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JPH10261546A - 積層コンデンサ - Google Patents

積層コンデンサ

Info

Publication number
JPH10261546A
JPH10261546A JP9086050A JP8605097A JPH10261546A JP H10261546 A JPH10261546 A JP H10261546A JP 9086050 A JP9086050 A JP 9086050A JP 8605097 A JP8605097 A JP 8605097A JP H10261546 A JPH10261546 A JP H10261546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal electrode
internal
internal electrodes
electrode group
external terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9086050A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kuroda
誉一 黒田
Yukio Honda
幸雄 本田
Kazumi Osuge
一美 大菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9086050A priority Critical patent/JPH10261546A/ja
Priority to TW087102588A priority patent/TW364129B/zh
Priority to US09/039,088 priority patent/US6052272A/en
Priority to EP98400645A priority patent/EP0866479A3/en
Priority to KR1019980009506A priority patent/KR100270887B1/ko
Publication of JPH10261546A publication Critical patent/JPH10261546A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/38Multiple capacitors, i.e. structural combinations of fixed capacitors
    • H01G4/385Single unit multiple capacitors, e.g. dual capacitor in one coil
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュオーバーを防止することが可能
で、耐電圧性能に優れ、小型大容量の積層コンデンサを
提供する。 【解決手段】 同一平面上の各内部電極間の間隔Gを、
互いに対向する第1及び第2の内部電極群の間に位置す
る誘電体層の厚み(素子厚)tの2.7〜20倍とする
とともに、外部端子の端部Xと、最外層の第1の内部電
極群を構成する浮遊内部電極のうちの最も外部端子に近
いものの端部aの距離Dを0.4mm〜1.4mmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層コンデンサに
関し、詳しくは、小型で、高耐圧、高容量の積層コンデ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】積層コンデンサには、例えば、図3に示
すように、誘電体(層)51と内部電極52a,52b
が交互に積層された素子(チップ)53の両端側に、一
層おきに逆側の端面に引き出された内部電極52a,5
2bと導通する外部端子54a,54bが配設された構
造(ノーマル構造)を有するものや、図4に示すよう
に、素子(チップ)53を構成する誘電体51を介して
対向するように配設された、異なる外部端子54a,5
4bに接続される内部電極52a,52bの間に、直列
接続の2つのコンデンサ部55が形成されるように、外
部端子54a,54bに接続されない浮遊内部電極62
が配設された構造(2連シリーズ構造)を有するものな
どがある。
【0003】しかし、図3及び図4に示すような従来の
積層コンデンサの場合、高耐圧のコンデンサを設計しよ
うとすると、内部電極にはさまれた誘電体の厚み(以
下、「素子厚」という。)を大幅に増大させることが必
要になるため、素子厚の単位厚み当りの破壊電圧値が低
くなるばかりではなく、素子厚が厚くなる分だけ、取得
できる静電容量が小さくなるという問題点があり、誘電
体の性能を十分に発揮させることができないという問題
点がある。
【0004】そこで、これらの問題点を解決するため
に、図5に示すような積層コンデンサが提案されている
(特開平6−192196号)。この積層コンデンサ
は、4連シリーズ構造の積層コンデンサであり、同一平
面に、一方の外部端子4aと接続する第1の接続内部電
極2a、他方の外部端子4bと接続する第2の接続内部
電極2b、及び第1及び第2の接続内部電極2a,2b
