JPH10258009A - 清掃用具 - Google Patents
清掃用具Info
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- JPH10258009A JPH10258009A JP9064096A JP6409697A JPH10258009A JP H10258009 A JPH10258009 A JP H10258009A JP 9064096 A JP9064096 A JP 9064096A JP 6409697 A JP6409697 A JP 6409697A JP H10258009 A JPH10258009 A JP H10258009A
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- cleaning
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Abstract
(57)【要約】
【課題】汚れを取るための薬品を含ませた不織材からな
る清掃部材を用いた使い捨ての清掃用具を提供する。 【解決手段】柄2と、汚れを取るための清掃部材3とを
備え、柄2は、清掃部材3を取り付けるための軸体4を
有し、清掃部材3は、汚れを取るための薬品を含ませた
シート状の不織材を、その対向する一対の辺の各々より
中心線方向へ、中心部Cを残すように、短冊状に切断
し、且つ、中心部Cを筒状部3tとした形状となってお
り、清掃部材3の筒状部3tを、柄2に設けられた軸体
4に取り付けて使用し、使用済みの清掃部材3は、使い
捨てにするようにした。
る清掃部材を用いた使い捨ての清掃用具を提供する。 【解決手段】柄2と、汚れを取るための清掃部材3とを
備え、柄2は、清掃部材3を取り付けるための軸体4を
有し、清掃部材3は、汚れを取るための薬品を含ませた
シート状の不織材を、その対向する一対の辺の各々より
中心線方向へ、中心部Cを残すように、短冊状に切断
し、且つ、中心部Cを筒状部3tとした形状となってお
り、清掃部材3の筒状部3tを、柄2に設けられた軸体
4に取り付けて使用し、使用済みの清掃部材3は、使い
捨てにするようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清掃用具に関し、
汚れを取るための薬品を含ませた不織材からなる清掃部
材を用いた使い捨ての清掃用具に関する。
汚れを取るための薬品を含ませた不織材からなる清掃部
材を用いた使い捨ての清掃用具に関する。
【0002】
【従来の技術】テーブルや、パーソナルコンピュータ等
の電気製品、陳列棚に展示されている商品等の埃を払う
清掃用具としては、はたきや、汚れを取るための特殊な
モップコード糸をより線加工したものに、汚れを取るた
めの薬品を含ませた清掃モップ等が使用されている(例
えば、特開平5−106133号公報、特開平8−11
2229号公報等を参照)。
の電気製品、陳列棚に展示されている商品等の埃を払う
清掃用具としては、はたきや、汚れを取るための特殊な
モップコード糸をより線加工したものに、汚れを取るた
めの薬品を含ませた清掃モップ等が使用されている(例
えば、特開平5−106133号公報、特開平8−11
2229号公報等を参照)。
【0003】ところで、はたきで、テーブルや、電気製
品や、商品等の埃を払う方法では、テーブルや、電気製
品や、商品等の表面上の埃が十分取れず、また、払った
埃が空気中に舞い上がるという問題がある。一方、特殊
形状のモップコード糸をより線加工したものに汚れを取
るための薬品を含ませた清掃モップを用いれば、モップ
コード糸の形状や、汚れを取るための薬品により、テー
ブルや、電気製品や、商品等の表面の埃がきれいに取り
除けるとともに、埃がモップコード糸に吸着するので、
埃が空気中に舞い上がることも無いので、清掃用具とし
て優れている。
品や、商品等の埃を払う方法では、テーブルや、電気製
品や、商品等の表面上の埃が十分取れず、また、払った
埃が空気中に舞い上がるという問題がある。一方、特殊
形状のモップコード糸をより線加工したものに汚れを取
るための薬品を含ませた清掃モップを用いれば、モップ
コード糸の形状や、汚れを取るための薬品により、テー
ブルや、電気製品や、商品等の表面の埃がきれいに取り
除けるとともに、埃がモップコード糸に吸着するので、
埃が空気中に舞い上がることも無いので、清掃用具とし
て優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の清
掃モップは、ユーザーに、清掃モップをレンタル(貸
与)し、ユーザーがある一定期間使用し、モップコード
糸が汚れると、業者が回収し、新たな清掃モップと取り
替えるという、いわゆる、レンタル(貸与)方式の製品
となっている。このため、業者等は、汚れた清掃モップ
をきれいにして繰り返し使用できるようにするため、モ
ップコード糸として、汚れを取る形状以外にも、繰り返
し使用が可能なように耐久性を持たせており、このこと
が、清掃モップの製造コストを引き上げる原因になって
いる。また、レンタル先へ清掃モップの交換のために訪
問するというサービスや、汚れた清掃モップをきれいに
するという清浄処理にもコストがかかるため、結果的
に、ユーザーにとっては、便利な反面、レンタル料に対
し、割高感の印象を与える結果となっている。
掃モップは、ユーザーに、清掃モップをレンタル(貸
与)し、ユーザーがある一定期間使用し、モップコード
糸が汚れると、業者が回収し、新たな清掃モップと取り
替えるという、いわゆる、レンタル(貸与)方式の製品
となっている。このため、業者等は、汚れた清掃モップ
をきれいにして繰り返し使用できるようにするため、モ
ップコード糸として、汚れを取る形状以外にも、繰り返
し使用が可能なように耐久性を持たせており、このこと
が、清掃モップの製造コストを引き上げる原因になって
いる。また、レンタル先へ清掃モップの交換のために訪
問するというサービスや、汚れた清掃モップをきれいに
するという清浄処理にもコストがかかるため、結果的
に、ユーザーにとっては、便利な反面、レンタル料に対
し、割高感の印象を与える結果となっている。
【0005】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、テーブルや、電気製品や、
商品等の表面の埃がきれいに取り除けるとともに、埃が
空気中に舞い上がることもない、安価な清掃用具を提供
することを目的としている。
めになされたものであって、テーブルや、電気製品や、
