JPH10267676A - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
- Publication number
- JPH10267676A JPH10267676A JP7626897A JP7626897A JPH10267676A JP H10267676 A JPH10267676 A JP H10267676A JP 7626897 A JP7626897 A JP 7626897A JP 7626897 A JP7626897 A JP 7626897A JP H10267676 A JPH10267676 A JP H10267676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage medium
- course
- map storage
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- Prior art date
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- Pending
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- Traffic Control Systems (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
- Navigation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 個々の地図記憶媒体に固有な情報を利用して
経路案内を行う際に、地図記憶媒体を交換しても正常な
経路案内が可能なようにする。 【解決手段】 交換可能な地図記憶媒体8に固有の情報
を用いて探索された経路は、経路に沿う地点データの集
合であるコースとして、不揮発性の記憶装置9に登録さ
れる。入力装置1からコースが指定されると、経路案内
手段5は登録されているコースの内容に基づいて、地図
記憶媒体8から道路ネットワーク情報を読出し、表示装
置10で画像表示しながら経路案内を行う。コース管理
手段4は、地図記憶媒体8がコースを登録したときに使
用した地図記憶媒体と異なるときには、コースの登録を
無効とするか、データを新たな地図記憶媒体8に固有の
情報に変換する。
経路案内を行う際に、地図記憶媒体を交換しても正常な
経路案内が可能なようにする。 【解決手段】 交換可能な地図記憶媒体8に固有の情報
を用いて探索された経路は、経路に沿う地点データの集
合であるコースとして、不揮発性の記憶装置9に登録さ
れる。入力装置1からコースが指定されると、経路案内
手段5は登録されているコースの内容に基づいて、地図
記憶媒体8から道路ネットワーク情報を読出し、表示装
置10で画像表示しながら経路案内を行う。コース管理
手段4は、地図記憶媒体8がコースを登録したときに使
用した地図記憶媒体と異なるときには、コースの登録を
無効とするか、データを新たな地図記憶媒体8に固有の
情報に変換する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路ネットワーク
情報に基づいて経路探索を行い、探索された経路に沿っ
て車輌の走行を案内する機能を有するナビゲーション装
置、特に道路ネットワーク情報を記憶する地図記憶媒体
が交換可能なナビゲーション装置に関する。
情報に基づいて経路探索を行い、探索された経路に沿っ
て車輌の走行を案内する機能を有するナビゲーション装
置、特に道路ネットワーク情報を記憶する地図記憶媒体
が交換可能なナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ナビゲーション装置では、C
D−ROMなどの記憶媒体に記憶されている地図データ
ベースを参照しながら、車輌の現在位置を道路地図とと
もに表示したり、予め探索される経路に沿って車輌の走
行を案内したりする機能を備えている。
D−ROMなどの記憶媒体に記憶されている地図データ
ベースを参照しながら、車輌の現在位置を道路地図とと
もに表示したり、予め探索される経路に沿って車輌の走
行を案内したりする機能を備えている。
【0003】地図データベースを記憶している地図記憶
媒体は、たとえばCD−ROMなどの大記憶容量を有し
ているけれども、記憶すべき道路ネットワーク情報のデ
ータ量も膨大な量がある。このため、地図記憶媒体に道
路ネットワーク情報を記憶するにあたっては、地図記憶
媒体の製造者が独自にデータ構造を決定し、できるだけ
効率よく大量の道路ネットワーク情報や他の情報が記憶
可能なようにされている。
媒体は、たとえばCD−ROMなどの大記憶容量を有し
ているけれども、記憶すべき道路ネットワーク情報のデ
ータ量も膨大な量がある。このため、地図記憶媒体に道
路ネットワーク情報を記憶するにあたっては、地図記憶
媒体の製造者が独自にデータ構造を決定し、できるだけ
効率よく大量の道路ネットワーク情報や他の情報が記憶
可能なようにされている。
【0004】ナビゲーション装置で経路探索を行う際に
は、出発地点から目的地点までの入力を行い、必要な場
合には中間で通過する地点や、途中で詳細な経路案内を
行う地点などを入力し、地図記憶媒体に記憶されている
道路ネットワーク情報に基づいて経路の探索が行われ
る。1度探索された経路を繰返して利用する際に、毎回
経路探索を行うのはデータの入力や探索時間が必要とな
り、煩わしいので、一旦探索された経路はコースとして
登録し、コースを指定すれば再利用可能な機能を有する
ナビゲーション装置も用いられている。
は、出発地点から目的地点までの入力を行い、必要な場
合には中間で通過する地点や、途中で詳細な経路案内を
行う地点などを入力し、地図記憶媒体に記憶されている
道路ネットワーク情報に基づいて経路の探索が行われ
る。1度探索された経路を繰返して利用する際に、毎回
経路探索を行うのはデータの入力や探索時間が必要とな
り、煩わしいので、一旦探索された経路はコースとして
登録し、コースを指定すれば再利用可能な機能を有する
ナビゲーション装置も用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車輌が走行する道路は
新たに建設されたり、古い道路が廃止されたりして時間
的な変化がある。また観光地、食事、買物案内などの付
加的な情報も新しい情報に更新される。さらにVICS
などの交通情報サービスの提供が開始されることに伴
い、そのような交通情報を利用しやすくするような情報
の付加も行われる。このため、地図記憶媒体の記憶内容
は更新され、地図記憶媒体を新たなものに交換すれば、
ナビゲーション装置は最新の情報に基づいて経路案内を
行うことができるようになる。
新たに建設されたり、古い道路が廃止されたりして時間
的な変化がある。また観光地、食事、買物案内などの付
加的な情報も新しい情報に更新される。さらにVICS
