JPH10259279A - ポリエチレン系樹脂組成物およびそのフィルム - Google Patents
ポリエチレン系樹脂組成物およびそのフィルムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐衝撃強度、抗ブロッキング性及びヒートシ
ール性を維持しつつ、透明性及び腰の強さを向上させた
ポリエチレン系樹脂組成物、及び該樹脂組成物からなる
フィルムを提供する。 【解決手段】 下記(A)成分80〜99.5重量%及
び(B)成分20〜0.5重量%を含有することを特徴
とするポリエチレン系樹脂組成物。 (A)成分:エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィ
ンからなり、メルトフローレートが0.1〜50g/1
0分、密度が0.900〜0.940g/cm3、GP
Cで求めた分子量分布Mw/Mnが1.5〜4及び下記
(1)式で求めた組成分布変動係数Cxが0.5以下で
あるエチレン−α−オレフィン共重合体 Cx=σ/SCBave. (1) (B)成分:メルトフローレートが0.1〜20g/1
0分、密度が0.940g/cm3以上及び下記式
(2)で定義される[g]*の値が0.2〜0.8であ
る高密度ポリエチレン [g]*=[η]/[η]l (2)
ール性を維持しつつ、透明性及び腰の強さを向上させた
ポリエチレン系樹脂組成物、及び該樹脂組成物からなる
フィルムを提供する。 【解決手段】 下記(A)成分80〜99.5重量%及
び(B)成分20〜0.5重量%を含有することを特徴
とするポリエチレン系樹脂組成物。 (A)成分:エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィ
ンからなり、メルトフローレートが0.1〜50g/1
0分、密度が0.900〜0.940g/cm3、GP
Cで求めた分子量分布Mw/Mnが1.5〜4及び下記
(1)式で求めた組成分布変動係数Cxが0.5以下で
あるエチレン−α−オレフィン共重合体 Cx=σ/SCBave. (1) (B)成分:メルトフローレートが0.1〜20g/1
0分、密度が0.940g/cm3以上及び下記式
(2)で定義される[g]*の値が0.2〜0.8であ
る高密度ポリエチレン [g]*=[η]/[η]l (2)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐衝撃強度、抗ブ
ロッキング性及びヒートシール性を維持しつつ、透明性
及び腰の強さを向上させたポリエチレン系樹脂組成物、
及びそのフィルムに関するものである。
ロッキング性及びヒートシール性を維持しつつ、透明性
及び腰の強さを向上させたポリエチレン系樹脂組成物、
及びそのフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン樹脂の用途のひとつとして
包装用フィルムがある。包装用フィルムは、透明性がよ
く中身がよく見えること、腰が強く、自動充填適性に優
れること及び抗ブロッキング性に優れることなどが要求
される。
包装用フィルムがある。包装用フィルムは、透明性がよ
く中身がよく見えること、腰が強く、自動充填適性に優
れること及び抗ブロッキング性に優れることなどが要求
される。
【0003】例えば、特開平2−150442号公報に
は、エチレン−α−オレフィン共重合体と高密度ポリエ
チレンとを含有する樹脂組成物であって、エチレン−α
−オレフィン共重合体のメルトフローレートと高密度ポ
リエチレンのメルトフロレートとの比を特定範囲にした
樹脂組成物を用いることにより、透明性、腰の強さを改
良する技術が開示されている。しかしながら、この樹脂
組成物は透明性、抗ブロッキング性、耐衝撃強度及びヒ
ートシール性を高水準においてバランスよく向上させる
観点からは、不満足なものであった。
は、エチレン−α−オレフィン共重合体と高密度ポリエ
チレンとを含有する樹脂組成物であって、エチレン−α
−オレフィン共重合体のメルトフローレートと高密度ポ
リエチレンのメルトフロレートとの比を特定範囲にした
樹脂組成物を用いることにより、透明性、腰の強さを改
良する技術が開示されている。しかしながら、この樹脂
組成物は透明性、抗ブロッキング性、耐衝撃強度及びヒ
ートシール性を高水準においてバランスよく向上させる
観点からは、不満足なものであった。
【0004】近年開発されたメタロセン系のエチレン−
α−オレフィン共重合体に代表される均一系ポリエチレ
ンは抗ブロッキング性が改善されることが多数の文献で
報告されている。しかし、メタロセン系のエチレン−α
−オレフィン共重合体は、例えば密度が0.890g/cm3
の様な超低密度領域では透明性が非常に優れるが、一般
に剛性が必要とされる高密度領域では透明性が劣ること
が明らかになった。このことから透明性、腰強さ、耐衝
撃強度、抗ブロッキング性及びヒートシール性等のバラ
ンスのとれた材料が望まれていた。
α−オレフィン共重合体に代表される均一系ポリエチレ
ンは抗ブロッキング性が改善されることが多数の文献で
報告されている。しかし、メタロセン系のエチレン−α
−オレフィン共重合体は、例えば密度が0.890g/cm3
の様な超低密度領域では透明性が非常に優れるが、一般
に剛性が必要とされる高密度領域では透明性が劣ること
が明らかになった。このことから透明性、腰強さ、耐衝
撃強度、抗ブロッキング性及びヒートシール性等のバラ
ンスのとれた材料が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐衝
撃強度、抗ブロッキング性及びヒートシール性を維持し
つつ、透明性及び腰の強さを向上させたポリエチレン系
樹脂組成物、及び該樹脂組成物からなるフィルムを提供
することにある。
撃強度、抗ブロッキング性及びヒートシール性を維持し
つつ、透明性及び腰の強さを向上させたポリエチレン系
