JPH10271549A - 移動無線基地局装置 - Google Patents
移動無線基地局装置Info
- Publication number
- JPH10271549A JPH10271549A JP9067940A JP6794097A JPH10271549A JP H10271549 A JPH10271549 A JP H10271549A JP 9067940 A JP9067940 A JP 9067940A JP 6794097 A JP6794097 A JP 6794097A JP H10271549 A JPH10271549 A JP H10271549A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sector
- unit
- result
- intra
- inter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims abstract description 54
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 claims abstract description 54
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 claims abstract description 28
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims description 21
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 4
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 4
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000001934 delay Effects 0.000 claims description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 3
- 238000013508 migration Methods 0.000 abstract description 3
- 230000005012 migration Effects 0.000 abstract description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 14
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 4
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号合成によるソフトハンドオーバを簡易な
構成で実現し、ハンドオーバ時の受信特性の改善を図っ
た移動無線基地局装置を提供する。 【解決手段】 複数セクタ構成の基地局装置1におい
て、各チャネルにセクタ間合成部13をそれぞれ設け
る。各セクタ間合成部13をセル内共有バス4で接続す
る。セクタ間合成部13は、RAKE合成部12から出
力されたRAKE合成結果を記憶するメモリと、セル内
共有バス4を介して転送された他セクタのRAKE合成
結果を記憶するメモリと、自セクタと他セクタのRAK
E合成結果を加算する加算合成部とを備える。セル内共
有バス制御部5は、セクタ間ハンドオーバ時に移行元セ
クタのRAKE合成結果を移行先セクタへ転送する。移
行先セクタ側のセクタ間合成部13は、各セクタでのR
AKE合成結果を最大比合成する。
構成で実現し、ハンドオーバ時の受信特性の改善を図っ
た移動無線基地局装置を提供する。 【解決手段】 複数セクタ構成の基地局装置1におい
て、各チャネルにセクタ間合成部13をそれぞれ設け
る。各セクタ間合成部13をセル内共有バス4で接続す
る。セクタ間合成部13は、RAKE合成部12から出
力されたRAKE合成結果を記憶するメモリと、セル内
共有バス4を介して転送された他セクタのRAKE合成
結果を記憶するメモリと、自セクタと他セクタのRAK
E合成結果を加算する加算合成部とを備える。セル内共
有バス制御部5は、セクタ間ハンドオーバ時に移行元セ
クタのRAKE合成結果を移行先セクタへ転送する。移
行先セクタ側のセクタ間合成部13は、各セクタでのR
AKE合成結果を最大比合成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDMA(Co
de Division Multiple Acce
ss:符号分割多元接続)方式を採用した移動無線通信
システムの基地局装置に関するものである。
de Division Multiple Acce
ss:符号分割多元接続)方式を採用した移動無線通信
システムの基地局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年盛んに研究されており一部でサービ
スが開始されているCDMA方式の移動無線通信システ
ムでは、各セル・セクタでの周波数が同一という特徴を
生かして、現行TDMA(Time Division
Multiple Access:時分割多元接続)
方式移動無線通信システムで問題となるハンドオーバ時
の周波数切替に起因する通話音声の途切れを回避したソ
フトハンドオーバを行なっている。
スが開始されているCDMA方式の移動無線通信システ
ムでは、各セル・セクタでの周波数が同一という特徴を
生かして、現行TDMA(Time Division
Multiple Access:時分割多元接続)
方式移動無線通信システムで問題となるハンドオーバ時
の周波数切替に起因する通話音声の途切れを回避したソ
フトハンドオーバを行なっている。
【0003】ソフトハンドオーバとは、通信する基地局
を切り替えるハンドオーバの処理を、現在通信中の基地
局と次に通信する基地局との間で同時に通信した状態で
行なうものである。下り回線では、移行先,移行元の両
基地局から同一データを送信し(但し拡散コードは異な
る)、移動局では両基地局からの信号を合成しダイバー
シチ効果を得ることによって受信特性の改善を図り、上
り回線においては移動局の送信する信号を移行先,移行
元の両基地局で受信し、両基地局で受信した信号を合成
しダイバーシチ効果を得ることによって受信特性の改善
を図る。上り、下り回線ともチャネル切替に伴う瞬断が
ないので、通話(通信)が途切れることのないスムーズ
なハンドオーバ(基地局切替)が可能である。
を切り替えるハンドオーバの処理を、現在通信中の基地
局と次に通信する基地局との間で同時に通信した状態で
行なうものである。下り回線では、移行先,移行元の両
基地局から同一データを送信し(但し拡散コードは異な
る)、移動局では両基地局からの信号を合成しダイバー
シチ効果を得ることによって受信特性の改善を図り、上
り回線においては移動局の送信する信号を移行先,移行
元の両基地局で受信し、両基地局で受信した信号を合成
しダイバーシチ効果を得ることによって受信特性の改善
を図る。上り、下り回線ともチャネル切替に伴う瞬断が
ないので、通話(通信)が途切れることのないスムーズ
なハンドオーバ(基地局切替)が可能である。
【0004】TDMA方式移動無線通信システムにおい
