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JPH102672A - 溶融金属加熱装置の安全装置 - Google Patents

溶融金属加熱装置の安全装置

Info

Publication number
JPH102672A
JPH102672A JP3559997A JP3559997A JPH102672A JP H102672 A JPH102672 A JP H102672A JP 3559997 A JP3559997 A JP 3559997A JP 3559997 A JP3559997 A JP 3559997A JP H102672 A JPH102672 A JP H102672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
cylinder
outer cylinder
gas
molten metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3559997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Taniwaki
清春 谷脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KOUNETSU KOGYOSHA KK
Original Assignee
NIPPON KOUNETSU KOGYOSHA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON KOUNETSU KOGYOSHA KK filed Critical NIPPON KOUNETSU KOGYOSHA KK
Priority to JP3559997A priority Critical patent/JPH102672A/ja
Publication of JPH102672A publication Critical patent/JPH102672A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Air Supply (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融金属加熱装置において、外筒が割れるな
どの異常が生じたときに燃料ガスの供給をただちに止め
て、火災,爆発等の災害を未然に防ぎ、安全に操業でき
るようにする。 【解決手段】 セラミックス製の有底筒状の外筒16を
溶融金属2の湯槽1中に垂下し、該外筒の中心に該外筒
内底部へ向けて燃焼ガスを吹出す燃焼筒20を垂下し、
該燃焼筒から排出された燃焼ガスは該外筒内底部にて反
転させて該外筒の上方へ排出するようにした溶融金属加
熱装置において、燃焼筒20へ燃料ガスおよび燃焼用空
気を供給する給ガス管30および給気管26を設け、該
給ガス管または給気管の途中に圧力検出器27を設ける
と共に、該給ガス管の途中に遮断弁32を設け、該圧力
検出器27の異常高圧検出信号により該遮断弁が遮閉さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湯槽中にある溶融金
属を加熱する溶融金属加熱装置の安全装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】湯槽内に貯留された溶融金属の中に上方
より有底状の筒(以下外筒という)を垂下させ該外筒中
に底部に向けて燃焼ガスを吹出するバーナを設け、該外
筒壁を伝熱させて溶融金属を加熱するようにした加熱装
置は、例えば特開昭61−49986号公報にて知られ
ているが、こ種の加熱装置ではバーナの熱を無駄なく溶
融金属に伝達できることから省エネルギー効果がある利
点があるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来のこの種
の加熱装置は次のような欠点がある。 (a)外筒内部の燃焼筒が非常に高温度になるので耐熱
性および耐久性が充分でない。 (b)所要の燃焼能力を満たすために燃焼筒が持つべき
内径と、その燃焼ガスを伝熱効率を考慮したうえでの所
要の速度で排出されるようにするための外筒内周と該燃
焼筒の外筒とのなす間隙寸法との関係が従来では燃焼筒
の肉厚に制約されて自由に設計することができなかっ
た。このため充分な熱効率を有ししかも必要な溶解能力
を持つ加熱装置が製作し難くなることが多かった。 (c)外筒から排出された燃焼排ガスは未だ高い温度を
有しているにも拘らずその熱は金属溶解のために充分に
利用されることなく排棄されておりその点での熱損失も
大きかった。 (d)セラミックス製の外筒は繰り返し加わる熱応力に
より使用中に突然割れることがあるが、その場合溶融金
属が外筒内の燃焼筒部に侵入し危険であったが、その状
況が外観上確認できないため異常な燃焼状態になっても
発見がおくれていた。
【0004】そこで本発明は上記欠点を解消し、耐久性
に秀れ熱効率が高くかつまた安全に使用できる溶融金属
加熱装置の安全装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の溶融金属加熱装置の安全装置は、セラミックス
