JPH10271881A - モータ及びモータ制御方法 - Google Patents
モータ及びモータ制御方法Info
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- JPH10271881A JPH10271881A JP9076079A JP7607997A JPH10271881A JP H10271881 A JPH10271881 A JP H10271881A JP 9076079 A JP9076079 A JP 9076079A JP 7607997 A JP7607997 A JP 7607997A JP H10271881 A JPH10271881 A JP H10271881A
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- Japan
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- rotating body
- rotor
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のセンサレスモータでは、起動時のロー
タ位置が分らないため、場合によっては逆回転してしま
う等、起動安定性に欠けるという問題を有していた。 【解決手段】 高精度な速度制御が可能なセンサレス方
式のブラシレスDCモータに、ロータ3の停止時におい
てもロータ3の位置検出が可能なホール素子等の位置セ
ンサ5を一つ追加し、起動時にこの位置センサ5により
検出されたロータ3の位置に基づき、起動時に励磁すべ
き相に流す電流の極性を決定することによって、ロータ
3を決められた方向に確実に回転させることが可能とな
り、起動安定性の向上を図ることができる。
タ位置が分らないため、場合によっては逆回転してしま
う等、起動安定性に欠けるという問題を有していた。 【解決手段】 高精度な速度制御が可能なセンサレス方
式のブラシレスDCモータに、ロータ3の停止時におい
てもロータ3の位置検出が可能なホール素子等の位置セ
ンサ5を一つ追加し、起動時にこの位置センサ5により
検出されたロータ3の位置に基づき、起動時に励磁すべ
き相に流す電流の極性を決定することによって、ロータ
3を決められた方向に確実に回転させることが可能とな
り、起動安定性の向上を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク再生装置
等に適用可能なブラシレスDCモータ等のモータ及びモ
ータ制御方法に関する。
等に適用可能なブラシレスDCモータ等のモータ及びモ
ータ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりブラシレスDCモータの駆動制
御方式として、ホール素子等のセンサによりロータの位
置検出を行って各相の励磁切り替えタイミングを制御す
る方式が知られているが、センサ付きモータは相数分の
センサが必要となり小形化や低コスト化が困難である。
また、センサ付きモータは、センサの感度や取り付け位
置のバラツキ、ロータの着磁のバラツキ、ステータコイ
ルからの励磁による磁界の乱れにより、高精度な速度制
御、例えばディスクドライブにおけるディスクの線速度
一定制御を実現することが難しく、精度向上に向けて様
々な改善努力を要する。
御方式として、ホール素子等のセンサによりロータの位
置検出を行って各相の励磁切り替えタイミングを制御す
る方式が知られているが、センサ付きモータは相数分の
センサが必要となり小形化や低コスト化が困難である。
また、センサ付きモータは、センサの感度や取り付け位
置のバラツキ、ロータの着磁のバラツキ、ステータコイ
ルからの励磁による磁界の乱れにより、高精度な速度制
御、例えばディスクドライブにおけるディスクの線速度
一定制御を実現することが難しく、精度向上に向けて様
々な改善努力を要する。
【0003】近年、このようなセンサ付きモータに代え
て、ホール素子等のセンサを用いずに高精度な位置検出
を行うことのできるセンサレス方式のモータが、特に小
形化の要求される各種機器において採用される傾向にあ
る。このセンサレスモータは、モータの回転時にステー
タコイルに誘起される逆起電力からロータの位置検出を
行うもので、他のコイルの励磁の影響を受けにくいこ
と、ロータの着磁のバラツキが平均化されることから高
精度な速度制御が可能となる。
て、ホール素子等のセンサを用いずに高精度な位置検出
を行うことのできるセンサレス方式のモータが、特に小
形化の要求される各種機器において採用される傾向にあ
る。このセンサレスモータは、モータの回転時にステー
タコイルに誘起される逆起電力からロータの位置検出を
行うもので、他のコイルの励磁の影響を受けにくいこ
と、ロータの着磁のバラツキが平均化されることから高
精度な速度制御が可能となる。
【0004】しかしながら、このセンサレスモータは停
止時にステータコイルに逆起電力が誘起されないことか
ら起動時のロータの位置を検出できない。このため、ロ
ータの回転方向が決められている場合の、起動時に励磁
する相に流す電流の極性を特定できず、ときにはロータ
が逆回転してしまうなど、安定した起動動作が保証され
ないと言う問題がある。
止時にステータコイルに逆起電力が誘起されないことか
ら起動時のロータの位置を検出できない。このため、ロ
ータの回転方向が決められている場合の、起動時に励磁
する相に流す電流の極性を特定できず、ときにはロータ
が逆回転してしまうなど、安定した起動動作が保証され
ないと言う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のセ
ンサレスモータでは、起動時のロータ位置が分らないた
め、場合によっては逆回転してしまう等、起動安定性に
欠けるという問題を有していた。
ンサレスモータでは、起動時のロータ位置が分らないた
め、場合によっては逆回転してしまう等、起動安定性に
欠けるという問題を有していた。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、高精度な速度制御を可能とし、且つ起動
時の回転体の回転方向を限定して起動安定性の向上を図