などの交通情報サービスの提供が開始されることに伴
い、そのような交通情報を利用しやすくするような情報
の付加も行われる。このため、地図記憶媒体の記憶内容
は更新され、地図記憶媒体を新たなものに交換すれば、
ナビゲーション装置は最新の情報に基づいて経路案内を
行うことができるようになる。
【0006】しかしながら、コース管理の機能を備え、
元の地図記憶媒体に記憶されている道路ネットワーク情
報などの固有の情報に基づいて経路を探索した結果をコ
ースとして登録していると、地図記憶媒体を交換した
後、登録されているコースの情報は新たな地図記憶媒体
の道路ネットワーク情報などの固有の情報と適合しない
ので、登録されているコースに基づいて正常な経路案内
を行うことができなくなってしまう。このような場合は
改めて地点を入力し、経路探索を行って新たにコースと
して登録しなおす必要があり、ユーザに多大な不便を強
いることとなる。
元の地図記憶媒体に記憶されている道路ネットワーク情
報などの固有の情報に基づいて経路を探索した結果をコ
ースとして登録していると、地図記憶媒体を交換した
後、登録されているコースの情報は新たな地図記憶媒体
の道路ネットワーク情報などの固有の情報と適合しない
ので、登録されているコースに基づいて正常な経路案内
を行うことができなくなってしまう。このような場合は
改めて地点を入力し、経路探索を行って新たにコースと
して登録しなおす必要があり、ユーザに多大な不便を強
いることとなる。
【0007】本発明の目的は、コースを登録して管理す
る機能を有し、しかも地図記憶媒体を交換しても正常に
動作することができるナビゲーション装置を提供するこ
とである。
る機能を有し、しかも地図記憶媒体を交換しても正常に
動作することができるナビゲーション装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、交換可能な地
図記憶媒体に予め記憶されている道路ネットワーク情報
に基づいて経路探索を行い、探索された経路に沿って車
輌の走行を案内する機能を有するナビゲーション装置に
おいて、経路探索結果を、使用した地図記憶媒体の識別
情報とともに、当該地図記憶媒体に記憶されている固有
の情報を含む地点データの集合であるコースとして登録
し、管理するコース管理手段と、コース管理手段に記憶
されているコースを指定して、経路案内を行うべき指令
を入力可能な入力手段と、入力手段によって指定される
コースの登録内容を読出し、地図記憶媒体の識別情報
が、使用中の地図記憶媒体の識別情報と一致するとき、
経路探索結果に沿って車輌の走行を案内する経路案内手
段とを含むことを特徴とするナビゲーション装置であ
る。本発明に従えば、コース管理手段は、経路探索結果
を道路ネットワーク情報を含む地点データの集合である
コースとして登録し管理する。コースは、経路を探索に
使用した地図記憶媒体の識別情報とともに管理される。
入力手段から、コースを指定して経路案内を行うべき指
令が入力されると、経路案内手段は、コース管理手段に
登録されている指定されたコースの登録内容を読出し、
地図記憶媒体の識別情報が使用中の地図記憶媒体の識別
情報と一致するときに、経路探索結果に沿って車輌の走
行を案内するので、正常な状態で経路案内を行うことが
できる。
図記憶媒体に予め記憶されている道路ネットワーク情報
に基づいて経路探索を行い、探索された経路に沿って車
輌の走行を案内する機能を有するナビゲーション装置に
おいて、経路探索結果を、使用した地図記憶媒体の識別
情報とともに、当該地図記憶媒体に記憶されている固有
の情報を含む地点データの集合であるコースとして登録
し、管理するコース管理手段と、コース管理手段に記憶
されているコースを指定して、経路案内を行うべき指令
を入力可能な入力手段と、入力手段によって指定される
コースの登録内容を読出し、地図記憶媒体の識別情報
が、使用中の地図記憶媒体の識別情報と一致するとき、
経路探索結果に沿って車輌の走行を案内する経路案内手
段とを含むことを特徴とするナビゲーション装置であ
る。本発明に従えば、コース管理手段は、経路探索結果
を道路ネットワーク情報を含む地点データの集合である
コースとして登録し管理する。コースは、経路を探索に
使用した地図記憶媒体の識別情報とともに管理される。
入力手段から、コースを指定して経路案内を行うべき指
令が入力されると、経路案内手段は、コース管理手段に
登録されている指定されたコースの登録内容を読出し、
地図記憶媒体の識別情報が使用中の地図記憶媒体の識別
情報と一致するときに、経路探索結果に沿って車輌の走
行を案内するので、正常な状態で経路案内を行うことが
できる。
【0009】また本発明で、前記コース管理手段は、コ
ースの記憶内容中の識別情報が使用中の地図記憶媒体の
識別情報と異なるとき、地図記憶媒体が交換されている
と判断し、当該コースを無効とし、前記経路案内手段
は、無効となっているコースが指定されるとき、経路案
内を行わないことを特徴とする。本発明に従えば、コー
ス管理手段は、識別情報に基づいて地図記憶媒体が交換
されていると判断すると、そのコースを無効とする。経
路案内手段は、無効となっているコースが入力手段によ
って指定されても、経路案内を行わないので、使用中の
地図記憶媒体に基づいて正常に経路案内を行えないコー
スについて誤った道路ネットワーク情報などに基づいて
経路案内する事態を避けることができる。
ースの記憶内容中の識別情報が使用中の地図記憶媒体の
識別情報と異なるとき、地図記憶媒体が交換されている
と判断し、当該コースを無効とし、前記経路案内手段
は、無効となっているコースが指定されるとき、経路案
内を行わないことを特徴とする。本発明に従えば、コー
ス管理手段は、識別情報に基づいて地図記憶媒体が交換
されていると判断すると、そのコースを無効とする。経
路案内手段は、無効となっているコースが入力手段によ
って指定されても、経路案内を行わないので、使用中の
地図記憶媒体に基づいて正常に経路案内を行えないコー
スについて誤った道路ネットワーク情報などに基づいて
経路案内する事態を避けることができる。
【0010】また本発明で、前記コース管理手段は、コ
ースの記憶内容中の識別情報が使用中の地図記憶媒体の
識別情報と異なるとき、地図記憶媒体が交換されている
と判断し、当該コース内の各地点データに含まれる元の
地図記憶媒体に固有の情報を、使用中の地図記憶媒体に
固有の情報に変換し、前記識別情報を使用中の地図記憶
媒体の識別情報に交換することを特徴とする。本発明に
従えば、コース管理手段は、地図記憶媒体の識別情報の
不一致に基づいて地図記憶媒体が交換されていると判断
されるときには、コース内の地点データに含まれる元の
地図記憶媒体に固有の情報を使用中の地図記憶媒体に固
有の情報に変換し、識別情報も使用した地図記憶媒体の
ものに交換するので、経路案内手段は交換された使用中
の地図記憶媒体に固有の情報に基づいて正常に経路案内
を行うことができる。
ースの記憶内容中の識別情報が使用中の地図記憶媒体の
