JPH10257773A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
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- JPH10257773A JPH10257773A JP9059175A JP5917597A JPH10257773A JP H10257773 A JPH10257773 A JP H10257773A JP 9059175 A JP9059175 A JP 9059175A JP 5917597 A JP5917597 A JP 5917597A JP H10257773 A JPH10257773 A JP H10257773A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 PWMコンバータ装置から出力される直流出
力電圧の変動を小さくすると共に、フィードバック制御
を速やかに実行する。 【解決手段】 本発明の電力変換装置は、交流電力を入
力して直流電力を出力するPWMコンバータ装置に設け
られPWMコンバータ装置から出力される直流出力電圧
が指令電圧にほぼ等しくなるようにフィードバック制御
するコンバータ制御手段を、指令電圧及び直流出力電圧
に基づいて電流指令値の比例項及び積分項を演算すると
共に、これら比例項及び積分項に基づいて電流指令値を
演算する演算手段と、直流出力電圧が上限電圧値に達し
たときに電流指令値が零になるように電流指令値の積分
項の値を補正する補正手段とを備えるように構成したも
のである。
力電圧の変動を小さくすると共に、フィードバック制御
を速やかに実行する。 【解決手段】 本発明の電力変換装置は、交流電力を入
力して直流電力を出力するPWMコンバータ装置に設け
られPWMコンバータ装置から出力される直流出力電圧
が指令電圧にほぼ等しくなるようにフィードバック制御
するコンバータ制御手段を、指令電圧及び直流出力電圧
に基づいて電流指令値の比例項及び積分項を演算すると
共に、これら比例項及び積分項に基づいて電流指令値を
演算する演算手段と、直流出力電圧が上限電圧値に達し
たときに電流指令値が零になるように電流指令値の積分
項の値を補正する補正手段とを備えるように構成したも
のである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電力を入力し
て直流電力を出力するPWMコンバータ装置を備えて成
る電力変換装置に関する。
て直流電力を出力するPWMコンバータ装置を備えて成
る電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ装置によりモータ等を通電駆
動するようにした構成が、従来より、実用化されてい
る。そして、上記インバータ装置に供給する直流電力
を、PWMコンバータ装置により生成する構成が知られ
ている。例えば特公平4−1366号公報や特開平7−
241079号公報に記載されている。上記PWMコン
バータ装置は、複数のスイッチング素子を有してなるコ
ンバータ回路と、このコンバータ回路の入力端子と交流
電源との間を接続する電源ラインに設けられたリアクト
ルと、上記コンバータ回路の出力端子間に設けられた平
滑コンデンサと、上記コンバータ回路のスイッチング素
子をオンオフ制御するコンバータ制御回路とを有して構
成されている。
動するようにした構成が、従来より、実用化されてい
る。そして、上記インバータ装置に供給する直流電力
を、PWMコンバータ装置により生成する構成が知られ
ている。例えば特公平4−1366号公報や特開平7−
241079号公報に記載されている。上記PWMコン
バータ装置は、複数のスイッチング素子を有してなるコ
ンバータ回路と、このコンバータ回路の入力端子と交流
電源との間を接続する電源ラインに設けられたリアクト
ルと、上記コンバータ回路の出力端子間に設けられた平
滑コンデンサと、上記コンバータ回路のスイッチング素
子をオンオフ制御するコンバータ制御回路とを有して構
成されている。
【0003】ここで、上記コンバータ制御回路は、PW
Mコンバータ装置から出力される直流出力電圧(具体的
には、上記平滑コンデンサの端子間電圧)Vdcを検出
し、この直流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*にほぼ
等しくなるようにフィードバック制御する機能を有して
いる。具体的には、コンバータ制御回路は、指令電圧V
dc*と直流出力電圧Vdcとの電圧差を演算した後、
この電圧差に基づいて電流指令値I*を演算し、この電
流指令値I*を用いてコンバータ回路のスイッチング素
子をPWM制御するための制御信号を生成するように構
成されている。そして、上記電流指令値I*を演算する
に当たっては、例えばPI(比例積分)制御を行う演算
器を使用する構成があり、この構成の場合、上記電流指
令値I*は比例項と積分項の和となる。
Mコンバータ装置から出力される直流出力電圧(具体的
には、上記平滑コンデンサの端子間電圧)Vdcを検出
し、この直流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*にほぼ
等しくなるようにフィードバック制御する機能を有して
いる。具体的には、コンバータ制御回路は、指令電圧V
dc*と直流出力電圧Vdcとの電圧差を演算した後、
この電圧差に基づいて電流指令値I*を演算し、この電
流指令値I*を用いてコンバータ回路のスイッチング素
子をPWM制御するための制御信号を生成するように構
成されている。そして、上記電流指令値I*を演算する
に当たっては、例えばPI(比例積分)制御を行う演算
器を使用する構成があり、この構成の場合、上記電流指
令値I*は比例項と積分項の和となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成にお
いて、PWMコンバータ装置に接続された負荷(インバ
ータ装置及びモータ)が大きくなって、該負荷に流れる
電流がPWMコンバータ装置の電流制限値以上なると、
PWMコンバータ装置の直流出力電圧Vdcが低下する
(図5の曲線V1のV1a部分参照)。そしてこの後、
負荷が減少すると、PWMコンバータ装置は、直流出力
電圧Vdcを指令電圧Vdc*まで上昇させる制御が行
われ、直流出力電圧Vdcが上昇する。
いて、PWMコンバータ装置に接続された負荷(インバ
ータ装置及びモータ)が大きくなって、該負荷に流れる
電流がPWMコンバータ装置の電流制限値以上なると、
PWMコンバータ装置の直流出力電圧Vdcが低下する
(図5の曲線V1のV1a部分参照)。そしてこの後、
負荷が減少すると、PWMコンバータ装置は、直流出力
電圧Vdcを指令電圧Vdc*まで上昇させる制御が行
われ、直流出力電圧Vdcが上昇する。
【0005】このとき、上記直流出力電圧Vdcが指令
電圧Vdc*よりもかなり高くなる現象、即ち、オーバ
ーシュートが発生していた(図5の曲線V1のV1b部
分参照)。そして、本発明者は、このようなオーバーシ
ュートが発生する原因を探求したところ、フィードバッ
ク制御のループにおいて、電流指令値I*を演算により
求める場合に、電流指令値I*の積分項が大きくなって
しまい、上記オーバーシュートに強く影響していること
がわかった。尚、上記オーバーシュートが発生した後
は、直流出力電圧Vdcは再び低下し、指令電圧Vdc
*を挟んで振動(上下動)しながら、やがて指令電圧V
dc*に収束するようにフィードバック制御される構成
となっている。
電圧Vdc*よりもかなり高くなる現象、即ち、オーバ
ーシュートが発生していた(図5の曲線V1のV1b部
分参照)。そして、本発明者は、このようなオーバーシ
ュートが発生する原因を探求したところ、フィードバッ
ク制御のループにおいて、電流指令値I*を演算により
求める場合に、電流指令値I*の積分項が大きくなって
しまい、上記オーバーシュートに強く影響していること
がわかった。尚、上記オーバーシュートが発生した後
は、直流出力電圧Vdcは再び低下し、指令電圧Vdc
*を挟んで振動(上下動)しながら、やがて指令電圧V
dc*に収束するようにフィードバック制御される構成
となっている。
【0006】ここで、上記従来構成では、PWMコンバ
ータ装置から出力される直流出力電圧Vdcが指令電圧
Vdc*よりもかなり高くなるため、コンバータ回路の
各スイッチング素子や平滑コンデンサ等の耐圧を高くす
るように構成しなければならず、それだけ製造コストが
高くなるという欠点があった。また、オーバーシュート
が大きいため、変動した直流出力電圧Vdcが指令電圧
Vdc*に収束するまでに時間が長くかかる、即ち、フ
ィードバック制御の応答性が遅くなるという不具合もあ
った。
ータ装置から出力される直流出力電圧Vdcが指令電圧
Vdc*よりもかなり高くなるため、コンバータ回路の
各スイッチング素子や平滑コンデンサ等の耐圧を高くす
るように構成しなければならず、それだけ製造コストが
高くなるという欠点があった。また、オーバーシュート
が大きいため、変動した直流出力電圧Vdcが指令電圧
Vdc*に収束するまでに時間が長くかかる、即ち、フ
ィードバック制御の応答性が遅くなるという不具合もあ
った。
【0007】そこで、本発明の目的は、PWMコンバー
タ装置から出力される直流出力電圧の変動を小さくする
ことができると共に、フィードバック制御の応答性を早
くすることができる電力変換装置を提供することにあ
る。
タ装置から出力される直流出力電圧の変動を小さくする
ことができると共に、フィードバック制御の応答性を早
くすることができる電力変換装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電力変換装置