ることのできるモータ及びモータ制御方法の提供を目的
としている。
されたもので、高精度な速度制御を可能とし、且つ起動
時の回転体の回転方向を限定して起動安定性の向上を図
ることのできるモータ及びモータ制御方法の提供を目的
としている。
【0007】また、本発明は、高精度な速度制御を可能
とし、且つ起動時の回転体の回転の開始を即座にしかも
確実に判断することのできるモータ及びモータ制御方法
の提供を目的としている。
とし、且つ起動時の回転体の回転の開始を即座にしかも
確実に判断することのできるモータ及びモータ制御方法
の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明のモータは、請求項1に記載されたよう
に、回転体の位置検出を行う第1の位置検出手段と、駆
動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を行
う第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段の検
出結果に基づいて起動時に励磁すべき相を判断し、且つ
前記第2の位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御
を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
るために本発明のモータは、請求項1に記載されたよう
に、回転体の位置検出を行う第1の位置検出手段と、駆
動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を行
う第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段の検
出結果に基づいて起動時に励磁すべき相を判断し、且つ
前記第2の位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御
を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明のモータは請求項2に記載さ
れたように、回転体の位置検出を行う第1の位置検出手
段と、駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置
検出を行う第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出
手段の検出結果に基づいて起動時に励磁すべき相に流す
電流の極性を判断し、且つ前記第2の位置検出手段の検
出結果に基づいて速度制御を行う制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
れたように、回転体の位置検出を行う第1の位置検出手
段と、駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置
検出を行う第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出
手段の検出結果に基づいて起動時に励磁すべき相に流す
電流の極性を判断し、且つ前記第2の位置検出手段の検
出結果に基づいて速度制御を行う制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明は、駆動巻線に誘起され
た逆起電力から回転体の位置検出を行って高精度な速度
制御を可能としたモータに、回転体の停止時においても
回転体の位置検出を行うことのできる例えばホール素子
等の第1の位置検出手段を設けたことにより、この第1
の位置検出手段によって検出された起動時の回転体の位
置に基づいて、回転体を決められた方向に回転させるた
めに励磁すべき相又は励磁すべき相に流す電流の極性を
判断でき、これにより起動時に回転体が逆回転するとい
った不具合が生じることを防止でき、起動安定性に優れ
たモータを実現することが可能となる。
た逆起電力から回転体の位置検出を行って高精度な速度
制御を可能としたモータに、回転体の停止時においても
回転体の位置検出を行うことのできる例えばホール素子
等の第1の位置検出手段を設けたことにより、この第1
の位置検出手段によって検出された起動時の回転体の位
置に基づいて、回転体を決められた方向に回転させるた
めに励磁すべき相又は励磁すべき相に流す電流の極性を
判断でき、これにより起動時に回転体が逆回転するとい
った不具合が生じることを防止でき、起動安定性に優れ
たモータを実現することが可能となる。
【0011】また、本発明のモータは請求項3に記載さ
れたように、回転体の位置検出を行う第1の位置検出手
段と、駆動巻線に誘起された逆起電力から前記回転体の
位置検出を行う第2の位置検出手段と、前記第1の位置
検出手段の検出結果に基づいて起動時に前記回転体が回
転し始めたか否かを判断し、且つ前記第2の位置検出手
段の検出結果に基づいて速度制御を行う制御手段とを具
備することを特徴とする。
れたように、回転体の位置検出を行う第1の位置検出手
段と、駆動巻線に誘起された逆起電力から前記回転体の
位置検出を行う第2の位置検出手段と、前記第1の位置
検出手段の検出結果に基づいて起動時に前記回転体が回
転し始めたか否かを判断し、且つ前記第2の位置検出手
段の検出結果に基づいて速度制御を行う制御手段とを具
備することを特徴とする。
【0012】すなわち、本発明は、例えばホール素子等
の第1の位置検出手段の検出結果から、起動直後に回転
体が実際に回転し始めたか否かを即座に且つ正確に判断
することができ、これにより、駆動巻線に誘起された逆
起電力から回転体の位置検出を行って高精度な速度制御
を可能とし且つ起動時に高トルクを発生させて回転の立
ち上げ時間の短縮化を図ったモータにおいて、供給電力
の最適な切り替えタイミングを判断することなどが可能
となり、起動安定性に優れたモータを実現することが可
能となる。
の第1の位置検出手段の検出結果から、起動直後に回転
体が実際に回転し始めたか否かを即座に且つ正確に判断
することができ、これにより、駆動巻線に誘起された逆
起電力から回転体の位置検出を行って高精度な速度制御
を可能とし且つ起動時に高トルクを発生させて回転の立
ち上げ時間の短縮化を図ったモータにおいて、供給電力