の間に位置する浮遊内部電極2cを配設してなる第1の
内部電極群2と、誘電体(層)1を介して第1の内部電
極群2と対向する面に配設された、外部端子4a,4b
に接続される内部電極を含まない複数(ここでは2つ)
の浮遊内部電極12aからなる第2の内部電極群12と
を交互に配設することにより形成されている。
【0005】この積層コンデンサは、上述のように、多
連シリーズ構造としているので、素子厚(単位厚み)当
りの破壊電圧値が大きくなり、素子厚の小さい誘電体を
用いること、及び素子厚が小さい誘電体を用いることが
可能になることから、その積層数を多くすることができ
る。したがって、小型大容量で、耐電圧性能に優れた積
層コンデンサを得ることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記積層コン
デンサにおいては、外部端子4a,4bの端部Xと、最
外層の浮遊内部電極2cのうちの外部端子4a,4bに
最も近い浮遊内部電極2cの端部aの間の距離Dが、あ
る程度以上に小さくなると、外部端子4a,4bの端部
X−X間に、フラッシュオーバーが発生し、交流破壊電
圧値が低くなるという問題点がある。
【0007】また、X−a間の距離Dを大きくしようと
すると誘電体の大きさの割に、内部電極の重なり面積が
小さくなり、所望の容量を得ようとすると内部電極の積
み枚数が増えるという問題点がある。さらに、内部電極
の積み枚数が増えると交流破壊電圧値が低下するという
問題点がある。
【0008】また、上記従来の積層コンデンサにおいて
は、同一平面上の各内部電極の間隔Gの大きさをある程
度以上に小さくすると耐電圧性能が低下し、また、間隔
Gを大きくしようとすると浮遊内部電極が外部端子側に
近づくことになるため、X−a間の距離Dが小さくな
り、端部X−X間にフラッシュオーバーが発生しやすく
なるという問題点がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、フラッシュオーバーを防止することが可能で、耐電
圧性能に優れ、小型大容量の積層コンデンサを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明者等は、破壊電圧値及び取得できる静電容量の
両面で有利で、しかもフラッシュオーバーを防止するこ
とが可能な積層コンデンサの構造について種々の実験、
検討を行い、次のような知見を得た。すなわち、図5に
示すような4連シリーズ構造の積層コンデンサの場合、
外部端子4a,4b間に電圧Eを印加すると、各コンデ
ンサ部5に印加される電圧はE/4となり、内部電極間
(図5のa−a'間)の電圧はE/2となる。したがっ
て、内部電極の間隔(a−a'間の距離)Gを内部電極
にはさまれた誘電体の厚み(素子厚)tの2倍とするこ
とで印加される電圧は等価となる。しかし、実験によれ
ば、内部電極の間隔Gを素子厚tの2倍にしただけで
は、破壊電圧値(BDV)試験で破壊電圧の値にばらつ
きを生じ、製品として十分な信頼性を確保することが困
難である。
【0011】一方、内部電極の間隔Gを大きくし過ぎる
と、発明が解決しようとする課題の欄でも図5を参照し
つつ説明したように、外部端子4a,4bの端部Xと浮
遊内部電極2cの端部aの間の距離Dが小さくなり、外
部端子4a,4bの端部X−X間にフラッシュオーバー
が発生しやすくなる。そして、これを避けるためにX−
a間の距離Dを大きくすると、誘電体の大きさの割に内
部電極の重なり面積が小さくなり、所望の容量が得られ
なくなる。また、これを補うために、内部電極の積み枚
数を増やすとピンホール発生の確率が増大し、破壊電圧
値が低下する。
【0012】発明者等は、かかる知見に基づいてさらに
実験、検討を行い、本発明を完成した。すなわち、本発
明の積層コンデンサは、誘電体中に、外部端子に接続さ
れる内部電極と接続されない内部電極が配設され、誘電
体と内部電極が多層構造を形成している積層コンデンサ
であって、同一平面に、一方の外部端子と接続する第1
の接続内部電極、他方の外部端子と接続する第2の接続
内部電極、及び前記第1及び第2の接続内部電極の間に
位置する浮遊内部電極を配設してなる第1の内部電極群
と、誘電体を介して前記第1の内部電極群と対向する一
つの面に配設された、外部端子に接続される内部電極を
含まない複数の浮遊内部電極からなる第2の内部電極群
とを交互に配設し、かつ、第1及び第2の内部電極群中
の浮遊内部電極を、異なる外部端子に接続される第1及
び第2の接続内部電極の間に直列接続のコンデンサ部が
4つ以上形成されるように構成するとともに、同一平面
上の各内部電極の間隔を、互いに対向する第1の内部電
極群と第2の内部電極群の間に位置する誘電体層の厚み
(素子厚)の2.7〜20倍とし、かつ、外部端子の端
部と、最外層の第1の内部電極群を構成する浮遊内部電
極のうちの最も外部端子に近いものの端部との距離を
0.4mm〜1.4mmとしたことを特徴としている。
【0013】同一平面上の各内部電極の間隔を、互いに
対向する第1及び第2の内部電極群の間に位置する誘電
体層の厚み(素子厚)の2.7〜20倍とすることによ
り、耐電圧性能が向上するとともに、外部端子の端部
と、最外層の第1の内部電極群を構成する浮遊内部電極
のうちの最も外部端子に近いものの端部との距離を0.