てもソフトハンドオーバは可能であるが、独立したシン
セサイザ,変復調部が複数必要であり、コスト面から実
現が困難であった。CDMA方式移動無線通信システム
では同一周波数帯域内に複数のチャネルを共有できるの
で、シンセサイザ,変復調部の増加無しにソフトハンド
オーバを行なうことができる。
てもソフトハンドオーバは可能であるが、独立したシン
セサイザ,変復調部が複数必要であり、コスト面から実
現が困難であった。CDMA方式移動無線通信システム
では同一周波数帯域内に複数のチャネルを共有できるの
で、シンセサイザ,変復調部の増加無しにソフトハンド
オーバを行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現行C
DMA方式移動無線通信システムでは、信号合成による
ソフトハンドオーバを実現しているのは下り回線におけ
る移動局側のみであり、上り回線である基地局側では信
号選択によるソフトハンドオーバとなっている。信号選
択型の受信(選択ダイバーシチ)は、等利得合成・最大
比合成に代表される信号合成型の受信(合成ダイバーシ
チ)と比較して特性がかなり劣る。
DMA方式移動無線通信システムでは、信号合成による
ソフトハンドオーバを実現しているのは下り回線におけ
る移動局側のみであり、上り回線である基地局側では信
号選択によるソフトハンドオーバとなっている。信号選
択型の受信(選択ダイバーシチ)は、等利得合成・最大
比合成に代表される信号合成型の受信(合成ダイバーシ
チ)と比較して特性がかなり劣る。
【0006】CDMA方式は、雑音・干渉によって通信
加入者容量(同時通話可能なユーザ数)の上限が決まる
方式なので、できる限り送信電力を低く抑え、余分な干
渉を増加させないことが加入者容量の増加につながる。
よって、送信電力を低く抑えるため、受信側ではできる
限り受信特性の向上を図る必要がある。
加入者容量(同時通話可能なユーザ数)の上限が決まる
方式なので、できる限り送信電力を低く抑え、余分な干
渉を増加させないことが加入者容量の増加につながる。
よって、送信電力を低く抑えるため、受信側ではできる
限り受信特性の向上を図る必要がある。
【0007】前述のように、信号選択型の受信特性は信
号合成型の受信特性と比較して良くないので、信号合成
型と同一の受信品質を確保するために移動局側の送信電
力を高くすると、それに伴う干渉電力の増加によって加
入者容量が減少してしまう。
号合成型の受信特性と比較して良くないので、信号合成
型と同一の受信品質を確保するために移動局側の送信電
力を高くすると、それに伴う干渉電力の増加によって加
入者容量が減少してしまう。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、信号合成によるソフトハンドオーバを
簡易な構成で実現し、ハンドオーバ時の受信特性の改善
を図った移動無線基地局装置を提供することを目的とす
る。
なされたもので、信号合成によるソフトハンドオーバを
簡易な構成で実現し、ハンドオーバ時の受信特性の改善
を図った移動無線基地局装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る移動無線基地局装置は、移動局からの信
号を受信する受信部と、受信部から出力される逆拡散信
号に含まれる独立パスを抽出し抽出した各パスを同相化
した後に最大比合成する合成部と、合成部から出力され
る合成結果と外部から供給される他セクタの合成結果と
を加算するセクタ間合成部と、セクタ間合成部から出力
されるセクタ間合成結果を判定して判定データを出力す
る判定部と、受信部と合成部とセクタ間合成部と判定部
とで構成される1チャネル分の受信装置を複数チャネル
分備え、さらに、基地局内に含まれるすべてのセクタの
すべてのチャネルのセクタ間合成部に接続されるセル内
共有バスと、ハンドオーバ時のセクタ間合成時に移行元
セクタの合成部から出力される合成結果を移行先セクタ
へ転送するセル内共有バス制御部と、基地局内のチャネ
ル割り当て,ハンドオーバチャネル割り当て,チャネル
切断,有効チャネル監視等のチャネルに関するすべての
制御を統括するセル内チャネル制御部と、各判定部から
出力されるセル内すべてのチャネルの判定データのバッ
ファリングを行なう受信データバッファと、セル内チャ
ネル制御部から供給される有効チャネル情報に基づいて
現在使用されている有効チャネルの判定データを選択し
選択した判定データを受信データバッファから読み出し
て基地局上位装置へ転送する受信データ伝送部とを備え
るとともに、セクタ間合成部は、合成部から出力される
合成結果を記憶し記憶した合成結果をセル内共有バスへ
出力する第1のメモリと、合成部から出力される合成結
果を一定時間遅延させて出力する遅延部と、セル内共有
バスを介して伝送されてきた移行元セクタの合成結果を
記憶する第2のメモリと、遅延部の出力と第2のメモリ
に記憶された移行元セクタの合成結果とを加算し加算結
果をダイバーシチハンドオーバ最大比合成結果として判
定部へ出力する加算合成部とを備えて構成される。
この発明に係る移動無線基地局装置は、移動局からの信
号を受信する受信部と、受信部から出力される逆拡散信
号に含まれる独立パスを抽出し抽出した各パスを同相化
した後に最大比合成する合成部と、合成部から出力され
る合成結果と外部から供給される他セクタの合成結果と
を加算するセクタ間合成部と、セクタ間合成部から出力
されるセクタ間合成結果を判定して判定データを出力す
る判定部と、受信部と合成部とセクタ間合成部と判定部
とで構成される1チャネル分の受信装置を複数チャネル
分備え、さらに、基地局内に含まれるすべてのセクタの
すべてのチャネルのセクタ間合成部に接続されるセル内
共有バスと、ハンドオーバ時のセクタ間合成時に移行元
セクタの合成部から出力される合成結果を移行先セクタ
へ転送するセル内共有バス制御部と、基地局内のチャネ
ル割り当て,ハンドオーバチャネル割り当て,チャネル
切断,有効チャネル監視等のチャネルに関するすべての
制御を統括するセル内チャネル制御部と、各判定部から
出力されるセル内すべてのチャネルの判定データのバッ
ファリングを行なう受信データバッファと、セル内チャ
ネル制御部から供給される有効チャネル情報に基づいて
現在使用されている有効チャネルの判定データを選択し
選択した判定データを受信データバッファから読み出し
て基地局上位装置へ転送する受信データ伝送部とを備え
るとともに、セクタ間合成部は、合成部から出力される
合成結果を記憶し記憶した合成結果をセル内共有バスへ
出力する第1のメモリと、合成部から出力される合成結
果を一定時間遅延させて出力する遅延部と、セル内共有
バスを介して伝送されてきた移行元セクタの合成結果を
記憶する第2のメモリと、遅延部の出力と第2のメモリ
に記憶された移行元セクタの合成結果とを加算し加算結
果をダイバーシチハンドオーバ最大比合成結果として判
定部へ出力する加算合成部とを備えて構成される。
【0010】なお、セクタ間合成部は、合成部から出力
される合成結果を記憶し記憶した合成結果をセル内共有
バスへ出力する第1のメモリと、セル内共有バスを介し
て伝送されてきた移行元セクタの合成結果を記憶する第
2のメモリと、第1のメモリに記憶された合成結果と第
2のメモリに記憶された移行元セクタの合成結果とを加
