JPH10271831A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
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- JPH10271831A JPH10271831A JP9074197A JP7419797A JPH10271831A JP H10271831 A JPH10271831 A JP H10271831A JP 9074197 A JP9074197 A JP 9074197A JP 7419797 A JP7419797 A JP 7419797A JP H10271831 A JPH10271831 A JP H10271831A
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- circuit
- current
- capacitor
- inductor
- power supply
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B70/00—Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
- Y02B70/10—Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes
Landscapes
- Power Conversion In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Rectifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な回路構成で入力高調波歪みを低減し、か
つ、スイッチング素子に流れる電流を低減する。また、
ランプの安定な始動、点灯を可能とする。 【解決手段】入力部をダイオードD1,D2による倍電圧
構成として、ランプの安定性を得る。また、2つのスイ
ッチング素子Q1,Q2をオン・オフすることによって、
高周波的な入力電流を流すことにより、入力高調波歪み
を改善する。入力電流が負荷電流よりも大きくなるよう
な場合に負荷回路以外に電流を経由する回路として、少
なくとも1つのインダクタL1を含む充電用回路を設
け、入力電流を、2つのインダクタL1,L2に分流し
て、スイッチング電流の増大を回避する。
つ、スイッチング素子に流れる電流を低減する。また、
ランプの安定な始動、点灯を可能とする。 【解決手段】入力部をダイオードD1,D2による倍電圧
構成として、ランプの安定性を得る。また、2つのスイ
ッチング素子Q1,Q2をオン・オフすることによって、
高周波的な入力電流を流すことにより、入力高調波歪み
を改善する。入力電流が負荷電流よりも大きくなるよう
な場合に負荷回路以外に電流を経由する回路として、少
なくとも1つのインダクタL1を含む充電用回路を設
け、入力電流を、2つのインダクタL1,L2に分流し
て、スイッチング電流の増大を回避する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用交流電源から
の入力電流高調波の少ない電源装置に関するものであ
る。
の入力電流高調波の少ない電源装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より商用電源を入力し、放電灯を負
荷として高周波電力を供給する放電灯点灯装置は数多く
存在する。図16に従来例の回路図を示す(特開平5−
38161号参照)。この回路は、インバータ負荷及び
スイッチング素子を介して交流電源から入力電流を通電
して入力力率を改善する回路を設けたインバータ装置で
あり、その動作は、コンデンサC2 とインダクタL1 に
発生する電圧によって、入力交流電圧Vinが0V付近
でも、スイッチング素子Q2 がオンしたときに入力電流
Iinが流れるというものである。コンデンサC1 ,C
5 と負荷La及びインダクタL2 よりなるインバータ負
荷に発生する電圧は、コンデンサC2 とインダクタL1
に発生する電圧を平滑コンデンサC3 の電圧から差し引
いた電圧にほぼ等しく、入力電圧Vinがそれより高く
なると、整流器DBから、コンデンサC1 、負荷Laと
コンデンサC5 、インダクタL2 、スイッチング素子Q
2 を経て、整流器DBに戻る経路で電流Idが流れる。
また、入力電圧Vinがピーク付近のときには、上記の
経路以外に、整流器DBから、ダイオードD2 、コンデ
ンサC3 を経て、整流器DBに戻る経路でも電流が流れ
て、この電流によりコンデンサC3 が充電されるもので
ある。
荷として高周波電力を供給する放電灯点灯装置は数多く
存在する。図16に従来例の回路図を示す(特開平5−
38161号参照)。この回路は、インバータ負荷及び
スイッチング素子を介して交流電源から入力電流を通電
して入力力率を改善する回路を設けたインバータ装置で
あり、その動作は、コンデンサC2 とインダクタL1 に
発生する電圧によって、入力交流電圧Vinが0V付近
でも、スイッチング素子Q2 がオンしたときに入力電流
Iinが流れるというものである。コンデンサC1 ,C
5 と負荷La及びインダクタL2 よりなるインバータ負
荷に発生する電圧は、コンデンサC2 とインダクタL1
に発生する電圧を平滑コンデンサC3 の電圧から差し引
いた電圧にほぼ等しく、入力電圧Vinがそれより高く
なると、整流器DBから、コンデンサC1 、負荷Laと
コンデンサC5 、インダクタL2 、スイッチング素子Q
2 を経て、整流器DBに戻る経路で電流Idが流れる。
また、入力電圧Vinがピーク付近のときには、上記の
経路以外に、整流器DBから、ダイオードD2 、コンデ
ンサC3 を経て、整流器DBに戻る経路でも電流が流れ
て、この電流によりコンデンサC3 が充電されるもので
ある。
【0003】しかし、電源電圧が100Vで、負荷の放
電灯の定格管電圧が70〜80Vのような場合、上記従
来例では、設計の自由度が小さいため、始動電圧やラン
プの安定性などを得るために、図17に示すように、昇
圧トランスT1 を用いる場合がある。
電灯の定格管電圧が70〜80Vのような場合、上記従
来例では、設計の自由度が小さいため、始動電圧やラン
プの安定性などを得るために、図17に示すように、昇
圧トランスT1 を用いる場合がある。
【0004】また、図18に示すように、倍電圧タイプ
の点灯装置も提案されている。この回路は、スイッチン
グ素子Q1 ,Q2 が高周波でスイッチングすることによ
り、交流電源Vsより入力した電流がコンデンサC1 に
一度充電され、コンデンサC 1 よりコンデンサC3 に充
電する動作を高周波的に繰り返す。交流電源Vsの極性
が逆の場合は、入力電流はコンデンサC2 に一度充電さ
れた後に、コンデンサC2 からコンデンサC4 に充電す
る。このように、倍電圧構成とし、高周波的に入力電流
を引き込むことによって、ランプの安定性と入力高調波
歪みの改善を簡単な回路構成で行うことができる。
の点灯装置も提案されている。この回路は、スイッチン
グ素子Q1 ,Q2 が高周波でスイッチングすることによ
り、交流電源Vsより入力した電流がコンデンサC1 に
一度充電され、コンデンサC 1 よりコンデンサC3 に充
電する動作を高周波的に繰り返す。交流電源Vsの極性
が逆の場合は、入力電流はコンデンサC2 に一度充電さ
れた後に、コンデンサC2 からコンデンサC4 に充電す
る。このように、倍電圧構成とし、高周波的に入力電流
を引き込むことによって、ランプの安定性と入力高調波
歪みの改善を簡単な回路構成で行うことができる。
【0005】また、倍電圧構成の回路方式として、図1
9に示すような回路も提案されている(特開平6−21
5885号参照)。この回路構成では、交流電源Vsか
らフィルタ回路FT、ダイオードD1 ,D2 、コンデン
サC3 ,C4 によって倍電圧整流されている。スイッチ
ング素子Q1 ,Q2 のオン、オフによって入力電流がコ
ンデンサC1 (又はC2 )、放電ランプLa、コンデン
サC5 、インダクタL 2 を介して高周波的に入力される
ため、入力高調波歪みが改善される。
9に示すような回路も提案されている(特開平6−21
5885号参照)。この回路構成では、交流電源Vsか
らフィルタ回路FT、ダイオードD1 ,D2 、コンデン
サC3 ,C4 によって倍電圧整流されている。スイッチ
ング素子Q1 ,Q2 のオン、オフによって入力電流がコ
ンデンサC1 (又はC2 )、放電ランプLa、コンデン
サC5 、インダクタL 2 を介して高周波的に入力される
ため、入力高調波歪みが改善される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図16の従来例にあっ
ては、ランプの安定性を得るためには、図17に示すよ
うに、トランスT1 で昇圧するので、ランプ電流及びラ
ンプLaと並列に接続されているコンデンサC5 の合成
電流の巻数比倍の電流がトランスT1 の1次側に流れる
ため、スイッチング電流が増大するという問題があっ
た。また、図18に示す従来例にあっては、ランプ負荷
を流れる電流と、コンデンサC1 又はC2 を介する入力
電流との合成電流がインダクタL2 に流れるため、スイ
ッチング電流が増大するという問題点があった。また、
図19に示す従来例にあっては、入力電流が負荷を介し
て流れる構成となっているため、ランプ電力が大きくな
り、また、ランプ電流が比較的小さな負荷では、十分な
入力電流が得られず、コンデンサインプットの電流が流
れるため、入力高調波歪みが改善できない等の課題があ
った。
ては、ランプの安定性を得るためには、図17に示すよ
うに、トランスT1 で昇圧するので、ランプ電流及びラ
ンプLaと並列に接続されているコンデンサC5 の合成
電流の巻数比倍の電流がトランスT1 の1次側に流れる
ため、スイッチング電流が増大するという問題があっ
た。また、図18に示す従来例にあっては、ランプ負荷
を流れる電流と、コンデンサC1 又はC2 を介する入力
電流との合成電流がインダクタL2 に流れるため、スイ
ッチング電流が増大するという問題点があった。また、
図19に示す従来例にあっては、入力電流が負荷を介し
て流れる構成となっているため、ランプ電力が大きくな
り、また、ランプ電流が比較的小さな負荷では、十分な
入力電流が得られず、コンデンサインプットの電流が流
れるため、入力高調波歪みが改善できない等の課題があ
った。
【0007】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、入力部を倍電圧構成として、ランプの安定性を
得ると共に、2つのスイッチング素子をオン・オフする
ことによって、高周波的な入力電流を流すことにより、
入力高調波歪みを改善でき、なおかつ、引き込まれた入
力電流はスイッチング素子とは別の経路を通して引き込
むような構成として、スイッチング素子に流れる電流を
低減するものである。また、入力電流はランプ以外の経
路にも流れるようにして、ランプ電流、ランプ電力がい
かなるものであっても影響されることなく、入力高調波
歪みを改善するものである。
であり、入力部を倍電圧構成として、ランプの安定性を
得ると共に、2つのスイッチング素子をオン・オフする
ことによって、高周波的な入力電流を流すことにより、
入力高調波歪みを改善でき、なおかつ、引き込まれた入
力電流はスイッチング素子とは別の経路を通して引き込
むような構成として、スイッチング素子に流れる電流を
低減するものである。また、入力電流はランプ以外の経
路にも流れるようにして、ランプ電流、ランプ電力がい
かなるものであっても影響されることなく、入力高調波
歪みを改善するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置にあっ
ては、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、直列に接続された倍電圧整流用の第1及び第2のダ
イオードD1 ,D2 と、上記倍電圧整流用の第1及び第
2のダイオードD1 ,D2 の直列回路の両端にそれぞれ
第3及び第4のダイオードD3 ,D4 を介して接続され
た平滑用コンデンサC3 ,C4 の直列回路と、上記倍電
圧整流用の第1及び第2のダイオードD1 ,D2 の直列
回路と平滑用コンデンサC3 ,C4 の直列回路の各中点
間に接続された交流電源Vsと、上記倍電圧整流用の第
1及び第2のダイオードD1 ,D2 と上記第3及び第4
のダイオードD3 ,D4 の接続点に一端を接続された一
対のインピーダンス要素C1 ,C2 の直列回路と、上記
平滑用コンデンサC3 ,C4 の直列回路の両端に接続さ
れ、高周波で交互にオン・オフする第1及び第2のスイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路と、上記スイッチン
グ素子Q1 ,Q2 の直列回路の中点と平滑用コンデンサ
C 3 ,C4 の直列回路の中点との間に接続された、少な
くとも1つのコンデンサC 5 とインダクタL2 で構成さ
れる共振回路を含む負荷回路と、少なくとも1つのイン
ダクタL1 で構成される充電用回路、との直列回路とを
備え、上記一対のインピーダンス要素C1 ,C2 の直列
回路の中点に、上記負荷回路と上記充電用回路の接続点
を接続した回路構成を有し、上記交流電源Vsからの高
周波の入力電流を上記第1及び第2のスイッチング素子
Q1 ,Q2 に流れる電流が少なくなるように上記負荷回
路と充電用回路に分配し、かつ、入力高調波歪みが低下
するように制御することを特徴とするものである。
ては、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、直列に接続された倍電圧整流用の第1及び第2のダ
イオードD1 ,D2 と、上記倍電圧整流用の第1及び第
2のダイオードD1 ,D2 の直列回路の両端にそれぞれ
第3及び第4のダイオードD3 ,D4 を介して接続され
た平滑用コンデンサC3 ,C4 の直列回路と、上記倍電
圧整流用の第1及び第2のダイオードD1 ,D2 の直列
回路と平滑用コンデンサC3 ,C4 の直列回路の各中点
間に接続された交流電源Vsと、上記倍電圧整流用の第
1及び第2のダイオードD1 ,D2 と上記第3及び第4
のダイオードD3 ,D4 の接続点に一端を接続された一
対のインピーダンス要素C1 ,C2 の直列回路と、上記
平滑用コンデンサC3 ,C4 の直列回路の両端に接続さ
れ、高周波で交互にオン・オフする第1及び第2のスイ
ッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路と、上記スイッチン
グ素子Q1 ,Q2 の直列回路の中点と平滑用コンデンサ
C 3 ,C4 の直列回路の中点との間に接続された、少な
くとも1つのコンデンサC 5 とインダクタL2 で構成さ
れる共振回路を含む負荷回路と、少なくとも1つのイン
ダクタL1 で構成される充電用回路、との直列回路とを
備え、上記一対のインピーダンス要素C1 ,C2 の直列
回路の中点に、上記負荷回路と上記充電用回路の接続点
を接続した回路構成を有し、上記交流電源Vsからの高
周波の入力電流を上記第1及び第2のスイッチング素子
Q1 ,Q2 に流れる電流が少なくなるように上記負荷回
路と充電用回路に分配し、かつ、入力高調波歪みが低下
するように制御することを特徴とするものである。
【0009】
(実施例1)本発明の実施例1の回路図を図1に示す。
本回路は、低周波の交流電源Vs(50Hz程度)と、
ダイオードD1 〜D4 、コンデンサC3 、C4 からなる
倍電圧整流回路と、ダイオードD1 、D3 の接続点とダ
イオードD2 、D4 の接続点の間に接続されているコン
デンサC1 、C2 の直列回路と、高周波(50kHz程
度)で交互にオン・オフするようにスイッチングされる
スイッチング素子Q1、Q2 と、コンデンサC1 、C2
の接続点とコンデンサC3 、C4 の接続点との間に接続
されたインダクタL1 と、コンデンサC1 、C2 、イン
ダクタL1 の接続点とスイッチング素子Q1 、Q2 の接
続点との間に接続されたインダクタL2、及び、放電灯
LaとコンデンサC5 の並列回路からなる負荷回路より
構成されている。
本回路は、低周波の交流電源Vs(50Hz程度)と、
ダイオードD1 〜D4 、コンデンサC3 、C4 からなる
倍電圧整流回路と、ダイオードD1 、D3 の接続点とダ
イオードD2 、D4 の接続点の間に接続されているコン
デンサC1 、C2 の直列回路と、高周波(50kHz程
度)で交互にオン・オフするようにスイッチングされる
スイッチング素子Q1、Q2 と、コンデンサC1 、C2
の接続点とコンデンサC3 、C4 の接続点との間に接続
されたインダクタL1 と、コンデンサC1 、C2 、イン
ダクタL1 の接続点とスイッチング素子Q1 、Q2 の接
続点との間に接続されたインダクタL2、及び、放電灯
LaとコンデンサC5 の並列回路からなる負荷回路より
構成されている。
【0010】次に、本回路の動作を図2、図3を用いて
説明する。まず、交流電源VsのダイオードD1 、D3
側が+の極性で、交流電源Vsがピーク付近の動作を図
2により説明する。図中、Q1 はスイッチング素子Q1
のオン・オフ状態を示しており、IC1はコンデンサC1
に流れる電流、IC3はコンデンサC3 に流れる電流、I
L1はインダクタL1 に流れる電流、IC4はコンデンサC
4 に流れる電流、IL2はインダクタL2 に流れる電流、
ID1はダイオードD1 に流れる電流を示している。スイ
ッチング素子Q1 がオンした時には、インダクタL1 、
L2 には、回生電流が流れており、コンデンサC1 には
インダクタL1 に流れる電流IL1と、インダクタL2 に
流れる電流IL2の合成電流が流れる。これにより、コン
デンサC 1 の両端電圧VC1は低下して行く。また、この
モードでは、インダクタL1 、L 2 に蓄積されたエネル
ギーが回生電流となって平滑用の電解コンデンサC3 、
C 4 を充電する。すなわち、インダクタL1 からコンデ
ンサC1 、ダイオードD3、コンデンサC3 を経てイン
ダクタL1 に戻る経路と、インダクタL2 からコンデン
サC1 、ダイオードD3 、コンデンサC3 、C4 、スイ
ッチング素子Q1 の逆方向ダイオード、放電灯La及び
コンデンサC5 を介してインダクタL2 に戻る経路に回
生電流が流れる。これが図2のモードである。
説明する。まず、交流電源VsのダイオードD1 、D3
側が+の極性で、交流電源Vsがピーク付近の動作を図
2により説明する。図中、Q1 はスイッチング素子Q1
のオン・オフ状態を示しており、IC1はコンデンサC1
に流れる電流、IC3はコンデンサC3 に流れる電流、I
L1はインダクタL1 に流れる電流、IC4はコンデンサC
4 に流れる電流、IL2はインダクタL2 に流れる電流、
ID1はダイオードD1 に流れる電流を示している。スイ
ッチング素子Q1 がオンした時には、インダクタL1 、
L2 には、回生電流が流れており、コンデンサC1 には
インダクタL1 に流れる電流IL1と、インダクタL2 に
流れる電流IL2の合成電流が流れる。これにより、コン
デンサC 1 の両端電圧VC1は低下して行く。また、この
モードでは、インダクタL1 、L 2 に蓄積されたエネル
ギーが回生電流となって平滑用の電解コンデンサC3 、
C 4 を充電する。すなわち、インダクタL1 からコンデ
ンサC1 、ダイオードD3、コンデンサC3 を経てイン
ダクタL1 に戻る経路と、インダクタL2 からコンデン
サC1 、ダイオードD3 、コンデンサC3 、C4 、スイ
ッチング素子Q1 の逆方向ダイオード、放電灯La及び
コンデンサC5 を介してインダクタL2 に戻る経路に回
生電流が流れる。これが図2のモードである。
【0011】次に、コンデンサC1 の電圧VC1が低下し
て行き、ダイオードD1 、D3 の接続点の電位が交流電
源Vsと同電位になると、交流電源Vsから入力電流が
流れる。このモードにおいても、コンデンサC1 を介し
て流れる入力電流は、インダクタL1 に流れる電流IL1
とインダクタL2 に流れる電流IL2に分流される。すな
わち、交流電源Vsから、ダイオードD1 、コンデンサ
C1 、インダクタL1を介して交流電源Vsに戻る経路
と、交流電源Vsから、ダイオードD1 、コンデンサC
1 、インダクタL2 、放電灯La及びコンデンサC5 、
スイッチング素子Q1 、コンデンサC4 を介して交流電
源Vsに戻る経路に入力電流が流れる。これが図2のモ
ードである。
て行き、ダイオードD1 、D3 の接続点の電位が交流電
源Vsと同電位になると、交流電源Vsから入力電流が
流れる。このモードにおいても、コンデンサC1 を介し
て流れる入力電流は、インダクタL1 に流れる電流IL1
とインダクタL2 に流れる電流IL2に分流される。すな
わち、交流電源Vsから、ダイオードD1 、コンデンサ
C1 、インダクタL1を介して交流電源Vsに戻る経路
と、交流電源Vsから、ダイオードD1 、コンデンサC
1 、インダクタL2 、放電灯La及びコンデンサC5 、
スイッチング素子Q1 、コンデンサC4 を介して交流電
源Vsに戻る経路に入力電流が流れる。これが図2のモ
ードである。
【0012】次に、スイッチング素子Q1 がオフ、スイ
ッチング素子Q2 がオンした時には、それまでスイッチ
ング素子Q1 を流れていた負荷電流がスイッチング素子
Q2の逆方向ダイオードを介して流れて、平滑用のコン
デンサC3 を充電する。すなわち、交流電源Vsから、
ダイオードD1 、コンデンサC1 、インダクタL1 を介
して交流電源Vsに戻る経路と、交流電源Vsから、ダ
イオードD1 、コンデンサC1 、インダクタL2 、放電
灯La及びコンデンサC5 、スイッチング素子Q2 の逆
方向ダイオード、コンデンサC3 を介して交流電源Vs
に戻る経路に入力電流が流れる。これが図2のモード
である。
ッチング素子Q2 がオンした時には、それまでスイッチ
ング素子Q1 を流れていた負荷電流がスイッチング素子
Q2の逆方向ダイオードを介して流れて、平滑用のコン
デンサC3 を充電する。すなわち、交流電源Vsから、
ダイオードD1 、コンデンサC1 、インダクタL1 を介
して交流電源Vsに戻る経路と、交流電源Vsから、ダ
イオードD1 、コンデンサC1 、インダクタL2 、放電
灯La及びコンデンサC5 、スイッチング素子Q2 の逆
方向ダイオード、コンデンサC3 を介して交流電源Vs
に戻る経路に入力電流が流れる。これが図2のモード
である。
【0013】次に、インダクタL1 、L2 には、逆方向
に電流が流れるが、この場合も、コンデンサC1 にはイ
ンダクタL1 に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れ
る電流IL2の合成電流が流れる。すなわち、コンデンサ
C1 から、ダイオードD3 、コンデンサC3 、インダク
タL1 を介してコンデンサC1 に戻る経路で電流が流れ
ると共に、コンデンサC1 から、ダイオードD3 、スイ
ッチング素子Q2 、放電灯La及びコンデンサC5 、イ
ンダクタL2 を介してコンデンサC1 に戻る経路で電流
が流れる。これが図2のモードである。以上の4つの
モードがスイッチング素子Q1 ,Q2 の高周波的なスイ
ッチング動作により繰り返される。
に電流が流れるが、この場合も、コンデンサC1 にはイ
ンダクタL1 に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れ
る電流IL2の合成電流が流れる。すなわち、コンデンサ
C1 から、ダイオードD3 、コンデンサC3 、インダク
タL1 を介してコンデンサC1 に戻る経路で電流が流れ
ると共に、コンデンサC1 から、ダイオードD3 、スイ
ッチング素子Q2 、放電灯La及びコンデンサC5 、イ
ンダクタL2 を介してコンデンサC1 に戻る経路で電流
が流れる。これが図2のモードである。以上の4つの
モードがスイッチング素子Q1 ,Q2 の高周波的なスイ
ッチング動作により繰り返される。
【0014】次に、交流電源VsのダイオードD1 、D
3 側が−の極性であるときは、図3のように動作する。
図中、Q1 はスイッチング素子Q1 のオン・オフ状態を
示しており、IC2はコンデンサC2 に流れる電流、IC3
はコンデンサC3 に流れる電流、IL1はインダクタL1
に流れる電流、IC4はコンデンサC4 に流れる電流、I
L2はインダクタL2 に流れる電流、ID2はダイオードD
2 に流れる電流を示している。スイッチング素子Q1 が
オンした時には、インダクタL1 、L2 には、回生電流
が流れており、コンデンサC2 にはインダクタL1 に流
れる電流IL1と、インダクタL2 に流れる電流IL2の合
成電流が流れる。すなわち、交流電源Vsから、インダ
クタL1 、コンデンサC2 、ダイオードD2 を介して交
流電源Vsに戻る経路と、交流電源Vsから、コンデン
サC4 、スイッチング素子Q1 の逆方向ダイオード、放
電灯La及びコンデンサC5 、インダクタL2 、コンデ
ンサC2 、ダイオードD2 を介して交流電源Vsに戻る
経路に入力電流が流れる。これが図3のモードであ
る。
3 側が−の極性であるときは、図3のように動作する。
図中、Q1 はスイッチング素子Q1 のオン・オフ状態を
示しており、IC2はコンデンサC2 に流れる電流、IC3
はコンデンサC3 に流れる電流、IL1はインダクタL1
に流れる電流、IC4はコンデンサC4 に流れる電流、I
L2はインダクタL2 に流れる電流、ID2はダイオードD
2 に流れる電流を示している。スイッチング素子Q1 が
オンした時には、インダクタL1 、L2 には、回生電流
が流れており、コンデンサC2 にはインダクタL1 に流
れる電流IL1と、インダクタL2 に流れる電流IL2の合
成電流が流れる。すなわち、交流電源Vsから、インダ
クタL1 、コンデンサC2 、ダイオードD2 を介して交
流電源Vsに戻る経路と、交流電源Vsから、コンデン
サC4 、スイッチング素子Q1 の逆方向ダイオード、放
電灯La及びコンデンサC5 、インダクタL2 、コンデ
ンサC2 、ダイオードD2 を介して交流電源Vsに戻る
経路に入力電流が流れる。これが図3のモードであ
る。
【0015】次に、インダクタL1 、L2 には、逆方向
に電流が流れるが、この場合も、コンデンサC2 にはイ
ンダクタL1 に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れ
る電流IL2の合成電流が流れる。すなわち、コンデンサ
C2 からインダクタL1 、コンデンサC4 、ダイオード
D4 を介してコンデンサC2 に戻る経路で電流が流れる
と共に、コンデンサC2 からインダクタL2 、放電灯L
a及びコンデンサC5、スイッチング素子Q1 、ダイオ
ードD4 を介してコンデンサC2 に戻る経路で電流が流
れる。これが図3のモードである。
に電流が流れるが、この場合も、コンデンサC2 にはイ
ンダクタL1 に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れ
る電流IL2の合成電流が流れる。すなわち、コンデンサ
C2 からインダクタL1 、コンデンサC4 、ダイオード
D4 を介してコンデンサC2 に戻る経路で電流が流れる
と共に、コンデンサC2 からインダクタL2 、放電灯L
a及びコンデンサC5、スイッチング素子Q1 、ダイオ
ードD4 を介してコンデンサC2 に戻る経路で電流が流
れる。これが図3のモードである。
【0016】次に、スイッチング素子Q1 がオフ、スイ
ッチング素子Q2 がオンした時には、それまでスイッチ
ング素子Q1 を流れていた負荷電流がスイッチング素子
Q2の逆方向ダイオードを介して流れる。このモードで
は、インダクタL1 、L2 に蓄積されたエネルギーが回
生電流となって平滑用のコンデンサC3 、C4 を充電す
る。すなわち、インダクタL1 から、コンデンサC4 、
ダイオードD4 、コンデンサC2 を介してインダクタL
1 に戻る経路と、インダクタL2 から、放電灯La及び
コンデンサC5 、スイッチング素子Q2 の逆方向ダイオ
ード、コンデンサC3 、コンデンサC4 、ダイオードD
4 、コンデンサC2 を介してインダクタL2 に戻る経路
に電流が流れる。これが図3のモードである。
ッチング素子Q2 がオンした時には、それまでスイッチ
ング素子Q1 を流れていた負荷電流がスイッチング素子
Q2の逆方向ダイオードを介して流れる。このモードで
は、インダクタL1 、L2 に蓄積されたエネルギーが回
生電流となって平滑用のコンデンサC3 、C4 を充電す
る。すなわち、インダクタL1 から、コンデンサC4 、
ダイオードD4 、コンデンサC2 を介してインダクタL
1 に戻る経路と、インダクタL2 から、放電灯La及び
コンデンサC5 、スイッチング素子Q2 の逆方向ダイオ
ード、コンデンサC3 、コンデンサC4 、ダイオードD
4 、コンデンサC2 を介してインダクタL2 に戻る経路
に電流が流れる。これが図3のモードである。
【0017】次に、コンデンサC2 の電圧VCC2が低下
して行き、ダイオードD2 、D4 の接続点の電位が交流
電源Vsと同電位になると、交流電源Vsから入力電流
が流れる。このモードにおいても、コンデンサC2 を介
して流れる入力電流は、インダクタL1 に流れる電流I
L1とインダクタL2 に流れる電流IL2に分流される。す
なわち、交流電源Vsから、インダクタL1 、コンデン
サC2 、ダイオードD 2 を介して交流電源Vsに戻る経
路と、交流電源Vsから、コンデンサC3 、スイッチン
グ素子Q2 、放電灯La及びコンデンサC5 、インダク
タL2 、コンデンサC2 、ダイオードD2 を介して交流
電源Vsに戻る経路に入力電流が流れる。これが図3の
モードである。以上の4つのモードがスイッチング素
子Q1 ,Q2 の高周波的なスイッチング動作により繰り
返される。
して行き、ダイオードD2 、D4 の接続点の電位が交流
電源Vsと同電位になると、交流電源Vsから入力電流
が流れる。このモードにおいても、コンデンサC2 を介
して流れる入力電流は、インダクタL1 に流れる電流I
L1とインダクタL2 に流れる電流IL2に分流される。す
なわち、交流電源Vsから、インダクタL1 、コンデン
サC2 、ダイオードD 2 を介して交流電源Vsに戻る経
路と、交流電源Vsから、コンデンサC3 、スイッチン
グ素子Q2 、放電灯La及びコンデンサC5 、インダク
タL2 、コンデンサC2 、ダイオードD2 を介して交流
電源Vsに戻る経路に入力電流が流れる。これが図3の
モードである。以上の4つのモードがスイッチング素
子Q1 ,Q2 の高周波的なスイッチング動作により繰り
返される。
【0018】以上のように、本回路では、インピーダン
ス要素としてのコンデンサC1 ,C 2 がインダクタL1
に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れる電流IL2の
合成電流によって充放電を高周波で繰り返し、交流電源
Vsの値にほぼ比例した電流を高周波で引き込むため、
入力高調波歪みが改善される。また、倍電圧整流回路と
なっているため、ランプの安定な始動、点灯が可能とな
る。
ス要素としてのコンデンサC1 ,C 2 がインダクタL1
に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れる電流IL2の
合成電流によって充放電を高周波で繰り返し、交流電源
Vsの値にほぼ比例した電流を高周波で引き込むため、
入力高調波歪みが改善される。また、倍電圧整流回路と
なっているため、ランプの安定な始動、点灯が可能とな
る。
【0019】入力電流は、交流電源Vsのピーク付近に
おいて最大となるが、通常、図18の従来例のような回
路では、スイッチング素子を流れる電流は、負荷電流と
充電電流の合成電流が流れるため、スイッチング電流の
増大を招くのに対し、本回路では、入力電流が負荷電流
よりも大きくなるような場合に、負荷回路以外に電流を
経由する回路としてインダクタL1 を設けたため、入力
電流はインダクタL1に流れる電流IL1とインダクタL
2 に流れる電流IL2に分流され、スイッチング電流は負
荷回路に流れる電流相当の電流が流れ、スイッチング電
流の増大を回避できる。
おいて最大となるが、通常、図18の従来例のような回
路では、スイッチング素子を流れる電流は、負荷電流と
充電電流の合成電流が流れるため、スイッチング電流の
増大を招くのに対し、本回路では、入力電流が負荷電流
よりも大きくなるような場合に、負荷回路以外に電流を
経由する回路としてインダクタL1 を設けたため、入力
電流はインダクタL1に流れる電流IL1とインダクタL
2 に流れる電流IL2に分流され、スイッチング電流は負
荷回路に流れる電流相当の電流が流れ、スイッチング電
流の増大を回避できる。
【0020】交流電源Vsからの入力電流を、インダク
タL1 に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れる電流
IL2に分流するためには、インダクタL1 及びL2 、コ
ンデンサC1 、C2 、C5 及び負荷で構成される共振系
を図4に示すような関係になるように設定すればよい。
図中、IC1はコンデンサC1 に流れる電流、IL1はイン
ダクタL1 に流れる電流、IL2はインダクタL2 に流れ
る電流を示す。図2、図3に示すような動作をする回路
は、入力電流が少ないと、平滑用の電解コンデンサ
C3 ,C4 に十分な充電が行えず、コンデンサインプッ
トとなり、入力高調波歪みが悪化するため、コンデンサ
C1 (又はC2 )を介して流れる入力電流を十分な量に
設定する必要があるが、スイッチング電流を増大させて
は発熱等の問題があるため、スイッチング素子を介する
電流IL2が、コンデンサC1 を介して流れる入力電流I
C1よりも小さくなるように、インダクタL1 及びL2 、
コンデンサC1 、C2 、C5 及び負荷で構成される共振
系を設定する必要がある。図4に示す共振特性では、周
波数f1 よりも大きな周波数(IC1>IL2となっている
周波数)で動作させる必要があり、例えば、図4に示す
動作周波数f2 において動作させると上述するような効
果が得られる。つまり、動作周波数f2 において、スイ
ッチング素子を介する電流IL2が、コンデンサC1 を介
して流れる入力電流IC1よりも小さくなるように、イン
ダクタL1 及びその他の定数を設定すればよい。
タL1 に流れる電流IL1とインダクタL2 に流れる電流
IL2に分流するためには、インダクタL1 及びL2 、コ
ンデンサC1 、C2 、C5 及び負荷で構成される共振系
を図4に示すような関係になるように設定すればよい。
図中、IC1はコンデンサC1 に流れる電流、IL1はイン
ダクタL1 に流れる電流、IL2はインダクタL2 に流れ
る電流を示す。図2、図3に示すような動作をする回路
は、入力電流が少ないと、平滑用の電解コンデンサ
C3 ,C4 に十分な充電が行えず、コンデンサインプッ
トとなり、入力高調波歪みが悪化するため、コンデンサ
C1 (又はC2 )を介して流れる入力電流を十分な量に
設定する必要があるが、スイッチング電流を増大させて
は発熱等の問題があるため、スイッチング素子を介する
電流IL2が、コンデンサC1 を介して流れる入力電流I
C1よりも小さくなるように、インダクタL1 及びL2 、
コンデンサC1 、C2 、C5 及び負荷で構成される共振
系を設定する必要がある。図4に示す共振特性では、周
波数f1 よりも大きな周波数(IC1>IL2となっている
周波数)で動作させる必要があり、例えば、図4に示す
動作周波数f2 において動作させると上述するような効
果が得られる。つまり、動作周波数f2 において、スイ
ッチング素子を介する電流IL2が、コンデンサC1 を介
して流れる入力電流IC1よりも小さくなるように、イン
ダクタL1 及びその他の定数を設定すればよい。
【0021】また、図5に示すような回路でも同様の効
果が得られ、多灯点灯、例えば、2灯点灯を行うような
場合は、図6のような回路を用いると同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
果が得られ、多灯点灯、例えば、2灯点灯を行うような
場合は、図6のような回路を用いると同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0022】(実施例2)本発明の実施例2の回路図を
図7に示す。この実施例は、図1の回路に調光を行うた
めの制御回路Sを付加したものである。図7に示す回路
は、スイッチング素子Q1 、Q2 を高周波で交互に導通
させることによって、ランプLaを高周波点灯させるも
のであるが、スイッチング素子Q1 、Q2 の動作周波
数、デューティ、又はその両者を変化させることによっ
て調光できる。
図7に示す。この実施例は、図1の回路に調光を行うた
めの制御回路Sを付加したものである。図7に示す回路
は、スイッチング素子Q1 、Q2 を高周波で交互に導通
させることによって、ランプLaを高周波点灯させるも
のであるが、スイッチング素子Q1 、Q2 の動作周波
数、デューティ、又はその両者を変化させることによっ
て調光できる。
【0023】まず、図7に示す制御回路Sにおいて、ス
イッチング素子Q1 、Q2 の動作周波数を変化させる
と、図7の回路の共振特性が、図8に示すように設定さ
れているため、動作周波数を高くして行くと、スイッチ
ング素子を介する電流(インダクタL2 に流れる電流I
L2)は減少して行き、負荷電流が少なくなって調光でき
る。しかし、調光しても常にスイッチング電流を減少さ
せるために、スイッチング素子を介する電流IL2が、コ
ンデンサC1 を介して流れる入力電流IC1よりも小さく
なる範囲内で動作周波数を変化させる必要がある。ま
た、図8に示すようにコンデンサC1 を介して流れる入
力電流IC1の周波数に対する変化率とスイッチング素子
を介する電流IL2の周波数に対する変化率が略等しくな
っている範囲内で動作周波数を可変させれば、ランプ電
力Wlaの減少に応じて入力電力Winも減少するた
め、調光動作周波数範囲内においてWin=Woutの
関係が成り立ち、平滑用の電解コンデンサC3 、C4 の
両端電圧の上昇を回避できる。
イッチング素子Q1 、Q2 の動作周波数を変化させる
と、図7の回路の共振特性が、図8に示すように設定さ
れているため、動作周波数を高くして行くと、スイッチ
ング素子を介する電流(インダクタL2 に流れる電流I
L2)は減少して行き、負荷電流が少なくなって調光でき
る。しかし、調光しても常にスイッチング電流を減少さ
せるために、スイッチング素子を介する電流IL2が、コ
ンデンサC1 を介して流れる入力電流IC1よりも小さく
なる範囲内で動作周波数を変化させる必要がある。ま
た、図8に示すようにコンデンサC1 を介して流れる入
力電流IC1の周波数に対する変化率とスイッチング素子
を介する電流IL2の周波数に対する変化率が略等しくな
っている範囲内で動作周波数を可変させれば、ランプ電
力Wlaの減少に応じて入力電力Winも減少するた
め、調光動作周波数範囲内においてWin=Woutの
関係が成り立ち、平滑用の電解コンデンサC3 、C4 の
両端電圧の上昇を回避できる。
【0024】また、図7に示す制御回路Sにおいて、ス
イッチング素子Q1 、Q2 のデューティを変化させて
も、調光が行える。デューティの変化のさせ方として、
図9(a)に示すように相補的な場合と図9(b)に示
すようにデッドタイムを設ける場合がある。各場合にお
いて、負荷電流はデューティの変化に対して図10
(a),(b)に示すように変化する。
イッチング素子Q1 、Q2 のデューティを変化させて
も、調光が行える。デューティの変化のさせ方として、
図9(a)に示すように相補的な場合と図9(b)に示
すようにデッドタイムを設ける場合がある。各場合にお
いて、負荷電流はデューティの変化に対して図10
(a),(b)に示すように変化する。
【0025】この場合も、デューティの可変範囲内にお
いて、Win=Woutの関係が成り立つように、図7
の回路の共振定数を設定すれば、平滑用の電解コンデン
サC 3 、C4 の両端電圧の上昇を回避できる。また、コ
ンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避する共振定
数と、スイッチング素子を介する電流IL2がコンデンサ
C1 を介して流れる入力電流IC1よりも小さくなる共振
定数とが一致しない場合には、デューティ及び動作周波
数の両者を可変とすると、コンデンサC3 、C 4 の両端
電圧の上昇を回避できる。本実施例により、調光した場
合でもスイッチング電流を減少させることができ、なお
かつ、コンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避で
きる。
いて、Win=Woutの関係が成り立つように、図7
の回路の共振定数を設定すれば、平滑用の電解コンデン
サC 3 、C4 の両端電圧の上昇を回避できる。また、コ
ンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避する共振定
数と、スイッチング素子を介する電流IL2がコンデンサ
C1 を介して流れる入力電流IC1よりも小さくなる共振
定数とが一致しない場合には、デューティ及び動作周波
数の両者を可変とすると、コンデンサC3 、C 4 の両端
電圧の上昇を回避できる。本実施例により、調光した場
合でもスイッチング電流を減少させることができ、なお
かつ、コンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避で
きる。
【0026】(実施例3)本発明の実施例3の回路図を
図11に示す。この実施例では、図1の回路のコンデン
サC1 、C2 の接続点とインダクタL1 、L2 の接続点
の間に、コンデンサC6 とインダクタL3 の並列回路が
接続されている。図1の回路では、ランプがエミレス状
態のランプのような場合は、出力電力は殆ど無いが、コ
ンデンサC 5 を通って充電電流が流れるため入力電力は
確保され、コンデンサC3 、C4 の両端電圧が上昇す
る。そこで、図11の回路では、ランプがエミレス状態
のランプのような場合、コンデンサC3 、C4 の両端電
圧が上昇したことを検知して、動作周波数をコンデンサ
C6 とインダクタL3 の並列回路の共振周波数近傍に設
定すると、コンデンサC6 とインダクタL3 の並列回路
のインピーダンスが増大し、入力電流が減少するため、
コンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避できる。
図11に示す。この実施例では、図1の回路のコンデン
サC1 、C2 の接続点とインダクタL1 、L2 の接続点
の間に、コンデンサC6 とインダクタL3 の並列回路が
接続されている。図1の回路では、ランプがエミレス状
態のランプのような場合は、出力電力は殆ど無いが、コ
ンデンサC 5 を通って充電電流が流れるため入力電力は
確保され、コンデンサC3 、C4 の両端電圧が上昇す
る。そこで、図11の回路では、ランプがエミレス状態
のランプのような場合、コンデンサC3 、C4 の両端電
圧が上昇したことを検知して、動作周波数をコンデンサ
C6 とインダクタL3 の並列回路の共振周波数近傍に設
定すると、コンデンサC6 とインダクタL3 の並列回路
のインピーダンスが増大し、入力電流が減少するため、
コンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避できる。
【0027】(実施例4)本発明の実施例4の回路図を
図12に示す。この実施例では、図1の回路のコンデン
サC1 、C2 の接続点とインダクタL1 、L2 の接続点
の間に、スイッチング素子Q3 が接続されている。図1
の回路では、ランプがエミレス状態のランプのような場
合は、出力電力は殆ど無いが、コンデンサC5 を通って
充電電流が流れるため入力電力は確保され、コンデンサ
C3 、C4 の両端電圧が上昇する。そこで、図12の回
路では、通常はスイッチング素子Q3 をONしておき、
ランプがエミレス状態のランプのような場合、コンデン
サC3 、C4 の両端電圧が上昇したことを検知して、ス
イッチング素子Q3 をOFFすると、入力電流が流れな
いため、コンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避
できる。
図12に示す。この実施例では、図1の回路のコンデン
サC1 、C2 の接続点とインダクタL1 、L2 の接続点
の間に、スイッチング素子Q3 が接続されている。図1
の回路では、ランプがエミレス状態のランプのような場
合は、出力電力は殆ど無いが、コンデンサC5 を通って
充電電流が流れるため入力電力は確保され、コンデンサ
C3 、C4 の両端電圧が上昇する。そこで、図12の回
路では、通常はスイッチング素子Q3 をONしておき、
ランプがエミレス状態のランプのような場合、コンデン
サC3 、C4 の両端電圧が上昇したことを検知して、ス
イッチング素子Q3 をOFFすると、入力電流が流れな
いため、コンデンサC3 、C4 の両端電圧の上昇を回避
できる。
【0028】(実施例5)本発明の実施例5の回路図を
図13に示す。この実施例では、図1の回路のインダク
タL1 の両端間にスイッチング素子Q3 が並列接続され
ている。図1の回路では、ランプがエミレス状態のラン
プのような場合は、出力電力は殆ど無いが、コンデンサ
C5 を通って充電電流が流れるため入力電力は確保さ
れ、コンデンサC3 、C4 の両端電圧が上昇する。そこ
で、図13の回路では、通常は、スイッチング素子Q3
をOFFしておき、ランプがエミレス状態のランプのよ
うな場合、コンデンサC3 、C4 の両端電圧が上昇した
ことを検知して、スイッチング素子Q3 をONすると、
インダクタL1 、L2 の接続点の電位であるVaの振幅
が無くなるため、コンデンサC1 、C2 が充放電しなく
なり、入力電流が流れなくなるので、コンデンサC3 、
C4 の両端電圧の上昇を回避できる。
図13に示す。この実施例では、図1の回路のインダク
タL1 の両端間にスイッチング素子Q3 が並列接続され
ている。図1の回路では、ランプがエミレス状態のラン
プのような場合は、出力電力は殆ど無いが、コンデンサ
C5 を通って充電電流が流れるため入力電力は確保さ
れ、コンデンサC3 、C4 の両端電圧が上昇する。そこ
で、図13の回路では、通常は、スイッチング素子Q3
をOFFしておき、ランプがエミレス状態のランプのよ
うな場合、コンデンサC3 、C4 の両端電圧が上昇した
ことを検知して、スイッチング素子Q3 をONすると、
インダクタL1 、L2 の接続点の電位であるVaの振幅
が無くなるため、コンデンサC1 、C2 が充放電しなく
なり、入力電流が流れなくなるので、コンデンサC3 、
C4 の両端電圧の上昇を回避できる。
【0029】(実施例6)本発明の実施例6の回路図を
図14に示す。本実施例は、図1の回路のコンデンサC
3 を、倍の容量値の電解コンデンサC31、C32の直列回
路に置き換え、コンデンサC4 を、倍の容量値の電解コ
ンデンサC41、C42の直列回路に置き換え、コンデンサ
C31、C32の接続点とインダクタL1 、L2 の接続点と
の間にダイオードD5 、コンデンサC41、C42の接続点
とインダクタL1 、L2 の接続点との間にダイオードD
6 を付加したものである。
図14に示す。本実施例は、図1の回路のコンデンサC
3 を、倍の容量値の電解コンデンサC31、C32の直列回
路に置き換え、コンデンサC4 を、倍の容量値の電解コ
ンデンサC41、C42の直列回路に置き換え、コンデンサ
C31、C32の接続点とインダクタL1 、L2 の接続点と
の間にダイオードD5 、コンデンサC41、C42の接続点
とインダクタL1 、L2 の接続点との間にダイオードD
6 を付加したものである。
【0030】本回路の基本動作は実施例1と同様である
が、インダクタL1 、L2 の接続点の電位であるVa
は、クランプダイオードD5 、D6 によって、コンデン
サC31、C32の接続点の電位VbとコンデンサC41、C
42の接続点の電位Vcにクランプされ、VbとVc間を
高周波で振幅する。
が、インダクタL1 、L2 の接続点の電位であるVa
は、クランプダイオードD5 、D6 によって、コンデン
サC31、C32の接続点の電位VbとコンデンサC41、C
42の接続点の電位Vcにクランプされ、VbとVc間を
高周波で振幅する。
【0031】コンデンサC5 と負荷の並列回路とインダ
クタL2 の直列回路で構成される負荷回路は、スイッチ
ング素子Q1 、Q2 の接続点とインダクタL1 、L2 の
接続点の間に接続され、インダクタL1 、L2 の接続点
の電位Vaとスイッチング素子Q1 、Q2 の接続点の電
位の差が印加される。インダクタL1 、L2 の接続点の
電位Vaは、クランプダイオードD5 、D6 によってク
ランプされるため、負荷回路に印加される電圧もクラン
プされ、出力波形がクランプされる。
クタL2 の直列回路で構成される負荷回路は、スイッチ
ング素子Q1 、Q2 の接続点とインダクタL1 、L2 の
接続点の間に接続され、インダクタL1 、L2 の接続点
の電位Vaとスイッチング素子Q1 、Q2 の接続点の電
位の差が印加される。インダクタL1 、L2 の接続点の
電位Vaは、クランプダイオードD5 、D6 によってク
ランプされるため、負荷回路に印加される電圧もクラン
プされ、出力波形がクランプされる。
【0032】実施例1の動作では、交流電源Vsがピー
ク付近では、コンデンサC1 またはC2 を通って入力電
流が流れるため、コンデンサC1 またはC2 が影響する
共振電流で動作し、交流電源Vsがグランド付近では、
入力電流がほとんど流れないため、コンデンサC1 また
はC2 が影響しない共振電流で動作するので、出力電流
は低周波のリップルを持つ。
ク付近では、コンデンサC1 またはC2 を通って入力電
流が流れるため、コンデンサC1 またはC2 が影響する
共振電流で動作し、交流電源Vsがグランド付近では、
入力電流がほとんど流れないため、コンデンサC1 また
はC2 が影響しない共振電流で動作するので、出力電流
は低周波のリップルを持つ。
【0033】しかし、本実施例では、出力波形がクラン
プされるので、出力電流の低周波のリップルが緩和され
る。従って、実施例1に説明した共振定数で図14に示
すクランプダイオードD5 、D6 を用いることによっ
て、スイッチング電流を低減させながら、出力電流の低
周波のリップルが緩和出来る。
プされるので、出力電流の低周波のリップルが緩和され
る。従って、実施例1に説明した共振定数で図14に示
すクランプダイオードD5 、D6 を用いることによっ
て、スイッチング電流を低減させながら、出力電流の低
周波のリップルが緩和出来る。
【0034】(実施例7)本発明の実施例7の回路図
は、図1と同様である。基本動作は実施例1と同様であ
るが、実施例1に説明した共振定数での動作では、交流
電源Vsがピーク付近では、コンデンサC1 またはC2
を通って入力電流が流れるため、コンデンサC1 または
C2 が影響する共振電流で動作し、交流電源Vsがグラ
ンド付近では、入力電流がほとんど流れないため、コン
デンサC1 またはC2 が影響しない共振電流で動作する
ので、出力電流は低周波のリップルを持つ。上述したよ
うに、交流電源Vsがピーク付近では、コンデンサC1
またはC2 を含んだ共振系で動作し、交流電源Vsがグ
ランド付近では、コンデンサC1 またはC2 を含まない
共振系で動作する。
は、図1と同様である。基本動作は実施例1と同様であ
るが、実施例1に説明した共振定数での動作では、交流
電源Vsがピーク付近では、コンデンサC1 またはC2
を通って入力電流が流れるため、コンデンサC1 または
C2 が影響する共振電流で動作し、交流電源Vsがグラ
ンド付近では、入力電流がほとんど流れないため、コン
デンサC1 またはC2 が影響しない共振電流で動作する
ので、出力電流は低周波のリップルを持つ。上述したよ
うに、交流電源Vsがピーク付近では、コンデンサC1
またはC2 を含んだ共振系で動作し、交流電源Vsがグ
ランド付近では、コンデンサC1 またはC2 を含まない
共振系で動作する。
【0035】本発明の実施例7の周波数特性図を図15
に示す。図15では、コンデンサC 1 またはC2 を含ん
だ共振系Aの電流値とコンデンサC1 またはC2 を含ま
ない共振系Bの電流値が一致する周波数が動作周波数と
なるように、共振定数が設定されている。このように、
2つの共振系の電流値が一致する周波数を動作周波数と
し、なおかつ、スイッチング電流を減少させるために、
スイッチング素子を介する電流IL2が、コンデンサC1
を介して流れる入力電流IC1よりも小さくなるような共
振定数を設定すれば、スイッチング電流を低減させなが
ら、出力電流の低周波のリップルが緩和出来る。
に示す。図15では、コンデンサC 1 またはC2 を含ん
だ共振系Aの電流値とコンデンサC1 またはC2 を含ま
ない共振系Bの電流値が一致する周波数が動作周波数と
なるように、共振定数が設定されている。このように、
2つの共振系の電流値が一致する周波数を動作周波数と
し、なおかつ、スイッチング電流を減少させるために、
スイッチング素子を介する電流IL2が、コンデンサC1
を介して流れる入力電流IC1よりも小さくなるような共
振定数を設定すれば、スイッチング電流を低減させなが
ら、出力電流の低周波のリップルが緩和出来る。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、簡単な回路構
成で入力高調波歪みを低減できるという効果があり、ま
た、倍電圧構成としているため、ランプの安定な始動、
点灯が可能となるという効果がある。また、入力電流が
負荷電流よりも大きくなるような場合に負荷回路以外に
電流を経由する回路として、少なくとも1つのインダク
タを含む充電用回路を設けたため、入力電流は、2つの
インダクタに分流され、スイッチング電流は負荷回路に
流れる電流相当の電流が流れ、スイッチング電流の増大
を回避できる。
成で入力高調波歪みを低減できるという効果があり、ま
た、倍電圧構成としているため、ランプの安定な始動、
点灯が可能となるという効果がある。また、入力電流が
負荷電流よりも大きくなるような場合に負荷回路以外に
電流を経由する回路として、少なくとも1つのインダク
タを含む充電用回路を設けたため、入力電流は、2つの
インダクタに分流され、スイッチング電流は負荷回路に
流れる電流相当の電流が流れ、スイッチング電流の増大
を回避できる。
【0037】請求項2又は3の発明によれば、調光した
場合でもスイッチング電流を減少させることができ、な
おかつ、平滑用のコンデンサの両端電圧の上昇が回避で
きる。請求項4又は5又は6の発明によれば、ランプが
エミレス状態のランプのような場合でも、平滑用のコン
デンサの両端電圧の上昇が回避できる。請求項7又は8
の発明によれば、スイッチング電流を低減させながら、
出力電流に含まれる低周波のリップルを緩和できる。
場合でもスイッチング電流を減少させることができ、な
おかつ、平滑用のコンデンサの両端電圧の上昇が回避で
きる。請求項4又は5又は6の発明によれば、ランプが
エミレス状態のランプのような場合でも、平滑用のコン
デンサの両端電圧の上昇が回避できる。請求項7又は8
の発明によれば、スイッチング電流を低減させながら、
出力電流に含まれる低周波のリップルを緩和できる。
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】本発明の実施例1の交流電源が正極性であると
きの動作波形図である。
きの動作波形図である。
【図3】本発明の実施例1の交流電源が負極性であると
きの動作波形図である。
きの動作波形図である。
【図4】本発明の実施例1の回路に流れる電流の周波数
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図5】本発明の実施例1の一変形例を示す回路図であ
る。
る。
【図6】本発明の実施例1の2灯並列点灯方式への応用
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図7】本発明の実施例2の回路図である。
【図8】本発明の実施例2の回路に流れる電流の周波数
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図9】本発明の実施例2のデューティの変化のさせ方
を示す波形図である。
を示す波形図である。
【図10】本発明の実施例2のデューティの変化に対す
る負荷電流の変化を示す特性図である。
る負荷電流の変化を示す特性図である。
【図11】本発明の実施例3の回路図である。
【図12】本発明の実施例4の回路図である。
【図13】本発明の実施例5の回路図である。
【図14】本発明の実施例6の回路図である。
【図15】本発明の実施例7の周波数特性図である。
【図16】第1の従来例の回路図である。
【図17】第2の従来例の回路図である。
【図18】第3の従来例の回路図である。
【図19】第4の従来例の回路図である。
Vs 交流電源 La 放電灯 Q1 ,Q2 スイッチング素子 L1 ,L2 インダクタ C1 ,C2 コンデンサ C3 ,C4 平滑用コンデンサ D1 ,D2 倍電圧整流用ダイオード D3 ,D4 ダイオード
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 41/24 H05B 41/24 L 41/29 41/29 C
Claims (9)
- 【請求項1】 直列に接続された倍電圧整流用の第1
及び第2のダイオードと、 上記倍電圧整流用の第1及び第2のダイオードの直列回
路の両端にそれぞれ第3及び第4のダイオードを介して
接続された平滑用コンデンサの直列回路と、 上記倍電圧整流用の第1及び第2のダイオードの直列回
路と平滑用コンデンサの直列回路の各中点間に接続され
た交流電源と、 上記倍電圧整流用の第1及び第2のダイオードと上記第
3及び第4のダイオードの接続点に一端を接続された一
対のインピーダンス要素の直列回路と、 上記平滑用コンデンサの直列回路の両端に接続され、高
周波で交互にオン・オフする第1及び第2のスイッチン
グ素子の直列回路と、 上記スイッチング素子の直列回路の中点と平滑用コンデ
ンサの直列回路の中点との間に接続された、少なくとも
1つのコンデンサとインダクタで構成される共振回路を
含む負荷回路と、少なくとも1つのインダクタで構成さ
れる充電用回路、との直列回路とを備え、 上記一対のインピーダンス要素の直列回路の中点に、上
記負荷回路と上記充電用回路の接続点を接続した回路構
成を有し、 上記交流電源からの高周波の入力電流を上記第1及び第
2のスイッチング素子に流れる電流が少なくなるように
上記負荷回路と充電用回路に分配し、かつ、入力高調波
歪みが低下するように制御することを特徴とする電源装
置。 - 【請求項2】 上記インピーダンス要素を流れる電流
量が、負荷回路を流れる電流量よりも大きくなるように
上記充電用回路を設定することを特徴とする請求項1記
載の電源装置。 - 【請求項3】 上記インピーダンス要素を流れる電流
の周波数に対する変化量と、負荷回路を流れる電流の周
波数に対する変化量が等しくなるように、共振回路を設
定することを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項4】 上記一対のインピーダンス要素の直列
回路の中点と、負荷回路と上記充電用回路の接続点の間
にコンデンサとインダクタの並列回路を接続したことを
特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項5】 上記一対のインピーダンス要素の直列
回路の中点と、上記負荷回路と充電用回路の接続点の間
にスイッチング素子を接続したことを特徴とする請求項
1記載の電源装置。 - 【請求項6】 上記一対の平滑用コンデンサの直列回
路の中点と、上記負荷回路と充電用回路の接続点の間に
スイッチング素子を接続したことを特徴とする請求項1
記載の電源装置。 - 【請求項7】 上記一対のインピーダンス要素の直列
回路の中点と、負荷回路の接続点に、アノード側を接続
したダイオードとカソード側を接続したダイオードより
なる一対のクランプダイオードを接続したことを特徴と
する請求項1記載の電源装置。 - 【請求項8】 上記インピーダンス要素を含む第1の
共振系と上記インピーダンス要素を含まない第2の共振
系の負荷への出力が等しくなるように制御することを特
徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項9】 負荷として放電灯を用いた請求項1乃
至8のいずれかに記載の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9074197A JPH10271831A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9074197A JPH10271831A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10271831A true JPH10271831A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13540227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9074197A Pending JPH10271831A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10271831A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005124371A (ja) * | 2003-10-20 | 2005-05-12 | Harison Toshiba Lighting Corp | 高周波インバータ装置および放電ランプ点灯装置 |
JP2010519889A (ja) * | 2007-02-25 | 2010-06-03 | オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 低い入力電圧で使用されるチャージポンプ電子安定器 |
CN103812359A (zh) * | 2014-01-16 | 2014-05-21 | 深圳市保益新能电气有限公司 | 一种交流-直流变换电路及其控制方法 |
CN109617423A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-04-12 | 武汉船舶通信研究所(中国船舶重工集团公司第七二二研究所) | 大功率极低频电源及其次谐波抑制装置 |
CN109639124A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-04-16 | 武汉船舶通信研究所(中国船舶重工集团公司第七二二研究所) | 大功率极低频电源及其次谐波抑制装置 |
EP4336722A1 (en) * | 2022-09-08 | 2024-03-13 | E-Square Holding B.V. | Ac/dc voltage multiplier |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP9074197A patent/JPH10271831A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010519889A (ja) * | 2007-02-25 | 2010-06-03 | オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 低い入力電圧で使用されるチャージポンプ電子安定器 |
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CN109617423B (zh) * | 2018-10-25 | 2019-12-31 | 武汉船舶通信研究所(中国船舶重工集团公司第七二二研究所) | 大功率极低频电源及其次谐波抑制装置 |
EP4336722A1 (en) * | 2022-09-08 | 2024-03-13 | E-Square Holding B.V. | Ac/dc voltage multiplier |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051125 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060411 |