識別情報と異なるとき、地図記憶媒体が交換されている
と判断し、当該コース内の各地点データに含まれる元の
地図記憶媒体に固有の情報を、使用中の地図記憶媒体に
固有の情報に変換し、前記識別情報を使用中の地図記憶
媒体の識別情報に交換することを特徴とする。本発明に
従えば、コース管理手段は、地図記憶媒体の識別情報の
不一致に基づいて地図記憶媒体が交換されていると判断
されるときには、コース内の地点データに含まれる元の
地図記憶媒体に固有の情報を使用中の地図記憶媒体に固
有の情報に変換し、識別情報も使用した地図記憶媒体の
ものに交換するので、経路案内手段は交換された使用中
の地図記憶媒体に固有の情報に基づいて正常に経路案内
を行うことができる。
【0011】また本発明で、前記経路案内手段は、前記
入力手段によって指定されるコースの登録内容を読出
し、地図記憶媒体の識別情報が、使用中の地図記憶媒体
の識別情報と一致しないとき、前記コース管理手段によ
って、当該コース内の各地点データに含まれる元の地図
記憶媒体に固有の情報を、使用中の地図記憶媒体に固有
の情報に変換し、前記識別情報を使用中の地図記憶媒体
の識別情報に交換させることを特徴とする。本発明に従
えば、入力手段から指定されるコースが使用中の地図記
憶媒体の道路ネットワーク情報などの固有の情報に基づ
いて探索された経路ではないことが識別情報の不一致に
よって判別されるとき、経路案内手段はコース管理手段
によって地図記憶媒体に固有の道路ネットワーク情報な
どの固有の情報に変換するので、指定されたコースを使
用中の地図記憶媒体に固有の情報を用いて正常に案内す
ることができる。
入力手段によって指定されるコースの登録内容を読出
し、地図記憶媒体の識別情報が、使用中の地図記憶媒体
の識別情報と一致しないとき、前記コース管理手段によ
って、当該コース内の各地点データに含まれる元の地図
記憶媒体に固有の情報を、使用中の地図記憶媒体に固有
の情報に変換し、前記識別情報を使用中の地図記憶媒体
の識別情報に交換させることを特徴とする。本発明に従
えば、入力手段から指定されるコースが使用中の地図記
憶媒体の道路ネットワーク情報などの固有の情報に基づ
いて探索された経路ではないことが識別情報の不一致に
よって判別されるとき、経路案内手段はコース管理手段
によって地図記憶媒体に固有の道路ネットワーク情報な
どの固有の情報に変換するので、指定されたコースを使
用中の地図記憶媒体に固有の情報を用いて正常に案内す
ることができる。
【0012】また本発明は、前記経路案内手段が前記コ
ース管理手段によって登録されているコース内の地点デ
ータの変換を行わせる際に、変換の可否の確認を行うた
めの変換確認手段を備えることを特徴とする。本発明に
従えば、地図記憶媒体の交換に従って変換が必要になる
コースを指定したとき、コースの変換を行う可否の確認
手段が備えられるので、ユーザがデータ変換してよいと
確認した場合にのみデータ変換を行って、コースの登録
内容を新たな地図記憶媒体に適合させることができる。
ース管理手段によって登録されているコース内の地点デ
ータの変換を行わせる際に、変換の可否の確認を行うた
めの変換確認手段を備えることを特徴とする。本発明に
従えば、地図記憶媒体の交換に従って変換が必要になる
コースを指定したとき、コースの変換を行う可否の確認
手段が備えられるので、ユーザがデータ変換してよいと
確認した場合にのみデータ変換を行って、コースの登録
内容を新たな地図記憶媒体に適合させることができる。
【0013】また本発明は、前記コース管理手段が前記
地点データの変換を行う際に、元の地図記憶媒体に固有
の情報から使用中の地図記憶媒体に固有の情報へ変換す
ることができない場合、当該地点データを削除すること
を特徴とする。本発明に従えば、地図記憶媒体の交換に
よって変換不可能な地点が生じるときに、変換不可能な
地点を削除することによって新たな地図記憶媒体にコー
スの登録内容を適合させることができる。
地点データの変換を行う際に、元の地図記憶媒体に固有
の情報から使用中の地図記憶媒体に固有の情報へ変換す
ることができない場合、当該地点データを削除すること
を特徴とする。本発明に従えば、地図記憶媒体の交換に
よって変換不可能な地点が生じるときに、変換不可能な
地点を削除することによって新たな地図記憶媒体にコー
スの登録内容を適合させることができる。
【0014】また本発明は、前記コース管理手段が前記
地点データの変換を行う際に、元の地図記憶媒体に固有
の情報から使用中の地図記憶媒体に固有の情報へ変換す
ることができない場合、地点データ削除の可否の確認を
行う削除確認手段を備えることを特徴とする。本発明に
従えば、地点の登録内容の削除は、削除確認手段によっ
てユーザの確認を待つので、ユーザの意志で削除を行う
か否かを決定することができる。
地点データの変換を行う際に、元の地図記憶媒体に固有
の情報から使用中の地図記憶媒体に固有の情報へ変換す
ることができない場合、地点データ削除の可否の確認を
行う削除確認手段を備えることを特徴とする。本発明に
従えば、地点の登録内容の削除は、削除確認手段によっ
てユーザの確認を待つので、ユーザの意志で削除を行う
か否かを決定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
ナビゲーション装置の概略的なシステム構成を示す。リ
モコンキーボードなどの入力装置1からは、カーソルの
操作やデータおよび指令の入力を行うことができる。地
点登録手段2には、入力装置1から経路探索を行うため
の出発地点や目標地点、さらには途中の通過地点や案内
地点などの入力内容を登録することができる。経路探索
手段3は、地点登録手段2に登録されている出発地点か
ら目標地点までの経路を、ダイクストラ法などの最適化
手法を用いて探索し、探索された経路をコースとしてコ
ース管理手段4に登録することができる。経路案内手段
5は、入力装置1からコース管理手段4に登録されてい
るコースが指定されると、コースとして登録されている
経路に沿って描画/表示制御手段6を介して車輌の走行
を案内する画像表示を行う。経路の案内は、自車位置検
出手段7が検出する自車位置に基づいて、実際の車輌の
走行中に行う機能や、疑似的な走行状態で案内するドラ
イブシミュレーション機能などで実行される。
ナビゲーション装置の概略的なシステム構成を示す。リ
モコンキーボードなどの入力装置1からは、カーソルの
操作やデータおよび指令の入力を行うことができる。地
点登録手段2には、入力装置1から経路探索を行うため
の出発地点や目標地点、さらには途中の通過地点や案内
地点などの入力内容を登録することができる。経路探索
手段3は、地点登録手段2に登録されている出発地点か
ら目標地点までの経路を、ダイクストラ法などの最適化
手法を用いて探索し、探索された経路をコースとしてコ
ース管理手段4に登録することができる。経路案内手段
5は、入力装置1からコース管理手段4に登録されてい