商品等の表面の埃がきれいに取り除けるとともに、埃が
空気中に舞い上がることもない、安価な清掃用具を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の清掃用
具は、柄と汚れを取るための清掃部材とを備え、柄は、
清掃部材を取り付けるための軸体を有し、清掃部材は、
汚れを取るための薬品を含ませたシート状の不織材を、
その対向する一対の辺の各々より中心線方向へ、中心部
を残すように、短冊状に切断し、且つ、中心部を筒状部
とした形状となっており、清掃部材の筒状部を、柄に設
けられた軸体に取り付けて使用し、使用済みの清掃部材
は、使い捨てにするようにした。
具は、柄と汚れを取るための清掃部材とを備え、柄は、
清掃部材を取り付けるための軸体を有し、清掃部材は、
汚れを取るための薬品を含ませたシート状の不織材を、
その対向する一対の辺の各々より中心線方向へ、中心部
を残すように、短冊状に切断し、且つ、中心部を筒状部
とした形状となっており、清掃部材の筒状部を、柄に設
けられた軸体に取り付けて使用し、使用済みの清掃部材
は、使い捨てにするようにした。
【0007】ここで、本明細書で用いる用語「不織材」
は、不織紙、不織布、及び、紙繊維と布繊維とを混ぜて
織らずに形成した材料を意味し、具体的には、パルプ、
こうぞう、藁、三椏等の製紙材料となる繊維からなる不
織紙、布材料として用いられる天然繊維または合成繊維
からなる不織布、および、製紙材料となる繊維と布繊維
とを混ぜた不織材等を挙げることができる。
は、不織紙、不織布、及び、紙繊維と布繊維とを混ぜて
織らずに形成した材料を意味し、具体的には、パルプ、
こうぞう、藁、三椏等の製紙材料となる繊維からなる不
織紙、布材料として用いられる天然繊維または合成繊維
からなる不織布、および、製紙材料となる繊維と布繊維
とを混ぜた不織材等を挙げることができる。
【0008】また、汚れを取るための薬品としては、例
えば、鉱物油、グリセリン又はその誘導体、グリコール
又はその誘導体、界面活性剤、及び、鉱物油と界面活性
剤との混合物等を挙げることができる。鉱物油として
は、具体的には、例えば、スピンドル油或いは流動パラ
フィンを挙げることができ、また、界面活性剤として
は、例えば、陽イオン系又は非イオン系、或いは両者の
混合物を挙げることができ、陽イオン系としては、アミ
ン塩型、或いは第4級アンモニウム塩型活性剤が、非イ
オン系としては、ポリエチレングリコール型、或いは多
価アルコール型活性剤を好適に用いることができる。
えば、鉱物油、グリセリン又はその誘導体、グリコール
又はその誘導体、界面活性剤、及び、鉱物油と界面活性
剤との混合物等を挙げることができる。鉱物油として
は、具体的には、例えば、スピンドル油或いは流動パラ
フィンを挙げることができ、また、界面活性剤として
は、例えば、陽イオン系又は非イオン系、或いは両者の
混合物を挙げることができ、陽イオン系としては、アミ
ン塩型、或いは第4級アンモニウム塩型活性剤が、非イ
オン系としては、ポリエチレングリコール型、或いは多
価アルコール型活性剤を好適に用いることができる。
【0009】本発明に係る清掃用具では、清掃部材は使
い捨てにしたので、清掃部材として用いる不織材の材料
としては、特に高い耐久性や、特殊な繊維を必要とせ
ず、安価な材料を選択できる。且つ、使用済みの清掃部
材は、使い捨てにするようにしたので、レンタル先へ清
掃モップの交換のために訪問するというサービスや、汚
れた清掃モップをきれいにするという清浄処理は不要と
なるので、このような作業に必要なランニングコストが
発生しない。
い捨てにしたので、清掃部材として用いる不織材の材料
としては、特に高い耐久性や、特殊な繊維を必要とせ
ず、安価な材料を選択できる。且つ、使用済みの清掃部
材は、使い捨てにするようにしたので、レンタル先へ清
掃モップの交換のために訪問するというサービスや、汚
れた清掃モップをきれいにするという清浄処理は不要と
なるので、このような作業に必要なランニングコストが
発生しない。
【0010】更に、不織材には、汚れを取るための薬品
を含ませてあるので、この薬品により、テーブルや、電
気製品や、商品等の表面の埃がきれいに取り除けるとと
もに、埃が不織材に吸着するので、埃が空気中に舞い上
がることも無い。請求項2に記載の清掃用具は、請求項
1に記載の清掃用具の軸体が、柄に対し、その先端側が
下方に下がるように傾斜して取り付けられており、且
つ、清掃部材は、軸体に脱着自在に設けられている。
を含ませてあるので、この薬品により、テーブルや、電
気製品や、商品等の表面の埃がきれいに取り除けるとと
もに、埃が不織材に吸着するので、埃が空気中に舞い上
がることも無い。請求項2に記載の清掃用具は、請求項
1に記載の清掃用具の軸体が、柄に対し、その先端側が
下方に下がるように傾斜して取り付けられており、且
つ、清掃部材は、軸体に脱着自在に設けられている。
【0011】この清掃用具では、柄に対して、軸体をそ
の先端側が下方に下がるように傾斜して取り付けると、
軸体に取り付けられる清掃部材も、軸体の先端側で、軸
体の根元側に比べ、下方に下がるように取り付けられ
る。このため、柄を手に持って、通常の方法で、この清
掃用具を使用すると、清掃部材の軸体の先端側の位置に
ある部分が、清掃部材の軸体の根元側の位置にある部分
より確実に速く汚れるようになる。したがって、ユーザ
ーは、清掃部材の軸体の先端側の位置にある部分が、汚
れてきた時には、清掃部材を前後入れ換えて軸体に取り
付けて使用することで、清掃部材が万遍無く汚れるまで
有効に使用できる。
の先端側が下方に下がるように傾斜して取り付けると、
軸体に取り付けられる清掃部材も、軸体の先端側で、軸
体の根元側に比べ、下方に下がるように取り付けられ
る。このため、柄を手に持って、通常の方法で、この清
掃用具を使用すると、清掃部材の軸体の先端側の位置に
ある部分が、清掃部材の軸体の根元側の位置にある部分
より確実に速く汚れるようになる。したがって、ユーザ
ーは、清掃部材の軸体の先端側の位置にある部分が、汚
れてきた時には、清掃部材を前後入れ換えて軸体に取り
付けて使用することで、清掃部材が万遍無く汚れるまで
有効に使用できる。
【0012】請求項3に記載の清掃用具は、請求項1ま
たは請求項2に記載の清掃用具の清掃部材が、軸体に巻
き付けられている。この清掃用具では、軸体に清掃部材
を巻き付けているので、使用中の清掃部材が汚れたとき
には、清掃部材の汚れた部分を切断するとともに、軸体