の最適な切り替えタイミングを判断することなどが可能
となり、起動安定性に優れたモータを実現することが可
能となる。
【0013】さらに、本発明のモータ制御方法は、請求
項5に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を
行う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励
磁すべき相を判断し、起動後、駆動巻線に誘起された逆
起電力から前記回転体の位置検出を行う第2の位置検出
手段の検出結果に基づいて速度制御を行うことを特徴と
するものである。
項5に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を
行う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励
磁すべき相を判断し、起動後、駆動巻線に誘起された逆
起電力から前記回転体の位置検出を行う第2の位置検出
手段の検出結果に基づいて速度制御を行うことを特徴と
するものである。
【0014】また、本発明のモータ制御方法は、請求項
5に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を行
う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励磁
すべき相を判断し、起動後、駆動巻線に誘起された逆起
電力から前記回転体の位置検出を行う第2の位置検出手
段の検出結果に基づいて速度制御を行うことを特徴とす
るものである。
5に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を行
う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励磁
すべき相を判断し、起動後、駆動巻線に誘起された逆起
電力から前記回転体の位置検出を行う第2の位置検出手
段の検出結果に基づいて速度制御を行うことを特徴とす
るものである。
【0015】さらに、本発明のモータ制御方法は、請求
項6に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を
行う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励
磁すべき相に流す電流の極性を判断し、起動後、駆動巻
線に誘起された逆起電力から前記回転体の位置検出を行
う第2の位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御を
行うことを特徴とする。
項6に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を
行う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励
磁すべき相に流す電流の極性を判断し、起動後、駆動巻
線に誘起された逆起電力から前記回転体の位置検出を行
う第2の位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御を
行うことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、第1の位置検出手段によ
って検出された起動時の回転体の位置に基づいて、回転
体を決められた方向に回転させるために励磁すべき相又
は励磁すべき相に流す電流の極性を判断でき、これによ
り起動時に回転体が逆回転するといった不具合が生じる
ことを防止でき、起動安定性の向上を図ることができ
る。
って検出された起動時の回転体の位置に基づいて、回転
体を決められた方向に回転させるために励磁すべき相又
は励磁すべき相に流す電流の極性を判断でき、これによ
り起動時に回転体が逆回転するといった不具合が生じる
ことを防止でき、起動安定性の向上を図ることができ
る。
【0017】また、本発明のモータ制御方法は、請求項
7に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を行
う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて前記回転体
が回転し始めた否かを確認し、起動後、駆動巻線に誘起
された逆起電力から前記回転体の位置検出を行う第2の
位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御を行うこと
を特徴とする。
7に記載されたように、起動時、回転体の位置検出を行
う第1の位置検出手段の検出結果に基づいて前記回転体
が回転し始めた否かを確認し、起動後、駆動巻線に誘起
された逆起電力から前記回転体の位置検出を行う第2の
位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御を行うこと
を特徴とする。
【0018】本発明によれば、例えばホール素子等の第
1の位置検出手段の検出結果から、起動直後に回転体が
実際に回転し始めたか否かを即座に且つ正確に判断する
ことができ、これにより、駆動巻線に誘起された逆起電
力から回転体の位置検出を行って高精度な速度制御を可
能とし且つ起動時に高トルクを発生させて回転の立ち上
げ時間の短縮化を図ったモータにおいて、供給電力の最
適な切り替えタイミングを判断することなどが可能とな
り、起動安定性の向上を図ることができる。
1の位置検出手段の検出結果から、起動直後に回転体が
実際に回転し始めたか否かを即座に且つ正確に判断する
ことができ、これにより、駆動巻線に誘起された逆起電
力から回転体の位置検出を行って高精度な速度制御を可
能とし且つ起動時に高トルクを発生させて回転の立ち上
げ時間の短縮化を図ったモータにおいて、供給電力の最
適な切り替えタイミングを判断することなどが可能とな
り、起動安定性の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。
基づき詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態であるブラシレ
スDCモータ及びその駆動回路の構成を示す図である。