るコースが指定されると、コースとして登録されている
経路に沿って描画/表示制御手段6を介して車輌の走行
を案内する画像表示を行う。経路の案内は、自車位置検
出手段7が検出する自車位置に基づいて、実際の車輌の
走行中に行う機能や、疑似的な走行状態で案内するドラ
イブシミュレーション機能などで実行される。
【0016】経路探索手段3が探索する経路は、地図記
憶媒体であるCD−ROMなどの地図DISK8に記憶
されている道路ネットワーク情報などを用いて、探索さ
れた経路に沿う地点の集合であるコースを単位としてコ
ース管理手段4に登録する。コース管理手段4は、登録
するコースの内容を、不揮発性の半導体メモリであるE
EPROMなどの記憶装置9に記憶する。経路案内手段
5は、地図DISK8に記憶されている道路ネットワー
ク情報を用い、描画/表示制御手段6を介して表示装置
10に道路地図を表示する。実際に車輌が走行している
際の経路案内であれば、自車位置検出手段7が検出する
自車位置を道路地図と併せて表示する。疑似的な走行案
内であるドライブシミュレーションでは、仮想的な自車
位置を表示しながら、道路地図内容を順次書換えるスク
ロールを行う。予め設定される案内地点では、表示装置
10による画像での案内とともに、音声出力装置11を
用いて音声でも経路案内を行う。地点登録手段2、経路
探索手段3、コース管理手段4、経路案内手段5、描画
/表示制御手段6および自車位置検出手段7は、処理装
置12のプログラム動作に従ってそれぞれ実現される。
憶媒体であるCD−ROMなどの地図DISK8に記憶
されている道路ネットワーク情報などを用いて、探索さ
れた経路に沿う地点の集合であるコースを単位としてコ
ース管理手段4に登録する。コース管理手段4は、登録
するコースの内容を、不揮発性の半導体メモリであるE
EPROMなどの記憶装置9に記憶する。経路案内手段
5は、地図DISK8に記憶されている道路ネットワー
ク情報を用い、描画/表示制御手段6を介して表示装置
10に道路地図を表示する。実際に車輌が走行している
際の経路案内であれば、自車位置検出手段7が検出する
自車位置を道路地図と併せて表示する。疑似的な走行案
内であるドライブシミュレーションでは、仮想的な自車
位置を表示しながら、道路地図内容を順次書換えるスク
ロールを行う。予め設定される案内地点では、表示装置
10による画像での案内とともに、音声出力装置11を
用いて音声でも経路案内を行う。地点登録手段2、経路
探索手段3、コース管理手段4、経路案内手段5、描画
/表示制御手段6および自車位置検出手段7は、処理装
置12のプログラム動作に従ってそれぞれ実現される。
【0017】図2は、図1のナビゲーション装置のハー
ドウエアについての概略的な電気的構成を示す。地図D
ISK8は、CD−ROMであって、交換可能である。
地図DISK8は、CD−ROMドライバ14に装着さ
れ、記憶内容が光学的に読取られる。CD−ROMドラ
イバ14によって読取られる地図DISK8の記憶内容
は、CD−ROMデコーダ15によって処理装置12で
処理可能なデータに変換される。
ドウエアについての概略的な電気的構成を示す。地図D
ISK8は、CD−ROMであって、交換可能である。
地図DISK8は、CD−ROMドライバ14に装着さ
れ、記憶内容が光学的に読取られる。CD−ROMドラ
イバ14によって読取られる地図DISK8の記憶内容
は、CD−ROMデコーダ15によって処理装置12で
処理可能なデータに変換される。
【0018】処理装置12は、検出回路17が車輌のバ
ッテリ電源の投入を検出すると、予め作成されているプ
ログラムに従って動作を開始する。ナビゲーション装置
の各部へ供給する電圧は、レギュレータ18によって安
定化される。電源スイッチ19は、バッテリ電源からナ
ビゲーション装置への電源の投入のために使用される。
ッテリ電源の投入を検出すると、予め作成されているプ
ログラムに従って動作を開始する。ナビゲーション装置
の各部へ供給する電圧は、レギュレータ18によって安
定化される。電源スイッチ19は、バッテリ電源からナ
ビゲーション装置への電源の投入のために使用される。
【0019】図1の自車位置検出手段7として処理装置
12が動作するときには、インターフェース20を介し
て接続される方位センサ21、距離センサ22、GPS
装置23などを用いて車輌の現在位置を検出する。方位
センサ21は車輌の走行方向を検出し、距離センサ22
は車輌の走行距離を検出するので、基準の地点から車輌
の相対的な移動位置を算出し、車輌の現在位置を検出す
ることができる。GPS装置23は、複数の人工衛星か
らの電波を利用して車輌の現在位置および現在の時刻を
検出することができる。インターフェース20を介し
て、さらに無線機24が接続され、VICSなどの交通
情報サービスから提供される交通情報、特に渋滞や規制
の情報を受信することもできる。インターフェース20
は、システムバスライン25を介して、入力装置1、記
憶装置9、表示装置10、音声出力装置11および処理
装置12に接続される。
12が動作するときには、インターフェース20を介し
て接続される方位センサ21、距離センサ22、GPS
装置23などを用いて車輌の現在位置を検出する。方位
センサ21は車輌の走行方向を検出し、距離センサ22
は車輌の走行距離を検出するので、基準の地点から車輌
の相対的な移動位置を算出し、車輌の現在位置を検出す
ることができる。GPS装置23は、複数の人工衛星か
らの電波を利用して車輌の現在位置および現在の時刻を
検出することができる。インターフェース20を介し
て、さらに無線機24が接続され、VICSなどの交通
情報サービスから提供される交通情報、特に渋滞や規制
の情報を受信することもできる。インターフェース20
は、システムバスライン25を介して、入力装置1、記
憶装置9、表示装置10、音声出力装置11および処理
装置12に接続される。
【0020】処理装置12内には、CPU26、ROM
27およびRAM28が含まれる。CPU26は、RO
M27に予め格納されているプログラムに従って動作
し、RAM28にはデータなどが一時的に記憶される。
27およびRAM28が含まれる。CPU26は、RO
M27に予め格納されているプログラムに従って動作
し、RAM28にはデータなどが一時的に記憶される。
【0021】表示装置10には、液晶表示装置(LC
D)や陰極線管(CRT)などの画像表示装置30と、
その制御用の表示コントローラ31、画像表示装置30
で表示する画像を描画するグラフィックコントローラ3
2、グラフィックコントローラ32の描画データを記憶
するグラフィックメモリ33などが含まれる。
D)や陰極線管(CRT)などの画像表示装置30と、
その制御用の表示コントローラ31、画像表示装置30
で表示する画像を描画するグラフィックコントローラ3
2、グラフィックコントローラ32の描画データを記憶
するグラフィックメモリ33などが含まれる。
【0022】次の表1は、記憶装置9に登録される地点