4mm〜1.4mmとすることにより、内部電極の重なり面
積が小さくなること(すなわち、誘電体の大きさに対し
て、内部電極の重なり面積を大きくとることができなく
なること)を回避しつつ、外部端子の端部と浮遊内部電
極の端部との間にフラッシュオーバーが発生することを
防止できるようになる。
【0014】なお、内部電極の間隔を、素子厚の2.7
〜20倍としたのは、内部電極の間隔が素子厚の2.7
倍未満になると破壊電圧値にばらつきを生じ、製品とし
て十分な信頼性を確保することが困難になり、20倍を
越えると誘電体の大きさの割に内部電極の重なり面積が
小さくなり、好ましくないことによる。また、外部端子
の端部と、最外層の第1の内部電極群を構成する浮遊内
部電極のうちの最も外部端子に近いものの端部との距離
を0.4mm〜1.4mmの範囲としたのは、この距離が
0.4mm未満になるとフラッシュオーバーの発生を抑制
する効果が不十分になり、1.4mmを越えると内部電極
の重なり面積が大きく減少することになり、好ましくな
いことによる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
て、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0016】まず、同一平面上の各内部電極の間隔と交
流破壊電圧値との関係を調べるために、図1に示すよう
な積層コンデンサを作製した。この積層コンデンサは、
4連シリーズ構造の積層コンデンサであり、同一平面
に、一方の外部端子4aと接続する第1の接続内部電極
2a、他方の外部端子4bと接続する第2の接続内部電
極2b、及び第1及び第2の接続内部電極2a,2bの
間に位置する浮遊内部電極2cを配設してなる第1の内
部電極群2と、セラミックなどの誘電体(層)1を介し
て第1の内部電極群2と対向する面に配設された、外部
端子4a,4bに接続される内部電極を含まない複数
(ここでは2つ)の浮遊内部電極12aからなる第2の
内部電極群12とを交互に配設することにより形成され
ている。
【0017】また、第1の内部電極群2と第2の内部電
極群12は、図1に示すように、それぞれを構成する各
浮遊内部電極(2c及び12a)が、誘電体1を介して
対向する2つの電極の一部ずつに対向するように構成さ
れており、例えば、図1における最上層の第1の内部電
極群2及び第2の内部電極群12についてみると、異な
る外部端子4a,4bに接続される第1及び第2の接続
内部電極2a,2bの間に、直列接続のコンデンサ部5
が4つ(4連)形成されている。
【0018】そして、この積層コンデンサにおいて、同
一平面上の各内部電極の間隔(図1のa−a'間の距
離)Gを表1に示すように変化させ、交流破壊電圧値及
び破壊の発生箇所(発生率)を調べた。その結果を表1
に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1に示すように、内部電極の間隔Gを、
内部電極にはさまれた誘電体の厚み(素子厚)t(図
1)の1.3〜1.9倍にした試料番号1の積層コンデ
ンサにおいては、交流破壊電圧値が1.90KVrms
と低く、また、破壊の90%が、内部電極間のギャップ
部分(図1のa−a'間)で発生している。また、内部
電極の間隔Gを素子厚tの2.0〜2.6倍にした試料
番号2の積層コンデンサにおいては、交流破壊電圧値が
2.40KVrmsと高くなっているが、破壊の40%
が、内部電極間のギャップ部分で発生しており、破壊の
発生状態が不安定になっている。
【0021】これに対して、内部電極の間隔Gを素子厚
tの2.7〜3.3倍とした試料番号3の積層コンデン
サにおいては、交流破壊電圧値が2.50KVrmsと
高く、ばらつきも小さくなっており、また、内部電極間
のギャップ部分での破壊の発生は認められなかった。
【0022】また、内部電極の間隔Gを素子厚tの3.
