くなる、すなわち長孔
と係止突起との係止部分が長孔の中心から外側にゆくに
つれて徐々に少なくなるように構成されているため、蓋
を容器本体から取り外す際に容易に蓋と本体の係止を解
くことができる。また、いずれか一箇所の係止が解けれ
ば、他の係止部は容易に解除できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の容器の第1の実
施の形態の容器全体の構成を示す斜視図であり、図2
は、容器本体と蓋との係止部分の構成を示す断面図、図
3及び図4は容器本体の蓋受け部の一部の構成を示す斜
視図である。
施の形態を説明する。図1は、本発明の容器の第1の実
施の形態の容器全体の構成を示す斜視図であり、図2
は、容器本体と蓋との係止部分の構成を示す断面図、図
3及び図4は容器本体の蓋受け部の一部の構成を示す斜
視図である。
【0017】長方形の容器1は、容器本体11とこれを
密封する蓋12とを具える。これらの部材の材質には、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂が好適に用い
られる。容器本体11の上端11aは、図2に示すよう
に若干丸みを帯びており、その外周には断面L字形状の
フランジ13が設けられている。フランジ13の外側縁
の上端には、図3に示すように、内側に突出する楕円形
の突出部13aが全周にわたって所定の間隔を置いて複
数個設けられており、一方、フランジ13の内側の容器
本体11の外側壁とフランジ13の内側下面とで画成す
る部分には、図4に示すように、前記突出部13aに対
向する位置に半アーチ形状の突出部13bがやはり全周
にわたって所定の間隔を置いて複数個設けられている。
なお、突出部13aと13bとの間には、後述する蓋側
の係止部が介在できる程度のスペースが設けられてい
る。
密封する蓋12とを具える。これらの部材の材質には、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂が好適に用い
られる。容器本体11の上端11aは、図2に示すよう
に若干丸みを帯びており、その外周には断面L字形状の
フランジ13が設けられている。フランジ13の外側縁
の上端には、図3に示すように、内側に突出する楕円形
の突出部13aが全周にわたって所定の間隔を置いて複
数個設けられており、一方、フランジ13の内側の容器
本体11の外側壁とフランジ13の内側下面とで画成す
る部分には、図4に示すように、前記突出部13aに対
向する位置に半アーチ形状の突出部13bがやはり全周
にわたって所定の間隔を置いて複数個設けられている。
なお、突出部13aと13bとの間には、後述する蓋側
の係止部が介在できる程度のスペースが設けられてい
る。
【0018】一方、図2に示すように、蓋12側にはそ
の全周にわたって、肉厚が薄くなった段差部12aが設
けられており、この段差部12aの先に下方向に延在す
る係止部14が設けられている。係止部14の下端には
外側に向けて突出部14aが形成されており、この部分
が本体側のフランジ部13と係合する。尚、図2では、
蓋12の係止を解除した状態を破線で示し、係止させた
状態が実線で示されている。
の全周にわたって、肉厚が薄くなった段差部12aが設
けられており、この段差部12aの先に下方向に延在す
る係止部14が設けられている。係止部14の下端には
外側に向けて突出部14aが形成されており、この部分
が本体側のフランジ部13と係合する。尚、図2では、
蓋12の係止を解除した状態を破線で示し、係止させた
状態が実線で示されている。
【0019】このように構成した容器本体11と蓋12
との位置を合せて、上下方向に力を加えると、樹脂のも
つ可撓性によって、図2に実線で示すように、蓋12側
に設けた係止部14が変形して本体11側の突出部13
aと13bとの間に嵌まる。ここで、係止部14の先端
に外側に突出する突出部14aの上面と、本体11側に
設けた楕円形の突出部13aとが噛み合うとともに、本
体11側の半アーチ型の突出部13bが、蓋側の突出部
14aの下端に圧接し、蓋12が容器本体11に係止さ
れる。蓋12側の段差部12aは、肉厚が他の部分より
薄く形成されているため、図2に示すように下側に撓む
ように変形して、容器本体1の上端11aに密着する。
蓋側の突出部14aと容器側の突出部13a、13bと
の係合によって、蓋の段差部12aは下側に引張られて
おり、それぞれの部材に生じる反発力によって蓋12と
本体11とを強力に密着させることができる。