スDCモータ及びその駆動回路の構成を示す図である。
【0021】本実施形態のブラシレスDCモータは、3
相のステータコイルU,V,Wのうち2相を同時に励磁
し、励磁電流の極性が周期的に切り替わるバイポーラ駆
動方式を採っている。101は各相のステータコイル
U,V,Wに選択的に駆動電流111を流す駆動回路で
あり、102はロータ103の回転時に各相のステータ
コイルU,V,W(励磁されていないステータコイル)
に誘起される逆起電力112からロータ103の位置検
出を行い、その検出結果を駆動制御回路104にフィー
ドバックするロータ位置検出回路である。
相のステータコイルU,V,Wのうち2相を同時に励磁
し、励磁電流の極性が周期的に切り替わるバイポーラ駆
動方式を採っている。101は各相のステータコイル
U,V,Wに選択的に駆動電流111を流す駆動回路で
あり、102はロータ103の回転時に各相のステータ
コイルU,V,W(励磁されていないステータコイル)
に誘起される逆起電力112からロータ103の位置検
出を行い、その検出結果を駆動制御回路104にフィー
ドバックするロータ位置検出回路である。
【0022】駆動制御回路104はこのロータ位置検出
回路102より入力したロータ位置検出信号113に基
づいて、所定の速度制御例えば線速度一定制御或いは定
速制御等を行うべく各相のステータコイルU,V,Wの
励磁切り替えタイミングを生成し、このタイミングに従
って駆動回路101に駆動相指示信号114を出力す
る。また、105はロータ103の磁極を検出してロー
タ103の位置検出を行うホール素子等の位置センサで
あり、この位置センサ105は起動時のロータ位置検出
を行うものとして一つだけ設けられている。この位置セ
ンサ105の出力信号115はセンサアンプ106にて
所定の基準レベルにより二値化され、起動時のロータ位
置検出信号116として駆動制御回路104に与えられ
る。
回路102より入力したロータ位置検出信号113に基
づいて、所定の速度制御例えば線速度一定制御或いは定
速制御等を行うべく各相のステータコイルU,V,Wの
励磁切り替えタイミングを生成し、このタイミングに従
って駆動回路101に駆動相指示信号114を出力す
る。また、105はロータ103の磁極を検出してロー
タ103の位置検出を行うホール素子等の位置センサで
あり、この位置センサ105は起動時のロータ位置検出
を行うものとして一つだけ設けられている。この位置セ
ンサ105の出力信号115はセンサアンプ106にて
所定の基準レベルにより二値化され、起動時のロータ位
置検出信号116として駆動制御回路104に与えられ
る。
【0023】ここで、位置センサ105は、図2に示す
ように、起動時に励磁される2相例えばV相とW相のス
テータコイルの中間のロータ位置を検出できるように配
置することが最適である。但し、位置センサ105の位
置は上記位置に限定されず、起動時に励磁すべき2相に
流す電流の極性を、決められた方向にロータ103を回
転させることができるように特定することができる位置
であれば、どの位置に配置しても構わない。また、位置
センサ105はホール素子に限らず、その他、光反射方
式のセンサ等、ロータ103の静止時にロータの位置を
検出できるものであれば何でもよい。
ように、起動時に励磁される2相例えばV相とW相のス
テータコイルの中間のロータ位置を検出できるように配
置することが最適である。但し、位置センサ105の位
置は上記位置に限定されず、起動時に励磁すべき2相に
流す電流の極性を、決められた方向にロータ103を回
転させることができるように特定することができる位置
であれば、どの位置に配置しても構わない。また、位置
センサ105はホール素子に限らず、その他、光反射方
式のセンサ等、ロータ103の静止時にロータの位置を
検出できるものであれば何でもよい。
【0024】次に、この実施形態の動作を説明する。
【0025】駆動制御回路104に外部例えば上位のコ
ントローラよりモータ起動信号が入力されると、駆動制
御回路104はセンサアンプ106を通じて位置センサ
105の出力である起動時のロータ位置検出信号116
を取り込み、この起動時のロータ位置検出信号116に
基づいて起動時最初に励磁すべき2相のステータコイル
V,Wに流す励磁電流の極性を決定する。
ントローラよりモータ起動信号が入力されると、駆動制
御回路104はセンサアンプ106を通じて位置センサ
105の出力である起動時のロータ位置検出信号116
を取り込み、この起動時のロータ位置検出信号116に
基づいて起動時最初に励磁すべき2相のステータコイル
V,Wに流す励磁電流の極性を決定する。
【0026】例えば、位置センサ105により得た起動
時のロータ位置検出信号116のレベルはロータ103
の位置(磁極)が“N極”のとき“H(ハイ)”とな
る。この場合、図2のに示すように、駆動制御回路1
04はV相の励磁極性を“N”、W相の励磁極性を“S
極”とする。これにより、ロータ103は図2において
矢印で示すように右方向へ移動(回転)を開始する。以
降、各相のステータコイルとロータ位置との関係はか
ら,,,,,へと移り変わる。
時のロータ位置検出信号116のレベルはロータ103
の位置(磁極)が“N極”のとき“H(ハイ)”とな
る。この場合、図2のに示すように、駆動制御回路1
04はV相の励磁極性を“N”、W相の励磁極性を“S
極”とする。これにより、ロータ103は図2において
矢印で示すように右方向へ移動(回転)を開始する。以
降、各相のステータコイルとロータ位置との関係はか
ら,,,,,へと移り変わる。
【0027】なお、ロータ103の回転時、励磁されて
いない相(Xで示す。)のステータコイルには逆起電力
が誘起され、その逆起電力はロータ位置検出回路102
に入力されてロータ回転時のロータ位置検出が行われ
る。これにより得たロータ位置検出信号113は駆動制
御回路104にフィードバックされ、線速度一定制御或
いは定速制御等の速度制御が実行される。
いない相(Xで示す。)のステータコイルには逆起電力
が誘起され、その逆起電力はロータ位置検出回路102
に入力されてロータ回転時のロータ位置検出が行われ
る。これにより得たロータ位置検出信号113は駆動制