は、交流電力を入力して直流電力を出力するPWMコン
バータ装置と、このPWMコンバータ装置に設けられ前
記PWMコンバータ装置から出力される直流出力電圧が
指令電圧にほぼ等しくなるようにフィードバック制御す
るコンバータ制御手段とを備えて成るものにおいて、前
記コンバータ制御手段は、前記指令電圧及び前記直流出
力電圧に基づいて電流指令値の比例項及び積分項を演算
すると共に、これら比例項及び積分項に基づいて電流指
令値を演算する演算手段と、前記直流出力電圧が上限電
圧値に達したときに前記電流指令値が零になるように前
記電流指令値の積分項の値を補正する補正手段とを備え
て構成されているところに特徴を有する。
は、交流電力を入力して直流電力を出力するPWMコン
バータ装置と、このPWMコンバータ装置に設けられ前
記PWMコンバータ装置から出力される直流出力電圧が
指令電圧にほぼ等しくなるようにフィードバック制御す
るコンバータ制御手段とを備えて成るものにおいて、前
記コンバータ制御手段は、前記指令電圧及び前記直流出
力電圧に基づいて電流指令値の比例項及び積分項を演算
すると共に、これら比例項及び積分項に基づいて電流指
令値を演算する演算手段と、前記直流出力電圧が上限電
圧値に達したときに前記電流指令値が零になるように前
記電流指令値の積分項の値を補正する補正手段とを備え
て構成されているところに特徴を有する。
【0009】上記構成によれば、PWMコンバータ装置
から出力される直流出力電圧が上限電圧値に達したとき
に、電流指令値の積分項の値を補正して電流指令値が零
になるように構成したので、直流出力電圧は上限電圧値
までしか上昇しなくなる。このため、直流出力電圧の変
動を極力小さくすることができ、スイッチング素子や平
滑コンデンサ等の耐圧を低く構成することが可能にな
る。また、直流出力電圧のオーバーシュートが小さくな
るから、直流出力電圧が指令電圧に戻るまでにかかる時
間が短くなり、フィードバック制御の応答性が早くな
る。
から出力される直流出力電圧が上限電圧値に達したとき
に、電流指令値の積分項の値を補正して電流指令値が零
になるように構成したので、直流出力電圧は上限電圧値
までしか上昇しなくなる。このため、直流出力電圧の変
動を極力小さくすることができ、スイッチング素子や平
滑コンデンサ等の耐圧を低く構成することが可能にな
る。また、直流出力電圧のオーバーシュートが小さくな
るから、直流出力電圧が指令電圧に戻るまでにかかる時
間が短くなり、フィードバック制御の応答性が早くな
る。
【0010】また、コンバータ制御手段を、前記指令電
圧と前記直流出力電圧との差に比例ゲインを乗じて電流
指令値の比例項を演算する比例演算手段と、前記指令電
圧と前記直流出力電圧との差を積分すると共にこの積分
値に積分ゲインを乗じて電流指令値の積分項を演算する
積分演算手段と、前記電流指令値の比例項と前記電流指
令値の積分項を加算して電流指令値を出力する加算手段
と、前記直流出力電圧が上限電圧値に達したときに前記
電流指令値が零になるように前記電流指令値の積分項の
値を補正する補正手段とを備えるように構成することも
好ましい。
圧と前記直流出力電圧との差に比例ゲインを乗じて電流
指令値の比例項を演算する比例演算手段と、前記指令電
圧と前記直流出力電圧との差を積分すると共にこの積分
値に積分ゲインを乗じて電流指令値の積分項を演算する
積分演算手段と、前記電流指令値の比例項と前記電流指
令値の積分項を加算して電流指令値を出力する加算手段
と、前記直流出力電圧が上限電圧値に達したときに前記
電流指令値が零になるように前記電流指令値の積分項の
値を補正する補正手段とを備えるように構成することも
好ましい。
【0011】更に、コンバータ制御手段を、前記指令電
圧と前記直流出力電圧との差を積分すると共にこの積分
値に積分ゲインを乗じて電流指令値の積分項を演算する
積分演算手段と、前記直流出力電圧に比例ゲインを乗じ
て電流指令値の比例項を演算する比例演算手段と、前記
電流指令値の積分項から前記電流指令値の比例項を減算
して電流指令値を出力する減算手段と、前記直流出力電
圧が上限電圧値に達したときに前記電流指令値が零にな
るように前記電流指令値の積分項の値を補正する補正手
段とを備えるように構成することも良い構成である。
圧と前記直流出力電圧との差を積分すると共にこの積分
値に積分ゲインを乗じて電流指令値の積分項を演算する
積分演算手段と、前記直流出力電圧に比例ゲインを乗じ
て電流指令値の比例項を演算する比例演算手段と、前記
電流指令値の積分項から前記電流指令値の比例項を減算
して電流指令値を出力する減算手段と、前記直流出力電
圧が上限電圧値に達したときに前記電流指令値が零にな
るように前記電流指令値の積分項の値を補正する補正手
段とを備えるように構成することも良い構成である。
【0012】更にまた、上記各構成において、補正手段
は、前記直流出力電圧が下限電圧値に達したときに前記
電流指令値が零になるように前記電流指令値の積分項の
値を補正するように構成されていることがより一層好ま
しい。
は、前記直流出力電圧が下限電圧値に達したときに前記
電流指令値が零になるように前記電流指令値の積分項の
値を補正するように構成されていることがより一層好ま
しい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、図
2は、モータを通電駆動するインバータ装置に対してP
WMコンバータ装置から直流電力を供給するように構成
した装置全体の電気的構成を概略的に示す図である。
いて図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、図
2は、モータを通電駆動するインバータ装置に対してP
WMコンバータ装置から直流電力を供給するように構成
した装置全体の電気的構成を概略的に示す図である。
【0014】この図2に示すように、3相交流電源1か
ら交流電源ライン1a、1b、1cが導出され、これら
交流電源ライン1a、1b、1cはリアクトル2a、2
b、2cを介してコンバータ回路3の入力端子に接続さ
れている。このコンバータ回路3は、複数のスイッチン
グ素子である例えば6個のスイッチングトランジスタ3
aを3相ブリッジ接続すると共に、各スイッチングトラ
ンジスタ3aにフリーホイールダイオード3bを逆並列
接続して構成されている。上記各スイッチングトランジ
スタ3aは、例えばIGBTやFET等から構成されて
いる。
ら交流電源ライン1a、1b、1cが導出され、これら
交流電源ライン1a、1b、1cはリアクトル2a、2
b、2cを介してコンバータ回路3の入力端子に接続さ
れている。このコンバータ回路3は、複数のスイッチン
グ素子である例えば6個のスイッチングトランジスタ3
aを3相ブリッジ接続すると共に、各スイッチングトラ
ンジスタ3aにフリーホイールダイオード3bを逆並列
接続して構成されている。上記各スイッチングトランジ
スタ3aは、例えばIGBTやFET等から構成されて
いる。
【0015】上記コンバータ回路3の出力端子には、平
滑コンデンサ4が接続されていると共に、直流電源ライ
ン5a、5bが接続されている。そして、これら直流電
源ライン5a、5bは、インバータ回路6の入力端子に
接続されている。このインバータ回路6は、複数のスイ
ッチング素子である例えば6個のスイッチングトランジ
スタ6aを3相ブリッジ接続すると共に、各スイッチン
グトランジスタ6aにフリーホイールダイオード6bを
逆並列接続して構成されている。上記各スイッチングト
ランジスタ6aは、例えばIGBTやFET等から構成
されている。
滑コンデンサ4が接続されていると共に、直流電源ライ
ン5a、5bが接続されている。そして、これら直流電
源ライン5a、5bは、インバータ回路6の入力端子に
接続されている。このインバータ回路6は、複数のスイ
ッチング素子である例えば6個のスイッチングトランジ
スタ6aを3相ブリッジ接続すると共に、各スイッチン
グトランジスタ6aにフリーホイールダイオード6bを
逆並列接続して構成されている。上記各スイッチングト
ランジスタ6aは、例えばIGBTやFET等から構成
されている。
【0016】また、インバータ回路6の3相の出力端子
6u,6v,6wは、モータ7の巻線に接続されてい
る。このモータ7は、誘導モータ、ブラシレスモータ、
スイッチドリラクタンスモータ(SRモータ)等のモー
タから構成されており、インバータ装置により可変速運
転制御が可能なモータである。上記モータ7の回転速度
ωは、例えばロータリエンコーダからなる速度検出器8
により検出されるように構成されている。この速度検出
器8は、モータ7の回転速度ωを検出して、回転速度検
出信号ωを出力するように構成されている。
6u,6v,6wは、モータ7の巻線に接続されてい
る。このモータ7は、誘導モータ、ブラシレスモータ、
スイッチドリラクタンスモータ(SRモータ)等のモー
タから構成されており、インバータ装置により可変速運
転制御が可能なモータである。上記モータ7の回転速度
ωは、例えばロータリエンコーダからなる速度検出器8
により検出されるように構成されている。この速度検出
器8は、モータ7の回転速度ωを検出して、回転速度検
出信号ωを出力するように構成されている。
【0017】一方、直流電源ライン5a、5b間の直流
出力電圧(平滑コンデンサ4の端子間電圧)Vdcは、
電圧検出器9により検出されるように構成されている。
この電圧検出器9は、直流電源ライン5a、5b間の電
圧Vdcを検出して、電圧検出信号Vdcを出力するよ
うに構成されている。
出力電圧(平滑コンデンサ4の端子間電圧)Vdcは、
電圧検出器9により検出されるように構成されている。