との位置を合せて、上下方向に力を加えると、樹脂のも
つ可撓性によって、図2に実線で示すように、蓋12側
に設けた係止部14が変形して本体11側の突出部13
aと13bとの間に嵌まる。ここで、係止部14の先端
に外側に突出する突出部14aの上面と、本体11側に
設けた楕円形の突出部13aとが噛み合うとともに、本
体11側の半アーチ型の突出部13bが、蓋側の突出部
14aの下端に圧接し、蓋12が容器本体11に係止さ
れる。蓋12側の段差部12aは、肉厚が他の部分より
薄く形成されているため、図2に示すように下側に撓む
ように変形して、容器本体1の上端11aに密着する。
蓋側の突出部14aと容器側の突出部13a、13bと
の係合によって、蓋の段差部12aは下側に引張られて
おり、それぞれの部材に生じる反発力によって蓋12と
本体11とを強力に密着させることができる。
【0020】本体11と蓋12との係止を解除する場合
には、いずれか一箇所の係止を強制的に解いて、蓋のそ
の部分を上に引張ることによって他の箇所の係止を順次
解くことができる。この場合に、例えば、本体11側の
一箇所の突出部13aの大きさを他の突出部13aより
小さくしておいて、突出部13aと13bとの間のスペ
ースをやや大きく取り、この部分における蓋12との係
止力を弱くしておけば、この係止力の弱い部分の係止を
最初に解除し、順次他の箇所の係止を解いて行くように
することで、容易に蓋12を本体11から離反させるこ
とができる。
には、いずれか一箇所の係止を強制的に解いて、蓋のそ
の部分を上に引張ることによって他の箇所の係止を順次
解くことができる。この場合に、例えば、本体11側の
一箇所の突出部13aの大きさを他の突出部13aより
小さくしておいて、突出部13aと13bとの間のスペ
ースをやや大きく取り、この部分における蓋12との係
止力を弱くしておけば、この係止力の弱い部分の係止を
最初に解除し、順次他の箇所の係止を解いて行くように
することで、容易に蓋12を本体11から離反させるこ
とができる。
【0021】この係止力の弱い部分は、一箇所に限るこ
となく、複数箇所設けるようにしてもよい。この場合、
係止力の弱い部分を例えば相対向する角部にそれぞれ設
けるようにすれば、取扱が一層容易になる。また、本体
11側の突出部13aのひとつを突出量をもっとも小さ
くして、その箇所の係止力を最も弱くしておき、その箇
所に隣合う係止箇所の突出部13aの突出量を、係止力
が最も弱い箇所から離れるに連れて徐々に大きくして、
前記係止力が最も弱い箇所から離れるに連れて係止力が
順次強く成るように構成してもよい。
となく、複数箇所設けるようにしてもよい。この場合、
係止力の弱い部分を例えば相対向する角部にそれぞれ設
けるようにすれば、取扱が一層容易になる。また、本体
11側の突出部13aのひとつを突出量をもっとも小さ
くして、その箇所の係止力を最も弱くしておき、その箇
所に隣合う係止箇所の突出部13aの突出量を、係止力
が最も弱い箇所から離れるに連れて徐々に大きくして、
前記係止力が最も弱い箇所から離れるに連れて係止力が
順次強く成るように構成してもよい。
【0022】また、上述の例では、本体11側の突出部
13aの突出量を変化させるようにしたが、逆に、蓋1
2側の係止部14先端の突出部14aの突出量を変化さ
せるようにしてもよい。すなわち、突出部14aの突出
量をある箇所(例えば角部)で最も小さくしておき、こ
の箇所から離れるにつれて突出量が徐々に増えるように
構成しても同様の効果を得ることができる。
13aの突出量を変化させるようにしたが、逆に、蓋1
2側の係止部14先端の突出部14aの突出量を変化さ
せるようにしてもよい。すなわち、突出部14aの突出
量をある箇所(例えば角部)で最も小さくしておき、こ
の箇所から離れるにつれて突出量が徐々に増えるように
構成しても同様の効果を得ることができる。
【0023】ここで、係止力の弱い部分を容器の相対向
する角部、あるいは角部全部に設けておけば、蓋の取り
外しをより容易に行うことができる。なお、容器本体1
1側の突出部13a、13bのみならず、蓋側の係止部
14の突出部14aを容器全周にわたって所定の間隔を
置いて複数個設けるようにしてもよい。
する角部、あるいは角部全部に設けておけば、蓋の取り
外しをより容易に行うことができる。なお、容器本体1
1側の突出部13a、13bのみならず、蓋側の係止部
14の突出部14aを容器全周にわたって所定の間隔を
置いて複数個設けるようにしてもよい。
【0024】図5は、本発明のシール容器の第1の実施
