JPH10271710A - 電源切替回路 - Google Patents
電源切替回路Info
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- JPH10271710A JPH10271710A JP9078648A JP7864897A JPH10271710A JP H10271710 A JPH10271710 A JP H10271710A JP 9078648 A JP9078648 A JP 9078648A JP 7864897 A JP7864897 A JP 7864897A JP H10271710 A JPH10271710 A JP H10271710A
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/04—Modifications for accelerating switching
- H03K17/041—Modifications for accelerating switching without feedback from the output circuit to the control circuit
- H03K17/04106—Modifications for accelerating switching without feedback from the output circuit to the control circuit in field-effect transistor switches
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- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トランジスタのしきい値を、低電圧動作のた
めに低くした場合、その値がダイオードの電圧降下分よ
りも低くなってしまうと、非選択側のPチャネルトラン
ジスタが完全にオフしないため、安定した電源切替出力
を得ることができないという課題があった。 【解決手段】 第1の入力端子1および第2の入力端子
3と出力端子6間に、それぞれ2つのPチャネルトラン
ジスタ10,11、12,13を直列に接続した第1の
直列回路および第2の直列回路とで電源切替回路8を構
成し、コントロール信号に基づいて前記第1の直列回路
をオンし、第2の直列回路をオフさせるレベルシフタ部
9を備えたものである。
めに低くした場合、その値がダイオードの電圧降下分よ
りも低くなってしまうと、非選択側のPチャネルトラン
ジスタが完全にオフしないため、安定した電源切替出力
を得ることができないという課題があった。 【解決手段】 第1の入力端子1および第2の入力端子
3と出力端子6間に、それぞれ2つのPチャネルトラン
ジスタ10,11、12,13を直列に接続した第1の
直列回路および第2の直列回路とで電源切替回路8を構
成し、コントロール信号に基づいて前記第1の直列回路
をオンし、第2の直列回路をオフさせるレベルシフタ部
9を備えたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、IC内部に電源
を選択して供給するための電源切替回路に関し、特に低
電圧動作可能なCMOSの電源切替回路に関するもので
ある。
を選択して供給するための電源切替回路に関し、特に低
電圧動作可能なCMOSの電源切替回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の電源切替回路を示す回路図
である。図において、101〜103はVCC電源電圧
の入力端子、104、105は他の電源であるVSH電
源電圧の入力端子、106は選択された電源電圧の出力
端子、107は1または0のコントロール信号の入力端
子、108は電源切替部、109はレベルシフタ部であ
る。
である。図において、101〜103はVCC電源電圧
の入力端子、104、105は他の電源であるVSH電
源電圧の入力端子、106は選択された電源電圧の出力
端子、107は1または0のコントロール信号の入力端
子、108は電源切替部、109はレベルシフタ部であ
る。
【0003】上記電源切替部108は、入力端子101
と出力端子106間に接続したPチャネルトランジスタ
121および入力端子104と出力端子106間に接続
したPチャネルトランジスタ122とで構成されてい
る。
と出力端子106間に接続したPチャネルトランジスタ
121および入力端子104と出力端子106間に接続
したPチャネルトランジスタ122とで構成されてい
る。
【0004】また、上記レベルシフタ部109は、入力
端子102とアース間に直列に接続されたダイオード1
23、Pチャネルトランジスタ124、Nチャネルトラ
ンジスタ125と入力端子105とアース間に直列に接