算し加算結果をダイバーシチハンドオーバ最大比合成結
果として判定部へ出力する加算合成部とで構成してもよ
い。また、セル内共有バス制御部は、移行元セクタの合
成結果を移行先セクタへDMA転送する構成としてもよ
い。
される合成結果を記憶し記憶した合成結果をセル内共有
バスへ出力する第1のメモリと、セル内共有バスを介し
て伝送されてきた移行元セクタの合成結果を記憶する第
2のメモリと、第1のメモリに記憶された合成結果と第
2のメモリに記憶された移行元セクタの合成結果とを加
算し加算結果をダイバーシチハンドオーバ最大比合成結
果として判定部へ出力する加算合成部とで構成してもよ
い。また、セル内共有バス制御部は、移行元セクタの合
成結果を移行先セクタへDMA転送する構成としてもよ
い。
【0011】この発明に係る移動無線基地局装置は、各
チャネルにセクタ間合成部をそれぞれ設けるとともに、
各セクタ間合成部をセル内共有バスで接続し、セクタ間
ハンドオーバ時には、移行元セクタの合成結果を移行先
セクタへ転送し、移行先セクタ側で各セクタでの受信結
果を合成する構成としたので、合成受信型のソフトハン
ドオーバを行なうことができる。セクタ間の合成受信を
行なうことで、受信特性を改善することができる。この
結果、移動局の送信電力を増加させずに良好な通信が可
能となるので、不要な干渉を発生させずにすみ、収容加
入者数(同時通信可能ユーザ数)を増加させることがで
きる。
チャネルにセクタ間合成部をそれぞれ設けるとともに、
各セクタ間合成部をセル内共有バスで接続し、セクタ間
ハンドオーバ時には、移行元セクタの合成結果を移行先
セクタへ転送し、移行先セクタ側で各セクタでの受信結
果を合成する構成としたので、合成受信型のソフトハン
ドオーバを行なうことができる。セクタ間の合成受信を
行なうことで、受信特性を改善することができる。この
結果、移動局の送信電力を増加させずに良好な通信が可
能となるので、不要な干渉を発生させずにすみ、収容加
入者数(同時通信可能ユーザ数)を増加させることがで
きる。
【0012】この発明に係る移動無線基地局装置は、各
セクタ間合成部をセル内共有バスで接続するとともに、
セクタ間合成部内にセル内共有バスにマッピングされた
メモリを設け、セル内共有バス制御部は移行元セクタの
合成結果を移行先セクタへ転送する構成としたので、セ
クタ間合成を簡易な構成で実現できる。
セクタ間合成部をセル内共有バスで接続するとともに、
セクタ間合成部内にセル内共有バスにマッピングされた
メモリを設け、セル内共有バス制御部は移行元セクタの
合成結果を移行先セクタへ転送する構成としたので、セ
クタ間合成を簡易な構成で実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
る移動無線基地局装置のブロック構成図である。移動無
線基地局装置1は1セル複数セクタ構成である。図1は
基地局内における任意の2セクタ(セクタA,セクタ
B)間でハンドオーバを行なう際の構成を示している。
各セクタ(セクタA,セクタB)内には複数チャネル分
の受信装置2が設けられている。なお、図1では各セク
タ毎に1チャネル分の受信装置2を示している。
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
る移動無線基地局装置のブロック構成図である。移動無
線基地局装置1は1セル複数セクタ構成である。図1は
基地局内における任意の2セクタ(セクタA,セクタ
B)間でハンドオーバを行なう際の構成を示している。
各セクタ(セクタA,セクタB)内には複数チャネル分
の受信装置2が設けられている。なお、図1では各セク
タ毎に1チャネル分の受信装置2を示している。
【0014】移動無線基地局装置1は、各セクタ毎に設
けられた各アンテナ3と、各セクタ毎に設けられた複数
チャネル分の受信装置2と、セル内共有バス4と、セル
内共有バス制御部5と、セル内チャネル制御部6と、受
信データバッファ7と、受信データ伝送部8とからな
る。受信装置2は、受信部11と、RAKE合成部12
と、セクタ間合成部13と、判定部14とを備える。
けられた各アンテナ3と、各セクタ毎に設けられた複数
チャネル分の受信装置2と、セル内共有バス4と、セル
内共有バス制御部5と、セル内チャネル制御部6と、受
信データバッファ7と、受信データ伝送部8とからな
る。受信装置2は、受信部11と、RAKE合成部12
と、セクタ間合成部13と、判定部14とを備える。
【0015】移動局からの電波は各アンテナ3で受信さ
れて受信部11へ供給される。受信部11は、周波数変
換回路、直交検波回路、マッチド・フィルタ(MF:M
atched Filter),スライディン相関器等
を用いて構成した逆拡散処理回路(いずれも図示しな
い)を備える。受信部11は、移動局からの信号を受信
し、周波数変換,直交検波,所望のチャネルコードに基
づく逆拡散処理(チャネル抽出)を行ない逆拡散信号
(ベースバンド信号)を出力する。逆拡散信号(ベース
バンド信号)はRAKE合成部12へ供給される。
れて受信部11へ供給される。受信部11は、周波数変
換回路、直交検波回路、マッチド・フィルタ(MF:M
atched Filter),スライディン相関器等
を用いて構成した逆拡散処理回路(いずれも図示しな
い)を備える。受信部11は、移動局からの信号を受信
し、周波数変換,直交検波,所望のチャネルコードに基
づく逆拡散処理(チャネル抽出)を行ない逆拡散信号
(ベースバンド信号)を出力する。逆拡散信号(ベース
バンド信号)はRAKE合成部12へ供給される。
【0016】RAKE合成部12は、逆拡散信号(ベー
スバンド信号)に含まれる独立パスを抽出し、それぞれ
のパスを同相化した後に最大比合成し、RAKE合成結
果として出力する。RAKE合成結果はセクタ間合成部
13へ供給される。
スバンド信号)に含まれる独立パスを抽出し、それぞれ
のパスを同相化した後に最大比合成し、RAKE合成結
果として出力する。RAKE合成結果はセクタ間合成部
13へ供給される。
【0017】セクタ間合成部13は、RAKE合成結果
と外部から供給される他セクタのRAKE合成結果とを
加算し、セクタ間合成結果として出力する。セクタ間合
成結果は判定部14へ供給される。セクタ間合成部13
の時分割使用を考慮しない場合、RAKE合成部12と
セクタ間合成部13とは専用線で接続される。他セクタ
のRAKE合成結果は、セル内共有バス4を介して供給
される。セル内共有バス4は、セル内のすべてのセクタ
が共有するバスである。
と外部から供給される他セクタのRAKE合成結果とを
加算し、セクタ間合成結果として出力する。セクタ間合
成結果は判定部14へ供給される。セクタ間合成部13
の時分割使用を考慮しない場合、RAKE合成部12と
セクタ間合成部13とは専用線で接続される。他セクタ
のRAKE合成結果は、セル内共有バス4を介して供給
される。セル内共有バス4は、セル内のすべてのセクタ
が共有するバスである。
【0018】判定部14は、セクタ間合成結果を判定
し、その判定結果を判定データとして出力する。判定デ
ータは受信データバッファ7へ供給される。
し、その判定結果を判定データとして出力する。判定デ
ータは受信データバッファ7へ供給される。
【0019】受信部11,RAKE合成部12,セクタ
間合成部13,判定部14で任意の1チャネルの受信装