御回路104にフィードバックされ、線速度一定制御或
いは定速制御等の速度制御が実行される。
【0028】また、起動時の各相のステータコイルとロ
ータ位置との関係が図2のの場合つまりロータ103
の検出位置(磁極)が“S極”の場合、位置センサ10
5により得た起動時のロータ位置検出信号116のレベ
ルは“L(ロウ)”となり、駆動制御回路104は起動
時最初に励磁されるV相とW相の励磁極性を前記の場
合とは逆に“S”“N”とする。これによってロータ1
03は前記同様に図2において右方向へ移動(回転)を
開始する。
ータ位置との関係が図2のの場合つまりロータ103
の検出位置(磁極)が“S極”の場合、位置センサ10
5により得た起動時のロータ位置検出信号116のレベ
ルは“L(ロウ)”となり、駆動制御回路104は起動
時最初に励磁されるV相とW相の励磁極性を前記の場
合とは逆に“S”“N”とする。これによってロータ1
03は前記同様に図2において右方向へ移動(回転)を
開始する。
【0029】このように、この実施形態によれば、高精
度な速度制御が可能なセンサレス方式のブラシレスDC
モータに、ロータ103の停止時においてもロータ10
3の位置検出が可能なホール素子等の位置センサ105
を一つ追加し、起動時にこの位置センサ105により検
出されたロータ103の位置に基づき、起動時に励磁す
べき相に流す電流の極性を決定することによって、ロー
タ103を決められた方向に確実に回転させることが可
能となり、起動安定性の向上を図ることができる。
度な速度制御が可能なセンサレス方式のブラシレスDC
モータに、ロータ103の停止時においてもロータ10
3の位置検出が可能なホール素子等の位置センサ105
を一つ追加し、起動時にこの位置センサ105により検
出されたロータ103の位置に基づき、起動時に励磁す
べき相に流す電流の極性を決定することによって、ロー
タ103を決められた方向に確実に回転させることが可
能となり、起動安定性の向上を図ることができる。
【0030】また、位置センサ105の検出信号は起動
時にロータ103が実際に回転し始めたかどうかの確認
に用いることもできる。すなわち、起動直後の低速回転
時はステータコイルに誘起される逆起電力が小さいため
にロータ103の回転を検出できず、よって回転を開始
したことを即座に検出できないが、位置センサ105の
出力はロータ103の回転速度に依存しないのでロータ
103が回転し始めたことを即座に確認することが可能
となる。これにより、例えば、起動時に高トルクを発生
させて回転の立ち上げ時間を短縮化したモータにおい
て、供給電力の最適な切り替えタイミングを判断するこ
となどが可能となる。
時にロータ103が実際に回転し始めたかどうかの確認
に用いることもできる。すなわち、起動直後の低速回転
時はステータコイルに誘起される逆起電力が小さいため
にロータ103の回転を検出できず、よって回転を開始
したことを即座に検出できないが、位置センサ105の
出力はロータ103の回転速度に依存しないのでロータ
103が回転し始めたことを即座に確認することが可能
となる。これにより、例えば、起動時に高トルクを発生
させて回転の立ち上げ時間を短縮化したモータにおい
て、供給電力の最適な切り替えタイミングを判断するこ
となどが可能となる。
【0031】さらに、位置センサ105の検出信号は、
起動信号が入力されたときにロータ103が回転してい
るかどうかの判断にも利用することができる。例えば、
起動時に高トルクを発生させて回転の立ち上げ時間を短
縮化したモータにおいて、起動信号が入力されたときの
ロータ103の回転速度を位置センサ105の検出信号
から求め、所定の速度以上で回転している場合は、起動
時の高トルク発生用の電力供給プロセスを省略するとい
った制御を行うことができる。
起動信号が入力されたときにロータ103が回転してい
るかどうかの判断にも利用することができる。例えば、
起動時に高トルクを発生させて回転の立ち上げ時間を短
縮化したモータにおいて、起動信号が入力されたときの
ロータ103の回転速度を位置センサ105の検出信号
から求め、所定の速度以上で回転している場合は、起動
時の高トルク発生用の電力供給プロセスを省略するとい
った制御を行うことができる。
【0032】以上本発明の実施形態として、2相励磁・
バイポーラ駆動方式のモータについて説明したが、本発
明はこのようなモータへの適用に限定されるものではな
く、単相或いは3相以上のバイポーラ駆動型のモータは
勿論、ユニポーラ駆動方式のモータにも適用できるな
ど、様々な駆動方式のモータに適用可能である。
バイポーラ駆動方式のモータについて説明したが、本発
明はこのようなモータへの適用に限定されるものではな
く、単相或いは3相以上のバイポーラ駆動型のモータは
勿論、ユニポーラ駆動方式のモータにも適用できるな
ど、様々な駆動方式のモータに適用可能である。
【0033】また、本実施形態では、起動時に位置セン
サ105により検出されたロータ103の位置に基づい
て起動時に励磁すべき相に流す電流の極性を決定するよ
うにしたが、起動時の励磁極性が固定されているモータ
やユニポーラ駆動方式のモータ等においては、起動時に
位置センサ105により検出されたロータ103の位置
に基づいて起動時に励磁すべき相を決定してロータ10
3を決められた方向に回転させるように構成してもよ
い。
サ105により検出されたロータ103の位置に基づい
て起動時に励磁すべき相に流す電流の極性を決定するよ
うにしたが、起動時の励磁極性が固定されているモータ
やユニポーラ駆動方式のモータ等においては、起動時に
位置センサ105により検出されたロータ103の位置
に基づいて起動時に励磁すべき相を決定してロータ10
3を決められた方向に回転させるように構成してもよ
い。
【0034】ところで、この実施形態のブラシレスDC
モータ及びその駆動回路は、例えば次のようなCD−R
OMドライブのディスクモータ36及びCLVモータ制
御回路23として用いることができる。
モータ及びその駆動回路は、例えば次のようなCD−R
OMドライブのディスクモータ36及びCLVモータ制
御回路23として用いることができる。
【0035】図3にこのCD−ROMドライブの全体的
な構成を示す。光学式ピックアップ1によってCD−R