この電圧検出器9は、直流電源ライン5a、5b間の電
圧Vdcを検出して、電圧検出信号Vdcを出力するよ
うに構成されている。
【0018】また、3相交流電源1から供給される3相
交流の各位相は、交流電源ライン1a、1b、1cに接
続された電源位相検出器10により検出されるように構
成されている。この電源位相検出器10は、3相交流の
各位相を検出して、3相交流の位相検出信号を出力する
ように構成されている。更に、コンバータ回路3に入力
される3相交流の各電流は、交流電源ライン1a、1
b、1cにおけるリアクトル2a、2b、2cとコンバ
ータ回路3との間の部分に設けられた電流検出器11
a、11b、11cにより検出されるように構成されて
いる。これら電流検出器11a、11b、11cは、コ
ンバータ回路3に入力される3相交流の各相の電流を検
出して、これら検出した電流検出信号を出力するように
構成されている。
交流の各位相は、交流電源ライン1a、1b、1cに接
続された電源位相検出器10により検出されるように構
成されている。この電源位相検出器10は、3相交流の
各位相を検出して、3相交流の位相検出信号を出力する
ように構成されている。更に、コンバータ回路3に入力
される3相交流の各電流は、交流電源ライン1a、1
b、1cにおけるリアクトル2a、2b、2cとコンバ
ータ回路3との間の部分に設けられた電流検出器11
a、11b、11cにより検出されるように構成されて
いる。これら電流検出器11a、11b、11cは、コ
ンバータ回路3に入力される3相交流の各相の電流を検
出して、これら検出した電流検出信号を出力するように
構成されている。
【0019】さて、上記コンバータ回路3の各スイッチ
ングトランジスタ3aは、コンバータ制御手段である例
えばコンバータ制御回路12によりオンオフ制御される
ように構成されている。このコンバータ制御回路12
は、加減算器13と電圧制御演算器14と3相の乗算器
15a、15b、15cと3相の加減算器16a、16
b、16cと3相の電流制御演算器17a、17b、1
7cとPWMベースドライブ回路18とから構成されて
いる。
ングトランジスタ3aは、コンバータ制御手段である例
えばコンバータ制御回路12によりオンオフ制御される
ように構成されている。このコンバータ制御回路12
は、加減算器13と電圧制御演算器14と3相の乗算器
15a、15b、15cと3相の加減算器16a、16
b、16cと3相の電流制御演算器17a、17b、1
7cとPWMベースドライブ回路18とから構成されて
いる。
【0020】ここで、加減算器13及び電圧制御演算器
14は、電圧検出器9からの電圧Vdcを負帰還量とし
て電圧フィードバック制御を行うための回路である。こ
の場合、上記加減算器13は、外部から与えられた指令
電圧Vdc*と前記電圧検出器9により検出された直流
電源ライン5a、5b間の電圧Vdcを加減算して(V
dc*−Vdc)、その計算結果を出力する。そして、
上記電圧制御演算器14は、加減算器13からの出力で
ある電圧差(Vdc*−Vdc)と電圧検出器9からの
電圧Vdcとを入力し、これらに基づいて電流指令値I
p*を演算し、この演算した電流指令値Ip*を出力す
るように構成されている。この電流指令値Ip*の具体
的演算方法、即ち、電圧制御演算器14の具体的構成に
ついては、後述する。
14は、電圧検出器9からの電圧Vdcを負帰還量とし
て電圧フィードバック制御を行うための回路である。こ
の場合、上記加減算器13は、外部から与えられた指令
電圧Vdc*と前記電圧検出器9により検出された直流
電源ライン5a、5b間の電圧Vdcを加減算して(V
dc*−Vdc)、その計算結果を出力する。そして、
上記電圧制御演算器14は、加減算器13からの出力で
ある電圧差(Vdc*−Vdc)と電圧検出器9からの
電圧Vdcとを入力し、これらに基づいて電流指令値I
p*を演算し、この演算した電流指令値Ip*を出力す
るように構成されている。この電流指令値Ip*の具体
的演算方法、即ち、電圧制御演算器14の具体的構成に
ついては、後述する。
【0021】そして、上記電流指令値Ip*は、電源位
相検出器10により検出された3相交流の各位相信号、
即ち、3相正弦波信号の振幅を決定するための指令値で
ある。そこで、3相の乗算器15a、15b、15c
は、電源位相検出器10からの3相正弦波信号(3相交
流の各位相信号)に電圧制御演算器14からの電流指令
値Ip*を乗ずる計算を行い、これら計算結果として3
相正弦波電流信号を出力するように構成されている。
相検出器10により検出された3相交流の各位相信号、
即ち、3相正弦波信号の振幅を決定するための指令値で
ある。そこで、3相の乗算器15a、15b、15c
は、電源位相検出器10からの3相正弦波信号(3相交
流の各位相信号)に電圧制御演算器14からの電流指令
値Ip*を乗ずる計算を行い、これら計算結果として3
相正弦波電流信号を出力するように構成されている。
【0022】また、3相の加減算器16a、16b、1
6c及び3相の電流制御演算器17a、17b、17c
は、電流検出器11a、11b、11cからの電流信号
を負帰還量として電流制御のループ(この電流制御ルー
プはマイナーループである)を構成するための回路であ
る。この場合、上記加減算器16a、16b、16c
は、乗算器15a、15b、15cからの3相正弦波電
流信号と電流検出器11a、11b、11cからの電流
信号を加減算して(具体的には、上記3相正弦波電流信
号から上記電流信号を減算して)、その計算結果を出力
する。
6c及び3相の電流制御演算器17a、17b、17c
は、電流検出器11a、11b、11cからの電流信号
を負帰還量として電流制御のループ(この電流制御ルー
プはマイナーループである)を構成するための回路であ
る。この場合、上記加減算器16a、16b、16c
は、乗算器15a、15b、15cからの3相正弦波電
流信号と電流検出器11a、11b、11cからの電流
信号を加減算して(具体的には、上記3相正弦波電流信
号から上記電流信号を減算して)、その計算結果を出力
する。
【0023】そして、電流制御演算器17a、17b、
17cは、加減算器16a、16b、16cからの出力
を入力して、この出力に基づいてPWM制御のデューテ
ィを指令する信号を求める演算を実行し、この演算した
信号(即ち、PWM制御のデューティを指令する信号)
をPWMベースドライブ回路18に与えるように構成さ
れている。
17cは、加減算器16a、16b、16cからの出力
を入力して、この出力に基づいてPWM制御のデューテ
ィを指令する信号を求める演算を実行し、この演算した
信号(即ち、PWM制御のデューティを指令する信号)
をPWMベースドライブ回路18に与えるように構成さ
れている。
【0024】上記PWMベースドライブ回路18は、電
流制御演算器17a、17b、17cからの出力信号を
入力し、これら出力信号に基づいてコンバータ回路3の
各スイッチングトランジスタ3aをスイッチングする信
号を生成し、これらスイッチング信号を上記各スイッチ
ングトランジスタ3aのベースに与えるように構成され
ている。これにより、コンバータ回路3の各スイッチン
グトランジスタ3aが上記スイッチング信号に応じてス
イッチング(オンオフ)され、もって、直流電源ライン
5a、5b間の電圧Vdcが指令電圧Vdc*にほぼ等
しくなるようなフィードバック制御が実行されるように
構成されている。
流制御演算器17a、17b、17cからの出力信号を
入力し、これら出力信号に基づいてコンバータ回路3の
各スイッチングトランジスタ3aをスイッチングする信
号を生成し、これらスイッチング信号を上記各スイッチ
ングトランジスタ3aのベースに与えるように構成され
ている。これにより、コンバータ回路3の各スイッチン
グトランジスタ3aが上記スイッチング信号に応じてス
イッチング(オンオフ)され、もって、直流電源ライン
5a、5b間の電圧Vdcが指令電圧Vdc*にほぼ等
しくなるようなフィードバック制御が実行されるように
構成されている。
【0025】この構成の場合、コンバータ回路3、平滑
コンデンサ4、電源位相検出器10、電流検出器11
a、11b、11c、コンバータ制御回路12等からP
WMコンバータ装置19が構成されている。
コンデンサ4、電源位相検出器10、電流検出器11
a、11b、11c、コンバータ制御回路12等からP
WMコンバータ装置19が構成されている。
【0026】ここで、コンバータ制御回路12の電圧制
御増幅器14の具体的構成について、図1を参照して説
明する。この図1に示すように、電圧制御増幅器14
は、比例演算回路20と積分演算回路21と加算回路2
2と補正回路23とから構成されている。上記比例演算
回路20は、加減算器13から出力される電圧差(Vd
c*−Vdc)を入力して、これに比例ゲインKpを乗
ずる演算を実行し、この演算結果を電流指令値Ip*の
比例項Ipp*として出力するように構成されている。
この場合、比例演算回路20が本発明の比例演算手段を
構成している。
御増幅器14の具体的構成について、図1を参照して説
明する。この図1に示すように、電圧制御増幅器14
は、比例演算回路20と積分演算回路21と加算回路2
2と補正回路23とから構成されている。上記比例演算
回路20は、加減算器13から出力される電圧差(Vd
c*−Vdc)を入力して、これに比例ゲインKpを乗
ずる演算を実行し、この演算結果を電流指令値Ip*の
比例項Ipp*として出力するように構成されている。
この場合、比例演算回路20が本発明の比例演算手段を
構成している。
【0027】また、積分演算回路21は、加減算器13
から出力される電圧差(Vdc*−Vdc)を入力し