4〜4.0倍にした試料番号4の積層コンデンサにおい
ては、交流破壊電圧値が2.50KVrmsと高く、ば
らつきも小さくなっている。しかし、内部電極の間隔G
を大きくし過ぎると内部電極の重なり面積の減少という
デメリットも生じることになる。
【0023】また、図2は本発明の一実施形態にかかる
積層コンデンサを示す断面図である。この積層コンデン
サは、8連シリーズ構造の積層コンデンサであり、同一
平面に、一方の外部端子4aと接続する第1の接続内部
電極2a、他方の外部端子4bと接続する第2の接続内
部電極2b、及び第1及び第2の接続内部電極2a,2
bの間に位置する3つの浮遊内部電極2cを配設してな
る第1の内部電極群2と、誘電体(層)1を介して第1
の内部電極群2と対向する面に配設された、外部端子4
a,4bに接続される内部電極を含まない複数(ここで
は4つ)の浮遊内部電極12aからなる第2の内部電極
群12とを交互に配設することにより形成されている。
【0024】また、第1の内部電極群2と第2の内部電
極群12は、それぞれを構成する各浮遊内部電極(2c
及び12a)が、誘電体1を介して対向する2つの電極
の一部ずつに対向するように構成されており、例えば、
図2における最上層の第1の内部電極群2及び第2の内
部電極群12についてみると、異なる外部端子4a,4
bに接続される第1及び第2の接続内部電極2a,2b
の間に、直列接続のコンデンサ部5が8つ(8連)形成
されている。なお、この実施形態の積層コンデンサ寸法
は、長さL=5.7mm、幅W=5.0mm,厚さT=2.
0mmである。
【0025】そして、この実施形態においては、外部端
子4a,4bの端部Xと、最外層の(第1の内部電極
群)2を構成する、最も外部端子4a,4bに近い浮遊
内部電極2cの端部aとの間の距離Dを表2に示すよう
に、0.2〜1.6mmの範囲で変化させるとともに、内
部電極の積み枚数を5〜53枚の範囲で変化させ、交流
破壊電圧値及びフラッシュオーバーの発生率を調べた。
その結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】表2に示すように、X−a間の距離Dを
0.2mm及び0.3mmとした試料番号1,2の積層コン
デンサでは、交流破壊電圧値が3.5KVrms(試料
番号1)、3.8KVrms(試料番号2)と低いばか
りでなく、フラッシュオーバーの発生率も100%(試
料番号1)、70%(試料番号2)と高くなっている。
【0028】また、X−a間の距離Dを1.5mm及び
1.6mmとした試料番号9,10の積層コンデンサで
は、フラッシュオーバーの発生は認められなかったが、
交流破壊電圧値が4.4KVrms(試料番号9)、
4.0KVrms(試料番号10)と低くなっている。
【0029】これに対して、X−a間の距離Dを0.4
〜1.4mmとした試料番号3〜8の積層コンデンサにお
いては、交流破壊電圧値が4.6〜4.8KVrmsと
良好であり、かつ、フラッシュオーバーの発生も認めら
れなかった。
【0030】上記実施形態により、同一平面上の各内部
電極の間隔Gを、素子厚tの2.7〜20倍とすること
により耐電圧性能を向上させることが可能になるととも
に、外部端子の端部Xと浮遊内部電極の端部aとの距離
Dを0.4mm〜1.4mmとすることにより、内部電極の
重なり面積が小さくなることを回避しつつ、外部端子の
端部と浮遊内部電極の端部との間のフラッシュオーバー
の発生を効率よく防止することが可能になることが確認
された。
【0031】なお、上記実施形態では、8連シリーズ構
造の積層コンデンサを例にとって説明したが、本発明
は、直列接続のコンデンサ部を4つ以上備えた積層コン
デンサに広く適用することが可能である。また、本発明
の積層コンデンサにおいては、内部電極の積み枚数、素
子厚などに関しても特別の制約はない。
【0032】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施形態に限定されるものではなく、誘電体を構成す
る材料の種類、内部電極や外部端子の具体的な形状など
に関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変
形を加えることが可能である。
【0033】
【発明の効果】上述のように、本発明の積層コンデンサ
は、同一平面上の各内部電極の間隔を、互いに対向する
第1及び第2の内部電極群の間に位置する誘電体層の厚
み(素子厚)の2.7〜20倍とするとともに、外部端