形態の変形例の容器本体の構成を示す斜視図であり、図
6は容器本体と蓋との係止状態を示す断面図、図7は容
器本体のフランジ部の縁部の構成を内側からみた斜視
図、図8は容器本体のフランジ部の内側に設けた突出部
の構成を示す斜視図である。なお、以下に述べる変形例
あるいは実施形態では図1に示す第1の実施の形態と同
じ構成要素については同じ符号を付してその説明は省略
する。
形態の変形例の容器本体の構成を示す斜視図であり、図
6は容器本体と蓋との係止状態を示す断面図、図7は容
器本体のフランジ部の縁部の構成を内側からみた斜視
図、図8は容器本体のフランジ部の内側に設けた突出部
の構成を示す斜視図である。なお、以下に述べる変形例
あるいは実施形態では図1に示す第1の実施の形態と同
じ構成要素については同じ符号を付してその説明は省略
する。
【0025】本例では、容器本体11の上端外周に設け
たフランジ13の外側縁の上端に、内側に向けて突出し
た突出部13cを容器外周全周にわたって設けるように
しており、その他の部分は第1の実施例と同様に構成さ
れている。第1実施形態に比して、より簡単な構成で、
ほぼ同様の効果を得ることができる。なお、第1の実施
形態と同様に、一部の係止力を弱めるようにしておけ
ば、蓋を容器から取り外しやすくなる。
たフランジ13の外側縁の上端に、内側に向けて突出し
た突出部13cを容器外周全周にわたって設けるように
しており、その他の部分は第1の実施例と同様に構成さ
れている。第1実施形態に比して、より簡単な構成で、
ほぼ同様の効果を得ることができる。なお、第1の実施
形態と同様に、一部の係止力を弱めるようにしておけ
ば、蓋を容器から取り外しやすくなる。
【0026】図9は、本発明のシール容器の第2実施形
態の容器の全体の構成を示す斜視図であり、図10は容
器本体と蓋との係止の状態を示す断面図、図11は蓋の
係止部の構成を示す断面斜視図である。容器本体11の
上端は、第1の実施形態と同様に、丸みが付けられてお
り、その周囲に、図11に示すようにフランジ部15が
設けられており、本体11の外側面と共に逆V字形状の
断面を形成している。
態の容器の全体の構成を示す斜視図であり、図10は容
器本体と蓋との係止の状態を示す断面図、図11は蓋の
係止部の構成を示す断面斜視図である。容器本体11の
上端は、第1の実施形態と同様に、丸みが付けられてお
り、その周囲に、図11に示すようにフランジ部15が
設けられており、本体11の外側面と共に逆V字形状の
断面を形成している。
【0027】一方、蓋12側には、第1実施形態と同様
に肉厚の薄くなった段差部12aが設けられており、そ
の先端に下方向に延在する係止部16が設けられてい
る。係止部16の先端に、図11に示すように、内側に
向けて突出する楕円形状の突出部16aが容器外周全周
にわたって所定の間隔をおいて複数個形成されている。
に肉厚の薄くなった段差部12aが設けられており、そ
の先端に下方向に延在する係止部16が設けられてい
る。係止部16の先端に、図11に示すように、内側に
向けて突出する楕円形状の突出部16aが容器外周全周
にわたって所定の間隔をおいて複数個形成されている。
【0028】図10に示すように、本実施形態では、容
器本体11と蓋12との位置を合せて上下方向に力を加
えて、容器本体11の上端に設けられているフランジ部
15を、蓋12の段差部12aと係止部16とで画成さ
れる空間内に嵌め込んで本体11と蓋12とを係止させ
るように構成されている。ここでも、フランジ部15の
下端と蓋側の係止部16の下端の突出部16a間の上下
方向における係止力により、蓋12の段差部12aが下
側に引張られて、容器本体の上端11aと蓋12の段差
部12aとが上下方向における力で密着されるため、高
い密封度を得ることができる。
器本体11と蓋12との位置を合せて上下方向に力を加
えて、容器本体11の上端に設けられているフランジ部
15を、蓋12の段差部12aと係止部16とで画成さ
れる空間内に嵌め込んで本体11と蓋12とを係止させ
るように構成されている。ここでも、フランジ部15の
下端と蓋側の係止部16の下端の突出部16a間の上下
方向における係止力により、蓋12の段差部12aが下
側に引張られて、容器本体の上端11aと蓋12の段差
部12aとが上下方向における力で密着されるため、高
い密封度を得ることができる。
【0029】なお、第1の実施形態と同様に、蓋12の
係止部16のいずれか一箇所の突出部16aの大きさを