て、これを予め決められた設定時間(積分区間)の間、
時間積分する積分演算を実行すると共に、この積分結果
((Vdc*−Vdc)/s)に積分ゲインKiを乗ず
る演算を実行し、この演算結果を電流指令値Ip*の積
分項Iip*として出力するように構成されている。こ
の場合、積分演算回路21が本発明の積分演算手段を構
成している。
から出力される電圧差(Vdc*−Vdc)を入力し
て、これを予め決められた設定時間(積分区間)の間、
時間積分する積分演算を実行すると共に、この積分結果
((Vdc*−Vdc)/s)に積分ゲインKiを乗ず
る演算を実行し、この演算結果を電流指令値Ip*の積
分項Iip*として出力するように構成されている。こ
の場合、積分演算回路21が本発明の積分演算手段を構
成している。
【0028】そして、加算回路22は、比例演算回路2
0から出力される比例項Ipp*と積分演算回路21か
ら出力される積分項Iip*を加算する計算を行い、加
算結果を電流指令値Ip*として出力するように構成さ
れている。この場合、加算回路22が本発明の加算手段
を構成している。また、上記構成の場合、電圧制御演算
器14は、いわゆるPI制御(比例積分制御)の演算を
実行することにより、電流指令値Ip*を出力する構成
となっている。尚、上記比例演算回路20、積分演算回
路21及び加算回路22から本発明の演算手段が構成さ
れている。
0から出力される比例項Ipp*と積分演算回路21か
ら出力される積分項Iip*を加算する計算を行い、加
算結果を電流指令値Ip*として出力するように構成さ
れている。この場合、加算回路22が本発明の加算手段
を構成している。また、上記構成の場合、電圧制御演算
器14は、いわゆるPI制御(比例積分制御)の演算を
実行することにより、電流指令値Ip*を出力する構成
となっている。尚、上記比例演算回路20、積分演算回
路21及び加算回路22から本発明の演算手段が構成さ
れている。
【0029】さて、補正回路23は、電圧検出器9によ
り検出された直流出力電圧Vdcと予め決められた上限
電圧値Vdcmaxとを比較し、Vdc<Vdcmax
のときは、加算回路22から出力された電流指令値Ip
*をそのまま出力するように構成されている。そして、
補正回路23は、Vdc≧Vdcmax且つIp*>0
のときは、加算回路22から出力された電流指令値Ip
*を零にして(Ip*=0)出力すると共に、電流指令
値Ip*が零になるように積分項Iip*の値を変更す
る、具体的には、積分演算回路21から出力される積分
項Iip*の値を「−Ipp*」に変更するように構成
されている。
り検出された直流出力電圧Vdcと予め決められた上限
電圧値Vdcmaxとを比較し、Vdc<Vdcmax
のときは、加算回路22から出力された電流指令値Ip
*をそのまま出力するように構成されている。そして、
補正回路23は、Vdc≧Vdcmax且つIp*>0
のときは、加算回路22から出力された電流指令値Ip
*を零にして(Ip*=0)出力すると共に、電流指令
値Ip*が零になるように積分項Iip*の値を変更す
る、具体的には、積分演算回路21から出力される積分
項Iip*の値を「−Ipp*」に変更するように構成
されている。
【0030】ここで、上記補正回路23の制御内容をフ
ローチャートで表わすと、図3に示すようになってい
る。即ち、まず図3のステップS1において、直流出力
電圧Vdcが上限電圧値Vdcmax以上であるか否か
(Vdc≧Vdcmaxであるか否か)を判断する。こ
こで、Vdc≧Vdcmaxでなければ、ステップS1
にて「NO」へ進み、何もしないでリターンする。
ローチャートで表わすと、図3に示すようになってい
る。即ち、まず図3のステップS1において、直流出力
電圧Vdcが上限電圧値Vdcmax以上であるか否か
(Vdc≧Vdcmaxであるか否か)を判断する。こ
こで、Vdc≧Vdcmaxでなければ、ステップS1
にて「NO」へ進み、何もしないでリターンする。
【0031】一方、Vdc≧Vdcmaxであれば、ス
テップS1にて「YES」へ進み、電流指令値Ip*が
零より大きいか否か(Ip*>0であるか否か)を判断
する(ステップS2)。ここで、Ip*>0でなけれ
ば、ステップS2にて「NO」へ進み、何もしないでリ
ターンする。これに対して、Ip*>0であれば、ステ
ップS2にて「YES」へ進み、積分項Iip*の値
を、比例項Ipp*の値に負を付けた値に変更する(I
ip*=−Ipp*)処理を行う(ステップS3)。こ
れにより、電流指令値Ip*が零に変更されるようにな
っている。上記ステップS3の処理の後は、リターンす
るように構成されている。そして、PWMコンバータ装
置19が動作している間、上述したステップS1〜S3
の処理が繰り返し実行されるように構成されている。
テップS1にて「YES」へ進み、電流指令値Ip*が
零より大きいか否か(Ip*>0であるか否か)を判断
する(ステップS2)。ここで、Ip*>0でなけれ
ば、ステップS2にて「NO」へ進み、何もしないでリ
ターンする。これに対して、Ip*>0であれば、ステ
ップS2にて「YES」へ進み、積分項Iip*の値
を、比例項Ipp*の値に負を付けた値に変更する(I
ip*=−Ipp*)処理を行う(ステップS3)。こ
れにより、電流指令値Ip*が零に変更されるようにな
っている。上記ステップS3の処理の後は、リターンす
るように構成されている。そして、PWMコンバータ装
置19が動作している間、上述したステップS1〜S3
の処理が繰り返し実行されるように構成されている。
【0032】一方、図2に示すように、上記PWMコン
バータ装置19の平滑コンデンサ4に接続されたインバ
ータ回路6の各スイッチングトランジスタ6aは、イン
バータ制御手段であるインバータ制御回路24によりオ
ンオフ制御されるように構成されている。このインバー
タ制御回路24は、例えばPWM制御を行う周知構成の
制御回路であり、加減算器25、速度制御演算器26、
電流制御演算器27及びPWMベースドライブ回路28
から構成されている。
バータ装置19の平滑コンデンサ4に接続されたインバ
ータ回路6の各スイッチングトランジスタ6aは、イン
バータ制御手段であるインバータ制御回路24によりオ
ンオフ制御されるように構成されている。このインバー
タ制御回路24は、例えばPWM制御を行う周知構成の
制御回路であり、加減算器25、速度制御演算器26、
電流制御演算器27及びPWMベースドライブ回路28
から構成されている。
【0033】ここで、加減算器25及び速度制御演算器
26は、速度検出器8により検出されたモータ7の回転
速度ωを負帰還量として速度制御のループを構成するた
めの回路である。この場合、加減算器25は、外部から
与えられた回転速度指令ω*と速度検出器8からの回転
速度信号ωを加減算(ω*−ω)して、その計算結果を
出力する。そして、速度制御演算器26は、加減算器2
5からの出力を入力して演算(増幅)し、この演算した
モータ電流指令信号IM*を電流制御演算器27へ与え
るように構成されている。電流制御演算器27は、速度
制御演算器26からのモータ電流指令信号IM*を入力
して演算(増幅)し、この演算した信号をPWMベース
ドライブ回路28へ与えるように構成されている。
26は、速度検出器8により検出されたモータ7の回転
速度ωを負帰還量として速度制御のループを構成するた
めの回路である。この場合、加減算器25は、外部から
与えられた回転速度指令ω*と速度検出器8からの回転
速度信号ωを加減算(ω*−ω)して、その計算結果を
出力する。そして、速度制御演算器26は、加減算器2
5からの出力を入力して演算(増幅)し、この演算した
モータ電流指令信号IM*を電流制御演算器27へ与え
るように構成されている。電流制御演算器27は、速度
制御演算器26からのモータ電流指令信号IM*を入力
して演算(増幅)し、この演算した信号をPWMベース
ドライブ回路28へ与えるように構成されている。
【0034】更に、PWMベースドライブ回路28は、
電流制御演算器27からの出力信号を入力し、この出力
信号に基づいてインバータ回路6の各スイッチングトラ
ンジスタ6aをスイッチングする信号を生成し、これら
スイッチング信号を上記各スイッチングトランジスタ6
aのベースに与えるように構成されている。これによ
り、インバータ回路6の各スイッチングトランジスタ6
aがスイッチングされ、もって、モータ7の回転速度ω
が指令回転速度ω*にほぼ等しくなるようにフィードバ
ック制御が実行されるようになっている。この構成の場
合、インバータドライブ回路6、速度検出器8、インバ
ータ制御回路24等からインバータ装置29が構成され
ている。
電流制御演算器27からの出力信号を入力し、この出力
信号に基づいてインバータ回路6の各スイッチングトラ
ンジスタ6aをスイッチングする信号を生成し、これら
スイッチング信号を上記各スイッチングトランジスタ6
aのベースに与えるように構成されている。これによ
り、インバータ回路6の各スイッチングトランジスタ6
aがスイッチングされ、もって、モータ7の回転速度ω
が指令回転速度ω*にほぼ等しくなるようにフィードバ
ック制御が実行されるようになっている。この構成の場
合、インバータドライブ回路6、速度検出器8、インバ
ータ制御回路24等からインバータ装置29が構成され
ている。
【0035】そして、上記構成においては、PWMコン
バータ装置19によって、直流電源ライン5a、5b間
の電圧Vdcが指令電圧Vdc*に保持されるように制
御される。そして、インバータ装置29によって、モー
タ7の回転速度ωが指令回転速度ω*に保持されるよう
に制御される。
バータ装置19によって、直流電源ライン5a、5b間