に巻き付けらている清掃部材の所望量を軸体から引き出
すという作業により、一つの清掃用具を長く使用でき
る。
たは請求項2に記載の清掃用具の清掃部材が、軸体に巻
き付けられている。この清掃用具では、軸体に清掃部材
を巻き付けているので、使用中の清掃部材が汚れたとき
には、清掃部材の汚れた部分を切断するとともに、軸体
に巻き付けらている清掃部材の所望量を軸体から引き出
すという作業により、一つの清掃用具を長く使用でき
る。
【0013】請求項4に記載の清掃用具は、柄と、汚れ
を取るための清掃部材とを備え、柄と、清掃部材とがと
もに、シート状の不織材で一体に構成され、且つ、少な
くとも、清掃部材には汚れを取るための薬品を含ませて
いる。この清掃用具は、シート状の不織材で構成されて
いるので、製造コストを極めて低く抑えることができる
とともに、いわゆる化学雑巾から清掃用具を作製するこ
とができ、化学雑巾の製造ラインをそのまま使用できる
ので、設備投資が極めて少なくて済む。
を取るための清掃部材とを備え、柄と、清掃部材とがと
もに、シート状の不織材で一体に構成され、且つ、少な
くとも、清掃部材には汚れを取るための薬品を含ませて
いる。この清掃用具は、シート状の不織材で構成されて
いるので、製造コストを極めて低く抑えることができる
とともに、いわゆる化学雑巾から清掃用具を作製するこ
とができ、化学雑巾の製造ラインをそのまま使用できる
ので、設備投資が極めて少なくて済む。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る清掃用具について、更に詳しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明に係る清掃用具
の一例を概略的に示す斜視図である。
明に係る清掃用具について、更に詳しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本発明に係る清掃用具
の一例を概略的に示す斜視図である。
【0015】この清掃用具1は、ハンディタイプのもの
を示しており、清掃用具1を手でつかむための柄2と、
清掃部材3とを備える。柄2は、樹脂成形品であり、清
掃部材3を取り付けるための軸体4を有している。清掃
部材3は、汚れを取るための薬品を含浸させたシート状
の不織材で構成されており、はたきとしての機能を有す
るようにするため、短冊状に切断されている。
を示しており、清掃用具1を手でつかむための柄2と、
清掃部材3とを備える。柄2は、樹脂成形品であり、清
掃部材3を取り付けるための軸体4を有している。清掃
部材3は、汚れを取るための薬品を含浸させたシート状
の不織材で構成されており、はたきとしての機能を有す
るようにするため、短冊状に切断されている。
【0016】シート状の不織材の材料としては、種々の
材料を用いることができるが、この例では、パルプ等を
原料とし、中に、耐久性のある合成繊維を混糸した加工
紙を用いている。この例では、汚れを取るための薬品と
しては、シリコーンオイルと非イオン系の界面活性剤と
の混合物を使用している。尚、この例では、柄2とし
て、円柱状のものを使用しているが、柄2として、商品
的魅力を高めるため、図2に示すように、清掃用具1を
使用する際に、指が邪魔にならないように、柄2に、軸
体4に対し、指が入る程度の段差2sや、また、この清
掃用具1を使用しないときに、この清掃用具1を壁等に
設けられたフックに引っかける紐を通す孔2h等を設け
てもよい。
材料を用いることができるが、この例では、パルプ等を
原料とし、中に、耐久性のある合成繊維を混糸した加工
紙を用いている。この例では、汚れを取るための薬品と
しては、シリコーンオイルと非イオン系の界面活性剤と
の混合物を使用している。尚、この例では、柄2とし
て、円柱状のものを使用しているが、柄2として、商品
的魅力を高めるため、図2に示すように、清掃用具1を
使用する際に、指が邪魔にならないように、柄2に、軸
体4に対し、指が入る程度の段差2sや、また、この清
掃用具1を使用しないときに、この清掃用具1を壁等に
設けられたフックに引っかける紐を通す孔2h等を設け
てもよい。
【0017】図3及び図4は、清掃用具1を作製する製
造工程を概略的に説明する工程図である。まず、図3
(a)に示す工程において、汚れを取るための薬品を含
浸させたシート状の不織材3Rを準備する。尚、この例
では、不織材3Rとして四角形状のものを2枚使用して
いる。次に、図3(b)に示す工程において、不織材3
Rを、その対向する一対の辺3a、3aの各々より中心
線Lc方向へ、中心部Cを残すように、短冊状に切断す
る。次に、図3(c)に示す工程において、中心部Cを
筒状にし、清掃部材3を作製する。図4(a)は、図3
(c)中に示すI−I線に従う断面図である。次に、図
4(b)に示す工程において、図4(a)に示した清掃
部材3を軸体4の数に対応して準備し、筒状部3tを軸
体4にかぶせて、清掃用具1を作製する(図4(c)を
参照)。尚、この例では、清掃部材3を軸体4に脱着可
能に取り付けている。尚、図4(b)中、4tで示す部
材は、清掃部材3の抜け落ちを防止するために軸体4に
突出形成された突起を示している。
造工程を概略的に説明する工程図である。まず、図3
(a)に示す工程において、汚れを取るための薬品を含
浸させたシート状の不織材3Rを準備する。尚、この例
では、不織材3Rとして四角形状のものを2枚使用して
いる。次に、図3(b)に示す工程において、不織材3
Rを、その対向する一対の辺3a、3aの各々より中心
線Lc方向へ、中心部Cを残すように、短冊状に切断す
る。次に、図3(c)に示す工程において、中心部Cを
筒状にし、清掃部材3を作製する。図4(a)は、図3
(c)中に示すI−I線に従う断面図である。次に、図
4(b)に示す工程において、図4(a)に示した清掃
部材3を軸体4の数に対応して準備し、筒状部3tを軸
体4にかぶせて、清掃用具1を作製する(図4(c)を
参照)。尚、この例では、清掃部材3を軸体4に脱着可
能に取り付けている。尚、図4(b)中、4tで示す部
材は、清掃部材3の抜け落ちを防止するために軸体4に
突出形成された突起を示している。
【0018】図5は、この清掃用具1の使用方法の一例
を概略的に説明する図である。通常の方法に従って、こ
の清掃用具1を使用すると、通常、清掃部材3は、軸体
4の先端側に位置する部分P1から先に汚れてくる(図
5(a)を参照)。このように清掃部材3が汚れた場合
には、清掃部材3の筒状部3tを軸体4から抜き取り、
軸体4の根元側に位置する部分P2を軸体4の先端側に
位置するように、前後を反転させ、その後、筒状部3t
を軸体4にかぶせて、図5(b)に示すように、汚れて
いない部分を先方側にして再度使用する。
を概略的に説明する図である。通常の方法に従って、こ
の清掃用具1を使用すると、通常、清掃部材3は、軸体
4の先端側に位置する部分P1から先に汚れてくる(図
5(a)を参照)。このように清掃部材3が汚れた場合
には、清掃部材3の筒状部3tを軸体4から抜き取り、
軸体4の根元側に位置する部分P2を軸体4の先端側に
位置するように、前後を反転させ、その後、筒状部3t
を軸体4にかぶせて、図5(b)に示すように、汚れて
いない部分を先方側にして再度使用する。
【0019】そして、このような使用により、清掃部材
3が万遍無く汚れるまで有効に使用した後は、汚れた清
掃部材3を捨て去り、新しい清掃部材3を軸体4に取り
付けて使用するようにする。この清掃用具1では、清掃
部材3を使い捨てにしたので、特に、清掃部材3の材料
として、繰り返して使用に耐えるのに十分な高い耐久性
や、特殊な繊維を必要とせず、例えば、安価な製紙材料
等を用いることができ、また、清掃部材3は、より線加
工等の複雑な加工を特に必要としない、簡単な、製紙技
術や不織布製造技術を用いることにより製造できるシー
ト状の不織材から作製するようにしているので、清掃部
材3の製造コストを低く抑えることができる。
3が万遍無く汚れるまで有効に使用した後は、汚れた清
掃部材3を捨て去り、新しい清掃部材3を軸体4に取り
付けて使用するようにする。この清掃用具1では、清掃
部材3を使い捨てにしたので、特に、清掃部材3の材料
として、繰り返して使用に耐えるのに十分な高い耐久性
や、特殊な繊維を必要とせず、例えば、安価な製紙材料
等を用いることができ、また、清掃部材3は、より線加
工等の複雑な加工を特に必要としない、簡単な、製紙技
術や不織布製造技術を用いることにより製造できるシー
ト状の不織材から作製するようにしているので、清掃部
材3の製造コストを低く抑えることができる。
【0020】尚、本発明者は、汚れを取るための薬品を
含ませたシート状の不織材として、入手可能な化学雑巾
(商品名:サッサ、ハイサッサ(大日本除虫菊株式会
社))を用いて、実際に、清掃用具1を作製し、使用し
て見たが、何等、問題がないことが判った(以下に説明
する発明の形態についても同様)。この例では、清掃部
材3として、2枚の不織材3R、3Rを重ね合わせたも
のについて説明したが、これは、単に例示であっって、
清掃部材3は、1枚の不織材だけで構成されていても良
く、2枚以上の不織材を重ね合わせたものであってもよ
い。また、軸体4が2本設けられた例を示したが、軸体
4は1本であっても、2本以上であってもよい。また、
清掃部材3を軸体4に脱着可能に取り付けた例を示した
が、これは、単に好ましい例を示したに過ぎず、清掃部
材3は、軸体4に固定的に設けられるようにしてもよ
い。 (発明の実施の形態2)図6は、本発明に係る清掃用具
の他の一例を概略的に示す斜視図である。
含ませたシート状の不織材として、入手可能な化学雑巾
(商品名:サッサ、ハイサッサ(大日本除虫菊株式会
社))を用いて、実際に、清掃用具1を作製し、使用し
て見たが、何等、問題がないことが判った(以下に説明
する発明の形態についても同様)。この例では、清掃部
材3として、2枚の不織材3R、3Rを重ね合わせたも
のについて説明したが、これは、単に例示であっって、
清掃部材3は、1枚の不織材だけで構成されていても良
く、2枚以上の不織材を重ね合わせたものであってもよ
い。また、軸体4が2本設けられた例を示したが、軸体
4は1本であっても、2本以上であってもよい。また、
清掃部材3を軸体4に脱着可能に取り付けた例を示した
が、これは、単に好ましい例を示したに過ぎず、清掃部
材3は、軸体4に固定的に設けられるようにしてもよ
い。 (発明の実施の形態2)図6は、本発明に係る清掃用具
の他の一例を概略的に示す斜視図である。
【0021】この清掃用具11は、軸体の設けられ方
が、清掃用具1と異なっている以外は同様であるので、
相当する部材については、相当する参照符号を付してそ
の説明を省略する。この清掃用具11は、軸体4Aが、
柄2に対し、その先端側4Aeが下方に下がるように傾
斜して取り付けられている。
が、清掃用具1と異なっている以外は同様であるので、
相当する部材については、相当する参照符号を付してそ
の説明を省略する。この清掃用具11は、軸体4Aが、
柄2に対し、その先端側4Aeが下方に下がるように傾
斜して取り付けられている。
【0022】このように、軸体4Aをその先端側4Ae
が下方に下がるように傾斜して取り付けると、軸体4A
に取り付けられる清掃部材3も、図6に示すように、軸
体4Aの先端側4Aeで、軸体4Aの根元4Ar側に比
べ、下方に下がるように取り付けられる。このため、柄
4を手に持って、通常の方法で、この清掃用具11を使
用すると、清掃部材3の軸体4Aの先端側4Aeの位置
にある部分P1が、清掃部材3の軸体4Aの根元4Ar
側の位置にある部分P2より確実に速く汚れるようにな
る。したがって、ユーザーは、清掃部材3の軸体4Aの
先端側4Aeの位置にある部分P1が汚れてきた時に
は、清掃部材3の筒状部3tを軸体4Aから抜き取り、
軸体4の根元4Ar側に位置する部分P2を軸体4Aの
先端4Ae側に位置するように、清掃部材3を前後入れ
換えて軸体4Aに取り付けて使用することで、清掃部材
3をより万遍無く汚れるまで有効に使用できるようにな
る(図7(a)及び図7(b)を参照)。 (発明の実施の形態3)図8は、本発明に係る清掃用具
の他の一例を概略的に示す斜視図である。
が下方に下がるように傾斜して取り付けると、軸体4A
に取り付けられる清掃部材3も、図6に示すように、軸
体4Aの先端側4Aeで、軸体4Aの根元4Ar側に比
べ、下方に下がるように取り付けられる。このため、柄
4を手に持って、通常の方法で、この清掃用具11を使
用すると、清掃部材3の軸体4Aの先端側4Aeの位置
にある部分P1が、清掃部材3の軸体4Aの根元4Ar
側の位置にある部分P2より確実に速く汚れるようにな
る。したがって、ユーザーは、清掃部材3の軸体4Aの
先端側4Aeの位置にある部分P1が汚れてきた時に
は、清掃部材3の筒状部3tを軸体4Aから抜き取り、
軸体4の根元4Ar側に位置する部分P2を軸体4Aの
先端4Ae側に位置するように、清掃部材3を前後入れ
換えて軸体4Aに取り付けて使用することで、清掃部材
3をより万遍無く汚れるまで有効に使用できるようにな
る(図7(a)及び図7(b)を参照)。 (発明の実施の形態3)図8は、本発明に係る清掃用具
の他の一例を概略的に示す斜視図である。
【0023】この清掃用具21は、特に、清掃部材の設
けられ方が、清掃用具1と異なっている以外は同様であ
るので、相当する部材については、相当する参照符号を
付してその説明を省略する。尚、図8中、符号5を付し
た部材は、キャップであり、下方には、清掃部材3の短
冊部3fを通すための長尺状の孔5hが設けられてい
る。
けられ方が、清掃用具1と異なっている以外は同様であ
るので、相当する部材については、相当する参照符号を
付してその説明を省略する。尚、図8中、符号5を付し
た部材は、キャップであり、下方には、清掃部材3の短
冊部3fを通すための長尺状の孔5hが設けられてい
る。
【0024】この清掃用具21では、清掃部材3の短冊
部3fが、軸体4に巻き付けられている。図9及び図1
0は、清掃用具21を作製する製造工程を概略的に説明
する工程図である。まず、図9(a)に示す工程におい
て、汚れを取るための薬品を含浸させたシート状の不織
材3Rを準備する。尚、この例では、不織材3Rとして
短冊部3fを長く形成できるようにした四角形状のもの
を2枚使用している。次に、図9(b)に示す工程にお
いて、不織材3Rを、その対向する一対の辺3a、3a
の各々より中心線Lc方向へ、中心部Cを残すように、
短冊状に切断する。この際に、短冊部3fを長く形成す
る。次に、図9(c)に示す工程において、中心部Cを
筒状にし、清掃部材3を作製し、清掃部材3を軸体4の
数に対応して準備した後、筒状部3tを軸体4にかぶせ
て取り付ける(図9(d)を参照)。
部3fが、軸体4に巻き付けられている。図9及び図1
0は、清掃用具21を作製する製造工程を概略的に説明
する工程図である。まず、図9(a)に示す工程におい
て、汚れを取るための薬品を含浸させたシート状の不織
材3Rを準備する。尚、この例では、不織材3Rとして
短冊部3fを長く形成できるようにした四角形状のもの
を2枚使用している。次に、図9(b)に示す工程にお
いて、不織材3Rを、その対向する一対の辺3a、3a
の各々より中心線Lc方向へ、中心部Cを残すように、
短冊状に切断する。この際に、短冊部3fを長く形成す
る。次に、図9(c)に示す工程において、中心部Cを
筒状にし、清掃部材3を作製し、清掃部材3を軸体4の
数に対応して準備した後、筒状部3tを軸体4にかぶせ
て取り付ける(図9(d)を参照)。
【0025】次に、図10(a)に示す工程において、
筒状部3tを図10(a)中に矢印で示す方向に回転
し、軸体4に、清掃部材3の短冊部3fを巻き上げてい
く。最後に、図10(b)に示す工程において、且つ、
キャップ5の孔5hより短冊部3fの所定量が外側にで
るようにして、キャップ5を軸体4に短冊部3fが巻き
上げられた清掃部材3を覆うように取り付ける。
筒状部3tを図10(a)中に矢印で示す方向に回転
し、軸体4に、清掃部材3の短冊部3fを巻き上げてい
く。最後に、図10(b)に示す工程において、且つ、
キャップ5の孔5hより短冊部3fの所定量が外側にで
るようにして、キャップ5を軸体4に短冊部3fが巻き
上げられた清掃部材3を覆うように取り付ける。
【0026】この清掃用具21では、清掃部材3の短冊
部3fを適宜寸法下向きに垂らして使用し、この垂らし
た部分が汚れた場合には、図8(b)に示すように、汚
れた部分を切断して、更に適宜寸法を引き出して下向き
に垂らして新たな状態で清掃する。この清掃用具21で
は、短冊部3fの巻付け状態が終わる部分まで、複数
回、新たな状態で清掃することができるので、一つの清
掃用具を長く使用できる利点がある。 (発明の実施の形態4)図11は、本発明に係る清掃用
具の他の一例を概略的に示す斜視図である。
部3fを適宜寸法下向きに垂らして使用し、この垂らし
た部分が汚れた場合には、図8(b)に示すように、汚
れた部分を切断して、更に適宜寸法を引き出して下向き
に垂らして新たな状態で清掃する。この清掃用具21で
は、短冊部3fの巻付け状態が終わる部分まで、複数
回、新たな状態で清掃することができるので、一つの清
掃用具を長く使用できる利点がある。 (発明の実施の形態4)図11は、本発明に係る清掃用
具の他の一例を概略的に示す斜視図である。
【0027】この清掃用具31は、特に、軸体の形状及
びその設けられ方が、清掃用具1と異なっている以外は
同様であるので、相当する部材については、相当する参
照符号を付してその説明を省略する。この清掃用具31
では、軸体4Bとして、対向する一対の面4Ba、4B
aがきわめて広く設けられた、概ね直方体形状とされて
いる。
びその設けられ方が、清掃用具1と異なっている以外は
同様であるので、相当する部材については、相当する参
照符号を付してその説明を省略する。この清掃用具31
では、軸体4Bとして、対向する一対の面4Ba、4B
aがきわめて広く設けられた、概ね直方体形状とされて
いる。
【0028】そして、軸体4Bは、柄2に対して回転可
能に設けられている。この例では、軸体4Bと柄2と
は、図11(c)に示すような構造になっている。即
ち、軸体4Bは、突設するように設けられた円柱状の軸
体6を更に備え、軸体6には、更に、4箇所に突起6a
が設けられている。尚、突起6aは、弾性変形が可能な
柔らかいゴムやプラスチック等の弾性材料で形成されて
いる。柄2には、軸体6を回転可能に収容する孔2hが
設けられており、孔2hには、突起6aに対応して設け
られた係止溝2aが外向きに突出するように設けられて
いる。
能に設けられている。この例では、軸体4Bと柄2と
は、図11(c)に示すような構造になっている。即
ち、軸体4Bは、突設するように設けられた円柱状の軸
体6を更に備え、軸体6には、更に、4箇所に突起6a
が設けられている。尚、突起6aは、弾性変形が可能な
柔らかいゴムやプラスチック等の弾性材料で形成されて
いる。柄2には、軸体6を回転可能に収容する孔2hが
設けられており、孔2hには、突起6aに対応して設け
られた係止溝2aが外向きに突出するように設けられて
いる。
【0029】図12は、軸体4と柄2との回転機構を概
略的に説明する図である。図12(a)の状態(軸体4
Bを柄2に対して縦向きにした状態)から、柄2に対し
て軸体6を強く回動させると、図12(b)に示すよう
に、係止溝2aから突起6aが離脱し、その後、図12
(c)(軸体4Bを柄2に対して横向きにした状態)に
示すように、90度回動させたときに、突起6aが再び
係止溝2aに再び係入するようにしてある。
略的に説明する図である。図12(a)の状態(軸体4
Bを柄2に対して縦向きにした状態)から、柄2に対し
て軸体6を強く回動させると、図12(b)に示すよう
に、係止溝2aから突起6aが離脱し、その後、図12
(c)(軸体4Bを柄2に対して横向きにした状態)に
示すように、90度回動させたときに、突起6aが再び
係止溝2aに再び係入するようにしてある。
【0030】図13は、清掃用具31を作製する製造工
程を概略的に説明する工程図である。まず、図13
(a)に示す工程において、汚れを取るための薬品を含
浸させたシート状の不織材3Rを準備し、不織材3R
を、その対向する一対の辺3a、3aの各々より中心線
Lc方向へ、中心部Cを軸体4Bの外周分に相当する幅
を残すように、短冊状に切断する。次に、図13(b)
に示す工程において、中心部Cを筒状体3tとし、軸体
4Bに筒状体3tをかぶせて、清掃用具31を作製す
る。
程を概略的に説明する工程図である。まず、図13
(a)に示す工程において、汚れを取るための薬品を含
浸させたシート状の不織材3Rを準備し、不織材3R
を、その対向する一対の辺3a、3aの各々より中心線
Lc方向へ、中心部Cを軸体4Bの外周分に相当する幅
を残すように、短冊状に切断する。次に、図13(b)
に示す工程において、中心部Cを筒状体3tとし、軸体
4Bに筒状体3tをかぶせて、清掃用具31を作製す
る。
【0031】この清掃用具31では、図11(a)に示
すように、軸体4Bを柄2に対して縦向きにした状態で
は、垂らされた短冊部3fを使ってはたきのような方法
で使用でき、また、図11(b)に示すように、軸体4
Bを柄2に対して横向きにした状態では、軸体4Bにか
ぶせた清掃部材3を雑巾として使用することができる。 (発明の実施の形態5)図14は、本発明に係る清掃用
具の他の一例を概略的に示す斜視図である。
すように、軸体4Bを柄2に対して縦向きにした状態で
は、垂らされた短冊部3fを使ってはたきのような方法
で使用でき、また、図11(b)に示すように、軸体4
Bを柄2に対して横向きにした状態では、軸体4Bにか
ぶせた清掃部材3を雑巾として使用することができる。 (発明の実施の形態5)図14は、本発明に係る清掃用
具の他の一例を概略的に示す斜視図である。
【0032】この清掃用具41は、柄2と、汚れを取る
ための清掃部材3とを備えている。そして、柄2と、清
掃部材3とがともに、シート状の不織材で一体に構成さ
れている。図15は、清掃用具41の製造工程を概略的
に説明する工程図である。まず、図15(a)に示す工
程において、汚れを取るための薬品を含ませた四角形状
の不織材を準備した後、柄2を作製する部分として、不
織材の一部の領域Raを所定寸法を残すとともに、残り
の領域Rbについては、対向する一対の辺の各々より中
心線方向へ、中心部を残すように短冊状に切断する。次
に、図15(b)に示す工程において、柄2を作製する
部分として残した不織材の一部の領域Raを、対向する
一対の辺の各々より中心線方向へ順次巻設して柄2を形
成するとともに、短冊部3fを形成した領域の中心部を
筒状に形成し、柄2と筒状部3tとに強化樹脂等を含浸
させ強化処理して、清掃用具41を作製する。
ための清掃部材3とを備えている。そして、柄2と、清
掃部材3とがともに、シート状の不織材で一体に構成さ
れている。図15は、清掃用具41の製造工程を概略的
に説明する工程図である。まず、図15(a)に示す工
程において、汚れを取るための薬品を含ませた四角形状
の不織材を準備した後、柄2を作製する部分として、不
織材の一部の領域Raを所定寸法を残すとともに、残り
の領域Rbについては、対向する一対の辺の各々より中
心線方向へ、中心部を残すように短冊状に切断する。次
に、図15(b)に示す工程において、柄2を作製する
部分として残した不織材の一部の領域Raを、対向する
一対の辺の各々より中心線方向へ順次巻設して柄2を形
成するとともに、短冊部3fを形成した領域の中心部を
筒状に形成し、柄2と筒状部3tとに強化樹脂等を含浸
させ強化処理して、清掃用具41を作製する。
【0033】この清掃用具41では、1枚の汚れを取る
ための薬品を含ませた四角形状の不織材から清掃用具4
1を作製しているので、清掃用具41を極めて安価に提
供できるとともに、使用により汚れた後は容易に使い捨
てできるという利点がある。更に、いわゆる化学雑巾か
ら清掃用具41を作製することができるので、化学雑巾
の製造ラインをそのまま使用できるので、設備投資が極
めて少なくて済むという効果もある。
ための薬品を含ませた四角形状の不織材から清掃用具4
1を作製しているので、清掃用具41を極めて安価に提
供できるとともに、使用により汚れた後は容易に使い捨
てできるという利点がある。更に、いわゆる化学雑巾か
ら清掃用具41を作製することができるので、化学雑巾
の製造ラインをそのまま使用できるので、設備投資が極
めて少なくて済むという効果もある。
【0034】尚、上記発明の実施の形態1〜5では、ハ
ンディタイプの清掃用具1、11、21、31、41を
例にして説明したが、これは、単に、例示であっって、
本発明に係る清掃用具は、ハンディタイプの清掃用具に
限られず、床掃除用の清掃モップをも含む。更に、上記
発明の実施の形態1〜5では、清掃部材3の短冊部3f
として、短冊部3fを構成する短冊の各々が、直線状に
切断された例を示したが、これは単に例示に過ぎず、汚
れをより確実に取るといった観点からは、短冊部3fを
構成する短冊の各々をジグザク形状に切断しても良く、
更には、ちりめん状に加工した不織材を、直線状に切断
したり、ジグザク形状に切断して、清掃部材3の短冊部
3fを作製してもよく、また、この清掃用具の清掃部材
は、店舗や建築物の玄関に敷く、使い捨てタイプの床マ
ットとしても使用可能であることを付記しておく。
ンディタイプの清掃用具1、11、21、31、41を
例にして説明したが、これは、単に、例示であっって、
本発明に係る清掃用具は、ハンディタイプの清掃用具に
限られず、床掃除用の清掃モップをも含む。更に、上記
発明の実施の形態1〜5では、清掃部材3の短冊部3f
として、短冊部3fを構成する短冊の各々が、直線状に
切断された例を示したが、これは単に例示に過ぎず、汚
れをより確実に取るといった観点からは、短冊部3fを
構成する短冊の各々をジグザク形状に切断しても良く、
更には、ちりめん状に加工した不織材を、直線状に切断
したり、ジグザク形状に切断して、清掃部材3の短冊部
3fを作製してもよく、また、この清掃用具の清掃部材
は、店舗や建築物の玄関に敷く、使い捨てタイプの床マ
ットとしても使用可能であることを付記しておく。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の清掃用具では、清掃部材は使い捨てにしたので、
清掃部材の材料としては、特に高い耐久性や、特殊な繊
維を必要としないので、安価な製紙材料や、布材料とな
る繊維を用いることができ、また、清掃部材は、より線
加工を必要としないシート状の不織材から作製するよう
にしているので、清掃部材の製造コストを低く抑えるこ
とができる。
記載の清掃用具では、清掃部材は使い捨てにしたので、
清掃部材の材料としては、特に高い耐久性や、特殊な繊
維を必要としないので、安価な製紙材料や、布材料とな
る繊維を用いることができ、また、清掃部材は、より線
加工を必要としないシート状の不織材から作製するよう
にしているので、清掃部材の製造コストを低く抑えるこ
とができる。
【0036】更に、不織材には、汚れを取るための薬品
を含ませてあるので、この薬品により、テーブルや、電
気製品や、商品等の表面の埃がきれいに取り除けるとと
もに、埃が不織材に吸着するので、埃が空気中に舞い上
がることも無い。請求項2に記載の清掃用具では、柄に
対して、軸体をその先端側が下方に下がるように傾斜し
て取り付けると、軸体に取り付けられる清掃部材も、軸
体の先端側で、軸体の根元側に比べ、下方に下がるよう
に取り付けられる。このため、柄を手に持って、通常の
方法で、この清掃用具を使用すると、清掃部材の軸体の
先端側の位置にある部分が、清掃部材の軸体の根元側の
位置にある部分より確実に速く汚れるようになる。した
がって、ユーザーは、清掃部材の軸体の先端側の位置に
ある部分が、汚れてきた時には、清掃部材を前後入れ換
えて軸体に取り付けて使用することで、清掃部材が万遍
無く汚れるまで有効に使用できる。
を含ませてあるので、この薬品により、テーブルや、電
気製品や、商品等の表面の埃がきれいに取り除けるとと
もに、埃が不織材に吸着するので、埃が空気中に舞い上
がることも無い。請求項2に記載の清掃用具では、柄に
対して、軸体をその先端側が下方に下がるように傾斜し
て取り付けると、軸体に取り付けられる清掃部材も、軸
体の先端側で、軸体の根元側に比べ、下方に下がるよう
に取り付けられる。このため、柄を手に持って、通常の
方法で、この清掃用具を使用すると、清掃部材の軸体の
先端側の位置にある部分が、清掃部材の軸体の根元側の
位置にある部分より確実に速く汚れるようになる。した
がって、ユーザーは、清掃部材の軸体の先端側の位置に
ある部分が、汚れてきた時には、清掃部材を前後入れ換
えて軸体に取り付けて使用することで、清掃部材が万遍
無く汚れるまで有効に使用できる。
【0037】請求項3に記載の清掃用具では、軸体に清
掃部材を巻き付けているので、使用中の清掃部材が汚れ
たときには、清掃部材の汚れた部分を切断するととも
に、軸体に巻き付けらている清掃部材の所望量を軸体か
ら引き出すという作業により、一つの清掃用具を長く使
用できる。請求項4に記載の清掃用具は、シート状の不
織材で構成されているので、製造コストを極めて低く抑
えることができるとともに、いわゆる化学雑巾から清掃
用具を作製することができ、化学雑巾の製造ラインをそ
のまま使用できるので、設備投資が極めて少なくて済
む。
掃部材を巻き付けているので、使用中の清掃部材が汚れ
たときには、清掃部材の汚れた部分を切断するととも
に、軸体に巻き付けらている清掃部材の所望量を軸体か
ら引き出すという作業により、一つの清掃用具を長く使
用できる。請求項4に記載の清掃用具は、シート状の不
織材で構成されているので、製造コストを極めて低く抑
えることができるとともに、いわゆる化学雑巾から清掃
用具を作製することができ、化学雑巾の製造ラインをそ
のまま使用できるので、設備投資が極めて少なくて済
む。
【図1】本発明に係る清掃用具の一例を概略的に示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明に係る清掃用具の一例を概略的に示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明に係る清掃用具を作製する製造工程を概
略的に説明する工程図である。
略的に説明する工程図である。
【図4】本発明に係る清掃用具を作製する製造工程を概
略的に説明する工程図である。
略的に説明する工程図である。
【図5】本発明に係る清掃用具の使用方法の一例を概略
的に説明する図である。
的に説明する図である。
【図6】本発明に係る清掃用具の他の一例を概略的に示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】本発明に係る清掃用具の使用方法の一例を概略
的に説明する図である。
的に説明する図である。
【図8】本発明に係る清掃用具の他の一例を概略的に示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図9】本発明に係る清掃用具を作製する製造工程を概
略的に説明する工程図である。
略的に説明する工程図である。
【図10】本発明に係る清掃用具を作製する製造工程を
概略的に説明する工程図である。
概略的に説明する工程図である。
【図11】本発明に係る清掃用具の他の一例を概略的に
示す図であり、図11(a)は、清掃用具の軸体を柄に
対して縦向きにした状態を示す斜視図であり、図11
(b)は、清掃用具の軸体を柄に対して横向きにした状
態を示す斜視図であり、また、図11(c)は、軸体及
び柄を中心に拡大して示す分解斜視図である。
示す図であり、図11(a)は、清掃用具の軸体を柄に
対して縦向きにした状態を示す斜視図であり、図11
(b)は、清掃用具の軸体を柄に対して横向きにした状
態を示す斜視図であり、また、図11(c)は、軸体及
び柄を中心に拡大して示す分解斜視図である。
【図12】軸体と柄との回転機構を概略的に説明する図
であり、図12(a)は、清掃用具の軸体を柄に対して
縦向きにした状態を示す断面図であり、図12(b)
は、清掃用具の軸体を柄に対して回動中の状態を示す断
面図であり、また、図12(c)は、清掃用具の軸体を
柄に対して横向きにした状態を示す断面図である。
であり、図12(a)は、清掃用具の軸体を柄に対して
縦向きにした状態を示す断面図であり、図12(b)
は、清掃用具の軸体を柄に対して回動中の状態を示す断
面図であり、また、図12(c)は、清掃用具の軸体を