置2が構成される。受信装置2は一般的なCDMA受信
構成を示したものであるが、RAKE受信を付加しない
構成であってもよい。
間合成部13,判定部14で任意の1チャネルの受信装
置2が構成される。受信装置2は一般的なCDMA受信
構成を示したものであるが、RAKE受信を付加しない
構成であってもよい。
【0020】セル内共有バス4は、基地局内に含まれる
すべてのセクタのすべてのチャネルのセクタ間合成部1
3に接続され、セル内のすべてのチャネル間でデータ転
送が可能な構成にしている。
すべてのセクタのすべてのチャネルのセクタ間合成部1
3に接続され、セル内のすべてのチャネル間でデータ転
送が可能な構成にしている。
【0021】セル内共有バス制御部5は、ハンドオーバ
時のセクタ間合成時に、移行元セクタのRAKE合成結
果を移行先セクタへ転送するための転送制御を行なう。
セル内共有バス制御部5は、DMA(Direct M
emory Access)転送によって移行元セクタ
のRAKE合成結果を移行先セクタへ転送する。セル内
共有バス4に接続されているセル内のすべてのチャネル
はセル内共有バス4上にアドレスマッピングされてい
る。セル内共有バス制御部5は、各チャネルのアドレス
を管理することによって、すべてのチャネル間のデータ
転送を制御する。
時のセクタ間合成時に、移行元セクタのRAKE合成結
果を移行先セクタへ転送するための転送制御を行なう。
セル内共有バス制御部5は、DMA(Direct M
emory Access)転送によって移行元セクタ
のRAKE合成結果を移行先セクタへ転送する。セル内
共有バス4に接続されているセル内のすべてのチャネル
はセル内共有バス4上にアドレスマッピングされてい
る。セル内共有バス制御部5は、各チャネルのアドレス
を管理することによって、すべてのチャネル間のデータ
転送を制御する。
【0022】セル内チャネル制御部6は、基地局内のチ
ャネル割り当て、ハンドオーバチャネル割り当て、チャ
ネル切断、有効チャネル監視等のチャネルに関するすべ
ての制御と統括する。セル内チャネル制御部6は、CP
Uを用いて構成している。
ャネル割り当て、ハンドオーバチャネル割り当て、チャ
ネル切断、有効チャネル監視等のチャネルに関するすべ
ての制御と統括する。セル内チャネル制御部6は、CP
Uを用いて構成している。
【0023】受信データバッファ7は、セル内すべての
チャネルの判定データのバッファリングを行なう。受信
データバッファ7はメモリを用いて構成している。受信
データバッファ7の容量は受信データ伝送部8の伝送レ
ート等により決定される。受信データバッファ7をサー
キュラバッファ構成にすることで、メモリ容量の低減を
図っている。
チャネルの判定データのバッファリングを行なう。受信
データバッファ7はメモリを用いて構成している。受信
データバッファ7の容量は受信データ伝送部8の伝送レ
ート等により決定される。受信データバッファ7をサー
キュラバッファ構成にすることで、メモリ容量の低減を
図っている。
【0024】受信データ伝送部8は、セル内チャネル制
御部6から供給される有効チャネル情報に基づいて、現
在使用されている有効チャネルの判定データを選択し、
選択した有効チャネルの判定データを受信データバッフ
ァ7から読み出して、基地局上位装置へ転送する。受信
データ伝送部8は、DMA等の高速アクセス可能な回路
で構成している。
御部6から供給される有効チャネル情報に基づいて、現
在使用されている有効チャネルの判定データを選択し、
選択した有効チャネルの判定データを受信データバッフ
ァ7から読み出して、基地局上位装置へ転送する。受信
データ伝送部8は、DMA等の高速アクセス可能な回路
で構成している。
【0025】図2はセクタ間合成部の一構成例を示すブ
ロック構成である。図2に示すセクタ間合成部13は、
第1のメモリ21と、遅延部22と、第2のメモリ23
と、加算合成部24とからなる。
ロック構成である。図2に示すセクタ間合成部13は、
第1のメモリ21と、遅延部22と、第2のメモリ23
と、加算合成部24とからなる。
【0026】第1のメモリ21はデュアルポートメモリ
を用いて構成している。RAKE合成部12から出力さ
れたRAKE合成結果は、一方のポート21aから第1
のメモリ21へ書き込まれる。第1のメモリ21に記憶
されたRAKE合成結果は、第2のポート21bからセ
ル内共有バス4へ出力される。第1のメモリ21に記憶
されたRAKE合成結果は、ダイバーシチハンドオーバ
(DHO)時に移行元セクタのRAKE合成結果として
取り扱われる。ダイバーシチハンドオーバ(DHO)時
に、第1のメモリ21に記憶されたRAKE合成結果は
第2のポート21b側から読み出され、セル内共有バス
4を介して移行先セクタへ伝送される。なお、第1のメ
モリ21は、デュアルポートメモリを用いずに通常のR
AM(Random Access Memory)を
用いて構成してもよい。
を用いて構成している。RAKE合成部12から出力さ
れたRAKE合成結果は、一方のポート21aから第1
のメモリ21へ書き込まれる。第1のメモリ21に記憶
されたRAKE合成結果は、第2のポート21bからセ
ル内共有バス4へ出力される。第1のメモリ21に記憶
されたRAKE合成結果は、ダイバーシチハンドオーバ
(DHO)時に移行元セクタのRAKE合成結果として
取り扱われる。ダイバーシチハンドオーバ(DHO)時
に、第1のメモリ21に記憶されたRAKE合成結果は
第2のポート21b側から読み出され、セル内共有バス
4を介して移行先セクタへ伝送される。なお、第1のメ
モリ21は、デュアルポートメモリを用いずに通常のR
AM(Random Access Memory)を
用いて構成してもよい。
【0027】遅延部22は、RAKE合成部12から出
力されたRAKE合成結果を一定時間遅延させ、遅延さ
せたRAKE合成結果を出力する。遅延部22の遅延時
間は、ダイバーシチハンドオーバ(DHO)時における
RAKE合成結果のセクタ間データ転送時間よりも長く
設定している。遅延部22の出力は、加算合成部24へ
供給される。
力されたRAKE合成結果を一定時間遅延させ、遅延さ
せたRAKE合成結果を出力する。遅延部22の遅延時
間は、ダイバーシチハンドオーバ(DHO)時における
RAKE合成結果のセクタ間データ転送時間よりも長く
設定している。遅延部22の出力は、加算合成部24へ
供給される。
【0028】第2のメモリ23はデュアルポートメモリ
を用いて構成している。セル内共有バス4を介して伝送
されてきた移行元セクタのRAKE合成結果は、一方の
ポート23aから第2のメモリ23に書き込まれる。ダ
イバーシチハンドオーバ(DHO)時に、第2のメモリ
23に記憶された移行元セクタのRAKE合成結果は、
他方のポート23bから読み出されて加算合成部24へ
供給される。第2のメモリ23は、ダイバーシチハンド
オーバ(DHO)時以外は一意に”0”を出力するよう
構成している。なお、第2のメモリ23はRAM(Ra
ndom Access Memory)を用いて構成
してもよい。
を用いて構成している。セル内共有バス4を介して伝送
されてきた移行元セクタのRAKE合成結果は、一方の
ポート23aから第2のメモリ23に書き込まれる。ダ
イバーシチハンドオーバ(DHO)時に、第2のメモリ
23に記憶された移行元セクタのRAKE合成結果は、