樹脂組成物、及び該樹脂組成物からなるフィルムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記(A)成分80〜99.5重量%及び(B)成分20
〜0.5重量%を含有することを特徴とするポリエチレ
ン系樹脂組成物である。 (A)成分:エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィ
ンからなり、メルトフローレートが0.1〜50g/1
0分、密度が0.900〜0.940g/cm3、GP
Cで求めた分子量分布Mw/Mnが1.5〜4及び下記
(1)式で求めた組成分布変動係数Cxが0.5以下で
あるエチレン−α−オレフィン共重合体 Cx=σ/SCBave. (1) ただし、σは組成分布の標準偏差を表し、SCBave.は
1000C当たりの短鎖分岐の平均値(1/1000
C)を表す。 (B)成分:メルトフローレートが0.1〜20g/1
0分、密度が0.940g/cm3以上及び下記式
(2)で定義される[g]*の値が0.2〜0.8である
高密度ポリエチレン [g]*=[η]/[η]l (2) ただし、[η]は135℃のテトラリン溶液で測定した
(B)成分の極限粘度を表し、[η]lは(B)成分と
同一の重量平均分子量を示す高密度ポリエチレンの極限
粘度であり、下記式(3)により求められる。 [η]l=4.86×10-4[Mw]0.705 (3) ここで、[Mw]は(B)成分の重量平均分子量(GP
C−LALLS法による)を表す。
記(A)成分80〜99.5重量%及び(B)成分20
〜0.5重量%を含有することを特徴とするポリエチレ
ン系樹脂組成物である。 (A)成分:エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィ
ンからなり、メルトフローレートが0.1〜50g/1
0分、密度が0.900〜0.940g/cm3、GP
Cで求めた分子量分布Mw/Mnが1.5〜4及び下記
(1)式で求めた組成分布変動係数Cxが0.5以下で
あるエチレン−α−オレフィン共重合体 Cx=σ/SCBave. (1) ただし、σは組成分布の標準偏差を表し、SCBave.は
1000C当たりの短鎖分岐の平均値(1/1000
C)を表す。 (B)成分:メルトフローレートが0.1〜20g/1
0分、密度が0.940g/cm3以上及び下記式
(2)で定義される[g]*の値が0.2〜0.8である
高密度ポリエチレン [g]*=[η]/[η]l (2) ただし、[η]は135℃のテトラリン溶液で測定した
(B)成分の極限粘度を表し、[η]lは(B)成分と
同一の重量平均分子量を示す高密度ポリエチレンの極限
粘度であり、下記式(3)により求められる。 [η]l=4.86×10-4[Mw]0.705 (3) ここで、[Mw]は(B)成分の重量平均分子量(GP
C−LALLS法による)を表す。
【0007】また、本発明は、上記のポリエチレン系樹
脂組成物からなることを特徴とするフィルムである。さ
らに、本発明は、少なくとも片側の表面層が上記のポリ
エチレン系樹脂組成物からなる層であることを特徴とす
る積層フィルムである。以下、本発明を詳細に説明す
る。
脂組成物からなることを特徴とするフィルムである。さ
らに、本発明は、少なくとも片側の表面層が上記のポリ
エチレン系樹脂組成物からなる層であることを特徴とす
る積層フィルムである。以下、本発明を詳細に説明す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】(A)成分は、エチレンと炭素数
3〜18のα−オレフィンからなり、メルトフロレート
が0.1〜50g/10分、密度が0.900〜0.9
40g/cm 3、GPCで求めた分子量分布Mw/Mn
が1.5〜4及び下記(1)式で求めた組成分布変動係数
Cxが0.5以下であるエチレン−α−オレフィン共重
合体である。 Cx=σ/SCBave. (1) ただし、σは組成分布の標準偏差を表し、SCBave.は
1000C当たりの短鎖分岐の平均値(1/1000
C)を表す。
3〜18のα−オレフィンからなり、メルトフロレート
が0.1〜50g/10分、密度が0.900〜0.9
40g/cm 3、GPCで求めた分子量分布Mw/Mn
が1.5〜4及び下記(1)式で求めた組成分布変動係数
Cxが0.5以下であるエチレン−α−オレフィン共重
合体である。 Cx=σ/SCBave. (1) ただし、σは組成分布の標準偏差を表し、SCBave.は
1000C当たりの短鎖分岐の平均値(1/1000
C)を表す。
【0009】(A)成分のα−オレフィンは、プロピレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−
1、オクテン−1、デセン−1等の炭素数3〜18のα
−オレフィン、好ましくは炭素数4〜8のα−オレフィ
ンが挙げられる。α−オレフィンは、その一種を単独で
用いてもよく、又は二種以上を併用してもよい。α−オ
レフィンの炭素数が過多であると、現状においては生産
コストが高く、商業的生産が困難である。(A)成分の
α−オレフィンの含有量は、通常2〜25重量%、好ま
しくは4〜18重量%である。
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−
1、オクテン−1、デセン−1等の炭素数3〜18のα
−オレフィン、好ましくは炭素数4〜8のα−オレフィ
ンが挙げられる。α−オレフィンは、その一種を単独で
用いてもよく、又は二種以上を併用してもよい。α−オ
レフィンの炭素数が過多であると、現状においては生産
コストが高く、商業的生産が困難である。(A)成分の
α−オレフィンの含有量は、通常2〜25重量%、好ま
しくは4〜18重量%である。
【0010】(A)成分のメルトフローレートは0.1
〜50g/10分、好ましくは0.5〜20g/10分
である。該メルトフローレートが過小であると加工性に
劣り、一方該メルトフローレートが過大な場合には強度
及び加工性に劣ることがある。(A)成分の密度は0.
900〜0.940g/cm3、好ましくは0.905
〜0.938g/cm3である。密度が低すぎると抗ブ
ロッキング性に劣り、一方密度が高すぎると強度及び透
明性に劣る。
〜50g/10分、好ましくは0.5〜20g/10分
である。該メルトフローレートが過小であると加工性に
劣り、一方該メルトフローレートが過大な場合には強度
及び加工性に劣ることがある。(A)成分の密度は0.
900〜0.940g/cm3、好ましくは0.905
〜0.938g/cm3である。密度が低すぎると抗ブ
ロッキング性に劣り、一方密度が高すぎると強度及び透
明性に劣る。
【0011】(A)成分のGPCで求めた分子量分布が
Mw/Mnが1.5〜4、好ましくは2〜3である。分子量分
布が狭いと加工性が劣り、広いと強度が低下する。
Mw/Mnが1.5〜4、好ましくは2〜3である。分子量分
布が狭いと加工性が劣り、広いと強度が低下する。
【0012】(A)成分の上記式(1)で求めた組成分
布変動係数Cxが0.5以下、好ましくは0.2〜0.4であ
る。Cxが0.5を越えると強度の低下や抗ブロッキング
性に劣る。組成分布変動係数Cxの測定の概要は、下記
のとおりである。本発明のエチレン−α−オレフィン共
重合体を所定の温度に加熱した溶媒に溶解してカラムオ
ーブン中のカラムに入れ、オーブンの温度を下げる。続
いて、所定の温度まで上昇させて、その間に留出した共
重合体の相対濃度と分岐度をカラムに接続したFT−I
Rで測定する。設定した各温度毎に留出した共重合体の
相対濃度と分岐度を求めながら、最終温度まで上げてい
く。得られた相対濃度と分岐度より組成分布曲線を求
め、この曲線より平均組成及び分布の広さを表す組成分
布変動係数Cxを得る。
布変動係数Cxが0.5以下、好ましくは0.2〜0.4であ
る。Cxが0.5を越えると強度の低下や抗ブロッキング
性に劣る。組成分布変動係数Cxの測定の概要は、下記
のとおりである。本発明のエチレン−α−オレフィン共
重合体を所定の温度に加熱した溶媒に溶解してカラムオ
ーブン中のカラムに入れ、オーブンの温度を下げる。続
いて、所定の温度まで上昇させて、その間に留出した共
重合体の相対濃度と分岐度をカラムに接続したFT−I
Rで測定する。設定した各温度毎に留出した共重合体の
相対濃度と分岐度を求めながら、最終温度まで上げてい
く。得られた相対濃度と分岐度より組成分布曲線を求
め、この曲線より平均組成及び分布の広さを表す組成分
布変動係数Cxを得る。
【0013】本発明の(A)成分を製造する方法として
は、例えば次の方法が挙げられる。すなわち、エチレン
と炭素数3〜18のα−オレフィンをメタロセン系触媒
などの均一系触媒を使用して、溶媒の存在下、又は不存
在下、気−固、液−固又は均一液層下で重合する。重合
温度は通常30〜300℃であり、重合圧力は常圧〜3
000kg/cm2である。
は、例えば次の方法が挙げられる。すなわち、エチレン
と炭素数3〜18のα−オレフィンをメタロセン系触媒
などの均一系触媒を使用して、溶媒の存在下、又は不存
在下、気−固、液−固又は均一液層下で重合する。重合
温度は通常30〜300℃であり、重合圧力は常圧〜3
000kg/cm2である。
【0014】本発明の(B)成分は、メルトフローレー
トが0.1〜20g/10分、密度が0.940g/c
m3以上及び下記式(2)で定義される[g]*の値が
0.2〜0.8である高密度ポリエチレンである。 [g]*=[η]/[η]l (2) ただし、[η]は135℃のテトラリン溶液で測定した
(B)成分の極限粘度を表し、[η]lは(B)成分と
同一の重量平均分子量を示す高密度ポリエチレンの極限
粘度であり、下記式(3)により求められる。 [η]l=4.86×10-4[Mw]0.705 (3) ここで、[Mw]は(B)成分の重量平均分子量(GP
C−LALLS法による)を表す。
トが0.1〜20g/10分、密度が0.940g/c
m3以上及び下記式(2)で定義される[g]*の値が
0.2〜0.8である高密度ポリエチレンである。 [g]*=[η]/[η]l (2) ただし、[η]は135℃のテトラリン溶液で測定した
(B)成分の極限粘度を表し、[η]lは(B)成分と
同一の重量平均分子量を示す高密度ポリエチレンの極限
粘度であり、下記式(3)により求められる。 [η]l=4.86×10-4[Mw]0.705 (3) ここで、[Mw]は(B)成分の重量平均分子量(GP
C−LALLS法による)を表す。
【0015】(B)成分のメルトフローレートは0.1
〜20g/10分、好ましくは0.5〜10g/10分
である。該メルトフローレートが過小であると混ざりが
悪く、いわゆるフィッシュアイが発生し、外観に劣るだ
けではなく接着剤による積層フィルムにピンホールが発
生しやすい。一方、該メルトフローレートが過大である
と強度が劣る。
〜20g/10分、好ましくは0.5〜10g/10分
である。該メルトフローレートが過小であると混ざりが
悪く、いわゆるフィッシュアイが発生し、外観に劣るだ
けではなく接着剤による積層フィルムにピンホールが発
生しやすい。一方、該メルトフローレートが過大である
と強度が劣る。
【0016】(B)成分の密度は0.940g/cm3
以上、好ましくは0.945〜0.955g/cm3で
ある。密度が低すぎると腰の強さに劣る。
以上、好ましくは0.945〜0.955g/cm3で
ある。密度が低すぎると腰の強さに劣る。
【0017】(B)成分の上記式(2)で定義される
[g]*の値は0.2〜0.8、好ましくは0.3〜
0.6である。[g]*の値が過小であると分散性、外
観および透明性の低下を招き、一方[g]*の値が過大
であると透明性に対する改良効果が不十分となる。な
お、(B)成分の重量平均分子量はGPC-LALLSS(Gel P
ermiation Chromatography−Low Angle Laser Ligh
t Scatterring法)により測定される。また、式(3)
については、たとえば文献(H.Rachapudy,G.G.Smith,
V.R.Raju,and W.W.Glassley,J.Polym.Sci.,Polym.P
hys.Ed.,17,1211(1979))に記載されている。
[g]*の値は0.2〜0.8、好ましくは0.3〜
0.6である。[g]*の値が過小であると分散性、外
観および透明性の低下を招き、一方[g]*の値が過大
であると透明性に対する改良効果が不十分となる。な
お、(B)成分の重量平均分子量はGPC-LALLSS(Gel P
ermiation Chromatography−Low Angle Laser Ligh
t Scatterring法)により測定される。また、式(3)
については、たとえば文献(H.Rachapudy,G.G.Smith,
V.R.Raju,and W.W.Glassley,J.Polym.Sci.,Polym.P
hys.Ed.,17,1211(1979))に記載されている。
【0018】(B)成分を製造する方法は、例えば次の
方法が挙げられる。すなわち、エチレン単独、またはエ
チレンと炭素数3〜18の少量のα−オレフィンをチー
グラー・ナッタ系触媒またはメタロセン系触媒を使用し
て、溶媒の存在下、又は不存在下、気−固、液−固又は
均一液層下で重合する。重合温度は通常30〜300℃
であり、重合圧力は常圧〜3000kg/cm2であ
る。また、高密度ポリエチレンは、市販されているもの
の中から選ぶことができる。
方法が挙げられる。すなわち、エチレン単独、またはエ
チレンと炭素数3〜18の少量のα−オレフィンをチー
グラー・ナッタ系触媒またはメタロセン系触媒を使用し
て、溶媒の存在下、又は不存在下、気−固、液−固又は
均一液層下で重合する。重合温度は通常30〜300℃
であり、重合圧力は常圧〜3000kg/cm2であ
る。また、高密度ポリエチレンは、市販されているもの
の中から選ぶことができる。
【0019】本発明のポリエチレン系樹脂組成物は、上
記(A)成分を80〜99.5重量%、好ましくは90〜99重量
%、及び、上記(B)成分を20〜0.5重量%、好ましく
は10〜1重量%含有するものである。(A)成分が過小
((B)成分が過多)であると、腰は強くなるが強度や
ヒートシール性が低下する。一方、(A)成分が過多
((B)成分過小)であると透明性に対する改良効果が
劣る。
記(A)成分を80〜99.5重量%、好ましくは90〜99重量
%、及び、上記(B)成分を20〜0.5重量%、好ましく
は10〜1重量%含有するものである。(A)成分が過小
((B)成分が過多)であると、腰は強くなるが強度や
ヒートシール性が低下する。一方、(A)成分が過多
((B)成分過小)であると透明性に対する改良効果が
劣る。
【0020】本発明のポリエチレン系樹脂組成物を製造
する方法は、特に限定されるものではなく、(A)成分
及び(B)成分を公知の装置、例えば単軸押出機、二軸
押出機、バンバリーミキサーなどを用いて混合すればよ
い。また、(A)成分と(B)成分のペレットをタンブ
ルミキサーなどで混合してもよい。また、本発明のポリ
エチレン系樹脂組成物は、必要に応じて酸化防止剤、滑
剤、抗ブロッキン剤、帯電防止剤、中和剤などを含有さ
せてもよい。
する方法は、特に限定されるものではなく、(A)成分
及び(B)成分を公知の装置、例えば単軸押出機、二軸
押出機、バンバリーミキサーなどを用いて混合すればよ
い。また、(A)成分と(B)成分のペレットをタンブ
ルミキサーなどで混合してもよい。また、本発明のポリ
エチレン系樹脂組成物は、必要に応じて酸化防止剤、滑
剤、抗ブロッキン剤、帯電防止剤、中和剤などを含有さ
せてもよい。
【0021】本発明のポリエチレン系樹脂組成物は、公
知の加工方法、例えばインフレーション加工又はT−ダ
イフィルム加工によりフィルムにすることができる。本
発明のフィルムは、特に包装用フィルムとして最適であ
る。また、本発明は、少なくとも片側の表面層が上記の
ポリエチレン系樹脂組成物からなる層とする積層フィル
ムとすることもできる。上記積層フィルムは、各種の基
材と貼り合せることにより各種用途に適した包装用フィ
ルムとすることもできる。
知の加工方法、例えばインフレーション加工又はT−ダ
イフィルム加工によりフィルムにすることができる。本
発明のフィルムは、特に包装用フィルムとして最適であ
る。また、本発明は、少なくとも片側の表面層が上記の
ポリエチレン系樹脂組成物からなる層とする積層フィル
ムとすることもできる。上記積層フィルムは、各種の基
材と貼り合せることにより各種用途に適した包装用フィ
ルムとすることもできる。
【0022】これら基材としては、例えばフィルム形成
能を有する任意の重合体、紙、アルミニウム箔、セロハ
ン等が挙げられる。重合体としては、例えば高密度ポリ
エチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体、アイオノマー、ポリプロピレン、ポ
リ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン等の
オレフィン系重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリアクリロ
ニトリル等のビニル系重合体、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン7、ナイロン10、ナイロン11、ナイロ
ン12、ナイロン610、ポリメタキシリレンアジパミ
ド等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンテレフタレート/イソフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル、ポリビニルアルコ
ール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリカー
ボネート等が挙げられる。これらの基材は、目的、被包
装物により適宜選択できる。
能を有する任意の重合体、紙、アルミニウム箔、セロハ
ン等が挙げられる。重合体としては、例えば高密度ポリ
エチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体、アイオノマー、ポリプロピレン、ポ
リ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン等の
オレフィン系重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリアクリロ
ニトリル等のビニル系重合体、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン7、ナイロン10、ナイロン11、ナイロ
ン12、ナイロン610、ポリメタキシリレンアジパミ
ド等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンテレフタレート/イソフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル、ポリビニルアルコ
ール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリカー
ボネート等が挙げられる。これらの基材は、目的、被包
装物により適宜選択できる。
【0023】積層フィルムの製造方法としては、例えば
ドライラミネート法、ウェットラミネート法、サンドラ
ミネート法、ホットメルトラミネート法等のラミネート
法、共押出法、押出ラミネート法及びこれらの組合せ等
の公知の技術が採用できる。
ドライラミネート法、ウェットラミネート法、サンドラ
ミネート法、ホットメルトラミネート法等のラミネート
法、共押出法、押出ラミネート法及びこれらの組合せ等
の公知の技術が採用できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基いて説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。物性
の測定方法は下記のとおりとした。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。物性
の測定方法は下記のとおりとした。
【0025】(1)密度 JIS K6760に規定された方法に従った。 (2)メルトフローレート(MFR) JIS K6760に規定された方法に従った。なお、荷重は2.
16kg、温度は190℃とした。 (3)分子量分布 Mw/Mn ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より下記の条件で測定した。 装置:日本ウォーターズ社製GPC装置 150C型 カラム:東ソー(株)製TSK GMH-6 溶媒:オルトジクロルベンゼン(ODCB) 温度:135℃ 流量:1ml/分 注入濃度:10mg/10mlODCB(注入量500μl ) 標準ポリスチレンを用いた校正曲線から換算した重量平
均分子量Mwおよび数平均分子量Mnを求め、Mw/Mnを算出
した。 (4)組成分布変動係数Cx 東ソー社製多機能LCを用いて測定した。本発明で用い
るエチレン−α−オレフィン共重合体を所定の温度140
℃に加熱したODCB溶媒に溶解させ、カラムオーブンの中
の海砂を充填したカラムに入れ、オーブンの温度を−14
℃まで下げた。続いて、所定の温度まで上昇させて、そ
の間に流出した共重合体の相対濃度と分岐度をカラムに
接続したFT-IRで測定した。設定した各温度毎に流出し
た共重合体の相対濃度と分岐度を求めながら、最終温度
まで上げていった。得られた相対濃度と分岐度より組成
分布曲線を求め、この曲線より平均組成および分布の広
さを表す組成分布変動係数Cxを得た。 (5)[g]* 東ソー社製GPC装置(HLC811)にChromatix社製LALLS装
置(KMX−6)を接続し、溶媒1,2,4−トリクロルベンゼ
ン、濃度=0.5重量%、温度=140℃、流量=1ml/minにて
測定した。
16kg、温度は190℃とした。 (3)分子量分布 Mw/Mn ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より下記の条件で測定した。 装置:日本ウォーターズ社製GPC装置 150C型 カラム:東ソー(株)製TSK GMH-6 溶媒:オルトジクロルベンゼン(ODCB) 温度:135℃ 流量:1ml/分 注入濃度:10mg/10mlODCB(注入量500μl ) 標準ポリスチレンを用いた校正曲線から換算した重量平
均分子量Mwおよび数平均分子量Mnを求め、Mw/Mnを算出
した。 (4)組成分布変動係数Cx 東ソー社製多機能LCを用いて測定した。本発明で用い
るエチレン−α−オレフィン共重合体を所定の温度140
℃に加熱したODCB溶媒に溶解させ、カラムオーブンの中
の海砂を充填したカラムに入れ、オーブンの温度を−14
℃まで下げた。続いて、所定の温度まで上昇させて、そ
の間に流出した共重合体の相対濃度と分岐度をカラムに
接続したFT-IRで測定した。設定した各温度毎に流出し
た共重合体の相対濃度と分岐度を求めながら、最終温度
まで上げていった。得られた相対濃度と分岐度より組成
分布曲線を求め、この曲線より平均組成および分布の広
さを表す組成分布変動係数Cxを得た。 (5)[g]* 東ソー社製GPC装置(HLC811)にChromatix社製LALLS装
置(KMX−6)を接続し、溶媒1,2,4−トリクロルベンゼ
ン、濃度=0.5重量%、温度=140℃、流量=1ml/minにて
測定した。
【0026】(6)Haze(霞み度) ASTM D1003に規定された方法に従った。この値が小さ
いほど透明性が良いことを示す。試験片は、Tダイ加工
して得られたフィルムを用いた。 (7)1%正割弾性率;1%Secant Modulus(腰の強
さ) フィルムの加工方向(MD)、またはその直角方向(TD)に巾
2cmの試験片を切り出し、引張試験機にチャック間距離6
cmで取り付け、5mm/分の速度で引張、1%伸びたときの
応力から100×(応力)/(断面積)[kg/cm2]の式で計
算した。試験片は、Tダイ加工して得られたフィルムを
用いた。 (8)抗ブロッキング性 フィルムを重ね、40kg/100cm2の荷重をかけ、40℃で1
週間の状態調整を行い、それぞれ得た試料を温度23℃、
湿度50%RHの条件下、上下剥離式ブロッキングテスター
を用いて、荷重移動速度20g/minで100cm2の密着部に剥
離力を与えて、剥離に要する力[g/100cm2]を測定した。
この値が小さいほど抗ブロッキング性がよいことを示
す。試験片は、Tダイ加工して得られたフィルムを用い
た。 (9)ダートインパクト ASTM D1709 A法に従った。試験片は、Tダイ加工して
得られたフィルムを用いた。 (10)ヒートシール性 積層フィルムを用いて内側がTダイ加工して得られたフ
ィルムとなるように折り曲げて合わせ、テスター産業製
ヒートシーラーを用いて、シール面圧力1kg/cm 2、シー
ル時間1.0秒の条件でシール巾10mmのヒートシールを行
う。シールバーの温度(ヒートシール温度)を5℃ずつ
変えて同様にヒートシールを行う。これから、シール面
に直角に巾15mmの試験片を切り出し、ショッパー引張試
験機を用いて、200mm/minの速度で180°剥離強度を測定
する。ヒートシール強度が4kg/15mm巾のときの温度をシ
ール性の尺度として表し、低い値ほど良好であることを
示す。
いほど透明性が良いことを示す。試験片は、Tダイ加工
して得られたフィルムを用いた。 (7)1%正割弾性率;1%Secant Modulus(腰の強
さ) フィルムの加工方向(MD)、またはその直角方向(TD)に巾
2cmの試験片を切り出し、引張試験機にチャック間距離6
cmで取り付け、5mm/分の速度で引張、1%伸びたときの
応力から100×(応力)/(断面積)[kg/cm2]の式で計
算した。試験片は、Tダイ加工して得られたフィルムを
用いた。 (8)抗ブロッキング性 フィルムを重ね、40kg/100cm2の荷重をかけ、40℃で1
週間の状態調整を行い、それぞれ得た試料を温度23℃、
湿度50%RHの条件下、上下剥離式ブロッキングテスター
を用いて、荷重移動速度20g/minで100cm2の密着部に剥
離力を与えて、剥離に要する力[g/100cm2]を測定した。
この値が小さいほど抗ブロッキング性がよいことを示
す。試験片は、Tダイ加工して得られたフィルムを用い
た。 (9)ダートインパクト ASTM D1709 A法に従った。試験片は、Tダイ加工して
得られたフィルムを用いた。 (10)ヒートシール性 積層フィルムを用いて内側がTダイ加工して得られたフ
ィルムとなるように折り曲げて合わせ、テスター産業製
ヒートシーラーを用いて、シール面圧力1kg/cm 2、シー
ル時間1.0秒の条件でシール巾10mmのヒートシールを行
う。シールバーの温度(ヒートシール温度)を5℃ずつ
変えて同様にヒートシールを行う。これから、シール面
に直角に巾15mmの試験片を切り出し、ショッパー引張試
験機を用いて、200mm/minの速度で180°剥離強度を測定
する。ヒートシール強度が4kg/15mm巾のときの温度をシ
ール性の尺度として表し、低い値ほど良好であることを
示す。
【0027】実施例1〜3、比較例1〜3 表1に示す(A)成分と(B)成分の合計量100重量
部に対し、エルカ酸アミド(滑剤)0.03重量部、エチレ
ンビスオレイン酸アミド(滑剤)0.02重量部及びアルミ
ノシリケート(抗ブロッキング剤)0.3重量部を配合
し、ミキサーで混合して樹脂組成物を得た。なお、上記
滑剤及び抗ブロッキング剤は、(A)成分に濃度2重量
%及び濃度10重量%のマスターバッチとして用いた。次
に該樹脂組成物をモダンマシナリー製40mm・50mm共押出
機(L/D=32)、ダイ600mm巾、リップ0.9mm巾、
T−ダイ加工機により、加工温度240℃、押出量30kg/
h、チルロール温度75℃の条件下で厚み50μmのフィル
ムを加工した。フィルムの片面にコロナ処理により、濡
れ張力が42dyne/cmの処理を施した。さらに、このフィ
ルムと厚み15μmの二軸延伸ナイロンフィルム(エンブ
レム)基材を用いて康井精機(株)製テストコーターMG
D-280によりドライラミネート加工を行い、ナイロン/
該樹脂組成物フィルムとなる構成の積層フィルムを得
た。なお、ドライラミネート加工には二液硬化型ポリウ
レタン系接着剤である武田薬品工業(株)のタケラック
A310/タケネートA-3を用い、貼合後40℃で48時間
エージングした。結果を表1に示す。
部に対し、エルカ酸アミド(滑剤)0.03重量部、エチレ
ンビスオレイン酸アミド(滑剤)0.02重量部及びアルミ
ノシリケート(抗ブロッキング剤)0.3重量部を配合
し、ミキサーで混合して樹脂組成物を得た。なお、上記
滑剤及び抗ブロッキング剤は、(A)成分に濃度2重量
%及び濃度10重量%のマスターバッチとして用いた。次
に該樹脂組成物をモダンマシナリー製40mm・50mm共押出
機(L/D=32)、ダイ600mm巾、リップ0.9mm巾、
T−ダイ加工機により、加工温度240℃、押出量30kg/
h、チルロール温度75℃の条件下で厚み50μmのフィル
ムを加工した。フィルムの片面にコロナ処理により、濡
れ張力が42dyne/cmの処理を施した。さらに、このフィ
ルムと厚み15μmの二軸延伸ナイロンフィルム(エンブ
レム)基材を用いて康井精機(株)製テストコーターMG
D-280によりドライラミネート加工を行い、ナイロン/
該樹脂組成物フィルムとなる構成の積層フィルムを得
た。なお、ドライラミネート加工には二液硬化型ポリウ
レタン系接着剤である武田薬品工業(株)のタケラック
A310/タケネートA-3を用い、貼合後40℃で48時間
エージングした。結果を表1に示す。
【0028】比較例4〜6 表2に示す(A)成分と(B)成分の合計量100重量
部に対し、アルミノシリケートを0.5重量部とする以外
は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得た。また、そ
の後実施例1と同様にしてフィルム及び積層フィルムを
製造した。結果を表2に示す。
部に対し、アルミノシリケートを0.5重量部とする以外
は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得た。また、そ
の後実施例1と同様にしてフィルム及び積層フィルムを
製造した。結果を表2に示す。
【0029】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 比 較 例 1 2 3 1 2 3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (A)成分 量 wt%*1 97 97 93 100 100 97 種類 *2 A1 A2 A2 A1 A2 A2 密度 g/cm3 0.915 0.920 0.920 0.915 0.920 0.920 MFR g/10分 4 4 4 4 4 4 Mw/Mn 2.0 2.1 2.1 1.0 2.1 2.1 Cx 0.31 0.36 0.36 0.31 0.36 0.36 (B)成分 量 wt%*1 3 3 7 0 0 3 種類 *3 B1 B1 B2 − − B3 密度 g/cm3 0.947 0.947 0.954 − − 0.960 MFR g/10分 0.95 0.95 1.2 − − 0.90 [g]* 0.34 0.34 0.52 − − 1.0 Haze % 2.4 3.1 4.5 5.3 7.8 5.1 1%SM MD kg/cm2 1120 1380 1530 1100 1300 1130 1%SM TD kg/cm2 1140 1460 1650 1100 1300 1150 抗ブロッキング性 g/100cm2 34 32 30 36 30 36タ゛ートインハ゜クト kg・cm/mm NB 1100 970 NB 1380 NBヒートシール 温度 ℃ 117 122 125 117 122 125 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0030】
【表2】
【0031】*1量 wt%:(A)成分+(B)成分
=100wt%とする。 *2 (A)成分の種類 A1:日本エボリュー(株)製、エボリュー、SP1540 A2:日本エボリュー(株)製、エボリュー、SP2040 A1はメタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−ヘキ
セン共重合体(ヘキセン含有量11.1重量%)であ
る。A2はメタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−
ヘキセン共重合体(ヘキセン含有量8.6重量%)であ
る。 A3:住友化学工業(株)スミカセンα、FZ201-0 A4:住友化学工業(株)スミカセンα、FZ202-0 A3はチーグラー・ナッタ系触媒を用いて重合したエチレ
ン−ヘキセン共重合体(ヘキセン含有量13.6重量
%)である。A4はチーグラー・ナッタ系触媒を用いて重
合したエチレン−ヘキセン共重合体(ヘキセン含有量
9.4重量%)である。 *3 (B)成分の種類 B1:出光石油化学(株)製出光ポリエチレン 440M B2:昭和電工(株)製ショウレックス F5012M B3:丸善ポリマー(株)製ケミレッツ 2010 B1、B2及びB3は、高密度ポリエチレンである。 *4:NBは測定限界で破壊しないことを示す。
=100wt%とする。 *2 (A)成分の種類 A1:日本エボリュー(株)製、エボリュー、SP1540 A2:日本エボリュー(株)製、エボリュー、SP2040 A1はメタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−ヘキ
セン共重合体(ヘキセン含有量11.1重量%)であ
る。A2はメタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−
ヘキセン共重合体(ヘキセン含有量8.6重量%)であ
る。 A3:住友化学工業(株)スミカセンα、FZ201-0 A4:住友化学工業(株)スミカセンα、FZ202-0 A3はチーグラー・ナッタ系触媒を用いて重合したエチレ
ン−ヘキセン共重合体(ヘキセン含有量13.6重量
%)である。A4はチーグラー・ナッタ系触媒を用いて重
合したエチレン−ヘキセン共重合体(ヘキセン含有量
9.4重量%)である。 *3 (B)成分の種類 B1:出光石油化学(株)製出光ポリエチレン 440M B2:昭和電工(株)製ショウレックス F5012M B3:丸善ポリマー(株)製ケミレッツ 2010 B1、B2及びB3は、高密度ポリエチレンである。 *4:NBは測定限界で破壊しないことを示す。
【0032】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
耐衝撃強度、抗ブロッキング性及びヒートシール性を維
持しつつ、透明性及び腰の強さを向上させたポリエチレ
ン系樹脂組成物、及びそのフィルムを提供できる。
耐衝撃強度、抗ブロッキング性及びヒートシール性を維
持しつつ、透明性及び腰の強さを向上させたポリエチレ
ン系樹脂組成物、及びそのフィルムを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:08)
Claims (4)
- 【請求項1】下記(A)成分80〜99.5重量%及び
(B)成分20〜0.5重量%を含有することを特徴と
するポリエチレン系樹脂組成物。 (A)成分:エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィ
ンからなり、メルトフローレートが0.1〜50g/1
0分、密度が0.900〜0.940g/cm3、GP
Cで求めた分子量分布Mw/Mnが1.5〜4及び下記
(1)式で求めた組成分布変動係数Cxが0.5以下で
あるエチレン−α−オレフィン共重合体 Cx=σ/SCBave. (1) ただし、σは組成分布の標準偏差を表し、SCBave.は
1000C当たりの短鎖分岐の平均値(1/1000
C)を表す。 (B)成分:メルトフローレートが0.1〜20g/1
0分、密度が0.940g/cm3以上及び下記式
(2)で定義される[g]*の値が0.2〜0.8であ
る高密度ポリエチレン [g]*=[η]/[η]l (2) ただし、[η]は135℃のテトラリン溶液で測定した
(B)成分の極限粘度を表し、[η]lは(B)成分と
同一の重量平均分子量を示す高密度ポリエチレンの極限
粘度であり、下記式(3)により求められる。 [η]l=4.86×10-4[Mw]0.705 (3) ここで、[Mw]は(B)成分の重量平均分子量(GP
C−LALLS法による)を表す。 - 【請求項2】(A)成分がメタロセン系触媒の存在下に
重合されるエチレン−α−オレフィン共重合体である請
求項1記載のポリエチレン系樹脂組成物。 - 【請求項3】請求項1記載のポリエチレン系樹脂組成物
からなることを特徴とするフィルム。 - 【請求項4】少なくとも片側の表面層が請求項1記載の
ポリエチレン系樹脂組成物からなる層であることを特徴
とする積層フィルム。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9066379A JPH10259279A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | ポリエチレン系樹脂組成物およびそのフィルム |
KR1019980008924A KR19980080327A (ko) | 1997-03-19 | 1998-03-17 | 폴리에틸렌 수지 조성물 및 이의 필름 |
SG1998000573A SG71095A1 (en) | 1997-03-19 | 1998-03-17 | Polyethylene resin composition and film thereof |
GB9806015A GB2323364B (en) | 1997-03-19 | 1998-03-19 | Polyethylene resin composition and film thereof |
DE19812193A DE19812193A1 (de) | 1997-03-19 | 1998-03-19 | Polyethylenharzmasse und Folie daraus |
CNB981057705A CN1135253C (zh) | 1997-03-19 | 1998-03-19 | 聚乙烯树脂组合物及其薄膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9066379A JPH10259279A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | ポリエチレン系樹脂組成物およびそのフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10259279A true JPH10259279A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13314146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9066379A Pending JPH10259279A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | ポリエチレン系樹脂組成物およびそのフィルム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10259279A (ja) |
KR (1) | KR19980080327A (ja) |
CN (1) | CN1135253C (ja) |
DE (1) | DE19812193A1 (ja) |
GB (1) | GB2323364B (ja) |
SG (1) | SG71095A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1190981A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-06 | Sumitomo Chem Co Ltd | インフレーションフィルムの製造法及びフィルム |
JP2000290391A (ja) * | 1999-04-07 | 2000-10-17 | Mitsubishi Chem Mkv Co | 化粧シート用フィルム |
JP2002193319A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 包装袋 |
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KR100663677B1 (ko) * | 1997-11-25 | 2007-06-04 | 산젠 가꼬 가부시키가이샤 | 흐림방지성다층필름 |
DE10162974B4 (de) * | 2000-12-25 | 2014-02-20 | Sumitomo Chemical Co. Ltd. | Blasfolie |
GB0423555D0 (en) * | 2004-10-22 | 2004-11-24 | Borealis Tech Oy | Process |
ES2278264T3 (es) * | 2004-11-03 | 2007-08-01 | Borealis Technology Oy | Composicion de polietileno multimodal para articulos de embalaje de transporte moldeados por inyeccion. |
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