他の突出部の大きさより小さくするか、あるいは、複数
の隣合う突出部16aのうちの中心の一つの大きさを最
も小さくして、その突出部から離れるにつれて突出部の
大きさ、すなわち突出量を徐々に大きくしていくように
構成することができる。
係止部16のいずれか一箇所の突出部16aの大きさを
他の突出部の大きさより小さくするか、あるいは、複数
の隣合う突出部16aのうちの中心の一つの大きさを最
も小さくして、その突出部から離れるにつれて突出部の
大きさ、すなわち突出量を徐々に大きくしていくように
構成することができる。
【0030】図12は、図9に示す第2の実施形態の変
形例を示す斜視断面図である。この変形例では、蓋12
の外周に設けた係止部16の下端に、この係止部全周に
わたって突出部16bを形成するようにした。より簡単
な構成でほぼ同様の効果を得ることができる。ここで
も、突出部16bの一部の突出量を他の部分に比して小
さくしてその部分の係止力を弱めておくと、蓋12を容
器11から離反させる動作が容易になる。
形例を示す斜視断面図である。この変形例では、蓋12
の外周に設けた係止部16の下端に、この係止部全周に
わたって突出部16bを形成するようにした。より簡単
な構成でほぼ同様の効果を得ることができる。ここで
も、突出部16bの一部の突出量を他の部分に比して小
さくしてその部分の係止力を弱めておくと、蓋12を容
器11から離反させる動作が容易になる。
【0031】図13は、本発明のシール容器の第3の実
施形態の容器の全体の構成を示す図であり、図14は容
器全体の構成を示す側面図、図15は容器本体と蓋の係
止状態を示す断面図、図16は容器本体と蓋の係止状態
を下方(図15における矢印Aで示す方向)から見た図
である。
施形態の容器の全体の構成を示す図であり、図14は容
器全体の構成を示す側面図、図15は容器本体と蓋の係
止状態を示す断面図、図16は容器本体と蓋の係止状態
を下方(図15における矢印Aで示す方向)から見た図
である。
【0032】図5(a)に示すように、本実施形態で
は、容器本体11の外周及び蓋12の外周にそれぞれフ
ランジ(17、18)が設けられており、本体11側の
フランジ17には、その外周に沿って延在する長孔19
が所定の間隔をおいて複数個形成されている。なお、長
孔19の外側の長辺は容器本体の外壁側に向けて凹んで
いる。
は、容器本体11の外周及び蓋12の外周にそれぞれフ
ランジ(17、18)が設けられており、本体11側の
フランジ17には、その外周に沿って延在する長孔19
が所定の間隔をおいて複数個形成されている。なお、長
孔19の外側の長辺は容器本体の外壁側に向けて凹んで
いる。
【0033】一方、蓋12側には、段差部12の外側に
フランジ18が設けられており、さらにこのフランジ部
の下側面に断面L字形状の長突出部20が前記長孔19
に対応する位置に設けられている。長突出部20は、両
側の長辺がともに容器の外側壁から外側に向けて凸状を
なしている。なお、長突出部20の内側の長辺の中央部
には、容器本体外壁側に向けて突出する微小な突起20
aが形成されている。
フランジ18が設けられており、さらにこのフランジ部
の下側面に断面L字形状の長突出部20が前記長孔19
に対応する位置に設けられている。長突出部20は、両
側の長辺がともに容器の外側壁から外側に向けて凸状を
なしている。なお、長突出部20の内側の長辺の中央部
には、容器本体外壁側に向けて突出する微小な突起20
aが形成されている。
【0034】突出部20は、図13及び14に示すよう
に、断面L字形状を成し、本体側フランジ18に設けた
長孔19に係合可能に構成されている。容器本体11と
蓋12との位置を合わせて上下方向に力を加えて、突出
部20を長孔19に嵌めると、長孔19の凹部19a
と、突出部20の凸部20bとが噛み合って、本体11
と蓋12とが互いに係止する。なお、微小な突起20a
は、長孔19aの他方の辺19bに押圧される。長孔1
9の凹状の長辺19aと突出部20の凸状の長辺20b
とは互いに相反する方向に湾曲しているため、図16に
示すように。容器の外壁に直交する方向における双方の
係止部分の係止巾が長孔19の中心において最も長く、
長孔19の両端にいくに連れて短くなる。すなわち、長
孔19と長突出部20の係止量がその長手方向において
長孔19の中心から離れるに従って少なくなっている。
従って、この実施形態においては、長孔19と突出部2
0の係止およびその解除動作を非常に容易に行うことが
可能である。なお、本例でも、上述した第1及び第2の