他方のポート23bから読み出されて加算合成部24へ
供給される。第2のメモリ23は、ダイバーシチハンド
オーバ(DHO)時以外は一意に”0”を出力するよう
構成している。なお、第2のメモリ23はRAM(Ra
ndom Access Memory)を用いて構成
してもよい。
【0029】加算合成部24は、遅延部22で遅延され
たRAKE合成結果と第2のメモリ23から出力される
移行元セクタのRAKE合成結果とを加算し、加算結果
をダイバーシチハンドオーバ(DHO)最大比合成結果
をして判定部14へ供給する。加算合成部24に入力さ
れる2系統の信号は、同一タイミングのシンボルとなる
ように遅延部22の遅延時間を設定している。
たRAKE合成結果と第2のメモリ23から出力される
移行元セクタのRAKE合成結果とを加算し、加算結果
をダイバーシチハンドオーバ(DHO)最大比合成結果
をして判定部14へ供給する。加算合成部24に入力さ
れる2系統の信号は、同一タイミングのシンボルとなる
ように遅延部22の遅延時間を設定している。
【0030】図3はセクタ間合成部の他の構成例を示す
ブロック構成図である。図3に示すセクタ間合成部13
は、第1のメモリ31と、第2のメモリ23と、加算合
成部24とからなる。
ブロック構成図である。図3に示すセクタ間合成部13
は、第1のメモリ31と、第2のメモリ23と、加算合
成部24とからなる。
【0031】第1のメモリ31はトリプルポートメモリ
を用いて構成している。RAKE合成部12から出力さ
れたRAKE合成結果は、第1のポート31aから第1
のメモリ31に書き込まれる。第1のメモリ31に記憶
されたRAKE合成結果は、ダイバーシチハンドオーバ
(DHO)時に移行元セクタのRAKE合成結果として
扱われる。第1のメモリ31に記憶されたRAKE合成
結果は、第2のポート31bから読み出され、セル内共
有バス4を介して移行先セクタへ伝送される。第1のメ
モリ31は、記憶したRAKE合成結果を第3のポート
31cから所定のタイミングで読み出すよう構成してい
る。第3のポート31cから読み出されたRAKE合成
結果は、加算合成部24へ供給される。
を用いて構成している。RAKE合成部12から出力さ
れたRAKE合成結果は、第1のポート31aから第1
のメモリ31に書き込まれる。第1のメモリ31に記憶
されたRAKE合成結果は、ダイバーシチハンドオーバ
(DHO)時に移行元セクタのRAKE合成結果として
扱われる。第1のメモリ31に記憶されたRAKE合成
結果は、第2のポート31bから読み出され、セル内共
有バス4を介して移行先セクタへ伝送される。第1のメ
モリ31は、記憶したRAKE合成結果を第3のポート
31cから所定のタイミングで読み出すよう構成してい
る。第3のポート31cから読み出されたRAKE合成
結果は、加算合成部24へ供給される。
【0032】第2のメモリ23ならびに加算合成部24
の構成は、図2に示したものと同一である。加算合成部
24は、第1のメモリ31の第3のポート31cから出
力されるRAKE合成結果と第2のメモリ23から出力
される移行元セクタのRAKE合成結果とを加算し、加
算結果をダイバーシチハンドオーバ(DHO)最大比合
成結果をして判定部14へ供給する。加算合成部24に
入力される2系統の信号は同一タイミングのシンボルと
なるように、第3のポート31cからの読み出しタイミ
ングを設定している。
の構成は、図2に示したものと同一である。加算合成部
24は、第1のメモリ31の第3のポート31cから出
力されるRAKE合成結果と第2のメモリ23から出力
される移行元セクタのRAKE合成結果とを加算し、加
算結果をダイバーシチハンドオーバ(DHO)最大比合
成結果をして判定部14へ供給する。加算合成部24に
入力される2系統の信号は同一タイミングのシンボルと
なるように、第3のポート31cからの読み出しタイミ
ングを設定している。
【0033】次に、以上の構成におけるこの発明に係る
移動無線基地局装置1の動作を説明する。説明の都合
上、図1に示すセクタA側を移行元、セクタBを移行先
とするハンドオーバを仮定して説明を行なう。
移動無線基地局装置1の動作を説明する。説明の都合
上、図1に示すセクタA側を移行元、セクタBを移行先
とするハンドオーバを仮定して説明を行なう。
【0034】まずハンドオーバ前はセクタA側の受信装
置2(チャネルA)は通常動作を行なっている。受信部
11で受信し得られた所望のチャネルのベースバンド信
号はRAKE合成部12に入力される。RAKE合成部
12では、ベースバンド信号に含まれるパスを同相化し
た後、加算しRAKE合成結果としてセクタ間合成部1
3に出力する。セクタ間合成部13は、ハンドオーバ時
以外には入力されたRAKE合成結果をそのまま判定部
14へ出力するよう構成している。つまり、RAKE合
成結果は、セクタ間合成部13内の遅延部22で一定時
間遅延された後に、加算合成部24の一方の入力端子へ
供給される。加算合成部24の他方の入力端子には第2
のメモリ23に格納されている値が供給されるが、前述
したように、ダイバーシチハンドオーバ(DHO)時以
外は第2のメモリ23の出力値は”0”に固定されてい
るので、加算合成部24からRAKE合成結果そのもの
が出力される。
置2(チャネルA)は通常動作を行なっている。受信部
11で受信し得られた所望のチャネルのベースバンド信
号はRAKE合成部12に入力される。RAKE合成部
12では、ベースバンド信号に含まれるパスを同相化し
た後、加算しRAKE合成結果としてセクタ間合成部1
3に出力する。セクタ間合成部13は、ハンドオーバ時
以外には入力されたRAKE合成結果をそのまま判定部
14へ出力するよう構成している。つまり、RAKE合
成結果は、セクタ間合成部13内の遅延部22で一定時
間遅延された後に、加算合成部24の一方の入力端子へ
供給される。加算合成部24の他方の入力端子には第2
のメモリ23に格納されている値が供給されるが、前述
したように、ダイバーシチハンドオーバ(DHO)時以
外は第2のメモリ23の出力値は”0”に固定されてい
るので、加算合成部24からRAKE合成結果そのもの
が出力される。
【0035】判定部14は、RAKE合成結果をしきい
値判定し、その結果を判定データとして受信データバッ
ファ7へ供給する。受信データバッファ7には、各セク
タのすべてのチャネルの判定データが格納される。受信
データ伝送部8は、セル内チャネル制御部6から供給さ
れる有効チャネル情報に基づいて、受信データバッファ
7内のどのチャネルが有効かを判定し、有効チャネル情
報を基地局上位装置へ伝送する。以上がハンドオーバ時
以外の通常受信の形態である。
値判定し、その結果を判定データとして受信データバッ
ファ7へ供給する。受信データバッファ7には、各セク
タのすべてのチャネルの判定データが格納される。受信
データ伝送部8は、セル内チャネル制御部6から供給さ
れる有効チャネル情報に基づいて、受信データバッファ
7内のどのチャネルが有効かを判定し、有効チャネル情
報を基地局上位装置へ伝送する。以上がハンドオーバ時
以外の通常受信の形態である。
【0036】次に、ハンドオーバ時のセクタ間合成の動
作について説明する。セクタ間合成では、移行元セク
タ,移行先セクタのそれぞれのRAKE合成結果を加算
する。このために、両方の情報を集合する処理が必要と