の電圧Vdcが指令電圧Vdc*に保持されるように制
御される。そして、インバータ装置29によって、モー
タ7の回転速度ωが指令回転速度ω*に保持されるよう
に制御される。
【0036】ここで、モータ7が力行運転されるとき
は、PWMコンバータ装置19により3相交流電源1か
らの交流電力が直流電力に変換されて、該直流電力が直
流電源ライン5a、5bへ供給されるようになってい
る。そして、この直流電力がインバータ装置29により
モータ7へ供給される構成となっている。一方、モータ
7が回生運転されるときは、モータ7で発生した電力は
インバータ装置29により直流電源ライン5a、5b
(平滑コンデンサ4)へ供給され、この供給された直流
電力はPWMコンバータ装置19により3相交流電源1
へ回生されるように構成されている。
は、PWMコンバータ装置19により3相交流電源1か
らの交流電力が直流電力に変換されて、該直流電力が直
流電源ライン5a、5bへ供給されるようになってい
る。そして、この直流電力がインバータ装置29により
モータ7へ供給される構成となっている。一方、モータ
7が回生運転されるときは、モータ7で発生した電力は
インバータ装置29により直流電源ライン5a、5b
(平滑コンデンサ4)へ供給され、この供給された直流
電力はPWMコンバータ装置19により3相交流電源1
へ回生されるように構成されている。
【0037】そして、上記構成の場合、PWMコンバー
タ装置19を使用しているので、電源側力率を1に保つ
ことができるから効率が高くなると共に、電源側に発生
する高調波を低減することができ、また、電源側へ電力
を回生するから消費電力を低減することができる。
タ装置19を使用しているので、電源側力率を1に保つ
ことができるから効率が高くなると共に、電源側に発生
する高調波を低減することができ、また、電源側へ電力
を回生するから消費電力を低減することができる。
【0038】次に、PWMコンバータ装置19の起動時
に、並びに、モータ7の負荷の大きさが変動したとき
に、PWMコンバータ装置19からの直流出力電圧Vd
cが指令電圧Vdc*よりも大きくなる場合(オーバー
シュートが発生する場合)の動作について、図4及び図
5も参照して説明する。まず、PWMコンバータ装置1
9の起動時の動作について、図4に従って説明する。
に、並びに、モータ7の負荷の大きさが変動したとき
に、PWMコンバータ装置19からの直流出力電圧Vd
cが指令電圧Vdc*よりも大きくなる場合(オーバー
シュートが発生する場合)の動作について、図4及び図
5も参照して説明する。まず、PWMコンバータ装置1
9の起動時の動作について、図4に従って説明する。
【0039】この図4に示すように、PWMコンバータ
装置19を動作させると、直流出力電圧Vdcは、初期
電圧Vdc0(交流電源1の波高値またはピーク値)か
ら実線V2で示すように上昇し、指令電圧Vdc*を越
えて上昇する。そして、直流出力電圧Vdcが上限電圧
値Vdcmaxに達すると、図3のステップS1にて
「YES」へ進み、更に、ステップS2にて「YES」
へ進み、積分項Iip*の値をIip*=−Ipp*と
する(ステップS3)。
装置19を動作させると、直流出力電圧Vdcは、初期
電圧Vdc0(交流電源1の波高値またはピーク値)か
ら実線V2で示すように上昇し、指令電圧Vdc*を越
えて上昇する。そして、直流出力電圧Vdcが上限電圧
値Vdcmaxに達すると、図3のステップS1にて
「YES」へ進み、更に、ステップS2にて「YES」
へ進み、積分項Iip*の値をIip*=−Ipp*と
する(ステップS3)。
【0040】これにより、電圧制御増幅器14から出力
される電流指令値Ip*が零になるから、直流出力電圧
Vdcが上昇しなくなり、直流出力電圧Vdcは、図4
中破線で示すように、下降して、指令電圧Vdc*に速
やかに収束するようになる。従って、上記構成の場合、
直流出力電圧Vdcのオーバーシュートが上限電圧値V
dcmax程度となるから、従来構成(図4中の実線V
2のV2a部分で示すオーバーシュート)に比べて、直
流出力電圧Vdcの上昇(変動)を小さくすることがで
きる。
される電流指令値Ip*が零になるから、直流出力電圧
Vdcが上昇しなくなり、直流出力電圧Vdcは、図4
中破線で示すように、下降して、指令電圧Vdc*に速
やかに収束するようになる。従って、上記構成の場合、
直流出力電圧Vdcのオーバーシュートが上限電圧値V
dcmax程度となるから、従来構成(図4中の実線V
2のV2a部分で示すオーバーシュート)に比べて、直
流出力電圧Vdcの上昇(変動)を小さくすることがで
きる。
【0041】次に、図5を参照して、モータ7の負荷の
大きさが変動したとき、具体的には、PWMコンバータ
装置19に接続された負荷(インバータ装置29及びモ
ータ7)が大きくなって、該負荷に流れる電流がPWM
コンバータ装置19の電流制限値以上になった場合の動
作について説明する。この場合、負荷に流れる電流がP
WMコンバータ装置19の電流制限値以上なると、PW
Mコンバータ装置19の直流出力電圧Vdcが低下する
(図5の曲線V1のV1a部分参照)。
大きさが変動したとき、具体的には、PWMコンバータ
装置19に接続された負荷(インバータ装置29及びモ
ータ7)が大きくなって、該負荷に流れる電流がPWM
コンバータ装置19の電流制限値以上になった場合の動
作について説明する。この場合、負荷に流れる電流がP
WMコンバータ装置19の電流制限値以上なると、PW
Mコンバータ装置19の直流出力電圧Vdcが低下する
(図5の曲線V1のV1a部分参照)。
【0042】そしてこの後、負荷が減少すると、PWM
コンバータ装置19は、直流出力電圧Vdcを指令電圧
Vdc*まで上昇させる制御を行う。これにより、直流
出力電圧Vdcが上昇、指令電圧Vdc*を越えて上昇
する。そして、直流出力電圧Vdcが上限電圧値Vdc
maxに達すると、図3のステップS1にて「YES」
へ進み、更に、ステップS2にて「YES」へ進み、積
分項Iip*の値をIip*=−Ipp*とする(ステ
ップS3)。これにより、電圧制御増幅器14から出力
される電流指令値Ip*が零になるから、直流出力電圧
Vdcが上昇しなくなり、直流出力電圧Vdcは、図5
中破線で示すように、下降して、指令電圧Vdc*に速
やかに収束するようになる。
コンバータ装置19は、直流出力電圧Vdcを指令電圧
Vdc*まで上昇させる制御を行う。これにより、直流
出力電圧Vdcが上昇、指令電圧Vdc*を越えて上昇
する。そして、直流出力電圧Vdcが上限電圧値Vdc
maxに達すると、図3のステップS1にて「YES」
へ進み、更に、ステップS2にて「YES」へ進み、積
分項Iip*の値をIip*=−Ipp*とする(ステ
ップS3)。これにより、電圧制御増幅器14から出力
される電流指令値Ip*が零になるから、直流出力電圧
Vdcが上昇しなくなり、直流出力電圧Vdcは、図5
中破線で示すように、下降して、指令電圧Vdc*に速
やかに収束するようになる。
【0043】この構成の場合、直流出力電圧Vdcのオ
ーバーシュートが上限電圧値Vdcmax程度となるか
ら、従来構成(図5中の実線V1のV1a部分で示すオ
ーバーシュート)に比べて、直流出力電圧Vdcの上昇
(変動)を小さくすることができる。
ーバーシュートが上限電圧値Vdcmax程度となるか
ら、従来構成(図5中の実線V1のV1a部分で示すオ
ーバーシュート)に比べて、直流出力電圧Vdcの上昇
(変動)を小さくすることができる。
【0044】このような構成の本実施例によれば、PW
Mコンバータ装置19の起動時やモータ7の負荷が大き
くなったときに、PWMコンバータ装置19から出力さ
れる直流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*を越えて上
昇する場合、直流出力電圧Vdcのオーバーシュートは
上限電圧値Vdcmaxよりも大きくならないから、従
来構成に比べて、直流出力電圧Vdcの上昇量を小さく
することができる。この結果、PWMコンバータ装置1
9内のスイッチングトランジスタ3aや平滑コンデンサ
4等の耐圧を低く構成することが可能になり、その分だ
け製造コストを低減することができる。
Mコンバータ装置19の起動時やモータ7の負荷が大き
くなったときに、PWMコンバータ装置19から出力さ
れる直流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*を越えて上
昇する場合、直流出力電圧Vdcのオーバーシュートは
上限電圧値Vdcmaxよりも大きくならないから、従
来構成に比べて、直流出力電圧Vdcの上昇量を小さく
することができる。この結果、PWMコンバータ装置1
9内のスイッチングトランジスタ3aや平滑コンデンサ
4等の耐圧を低く構成することが可能になり、その分だ
け製造コストを低減することができる。
【0045】また、上記実施例では、直流出力電圧Vd
cの上昇量(オーバーシュート)が小さくなるから、直
流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*に戻る(収束す
る)までにかかる時間が短くなる。従って、PWMコン
バータ装置19のフィードバック制御の応答性が向上す
る。
cの上昇量(オーバーシュート)が小さくなるから、直
流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*に戻る(収束す
る)までにかかる時間が短くなる。従って、PWMコン
バータ装置19のフィードバック制御の応答性が向上す
る。
【0046】尚、上記実施例においては、PWMコンバ
ータ装置19のコンバータ制御回路12のフィードバッ