登録データの内容を示す。そのうちの項番1には、シン
ボルがznumで、項目が図葉番号であるデータが登録
される。項番2としては、シンボルがucodeで、項
目がユニットコードであるデータが登録される。項番3
には、シンボルがlinkIDで、項目がリンク番号で
あるデータが登録される。項番4には、シンボルがsn
odeで、項目が始点ノード番号であるデータが登録さ
れる。項番5には、シンボルがenodeで、項目が終
点ノード番号であるデータが登録される。項番6には、
シンボルがlonで、項目が地点経度であるデータが登
録される。項番7には、シンボルがlatで、項目が地
点緯度であるデータが登録される。項番8には、シンボ
ルがslenで、項目が隣接フラグ/リンクID始点ま
での距離であるデータが登録される。項番9には、シン
ボルがelenで、項目が隣接フラグ/リンクID終点
までの距離であるデータが登録される。
登録データの内容を示す。そのうちの項番1には、シン
ボルがznumで、項目が図葉番号であるデータが登録
される。項番2としては、シンボルがucodeで、項
目がユニットコードであるデータが登録される。項番3
には、シンボルがlinkIDで、項目がリンク番号で
あるデータが登録される。項番4には、シンボルがsn
odeで、項目が始点ノード番号であるデータが登録さ
れる。項番5には、シンボルがenodeで、項目が終
点ノード番号であるデータが登録される。項番6には、
シンボルがlonで、項目が地点経度であるデータが登
録される。項番7には、シンボルがlatで、項目が地
点緯度であるデータが登録される。項番8には、シンボ
ルがslenで、項目が隣接フラグ/リンクID始点ま
での距離であるデータが登録される。項番9には、シン
ボルがelenで、項目が隣接フラグ/リンクID終点
までの距離であるデータが登録される。
【0023】
【表1】
【0024】図3は、表1の図葉番号znumと、ユニ
ットコードucodeとの関係を示す。図3(a)は、
たとえば1つの地図DISK8に記憶されている全体地
図40を示し、全体地図40を均等に分割した図葉を表
す番号が図葉番号znumとなる。地図DISK8に記
憶されるデータは、一定のデータ量以下のユニット単位
に制限される。したがって図3(a)に示す1つの図葉
は、複数のユニットに分割され、各ユニットを指定する
ために図3(b)に示すようなユニットコード(uco
de)が必要となる。図4に示すように、1つの登録地
点41は、近接する道路を示すリンク番号linkID
の上に定義される。リンク番号linkIDで定義され
る道路は、複数の直線区間の集合として、各直線区間の
境界にノードが定義される。登録地点41が属するリン
クの始点ノード番号snodeと、終点ノード番号en
odeが定義され、地点経度lonおよび地点緯度la
tは、始点ノード番号snodeと終点ノード番号en
odeとの間のリンク上に定義される。隣接フラグ/リ
ンクID始点までの距離slenおよび隣接フラグ/リ
ンクID終点までの距離elenは、そのユニット内に
リンク番号の始点または終点があるときはその点までの
距離、ユニット外になるときにはユニットの境界までの
距離を示す。表1に示すデータのうち、地点経度lon
および地点緯度latを除く他のデータは、地図DIS
K8に固有のデータである。
ットコードucodeとの関係を示す。図3(a)は、
たとえば1つの地図DISK8に記憶されている全体地
図40を示し、全体地図40を均等に分割した図葉を表
す番号が図葉番号znumとなる。地図DISK8に記
憶されるデータは、一定のデータ量以下のユニット単位
に制限される。したがって図3(a)に示す1つの図葉
は、複数のユニットに分割され、各ユニットを指定する
ために図3(b)に示すようなユニットコード(uco
de)が必要となる。図4に示すように、1つの登録地
点41は、近接する道路を示すリンク番号linkID
の上に定義される。リンク番号linkIDで定義され
る道路は、複数の直線区間の集合として、各直線区間の
境界にノードが定義される。登録地点41が属するリン
クの始点ノード番号snodeと、終点ノード番号en
odeが定義され、地点経度lonおよび地点緯度la
tは、始点ノード番号snodeと終点ノード番号en
odeとの間のリンク上に定義される。隣接フラグ/リ
ンクID始点までの距離slenおよび隣接フラグ/リ
ンクID終点までの距離elenは、そのユニット内に
リンク番号の始点または終点があるときはその点までの
距離、ユニット外になるときにはユニットの境界までの
距離を示す。表1に示すデータのうち、地点経度lon
および地点緯度latを除く他のデータは、地図DIS
K8に固有のデータである。
【0025】図5は、図1のコース管理手段4が管理す
るコースの内容を示す。コース位置から複数のコースが
登録可能であり、未登録のコースも有り得る。登録され
るコースは、出発地点から目的地点までの経路探索の結
果を示す複数の地点が登録される。また経路探索に使用
した地図DISK8のID番号などの識別情報も登録さ
れる。コース管理手段は、コース無効ポインタ50とと
もに登録されているコースを示すコースポインタ51,
52,…,5kを有し、通常は選択マーク5pで示すよ
うに、コースポインタ51,52,…のうちの1つが選
択される。地図DISK8が交換され、それによって図
5(a)で選択されているコース1を探索したときに使
用した地図DISK8と異なる地図DISKが使用され
るようになると、図5(b)に選択マーク5pで示すよ
うに、コースポインタ51の選択状態がコース無効ポイ
ンタ50の選択に変わり、コースが無効にされる。
るコースの内容を示す。コース位置から複数のコースが
登録可能であり、未登録のコースも有り得る。登録され
るコースは、出発地点から目的地点までの経路探索の結
果を示す複数の地点が登録される。また経路探索に使用
した地図DISK8のID番号などの識別情報も登録さ
れる。コース管理手段は、コース無効ポインタ50とと
もに登録されているコースを示すコースポインタ51,
52,…,5kを有し、通常は選択マーク5pで示すよ
うに、コースポインタ51,52,…のうちの1つが選
択される。地図DISK8が交換され、それによって図
5(a)で選択されているコース1を探索したときに使
用した地図DISK8と異なる地図DISKが使用され
るようになると、図5(b)に選択マーク5pで示すよ
うに、コースポインタ51の選択状態がコース無効ポイ
ンタ50の選択に変わり、コースが無効にされる。
【0026】図6は、本発明の実施の一形態として、図
5に示したようにコースを無効にする図1のコース管理
手段4としての処理を示す。たとえば図2のCD−RO
Mドライバ14が地図DISK8の挿入を検知すると、
ステップa1で処理を開始し、ステップa2では挿入さ
れた地図DISK8が、先に使用されていた地図DIS
K8と異なり、地図DISKの入換えが行われたか否か