子の端部と浮遊内部電極の端部との距離を0.4mm〜
1.4mmとしているので、内部電極の重なり面積が小さ
くなること(すなわち、誘電体の大きさに対して、内部
電極の重なり面積を大きくとることができなくなるこ
と)を回避しつつ、外部端子の端部間にフラッシュオー
バーが発生することを確実に防止することが可能にな
る。
【0034】したがって、本発明によれば、フラッシュ
オーバーを防止することが可能で、耐電圧性能に優れ、
小型大容量の積層コンデンサを提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】同一平面上の各内部電極の間隔と交流破壊電圧
値との関係を調べるために作製した積層コンデンサの断
面図である。
【図2】(a)は本発明の一実施形態にかかる積層コンデ
ンサを示す平面断面図、(b)は正面断面図である。
【図3】従来の積層コンデンサを示す断面図である。
【図4】従来の他の積層コンデンサを示す断面図であ
る。
【図5】従来のさらに他の積層コンデンサを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 誘電体(層) 2 第1の内部電極群 2a 第1の接続内部電極 2b 第2の接続内部電極 2c 浮遊内部電極 4a,4b 外部端子 5 コンデンサ部 12 第2の内部電極群 12a 浮遊内部電極 a 浮遊内部電極の端部 D X−a間の距離 G 内部電極の間隔 t 素子厚 X 外部端子の端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体中に、外部端子に接続される内部電
    極と接続されない内部電極が配設され、誘電体と内部電
    極が多層構造を形成している積層コンデンサであって、 同一平面に、一方の外部端子と接続する第1の接続内部
    電極、他方の外部端子と接続する第2の接続内部電極、
    及び前記第1及び第2の接続内部電極の間に位置する浮
    遊内部電極を配設してなる第1の内部電極群と、誘電体
    を介して前記第1の内部電極群と対向する一つの面に配
    設された、外部端子に接続される内部電極を含まない複
    数の浮遊内部電極からなる第2の内部電極群とを交互に
    配設し、かつ、第1及び第2の内部電極群中の浮遊内部
    電極を、異なる外部端子に接続される第1及び第2の接
    続内部電極の間に直列接続のコンデンサ部が4つ以上形
    成されるように構成するとともに、 同一平面上の各内部電極の間隔を、互いに対向する第1
    の内部電極群と第2の内部電極群の間に位置する誘電体
    層の厚み(素子厚)の2.7〜20倍とし、かつ、 外部端子の端部と、最外層の第1の内部電極群を構成す
    る浮遊内部電極のうちの最も外部端子に近いものの端部
    との距離を0.4mm〜1.4mmとしたことを特徴とする
    積層コンデンサ。
JP9086050A 1997-03-19 1997-03-19 積層コンデンサ Pending JPH10261546A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9086050A JPH10261546A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 積層コンデンサ
TW087102588A TW364129B (en) 1997-03-19 1998-02-24 Laminated capacitor
US09/039,088 US6052272A (en) 1997-03-19 1998-03-13 Laminated capacitor
EP98400645A EP0866479A3 (en) 1997-03-19 1998-03-19 Laminated capacitor
KR1019980009506A KR100270887B1 (ko) 1997-03-19 1998-03-19 적층 커패시터

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EP (1) EP0866479A3 (ja)
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TW (1) TW364129B (ja)

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