製の有底筒状の外筒を溶融金属の湯槽中に垂下し、該外
筒の中心に該外筒内底部へ向けて燃焼ガスを吹出す燃焼
筒を垂下し、該燃焼筒から排出された燃焼ガスは該外筒
内底部にて反転させて該外筒の上方へ排出するようにし
た溶融金属加熱装置において、燃焼筒へ燃料ガスおよび
燃焼用空気を供給する給ガス管および給気管を設け、該
給ガス管または給気管の途中に圧力検出器を設けると共
に、該給ガス管の途中に遮断弁を設け、該圧力検出器の
異常高圧検出信号により該遮断弁が遮閉されるようにし
たことを特徴とする。
【0006】このため、外筒が割れ溶融金属が侵入して
燃焼管を閉塞したとき給ガス管または給気管の圧力が異
常に高くなることでただちに遮断弁を閉塞させ燃料ガス
の供給を止めて火災,爆発等の災害を未然に防ぐ。
【0007】
【発明の実施の形態】図面に従い本発明の実施の形態を
説明する。図1において、1は溶融金属2を貯留する湯
槽、3は該湯槽に被せられた断熱蓋である。断熱蓋3に
は円形の取付孔4が開設されている。5は両端部にフラ
ンジ5a,5bが形成され中間に段部5cが形成された
筒形の基体で、該基体5を取付孔4中に嵌挿し、フラン
ジ5aを該段熱蓋3上面の取付孔4外周縁に支持する。
6は前記フランジ5aに合致するフランジ6aが形成さ
れ外周壁に図2に示したように円周方向に延びる給気接
続管部6bを一体に形成した給気筒、7は該給気筒6上
に被着された円板状の蓋体で該蓋体の中心から先端に着
火部8aを有する棒状の点火装置8を垂下すると共に、
その外周に燃料ガスを供給する給ガス筒9を垂下する。
10は該給ガス筒9に連通するよう蓋体7に形成された
給ガス接続管部である。
【0008】蓋体5の下端のフランジ5bには環状連結
体11が着脱自在に連結される。即ち、図3に示したよ
うにフランジ5bに複数の止孔11a,11a,11a
を開設すると共に、環状連結体11の上面縁にピン1
2,12,12を一体に突設し該各ピンを各止孔11
a,11a,11aに嵌挿し該各ピンのフランジ5b上
に突出する部分に設けられた横孔にクサビ13,13,
13を挿通し、該各クサビをフランジ5b上面に支持さ
せることにより該環状連結体11を基体5に固着する。
なお14は環状連結体11に開設された排気口である。
また、環状連結体11の下縁部には連結環15により耐
熱性に優れたセラミックス製の有底筒状の外筒16を連
結し、該外筒16を湯槽1中の溶融金属2に浸漬状なる
ように垂下させる。なお連結環15は外筒16の上端縁
に形成された拡径部16aに係合すると共に環状連結体
11に対しては溶接されている。17,18はその連結
部の隙間を塞いでいるセラミックウールである。
【0009】一方基体5の段部5cには円筒形の保護筒
19の上端に形成されたフランジ19aが担持されてい
る。保護筒19の内周にはさらに一体に環状突起19b
が形成されており該環状突起19bに上縁部20aを係
合させることで燃焼筒20を該保護筒19中に外筒16
内底部へ向けて垂下状に配設する。なお、燃焼筒20の
外周と保護筒19の内周との間には通気間隙21が形成
されるようにすると共に、該通気間隙21に燃焼用空気
の一部を導びくため燃焼筒20の上縁部近くに導気口2
2を開設する。保護筒19の下縁部内周は燃焼筒20の
外周面よりの離間部分23があって通気間隙21の下部
が外筒16内空間に開口している。
【0010】24は給ガス筒9の下端に装着されたバー
ナ部材で、該バーナ部材は燃料ガス吹出口24aが中心
部に形成されその外周部に燃焼用空気吹出口24bが形
成されてなる給気接続管部6bに連通する給気管26に
圧力検出器27,逆止弁28,遮断弁29が設けられ
る。また給ガス接続管部10に連通する給ガス管30に
は逆止弁31,遮断弁32が設けられる。
【0011】しかしてこの加熱装置では、吹出口24
a,24bから噴出する燃料ガスおよび燃焼用空気の混
合ガスに着火部8aにて着火され、燃焼筒20内にて下
向きの燃焼火災が形成される。その燃焼ガスは外筒16
内底部へ向けて吹出され該外筒内底部にてUターンして
外筒16が保護筒19となす空隙25を上昇して排気口
14より断熱蓋3の下部空間に排出され該下部空間を燃
焼排ガスにより満たす。給気接続管部6より供給された
燃焼用空気の一部は導気口を通り通気間隙21に入り該
通気間隙21中を下降して離間部分23より外筒16中
に排出される。そこで燃焼筒19の先端より吹出る燃焼
ガスとまざって上方に排出される。こうして通気間隙2
1を通る燃焼用空気は保護筒19および燃焼筒20に接
触してこれらを冷却しその過熱を防止することができ
る。運転中に外筒16に万一クラックが入って中に溶融
金属2が侵入した場合燃焼管20が閉塞され、燃料ガス
および燃焼用空気の行き場がなくなることによって給気
管26中の気圧が異常に高くなり圧力検出器27にその
異常高圧が検出され、その信号により遮断弁29,32
をただちに遮断させる。なおこの実施形態では圧力検出
器27を給気管26に設けたが、給ガス管30に設けて
その異常圧力を検出するようにしてもよい。
【0012】なお、給気接続管部6bは図2に示される
ように給気筒6の円周方向に形成されていて、該給気接
続管部6bから給気筒6内に送給された燃焼用空気は矢
印で示したように螺旋状に回転しながら下降してゆき導
気口22および吹出口24bに分配される。このように
燃焼用空気が旋回して供給されるので複数の導気口22
および吹出口24bに均等な圧力で燃焼用空気を吹き出
させることができる。溶融金属2は外筒16の壁からの
熱伝達により溶融状態に保つことができる。
【0013】
【発明の効果】このように本発明の溶融金属加熱装置の
安全装置は、セラミックス製の有底筒状の外筒を溶融金
属の湯槽中に垂下し、該外筒の中心に該外筒内底部へ向
けて燃焼ガスを吹出す燃焼筒を垂下し、該燃焼筒から排
出された燃焼ガスは該外筒内底部にて反転させて該外筒
の上方へ排出するようにした溶融金属加熱装置におい
て、燃焼筒へ燃焼ガスおよび燃焼用空気を供給する給ガ
ス管および給気管を設け、該給ガス管または給気管の途
中に圧力検出器を設けると共に、該給ガス管の途中に遮
断弁を設け、該圧力検出器の異常高圧検出信号により該
遮断弁が遮閉されるようにしたので、異常高圧を検出し
て燃料ガス等の供給がただちに遮断され、外筒が割れを
起こした場合にも燃料ガスの噴出により火災,爆発等の
災害が発生するのを未然に防止でき、操業の安全を確保
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融金属加熱装置の安全装置の実施形
態を示した縦断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【符号の説明】
1 湯槽 2 溶融金属 3 断熱蓋 4 取付孔 5 基体 6 給気筒 9 給ガス筒 11 環状連結体 14 排気口 16 外筒 19 保護筒 20 燃焼筒 21 通気間隙 22 導気口 23 離間部分 24 バーナ部材 26 給気管 27 圧力検出器 29 遮断弁 30 給ガス管 32 遮断弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス製の有底筒状の外筒を溶融
    金属の湯槽中に垂下し、該外筒の中心に該外筒内底部へ
    向けて燃焼ガスを吹出す燃焼筒を垂下し、該燃焼筒から
    排出された燃焼ガスは該外筒内底部にて反転させて該外
    筒の上方へ排出するようにした溶融金属加熱装置におい
    て、燃焼筒へ燃料ガスおよび燃焼用空気を供給する給ガ
    ス管および給気管を設け、該給ガス管または給気管の途
    中に圧力検出器を設けると共に、該給ガス管の途中に遮
    断弁を設け、該圧力検出器の異常高圧検出信号により該
    遮断弁が遮閉されるようにしたことを特徴とする溶融金
    属加熱装置の安全装置。
JP3559997A 1997-02-03 1997-02-03 溶融金属加熱装置の安全装置 Pending JPH102672A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3559997A JPH102672A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 溶融金属加熱装置の安全装置

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JP3559997A JPH102672A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 溶融金属加熱装置の安全装置

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JP63117781A Division JP2662663B2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 溶融金属加熱装置

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JPH102672A true JPH102672A (ja) 1998-01-06

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ID=12446291

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JP3559997A Pending JPH102672A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 溶融金属加熱装置の安全装置

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JP (1) JPH102672A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016505487A (ja) * 2012-11-30 2016-02-25 コーニング インコーポレイテッド 液中燃焼溶融のための旋回バーナ及びプロセス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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