OMディスク2から読み出された信号はRFアンプ回路
3に供給される。RFアンプ回路3は光学式ピックアッ
プ1の出力からフォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号4を抽出しフォーカス・トラッキング制御回路
5に供給すると共にレベルスライス・PLL回路6へ増
幅したRF信号7を供給する。フォーカス・トラッキン
グ制御回路5はRFアンプ回路3より供給されるフォー
カスエラー信号とトラッキングエラー信号4より光学式
ピックアップ1のレンズ制御信号を生成し光学式ピック
アップ1に供給する。
な構成を示す。光学式ピックアップ1によってCD−R
OMディスク2から読み出された信号はRFアンプ回路
3に供給される。RFアンプ回路3は光学式ピックアッ
プ1の出力からフォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号4を抽出しフォーカス・トラッキング制御回路
5に供給すると共にレベルスライス・PLL回路6へ増
幅したRF信号7を供給する。フォーカス・トラッキン
グ制御回路5はRFアンプ回路3より供給されるフォー
カスエラー信号とトラッキングエラー信号4より光学式
ピックアップ1のレンズ制御信号を生成し光学式ピック
アップ1に供給する。
【0036】送りモータ制御回路8はフォーカス・トラ
ッキング制御回路5より供給されるトラッキングエラー
成分、送りモータ9より検出される送りモータの回転に
応じて検出されたパルス信号10、およびシステムコン
トロール回路11より供給されるサーチ指示信号12か
ら送りモータ9の駆動信号13を生成し供給する。
ッキング制御回路5より供給されるトラッキングエラー
成分、送りモータ9より検出される送りモータの回転に
応じて検出されたパルス信号10、およびシステムコン
トロール回路11より供給されるサーチ指示信号12か
ら送りモータ9の駆動信号13を生成し供給する。
【0037】レベルスライス・PLL回路6はRF信号
を2値化してEFM信号を得ると同時にこのEFM信号
を読み取るためにEFM信号に同期したPLLクロック
14を生成する。2値化したEFM信号15はCD信号
処理回路16に供給される。またPLLクロック14は
CD信号処理回路16およびセレクタ17に供給され
る。
を2値化してEFM信号を得ると同時にこのEFM信号
を読み取るためにEFM信号に同期したPLLクロック
14を生成する。2値化したEFM信号15はCD信号
処理回路16に供給される。またPLLクロック14は
CD信号処理回路16およびセレクタ17に供給され
る。
【0038】CD信号処理回路16はPLLクロック1
4を用いてCDの同期信号を検出し、これを基にデータ
分離、EFM復調を行う。そしてCD信号処理回路16
は復調したデータよりサブコードデータ18のみを抜き
出しシステムコントロール回路11に供給すると共に他
のメインとなるデータについてはPLLクロック14に
従ってRAM19に書き込む。さらにCD信号処理回路
16は、セレクタ17を通じて供給されるクロックに従
ってRAM19よりデータを読み出し訂正処理を行う。
また検出されたCDのフレーム同期信号22はCLVモ
ータ制御回路23に供給される。一方、訂正処理された
データはセレクタ24を経由して補間回路25またはC
D−ROM信号処理回路26に供給される。
4を用いてCDの同期信号を検出し、これを基にデータ
分離、EFM復調を行う。そしてCD信号処理回路16
は復調したデータよりサブコードデータ18のみを抜き
出しシステムコントロール回路11に供給すると共に他
のメインとなるデータについてはPLLクロック14に
従ってRAM19に書き込む。さらにCD信号処理回路
16は、セレクタ17を通じて供給されるクロックに従
ってRAM19よりデータを読み出し訂正処理を行う。
また検出されたCDのフレーム同期信号22はCLVモ
ータ制御回路23に供給される。一方、訂正処理された
データはセレクタ24を経由して補間回路25またはC
D−ROM信号処理回路26に供給される。
【0039】セレクタ17の切り換えはシステムコント
ロール回路11より出力されるオーディオ/ROM切り
換え指示信号27により行われる。セレクタ17は指示
信号27によってオーディオが指示されている時、クロ
ック発生器20より出力されるX´TAL系のクロック
21aを選択し、ROMが指示されている時はレベルス
ライス・PLL回路6より出力される再生系のPLLク
ロック14を選択してCD信号処理回路16に供給す
る。
ロール回路11より出力されるオーディオ/ROM切り
換え指示信号27により行われる。セレクタ17は指示
信号27によってオーディオが指示されている時、クロ
ック発生器20より出力されるX´TAL系のクロック
21aを選択し、ROMが指示されている時はレベルス
ライス・PLL回路6より出力される再生系のPLLク
ロック14を選択してCD信号処理回路16に供給す
る。
【0040】セレクタ24の切り換えもシステムコント
ロール回路11より出力されるオーディオ/ROM切り
換え指示信号27により行われる。セレクタ24は指示
信号27によってオーディオが指示されている時、補間
回路25にデータを供給し、ROMが指示されている時
はCD−ROM信号処理回路26にデータを供給する。
補間回路25はデータにエラーフラグが付いている時
のみデータの補間を行い、その出力をDA変換器28に
供給する。DA変換器28はデータをディジタルからア
ナログに変換しLPF(ローパスフィルタ)28aを通
して再生オーディオ信号として出力する。
ロール回路11より出力されるオーディオ/ROM切り
換え指示信号27により行われる。セレクタ24は指示
信号27によってオーディオが指示されている時、補間
回路25にデータを供給し、ROMが指示されている時
はCD−ROM信号処理回路26にデータを供給する。
補間回路25はデータにエラーフラグが付いている時
のみデータの補間を行い、その出力をDA変換器28に
供給する。DA変換器28はデータをディジタルからア
ナログに変換しLPF(ローパスフィルタ)28aを通
して再生オーディオ信号として出力する。
【0041】CD−ROM信号処理回路26は、CD−