柄に対して横向きにした状態を示す断面図である。
【図13】本発明に係る清掃用具を作製する製造工程を
概略的に説明する工程図である。
概略的に説明する工程図である。
【図14】本発明に係る清掃用具の他の一例を概略的に
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図15】本発明に係る清掃用具を作製する製造工程を
概略的に説明する工程図である。
概略的に説明する工程図である。
1、11、21、31、41 清掃用具 2 柄 2h 孔 3 清掃部材 3f 短冊部 4、4A、4B 軸体 5 キャップ
Claims (4)
- 【請求項1】柄と、汚れを取るための清掃部材とを備
え、 前記柄は、前記清掃部材を取り付けるための軸体を有
し、 前記清掃部材は、汚れを取るための薬品を含ませたシー
ト状の不織材を、その対向する一対の辺の各々より中心
線方向へ、中心部を残すように、短冊状に切断し、且
つ、前記中心部を筒状部とした形状となっており、 前記清掃部材の筒状部を、前記柄に設けられた軸体に取
り付けて使用し、使用済みの清掃部材は、使い捨てにす
るようにした、清掃用具。 - 【請求項2】前記軸体は、前記柄に対し、その先端側が
下方に下がるように傾斜して取り付けられており、且
つ、 前記清掃部材は、前記軸体に脱着自在に設けられてい
る、請求項1に記載の清掃用具。 - 【請求項3】前記清掃部材は、前記軸体に巻き付けられ
ている、請求項1または請求項2に記載の清掃用具。 - 【請求項4】柄と、汚れを取るための清掃部材とを備
え、 前記柄と、前記清掃部材とがともに、シート状の不織材
で一体に構成され、且つ、 少なくとも、前記清掃部材には汚れを取るための薬品を
含ませている、清掃用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9064096A JPH10258009A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 清掃用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9064096A JPH10258009A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 清掃用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258009A true JPH10258009A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13248215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9064096A Withdrawn JPH10258009A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 清掃用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258009A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7228587B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-12 | Unicharm Corporation | Cleaning article |
JP2020531125A (ja) * | 2017-09-11 | 2020-11-05 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company | 不規則に離間したトウ房を有する掃除用品 |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP9064096A patent/JPH10258009A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7228587B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-12 | Unicharm Corporation | Cleaning article |
US7231685B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-19 | Unicharm Corporation | Cleaning article |
US7234193B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-26 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7234194B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-06-26 | Uni - Charm Corporation | Cleaning article |
US7237296B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-07-03 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7237297B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-07-03 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7243391B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-07-17 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
US7302730B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-12-04 | Uni - Charm Corporation | Cleaning article |
US7302729B2 (en) | 2000-07-10 | 2007-12-04 | Uni-Charm Corporation | Cleaning article |
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