なる。情報を集合させるには、一方の情報源を他方の情
報源へ接続する方法と、両方の情報を集合する専用の場
所を設けて専用の場所に両方の情報源を接続する方法と
がある。この発明に係る移動無線基地局装置1では、前
者の方法を取っている。ハンドオーバを連続しセクタ間
を渡って行く場合を考慮し、移行元セクタチャネル(セ
クタAチャネル)のRAKE合成結果を移行先チャネル
(セクタBチャネル)のセクタ間合成部13へ接続する
方法としている。
作について説明する。セクタ間合成では、移行元セク
タ,移行先セクタのそれぞれのRAKE合成結果を加算
する。このために、両方の情報を集合する処理が必要と
なる。情報を集合させるには、一方の情報源を他方の情
報源へ接続する方法と、両方の情報を集合する専用の場
所を設けて専用の場所に両方の情報源を接続する方法と
がある。この発明に係る移動無線基地局装置1では、前
者の方法を取っている。ハンドオーバを連続しセクタ間
を渡って行く場合を考慮し、移行元セクタチャネル(セ
クタAチャネル)のRAKE合成結果を移行先チャネル
(セクタBチャネル)のセクタ間合成部13へ接続する
方法としている。
【0037】ハンドオーバ状態になり、かつ移行先セク
タが同一セル(同一基地局)内であった場合、ダイバー
シチハンドオーバ(DHO)状態となる。この判定は、
基地局内のチャネル制御を統括するセル内チャネル制御
部6が行なう。ダイバーシチハンドオーバ(DHO)状
態となるとセル内チャネル制御部6は、移行元であるセ
クタAチャネルのチャネル情報と移行先であるセクタB
チャネルのチャネル情報とをダイバーシチハンドオーバ
(DHO)情報としてセル内共有バス制御部5へ与え
る。セル内共有バス制御部5は、移行元,移行先の各チ
ャネル情報に基づいて対象チャネル間でのデータ転送を
行なう。前述したように、セル内共有バス制御部5はセ
ル内共有バス4上の転送を制御する。同一セル内のすべ
てのチャネルはセル内共有バス4上で個別のアドレスに
メモリマッピングされているので、セル内共有バス制御
部5はダイバーシチハンドオーバ(DHO)情報により
一意に転送元、転送先アドレスを得、その間でデータ転
送を行なわせる。
タが同一セル(同一基地局)内であった場合、ダイバー
シチハンドオーバ(DHO)状態となる。この判定は、
基地局内のチャネル制御を統括するセル内チャネル制御
部6が行なう。ダイバーシチハンドオーバ(DHO)状
態となるとセル内チャネル制御部6は、移行元であるセ
クタAチャネルのチャネル情報と移行先であるセクタB
チャネルのチャネル情報とをダイバーシチハンドオーバ
(DHO)情報としてセル内共有バス制御部5へ与え
る。セル内共有バス制御部5は、移行元,移行先の各チ
ャネル情報に基づいて対象チャネル間でのデータ転送を
行なう。前述したように、セル内共有バス制御部5はセ
ル内共有バス4上の転送を制御する。同一セル内のすべ
てのチャネルはセル内共有バス4上で個別のアドレスに
メモリマッピングされているので、セル内共有バス制御
部5はダイバーシチハンドオーバ(DHO)情報により
一意に転送元、転送先アドレスを得、その間でデータ転
送を行なわせる。
【0038】セル内共有バス制御部5は、移行元セクタ
Aチャネルのセクタ間合成部13内のRAKE合成結果
が記憶されている第1のメモリ21からデータを読み出
し、読み出したデータを移行先セクタBチャネルのセク
タ間合成部13内の移行元RAKE合成結果を格納する
第2のメモリ23へ転送する。
Aチャネルのセクタ間合成部13内のRAKE合成結果
が記憶されている第1のメモリ21からデータを読み出
し、読み出したデータを移行先セクタBチャネルのセク
タ間合成部13内の移行元RAKE合成結果を格納する
第2のメモリ23へ転送する。
【0039】移行先セクタBチャネルでは、受信部11
で受信し得られたハンドオーバ中のチャネルのベースバ
ンド信号をRAKE合成部12にてベースバンド信号に
含まれるパスを同相化した後、加算しRAKE合成結果
としてセクタ間合成部13に出力する。
で受信し得られたハンドオーバ中のチャネルのベースバ
ンド信号をRAKE合成部12にてベースバンド信号に
含まれるパスを同相化した後、加算しRAKE合成結果
としてセクタ間合成部13に出力する。
【0040】RAKE合成結果は、セクタ間合成部13
内の遅延部22で一定時間遅延された後、加算合成部2
4の一方へ供給される。加算合成部24の他方の入力に
は、第2のメモリ23に格納されている前述の移行元R
AKE合成結果が供給される。したがって、加算合成部
24の出力は、移行元セクタAチャネルのRAKE合成
結果と移行先セクタBチャネルのRAKE合成結果が加
算されたものとなる。つまり、加算合成部24にてセク
タ間での最大比合成値が得られたことになる。
内の遅延部22で一定時間遅延された後、加算合成部2
4の一方へ供給される。加算合成部24の他方の入力に
は、第2のメモリ23に格納されている前述の移行元R
AKE合成結果が供給される。したがって、加算合成部
24の出力は、移行元セクタAチャネルのRAKE合成
結果と移行先セクタBチャネルのRAKE合成結果が加
算されたものとなる。つまり、加算合成部24にてセク
タ間での最大比合成値が得られたことになる。
【0041】得られた最大比合成結果は判定部14へ供
給される。判定部14は、最大比合成結果をしきい値判
定し、判定結果を判定データとして受信データバッファ
7へ出力する。受信データ伝送部8は、セル内チャネル
制御部6から供給される有効チャネル情報に基づいて、
受信データバッファ7内のどのチャネルが有効かを判定
し、有効チャネル情報を基地局上位装置へ伝送する。ダ
イバーシチハンドオーバ(DHO)時には移行元セクタ
Aチャネルの判定データは無効とし、移行先セクタBチ
ャネルの判定データを有効とすることで、セクタ間最大
比合成を行なった判定データを有効にする。
給される。判定部14は、最大比合成結果をしきい値判
定し、判定結果を判定データとして受信データバッファ
7へ出力する。受信データ伝送部8は、セル内チャネル
制御部6から供給される有効チャネル情報に基づいて、
受信データバッファ7内のどのチャネルが有効かを判定
し、有効チャネル情報を基地局上位装置へ伝送する。ダ
イバーシチハンドオーバ(DHO)時には移行元セクタ
Aチャネルの判定データは無効とし、移行先セクタBチ
ャネルの判定データを有効とすることで、セクタ間最大
比合成を行なった判定データを有効にする。
【0042】以上説明した動作によりセクタ間ハンドオ
ーバ時に最大比合成を行なう移動無線基地局装置1が実
現される。
ーバ時に最大比合成を行なう移動無線基地局装置1が実
現される。
【0043】発明の実施の形態として、1セル複数セク
タ構成の基地局装置においてセクタ間ハンドオーバ時に
信号合成型の受信を行なう構成について説明した。複数
の基地局装置の上位装置側で信号合成を行なう構成にす
ることで、信号合成型のセル間ハンドオーバを行なうこ
とができる。
タ構成の基地局装置においてセクタ間ハンドオーバ時に
信号合成型の受信を行なう構成について説明した。複数
の基地局装置の上位装置側で信号合成を行なう構成にす
ることで、信号合成型のセル間ハンドオーバを行なうこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る移動
無線基地局装置は、各チャネルにセクタ間合成部をそれ
ぞれ設けるとともに、各セクタ間合成部をセル内共有バ
スで接続し、セクタ間ハンドオーバ時には、移行元セク
タの合成結果を移行先セクタへ転送し、移行先セクタ側
で各セクタでの受信結果を合成する構成としたので、合
成受信型のソフトハンドオーバを行なうことができる。
セクタ間の合成受信を行なうことで、受信特性を改善す
ることができる。この結果、移動局の送信電力を増加さ
せずに良好な通信が可能となるので、不要な干渉を発生
させずにすみ、収容加入者数(同時通信可能ユーザ数)
を増加させることができる。
無線基地局装置は、各チャネルにセクタ間合成部をそれ
ぞれ設けるとともに、各セクタ間合成部をセル内共有バ
スで接続し、セクタ間ハンドオーバ時には、移行元セク
タの合成結果を移行先セクタへ転送し、移行先セクタ側
で各セクタでの受信結果を合成する構成としたので、合
成受信型のソフトハンドオーバを行なうことができる。
セクタ間の合成受信を行なうことで、受信特性を改善す
ることができる。この結果、移動局の送信電力を増加さ
せずに良好な通信が可能となるので、不要な干渉を発生
させずにすみ、収容加入者数(同時通信可能ユーザ数)
を増加させることができる。
【0045】この発明に係る移動無線基地局装置は、各
セクタ間合成部をセル内共有バスで接続するとともに、
セクタ間合成部内にセル内共有バスにマッピングされた
メモリを設け、セル内共有バス制御部は移行元セクタの
合成結果を移行先セクタへ転送する構成としたので、セ
クタ間合成を簡易な構成で実現できる。
セクタ間合成部をセル内共有バスで接続するとともに、
セクタ間合成部内にセル内共有バスにマッピングされた
メモリを設け、セル内共有バス制御部は移行元セクタの
合成結果を移行先セクタへ転送する構成としたので、セ
クタ間合成を簡易な構成で実現できる。
【図1】この発明に係る移動無線基地局装置のブロック
構成図である。
構成図である。
【図2】セクタ間合成部の一構成例を示すブロック構成
図である。
図である。
【図3】セクタ間合成部の他の構成例を示すブロック構
成図である。
成図である。
1 移動無線基地局装置 2 受信装置 4 セル内共有バス 5 セル内共有バス制御部 6 セル内チャネル制御部 7 受信データバッファ 8 受信データ伝送部 11 受信部 12 合成部(RAKE合成部) 13 セクタ間合成部 14 判定部 21,31 第1のメモリ 22 遅延部 23 第2のメモリ 24 加算合成部
Claims (4)
- 【請求項1】 移動局からの信号を受信し、周波数変
換、直交検波、所望のチャネルコードによる逆拡散処理
を行なって逆拡散信号を出力する受信部と、 前記受信部から出力される逆拡散信号に含まれる独立パ
スを抽出し、それぞれのパスを同相化した後に最大比合
成して合成結果を出力する合成部と、 前記合成部から出力される合成結果と外部から供給され
る他セクタの合成結果とを加算し、加算した結果をセク
タ間合成結果として出力するセクタ間合成部と、 前記セクタ間合成部から出力されるセクタ間合成結果を
判定し、その結果を判定データとして出力する判定部
と、 前記受信部と前記合成部と前記セクタ間合成部と前記判
定部とで構成される1チャネルを複数備えて構成される
複数チャネルと、 基地局内に含まれるすべてのセクタのすべてのチャネル
のセクタ間合成部に接続されるセル内共有バスと、 ハンドオーバ時のセクタ間合成時に、移行元セクタの前
記合成部から出力される合成結果を移行先セクタへ転送
するセル内共有バス制御部と、 基地局内のチャネル割り当て、ハンドオーバチャネル割
り当て、チャネル切断、有効チャネル監視等のチャネル
に関するすべての制御を統括するセル内チャネル制御部
と、 各判定部から出力されるセル内すべてのチャネルの判定
データのバッファリングを行なう受信データバッファ
と、 前記セル内チャネル制御部から供給される有効チャネル
情報に基づいて現在使用されている有効チャネルの判定
データを選択し、選択した判定データを前記受信データ
バッファから読み出して、読み出した判定データを基地
局上位装置へ転送する受信データ伝送部とを備えるとと
もに、 前記セクタ間合成部は、 前記合成部から出力される合成結果を記憶し、記憶した
合成結果を前記セル内共有バスへ出力する第1のメモリ
と、 前記合成部から出力される合成結果を一定時間遅延させ
て出力する遅延部と、 前記セル内共有バスを介して伝送されてきた移行元セク
タの合成結果を記憶する第2のメモリと、 前記遅延部の出力と前記第2のメモリに記憶された移行
元セクタの合成結果とを加算し、加算結果をダイバーシ
チハンドオーバ最大比合成結果として判定部へ出力する
加算合成部とを備えたことを特徴とする移動無線基地局
装置。 - 【請求項2】 前記セル内共有バス制御部は、前記移行
元セクタの合成結果を移行先セクタへDMA転送するこ
とを特徴とする請求項1記載の移動無線基地局装置。 - 【請求項3】 移動局からの信号を受信し、周波数変
換、直交検波、所望のチャネルコードによる逆拡散処理
を行なって逆拡散信号を出力する受信部と、 前記受信部から出力される逆拡散信号に含まれる独立パ
スを抽出し、それぞれのパスを同相化した後に最大比合
成して合成結果を出力する合成部と、 前記合成部から出力される合成結果と外部から供給され
る他セクタの合成結果とを加算し、加算した結果をセク
タ間合成結果として出力するセクタ間合成部と、 前記セクタ間合成部から出力されるセクタ間合成結果を
判定し、その結果を判定データとして出力する判定部
と、 前記受信部と前記合成部と前記セクタ間合成部と前記判
定部とで構成される1チャネルを複数備えて構成される
複数チャネルと、 基地局内に含まれるすべてのセクタのすべてのチャネル
のセクタ間合成部に接続されるセル内共有バスと、 ハンドオーバ時のセクタ間合成時に、移行元セクタの前
記合成部から出力される合成結果を移行先セクタへ転送
するセル内共有バス制御部と、 基地局内のチャネル割り当て、ハンドオーバチャネル割
り当て、チャネル切断、有効チャネル監視等のチャネル
に関するすべての制御を統括するセル内チャネル制御部
と、 各判定部から出力されるセル内すべてのチャネルの判定
データのバッファリングを行なう受信データバッファ
と、 前記セル内チャネル制御部から供給される有効チャネル
情報に基づいて現在使用されている有効チャネルの判定
データを選択し、選択した判定データを前記受信データ
バッファから読み出して、読み出した判定データを基地
局上位装置へ転送する受信データ伝送部とを備えるとと
もに、 前記セクタ間合成部は、 前記合成部から出力される合成結果を記憶し、記憶した
合成結果を前記セル内共有バスへ出力する第1のメモリ
と、 前記セル内共有バスを介して伝送されてきた移行元セク
タの合成結果を記憶する第2のメモリと、 前記第1のメモリに記憶された合成結果と前記第2のメ
モリに記憶された移行元セクタの合成結果とを加算し、
加算結果をダイバーシチハンドオーバ最大比合成結果と
して判定部へ出力する加算合成部とを備えたことを特徴
とする移動無線基地局装置。 - 【請求項4】 前記セル内共有バス制御部は、前記移行
元セクタの合成結果を移行先セクタへDMA転送するこ
とを特徴とする請求項3記載の移動無線基地局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067940A JPH10271549A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 移動無線基地局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067940A JPH10271549A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 移動無線基地局装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10271549A true JPH10271549A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13359444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9067940A Pending JPH10271549A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 移動無線基地局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10271549A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100637777B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2006-10-25 | 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 | 개량된 레이크 구조로 각각 설치된 기지국(bs) 및사용자 장치(ue)의 네트워크 |
WO2007063981A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | 送信機、受信機、通信システムおよび通信方法 |
US7873100B2 (en) | 2003-12-22 | 2011-01-18 | Renesas Electronics Corporation | Reception apparatus using spread spectrum communication scheme |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP9067940A patent/JPH10271549A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100637777B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2006-10-25 | 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 | 개량된 레이크 구조로 각각 설치된 기지국(bs) 및사용자 장치(ue)의 네트워크 |
US7873100B2 (en) | 2003-12-22 | 2011-01-18 | Renesas Electronics Corporation | Reception apparatus using spread spectrum communication scheme |
US8073039B2 (en) | 2003-12-22 | 2011-12-06 | Renesas Electronics Corporation | Reception apparatus using spread spectrum communication scheme |
WO2007063981A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | 送信機、受信機、通信システムおよび通信方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0980150B1 (en) | Multiple user CDMA basestation modem | |
JP3192428B2 (ja) | Cdmaセルラー無線システムにおいてハンドオーバーを行う方法および移動ステーション | |
JP2876517B2 (ja) | Cdma/tdd方式基地局装置およびcdma/tdd方式移動局装置およびcdma/tdd方式無線通信システムおよびcdma/tdd方式無線通信方法 | |
KR100292318B1 (ko) | 이동통신기지국장치 | |
JP3266091B2 (ja) | セルラシステム | |
JP2002540686A (ja) | Cdma無線通信システムにおける干渉測定のための符号予約 | |
CA2272423C (en) | Mobile station apparatus and its open loop transmission power control method in wireless communication system | |
JP2003512758A (ja) | レイク受信機における相関タイミングを選択する装置及び方法 | |
JP2002516550A (ja) | セクタ化された無線通信システム用の符号割り当て | |
JPH11298954A (ja) | 無線通信方法及び無線通信装置 | |
JP2003111134A (ja) | 移動通信システム、移動通信方法、基地局制御局、基地局及び移動局 | |
JP2001036949A (ja) | 無線通信方法および無線通信システム | |
JP2001223673A (ja) | 移動通信システム及び無線基地局装置 | |
JP4008783B2 (ja) | 無線通信システム、無線通信方法、これらに用いて好適な基地局 | |
JP3452447B2 (ja) | Cdmaシステム及びその送信電力制御装置 | |
US20020105932A1 (en) | Radio communication system and communication terminal apparatus used therein | |
JP2002502176A (ja) | ワイヤレス通信システムにおいて広帯域通信信号を受信する装置および方法 | |
JP2000501588A (ja) | 信号を受信するための基地局の受信器及び方法 | |
AU9163898A (en) | Method of implementing macrodiversity | |
EP1083759A1 (en) | Communication terminal device and base station device | |
JPH10271549A (ja) | 移動無線基地局装置 | |
US5983105A (en) | Method and receiver implemented on the rake principle | |
JPH07264651A (ja) | 移動通信システム | |
JPH05300077A (ja) | スペクトル拡散伝送方式を用いた移動通信システムのゾーン構成法 | |
JPH11341540A (ja) | Cdmaアンテナダイバシティシステム、基地局装置およびcdmaソフタハンドオフシステム |