ク制御機能を、図1及び図2に示すような機能ブロック
で実現するように構成したが、これに限られるものでは
なく、コンバータ制御回路12をマイクロコンピュータ
により構成すると共に、そのフィードバック制御機能を
制御プログラムにより実現するように構成しても良い。
ータ装置19のコンバータ制御回路12のフィードバッ
ク制御機能を、図1及び図2に示すような機能ブロック
で実現するように構成したが、これに限られるものでは
なく、コンバータ制御回路12をマイクロコンピュータ
により構成すると共に、そのフィードバック制御機能を
制御プログラムにより実現するように構成しても良い。
【0047】また、上記実施例では、図3のステップS
1において、Vdc≧Vdcmaxであるか否かを判断
するように構成したが、これに代えて、Vdc>Vdc
maxであるか否かを判断するように構成しても良い。
このように構成した場合も、実質的に同じ制御を実行す
ることができるから、同じ作用効果を得ることができ
る。
1において、Vdc≧Vdcmaxであるか否かを判断
するように構成したが、これに代えて、Vdc>Vdc
maxであるか否かを判断するように構成しても良い。
このように構成した場合も、実質的に同じ制御を実行す
ることができるから、同じ作用効果を得ることができ
る。
【0048】図6及び図7は本発明の第2の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同じ部分には同じ符号を付して
いる。上記第2の実施例では、PI制御を行う電圧制御
演算器14に代えて、いわゆるIP制御を行う電圧制御
演算器30を使用し、この電圧制御演算器30から電流
指令値Ip*を出力するように構成している。
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同じ部分には同じ符号を付して
いる。上記第2の実施例では、PI制御を行う電圧制御
演算器14に代えて、いわゆるIP制御を行う電圧制御
演算器30を使用し、この電圧制御演算器30から電流
指令値Ip*を出力するように構成している。
【0049】上記電圧制御増幅器30は、図6に示すよ
うに、積分演算回路21と加減算器31と比例演算回路
20と加減算器32と補正回路33とから構成されてい
る。上記積分演算回路21は、加減算器13から出力さ
れる電圧差(Vdc*−Vdc)を入力して、これを予
め決められた設定時間(積分区間)の間、時間積分する
積分演算を実行すると共に、この積分結果((Vdc*
−Vdc)/s)に積分ゲインKiを乗ずる演算を実行
し、この演算結果を電流指令値Ip*の積分項Iip*
として出力するように構成されている。
うに、積分演算回路21と加減算器31と比例演算回路
20と加減算器32と補正回路33とから構成されてい
る。上記積分演算回路21は、加減算器13から出力さ
れる電圧差(Vdc*−Vdc)を入力して、これを予
め決められた設定時間(積分区間)の間、時間積分する
積分演算を実行すると共に、この積分結果((Vdc*
−Vdc)/s)に積分ゲインKiを乗ずる演算を実行
し、この演算結果を電流指令値Ip*の積分項Iip*
として出力するように構成されている。
【0050】また、加減算器31は、電圧検出器9によ
り検出した直流出力電圧Vdcから交流電源1の波高値
またはピーク値である電圧Vdc0を減算し、減算結果
(Vdc−Vdc0)を比例演算回路20へ与えるよう
に構成されている。この比例演算回路20は、加減算器
31から出力される電圧差(Vdc−Vdc0)を入力
して、これに比例ゲインKpを乗ずる演算を実行し、こ
の演算結果を電流指令値Ip*の比例項Ipp*として
出力するように構成されている。この場合、電圧差(V
dc−Vdc0)において、Vdc0は交流電源1のピ
ーク値等の定数であるから、比例演算回路20は、実質
的に直流出力電圧Vdcに比例ゲインKpを乗ずる演算
を行う機能を実現しており、本発明の比例演算手段を構
成している。
り検出した直流出力電圧Vdcから交流電源1の波高値
またはピーク値である電圧Vdc0を減算し、減算結果
(Vdc−Vdc0)を比例演算回路20へ与えるよう
に構成されている。この比例演算回路20は、加減算器
31から出力される電圧差(Vdc−Vdc0)を入力
して、これに比例ゲインKpを乗ずる演算を実行し、こ
の演算結果を電流指令値Ip*の比例項Ipp*として
出力するように構成されている。この場合、電圧差(V
dc−Vdc0)において、Vdc0は交流電源1のピ
ーク値等の定数であるから、比例演算回路20は、実質
的に直流出力電圧Vdcに比例ゲインKpを乗ずる演算
を行う機能を実現しており、本発明の比例演算手段を構
成している。
【0051】そして、加減算器32は、積分演算回路2
1から出力される積分項Iip*から、比例演算回路2
0から出力される比例項Ipp*を減算する計算を行
い、この減算結果を電流指令値Ip*として出力するよ
うに構成されている。この場合、加減算器32が本発明
の減算手段を構成している。
1から出力される積分項Iip*から、比例演算回路2
0から出力される比例項Ipp*を減算する計算を行
い、この減算結果を電流指令値Ip*として出力するよ
うに構成されている。この場合、加減算器32が本発明
の減算手段を構成している。
【0052】また、補正回路33は、電圧検出器9によ
り検出された直流出力電圧Vdcと上限電圧値Vdcm
axとを比較し、Vdc<Vdcmaxのときは、加減
算回路32から出力された電流指令値Ip*をそのまま
出力するように構成されている。そして、補正回路33
は、Vdc≧Vdcmax且つIp*>0のときは、加
減算回路32から出力された電流指令値Ip*を零にし
て(Ip*=0)出力すると共に、電流指令値Ip*が
零になるように積分項Iip*の値を変更する、具体的
には、積分演算回路21から出力される積分項Iip*
の値を「Ipp*」に変更するように構成されている。
り検出された直流出力電圧Vdcと上限電圧値Vdcm
axとを比較し、Vdc<Vdcmaxのときは、加減
算回路32から出力された電流指令値Ip*をそのまま
出力するように構成されている。そして、補正回路33
は、Vdc≧Vdcmax且つIp*>0のときは、加
減算回路32から出力された電流指令値Ip*を零にし
て(Ip*=0)出力すると共に、電流指令値Ip*が
零になるように積分項Iip*の値を変更する、具体的
には、積分演算回路21から出力される積分項Iip*
の値を「Ipp*」に変更するように構成されている。
【0053】ここで、上記補正回路33の制御内容をフ
ローチャートで表わすと、図7に示すようになってい
る。即ち、まず図7のステップS101において、直流
出力電圧Vdcが上限電圧値Vdcmax以上であるか
否か(Vdc≧Vdcmaxであるか否か)を判断す
る。ここで、Vdc≧Vdcmaxでなければ、ステッ
プS101にて「NO」へ進み、何もしないでリターン
する。
ローチャートで表わすと、図7に示すようになってい
る。即ち、まず図7のステップS101において、直流
出力電圧Vdcが上限電圧値Vdcmax以上であるか
否か(Vdc≧Vdcmaxであるか否か)を判断す
る。ここで、Vdc≧Vdcmaxでなければ、ステッ
プS101にて「NO」へ進み、何もしないでリターン
する。
【0054】一方、Vdc≧Vdcmaxであれば、ス
テップS101にて「YES」へ進み、電流指令値Ip
*が零より大きいか否か(Ip*>0であるか否か)を
判断する(ステップS102)。ここで、Ip*>0で
なければ、ステップS102にて「NO」へ進み、何も
しないでリターンする。これに対して、Ip*>0であ
れば、ステップS102にて「YES」へ進み、積分項
Iip*の値を、比例項Ipp*の値に変更する(Ii
p*=Ipp*)処理を行う(ステップS103)。こ
れにより、電流指令値Ip*が零に変更されるようにな
っている。上記ステップS103の処理の後は、リター
ンするように構成されている。
テップS101にて「YES」へ進み、電流指令値Ip
*が零より大きいか否か(Ip*>0であるか否か)を
判断する(ステップS102)。ここで、Ip*>0で
なければ、ステップS102にて「NO」へ進み、何も
しないでリターンする。これに対して、Ip*>0であ
れば、ステップS102にて「YES」へ進み、積分項
Iip*の値を、比例項Ipp*の値に変更する(Ii
p*=Ipp*)処理を行う(ステップS103)。こ
れにより、電流指令値Ip*が零に変更されるようにな
っている。上記ステップS103の処理の後は、リター
ンするように構成されている。
【0055】そして、上記した構成によれば、PWMコ
ンバータ装置19の起動時またはモータ7の負荷の大き
さが変動したときなどには、PWMコンバータ装置19
からの直流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*よりも大
きくなることがあり(図4及び図5参照)、このような
場合、補正回路33が図7に示すように動作する。これ
により、PWMコンバータ装置19からの直流出力電圧
Vdcは、上限電圧値Vdcmaxを越えることがなく
なり、図4及び図5中破線で示すように、下降して、指
令電圧Vdc*に速やかに収束するようになる。従っ
て、直流出力電圧Vdcのオーバーシュートを上限電圧
値Vdcmax程度、即ち、オーバーシュートを小さく
することができると共に、フィードバック制御の応答性
を早くすることができる。
ンバータ装置19の起動時またはモータ7の負荷の大き
さが変動したときなどには、PWMコンバータ装置19
からの直流出力電圧Vdcが指令電圧Vdc*よりも大