実施形態と同様に、容器本体上端部11aと蓋12の段
差部12aとは、上下方向にかかる係止力によって密着
するため、高い密封度が得られる。
に、断面L字形状を成し、本体側フランジ18に設けた
長孔19に係合可能に構成されている。容器本体11と
蓋12との位置を合わせて上下方向に力を加えて、突出
部20を長孔19に嵌めると、長孔19の凹部19a
と、突出部20の凸部20bとが噛み合って、本体11
と蓋12とが互いに係止する。なお、微小な突起20a
は、長孔19aの他方の辺19bに押圧される。長孔1
9の凹状の長辺19aと突出部20の凸状の長辺20b
とは互いに相反する方向に湾曲しているため、図16に
示すように。容器の外壁に直交する方向における双方の
係止部分の係止巾が長孔19の中心において最も長く、
長孔19の両端にいくに連れて短くなる。すなわち、長
孔19と長突出部20の係止量がその長手方向において
長孔19の中心から離れるに従って少なくなっている。
従って、この実施形態においては、長孔19と突出部2
0の係止およびその解除動作を非常に容易に行うことが
可能である。なお、本例でも、上述した第1及び第2の
実施形態と同様に、容器本体上端部11aと蓋12の段
差部12aとは、上下方向にかかる係止力によって密着
するため、高い密封度が得られる。
【0035】
【発明の効果】上述したとおり、本発明にかかる容器に
おいては、容器の本体と蓋とを上下方向に作用する力に
よって係止させているため、密封度の高い容器を実現す
ることができる。また、一部に蓋と容器の係止の度合い
が弱い部分を設けることによって、蓋の取り外しを容易
に行うことができる。
おいては、容器の本体と蓋とを上下方向に作用する力に
よって係止させているため、密封度の高い容器を実現す
ることができる。また、一部に蓋と容器の係止の度合い
が弱い部分を設けることによって、蓋の取り外しを容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示
す図である。
す図である。
【図2】 図2は、図1に示す容器の本体と蓋との係止
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図3】 図3は、図1に示す容器の一部分の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】 図4は、図1に示す容器の一部分の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】 図5は、図1に示す容器の変形例の構成を示
す図である。
す図である。
【図6】 図6は、図5に示す容器の本体と蓋との係止
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図7】 図7は、図5に示す容器の一部分の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】 図8は、図5に示す容器の一部分の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図9】 図9は、本発明の第2の実施形態の構成を示
す図である。
す図である。
【図10】図10は、図9に示す容器の本体と蓋との係
止の状態を示す断面図である。
止の状態を示す断面図である。
【図11】図11は、図9に示す容器の一部分の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図12】図12は、図9に示す容器の変形例の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図13】図13は、本発明の第3の実施形態の構成を
示す図である。
示す図である。
【図14】図14は、図13に示す容器の全体の構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図15】図15は、図13に示す容器の一部分の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図16】図16は、図13に示す容器の一部分を示す
図である。
図である。
【図17】図17は、従来のシール容器の構成を示す断
面図である。
面図である。
1 シール容器 11 容器本体 12 蓋 13、17 本体側フランジ部 14、18 蓋側フランジ部 13a、13b 本体側係止突起 14a,16a 蓋側係合部 19 長孔 20 長突起