が判断される。識別情報に基づいて、入換えが行われた
と判断されるときには、ステップa3でコース無効に設
定される。ステップa3が終了したとき、またはステッ
プa2で入換えが行われていないと判断されるときに
は、ステップa4で処理を終了する。
5に示したようにコースを無効にする図1のコース管理
手段4としての処理を示す。たとえば図2のCD−RO
Mドライバ14が地図DISK8の挿入を検知すると、
ステップa1で処理を開始し、ステップa2では挿入さ
れた地図DISK8が、先に使用されていた地図DIS
K8と異なり、地図DISKの入換えが行われたか否か
が判断される。識別情報に基づいて、入換えが行われた
と判断されるときには、ステップa3でコース無効に設
定される。ステップa3が終了したとき、またはステッ
プa2で入換えが行われていないと判断されるときに
は、ステップa4で処理を終了する。
【0027】図7は、本発明の実施の他の形態として、
図1のコース管理手段4が行うデータの変換処理を示
す。図6と同様に、地図DISK8の新たな挿入を検出
すると、ステップb1から処理を開始し、ステップb2
で地図DISK8が入換えられているか否かを判断す
る。入換えられていると判断されるときには、ステップ
b3でコースとして登録されているデータを現在の地図
DISKの情報に基づくものに変換する。この変換は、
前述の表1で地点経度lonおよび地点緯度latを残
し、これを元に他のデータを地図DISK8から読出し
て行う。ステップb3の処理が終了したとき、またはス
テップb2で入換えがないと判断されるときには、ステ
ップb4で処理を終了する。
図1のコース管理手段4が行うデータの変換処理を示
す。図6と同様に、地図DISK8の新たな挿入を検出
すると、ステップb1から処理を開始し、ステップb2
で地図DISK8が入換えられているか否かを判断す
る。入換えられていると判断されるときには、ステップ
b3でコースとして登録されているデータを現在の地図
DISKの情報に基づくものに変換する。この変換は、
前述の表1で地点経度lonおよび地点緯度latを残
し、これを元に他のデータを地図DISK8から読出し
て行う。ステップb3の処理が終了したとき、またはス
テップb2で入換えがないと判断されるときには、ステ
ップb4で処理を終了する。
【0028】図8は、地図DISK8を入換えたとき
に、コースとして設定されている地点のうちデータ変換
を行うことができない地点が発生する例を示す。図8
(a)に示すように、元の地図DISK8が全国版であ
り、新たな地図DISKが図8(b)に示すような近畿
版であるときには、全国版地図60中の登録地点61,
62,63のうち、近畿版地図64では登録地点62の
みがデータ変換可能となる。地図DISK8の記憶容量
には限界があるので、広範な地域を対象とする全国版地
図60では、狭い地域を対象とする近畿版地図64より
も近畿地方に関する情報量は少なくなる。ユーザが近畿
地方についてのより詳細な情報を必要とするときには、
近畿版地図64までの地図データが記憶されている地図
DISK8に交換する場合がある。
に、コースとして設定されている地点のうちデータ変換
を行うことができない地点が発生する例を示す。図8
(a)に示すように、元の地図DISK8が全国版であ
り、新たな地図DISKが図8(b)に示すような近畿
版であるときには、全国版地図60中の登録地点61,
62,63のうち、近畿版地図64では登録地点62の
みがデータ変換可能となる。地図DISK8の記憶容量
には限界があるので、広範な地域を対象とする全国版地
図60では、狭い地域を対象とする近畿版地図64より
も近畿地方に関する情報量は少なくなる。ユーザが近畿
地方についてのより詳細な情報を必要とするときには、
近畿版地図64までの地図データが記憶されている地図
DISK8に交換する場合がある。
【0029】図9は、このように変換が不可能な地点を
含む可能性がある場合についての対応も考慮した、本発
明の実施のさらに他の形態による処理を示す。ステップ
c1から処理を開始し、ステップc2では入力装置1か
らのコース選択が行われているか否かを判断する。コー
スが選択されていれば、ステップc3で、選択されたコ
ースが現在の地図DISK8に固有の情報で作成されて
いないかどうか判断する。作成されていないときには、
ステップc4で、コース内容を変更してよいかの確認表
示を画像表示装置30で行い、入力装置1からの入力を
待つイベント待ちに入る。入力装置1に対する操作が行
われると、ステップc5で変更してよいかどうかの判断
を行う。変更してよいとの判断が行われるときには、ス
テップc6でコースデータを現在の地図DISK8の情
報へ変換する。次にステップc7で、データの変換がで
きない地点があるか否かを判断する。変換できない地点
があるときには、ステップc8で地点削除の処理を行
う。ステップc8の処理が終了したとき、またはステッ
プc2でコース選択がなされていないと判断されたと
き、ステップc3で選択されたコースが現在の地図DI
SK8で作成されていると判断されるとき、ステップc
5で変更してよいとの確認が得られないとき、またはス
テップc7で変換できない地点がないときには、ステッ
プc9で処理を終了する。
含む可能性がある場合についての対応も考慮した、本発
明の実施のさらに他の形態による処理を示す。ステップ
c1から処理を開始し、ステップc2では入力装置1か
らのコース選択が行われているか否かを判断する。コー
スが選択されていれば、ステップc3で、選択されたコ
ースが現在の地図DISK8に固有の情報で作成されて
いないかどうか判断する。作成されていないときには、
ステップc4で、コース内容を変更してよいかの確認表
示を画像表示装置30で行い、入力装置1からの入力を
待つイベント待ちに入る。入力装置1に対する操作が行
われると、ステップc5で変更してよいかどうかの判断
を行う。変更してよいとの判断が行われるときには、ス
テップc6でコースデータを現在の地図DISK8の情
報へ変換する。次にステップc7で、データの変換がで
きない地点があるか否かを判断する。変換できない地点
があるときには、ステップc8で地点削除の処理を行
う。ステップc8の処理が終了したとき、またはステッ
プc2でコース選択がなされていないと判断されたと
き、ステップc3で選択されたコースが現在の地図DI
SK8で作成されていると判断されるとき、ステップc
5で変更してよいとの確認が得られないとき、またはス
テップc7で変換できない地点がないときには、ステッ
プc9で処理を終了する。
【0030】ステップc8で、変換できない地点を削除
する処理の中で、ステップc4およびステップc5と同
様に、ユーザの意志を確認してから削除するような処理
を行うようにしてもよい。また逆に、ステップc3でコ
ースが現在の地図DISKで作成されていないと判断さ
れるときに、ステップc4やステップc5のユーザの意
志の確認を省いて、直接ステップc6の変換処理を行う
ようにすることもできる。
する処理の中で、ステップc4およびステップc5と同
様に、ユーザの意志を確認してから削除するような処理
を行うようにしてもよい。また逆に、ステップc3でコ
ースが現在の地図DISKで作成されていないと判断さ
れるときに、ステップc4やステップc5のユーザの意
志の確認を省いて、直接ステップc6の変換処理を行う
ようにすることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、地図記憶
媒体の交換を識別情報に基づいて判断し、使用中の地図
記憶媒体がコースとして登録されている経路の探索に使
用した地図記憶媒体と一致するコースが選択されたとき
に経路案内を行うので、地図記憶媒体に記憶されている
道路ネットワーク情報を用いて経路を有効に案内するこ
とができる。
媒体の交換を識別情報に基づいて判断し、使用中の地図
記憶媒体がコースとして登録されている経路の探索に使
用した地図記憶媒体と一致するコースが選択されたとき
に経路案内を行うので、地図記憶媒体に記憶されている
道路ネットワーク情報を用いて経路を有効に案内するこ
とができる。
【0032】また本発明によれば、コースとして登録さ
れている経路を探索したときに使用した地図記憶媒体と
使用中の地図記憶媒体が異なることを識別情報に基づい
て判断すると、コース管理手段はコースを無効とするの
で、誤ったデータに基づいて経路の案内が行われること
はなく、正常に経路案内が可能なコースのみが案内の対
象とされる。無効とされたコースについては、地図記憶
媒体を元の地図記憶媒体に交換すれば案内が不可能とな
るので、地図記憶媒体を使い分けて経路案内機能を利用
することができる。
れている経路を探索したときに使用した地図記憶媒体と
使用中の地図記憶媒体が異なることを識別情報に基づい
て判断すると、コース管理手段はコースを無効とするの
で、誤ったデータに基づいて経路の案内が行われること
はなく、正常に経路案内が可能なコースのみが案内の対
象とされる。無効とされたコースについては、地図記憶
媒体を元の地図記憶媒体に交換すれば案内が不可能とな
るので、地図記憶媒体を使い分けて経路案内機能を利用
することができる。
【0033】また本発明によれば、個々の地図記憶媒体
に固有の情報を用いてコースの地点を登録している場合
であっても、地図記憶媒体の交換後にデータ変換が自動
的に行われて、交換後の地図記憶媒体に基づいて経路案
内を行うことができる。
に固有の情報を用いてコースの地点を登録している場合
であっても、地図記憶媒体の交換後にデータ変換が自動
的に行われて、交換後の地図記憶媒体に基づいて経路案
内を行うことができる。
【0034】また本発明によれば、入力手段によって指
定されたコースが使用中の地図記憶媒体とは異なる地図
記憶媒体に固有の情報に基づいて経路探索されている場
合に、使用中の地図記憶媒体に固有の情報への変換が行
われるので、正常に経路案内を行うことができる。入力
手段から指定されなかったコースについてはデータ変換
が行われないので、元の地図記憶媒体に交換すれば正常
に経路案内に使用することができる。
定されたコースが使用中の地図記憶媒体とは異なる地図
記憶媒体に固有の情報に基づいて経路探索されている場
合に、使用中の地図記憶媒体に固有の情報への変換が行
われるので、正常に経路案内を行うことができる。入力
手段から指定されなかったコースについてはデータ変換
が行われないので、元の地図記憶媒体に交換すれば正常
に経路案内に使用することができる。
【0035】また本発明によれば、変換確認手段によっ
て、変換の可否をユーザの意志に従って確認することが
できるので、登録されたコースを新たな地図記憶媒体に
合わせるために変換を行うか、元の地図記憶媒体ととも
に利用するために変換を行わないかをユーザの意志で決
定することができる。
て、変換の可否をユーザの意志に従って確認することが
できるので、登録されたコースを新たな地図記憶媒体に
合わせるために変換を行うか、元の地図記憶媒体ととも
に利用するために変換を行わないかをユーザの意志で決
定することができる。
【0036】また本発明によれば、地図記憶媒体の交換
に伴って地点の登録内容を変換する際に、変換が不可能
な地点を削除し、新たな地図記憶媒体に固有の情報に基
づく経路案内を正常に行うことができる。
に伴って地点の登録内容を変換する際に、変換が不可能
な地点を削除し、新たな地図記憶媒体に固有の情報に基
づく経路案内を正常に行うことができる。
【0037】また本発明によれば、記憶内容の削除を行
うか否かの確認を、削除確認手段からユーザの意志を反
映させて行うことができるので、ユーザが知らないうち
に登録された地点が削除されてしまう事態を防ぐことが
できる。
うか否かの確認を、削除確認手段からユーザの意志を反
映させて行うことができるので、ユーザが知らないうち
に登録された地点が削除されてしまう事態を防ぐことが
できる。
【図1】本発明の実施の一形態としてのナビゲーション
装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態のナビゲーション装置のハード
ウエアの概略的な電気的構成を示すブロック図である。
ウエアの概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図1の地図DISK8に記憶されている地図情
報のうちの図葉とユニットとの関係を示す図である。
報のうちの図葉とユニットとの関係を示す図である。
【図4】図1のコース管理手段4が管理する地点登録デ
ータと地図DISK8に記憶されている道路ネットワー
ク情報との関係を示す図である。
ータと地図DISK8に記憶されている道路ネットワー
ク情報との関係を示す図である。
【図5】図1のコース管理手段4が管理するコースの選
択状態を示す図である。
択状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の一形態としてのコース管理手段
4の処理を示すフローチャートである。
4の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の他の形態としてのコース管理手
段4の処理を示すフローチャートである。
段4の処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態で地点についてデータ変換が
不可能な場合を示す図である。
不可能な場合を示す図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態としてのナビゲ
ーション装置の処理を示すフローチャートである。
ーション装置の処理を示すフローチャートである。
1 入力装置 2 地点登録手段 3 経路探索手段 4 コース管理手段 5 経路案内手段 8 地図DISK 9 記憶装置 10 表示装置 12 処理装置 14 CD−ROMドライバ 15 CD−ROMデコーダ 26 CPU 27 ROM 28 RAM 30 画像表示装置 40 全体地図 41,61,62,63 登録地点 50 コース無効ポインタ 51,52,…,5k コースポインタ 60 全国版地図 64 近畿版地図
Claims (7)
- 【請求項1】 交換可能な地図記憶媒体に予め記憶され
ている道路ネットワーク情報に基づいて経路探索を行
い、探索された経路に沿って車輌の走行を案内する機能
を有するナビゲーション装置において、 経路探索結果を、使用した地図記憶媒体の識別情報とと
もに、当該地図記憶媒体に記憶されている固有の情報を
含む地点データの集合であるコースとして登録し、管理
するコース管理手段と、 コース管理手段に記憶されているコースを指定して、経
路案内を行うべき指令を入力可能な入力手段と、 入力手段によって指定されるコースの登録内容を読出
し、地図記憶媒体の識別情報が、使用中の地図記憶媒体
の識別情報と一致するとき、経路探索結果に沿って車輌
の走行を案内する経路案内手段とを含むことを特徴とす
るナビゲーション装置。 - 【請求項2】 前記コース管理手段は、コースの記憶内
容中の識別情報が使用中の地図記憶媒体の識別情報と異
なるとき、地図記憶媒体が交換されていると判断し、当
該コースを無効とし、 前記経路案内手段は、無効となっているコースが指定さ
れるとき、経路案内を行わないことを特徴とする請求項
1記載のナビゲーション装置。 - 【請求項3】 前記コース管理手段は、コースの記憶内
容中の識別情報が使用中の地図記憶媒体の識別情報と異
なるとき、地図記憶媒体が交換されていると判断し、当
該コース内の各地点データに含まれる元の地図記憶媒体
に固有の情報を、使用中の地図記憶媒体に固有の情報に
変換し、前記識別情報を使用中の地図記憶媒体の識別情
報に交換することを特徴とする請求項1記載のナビゲー
ション装置。 - 【請求項4】 前記経路案内手段は、前記入力手段によ
って指定されるコースの登録内容を読出し、地図記憶媒
体の識別情報が、使用中の地図記憶媒体の識別情報と一
致しないとき、前記コース管理手段によって、当該コー
ス内の各地点データに含まれる元の地図記憶媒体に固有
の情報を、使用中の地図記憶媒体に固有の情報に変換
し、前記識別情報を使用中の地図記憶媒体の識別情報に
交換させることを特徴とする請求項1記載のナビゲーシ
ョン装置。 - 【請求項5】 前記経路案内手段が前記コース管理手段
によって登録されているコース内の地点データの変換を
行わせる際に、変換の可否の確認を行うための変換確認
手段を備えることを特徴とする請求項4記載のナビゲー
ション装置。 - 【請求項6】 前記コース管理手段が前記地点データの
変換を行う際に、元の地図記憶媒体に固有の情報から使
用中の地図記憶媒体に固有の情報へ変換することができ
ない場合、当該地点データを削除することを特徴とする
請求項5記載のナビゲーション装置。 - 【請求項7】 前記コース管理手段が前記地点データの
変換を行う際に、元の地図記憶媒体に固有の情報から使
用中の地図記憶媒体に固有の情報へ変換することができ
ない場合、地点データ削除の可否の確認を行う削除確認
手段を備えることを特徴とする請求項6記載のナビゲー
ション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7626897A JPH10267676A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7626897A JPH10267676A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | ナビゲーション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10267676A true JPH10267676A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13600498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7626897A Pending JPH10267676A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10267676A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002048557A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-15 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用経路誘導装置 |
US7672777B2 (en) | 2005-02-17 | 2010-03-02 | Panasonic Corporation | Moving history conversion apparatus and moving history conversion method |
US8983769B2 (en) | 2005-02-08 | 2015-03-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Map information processing apparatus |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP7626897A patent/JPH10267676A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002048557A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-15 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用経路誘導装置 |
US8983769B2 (en) | 2005-02-08 | 2015-03-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Map information processing apparatus |
US9062981B2 (en) | 2005-02-08 | 2015-06-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Map information processing apparatus |
US7672777B2 (en) | 2005-02-17 | 2010-03-02 | Panasonic Corporation | Moving history conversion apparatus and moving history conversion method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011211 |