きくなることがあり(図4及び図5参照)、このような
場合、補正回路33が図7に示すように動作する。これ
により、PWMコンバータ装置19からの直流出力電圧
Vdcは、上限電圧値Vdcmaxを越えることがなく
なり、図4及び図5中破線で示すように、下降して、指
令電圧Vdc*に速やかに収束するようになる。従っ
て、直流出力電圧Vdcのオーバーシュートを上限電圧
値Vdcmax程度、即ち、オーバーシュートを小さく
することができると共に、フィードバック制御の応答性
を早くすることができる。
【0056】尚、上記第2の実施例においては、電圧制
御演算器30によりIP制御を実行するように構成した
ので、PWMコンバータ装置19の起動時に、PWMコ
ンバータ装置19からの直流出力電圧Vdcがオーバー
シュートすることはほとんどなくなる(オーバーシュー
トが極めて小さくなる)。
御演算器30によりIP制御を実行するように構成した
ので、PWMコンバータ装置19の起動時に、PWMコ
ンバータ装置19からの直流出力電圧Vdcがオーバー
シュートすることはほとんどなくなる(オーバーシュー
トが極めて小さくなる)。
【0057】また、上述した以外の第2の実施例の構成
は、第1の実施例と同じ構成となっている。従って、第
2の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効
果を得ることができる。更に、第2の実施例において
も、第1の実施例と同様にして種々変形することができ
る。
は、第1の実施例と同じ構成となっている。従って、第
2の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効
果を得ることができる。更に、第2の実施例において
も、第1の実施例と同様にして種々変形することができ
る。
【0058】図8ないし図10は本発明の第3の実施例
を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明
する。尚、第1の実施例と同じ部分には同じ符号を付し
ている。上記第3の実施例では、電圧制御演算器14の
補正回路23に次に述べる制御機能(図8のフローチャ
ート参照)を持たせ、PWMコンバータ装置19から出
力される直流出力電圧Vdcにいわゆるアンダーシュー
トが発生した場合に、そのアンダーシュートを小さくす
るように構成している。
を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明
する。尚、第1の実施例と同じ部分には同じ符号を付し
ている。上記第3の実施例では、電圧制御演算器14の
補正回路23に次に述べる制御機能(図8のフローチャ
ート参照)を持たせ、PWMコンバータ装置19から出
力される直流出力電圧Vdcにいわゆるアンダーシュー
トが発生した場合に、そのアンダーシュートを小さくす
るように構成している。
【0059】まず、モータ7を回生運転したときに発生
する上記直流出力電圧Vdcのアンダーシュートについ
て、図9に従って説明する。モータ7を回生運転する
と、図9に示すように、回生電力により、直流出力電圧
Vdcが一旦上昇した後、下降し、指令電圧Vdc*よ
りもかなり小さくなる現象、即ち、アンダーシュートが
発生する(図9において実線V3の部分V3a参照)。
そして、この後は、直流出力電圧Vdcは再び上昇して
指令電圧Vdc*に収束するようにフィードバック制御
される構成となっている。
する上記直流出力電圧Vdcのアンダーシュートについ
て、図9に従って説明する。モータ7を回生運転する
と、図9に示すように、回生電力により、直流出力電圧
Vdcが一旦上昇した後、下降し、指令電圧Vdc*よ
りもかなり小さくなる現象、即ち、アンダーシュートが
発生する(図9において実線V3の部分V3a参照)。
そして、この後は、直流出力電圧Vdcは再び上昇して
指令電圧Vdc*に収束するようにフィードバック制御
される構成となっている。
【0060】これに対して、第3の実施例では、補正回
路23内に、指令電圧Vdc*よりも少し低い下限電圧
Vdcminを設定しておくと共に、補正回路23によ
り図8のフローチャートで示す制御を実行するように構
成されている。即ち、まず図8のステップS201にお
いて、直流出力電圧Vdcが下限電圧値Vdcmin以
下であるか否か(Vdc≦Vdcminであるか否か)
を判断する。ここで、Vdc≦Vdcminでなけれ
ば、ステップS201にて「NO」へ進み、何もしない
でリターンする。
路23内に、指令電圧Vdc*よりも少し低い下限電圧
Vdcminを設定しておくと共に、補正回路23によ
り図8のフローチャートで示す制御を実行するように構
成されている。即ち、まず図8のステップS201にお
いて、直流出力電圧Vdcが下限電圧値Vdcmin以
下であるか否か(Vdc≦Vdcminであるか否か)
を判断する。ここで、Vdc≦Vdcminでなけれ
ば、ステップS201にて「NO」へ進み、何もしない
でリターンする。
【0061】一方、Vdc≦Vdcminであれば、ス
テップS201にて「YES」へ進み、電流指令値Ip
*が零より大きいか否か(Ip*<0であるか否か)を
判断する(ステップS202)。ここで、Ip*<0で
なければ、ステップS202にて「NO」へ進み、何も
しないでリターンする。これに対して、Ip*<0であ
れば、ステップS202にて「YES」へ進み、電流指
令値Ip*が零になるように積分項Iip*の値を変更
する(ステップS203)。具体的には、積分項Iip
*の値を、比例項Ipp*の値に負を付けた値に変更す
る(Iip*=−Ipp*)処理を行う。これにより、
電流指令値Ip*が零に変更される。上記ステップS2
03の処理の後は、リターンするように構成されてい
る。
テップS201にて「YES」へ進み、電流指令値Ip
*が零より大きいか否か(Ip*<0であるか否か)を
判断する(ステップS202)。ここで、Ip*<0で
なければ、ステップS202にて「NO」へ進み、何も
しないでリターンする。これに対して、Ip*<0であ
れば、ステップS202にて「YES」へ進み、電流指
令値Ip*が零になるように積分項Iip*の値を変更
する(ステップS203)。具体的には、積分項Iip
*の値を、比例項Ipp*の値に負を付けた値に変更す
る(Iip*=−Ipp*)処理を行う。これにより、
電流指令値Ip*が零に変更される。上記ステップS2
03の処理の後は、リターンするように構成されてい
る。
【0062】これにより、PWMコンバータ装置19か
らの直流出力電圧Vdcは、下限電圧値Vdcminよ
りも小さくなることがなくなり、図9中破線で示すよう
に、上昇して、指令電圧Vdc*に速やかに収束するよ
うになる。従って、直流出力電圧Vdcのアンダーシュ
ートを下限電圧値Vdcmin程度、即ち、アンダーシ
ュートを小さくすることができ、フィードバック制御の
応答性を早くすることができる。
らの直流出力電圧Vdcは、下限電圧値Vdcminよ
りも小さくなることがなくなり、図9中破線で示すよう
に、上昇して、指令電圧Vdc*に速やかに収束するよ
うになる。従って、直流出力電圧Vdcのアンダーシュ
ートを下限電圧値Vdcmin程度、即ち、アンダーシ
ュートを小さくすることができ、フィードバック制御の
応答性を早くすることができる。
【0063】また、直流出力電圧Vdcのアンダーシュ
ートが発生する場合として、例えば直流出力電圧Vdc
(指令電圧Vdc*)を下げる場合がある。この場合、
図10に示すように、指令電圧Vdc*を第2の指令電
圧Vdc1*に低下させると、直流出力電圧Vdcは指
令電圧Vdc1*よりもかなり小さくなる現象、即ち、
アンダーシュートが発生する(図10において実線V4
の部分V4a参照)。そしてこの後は、直流出力電圧V
dcは再び上昇して第2の指令電圧Vdc1*に収束す
るようにフィードバック制御される構成となっている。
ートが発生する場合として、例えば直流出力電圧Vdc
(指令電圧Vdc*)を下げる場合がある。この場合、
図10に示すように、指令電圧Vdc*を第2の指令電
圧Vdc1*に低下させると、直流出力電圧Vdcは指
令電圧Vdc1*よりもかなり小さくなる現象、即ち、
アンダーシュートが発生する(図10において実線V4
の部分V4a参照)。そしてこの後は、直流出力電圧V
dcは再び上昇して第2の指令電圧Vdc1*に収束す
るようにフィードバック制御される構成となっている。
【0064】これに対して、上記第3の実施例では、補
正回路23内に、下げた指令電圧Vdc1*よりも少し
低い電圧の第2の下限電圧Vdcmin1を設定してお
くと共に、補正回路23により図8のフローチャートで
示す制御とほぼ同じ制御を実行するように構成されてい
る。この場合、図8に記載された下限電圧Vdcmin
を上記第2の下限電圧Vdcmin1に置き換えて制御
を実行するように構成されている。
正回路23内に、下げた指令電圧Vdc1*よりも少し
低い電圧の第2の下限電圧Vdcmin1を設定してお
くと共に、補正回路23により図8のフローチャートで
示す制御とほぼ同じ制御を実行するように構成されてい
る。この場合、図8に記載された下限電圧Vdcmin
を上記第2の下限電圧Vdcmin1に置き換えて制御
を実行するように構成されている。
【0065】これにより、電流指令値Ip*が零に変更
されるから、直流出力電圧Vdcは、第2の下限電圧値
Vdcmin1りも小さくなることがなくなり、図10
中破線で示すように、上昇して、第2の指令電圧Vdc
1*に速やかに収束するようになる。従って、直流出力
電圧Vdcのアンダーシュートを第2の下限電圧値Vd
cmin1程度、即ち、アンダーシュートを小さくする