Claims (8)
- 【請求項1】 上端部外周にフランジ部を設けた容器本
体と、当該容器本体に使用される蓋であって可撓性を有
する樹脂からなり前記容器本体の上端に接触する外縁部
と当該外縁部近傍に設けられ前記容器本体のフランジ部
に係合する係合部とを有する蓋とを具え、 前記容器本体のフランジ部あるいは前記蓋に設けたフラ
ンジ部のいずれか一方に、全周にわたって所定の間隔を
おいて形成された複数の係止突起あるいは全周に渡って
形成された一の係止突起を設け、 当該係止突起を本体側に設けた場合は前記蓋側のフラン
ジ部に、係止突起を蓋側に設けた場合は前記本体側のフ
ランジに、当該係止突起に上下方向において係合する係
合部を設けたことを特徴とする容器。 - 【請求項2】 容器の外周近傍の少なくとも一部分に、
前記容器本体側あるいは蓋側に設けた係止突起の係止の
度合いが他の部分のそれよりも弱くなる部分を設けたこ
とを特徴とする請求項1に記載の容器。 - 【請求項3】 請求項2に記載の容器において、前記容
器本体側あるいは蓋側に設けた係止突起の係止の度合い
がある部分において最も小さく、この係止の度合いの最
も小さい係止突起から離れるに従って係止の度合いが徐
々に強くなるように構成したことを特徴とする容器。 - 【請求項4】 前記係止の度合いの弱い部分が容器の角
部に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に
記載の容器。 - 【請求項5】 前記容器本体の上端外周に設けたフラン
ジ部が断面U字形状を有し、このフランジの内側部下端
に外側に向けて突出する第1の係止突起を設けると共
に、当該フランジ部の外側壁上端の前記第1の係止突起
に対応する位置に内側に向けて突出する第2の係止突起
を設け、前記蓋の段部外周に設けたフランジ部下端の係
合部を前記第1及び第2の係止突起間に位置させて容器
を密閉するようにしたことを特徴とする請求項1ないし
4のいずれかに記載の容器。 - 【請求項6】 前記容器本体の上端外周に設けたフラン
ジ部が断面U字形状を有し、このフランジ部の内側下端
に外側に向けて突出する第1の係止突起を設けると共
に、当該フランジ部の外側壁上端に内側に向けて突出す
る第2の係止突起を全周にわたって設け、前記蓋の段部
外周に設けたフランジ部下端の係合部を前記第1及び第
2の係止突起間に位置させて容器を密閉するようにした
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
容器。 - 【請求項7】 前記蓋の外縁部近傍に設けたフランジ部
の外壁下端に内側に向けて突出する係止突起を設け、前
記容器本体の上端外周に設けたフランジ部の先端部が下
側に向けて突出しており、この先端部を前記蓋側の係止
突起に係止させて容器を密閉するようにしたことを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかに記載の容器。 - 【請求項8】 前記容器本体の上端外周に水平に設けた
フランジ部に、本体の外周に沿って延在し、一方の長辺
を凹状に形成した長孔を所定の間隔をおいて複数個設け
ると共に、前記蓋の外縁部近傍に水平に設けたフランジ
部の下側面の前記長孔に対応する位置に、当該長孔に係
合可能な断面L字形状の係止突起を設け、この係止突起
を前記本体側に設けた長孔に係合させたときに、長孔と
の係止部分の前記容器の外周に直交する方向における長
さが前記長孔の凹みの中心から離れるに従って徐々に短
くなるように構成したことを特徴とする請求項1ないし
4のいずれかに記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9099578A JPH10278953A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 容 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9099578A JPH10278953A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 容 器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10278953A true JPH10278953A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14250995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9099578A Pending JPH10278953A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 容 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10278953A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2445109A (en) * | 2006-12-21 | 2008-06-25 | Chandela Ltd | Paint container with closure and actuating button |
JP2008162662A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Nishimune Kk | 密閉容器 |
USD597831S1 (en) | 2007-12-04 | 2009-08-11 | Kraft Foods Global Brands Llc | Food package |
US7810302B2 (en) | 2005-10-25 | 2010-10-12 | Kraft Foods Global Brands Llc | Method of forming reclose mechanism in a reclosable package |
US8911807B2 (en) | 2009-11-06 | 2014-12-16 | Kraft Foods Group Brands Llc | Container for sliced and fluffed food products |
-
1997
- 1997-04-03 JP JP9099578A patent/JPH10278953A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7810302B2 (en) | 2005-10-25 | 2010-10-12 | Kraft Foods Global Brands Llc | Method of forming reclose mechanism in a reclosable package |
US10183766B2 (en) | 2005-10-25 | 2019-01-22 | Kraft Foods Group Brands Llc | Method for forming a reclose mechanism on a reclosable package |
US11034469B2 (en) | 2005-10-25 | 2021-06-15 | Kraft Foods Group Brands Llc | Method for forming a reclose mechanism on a reclosable package |
GB2445109A (en) * | 2006-12-21 | 2008-06-25 | Chandela Ltd | Paint container with closure and actuating button |
GB2445109B (en) * | 2006-12-21 | 2009-03-11 | Chandela Ltd | A container and container closure |
US8777052B2 (en) | 2006-12-21 | 2014-07-15 | Chandela Limited | Container and container closure |
JP2008162662A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Nishimune Kk | 密閉容器 |
USD597831S1 (en) | 2007-12-04 | 2009-08-11 | Kraft Foods Global Brands Llc | Food package |
US8911807B2 (en) | 2009-11-06 | 2014-12-16 | Kraft Foods Group Brands Llc | Container for sliced and fluffed food products |
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