ROMデータよりCD−ROMの同期信号の検出、CD
−ROMデータのスクランブル解除、CD−ROMデー
タの訂正処理、Bufferメモリ29へのデータの書
き込み/読み出し制御を行う。CD−ROMの同期信号
検出およびCD−ROMデータのスクランブル解除は、
セレクタ17より供給されるクロックに従って行われ、
データ訂正処理、Bufferメモリ29へのデータの
書き込み/読み出し制御はクロック発生器20より供給
されるクロック21bに従って行われる。Buffer
メモリ29から読み出されたデータはインターフェイス
制御回路30を通して外部デバイスであるホストコンピ
ュータに転送される。またCD−ROM信号処理回路2
6は、CD−ROMデータのアドレスであるHEADE
Rデータ31をシステムコントロール回路11に供給す
る。
ROMデータよりCD−ROMの同期信号の検出、CD
−ROMデータのスクランブル解除、CD−ROMデー
タの訂正処理、Bufferメモリ29へのデータの書
き込み/読み出し制御を行う。CD−ROMの同期信号
検出およびCD−ROMデータのスクランブル解除は、
セレクタ17より供給されるクロックに従って行われ、
データ訂正処理、Bufferメモリ29へのデータの
書き込み/読み出し制御はクロック発生器20より供給
されるクロック21bに従って行われる。Buffer
メモリ29から読み出されたデータはインターフェイス
制御回路30を通して外部デバイスであるホストコンピ
ュータに転送される。またCD−ROM信号処理回路2
6は、CD−ROMデータのアドレスであるHEADE
Rデータ31をシステムコントロール回路11に供給す
る。
【0042】インターフェイス制御回路30はホストコ
ンピュータとの動作命令の送受およびデータの送受等、
インターフェイスに関する交信制御を行う。動作命令は
インターフェイス制御回路30を介してシステムコント
ローラ11とホストコンピュータとの間で送受される。
ンピュータとの動作命令の送受およびデータの送受等、
インターフェイスに関する交信制御を行う。動作命令は
インターフェイス制御回路30を介してシステムコント
ローラ11とホストコンピュータとの間で送受される。
【0043】CLVモータ制御回路23は、システムコ
ントロール回路11より供給されるオーディオ/ROM
切り換え指示信号27、CD信号処理回路16より供給
されるPLL系のフレーム同期信号22、クロック発生
器20より供給されるX´TAL系のシステムクロック
21cに基づいて、ディスクモータ36の制御信号35
を生成してディスクモータ36に供給する。
ントロール回路11より供給されるオーディオ/ROM
切り換え指示信号27、CD信号処理回路16より供給
されるPLL系のフレーム同期信号22、クロック発生
器20より供給されるX´TAL系のシステムクロック
21cに基づいて、ディスクモータ36の制御信号35
を生成してディスクモータ36に供給する。
【0044】また、CLVモータ制御回路23は、シス
テムコントロール回路11よりオーディオへの切り替え
を指示する指示信号27を入力した時、CLV方式の制
御を行う。
テムコントロール回路11よりオーディオへの切り替え
を指示する指示信号27を入力した時、CLV方式の制
御を行う。
【0045】システムコントロール回路11はサーチ、
各回路の動作ON/OFF制御等、CD−ROM全体の
動作制御を行う。またシステムコントロール回路11は
CD信号処理回路16で復調されたサブコードデータよ
りメインデータがオーディオデータかCD−ROMデー
タかを判断し、その結果に応じたオーディオ/ROM切
り換え指示信号27を各セレクタ17、24に出力す
る。
各回路の動作ON/OFF制御等、CD−ROM全体の
動作制御を行う。またシステムコントロール回路11は
CD信号処理回路16で復調されたサブコードデータよ
りメインデータがオーディオデータかCD−ROMデー
タかを判断し、その結果に応じたオーディオ/ROM切
り換え指示信号27を各セレクタ17、24に出力す
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を
行って高精度な速度制御を可能としたセンサレス方式の
モータの利点を生かしながら、起動時に回転体を決めら
れた方向へ確実に回転させることができ、更には起動直
後に回転体が実際に回転し始めたか否かを即座に且つ正
確に判断することができるなど、起動安定性の向上を図
ることが可能となる。
駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を
行って高精度な速度制御を可能としたセンサレス方式の
モータの利点を生かしながら、起動時に回転体を決めら
れた方向へ確実に回転させることができ、更には起動直
後に回転体が実際に回転し始めたか否かを即座に且つ正
確に判断することができるなど、起動安定性の向上を図
ることが可能となる。
【図1】本発明の一実施形態であるブラシレスDCモー
タ及びその駆動回路の構成を示す図
タ及びその駆動回路の構成を示す図
【図2】図1のブラシレスDCモータにおける各相のス
テータコイルとロータ位置との関係を示す図
テータコイルとロータ位置との関係を示す図
【図3】図1のブラシレスDCモータ及びその駆動回路
を用いたディスクドライブの全体構成を示すブロック図
を用いたディスクドライブの全体構成を示すブロック図
U,V,W……各相のステータコイル 101……駆動回路 102……ロータ位置検出回路 103……ロータ 104……駆動制御回路 105……位置センサ 106……センサアンプ
Claims (8)
- 【請求項1】 回転体の位置検出を行う第1の位置検出
手段と、 駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を
行う第2の位置検出手段と、 前記第1の位置検出手段の検出結果に基づいて起動時に
励磁すべき相を判断し、且つ前記第2の位置検出手段の
検出結果に基づいて速度制御を行う制御手段とを具備す
ることを特徴とするモータ。 - 【請求項2】 回転体の位置検出を行う第1の位置検出
手段と、 駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を