ことができ、フィードバック制御の応答性を早くするこ
とができる。
されるから、直流出力電圧Vdcは、第2の下限電圧値
Vdcmin1りも小さくなることがなくなり、図10
中破線で示すように、上昇して、第2の指令電圧Vdc
1*に速やかに収束するようになる。従って、直流出力
電圧Vdcのアンダーシュートを第2の下限電圧値Vd
cmin1程度、即ち、アンダーシュートを小さくする
ことができ、フィードバック制御の応答性を早くするこ
とができる。
【0066】尚、上記第3の実施例では、補正回路23
に、オーバーシュートを小さくする機能と、アンダーシ
ュートを小さくする機能とを持たせるように構成した
が、これに代えて、アンダーシュートを小さくする機能
だけを持たせるように構成しても良い。
に、オーバーシュートを小さくする機能と、アンダーシ
ュートを小さくする機能とを持たせるように構成した
が、これに代えて、アンダーシュートを小さくする機能
だけを持たせるように構成しても良い。
【0067】また、第2の実施例の電圧制御演算器30
の補正回路33に、上述した第3の実施例のアンダーシ
ュートを小さくする機能(図8のフローチャート参照)
と同じ機能を持たせるように構成しても良い。更に、こ
の構成の場合、オーバーシュートを小さくする機能を持
たせることを止めて、アンダーシュートを小さくする機
能だけを持たせるように構成しても良い。
の補正回路33に、上述した第3の実施例のアンダーシ
ュートを小さくする機能(図8のフローチャート参照)
と同じ機能を持たせるように構成しても良い。更に、こ
の構成の場合、オーバーシュートを小さくする機能を持
たせることを止めて、アンダーシュートを小さくする機
能だけを持たせるように構成しても良い。
【0068】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、指令電圧及び直流出力電圧に基づいて電流指令値の
比例項及び積分項を演算すると共にこれら比例項及び積
分項に基づいて電流指令値を演算する演算手段と、直流
出力電圧が上限電圧値に達したときに電流指令値が零に
なるように電流指令値の積分項の値を補正する補正手段
とを備える構成としたので、PWMコンバータ装置から
出力される直流出力電圧の変動を小さくすることができ
ると共に、フィードバック制御を速やかに実行すること
ができるという優れた効果を奏する。
に、指令電圧及び直流出力電圧に基づいて電流指令値の
比例項及び積分項を演算すると共にこれら比例項及び積
分項に基づいて電流指令値を演算する演算手段と、直流
出力電圧が上限電圧値に達したときに電流指令値が零に
なるように電流指令値の積分項の値を補正する補正手段
とを備える構成としたので、PWMコンバータ装置から
出力される直流出力電圧の変動を小さくすることができ
ると共に、フィードバック制御を速やかに実行すること
ができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例を示す電圧制御演算器及
びその周辺のブロック図
びその周辺のブロック図
【図2】PWMコンバータ装置及びインバータ装置全体
の電気的構成図
の電気的構成図
【図3】フローチャート
【図4】モータ起動時の電圧の変化を示す図
【図5】負荷に流れる電流がPWMコンバータ装置の電
流制限値以上になったときの電圧の変化を示す図
流制限値以上になったときの電圧の変化を示す図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図7】図3相当図
【図8】本発明の第3の実施例を示す図3相当図
【図9】モータ回生運転時の電圧の変化を示す図
【図10】PWMコンバータ装置の直流出力電圧を下げ
た場合の電圧の変化を示す図
た場合の電圧の変化を示す図
1は3相交流電源、2a、2b、2cはリアクトル、3
はコンバータ回路、3aはスイッチングトランジスタ、
4は平滑コンデンサ、6はインバータ回路、6aはスイ
ッチングトランジスタ、7はモータ、9は電圧検出器、
12はコンバータ制御回路(コンバータ制御手段)、1
3は加減算器、14は電圧制御演算器、15a、15
b、15cは乗算器、16a、16b、16cは加減算
器、17a、17b、17cは電流制御演算器、18は
PWMベースドライブ回路、19はPWMコンバータ装
置、20は比例演算回路(比例演算手段)、21は積分
演算回路(積分演算手段)、22は加算回路(加算手
段)、23は補正回路(補正手段)、24はインバータ
制御回路、29はインバータ装置、30は電圧制御演算
器、31は加減算器、32は加減算器(減算手段)、3
3は補正回路(補正手段)を示す。
はコンバータ回路、3aはスイッチングトランジスタ、
4は平滑コンデンサ、6はインバータ回路、6aはスイ
ッチングトランジスタ、7はモータ、9は電圧検出器、
12はコンバータ制御回路(コンバータ制御手段)、1
3は加減算器、14は電圧制御演算器、15a、15
b、15cは乗算器、16a、16b、16cは加減算
器、17a、17b、17cは電流制御演算器、18は
PWMベースドライブ回路、19はPWMコンバータ装
置、20は比例演算回路(比例演算手段)、21は積分
演算回路(積分演算手段)、22は加算回路(加算手
段)、23は補正回路(補正手段)、24はインバータ
制御回路、29はインバータ装置、30は電圧制御演算
器、31は加減算器、32は加減算器(減算手段)、3
3は補正回路(補正手段)を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 交流電力を入力して直流電力を出力する
PWMコンバータ装置と、このPWMコンバータ装置に
設けられ前記PWMコンバータ装置から出力される直流
出力電圧が指令電圧にほぼ等しくなるようにフィードバ
ック制御するコンバータ制御手段とを備えて成る電力変
換装置において、 前記コンバータ制御手段は、前記指令電圧及び前記直流
出力電圧に基づいて電流指令値の比例項及び積分項を演
算すると共に、これら比例項及び積分項に基づいて電流
指令値を演算する演算手段と、 前記直流出力電圧が上限電圧値に達したときに前記電流
指令値が零になるように前記電流指令値の積分項の値を
補正する補正手段とを備えて構成されていることを特徴
とする電力変換装置。 - 【請求項2】 交流電力を入力して直流電力を出力する
PWMコンバータ装置と、このPWMコンバータ装置に
設けられ前記PWMコンバータ装置から出力される直流
出力電圧が指令電圧にほぼ等しくなるようにフィードバ
ック制御するコンバータ制御手段とを備えて成る電力変
換装置において、 前記コンバータ制御手段は、前記指令電圧と前記直流出
力電圧との差に比例ゲインを乗じて電流指令値の比例項
を演算する比例演算手段と、 前記指令電圧と前記直流出力電圧との差を積分すると共
にこの積分値に積分ゲインを乗じて電流指令値の積分項
を演算する積分演算手段と、 前記電流指令値の比例項と前記電流指令値の積分項を加
算して電流指令値を出力する加算手段と、 前記直流出力電圧が上限電圧値に達したときに前記電流
指令値が零になるように前記電流指令値の積分項の値を
補正する補正手段とを備えて構成されていることを特徴
とする電力変換装置。 - 【請求項3】 交流電力を入力して直流電力を出力する
PWMコンバータ装置と、このPWMコンバータ装置に
設けられ前記PWMコンバータ装置から出力される直流
出力電圧が指令電圧にほぼ等しくなるようにフィードバ
ック制御するコンバータ制御手段とを備えて成る電力変
換装置において、 前記コンバータ制御手段は、前記指令電圧と前記直流出
力電圧との差を積分すると共にこの積分値に積分ゲイン
を乗じて電流指令値の積分項を演算する積分演算手段
と、 前記直流出力電圧に比例ゲインを乗じて電流指令値の比
例項を演算する比例演算手段と、 前記電流指令値の積分項から前記電流指令値の比例項を
減算して電流指令値を出力する減算手段と、 前記直流出力電圧が上限電圧値に達したときに前記電流
指令値が零になるように前記電流指令値の積分項の値を
補正する補正手段とを備えていることを特徴とする電力
変換装置。 - 【請求項4】 前記補正手段は、前記直流出力電圧が下
限電圧値に達したときに前記電流指令値が零になるよう
に前記電流指令値の積分項の値を補正するように構成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
に記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9059175A JPH10257773A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9059175A JPH10257773A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 電力変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10257773A true JPH10257773A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13105805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9059175A Pending JPH10257773A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10257773A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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