続されたダイオード126、Pチャネルトランジスタ1
27、Nチャネルトランジスタ128および入力端子1
07とNチャネルトランジスタ128のゲート間に接続
したインバータ129とで構成されている。そして、上
記ダイオード123、126のアノードはそれぞれPチ
ャネルトランジスタ124と127のソース端子に接続
され、このPチャネルトランジスタ124のゲート端子
はNチャネルトランジスタ128のソース端子に接続さ
れ、Pチャネルトランジスタ127のゲート端子はNチ
ャネルトランジスタ125のソース端子に接続されてい
る。
端子102とアース間に直列に接続されたダイオード1
23、Pチャネルトランジスタ124、Nチャネルトラ
ンジスタ125と入力端子105とアース間に直列に接
続されたダイオード126、Pチャネルトランジスタ1
27、Nチャネルトランジスタ128および入力端子1
07とNチャネルトランジスタ128のゲート間に接続
したインバータ129とで構成されている。そして、上
記ダイオード123、126のアノードはそれぞれPチ
ャネルトランジスタ124と127のソース端子に接続
され、このPチャネルトランジスタ124のゲート端子
はNチャネルトランジスタ128のソース端子に接続さ
れ、Pチャネルトランジスタ127のゲート端子はNチ
ャネルトランジスタ125のソース端子に接続されてい
る。
【0005】130、131はPチャネルトランジスタ
121、122のバックゲートであり、フローティング
状態になっている。132はPチャネルトランジスタ1
24と127のソース端子間を接続するノード(接続
点)、133はPチャネルトランジスタ124のドレイ
ンとNチャネルトランジスタ125のソースを接続する
ノード、134はPチャネルトランジスタ127のドレ
インとNチャネルトランジスタ128のソースを接続す
るノードである。
121、122のバックゲートであり、フローティング
状態になっている。132はPチャネルトランジスタ1
24と127のソース端子間を接続するノード(接続
点)、133はPチャネルトランジスタ124のドレイ
ンとNチャネルトランジスタ125のソースを接続する
ノード、134はPチャネルトランジスタ127のドレ
インとNチャネルトランジスタ128のソースを接続す
るノードである。
【0006】次に動作について説明する。VCC(=通
常電源、一般に5V)>VSH(=低電位)のときに、
コントロール信号の値が1の(VCCを選択する)場合
について説明する。この場合、Nチャネルトランジスタ
125がオンし、Nチャネルトランジスタ128はイン
バータ129の出力信号を受けてオフする。このため、
ノード133の電位はアースレベルとなり、このアース
レベルがPチャネルトランジスタ121、127のゲー
トに入力され、これらPチャネルトランジスタ121、
127はオンする。
常電源、一般に5V)>VSH(=低電位)のときに、
コントロール信号の値が1の(VCCを選択する)場合
について説明する。この場合、Nチャネルトランジスタ
125がオンし、Nチャネルトランジスタ128はイン
バータ129の出力信号を受けてオフする。このため、
ノード133の電位はアースレベルとなり、このアース
レベルがPチャネルトランジスタ121、127のゲー
トに入力され、これらPチャネルトランジスタ121、
127はオンする。
【0007】Pチャネルトランジスタ127がオンすれ
ば、ノード134にはノード132の電位が伝わる。こ
のノード132はダイオード123、126を通してV
CC電源電圧の入力端子102とVSH電源電圧の入力
端子105に接続されており、ダイオード123、12
6は順方向にしか電流を流さないため、ノード134か
ら入力端子102、105の方向へ電流は流れることは
なく、ノード134にはVCC電源とVSH電源のうち
高電圧であるVCC電源の電圧が伝わる。
ば、ノード134にはノード132の電位が伝わる。こ
のノード132はダイオード123、126を通してV
CC電源電圧の入力端子102とVSH電源電圧の入力
端子105に接続されており、ダイオード123、12
6は順方向にしか電流を流さないため、ノード134か
ら入力端子102、105の方向へ電流は流れることは
なく、ノード134にはVCC電源とVSH電源のうち
高電圧であるVCC電源の電圧が伝わる。
【0008】ただし、ダイオード123、126の出力
側の電圧は順方向電圧の影響で降下するため、ノード1
34の電位はVCC電源電圧よりダイオード123の電
圧降下分(△Vd、0.5V程度)だけ差し引いた電圧
(VCC−△Vd)となる。従って、ノード134もV
CC電源電圧よりダイオードの電圧降下分だけ差し引い
た電圧となる。これによって、Pチャネルトランジスタ
122、Pチャネルトランジスタ124はオフする。こ
の結果、Pチャネルトランジスタ121がオンすること
により、出力端子106には入力端子101に入力され
たVCC電源の電圧が出力される。
側の電圧は順方向電圧の影響で降下するため、ノード1
34の電位はVCC電源電圧よりダイオード123の電
圧降下分(△Vd、0.5V程度)だけ差し引いた電圧
(VCC−△Vd)となる。従って、ノード134もV
CC電源電圧よりダイオードの電圧降下分だけ差し引い
た電圧となる。これによって、Pチャネルトランジスタ
122、Pチャネルトランジスタ124はオフする。こ
の結果、Pチャネルトランジスタ121がオンすること
により、出力端子106には入力端子101に入力され
たVCC電源の電圧が出力される。
【0009】以上はVCC>VSHの場合であるが、V
CC<VSHの場合も同様に動作する。
CC<VSHの場合も同様に動作する。
【0010】図3はPチャネルトランジスタ121、1
22の断面図を示すもので、バックゲート130、13
1がフローティング状態になっているので、Pチャネル
トランジスタ121がオンの場合、VCCの電位が配線
136を通じてNウェル1からNウェル2に伝わり、V
CC>VSHであればNウェル2はVCCレベルとな
り、VCC<VSHであればNウェル2はVSHレベル
のままとなる。また、Pチャネルトランジスタ122が
オンの場合、VSHの電位が配線136を通じてNウェ
ル2からNウェル1に伝わり、VCC>VSHであれば
Nウェル1はVCCレベルのまま、VCC<VSHであ
ればNウェル1はVSHレベルとなる。
22の断面図を示すもので、バックゲート130、13
1がフローティング状態になっているので、Pチャネル
トランジスタ121がオンの場合、VCCの電位が配線
136を通じてNウェル1からNウェル2に伝わり、V
CC>VSHであればNウェル2はVCCレベルとな
り、VCC<VSHであればNウェル2はVSHレベル
のままとなる。また、Pチャネルトランジスタ122が
オンの場合、VSHの電位が配線136を通じてNウェ
ル2からNウェル1に伝わり、VCC>VSHであれば
Nウェル1はVCCレベルのまま、VCC<VSHであ
ればNウェル1はVSHレベルとなる。
【0011】通常のバックゲートを電源につないだPチ
ャネルトランジスタでは、ソース(P領域)の電位がN
ウェルの電位より高くなった場合、PN接合に順方向の
電圧がかかることになり、P領域からNウェルに向って
電流が流れてしまう。従って、Nウェルの電位を決定す
るバックゲート130、131の電位はPチャネルトラ
ンジスタのソース側の電位にしておくことが望ましい
が、図示の電源切替部108では電位の異なる2つの電
源を用いており、出力端子106の電位はVCCを選択
するかVSHを選択するかによって変化する。
ャネルトランジスタでは、ソース(P領域)の電位がN
ウェルの電位より高くなった場合、PN接合に順方向の
電圧がかかることになり、P領域からNウェルに向って
電流が流れてしまう。従って、Nウェルの電位を決定す
るバックゲート130、131の電位はPチャネルトラ
ンジスタのソース側の電位にしておくことが望ましい
が、図示の電源切替部108では電位の異なる2つの電
源を用いており、出力端子106の電位はVCCを選択
するかVSHを選択するかによって変化する。
【0012】VCCを選択する場合、Pチャネルトラン
ジスタ122のソースは、VCC>VSHであれば出力
端子106側に、VCC<VSHであれば入力端子10
4側になり、バックゲート130、131をフローティ
ング状態にすることによって、VCCとVSHのどちら
が高い場合にも対応できるようになっている。
ジスタ122のソースは、VCC>VSHであれば出力
端子106側に、VCC<VSHであれば入力端子10
4側になり、バックゲート130、131をフローティ
ング状態にすることによって、VCCとVSHのどちら
が高い場合にも対応できるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源切替回路は
以上のように構成されているので、Pチャネルトランジ
スタ121、122のうち非選択側のPチャネルトラン
ジスタのゲート電位を供給するレベルシフタ部109の
電位は、ダイオード123、126の電圧降下により、
VCCとVSHのうち高い方の電源電位よりも電圧降下
分低くなる。
以上のように構成されているので、Pチャネルトランジ
スタ121、122のうち非選択側のPチャネルトラン
ジスタのゲート電位を供給するレベルシフタ部109の
電位は、ダイオード123、126の電圧降下により、
VCCとVSHのうち高い方の電源電位よりも電圧降下
分低くなる。
【0014】Pチャネルトランジスタ121、122が
完全にオフするのは、ソース・ゲート間の電位差がトラ
ンジスタのしきい値よりも小さい場合であるので、Pチ
ャネルトランジスタ121、122のしきい値を、ダイ
オード123、126の電圧降下分よりも高くしておく
必要がある。
完全にオフするのは、ソース・ゲート間の電位差がトラ
ンジスタのしきい値よりも小さい場合であるので、Pチ
ャネルトランジスタ121、122のしきい値を、ダイ
オード123、126の電圧降下分よりも高くしておく
必要がある。
【0015】この電源切替回路を構成している各トラン
ジスタのしきい値を、低電圧動作のために低くした場
合、その値がダイオードの電圧降下分よりも低くなって
しまうと、非選択側のPチャネルトランジスタが完全に
オフしない。このため、VCCとVSHのうち高い方か
ら低い方に電流が流れ込み、この電源切替回路から出力
される電源電圧は、高い方の電源電圧を選択した場合に
はそれよりも低い電圧、低い方の電源電圧を選択した場
合にはそれよりも高い電圧となるという課題があった。
ジスタのしきい値を、低電圧動作のために低くした場
合、その値がダイオードの電圧降下分よりも低くなって
しまうと、非選択側のPチャネルトランジスタが完全に
オフしない。このため、VCCとVSHのうち高い方か
ら低い方に電流が流れ込み、この電源切替回路から出力
される電源電圧は、高い方の電源電圧を選択した場合に
はそれよりも低い電圧、低い方の電源電圧を選択した場
合にはそれよりも高い電圧となるという課題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、低電圧動作のためにしきい値の低
いトランジスタを用いても、異なる電位の電源間におけ
るリークを抑え、確実に切り替えることのできる電源切
替回路を得ることを目的とする。
めになされたもので、低電圧動作のためにしきい値の低
いトランジスタを用いても、異なる電位の電源間におけ
るリークを抑え、確実に切り替えることのできる電源切
替回路を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る電源切替回路は、異なる電源電圧の印加される第1、
第2の入力端子と出力端子間にそれぞれ2つのPチャネ
ルトランジスタ(またはNチャネルトランジスタ)を直
列に接続した第1の直列回路および第2の直列回路とを
有する電源切替部と、コントロール信号を受けてPチャ
ネルトランジスタの1つがオンする前記いずれか一方の
直列回路に対し、他方の直列回路のPチャネルトランジ
スタの1つをオフさせるインバータを備え、レベルシフ
タ部は前記コントロール信号を受けて前記オンしたPチ
ャネルトランジスタと直列の他方のPチャネルトランジ
スタをオンさせるとともに、前記オフしたPチャネルト
ランジスタと直列の他方のPチャネルトランジスタをオ
フさせるものである。
る電源切替回路は、異なる電源電圧の印加される第1、
第2の入力端子と出力端子間にそれぞれ2つのPチャネ
ルトランジスタ(またはNチャネルトランジスタ)を直
列に接続した第1の直列回路および第2の直列回路とを
有する電源切替部と、コントロール信号を受けてPチャ
ネルトランジスタの1つがオンする前記いずれか一方の
直列回路に対し、他方の直列回路のPチャネルトランジ
スタの1つをオフさせるインバータを備え、レベルシフ
タ部は前記コントロール信号を受けて前記オンしたPチ
ャネルトランジスタと直列の他方のPチャネルトランジ
スタをオンさせるとともに、前記オフしたPチャネルト
ランジスタと直列の他方のPチャネルトランジスタをオ
フさせるものである。
【0018】請求項2記載の発明に係る電源切替回路の
レベルシフタ部は、電源電圧の印加される第3の入力端
子とアース間に接続されコントロール信号を受けてオン
し電源切替部の第2の直列回路を構成するPチャネルト
ランジスタの一方をオンさせるPチャネルトランジスタ
とNチャネルトランジスタの直列回路と、電源電圧の印
加される第4の入力端子とアース間に接続されコントロ
ール信号を反転出力したインバータの出力信号を受けて
電源切替部の第1の直列回路を構成するPチャネルトラ
ンジスタの一方をオフさせるPチャネルトランジスタと
Nチャネルトランジスタの直列回路とからなるものであ
る。
レベルシフタ部は、電源電圧の印加される第3の入力端
子とアース間に接続されコントロール信号を受けてオン
し電源切替部の第2の直列回路を構成するPチャネルト
ランジスタの一方をオンさせるPチャネルトランジスタ
とNチャネルトランジスタの直列回路と、電源電圧の印
加される第4の入力端子とアース間に接続されコントロ
ール信号を反転出力したインバータの出力信号を受けて
電源切替部の第1の直列回路を構成するPチャネルトラ
ンジスタの一方をオフさせるPチャネルトランジスタと
Nチャネルトランジスタの直列回路とからなるものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電
源切替回路を示す回路図である。図において、1、2は
VCC電源電圧の入力端子、3〜5はVSH電源電圧の
入力端子、6は選択された電源電圧の出力端子、7は1
または0のコントロール信号の入力端子、8は電源切替
部、9はレベルシフタ部である。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電
源切替回路を示す回路図である。図において、1、2は
VCC電源電圧の入力端子、3〜5はVSH電源電圧の
入力端子、6は選択された電源電圧の出力端子、7は1
または0のコントロール信号の入力端子、8は電源切替
部、9はレベルシフタ部である。
【0020】上記電源切替部8は、入力端子3と出力端
子6間に直列に接続したPチャネルトランジスタ10、
11および入力端子1と出力端子6間に直列に接続した
Pチャネルトランジスタ12、13とで構成されてい
る。
子6間に直列に接続したPチャネルトランジスタ10、
11および入力端子1と出力端子6間に直列に接続した
Pチャネルトランジスタ12、13とで構成されてい
る。
【0021】また、上記レベルシフタ部9は、入力端子
4とアース間に直列に接続されたPチャネルトランジス
タ14、Nチャネルトランジスタ15と入力端子5とア
ース間に直列に接続されたPチャネルトランジスタ1
6、Nチャネルトランジスタ17および入力端子7とN
チャネルトランジスタ17のゲート間に接続したインバ
ータ24とで構成され、上記Pチャネルトランジスタ1
4のゲート端子はNチャネルトランジスタ17のソース
端子に接続され、Pチャネルトランジスタ16のゲート
端子はNチャネルトランジスタ15のソース端子に接続
されている。
4とアース間に直列に接続されたPチャネルトランジス
タ14、Nチャネルトランジスタ15と入力端子5とア
ース間に直列に接続されたPチャネルトランジスタ1
6、Nチャネルトランジスタ17および入力端子7とN
チャネルトランジスタ17のゲート間に接続したインバ
ータ24とで構成され、上記Pチャネルトランジスタ1
4のゲート端子はNチャネルトランジスタ17のソース
端子に接続され、Pチャネルトランジスタ16のゲート
端子はNチャネルトランジスタ15のソース端子に接続
されている。
【0022】18〜21はPチャネルトランジスタ10
〜13のバックゲートであり、フローティング状態にな
っている。22はPチャネルトランジスタ14のドレイ
ンとNチャネルトランジスタ15のソースを接続するノ
ード、23はPチャネルトランジスタ16のドレインと
Nチャネルトランジスタ17のソースを接続するノード
である。
〜13のバックゲートであり、フローティング状態にな
っている。22はPチャネルトランジスタ14のドレイ
ンとNチャネルトランジスタ15のソースを接続するノ
ード、23はPチャネルトランジスタ16のドレインと
Nチャネルトランジスタ17のソースを接続するノード
である。
【0023】次に動作について説明する。VCC(=通
常電源、一般に5V)>VSH(=低電位)のときに、
コントロール信号の値が1の(VCCを選択する)場合
について説明する。この場合、Pチャネルトランジスタ
10がオフし、Nチャネルトランジスタ15がオンす
る。また、インバータ24の出力信号を受けてPチャネ
ルトランジスタ12がオンし、Nチャネルトランジスタ
17がオフする。このため、ノード22の電位はアース
レベルとなり、このアースレベルがPチャネルトランジ
スタ13、16のゲートに入力され、これ等Pチャネル
トランジスタ13、16はオンする。
常電源、一般に5V)>VSH(=低電位)のときに、
コントロール信号の値が1の(VCCを選択する)場合
について説明する。この場合、Pチャネルトランジスタ
10がオフし、Nチャネルトランジスタ15がオンす
る。また、インバータ24の出力信号を受けてPチャネ
ルトランジスタ12がオンし、Nチャネルトランジスタ
17がオフする。このため、ノード22の電位はアース
レベルとなり、このアースレベルがPチャネルトランジ
スタ13、16のゲートに入力され、これ等Pチャネル
トランジスタ13、16はオンする。
【0024】Pチャネルトランジスタ16がオンすれ
ば、ノード23には入力端子5に印加されたVSHの電
位が伝わり、このVHSの電位がPチャネルトランジス
タ11、14のゲートに供給されてこれ等Pチャネルト
ランジスタがオフする。この結果、Pチャネルトランジ
スタ10、11がオフ、Pチャネルトランジスタ12、
13がオンして、出力端子6には入力端子1に入力され
たVCC電源の電圧が出力される。
ば、ノード23には入力端子5に印加されたVSHの電
位が伝わり、このVHSの電位がPチャネルトランジス
タ11、14のゲートに供給されてこれ等Pチャネルト
ランジスタがオフする。この結果、Pチャネルトランジ
スタ10、11がオフ、Pチャネルトランジスタ12、
13がオンして、出力端子6には入力端子1に入力され
たVCC電源の電圧が出力される。
【0025】以上はVCC>VSHの場合であるが、V
CC<VSHの場合も同様に動作する。
CC<VSHの場合も同様に動作する。
【0026】電源切替部8を構成するPチャネルトラン
ジスタ10〜13のバックゲート18〜21をフローテ
ィング状態にしていることは、前記図2に示す従来の回
路構成と同様の理由によるもので、出力端子6の電位は
VCCを選択するかVSHを選択するかによって変化す
る。VCCの電位を選択する場合、Pチャネルトランジ
スタ10のソースは、VCC>VSHであれば出力端子
6側に、VCC<VSHであれば入力端子2側になる。
このようにバックゲート18〜21をフローティング状
態にすることによって、VCCとVSHのどちらが高い
場合にも対応できる。
ジスタ10〜13のバックゲート18〜21をフローテ
ィング状態にしていることは、前記図2に示す従来の回
路構成と同様の理由によるもので、出力端子6の電位は
VCCを選択するかVSHを選択するかによって変化す
る。VCCの電位を選択する場合、Pチャネルトランジ
スタ10のソースは、VCC>VSHであれば出力端子
6側に、VCC<VSHであれば入力端子2側になる。
このようにバックゲート18〜21をフローティング状
態にすることによって、VCCとVSHのどちらが高い
場合にも対応できる。
【0027】また、非選択側の直列に接続された2つの
Pチャネルトランジスタ(コントロール信号が1の時
は、10,11、0の時は12,13)に2つの電源電
圧(VCC,VSH)が印加されることにより、VCC
とVSHのどちらが高い場合でも、これらのトランジス
タのうち1つは完全にOFFさせることができる。
Pチャネルトランジスタ(コントロール信号が1の時
は、10,11、0の時は12,13)に2つの電源電
圧(VCC,VSH)が印加されることにより、VCC
とVSHのどちらが高い場合でも、これらのトランジス
タのうち1つは完全にOFFさせることができる。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ダイオードの電圧降下およびトランジスタのしきい
値を考慮する必要はなく、電位の異なるVCCとVSH
間のリークを抑えた電源切替回路を実現できる。
ば、ダイオードの電圧降下およびトランジスタのしきい
値を考慮する必要はなく、電位の異なるVCCとVSH
間のリークを抑えた電源切替回路を実現できる。
【0029】実施の形態2.実施の形態1では、Pチャ
ネルトランジスタ10〜13を用いて電源切替部8を構
成しているが、レベルシフタ部9を構成するPチャネル
トランジスタ14,16をNチャネルトランジスタと
し、Nチャネルトランジスタ15,17をPチャネルト
ランジスタとすれば、電源切替部8をNチャネルトラン
ジスタで構成することができる。
ネルトランジスタ10〜13を用いて電源切替部8を構
成しているが、レベルシフタ部9を構成するPチャネル
トランジスタ14,16をNチャネルトランジスタと
し、Nチャネルトランジスタ15,17をPチャネルト
ランジスタとすれば、電源切替部8をNチャネルトラン
ジスタで構成することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、異なる電源電圧の印加される第1、第2の入力端
子と出力端子間にそれぞれ2つのPチャネルトランジス
タ(またはNチャネルトランジスタ)を直列に接続した
第1の直列回路および第2の直列回路とを有する電源切
替部を備え、レベルシフタ部はコントロール信号を受け
てオンした直列回路の他方のPチャネルトランジスタを
オンさせるとともに、前記コントロール信号の反転信号
を受けてオフした直列回路の他方のPチャネルトランジ
スタをオフさせるように構成したので、低電圧動作のた
めにしきい値を低くしたトランジスタを用いても、その
しきい値によらず、電源VCCと電源VSHの電圧が異
なる場合でも電源間のリ一クを抑え、確実に切り替えの
できる電源切替回路を実現できる効果がある。
れば、異なる電源電圧の印加される第1、第2の入力端
子と出力端子間にそれぞれ2つのPチャネルトランジス
タ(またはNチャネルトランジスタ)を直列に接続した
第1の直列回路および第2の直列回路とを有する電源切
替部を備え、レベルシフタ部はコントロール信号を受け
てオンした直列回路の他方のPチャネルトランジスタを
オンさせるとともに、前記コントロール信号の反転信号
を受けてオフした直列回路の他方のPチャネルトランジ
スタをオフさせるように構成したので、低電圧動作のた
めにしきい値を低くしたトランジスタを用いても、その
しきい値によらず、電源VCCと電源VSHの電圧が異
なる場合でも電源間のリ一クを抑え、確実に切り替えの
できる電源切替回路を実現できる効果がある。
【0031】請求項2記載の発明によれば、電源電圧の
印加される第3の入力端子とアース間に接続されコント
ロール信号を受けてオンし電源切替部の第2の直列回路
を構成するPチャネルトランジスタの一方をオンさせる
PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの直
列回路と、電源電圧の印加される第4の入力端子とアー
ス間に接続されコントロール信号を反転出力したインバ
ータの出力信号を受けて電源切替部の第1の直列回路を
構成するPチャネルトランジスタの一方をオフさせるP
チャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの直列
回路とでレベルシフタ部を構成したので、ダイオードを
必要とせず、少ない部品点数で安価に構成することがで
きるとともに、ダイオードの順方向電圧降下の影響を電
源切替部に与えることなく、トランジスタのしきい値を
低くして、低電圧動作を可能とすることができる効果が
ある。
印加される第3の入力端子とアース間に接続されコント
ロール信号を受けてオンし電源切替部の第2の直列回路
を構成するPチャネルトランジスタの一方をオンさせる
PチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの直
列回路と、電源電圧の印加される第4の入力端子とアー
ス間に接続されコントロール信号を反転出力したインバ
ータの出力信号を受けて電源切替部の第1の直列回路を
構成するPチャネルトランジスタの一方をオフさせるP
チャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの直列
回路とでレベルシフタ部を構成したので、ダイオードを
必要とせず、少ない部品点数で安価に構成することがで
きるとともに、ダイオードの順方向電圧降下の影響を電
源切替部に与えることなく、トランジスタのしきい値を
低くして、低電圧動作を可能とすることができる効果が
ある。
【図1】 この発明の実施の形態1における電源切替回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図2】 従来の電源切替回路を示す回路図である。
【図3】 従来の電源切替回路を構成するPチャネルト
ランジスタの断面図である。
ランジスタの断面図である。
【符号の説明】 1〜5 入力端子、6 出力端子、8 電源切替部、9
レベルシフタ部 10〜14、16 Pチャネルトラ
ンジスタ、15、17 Nチャネルトランジスタ、24
インバータ。
レベルシフタ部 10〜14、16 Pチャネルトラ
ンジスタ、15、17 Nチャネルトランジスタ、24
インバータ。
Claims (2)
- 【請求項1】 異なる電源電圧が印加される第1、第2
の入力端子と、前記第1の入力端子と出力端子間に2つ
のPチャネルトランジスタ(またはNチャネルトランジ
スタ)を直列に接続した第1の直列回路および、前記第
2の入力端子と出力端子間に2つのPチャネルトランジ
スタ(またはNチャネルトランジスタ)を直列に接続し
た第2の直列回路とを有する電源切替部と、コントロー
ル信号を受けてPチャネルトランジスタの1つがオンす
る前記いずれか一方の直列回路に対し、他方の直列回路
のPチャネルトランジスタの1つをオフさせるインバー
タを有し、前記コントロール信号を受けて前記オンした
Pチャネルトランジスタと直列の他方のPチャネルトラ
ンジスタをオンさせるとともに、前記オフしたPチャネ
ルトランジスタと直列の他方のPチャネルトランジスタ
をオフさせるレベルシフタ部とを備えた電源切替回路。 - 【請求項2】 レベルシフタ部は、電源電圧の印加され
る第3の入力端子とアース間に接続されコントロール信
号を受けてオンし電源切替部の第2の直列回路を構成す
るPチャネルトランジスタの一方をオンさせるPチャネ
ルトランジスタとNチャネルトランジスタの第3の直列
回路と、電源電圧の印加される第4の入力端子とアース
間に接続されコントロール信号を反転したインバータの
出力信号を受けてオフし電源切替部の第1の直列回路を
構成するPチャネルトランジスタの一方をオフさせるP
チャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの第4
の直列回路とからなることを特徴とする請求項1記載の
電源切替回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078648A JPH10271710A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 電源切替回路 |
US08/953,727 US5892302A (en) | 1997-03-28 | 1997-10-17 | Power switching circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9078648A JPH10271710A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 電源切替回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10271710A true JPH10271710A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13667694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9078648A Pending JPH10271710A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 電源切替回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5892302A (ja) |
JP (1) | JPH10271710A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017175691A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | セイコーエプソン株式会社 | 電源切換回路及び電子機器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6414534B1 (en) * | 2001-02-20 | 2002-07-02 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company | Level shifter for ultra-deep submicron CMOS designs |
CN101604867B (zh) * | 2009-05-27 | 2011-05-11 | 钜泉光电科技(上海)股份有限公司 | 一种主电源与后备电源的切换方法和切换电路 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4109163A (en) * | 1977-03-11 | 1978-08-22 | Westinghouse Electric Corp. | High speed, radiation hard complementary mos capacitive voltage level shift circuit |
US4178628A (en) * | 1978-05-12 | 1979-12-11 | R & I Patent Corporation | Switching type regulated power supply |
US4698530A (en) * | 1984-11-09 | 1987-10-06 | National Semiconductor Corporation | Power switch for dual power supply circuit |
JPH0352010A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-06 | Seiko Instr Inc | 電源切換回路 |
JPH03169273A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-22 | Mitsubishi Electric Corp | スイッチングデバイス駆動回路 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9078648A patent/JPH10271710A/ja active Pending
- 1997-10-17 US US08/953,727 patent/US5892302A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017175691A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | セイコーエプソン株式会社 | 電源切換回路及び電子機器 |
CN107222018A (zh) * | 2016-03-22 | 2017-09-29 | 精工爱普生株式会社 | 电源切换电路以及电子设备 |
CN107222018B (zh) * | 2016-03-22 | 2022-03-15 | 精工爱普生株式会社 | 电源切换电路以及电子设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5892302A (en) | 1999-04-06 |
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