行う第2の位置検出手段と、 前記第1の位置検出手段の検出結果に基づいて起動時に
励磁すべき相に流す電流の極性を判断し、且つ前記第2
の位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御を行う制
御手段とを具備することを特徴とするモータ。 - 【請求項3】 回転体の位置検出を行う第1の位置検出
手段と、 駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を
行う第2の位置検出手段と、 前記第1の位置検出手段の検出結果に基づいて起動時に
前記回転体が回転し始めたか否かを判断し、且つ前記第
2の位置検出手段の検出結果に基づいて速度制御を行う
制御手段とを具備することを特徴とするモータ。 - 【請求項4】 回転体の位置検出を行う第1の位置検出
手段と、 駆動巻線に誘起された逆起電力から回転体の位置検出を
行う第2の位置検出手段と、 前記第1の位置検出手段の検出結果に基づいて、起動時
に励磁すべき相又は起動時に励磁すべき相に流す電流の
極性を判断し、且つ前記第2の位置検出手段の検出結果
に基づいて速度制御を行う制御手段とを具備することを
特徴とするモータ。 - 【請求項5】 起動時、回転体の位置検出を行う第1の
位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励磁すべき相
を判断し、起動後、駆動巻線に誘起された逆起電力から
前記回転体の位置検出を行う第2の位置検出手段の検出
結果に基づいて速度制御を行うことを特徴とするモータ
制御方法。 - 【請求項6】 起動時、回転体の位置検出を行う第1の
位置検出手段の検出結果に基づいて最初に励磁すべき相
に流す電流の極性を判断し、起動後、駆動巻線に誘起さ
れた逆起電力から前記回転体の位置検出を行う第2の位
置検出手段の検出結果に基づいて速度制御を行うことを
特徴とするモータ制御方法。 - 【請求項7】 起動時、回転体の位置検出を行う第1の
位置検出手段の検出結果に基づいて前記回転体が回転し
始めた否かを確認し、起動後、駆動巻線に誘起された逆
起電力から前記回転体の位置検出を行う第2の位置検出
手段の検出結果に基づいて速度制御を行うことを特徴と
するモータ制御方法。 - 【請求項8】 起動時、回転体の位置検出を行う第1の
位置検出手段の検出結果に基づいて、最初に励磁すべき
相又は最初に励磁すべき相に流す電流の極性を判断し、
起動後、駆動巻線に誘起された逆起電力から前記回転体
の位置検出を行う第2の位置検出手段の検出結果に基づ
いて速度制御を行うことを特徴とするモータ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076079A JPH10271881A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | モータ及びモータ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076079A JPH10271881A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | モータ及びモータ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10271881A true JPH10271881A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13594820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9076079A Withdrawn JPH10271881A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | モータ及びモータ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10271881A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006115599A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Renesas Technology Corp | モータの駆動制御装置および起動方法 |
JP2019165551A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ装置及びモータの駆動制御方法 |
WO2020059759A1 (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | 日本電産株式会社 | モータ駆動制御装置、モータユニット、及びアクチュエータ |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP9076079A patent/JPH10271881A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006115599A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Renesas Technology Corp | モータの駆動制御装置および起動方法 |
JP2019165551A (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ装置及びモータの駆動制御方法 |
US10826416B2 (en) | 2018-03-19 | 2020-11-03 | Minebea Mitsumi Inc. | Motor device and motor drive control method |
WO2020059759A1 (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | 日本電産株式会社 | モータ駆動制御装置、モータユニット、及びアクチュエータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |